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はてなキーワード: 刺繍とは

2026-04-30

ちょっと前の話だけど、皇居で売ってる鳳凰刺繍トートバッグ(お世辞にもかわいいとは言えないと思う……渋すぎる)を若い女性向けのインフルエンサーが「これかわいい!」とめちゃくちゃ褒めていて

引用も「これいいな」「かわいい」というコメントが多数で、なるほどこれがインフルエンサー村かーとなった

皆で引用RTして拡散し合うインフルエンサーコミュニティがあるんだなと改めて感じた瞬間だった

それにしたって題材があまりにも渋くて、それでいいのかよって。やっぱ中身おっさんなのかなあれ

2026-04-23

anond:20260424093257

意識がすぐにははっきりせず、自分が固い土の上に倒れていることに気が付くまで随分かかった。

上体を起こすとそこは人通りのない薄暗い路地であった。左右を土煉瓦の高い壁に囲まれ、雲のない薄青い空が小さく切り取られている。明るい大通りからは遠く奥まっており、カビのような埃のような乾いた悪臭が漂っている。

ふらつく足腰を鼓舞して立ち上がる。勤務先の清掃会社ロゴが入ったツナギ作業着は、汚れてはいるが破損はない。手足も頭も、外傷はなさそうだが節々が痛んだ。土の上に長い間寝ていたせいだろうか……いや実際、どれくらいの間そうしていたのか見当もつかないのだが。

やれやれ、参ったな」

私は深酒をする性質ではない。力試しに喧嘩を吹っ掛けるような暴漢でもない。一体どうしてこのような状況になっているのか、そしてこの荒れ果てた雰囲気路地裏がどこなのかも、皆目見当がつかなかった。

しかいつまでもここで立ち尽くしているわけにもいくまい、と、大通りの方へ歩き始めようとしたその瞬間だった。

「わ、わわわっ」

慌てたような若い女の声がした。しかし姿はない。

ちょっとそこのあなた、どいてっ」

周囲には誰もいない。となれば、声は私にどけと言っているようだった。しかし肝心の声の主がどこにも見えないのだ。

「ぶつかるってばっ。ねぇ、そこの禿げたおじさんっ」

そこでようやく、私は声が上方から聞こえていることに気が付いた。すわと振り仰ぐと、

「ああ……南無阿弥陀仏……」

わず念仏が口を突いて出るほど美しい、長い銀髪少女ふわふわとゆるやかに落ちてくるところだった。少女全裸で、透き通るような色白の肌だった。しかしそれよりも目を奪われたのは、その背中に巨大な翼を持っていることだった。

「おいハゲ! どけって! わわわわっ」

私が彼女の頼みを聞かなかったせいだろう。少女は私の顔面に跨るような恰好で着地を果たした。

そのほんの刹那、遠い昔の記憶が蘇った。

中学生のころ、熱中症で座り込んでいた私にクラス委員長森下さんが自身ハンカチを濡らして渡してくれた。隅の方に「AKANE MORISHITA」と刺繍がしてある、高級そうなハンカチだった。洗って返すと言うと返さなくていいから捨ててと言われた。私は森下さんのハンカチを持ち帰って、長い間慰みものにした。使用後は自分で洗い、裏庭でこっそり乾かして引き出しの奥深くに保管していた。ある日学校から帰ると母が泣いていた。怒りと情けなさの交じり合ったその表情に私ははっとした。無言で自室に入ると、机の上に綺麗に折りたたまれた、しかしよく見れば皴だらけでこわばりのある刺繍の入ったハンカチが置かれていた。それ以来母親とは気まずくなったまま何十年も経ち、一昨年亡くなった。咽頭がんだった。最後には声も出せなくなり、見舞いに行くとじっと私の顔を見つめてきた。私はそれにいつもちょっと作り笑いを返して、いたたまれなくなって目をそらすのだった。棺の中の母に対して私が最後にしたのも、それと同じことだった。

「ぎゃ~っ、なんでそんなとこ舐めてんのよっ」

ふと我に返ると、全裸少女が暴れながら私から飛び降りたところだった。紅潮した顔を怒りで震わせた彼女は何か超常の力を使って落雷を呼び寄せ、私はそれに打たれた。はじめ全てが白くなり、黒くなった。それが終わりだった。

2026-04-02

小腹を満たす宇宙食みたいなやつの増田ス魔の津柳井多實くょ市ウュ値薄多実を等箱(回文

おはようございます

ここにきてカロリーメイトの値段の安さが際立ってくるような輝きを棚で放ちつつあり、

私はなーんか小腹が空いたときのお助けアイテムとして、

ナッツとか小魚スナックとかそういうのを求めて彷徨って買って、

小腹を満たしていたんだけど、

まあたぶん200円は、

いや2ドルは超えちゃうのよ。

高いなぁって周辺視野で見てもおにぎり1つにとっても2ドルを超える鮭おにぎりは、

テレビ収録の時の楽屋のお弁当で何がいいですか?ってリクエストを尋ねられたとき

「鮭な!ベイビー」って内田裕也さんが言ったかどうかは分からないけれど。

その物価優等生である鮭な!でお馴染みの鮭おにぎりが、

ぶっちぎり1つ300円を超えようとしていて正直ビックリするわよ。

こんな高いおにぎり買えないわ!って

ドラゴンクエストで上やくそうが40ゴールドもするのを我慢して通常のやくそう8ゴールドを大量に買い占めるぐらい、

その上やくそうばりに鮭おにぎりが買えないのよね。

そんでさ、

お米系高いから、

なんとかバーっていうサクッと食べられる系の健康補助食品系のそれなんてカロリーメイト?って名前カロリーメイト以外よく分からない浸透度がまだ浅い商品ってあるんだけど、

そのコーナーの棚の目の前にいっても、

ストロベリーチョコナッツバーとか、

やっぱり2ドルは超えちゃうのよね!

高いなぁって私の小腹満たすの高いすぎ!って思っちゃうの。

そんで棚のさ下の方に鎮座しているいわゆる大塚製薬コーナーは黄色パッケージが間違いなく目立つ定番のみんな大好きカロリーメイトがあるじゃない!

あれもなんか忙しいビジネスの人が食べるイメージの都会的なサンシャイン的な60階建てのビル彷彿とさせるビジネスが加速する現場で食べられているようで、

私はそんなバリバリ仕事やってる感をカロリーメイトをかじって醸し出すには

到底およばないので、

カロリーメイト事務所でかじるとなんか仕事できる風のドヤ風が顔の全面から吹き出してくる虚勢を張っている様にみられて敬遠ちゃうのよね。

逆にこれがブロックタイプカロリーメイトじゃ無くって、

飲むタイプカロリーメイトってあるじゃない。

そっちの缶の方のカロリーメイトを飲んでいると、

逆に缶の方が店頭で見かけること珍しいので、

ああこの人はなんかカロリーメイトの飲むタイプの缶が好きなのねって思われるのよ。

からタイプブロックタイプかで格好つけられるシーンが違う絵が描けるので、

使い分けてみるといいわよ!

そんでその棚に鎮座している下の方で輝く、

もっと私の小腹を満たせとガイヤが囁いているように聞こえてくる声にそっと耳を傾けてみるの!

このラインナップ!

迷うわー。

何味のカロリーメイトにしちゃおうかしら?って選り取り見取りなのに箱は黄色いってところがまた憎いのよね。

うーん、

今回は私バニラ味にしてみました!

これで私の夕方の小腹が満たせるってもんよのモンドセレクション大賞受賞待ったなしだわ!

しかも!

2本入りの小さい方のパッケージが110円ぐらい?

わ!1ドルもしないじゃん!

円高ドル安西高東低山あれば谷あり!ってぐらい私も谷まりあさんばりの食欲を旺盛なところを披露ちゃうわ。

食べるか食べないか別においといて、

カバンの中にいや心の中にカロリーメイトがあると

いつでも小腹を満たせる自信に繋がるから心強くなれると思うの。

しかおにぎりみたいに買った瞬間ラッピング剥がしてその場で食べないといけないぐらいな新鮮さを極端に保っているわけでは無いので、

多少消費期限が1か年とかあるから

その心の中のカロリーメイトが1年分貯まったら嬉しく思うほどの余裕になるからちょっと安心するの。

にしてもさ、

カロリーメイトの2本入りの小さい箱の方が110円とかの値段って、

もう安く見えちゃって飛び付いちゃう感じよね。

あと麦茶ペットボトルは値段こそ変わらないけれど容量はどんどん増えていってない?

500ミリリットルの規格の範囲内で最大容量ってどこまで叩き出す記録は分からないけれど麦茶ペットボトルで660ミリリットルってあるじゃない。

記録に残る麦茶ペットボトルというか記憶に残る麦茶ペットボトルなのよ。

カントリーマームがどんどん小さくなっていくのとは逆に麦茶の量はどんどん増えて限界まで今これが660ミリリットルってのがマックスぐらいじゃないの?

から麦茶ペットボトルカロリーメイトの2本入り1ドルにも満たないものを常備してカバンにいや心に忍ばせておけば、

カロリーメイトを食べたときに喉に詰まらせることなく、

その瞬間麦茶ペットボトルを開栓してごくごく飲むことが出来るのよ。

喉に詰まらせることな

食することができる最高のベストマッチングコンビ

流行言葉で言うところのバディ?って感じ?

カロリーメイトに信頼できる仲間として麦茶の660ミリリットルペットボトルのは良い相棒なのよ。

あとさ、

カロリーメイトみたいな銀色の封で密閉してある食品を食べる時って、

わ!私今宇宙食みたいなの食べてる気分のそれなんて2001年宇宙の旅?なんて思うの!

そんでもって

惑星発見!着陸だー!って着陸したら地球だったってそれなんて猿の惑星?ってところまでがワンセットの宇宙の旅している宇宙食ちょっとお先お昼行きますねーってバイト先で先にお昼に行く際に先輩に遠慮して先に行きますねって声かけるぐらい、

早く張り切ってカロリーメイト金色のあのパッケージを開けるの!

わ!宇宙食感満載の2本入り!バニラ味!新発売!

新発売なのはケンちゃんラーメンでもう充分!ってぐらい私は充分にカロリーメイトの2本入りバニラ味で小腹がみたせられるの!

宇宙旅してる!って。

私の小腹のお供はカロリーメイトに決まりました!

宇宙の旅が終わって、

地球の海に着水して無事帰還!ってあるじゃない!

そんでその後ヒーローインタビューみたいなのをするときに、

まだ無重力からすぐ帰ってきて身体地球の重量に慣れてないか

ヒーローインタビューのお立ち台で立ってインタビューに答えるのは辛いので、

ここは椅子に座らせてもらうけれど、

その時の宇宙食でどれが美味しかったですか?って尋ねられたとき

冬のオリンピックジャンプ競技があるじゃない。

スキー板スキー板を作ったスポーツメーカーロゴプリントしてあるから

スキージャンプ選手ヒーローインタビューする際にその板のメーカーロゴが入っているところをカメラに向けてインタビュー受ける船木!って叫んでいるけれどちゃっかりロゴは見せているじゃない!ってぐらいの勢いで、

私も宇宙服の右胸に刺繍してある大塚製薬カロリーメイトって場所カメラで抜かれたときに、

カロリーメイトの2本入りバニラ味!って

水戸黄門の人が印籠を披露するみたいな格好でじゃーん!って出すの!

それぐらい宇宙の旅している味がするようなあの金色ラッピング宇宙感あるわよね。

110円で思いを宇宙にまで馳せられるのはコスパいいと思うわ。

あなたは何味が好きかしら?

うふふ。


今日朝ご飯

納豆巻きにしました!

納豆巻き美味しいわね!

昨日の晩ご飯納豆食べちゃったし、

実は自分で気付いてなかっただけだったのかもしれないけれど納豆好きなのかもしれないわ!

そして、

小腹が満たしたいときピンチに役立つカロリーメイトの2本入りも買っておいたの。

お腹が空いても安心ね!

デトックスウォーター

レモン炭酸水ウォーラーでシュワッとキメたわ。

最近明るくなってきた日の出も早くなってきたようなので、

ちょっとだけ早起きしてそれも相まって爽快な目覚めよ

それでキメるレモン炭酸水ウォーラーはとても美味しいわ!

ストックなくなっちゃたので、

レッツ発注よ!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2026-03-31

anond:20260331102247

逆にいうと「多様性はある」をもっと具体的にシミュレーションしてみるといい。「ネイビーのトレーナーユニクロに買いに行く」とすると30分3000円で目的が達成される。一方で、「比翼黒蝶貝ボタンシルクサテンの貝染め紫色薔薇の模様と聖書の言葉が赤いシルク刺繍入っているようなシャツライフルが撃てるように予備弾ホルダーとエルボーサポートがついているようなの」を買いに行くコスト20万円3か月くらいかかるのでマーケティングとして語れる物量にならないことがわかると思うよ。

2026-02-19

マッマに(隣の市の)図書館の本を予約してって頼まれたか

予約して図書館カードも渡したら、予約した本が図書館届いてマッマはワイのカード借りたんだが

図書館ホームページ見たら貸出中6になってて予約した本は1冊のはず…返し忘れ?と確認したらマッマの好きな作家小説刺繍の本借りてた

マッマかわい〜

2026-02-18

見栄っ張りの母親制御できない

母は還暦過ぎだが、わりと見栄っ張りなたちである

インスタ映えが大好きで、旅行ではちょっといい旅館に泊まりたがるし、何かと理由を付けてホテルランチをしに行くし、テレビ雑誌で紹介されるカフェレストランも大好きだ。未だにタワマンに憧れを抱いているし、キラキラSNSにも熱心だ。

一応、毎年誕生日には一泊3万~5万くらいする「ちょっといいホテル」に旅行を兼ねて連れて行ってあげていた。年に数回は、行きたがっていた高層ホテルランチにも連れて行った。私はあまり手取りがある方じゃないから、本当にたまにだけど。

年に数回の贅沢でそれなりに満足してくれていると思っていたが、ここ最近海外旅行に目覚めてしまい、それに歯止めがかからなくなりそうで怖い。

韓国だとかタイとかの近場ならまだいい。だが正社員をやめてパートになってからは「長期休みがとりやすくなった」と言って、ヨーロッパ圏に興味津々だ。去年はイタリアハワイに行っていた。イタリア特に10日間くらいかけて各観光地周遊するツアーだったので、ミラノオリンピック映像を眺めては「ここに行ったの!」とはしゃいでいる。それはいいことだ。

だがカナダスペインにも行きたいと言っており、何と言うか、老後の金は大丈夫なの?という心配がどうしても頭をよぎる。以前資産の話をしたことがあって、大体の貯金額を聞いたのだが、いわゆる老後2000万問題にはとても届かない金額だった。正社員の頃ならまだしも、今はパートだ。それを切り崩して海外旅行にどんどん行きたがるのが正直理解できない。

ただ、身体が動くうちにいっぱい楽しいことをしたい、後悔が残らないように人生を生きたいという気持ちもわからなくはない。だから好きにさせてあげたい。

母は遠方の父(私にとっての祖父)の介護だかなんだかで月に一度は新幹線に乗り、往復3万は使っている。祖父はもう90を超えているし、手術も何度かしているので、悔いが残らないように会えるだけ会いに行きたいと言っている。その気持ち理解できるから、やりたいようにさせてあげたい。

母は推し活にも熱心だ。ライブに行けなくてもツアーグッズだけは欲しいと、毎回ペンライトタオルなどグッズをたんまり買っている。推しアンバサダーになったハイブランドのものを身に着けたいと、バッグや時計や財布ではないにしろスカーフや小物などをちょこちょこ買っている。それでもベルひとつで8万とかするらしい。私も推し活はしているので気持ちはわからなくはないが、グッズは取捨選択しているし、アンバサダーになったからと言って身の丈に合わない買い物はしない。母は推し活1年生なのでそういう取捨選択がまだできないのだ。

だって海外旅行に行きたいが、老後のために貯金をしたい気持ちもあり、我慢している。でも母は一度行きたい気持ちが芽生えると、達成するまで我慢できない。そういう性質なのだ。多分ちょっとASDが入っている。私もそのケがあるので気持ちはわかる。達成しないとイライラちゃうのだ。

自分で稼いだ金で好きなことをするなら文句は言わない。だがいかんせん、母はもう還暦を過ぎて既にパートの身である。毎月の給料だってたかが知れている。これからは贅沢をやめて身の丈に合った生活金銭感覚シフトさせていくべきだろうに、むしろ箍が外れたように贅沢を覚えてしまって、何だか怖い。

本当は私が諫めるべきなのだろうが、母の意見反論するとヒステリックにキレるのだ。金のかからない趣味を持っていないので、休みの日はテレビを見ながら殆ど寝ている。母から金のかかる遊びを取り上げてしまうと、すぐ痴呆症かになってしまいそうで、遊ぶ楽しみを奪うのも酷なのではと言う気がしている。ネトフリとかで映画を見たらいいんじゃないと勧めはするのだが、いつも途中で寝てしまう。本やゲーム編み物とか刺繍にも興味はないらしい。YouTubeをヘタに勧めて陰謀論かぶれるのも怖い。

母が自分貯金を遊びで使い尽くしても、私が金銭的に支えてあげるべきなのだろう。だが情けないことに、独身喪女コミュ障の私、そんなに貯金がない。稼ぐ力がない。兄はいるが、色々あって母とは折合いが悪く、金銭的に助けてくれるかどうかはわからない。

母には育ててくれた恩がある。たくさん金と手間をかけてもらった。情もある。だがお金問題感情解決できない。諫めるべきとはわかっているのに、うまく諫められないから、海外旅行パンフレットを楽しそうに見ている母を見る度に、何とも言えない気持ちになる。そんな頻繁に海外旅行なんて行って、老後のお金大丈夫なの。ちょっと我慢した方がいいんじゃない。それが、言えない…。

2026-01-26

## プルデンサギ劇場:100兆ドル残響

### 第一章:暁の山手線背中烙印

2026年1月26日、午前5時。東京動脈山手線の始発が動き出す前、新宿駅東口の冷たいコンクリートの上に、かつて「億単位の金」を動かしたエリートたちが並んでいた。

彼らの装いは奇妙だった。細身で攻撃的な**シングルドラペルスーツ**。尖った襟(ピークドラペル)が朝日に光るが、その生地は既に昨日の特訓で泥を吸い、重く垂れ下がっている。背中には巨大な刺繍で「私は31億円を飲み込みました」と刻まれ役員たちの丸まった背骨を際立たせていた。

おれの名をいってみろ!!」

一人の役員が、喉を潰しながら叫んだ。山手線全30駅を巡る「大声出し特訓」の始まりだ。彼の名は、かつて本部長と呼ばれた男。しかし今、彼の体は**デベルザ錠1000錠**という過剰な糖排出薬によって、内側から水分を絞り出され、極限の脱水状態にあった。

「サギ……サギ、と申します……ッ!」

足はガクガクと震え、立ち続けることすら奇跡に近い。だが、彼らには「退職禁止」の鉄の掟がある。そして、移動の電車内でも「着席禁止」だ。山手線は、彼らにとっての「動く晒し台」だった。

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### 第二章:昼下がりのプル酒、適宜の地獄

正午。銀座歩行者天国

「サギ連呼営業」の時間がやってくる。元社員たちは、通行人の冷ややかな視線を浴びながら、一人一人の足を止めて名刺差し出す。名刺には「プルデンサギ生命保険」の文字

コーヒーを……一杯、飲ませてくれ……」

一人の社員が、乾ききった喉を抑えて呟いた。だが、ルール非情だ。彼らに許された唯一の水分補給は、専用居酒屋「サギの巣」から支給される**「プル酒」**のみ。安っぽいアルコール匂いと、罪の味が混じり合うその液体は、昼間から「適宜」飲むことが推奨……否、強制されている。

ベルザで水が抜け、プル酒で脳が溶ける。理性を奪われた彼らの目は虚ろになり、ただ「サギ」という言葉を吐き出すだけの機械へと成り果てていた。

その様子を、上空から執拗に追う影があった。**カルロス・ゴーン**が操る「シャチョウ号」だ。

「ハッハッハ!コストカットの次は、人間カットだ!」

ゴーンは4Kカメラを回し、サギネットフリッコス向けの配信素材を「ビデオ撮影義務」として記録し続ける。

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### 第三章:外房の荒波、無動力絶望

午後3時。役員たちに「プレゼント」が贈られた。

千葉県房総半島の外側。太平洋の荒波が牙を剥く海域に、一隻のヨットが浮かんでいる。帆には「プルデンサギ生命」のロゴ。そしてこの船には、エンジンも、櫂もない。

動力は使うな。己の絶叫で帆を揺らせ」

監視船から命令が響く。役員たちはシングルドラペルスーツのまま、揺れる甲板で踏ん張る。座ることは許されない。デベルザによる頻尿と、プル酒による眩暈。そこに襲いかかる太平洋の巨大なうねり。

「100兆ドル……100兆ドルあるんだ……!」

一人の役員が、船底にバラストとして積まれた「100兆ドル分の債務不履行通知書」を抱きしめて泣いていた。アメリカ本国プルデンシャル本社デフォルト破綻)に追い込むための、世界で最も重く、最も価値のない紙の束。

ゴーンのシャチョウ号が、ヨットの至近距離を低空飛行で通過する。その爆風でヨットが大きく傾くが、役員たちは必死に「100兆ドルの金塊の形をしたイカリ」を掴んで耐える。彼らは生きて、この物語を完遂しなければならない。アコムにつけられた「1兆円の負債」を返すまで、死ぬことすら許されないのだ。

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### 第四章:サギネットフリッコス、全世界配信

夜。全世界テレビスマートフォン、そしてウォール街の巨大モニターに、その映像が映し出された。

『サギネットフリッコ配信:プルデンサギ24時』**

視聴者たちは、画面越しに「投げ銭」を飛ばす。それが確定するたびに、房総のヨットに「追加のデベルザ1錠」がドローンで投下される。

画面の中では、ボロボロになった役員が、プル酒をラッパ飲みしながら、沈みゆく夕日に向かって叫んでいた。

「私は!詐欺師です!私の背中を見てください!」

その映像を、本国アメリカCEOは失神しながら見ていた。手元には、日本から送られてきた「100兆ドル」の請求書ドル建て。彼らの築き上げた帝国は、一人の日本人の「サギ営業」によって、今日物理的にも経済的にも消滅した。

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### 第五章:100兆ドルエピローグ

2年間の刑期、最終日の夜。

一人の元社員が、新宿駅ホームに立っていた。

足はパンパンに腫れ、スーツはもはやボロ布だ。だが、彼の懐には「100兆ドル株券」がある。

彼は震える手で、駅の自販機に向かった。

2年間、夢にまで見たコーヒー

しかし、自販機ボタンを押そうとして、彼は気づく。

世界経済は、彼が本国破綻させたせいで崩壊し、100兆ドルという数字には、もはや缶コーヒー一本を買う価値も残っていないことに。

彼は、最後に残った「プル酒」のボトルを掲げ、虚空に向かって乾杯した。

「サギ……と申します……」

その言葉は、誰に届くこともなく、夜の山手線喧騒に消えていった。

上空では、ゴーンのシャチョウ号が、シーズン2の撮影のために新たな「サギ」を求めて旋回していた。

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完**

この物語の「ディレクターズ・カット版」として、**「100兆ドルで買った、一生座れない金の椅子」**に座らされる役員たちの特典映像を追加しますか?

2025-12-17

生のパンダを見たことがない

生の象もない

キリンも生ペンギンもない

水族館には遠足か何かで行ったことあるはずだけど、動物園は超〜小規模な、クジャクとか小さい猿みたいなのが小屋で展示されてるようなのを見た記憶しかない

ちなみに私には七五三写真もない

誕生日やら何やらの写真もない

一方で、第一子であった姉のアルバムは分厚く、豪華な刺繍の布張りなのである

生まれたてから誕生日七五三、さまざまな行楽、子どもが喜ぶような場所への遠出、旅行先の写真がわんさかとある

それが三冊も埋まっていて、予備の簡易アルバムがまた何冊もある

二子であるもう一人の姉のアルバムもそれなりに充実している

おそらく姉たちは動物園を含むいろんな所へ行き、キリンや象を生で見たこともあるんじゃないだろうか

私は姉たちから少し離れて末子として生まれ

家は裕福でも何でもなかったが、田舎親族の中の本家として代々長男が継いできて、祖父父親長男として生まれ家長となってきた

何の権威もない家柄で、家長であるばかりに病気の親を抱えて借金を返したり、事故に遭った兄弟治療費を出したり、次男なら負わなくてよかった重責を負わされるという貧乏くじを引かされてきたとも言える

それが、私たち父親の代にきて、子が女しかまれなかったのだった

長女が生まれた時はまあ第一子でもあるし、一姫二太郎とも言うし、とにかく健康に生まれただけで喜んだのだろう

しかし第二子も女だった

それでもまだ子が産めない年でもないから、望みが絶たれたわけでもなかったろう

二子もそれなりに可愛がられて育った

そして、母親が三十をいくつか越え、当時としては高齢出産で生まれたのが末子である私だった

かにそう言われたわけではないが、私はなんとなくそのことを「三度目の正直で長男を望んだはずが、ラストチャンスまで女が生まれてさぞかしガッカリしたのだろうな」と思い続けてきた

それだから大して祝い事もせず、連れて行かれた場所や、写真も少ないんだろうなと

写真デジタルになるより前の時代の話だ)

私は親に連れられて大きな動物園にも水族館にも行ったことがなく、遊園地小学生の頃に子どもだけで行った

一家でどこかに出かける時、主役は姉たちで、私が家の行事や祝い事の中心になることはなかった

金をかけてもらえなかったとか飯を抜かれたということもなかったが、微妙放任されて育ってきた

末子というのは大体そんなもんなのかもしれないが、なまじ手をかけられて育った長女が優秀であったため、私は常に「この家族に私いらんくない?」とうっすら思ってきたのだった

父親長男として、家のために犠牲にしてきたものが多い人だったのだが、それを継がせる男子がとうとう生まれなかったことを一体どう思っているんだろうか

俺が人生犠牲にして守ってきたのは何だったんだと思ったりしたのだろうか

私の顔を見て、どうせ女なら作らなければよかったと苦い顔になってしまうことも、まあ人間なのであったのかもしれない

実家とは絶縁しており今更聞くこともできないけれど、長姉を溺愛していた父親は、私に関してはいつも少し面倒そうな態度であった

そういえば生のパンダたことないなと思ったら、なんか色々思い出してしまった

死ぬまでに一回くらい見たいな、生パンダ

生サイとか生タイガーも見たい

東武動物公園でも行くかな

2025-11-04

小学生のころ、特に目立たない女の子がいた。髪は肩までで、いつも地味な色のカーディガンを着てて、でも声がやわらかくて、笑うとき少し口を押さえる癖があった。俺はというと、いつも一人でゲーム雑誌を読んでるようなタイプで、話しかけられることなんて滅多になかった。

  

ある日、給食時間牛乳をひっくり返した。制服の袖にまでかかって、みんな笑って、俺は顔が真っ赤になってた。そしたらその子ハンカチ差し出して、「これ使っていいよ」って言ったんだ。小さなピンクハンカチで、角にくまの刺繍があって、少し柔軟剤匂いがした。

  

「返すよ」って言ったら、「いいよ、洗って返してね」って笑った。

次の日、ちゃんと洗ってアイロンまでかけて持っていったら、「わざわざありがと」と言ってくれてさ。そのとき彼女の指先が、ほんの一瞬だけ俺の手に触れた。あのぬくもり、いまだに覚えてる。

  

それからしばらく、廊下ですれ違うときに「おはよう」って言ってくれるようになった。それだけのことだったけど、毎朝それが嬉しくて、学校に行くのが少し楽しみになった。

  

中学に上がる頃には自然と話さなくなったけど、たまに思い出すんだ。あの小さなハンカチの温かさ。まあ、あれ以来、女の子にそんなふうに優しくされたことはないけどな。

今じゃ、洗濯物も柔軟剤匂いも、自分で全部やってる。

とほほ。

  

2025-10-04

初恋幼稚園の時だった。

近所の男の子と毎朝いっしょに登園して、砂場で山をつくって濡れた手のひらを見せ合って笑った。スモックの袖口がいつも砂だらけで、帰り道に手をつなぐと体温がうつって、胸のあたりがふわっと軽くなった。あれを好きって呼ぶんだと、そのときの私は直感的に受け取っていた。

小学生になって、次はリレーアンカー男の子運動会の午後。白線の粉の匂い。小太鼓の音。バトンを受け取ってからの加速。私は声が勝手に大きくなって、ゴールの瞬間、歓声にまぎれて「かっこいい」と口が勝手に動いた。誰にも聞かれていない告白。家に帰ってから名前ノートの隅に何度も書いたり消したりして、自分だけの秘密みたいに抱え込んだりしていた。

中学。ここから空気密度が変わる。部活の先輩…女の人に、本気で恋をした。最初は憧れだとずっと思っていた。体育館の照明が木の床に反射して、バッシュがきしむ。タイムアウトポニーテールを結び直す仕草、額の汗をタオルで押さえる動き。ホイッスルの音にふっと目を上げる横顔。休憩時間の給水機の前、首筋に貼りついた髪を耳にかける指先。スポーツドリンクの甘い匂いと、松ヤニの匂い。目が離せない。視界の中心が、先輩の輪郭勝手に合焦してしまう。

部室の隅。先輩のシューズ袋に縫い付けられた名前刺繍を、何度も目でなぞる。自分の指で触れてしまいたくなってばかみたいだなと何度も心で笑って、でもまた見てしまう。練習後の帰り道。駅のホーム電光掲示板。19:04発。先輩は反対側のホーム電車を待つ。私は角柱の影から、見えないふりをしながら、ちらっとだけ見る。イヤホンを片耳だけ。何を聴いてるんだろう。電車が入ってきて、風が押し寄せて、視界がざわっと乱れる。発車してガラスに映った自分の顔が少し赤い。帰りの車内。LINEを開いては閉じる。文面を打っては消す。送信ボタンの上に親指を置いたまま、停車駅が過ぎる。送れない。送れない。ほんの数センチ上のうえから親指が動かない。動かせない。こわかった。ただそれだけ。

これって変なのかな。おかしいのかな。

教室で友だちが恋ばなをして、クラス男子名前が飛び交う。私はうなずきながら、別の方向を見ている自分に気づく。家に帰って検索窓に打ち込む。「女の先輩 好き 変」「女の子 好き 正常」。画面には“レズビアン”や“LGBT”の文字。救われた気も、同時に苦しくなる感じもした。あ、名前があるんだ、っていう安堵。けれど、その名前に手首をつかまれて、列に並ばされる感覚。(私は、列に並びたいんじゃない。ただ、先輩が好きなだけなんだ。)

放課後公園。秋。ベンチのとなりでも友だちが「最近、誰か気になってる人いるの?」と聞いてきた。喉が熱くなる。言えない。「いないよ」と笑って答えた。嘘。帰ってからノートに書く。私はレズビアン?と書いて、すぐに消す。紙が毛羽立つ。私は、先輩が好きと書き直す。これだけは本当。

図書室。窓際の席。ページをめくる指が勝手に止まる。先輩が本を借りていく背中カウンター職員に返すとき、少し猫背になる癖。レジ袋の持ち手を指に引っかけて、肩にかけ直す動き。日常の切れ端がいちいち胸に刺さる。映画より鮮やかなワンカット。私はその画面の外側に立っている観客で、でも登場人物でもある。(追いかけたい。名前を呼びたい。何か言いたい。何も言えない。)

冬、期末が終わって、部室で小さな打ち上げ。紙コップのココア。先輩が笑う。紙コップに口紅が少しつく。私は笑って、うなずいて、たいしたことのない話をして、夜に帰る。駅のホームで冷たい空気を吸い込みながら思う。(私は、私が思っているよりも、ずっと深く先輩を好きなんだ。)

高校に入ると、少し距離が生まれた。部活も違う。校舎も違う。新しい生活クラスには優しい男子もいて、映画をいっしょに観に行って、手をつなごうかどうかみたいな空気が一度だけ流れた。嫌ではなかった。むしろ、あのとき手をつないでいたら普通に付き合って、普通に卒業して、普通に別れて、普通に大人になっていたのかもしれない。そう思うくらいには自然だった。でもあの中学の先輩を見たときの、視界の焦点が合う感じ。呼吸が変わる感じ。世界の照明が一段変わる感じ。あれは起きなかった。

私は自分に問う。私はレズビアンなの?

答えは出ない。

からない。

レズビアンという言葉に救われた夜が確かにあった。検索結果の海で沈みそうになった私を浮かせてくれた浮き輪。けど浮き輪にしがみつき続けると、岸に上がるのが遅れることもある。ラベルは、入口だ。出口ではない。私は「レズビアン」という言葉否定したいんじゃない。誰かを守るために掲げられた旗の力を、私は尊敬している。ただ、その旗の下にずっといなきゃいけないと決められることには静かに抵抗したい。

だって私の恋は、いつも固有名詞から始まる。幼稚園の彼、小学校の彼、中学の先輩。順番じゃない、確率でもない。パターン化した私の性向より、先に立ち上がる人の匂い。声。歩幅。恋はまず、あの人、から始まる。性別はない。カテゴリーはあとから。余白に鉛筆で書き添えるメモにすぎない。

中学の先輩に揺さぶられていたあの頃の私は「私はレズビアンなのか」という問いに追い立てられながら、同時にこうも思っていた。(私は、先輩が好き。以上。)これが真実の最短距離だった。レズビアンという言葉に私はときどき救われ、ときどき窮屈になった。救われたのは、同じ経験を語る声に出会たから。窮屈になったのは、言葉が私を“こうであるべき姿”の型に押し返してくるから。(君は女子を好きでいるべき。男子を好きになったら矛盾だよ。)

そんなことはない。私は、好きになった相手を好きになる。それだけだ。

もし過去の私に伝えられるなら体育館のベンチでタオルを握りしめていた自分にそっと耳打ちしたい。「焦らなくていい。は急いで選ばなくていい。あなたは今、たしかに恋をしている。それがすべて」と。

ベル必要な時もある。

肩書きが盾になる日もある。

けれど、その盾で自分を殴らないで。

価値観ラベリングあなたを守るために使って、あなたを狭くするためには使わないで。

私はレズビアンではない、と言いたいのではない。私は「レズビアンしかない」わけではない、と言いたい。

たまたま好きになった相手が同性だった。

その事実が私の中で何よりも具体的な現実だ。

あの体育館の照明。夏の汗。紙コップのココアホーム電光掲示板。未送信メッセージ。全てが愛おしく、全てが切なく、そのとき感情機微全てが私だった。あの瞬間瞬間全てが、私の恋だった。

2025-10-03

初恋幼稚園の時だった。

近所の男の子と毎朝いっしょに登園して、砂場で山をつくって濡れた手のひらを見せ合って笑った。スモックの袖口がいつも砂だらけで、帰り道に手をつなぐと体温がうつって、胸のあたりがふわっと軽くなった。あれを好きって呼ぶんだと、そのときの私は直感的に受け取っていた。

小学生になって、次はリレーアンカー男の子運動会の午後。白線の粉の匂い。小太鼓の音。バトンを受け取ってからの加速。私は声が勝手に大きくなって、ゴールの瞬間、歓声にまぎれて「かっこいい」と口が勝手に動いた。誰にも聞かれていない告白。家に帰ってから名前ノートの隅に何度も書いたり消したりして、自分だけの秘密みたいに抱え込んだりしていた。

中学。ここから空気密度が変わる。部活の先輩…女の人に、本気で恋をした。最初は憧れだとずっと思っていた。体育館の照明が木の床に反射して、バッシュがきしむ。タイムアウトポニーテールを結び直す仕草、額の汗をタオルで押さえる動き。ホイッスルの音にふっと目を上げる横顔。休憩時間の給水機の前、首筋に貼りついた髪を耳にかける指先。スポーツドリンクの甘い匂いと、松ヤニの匂い。目が離せない。視界の中心が、先輩の輪郭勝手に合焦してしまう。

部室の隅。先輩のシューズ袋に縫い付けられた名前刺繍を、何度も目でなぞる。自分の指で触れてしまいたくなってばかみたいだなと何度も心で笑って、でもまた見てしまう。練習後の帰り道。駅のホーム電光掲示板。19:04発。先輩は反対側のホーム電車を待つ。私は角柱の影から、見えないふりをしながら、ちらっとだけ見る。イヤホンを片耳だけ。何を聴いてるんだろう。電車が入ってきて、風が押し寄せて、視界がざわっと乱れる。発車してガラスに映った自分の顔が少し赤い。帰りの車内。LINEを開いては閉じる。文面を打っては消す。送信ボタンの上に親指を置いたまま、停車駅が過ぎる。送れない。送れない。ほんの数センチ上のうえから親指が動かない。動かせない。こわかった。ただそれだけ。

これって変なのかな。おかしいのかな。

教室で友だちが恋ばなをして、クラス男子名前が飛び交う。私はうなずきながら、別の方向を見ている自分に気づく。家に帰って検索窓に打ち込む。「女の先輩 好き 変」「女の子 好き 正常」。画面には“レズビアン”や“LGBT”の文字。救われた気も、同時に苦しくなる感じもした。あ、名前があるんだ、っていう安堵。けれど、その名前に手首をつかまれて、列に並ばされる感覚。(私は、列に並びたいんじゃない。ただ、先輩が好きなだけなんだ。)

放課後公園。秋。ベンチのとなりでも友だちが「最近、誰か気になってる人いるの?」と聞いてきた。喉が熱くなる。言えない。「いないよ」と笑って答えた。嘘。帰ってからノートに書く。私はレズビアン?と書いて、すぐに消す。紙が毛羽立つ。私は、先輩が好きと書き直す。これだけは本当。

図書室。窓際の席。ページをめくる指が勝手に止まる。先輩が本を借りていく背中カウンター職員に返すとき、少し猫背になる癖。レジ袋の持ち手を指に引っかけて、肩にかけ直す動き。日常の切れ端がいちいち胸に刺さる。映画より鮮やかなワンカット。私はその画面の外側に立っている観客で、でも登場人物でもある。(追いかけたい。名前を呼びたい。何か言いたい。何も言えない。)

冬、期末が終わって、部室で小さな打ち上げ。紙コップのココア。先輩が笑う。紙コップに口紅が少しつく。私は笑って、うなずいて、たいしたことのない話をして、夜に帰る。駅のホームで冷たい空気を吸い込みながら思う。(私は、私が思っているよりも、ずっと深く先輩を好きなんだ。)

高校に入ると、少し距離が生まれた。部活も違う。校舎も違う。新しい生活クラスには優しい男子もいて、映画をいっしょに観に行って、手をつなごうかどうかみたいな空気が一度だけ流れた。嫌ではなかった。むしろ、あのとき手をつないでいたら普通に付き合って、普通に卒業して、普通に別れて、普通に大人になっていたのかもしれない。そう思うくらいには自然だった。でもあの中学の先輩を見たときの、視界の焦点が合う感じ。呼吸が変わる感じ。世界の照明が一段変わる感じ。あれは起きなかった。

私は自分に問う。私はレズビアンなの?

答えは出ない。

からない。

レズビアンという言葉に救われた夜が確かにあった。検索結果の海で沈みそうになった私を浮かせてくれた浮き輪。けど浮き輪にしがみつき続けると、岸に上がるのが遅れることもある。ラベルは、入口だ。出口ではない。私は「レズビアン」という言葉否定したいんじゃない。誰かを守るために掲げられた旗の力を、私は尊敬している。ただ、その旗の下にずっといなきゃいけないと決められることには静かに抵抗したい。

だって私の恋は、いつも固有名詞から始まる。幼稚園の彼、小学校の彼、中学の先輩。順番じゃない、確率でもない。パターン化した私の性向より、先に立ち上がる人の匂い。声。歩幅。恋はまず、あの人、から始まる。性別はない。カテゴリーはあとから。余白に鉛筆で書き添えるメモにすぎない。

中学の先輩に揺さぶられていたあの頃の私は「私はレズビアンなのか」という問いに追い立てられながら、同時にこうも思っていた。(私は、先輩が好き。以上。)これが真実の最短距離だった。レズビアンという言葉に私はときどき救われ、ときどき窮屈になった。救われたのは、同じ経験を語る声に出会たから。窮屈になったのは、言葉が私を“こうであるべき姿”の型に押し返してくるから。(君は女子を好きでいるべき。男子を好きになったら矛盾だよ。)

そんなことはない。私は、好きになった相手を好きになる。それだけだ。

もし過去の私に伝えられるなら体育館のベンチでタオルを握りしめていた自分にそっと耳打ちしたい。「焦らなくていい。は急いで選ばなくていい。あなたは今、たしかに恋をしている。それがすべて」と。

ベル必要な時もある。

肩書きが盾になる日もある。

けれど、その盾で自分を殴らないで。

価値観ラベリングあなたを守るために使って、あなたを狭くするためには使わないで。

私はレズビアンではない、と言いたいのではない。私は「レズビアンしかない」わけではない、と言いたい。

たまたま好きになった相手が同性だった。

その事実が私の中で何よりも具体的な現実だ。

あの体育館の照明。夏の汗。紙コップのココアホーム電光掲示板。未送信メッセージ。全てが愛おしく、全てが切なく、そのとき感情機微全てが私だった。あの瞬間瞬間全てが、私の恋だった。

2025-09-08

『なっくり』考察感想 第4話 後編

これは何ですか?

 

 カクヨムにて7月8日から公開・連載されている『成り上がり炎上配信者だった俺が、最強の女神たちと世界をひっくり返す話~』についての感想考察を書いています

 通称『なっくり』。

 こちらは第4話 覚醒の王 についての後ろ半分です。

 匿名はてな文字数制限にひっかかってしまったようなのでパート分けします。

 第1話こちら↓

『なっくり』考察感想 第1話

https://anond.hatelabo.jp/20250904223228

 第4話 前編はこちら↓

『なっくり』考察感想 第4話 前編

https://anond.hatelabo.jp/20250908093628 3

第4話 覚醒の王 について

第4話 覚醒の王

https://kakuyomu.jp/works/16818792436194059031/episodes/16818792436376167778

 さて。パートを区切ってから、今度は圭祐が桐島弁護士に会いに行くシーンからまります

 昼過ぎ玲奈に教えてもらった住所を頼りに、俺はタクシーで桐島弁護士事務所へ向かった。窓の外を流れる都会の景色を眺めながら、俺は佐々木美月のこと、田中雄大のこと、そしてあの二人の背後にいるであろう「クロノスインダスリー」という存在を、改めて頭の中で整理していた。

 もう破綻がひどい……

 田中雄大という名がいきなり出ていますが、修正前では田中は圭祐と同じ製氷工場に務める従業員でした。そして圭祐の炎上の原因たる爆破予告実行犯でもあるのですが……そのくだりは全て削除変更されています。どこにもない。

 クロノスインダスリーについても同様です。圭祐の頭を整理するより作者の頭を整理してください。

お嬢様たちが来るまで、まだ少し時間がある。よければ、昼飯でもどうです? 近くに、美味い手打ちうどんの店があるんですが」

 と、桐島に誘われ、圭祐は二人でうどん屋に向かいます昼過ぎに向かってたけど、ランチはまだだったんすね。

 

「ところで神谷さん。玲奈様とは、うまくいってるんですか?」

「え? ああ、まあ…昨日は、別々の部屋で寝てました」

 俺は恥ずかしさで頭の後ろを掻いた。俺の庶民的感覚では、一緒に寝ないのが当たり前だった。

 微妙質問の受け答えがズレてる圭祐。よっぽど頭の中で気になっていたのでしょう。

 本当に当たり前と思ってるならそこまで気にする必要は無いでしょうに。

 一応圭祐は天神家も公認した恋人らしいので、この態度には桐島も呆れている様子。まあ言うていきなり手を出すのもそれはそれでどうかって話でもあるし……

 

「…よくスーツ、汚さずに食えますね」俺が感心して言うと、桐島は顔も上げずに答えた。「仕事の合間に食べるのが日常ですから。汚さずに食べるのが、プロというものです」その、あまりにも当然で揺るぎない正論に、俺は何も言えなくなった。彼のプロ意識は、俺の甘い考えを、冷徹に指摘しているようだった。

 プロ意識がそこまで関係あるかはわかりませんが、圭祐に足りないのは『腹をくくる』姿勢であることは確かです。このように自分が苦手な話になりそうになると、相手の外見や所作について話して話題を逸らそうとする特性はずっと描写されていますある意味では圭祐の美点ですが、人の話にちゃんと向き合えないという欠点でもあります

神谷さんへの誹謗中傷に関する発信者情報開示請求は、すでに着手しています田中雄大IPアドレス佐々木美月との通信記録も、すべて確保いたしました」

 田中は圭祐へ誹謗中傷を行っていたようです。佐々木もまた、何かしらの形で田中と関わっている様子。

 繰り返しになりますが、二人が具体的に何をしたかはまだ語られてません。いきなり名前が出ています。だからなんでだよ。

 帰り際、俺は尋ねた。「爆破予告犯人って、わかりますか?」

 桐島は、黒縁メガネの奥の瞳を光らせた。「心配はご無用です。…抜かりはありません」その言葉には、絶対的な自信と、天神財閥の底知れない力が隠されているように感じられた。

 だから読者はその爆破予告があったかどうかもよくわからないんですけど……

 事務所からの帰り道、俺はタクシーを呼ぼうとする莉愛の手を制した。

「もう、逃げる必要はないだろ? 三人で、手を繋いで歩こうぜ」

 俺が手を差し出すと、玲奈と莉愛は幸せそうに微笑んでそれを握った。

 圭祐が真ん中になって玲奈と莉愛と手を繋いでいる感じでしょうか。

 いいけど……桐島の話だと爆破予告の件もケリがついていないんだからわざわざ目立つようにしなくても……

街の雑踏の中、「Kさんですか?」と声をかけてきた女子高生ファンと、俺は気さくに握手を交わし、一緒に写真を撮った。「アンチに負けないでください!」という声援に、俺は少し照れながら手を振る。

 でもこの状態天神姉妹ではなく圭祐の方を応援する女子高生がいるようです。

 ……元は圭祐は零細のゲーム実況投稿者のハズですが、写真まで撮ってくれるようなファンはどこから湧いて来たのでしょうか。フォロワー天神姉妹の方が多いハズですが、なぜか姉妹にはノーリアクションです。なんで……? 天神姉妹女子高生には人気無いの……?

絶対こっちのストリート系が似合うって! Kくんは、もっとカジュアルでしょ!」莉愛は、流行りのファッション雑誌を俺に見せつける。

「いいえ、莉愛。神谷さんには、もっと落ち着いた、知的スタイルの方がお似合いよ。大人男性の魅力は、隠すことで引き立つものだわ」玲奈は、海外ファッション誌を広げる。

 そのまま三人は高級ブランドブティックへ向かい、圭祐の新しい服を選びます

 なんか途中で圭祐の服がTシャツジーンズになってたりする点はスルーするとして。莉愛と玲奈がコーディネートについて意見を交わします。

 そこに立っていたのは、もはや製氷工場で働いていた頃の、陰鬱オーラをまとった男ではなかった。体に吸い付くようなシルエットの、上質な黒のセットアップインナーには、遊び心のあるプリントTシャツを合わせ、足元はシンプルな白のスニーカーで外している。自信のなさを隠すように丸まっていた背筋は堂々と伸び、何かに怯えていた瞳は、今は、全てを見透かすような鋭い光を宿していた。その変化は、玲奈や莉愛が持つ「神眼」にも匹敵する、俺自身の『神眼』による「調律」が、無意識のうちに行われた結果だった。それは、まさに、これからエンタメ業界に君臨する、若き「王」の風格そのものだった。

 結局黒のセットアップになるのか……とはともかく。

 玲奈や莉愛も『神眼』があったんだ。割と身近にあるんだね神眼。

 そして王です。この作品の大きなテーマの一つになります

 玲奈と莉愛は、そのまま勢いで圭祐に雑誌モデルを勧めます。惚れりゃあばたもえくぼ……ではなく、圭祐は実際にモデル並みの容姿を持っているようでした。すげえな!

あの頃は、誰にも見向きもされなかった俺が、今、天神姉妹によって、全く新しい世界へと引き上げられようとしている。この違和感と興奮こそが、俺の「神眼」が引き起こす、世界の「ズレ」なのかもしれない。

 なんでも神眼と言っておけば通ると思ってる?

 圭祐自身にも神眼はあるのに、どうしてこれまで埋もれたままだったんでしょうか不思議ですねえ。

 その時、俺の口から無意識言葉がこぼれていた。それは、俺自身の「神眼」が、彼女たちの「本質」を見抜いた結果だった。

「…玲奈さん。あなた普段スカートが多いけど、その服も素敵ですが、あなた本来の魅力を、少しだけ隠してしまっている気がします。あなたは、もっと…強くて、華やかな色が似合う。こういう…」

 俺が選んだのは、深紅生地に金の刺繍が施された、大胆なオフショルダーのロングドレスだった。玲奈は試着室へと向かった。出てきた彼女は、まるで「月」から「太陽」へと変貌したかのように、圧倒的なオーラを放っていた。その深紅ドレスは、彼女の白い肌を際立たせ、金の刺繍が、女王としての気品さらに引き立てていた。

 そして今度は圭祐が姉妹プロデュースを始めます

 月から太陽。というのはTPO問題じゃない? 時と場合によっては月になることも良いと思うけど。

「莉愛も。制服可愛いけど、君の元気さを活かすなら、もっとポップな色使いで、少しボーイッシュな要素を入れた方が、ギャップで可愛さが際立つと思う。例えば、キャップを逆さにかぶって、ショートパンツ健康的な脚を見せるとか」

 制服姿の莉愛も、俺のアドバイス通りに着替えて試着室から出てきた。淡い水色のショートパンツに、ビビッドなイエローTシャツ、そして逆さまに被ったキャップが、彼女の天真爛漫な魅力を最大限に引き出していた。

 莉愛も別に制服は便利だから着てるだけで、モデル仕事私服なら、似たような服も普通に持ってそうだけど……なんか別に姉妹イメージと極端に変わるようなコーディネートってわけでもないんですよね。なんなら二人とも100万アカウントインフルエンサーで、セルフプロデュースは元から上手く行ってるし。

 喜んでるなら、それも良いですが。

 これまで俺がネット世界で、何千、何万というコンテンツを見てきた経験。その膨大なデータが、俺の脳内プロデュース能力として蓄積されていたのだ。それだけじゃない。今時の流行りにうるさい、妹の美咲あいつがいつもリビングに置きっぱなしにしているファッション雑誌が、自然と目に入っていた。そのページで、莉愛が特集されている記事を偶然見つけて、『このモデル、すごいな』と呟いたら、『お兄ちゃん、今さら!? 超人気じゃん!』と、美咲に呆れられた記憶が、不意に蘇る。俺は、美咲とのくだらない口喧嘩に負けたくない一心で、流行りの服や、コーディネートの基本を、こっそり勉強していたんだ。

 そんな大変な能力を得たきっかけがこんなくだらないエピソード一本で本当にいいのか?

 いや、なんかこう、もっと……血筋とか誰かの弟子とか、他人が容易にはマネできないようなことでセンスが目覚めるとか……というかこの話の限りだと美咲にも神眼がありそうっすね。

 莉愛は興奮した様子でスマホを取り出すと、変貌を遂げた俺たち三人の姿を撮影し、こう呟いてSNS投稿した。

新生Kスケ、爆誕プロデューサーは、神でした。#KスケPの神コーデ』

 圭祐のハンドルネームはKだよお! Kスケだとほぼ本名だよお!

 それにしても埋もれ過ぎた才能です。コンピュータ専門学校中退し、バイト転々として製氷工場に勤め、ゲーム実況動画もとくに伸びず、くすぶり続けた圭祐。それが天神姉妹と関わり、自分自身を含めてプロデュースして絶賛されるほどのファッションセンスを持っていたのです。

 お前進選択から盛大に間違ってたよ。服飾系の専門学校行くべきだったよ。

運命の夜】

 夜。リビングでは、玲奈ノートパソコンに向かい、驚異的な速さでキーボードを叩いていた。その指先は、まるで流れるような音楽を奏でるピアニストのようだった。その隣で、俺と莉愛は固唾を飲んで画面を覗き込んでいる。

 カタカタカタ…ターン!

 カタカタ……ターンを真顔でやるやつ久々に観たな。

 

 モニターに映し出されていたのは、洗練されたデザインと、俺たちの理念完璧表現された、Kスケ『ガチ恋彼女オーディション特設応募サイト、だった。サイトの背景には、俺が莉愛を救い出した精神世界デパートイメージが、美しくグラデーションとなって溶け込んでいた。

 おい。未来の話を混ぜるのやめろ。莉愛を精神世界から救う話はもっとずっと後のことだ。

 どうもこの小説修正をする過程で最新話の設定をベースにしているようです。それも整合性を合わせるのは必要なことですが、このように過去エピソード未来の設定が混ざる次元の混乱があります

 滅茶苦茶じゃないか世界をひっくり返すとは因果律を逆転することなのでしょうか。

 

 俺と莉愛は、思わず感嘆の声を漏らした。玲奈プロデュース能力は、俺の想像を遥かに超えていた。

 webサイト作る程度ならデザイナーの話だし、そこはコンピュータ専門学校通ってた圭祐がやりゃいいだろ……

 莉愛は名残惜しそうに立ち上がると、俺に向かって悪戯っぽくウインクした。「オーディションの報告、楽しみにしてるからね!」

 そう言い残し、彼女は上機嫌で玄関へと向かっていった。その軽やかな足取りは、まるで夢の世界へ帰っていく妖精のようだった。

 よくわかりませんが、莉愛はガチ恋オーディションの開催に好意的で意欲的なようです。

 何か莉愛にとって楽しいとか利益になるというようなことは一つも無さそうなのですが……自分好きな人が人気者になるのが嬉しいタイプでしょうか?

 一人残された俺は、広すぎるソファに深く腰掛けテーブルの上に無造作に置かれていたゲーム雑誌を、夢中になって読み漁った。まるで、自分の部屋にいるかのように。莉愛の手料理玲奈とのキス、そして今日一日の出来事。天神姉妹との交流が、俺の凍りついていた心の奥底に、ゆっくりと、しかし確実に、温かい光を灯し始めていた。

 作業していたのは玲奈なんだから、お前はずっとゴロゴロしてただろ。

 何一仕事を終わったぜみたいな雰囲気出してるんだよ。

 SNS熱狂を背に、玲奈サイトを公開する。その瞬間、世界中の「K-MAXファン、そして天神姉妹ファンが、一斉にこのサイトアクセスしていることが、玲奈の表情から読み取れた。

 K-MAXなんてグループ名はここが初出だと思いますが……

 つまり天神姉妹ファンではなく、ほかならぬ圭祐のファンが。彼のガチ恋オーディションのために盛り上がってるということなのですね。

 ……だから元は零細ゲーム実況動画投稿者じゃなかったの?

 ピコン、と静かな通知音が響く。サイト公開と同時に、一件の応募通知が届いたのだ。

 その応募者のプロフィール画面を開いた玲奈が、息を呑んで俺にモニターを向けた。その瞳には、驚きと、警戒の色が入り混じっていた。

 ボルテージ上がった割に、届いたのは一件なんだ。

【氏名】佐々木 美月

【応募動機神谷さんの切り抜きを見て好きになりました。私を覚えてますか?

 そこには、スーツ姿で控えめに微笑む、佐々木美月顔写真があった。美月、か。忘れもしない、俺を炎上爆破予告濡れ衣社会的抹殺しようとした、あの女。

 なんと応募してきたのは、圭祐をかつて陥れた佐々木美月でした。

 圭祐の炎上爆破予告彼女仕業……であるそうです。

 そう。ここに至るまで一つも。佐々木が圭祐を陥れたという証拠の話はしていません。桐島弁護士発信者情報開示請求をしていますが、圭祐はそれ以前にアタリをつけている様子でした。

 でもなんで佐々木が怪しいのかは誰も何も言ってません。いつから疑ってたの? 彼女は製氷工場に来てただけの、保険セールスじゃなかったの?

俺の「神眼」は、佐々木の応募動機が、あまりにも巧妙に偽装された「悪意」の塊であることを、はっきりと見抜いていた。

 まあ……とあえず圭祐にとって佐々木はクロであると話を進めるとして。佐々木になんらかの悪意があることは神眼無くてもわかると思います。むしろ神眼で佐々木悪者だと見抜いたって話がある方がわかりやすかった……

「…オーディションに、呼んでくれ」

 そして圭祐は佐々木オーディションに呼ぶことを決意します。

 直接対決の構えです。

「俺は、もう誰かの犬にはならない。俺が、俺の物語の舵を切るんだ」

 どっちかというと圭祐は誰から相手にされない野良犬って感じだったけどな。

玲奈さん。俺は、あんたたちを、世界一のアイドルにしてみせる。だからあんたも、俺を世界一のプロデューサーにしてくれ」

 俺の言葉に、玲奈は一瞬目を見開いた後、満面の笑みで、まるで太陽のように、美しく微笑んだ。その笑顔は、これまでのどの表情よりも、俺の心を強く打った。

「――ええ。喜んで、プロデューサー」

 なんで?

 天神姉妹は100万超えのセレブアカウントであり、莉愛はモデルもやってるけどアイドルではありません。別にそれを目指していたわけでもありません。

 そして世界一のアイドルにする気があるなら、オーディション開いて他の女の子を集めてる場合じゃないと思います世界一のアイドルグループを作るならともかくですが、そもそも募集要項は『ガチ恋』でしょう。

 全体的に圭祐のやりたいことがよくわかりません。

 彼女の瞳には、俺の隣に立ち、共に世界を創り上げていくという、女王としての揺るぎない覚悟が宿っていた。新たな城で最強すぎる共犯者と共に。俺の世界をひっくり返すための最高に甘くて最高に過激な反撃が今始まった。このオーディションは、始まりに過ぎない。俺と玲奈、そしてK-MAXが、世界に新たな秩序を創り出すための、最初の「創世記なのだ

 これが成り上がり炎上配信者だった俺が、最強の女神たちと世界をひっくり返す話~ 第4話 覚醒の王でした。

 世界をひっくり返すという圭祐の目標手段が明らかになり、それを阻む敵の存在も浮上しています

 なんだかそれに伴い構成破綻矛盾が目立ってきていますが、物語は始まったばかりです。

2025-09-05

美しい下着が好きなんだが需要ないの?

世に言うセクシー下着が好きだ

といってもピラピラの安物ではなくて海外ブランドの透けてたり布面積少なめのシンプルもの日本だとサルートみたいな少し高級な下着を愛用している

高い下着普通Tシャツを着ただけでもシルエットに違いが出る

風呂から上がって綺麗な刺繍の入った下着を着るだけでテンション上がる

特に上下真っ白の下着が好き

ラパンティーキャミソールまでフルセットで着たい、実際着ている

…んだけどなぜかパートナーから不評

と言うか全く良さをわかってもらえない

こんなに綺麗な下着なのにといつも不満です

女性の華美な下着男性には需要ないの?

教えて一般男性

2025-07-23

sup行ってきた!!!超楽しすぎた

勇気を出して予約してよかった そのあとも買い物とか行きまくって満足

プラムがたくさん並んでるけどプラムあんまりきじゃないんだよなー 酸っぱいし

桃なら好き

水のアクティティした後って眠くなるよね

午後眠かったけど気合いで買い物回ってご飯風呂も済ませたから寝る

最近刺繍してないな 本も読んでない 読みたい本はいっぱいあるんだけどね

腹筋ローラーやったら昨日の筋肉痛がやばすぎたか今日はやめ 代わりにスクワット多めに頑張りました

2025-07-14

anond:20250714143618

かに”なんかしらんがすげえ”みたいなのはコモンズにはないな

やる気のないおっさんたちも同意だけど、見たことない食品パッケージとか、偉い人の写真をデーンって飾ってる感じとか最高だった

タイミングにもよるんだろうけどその国の鉄板ネタの暑さ対策の話とかもしてもらって楽しかったし、かわいい刺繍をみてたら詳しく教えてくれたりもして

コモンズ面白いっていうのは酸っぱい葡萄って言われるけど、そうじゃないんだよと言いたい、ほんとに楽しいんだよ

個人の感想です

2025-06-30

高級レストランでの食事シミュレーションしてみた

34歳年収700万の高齢貧困弱者男性なんだが、女から相手にされたこともないし高級レストラン食事したこともない。

そのうち経験するかもしれないし後で慌てないように今のうちにシミュレーションしてみた。

登場人物

増田弱者男性

ユウカ:中学1年。素直で頑張り屋な気質

シェフアンドレ格式高い高級レストランシェフ

シミュレーション

レストラン「オ・セレニテ」は、都心の奥まった路地裏にたたずむ予約制の高級店だ。外観は瀟洒で、看板もなく、知る者だけがたどり着ける。

増田深紅テーブルクロスを前に腰を下ろし、目の前の少女──ユウカの緊張した表情を眺めて、口の端を吊り上げた。

料理が運ばれてくる。

一皿目

一皿目は、発酵させたトカゲジュレ仕立て。トカゲの輪切りがうっすら透けており、その上に刻んだ香草無造作に散らされていた。

ユウカは一瞬、スプーンを持つ手を止めたが、意を決してすくい上げ、口に運んだ。

「……すごく、芸術的ですね……」

笑顔を作ろうとしたが、その口元は引きつっていた。

増田はうまそうに口へ運びながら言った。

「こういうの、慣れてないとキツいかもな。でも君、味覚はいいんだろ?」

ユウカは小さくうなずくと、もう一口

「……うん……ちょっとクセが……でも、美味しいです……」

二皿目

二皿目は、胎児ウサギ内臓を煮詰めたポタージュだった。

灰色がかった液体に浮かぶ赤黒い油膜が、ランプの灯りで鈍く光っていた。

ユウカは目を伏せてスプーンを運ぶ。だが、口に入れた瞬間、喉がわずかに動いたきり動作が止まる。

「……美味しい……です……」

その声は聞き取れないほど弱々しかった。

増田は何も言わず、笑っていた。

三皿目

三皿目は、ウーパールーパー素揚げに、甘ったるいメープルバターソースがかけられていた。姿そのまま。手足も目玉も焦げ目がついた状態で皿の中央に鎮座していた。

ユウカは目を逸らしながら、手を伸ばした。

咀嚼するたび、細かい音が口内から漏れた。

目に涙が溜まっていたが、それでも彼女は口を開いた。

「……美味しい、です……」

メインディッシュのあと

メインディッシュのあと、厨房からシェフアンドレが姿を現した。白衣に金の刺繍が施され、胸には数々の受賞歴を示すピンバッジが光っている。見た目だけなら完璧な高級店の名シェフだった。

本日はご来店、誠にありがとうございます

アンドレは柔和な笑みをたたえて言った。

お嬢様、お料理はお口に合いましたか?」

ユウカは震える唇で、笑顔を作ろうとする。

その顔には涙の跡がうっすらと残っていた。

「……どれも、とても……美味しかった、です……」

増田ゆっくり椅子から立ち上がった。

グラスを片手に軽く掲げると、にやりと口元を歪めてこう言った。

「この馬鹿女が、ゲテモノ料理を絶賛してましたよ。シェフ!」

ユウカは一瞬、何かを理解するように目を見開いた。

次の瞬間、乾いた音がレストラン空気を裂いた。

彼女の手のひらが増田の頬を強く打ち、椅子を倒して、泣きながら店の扉を開けて走り去った。

増田は頬をさすりながら、鼻で笑った。

「……食い逃げかよ。たちが悪いな」

アンドレはため息交じりに肩をすくめる。

「やはり、最後は情に流されましたね。あの手の女は、いつも“料理”を最後まで味わいきれない」

店内は元通り、静けさを取り戻していた。

ただ一つ、壁に飾られた“常連たち”の写真けが、にやけた笑みを並べていた。

2025-06-14

anond:20250614203615

刺繍とか編み物とかパチンコとか??

おばさんの趣味ってなんだ

登山とかフラとか?

2025-05-13

それが本筋ではないけど

天幕のじゃーでゅーがる、刺繍を基本トーンで軽く済ませてるのみたあとに音嫁が足りみるとやっぱやべえなってなる

2025-05-05

anond:20250503215101

2025年5月5日、ワイの日記やで。

昨日の屈辱を引きずったまま、今日も朝から山道を歩いた。ズボンは替えてきた。ゴミーは何も言わんが、あの小さな目にちょっとした哀れみの色がある気がする。けど、ええねん。今日は、昨日の続きや。フェミちゃんを追わなあかん

朝露に濡れた獣道を進んでいくと、雑木林の中に、不自然に何かが引っかかっとるのが見えた。低木の枝に、ひらりと揺れてる――それは、見覚えのあるスカーフやった。薄い灰色に、ところどころ刺繍が入ったやつ。あれはフェミちゃんがパラダシアで買うて、ずっと大事にしてたもんや。

「これ……間違いない。フェミちゃんのや」

ワイが手に取ると、ゴミーがぴょこっと寄ってきて、スカーフの端をちょいとつついた。ふわっと鼻先に残った微かな香り――あの独特の香油匂い。間違いなく、ここを通ったんや。しか比較最近スカーフの湿り具合からして、昨晩から今朝にかけてのどこかやろう。

ゴミー、見とるか……これは足取りの証拠や。ようやく、フェミちゃんの影を踏めた気がするわ」

ゴミーは真剣な顔をして、木々の隙間から続く道らしき獣の踏み跡を指さすように飛び上がった。ほんまに賢い生き物や。こんな小さな仲間に支えられてるのが、不思議でありがたい。

ワイはスカーフを懐に入れて、足音を殺してその先へと進んだ。山道空気は澄んでいて、木漏れ日が斜めに差し込んでいる。けれど、その穏やかさの下に何が潜んどるかはわからん

次の曲がり角の先に、何かがある気がするんやで。

2025-05-04

[]令和6年度の反省会

去年の秋に書いたけど、投稿を忘れていたので、投稿します。

はいどーも。めだか日記です。

今週末も暑い。夏が長く暑いです。外で生き物を飼う気候でなくなってきた気がします。

早速ですが、本年度の反省会を開催していきたいと思います

新しい試み

  • 水替え網

水替え網とは、水替え時にバケツに載せて、水を濾す網です。

作り方は、目の細かい洗濯ネット刺繍枠でちょっと緩めにはさみ園芸用の円形の枠に脚が生えた針金枠とタイラップで結合した網です。この水替え網を使うと水替え時に容器の底に落ちていたメダカの卵を一網打尽にできる優れものです。余裕があって、水替えができているときは、卵の回収が捗りました。

近所のキャンドゥにはなかなか入荷しなかった商品ダイソーに入荷しているというお話を聞いて、近所の店舗を回って必要数を集めました。60cm幅の棚に3個並ぶというなかなかサイズ感の良い商品です。四隅にオーバーフロー用の切込みがあり、大雨時にも排水されて安心です。

欠点は、6Lという水量の少なさです。色が黒というのも、夏場の管理が難しそうです。日陰に置く容器としてはよさそうです。

  • 百円均一白ケース

セリア廃版になったスタッキングボックス代替品として導入。スタッキングボックスクリアは、紫外線劣化割れしまい、数が減ってしまいました。その代替品です。最初孵化時は、小さい容器が良いようにおもいます

去年入れたサルニアククラータの代わりに導入しました。7月に購入した一株からどんどん増えて、サルニアククラータと同じように大増殖しています。容器の1/3くらいを覆うのがベストなので、増えすぎるのも困りものです。針子から稚魚の入れ物に入れています

成魚で産卵を狙いましたが、あまりうまくいきませんでした。

稚魚を購入して、若魚をゲットしたほうがよいかもしれません。

うまくいかなかったこ

6、7、8、9月と連日30度以上の日が続き暑かったです。

日差しだけで、白容器でも体温を越えた水温になります。来期は日陰づくりに力を入れたいです。

少数精鋭での採卵を狙いました。が、手が回りませんでした。もう少しズボラ管理でいける方法模索したほうが良いかもしれません。

  • 棚の4段化

載せるタライの水量による棚のバランスの悪さ、中段の作業性の悪さが目立ちました。

来期に向けて

春先からの準備では間に合わないので、10月11月から準備を進めたいと思います

  • パーゴラの整備

大規模なDIY作業になります。2x4材を中心にして、パーゴラを設置していきます。パーゴラには、日除け用のシートを取り付けて、恒常的な日陰づくりをしていきたいです。

棚の4段化はあまり芳しくなかったです。注水可能範囲を2段、もしくは3段、最上段は注水なしの構造に変更します。

各段で独立して水替えができるのは便利です。タライの上に載せたNVボックスを移動させないと水替えができないのは不便です。

2025-05-03

おしぼり屋さんです

おしぼり屋としては、おしぼりって結構みんなギリギリに頼んでくるんだよね

意外と忘れがちなものなんだろうな

こだわる人は分厚いタオルにしてたり、刺繍入れたりオリジナルもの発注してるね

使う側としては白い厚めのタオルで充分だよな

私もそう思う

店の人も店に来る人にも言いたいのは、おしぼりは手だけ拭いてね

顔は拭いてもいいけど、使ってる洗剤きついし拭かないほうがいいよ。

食べてる卓の台拭きにしないでね

吐いたものを包まないで(別のタオルでやってくれ)

吐いた胃酸でタオルが少しずつ溶けちゃうんだ

割ったガラスも包まないで(同上、なんなら紙に包んで)

回収に入ってると手怪我ちゃうから

破らないでね

炭とかコゲとか拭かないで、網も置くな

こないだXで流れてきたけどカルメ焼きの仕上げとして冷ます濡れタオル代わりにおしぼり置かれてたぞ、やめろよ

ホワイトボードや黒板の消しゴムにしないで(消えねえ)

おしぼりは持って帰るな、あれはリース

リースってわかるか?貸してるんだ

おしぼりを持って帰るやつは、店の醤油差し持って帰るのと同じことをしているんだ

あとおしぼりアートかなんか知らんが、ひよことか丸めたのを作ったら帰りにタオルとして戻して帰ってくれな

あれ回収に入ってたら結んでるのを戻すの面倒だから

普通に手拭いて終わりにしとこうね

これ見て改める人が増えたらいいな

2025-04-24

編み物ブームの次はなにブームが来るのかなぁ

私はアラサーになってから手芸たのちぃぃぃぃ!!状態になった子持ち女だが

手芸は本当に底なし沼で、編み物、縫い物、刺繍レジンビーズ・・・・・・と沼がたくさんあるしいくらでも時間お金を溶かすことができるんだよなあ

先日の自分の子供の幼稚園春休みは、私はミシンで縫うことに自分時間を溶かした

好みの布を買ってお金を溶かした

春休みから早起きして園に子供を送ることをしなくていいので睡眠時間犠牲にして縫い物をやった

キミとアイドルプリキュアのレッスンバッグを子供に作ったら、リアクション薄かった。前回わんだふるプリキュアのレッスンバッグを作ったときものすごく喜んでくれたけど2回目だからか反応薄かったね

子供が使う巾着袋を縫うのも楽しかったし

GWはお弁当包む布を縫います

今、ビーズにとても興味がある。ビーズに興味を持つのなんて小学生ぶりだ

大人でも使えるアクセサリー作ってみた

編み物の次はビーズブームが来るんじゃね?なんて思う

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