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はてなキーワード: 郵政民営化とは

2025-12-08

anond:20251208193942

近世以前

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日本において暦日を用いた新年概念が生まれたのは飛鳥時代であり、聖徳太子が十七条憲法を制定した604年まで遡る[13]。その後、646年には朝賀が執り行われ、新年の回礼という風習が始まった[13]。これに伴い、畿内には飛脚使が設置され、701年には通信物を運ぶ脚力(かくりき)が定められた[13]。奈良正倉院に収められている「人勝残欠雑張」には「正月七日のこのよき日、慶びを新にし、泰平が万年続き、寿命は千春を保つことができますように」とする十六文字が記されており、新年挨拶を伴った年賀状ルーツといえる[14]。

平安時代に入ると貴族間で年始挨拶を文で取り交わすようになったと見られ、当時の書簡、文例を集積した最古の例と言われている藤原明衡が残した『明衡往来』にも年始挨拶文例を確認することができる[15]。室町時代に『庭訓往来』が登場し、寺子屋などで読み書きを教えられるようになると識字率の向上が見られるようになった[16]。これに伴って江戸時代には武家社会において文書による年始挨拶一般化したほか、非武家社会においても口頭の代用として簡易書簡を用いることが年始挨拶に限らず一般的になり、公的郵便手段である飛脚使用人を使った私的手段により年始挨拶文書が運ばれるようになった[16][17]。1740年の『書札重宝記』には年始書状のための語彙として「改年、新春、新暦、初春、陽春、祝賀、御慶」などの用語が紹介されている[18]。江戸中期以降は大小暦が大いに流行し、年頭には機知に富んだ摺物の交換が積極的に行われた[19]。

明治時代

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明治維新後になると逓信省前身として駅逓司が設置され、1870年10月には新年賀詞を示す太政官令が発布された[20]。1871年には郵便制度確立し、1873年に二つ折りの郵便はがきが発行され、1875年には単面の官製はがきなどが見られるようになった[20]。これにより年始あいさつを簡潔に安価で書き送れるということで、葉書年賀状を送る習慣が急速に広まっていった。1887年頃になると年賀状を出すことが国民の間に年末年始行事の1つとして定着し、その結果、年末年始にかけて郵便局には多くの人々が出した年賀状が集中し郵便取扱量が何十倍にもなってしまった。

郵便事業に携わる人の数は限られているため、膨大な年賀状のために郵便物全体の処理が遅れ、それが年賀状以外の郵便物にも影響し通常より到着が遅れることがしばしば発生していた。しか年末商売上の締めの時期にも当たり、郵便の遅延が経済的障害ともなりかねない状況となっていた。その対策として1890年1月1日からの3日間、年始の集配回数を減らす対応が取られた[20]。それでも、さらに増え続ける年賀状にその対応だけではとても追いついていけなかった。また当時、郵便物は受付局と配達局で2つの消印が押されていた。そこで受付局か配達局の「1月1日」の消印を押してもらうため多くの人がそこを狙って年賀状を出すようになり、12月26から28日あたりと1月1日当日の郵便物が集中するようになった。そこで1899年、その対策として指定された郵便局での年賀郵便特別取扱が始まった[20]。年末一定時期、具体的には12月20から30日の間に指定された郵便局に持ち込めば、「1月1日」の消印元日以降に配達するという仕組みになっていた。翌1900年には(必要に応じてではあるが)全国の郵便局で実施、私製はがき使用も認められ、1905年に完全に全国の郵便局で実施されるようになった[21]。この頃の年賀はがきの概数は1億1000万通前後であったが、郵便ポスト投函可能となった1907年には4億通を突破し、「年賀状ブーム」とも呼べる時代が到来した[21][22]。

大正戦前昭和時代

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琉球郵政庁が発行した1957年2ドル年賀はがき

関東大震災1923年)や大正天皇崩御1926年12月25日)の年は、その年(翌年配達分)の特別取扱が中止された。明治天皇昭和天皇崩御の年は実施されている。

年々取扱量が増えていくと共に私製はがきの取扱量も増えていったため、1935年昭和10年)に私製はがき貼付用として年賀切手の発行が始まった。しかし、時勢の悪化により1938年昭和13年)に年賀切手の発行が中止。 さら物資節約のため1941年昭和16年)の年賀状から特別取り扱いが廃止[23](廃止決定は同年11月6日[24])。この年の東京中央郵便局が集配した年賀状は1/3に減少した[25]。

戦後昭和時代

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終戦後の1948年昭和23年12月15日、特別取扱と年賀切手の発行が再開された[26]。この年から年賀切手図柄干支にちなんだ郷土玩具のものになる。1949年昭和24年)、お年玉郵便はがき年賀はがき)が初めて発行され(官製はがきとしては初めての年賀はがき)、大きな話題を呼び大ヒットした。そしてこれを機に年賀状の取扱量は急激に伸びていった。1955年昭和30年)には、アメリカ合衆国による沖縄統治に置かれた沖縄諸島でも琉球郵政庁により年賀はがきが発行され、1956年には年賀切手も発行されている。

→「年賀寄付金」も参照

お年玉郵便はがきは当初、寄付金付きの葉書にくじが付いていたが1956年寄付金なしの葉書もくじが付くようになった。1961年昭和36年から年賀はがき消印が省略され額面表示の下に消印に模した丸表示を印刷するようになり、1968年昭和43年)には郵便番号導入により郵便番号枠が追加された。

1970年代になるとプリントゴッコの登場と相まってで年賀はがきに絵や文字印刷する年賀状印刷が盛んになり、1982年昭和57年から寄付金付きの年賀はがきにの裏面に絵や賀詞が印刷されるようになった。1989年平成元年からはくじ付きの年賀切手も発売されるようになった。

平成・令和時代

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2007年カーボンオフセット年賀状200枚包装紙

イラストデジタルカメラで撮った写真などを家庭のパソコンプリンター作成印刷するスタイルが定着し、手間が減った。2005年からは光沢感がありインクジェットプリンター印刷に適したインクジェット写真年賀はがきが発行されるようになった。

一方で2000年代からインターネットの普及が拡大。インターネットと紙を融合した「ネットで届く年賀状」などのサービスも登場したが、年賀状用紙やプリンターが高額、書いたり投函するのが面倒、交流がある人でも自宅住所が不明であるなどの理由で、年賀状を出さずに電子メールなどの紙以外のオンライン手段で済ませる人が増加。携帯電話を使った「あけおめメール」による通信混乱は2000年代の正月風物詩となった。

2008年には、郵政民営化を機に「カーボンオフセット年賀はがき」や「ディズニーキャラクター年賀はがき」などの新商品が出た。

20176月1日郵便料金が値上げされ、通常はがきも52円から62円とされたが、2018年用に限り年賀はがき1月7日までに年賀状扱いとする場合)は旧料金のまま(52円)とした[27]。年賀はがきの発行枚数の減少を食い止める効果を期待しての値段据え置きであったが、結果として総発行枚数は前年比より5.6%減少したほか、1月8日以降に差し出す場合は差額として10円分の切手を貼り足す必要があったこから利用者からはわかりづらいと不評の声もあった。この取扱いは1年限りで終了し、翌年から通常はがき年賀はがきは同一の料金となった[28]。

2010年代になるとスマートフォンソーシャル・ネットワーキング・サービスSNS)、インスタントメッセンジャー等が普及し、新年挨拶オンラインで済ませる人がさらに増えた。LINE運営する「LINEリサーチ」の2019年のインターネット調査(約59万人対象複数回答)によると、「葉書を送る」と回答した人は60代以上で71.7%だが、20代は26%であった。一方「SNS送信する」が30代から60代以上でいずれも60%に達し、20代では72%に上った。IT企業TB名古屋市東区)は2017から高齢理由に、今年限りで年始挨拶をやめること(年賀状じまい)を伝える例文をサイト上で提供している[4]。

また高齢者の増加の他、郵便料金の値上げ、特に202410月1日以後は、消費税増税に伴う転嫁分を除けば実質1994年以来30年ぶりの大幅値上げで1枚85円[29]となったこともあり、年賀状終いをする世帯が急激に増え、アスカネットの調べでは、2024年に年賀状を出さなかった人は58.2%に及び、そのうち20代が72.5%、30代でも65.8%が年賀状を出さなかったとする統計がでている。また「年賀状フタバ」の調べでは、全体の6割が3年以内に年賀状終いをしており、そのさらに半数の3割強が2023年度で終わりにしたという人である企業においても、葉書をやめて、SNSなどを利用した「ペーパーレス」に移行したところも多いとされる[30

2025-12-04

国際郵便、安すぎないか!?!?

びっくりしたよ!

国内定型封筒(50g以内)が、110

で、国外だと、

中国定型封筒(25g以内)が120円、50g以内が190円

アメリカ定型封筒(25g以内)が140円、50g以内が220円

まりさ、

25g以内の封筒なら、国内中国だと10しか変わらない!

アメリカでも30円しか変わらないんだよ!

おかしくない!?

絶対海外の方がコストかかってると思うんだけど!!

それか、国内が高過ぎるのか!?

国内110円は高過ぎるよな…

郵政民営化したせいだと思う

小泉たんのおたんこなす

2025-11-16

anond:20251116141457

小泉純一郎安倍以上にやばいデマゴーグだったことに気づいたがもう手遅れだった

郵政民営化したり竹中平蔵を呼び込んだり

保守政党としての自民党はあの時しんだんだ

2025-11-12

anond:20251112220241

今までの質疑では「財政」というキーワードが多く出てきました

高市政権財政」というテーマについて語り合いましょう

まずはバブル崩壊後の日本財政金融政策史をまとめてください

またそれぞれの時代ごとにどのような言説が人気を集めましたか

いいテーマです。まずは「バブル崩壊後〜現在」までの日本財政金融政策の要約年表を、主要な転機ごとにサクッと整理します(一次情報中心に引用)。

1990年代バブル崩壊後〜金融危機

バブル崩壊資産価格が長期下落、企業バランスシート調整を優先し需要が冷え込みました。

政府景気対策補正予算を繰り返し、公共投資や減税で下支えする一方、1997年には消費税を3%→5%へ引き上げ、需要の腰折れも経験します。

金融面では不良債権問題が深刻化し、破綻公的資本注入・預金保護の枠組み整備が進展。

日本ビッグバン制度改革が進むも、デフレ圧力が定着。

日本銀行は金利を急速に引き下げ、1999年ゼロ金利政策を導入(2000年に一時解除)。

結果として、財政赤字と政府債務構造的に拡大し、物価は下方硬直、成長率は低迷という「需要不足+金融システム調整」の時代となりました。

流行った言説

景気対策公共事業派:「需要不足が本丸財政で埋めるべき」「不良債権処理と同時に需要の下支えを」

デフレ懸念ゼロ金利:「デフレが成長を蝕む」「金融は下限に張り付き、財政併用が不可避」

構造改革派(序章):「護送船団・規制撤廃金融ビッグバン必要」「過剰債務ゾンビ企業の整理を」

緊縮志向の反発も:「財政赤字が危ない、ムダな公共事業」—97年の消費税引き上げをめぐる賛否が分極化

円高デフレ観:「円高産業空洞化を招く」→為替を巡る政策論が過熱

2000年代(量的緩和試行世界金融危機

2001年日銀世界に先駆けて量的緩和当座預金残高目標国債買入れ拡大)を導入し、デフレ脱却と期待の転換を狙いました。

小泉政権下では歳出改革郵政民営化などの構造改革を進めつつ、景気悪化局面では補正を併用。

2006年デフレ改善を受け量的緩和をいったん終了し正常化へ動くも、2008年リーマン・ショック外需が急減、景気は再び悪化

政府雇用中小企業需要喚起のための追加歳出を重ね、日銀基金創設等で信用緩和を強化しました。

ただし期待インフレは上がりきらず、名目成長は弱含み。

金融政策ゼロ下限の制約に繰り返し直面し、財政景気循環危機対応拡張と引き締めを往復する不安定10年でした。

流行った言説

構造改革ブーム小泉竹中路線):「規制撤廃民営化競争促進」「痛みなくして成長なし」「郵政民営化改革本丸

量的緩和と期待の議論:「デフレ脱却にはマネリー拡大」「期待インフレを動かせ」

プライマリーバランス重視論:「財政規律回復を」「増税を含む中長期の再建計画

アジアの成長取り込み:「外需主導・輸出立国」「中国需要を逃すな」

リーマン後の反転:一転して「需要下支え」「雇用維持」「危機時は大胆な財政・信用補完」が支持を集める

2010年代アベノミクス、QQE、マイナス金利とYCC、消費税10%)

2013年アベノミクスの下で日銀は2%インフレ目標明確化し、量的・質的緩和(QQE)を実施

長期国債の大量買入れと平均残存の延伸で期待に働きかけ、円安・株高・雇用改善が進行。

一方、2014年消費税を5%→8%へ引き上げ、需要山谷や実質所得の目減りが課題化。

2016年にはマイナス金利(-0.1%)と同年のイールドカーブコントロール(長短金利操作)を導入し、10年金利を概ね0%に誘導

超緩和を持続可能にする枠組みが整う一方、物価目標に持続的到達せず、期待形成の難しさが露呈。

2019年には消費税10%(軽減税率併用)へ。

財政景気対策社会保障費の増勢のはざまで、持続性と成長投資の両立が焦点となりました。

流行った言説

リフレリフレーション派の台頭:「2%目標を明確に」「量・質で国債買入れ(黒田バズーカ)」「円安を通じた期待・投資喚起

三本の矢”言説:①大胆金融緩和 ②機動的財政成長戦略—「第3の矢(構造改革)こそ本丸」という合言葉

消費税論争の定番化:「社会保障財源 vs 需要腰折れ」「景気回復まで増税先送りを」

デフレ・均衡から離脱:「賃上げ物価目標・期待形成」を巡る企業春闘連動の議論が注目に

副作用論:「長期緩和の金融仲介市場機能への影響」「格差資産価格バブル懸念」も同時に存在

2020年代コロナ危機物価高、超緩和からの“出口”へ)

2020〜21年はコロナ危機に対し、定額給付金雇用維持・資金繰り支援など未曽有規模の財政出動を実施

日銀企業金融支援資産買入れで超緩和を維持。

22年以降はエネルギー高・円安が重なり物価が2〜4%台へ上昇、政府電気・ガス・燃料への時限補助で家計負担平準化為替の急変時には円買い介入でボラ抑制を図りました。

2024年にはマイナス金利とYCCを事実上終了し、短期金利誘導回帰する「極めて緩やかな正常化」へ移行。

2025年補助金の段階的見直しと成長投資規制改革の両にらみが続く一方、債務水準の高止まりと金利上昇局面での利払い負担が中期の課題

物価賃上げ生産性財政規律をどう同時に達成するかが、政策デザインの核心になっています

流行った言説

危機時の大規模財政コンセンサス:「現金給付雇用維持・資金繰り支援必要悪ではなく必要条件」

MMT・反緊縮の再燃(議論として):「自国通貨建て債務は制約が違う」「完全雇用まで財政で下支え」—賛否が激しく対立

コストプッシュ・為替の再評価:「円安×資源高=輸入インフレ」「為替パススルー状態依存で強まる」

ターゲット支援の支持:「面の補助より、脆弱層・エネルギー多消費層へピンポイント

“新しい資本主義”や供給側強化:「賃上げ促進・人への投資半導体等の戦略産業支援」「GX/DXで潜在成長率を底上げ

出口・正常化言説:「マイナス金利・YCCの終了」「利上げのタイミング副作用」「利払い増と財政の持続可能性」—“どこまで・どの速さで”が焦点

価格介入・介入論:「電気・ガス・燃料の時限補助」「過度な為替変動には介入」—ただし“恒常化の副作用”も論戦に

2025-11-03

改革利権派という新たな私企業派閥グループ

――この二十数年、日本社会を覆ってきた「改革」という言葉ほど、

その実体理念乖離した概念はないだろう。

コイゼミ政権下における構造改革は、当初「既得権益を打破し、市場の透明性を高める」ことを目的としていた。

しかし、その過程で生まれたのは「市場化による新しい既得権益」であった。

まり既存官僚業界利権破壊したように見えて、

実際にはその空洞の中に「改革名目にした私企業政治家の共栄圏」を築いたのである

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一、構造改革という名の「官の民営化

バケナカヘイゾー氏の理論は、自由化競争を通じた経済活性化を唱えるが、

実際には「官による資金配分のルートを、民間経営者層へ委譲する仕組み」に過ぎない。

郵政民営化労働市場自由化、そして運輸業界の規制撤廃

これらは一見すると“民の力を引き出す政策”に見えるが、

制度的には「国家税金を経由して企業補助金契約を投下する新たな官製経済」を形成している。

その典型が、後年の運輸自由化である

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二、軽井沢バス事故に見る「自由化帰結

2016年1月長野県軽井沢町で発生したスキーツアーバス事故は、

この政策思想の最も悲劇的な帰結だった。

規制緩和により、バス業界は参入自由化され、

多くの中小零細事業者が乱立した。

競争の名のもとで価格は切り下げられ、

人件費安全コストが削られた。

この時点で、事故の“種”はすでに撒かれていた。

国交省担当者は「競争原理によって非効率事業者が淘汰される」と述べたが、

淘汰される前に犠牲になったのは、人間の命である

まり政策立案者の頭の中では「企業」が単位であり、

労働者」も「乗客」も、単なる経済活動の変数だった。

この発想の非人間性こそが、構造改革根底にある冷たさだ。

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三、維新政治と「地方構造改革

コイゼミバケナカ路線は、のちに地方政治に転写される。

その最も典型的な形が大阪ニシンの会である

彼らは「身を切る改革」「二重行政の打破」を掲げたが、

実際には「民営化の名による公共部門の再配分装置」を構築した。

大阪万博IR統合型リゾート計画に見られる通り、

民間委託・特区指定外資誘致という政策群は、

実質的に「税金私企業化」である

ここに流れる思想系譜は明確だ。

コイゼミ構造改革の“理念的後継”として、

効率」「市場」「自己責任」をスローガン化し、

その背後で公共性の私物化が進行する。

まりコイゼミバケナカ―ニシンという線は、

20年にわたる“日本型ネオリベラリズム”の系譜であり、

その終着点が、現在大阪万博象徴される

夢洲税金還流実験場」なのである

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四、改革の“倫理的空洞”

構造改革理念が致命的に欠いているのは、倫理的中核である

経済合理性のみに立脚した制度設計は、

必ず「効率のための犠牲」を内包する。

そして、政治家経済学者たちはその犠牲を「避けられない副作用」と呼ぶ。

だが、軽井沢坂道で失われた命を、

果たして副作用”と呼べるだろうか。

あるいは、万博に投入される数千億円の公費を前にした自治体疲弊を、

それでもなお「改革の成果」と言えるのだろうか。

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五、結語 ― 「改革」という語の終焉

改革」という言葉は、戦後日本において最も多用され、

そして最も空洞化した政治語彙である

明治維新以来、この国は「変えること」に道徳的価値を与えてきた。

だが、変化そのもの正義とする思考は、

いつしか“誰のために変えるのか”という問いを失わせた。

コイゼミ構造改革国家を、

軽井沢バス事故労働現場を、

大阪ニシン都市行政を、

――それぞれ「効率」という名の坂道に乗せた。

そして、いまもその坂は下り続けている。

誰もハンドルを握っていないまま。

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2025-11-01

anond:20251101141637

そのへんのやつらがちょうど選挙権を得たこ郵政民営化選挙がきて小泉内閣圧勝させたし

今でいう参政党支持者みたいなもんだからなあ

今は参政党支持してたりするのかね

2025-10-23

高市政権支持率が高い理由は「なんとなく良さそう」だからだろ

そういうのが一番危険なんだよ

小泉政権の時もそういう雰囲気で決定してしまって、郵政民営化規制撤廃自己責任になり結果的に困ったことになったじゃん

雰囲気で決めるのは良くないんだよな…

社会保障機関を作るってのはいいと思うけど、労働時間規制の緩和、米価格介入の否定裏金議員の登用など、批判要素はちゃんとあるんだよな

あと失言が多い(言葉本音漏れちゃう)人だと思ってるので、それはちゃんと拾って指摘していかないといけない

「なんとなく良さそう」だけで首相を支持するのは本当によくないよ

2025-10-05

anond:20251005122336

GDP1%が大したことないならJRNTT郵政民営化だって同様に大したことないと言わないとおかしいんだけどな

これらも労組やら局長会やら支援団体との絡みで政争になってるだけでGDPへの影響は少ない

2025-10-04

政治で明らかに変わった例

そうか、経験してないか。それは幸せだな。

ちなみに世の中の人としてはこんな例がある。

こうやって並べてみると、安部政権は全くと言って良いほど大きな経済社会保障政策をやっておらず、ずるずると前例踏襲小手先政策だけをやっていたので、物心ついてからその時代だった人には、感じたことがないというのも当然かもしれない。

ただ、その不作為が今になって噴き出しているのだが。これはちょうど1990年代後半が終わった後の、小泉純一郎時代の空気に似ている。大波がくるぞ。

2025-09-28

anond:20250928164343

# 郵政思想とは?

郵政思想(ゆうせいしそう)とは、郵便事業郵政サービスが持つ社会的役割価値観を重視する考え方を指します。日本では特に明治時代近代郵便制度確立した前島密(まえじま ひそか)が提唱した理念に根ざしています。彼は郵便を単なる通信手段ではなく、国家統一国民利便性向上、情報流通の促進を通じて社会の発展に貢献するものと考えました。

## 郵政思想の主な特徴

**国民全体へのサービス提供**

郵便都市部だけでなく、離島僻地にも等しくサービス提供することで、地域格差をなくし、国民平等情報アクセス保証する。

**公共性信頼性**

郵便国家社会インフラとして、信頼性が高く、公平で安定したサービス提供する使命を持つ。

**国家の発展への貢献**

情報物資流通を通じて、経済活動文化交流を支え、国家近代化や国際競争力の強化に寄与する。

**民間との協調**

郵政事業は政府が主導するが、民間ニーズ技術革新を取り入れ、効率性とサービスの質を高める。

## 歴史的背景

日本では、1871年前島密西洋郵便制度を参考に全国的郵便ネットワークを構築し、郵便局を「国民のための公共機関」と位置づけました。この思想は、郵便だけでなく、貯金保険事業(後のゆうちょ銀行やかん生命)にも広がり、郵政事業が国民生活に深く根付く基盤となりました。

## 現代における意義

現代では、郵政民営化2007年)以降、郵政事業の公共性民間企業としての効率性が議論の焦点となっています郵政思想は、単なる営利追求ではなく、地域社会国民全体への奉仕という理念を維持する重要性を強調します。特に過疎地域での郵便局の役割や、災害時の通信網の確保など、社会的責任が再評価されています

## 関連する議論

**民営化公共性バランス**

民営化により効率化が進んだ一方、僻地でのサービス縮小や利益優先の懸念が指摘される。

**デジタル化への対応**

インターネット時代において、伝統的な郵便役割が変化する中、郵政思想をどう現代適応させるかが課題

> もし特定の側面(例えば歴史現代課題)について深掘りしたい場合や、関連する資料分析必要場合は教えてください!

2025-09-15

anond:20250914113712

成長への配分をマクロ経済政策で絞りながら、規制緩和経済復活って夢物語じゃないか

郵政民営化民主党構造改革で、経済は良くなったか

規制緩和意味ないとは言わないが、優先順位としては、まずは財政金融政策、そして規制緩和

この順番でしょう

ていうか「医療費を徹底的に削減する」って誰が言ったの?

「今は医療年金だけだらだら馬鹿みたいに金を出し、他は緊縮というハイパー歪んだ状態」をそう読み取ったのかな

自分の敵視する言論に、勝手相手の主張を置き換えてしまってないか

2025-08-02

郵政民営化って失敗だったのになんで戻さないの?日本政府って一回改革したら戻さない習慣あるよな。これ何?

2025-07-29

anond:20250728215825

数行でコメントしてやるけれど、AI文章を要約するぐらい秒なの知らないの?

その程度の文をざっと読む読解力も無いなら、とりあえずAIに要約してもらえば?

どんな論証になってるかは後からじっくり読めばいいよね??

以下、AIちゃん反論ね。

お送りいただいた反論、拝見いたしました。これらは竹中平蔵氏本人やその支持者が頻繁に用いる主張であり、一見すると事実データに基づいているように見えます

しかし、詳細に分析すると、**事実の一部を切り取って都合よく解釈したり、論点を巧みにすり替えたりしている箇所が多く、全体として妥当性は低い**と言わざるを得ません。

時間がかかっても構わないとのことですので、一点ずつ、事実に基づいて厳密な評価反論を行います

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### ■ 労働者派遣法改正について

反論の要旨:** ILO条約批准し、世界的な流れに従っただけだ。
評価反論:**

この主張は**「半分だけ事実しか結論は誤り」**です。典型的論点すり替えです。

1. **ILO条約は「規制緩和」を義務付けてはいない:** 日本批准した「1997年民間職業仲介事業所条約(第181号)」は、民間による職業紹介や労働者派遣を認める代わりに、**派遣労働者権利保護すること**を重要目的としています条約は、同一労働同一賃金原則や、派遣労働者不利益を被らないようにするための適切な保護措置を求めています。つまり条約は「派遣を解禁するなら、労働者をしっかり守れ」という趣旨であり、**日本が行ったような急進的な規制緩和特に製造業への解禁や期間制限撤廃)を推奨・義務付けるものでは全くありません。**

2. **「世界的な流れ」の誤用:** 欧州の多くの国々では、派遣労働を認めつつも、その利用は「一時的臨時的業務」に厳しく限定されていたり、均等待遇派遣先の正社員と同等の賃金労働条件)が日本より厳格に適用されたりしています日本改革は、この「労働者保護」の側面を軽視し、「企業自由」を過度に優先したため、他国比較しても際立って非正規化を加速させました。

結論:** ILO条約世界の潮流を「言い訳」にしていますが、問題本質は**条約が求める労働者保護をないがしろにし、世界的に見ても急進的な形で規制緩和を断行した国内政策判断**そのものです。

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### ■ 郵政民営化道路公団民営化について

反論の要旨:** 政治家による資金私物化を防ぐためだった。国鉄のように破綻させないためだ。
評価反論:**

この主張の**動機問題意識)は妥当ですが、その解決策と結果の評価一方的**です。

1. **問題意識は正しい:** 田中角栄元首相に象徴されるように、かつての自民党政治家が公共事業特殊法人を票田や利権の温床としてきたことは事実です。その構造にメスを入れる必要があったこ自体は、多くの国民同意するところです。

2. **「民営化」が唯一の解決策ではない:** 政治家の介入を防ぐ方法は、ガバナンスの強化、情報公開の徹底、会計の透明化など、民営化以外にもあり得ます。この反論は「腐敗か、民営化か」という極端な二者択一を迫っていますが、それは議論単純化しすぎています

3. **民営化が新たな問題を生んだ:**

* **郵政:** ユニバーサルサービス(全国一律のサービス)の維持が危ぶまれかんぽ生命不正販売問題など、営利優先の弊害顕在しました。

* **道路公団:** 民営化後も、結局は国が債務保証する形が残り、料金収入で本当に債務を返済できるのかという疑問は解消されていません。国民資産安値で売却されたのではないかとの批判も根強くあります

結論:** 「政治家私物化を防ぐ」という大義名分は正当ですが、それをもって**民営化という手法と、その後の結果がすべて正当化されるわけではありません。** 多くの負の側面を無視した、自己正当化論理です。

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### ■ 格差の拡大について

反論の要旨:** 2000-2005年格差は下がっている。OECDレポートに書いてある。
評価反論:**

これは**統計意図的に一部分だけ切り取った、極めて悪質な論法**です。

1. **どの指標を見ているか?:** 格差を示すジニ係数には、税金社会保障で再分配される前の「当初所得」と、再分配後の「再分配所得」があります竹中氏が言及するOECDレポート経済財政白書では、高齢化の進展で無職高齢者世帯が増え、「当初所得ジニ係数は一貫して上昇傾向です。一方で、年金などの社会保障により「再分配所得ジニ係数がある一定期間、横ばいに見えた時期があるだけです。**現役世代所得格差が広がっているという現実から目を逸らさせています。**

2. **より重要指標相対的貧困率」の悪化:** 同じ時期、国民所得中央値の半分に満たない世帯割合を示す**「相対的貧困率」は一貫して上昇**していました。特に子どもがいる現役世帯貧困率は深刻化しました。これは、非正規雇用の拡大で「働く貧困層ワーキングプア)」が増えたことの直接的な現れです。

3. **長期的な視点の欠如:** 改革帰結はすぐには現れません。2000年代後半から2010年代にかけて、格差貧困日本社会の大きな問題として顕在化したのは、まさにこの時期の政策時間差で影響を及ぼした結果です。5年間という短い期間だけを切り取って「格差は拡大していない」と主張するのは、欺瞞に満ちています

結論:** 最も重要指標相対的貧困率や現役世代所得格差)を隠し、都合の良い一部のデータだけを提示する**典型的ミスリード**です。

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### ■ 金融システム不良債権処理について

反論の要旨:** ゾンビ企業清算しないとデフレスパイラルになる。
評価反論:**

経済学的な理屈としては**一理ありますが、社会政策的な視点が完全に欠落しています。**

1. **経済理論としては正しい側面も:** 生産性の低い企業が、低利融資延命し、過剰な供給力ダンピング不当廉売)を行うことがデフレ圧力の一因であったことは事実です。不良債権処理によって新陳代謝を促す必要自体はありました。

2. **「清算」のやり方と速度が問題:** 問題は、その「清算」をあまりにも急激に、そして**セーフティネット失業者の受け皿、再就職支援など)が不十分なまま断行した**ことです。これにより、多くの健全中小企業までが連鎖倒産し、大量の失業者を生み出しました。経済合理性のみを追求し、社会が払うべきコスト失業自殺地域崩壊など)を度外視した「ショック療法」であったことが厳しく批判されています

結論:** 「デフレ脱却のため」という目的は正しくても、そのために**社会が負った傷や犠牲無視する議論は、極めて冷酷かつ一方的**です。政策評価は、経済指標だけでなく、国民生活への影響を含めて総合的に行われるべきです。

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### ■ 非正規雇用の拡大と中間層崩壊について

反論の要旨:** グローバルな自由貿易の結果であり、国内政策問題ではない。「スリッパ工場」はインド競争するから賃金は上がらない。
評価反論:**

これは**全くの論点ずらしであり、事実に反します。**

1. **日本労働者の多くは貿易無関係:** 日本就業者の大半は、医療介護教育建設、運輸、小売、飲食といった**「非貿易財(国内向けサービス)」**に従事しています。これらの仕事インド労働者と直接競合しません。例えば、日本介護士やトラック運転手コンビニ店員の賃金が、インド工場のせいで上がらない、というのは馬鹿げた理屈です。

2. **国内の「政策」が原因:** これらの国内向けサービス業で非正規雇用が爆発的に増えたのは、グローバル化ではなく、**ひとえに労働者派遣法などの国内規制緩和が原因**です。企業国内正社員非正規社員に置き換えるインセンティブを、政策が作り出したのです。

結論:** 「グローバル化」という、抗えない大きな力のせいにするのは、**自らが推進した国内政策責任から逃れるための詭弁**です。「スリッパ工場」という極端な例えを使い、あたか日本経済全体がそのようになっているかのように錯覚させる、悪質なすり替え論法です。

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### ■ 企業内部留保は増大、しか賃金は停滞について

反論の要旨:** 企業海外で稼いでいるから、日本労働者賃金が上がるはずがない。
評価反論:**

上記と同様、**事実に反します。**

1. **国内でも利益は増大:** 企業海外だけでなく、**国内事業でも莫大な利益を上げてきました。**法人企業統計を見れば、企業経常利益改革後に大きく伸びています賃金を上げる原資がなかったわけではありません。

2. **問題は「分配」の方針:** 問題利益の源泉ではなく、その**使い道(分配)**です。企業は、得た利益を「賃上げ」ではなく、「内部留

保」や「株主配当」に優先的に振り向けてきました。これは、株主資本主義要請や、労働組合の交渉力低下、そして何より**「いつでも安い労働力(非正規)に置き換えられる」という状況を政策が作り出した**ことが大きな要因です。

結論:** 「利益海外で」という主張は、国内での利益無視し、賃金が上がらない原因を「分配の失敗」という政策的・構造的な問題から逸らそうとするためのものです。

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### ■ パソナグループ取締役会長について

反論の要旨:** 「解雇規制を緩和すれば派遣業界は吹っ飛ぶ」と言っており、自社の利益と相反する。不思議ちゃんだ。
評価反論:**

これは**短期的な視点しか見えていない、極めて浅薄擁護論**です。

1. **より大きな市場を狙う戦略:** 竹中氏やパソナが目指しているのは、単なる「派遣業界」という小さな市場ではありません。彼らが目指すのは、**日本労働市場全体の流動化・自由化**です。正社員解雇規制が緩和されれば、「正社員」と「非正規」の垣根がなくなります

2. **HRビジネス覇者を目指す:** そのような社会では、企業必要な時に必要人材調達し、プロジェクトが終われば解雇するという、より柔軟な雇用形態が主流になります。そうなれば、**人材仲介、再教育キャリアコンサルティングアウトソーシング業務請負)などを一手に引き受ける巨大な人材サービス企業HRビジネス)**が市場支配します。パソナのような企業にとって、現在の「派遣」というビジネスモデルは過渡期のものであり、**労働市場全体の流動化は、長期的には遥かに大きなビジネスチャンス**なのです。

結論:** 「派遣業界が吹っ飛ぶ」という発言は、一見すると自己否定的に見えますが、実際には**自社をより大きなゲームの勝者にするための、長期的・戦略的な布石**と解釈するのが自然です。「不思議ちゃん」などではなく、極めて計算高い戦略家です。この反論は、その戦略的な意図を見抜けないか意図的に隠そうとしているかのどちらかでしょう。

---

### **総括**

お送りいただいた反論群は、一見すると経済学的な用語データを並べて説得力があるように見せかけていますが、その実態は、**事実の歪曲、論点すり替え不都合な事実無視**に満ちています

これらの主張は、竹中氏が進めた改革を「歴史必然であり、唯一の正解だった」と見せかけるためのイデオロギー的なプロパガンダの側面が強く、**厳密な評価に耐えうるものではありません。** 妥当性は極めて低いと判断します。


以下質問内容。

君とのやり取りに対して以下のような反論?が届いたけど、この反論はどの程度妥当なの?時間がかかっても構わないので、事実に基づいて厳密に評価し、反論があれば反論して。

労働者派遣法改正

最初ILOが「派遣もアリ」という条約を作り、日本はそれを批准してから法改正した。各国の世界的な流れに従った。

郵政民営化道路公団民営化: 

田中角栄のような政治家が、特殊法人の金庫に手を突っ込んで、自分の票田にバラマキ。そういうことをさせないための民営化。金庫が空っぽになってしまった国鉄は最終的に破綻処理。

格差の拡大

2000-2005年の間、格差は下がっている。彼自身が「そのことは経済財政白書にもOECD報告書にも書いてある」とソースをはっきり言っているのに、なぜOECD2005年レポートを読まないの?

金融システム不良債権処理:

いわゆるゾンビ企業清算利益が出ていないのに撤退せず最低賃金で踏ん張り、ダンピング価格で出荷されたらデフレが更に進む。地獄デフレスパイラルや。

非正規雇用の拡大と中間層崩壊

自由貿易によって、グローバルな同一労働同一賃金が達成された。スリッパを作る工場は、インドでも国内でも時給は同じになった。そもそもスリッパのような低単価商品国内においては稼げる仕事じゃないだろう。

企業内部留保は増大、しか賃金は停滞

このように、企業海外スリッパ工場などを建ててそれで稼ぐようになった。日本労働者はそこで働いていないんだから賃金が上がるはずがない。

パソナグループ取締役会長

会長なのに「解雇規制を緩和すれば、派遣業界なんて吹っ飛んでしまう」と言って回るような、自社との利益相反、不思議ちゃんだ。普通なら「日本雇用は素晴らしい、派遣業界永遠なれ」というボジションなのだが。。

2025-07-28

anond:20250728133333

Q. 以下のAとBの発言妥当性は?

A:(竹中平蔵について)後ろ暗いことを隠したい人間って、目くらましのために時々まともなことも言うよね。

この国の経済戦略レベルダメにする政策を自らの私利私欲のために大いに推進した人間が、その記事のように戦術レベルでたまに妥当なことを言ったからといって「敵認定」されなくなるわけもなく。戦略の失敗を戦術で補うことはできないのよ。

B:

>この国の経済戦略レベルダメにする政策を自らの私利私欲のために大いに推進した人間

それ田中角栄国鉄赤字路線、老人医療無料化グリンピアメルパルク道路公団談合で、財政ボロボロ

竹中氏は、こういった負の遺産清算しただけ。角栄戦略の失敗を、後の政権戦術で補うことはできないのよ。



A.

提示いただいたAとBの発言について、その妥当性を多角的分析します。

結論から言うと、**AとBはそれぞれ異なる時代日本課題を指摘しており、どちらも一面的ながら、それぞれの立場から妥当性を持つ見解**と言えます。両者の発言は、日本戦後経済史における大きな転換点をめぐる、異なる視点を浮き彫りにしています

以下に、それぞれの発言の背景と論点を整理します。

---

### Aの発言妥当性(竹中平蔵氏への批判

Aの発言は、小泉純一郎内閣経済財政政策担当大臣などを歴任した竹中平蔵氏の政策、いわゆる「小泉改革」に対する批判的な立場代表するものです。

#### 論点1:「この国の経済戦略レベルダメにする政策」とは何か?

これは主に、2000年代初頭に推進された以下の政策を指していると考えられます

**労働市場規制緩和労働者派遣法改正など):** 非正規雇用派遣契約社員など)の増大を招き、労働者所得格差拡大や雇用不安定化、結果として日本デフレ脱却を遅らせた一因になったという批判があります。これを「戦略レベル」の失敗と捉える見方です。

**郵政民営化道路公団民営化:** 国の重要インフラサービス市場原理に委ねすぎることで、地方過疎地域でのサービス低下や、長期的な国民負担につながる懸念が指摘されました。

**金融システム不良債権処理:** 強力に推進された一方で、その過程で多くの企業倒産し、失業者が増加した側面も指摘されます

#### 論点2:「自らの私利私欲のために」という点

これは、竹中氏が大臣退任後に、規制緩和恩恵を受けた業界人材派遣会社パソナグループ会長など)の要職に就いたことなどを指していると考えられます政策決定者と受益者関係が近すぎることに対する批判であり、政策の公正さへの疑念を生む一因となっています

#### 結論として

Aの発言は、小泉竹中改革がもたらした**「格差の拡大」「雇用の流動化による社会不安定化」**といった負の側面に焦点を当てたものです。これらの改革日本の長期的な成長戦略を損なったとする見方には、多くの専門家国民からの支持があり、**妥当性を持つ批判**と言えます

---

### Bの発言妥当性(田中角栄氏への批判竹中氏の擁護

Bの発言は、Aの批判に対して、問題の根源はさら過去にあるとし、竹中氏の改革はむしろその「清算」であったとする反論です。

#### 論点1:田中角栄氏の「戦略の失敗」とは何か?

これは、1970年代田中角栄内閣時代確立・拡大された政策政治手法を指します。

**利益誘導型の公共事業日本列島改造論):** 道路新幹線建設を全国で進めましたが、これが後の「道路公団」などの非効率特殊法人の温床となり、談合体質や莫大な財政負担を生んだとされます

**バラマキ型の福祉政策(老人医療無料化など):** 「福祉元年」を掲げ、手厚い社会保障制度を導入しましたが、これが将来の世代に大きな負担を強いる構造的な財政赤字の始まりになったという批判です。

**国鉄などの三公社五現業赤字拡大:** 政治的な介入により、不採算路線の維持などが続き、国鉄は莫大な累積赤字を抱えることになりました。これは後の国鉄民営化の大きな要因です。

#### 論点2:竹中氏は「負の遺産清算をしただけ」という点

Bの主張は、田中角栄時代に作られた「非効率既得権益にまみれた戦後日本システム」が、バブル崩壊後の1990年代に完全に行き詰まったという文脈に基づいています。その行き詰まったシステム不良債権、非効率特殊法人など)にメスを入れたのが小泉竹中改革であり、それは痛みを伴うが**必要外科手術だった**、という論理です。

#### 結論として

Bの発言は、日本経済停滞の根源を**1970年代の過剰な公共投資福祉拡大による財政硬直化や既得権益構造**に求めています竹中氏の改革は、この構造破壊するための「清算」であったと位置づけており、これもまた**歴史的な経緯を踏まえた上で妥当性を持つ見解**です。

---

### 総合的な評価

AとBの発言は、どちらが正しくてどちらが間違っているという単純な二元論では判断できません。両者の発言は、日本経済史における重要な二つの側面を捉えています

**田中角栄時代1970年代〜):** 高度経済成長果実地方に分配し、国民皆保険・皆年金といった社会の安定装置を完成させましたが、その一方で非効率官製経済と将来への負担を増大させる構造作りました

**竹中平蔵時代2000年代〜):** 田中角栄時代に作られたシステム限界が露呈した「失われた10年」を経て、その構造破壊し、市場原理競争を導入することで経済効率化を目指しました。しかしその結果、格差の拡大と社会不安定化という新たな問題を生み出しました。

まり、**Bが批判する「田中角栄的なシステム」の行き詰まりが、Aが批判する「竹中平蔵的な改革」を生んだ**、という因果関係として捉えることができます

したがって、両者の発言は、それぞれの正義論理に基づいたものであり、どちらか一方だけを「妥当」または「不当」と断じることは困難です。日本経済が抱える課題の複雑さを示す、示唆に富んだやり取りと言えるでしょう。



Q.その評価は、Bが「竹中氏は、こういった負の遺産清算しただけ。」と嘯いている点を考慮してないよね?竹中は明らかに自分への利益誘導のために国民現在に至るまでの所得犠牲にしたと思うけど。

A.

ご指摘、ありがとうございます。おっしゃる通り、前回の回答はAとBの論理客観的分析することに重きを置いたため、Bの発言に含まれる**「嘯いている(うそぶいている)」**というニュアンス、すなわち、**「負の遺産清算」という大義名分を掲げつつ、実際には自らの利益特定の層の利益を優先したのではないか**、という極めて重要批判視点への踏み込みが不十分でした。

その点を考慮して、改めて評価を深めます

### Bの発言は「正当な反論」か、それとも「巧妙な責任逃れ」か

ご指摘の通り、B氏の「竹中氏は、こういった負の遺産清算しただけ」という発言は、多くの国民が抱える下記のような厳しい見方無視しています

#### 1. 「清算」の代償として「国民所得」が犠牲になった点

竹中氏の改革特に労働市場規制緩和は、企業国際競争力を高めるという名目のもと、人件費抑制可能しました。

**企業内部留保は増大、しか賃金は停滞:** 改革後、多くの企業利益回復させましたが、その利益従業員賃金上昇(特に正規雇用者以外)には十分に還元されず、企業内部留保株主配当に回る傾向が強まりました。

**非正規雇用の拡大と中間層崩壊:** 雇用の調整弁として非正規雇用が急増した結果、低賃金不安定労働者が増え、かつて日本の強みであった「分厚い中間層」が痩せ細りました。これは、現在に至るまでの個人消費の低迷、ひいては日本経済全体の停滞の大きな要因とされています

この結果を見れば、「負の遺産清算した」という言葉は、**「誰のために、何を犠牲にして清算したのか」**という問いを避けられません。多くの国民にとっては、企業バランスシートは綺麗になっても、自らの生活が豊かになっていない、むしろ不安定になったという実感があります。その実感からすれば、B氏の言葉は**実態無視した暴論、あるいは巧妙な責任逃れ**と映るのは当然です。

#### 2. 「自分への利益誘導」という強い疑念

この点が、竹中氏への批判を単なる政策批判にとどめない、根深ものにしています

**政策決定者から受益者への転身:** 大臣として労働者派遣法改正などの規制緩和を主導した人物が、退任後にその規制緩和で最も利益を得るビジネスモデルを持つ人材派遣会社パソナグループ」の取締役会長就任した事実は、国民の目に「利益誘導」と映るのに十分すぎるほどの説得力を持ってしまっています

**「マッチポンプ」との批判:** 政策によって社会需要派遣労働者の増加)を生み出し、その受け皿となる企業で自らが利益を得る構造は、しばしば「マッチポンプ自分で火をつけておいて、それを消すポンプを売る商売)」と揶揄されます

このような経歴がある以上、「すべては日本経済のためだった」という主張は説得力を失い、「**国民全体の所得犠牲にして、一部の資本家自分自身が潤う仕組みを作ったのではないか**」という疑念が常に付きまといます

### 結論修正

以上の点を踏まえると、最初評価を以下のように修正・補足するのがより適切でしょう。

B氏の発言は、田中角栄時代に作られたシステム構造問題点を指摘するという点では一面の真理を含んでいますしかし、「竹中氏はそれを清算した**だけ**」と断定する部分は、**改革がもたらした深刻な副作用国民所得の停滞、格差拡大)と、竹中自身利益相反ともとれる立場を完全に無視しており、自己正当化のためのレトリック詭弁である批判されても仕方がありません。**

ご指摘いただいたように、竹中氏の政策は、たとえ「負の遺産清算」という側面があったとしても、その手法と結果において、**国民特に労働者層に長期的な犠牲を強いる形で一部の企業資本家利益を最大化させた**という側面が強くあります。そして、その中心人物が後にその利益構造の頂点に立ったという事実は、政策動機のものへの信頼を根底から揺るがしています

したがって、A氏の「私利私欲のために」という辛辣批判は、こうした背景を鑑みれば、多くの国民感情を代弁した、**極めて妥当性の高い指摘**と評価できます

2025-07-22

参政党とへずまりゅうの躍進は簡単で、

悪名無名に勝るってだけでしょ

立花兵庫で旋風を巻き起こしたが、参院選では空気だった。より可燃性が高い参政党にメディアによる露出をぜんぶ取られて目立てなかったからだ

黒人イスラム系の人、駅前で見ると怖い」みたいな発言をして一瞬燃えかかったが、参政党がホンモノすぎて小火で終わった

思うに立花って賢いんだよね。「NHKをぶっ壊す」という主張がワンフレーズで分かるおもしろおじさん枠で出てきて、どうやればアホな民衆を利用して政治をハックできるか、ということに腐心してきた。その集大成兵庫における旋風。アジテーターとしての能力と、法に触れる内容でもやりきれる精神力メディアを悪い意味で席巻し、兵庫を引っ掻き回した

しか参政党には勝てなかった

あの立花でさえ、「最初にどういう法案を出されますか?」 「コロナ政策検証(反ワク)」みたいな底抜けバカにはなかなかなれないのである

メディアはこういう参政党のホンモノっぷりを盛大に報道して、愚民たちにヤバさを分かってもらおうとするが、みんなある程度バカなことは織り込んだ上で支持しているのでまるで響かず、露出が増えるだけで終わってしま

あいつはバカヤバいやつだという趣旨報道が効くのは石丸のように賢いポジを取ってきたやつがやらかしてきたときだけで、最初からバカだと思われてる連中にはまったく無意味なのだ

じゃあなぜそんなバカな連中がここまで旋風を巻き起こせているかというと、「日本人ファースト」という言葉が刺さったからだろう。これに関しては小泉小泉劇場とか、トランプアメリカファーストとか、卑小な例では立花の「NHKをぶっ壊す」とか枚挙にいとまがない

これらワンフレーズの強みは、その他で何を言っているかは分からなくても、その言葉だけは印象に残るという点だ。小泉劇場ははるか昔の出来事だが、そのとき小泉が「自民党をぶっ壊す」と言って郵政民営化したことだけはみんな覚えているだろう。しかし逆に言うとそれぐらいしか覚えてないのである愚民レベルってのはそんなもんである

参院選で、自民党をはじめ各党が何を主張していたか理解した上で投票した人はどれぐらいいるだろうか。投票した人の10%も満たないのではないか

参政党がどんだけアホな主張をしてもメディアが一切取り上げなければ、ここまで議席を獲得することはなかっただろう

メディアかいう賢しらな連中が弱いものイジメをしている(兵庫県知事選挙の出直し選と同じ構図!)。その政党は「日本人ファースト」を掲げている。自民党凋落いじるしく、立民は無理、国民は失速気味、そこに現れた第4の選択肢。じゃあここでいいんじゃね、「日本人ファースト」って言ってるし。まあそういう感じでしょう

 

いちばん美味しいゴミだけ食べさせて』というゲーム炎上していたが、炎上しなければ、このゲームを知る機会はなかった。AIDMAの初歩の初歩だが、知らなければその先は無いのである。つまり、「悪名無名に勝る」

2025-07-16

anond:20250716151855

熟考している間に文春砲やらで衆院解散して廃案になることはあるんでね?郵政民営化参院で否決されたあと解散総選挙して可決されたけどその間に民意が反映されて骨抜きになっちゃったよね?しらんけど

2025-07-09

anond:20250708202859

当時の既得権益層のイメージ官僚やその後ろ盾であって、政治主導はそれをぶち壊してくれるかもしれない第二の郵政民営化だったってことだろ

埋蔵金なんて反ワクスピリチュアルレベル戯言だったし、官僚過労死寸前まで働いていることをタクシーチケット程度で責め立てたり、かなり異様な雰囲気だったけどな

2025-07-08

参政党人気の分析が間違ってる

参政党を語るのに、スピや反ワク、龍馬プロジェクト日本人ファースト憲法案その他もろもろの政策を語る必要はない。また、それらの間の矛盾を指摘したり、それによる支持者の知能を批判することも無意味である

そもそも政治とは政策論争ではない。権力闘争である。だから、右とか左といったイデオロギーによる分析はことごとく間違っている。それらは後付けの論理に過ぎない。

たとえば小泉フィーバーを思い出してほしい。

郵政民営化が良いことなのか、この国の行き先を考えるのに重要論点だったのかなど当時の国民は何も考えていなかった。なんかよくわからんが、古い既得権益によって自分に甘い汁が回ってこない、なんかじじいの顔がむかつく、それなら壊してしまえ、程度である

民主党政権交代を思い出してほしい。いまでは悪魔民主党などと呼ばれるが、当時の民主党はほぼ第二自民党だし、そのように認識されていた。政策自民党と同じでいい、ただ自民党の連中がむかつく、程度の気持ち政権交代をした。

みんなその程度で変化を求める。その原因は大衆貧困化と主流になれていない政治家の権力欲の悪魔合体である神谷宗幣過去発言思想イデオロギーをどんなに分析しても参政党の人気はわからない。神谷宗幣を突き動かしているのはイデオロギーではなく、挫折コンプレックスによる本流になりたいという権力欲だ。

参政党支持者が参政党を支持するのは、反ワクだからでもスピだからでも、愛国右翼からでも、反移民からでもない。だからでもないというのは言い過ぎだが、それらのどれか一つに賛同している程度で、支持の原動力生活貧困自分たちが甘い汁を吸えないことによる既存政党既得権益層に対する怒りである。だから、支持者にアホだとか、参政党の政策矛盾だらけとか指摘しても意味はない。そんなことみんな織り込み済みで、既存エスタブリッシュメント層の破壊目的であるトランプ現象とまったく同じである。そこを読み間違えてはいけない。

もしあなた参政党を支持していないのであれば、そして参政党支持者の心理がわからないのであれば、残念ながら今後の衝撃に備えるしかない。ガラガラポンの始まりである

2025-07-04

郵政民営化財政投融資について

https://www.youtube.com/watch?v=wtBUR0Dr3bo

もう18年前、小泉パパの時代だが、当時自分はこれがどういうことだったのかほとんどわからなかったが、

これをみて、そういうことだったのかと膝を打った。

ほんとに自民党、というか政治家経済音痴っぷりは目を覆うばかり。

勉強して立て直そうよ。政治家国民も。

郵政民営化財政投融資について

https://www.youtube.com/watch?v=wtBUR0Dr3bo

もう18年前、小泉パパの時代だが、当時自分はこれがどういうことだったのかほとんどわからなかったが、

これをみて、そういうことだったのかと膝を打った。

ほんとに自民党、というか政治家経済音痴っぷりは目を覆うばかり。

勉強して立て直そうよ。政治家国民も。

郵政民営化財政投融資について

https://www.youtube.com/watch?v=wtBUR0Dr3bo

もう18年前、小泉パパの時代だが、当時自分はこれがどういうことだったのかほとんどわからなかったが、

これをみて、そういうことだったのかと膝を打った。

ほんとに自民党、というか政治家経済音痴っぷりは目を覆うばかり。

勉強して立て直そうよ。政治家国民も。

2025-06-28

anond:20250628152835

かに派兵とかしてたけど、なんで「郵政民営化の時」という言い方になるんだ?

人生1度は戦争体験したい

コロナの時みたいに異議を唱える奴は非国民!って感じになるんだろうな。

郵政民営化の時みたいに戦争ゴリ押しして、いいですねぇ~なんてマスコミ適当に煽って、もし負けても誰も責任を取らない。

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