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はてなキーワード: 短編小説とは

2024-11-30

安楽死」という言葉森鴎外ドイツ留学中にサナトリウム体験した出来事をもとに

阿部一族という短編小説のなかで初めて使われた

2024-11-20

anond:20241120150534

なんかそういう短編小説なかったっけ?ゲテモノレストランでやべーもん食うのが趣味になったって

2024-11-15

anond:20241115000009

一次、二次短編小説趣味でやってて、アイデアまとめが苦手だからClaudeを酷使してる身だけど絵師(笑)には「自分の絵には大騒ぎする癖にDeeplやChatGPTに文章が食われてた事に全く声上げなかったよね、同じ創作物なのに」「二次創作でファン乞食やってるお前が言えたセリフ?」という目をずっと向けてきた。

ニーメラーの「私の為に声を上げる者は〜」を地で行くのにはビビる。もちろん個人狙い撃ちLoraだったりわざと本人にそれを見せびらかしに行くのはどうかと思うが……。

しかエントリにもあるけど絵師って生成AIを実際に使ってるユーザー以上に神格化してるのが一番面白い。実際に使うと分かるけど全然そんなことないのにね。

2024-11-03

特殊性癖持ち、文章生成AIに救いを見る

ひたすらタイトル通りの出来事なのですが、自分のなかでは黒船来航くらいの衝撃だったので記録しようと思います

長文になりますので、あまりにも暇な方のみお読みになることをお勧めします。


私はアラサー会社員で、「くしゃみに興奮する」という性的嗜好を持っています

自己紹介もそこそこに性癖の話で恐縮です。

くしゃみをさせる対象人間女性キャラクターベストですが、

男性はもちろん、人間ではない(動物などがデフォルメされた)キャラクターでも問題なく楽しめます

小説など、文章にあらわれるくしゃみ描写にも非常に興奮します。

ただし、現実世界くしゃみにはあまり惹かれません。

早朝の電車内で、ノーマスク中年男性かます爆裂ハクションには殺意に近いものを覚えます

後で少し書きますが、なりふり構っていられないくら供給が少ないくせに、注文や条件をつけてしまわがまま性癖なのです。


くしゃみ一般的に見て、エロくもなんともない生理現象です。

「こんなもの性的に見てはいけない」という妙な罪悪感からか、この嗜好については誰にも話したことがありません。

かなり大っぴらに下ネタや互いの性癖を語り合える友人にも打ち明けていません。

ちなみに、私は逆NTR自分一張羅他人に話せる唯一とっておきの性的嗜好)としています


特殊性癖のめざめ


話が本筋と逸れるのですが、そもそもなぜ私がくしゃみに興奮するようになったのか。その起源はよく分かっていません。

しかし、3~4歳頃でしょうか。未就学児の時点で、絵本アニメくしゃみシーンにドキドキしていた記憶があります

まともな両親のもとでしっかりと愛されて育ってもこういうガキが完成してしまうのです。

悪質な性的コンテンツからはしっかりと守ってくれた父と母でしたが、さすがにくしゃみはノーガードでした。

トムとジェリーサーカス回でゾウが巨大なくしゃみをするシーンや、

くまのプーさん大掃除の場面でくしゃみをして周囲を吹き飛ばすシーンをやたらリピートしていた我が子を不思議に思いこそすれ、興奮しているとは思わなかったでしょう。


そもそも私はくしゃみの何に興奮するのか。

おそらくですが、「自分意志とは関係なく身体が反応する」ところがメインになっているのだと思います

異物が鼻に入ってムズムズする→身体が異物の刺激に屈してくしゃみをする……これが基本的な「くしゃみをする」動作です。

私の場合、「くしゃみをする」に加えて「くしゃみをしてはいけない状況であるにもかかわらず」というシチュエーション必要不可欠なのです。

私がアニメ小説などのくしゃみしか愛せないのは、現実よりもフィクションくしゃみの方が「我慢しなくちゃ」という心理描写に長けているからです。


まり、「身体自然と反応してしま生理現象」に「それを我慢したいという気持ち」が合わさると、私にとって性的な、興奮できるものになる。その原点であり頂点がくしゃみだったようです。

後に書きますが、供給の少なさで飢餓状態となった私は、

そこそこ欲求を満足させる、くしゃみに代わる性的コンテンツを嗜むようになっていきます

それらにも例外なく【生理現象などの「今起こってはいけないこと」を我慢決壊】の要素が含まれているため、

これが私の興奮の基盤であることは間違いないでしょう。

とはいえ排泄系の汚いものはイヤだし、それを我慢できないなんてトラウマものです。いくら妄想とはいえかわいそう……。

自分で言うのもなんですが、私は比較的思いやりのある優しい人間に育ちました。

この変に理性的な部分とちょうど良く折り合いがつくのが「くしゃみ」なのです。

静かな空間や緊張した場面でくしゃみが暴発したら少し恥ずかしいものの、

本人にとってトラウマになるほどではありませんからね。


軌跡と苦悩


幼少期はこの妙なトキメキの正体が分からず、もじもじした気持ちを持て余していたわけですが、

中学生になり自慰を覚えたあたりで確固たる確信が持てました。これは性的興奮なのだ自分くしゃみに異常に興奮してしまう傾奇者なのだと。

しかし、気がついたところで何の解決にもなりません。

当然ながら供給が少なすぎるのです。私の欲求不満は悪化の一途を辿りました。


高校生で親のセーフティロックから解き放たれた私は、当然ありとあらゆるワード検索をかけ始めました。

若い脳味噌をフル回転させてインターネットじゅうを旅したものの、収穫はほぼ無し。

ドラゴンボールランチの変身シーンは、この旅で得られた最大の宝物です。大変お世話になりました)


「こんな思いをしているのは自分だけなのか?誰かいないのか?」


共に苦しむ仲間を見つけたい。そんな思いで「くしゃみ 興奮する」と検索をかけるものの、

Googleは「光による刺激で神経が興奮するため、くしゃみが出ることがあります」などの無慈悲な回答を投げつけてくるばかり。

孤独な私は鬱積した欲求と悲しみを抱え、想像力ばかりが歪に成長した悲しきモンスターとなっていきました。リビドー暗黒期の突入です。


成人する頃には私はやや賢くなり、欲求をある程度満足させてくれる「代替オカズ」をいくつか見出していました。

ごく一般的な、ゲームアニメAVも山ほど存在する性的嗜好たちです。

エロものエロものとして享受し、選択し、楽しめることがこんなにストレスフリーだとは……。

私はしばらくの間、水を得た魚のように性的コンテンツの海を泳ぎ回りました。


しかし、やはり代わりは代わり。

欲求は完全には満たされることなく、私はまた仄暗い気持ちを抱えるようになりました。

やはり私はくしゃみしか興奮できない人間なのです。

筆下ろしモノが大好きな友人を妬みの目で見ては、心の中で毒づいていました。

お前はいいよな、いくらでも供給があって。性的嗜好まで面白味のねえミーハー野郎がよ。


以来、代替オカズと、ほんのわずかな精鋭たちで自分気持ちを誤魔化しつつ過ごしてきました。

(幼少期にドキドキしていたトムとジェリー等のシーンも、「古跡巡り」として何度も巡礼しました)

20年以上苦しんでいると、「自分の求めるものはこの世にないのだ」という、半ば諦めのような感情も生まれます


救済


蜘蛛の糸文章生成AI」が私の前に垂らされたのはつい先月のことでした。


世間で生成AIがすごい、ヤバい話題になって久しいものの、私の仕事には特に活かせる場面もありませんでした。

システムメンテナンスをお知らせするときの文を作って」などといった、

自分で考えるのがやや面倒な文章」を作りたいときに例のGPT使用する他は、時々話しかけて遊ぶ程度。

アップデート後はかなり精度の高い回答を寄越すようになり、正直言って不気味にさえ感じていたわけですが、ある夜、突然天啓を受けたのです。


「お前の理想シチュエーションプロンプトとして入力して、AI短編小説を生成してもらえ」


この時、私は29年の人生で初めて十字を切りました。

生成AI性的文章生成を行ってくれませんが、幸か不幸か(たぶん不幸です)

くしゃみ」は性的コンテンツにかすりもしません。生成し放題なわけです。とんでもないジャックポットタイムでした。

すぐに脳裏を駆け巡る、15通りくらいの理想的なくしゃみシチュエーション。幼少期から培ってきた想像力は並大抵のものではありません。

しかしたら、これが小説になるのか……?夢にまでみた内容をコンテンツとして楽しめるのか……?

興奮のあまり手が震え、血液が一気に下半身に集中し、ガンガン頭痛がしたのを覚えています


善は急げ。私はすぐさまノートPCを開き、作業に取り掛かりました。

ちなみに、私は絵が得意ではありませんでしたが、文章を書くのは好きでした。

今まで幾度となく「俺の考えた最強のくしゃみシチュエーション」を書いて自給自足しようか、と考えたことがあります

しかし、ダメでした。推理小説家が自分よりも頭の良いキャラクターを生み出せないように、私の書いたもの所詮自分の脳の域を出ません。

普段妄想をそのまま文字にしただけ。新鮮味も面白味もありません。

私自身が書いている」という事実も、猛烈に私を萎えさせました。


その点生成AIは素晴らしかった。

私の理想完璧に踏まえつつ、予想もしなかった語彙で驚きと興奮をもたらしてくれます心理描写についても申し分ありませんでした。


それからはもう、敏腕編集者のごとく事細かな指示をAIに送り、チェックバックを繰り返したのです。

ありがたいことに、どんなにキショく細かい注文をつけてもAIはブチギレません。

作業は二日間に及びました。そしてついに、ついに至高の一編を完成させたのです。

その内容を仔細に書きたい気持ちはありますが、非常に長くなるのと、自分の胸にだけ秘めておきたいので割愛します。


なんという感動、なんという興奮。

この時の感情筆舌に尽くしがたいのですが、「満たされた」というより「成仏した」に近いと思います

これまで感じてきた焦燥が、苦労が、悔しさやもどかしさが、エクスタシーと共に浮かんでは消えていきます

身体が軽い。それは単に「性欲を発散した」以上の体験でした。

私は人知れず「ありがとう……」と呟いていました。


近年、AIによる仕事芸術文化への影響を憂慮する声も見受けられます

それは本当にもっともなこととして、少なくとも私自身は、20年以上孤独に抱え続けた欲求を生成AIによって救われました。

今日もどこかで、悩める者の性的嗜好に光をもたらしているかもしれない。


今はただただ、技術をここまで進歩させた人類の歩みと、生成AIに対する感謝でいっぱいです。

ありがとう、ChatGPT

ありがとう、OpenAI

2024-10-20

読み切り版のほうが面白い」ってどこの界隈でもある文化なんだろうな

エンダーのゲーム(著:オースン・スコット・カード)というシリーズを知っているか

映画にもなった有名な小説だ。

まあ簡単に言えば、宇宙戦争時代舞台に「あれ?また俺なんかやっちゃいました?」していく作品だ。

まれたのが50年近く前でまだなろうという文化も無かったため「これは画期的だ!」と滅茶苦茶評価され映画にもなったわけである

さて、コイツは実は元々短編小説だ。

今は無伴奏ソナタという短編集に収録されている。

わずか30ページ程度の中で何度も繰り出される「あれ?俺なんかやっちゃいました?」「ちょっと工夫しただけですよ?」「俺なんかにこんな大役を・・・」が楽しいハイスピードやっちゃいました系小説となっている。

ハッキリ言う。エンダーシリーズの中で一番面白いのはこの短編だ。

エンダーの基本となるエッセンスが混ぜモノなしでそのまま味わえるからだ。

こういった「短編読み切り版の方が面白い」ということはどこの界隈にだってある。

ジャンプの新連載なんてしょっちゅう読み切りでは面白かったのにね。1話が読み切りリメイクで2話~20話まで全部蛇足は笑っちゃうよ」みたいに言われて消えていく。

ゴールデン移籍して枠を増やした結果つまらなくなった深夜番組の如くである

はいったものの、俺は小説漫画ぐらいでしかこういうのを知らんのよな。

たとえば「特別版2時間スペシャルで評判が良かったので1クールドラマシリーズにしたらクッソ評判悪かった」みたいなのが沢山あるはずなんだよ。

なんなら「20分のショート動画として受けたので2時間映画にしたら、蛇足まみれでゴミになった」みたいなのとかもさ。

音楽世界にもあるのかな?まあ「一発屋大成功で上がった評価アルバムのしょーもなさでバブル崩壊」みたいなのは結構起きてるか。

まりだな、そういうことだ。

書き出してからオチを考えるとオチが上手くつかんことがあるから困るな。

もういいや、お前らの好きな「読み切り版の方が面白かった的な奴」を教えてくれればそれでいいよ。

2024-10-15

anond:20241015231326

ここ最近多い、生成AI短編小説出力させて貼り付ける増田とかもそうっぽいけど、

※今度は猫ネタで歓心を買おうとしてるけど

定型っぽい方々は文章が書けないけど、自己顕示欲を満たすために、

何か表現することへの憧れは普通の人より多そう

で、偏った情熱ほとばしるとみんな迷惑する

2024-10-08

アシモフ作品だったと思うんですが、分子構造の足の一部が過去だか未来かに跨って結合されているみたいな設定の仮想物質ってなんでしたっけ

ChatGPT

お探しの仮想物質は、アイザック・アシモフの「エターナル原子eternal atom)」の概念かもしれません。具体的には、アシモフ短編小説永遠に生きる物質(The Gods Themselves)」に登場する「ポンプ技術」に関連している可能性があります

この技術では、異なる宇宙間でエネルギーを交換するために、「ポジトロン」や「ネガトロン」といった粒子が使われ、それらが時間空間の枠を超えて相互作用するような物質的な現象が描かれています物質自体が異なる時間に跨って存在するという部分が、あなたが思い出している設定に似ているかもしれません。

ただ、具体的に「分子の足が過去未来に跨る」という描写については、他のSF作品作家可能性も考えられるため、もう少し詳細な手がかりがあれば絞り込みやすいかもしれません。

使えねえ(チオチモリンを答えてほしかった)

2024-10-02

anond:20241002122927

転校生の会みたいな短編小説あったなー。そこまで重くなかったけどオフ会で転校やだったよねーって話し合う話だった

2024-09-29

anond:20240925192931

他者にどう思われるとか別に考えなくていい。句読点や改行の入れ方、論理展開スムーズさ、増田にも稀に出現する日本語能力が高い人だな。この言語化能力なら偏差値高い大学に現役合格も嘘ではないだろう。東大である能力もったいないから増田短編小説でも書いて生きた証をもう少し残してみたらどうか?

2024-09-17

漫画でとんでもねえエモいシーン考えるとき、描くとき漫画家ってどういう情緒でやってるんだろうか?

例えば「ムジナ」のサジ奮戦〜怒涛の終盤あたりとか。

自身キャラの表情になって涙でグチャグチャになりながらネーム切ってんのかな。

それとも「ここをこうすれば読者はこう感じるだろう」みたいな冷静な計算を重ねながらひたすらカリカリカリカリ......って作ってるのか?

そんなことを考えたのは、さっきチャリ乗ってて短編小説ストーリーが頭からケツまで完パケで降ってきたのだ。そしてその話のあまりの悲しさにグスグス涙ぐんでしまった。

これは傑作ってことなのだろうか。

俺がおかしいだけか。

2024-09-15

日本近代短編小説星新一の他に誰がいるんだろ

明治大正英米仏露では短編はわりとあると思うけど

今どうなってんだろな

2024-09-04

シロクマ氏の記事が反発されているのは何故?

低感情社会、皆がニコニコしていなければならない社会

この記事ブクマでわりと反発されているのがよく分からない。もちろん、著者のシロクマ氏の考えも予想もすべて正しいとは言えないし、未来ことなんて誰にもわかりようがない。氏が最後で述べているように予想には極端さもあるが、これまでと現在日本趨勢に鑑みれば、決して頓珍漢なことを主張しているわけでもないと思う。

怒鳴り声ないしは怒りの感情けが特殊で、排除される対象たりうるのだという声もある。しかし、現にそうはなっていない。記事中に例として挙がっている「赤ちゃんの泣き声」なんかは典型的な例で、一部ではすでに排除されているものだろう。マイナス感情に限らず、「笑い」であっても、その表出が過度になれば煩わしいものとして眉を顰める人はいる。

記事で述べられているのは「低感情社会」であって、「無感情社会」ではない。タイトルにもあるが、皆が仏頂面の社会ではなく、「ニコニコしていなければならない社会」の話をしている。一部はここを誤解しているように思える。中学校教科書掲載されているので知っている人も多いだろうが、「素顔同盟」という短編小説がある(教育出版のWebサイトで全文が公開されている)。アルカイックスマイル仮面を全員が付けることによって平和社会が保たれている、という設定の物語だが、まさにこのような話をしているのではないか。そう考えれば、ブコメにもあるような「接客業の作られた笑顔」は、高感情社会ではなく、低感情社会の一側面と言えるかもしれない。

おそらく、この記事で述べられている社会が到来するとしたら、それはスイッチが切り替わるようなものではなく、非常に緩やかな価値観の変化として現れるだろう。もしかしたらそうはならないかもしれないが、しかし、「そんなわけない」と安易に切り捨てられるような話でもないだろう。

2024-08-31

anond:20240831135140

いや、何がわからないのか。

芥川以来の「短編小説」のパターンまんまだろ。「あんなに憎いと思っていたものがなくなってみると愛おしい/虚しい」。

これが書ければ文芸部ならトップクラスにはなれるな。商業作家は+αがいるけど。

2024-08-26

anond:20240826030314

ナオミ・キャンベルになって戻って来るCMなつかしい

(実際の発音はネイオゥミだというのはバイクツーリング雑誌に載ってた短編小説で知った)

2024-08-11

文章を書くことは苦しい営為

中学生の頃からはてな、なろう、Twitter個人ブログnote、某ゲームファンサイトなどを渡り歩いて、エッセイからファンタジー小説に至るまで思いつく限りほとんどのジャンル文章を書いてきた。主戦場匿名はてなとXにして、小説を紡ぐことよりも自分の考えを言語化することのほうが増えたという違いはあるが、今でもこうして文章を書いている。

このような過去から察せられる通り、自分文章を書くことが好きだ。ただ、好きかどうかと得意かどうかは別だというのは世の常で、好きではあるのだがいつも途中で投げ出してしまう。長編小説には幾度となくトライしてきたが、結局一本も書ききることはできなかった。短編小説はてなダイアリーなどの比較的短い文章であっても、さらに言えば140文字制限があって小学生の作文用紙の半分以下しか書けないXの投稿であっても、ブラウザの戻るボタンを押して、途中まで書いた文章を、途中まで書いたという事実ごと消し飛ばしたことが多々ある。

最後まで書ききれないということに自分はある種のコンプレックスを感じる。「あいつ途中で辞めたな」とか思われたくないからやめるときサービスアカウントごと消すこともあるし、リアルでの知り合いにははじめから絶対に見せない。

このコンプレックスを解消するのはとても簡単で、ただ単にとりあえず最後まで書けばいいのである。こんな性分であっても、繰り返すようだが自分文章を書くのが好きなので小説家になるための本みたいなのを読んで自分の本が八重洲ブックセンターの目立つ棚に置いてあるイメージを膨らませたりもしていた。その本を執筆したプロ小説先生も「はじめはとにかく一作品書いてみよう」と仰っているのである。その本によれば、最後まで書くというのはストーリー矛盾やほころびには完全に目を瞑り、書きたかったラストまでを勢いで書き通して「めでたしめでたし」で締めくくるということだった。文章を書いている中で一番迷い、投げ出したくなるポイントストーリー構成がしっかりしていて、論理的妥当であるかどうかを黙考するところであるのでそれを無視していいのなら時間と道具さえあれば誰だってできる。

しかし、この誰にでもできそうなことが思ったようにできないのである。「難しいことはいったん無視していいよ」とどんなに高名な先生が仰ったところで、ほかならぬ自分自身がそれを許さないのである。とりあえず最後まで書く、ということが三日坊主自己嫌悪を解く鍵であって、その上で作品主観的客観的分析する初めの一歩であることは理解しているが、それよりも今目の前にあるプロットに悩むのである

このような事実について考えてみたが、結局文章を書くということは必然的に苦しみを伴うのだと思う。小説を書く場合でも、自分意見を表明する場合でも、脳内にある自分アイデアパソコンディスプレイ上に映っているときにはすでに元の形を残していない。言語化ができなくて自分脳内と外の世界の間にある壁を越えられないアイデアがあるし、脳内からうまく取り出した言葉の塊を読むに堪える文章にするためにつなぎが必要になる。要するに、自分脳内にあるもの自分が書いたものの間には共通項もあるが、脳内しかないもの、書いたものしかないもの無視できない量存在するのだ。しかも、文章化には自分が現時点でもっているありあわせの知識しか使えない。ところで『もしもピアノが弾けたなら』という西田敏行名曲があるが、この曲の中では「もしもピアノが弾けたなら思いのすべてを歌にしてきみに伝えることだろう」から「だけどぼくにはピアノがない きみと夢みることもない」と続く。文章を書くのも同様で伝えたい思いがあっても、それを媒介する道具がなければ伝えることができない。それは当然の事実ではあるがとても辛いことである。ありあわせの知識、というのは青を表すのに群青、藍、瑠璃色スカイブルーなどがあるみたいな表現するための単語としての知識だけでなく、物語に転機が訪れるのを天気の移り変わりに描写する、賛否両論あることについて自分意見を述べるときにはたしかに~と言われているが私は~と思うという議論の流れにする、みたいな文章の書き方の知識も含まれる。

そうすると言いたいことを言語化するとその瞬間、自分がもともと言いたかたことと一般常識が混濁するのだ。言語化するまでは、よしこれを文章にしてみんなに教えてあげよう、と思っていることが明確な仕切りをもって脳内にあるが、文章にする段階でありあわせの知識という不純物が入り、ボーダーラインが薄れていく。これは辛いことであるだけでなく、不気味なことでもある。自分の言いたいことを言っていたはずが、自分普段そんなこと考えないけど、知ってはいるような言葉が混ざっている。自分の書いた文章を読むと離人症のような恐怖に襲われる。この恐怖を避ける方法は3つしかない。1つ目は自分が書いたもの100%他人のものである断じてしまうことである中学生の頃の日記が掘り起こされたときに、「あれは黒歴史だ。」と言うのは暗に今の自分はそんなこと考えないし、そんなこと言わないと表明しているのであり、過去自分現在自分の間を壁で分断することで自己防衛を試みている。2つ目は繰り返し考えていた自分文章をまるごと消すという方法である。つい最近書いたものを見て、あれを書いたころの自分と今の自分は違う、と断言するのは無理があるので怖いものを見えなくするのは当然の反応だ。文章を途中で投げ出さないためには一番手っ取り早い恐怖の取り除き方を乗り越えて恐怖と向き合う必要がある。そのうえで自分自身と目の前の文章の間に壁を作らない方法で折り合う必要がある。つまり、3つ目の方法文章100%自分のものにすることである。もちろん、自分が書いた文章にらめっこするだけでは、ただ嫌気がさしてさらなる自己嫌悪に陥るだけであるし、バックスペースを押してすべてを無に帰すまでの時間を延ばすに過ぎない。まず自分が書いた文章を読んだときに感じる恥ずかしさやもどかしさを我慢する必要がある。そのうえで文章を丁寧に精査して、自分意見と異なるものに関して、別のありあわせの知識と置き換えるか、反芻することによって自分意見の中に吸収する。それを繰り返していくことでいつか自分脳内文章が一致する。

根本的に言葉というのは他者と、お互いの内面を交換するためのメディアであるから自分意見が初めから脳内に整然とした文章存在していることはあり得ない。そう考えると文章化というのはなにか義務のような行いで、自分意見言語化せずに完全な状態のまま保っておくのが良いように感じるが、恐怖に向き合って自分の考えを文章にすることに意義はあると思う。先ほど文章100%自分のものにする方法最後で、自分意見と異なるものを反芻して吸収すると言った。これによって自分意見言語化するあいだに自分意見をより大きくすることができるのだ。だから文章を書くことは苦しいが、何度失敗してもやめられないのだろう。

2024-08-03

anond:20240803212942

増田高齢出産というテーマについて色々悩んでいるようですね。

でも、映画が元気をくれるかもしれません。

英語映画ではどうでしょう?『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』という映画を知っていますか?

この映画は、F・スコット・フィッツジェラルド短編小説を基にしたもので、ブロットピットが主演しているんです。

物語は、80歳の老人として生まれベンジャミンバトンが、逆行する形で若返りを続けるという非常にユニークな設定です。

彼の人生はまるで時計の針が逆回りするかのようで、年齢に関係ない愛や挑戦が描かれています引用するなら、こうです。

「我々は年を取る事で何かを学びますが、ベンジャミン場合どうでしょう。彼は若返る過程で、経験を重ねつつも、若さが戻るという逆説的な人生を歩んでいきます。」

あなたの悩みや不安も、ベンジャミンのように視点を変えれば、新しい挑戦として捉えることができるかもしれません。新しい命がもたらす未来にはきっと多くの喜びと驚きが詰まっていますよ。

さよならさよならさよなら

anond:20240803204230

増田あなたは「スタンド・バイ・ミー」という映画を知っていますか?

この映画は、スティーヴン・キング短編小説ゴールデンタイム」を原作としたもので、1950年代アメリカ舞台に、四人の少年たちが失踪した同級生死体を探しに行く冒険を描いています

この冒険を通じて、彼らは友情の大切さや成長、そして自分たちの弱さと向き合うことになります

実際、この映画で描かれる少年たちも、外の世界に対して自分たち権利立場を主張し、時に誤解され、時に孤立しながらも、それでも前に進もうとします。

お互いが抱える心の苦悩や誤解は、時には直接的な対立を生むものです。

店での出来事も、もしかしたら背後にはそれぞれの事情や背景があったのかもしれません。

それでも、増田、心の中の優しさを忘れずに、相手立場や背景に思いを馳せることができれば、その場での対立は少しでも和らぐかもしれませんね。

では、さよならさよならさよなら

2024-07-14

劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦 興収2024年上半期2位の分析

https://toyokeizai.net/articles/-/774575

1回性の事象分析なんてしてもしょうがないけど 適宜WIKIPEDIA参照しながら

1.知名度

 a.少年ジャンプ効果 2012年2月20日 - 2020年7月20日 全45巻 全402話

 b.テレビアニメ効果  第1期: 2014年4月6日 - 9月21日

           第2期: 2015年10月4日 - 2016年3月28日

           第3期: 2016年10月8日 - 12月10日 

           第4期第1クール2020年1月11日 - 4月4日

           第4期第2クール2020年10月3日 - 12月19日

   85話くらい地上波放送された模様。 放送時刻に関してはよくわからなかったが深夜アニメだったようだ。

   コナンが勝ったのは当然として、SPYFAMILYが勝てなかったのは仕方がない(かもしれない)。

 

2.特典商法

  2024年2月16日公開より前に、すでに3カ月先の5月までの、週替わり(2週替わり?)の種々の特典を配布することが公知されていた(内容は順次公表)。

  製作委員会ロングランへの自信がうかがえる。7月現在も上映している映画館があるが、特典がどうなっているか不明

  最初週の特典はコレクターズアイテム感の高い、ジャンプコミックスの判型の情報誌。描きおろし番外編含む。

  これはONEPIECE呪術廻戦などでも行われていた。集英社IPの強み。

  豪華めの特典と言えば新海誠だが、予算で負ける映画の特典はフィルムミニ色紙など、低予算もの(もらっても大してうれしくない)が多い。

  描きおろし番外編特典は京アニ作品でもヴァイオレット・エヴァーガーデンユーフォニアムでおこなわれていたが、短編小説

  アニメ見に来る層のうち、エヴァーユーフォ原作小説を嗜んでいる人の割合が、ハイキュー原作まんがのそれと比べて小さいことは想像に難くない。

 

3.アニメの出来と題材

  ・先行するアニメProduction I.G.でデキがよかった。男性キャラクターが多いジャンプまんが、男性声優の多いジャンプアニメであり、所謂ジャンプ男子漫画雑誌なのか女子が支えているのか問題抵触するわけだが、SLAM DUNKなどと同様、男子にも比較抵抗なく受け入れられた模様。上澄みというか沈殿というか、7月になってまで見ている層は女性が多そうではある。

  ・題材がアニオリ(劇場版オリジナル)ではなかった。

  原作で言うと33 - 37巻の1試合まるごと再現で、全45巻中のクライマックスと言っても過言ではない。THE FIRST SLAMDUNKの山王戦みたいなものだ。それ以前の32巻分をテレビ1~4期でやったのは、尺の調節の意味があるのではとさえ思える。(42-45巻はガラっと登場キャラクターや話が変わる)。

  相手キャラクターも初登場4巻から因縁の決着編であり、文字通り満を持してこの題材を劇場版にぶつけたということになる。

  (この長い射程の伏線は、連載当初ヤンキー漫画になっていった可能性を秘めていたSLAM DUNKとの大きな違いだろう。余談)

  その点未完なのでアニオリエピソードを作らなくてはいけなかった(いけない) SPY FAMILYや ヒロアカとは土俵が違ったことになる。

  

  

2024-06-01

anond:20240329201500

 ほぼ有料(無料だとスキップ不能動画広告が非常に多い)ですが、一覧の「短編小説を書く」から官能小説を書かせる事ができます。月額課金なので、使いたい月に集中的に使って解約するのもありかも知れません。有料なだけに、それなりに高性能だと思います。ただ、しゃぶる擬音語などはあまり生成されないです。

https://ordermaid.ai/

 こちらは無料で、喘ぎ声や台詞の続きを提案してくれるので、参考程度には使えるかも知れません。

https://densyoku.app/r18-editor

 ほかにも、良い物が見付かりましたら報告致します。

2024-05-03

[]5月3日

ご飯

朝:なし。昼:なし。夜:キムチラーメンチャーハン、生中、瓶ビール。間食:チョコ

調子

むきゅーはややー。おしごとは、おやすみなりー。

○Looking Up I See Only A Ceiling 上に天井がある。

ストレスを抱えた少女屋根裏部屋を探索したいという短編心理アドベンチャー」が公称ジャンルコマンド選択アドベンチャーゲーム遊んだ

大学生ぐらいの少女自分の部屋で目覚めいつものルーティンを始めるが、どうにも不可思議出来事が起き始めるストーリー

現実的でない事象こそ起こるものの、日常のありふれた行動の積み重ねを、平坦で落ち着きのある主人公モノローグ中心で語るシーンが多く、誇張されたキャラクタの掛け合いや衝撃的な展開とは無縁の丁寧にまとまった短編小説のような作品だった。

全てを語らず読者の考えに委ねる部分が多く、作中で起こる出来事に、作中内でスッキリする答えが用意されていないのは好みがわかれるポイント

とはいえ段取りや謎解きが物語主題ではなく、主人公少女自身の抱える何かしらの悩みに気付き、何しかしらの解答を得て、何かしら前に進んでいく普遍的な優しい物語だった。

イタリアインディーゲームながら丁寧な日本語翻訳がされていて、ちゃんとその雰囲気を楽しめるのはありがたい。

印象的だったのは、開幕早々にある朝食を用意するシーン。

頑なに自分の決めた順序で食事を用意することに拘る主人公の態度。

高度に情報化され抽象的な理屈の海である現代社会を生きることの難しさが端的に表現されていて、読んでいて辛かった。

2024-04-29

レベルすぎるブログ

とある雑記ブログを7年ほど前に見つけて、年に数回ほど訪れている

役に立つとか面白いなんてのは一切ない

まりにも拙い内容なので俺しか読者がいないか不憫に思っているだけだ

きっかけは初期のポケモンGo記事だった

そのブログは「ポケストは任天堂関連だから京都に多い」という意味不明解釈を垂れ流して炎上していた

リリース直後だとしてもお粗末すぎる記事なので当時話題になっていたと思う

その後も知能指数が低いこたつ記事を連発したり、アンチ社会への不満を似たような文面で何回も投稿するなど、ちょっと不憫にも思えるくらい情けない記事ばかり書いてる

カテゴリーもその時の瞬間的な流行に乗っているだけにすぎず、特に深いものはない

唯一読まれていたのは遊戯王記事だったらしいが、それも飽きてやめてしまっている

それなのにブログ自体は今年で9年目となり月1投稿は欠かしていない

そこは素直に良い点だと思う

問題は筆者の能力が著しく低く、せいぜい炎上記事しかPVを伸ばせないことだ

びっくりするがあの文章力短編小説家を目指しているといまだに言っている

何が目標テーマは何か何ができるのか一切わからない、本当に謎なブログと筆者だ


で、最近投稿したのがプログラミング言語記事

いやいや、君ってプログラミングのプの字も怪しいでしょ

どういう内容書くつもりだよ

改行する

br

br<>br

span style=”font-weight:bold;”>ここに文</span

右から左に動かす

marquee>ここに文</marquee

おいHTML構文かよ

どこかの記事コピペをしないだけましだけど、それでもプログラミングと題してHTMLなんだよ

今日日、小学生が授業で習うような超初歩的なことしかないていないし、しかも内容が超絶古い

しかmarqueeって俺も知らんぞってググッたらとっくに非推奨扱いの化石じゃねーか

なんで古の手打ち掲示板しか通用しなさそうなことをこの令和に?

炎上狙いだとしても、もっとこうさ、ちょっとバズりそうな要素を含ませるとかしようぜ

これがある程度PV稼いでいるブログに書いた珍記事だったら面白いけど、おまえのところの読者なんて俺くらいしかいないだろーが

センスのかけらを獄門疆に封印してきたような君がいくらやってもPV伸びんわ

かつてのポケゴーは題材がビッグネームだったからバズっただけで、プログラミングなんてものでどうにかなるもんじゃねーよ


はあ、というわけで俺しか実質読んでいない超低レベルブログよろしく

まりに低レベルすぎて一時期いた読者が全員離脱する程度には不人気だが、義理だけで箱に通ってるのだよ

2024-03-15

ここ一年間でプレイしたオープンワールドゲーム評価

前回:ここ一年間でプレイしたオープンワールドゲームの評価

スーサイド・スクワッド キル・ザ・ジャスティス・リーグ

オンラインCo-op専用のライブサービスルーターシューター。一人でやるゲームではない。一人でやったが。

スパイダーマンマップシナリオ10倍くらいに薄めて、あちこちで湧く雑魚敵を延々と倒していくだけのゲームにした感じ。

動きはもっさりしているが、壁を駆け上がったりなどの自由度や、シューターとしてのアクション性は高い。

四人チームで操作キャラを切り替えることができるが、一人でプレイしているときでも他の三人がオートで動くのはとても良かった。

「せっかくチームなのに単独行動になってしまう」というゴッサムナイツに感じていた不満を解消してくれた点だけは称賛したい。

でも次はジャスティスリーグのほうを操作するゲームを作ってくれ。シングルプレイでな。

スカル・アンド・ボーンズ

オンラインCo-op専用のライブサービス海戦ゲーム。一人でやるゲームではない。一人でやったが。

海のグラフィックは綺麗だし、自分の船を自由に駆る楽しさは確かにあるが、とにかく内容が薄い。

ライブサービス」を名乗ってはいるが、その実態は完成形をうすーく切って、小出しにしているだけである

海戦メインと割り切っているのかゲームプレイの幅が狭く、探検要素や交易要素を期待するとがっかりする。

フィールドが狭い。ほとんどの街に入れない。現時点では船種や装備が少なくてカスタマイズも物足りない。

これから買うとしたら全てのアップデート完了するまで待ったほうがいいのではないか

シングルプレイ用に作り込めばどれだけ面白くなったか…と残念に思う。

スースクとあわせて「オンライン専用」「ライブサービス型」というのがどれほど足枷になるかを痛感した。

Marvel's Spider-Man 2

感想別に書いた。

なぜ「Marvel's Spider-Man 2」は失敗したのか

アウターワールド:スペーサーズチョイス エディション

宇宙Fallout

移動の自由度は低く、オープンワールドとしては前世代的なつくり。

それ以外は平均点で、全体として卒なくまとまっており、飽きずにラストまで辿り着けた。

またぞろディストピアSFか、とは思ってしまったし、気持ち悪いアートワークもあまり好みではないが。

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

ウルトラハンド面白さをゼルダというフォーマットでは活かしきれないというか、

初見で「ウルトラハンドすげえ!いろいろ出来るじゃん!」と期待したほどいろいろ出来なかったというか、

このシステムならぶっちゃけ完全にクラフトゲームにしたほうが面白くね?と思ってしまったな。

要素が増えたせいで操作がかなり煩雑になっているし、それが「自由度」よりは「縛り」に感じた。

まあブレワイ・ティアキンって結局はオープンワールドに大量にミニゲームを散りばめているだけで、

それが任天堂クオリティで完成度が高すぎるから成り立ってるにすぎないんだよな。

オープンワールドとしては自分が望む方向性ではない。

シャドウ・オブ・ウォー

指輪物語』の世界観ベースにアサクリと無双を足して2で割ったようなゲーム

システム的にはハクスラなのでスースクと似ているが、遥かに出来が良くて爽快感がある。

高速で走りまわり、城壁を駆け上がり、物陰に隠れ、さまざまな攻撃手段で敵を圧倒する。

ステルスで一匹ずつ倒すこともできるし、オークの大群を相手に大立ち回りもできる。

似たような敵をひたすら倒し続ける作業ゲーになりがちなところで、敵に個性を持たせるシステム面白い。

ただ、ストーリーに興味が湧かないせいか途中で止まってしまった。続きをやりたい気持ちはある。

Marvel's Spider-Man Remastered

2の前座としてやってみたが、シリーズの一作目として足りないところはあるものの、順当に面白かった。

ここから進化方向性を間違えたなあ。

アバターフロンティア・オブ・パンドラ

Ubisoftはやはりオープンワールドの作り方を知っている(スカボンから目を逸らしながら)。

映画アバター』のゲーム化。

身体能力の高いナヴィを操って(不気味な極彩色の)大自然を駆けまわり、さら翼竜に乗って自由に空を舞えるのが魅力。

戦闘はかなりクセがあり、敵が強すぎて正面から撃ち合うとまず負けるので、敵の多い基地では高難度ステルスを強いられる(それはそれで面白いが)。

あとはUIデザインが酷くて、メニューまわりは何だか古くさくてダサいし、説明文などもわかりづらい。

サブクエで「〇〇を××しろ」と言われても、どこに行って何をすればいいかからない、という事態が頻発する。

良い部分と悪い部分がはっきりした尖ったゲームではあった。

アサシン クリード ミラージュ

こういうのでいいんだよという順当な面白さ。

どちらかというと変則的な前作ヴァルハラのほうが個人的には好みだったが、今作ミラージュスタンダードな作りも悪くない。

どの入口からでも、どういう順路でも、どんな手段を使ってもいいので目標を達成する、という自由度が、

アサクリの、ひいてはオープンワールドの魅力であって、今作はその面白さをシンプルに実現できている。

もちろん、実際のところは「複数の順路を用意してプレイヤーに選ばせている」だけだったりするので、まだまだ改善余地はあるのだが。

前作のショボい悪役が今回の主人公なのでぜんぜん魅力を感じないのが最大の短所

サイバーパンク2077:仮初めの自由

このDLCのために本編から新しくやりなおしたが、いま一度言おう、神ゲーである

DLCのメインシナリオ部分はややリニア感が強かったものの、全体としては非常に満足できる。

やはりサイパンシナリオの良さは群を抜いている。

ひとつひとつのサブクエストが短編小説のように気が利いていて決してミニゲーム的ではなく、

選択肢の場面ではお定まりではない決断を迫られる。

そこにアクション自由度も加わるのだからまさに最強である

とはいえサイパンは現時点での最高到達点ではあるが、限界値でも完成形でもないということは言える。

さらなる自由度を追求した新たなゲームの登場に期待したい。

さしあたってはRise of the Roninドラゴンズドグマ2が楽しみである

2024-03-05

出力テーマがあるだけの生成イラスト詰め合わせパックをCG集と謳って販売するのをやめろ。ストーリーも何もないただの一枚絵をマンガと言い張るのをやめろ。

生成AIは推進すべきだと思ってるけど、その上でAI絵師の半分ぐらいはカスだ。

その絵はどういうシチュエーションで、どんな経緯でそうなって、そこからどんな話が展開されるのか?

そいつは誰のことを見てて、どんな話をしていて、どんなことを内心考えているのか?

そういうことを全く考えず適当イラストを生成して大量投稿して越に浸っている奴らは、マジで生産性の欠片もないゴミカスだ。

勿論中にはCG集(DLsite分類準拠)のように、台詞を付けたり連続性のあるイラストを並べたりしてストーリーを作ってる奴もいる。生成AIイラストを使ってゲームを作ってる奴もいる。本当に偉い。天才。素晴らしい。

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同様に、ただポーズを取っているだけの一枚絵しか描かない絵師も概ねしょーもない奴らである

会話をつけろ。モノローグでもいい。ストーリー付与しろ。何が「この子言動トレースするの難しい〜☆」だ。逃げるな。甘えるな。お前の愛はその程度か?

とはいえ、表情差分を用意して素材として配布している方には本当に感謝している。ありがとうあなたがたのおかげで世に生まれ物語が数多くあります

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お察しの通り、私は物語至上主義である。絵でも音楽でも小説でも、ストーリーを見出だせるものが一番偉いと考えている類の人間だ。そこいらの美麗なだけの一枚絵よりモーション借用山積みのMMD紙芝居の方が高尚だとすら考えている。

無論、これは物語に対して地雷がないという話ではない。解釈違いには普通にキレ散らかすし、作品出会って5秒でブラバしたことも数知れない。

それはそれとして、新たなシナリオを世に生み出すことの難しさと素晴らしさを知っているというだけである

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以前いた界隈のいわゆる「同担」にあたる絵師もの多くは、まるで物語というものを作ろうとしなかった。彼らは単なる立ち絵だとか100番煎じの原作の人気なワンシーンだとかのオリジナリティの欠片もない一枚絵ばかり投げていて、私は心底辟易した。

即売会に出て、漫画を出している絵師の方は何人かいた。常に漫画ストーリーを持つイラストを書き続けている修羅の者もいた。彼らには心の底から敬意を払っていたが、年々少しづつ彼らはその数を減らしていた。

それと同じぐらいいたのが、「イラスト集」を出す絵師たちだった。説明キャプション台詞も何もなく、ただただイラストを1ページに1枚貼り付けて、それを新刊だと嘯く奴ら。そういうやつらに限って新刊情報ギリギリまで秘匿するので、マッピングときは本当に面倒だった。

「このイラストテーマはこうで、このキャラクターのこの側面をこのように解釈して、これこれこのような技法を使って……」と解説を載せてイラスト集を作っていた人物は、一人だけだった。一枚絵を描く絵師たちの中で、最も美麗で、最も細緻で、最も文脈の籠もった絵を描く人物だった。彼のイラスト集だけは全巻揃えていた。

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公式の真似事ばかりしているオリジナリティの欠片もない絵師ものことが嫌いだった。

いや、嫌いとまで言うのは言い過ぎか。邪魔だったというか、鬱陶しかったというか、そういった感情の方がより近い。

お前らは四コマの一つも描けんのか?会話劇ツイートの一つもできんのか?何が「この子思考回路分かんな〜い」だ分からないなら分からないなりに挑戦して考察して語ってみせろ描いてみせろお前の解釈を見せてみろそんなんだからいつまでも「分かんな〜い」止まりなんだよクソどもが。

そんなことを考えながら界隈の端で短編小説を書き殴っていたのが、当時の私だった。

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これから先、生成AIの隆盛によって「仕掛けや文脈を持たない単なる立ち絵の一枚絵」の価値暴落するだろう。そしてこれからより多くの人が生成AIを使うようになれば、「シチュエーションシナリオも考えずただ適当に生成したAIイラスト」の価値暴落するはずだ。

まり今後は、きっとシナリオで戦う時代になる。漫画は細部の書き込み伏線で、AIイラスト紙芝居生産力と敷居の低さで、文化的シェアを奪い合いながら物語を生み出し続けることになるだろう。

ありがとう生成AIフォーエバー生成AI

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ちなみに私自身は生成AIをやっていない。

正確には一瞬だけ触れたことはあったのだが、「左手が液化し宙に浮かぶ様子」「切り落とされた右足とそこからまびろでる羽毛の山」「折り砕かれた額の角」などが上手く出力できなかった時点で諦めた。私の呪文練度が低かったのか生成AIが未だそこまでの域に達していないのかは判断つかないが、いつかはこれらを出力できるようになることを祈るばかりである

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……絵師特権階級が云々って話で吹き上がってる人たちに色々言おうとして書き始めたはずなんだが、なんか全然別の話になったな?

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