「帽子」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 帽子とは

2025-12-11

anond:20251211192104

萌え漫画主人公なんか、ヒロインと一緒のベッドに寝ても手を出さな鉄壁童貞力を誇ってたろ。

主人公ヒロインセックスするような生々しさは「萌え」ではないんだよ。

麦わら帽子と白いワンピースの清楚な美少女が、他の女の子と仲良くする主人公わずかな嫉妬を見せる。

その奥ゆかしさに萌え見出してきたんだよ俺たちは。

素人は黙ってろ。

anond:20251211013411

ハリー・ポッターと頂き女子の秘宝

──ホグワーツ頂き魔法学校物語 全7巻を1本に凝縮した狂想曲──

約5500字

第1巻 ハリー・ポッターと奢りの石

1991年

ハリー・ポッター11歳)は、

叔母ペチュニア叔父バーノンに

家事残業」をさせられながら育っていた。

ある日、フクロウ手紙を運んでくる。

ホグワーツ頂き魔法学校 入学許可証

貴女魔法使い(女子)です。

 男子生徒は全員貴女に奢る義務があります

9と3/4番線から特急ホグワーツエクスプレスに乗ると、

同じ車両にいた赤毛ロン・ウィーズリー

「俺の弁当、全部食っていいよ……」

差し出す。

ハリー「え、いいの?」

ロン「女子から当然だろ……」

第2巻 秘密の頂き部屋

組分け帽子

組分け帽子が叫ぶ。

スリリン! ……いや待て、貴女

 『頂きリン』に配属だ!」

新設された第5の寮「頂きリン」の特徴

・寮監:ダンブルドア(実は女子

・寮生:全員女子

・寮の合言葉:「私、女子なので♡」

ハリーはすぐに人気者になる。

グリフィンドール男子は全員

ハリーちゃんバレンタインチョコ代出させてくれ!」

争奪戦

第3巻 アズカバンの奢り囚人

3年生の時、

アズカバン刑務所から脱獄した

シリウスブラックハリー名付け親)が現れる。

シリウスハリー……俺はお前に何も奢れなかった……

 許してくれ……」

しかし実はシリウス女子だったことが判明。

「私、女子なので出所できました♡」

第4巻 炎の頂きゴブレット

4年生になると「三大魔法学校頂き対抗試合」が開催。

ルール

男子生徒は女子のために命を賭ける

女子は見てるだけでいい

優勝した女子は「永遠に奢られ権」を得る

ハリー名前がゴブレットから飛び出す。

ハリー「え、私出てないのに……」

ダンブルドア女子から自動エントリーです」

第一の試練:ドラゴンから金の卵」を奪う

男子生徒が全員でドラゴンを倒し、ハリーは卵をゲット

第二の試練:人魚から「大切な人」を救出

→ ロンが人質にされ、ハリーは泳がず待ってるだけ

第三の試練:迷路

セドリックが道を開き、ハリーはゴール

優勝。

でもヴォルデモートが復活。

第5巻 不死鳥の頂き女子

アンブリッジ教授魔法から派遣)が着任。

アンブリッジホグワーツは甘すぎるわ!

 女子も少しは自分魔法を使いなさい!」

生徒全員が反発。

ハリーを中心に「ダンブルドア軍団」結成。

しかし内容は

男子にどうやって奢らせるか実習」

アンブリッジ、1ヶ月で更年期障害理由退職

第6巻 謎の頂きプリンス

スネイプ先生が実はハリーの母リリー片思いだったことが判明。

スネイプ「リリー……俺はお前に一度も奢れなかった……

 だから一生黒いローブを着てるんだ……」

ハリー先生、それただの引きこもりでは……」

そして私は男です」

スネイプ「え?」

実はハリーは「女装して入学していた男子」だったことが発覚。

大混乱。

第7巻 頂き女子と死の秘宝

最終決戦。

ヴォルデモート卿(本名:トム・リドル)登場。

実はヴォルデモートも元・頂きリン生だった。

ヴォルデモート

「私は『見せないことで永遠の美と権力を得る』

 死の秘宝を手に入れた!!」

つの秘宝

ニワトコの杖 → 男子を操る杖

蘇りの石   → 元カレを呼び戻す石

透明マント  → 残業しているフリができるマント

最終決戦@ホグワーツ

ヴォルデモート「アブラカダブラ……じゃなくて

 アタシ女子なので戦闘はしたくないです♡」

ハリー(素顔は男子

エクスペリアームス!!」

杖が跳ね返り、ヴォルデモート消滅

エピローグ 19年後

キングスクロス駅。

ハリー(もう素顔で生活)は

ジニー子供たちを見送る。

次男アルバス・セブルスが言う。

「パパ、僕スリリンに行ったらどうする?」

ハリー「いいんだよ。

 でも頂きリンだけは絶対に行くんじゃないぞ」

その時、

ホームの向こうで

白いドレス少女が微笑んでいた。

「私、女子なので

 切符代出してもらえますか?♡」

男生徒たちが一斉に財布を出す。

ハリーため息。

「頂きは……終わっていなかった」

遠くで、

組分け帽子の声が聞こえる。

「頂きリン!!」

──頂きは続くよ、どこまでも。

終わりなき魔法は、

今日ホグワーツで紡がれている。

(了)

ハリー・ポッター男子でした」

という衝撃の真実誰も知らないまま、

頂き女子伝説永遠に続く。

2025-12-08

とある女優さんと飲んでて帽子忘れ物事務所に届けたの

騙りだった

だれやあのおばさん。

anond:20251207202932

ドラクエ1&2のサマルトリアについて。

原作ではとにかく死にやすいわダメージ与えられないわ(しかスーファミ版だとサマル不在でもクリア可能)という低評価のサマルだが、本作では大変優遇されている。

後半以降、クリア後まで主要なダメージソースとなるギガデインギガスラッシュさらにはベホマズンまで、使用可能なのはサマルだけである

ギガデインとあるアイテムで一応他のメンバー使用可能だが、それが手に入るのは裏ボス倒せるレベルになってからなので、攻略中はサマルしか使えない)

つーか、ベホマズンどころかベホマすらサマルしか使えない。

ムーン必死こいてイオナズンぶっぱしようが、ローレがいなずまの剣振り回そうが、その2倍3倍の全体攻撃ブンブン行くのが本作のサマルである

誰か死にそうになると、ムーンやらサマル(妹)やらが必死ベホイミやらけんじゃの石だの2重がけして赤文字HPを黃文字に戻した後に、涼しい顔でベホマして白文字にするのが本作のサマル(兄)である

弱点と言えば大技をドカンカン使うせいでMPが枯渇ぎみになる事だが、本作は不思議ボレロやしあわせの帽子など、MPに優しい装備も中盤に入る頃には手に入るので、多少防御力に目をつぶれば問題なくなる。

ザオラルザオリクも(最終的にはムーンも覚えるが)先に覚えるのはサマルである

皮肉な事に、この「強力な回復手段を持ってるのはサマル(兄)だけ」という環境のせいで、長期戦になるボス戦ではサマル(兄)は回復役になってしまい、ろくすっぽ攻撃するターンが無いだが。バイキルトも、物理攻撃力順になるのでまずローレ、次にサマル(妹)、サマル(兄)は3番目であり、サマル(兄)にバイキルトかけたい頃には凍てつく波動が飛んできたりマホトーン食らったり眠ったりするやつが出てきてサマル(兄)にバイキルトどころじゃなくなってる事だが。総じて、「雑魚戦では主要攻撃役、ボス戦では回復役」なのがサマル(兄)である

ついでに、サマル(妹)も強い。ムーンの最強技(超必殺除く)のイオナズンまで覚える上に、単体攻撃でローレをともすれば凌駕する双竜打ちを覚え、クリア後に出てくるやたら硬い雑魚敵を一匹ずつ始末してくれる。黒い霧魔法使えなくなっても、ヒップアタックしか使えなくなるムーンと違って、サマル兄妹はほぼ弱体化しない。ルカニフバーハも覚えるので、ムーンが手が回らない忙しさになるボス戦序盤や凍てつく波動後を的確にフォローできる。

この兄妹がいるならサマルトリアの将来は安泰である

ついでに、ムーンしか生き残ってないムーンブルクや、王妃が亡くなってて子供がローレだけのローレシアと異なり、サマルトリア国王王妃も健在(夫婦生活も2階のお宝漁った限りでは円満)かつ子供も2人、と盤石の体制である

しか子供たちとも仲いいんだわこの夫婦

ラダトーム王やデルコンダル王もいい歳こいて王妃子供がいないし(デルコンダル庶子がいそうだが)、ロンダルキアはアレなので、次の時代覇権サマルトリアだなこりゃ。

2025-12-02

清潔感と美しさの間の超えられない壁

ここ数年、シャンプーとコンディショナーのセットで1500円くらいのものと、ダメージケアに良いとバズっていたオルビスのヘアミルクを使っていたのだが、少し前にドラスト期間限定商品が半額になっていたので、シャンコンセットで3000円台のものを使い始めた。

しばらくして、髪の手触りが明らかに良くなっていることに気づいた。

ツヤも出たし、浮き毛、アホ毛も減った。

加齢とともに強くなる縮れも目立たなくなり、見た目の清潔感が大きく向上した。

首も手足も短く顔がでかい、骨格から終わっているブスの中年でも、幸い髪は手入れすればそれなりになるし、髪の状態というのは印象をかなり左右するのだ。

「なんかしみったれ生活感が漂ってる女」と、「清潔感がある女」の差は、こういうところ──浮き毛やアホ毛、髪の質感、化粧の崩れ具合──に出てくる。

毎日風呂に入るだけでは清潔感があるようには見えないのは、女も同様なのである

数年前の私は、放ったらかしにすることをナチュラルとはき違えていたのもあって、セットで700円しないような安いシャンコンに、洗った後はタオルで拭いて自然乾燥するだけだった。

使っていたのは百均のブラシ。

当然髪は摩擦その他で傷んで、カラーは退色して汚らしくなり、浮き毛が飛び出し、うねりと広がりもひどかった。

しばらくして1500円くらいのシャンコンを使うようになると、洗い上がりのきしみやパサつきが大分マシになり、何より香りがよく、「やっぱりシャンプーは少し高いやつの方がいいんだな」と思っていたのだったけれど、3000円台のシャンコンはそれよりもさらに良かった。

というか、700円と1500円はそこまで差がないが、1500円から3000円は明らかに違う段階に入った感がある。

シャンコンと同じラインのアウトバストリトメントを使い、ヘアアイロンうねりを抑え、オイルで仕上げると、癖が強くなった中年の髪でも格段に柔らかく、まとまるようになった。

自然乾燥して百均のブラシで梳かしていたのと比べると、金も時間もかかり、果てしなく面倒だし、「本当にこんな面倒な事をみんな毎日やってるんすか」とも思ったが、習慣になればなんとかなるものだった。

というか、「こんな面倒な事を、コストをかけて毎日繰り返しやる」ということこそ、現代人らしい暮らしをするということであり、社会生活を行う大人であるということをわかりやす表現する手段でもあるんだろう。

しかし気づいてしまった。

ここから先は、資本生活レベルの話なのだと。

髪の調子が良いことに少し浮かれた後で、職場に出入りしている美しい既婚女性を見たとき、軽い絶望感があった。

独身賃貸暮らし持病持ちの私と違い、稼ぎの良い夫がいて、都内の持ち家に暮らす彼女の髪は、私と同年代にも関わらず、3000円のシャンコンを使ってそれなりにサラサラになった私の髪がみすぼらしく思えてくるほどに、サラツヤストレートの美しいロングヘアなのだった。

どんなに元々の髪質が良かろうとも、この年齢で自然にそうは「絶対に」ならない。

若い頃であれば元々のポテンシャルで手入れしていなくても美しいことはよくあるが、30も半ばを過ぎると加齢によるうねりや縮れ、そして白髪は避けられない。

彼女もまた同じはずで、白髪染め、年齢によるうねりと広がりを殺すストパーか縮毛矯正、それらによる傷みをケアする良いシャンプーとトリートメント、ヘアミルクやオイルに加え、ドライヤーアイロンといった美容家電も高価なものを使ってるんだろう。

よく帽子を被っているので、日頃のUVケアも入念なのが窺われる。

シャンプーもセットで3000円どころかシャンプーだけで五千円くらいするやつを使ってるのかもしれない。

しかし、それが彼女の「当たり前」なのではないか

まりは、そういう金の使い方ができる、ゆとりのある生活レベルであるからこその、優雅な美しさなのだ。

人間らしいと言うにはギリギリ暮らしをしている私には、大奮発して買った3000円(が半額で1500円)のシャンコンと17年前から使ってるナノでもイーでもない熱風しか出ないドライヤーでなんとかマイナスゼロにするのが精一杯だが、もっと経済的な余裕のある人々は、使う物、消費する物の品質の良さによって、余裕とか、豊かさとか、美しさとか洗練だとかを手に入れ、見せびらかすことができるのだ。

髪に限らず、化粧品も私が使っているドラコスの安いやつじゃなくデパコスなんだろう。

どんなに「安いのにデパコス級〜」とバズった商品であっても、ガチのデパコスと比べると品質は明確に劣る。

庶民の下の方でも「清潔感」「社会性」まではドラストユニクロといった普段生活レベルの中でたどり着けるが、それ以上のものは、それ以上の生活レベルにならなくては手に入らない贅沢品なのだ

まあでも、貧乏人であっても衛生に気を使い、人間らしい生活をするというのは、実際そんなに悪い事でもない。

私は髪以前に歯がボロボロで、それがひどいコンプレックスでもあったのだけれど、歯医者に行って虫歯を治した後、「保険診療いくらにもならない虫歯でも医者は丁寧に治してくれるんだもんな……」という感謝の念が湧いてきて、せっかく治してもらった歯を粗末にはするまいと、熱心に歯磨きをするようになった。

自分のために自分大事にしようとは思えなかったし、今でも思えないのだけれども、定期的に髪を切ってくれている美容師なり、歯医者なり、同僚なり、私の調子が良くなったり、歯や髪や、メンタル健康や衛生を維持していると、わずかなりと「いい感じになった」と喜んでくれる人はいるのである

それはほんの少しだが、着実に健全自尊心に繋がる。

必ずしも肉親や友人、恋人でなくともよいのだ。 

豊かさを見せびらかすための壁を超える必要はないが、衛生状態を保つということは自分を大切にするということで、その変化はきっとQOLを少し上げてくれる。

2025-11-30

TOKYOCOOLの単独ライブ地獄だった

先日、TOKYOCOOLの単独ライブに行ってきました。

https://shibu-cul.jp/event/39738

平日7時からの開演ということで仕事も片付かないまま電車に飛び乗り、会場まで走り

なんとか開演に間に合いライブを鑑賞しました。

結論から言うとこのライブ地獄」でした。

よくトーク番組で「床見てる方がおもろいわ」なんてつまらないことへのコメントがあります

本当に床見てる方がおもしろいことってあるんだなって思いました。

ライブ前はTOKYOCOOLってネタ番組の短い尺でしかたことないけどどんなネタやるんだろう、

あのポーズネタを長尺でやるのかな、コーナーとかもあるのかななんて考えていましたが、

実際にやったのは営業ネタをうすーーーく引き伸ばしたようなものでした。

最初面白くても飽きてきて最初の2分ぐらいでお腹いっぱい、あとはただただ我慢、ひたすら耐える時間でした。

そういう料理ありますよね。例えこそなにも出ないんですけど。

特に地獄だなぁと思った瞬間が2つあって観客参加型のコント特に最悪でした。

1つ目は観客が参加するコントで選ばれたお客さんが舞台に上がって、かぶっていた帽子が脱げたとき、「ハゲとるやないかい!」とつっこんだ瞬間。

いや、おもしろくないだけならまだしも、人を傷つける最悪さもあるんかい

言うほどハゲてない(ややM字寄り)のも本当に傷つけてる感じがして誰も笑ってませんでした。

2つ目は舞台からボールを投げて客席のボールをつかんだ人にインタビューをした瞬間。

TOKYOCOOL「お名前を教えてください!」

お客さん「Vaundyです。」

TOKYOCOOL「はい、Vaundyさんね。Vaundyさんには何をあげようかな~」

おい、観客もつまんねぇのかよ。演者も観客もジジイババアしかいないんだから伝わるわけないんだよ。

もうベタに「木村拓哉です」でいいのよ。

どこがだよ、クソジジイじゃねぇかよ。

こんなんでいいのよ。

TOKYOCOOLに伝わってないかジジイがVaundy名乗りつづけるしかなくなっちゃったよ。

なんなんだこの空間

いや、そもそも単独ライブで観客参加型の時間ってなんだよ。

不確定要素入れるなよ。

今まで体験したことがない時間でした。会場に時計もなく、何時かわからないけど早く終わらないかなと思い続けていると

終演間際に撮影タイムがあり、スマホ時計を見ると9時半の表示。

開演から2時間半経ってました。本当によく耐えたと思ったのと同時に、

2時間半あれば映画観に行けたなとか、チケット代の3,500円があれば寿司食べれたなとか色々と考えさせられる時間でした。

2時間半あれば終わってない仕事も終わったし、お金ももらえました。

懲役なのか。

なんか思い出しただけでムカついてきてゲロ吐きそう。

Xに酷評しているひとがいないのでここに書きます

2025-11-26

anond:20251126112010

わかる

飲食店とか店員さんに敬語使ってる自分とか、なんでこんな仕草してんだろって疑問になる時がある

信号守ってる自分とか、汚れた服を捨てる自分とか、寝癖がついてるから帽子被ろうとしてる自分とか

俺何に気を遣って忖度してこんな自分を装ってるんだろうって思うときはよくある

2025-11-24

6回呪文を唱えられるお得な増田済まなく通るレラ恵那トンもゅ時以下6(回文

おはようございます

HD-2D版のドラゴンクエストI・IIプレイ真っ最中とはいえまだIがクリアできていないのよ。

メルキドゴーレムを倒していろいろ途中冒険して大冒険果たして虹の橋をようやく掛けることができて、

竜王の城に慎重に飛び込み前転して入店するの。

あ!お店じゃないか入店っていう言い方はおかしいわねきっと。

でも、

あれこの風景たことあるって思ったらあれHD-2D版のドラゴンクエストIIIでも同じシーンあった!って

これこそ進研ゼミで学んだところだ!って思うふうにデジャビュに思うの。

私もようやく竜王の城に突入

ゆっきーなばりにいうのならば事務所総出で!ってところだけど勇者一人だから総出とは言えないところがなんとも総出感はないんだけど気持ちはそうで感満載でお送りして突入いや突撃したの。

私ははて?って思って、

そういえば私のロトの装備いっさいしてない?

竜王を倒しに行くっていうのならば

ロトシリーズの装備を整えてから行くのがストーリー上の筋ってもんじゃない?

でも、

私はロトの装備が探せ出せないまま、

とりあえず、

倒せたらラッキーな勢いでそのままの勢いでHD-2D版のドラゴンクエストI・IIの早くIIに挑戦したいところなのよ。

今もうさドラゴンクエストIプレイ時間10時間超えて、

やっぱりこのボリューム!?って思っちゃうお特感満点なのよ。

もうさ、

勇者一人旅で辛くて弱くてって思ってたけど、

ここで光が見えてきたの!

輝く光の道標!それはシャインポスト

いやそれシャインポストって言いたいだけの助走して走って言いたいんだけど、

そのぐらいパッと光が差し込んできたの。

そう!

やまびこのぼうし」をゲットだぜ!

ちなみにワイルドスギちゃん調子の「だぜ~」じゃなくてポケモンゲットだぜの方の調子の「だぜ」だから気をつけて欲しいの。

でお馴染み山彦の帽子はじゅもんを唱えたら復唱して取引先様の電話番号を聞き返すと同じ効果が得られるの!

ホイミを唱えたらホイミがまた鳴る!って感じ。

やっとこれで呪文の火力がアップしまくりまくりまくりすてぃーいよいよ私のターンね!って。

そして!そしてよ!

とくぎの技で「ビーストモード」をやると2回連続行動するの!

もう言わずもがな御堂筋線の南終着駅中百舌鳥ばりにもう分かるでしょ?

やまびこのぼうしを装備してビーストモードすると、

1回で4回呪文が唱えられちゃうというなんということでしょう

さらに、

今ならなんと!

リホイミ」を唱えつつ助走つけて特殊方法で「ビーストモード」をやると「ぶんしん」ができて2人の分身ができるの。

驚かないで!

な!なんと呪文がこれで1回の発動で6回唱えられちゃうとか!もう

超サイヤ人の大バーゲンセールだぜ!って、

こっちの方の「だぜ」ってのはワイルドスギちゃんみたいに口を尖らせていってもいいかもしれない!

夢グループ社長の横にいるおねだり上手で女の人で演歌歌手の謎の美人の保科有里さんも、

社長安ーい!」っていうぐらいのレヴェルなの。

1回の魔法詠唱で6回効果が出ちゃうってもうおかしくない?

これでもしかして

強くて手が出せなかった悪魔の鎧も倒せっかもだぜ!ってHD-2D版の特技の「ヒュプノスハント」眠らせている相手に喰らわすとダメージが65535倍になる、

もはや常軌を逸する攻撃方法なのよ!

もうさ、

ドラゴンクエストIザオリク覚えるまでもないうちに竜王倒せちゃうかも!ってところなの。

もうさ、

リホイミしてからのーと手順はややこしくて面倒だけど、

1回の呪文で6回効果出せちゃうっておかしくない?

みんな秒殺だわ。

ここに来て急に私の勇者強くなったの!

しかロトの装備一切無しにしてこの仕上がりなのよ!自分勇者の強さが恐ろしいわ。

早いところドラゴンクエストI・IIのIの方をクリアしてIIに突入したいところよ!

にしても、

こんなにドラゴンクエストIで大冒険できるなんて思ってもよらなかったので、

言ってもドラゴンクエストIなんてちょろいっすよー!って思っていたけれどなかなかの手応えと歯応えを楽しみながらじゃがりこ冒険のお供にして食べつつ冒険してんのよ。

でさ、

ガンガン1回の呪文で6回効果があるってことで、

ホイミですら全回復してしまうぐらいの勢いだし、

ギガデインすると大抵の敵は一瞬でやっつけられるわ!

でも欠点があったの。

私がレヴェルアップしてもHPMP回復しない設定にして自分に課したハードモードにしていたので、

マジックポイントがあっという間になくなっちゃうの!

え?私のマジックポイントなすぎ?

いや少ないんじゃなくってたくさん使いすぎなの!

「ぶんしん」するでしょ?

やまびこのぼうし」を装備して1回分はマジックポイント無料になるけれど、

分身が唱える魔法についてはマジックポイントちゃんと消費するの!

まりは6回唱えられるけれど3回分のマジックポイントを消費するの!

私はその公式に築いてしまった世界心理に、

私の勇者マジックポイントなす!?って嘆いていたけれど、

もしかして

これ3回分マジックポイント消費してない?って気付いちゃったの!

あちゃー!って感じじゃない?

強いけどマジックポイントが一瞬で全部なくなるやつ!

しかもレヴェルアップしてもHPMP回復しないと自分に課したハードモード

竜王の城に深く探検しにいってマジックポイントが尽きてしまって

街に戻っては宿でおやすみしてからまた挑むって繰り返しなの

強いけれどマジックポイントが頼りない感じね。

そこもう盲点だったわもー!

世の中そんなにうまく事が進まないのねって痛感を感じ痛むところなのよ。

でもさ、

これ言ってもドラゴンクエストIIIの本職の魔法使いより高火力すぎるんですけど勇者

1回で6回よ!

こんなことある

ヴァン・ヘイレンジャンプを6回連続聴くのより凄くない?

サガフロンティアの41連携技「リヴァイヴスライバベル水撃スープジャイアントロコ金剛カイザーブラスター陽子ロケットバルカン破壊下駄電束火炎プラズマ跳弾神速熱線放射ソニックディフレクト電撃濁流清流アル・三スカイ燕曲射短勁フラッシュライジングロザリオアル・十字塔無月真アル・羅刹掌」よりも凄くない?

いや41連携技の方が冷静に考えてそっちの方が凄いか

でも、

これこれぐらい画期的6回の魔法呪文ができるって凄いのよ!

言葉意味はよくわからないと思うけれどとにかくすごい自信なの!

もう後は最終最強魔法の「アバントラッシュ」を覚えるまでだわ!

なんとかクリアのメラが立ってきた感じもするし、

いや今のはメラじゃなくてメドだったわ。

でも今の私の勇者強すぎて覚える間もないうちに竜王倒せちゃうかも!

もし勇者自由に喋れるのなら、

「今のが私の一番弱い攻撃呪文よ!」って

いってフルスロットル竜王リホイミ助走つけてのぶんしんしてギガデイン唱えて6回攻撃やんの!

まあマジックポイント竜王の目前そこまでキープできて持つかってことが一番心配だけどね。

クリアまでもう少しよ!

うふふ。


今日朝ご飯は、

おやすみなのでゆっくりしてからお昼と一緒の朝ごはんブランチってところかしら?

グッドモーニングって感じの良き目覚めね。

休日にふさわしいいいスタートを切った火蓋が兜の緒を締めよってところね。

デトックスウォーター

ホッツ白湯ストレートウォーラー

今日のホッツ白湯ストレートは甘く感じて美味しい!って思ったから快調だと思うのよ!

寒くって寒くって目が冷めちゃうけれどもうちょうどいい時間なので、

タイマー運用で朝湧いている70℃のホッツはいつでも飲み頃温度でいつでもホッツよ!

寒いとき身体の中から温めて温活で1日レッツスターティング


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2025-11-17

猫缶になるということ

朝の工場に足を踏み入れると、ひんやりとした空気と共に、かすかに肉の匂いが鼻をかすめた。

巨大な搬入から搬入トラックがひっきりなしに到着し、銀色の檻に入れられた独身氷河期ごみおぢが次々と運び込まれていく。

その動きはまるで大きな心臓の鼓動のようで、工場全体が一つの生命体のように感じられる。

奥の処理室では、真っ白な作業着帽子に身を包んだ人々が、規則正しく機械を動かしていた。

ごみおぢを蒸した後、骨を外し、皮を取り、均一な大きさに刻む。

刃物が回転する軽やかな音が響き、やがてミキサーの低い唸り声と溶け合う。

混ぜ合わされた肉と添加物は、やわらかなペーストや角切りの具材となり、栄養剤やゼラチンとともに巨大なステンレスの槽に集められる。

ラインを進むと、空っぽの缶がベルトコンベアの上を整然と行進していた。

そこに金属のノズルが降りてきて、次々と中身を注ぎ込む。

トクトクと響く液体の音、規則正しいシールの打ち音。

やがて缶は列をなし、高温高圧の殺菌機へと送り込まれる。

蒸気の立ちこめるその内部は外からは見えないが、まさに工場心臓部であり、猫の安心保証するための最後の関門だ。

冷却を終えた缶は、水滴をまとってコンベアの上を流れていく。

その光景は、まるで小さな銀色兵士たちが行進しているようだった。

不平ばかり言い立て人生で戦わなかった氷河期おぢさんもついに兵士へと生まれ変わったのだ。

ベルを貼られ、検査を終え、箱詰めされていくとき、思わず微笑んでしまう。

きっとこの一缶が、どこかの家庭の小さな猫に差し出され、ぱちぱちと瞳を輝かせて食べられるのだろう。

そうして命を繋いでいくのだろう。

工場の出口に立ち、夕暮れの光を浴びたパレットを眺める。

銀色の缶に詰まっているのは、もはやただの氷河期ごみおぢではない。

猫のささやか幸福時間、その種子のようなものとなって、ここから世界に送り出されているのだ。

2025-11-15

女装おじさんへ

足し算じゃない、引き算だよ

SNS女装おじさんの自撮りが流れてくることがあるけど、加工してもすぐに女装ってわかるんだよね

パス度の高さ自慢してても、それまわりが言わないだけだから

なぜわかるかって?

それはね、足しすぎなのよ

ウィッグサラサラ髪すぎたり、スカートが短すぎたり、変な帽子かぶってたり

その年齢の女性がする服装じゃないのよね

女装すると若く見られる自慢は、服装がチグハグからだよ

女になるために、いらんもん足しすぎなの

若い女男子は、そこんとこうまいよね

もうちょっと落ち着いた服装しようね!

2025-11-10

アンデラ再読中 7巻以降の感想実況 (私はファンの夢女です。)

6巻まではもう読んだ。

7巻以降の感想ツイッターの表アカがないからここにツイートみたく書き散らかすぞ🎶

ネタバレだらけ 怒涛のメモ

 

 

自己紹介:

ファンクーロンの夢女 アツかった時期は1年半ぐらい前

最終巻まで読んだけど詳細は微妙に覚えてない。記憶力が危うい。理解が浅い。

 

 

以下感想

 

ファンが好きすぎた頃はファンしか目がいってなかったから安野雲のあたりとか寝ぼけながら読んでたけど、今読むと激アツだ 昨夜6巻のそのへん読んでて目頭熱くなった

 

バニー風子かわいい〜〜〜~〜〜〜〜

 

ジュイスかっこいいなあ

 

ファンってどうやって移動してんの?全部雲?飛行機乗れば?シャチには乗ってたか 乗ってたつか呑まれてたけど ベチャベチャなるのやだ あの服何着持ってんの?次元帽子みたいにいっぱいあんの?

 

おっ!千本夢小説があったっていい男、テラーが登場 実際どうなん やっぱあんまない?探したことある可能性もあるが、忘れた ええやつやなとは思っとるけどそこまでモエたりはしてない

 

 

ヴィクジュイ 爆モエの可能

 

 

ファン 強いのとたたかいたいな〜ってだけでサマーにエサやりして なんなんこいつ

 

スポイルかわいいネ にくめないやつ

びっくりしてるとこもかわいらしいね

 

独断で向かったようです」←うける

 

ファン喋ったー!

 

ビリーがその通信ファンに向かって喋ってるのは何語?あ、あれか ネクタイあるから?ん?ないか? てかファン英語わかるよねたぶん わかるけど頑なに喋らんだけよね 中国語じゃなきゃ返事しませんけど?の姿勢なだけでわかってはいるだろうと…

 

サマー編=ファン活躍!!!ってはしゃぐ頭になってるからサマーって文字見るとファンに読み替えかねないほど強固に結び付いてる

 

「そっちの小さいの」呼ばわり笑

 

ファンどんな気持ちだったんか……台湾で会うまでにシェンがユニオンおるとか知ってたんか知らんかったんか 実際会ってどんなやったか ねー 青いな…つって 会えてうれしい?花いちもんめ

 

シェンは目がよすぎる

 

ファン(ジジイ)かっけえなあ その喋り方もうしないの?いつ変えたん?なんでやめちゃったん?キャラ変したかった?イメチェン

 

年取らんジジイ 仙人だね

メイを殺すなんて…イカジジイが……

 

八極?ってこのループで言ってたっけ?名前付けたんはシェンと別れたあとか?

 

素手で人の体に穴あけて殺すイカジジイ こわすぎる

まくりかっこいいなあ〜〜〜〜(←↑アンビバレント)

 

初めて読んだ時の私は「ファン出てきた!!♡♡♡」「ファン顔かわい〜〜〜〜」しか言ってなくて神経図太すぎる モエ以外の感度が極度に低い

 

今のわたくしといたしましては、イカれてんだろコイツと思います

 

顔かわい!!!!!!

これはしょうがないですね。だってかわいんだもんね。

 

このループと次のループで不老の発現時期ちがうんなんでやっけ?なんか理由あった?

 

ファンがいっぱい喋ってうれしい♡

てかさ、なんでこんな顔かわいいの?おかしいって。なんで?

 

ファン求道者ですか?バトルジャンキーですか?なんなんですか?何が動機

忘れたし、そもそも全然ファンのこと理解できとらん。2パターンあるし。むずい。

 

体軟らか〜い そのチャイナっぽい靴、バレエシューズみたいなやつ

 

自分の強さを知るために強者を育て強者を殺す」ですか 迷惑 大迷惑

 

「間違いなく否定者!! まず能力を把握する」

「血の噴射で加速した近接だぞ 何故当たんねえ」

アンディの疑問の答え全部「武の達人なだけです」なのがちうける 能力バトルものでただひたすら素で強いだけのやつ おもろくてしゃーないの

 

ここで戦闘関係ないのに老いの話わざわざ出してきたのは自分関係あることだから

 

否定能力じゃない…

 この強さは…

 純粋技術…!!」

爆笑

あと左下のコマの顔かわいっ

 

わざわざ技の名前口に出して教えてくれる。

 

「今からでも学ぶか? 我が真八極を」←名前いつ付けたん?最近

すぐ教えたがる。すぐ武を加えたがる。武マニア

 

そういえば最強になりたいんだったっけファンは 最強最強言いよったわ

 

絶招だ!↓↘→P?

ジェイミーの絶招は214Pだけどユンヤンの絶招は236Pで合ってる?わかりづらい。エアプ。

 

最強に興味がない→腰抜け、怠慢 なんだ😂

 

すぐ人を殺すのやめた方がいいですよ 自分が殺されたらどう思うんですか? 強いから殺されないからって。殺されたいんかね…死に場所探しよんかね……自分を越えてほしいんかね……降りたいのか、最強の座から どうなんだ

どうなんだっけ?次ループでは孤独に焦点が当てられてたと思うけどこっちはどうだったっけ?全てがあやふや

 

このイカ笑顔じゃなくてふつうに笑ってるとこが見てみたいなあ

好きです……(告白)

 

サマー編かっこいい場面多いいけどアニメ作画大変かなあ……めっちゃ立体的な動きするし

けどまじでアニメ化してくれ

 

てかさあのお前もつまらん所で降りるんか?じゃあ不運殺すが?のとこずっと腕アンディの内臓に突っ込んだままやったんね。だいぶ長いこと喋りよったけどね。

 

「一人で強くなったってむなしいだけだ」おっしゃる通りで

 

7巻感想:ファン好きや

7巻の色青と黄色かわいくて好き

最後アツかったな〜ファン出てきてからなお最高 8巻もたのしみや😊😊

職場でも帽子を被りたい

後頭部が禿げているので、帽子を被らせてくれないかなぁ。

ヅラを買うカネは無いので。

2025-11-07

アメリカでも トランプが 野党にヤジくらったり 野党質問されて答えるとかあるの

トランプ テレビでみるときって 後ろに赤い帽子かぶって なんかいってる動画しかない

これに集約されてる おの人生

クロームタブ21っこ

ログ全部よむ 損切 得切りができない

未来 現在バイアス

眠い という のに過大評価してる

あれしててよかったなあー みたいな

ポテチくっても あれしててよかったなーとはならない

あとはご褒美の経路つくる

しかないな よかったーっておもうの

あと物か

現在バイアス否定 いま詰まんないなと思うことをやる

2025-11-04

制服代で家が壊れた日の話

入学式の朝に制服請求書が届いた

額を見て頭が真っ白になった

母はテーブルに突っ伏して泣き声をあげた

父は黙って封筒を握りしめていたけど目はどこか遠くを見ていた

新品の制服写真スマホに送られてきてその光が腹に刺さった

隣の家の子は昨日ランドセルを誇らしげに見せていたのを思い出した

うちの冷蔵庫にはまだ二日分の食材しかないのに制服が十万近くするってどういうことだ

公立入学式でこれほど金を要求されるなんてふざけんなと思った

店員は丁寧にサイズを測ってくれて申し訳なさそうに値段を繰り返した

の子は笑って「似合うね」と言ったけどその声が遠くて刺さるだけだった

母が祖母電話して黙っている声を聞いて胸が締め付けられた

祖母は小声で「なんとかする」と言ったけどそのなんとかがどれだけの借金か見えた

通帳の残高を見つめる父の指が震えているのを見て私は大人世界に嘘があると知った

隣の親は「祝いだから」とプラスチックの袋を渡して笑っていた

その笑顔が一番許せなかった

私は店の外で子ども制服を入れた袋を抱えている自分に酔ったふりをした

帰り道に見た同級生の新品の帽子がくっきりと景色を割った

学校平等を教える場所のはずなのに入学の条件が家計の厚さで決まるこの現実が許せない

誰かが「節目だね」と言えば私たちはほほえみながら借金を抱えることを選ぶように仕向けられている

私の腹の底にあるのは悲しみでも羨望でもなく激しい怒りだ

この国で子どもを祝うために親が首を絞められるのは間違っている

私はこの朝を忘れないでおこうと思う

忘れるといつの間にか同じことを繰り返してしまいそうだから

2025-11-02

[]

ファイナルファンタジータクティクス イヴァリースクロニクルズをクリアした。

エンハンスド版。スタンダードディープダンジョンも含めて全部やった。

プレイ時間は100時間ぐらい。多少の物足りなさはあるけどPSのやつ+αという感じでとても良かった。

ストーリー面はPS版と同じだけど、ルカヴィが怪物というよりも人間臭くなった感じが主な変更点かも。


変更点は痒いところに手が届く感じで概ね良かったと思う。


難易度スタンダードだけど高くはない。


気になる点というか、希望というか。


キャラ感想


ジョブ感想


ひとまず終わり。アプデで追加コンテンツ来るといいなあ。全体的に原作準拠の良いリメイクだったと思う。満足。

Lv.99まで上げたり、全ジョブマスターしたり、敵忍者の投げるから武器回収したりはしない。

2025-11-01

anond:20251101120420

あくまでも「私は貴方の敵ではありません」アピールなので

増田自身の防御を固めれば固めるほど、周囲は増田に不信感を抱かざるをえなくなる

もちろん、相手とのこれまでの人間関係とか、立場とかもあるので一概に帽子を脱ぐべきかどうかは断定できない

相手増田より下の人間で、相手増田に対して礼を尽くすべきであると考えているなら増田の考えは妥当

帽子を取らない御辞儀が失礼が未だに理解できない

何でハゲ見せなアカンの?

2025-10-30

anond:20251030002505

自分がそれを身に着けてる”って意識がない時に落としても気づかないわけだから、常に身に着けてる(そうじゃないときにすぐ気づく)状態にするか、そもそも落としにくい状態を維持するのが対処法となる。

だったらフラップ付きの帽子代用してみては?

キャップ系のイヤーフラップは上にあげて固定しておけるものも多いから冬以外でもいけるし、通常の耳当てみたくズリ落ちることもない。

要は帽子と耳当てが合体しているわけだから存在感は大きいし、それがない状態ならすぐ気づくだろう。

それに、一度試してみて、もしそのレベルのものすら失くしてしまうんだったら「自分はそういう人間だ」と諦めもつく。

猟師の孫

「爺ちゃんの傍さ離れんなよ」

孫は聞いているんだか聞いていないのだか「うん!」と答えるが、その辺で拾った良い感じの木の枝を振り回し遊ぶ。木々が生い茂って独特の静寂さを持つ山中を老人とその孫、そして愛犬の五郎は進んでいった。

後年、知ることになるが本州の山林とは違い、ここ北海道の山は本州のそれとは違って非常に視界が悪い。本州の山林のほとんどは林業を営む方々が手入れをし真っ直ぐに樹木は伸びるが、北海道ではその圧倒的な森林面積により人の手が入っていない部分が数多く残り、文字通りの原生林として山の威容を示し、伸び放題となった木々山中を行くあらゆる生命の視界を遮る。

老人とその孫の身なりは帽子、長袖長ズボン長靴、本革製の手袋と手足首を覆う手甲と足甲は老人の妻、即ち孫から見れば祖母の手製だ。ハイキングならばまだしも老人と孫の装備は見るものが見ればひと目で生業特定できる。猟師だ。可能な限り肌の露出を抑え、特に四肢を重点的に防護する見た目は娯楽ではない事を表す。

老人の右手には大鉈、左手には老人の背丈と同じ程度の狩猟槍、肩に猟銃を下げていた。孫は武器らしい武器はほぼ無いが猟に出る際にだけ持たされるマキリと呼ばれる小刀は腰に差されていた。マキリの持ち手には滑り止めを兼ねたフクロウを模した見事な装飾が施されており、この持ち手の作者は孫の目の前を行く祖父である

この日は週のうちに何度も繰り返す山道の整備と捕獲罠の点検だ。祖父は大鉈で不要草木を打ち払いながら進み、樹木の肌やその根本を観察する。昨今の報道でも知られるようにクマ樹木へ爪で傷を付け自身縄張りを主張する。そして熊だけでなく多くの野生動物は排泄をする際に隠れるため木々の近くでする事が多い。

「爺ちゃんコレ!」と孫が樹木を指差す。孫はマーキングを見付けたと祖父へ伝えた。「おぉそうだよく見付けたべなぁ。クマが出っかも知れねぇから気ぃ付けろぉ」と孫を促す。当然ながら孫よりも先に祖父マーキングに気が付いている。しかし孫の"発見"を褒めてくれるのだ。一応の確認として猟犬としてよく訓練された五郎へ目を配り何も反応がない事を知ると前へ進んだ。

いくつかの罠を巡ると、くくり罠に雄のエゾシカが捉えられているのを見付けた。祖父はそっと猟銃と大鉈を地面へ置き、槍を構えてエゾシカへ近付いた。そこそこの歳を重ねているであろうエゾシカはその場へ伏せていたが祖父を視界に収めると立ち上がるものの一切の抵抗を見せない。エゾシカはまさに威風堂々と言った立ち振舞いをし祖父を見つめている。祖父が音もなく踏み込み、首元から深く入るたったの一突きでエゾシカは倒れた。

馬ほどの体格を持つとは言え、素人からするとたか草食動物を容易に倒したように見えるが首元から様々な骨を避けて心臓まで一閃する達人の技だ。

実は昭和30年代に北海道で冷夏が相次いで森が飢饉状態となりエゾシカヒグマキタキツネなど野生動物が人里へ大量に押し寄せる状態となったことがあった。その際に多くの民衆ヒグマに襲われるという事故が頻発し、若き日の老人は槍一本のみで日夜ヒグマを狩り続け、多いときには月に20頭以上、日に3頭ものヒグマを狩った。この若者は周囲の村落で大いに語られる槍の名手として名を馳せた。

その男気を聞きつけて槍を習おうとする男衆に混じり見物に来ていた女性は槍の名手の男に惚れ込んでそのまま押し入り女房となったという。それが孫の祖母である

「奥義は下段」

孫は槍の名手たる祖父から毎日のように槍を習った。槍を習うとは言っても「まだ早い」と言われ穂の無い槍、すなわち単なる長い棒であり来る日も来る日も孫は祖父お手製の"槍"を振った。

祖父は口癖のように「奥義は下段」と言った。漫画の中で見るような敵を大きく吹き飛ばしたり環境破壊を伴う派手な技でない。単に獣へ対して半身を取って穂先を地面すれすれに落とす構えこそが祖父の槍、アイヌの槍の奥義なのだという。

「槍を振った」と前述したが、実のところ槍を振り回すことはお説教を招く動きだった。「振るなァ!突かんかァ!」という祖父の怒号は今でも頭の中で鮮明に響き渡るほど毎度毎度同じ説教を貰った。

「突き引きが遅い!」「力任せに振るな!」「穂先を目線より上げんな!」「下段から何を出来るか考えれェ!」と覚えの悪い孫は何度も何度も同じ説教を受け続けたがコレがまたなかなか上手く出来ないものだった。祖父が用意してくれた的へ次々と素早く当てようとするとどうしても槍を振ってしまうのだ。

後年、孫は祖父の教えの真髄を1つずつ理解するようになってきた。

特徴と言えば祖父の槍、つまりアイヌの槍は内地(本州)の槍よりも短い。前述したが長さは使用者の背丈前後程度。これには理由があり樹木が生い茂る環境内地の槍は振るうこと叶わず、まさに無用の長物となるのであった。内地の槍の長さは人間同士が平地で争うための長さだ。

これが理解できれば"樹木が生い茂る環境で槍は振るうこと叶わず"であり、槍は基本として突かなければならないというのも理解できるようになる。槍を振れば周囲の樹木へ当たる。しかも槍を使っているということは獣とまさに相対している時である森林で槍を振るということは自らの死を招く愚行なのだ

「下段を奥義」とするのも獣と相対した際の死活問題から来ていると今では推測している。半身で構える下段は体当たりしてくる四足の獣の動きへ穂先の反応が遅れたとしても槍の柄が使用者と獣の間に残り、槍の柄で防御へ転じられる。これが上段や中段の構えであれば穂先の反応が遅れた瞬間に獣の一撃を直接身体へ貰うことになるだろう。下段から何が出来るか?攻撃と防御が同時に出来るのである

孫は何度か祖父が槍のみでヒグマを打倒するところを見たことがある。法令上、猟銃が使用できる範囲は限られ、猟銃使用許可のある場所であっても射撃方向に民家があると使用できなかったりするためだ。

遠くへ行ってろ」と言われ祖父から離れるが、ギリギリ祖父を視認できる距離で見ていた。猟犬五郎祖父の指示を受けるまでもなく孫が祖父から離れると護衛のように孫へついて行く。

奥義の下段を忠実に構える祖父の気迫は幼い孫が遠目で見ても物凄く伝わってくる。じりじりとヒグマとの距離を詰め、痺れを切らしたヒグマ祖父体当たりを敢行する。祖父の動きは音がしない破裂音であるパンッと鳴ったと錯覚するような鋭く素早い動きでヒグマ体当たり回避たかと思えば、ヒグマは自ら後ずさりする。祖父の槍の穂先がヒグマの血で赤く染まっていた。

ヒグマの口から鼻先が切り裂かれているようだ。瞬く間に祖父ヒグマから後の先で呼吸を奪った。命のやり取りという極限のストレスの中で呼吸が難しくなるというのは息をする者にとってはかなりの重荷を背負ったことになる。時間が経てば経つほどにその巨体が自らに重くのしかかり、逃げることすら困難にさせる。

体当たりは分が悪いと悟ったヒグマ祖父へ怒涛の勢いで距離を詰め、右前腕での引っ掻きを狙うが右前腕の起こりに合わせ祖父は瞬時に熊の手を下段から貫いた。ヒグマはあまりの激痛からか唸りとも呻きとも取れる声をあげて四足を地へ付く姿勢に戻ろうとするが右前腕は軽く浮かせたままである

三足となったヒグマは再び必死体当たりを敢行するが祖父は素早く真横へ体当たり回避し、三足となり横方向の動きが制限されたヒグマ祖父の動きを視線しか追えず首へ必死の槍を受けた。祖父は力なく地へ沈むヒグマの様子を見ると距離を取り2分3分と下段の構えを解かずヒグマの様子を伺い続けた。

短いようで長い時間が経つと下段の構えを解き、祖父が手を振って終わりだと合図したことを察した孫は祖父へ駆ける。仕留めたヒグマは体調2mを優に超える大物だ。「すごいすごい!」と興奮する孫をよそに祖父はニヤリと意地悪く笑って孫へ「血抜きすんぞ」と告げた。

ヒグマメートル100キロ、2m超のヒグマ200kg以上である。これを老人と幼き孫が気合いで持ち上げ木へ吊るして血抜きするのである祖父との狩猟で最も楽しくないのが大物の血抜きという重労働であり「忘れてた!」と声を出さずともわかる表情を孫は浮かべた。

-----------------

父が「来月から毎日山を見て回るぞ」と言うので幼き日の思い出を書きました。

私が1人でヒグマを獲ったのは二十歳を越えた頃、何かあったときのために祖父が後ろで見守りながらだったという、祖父とは違って槍下手なのですが私程度であっても昨今の情勢で何か社会のお役に立てれば幸いかなと。

では、行ってきます

2025-10-26

国会議員が議場で禁止されている行為は、主に議院規則国会法によって定められており、議場の秩序を維持し、審議を円滑に進めることを目的としています。以下に主な禁止行為を挙げます

秩序を乱す行為

不規則発言

議長許可なく発言したり、みだりに他議員発言妨害したりすること。

みだりな離席:

議長許可なく議席を離れたり、議場を退席したりすること。

プラカードや旗の掲示

議場内でプラカードや旗などを掲げて主張することは、秩序を乱す行為とみなされます

私語や談笑:

審議中に私語や談笑をすることは、議場の品位を損なう行為とされます

議事進行の妨害

演壇を囲んだり、騒ぎ立てたりするなど、意図的議事の進行を妨害する行為

品位を損なう行為

服装携帯品の制限

議場に入る際、議員帽子、外とう(コート)、襟巻、傘、つえなどを着用または携帯してはならないと定められています病気などの理由議長許可を得た場合を除く)。

不適切服装

議院品位を損なうような服装禁止されます衆議院規則第211条では、「議員は、議院品位を重んじなければならない」と定められています

議場外の責任に関する行為

免責特権範囲外の行為

憲法により、議員議院で行った演説・討論・表決について、院外で法的責任を問われない「免責特権」が認められていますしかし、この特権院内での行為限定されるため、院外での発言行為責任を問われる可能性があります

懲罰

これらの禁止行為違反した場合は、「懲罰事犯」として懲罰委員会に付託されることがあります懲罰の内容は、戒告、陳謝、一定期間の登院停止、除名などがあります

2025-10-24

伊香保 寺田寅彦

 二三年前の夏、未だ見たことのない伊香保榛名を見物の目的で出掛けたことがある。ところが、上野驛の改札口を這入つてから、ふとチヨツキのかくしへ手をやると、旅費の全部を入れた革財布がなくなつてゐた。改札口の混雜に紛れて何處かの「街の紳士」の手すさみに拔取られたものらしい。もう二度と出直す勇氣がなくなつてそれつきりそのまゝになつてしまつた。財布を取つた方も内容が期待を裏切つて失望したであらうから、結局此の伊香保行の企ては二人の人間失望させるだけの結果に終つた譯である

 此頃少し身體の工合が惡いので二三日保養のために何處か温泉にでも出掛けようといふ、その目的地に此の因縁つきの伊香保が選ばれることになつた。十月十四日土曜午前十一時上野發に乘つたが、今度は掏摸すりの厄介にはならなくて濟んだし、汽車の中は思ひの外に空いて居たし、それに天氣も珍らしい好晴であつたが、慾を云へば武藏野の秋を十二分に觀賞する爲には未だ少し時候が早過ぎて、稻田と桑畑との市松模樣の單調を破るやうな樹林の色彩が乏しかつた。

 途中の淋しい小驛の何處にでも、同じやうな乘合自動車アルミニウムペイントが輝いて居た。昔はかういふ驛には附きものであつたあのヨボ/\の老車夫の後姿にまつはる淡い感傷はもう今では味はゝれないものになつてしまつたのである

 或る小驛で停り合はせた荷物列車の一臺には生きた豚が滿載されて居た。車内が上下二段に仕切られたその上下に、生きてゐる肥つた白い豚がぎつしり詰まつてゐる。中には可愛い眼で此方を覗いてゐるのもある。宅の白猫の顏に少し似てゐるが、あの喇叭のやうな恰好をして、さうして禿頭のやうな色彩を帶びた鼻面はセンシユアルでシユワイニツシである。此等の豚どもはみんな殺されに行く途中なのであらう。

 進行中の汽車から三町位はなれた工場の高い煙突の煙が大體東へ靡いて居るのに、すぐ近くの工場の低い煙突の煙が南へ流れて居るのに氣がついた。汽車が突進して居る爲に其の周圍に逆行氣流が起る、その影響かと思つて見たがそれにしても少し腑に落ちない。此れから行先にまだいくらも同じやうな煙突の一對があるだらうからもう少し詳しく觀察してやらうと思つて注意してゐたが、たうとう見付からずに澁川へ着いてしまつた。いくらでも代はりのありさうなものが實は此の世の中には存外ないのである。さうして、ありさうもないものが時々あるのも此の世の中である

 澁川驛前にはバス電車伊香保行の客を待つてゐる。大多數の客はバスを選ぶやうである電車の運轉手は、しきりにベルを踏み鳴らしながら、併しわり合にのんきさうな顏をしてバスに押し込む遊山客の群を眺めて居たのである。疾とうの昔から敗者の運命に超越してしまつたのであらう。自分も同行Sも結局矢張りバスもつ近代味の誘惑に牽き付けられてバスを選んだ。存外すいて居る車に乘込んだが、すぐあとから小團體がやつて來て完全に車内の空間を充填してしまつた。酒の香がたゞよつて居た。

 道傍の崖に輕石の層が見える。淺間山麓一面を埋めて居るとよく似た豌豆大の粒の集積したものである。淺間のが此邊迄も降つたとは思はれない。何萬年も昔に榛名火山自身の噴出したものかも知れない。それとも隣りの赤城山の噴出物のお裾分けかも知れない。

 前日に伊香保通のM君に聞いたところでは宿屋はKKの別館が靜かでいゝだらうといふことであつた。でも、うつかりいきなり行つたのでは斷られはしないかと聞いたら、そんなことはないといふ話であつた。それで、バスを降りてから二人で一つづゝカバンを提げて、すぐそこの別館の戸口迄歩いて行つた。館内は森閑として玄關には人氣がない。しばらくして内から年取つた番頭らしいのが出て來たが、別に這入れとも云はず突立つたまゝで不思議さうに吾々二人を見下ろしてゐる。此れはいけないと思つたが、何處か部屋はありませうかと聞かない譯にも行かなかつた。すると、多分番頭と思はれる五十恰好のその人は、恰度例へば何處かの役所の極めて親切な門衞のやうな態度で「前からの御申込でなければとてもとても……」と云つて、突然に乘込んで來ることの迂闊さを吾々に教へて呉れるのであつた。向うの階段の下では手拭を冠つて尻端折つて箒を持つた女中が三人、姦の字の形に寄合つて吾々二人の顏を穴のあく程見据えてゐた。

 カバンをぶら下げて、悄々しをしをともとのバスの待合所へ歸つて來たら、どういふものか急に東京へそのまゝ引き返したくなつた。此の坂だらけの町を、あるかないか當てにならない宿を求めて歩き※(「えんにょう+囘」、第4水準2-12-11)はるのでは第一折角保養に來た本來の目的に合はない、それよりか寧ろ東京の宅の縁側で咲殘りのカンナでも眺めて欠伸をする方が遙かに有效であらうと思つたのである。併し、歸ることは歸るとしても兎も角も其處らを少し歩いてから歸つても遲くはないだらうとSがいふので、厄介な荷物を一時バスの待合所へ預けておいてぶら/\と坂道を上つて行つた。

 宿屋が滿員の場合には入口に「滿員」の札でも出しておいたら便利であらう。又兎も角も折角其家を目指して遙々遠方から尋ねて來た客を、どうしても收容し切れない場合なら、せめて電話温泉旅館組合の中の心當りを聞いてやる位の便宜をはかつてやつてはどうか。頼りにして來た客を、假令それがどんな人體であるにしても、尋ねてくるのが始めから間違つてゐるかのやうに取扱ふのは少し可哀相であらう。さうする位ならば「旅行案内」などの廣告にちやんと其旨を明記しておく方が親切であらう。

 こんな敗者の繰言を少し貧血を起しかけた頭の中で繰返しながら狹い坂町を歩いてゐるうちに、思ひの外感じのいゝ新らしいM旅館別館の三階に、思ひもかけなかつた程に見晴らしの好い一室があいてゐるのを搜しあてゝ、それで漸く、暗くなりかゝつた機嫌を取直すことが出來たと同時に馴れぬ旅行疲れた神經と肉體とをゆつくり休めることが出來たのは仕合せであつた。

 此室の窓から眼下に見える同じ宿の本館には團體客が續々入込んでゐるやうである。其の本館から下方の山腹にはもう人家が少く、色々の樹林に蔽はれた山腹の斜面が午後の日に照らされて中々美しい。遠く裾野には稻田の黄色い斑の縞模樣が擴がり、其の遙かな向うには名を知らぬ山脈が盛上がつて、其の山腹に刻まれた褶襞の影日向が深い色調で鮮かに畫き出されて居る。反對側の、山の方へ向いた廊下へ出て見ると、此の山腹一面に築き上げ築き重ねた温泉旅館ばかりの集落は世にも不思議な標本的の光景である。昔、ローマ近くのアルバ地方遊んだ時に、「即興詩人」で名を知られたゲンツアノ湖畔を通つたことがある。其の湖の一方から見た同じ名の市街の眺めと、此處の眺めとは何處か似た所がある。併し、古い伊太利の彼の田舍町は油繪になり易いが此處のは版畫に適しさうである。數年前に此地に大火があつたさうであるが、成程火災の傳播には可也都合よく出來てゐる。餘程特別防火設備必要であらうと思はれる。

 一と休みしてから湯元を見に出かけた。此の小市街横町は水平であるが、本通りは急坂で、それが極めて不規則階段のメロデイーの二重奏を奏してゐる。宿屋お土産を賣る店の外には實に何もない町である。山腹温泉街の一つの標本として人文地理學者の研究に値ひするであらう。

 階段の上ぼりつめに伊香保神社があつて、そこを右へ曲ると溪流に臨んだ崖道に出る。此の道路にも土産物を賣る店の連鎖が延長して溪流の眺めを杜絶してゐるのである。湯の流れに湯の花がつくやうに、かういふ處の人の流れの道筋にはきまつて此のやうな賣店の行列がきたなく付くのである。一寸珍らしいと思ふのは此道の兩側の色々の樹木に木札がぶら下げてあつて、それに樹の名前が書いてあることである。併し、流石にラテン語の學名は略してある。

 崖崩れを石垣で喰ひ止める爲に、金のかゝつた工事がしてある。此れ位の細工で防がれる程度の崩れ方もあるであらうが、此の十倍百倍の大工事でも綺麗に押し流すやうな崩壞が明日にも起らないといふ保證は易者にも學者にも誰にも出來ない。さういふ未來の可能性を考へない間が現世の極樂である自然可能性に盲目な點では人間も蟻も大してちがはない。

 此邊迄來ると紅葉がもうところ斑に色付いて居る。細い溪流の橋の兩側と云つたやうな處のが特に紅葉が早いらしい。夜中にかうした澤を吹下ろす寒風の影響であらうか。寫眞師がアルバムをひろげながらうるさく撮影をすゝめる。「心中ぢやないから」と云つて斷わる。

 湯元迄行つた頃にはもう日が峯の彼方にかくれて、夕空の殘光に照らし出されて雜木林の色彩が實にこまやかに美しい諧調を見せて居た。樹木の幹の色彩がかういふ時には實に美しく見えるものであるが、どういふもの特に樹幹の色を讚美する人は少ないやうである

 此處の湯元から湧き出す湯の量は中々豐富らしい。澤山の旅館の浴槽を充たしてなほ餘りがあると見えて、惜氣もなく道端の小溝に溢れ流れ下つて溪流に注いで居る。或る他の國の或る小温泉では、僅かにつの浴槽にやつと間に合ふ位の湯が生温るくて、それを熱くする爲に一生涯骨を折つて、やつと死ぬ一年前に成功した人がある。其人が此處を見たときにどんな氣がしたか。有る處にはあり餘つて無い處にはないといふのは、智慧黄金に限らず、勝景や温泉に限らぬ自然の大法則であるらしい。生きてゐ自然界には平等存在せず、平等は即ち宇宙の死を意味する。いくら革命を起して人間の首を切つても、金持と天才との種を絶やすことは六かしい。ましてや少しでも自己觸媒作用オートカタリテイツク・アクシヨンのある所には、ものの片寄るのが寧ろ普遍現象からである。さうして方則に順應するのは榮え、反逆するものは亡びるのも亦普遍現象である

 宿へ歸つて見ると自分等の泊つてゐる新館にも二三の團體客が到着して賑やかである。○○銀行○○課の一團は物靜かでモーニングを着た官吏風の人が多い。○○百貨店○○支店の一行は和服が多く、此方は藝者を揚げて三絃の音を響かせて居るが、肝心の本職の藝者の歌謠の節※(「えんにょう+囘」、第4水準2-12-11)はしが大分危なつかしく、寧ろ御客の中に一人いゝ聲を出すのが居て、それがやゝもすると外れかゝる調子を引戻して居るのは面白い。ずつと下の方の座敷には足踏み轟かして東京音頭を踊つて居るらしい一團がある。人數は少いが此組が壓倒的優勢を占めて居るやうである

 今度は自分などのやうに、うるさく騷がしい都を離れて、しばらく疲れた頭を休める爲にかういふ山中自然を索たづねて來るものゝある一方では又、東京では斷ち切れない色々の窮屈を束縛をふりちぎつて、一日だけ、はめを外づして暴れ※(「えんにょう+囘」、第4水準2-12-11)はる爲にわざ/\かういふ土地を選んで來る人もあるのである。此れも人間界の現象である。此の二種類の人間相撲になれば明白に前者の敗である後者の方は、宿の中でも出來るだけ濃厚なる存在を強調する爲か、廊下を歩くにも必要以上に足音を高く轟かし、三尺はなれた仲間に話をするのでも、宿屋中に響くやうに大きな聲を出すのであるが、前者の部類の客はあてがはれた室の圍ひの中に小さくなつて、其の騷ぎを聞きつゝ眠られぬ臥床ふしどの上に輾轉するより外に途がないのである。床の間を見ると贋物の不折の軸が懸かつて居る、その五言の漢詩の結句が「枕を拂つて長夜に憐む」といふのであつたのは偶然である。やつと團體の靜まる頃には隣室へ子供づれの客が着いた。單調な東京音頭は嵐か波の音と思つて聽き流すことが出來ると假定しても、可愛い子供の片言は身につまされてどうにも耳朶の外側に走らせることの出來ぬものである。電燈の光が弱いから讀書で紛らすことも出來ない。

 やつと宿の物音があらかた靜まつた後は、門前のカフエーから蓄音機の奏する流行小唄の甘酸つぱい旋律が流れ出して居た。併し、かうした山腹の湯の町の夜の雰圍氣を通して響いて來る此の民衆音樂の調べには、何處か昔の按摩の笛や、辻占賣の聲などのもつて居た情調を想ひ出させるやうな或るものが無いとは云はれない。

 蓄音機と云へば、宿へ着いた時につい隣りの見晴らしの縁側に旅行蓄音機を据ゑて、色々な一粒選りの洋樂のレコードをかけてゐ家族連の客があつた。此れも存在の鮮明な點に於て前述の東京音頭の連中と同種類に屬する人達であらう。

 夜中に驟雨があつた。朝はもう降り止んではゐたが、空は低く曇つてゐた。兎も角も榛名湖畔迄上ぼつて見ようといふので、ケーブルカー停車場のある谷底下りて行つた。此の谷底停車場風景は一寸面白い。見ると、改札口へ登つて行く階段だか斜面だかには夥しい人の群が押しかてゐる。それがなんだか若芽についたあぶら蟲か、腫物につけた蛭の群のやうに、ぎつしり詰まつて身動きも出來さうにない。それだのにあとから/\此處を目指して町の方から坂を下りて來る人の群は段々に増すばかりである。此の有樣を見て居たら急に胃の工合が變になつて來て待合室の腰掛に一時の避難所を求めなければならなかつた。「おぢいさんが人癲癇を起こした」と云つてSが笑出したが、兎も角も榛名行は中止、その代りつい近所だと云ふ七重の瀧へ行つて見ることにした。此の道筋の林間の小徑は往來の人通りも稀れで、安價なる人癲癇は忽ち解消した。前夜の雨に洗はれた道の上には黄褐紫色樣々の厚朴の落葉などが美しくちらばつてゐた。

 七重の瀧の茶店で「燒饅頭」と貼札したものを試みに注文したら、丸いパンのやうなもの味噌※(「滔」の「さんずい」に代えて「しょくへん」、第4水準2-92-68)を塗つたものであつた。東京下町若旦那らしい一團が銘々にカメラを持つてゐて、思ひ思ひに三脚を立てゝ御誂向の瀧を撮影する。ピントを覗く爲に皆申合せたやうに羽織の裾をまくつて頭に冠ると、銘々の羽織の裏の鹽瀬の美しい模樣が茶店に休んでゐる女學生達の面前にずらりと陳列される趣向になつてゐた。

 溪を下りて行くと別莊だか茶店だかゞあつて其前の養魚池の岸にかはせみが一羽止まつて居たが、下の方から青年團の服を着た男が長い杖をふりまはして上がつて來たので其のフアシズムの前に氣の弱い小鳥は驚いて茂みに飛び込んでしまつた。

 大杉公園といふのはどんな處かと思つたら、とある神社杉並木のことであつた。併し杉並木は美しい。太古の苔の匂ひがする。ボロ洋服を着た小學生が三人、一匹の眞白な野羊を荒繩の手綱で曳いて驅け※(「えんにょう+囘」、第4水準2-12-11)つてゐたが、どう思つたか自分が寫眞をとつて居る傍へ來て帽子を取つてお辭儀をした。學校の先生と間違へたのかどうだか分らない。昔郷里の田舍を歩いて居て、よく知らぬ小學生に禮をされた事を想ひ出して、時代が急に明治に逆戻りするやうな氣がした。此邊では未だイデオロギー階級鬪爭意識が普及して居ないのであらう。社前の茶店葡萄棚がある。一つの棚は普通のぶだうだが、もう一つのは山葡萄紅葉てゐる。店の婆さんに聞くと、山葡萄は棚にしたら一向に實がならぬさうである。山葡萄は矢張り人家にはそぐはないと見える。

 茶店の周圍に花畑がある。花を切つて高崎へでも賣りに出すのかと聞くと、唯々お客さんに自由に進呈するためだといふ。此の山懷の一隅には非常時の嵐が未だ屆いて居ないのか、妙にのんびりした閑寂の別天地である。薄雲を透した日光が暫く此の靜かな村里を照らして、ダリアコスモスが光り輝くやうに見えた。

 宿へ歸つて晝飯を食つてゐる頃から、宿が又昨日に増して賑やかになつた。日本橋邊の或る金融機關の團體客百二十人が到着したのである。其爲に階上階下の部屋といふ部屋は一杯で廊下の籐椅子に迄もはみ出してゐる。吾々は、此處へ來たときから約束暫時帳場の横へ移轉することになつた。

 部屋に籠つて寐轉んで居ると、すぐ近くの階段廊下を往來する人々の足音が間斷なく聞こえ、それが丁度御會式の太鼓のやうに響き渡り、音ばかりでなく家屋全體が其の色々な固有振動の週期で連續的に振動して居る。さういふ状態が一時間時間[#「二時間」は底本では「二間時」]三時間と經過しても一向に變りがない。

 一體どうして、かういふ風に連續的に足音や地響きが持續するかといふ理由を考へて見た。百數十人の人間が二人三人づつ交る/″\階下の浴室へ出掛けて行き、又歸つて來る。その際に一人が五つの階段の一段々々を踏み鳴らす。其外に平坦な縁側や廊下をあるく音も加はる。假に、一人宛て百囘の音を寄與コントリビユートするとして、百五十で一萬五千囘、此れを假に午後二時から五時迄の三時間、即ち一萬八百秒に割當てると毎一秒間に平均一囘よりは少し多くなる勘定である。此外に浴室通ひ以外の室と室との交通、又女中下男の忙はしい反復往來をも考慮に加へると、一秒間に三囘や四囘に達するのは雜作もないことである。即ち丁度太鼓を相當急速に連打するのと似た程度のテンポになり、それが三時間位持續するのは何でもないことになるのである。唯々面白いのは、此の何萬囘の足音が一度にかたまつて發しないで、實にうまく一樣に時間的に配分されて、勿論多少の自然的偏倚は示しながらも統計的に一樣な毎秒平均足音數を示してゐることである。容器の中の瓦斯體の分子が、その熱擾動サーマルアヂテーシヨンのために器壁に反覆衝突するのが、いくらか此れに似た状況であらうと思はれた。かうなると人間も矢張り一つの分子」になつてしまふのである

 室に寐ころんだ切り、ぼんやり此んなことを考へてゐる内に四時になつた。すると階下の大廣間の演藝場と思はれる見當で東京音頭の大會が始まつた。さうして此れが約三十分續いた。それが終つても、未だその陶醉的歡喜の惰性を階上迄持込[#「持込」は底本では「持迄」]んで客室前の廊下を踏鳴らしながら濁聲高く唄ひ踊る小集團もあつた。

バス切符を御忘れにならないやうに」と大聲で何遍となく繰返して居るのが聞こえた。それからしばらくすると、急に家中がしんとして、大風の後のやうな靜穩が此の山腹全體を支配するやうに感ぜられた。一時間前の伊香保とは丸で別な伊香保が出現したやうに思はれた。三階の廊下から見上げた山腹の各旅館の、明るく灯のともつた室々の障子の列が上へ上へと暗い夜空の上に累積してゐ光景は、龍宮城のやうに、蜃氣樓のやうに、又ニユーヨークの摩天樓街のやうにも思はれた。晝間は出入の織るやうに忙がしかつた各旅館の玄關にも今は殆ど人氣が見えず、野良犬がそこらをうろ/\して居るのが見えた。

 團體の爲に一時小さな室に追ひやられた埋合せに、今度はがらあきになつた三階の一番廣く見晴らしのいゝ上等の室に移され、地面迄數へると五階の窓下を、淙々として流れる溪流の水音と、窓外の高杉の梢にしみ入る山雨の音を聞きながら此處へ來てはじめての安らかな眠りに落ちて行つた。

 翌日も雨は止んだが空は晴れさうもなかつた。霧が湧いたり消えたりして、山腹から山麓へかけての景色を取換へ取換へ迅速に樣々に變化させる。世にも美しい天工の紙芝居である。一寸青空が顏を出したと思ふと又降出す。

 とある宿屋の前の崖にコンクリート道路と同平面のテラスを造り其の下の空間を物置にして居るのがあるのは思ひ付きである。此の近代設備の脚下の道傍に古い石地藏が赤い涎掛けをして、さうして雨曝しになつて小さく鎭座して居るのが奇觀である。此處らに未だ家も何もなかつた昔から此の地藏尊は此の山腹の小道の傍に立つて居て、さうして次第に開ける此の町の發展を見守つて來たであらうが、物を云はぬから聞いて見る譯にも行かない。

 晝飯をすませて、そろ/\歸る支度にかゝる頃から空が次第に明るくなつて來て、やがて雲が破れ、東の谷間に虹の橋が懸つた。

 歸りのバスが澁川に近づく頃、同乘の兎も角も知識階級らしい四人連の紳士が「耳がガーンとした」とか「欠伸をしたらやつと直つた」とか云つたやうな話をして居る。山を下つて氣壓が變る爲に鼓膜の壓迫されたことを云つて居るらしい。唾を飮み込めば直るといふことを知らないと見える。小學校や中學校でこのやうな科學的常識を教はらなかつたものと思はれる。學校の教育でも時には要らぬ事を教へて要ることを教へるのを忘れて居る場合があるのかも知れない。尤も教へても教へ方が惡いか、教はる方の心掛けが惡ければ教へないのも同じになる譯ではある。

 上野へついて地下室の大阪料理で夕食を食つた。土瓶むしの土瓶のつるを持ち上げると土瓶が横に傾いて汁がこぼれた。土瓶の耳の幅が廣過ぎるのである。此處にも簡單な物理學が考慮の外に置かれてゐるのであつた。どうして、かう「科學」といふものが我が文化日本で嫌はれ敬遠されるかゞ不思議である

 雨の爲に榛名湖は見られなかつたが、併し雨のおかげでからだの休養が出來た。讀まず、書かず、電話が掛からず、手紙が來ず、人に會はずの三日間で頭の疲れが直り、從つて胃の苦情もいくらか減つたやうである。その上に、宿屋階段の連續的足音の奇現象を觀察することの出來たのは思はぬ拾ひものであつた。

 温泉には三度しかはひらなかつた。湯は黄色く濁つてゐて、それに少しぬるくて餘り氣持がよくなかつた。その上に階段を五つも下りて又上がらなければならなかつた。温泉場と階段はとかくつきものである温泉場へ來たからには義理にも度々温泉に浴しなければならないといふ譯もないが、すこしすまなかつたやうな氣がする。

 他の温泉でもさうであるが、浴槽に浸つて居ると、槽外の流しでからだを洗つて居る浴客がざあつと溜め桶の水を肩からあびる。そのしぶきが散つて此方の頭上に降りかゝるのはそれ程潔癖でないつもりの自分にも餘り愉快でない。此れも矢張り宿屋蓄音機を持ち込み、宿屋東京音頭を踊る Permalink | 記事への反応(0) | 18:19

広島 太郎ひろしま たろう、1947年 - )は、広島広島市の繁華街で頻繁に目撃されるホームレス男性である

数十年間に渡り、汚れた服と奇抜なマントをまとい、たくさんのぬいぐるみを身につけた姿で路上生活を続けているとされる。

実在人物ではあるが、そのインパクトのある風体から、ある種の都市伝説としても語られることがある。

関連項目

河原町のジュリー京都四条河原町付近に出没するホームレス

キャンディミルキィ日本における女装愛好界の有名人

新宿タイガー歌舞伎町タイガーマスク)

宮間英次郎(横浜活動する異形のアウトサイダー・アーティスト通称帽子おじさん)

安穂野香(女子高校生の姿で歌手活動をする男性通称セーラー服おじさん

2025-10-20

anond:20251020165349

東アジアには室内で帽子を被ってはいけないなんてルールはありませんでした

烏帽子なんかむしろ人前で脱ぐもんじゃありませんでした

西洋マナー講師のいうことなんか聞く必要ありません

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん