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2026-05-11

なぜ飲食店は「ドリンクで儲ける」のをやめられないのか

定期的にSNSで 「飲まないのは店に迷惑がかかるから飲んでくれ」

アルコール利益に頼るな。料理を値上げして適正価格にすればいい。

それができない店は潰れればいい」 という話題がよくバズる

飲まない人の言い分はわかる。

ご飯が食べたいだけなのに、飲みたくもない原価数十円のウーロン茶

500円も600円も払いたくはないだろう。

だが、現場で仕込みをして、数値を管理している飲食店立場から言わせてもらうと、

ドリンクを安くしてフードの値上げで全体利益を確保するモデルは、

現状の飲食店ビジネス構造上、極めて非現実的だ。

実際、酒を飲む層が減る中で「アルコールを頼まなくても利益確保できる居酒屋モデル」を

何度も考えてみたが、どうしても無理だという壁にぶつかった。

なぜ無理なのかを、できるだけ伝わるように解説してみたい。

1. 労働生産性の圧倒的な違い

飲食店の中にいないと実感しづらい部分だが、

酒と料理では「労働生産性」が全然違う。

ビールハイボールは数十秒で1杯が完成する。圧倒的に人件費がかからない。

それに、原価率もサワーハイボール類なら10〜15%、一番高い生ビールでも30%前後

一方で料理は、仕入れ、下処理、調理盛り付け、そして廃棄ロスと、

膨大な「見えないコスト人件費」がかかっている。

厨房一生懸命仕込んで丁寧に仕上げた料理が、ビールよりも利益が悪いなんてザラだ。

結局、酒の高い利回りが、手間のかかる料理コストと店の家賃補填している。

まりドリンクを頼まないというのは、アルコールを頼む客にフリーライドしているようなものだ。

飲む客の払う酒の粗利が、飲まない客の席代と料理人件費を肩代わりしている

——これが今の日本飲食店構造だ。

その肩代わりの上にあるサービスを受けながら、

「飲まない俺たちにも同じような美味しい料理を当たり前に提供しろ」と言うのは、

少々虫の良い話ではないか。というのが本音だ。

2. 「胃袋の限界」と「席あたり時間売上」

「じゃあ料理を2倍の値段にして酒の利益カバーしろよ。それが適正なビジネスだろ」

と思うかもしれない。

でも、人間には胃袋の限界がある。

酒飲みは「もう1杯」を気軽に頼むが、食事メインの客は「もう1品」とはなかなかいかない。

1人前を2人前頼むことは物理的に起こらない。

飲食店経営は、突き詰めると「席あたり時間売上」の勝負だ。

同じ2時間滞在で、飲む客はドリンクを追加で重ねて単価を伸ばすが、

飲まない客は追加注文の弾が極端に少ない。

フード単価を上げても、客単価の伸び代は飲み物利益補填するには届かない。

さらに最悪なのが、食事だけで「水だけで粘る」ケース。

居酒屋は早い話、長い滞在時間アルコール粗利で回収するビジネスモデルだ。

ラーメン屋のように10分で食べて、さっさと出てくれる業態とは違う。

テーブルの回転率が落ちた瞬間、店の売上は頭打ちになる。

ここで必ず出る反論が「カフェは酒なしで成立しているじゃないか

ラーメン屋カレー屋は酒なしで回ってるだろ」というものだ。

カフェコーヒーの原価は豆・ミルク込みでも50〜80円程度。

提供価格500〜700円なら原価率10〜15%。これはハイボールと同じくらいの利益率。

まりカフェは「ノンアルコールで酒並みの原価率を出せる唯一の飲み物」を主力商品にしている。

エスプレッソマシンで30秒、ドリップでも数分。

料理のような仕込み・下処理・廃棄ロスがほぼゼロ

フードを出すカフェでも、サンドイッチ焼き菓子など

「仕込み済みで出すだけ」が中心で、調理人件費が圧倒的に低い。

一方、ラーメン屋カレー店、立ち食い蕎麦が酒なしで回るのは、別の構造が成立しているからだ。

これらは「客単価1000円前後 × 1席あたり1時間に2〜3回転」という超高速回転モデル

スープやルウは大鍋で一気に仕込んで、注文が入ったら盛るだけ。

1人のオペレーションでも1時間に何十食と捌ける。

要するに、酒の粗利の代わりに「圧倒的な回転数 × 仕込みの集約化」で利益を作っている業態だ。

居酒屋バルビストロでこの構造再現できない。

客は腰を据えて1.5〜3時間滞在し、料理は仕込みがあるとはいえ一品ずつ作るのが前提。

さら前菜・揚げ物・焼き物煮物・〆とメニュー数が圧倒的に多く、

食材調理オペレーション分散している。

「一点集中の仕込みで一気に捌く」高回転モデルとは、厨房設計思想もまるごと違う。

「酒なしで回ってる店があるんだから、お前の店もそうしろ」というのは、

フレンチコース料理人に「サイゼリヤならもっと安く出せるぞ」と言っているのと同じだ。

3. 強固なアンカリング価格相場観)

そもそもの話、客は料理に対して「この内容ならいくら」という強い相場観を持っている。

酒の粗利カバーするために、今まで1000円だった料理を2000円にしたら、

「高すぎる」と言って誰も頼まなくなるだけだ。

ソフトドリンクを値上げするにしたって、

日本には「水は無料ソフトドリンクは安い」という呪いのようなアンカリングがある。

コンビニで買えば200円もしないコーラに800円を気持ちよく払うのは難しい。

結局、価格というのは、個人の店が勝手に決められるわけではなく、周りの相場に合わせざるを得ない。

もちろん海外のように、ザクロハイビスカスを使ったクラフトモクテルが

1杯1500〜2000円で当たり前に出るような文化日本根付いてくれれば話は別だが、

現実は、できるだけ安いドリンクで済ませたいという層が大多数だ。

では、酒離れが進むこれから時代、どうすればいいのか。

このまま酒を飲まない人の声が大きくなって、

居酒屋でも飯だけを好きに食わせろ』ということになると、

酒の利益依存した中価格帯の居酒屋バルは、ビジネスモデルとして完全に崩壊する。

生き残るための生存戦略は、極端な話、以下の方向に向かうしかない。

コース強制

アラカルト(単品注文)を廃止してコースに一本化し、

最低支払金額強制的に引き上げる。

利益は確保しやすいが「あれこれ選べる自由や好きな量を食べる自由」は客から奪われる。

●高額なアミューズお通し)の必須

席料として2000円〜を取り、しっかりと原価をかけた一品強制的に提供する。

これで入店時の基本利益を確定させる。

時間従量課金、または超高回転化

長居を許さず、時間で締めるか、ファストフードレベルの回転で回す。

実際、この3つはすでに業界の中で進行している。

客単価2~3万を超えるコース専門のフレンチ寿司屋が増え、

席料2000円以上の店も現れ始めている。

安い店では60分制・90分制で機械的に回すチェーン業態しか残れない。

料理を値上げして、ドリンクは頼まなくても良い形にしろ」という主張が世論の主流になれば、

今のような『単品で安価自由に頼める個人店』は街から消える。

日本の『気軽に飲み食べできる多様な食文化』の危機と言ってもいい。

俺は正直、そんな未来にはなってほしく無いなぁと、思ってる。

追記

居酒屋は、これから時代は無理なんじゃない?

それは本当にそう。

居酒屋は酒飲むこと前提のモデルなので、今の世の中だと厳しいのを説明したつもり。

ただ「料理転嫁しろ」とか、「酒無しでもやってる飲食業態もあるだろ」

って意見散見されたので、居酒屋モデル誤解されてるなって思ったんよね。

>飯だけでさっさと帰る人は許してほしい

わかる。けど、やっぱり酒と一緒に食べてもらいたくて料理を作ってる店も多い。

単純に、それは居酒屋というコンセプトの話。

あくまでも個人的な感覚だけど飲まない時は、

美味しい定食屋も沢山あると思うので、そちらを利用して欲しいかな。


>酒を強制するな

飲まない人を批判してるつもりはないんよ。

ただ、居酒屋の仕組み上、飲まないでご飯だけで長時間居座られると、

店のモデルが成り立たないってのを伝えたかった。

飲まないスタイルに合う飲食業態を選んで欲しいだけ。お互い棲み分けよう。


東京から居酒屋なくなるかもね

そうなんだよね。

本当に丁寧に料理を作ってくれる素晴らしい居酒屋が沢山あって、

俺は居酒屋文化を心から愛してるから自分でもやってるし、

そういうお店ができる限り今に近い形で残って欲しいのよ。

>うるせえ。俺には関係ない。チェーンでいいよ。潰れろよ。

この手の意見が本当に悲しい。

あなたが潰れろと言った先が、大切な場所の人も沢山いるんだ。

2026-05-08

anond:20260508132728

しつこくてごめんね!

あれからずっと考えてたんだけど、たぶん根本的なところに勘違いがあるんだと思う!

四捨五入していいのは、34まで。

まず、これが大きなまちがいだよ!

四捨五入していい数」「四捨五入してはいけない数」

そんな決まりはないんだよ!

四捨五入というのは、キリがいい数(例えば30、40などだね!)以外の全ての数に対してできることなんだ!

30や40などのキリがいい数も「四捨五入してはいけない」という訳じゃなくて、「最初からキリがいいからする四捨五入する必要はない」ってことだよ!

そしてここから重要なんだけど、君はおそらく「四捨五入」という概念自体勘違いしているよ!

四捨五入というのはね、

例えば34や39なのどのあまりキリの良くない数字に対して、1の位(この場合は4と9!)を操作して、概数(だいたいの数)を求めるという計算方法なんだ!

1の位を具体的にどう操作するかというと、

1〜9の数字において、

4以下(1〜4)を端数として切り捨てして(なかったことにして捨てること)

5以上(5〜9)を切り上げする(数字をキリのいいところまで盛ること)

こういうものなんだよ!

からね、35〜39の数字四捨五入する時、1の位は「切り上げ」して40にしないとダメなんだよ!

39は35以上の数字から、切り上げして、40になるんだよ!

きっと俺の説明よりもこのページを読んだ方がわかりやすいと思う

真面目な元増田ならぜったい理解できるはずだよ!

がんばって!

https://sho.benesse.co.jp/column/kyouiku/250905-6.html

2026-05-07

AIが先に消すのは「仕事してる感」

親が「AIってすごいねえ、仕事なくなるんじゃないの」って言ってたけど、実際なくなりそうなのは仕事のものより“仕事してる感を出すための作業”なんだよな。

議事録整えるとか、誰も読まない報告書を丁寧に盛るとか。

そういうのから先に消える。

人類、ついに本丸じゃなくてノイズから削られ始めた。

2026-05-02

anond:20260502093213

いやー、さすが“歴史エピソード1本で現代外交を全部説明できる”と思ってる世代

日章丸の美談を一本見つけたら、

2020年代の核問題人権問題地域紛争も全部消えるんだもんな。

そりゃ便利だよ。現実物語に合わせてくれる世界線に住んでるならね。

一応、君が昭和武勇伝気持ちよくなってる間に起きた

『どうでもいい現在』も教えてあげるよ。

イランはその後、

核開発問題国際社会と長年対立し、

革命防衛隊代理勢力を通じて地域不安定化の火種とも見られ、

国内では人権問題でも批判され続けてる。

でも君の中では、

1953年石油売ってくれたか永久友好なんだよね。

義理堅いヤクザみたいで好きだよ、その価値観

あと、

日本アメリカ親友でありながらイランとも話せるレア存在

これも言い方が上手いね

現実には、

エネルギー安全保障上、ホルムズ海峡重要から

対話窓口を閉じられないだけなんだよ。

それを

独自外交ルート!”

って盛るの、地方商店街を“アジア玄関口”って呼ぶ広報に近い味がある。

で、君は

「付かず離れずが優柔不断に見えるのか!」

って怒ってるけど、

いや、その付かず離れずこそ現実対応だってこっちは最初から言ってるんだよ。

全面的な友好や信義の物語で語るなって話を、

なぜか君がロマン小説にしてるだけ。

歴史や信頼は大事だよ。

でも国家はそれだけで動かない。

そこに資源安全保障同盟国際世論が乗る。

大人世界ってそういう複雑さで回ってるんだ。

次はぜひ、

「昔いい話があった国とは今後も無条件で仲良しでいるべき理由

を15秒で解説してみてよ。

伸びると思うよ、同じ層には。

2026-04-24

PETA貧乳倫理的扱いを求める人々の会)

主張

2026-04-22

anond:20260422164828

そもそも数を盛るのが常態化してる時点で信用ならないし

諸々の問題はあっても選挙の方がマシって話だからなあ

2026-04-04

オープンワールドゲームを作るならゼルダを真似するな

オープンワールドゲームを作るならゼルダを真似するな

オープンワールドゲームを作るならゼルダを真似するな

何度でも言う

オープンワールドゲームを作るならゼルダを真似するな

オープンワールドパズルの組み合わせは最悪だ

パズルは狭い範囲のなかで唯一の正解を見つけるものであり

それは広い範囲自由に動くオープンワールドと著しく相性が悪い

ブレワイは面白かった?

それは任天堂世界いちばんパズルを作るのが上手い会社から

パズル面白さがマイナスを圧倒的に上回ったにすぎない

オープンワールドという大きな器に盛るべきはパズルでもアイテムでもバトルでもない

シナリオ

とにかく面白シナリオを詰め込むのだ

わかったな?

2026-04-02

食べログステマ詐欺に加担してきた。もう食べログはだめかもしれない

食べログは、まだ多少は信用できると思っていた。

少なくとも、露骨ステマをやっている店は、どこかで評価頭打ちになる。

そういう最低限の自浄作用くらいはあると思っていた。

でも、もう無理かもしれない。

というのも、自分は実際に、食べログステマ詐欺に加担してきた側だからだ。

詐欺マーケティング会社から話が来る。

報酬ありの案件もあれば、報酬なしで飲食代だけ無料という案件もある。

高いときは、1口コミで1万円。

安いとき現金なし。

その代わり、1人2万円前後するようなそこそこ高単価の店を無料で食べさせる。

もっと安い店のオファーもあったが、それはさすがに断っていた。

やっていることは単純で、実態以上に褒める。

いや、褒めるというより、評価を偽造する。

うまいわけでもない。

接客いいわけでもない。

また行きたいわけでもない。

それでも、星を盛る

文章盛る

店の価値盛る

要するに、口コミではなく広告だ。

しか広告と表示しない、最悪の広告

詐欺だと思っている。

それでも今までは、どこかで救いがあった。

こういう不自然な持ち上げ方をしても、ステマした店は意外と伸びなかったからだ。

3.5を超えない。

大体3.1~3.2くらい。

3.6なんて夢のまた夢。

どれだけ不自然に褒めても、クソ店はクソ店のままで、点数はそこまで上がらない。

から正直、そのたびに少し安堵していた。

食べログ側も、なんだかんだ見抜いているんだろうと。

完全には壊れていないんだろうと。

「やっぱり食べログアルゴリズムはすげえな。俺たちみたいな業者の末端アカウントの点数なんて、ちゃんと影響度を下げて無効化してるんだな」

点数が3.1や3.2で停滞し続けるクソ店を見ながら、俺はシステムへの妙な信頼感を抱いていた。

自分悪事が世の中に大した影響を与えていないということを免罪符にして、タダ飯を食い続けていたわけだ。

でも、この半年から1年くらいで空気が変わった。

前にステマを入れてきた店が、軒並み3.6以上になってきた。

しかも、明らかにそんな点数の店じゃない店まで上がっている。

なんでだよ、と本気で思う。

中には百名店にでも選ばれそうな勢いでランキングを駆け上がっている店すらある。

信じられるか? 料理凡庸サービス素人以下のあのハリボテのクソ店が、だぞ?

食べログ側が見抜けなくなったのか。

それとも、詐欺マーケティング会社のほうが食べログアルゴリズム理解して、より通る形に進化したのか。

そこはわからない。

でも、結果だけははっきりしている。

本来なら高評価になるはずがない店が、高評価になっている。

真面目にやっている店より、金を使って口コミを偽造した店のほうが上にいる。

これを終わりと言わずに、何と言うのか。

もちろん、自分が偉そうに言える立場じゃない。

加担してきた。

金も受け取った。

飯も食った。

その上で、しれっと高評価を書いた。

店を持ち上げ、見る側をだました。

その一部だったことは否定しない。

でも、加担してきた側だからこそ断言できる。

食べログの点数を、以前みたいには見ないほうがいい。

少なくとも、点数だけ見て店を選ぶのはかなり危ない段階に入っている。

3.6だから安心

3.7だから間違いない。

そんな時代ではなくなっている。

本当にうまい店を探したいなら、点数ではなく、レビューの中身を見るしかない。

写真違和感を見るしかない。

評価の伸び方を見るしかない。

自然に褒めすぎている文章を疑うしかない。

それくらいしないと、平気で地雷を踏む。

自分は今まで、その地雷を埋める側にいた。

からこそ、もう言う。

食べログは、かなり壊れている。

もうだめかもしれない。

2026-03-31

映画ビニールハウス を見た

何もかもうまくいかない人生物語、62点。

 

息子が少年院で母は認知症自分ビニールハウス暮らし中流階級の(旦那失明ボケ始めていて、奥さんは完全にボケている)家庭にエッセンシャルワーカーで入っている疲れた天海祐希みたいな顔の主人公ボケ被害妄想を爆発させた奥さん罵倒されながらも出所する息子と暮らす家を借りるため一生懸命生きていたがある日、ひょんなことから浴室でもみあいになり奥さんが死んでしまう。今の生活を守るために主人公は死んだ奥さん自分母親すり替えを決行。悲劇歯車が回り始める。

みたいな話。

 

なんかさぁ、人生上手くいかないにもほどがあるよな。

冒頭、主人公自分の頭を自分でバシバシ叩いているシーンから始まる。たぶん主人公はずっと自分を責めてるんだよね。子供少年院自分に心を開いてくれていないし、認知症母親との関係もよくない。仕事では一生懸命世話してる奥さん自分を殺そうとしていると因縁を付けられ、それを聞いた家族からは責められ、自傷カウンセリンググループに参加してそこの参加者に情けを見せたら依存され付きまとわれ、誠意のかけらもない男と肉体関係を持っている。

そりゃあさぁ、やんなっちゃうよな。

主人公だって根っから悪人ってわけじゃないんだよ。今作で起こる悲劇のすべての発端は奥様の死を隠ぺいしたことなんだけどそのシーンで主人公は震える手でスマホに119を押す。で、通話ボタンを押そうとしたその時に息子から電話がかかってきて「俺、母さんと暮らしたい」と告げられる。少年院では冷たい態度だったのに。

ビニールハウス暮らしで何もかもを切り詰めて自分を殺して仕事をしてきたのは全部息子と暮らすためだったんだよね。人生最大の絶望の瞬間に人生最大の希望が降ってきた。そしてその希望がすべての崩壊を招く。人生ってうまくいかない。

ネタバレしていくとこの奥様入替を行った結果、当然目が見えないながらも旦那さんは違和感を抱きはじめる。でも旦那さんは元教授自身自身の知性に立脚した存在だと思っていて、それが認知症で侵されていくアカギの末期みたいになってて、自分の妻を妻と認識できなくなっているんじゃないかという疑心暗鬼を生んでしまう。そうして自分自分で亡くなる前に死にたいアカギと同じ結論に悩みに悩んでなった結果、旦那さんは奥さん(主人公母親)と心中してしまう。人生ってうまくいかない。

でもこれも、すり替えからこの悩みは発生していて旦那さんは施設に入ろうとしていたけど奥さんには拒否されてそれにも絶望していた。だから、仮にすり替えてなくても旦那さんが本当の奥さん心中してた可能性は高いんだよね。主人公母親が殺される寸前に真実を明かそうとし、声を聴いた旦那さんは「別人だ!妻じゃない!」と叫び、でも結局一緒に死のうと言って殺して自殺してしまう。認知症の進行だと思ったのか、別人だとしても妻と死のうとした自分にとってはもう一緒だと思ったのかはわからないけど、結果は同じだったんだなぁって虚しくなる。

グループセラピー出会った疲れ果てた生駒里奈みたいな、たぶんちょっと発達障害の気がある女の子共依存のような関係を持ちかけられるも当然それを支え切れるわけもなく拒否してしまい、彼女不安定になり付き合っているDV彼氏殺害してしまう。そのDV彼氏は実は主人公と肉体関係を持っている男だった、というのはあまりにできすぎてるので正直いらんかったかな。

そして息子は母親には告げずに出所し、悪友たちと遊ぶ場所を探しているところにたまたま主人公ビニールハウス発見しここいいじゃん!と侵入酒盛りを始める。そこにタンスに隠していた奥さん死体を燃やそうと主人公が戻ってくる。住人が帰ってきた!と息子たちは隠れ、それに気づかず主人公ガソリンをまき、火をつける。

燃え盛るビニールハウス呆然と眺める主人公ビニールハウスが焼け落ちた音とともに映画は終わる。

息子がどうなったかは描かれないし、主人公がどういう結末を迎えるのかも描かれない。旦那さんの心中ビニールハウスへの放火は同時進行で行われるので、主人公自分母親が死んだことも知らないし、さらに同時進行でメンヘラ女は肉体関係を持っていた男を殺害している。

ほぼ同時進行で主人公自分自身決断から周囲の人間をすべてを失ってしまう。人生ってうまくいかない。

 

という悲劇まみれの話なんだけど、意外にカラッとしていて編集が非常によい。

ラスト主人公の顔と焼け落ちるビニールハウスの音で物語バサっと終わる話はしたけど、旦那さんが首つって死ぬところも風呂桶を蹴っ飛ばした瞬間に画面がバサっと切り替わるし、メンヘラ彼氏殺害するところもカッターナイフをクビに突き立てたところで画面がバサッと切り替わる。省略の妙味というか、鬱々としたストーリーなんだけど見せ方は意外と露悪的じゃないのがいい。

ただ個人的には主人公が「貧困」のメタファーじゃないけど大きなテーマ従事するためか「なぜそうなってしまったのか」ということがほぼ全く語られないがちょっと気になったかな。何となく想像することはできるけど、なんでビニールハウス暮らしなのか、何で息子は少年院に入っているのか。そういうところがほぼ伏せられているので、なんか「そういう設定」感がぬぐえなくて、リアリティちょっと薄く感じたのはマイナス

 

まぁそんな感じかな。

韓国貧困と言う実際の重い社会的テーマを下敷きに喜劇的なまでの悲劇をしっかり描かれていたと思うのでおもーい韓国ノワール系の映画社会派映画好きな人にはオススメ

2026-03-30

anond:20260330060902

なんか他の人からも言われているけど、正直論理性の欠片もないし感情論だけで全てがうまくいくと思ってるのが本当に見苦しいよ

自分の機嫌を悪くした人間はすべて悪いと思っていて、そうした人間鉄槌を下す自分正義だと感じているのが丸わかりで不憫

たぶん一生直らないと思うけど、加齢によるものなら潔くネットスマホも解約した方がいいよ

若いなら医者にいったほうがいい

被害妄想が強すぎて誰とも会話になっていない

こういう煽りって一般的になんていうのかAIに聞いたらこれらが紹介された。

井戸に毒を盛るって初めて聞いたわ。

1. 心理学化(Psychologizing)

相手の主張の内容(何と言ったか)を無視し、その主張の原因を相手性格精神状態(なぜそう言ったか)に求めて説明してしま手法です。

被害妄想が強すぎる」「医者に行ったほうがいい」 という表現がこれに当たります

あなた病気(あるいは性格異常)だからあなたの言うことには耳を貸す価値がない」というレッテルを貼ることで、対話を拒絶する論法です。

2. 精神医学的レッテル貼り(Psychiatric Labeling)

医者にいけ」「妄想だ」といった言葉を使い、相手を「異常者」の枠に押し込める行為です。対人論証の中でも、特に相手の**「理性的主体性」を奪う**非常に攻撃的な形態です。

3. トーン・ポリシングTone Policing)

相手の主張の内容ではなく、その「話し方」や「感情的な態度」を批判して、議論を封じる行為です。

感情論だけで全てがうまくいくと思ってるのが見具ろしい」 という部分が該当します。

相手が怒っていたり感情的だったりすることを理由に、「冷静でない人間の言うことは正しくない」と決めつける論法です。

4. 武器化された同情(Weaponized Pity)

不憫だ」「かわいそうに」 といった言葉を、相手尊重するためではなく、「自分は高いところにいて、あなたは救いようのない低いところにいる」 という上下関係を誇示するために使う手法です。

憐れみ」の形を借りたマウンティングであり、相手尊厳を深く傷つける表現です。

5. 井戸に毒を盛る(Poisoning the Well)

「誰とも会話になっていない」「一生直らない」と言うことで、その人が今後何を言っても「どうせまともな対話は無理だ」という先入観を周囲に植え付ける手法です。

2026-03-27

弱者と出来損いは亡びるべし、――これはわれわれの人間愛の第一命題

彼らの滅亡に手を貸すことは、さらにわれわれの義務である

ニーチェ、『アンチクリスト』二 (西尾幹二訳)

同情はごく大まかに言って発展の法則を、つまり淘汰の法則を妨げる。

同情は没落しかかっているものを保存する。

生の廃嫡者、生の犯罪人のために防戦する。

同情はありとあらゆる種類の出来損い的人間を生の中に引き留め、そうした人間を夥しく地上に溢れさすことによって、生そのものに陰惨でいかがわしい表情を与える。

ニーチェ、『アンチクリスト』七 (西尾訳)

生命のものは、一有機体健全な部分と退化変質した部分との間にいかなる連帯性も、いかなる「平等権利」も認めない。

変質した部分は切除されなければならない。

フリードリッヒニーチェ 著、氷上英廣 訳『ニーチェ全集12巻 (第II期) 遺された断想 (1888年5月-1889年初頭)』白水社1985年8月30日125-126頁。

医師たちのための道徳――病人社会寄生虫です。

ある状態に置かれた場合には、生き永らえることが無作法です。

生きる意味、生きる権利が失われてしまった後で、医師病院処置に女々しく頼って植物人間として生きつづけるのは、

社会の側において深い軽蔑を招くことになりかねません。(中略) ――処方箋を示すのではなく、毎日自分患者に対する新しい嘔吐一服盛るべきでありましょう。

ニーチェ、『偶像黄昏』ある反時代人間逍遥 36 (西尾訳)

極めて皮肉なことに、「病人社会寄生虫である」と書いた4か月後、ニーチェは脳梅毒により精神に異常をきたし以後の10年余り狂人として家族の世話になって過ごした。

エルンストクレーが著書『第三帝国安楽死』の中で書いているように、ニーチェナチス・ドイツ時代に生きていれば真っ先に殺害対象になっただろうことは疑いようがない。

anond:20260327005322

そうやってすぐ盛るのやめてもらえます

せいぜい1/4程度ですよ

2026-03-26

趣味が「スポーツ観戦、投資」って書いてあるから話聞いてみたらただの競馬好きだった

オッサン盛るにしてもさあ……

2026-03-22

絵は綺麗だしよく動く。表情もくるくる動いて可愛い

アクションもワクワクさせてくれるしテンポが良くてスイスイ進んでいく。

その上で、ストーリーの流れに関して自分は「翁(いろは)×かぐや姫かぐや)のパラレル二次創作」だなと思った。

いろは×かぐやを成立させるためにさまざまな要素が省略され、関係ない部分は切り落とされて見えないようにされている。二次創作において、キャラクター人格や背景は原作いるから詳しく説明しなくてもいい。私(作者)はこの子達の性格が分かっているから、彼女たちの詳しいキャラ設定性格設定を盛って感情移入させるより、エモを盛る。エモのための描写はたくさん盛るし、推しカプ以外は須く推しカプを盛り上げるためのモブ原作ネームキャラも出すけど、その辺の感情に関しては書かなくてもいいよね。いろんなイメソンを突っ込んで推しカプを盛り上げる!自カプが自カプのイメソン歌ってたら超よくない?

中の人女子高校生ではないか女子高校生が行くようなお店は出ない。でもパンケーキのくだりは入れたいか喫茶店パンケーキ食べるシーンは入れる。いろはが一人で行くわけないか友達に連れて来させる必要がある。可愛い推し友達なんだから可愛くていい子じゃないと。でもどんなに心配してもいろはの心を開けるのはカグヤだけだからいろはは心を開かない。どんなに心配されて気遣われていても。

展開ありきでキャラクターの背景や心情が設定されていく。これなんか懐かしい気持ちになるなと思ったら松だわ

推しからなんでもできるべき。でも完璧すぎない方が可愛いからどこかに弱さを持たせないと。書いてる人間がカグヤを好きだから見てる側のヘイトコントロールなんて関係ない。カグヤは可愛くて最高で健気な月のお姫様で、いろははそんなカグヤを好きになる。好きになったからにはカグヤを助けるために設定を変えてもいい。カグヤを好きになるメリットのために母親とも和解。ぽっと出の兄もカグヤに好意を持ってくれるしいろはを助けてくれる。

作者がお兄ちゃんにもある程度萌えてるか原作お約束になってるから妹の前で俺様ムーブをしてもキツいともキモいとも思わないし言われない。俺様ムーブでその場にいるファンは倒れる。お約束から

可愛くて健気でいろはのこと大好きなカグヤは月に帰ったけどいろはの愛で戻って来ようとするのね。いろはもカグヤがいない間に愛を育てるしカグヤのために今まで大事にしてたもの全部ほったらかしにする。これ超愛だよね。

こ難しげなSF曇らせ展開の末八千年いろはのこと待ち続ける健気で可愛い最高のカグヤエモエモのエモ〜みたいな。カグヤはいろはがいないとすぐ曇っちゃうんだけど、また会いたいから頑張ってるのね。萌。

なんやかんや部分のなんやかんやを考えるのが面倒だから十年飛ばし愛する人をこの手で甦らせるスパダリいろは最高いろかぐ大勝利ハピエンお疲れノベルティはいろかぐ結婚報告風ポストカードです。

ヤチヨ?翁の妻だよ。同人的に言うと勝手に身を引いて二人のこと応援してくれる当て馬だよ。いろはもカグヤも優しくていい子だから仲間はずれにしたりしない。

2026-03-21

映画DROP/ドロップ を見た

なぜ君は詫び寂び的ミニマリズム大事映画をモリモリにしてしまうのか、60点。

 

夫を亡くしたシングルマザー主人公はそうは言うてもなぁという感じでマッチングアプリで3か月やり取りをした男性初デート。妹に息子の世話を任せ高層ビルの上の方にある高級レストランに向かう。なんか感じよさそうな男性と話していると急にスマホドロップメッセージが。よく見るとそれは主人公の家で、覆面の男が銃を持って侵入するところだった。そしてその相手から次々とメッセージで指示が届くようになる。それに従いながら犯人捜しを行う主人公。そしてメッセージはマチアプで出会った相手殺害を求めてきた。いったい私、どうなっちゃうの~!?

というようなお話

 

いや、おおむねよくできた映画ではあるんだよ。

いわゆるソリッドシチュエーションスリラーサスペンスに分類される映画で「高層ビルの高級レストランの中で犯人からの指令をこなしながら犯人探しもする」という内容で、そのハラハラとして子供が(実質)人質に取られている。めちゃくちゃウザいウエイターや、謎のナンパ男、同じくマチアプで失敗した老カップルといった一癖ある登場人物がそこに絡んできて怪しいのはどいつだ、こいつを利用してこの窮地を乗り越えられないかとこっちもいろいろ考えながら見られてその体験楽しい

ドロップメッセージが来た時点でスマホクローン化されており自分スマホから通報ができないし、指示の内容からどうやら犯人レストラン内にいるようで他人スマホを借りて通報するのも難しい。見られたら子供が殺されてしまうかもしれない。と、こっちがあーすればええやん、こーすればええやんと思うことは主人公も試してみるしそれに対する答えも用意してくれている。

ここまではめっちゃよかったんだけどさぁ。

で、ネタバレするんだけど、犯人目的最初からチアプの相手で実はそいつ犯人グループスキャンダルを握っててこの後それをチクりにいく予定だったのでその前に殺したろwってなって、主人公を利用することにしたという話になってくる。まぁ、悠長な話だし、こんな素人女にやらせて失敗する確率高すぎやろみたいな部分はまぁ置いておいて、レストラン内にいた犯人対峙し、話を聞き、意を決した主人公はマチア男性に毒の入ったウォッカを飲ませる。

と見せかけて、犯人デザートに毒を盛る。ここ、犯人も毒を飲んでいる(と見せかけられている)ターゲットを見ていたので手元がお留守になっていたという描写が入っているのも、ちゃんと細かくてよい。のだが、その後、主人公ドヤ顔でその種明かしをし、犯人はブチ切れて銃を懐から取り出してターゲット主人公を撃ち、逃げ惑う主人公、追いかける犯人最後犯人の銃撃でひび割れた窓ガラス主人公が機転を利かせてぶち割って気圧差で犯人は落下、一緒に落ちかけた主人公をすんでのところでマチア男性が救うのだった。という大見せ場1がある。

でもさぁ、これ結局、主人公犯人を上回って毒を犯人に飲ませました、という反撃カタルシスがなくなっちゃってるよね。べつに毒飲ませなくてもその場で真実を暴くだけでも同じ展開になった。

そしてそこから主人公は家に向かって今度は家の中の襲撃犯VS妹→襲撃犯VS主人公アクションパートになる。

これも、元々のソリッドシチュエーションサスペンス文脈から浮いてる。犯人が分かる前まではかなり抑えたトーンのガチサスペンススリラーやってたのに犯人が分かってからはなんか急にこいつ雑になったな、予算余ったのか?ってなった。べつにそこまで含めてもっと静かなトーンでうまく知略を尽くしてやれんかったんか。

あと、冒頭、血まみれの主人公が謎の男に向けて銃を構えて「撃てよ!」と脅されるシーンから始まってカットが切り替わって現在になるので、犯人との死闘の末そうなるのかと思って見てたら、実はそれは元旦那で薬チュウで頭がおかしくなってて子供を撃とうとしていた、それを守るためだったんだけど結局主人公は撃たず、旦那はそのまま自殺しちゃったという話だったのがわかるんだけども、家に侵入していた襲撃犯との最後主人公は襲撃犯に向けて同じように銃を構えて今度は撃つ。

これってさぁ、なんか対応関係になってる?この話の展開だったら「撃たなかったことで救えなかったが今度は救えた」という話になるべきだと思うんだけど、話的には「撃たなかったけど手を汚さずに救えたけど、今度は撃って手を汚して救えた」になってて、あんまうまくハマってないなって思った。むしろ悪くなってる。

 

まぁそんな感じかな。

少なくともメインの話の「高層レストラン犯人から脅迫されてミッションをこなしながら犯人探しをする」の部分は強度が高いのである程度の満足感はある。問題は、最後ドタバタを「サービス精神」とみるか「蛇足」とみるかだと思う。俺的にはなんかもうちょっと関精度高められたんじゃないかなという気持ち。まぁ、ソリッドシチュエーションサスペンス好きにはそこそこオススメ

状態異常売買プラットフォーム

・毒や攻撃力一段階低下など標準のものから、「X秒スリップダメージを受けている間は攻撃力三段階上昇、Y秒リジェネしている間は防御力三段階低下」といった自分だけのオリジナル状態異常まで、様々なステータスが飛び交う市場

オリジナルキャラクター他所の子状態異常付与して遊ぼう!

・「火傷している間は攻撃力上昇」や「状態異常を克服すると切れ味が回復」といった本人の特徴を活かしてステータス盛るのも一興

・厳密にはステータス変化を扱うのでシンプルなバフを買うこともできるぞ!

2026-03-20

Grokも行ってみるか

以下、増田風に。

 

労働しなくて良さそうな人たちがやってる飲食店って

なんかこう…空気が重いんだよね

 

30代後半〜50代前半くらいの

「俺もう会社とか無理だったから」

人生やり直しちゃった系」のオーナー

カウンターの奥でずっとスマホいじってるか

はたまた妙にテンション高いトークで客を疲弊させてるか

 

どっちにしても

「ここに来る客も似たような境遇なんだろうな…」

みたいな空気が充満してて息苦しい

 

人夫婦が夫婦で細々やってる定食屋とか喫茶店

逆に全然平気なんだよな

 

「もう70超えたけど体動くうちはやるよ」

みたいな達観感があるから

あのゆる〜い空気はむしろ落ち着く

 

でも「まだ若いのに完全にリタイア気取り」みたいな

30〜50代オーナーの店だけは

入った瞬間「あ…ここヤバいかも」って

本能的に逃げたくなる

 

金銭的には余裕ありそうなくせに

目が死んでるんだよなぁ…

あの感じ

 

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こんな感じでどう? もっと盛る? それとももう少しマイルドに振る?

anond:20260320133126

2026-03-18

anond:20260318105401

ひとりで死ぬのが怖いからと、毒を盛るタイプとみた。

無味無臭ドクツルタケに含まれるα-アマニチンは、遅効性の致死毒で、

症状が現れた時点でほぼ手遅れになる。

絶対に彼の飲食店食事をしてはいけない。

2026-03-10

anond:20260310213945

これ中国アートっぽい雰囲気フィギュアも顔の比率身体が合ってなさすぎて残念になってたりけっこう深刻

顔を記号化するなら体の線も記号化してる方がまとまりがいいのにエロ需要が強くて身体は作り込むのがいいフィギュアの条件になってるんだよね

たっけえフィギュア性器だけ盛るのとかまじでやめてほしい

2026-03-09

anond:20260309102049

合コンとおんなじで盛るはいいけど嘘はダメなわけで

人生全部そうだよな

2026-03-08

現場演出家アニメーター自我を出さないのが仕事なのに、みんな自分アーティストだと思っているから、すぐに自我を出してきて困るんですよね。パンチラとか胸を盛るのもその1つ。演出家はそれを抑制して全体の統一感とバランスを考えなくちゃいけない。アニメ制作はこだわりとこだわりのぶつかり合い」

バカアニメーターって本当はアーティストからファンサービスとか言って手癖でエロ売りするのはプライド無いのかと思うんだけど、やっぱりそういうプライドの無い底辺アニメーターが多いんだ……」

バカ2「はぁ?おまえらアニメ制作者は俺たちお客様のために自我を殺してファンサービスするのが仕事だろ!」

2026-03-06

アニメ『NEEDY GIRL OVERDOSE』はインターネットオタクの夢だった

にゃるらくんへ。

まずは、おめでとう。

君は「インターネットオタクの夢」を叶えた。

これからいよいよ毀誉褒貶があると思う。でも君は、10年前20年前の俺たちが電子の海の片隅でくすぶっていたころ、確かに夢見ていたイデアに辿り着いた、おそらく唯一の人間だ。

辿り着いたその場所が、君にとってよい場所なのかはわからない。君からしたら、辿り着いた自覚あんまりいかもしれない(だからこの文章を書いている)。

でも――そこが、それが「在る」のだと、証明してくれたことを、俺はうれしく思う。


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まあ、率直に言って、クソアニメだった。NEEDY GIRL OVERDOSE

まとまり脈絡のないストーリー

画面が動かないまま語られる、説教臭い台詞

こういうのオタクら好きでしょって差しまれる、文字演出

オマージュ元が分かるかな?僕はこんなに教養人なんだぞ!って言いたげな引用オンパレード

しょうじき、おもしろくはなかった。

流行りもしないと思う。高二病くらいの人にはぶっ刺さるかもね。

でも、なんというか。

「これがにゃるらくんの100%なんだね。全部搾り切ったんだね」

そんなことは感じ取れた。

ふつう創作するときって、取り込んで自分の中にあるもののうち10%くらいしかさないんですよ。おいしいトロだけ盛るんです。だからおもしろくなるんです。

100%出し切ること自体はすごいけど。そういう意味では尊敬するけど。

でもそれって、食べられる味にならないんですよ……


ほんとうに、にゃるらの固有結界みたいなアニメだった。

ドラッグ暴力セックス

アイドルVtuber。身だしなみに気を使わないオタクいじめ

有名作品の有名なところだけの引用ネットミーム

マウント合戦。魂の切り売り。

『超かぐや姫!』がインターネットのいいところだけをネトフリマネーで濾し取ったアニメだったのと対照的に、『NEEDY GIRL OVERDOSE』には、インターネットの悪いところだけが詰まっていたと思う。





でも。だからこそ。

このアニメは、「インターネットオタクの夢」なのだと、そう思った。

あの頃、TVアニメというのはもっとずっと特別だった。

クール」ということばが3か月を意味するオタク同士のシグナルで、かわいい女の子がたくさん出てくる「深夜アニメ」はもっと日陰の存在で、うずらインフォの一覧を見ながらこれは面白かったあれは一話切りだいや三話までは見ろよと言っていたあの頃。

創作というものを少しでも志した全てのオタクにとって、やっぱり、「アニメ化」というのはひとつのゴールであったと思う。

そして。

残念ながら、大多数のオタクは、特別創作の天稟を持っているわけではない。

イラストを描いてpixivに載せたり、漫画を描いてTwitter投稿したり、小説を書いてなろうに置いてみたり。それくらいなら、まあ、なんとかなる。

でも、そこまで。

タイムラインのみんながアツく没頭する、週に一度の祭り毎日やってくる「アニメ」には手が届かない。

から、夢。

オタクの夢。

「いつか俺の作品アニメ化したらな~」

「そしたらサインくれよ笑」

何度、そんな話をしたことか。


極論、承認欲求の話だ。

なんでもいいのだ。なんでも。

ナーロッパファンタジーでもいい。ギャグ4コマでもいい。作れるなら歴史ものでもSFでもなんでもいい。

なんでもいいから、自分の作った――いや、最悪「かかわった」でもいい――作品が、アニメ化してほしい。

そういう夢が渦巻いていた時代が、確かにあった。


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さて、話を戻すと。

にゃるらくんは明らかに、そのような「インターネットオタク」の一員である

そもそもハンドルネームからしてニャルラトホテプニャル子さんだ。

若かりし頃はTwitterに入り浸り、今もnoteに大量の文章を垂れ流し。

そして彼には、別にフィクションの才能はないと思う。

本質的には、にゃるらくんはノンフィクションの人だ。

出世作承認欲求女子図鑑』は彼がTwitterで拾ってきた女の子たちのインタビュー集だし。

アニメを見た人なら、あれが半分彼の自伝であることは容易にわかるだろう。

ゲームも、別にストーリー要素が強いわけではない。

配信者」というインターネットで一番アテンションを集める職業について、彼の目線で切り取った断片だ。

あ、詩はめっちゃいいと思うよ。作詞。俺は『INTERNET YAMERO』が好きです。海見るの好き。


ともあれ。

そんなフィクションの才能のない奴がつくった作品が、アニメになったのだ。

インターネットという肥溜めにどっぷり浸かり、沈み、立ち続け、そして「にゃるらになってしまった」彼が、長年浸かり続けた「インターネット」そのものののような作品を世に出す。

物語る才能がなくても、恵まれていなくても。

誰よりも長く立ち続け、誰よりも長くオタクで在り、誰よりも強くインターネットと化した自分を精製した。

それは何よりも、あの頃の俺たちが夢見たことではなかったか

才能がないゴミクズの俺たちが。

何もできないヒキニートの俺たちが。

ただインターネットにいるだけの俺たちが、その生き様が。

アニメ『ニディガ』という、現象になっている。


にゃるらくん。

アニメ化、本当におめでとう。

2026-02-23

anond:20260223153708

分かるでその気持ち

怒りを向けられるととても嫌な気持ちになるんだよな

なぜそんなに、嫌な気持ちになるのか、自分でも分からないほどなんだよな

この感情は、ここ20年間で拡大した、新規感情なんだわ

今な、日本中でこの感情もつ人が猛烈な勢いで増えてるんだわ

おっちゃんはそれを調べてる

公害とか、感染症とか、文化的な要因だとか、色々言われてるけどまだなんも分からん

分かってるのは、脳の扁桃体の異常な活動と関連があること

だけど、生きてる人間を解剖することが難しくて、これ以上の手掛かりがないのだわ

増田君、お願いがあるんや

どうか、脳を解剖させてください

なるべく上手な先生を呼べるようにしてるさかい、手術の影響で死ぬ確率はそんなに高くないはずなんだわ

だけど正直やってみるまで分からんことは多い!

だけどだけんども、その分得られる手掛かりも多いはずなんや

上手くいけば増田君のその燃え盛るような苛烈感情を、切り取ったみたいに無くしてあげられるかもわからんし、そうでなくても日本中でこの感情に悩んでる若者を助けられるはずなんや

どうか、お願いしま

受けてくれる場合は、私にDMしてください

後悔させないように全力を尽くすことを約束します!考えてみてな!

2026-02-22

胸はなければないでいい

姉二人が標準体型のEカップで、実家では巨大なブラが干してあるのをよく見かけた。母はCとかだと思う。

末っ子はイジっていいという風潮がある最悪の家だったので、「あんたはなんで胸がないんだろうね(笑)」「ブラいらないんじゃない?(笑)」などとよく言われていた。本人たちにとっては「愛あるイジリ」だったんだろうが、容姿や体型をイジるのって本当に最悪だ。ちなみに胸だけでなく、相対的に太っていた(標準の範囲ではあった)時は豚を付けた愛称で呼ばれたし、足の太さや腹が出ていることを度々イジられた。あまりにもイジられるのでそれが内面化され、自虐として言うのも癖になってしまった。

から自虐意味で「私胸ないか(笑)」みたいな事を言っていたし、彼氏にも「こんな胸のない女で申し訳ありませんね」みたいな事を言っていたんだが、そのうち時代エフォートレスとか自分の快適さに目を向けるようになり、盛るブラよりもノンワイヤーやカップ付きトップス流行り出した。

私も全サイズ対応ハーフトップ形のインナーを使うようになったが、本当にストレスフリーで楽すぎた。

同時に、胸を盛ることからも、胸がないと女は男に喜ばれないという信仰から解放された。

そんなものより自分健康であることが大事だ。

そもそも胸って邪魔だったんだよな」とも気づいた。

たとえ小さくても寝る時のポジションによっては邪魔だし、走れば揺れて擦れる、服を着た時にも影響する。胸のでかい知人が言っていたが、胸があるとオーバーサイズの服が似合わずフィットする服を選ぶしかないのだとも言う。

じゃあ胸がでかいメリットって何だ?という話だが、結局それは男にとっての性的魅力であり、母性象徴とか、そんなものなのである。男がジロジロ見て触りたがり、「癒されるぅ〜」などとほざいて顔を埋める。そんなキモい需要しかない。

谷間やボリュームアップをやたら推してきた下着ブランドはそうして消費を促進してもきた。

女は女らしい体型の女らしい女であれと。

そのためにやたら高い、付け心地の悪い下着は当たり前なんだと。

しかしもう時代が違うのである昭和のおじとおばが「胸がなくて可哀想」などと言ってきたとしても、私は「これがいいんです」と言える。

女らしい体型でないなどという理由では、私の価値は損なわれない。

飲めば副作用なしでEカップになれる薬があったとして、私は飲まないし、飲まない方を選ぶ女は案外多いだろう。逆にAカップになる薬を飲む女は結構いると思う。胸の大きさに悩み縮小手術を考えている女や、胸の大きさゆえに不快視線や性加害、偏見さらされてきた女たちが。

巨乳とか貧乳とか言うおっさんどもは一生AVグラビアエロ漫画を見てゲヘゲヘ笑いながら言い続けるんだろうから、もう一生言ってろと思うが、それを現実に滲み出させていい時代は終わったんだよ。

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