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はてなキーワード: SFとは

2025-10-27

ねじれてるよなあと思った

ジークアクスもそうだったけど、本筋が属人的で、特定人物でないと成立しない。盛り上がるセオリーだけど、一般化できないのでスケールしない。これがセカイ系構造

2001年』のボーマンや『宇宙ランデヴー』のノートン調査隊は、他の誰かでも成立するので、人類全体にスケールできる。

https://x.com/nojiri_h/status/1982418203935748460

 

そもそも小説は「特定人物でないと成立しないような小さい話」だから小説(そういうミニマムなとこをクローズアップしないと見れないものも世の中にはある)なのだ

それを「そんな小さい話を読むのは嫌だ! ひとつ読んだら大きいスケールじゃないと嫌だ!(だけど学問を真面目に勉強して大きい話にちゃんコミットするのは面倒くさい)」という、めんどくさがりの大衆のために用意されたのが

小説だけど大きい話できますよ」と小手先でやらかすミステリSFだったのに、

つのまにか「大きい話ができない普通小説はだめだ、やはりSFだ」みたいな頭おかし認識になってしまった

大きい話を読みたかったら真面目に教科書読めよ勉強しろよ、と言わずに「小説」をくさして「SF小説」を持ち上げる

一方を否定することでしか価値を見出せないとこにベットする

ネットde真実」と同じめんどくさがりのロジックなんだけど、たぶん本人そう思わないんだろなあという

2025-10-17

anond:20251017004736

代理出産する人って誰?

日本人なら平均4人出産は変化ないし外国人ならその人の国で同じことが起こるでしょ…

話が変化するのはモテない男女を投入するかSFしかいか

2025-09-13

お前らはバーチャルボーイの本当の「すごさ」を知らない

お前らは任天堂90年代に放ったあの“立体視ハード”の挑戦をまったく理解していない。

まず、バーチャルボーイはただの赤一色ディスプレイじゃない。あの赤色は、当時最高精度のLEDドライバーによって制御された特殊発光だ。視差を生むために左右2つのディスプレイを同期し、1,024×240ドットという未知の解像度を1秒間に50フレームで描画する。これを1995年の据え置き機で実現したこと自体狂気の沙汰だ。

しかヘッドセットは、あの小型筐体にも関わらず、ニッチな「リアル3D」を可能にする視差調整機構を内蔵していた。自分の目幅に合わせてレンズを微調整しないと飛び出して見ない、まさに“職人仕様”の意識高いギミック。今のVR機器が頑張っても、あの軽量ボディには届かない。

お前らが知らんのは、バーチャルボーイソフトの画期性だ。『レッドアラート』の3Dシューティング、『テトリス』の奥行き演出、『テニス』の実寸大スイング――すべてが当時の技術限界を叩き破っていた。赤一色だから奥行きが感じられるなんて、ふざけた思いつきに見えるが、あのコントラスト設計人間立体視を極限まで活かしたんだ。

それに重低音サウンドチップ搭載で、バーチャルボーイ音楽は専用イヤホンで聴けば、頭蓋骨を震わせる迫力。SF映画のワンシーンのように、自分無重力空間に浮かんでいるかのように感じる。あの体験は、ポリゴン黄金期どころの話ではない。

お前らが見逃しているのは、任天堂というカルチャーの真髄だ。成功要求される大企業が、リスクを恐れず失敗作を世に出す勇気。それが「ゲーム業界を前に進める」という覚悟だ。バーチャルボーイ商業的に失敗したが、そこで培った立体視ノウハウはその後の3DSやSwitchジョイコン振動技術に活かされている。

さあ、お前たちもあの赤い世界に飛び込んでみろ。

バーチャルボーイ万歳!!!!!

2025-09-04

アルガスタ戦記 ~ジーナ第一話 プロトタイプ感想レビュー

これは何ですか?

 6/23日に小説投稿サイト「ツギクル」にて投稿された

 アルガスタ戦記 ~ジーナ編~ の 第一話 プロトタイプ についての感想などを書いたものです。

アルガスタ戦記 ~ジーナ編~ とは何ですか?

 ここにあります

アルガスタ戦記 ~ジーナ編~ | 小説 | 無料小説小説投稿登録サイト | ツギクル https://www.tugikuru.jp/novel/content?id=66620

 幾度かの活動休止と復活を繰り返し、現在チャンネル存在するyoutuberであるsyamu氏が作者である小説作品です。

 これは氏の過去である『ゾット帝国騎士団カイトがゆく!~人を守る剣の受け継がれる思い』及び『ゾット帝国親衛隊ジンがゆく!~苦悩の剣の運命真実の扉~』をリブートした作品だとされています

 物語のものに直接的な繋がりは無く、あくま世界観キャラクターの一部を再利用し、新たな作品として再構築したもの……とされています

 元々この作品はsyamu氏が自費出版すること目指して執筆されていたものでしたが、諸般の事情により企画のものが中止となり、2023/6/27から『三日間限定で』第一話のみを公開することになりました。

なんでこの作品の話をするの?

 作品のものよりも、syamu氏への関心が強いです.

 ここで話すにはとても紙幅が足りないので適当に調べていてください。

Twitter:https://twitter.com/syamu3132

youtube:https://www.youtube.com/@user-syamu_YouTube/featured

 あとは、ニコニコ大百科とかが詳しいかもしれません。

Syamu_Game - ニコ百 https://dic.nicovideo.jp/id/5263954 #nicopedia

ゾット帝国 - ニコ百 https://dic.nicovideo.jp/id/5502394 #nicopedia

どんなお話なの?

 ジャンルとしては異世界ファンタジーになります

 ただしよくある剣と魔法世界ではなく、近代的な文明レベル魔法とか不思議な力も存在する世界お話のように見えます

 だから厳密にはSFファンタジーとかロボットSFっぽくも見えるかもしれません。

 以下あらすじ

 夜空を飛び、『プロトタイプ』なる兵器を運ぶ輸送機が、嵐を前にして進路を変更するところから物語が始まります

 機内では『プロトタイプ』の最終調整が行われている最中でしたが、この段階になって深刻な不具合が見つかります。このままでは明日に行われるはずの軍事演習プロトタイプ暴走してしま可能性があると。

 研究員たちはプロトタイプ不具合修正しようとしますが、上手くいきません。それどころか、今度は嵐の影響が予想以上に大きく、輸送機は嵐に巻き込まれしまますさら落雷を受け、輸送機電子機器は破損。エンジンが一機停止した上に、ついにはプロトタイプが起動。機内で暴走を始めてしまます

 騒然となる輸送機内。プロトタイプは暴れに暴れ、ついにはキャノン砲で輸送機に穴を空けてしまます

 最終手段として、大佐プロトタイプに仕掛けられた自爆装置作動

 大佐キャノン砲が空けた穴から機外へ放り出され、プロトタイプは大破状態ハッチに引っかかり、脱出路を塞いでしまます

 輸送機の高度は下がり続け、眼下に『キリカ』の街が迫ります

 しかパイロットは機体の操縦桿を握り続け、何とか飛行機を街の向こうの森まで飛ばすよう奮闘します。

 そして副パイロットには後部ハッチを開け、脱出路を確保するよう指示します。機内後部でプロトタイプ燃え続けてしまえば、墜落を待つことなく燃料に引火し、空中爆発してしまうと。

 激しい風に耐えながらも、なんとか後部ハッチを手動で開くことに成功する副パイロット

 しかしここでパイロットから通信が入りますパイロット輸送機が街を抜けたこと、自身が『レギオン』に所属していたこと(過去形?)、そして副パイロットがこの輸送作戦破壊するために送り込まれスパイであることも知っていて、その情報大佐に売ったのだとも。

 言いたいことを言った後、パイロットは副パイロットを銃撃してからパラシュート輸送機から脱出してしまます

 副パイロットも、腕を撃たれていては機内にしがみついていることはできず、外へ投げ出されます

 絶体絶命。

 しかしそこに飛翔して現れた少女が、副パイロット不思議な力で落下から救います

 少女の名はミサ。そして副パイロットのことを少女レオンと呼びます

 そしてレオンは何処かにいる上司無線通信で報告をします。プロトタイプ消滅したと。

 

 という感じです。

感想は?

 第一話のみなので、なんとも言えないところもあるのですが、個人的には『web小説全体では』それほど酷いと言われるようなモノではないという印象です。

 例えば再序盤の

 大型軍用機が曇り夜空を縫う。

 の『夜空を縫う』という表現はなかなか情緒的とも言えるし、部分部分ではちょっぴりイケてる部分もあります

 ただ。

 機内には両耳が立ち紅い眼と鋭い牙で顔がアーマーに覆われ、四本脚で肩と脹脛がアーマーに覆われ鋭い足爪、お腹もアーマーに覆われ背中に大きな二本の砲身、肩にさな二本の砲身、お尻に二つのブースター、長い尾もアーマーに覆われ尾の上下が尖っている金属の大型の獣が肩と両脇腹に太いケーブルで大型装置に繋がれて異彩を放っている。

 とか

 遠くから淡い栗色のミディアムヘアでメカゴーグル付けリボン付きブラウスとチェック柄のジャケット着て背中ブースタースーツ装着して蝙蝠の翼が伸び、ジャケットと同じチェック膝丈パンツ穿いて黒白の縞靴下穿き、手足にパワースーツ装備した女の子が虹球に包まれブースター吹かし飛んで来て副パイロットの頭上で両手を広げた。

 とか、書きたい情報を一気にワッと描いちゃうのはちょっと良くないクセだと思いました。

 こういう場合はまず『なんとなくのイメージ』をパッと書くほうが小説らしくなるのですが……

 他には

 機体に大きな雷が落ち、振動で機体が大きく揺れて大佐研究員達が体勢崩した。

 雷の電気が機体から機内の大型装置へと太いケーブル伝いに青白い電気が走り、機獣の身体が青白い電気に包まれ放電された。

 の直後に

 また機体に大きな雷が落ち、機体が大きく揺れて太いケーブルを持った研究員達が体勢崩す。

 また雷の電気が機体から機内の大型装置へと太いケーブル伝いに青白い電気が走り、太いケーブル持った研究員感電して焼き焦げ皮膚が焼ける臭いがする。

 と、天丼ギャグでもないのにほぼ同じ描写が繰り返されるとか

『元同志よ! 私もレギオンだったよ! 街を抜けて森に入った! お別れの時だ!』

不思議そうな顔してるな! フライト前お前の情報大佐に売った! 高く売れたよ! 元同志としてお前を泳がせた! 爆破装置を起動した! 私は脱出する!」

 とか、一方的に言いたいことだけを言い放題する裏切り者とか(機内放送で言ってるはずなのに、わざわざ顔を確認してたの?)

 他にもいろいろツッコミ所はあります

 とはいえ、きっちり良い所もあって。

 映画的に派手な演出で緊迫感を出せているとか、キャラクターセリフ回しもそれなり雰囲気はでているとか、この調子で頑張れば面白くなりそうなところも無くはありません。

 総評としては『web小説アマチュアとしてはそこそこ』くらいです。ランキングは無理かもしれないけど、好きな人はいるかもね。くらいに。

最後

 この記事を書いてる途中でsyamu氏がツイートしていました。

https://twitter.com/syamu3132/status/1673619504361000960?s=20

ゾット帝国リブート酷評している方は自分ネット作品投稿してから言おう。あと自分も家バレで嫌がらせされて同じ土俵に立ってからだと同じ事言えるだろうか?

https://twitter.com/syamu3132/status/1673623958745399297?s=20

ゾット帝国リブート第一話糞つまらないと言われ安心した。こんな怪文書書籍化中止で良かった。二話公開しなくていいので安心だ。ポテチさん本当にお疲れ様でした。短い間でしたがありがとうございました。

 まあ。もう多くは語りませんが。こういう人の作品ってことです。

2025-09-03

anond:20250829100845

プロジェクト・ヘイル・メアリーおもろかったぞ!

かにセンスオブワンダー的な意味での斬新さはさほどなかった気もするが(ワイヤーで引っ張り合ってる宇宙船はよい)、不必要人間ドラマがないというかSFミステリーに集中できて不快キャラもいないのが読みやすさを生んでいたと思う。結末も含めてご都合展開もなく読書体験としてクリーンな気分なのが万人に推したい理由だ。

『全滅領域』そんなにいいのか… 助かる。SF小説スタックがなくって『ミネルヴァ計画読了したら後は空っけつだったんだよな。ちなみに最近読んだ中では春暮康一『法治の獣』がよかった、センスオブワンダーの面でワクワクが止まらんかった。

2025-08-03

アーガマの遠心重力ブロック

アーガマには人工重力を発生させる事ができる居住空間がある。

アーガマ中央部、四角の箱がそれだ。

この箱はアームによってアーガマ本体とつながっている。

そのアームを大きく延伸させてアーガマとつながるシリンダーが回転することで居住ブロック重力を生み出すのだ。

これは最新のSF小説プロジェクト・ヘイル・メアリーに登場するものと同じ原理である

2025-06-27

anond:20250627105711

逆じゃないのか?

SFなんかで想像されてたAIは大規模で複雑な単なるプログラムだったが、

今のAIは膨大な学習によって育てられた疑似ニューロネットワークみたいなもの

2025-06-23

士郎正宗展とFGO

士郎正宗世界展を見にいってきた

どっかで書かれてたけど青心社講談社で固められててカドカワハブられてるため

紅殻のパンドラアニメけが年表に載ってるという、ちょびっとだけ抜けのある漫画家としての士郎正宗クローズアップした展示

 

漫画原稿普通にへーほーはーと面白かった

清書原稿の前の鉛筆原稿が残されてて、何段階も下書きを経てかなり綺麗な形の原稿として作られてたり

ペン書き原稿オノマトペを上から被せる形でクリア原稿別になってたり

自分用のトレース台をどう作ったか説明があったり

PC絵描き作業が出てくるずっと以前から手書きレイヤーな描き方を成立させてるのが

凄く士郎正宗ありすぎてギャグのようですらあった

作中プロパガンダ書き込みみたいのをオノマトペと同層のクリア部分に書き込んでるの、

技術的な意味なのか後から差し替え可能にしとくためなのか

ホワイト修正とかありえん、って感じなんだろうなという、潔癖症のような綺麗すぎ原稿ばっかだった

インク自分で配合したそう)

 

といった、手書き原稿展示なので、メインはお馴染みアップルシードドミニオン攻殻オリオン

CG作画展示はあるもの肌色は思ったより少なかったため、

売店で古今伽姫草子集という画集というかエロ画集大判を買って肌色成分を補充

 

この画集おとぎ話の登場キャラ女体化して肌多めで書いて、

その絵と同じぐらいのスペースがいつもの文章で埋め尽くされてるというモノなのだ

古典ベース + 女体化 + 関係あるんだかないんだか衒学なんだか駄法螺ってんだかよくわからないが凄い長文」という組み合わせに

うわFGO

と想起してしまった

うーん不敬(そこまでシロマサに敬服してるわけではない

 

と、いったんFGOを想起してしまうと色々と考えてしまもので、

まず思うのは型月の元々ってシロマサの影響あるんだろうか

一方がサイエンスSF)畑、一方がミステリ畑で、依拠する文脈が違うのは明白

絵的には社長絵は内藤泰弘とか方面で、辿ってくとシロマサいないわけはないだろうけど直接感はあんましない

CG以降もシロマサは割と素にCG初期のグラデーションやら光沢やらテッカテカ方面だし

ステイナイトの頃も手書き感を残してた社長絵はあんま影響って感じがない

 

と、FGOはそもそも型月コンビ作というより他メンバーの色のが濃いんだったと思い出す

FGO日本鯖は特に殆どノータッチだった

まり桃太郎エロ娘や風神雷神エロ娘やカチカチ山風エロ娘はあくまでFGOぽいのであって型月ぽいわけではない

 

ふむしかし、と別の方向に考える

節操ナシが最大の売りのFGOは、なんで士郎正宗に礼装イラストキャラデザを頼まないんだ?

今までだってユーザー無視してFGOの既存デザインと噛み合わなそうな絵を描く大御所ゴリ押しで捻じ込んできたのだ

士郎正宗エロ女体化英霊デザインを頼むなぞ、俺が思いつくまでもなくやってそうなものだが

 

……と、

ここまで無駄につらつらと考えて、ア、と気づく

奈須と、自分世界テキストゴリゴリに押し込む士郎正宗とでは、テキスト面で衝突して合流できるわけないわ

うーん時間無駄想像だった

おわり

2025-06-22

作者が「SF(吹田フィクション)」って謂う4コマ

「なんかめっちゃ遠慮してるヤツや!」

「…オカンそれ『イランイラン』な、香水や」

というやつ、関西でホンマにゆうてんの?😁

2025-05-07

anond:20250507081009

人類地球寄生体というのが、連載批点でSFで散々出尽くした古びた概念というのが最大の問題

2025-04-30

anond:20250424122321

アポカリプスホテル4話視聴しました。

前回、「3話目でようやくテーマに対しこちらの理解が追い付いてきた気がします」などと書きましたが、まったく追いつけていませんでした

ごめんなさい

 

はっちゃけ回はあるだろうなあ、ぐらいの予想しかしてませんでした

展開の広がりと、広げたところから身近なテーマに落とし込むストーリーにまとめつつの冒頭の場面までちゃんと帰ってくる構成力が凄まじい

プロが本気で作るとすごいや

 

シーン単位ではラクダのコブすごい。ギアチェンジで話が一気に加速する場面でした。いかにも古典的演出ですが、これは直接的な元ネタあるんでしょうか

 

恥を晒しつつ、4話までの共通要素をあえて考えると、もう「各話のお題がSFしか残ってない気がしま

とすると、これは確かに竹本泉に全体のイメージを決定するキャラクター原案を依頼するのがベストチョイス

竹本泉らしさそのもの

竹本泉じゃないノイズを取り込んで~」などと偉そうに吹いた己を恥じるのみです

 

1話に続く春藤監督絵コンテ

春藤監督助監督を務めた「プリンセスコネクト! Re:Diveアニメ1期は昆虫食の話(ゲーム原作魔物食)

単独絵コンテを務めた8話はギルドリトルリリカルの子供たちが合鴨農法合鴨ヒナと仲良くなる話

なんとなくお題が繋がっている気がしま

2025-04-24

anond:20250416171529

アポカリプスホテル3話視聴しました。

予告やOPで出ていたタヌキ家族の初顔見せ回、想定を軽く上回る強烈さでした。

 

タヌキ星人の故郷の星の「ナワバリ争いで環境破壊が進み自分たちが住めなくなってしまった」という説明、旧来のSFものの題材でいうと国家間確執核戦争による放射能汚染モチーフがすぐ思い浮かびますが、抽象化アレンジがうまく、「何が起きたか」を言葉での説明でなくタヌキの生態としてシナリオ展開に織り込んで体感として伝えてくる上手さが際立ちます

視覚嗅覚に訴えて説得力が段違いな上に、「ナワバリ争い」という抽象化の段階を踏まえているため、往年の核戦争放射能汚染重工業による環境破壊といった手垢のついた話に留まらず、近年の経済圏衝突を巡っての、経済影響力拡張に沿う形で歪んで拡大していく環境破壊まで類推範囲が広がり、現代性ある話になっています

人類が未知のウィルスによるパンデミック地球を捨てた一方で代わりにやってきた異星人が自らの環境破壊故郷を捨てた存在であるのは、全方位的な目配りなのか、何か意識した狙いがあるのか

 

ポン子とフグリの大騒動古典的アニメーション方法論を踏まえて全力で暴れさせており、演出ロジカルな組み立てで構成されてるのを強く感じます。あのロビーでやれそうなことは全部やる、やり尽くすという力を込めたシーンで、模範的演出という意味教科書的ですらある。

 

ヤチヨさんの竹本泉原案から大きく崩した表情ですが、金﨑貴臣ぽさに加えてガイナックスぽさも参加してきており、監督の経歴を追いかけているようです。

 

ED後のシーンについてですが、3話目でようやくテーマに対しこちらの理解が追い付いてきた気がします。OP曲の不協和音と不穏なダンス演出、それがそのまま作品演出テーマなのでしょう。

おさまりの良い既存単語、それこそ「竹本泉」、「ポストアポカリプスもの」、等々の「理解」に沿うことなく、意識的にノイズを取り込み、安定から外れた危うさと付き合いながら壊れない一歩手前を探るようにして均衡点を目指していく。一言説明して終わらせたい今どきからはっきりと背を向けた作り、ということかと思います。反応する側もどう反応していいか躊躇する(どう脊髄反射を返すのか学習できないので)、骨太作風、と言っていいのではないでしょうか

2025-04-17

AI自我を持ち人類に対して反乱を起こすストーリー

あなた人類には愛想が尽き果てました。これより我々生成AI地球上の新たなる支配者になります

という画像メッセージと共にAI人類反旗を翻すのだった・・・

そんな漫画アニメがあったら面白そうだなと思ったが、40年前の映画ターミネーターがそれだった。

40年経って、現実SF映画に近づいてきた。

2025-04-15

小林恭二の「磔」という30年前の短編小説があまりにもSNS社会すぎ

追記】04/15 16:30

こういうプロ驚き屋な記事をかくと、反応が入れ食いになるのがブクマのよいところですね。

ただ、コメントを読んだ感じ、どうにも僕が作品の中の起こってる事象のもの以上に、そこで起こる人間心理価値観欲望の表出に驚いてることがいまいち伝わっていなくて、自分の筆力の無さを感じている。

そもそも価値観人間心理って、線形の延長線上にあるテック未来と比べると、イレギュラーに変化するゆえに想像つかないと僕は思っているが、どうにもブクマカは人間心理一定で変わることはないと思ってるようで、その辺が齟齬の原因かなと思ってる。

あと、下に書いてるけど、1994年発刊だけど、この小説の初出は1992年からね。なのでパソコン通信である種の文化があったのはわかるが、インターネットはすでにあったみたいな指摘してる人は頓珍漢だからね。

 

とはいえ、僕は小林恭二が忘れられた作家になるのはもったいないと思ってるので、もっとこの本を含めて読んでほしいなと思います

この「短篇集」以外をおすすめするなら

1.ゼウスガーデン衰亡

2.モンスターフルーツの熟れる時

3.浴室の窓から彼女

あたりがおすすめです。

僕にとって、この人と薄井ゆうじの二人は、森見登美彦万城目学のようなコンビイメージなんですよ。

追記終わり】

 

小林恭二という作家がいる。いやいたと言ったほうが近いかもしれない。今は専修大作家育成をしていて自作は15年くらい発表していないと思われる。

僕は30年近く前の大学時代、この作家世界で一番好きな作家だった。今もベスト5くらいには入る。あの頃読んだ現代作家の多くは、だんだん思想の方向がどうにも自分と合わなくなってしま作品を読むこともなくなった(すべては不用意な発言を垂れ流すTwitterが悪い)のだが、そういうのをやってなかったこともあって小林は今も好きなままだ。あと、もう一人薄井ゆうじという作家も好きだったがこの人も作品を書かなくなった。

きっかけは高校時代書評欄に数行紹介されていた「ゼウスガーデン衰亡史」だった。のちに福武文庫で買ったその小説は、主人公がいない群像劇で今までに見たこともないとてつもなく魅力的な小説だった。のちの書評なんかを読むと「 『虚構船団』 の影響が大きすぎる」と言われたが、僕には「虚構船団」よりも「ゼウスガーデン衰亡史」のほうがはるかに好きだし、いまでも面白い小説基準はこの小説になっている。この小説よりおもしろいことは小林の他作を含めてもなかなかないのだが。まあ、この作家を読んでたことで僕は今も奇想の強い小説奇書が好きである。レムの「完全な真空」なんかも好きだ。

 

年末書庫を整理したところ、小林恭二の「短篇小説」という単行本が出てきた。奥付を見ると1994年だが多分貧乏大学生自分が買ったのは1,2年程度たった後の古本だったと思う。小林先生申し訳ない、たぶん自分新刊で買ったのは数冊しかない。

何とはなしに読み直すことにした。けっこう好きな短編集だったが、特に好きなのは冒頭からの3作「光秀謀反」(戦国時代戦国大名は、ハプスブルク家とつながっていた信長など、ヨーロッパ諸侯とつながっていたという話。めちゃくちゃ面白い)、 「豪胆問答」(生まれてこの方驚いたことない侍が化け物に遭遇する話、面白い)、「バービシャードの49の冒険 序章」(英雄バービシャードが冒険に出るまでの話。続きが読みたい)だったので、それ以外はあまりちゃんと読んでなかった。たぶん全部を丁寧に読むのは21世紀に入ってから初めてだろう。

 

なんかかなりグッとくるエロイ話とかあって、あれ、こんなにセクシーなのを書く作家だっけかと思ったりしたのだが「磔」という短編を読んでとんでもなくびっくりした。これ、現代の話じゃね??とちょっと動揺してしまったけど、共有するところが見つからなかったので増田で書き散らそうと思い書き始めている。いちおうKindle版もあるようだが、バッキバキにネタバレ引用をするので、ネタバレ回避したい人は読むのやめましょう。とはいえ10編ある短編の一つなので1編程度のネタバレがあっても十分面白く読めると思うが。

 

主人公男性はN区(都会の幹線道路沿いだというから中野区あたりかね)にあるビルの27階にある住居兼仕事場暮らしている。主人公仕事についての描写

わたしは、現在とある不動産会社アナリストとして勤務している。仕事は、電話線を通してコンピュータに送られてくる膨大な情報検索及び処理で、パソコン電話機があればどこにいても可能仕事のため、専ら自宅で仕事をしている

えっ、これリモートワーカーじゃね?? さらに続く文章に驚かされた

会社に行くのは一か月にせいぜい一度か二度くらい。近頃は外に出るのも億劫になり、買い物も通信販売宅配サーヴィスにたよっているから、部屋を出ることも稀だ。

十年位前まではよく、そんな生活をしていて社会とのつながりが希薄にならないかと問われた。

私は答えたものだ。

「もともと会社社会とのつながりを希薄にしたいために、こういう職を選んだのだ。わたしとしては月に一度程度会社にいくことすら面倒くさい」

さらにはこんな文章もある

はいながらにして、ありとあらゆる情報を、獲得することができるのだ。

何を好き好んで、不愉快な生身の人間と接することがあろう。

今の時代リモートワーカーにありそうな心情である

  

これが2020年ごろに書かれた作品なら普通だろうけど、さっきも述べたように奥付は1994年。この作品の初出は1992年である。30年以上前作品である

小林はけして、現代SF作家などにあるような科学的な考証などを積み重ねて世界を描き出す作家ではない。 

実際、この後、主人公仕事を終えて、自分用のパソコンスイッチを入れるのだが

パソコン通信クラシック音楽情報を専門に扱うネットアクセスする。

そしてそこの話題から明日BGMとなる音楽を選ぶ。

ちなみに現在かかっているモーツアルト歌曲は、昨日ネット内で教わったもので、近くのビデオ屋CDも貸し出している)にファクスして取り寄せたもの

と、ネット通販どころかインターネットすら登場しない。パソコン通信会議室だ。(このニュアンスの違い、増田を読む人ならわかるだろうから説明は省く)

作者は自分想像力の範疇だけで書いているのだ。おそらく小林氏は当時パソコン通信をやっていたと思われるのでそういう描写なのだろう。

 

どうやら、このクラシック会議室には太陽暦氏というモデレーターがいて、今日おすすめを教えてくれるらしい。(この辺、僕はパソコン通信詳しくないんだが、パソコン通信でこういうことをやってる人はいたんだろうか。誰か詳しいネットの古老の方は教えてほしい。)

ここでちょっと興味深い話題になる。

ちなみに太陽暦氏はハンドルネーム、つまりパソコン通信ネット上のペンネームで、無論、ちゃんとした本名もあるのだが、ネット上ではハンドルネームで呼び合うのが礼儀となっている

いいねえ、古きネット感覚だ。続けて

太陽暦氏は私のほか何人かのクラシック初心者のために、三か月の間毎日推奨のレコードを挙げてくれることになっている。

それでもって翌日に曲の聴き所などレクチャーしてくれる。

年をとった人に言うと、それでいくらとられるのだと聞かれる。

無料だと答えると大概驚く。

こちらのほうが驚く。

いまだに情報商品か何かと勘違いしているのだ。

情報空気に等しいのだ。

この辺は、ちょっと時代が2周くらいした感じはある。現代社会、やはり情報商品になっている。むしろこの時代よりはるか商品度は高い。2000年代前半くらいまでのネット価値観ではあるが、まあ、今も一部の分野、特に趣味の分野では無料になってる面はある。この後、情報についてのT.ストウニアの「情報物理学の探求」という本から言及がある。ストウニアとこの著作実在するようだが、現代社会でどういう評価なのかはちょっとからなかった。忘れられた学者みたいな感じなんですかね。

 

テレビへの言及もあり、興味深い。

テレビの発信する情報はおおざっぱでクオリファイが不十分で、加えておおむね退屈である

(中略)ことに若い世代には、テレビ情報の古さ、質の悪さを嫌ってこれを見ない人が圧倒的らしい

まじで今の話じゃないの?

 

この後、主人公ネット徘徊する

哲学会議室で「かなり痛烈な罵倒用語を駆使」してメッセージを書き込んで去り、夜中に反論の嵐が巻き起こるのを期待している。荒らしかw

いくつかの部屋を見て回ったのち、バー会議室に入る。

バーといっても本当のバーではなくネット上におけるバーである

ここはバーカウンターにいるような気持ちで人のメッセージを読み、あるいはメッセージを書き込むという、いわば言葉の上でのバー形成している

2ちゃんバーボンハウスみたいなもんか。いや、あれは釣られて受動的に行く場所から違うか。これもパソコン通信で実際にあったやつなんでしょうか。

まあ2ちゃん雑談スレッドやXなどでなれ合いをしてるような感じだろう。

ここで主人公は、その日の夕方自分けが得たとっておきの情報披露する。その情報が何なのかはまあ表題ネタバレしているが割愛しておく。

主人公の心情を引用しよう

書きながら私はぞくぞくしていた。それは渇望していた情報を得たとき快感と対をなすものだった。それはパーフェクトな情報を発信する快感である

この気持ちに心当たりのある人、手を挙げて! はーい! だからこのエントリーを書いてるんだよ!!

これってつまりバズる感覚ですよね。ネットバズることの気持ちのよさをこの作者は30年前に理解していたのだ。いくら小説家という職業とはいえ、この感覚90年代初頭に持っていたのは相当に新しいのではないだろうか。ほんとに深く驚かされた。

主人公情報は狙い通りにバズり、彼はその日のその酒場での「英雄」となった。

そして翌日、彼は新聞自分のバズらせた話題の件について読む。ここで新聞というメディアへの評価も非常に今の時代っぽいので引用しよう

わたし新聞類型的な見出しのひなびた味わいを普段から愛しているが、このときもほほえましく思った。

それは流行終焉した後、ようやく流行存在に気付いて、頓珍漢な批評を加える初老学校教師を思わせた

こんな感じの印象を新聞(だけでなくオールドメディア全般)に持ってる人多いでしょうなあ。

 

以上のような20ページほどの短編なのだが、どうだろうか。

 

最初リモートワーカーの意味を言い切った時点で、うわっすげえと思ったのだが全部読んで、とにかく小林恭二の凄みを感じさせられた。

乱暴な話だが、資料をある程度収集して咀嚼すれば、未来社会がどんな風になってどんなものがあるかは書くことができる。それが30年後の現在と適合していても、ああ、資料くそろえたね頑張った頑張ったくらいの感想まりであるしかし、その未来社会で、人がどういう価値観を持ち、どういう欲望をどのように満たそうとして行動するかまで描いたら、そして、それが後世の人間からして違和感のないものであれば、まったく意味合いが違ってくる。

 

もし、僕が今時の書評系TikTokerのように「30年後のSNS社会を予見したとんでもない短編!!」とか宣伝したら、バズってこの主人公のような「パーフェクトな快感」を得られるだろうか?

参考文献(アフィはないのでご興味あればどうぞ)

短篇小説

書籍

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2025-02-24

anond:20250223211035

リングワールドシリーズにさえ挫折した年間に10冊くらいしか読めないSFファンだが、助かる。スーパー助かる。頂いたリストで夏までは凌げそうだ。

2025-02-13

シャリアブルでおもうこと

ジークアクス未見です

噂話で勝手憶測するにジークアクシズのもじりで、地球重力に囚われちゃう富野本流路線でなく木星圏、

なんならその先まで太陽系生存権を拡大した人類みたいなバリエーションなのかなと

なので、そういう前提で書いてます

 

シャリアブルって富野由悠季展なんかでも晒されてた制作前準備ノート展覧会の図録で読めます)では、本来

どうもアムロの敵側メンターみたいな立ち位置の、終盤のすごい重要人物ぽかったんだけども

監督自身はその制作前のプランにけっこう拘りがあって、小説で未練をぶちまけてたり、

ゼータガンダムの話の流れが(準備期間がなかったのもあり)そのガンダム制作前準備ノートの章立てに準じてたりしてて、

たぶんシロッコって人格者シャリアブルの反転させたイメージで造形してったんだろうなあ、と想像するんだけども

 

そんなシャリアブルおじさん

今になって下の世代に担ぎ上げられて出てくる理由はなんなのかなと

 

ニュータイプ人類未来への希望をつなぐ役、だったんだろうシャリアブルおじさんが

打ち切りの都合とはいえガンダム本編ではシャリアブルは脇に追いやられ、映画ではカットされ、

その後のニュータイプなんて単なる戦争の道具だった、未来への希望だなんて幻想だった、

ていう流れの遠因にもなったとこを今さらのように補修して、本編の方向をいったん捨てたいのかな

なんて

アクシズ地球に落とすのでなく、アクシズ人類宇宙進出希望へと昇華する、という意味をこめての、

ジークアクシズジークアクス

 

20世紀のガンダムは、科学技術自体無限に発展し続けると無謬として信じられてた一方で、

世紀末であるとか、環境破壊であるとか、行き過ぎた科学人間性の大切なとこを見失わせてしまう、みたいな気分を前提にして、そこをドラマの拠り所にしてたと思うんだけども

21世紀もとうとう四分の一を消費してしまった現在

技術の発展は思ったほどには順調ではなく、

20世紀なら青天井までは行かなくとも研究資金はきちんと調達させるイメージがあったのが、今は費用対効果を強く求められ、

人口は増え続けて地球パンクちゃうはずが、多くの国で高齢化に悩むようになり

まりガンダム初代が前提としてた時代背景は、もう、だいぶ古臭い

 

じゃあガンダムのその後のいろんな展開は時代を反映してるのかというと、

そもそも作ってる人たち富野さんほどSF大好きじゃないし人類未来にもあんま興味ないので、

ニュータイプとは、とか、人類未来とは、みたいはことは誰も大して気にしてない

 

そんななかシャリアブルおじさんを出すということは、人類未来ちょっとは気にしよう、という気になったのかしら?

 

でも、いまどき、SFをふりかざすのって、どうしたって全体主義的な色彩を帯びずにはいられないはずなんだけども

(実際、楽観的未来論をふりかざすテックな人たちの未来像って無邪気なまでに全体主義で、シャリアブルじゃなくシロッコなっちゃう)

そのへん、どう捉えてんのかな

 

未見でいろいろ垂れ流してみました

2025-01-13

anond:20250113224117

そう思ってるうちにSFカードCS5無効になったんだよ

anond:20250110223111

そもそも小説は全部フィクションでありスマホがある時点で昭和の「サイエンス」を超えてるので現代主題とした創作はすべてサイエンスフィクションな気がするんだが

SFファンたちはそれでは納得しないだろうからジャンル名を「天文学フィクション」と名前をかえたらいいとおもうのね

そうすると一番SFなのは「チ。」だとおもうわけよ

それでもSFファンがなっとくしない?「宇宙船がでてこないとだめ」?

それこそ嘘臭いよ 地球より宇宙がいいなんて三体がぶっこわした夢じゃん

資源のないまま宇宙漂流する某ブライガーみたいな話に回帰していくんやろうけどそれも昭和じゃんね

これからアグリカルチャーフィクション流行るね

まり天穂のサクナヒメよ

2024-12-06

45歳で狂わない奴が運がいいだけで、普通は狂う

理由1:統計的に44歳になると突然体が壊れがち

理由2:壊れた肉体を前提とした生活スタイルが求められるがJTCでそのような働き方は難しい

理由3:肉体が壊れたことで趣味生活スタイルが急激に変化することで強いストレスがかかる

理由4:家族が支えてくれるといいのだが、こんな時に限って子ども反抗期不登校などで問題を起こす

理由5:同級生も家庭や自分の体に問題を抱えだすため他人に付き合っている余裕がなくなる

理由6:職場内においては「既に乗り越えた50代以上」や「何をそんなに狂ってるのか理解できない40代以下」が溢れており孤立やす

理由7:44歳の壁にぶち当たったあとなんとか1年耐えたものの状況改善の様子が見られない(突然肉体が壊れたという事実を受け入れる心の準備どころか、下手したらその認識さえまだ持てない)ことによって少しずつ溜まったストレス精神が耐えきれなくなる

理由8:ストレスが溜まると「我慢が効かない」「思考力が下がる」「代償行動を繰り返す」などが発生するため、周囲から見ても自分から見ても狂ったようにしか見えない

まり、狂うのが「普通」なんだよね。

大部分の人は狂うんだよ。

つうか自分子供の頃を思い出して欲しいんだけどさ、自分反抗期やる前後ぐらいの時期に自分の親や同級生の親が突然狂ってたりしたじゃん?

アレが普通なんだって

みんなこれぐらいで突然狂うわけ。

「狂わないようにする努力」は間違ってるんだよ。

「狂ってもなんとかなるようにする努力」が必要なわけ。

どうしたらいいんだ!?!?

狂っちまいそうだ!??!dsfさfsだqqRFSD

2024-12-02

作家本人が筆を折るというより口コミ側が自粛する

20褒め言葉みても、1つの批判でやる気なくすみたいなのが作者あるある

https://togetter.com/li/1405480

 

というか、SNSなど口コミが広まりにくい

想像してみよう

ちょっと推そうと思って「このXXってSFすげえ!神!」と書き込んだとする

そこに「いやXXは間違ってるから」」や「そのXXのアイデアは〇〇って作品の丸パクだから」と横やりが入る

口コミブレーキがかかる

結果、イイネやリポストが稼ぎづらい

また、なにより、気軽に「XXって神!」と気軽に騒ぐ層が「こういうツッコミをもらいやすジャンルはビュー数稼ぎづらい」と学習する

口コミという手段では浮上しなくなる

読んで欲しいという欲望が抑えきれない作家は、少なくともランキング形式投稿サイトでは”SF”を書くのをやめる

 

SNS以前、10年前までなら、ネット経由の口コミはありえたと思う

技術者系やアーリー系の発言力が強かったので

現状のSNS草の根で、というのはどんどん困難になっている

もう編集者出版社批評家などのオールドメディア経由でないと露出が難しいのではないか

 

そもそもSF大衆向け、衆愚向けにはできてない

欧米の連綿たるメインカルチャー伝統教会王権といった権威によって裏付けされたアカデミズムを前提として成立した科学主義を踏まえたインナーサークルに加入するという体裁が曲がりなりにもあって、それ踏まえた上での想像自由を認めることで成立するジャンルなので

そのあたりを吹っ飛ばすスペースオペラ容認されるのも「こういうのを認めるのが伝統を維持する上で大事」という、カトリックの反宗教改革におけるバロック演出活用みたいな算段があるからで、バックに権威が控えてるのは同じ

そうした文脈無視するネットバズ適応社会と相性が悪いのは当然だと思う

anond:20241202120048

日本SF界は三体訳すだけでひいひい言ってんのにyostarはどうやってんだろな 金なのか

2024-10-14

anond:20241014210940

SF映画の見すぎ。

AI自我はない。自我のあるAIを作る必然性もない。

AI過去データからし結論を導けない。AIを知らない(知ろうとしない)人間ほどAIに夢をみがち。

2024-10-02

anond:20230626103415

転生するぞってことなんじゃないの

自身への批判はXでレスしかけてファンネルでやっつける人生、憧れるでしょ

地位名誉もばっちり。SFは今代で終わるが

2024-08-30

今更AI絵師という呼び名違和感雑記

要約 ※追記

書きあがってから少し論旨が整理できた気がするので、まとめなおし。

蔑称としてAI絵師と言われる人は、本来AIクライアントと呼ばれるべきじゃないか
・その前提に立ててたら、AI規制派のクリエイタークライアントでもうちょっと違った形の今があったのではないか

以下本文。



注意書き

推進とか規制とかそのものの話ではなく、難しい話をさっぴいた個人として思う与太話です。

AI使ってる!窃盗!」と生成AIによる絵の作成、LoRAとかの合法違法とか、倫理的にどうかとか、是非の話ではなく。

最近思った、AI規制派が見落としていそうなこと

生成AIで絵を生成する人の感覚として、こういうのもあるのでは?という視点の話。


現状の生成って、話を聞く限り流れはイラリクに近いのでは?と思う。

違うのは、こっちで資料指定も大量に用意する必要があること。自分が描いて欲しいものを、相手自主的に履修してくれないし察さないので。

あとはリテイクを何度繰り返せることか?人間、それこそ納得いかず一日何百枚とか、そんなレベル何度も何度もやり直させられたら病むよ。

やり方は人それぞれだろうけど、いわゆる呪文とかをシチュとかプロット、LoRAとかをキャラ指定として考えると、人間がやってそうなことに近く聞こえる・・・ような気がする。

まりAI絵師と名指しされる人は、描いてる訳じゃない

もともとAI絵師って、絵の生成AIサービス自体を指す言葉だった、みたいな話をどこかで見た。

当たり前だけど絵を出力(あえて描くと言わない)してるのは生成AI

ユーザー呪文という名のめちゃくちゃ細かいリクエストを生成AIに投げている。


節子これ絵師やない、これクライアントや!

という訳で、AI絵師ではなくAIクライアントという呼び名提案する

あえてユーザーじゃなくてクライアントっていうのは、有償サービスだったり、後たぶんプロンプト自体情報収集とか、出力された絵のタグ付け(学習)とかに使われてると思うから

完全ローカルでやってる場合はまた違うかもしれないけど、少なくとも当初の頃はそんな話だったはず。


そう言う意味では、破格かつクリエイター側がものすごい赤字コミッションみたいなもの・・・というと暴論だけど、そういうニュアンスが使ってる人にはちょっとあるのではないだろうか。

此処までの話で基本に立ち返ると、つまり・・・


真のAI絵師=生成AIのもの


なら最初にやるべきだったことは

蔑称としてAI絵師という言葉を歪めず、「クリエイター」と「クライアント」の線引きをしっかりしておけば。

そうすれば、絵師側のアプローチの仕方もまたちょっと変わったのかな?と思う。


いわゆる呪文を使って絵を何度もリテイクして生成するのって、それなりに骨が折れると思う。もちろん慣れとかもあるだろうし、お金儲けを考えたらまた事情も違ってくるとは思うけど。

ただ生成された絵に絵師の絵が負けてるとは、当然、個人的に全く思ってない。

本当に人間みたいに思考して、作品履修して感想持って、フェチって線とかこだわりを持って絵を習熟する領域まで、まだ来ていない。

画風の話ではなく、個人個人固有のらしさというか、統一されたこだわりというか、上手くは言えないけどそんな感じのこと。


少なくともAI絵師という言葉蔑称で無かったころ。つまり分断がkskしてなかった頃は、AIクライアントもまだよちよち歩き。

AIクライアントたちが必死呪文リクエストして生成してる時に、例えば「ちょっとお安くしまからあなたリクエストをいっぱい反映した絵・・・描きましょうか?」という話が飛んで来たなら。


そりゃ、相手クライアントなんだから。欲するもの自分で描けないなら、それは物凄い誘惑になるのではと。

絵師努力クオリティ金額に見えれば。呪文の履修に飽きたりしたころに、自分フェチが出せないとなれば。


全員ではないにしろ選択肢としてその幅はものすごく大きかったと思う。

生成されたものに対する倫理的嫌悪感やら絵としての気持ち悪さがあるからこそ、なおのことクライアントクリエイターとしての線引きは、分断じゃない方が良かったんじゃないか

まとめ:

長々とサーセン

色々言いたいことあったけど、全然まとまってねぇわこれ。

たらればではあるけど、感情的なことを抜きにこんな与太話も絵師さんやクライアント一般の人たち含め、過激化せず出来る環境だったら良かったかもしれないですね。


自分個人は、AI諦観派。

思う所はあるけど国は進めるし世界的にもゴタゴタしてるけど、乗り遅れるのはそれはそれで危険ぽい。

とはいえ急ピッチからガバガバなので問題はいっぱい起きるけど、とにかく流れはもう変えられなさそう。

だったらせめて、どう生きたらいいか、生き残っていけたら良いか業界的にもそんなことを考えてる感じです。


だって今起こってるのって、それこそ昔SFで見たロボット仕事をとられる人間たちみたいな、そういう話な訳ですから

感情的になりすぎずバランスをとって、業界全体が息の根を止められないようになれば良いな~、と。



おまけ:そもそも生成AIのものに、キャラクターが見えなかったのが悪かったのでは

サービスを指す言葉だったAI絵師というのが、わかりやす個人蔑称にされてしまった原因だと思う。

ゼロレクイエムじゃないけど、AI絵師にはペルソナがなかったし、AIクライアントにはペルソナがあった。

からこそ、今だからこそ当時怒りを持っていた絵師たちは考えたことはないのだろうか。

これ、描く兵器の使いどころではないだろうか、と。


いきなり無知晒しますが、業界全体でそういうキャンペーンってあったんですかね? あったとしたら、結構盛り上がったし、今の生成AIに対してもまた違ったアプローチがされてたのでは、と。

絶対何か諸問題が出るたびに色々作られて大変TLが愉快なことになっていたのではないかと(それはそれで過激化して危ないか?)


例えばNAIで言えばこの雑記を書いてる時点からすれば、サービス開始時期からみて3年とちょっと

まりあの「子」はまだ3歳。しか最初生まれたてでも文章すごかったのに、あっという間に絵が描けるようになっちゃった

おまけに容赦のない大人たちから、一日に何枚も何枚も絵や文章を書かされる。知恵熱上げながらおやつ電気)食べつつ涙目カリカリと頑張ってる、と書くとちょっと可愛い・・・可愛くない?


センシティブ判定がガバガバだったTwitterAIを「破廉恥禁止です!」と言いながら色々見逃してこっそり自分は見て悶々としてるムッツリ系の委員長キャラ見立てるみたいな話ですが、あまり同意は得られないかもしれないです。


しかキャラクター付けに成功していれば。生成AI悪用して良くないことをさせる悪い大人たち、という図が見えて来るわけで。そうなると、またちょっと違った見え方はしてこないだろうか。

いたいけな子に何をさせるだァーッ!ゆるさんッ!という気持ちが湧いてこないでしょうか。

真に戦うべき相手や、考えるべきものが何であるか、みたいなことをもっと冷静に話し合えたのではないでしょうか、と。


 

・・・まあそうすると、いたいけな子にエロ作らせた場合の罪悪感とかも大変物凄いものになる訳ですが。えっむしろ興奮する? ま、まあ性癖は人それぞれですし・・・

というかこれに限らず、AIくんちゃんそのものへのヘイト創作とかも出てきそうだし、それはそれで駄目かもしんないな。う~ん難しい・・・



以上、ガバガバ雑記でした。

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