『RIDEBACK』(ライドバック)は、カサハラテツローによる日本の漫画作品。2020年の日本を舞台に、人型二輪車ロボット「ライドバック」を操る女子大学生・尾形琳を主人公とした物語である。2009年1月より3月までテレビアニメが放送された。制作はマッドハウス、全12話。
---{▼あらすじ}-------
国連の解体や東京大震災などを経て、学生達による反政府運動が再び活発になっている2020年の日本。学生運動の一拠点でもある武蔵野文芸大学に、一人の少女が入学してきた。彼女の名は尾形琳。類い稀なる舞踊の才能を持つ琳は、入学初日に人型二輪車ロボット・ライドバックと出会う。それが、世界を変革するきっかけだとは、誰一人知る由もなかった…。
(wikipediaより)
---{▼感想}-------「心の赴くまま直向きに舞えばいいの、舞台は必ず応えてくれる」
三次元的な動きが実現した新型のバイク・・・いいですねー!心躍ります!映像が綺麗やら話の展開いいやらで興奮しっぱなしで視聴できたアニメでした。
踊れなくなったダンサーが二輪車ロボット乗りとしての才能を開花させる・・・主人公・琳のキャラクターが中々良かった。公安相手に暴れまわったりテロに協力してしまったり・・・素朴な性格かと思いきやかなり破天荒でした(笑)。
世界観も一味凝っていて、抗争等を描いたシビアなお話でした。題材がバイクだからか「レース物の方が良かった」と腹を立てる視聴者も多くいたみたいですね。でもライドバックが軍事利用されるってのは1話冒頭から描写あるわけで、その不満点は明らかにお門違いだよね(笑) 戦場で舞ってこそライドバックの魅力が際立つと思うんだけどなあ。
統治軍GGPとテロ組織BMAの衝突。ジャーナリストの活躍等が合わさり、政治的にも円満解決。弟も無傷で釈放され、琳もお咎め無し・・・・大したドラマも無くご都合的な展開での幕引きでしたね。しかも結局ライドバック少女(琳)は話の中枢に一切食い込むことなく暴れてただけじゃないか?琳の物語と本筋とがイマイチ噛み合っていない気がしました。
これ原作はどうなってるんだろう??アニメ版は尺の都合で無理矢理端折ったように思えるんですが・・・。
結論として、好きだけど惜しい、少しもどかしい、そんな作品でした。スペックの高いアニメではあるので”見たほうがいい”と一言添えておきます。
--▼【総評*1行表】----
脚本 | 演出 | 作画 | 人物 | 音楽 | 構成 |
6 | 7 | 8 | 5 | 7 | 4 |
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