『刻刻』(こっこく)は、堀尾省太による日本の漫画作品。マンガ大賞2011ノミネート作品。単行本第1巻の帯では水木しげるが80点(同氏の近年最高点)と点数を付け賛辞を送っている。また、第2巻の帯では小説家の伊坂幸太郎が「最近、『何か面白い漫画ありますか?』と質問されると、まっさきにこの作品のことを口にします」とコメントしている。
アニメ版はジェノスタジオが制作、全12話。
森羅万象を止めることのできる“止界術”が伝わる佑河家の次女・樹里を主人公に、止界の謎を巡るアクションを描く。
(wikipediaより)
---{▼感想}-------永遠の“6時59分”が始まる―
時の止まった世界で繰り広げられるサバイバルアクション・ホラー。原作(漫画)既読です。アニメ化されるとは思ってもみませんでしたので驚きました……もうそれだけで御の字!!
無駄なく面白い!!
非常に独創的な作品ですよね。静的で硬い空気感が魅力的。始まる前は「アニメ向きの作品じゃないかも……?」と心配になりました。止まった世界を描く以上、動画より静止画の方に分があるのは仕方のないことです。ただ、やはり“管理人”に動きがつくと見応えがありますねぇ。佐河の目的を分析するシーン等も原作よりわかりやすかったかも知れません。
一家族 vs 宗教組織 という構図がニッチで好き。
戦闘シーンは、ほぼアニメオリジナルでしたね。奇襲をかけるのではなく、堂々と対立していてダイナミックながらちょっと間抜けに見えました(笑)。よくあるアニメ的改変。
抗争後に主人公一人取り残される展開は、本作の魅力である『現実世界との隔絶感』を最大限に活かしていますよね。
ラストはメタ的存在を出して解決……これは原作読んだときにもやや強引だなと思いましたが( ´艸`)まあ端的でいいですよね。
主人公・樹里ちゃん。外見がとってもフェミニンに(*´ε`*)
強気で判断力のある女主人公、というところが物凄く好きです。家族内で発言力があり、爺も父も兄もタジタジ……という力関係が実にリアル!(笑)
EDだけお色気全開でしたー。
それにしても今更アニメ化なんて……これは『ゴールデンゴールド』のアニメ化への下準備か?!
--▼【総評*1行表】----
脚本 | 演出 | 作画 | 人物 | 音楽 | 構成 |
7 | 5 | 4 | 7 | 4 | 5 |
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