『ラブライブ! School idol project』は、学校で結成された架空のアイドルグループの奮闘と成長を描く日本のメディアミックス作品群。第一作”ラブライブ!”の総評はこちら。
第二作”ラブライブ!サンシャイン!!”はサンライズが制作。全13話。
---{▼あらすじ}-------
静岡県沼津市の海辺の町、内浦にある「私立浦の星女学院」。そこに通う2年生の高海千歌は、クラスメイトの渡辺 曜と訪れた東京の地で、スクールアイドル「μ’s」の存在を知り、衝撃を受ける。私も輝きたい――そう強く感じた千歌は、早速スクールアイドル部の設立を目指して部員集めをスタートする。
(wikipediaより)
---{▼感想 ※批判注意}-------『今、全力で輝こう!』
大ヒットしたラブライブ!の第二世代目となる本作。前作(μ's)を踏襲する流れとなっており、キャラクター面でも互換性がある様に思えます。最終的には自立したアイドルグループとして輝こうとする彼女たち。前作同様"アイドル"を題材にしているだけあって、のめり込んでしまう魅力を孕んだ作品だと思います。沢山の信者も抱えていますし、方向性としては理想的な二作目だったのではないでしょうか。
私感で良かった点を挙げますと、第一にμ'sをリスペクトしている様を絡めたエピソードは思い入れがある分素直に感動しました。凛ちゃんに憧れる~等、前作のキャラが名指しされるだけで嬉しいですよね。
展開が上手いなと感じたのは”廃校”の話題が上がる回。「また廃校かwwwww」と思った矢先、千歌が廃校を”フラグ”だと喜ぶ姿を見せ、本編自らネタだと揶揄していく展開になりました。マンネリを逆手にとった上手い手法だと感心しましたよ。
「オハヨーソロー」「フンバルビィ」はどうなんだろう・・・「未来ずらー」は可愛いと思いました(粉みかん)。
一方、残念に感じた点はたくさん有ります。粗なんて探しながらアニメを観たくはないのですが・・・挙げていきます。
▶ 場当たり的で、話の前後で辻褄が合わない
描きたいシーンの断片を無理矢理繋げているだけのブツ切り構成だと感じる事がしばしばあったのですが、それに加え 時系列がかなり曖昧で「あの時のあの台詞は何だったの?」と疑問に思う事も頻繁にありました。整合性が欠けて説得力が無かったり、伏線が裏目に出て足を引っ張ったり・・・・そんな流れでシリアスに突入して泣けよと言われても茶番にしか見えないよー(´・ω・`)要所要所で良いトコ見せたってそれは子供騙しでしょ。
▶ ディテールが甘い
私はラブライバーではないので、これは看過出来るレベルなのですが・・・作画ミスや設定無視が多くてファンは興醒めだったのではないでしょうか。全員私服が連日同じだったり、連続したシーンで日が暮れたり戻ったり、キャラが苦手な食べ物を美味しそうに食べたり、決まっていないグループ名が先出してチラシに書かれていたり・・・。仮にも人気作なのだから、気合入れて工程チェックしてほしいですね。
うーん、残念。もうここまで来るとラブライバー以外お断りという感じ、ですかね。
--▼【総評*1行表】----
脚本 | 演出 | 作画 | 人物 | 音楽 | 構成 |
3 | 5 | 6 | 5 | 6 | 4 |
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