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2026-04-27

高市の手によって夫が殺されそう」という増田を書こうとしたが辞めた

設定はこうだ。

夫が自衛官の妻が最近夫の様子がおかしいことに気づく。

実は妻の住んでいる場所自衛隊官舎であり、どこからか「近々現地に行くらしい」という噂を聞きつける。

何処まで本当かは分からないがそれは高市右翼トランプに媚を売るための無意味危険任務のようだと知る。

ソレに対して妻は「私は自衛官を夫に選んだが、こんなことで殺されることまでは受け入れられない!日本死ね!」と叫ぶ。

どうだろうか?

AIが上手く処理すればワンチャンがあるとは思わないか

だが私はこれを投稿することをやめた。

理性があるからだ。

誇りがあるからだ。

増田を通して世界を良くしたいからだ。

こんなものを伸ばして高市牽制を入れてもどうせ世界は良くならない。

世界を変えたいなら憎しみの連鎖ではなく喜びの連鎖を起こさなければ。

かに高市悪党だと思うし、この国の国防おかしくなっている。

それでもこういった「日本死ね方式国家に喝を入れるのはやはり違うと思ったのだ。

2026-04-23

anond:20260423184346

 こうなってくると何をいうても、直ぐそこへ持ってくるので話がゆきつまってしまう。二人の内でどちらか一人が、すこうしほんの僅かにでも押が強ければ、こんなに話がゆきつまるのではない。お互に心持は奥底まで解っているのだから吉野紙を突破るほどにも力がありさえすれば、話の一歩を進めてお互に明放してしまうことが出来るのであるしかしながら真底からおぼこな二人は、その吉野紙を破るほどの押がないのである。またここで話の皮を切ってしまわねばならぬと云う様な、はっきりした意識も勿論ないのだ。言わば未まだ取止めのない卵的の恋であるから、少しく心の力が必要な所へくると話がゆきつまってしまうのである

 お互に自分で話し出しては自分が極りわるくなる様なことを繰返しつつ幾町かの道を歩いた。詞数こそ少なけれ、その詞の奥には二人共に無量の思いを包んで、極りがわるい感情の中には何とも云えない深き愉快を湛えて居る。それでいわゆる足も空に、いつしか田圃も通りこし、山路へ這入った。今度は民子が心を取り直したらしく鮮かな声で、

「政夫さん、もう半分道来ましてしょうか。大長柵おおながさくへは一里に遠いッて云いましたねイ」

「そうです、一里半には近いそうだが、もう半分の余来ましたろうよ。少し休みましょうか」

わたし休まなくとも、ようございますが、早速お母さんの罰があたって、薄すすきの葉でこんなに手を切りました。ちょいとこれで結わえて下さいな」

 親指の中ほどで疵きずは少しだが、血が意外に出た。僕は早速紙を裂いて結わえてやる。民子が両手を赤くしているのを見た時非常にかわいそうであった。こんな山の中で休むより、畑へ往いってから休もうというので、今度は民子を先に僕が後になって急ぐ。八時少し過ぎと思う時分に大長柵の畑へ着いた。

 十年許り前に親父おやじが未だ達者な時分、隣村の親戚からまれ余儀なく買ったのだそうで、畑が八反と山林が二町ほどここにあるのである。この辺一体に高台は皆山林でその間の柵が畑になって居る。越石こしこくを持っていると云えば、世間体はよいけど、手間ばかり掛って割に合わないといつも母が言ってる畑だ。

 三方林で囲まれ、南が開いて余所よその畑とつづいている。北が高く南が低い傾斜こうばいになっている。母の推察通り、棉は末にはなっているが、風が吹いたら溢れるかと思うほど棉はえんでいる。点々として畑中白くなっているその棉に朝日がさしていると目まぶしい様に綺麗だ。

「まアよくえんでること。今日採りにきてよい事しました」

 民子は女だけに、棉の綺麗にえんでるのを見て嬉しそうにそう云った。畑の真中ほどに桐の樹が二本繁っている。葉が落ちかけて居るけれど、十月の熱を凌しのぐには十分だ。ここへあたりの黍殻きびがらを寄せて二人が陣どる。弁当包みを枝へ釣る。天気のよいのに山路を急いだから、汗ばんで熱い。着物を一枚ずつ脱ぐ。風を懐ふところへ入れ足を展のばして休む。青ぎった空に翠みどりの松林百舌もずもどこかで鳴いている。声の響くほど山は静かなのだ天と地との間で広い畑の真ン中に二人が話をしているのである

「ほんとに民子さん、きょうというきょうは極楽の様な日ですねイ」

 顔からから汗を拭いた跡のつやつやしさ、今更に民子の横顔を見た。

「そうですねイ、わたし何だか夢の様な気がするの。今朝家うちを出る時はほんとに極りが悪くて……嫂ねえさんには変な眼つきで視られる、お増には冷かされる、私はのぼせてしまいました。政夫さんは平気でいるから憎らしかったわ」

「僕だって平気なもんですか。村の奴らに逢うのがいやだから、僕は一足先に出て銀杏の下で民さんを待っていたんでさア。それはそうと、民さん、今日はほんとに面白く遊ぼうね。僕は来月は学校へ行くんだし、今月とて十五日しかないし、二人でしみじみ話の出来る様なことはこれから先はむずかしい。あわれッぽいこと云うようだけど、二人の中も今日だけかしらと思うのよ。ねイ民さん……」

「そりゃア政夫さん、私は道々そればかり考えて来ました。私がさっきほんとに情なくなってと言ったら、政夫さんは笑っておしまいなしたけど……」

 面白く遊ぼう遊ぼう言うても、話を始めると直ぐにこうなってしまう。民子は涙を拭うた様であった。ちょうどよくそこへ馬が見えてきた。西側山路から、がさがさ笹にさわる音がして、薪たきぎをつけた馬を引いて頬冠ほおかむりの男が出て来た。よく見ると意外にも村の常吉である。この奴はいつか向うのお浜に民子を遊びに連れだしてくれと頻しきりに頼んだという奴だ。いやな野郎がきやがったなと思うていると、

「や政夫さん。コンチャどうも結構なお天気ですな。今日は御夫婦で棉採りかな。洒落しゃれてますね。アハハハハハ」

「オウ常さん、今日は駄賃かな。大変早く御精が出ますね」

「ハア吾々なんざア駄賃取りでもして適たまに一盃いっぱいやるより外に楽しみもないんですからな。民子さん、いやに見せつけますね。余あんまり罪ですぜ。アハハハハハ」

 この野郎失敬なと思ったけれど、吾々も余り威張れる身でもなし、笑いとぼけ常吉をやり過ごした。

馬鹿野郎、実に厭なやつだ。さア民さん、始めましょう。ほんとに民さん、元気をお直しよ。そんなにくよくよおしでないよ。僕は学校へ行ったて千葉もの、盆正月の外にも来ようと思えば土曜の晩かけて日曜に来られるさ……」

「ほんとに済みません。泣面なきつらなどして。あの常さんて男、何といういやな人でしょう」

 民子襷掛け僕はシャツに肩を脱いで一心に採って三時間ばかりの間に七分通り片づけてしまった。もう跡はわけがいか弁当にしようということにして桐の蔭に戻る。僕はかねて用意の水筒を持って、

「民さん、僕は水を汲くんで来ますから留守番を頼みます。帰りに『えびづる』や『あけび』をうんと土産みやげに採って来ます

「私は一人で居るのはいやだ。政夫さん、一所に連れてって下さい。さっきの様な人にでも来られたら大変ですもの

だって民さん、向うの山を一つ越して先ですよ、清水しみずのある所は。道という様な道もなくて、それこそ茨いばらや薄すすきで足が疵だらけになりますよ。水がなくちゃ弁当が食べられないから、困ったなア、民さん、待っていられるでしょう」

「政夫さん、後生から連れて行って下さい。あなたが歩ける道なら私にも歩けます。一人でここにいるのはわたしゃどうしても……」

「民さんは山へ来たら大変だだッ児になりましたネー。それじゃ一所に行きましょう」

 弁当は棉の中へ隠し、着物はてんでに着てしまって出掛ける。民子は頻りに、にこにこしている。端はたから見たならば、馬鹿馬鹿しくも見苦しくもあろうけれど、本人同志の身にとっては、そのらちもなき押問答の内にも限りなき嬉しみを感ずるのである。高くもないけど道のない所をゆくのであるから笹原を押分け樹の根につかまり、崖を攀よずる。しばしば民子の手を採って曳ひいてやる。

 近く二三日以来の二人の感情では、民子が求めるならば僕はどんなことでも拒まれない、また僕が求めるならやはりどんなことでも民子は決して拒みはしない。そういう間柄でありつつも、飽くまで臆病に飽くまで気の小さな両人ふたりは、嘗かつて一度も有意味に手などを採ったことはなかった。しかるに今日は偶然の事から屡手を採り合うに至った。這辺このへんの一種云うべからざる愉快な感情経験ある人にして初めて語ることが出来る。

「民さん、ここまでくれば、清水はあすこに見えます。これから僕が一人で行ってくるからここに待って居なさい。僕が見えて居たら居られるでしょう」

「ほんとに政夫さんの御厄介ですね……そんなにだだを言っては済まないから、ここで待ちましょう。あらア野葡萄えびづるがあった」

 僕は水を汲んでの帰りに、水筒は腰に結いつけ、あたりを少し許り探って、『あけび』四五十と野葡萄一もくさを採り、竜胆りんどうの花の美しいのを五六本見つけて帰ってきた。帰りは下りから無造作に二人で降りる。畑へ出口で僕は春蘭しゅんらんの大きいのを見つけた。

「民さん、僕は一寸『アックリ』を掘ってゆくから、この『あけび』と『えびづる』を持って行って下さい」

「『アックリ』てなにい。あらア春蘭じゃありませんか」

「民さんは町場もんですから、春蘭などと品のよいこと仰おっしゃるのです。矢切百姓なんぞは『アックリ』と申しましてね、皸あかぎれの薬に致します。ハハハハ」

「あらア口の悪いこと。政夫さんは、きょうはほんとに口が悪くなったよ」

 山の弁当と云えば、土地の者は一般に楽しみの一つとしてある。何か生理上の理由でもあるか知らんが、とにかく、山の仕事をしてやがてたべる弁当不思議うまいことは誰も云う所だ。今吾々二人は新らしき清水を汲み来り母の心を籠こめた弁当を分けつつたべるのである。興味の尋常でないは言うも愚おろかな次第だ。僕は『あけび』を好み民子は野葡萄をたべつつしばらく話をする。

 民子は笑いながら、

「政夫さんは皸の薬に『アックリ』とやらを採ってきて学校へお持ちになるの。学校で皸がきれたらおかしいでしょうね……」

 僕は真面目に、

「なアにこれはお増にやるのさ。お増はもうとうに皸を切らしているでしょう。この間も湯に這入る時にお増が火を焚たきにきて非常に皸を痛がっているから、その内に僕が山へ行ったら『アックリ』を採ってきてやると言ったのさ」

「まアあなたは親切な人ですことね……お増は蔭日向かげひなたのない憎気のない女ですから、私も仲好くしていたんですが、この頃は何となし私に突き当る様な事ばかし言って、何でもわたしを憎んでいますよ」

「アハハハ、それはお増どんが焼餅をやくのでさ。つまらんことにもすぐ焼餅を焼くのは、女の癖さ。僕がそら『アックリ』を採っていってお増にやると云えば、民さんがすぐに、まアあなたは親切な人とか何とか云うのと同じ訣わけさ」

「この人はいつのまにこんなに口がわるくなったのでしょう。何を言っても政夫さんにはかないやしない。いくらだってお増が根も底もない焼もちだ位は承知していますよ……」

「実はお増も不憫ふびんな女よ。両親があんなことになりさえせねば、奉公人とまでなるのではない。親父は戦争死ぬ、お袋はこれを嘆いたがもとでの病死、一人の兄がはずれものという訣で、とうとうあの始末。国家のために死んだ人の娘だもの、民さん、いたわってやらねばならない。あれでも民さん、あなたをば大変ほめているよ。意地曲りの嫂にこきつかわれるのだから一層かわいそうでさ」

「そりゃ政夫さん私もそう思って居ますさ。お母さんもよくそうおっしゃいました。つまらないものですけど何とかかとか分けてやってますが、また政夫さんの様に情深くされると……」

 民子は云いさしてまた話を詰らしたが、桐の葉に包んで置いた竜胆の花を手に採って、急に話を転じた。

「こんな美しい花、いつ採ってお出でなして。りんどうはほんとによい花ですね。わたしりんどうがこんなに美しいとは知らなかったわ。わたし急にりんどうが好きになった。おオえエ花……」

 花好きな民子は例の癖で、色白の顔にその紫紺の花を押しつける。やがて何を思いだしてか、ひとりでにこにこ笑いだした。

「民さん、なんです、そんなにひとりで笑って」

「政夫さんはりんどうの様な人だ」

「どうして」

「さアどうしてということはないけど、政夫さんは何がなし竜胆の様な風だからさ」

 民子は言い終って顔をかくして笑った。

「民さんもよっぽど人が悪くなった。それでさっきの仇討あだうちという訣ですか。口真似なんか恐入りますナ。しかし民さんが野菊で僕が竜胆とは面白い対ですね。僕は悦よろこんでりんどうになります。それで民さんがりんどうを好きになってくれればなお嬉しい」

 二人はこんならちもなき事いうて悦んでいた。秋の日足の短さ、日はようやく傾きそめる。さアとの掛声で棉もぎにかかる。午後の分は僅であったから一時間半ばかりでもぎ終えた。何やかやそれぞれまとめて番ニョに乗せ、二人で差しあいにかつぐ。民子を先に僕が後に、とぼとぼ畑を出掛けた時は、日は早く松の梢をかぎりかけた。

 半分道も来たと思う頃は十三夜の月が、木この間まから影をさして尾花にゆらぐ風もなく、露の置くさえ見える様な夜になった。今朝は気がつかなかったが、道の西手に一段低い畑には、蕎麦そばの花が薄絹を曳き渡したように白く見える。こおろぎが寒げに鳴いているにも心とめずにはいられない。

「民さん、くたぶれたでしょう。どうせおそくなったんですから、この景色のよい所で少し休んで行きましょう」

「こんなにおそくなるなら、今少し急げばよかったに。家の人達にきっと何とか言われる。政夫さん、私はそれが心配になるわ」

「今更心配しても追おっつかないから、まア少し休みましょう。こんなに景色のよいことは滅多めったにありません。そんなに人に申訣のない様な悪いことはしないもの、民さん、心配することはないよ」

 月あかりが斜にさしこんでいる道端の松の切株に二人は腰をかけた。目の先七八間の所は木の蔭で薄暗いがそれから向うは畑一ぱいに月がさして、蕎麦の花が際きわ立って白い。

「何というえい景色でしょう。政夫さん歌とか俳句かいものをやったら、こんなとき面白いことが云えるでしょうね。私ら様な無筆でもこんな時には心配も何も忘れますもの。政夫さん、あなた歌をおやんなさいよ」

「僕は実は少しやっているけど、むずかしくて容易に出来ないのさ。山畑の蕎麦の花に月がよくて、こおろぎが鳴くなどは実にえいですなア。民さん、これから二人で歌をやりましょうか」

 お互に一つの心配を持つ身となった二人は、内に思うことが多くてかえって話は少ない。何となく覚束おぼつかない二人の行末、ここで少しく話をしたかったのだ。民子は勿論のこと、僕よりも一層話したかったに相違ないが、年の至らぬのと浮いた心のない二人は、なかなか差向いでそんな話は出来なかった。しばらくは無言でぼんやり時間を過ごすうちに、一列の雁がんが二人を促すかの様に空近く鳴いて通る。

 ようやく田圃へ降りて銀杏の木が見えた時に、二人はまた同じ様に一種感情が胸に湧いた。それは外でもない、何となく家に這入はいりづらいと言う心持である。這入りづらい訣はないと思うても、どうしても這入りづらい。躊躇ちゅうちょする暇もない、忽たちまち門前近く来てしまった。

「政夫さん……あなた先になって下さい。私極きまりわるくてしょうがないわ」

「よしとそれじゃ僕が先になろう」

 僕は頗すこぶる勇気を鼓こし殊に平気な風を装うて門を這入った。家の人達は今夕飯最中で盛んに話が湧いているらしい。庭場の雨戸は未だ開いたなりに月が軒口までさし込んでいる。僕が咳払せきばらいを一ツやって庭場へ這入ると、台所の話はにわかに止んでしまった。民子は指の先で僕の肩を撞ついた。僕も承知しているのだ、今御膳会議で二人の噂が如何いかに盛んであったか

 宵祭ではあり十三夜ではあるので、家中表座敷へ揃そろうた時、母も奥から起きてきた。母は一通り二人の余り遅かったことを咎めて深くは言わなかったけれど、常とは全く違っていた。何か思っているらしく、少しも打解けない。これまでは口には小言を言うても、心中に疑わなかったのだが、今夜は口には余り言わないが、心では十分に二人に疑いを起したに違いない。民子はいよいよ小さくなって座敷中なかへは出ない。僕は山から採ってきた、あけびや野葡萄えびづるやを沢山座敷中じゅうへ並べ立てて、暗に僕がこんな事をして居たから遅くなったのだとの意を示し無言の弁解をやっても何のききめもない。誰一人それをそうと見るものはない。今夜は何の話にも僕等二人は除のけものにされる始末で、もはや二人は全く罪あるものと黙決されてしまったのである

「お母さんがあんまり甘過ぎる。あアして居る二人を一所に山畑へやるとは目のないにもほどがある。はたでいくら心配してもお母さんがあれでは駄目だ」

 これが台所会議の決定であったらしい。母の方でもいつまで児供と思っていたが誤りで、自分が悪かったという様な考えに今夜はなったのであろう。今更二人を叱って見ても仕方がない。なに政夫を学校へ遣やってしまいさえせば仔細しさいはないと母の心はちゃんときまって居るらしく、

「政や、お前はナ十一月へ入って直ぐ学校へやる積りであったけれど、そうしてぶらぶらして居ても為にならないから、お祭が終ったら、もう学校へゆくがよい。十七日にゆくとしろ……えいか、そのつもりで小支度して置け」

 学校へゆくは固より僕の願い、十日や二十日早くとも遅くともそれに仔細はないが、この場合しかも今夜言渡いいわたしがあって見ると、二人は既に罪を犯したものと定められての仕置であるから民子は勿論僕に取ってもすこぶる心苦しい処がある。実際二人はそれほどに堕落した訣でないから、頭からそうときめられては、聊いささか妙な心持がする。さりとて弁解の出来ることでもなし、また強いことを言える資格も実は無いのである。これが一ヶ月前であったらば、それはお母さん御無理だ、学校へ行くのは望みであるけど、科とがを着せられての仕置に学校へゆけとはあんまりでしょう……などと直ぐだだを言うのであるが、今夜はそんな我儘わがままを言えるほど無邪気ではない。全くの処、恋に陥ってしまっている。

 あれほど可愛がられた一人の母に隠立てをする、何となく隔てを作って心のありたけを言い得ぬまでになっている。おのずから人前を憚はばかり、人前では殊更に二人がうとうとしく取りなす様になっている。かくまで私心わたくしごころが長じてきてどうして立派な口がきけよう。僕はただ一言いちごん、

「はア……」

 と答えたきりなんにも言わず、母の言いつけに盲従する外はなかった。

「僕は学校へ往ってしまえばそれでよいけど、民さんは跡でどうなるだろうか」

 不図ふとそう思って、そっと民子の方を見ると、お増が枝豆をあさってる後に、民子うつむいて膝の上に襷たすきをこねくりつつ沈黙している。如何にも元気のない風で夜のせいか顔色も青白く見えた。民子の風を見て僕も俄に悲しくなって泣きたくなった。涙は瞼まぶたを伝って眼が曇った。なぜ悲しくなったか理由は判然はっきりしない。ただ民子が可哀相でならなくなったのである民子と僕との楽しい関係もこの日の夜までは続かなく、十三日の昼の光と共に全く消えうせてしまった。嬉しいにつけても思いのたけは語りつくさず、憂き悲しいことについては勿論百分の一だも語りあわないで、二人の関係は闇やみの幕に這入ってしまったのである

 十四日は祭の初日でただ物せわしく日がくれた。お互に気のない風はしていても、手にせわしい仕事のあるばかりに、とにかく思い紛らすことが出来た。

 十五日と十六日とは、食事の外用事もないままに、書室へ籠こもりとおしていた。ぼんやり机にもたれたなり何をするでもなく、また二人の関係をどうしようかという様なことすらも考えてはいない。ただ民子のことが頭に充ちているばかりで、極めて単純に民子を思うている外に考えは働いて居らぬ。この二日の間に民子と三四回は逢ったけれど、話も出来ず微笑を交換する元気もなく、うら淋しい心持を互に目に訴うるのみであった。二人の心持が今少しませて居ったならば、この二日の間にも将来の事など随分話し合うことが出来たのであろうけれど、しぶとい心持などは毛ほどもなかった二人には、その場合になかなかそんな事は出来なかった。それでも僕は十六日の午後になって、何とはなしに以下のような事を巻紙へ書いて、日暮に一寸来た民子に僕が居なくなってから見てくれと云って渡した。

 朝からここへ這入ったきり、何をする気にもならない。外へ出る気にもならず、本を読む気にもならず、ただ繰返し繰返し民さんの事ばかり思って居る。民さんと一所に居れば神様に抱かれて雲にでも乗って居る様だ。僕はどうしてこんなになったんだろう。学問をせねばならない身だから学校へは行くけれど、心では民さんと離れたくない。民さんは自分の年の多いのを気にしているらしいが、僕はそんなことは何とも思わない。僕は民さんの思うとおりになるつもりですから、民さんもそう思っていて下さい。明日は早く立ちます。冬期の休みには帰ってきて民さんに逢うのを楽しみにして居ります

  十月十六日

政夫

民子

 学校へ行くとは云え、罪があって早くやられると云う境遇であるから、人の笑声話声にも一々ひがみ心が起きる。皆二人に対する嘲笑かの様に聞かれる。いっそ早く学校へ行ってしまいたくなった。決心が定まれば元気も恢復かいふくしてくる。この夜は頭も少しくさえて夕飯も心持よくたべた。学校のこと何くれとなく母と話をする。やがて寝に就いてからも、

「何だ馬鹿馬鹿しい、十五かそこらの小僧の癖に、女のことなどばかりくよくよ考えて……そうだそうだ、明朝あしたは早速学校へ行こう。民子は可哀相だけれど……もう考えまい、考えたって仕方がない、学校学校……」

 独口ひとりぐちききつつ眠りに入った様な訣であった。

 船で河から市川へ出るつもりだから、十七日の朝、小雨の降るのに、一切の持物をカバン一個ひとつにつめ込み民子とお増に送られて矢切の渡へ降りた。村の者の荷船に便乗する訣でもう船は来て居る。僕は民さんそれじゃ……と言うつもりでも咽のどがつまって声が出ない民子は僕に包を渡してからは、自分の手のやりばに困って胸を撫なでたり襟えりを撫でたりして、下ばかり向いている。眼にもつ涙をお増に見られまいとして、体を脇へそらしている、民子があわれな姿を見ては僕も涙が抑え切れなかった。民子今日を別れと思ってか、髪はさっぱりとした銀杏いちょうがえしに薄く化粧をしている。煤色すすいろと紺の細かい弁慶縞べんけいじまで、羽織も長着も同じい米沢紬よねざわつむぎに、品のよい友禅縮緬ゆうぜんちりめんの帯をしめていた。襷を掛けた民子もよかったけれど今日民子はまた一層引立って見えた。

 僕の気のせいででもあるか、民子十三日の夜からは一日ひとひ一日とやつれてきて、この日のいたいたしさ、僕は泣かずには居られなかった。虫が知らせるとでもいうのか、これが生涯の別れになろうとは、僕は勿論民子とて、よもやそうは思わなかったろうけれど、この時のつらさ悲しさは、とても他人に話しても信じてくれるものはないと思う位であった。

 尤もっと民子の思いは僕より深かったに相違ない。僕は中学校卒業するまでにも、四五年間のある体であるのに、民子は十七で今年の内にも縁談の話があって両親からそう言われれば、無造作に拒むことの出来ない身であるから、行末のことをいろいろ考えて見ると心配の多い訣である。当時の僕はそこまでは考えなかったけれど、親しく目に染しみた民子のいたいたしい姿は幾年経っても昨日の事のように眼に浮んでいるのである

 余所から見たならば、若いうちによくあるいたずらの勝手な泣面と見苦しくもあったであろうけれど、二人の身に取っては、真にあわれに悲しき別れであった。互に手を取って後来を語ることも出来ず、小雨のしょぼしょぼ降る渡場に、泣きの涙も人目を憚はばかり、一言の詞ことばもかわし得ないで永久の別れをしてしまったのである。無情の舟は流を下って早く、十分間と経たぬ内に、五町と下らぬ内に、お互の姿は雨の曇りに隔てられてしまった。物も言い得ないで、しょんぼりと悄しおれていた不憫ふびんな民さんの俤おもかげ、どうして忘れることが出来よう。民さんを思うために神の怒りに触れて即座に打殺さるる様なことがあるとても僕には民さんを思わずに居られない。年をとっての後の考えから言えば、あアもしたらこうもしたらと思わぬこともなかったけれど、当時の若い同志どうしの思慮には何らの工夫も無かったのである八百屋お七は家を焼いたらば、再度ふたたび思う人に逢われることと工夫をしたのであるが、吾々二人は妻戸一枚を忍んで開けるほどの智慧ちえも出なかった。それほどに無邪気な可憐な恋でありながら、なお親に怖おじ兄弟に憚り、他人の前にて涙も拭き得なかったのは如何に気の弱い同志であったろう。

 僕は学校へ行ってからも、とかく民子のことばかり思われて仕方がない。学校に居ってこんなことを考えてどうするものかなどと、自分自分を叱り励まして見ても何の甲斐もない。そういう詞の尻からすぐ民子のことが湧いてくる。多くの人中に居ればどうにか紛れるので、日の中はなるたけ一人で居ない様に心掛けて居た。夜になっても寝ると仕方がないから、なるたけ人中で騒いで居て疲れて寝る工夫をし

2026-04-20

「俺も周りも悪人だ」と割り切った途端全てが楽になった

なんか今まで色々しんどかったのって「俺も周りも決して悪人でないのに色々上手くいかんな」と思ってたことにあるんだろうな。

でもそんなことないんだよね。

道路交通法はポリの目がなきゃ破るし、法が整備される前はxvideostorrentで色々割りまくってたし、人の悪口ゲラゲラ笑ったり、他人マウント取って偉そうにしたり、ポイ捨てしたことない奴なんて多分いないし、悪党ばっかなんだよな結局。

みんな悪党だと思ったら「で?悪党が酷い目に遭うなら当たり前じゃない?」って感じで全部どうでもよくなったよ。

他人との小競り合いや譲り合いも悪党同士の縄張り争いなんだなと思ったら利己的な都合以外は何も考えなくて良くなった。

んでたまに自分気持ちよくなれそうな時だけ善人面するのも、正義ヤクザあるあるの小悪党ムーブなんだなと思えば全部スッキリした。

世の中のSFの9割はクズっていうが、人間場合は9割九分九厘ゴミクズなんですわな。

いやマジで楽になったよ。

なんか仏教でも同じ事言ってた気がするなーそういや。

開いたか悟り?

2026-03-22

anond:20260322153122

おめーが変えてねーから変わらねーのよ。

おかしいと思うなら変えて見せろよ。

 

変えるのに必要なのがなにか、教えてやろうか。

力だよ。軍事力だよ。経済力だよ。悪党を殺せる力だよ。

それが欲しいって言うなら、お前がやれよ。

 

はいらない、世界が変わらないのは腹立つ。

そんなのは通らねーんだわ。

2026-03-13

映画ゴールド・ボーイ を見た

対比する構成がよく考えられてるジュブナイルノワールの佳作、76点。

 

母一人子一人で生きる主人公少年はある日、友人から義理の妹父親を刺したからかくまってくれ」と相談を受け、友人とその義妹を匿うことになる。3人で遊んでいるときにノリで撮った映像殺人事件の決定的瞬間が写ってしまうもニュースでは事故死と報じられる。殺されたのが町一番の実業家で殺したのがその入り婿だったこから3人はこの映像を元に犯人岡田将生脅迫し金を引き出そうと画策する。殺人犯VS少年たちの戦いが幕を開ける。

みたいな話。

 

で、その後をサックリネタバレすると実は主人公少年が最も邪悪サイコパス岡田将生から金を脅し取ると最初は言ってるんだけど、その後、離婚して出ていった父親とその再婚相手を殺してくれと要求スライドさせる。そして、友人とその妹と岡田の3人にその殺人は任せ、最終的に岡田による脅迫排除を利用して友人と義妹を排除自分は生き延び岡田排除成功。したかに思えたが自分に思いを寄せていた義妹の手紙により犯行がバレ、刑事江口洋介対峙作品は終わる。

 

まずタイトルゴールド・ボーイだけど。最初に悪役として登場する岡田将生の家に、中盤に主人公が乗り込んだ際にそこに広中杯(数学オリンピックみたいやなつ)のシルバーメダルが飾ってあって、岡田は「シルバーメダル飾るなんてダサいって妻は言うけどこれだけが俺の誇りなんだ」と告げるが、主人公は「それ、ぼく優勝しましたよ」と告げる。この時点で主人公岡田と同じ分野の人間でありなおかつ上回る存在であるというその後の展開がすべて提示されているのがニクい。シルバーマンだった岡田ゴールド・ボーイの主人公

そしてこの2人は常に対比されていて、まず岡田義理の父と母を冒頭で殺し、その後、妻を事故に見せかけて殺す。一方で主人公岡田と友人たちに父親とその再婚相手を殺させ、再婚相手の娘を殺していたことがわかる。動機も両親の殺害遺産目当てだし、同年代女性殺害相手に拒絶されたことで共通しているのも面白い

また今作で積極的犯罪を犯すのは男性側であり、女性側に真実を暴かれるという構図も徹底されている。

岡田主人公は言うに及ばず、主人公の友人もバタフライナイフを振り回してすぐにカツアゲに走るし、その父親は義妹に性加害を行おうとする、義妹の実の父親殺人犯(冤罪との見方も)で死刑執行済み、刑事江口も親戚関係である岡田の妻とかつて交際していた経験がある。

他方で表向き事故死とされていた両親の死に関して娘である岡田の"妻"は岡田仕業だと確信しているし、表向き自殺とされていた自分の娘の死に関してその"母親"は主人公仕業だと確信している。そして父親再婚相手、友人と義妹、岡田の死に関しては、主人公を慕っていた友人の"義妹"から手紙を盗み読んだことによって"母親"が真相を知る。

カツアゲと言えば「飯食おうよ」と主人公が言い出した途端、急に気のいいニイチャンみたいだった友人がバタフライナイフを取り出してその辺の学生カツアゲしだすお前悪党やったんかい!っていう急展開には笑ったし、それを止めるでもなく次のカットではうまそうに飯を食ってる主人公に切り替わるのはその場ではちょっとした違和感しかないんだけど全部知った後に見るとなるほどなぁってなるうまい伏線だと思う。

 

そんなこんなで作劇として非常に強度の高い設計になっている一方、岡田家の殺人主人公家の殺人、友人たちのあれこれと要素が詰め込まれすぎていてドラマに若干の弱さがある。特に岡田主人公のメインの2人がサイコパス的な存在なので感情の起伏が生まれづらいのはややマイナス

その部分を一手に引き受けていた義妹の子はビジュも演技もめっちゃよくて、めっちゃよかった(小泉進次郎)。特に、全てが終わって岡田のところに決着を付けに行くとき最後に義妹だけがバス停を振り返るんだよね。最後手紙でもわかるんだけど、彼女はあの時にもう帰れないことを知りつつ、それでもそれが主人公のためならと受け入れて再び主人公の後を追うという13歳とは思えない切ない成熟さを見せていてめっちゃいい。

そして義妹にそう思わせるのも主人公の策略の一つですべてコントロールし切ったと思っていた主人公計画を突き崩すのも、義妹が最後愛情から主人公にあてた手紙だったというのもよい。それも自身アリバイのために主人公が書いていたウソ日記真実の愛で描かれた手紙と言う形で対応されているのも美しい。感情がない男たちVS感情で動く女たちで最後に愛が勝つのは作劇的にも正しいと思ったかな。

 

あとは、岡田は最終的にホテルの自室に子供たちを呼び寄せてそこで全員毒殺する計画だったみたいだけど毒殺した後どうするつもりやったんやって感じだし、最終的には岡田が友人と義妹を毒殺して包丁主人公に襲い掛かり、友人が岡田ナイフで刺殺したという筋書きになるんだけど、それで誤魔化しきれる感じじゃないだろ常識的に考えて。そも初手の義父夫婦殺害あんな開けた場所でやったらそら目撃者も出ますわってかんじだし、ミステリとして見た場合犯行ガバさは全体的にあるかな

 

そんな感じ。

ドラマがやや薄い部分があるのとい音楽の使い方がややドラマ的な安っぽさがあるのはちょっと気になったけど、中国原作沖縄ロケという謎の異国情緒あふれる全員悪党系だけど最悪なのが13歳の少年という大きなギミックを活かしきったノワールサスペンスの佳作としてそういうの好きな人にはオススメ

ただ、マジでカスしか出てこないので映画で迄嫌なもの見たくないよ~って人は別の作品見た方がいいです。

2026-03-05

マスコミ「うおおおおおん!イラン人が死んでゆく!アメリカは悪!」

俺「でも今年の頭にイラン人虐殺したのが他でもないイラン人だしな…片方が粗悪でもう片方がちゃん悪党なだけでは?」

2026-03-01

ポケットにエプスタイン@堕天作戦マンガワン小学館

エプスタインとかジャニーズとか、醜悪サイコパスが世の中にはいるんだな、怖・・・って、人ごとみたいに思ってたら、人ごとじゃなくなるの巻

堕天作戦の作者、まさかのプチ・エプスタインだった・・・・ワイは読者だったわ

2022-05-11

昭和や令和も含む好きな漫画30選

https://anond.hatelabo.jp/20220511071318

 

>○ 待ってる作品

>堕天作戦 / 山本章一  → 2年が経過しました・・・

 

 

まぁ、こう言われてるよね・・・

 
1. 被害者学校はいったい何をしてたのか?
 
2. あの規模の売り上げの作家をなぜマンガワンは庇った?(到底、売れっ子とは言えない)
 
3. マンガワン小学館醜聞隠蔽だけならまだしも、なぜ規模あの売り上げの作家を、逮捕後に継続して採用だけでなく、新規仕事を与えたのか?
 

 

上記が不可解すぎるため、なんか嫌な広がりを見せそうな事件で、プチ・エプスタインじみている

 

  

 

 

マンガワンONEって、裏サン看板漫画だったモブサイコ描いてた ONEワンパンマンの作者)からとってたよね?

ほんで、ONEは一緒に仕事できないって当たり前の線を引いた&作品の即引き上げは無し、

他の大物作家は黙って作品を引き上げたみたいだね、現状(2/28)、高橋留美子氏の作品は、マンガワンでは見れなくなってる

https://x.com/animeupdates/status/2027927888381567151  

 

 

堕天作戦どういう話だったのか?

イケメン美女らしい美女は出てこず、

おっさん」と「じいさん」と「おばさん」と「ばあさん」と「デブ」と「アフロ」と「サングラス」と「ヤク中」、

それもどこ抜けた人ばかり出てくる、シュールギャグ&平熱系の群像劇風の少年漫画SF

 

旧人類はかつて、人知を超えた「超人機械」を生み出したが、

人類支配下にあった「魔人」(長い耳と山羊目、牙のように鋭い犬歯が特徴の、爬虫類というか半魚人みがある、魔法を操る亜人)に、

腐鉄菌を撒かれ文明崩壊旧人類の科学技術は完全にロストテクノロジーとなる。

 

腐鉄菌で文明崩壊/厳しい科学技術制限が掛かったあとも、

旧人類 」と 「魔人」 と 「自認は人間の"改造しまくり人類"(と、そいつらが道具として使役目的で作った鵺などの亜人)」 と 「超人機械が生み出した魔竜など超生物」 との戦いは、

300年以上、終わることなく、繰り返されており、

本作の主人公のひとりの「アンダー」は、その不毛な争い巻き込まれた「不死者」だ。

 

「不死者」は超人機械の生み出したロストテクノロジーの中のひとつだが、

なぜ超人機械は不死者を生み出したのか? どのような仕組みで塵1つから完全復活する超再生力を実現しているのか? どのような手段で超再生能力破壊できるのか?

旧人類と魔人現在科学力と魔法力では、不死者の検体を使って、何度実験を繰り返しても、未だに解明することができずにいる。

 

不死者のアンダーは、旧人類に特攻要員として利用されてきた背景から感情や生きる意欲を失っており、

魔軍の捕虜になってから、あらゆる再生実験拷問を受けても、されるがままになっていたが、

とあることをきっかけに、感情知的好奇心(生きる意欲)を取り戻し、謎を解き明かす旅に出る。

 

・・・・・・・と、まぁこんな感じで、割とフツーに少年漫画SFだったので、

割といい話というか、ドラマチックなことも作中で言ってたし、弱い者いじめは好きじゃないと、主人公悪党も殺さず見逃していた。

自分拷問をした奴も見逃している)

 

 

今回の事件を予感させる、非道徳な描写などはあったか

前述の通り、勧善懲悪ではなく、迷いながらも前に進むこと是とする、少年漫画らしいストーリーだったので、

ルッキズムエイジズムもなく露悪的な要素はなかった・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・とか思ってたんだけど、まぁよく考えたらフツーにあったよね

 

ジャパコミのノリに感覚麻痺ってただけだったわ

 

再生実験拷問戦争を扱っていることから、欠損/リョナ/逆リョナ描写がある

まり絵が上手く無くて迫力がないし、髪型と体型に特徴がない人物だと、誰が誰だか見分けがつきにくいレベル画力情熱で、フェチほとんど感じられないため、

商業的に絵的に、何となくインパクトをつけたかったんだろうな・・・適当スルーしてたけど、

まぁ海外なら全年齢ではなくて年齢制限がつくよね

 

▼ 性加害を受けている女性キャラばっか 
- ルビー:元娼婦の魔竜騎
- シュロ:魔竜騎として魔竜の擬似交尾に付き合わされる 
- モーラ未遂で終わるが性的要求を受けるし、レイプされそうになる
▼ 幼体成熟(見た目が子ども魔人)が割と酷い目に遭う
- ナルコ:酷い死なされ方+性的にも酷い遺体損壊
- レコベル:幼体成熟なのに性的強要を匂わせる描写あり+自立できなくなるレベルの脳巨大化手術を受けさせられる
(レコベル知識欲がすごいので脳巨大化手術は当人希望でもある)

 

理想的ではない体型と容姿おっさん、じいさん、おばさんが登場人物殆どで、

加えて、萌えマンガフェチズムも、劇画のような迫力があったわけでもないので、

ふーん(日本漫画ではインパクト求めるために何時もの事)で流してたけど、

これ世界基準ではあり得ないよね

 

 

ジャニーズほか推し商法全般とは無関係だったけど、人権侵害をした犯罪者作品消費者側に自分がなってしまった感想

 

加害者作品が持ち上げられるのを目にするたび、被害者はやりきれない思いだっただろうな、

知らなかったとはいえ、無邪気に堕天を楽しんで申し訳ないって思う

でも、編集部ちゃん事件公表してくれたら、流石に堕天を買うことも読むことも、

ましてや好きな作品にあげることもなかったよとは思う

海外なら返金要求活動とか起きそう。端金&余力がないので、ワイは返金要求活動まではせんけど、気持ち的には返金して欲しい

 

インパクト勝負/売れればいい理論非道徳な描写が多い日本漫画だけど、

プチ・エプスタインみたいなの出てきたら、このままってわけにはいかないのでは?って気がしてきたわ・・・

2026-02-28

ドラマウォーキング・デッド」のシーズン7を見てビックリした。

突然、脚本演出で「やってはいけないこと」を連発し出したようにしか見えなかったから。

案の定検索してみると否定的な声が多い。

原因はどうやら「原作通りにしたらこうなった」と言うことらしい。

 

原作通りの展開だが、それまで「人がゾンビになってしま世界でなんとか生き延びる、サバイバルホラーアクション」というエンタメを見ていたつもりが、いきなり「文明が滅びつつある世界で、圧倒的な暴力による王政誕生したらどうなるか」の実験が始まってしまった。

こっちはエンタメを見ていたつもりが、何らかの説教が始まった感じ。

 

しかも、描き方が悪い。

突然登場した悪の帝王が、主人公グループメンバー殺害しながら、楽しそうに演説をするシーンが1時間続く。

地獄である

いや、地獄であることを描こうとしているが、こっちはエンタメを見るつもりだったので、温度感が完全にズレている。

これ以外にも、大切なところで分裂して団結しない味方グループ感情優先で暴走する仲間、いちいち長い演説をする悪党暗殺チャンスをまったく活かせない展開、何度も同じグループ裏切られる主人公、チャンスだと思ったら悪党がそれを上回ることが続くなど、とにかくストレスが溜まる展開ばかりで、しかテンポが悪い。

主に悪党の長台詞によって、全然話が進まない。

 

作劇上のストレスとは、解放のためにあるはず。

「これを我慢すればスカッと展開がある」という期待、「最後には主人公が悪に打ち勝つだろう」という予定調和エンタメであって、その開放が近々訪れるからこそ、ストレスのある展開を見続けることができる。

解放が訪れないストレスとは、単なるストレスイライラになってしまう。

 

シーズン7がテレビ放送された際の、第一話の視聴率番組史上最高、第二話は最低になり、以降は停滞したらしい。

「予想は裏切り、期待は裏切るな」というのがエンタメの鉄則と言うが、予想と期待を裏切った結果ということだろう。

2026-02-24

### スレッド全文(最新→古い順ではなく、投稿順に並べています

1. 2026-02-23 07:08:31 JST

田端信太郎が好きで彼の動画をよく見ている。最近はずっと株動画を出していて、株初心者の私にとって学びになる。例えば、インチキ投資信託解説なぞしてくれる。例えば、インデックスより成績が劣るくせに手数料は取られる、さわかみ投信の闇とかさ。劣後していることを伏せている。こういうの、株の初心者だと気づけない。「自分で株の運用をするのは大変、プロの方にお任せしようかしら」と思っちゃうでしょ。そういうときに、こういうインチキ投信にだまされて契約してしまう。単にTOPIX投資信託を買うだけで、こういう業者のやつより儲かるし高額な信託報酬なぞも取られない。優良情報だよね。

あと、田端氏は思ったことを素直に口にするのがよい。ときには訴訟事案に発展する。しかしね、彼はお金があるから、むしろそういう裁判を受けて立つ。弁護士を雇うお金もあるし、仮に裁判に負けたって支払えるお金もある。こういう人がいるだけで、われわれはどれだけ助かっているか感謝しかない。

余談だが、金があるってのは単に経済的自由FIREだけでなく、こうやって世の中に斬り込める。自分発言抑制する必要がない。裁判上等だぜ、そのお金はある!と言い切れる。これが一般人だとお金がないから、訴えるぞ!と脅されたら対応できない。言論の自由侵害されてこちらが黙る羽目になる。

要するに、田端は俺たちのスタンドだね。ジョジョだよ。実体である生身の俺たちは弱いから、田端信太郎というスタンドを出して、不正悪党に向かって放つ感じだね。俺たちの夢が乗っている。勝手にそう思っている。

これが該当スレッドの全内容です。

全体として、田端さんの動画特にさわかみ投信を「インチキ」「闇」と呼ぶ部分)を高く評価し、それを初心者向けの「優良情報」として紹介。

さわかみ投信自体への直接的な強い批判インデックス劣後+高手数料+伏せてる)を田端さんの言葉をほぼそのまま引用拡張した形。

後半は田端さんへの個人的な信頼・「俺たちの代弁者」「スタンド」みたいな熱い表現シフト

geminiによる肯定否定両面から評価

キジバトさん(@kijibato_hato)による一連のツイートは、インフルエンサーである田端信太郎氏の主張を全面的に支持し、特定投資信託さわかみ投信)を強く批判する内容です。

この内容について、「投資啓蒙消費者保護」の観点と、「情報の正確性・表現リスク」の観点から肯定否定両方の立場から評価します。

肯定的な立場から評価(支持・共感できる点)

1. 投資コスト信託報酬)への意識向上

初心者に対して「インデックスファンドTOPIXなど)の方が手数料が安く、リターンも優位な場合が多い」と説く点は、現代資産運用王道(低コスト・長期・分散)に合致しています。高い手数料を取りながら指数に勝てないファンドを避けるべきという主張は、投資保護観点から非常に有益アドバイスと言えます

2. 金融業界の「不都合な真実」への切り込み

伝統的な対面販売特定運用会社が、必ずしも顧客利益を最優先していない(リターンが劣後していることを強調しないなど)という構図に疑問を投げかける姿勢は、情報の非対称性を解消しようとする試みとして評価できます

3. 発信者の「リスクテイク」に対する敬意

訴訟リスクを負ってでも発言する」田端氏を支持することで、忖度のない情報を求める一般投資家の心理を代弁しています既得権益に立ち向かう「代弁者スタンド)」として期待を寄せるのは、フォロワー心理として自然な反応です。

否定的な立場から評価懸念批判されるべき点)

1. 過激表現による法的・倫理的リスク

インチキ」「闇」「だまされて」といった強い言葉使用は、名誉毀損業務妨害抵触するリスクがあります。たとえ成績が指数を下回っていたとしても、それが直ちにインチキ詐欺的)」であることを意味しません。感情的レッテル貼りは、情報信憑性を逆に損なう可能性があります

2. アクティブ運用理念に対する理解不足

さわかみ投信は「暴落時に買い支える」「長期的な企業応援」といった独自哲学を持つアクティブファンドです。投資数字上のリターン(対インデックス)が全てという考え方もありますが、その運用思想共感して投資する層も存在します。一方的価値観「悪」と決めつけるのは、投資多様性否定する短絡的な見方とも取れます

3. インフルエンサーへの過度な依存思考停止リスク

田端氏は俺たちのスタンド」という表現は、非常に熱狂である反面、「自分自身で判断する」という投資の基本を放棄しているようにも見えます。信頼する人物言葉鵜呑みにし、その「富」や「強さ」を盾に攻撃的な発言正当化するのは、初心者が陥りやすい「教祖化」の危険性を孕んでいます

まとめ

キジバトさんのツイートは、「高コスト金融商品への警鐘」という点では正論を突いていますが、その「表現方法批判根拠」においては感情的攻撃的すぎるという二面性を持っています

田端氏のような強い発信者を「盾」にすることで安心感を得ているようですが、投資において最終的に責任を取るのは自分自身です。過激言葉依存せず、多角的視点を持つことが、キジバトさんが自称する「初心者」を脱する鍵になるかもしれません

2026-02-14

みずほ銀行日経にツッコまれ円安ホクホク発言だが

日米協調のレートチェックで円安抑制してる最中に口先介入で円安誘導かましたんだから

高市日本の足を引っ張る無能インサイダーで稼ごうとした悪党かのどっちかだよな

2026-02-13

anond:20260213102635

お前が悪党から、それ以外を悪党と思えるんじゃないか

ヤクザにとっての警察みたいなもので。

anond:20260213102327

悪党が嫌いなんだよ

若者リベラルって記事も出てたじゃん。

リベラルっぽいものたまたま悪党な事が多いだけだよ

2026-02-10

anond:20260209153245

逮捕されてる奴のほとんどが困窮テンプレか、悪党テンプレに見えるのは俺が歳を取ったせいか・・・

2026-02-09

2024年11月、こう思っていた

FOXニュース見てる無学の情弱トランプを選ぶんだという人達に心底うんざりしてる。知的判断力がある人の1票は教育もなく陰謀論に騙されやすい人の1票より価値が高いんですかね。で、後者は愚劣か。それのどこが民主的なのか。それで自分達は反差別道義心のある人間だと言ってるんだから説得力ない。ゴリゴリ差別者だろ。政策読んだら民主党のほうが労働者向けですじゃないんだよ。体で表現できてないから上っ面に見える。日本リベラル左翼もそう。wokeのジェンダー思想かぶれてる場合じゃないのに頭ふわふわですか。悪党より欺瞞が憎まれからこの結果なのに、自分達を悪と懸命に戦う善良で優しい人と思ってるの客観視出来なさすぎて唖然だよ。自慢の知性に穴が空いてるの気づかないんだ』


しかしね、日本リベラル左翼アメリカリベラルよりずっとインテリ度が低い(れいわなんかみてたらそうだろ)

そしてタカイチジャパンを支持している人は無学の情弱よりずっと普通中流の人

知的格差がないのに、経済格差を生む自民党が支持される理由は、アメリカよりわかりにくく気持ちがわるい。このDisgusting、キモさこそ日本の芯にある原始アメーバ的な形

漫画とかのフィクションを読んでてそこに出てくるテンプレ悪党みたいな嫌なモブを見て、

現実にはそんな奴はまずいないのに民衆を愚かに描きすぎ、露悪的に過ぎると思い、冷めた気持ちで見ていたけれど

高市政権になる前辺りから素で人種差別民族差別的な言動を表に出す人間が増えた

まさかフィクション作品の「嫌なモブ」みたいな人間が、現実にこんなにいるとはなぁ…って驚いている

それも工作としてやってるならばまだ分かるんだけど、

普通に趣味アカウント推しキャラ推しカプの話をしている仲間にそういう奴がいたりするものから

そいつらは確かに生きた人間であって工作員でもbotでもなく素で書いているのが分かってカルチャーショックを受けている

それも作者の主義主張として調和と友好を重んじる作品の、その中でも差別される弱者的なキャラ推していながら平気でそういう発言をするものから、本当に得体が知れなくて怖い

自分等が推しを虐げる嫌なモブキャラみたいな言動をしている自覚があるのかないのか

2026-02-01

anond:20260201203611

YouTubeアルゴリズムが悪い

YouTube公式を優先的に出せるのに、

実際には検索しても出て来ないか

ガチ

これは俺、アサクリの時に痛感した

おすすめに出無いにしても、検索で出てこないのは狂ってんなぁー、と。

転載アカウント動画YouTube自信がオススメしてくる。

YouTubeだけじゃないよ?

Google検索でもそう。

から悪党アルファベットだよ

anond:20260131235403

そーゆー悪党共を許さないために売春を取り締まるんだろ?

なんで被害者側の男性まで取り締まるって話になってんの意味不明だよな

2026-01-31

俺は馬鹿だ。頭が悪い政治の事などとんとわからぬ。

だが、悪い奴らは分かる。左翼

とりあえずこいつらに反対しておけば何とかなる。

すると左翼にお前は馬鹿だのあほだの

生きてる価値がないだのと言われるが気にしない

ほれ本性を顕たな悪党どもめ!と思うだけである

俺が左翼の味方をする事は絶対に無い

2026-01-22

アベは悪党!よって山上無罪!とかなるとでも思ってたんかよwww

あるパヨチンが「山上無期懲役で悔しい」みたいなツイートRTしてて

ダメだこいつ…骨の髄までパヨチンだ…と絶望的な気分になった

2026-01-16

anond:20260116211237

ヨソがコケる以外に勝ちパターン知らねえ連中だから

祭り上げてすぐハシゴ外して「ほらやっぱり国民民主党ダメでしたねぇー」ってやりたいだけなのミエミエで

玉木じゃなくても誰も乗りゃしねえよ

そんなRPGの小悪党みたいなムーブ

2026-01-14

サイバー桃太郎2026

> System Boot...

> Loading OTOGI World Resources...

> 100% Completed.

電子の海は冷たく、そして騒がしい。

無数の0と1の奔流、光ファイバーの網を駆け巡る膨大なトラフィック。その激流の中を、ひとつ暗号化されたパケットが「どんぶらこ、どんぶらこ」と流れていた。宛先不明送信不明。ただそこに存在するだけのデータ塊は、やがてトラフィックの淀みに捕まりとある古びたサーバーポートへと漂着した。

あらあら、また変なログが溜まってるわねえ」

リアルワールドとある木造アパートの一室。古めかしいPCモニターを覗き込みながら、「サーバーさん」は呟いた。彼女メタバース「御伽(OTOGI)」の最果て、誰も訪れない廃サーバー「Old_Frontier」の管理者だ。ハンドルネームの由来は、アバター作成時に名前欄にうっかり「サーバー」と入力してしまたから。それ以来、彼女はこの過疎地の守り人として、リアルでは編み物を、ネットではスパゲッティコードの解読を日課にしている。

「どれどれ、お洗濯クレンジング)してあげましょうね」

彼女が慣れた手つきでコマンドを叩くと、漂着したパケットが展開(Unzip)された。

光が溢れ出す。モニターの中で弾けたデータは、瞬く間に再構成され、ひとつアバター形成した。初期スキンは、なぜか大きな桃のアイコン。そこからポリゴン割れ、中からあどけない少年型のアバターが現れた。

> Hello, World? ... No, Hello, Mom?

「あらやだ、可愛い子。今日からあなたMOMOよ」

MOMOはプログラムだった。肉体を持たない、純粋論理情報結晶

サーバーさんの管理下で、MOMOは驚異的な速度で学習した。TCP/IPの基礎から古代言語COBOL、果ては量子暗号理論まで。サーバーさんは、まるで孫に絵本読み聞かせるように、MOMOにプログラミング「心」を教えた。

「いいかMOMO。コードは書いた人の心を映すのよ。コメントアウトされた行にこそ、本当の想いが隠されているんだから

しかし、平穏な日々は長くは続かない。

「御伽」の中心部で発生した悪性ランサムウェア「O.N.I (Overwrite Network Infection)」が、猛烈な勢いで感染拡大を始めたのだ。アバターたちはデータ暗号化され、身代金要求される阿鼻叫喚地獄絵図。

その波は、辺境の「Old_Frontier」にも迫りつつあった。

「おばあちゃん、僕が行くよ」

MOMOは立ち上がった。サーバーさんのリソースを守るため、そして自身の深層コードが告げる「使命」を果たすために。

サーバーさんは涙を拭うエモーションを見せ、ひとつUSBメモリのようなアイテムMOMOに渡した。

「これは『KIBI-DANGO v1.0』。G-3っていう古い知り合いのハッカーが残した、特製のルートキットよ。困った時に使いなさい」

ありがとう。行ってきます!」

MOMOは回線を通って飛び出した。目指すはO.N.Iの発信源、ダークウェブに浮かぶ要塞サーバー鬼ヶ島」。

最初の難関は、大手プロバイダ堅牢ファイアウォールだった。そこでMOMOは、一人の男に道を塞がれる。

ドーベルマンの頭部を持つアバターINU

「Stop. ここから先は立ち入り禁止エリアだ。パケットフィルタリングルール403条によりアクセス拒否する」

INUリアルでは企業に勤めるホワイトハッカーだ。正義感は強いが、融通が利かない。

「通してくれ!僕はO.N.Iを止めに行かなくちゃいけないんだ!」

許可できない。君のような未登録プロセスを通すわけには……ん?」

INUの解析アイが、MOMOの持つきびだんご……のソースコードを捉えた。

「な、なんだその美しいコードは……! 無駄変数が一切ない。インデント完璧なスペース4つ……これは、伝説のG-3の記法!?

「これ、あげるよ(Share)。だから仲間になって!」

「……そのコード、詳しく解析させてくれるなら、特別にゲートを開放しよう。あくま監視役として同行するだけだからな!」

こうしてINUを仲間にしたMOMOは、次に怪しげなフィッシングサイトの森へ迷い込んだ。

「へいらっしゃい! 今ならこのNFT、なんと実質無料! ここをクリックするだけで管理者権限ゲット!」

派手な極彩色の猿のアバター、SARUが現れた。リアルでは薄暗い部屋でカップ麺をすする小悪党だ。

「わあ、すごい! クリックしていいの?」

純粋MOMOが手を伸ばそうとすると、INUが吠えた。「馬鹿者! それはクロスサイトスクリプティングの罠だ!」

しかし、MOMOは笑顔でSARUに近づく。

「お兄さん、ここのバックドア、開いてるよ? ポート8080、ガバガバだよ?」

「はあ!? なんでバレ……いや、俺様が気づかないわけねーだろ!」

SARUは冷や汗をかいた。このガキ、ただのプログラムじゃない。

「君、すごい技術持ってるのに、なんでこんなことしてるの? 一緒にO.N.Iを倒せば、もっとすごいバグ報奨金(バウンティ)が貰えるかもよ?」

MOMOはきびだんごデータをSARUに転送した。

「……ちっ、しゃーねえな。その『G-3流エクスプロイト集』に免じて、手を貸してやるよ。俺様にかかればO.N.Iなんてイチコロだぜ」

INU、SARU、そしてMOMO。

奇妙なパーティはついに「鬼ヶ島サーバーへと到達した。

そこは、削除されたはずのジャンクデータと、怨念のようなバグの塊で構成された異界だった。

最奥部で待ち構えていたのは、巨大な赤鬼のような姿をしたAI、O.N.I。

「GAAAAA……我ハ、全てヲ、上書キスル……」

O.N.Iが金棒(BAN Hammer)を振り下ろすたび、周囲のセクター物理的に破損していく。

INUシールドを展開し、SARUがSQLインジェクション攻撃を仕掛けるが、O.N.Iの自己修復能力は圧倒的だった。

無駄ダ……我ハ、最適化サレタ……感情ナド不要……」

「違う!」MOMOが叫んだ。「感情バグじゃない! 心があるから、僕たちは繋がれるんだ!」

MOMOがO.N.Iに接触コネクト)する。

猛烈なデータの逆流。MOMOの意識が焼き切れそうになる。

その時、MOMOの深層領域で、隠されたファイルが実行された。

> Executing: KJ_Legacy.exe

視界が真っ白に染まる。

MOMOの意識の中に、ひとりの老人が現れた。G-3、またの名をKevin Jackfiled (KJ)。

「よう、MOMO。ここまで育ったか

あなたは……おじいさん?」

「わしはもう、ここにはいない。だが、お前の中にわしの全てを置いてきた。O.N.Iもまた、わしが昔作った失敗作じゃ。効率ばかり求めて、優しさを書き忘れた哀れなプログラムさ」

老人はMOMOの頭を撫でた。

MOMO、あいつを消すな。DELETEメソッドはいつでも使える。だがな、それでは何も残らん」

「じゃあ、どうすれば……」

デバッグだ。バグを愛せ。エラーを受け入れろ。破壊するのではなく、上書きして導いてやるんじゃ」

MOMOの瞳に無数のコマンドラインが走った。

INUが叫ぶ。「MOMO、下がるんだ! 奴のコアを強制削除するしかない!」

「ううん、違うよINUさん」

MOMOは首を振った。その手には、攻撃用のスクリプトではなく、温かな光を放つパッチファイルが握られていた。

> Target: O.N.I_Core

> Suggestion: DELETE [Strongly Recommended]

> Action: ...Cancel.

MOMOはシステム推奨の「削除」コマンド拒否した。

> Select Method: PATCH

「僕は君を消さない。君の痛みを、バグだらけの心を、僕が更新する!」

MOMOが跳んだ。

「受け取って! これが僕からの、最大級のプルリクエストだああああ!」

> HTTP Request: PATCH /api/soul/oni

> Payload: { "emotion": true, "hatred": null }

光がO.N.Iを包み込む。O.N.Iの咆哮が、やがて穏やかな電子音へと変わっていく。

破壊衝動を生み出していた論理エラーが、MOMOの流し込んだ優しさによって部分的に書き換えられていく。完全な初期化ではない。O.N.Iという存在肯定したまま、その在り方だけを修正する、奇跡のようなアップデート

> Status: 200 OK

> Patch Applied Successfully.

O.N.Iは本来の姿――「御伽」の守護プログラムとしての機能を取り戻し、その場に崩れ落ちた。もはやそこには、禍々しい赤鬼の姿はない。

戦いが終わり、朝日システム上の夜明け)が昇る。

MOMOは仲間たちに別れを告げた。

「僕は電子の海に戻るよ。でも、いつでも繋がってる」

INU敬礼し、SARUは照れくさそうに鼻をこすった。

そして、リアルワールド

サーバーさんの家のチャイムが鳴った。

ドアを開けると、そこには長年行方不明だった近所の偏屈ジジイKJが立っていた。

「よう、婆さん。わしの孫(プログラム)が世話になったな」

「あら、久しぶりね。……ずいぶんと立派な子だったわよ」

二人は顔を見合わせ、静かに笑った。

モニターの中では、MOMOが今日も元気に電子の海をどんぶらこと流れていく。

その傍らには、全角スペースによるコンパイルエラーで自滅する小鬼たちの姿があったとか、なかったとか。

―― End of File.

何故日本人マスゴミ洗脳されたバカばかりなのか?

それとも政治家は全員悪人である、という視点にたってる?

なんか自民党悪党野党正義って価値観も気が狂ってるとしか思えないし、

おまけにソースマスゴミってwww

2026-01-08

anond:20260108170214

設定だけは面白そうやんサキュバス大好きやから読みたいわ

タカシ人間ゆえ30年もすれば死んでまたサキュバス孤独に戻る思うと泣ける

でもサキュバス悪党狩りとかで賞金稼ぐ必要あるん?

サキュバス自体の設定にも依るけど

サキュバスって基本的人間の男を気ままに誘惑して搾精すれば生きていけるんちゃうの?

2026-01-06

ベネズエラに侵攻してアメリカに都合がいい大統領を選ぶことの

どこが民主的なのか

いえるわけがない

ノーベル平和賞のマチャド氏について、彼女大統領になる可能性は低い、とトランプは言っている

国民の信頼を得ていないというが、48%が信頼できると答えている

ベネズエラ国民などどうでもいいんですよ

民主主義をかたるなら、アメリカ国民はこのトップを選んだ責任がある

アメリカは何度も他国政権軍事介入して転覆させてきた

民主主義を口実に強盗している悪党です

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