『Classroom☆Crisis』 (クラスルーム☆クライシス) とは、Lay-duce制作のオリジナルテレビアニメである。全13話。
---{▼あらすじ}-------
太陽系の各惑星がテラフォーミングされ、そこに地球各国の領土が設定され、多くの人々が定住するようになった時代。火星に建設された日本の新たな都道府県の1つ、第四東京都の霧科市にある「霧科科学技術学園」には、一風変わったクラスが存在していた。
ここに所属する生徒は、昼は学園で学び、放課後は学園の経営母体である「霧科コーポレーション」の社員として発展型試作ロケットの開発に携わっていた。それが「先行技術開発部 教育開発室」、通称「A-TEC」(エイテック)である。
ある日、A-TECにやってきた1人の転校生、霧科コーポレーションの経営者一族の1人・霧羽ナギサは、室長・瀬良カイト以下のA-TECメンバーに自分が新たに先行技術開発部長に就任したことと、多額の予算を費やしながら一向に成果が上がらないA-TECのリストラを宣告する。
(wikipediaより)
---{▼感想}-------技術者と経営者が作り出す新たな道。
意外にも硬派なアニメでした。
学園ラブコメと思いきや政治バトルだったでござる。
絵やタイトルが紛らわしいですが、会社や労働組合の在り方を如実に描いた、濃い人間ドラマが魅力。一企業のお家騒動と主導権争い・・・・社会人を唸らせる様な極めて珍しいタイプのアニメで、見ているこっちが胃に穴があきそうになる、そんな展開が待っていて毎週地味に楽しみでした。
▶エンジンかかるの遅いよね
土台からしっかり固めていく作品構成でジワジワ面白くなりますが、若年層には難しいテーマなのも相まって、全く話題になりませんでしたね(泣) 話を詰め込み過ぎていてキャッチャーさが足りないって言う意見もその通りだと思います。
ただその分1クールアニメにしてはボリューミーで、見所は沢山ありましたし、綺麗にまとまっている作品です。
▶学園要素って必要だった?
とにかくA-TECのキャラクター数が多く、一人一人の影が薄かったですねー。と言っても、変にキャラを掘り下げるより主題にたっぷり時間をかけてくれていたので構成は優秀だと思います。ただそうなると今度は学園モノという設定が中途半端になりますよね。
賑やかではあったけれど、愛着は無いまま終わっちゃった。
▶話の展開最高でした
会社の立場をひっくり返す戦略を練ったり根回ししたり、政治へ介入したりと、意外性がある&燃える展開でした。
やはり巨悪がいると場が締まりますね!上層部をバッタバッタと倒して進む感じで、とても痛快だった!!
そしてラストは独立END!!2期があったらそれはそれで面白いだろうなーと、妄想を広げてくれる終わり方だったと思います。
余談ですが、ナギサとミズキのキスシーンは最近のアニメで一番良かった。ロマンチック&濃厚で、まるでドラマみたいでしたねー(*’∀‘)
--▼【総評*1行表】----
脚本 | 演出 | 作画 | 人物 | 音楽 | 構成 |
7 | 5 | 6 | 6 | 5 | 7 |
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