はてなキーワード: LEDとは
秋葉原の高架下は、いつものように湿った電子部品の匂いが満ちていた。ジャンク屋の脇をすり抜けるたび、基板にこびりついたホコリの粒が照明に舞う。
無造作に積まれたガラクタの山に手を突っ込むと、錆びついたコンデンサや焦げたトランジスタが指先に引っかかる。
「これは……いけるな」
指で弾くようにして埃を払い、光に透かす。どんな部品も、適切な処理を施せば蘇る。基板の損傷具合を確認しながら、ついでに使えそうなネジやヒートシンクも拾い上げる。
……駄目だ。これはクズだな。
手の中のガラクタを放り出すと仰ぐように空を見上げた。
酸化した銅の匂い、LEDが点滅するモジュール、古びた基盤。ここにはありとあらゆるデータが詰まっている。
まるで俺の過去の記録のように。
「趣味は?」
「あ、私も。MSXとか、動くの家にあるよ」
彼女はそう言って笑った。
髪は肩につくくらいの長さ、白いブラウスの襟元に小さなアクセが揺れていた。
爪は短く、キーボードを叩く指に慣れた手つき。
「連絡先、交換しない?」
「……手、大きいね」
彼女はそう言って、俺の手を取った。
テーブルの下、指を絡めてくる。俺は唾を飲み込む。
脈ありだ。
店を出るころには、彼女はすっかり出来上がっていた。
俺は彼女を支えながらタクシーを拾い、自然な流れでホテルへと向かった。
部屋に入るなり、彼女はベッドに沈み込んだ。
酔いに頬を染めながら、目を細める。
「……シャワー、先に浴びる?」
「いや、いい」
手が滑る。スカートの中へ指を伸ばし、下着の端に触れる──そのとき、指先に違和感があった。
よく見れば、彼女の腰にはしっかりとした鋼鉄の枠が巻かれていた。
南京錠、複数のロック機構、複雑なヒンジ。間違いない、貞操帯だ。
やれやれ……
俺はベッドから降り、スマホを取り出した。ロックを解除するにはパスコードがいる。
通常なら無理だろうが、俺は自信があった。
「さて…」
俺はポータブルデッキを取り出し、彼女のウエストに巻かれたデバイスの近くにセット。
無理に解除しようとすれば、彼女の体にダメージが入るリスクもある。慎重にいかねばならない。
そこは光の海、揺れるライン、数値が流れ、無数のファイアウォールが要塞のように立ちふさがっている。
……なるほどな
こいつはガチの企業製だ。個人用の貞操帯ってレベルを超えている。
おそらく、某セキュリティ企業が開発した軍用プロトタイプの流用品。
こんなものを装着している時点で、彼女の素性がただのOLなんかじゃないことは明白だった。
俺は冷静にアクセスの隙を探る。
まずはファームウェアのバージョンを特定するために、周辺のデータパケットを解析。
だが一筋縄ではいかない。リアルタイムの暗号化が施されている。
「クソッ……」
通常のリバースエンジニアリングでは数時間、いや数日かかるレベルだろう。
しかし、俺は悠長に構えている暇はない。
俺はカスタムメイドのAIワーム「スネークバイト」を展開する。
これは内部構造を直接解析し、最も脆弱なポイントを自動でハッキングするツールだ。
頼むぜ……
だが突然、警告音が鳴り響いた。
「マズい……!」
防衛プログラムが作動した。俺の意識をネットワークから排除しようとしている。
間違いない、これを解除するには本格的なサイバーテロレベルの技術が必要だ。俺の手に負える代物じゃない。
俺は視界を戻し、横に目をやる。
「……俺を試してるのか?」
彼女は薄く笑って目を閉じる。まるで、俺がどこまでやれるのか見定めているかのように。
くそっ。
俺は諦めてベッドに戻り、彼女の髪を撫でながら声をかけた。
「……なんでこれ、してるの?」
彼女はふっと笑い、「さあ?」とだけ答えた。
彼女は無邪気な寝顔のまま、静かに眠りはじめた。まるで何も知らない子供のように。
結局、侵入できなかった。
……どちらにも。
だが、それにはそれ相応の準備が必要だ。
徹底的に見積もってみた。
まずは最低限の装備からだ。
→ 一般的な探知機ではダメだ。水中でも使用可能な軍用レベルが必須。
→ 遺跡の奥深くは暗闇。両手が塞がるのでヘッドライトはマスト。
→ いざという時に頼れる道具。
→ 財宝は土の中に埋まっている。掘る道具は重要。
本気で財宝を探すなら、これが必要になる。
→ 地面の中に埋まった金属や遺物を可視化。一般人が持つには高すぎるが、これがあるだけで財宝発見率が跳ね上がる。
以下の場所へ行くことを想定。
→ 生きて帰るためには必須。
→ 発掘品を密輸するわけではないが、正規ルートで運ぶには金がかかる。
探索装備(基礎):63万5,000円
高度な探索装備:560万円
生活費・その他:500万円
予備資金:250万円
👉 合計:2,523万5,000円
iPhoneどころの話じゃなかった。
俺はトレジャーハンターを諦めた。
This is a detailed description of an anime-style female character, designed for use in generating illustrations or animations with various poses. The character embodies a cute, energetic, and slightly quirky personality, fitting a schoolgirl or tech-savvy theme. Here are the key features:
Hair:
Long, straight, platinum blonde hair that extends past the shoulders, reaching mid-back.
Hair is parted in the middle, with two high ponytails on either side of the head.
Each ponytail is tied with large, red, mechanical or robotic-style hair accessories resembling small, spiked or angular devices (possibly hinting at a tech or sci-fi theme).
The hair has a smooth, glossy texture typical of anime art, with slight highlights to emphasize its brightness.
Eyes:
Large, expressive green eyes, typical of anime-style characters, with a gentle upward curve at the corners, giving a friendly and cheerful expression.
The eyes have visible eyelashes and a subtle sparkle or shine, enhancing the cute and youthful appearance.
Skin:
Fair, smooth skin with a soft, rosy blush on the cheeks, adding to the character’s youthful and lively vibe.
Outfit:
Wears a green school blazer with a white dress shirt underneath, typical of Japanese school uniforms (seifuku style).
The blazer has a structured, slightly oversized fit, with rolled-up sleeves, giving a casual yet stylish look.
A purple plaid skirt with ruffled edges, complementing the schoolgirl aesthetic while adding a playful touch.
A purple backpack with colorful, cartoonish patterns or stickers (possibly featuring small, chibi-style characters or tech motifs) slung over one shoulder.
Black knee-high socks and dark shoes, completing the school uniform look with a neat and tidy appearance.
Accessories:
Holding a black camera with both hands, positioned in front of her chest, suggesting she’s a photography enthusiast or documenting something.
A small, chibi-style plush toy or mascot character (with spiky orange hair and a mischievous grin) attached to her backpack, adding a quirky and playful element.
The red mechanical hair accessories on her ponytails, which have a futuristic or robotic design, possibly glowing faintly or featuring small LED-like details.
Pose and Expression:
Currently in a seated or slightly crouched pose, with legs bent and one knee raised, giving a relaxed and approachable demeanor.
Smiling softly with a closed-mouth smile, exuding warmth, friendliness, and a hint of curiosity or excitement (fitting for someone holding a camera).
The overall body language is lively and dynamic, with a slight tilt of the head, emphasizing her youthful energy.
Background and Context:
The character appears in a clean, minimal background (possibly white or light-colored) to keep the focus on her, but she could fit into a schoolyard, tech lab, or urban setting with cherry blossoms or modern buildings, reflecting a blend of traditional Japanese culture and futuristic themes.
The lighting is soft and natural, with slight shadows to add depth, maintaining an anime-style aesthetic.
The character suggests a blend of innocence and tech-savvy curiosity, possibly a schoolgirl with an interest in photography, robotics, or pop culture (inspired by the mechanical hair accessories and camera).
Her overall design balances cuteness (chibi plush toy, school uniform) with a modern, quirky edge (tech accessories, camera).
This script can be used as a base for generating images or illustrations of this character in various poses, such as standing, walking, taking photos, interacting with others, or exploring different environments. Adjust the pose, background, or additional props (like different camera angles or tech gadgets) as needed for specific scenes.
https://anond.hatelabo.jp/20250217215312
https://anond.hatelabo.jp/20250218205326
第三章 蜃気楼の帳簿
浦東空港の遅延便案内板が痙攣する。赤いLED文字が「人生の定刻」を嘲笑ふように点滅する。ノートパソコンの画面に踊る香港からの偽装送金データが、リンユイのイヤリングの揺れ方と同期する。湿気を含んだ人民元札束の束が、デスクの引き出しで黴くさい息を吐いている。指先で数えるたびに毛主席の肖像が歪む。「ふるふる」とWeChatが震える度、肋骨の裏側で心臓が監査報告書の表紙を蹴破す。
「印鑑の捺印、明朝までよ」リンユイの声が受話器を越しに蘇州琴の調べになる。領収書の改ざん作業が、街の印刷屋で刷る偽造伝票の速度に追いつかない。USBメモリの存在感がズボンのポケットで体温を帯びる。路地裏で受け渡した男の手の甲に、青い龍の刺青がうごめいでいたことを突然思い出す。
経理システムに毒を入れる瞬間、オフィスの蛍光灯が一瞬暗転する。液晶画面に映る自分の瞳が、翡翠宮KTVのシャンパングラスぞこのように濁っている。エアコン吹出口から舞い落ちた灰が、平成31年度の旅費精算書に小さな黒い星座を描す。その模様がリンユイの泣きぼくろの位置と奇妙に一致す。
監査チームの予定表が更新された通知音と共に、スマホの待受画面が娘の運動会写真に切り替わる。小春が走るトラックの白線が、偽装送金の矢印記号に変形する。汗が領収書のインクを滲ませ、2019年4月が2023年5月に化ける。
深夜のオフィスでシュレッダーが唸す。裁断された紙片が、黄浦江に浮かぶ貨物船の積荷のよう排水口へ流れ落ちる。窓外で雷光が閃いた瞬間、リンユイからの未読メッセージが3件に増えている事に気つく。雨戸が打付けるリズムが、架空発注書の承認印を押す速度と同調しはじめる。
ようするに、バカさが足りない
もちづきさんはカロリー取り過ぎが体に悪いことを知ってるぐらい「かしこい人」の娯楽であって、
つまり、もちづきさんコラボでは、コンビニでちょっと買いすぎて欲しい人に対して、全くリーチできていない
しかし現代日本では、ヤンキーに借金でヴェルファイアを買わせるように、
バカに身の丈を超える買い物をしてもらわなければ売上が立たない
最近のセブンの上げ底弁当叩きを見ているとわかるが、基本的にネットで炎上に参加する人はバカだ
バカはセブンを使わない。セブンは頭いい人が買い物する店だから、セブンを知らないのである
(たとえば実際にセブンで弁当を買うならチルド弁当だが、チルド弁当の存在を彼らは知らない)
ローソンやファミマは、ちゃんとバカにリーチする商品を提供できている
ローソンの何を売ってるのかよくわからないパッケージへの刷新とか、ウインナー乗っけただけ弁当とか、
ファミマの身体への悪さだけを訴えかけてくる味とか、特大カップの甘味とか
ああした施策によって、ローソンファミマはバカに馴染みやすくなっている
セブンは、ああいう本当にバカ向けな方向で、大きく出遅れていると言わざるをえない
ジャニーズや韓流では上品すぎるし、エリックサウスコラボでは頭が良すぎる
もちづきさんコラボはもっとダメだ。あれはバカを見て笑いつつ反省するような極めてヴォークな内容だ
もっとイーロンやトランプにおもねった方向でないと、バカにはリーチしない
倉庫の天井は低く、白いLEDが無機質な光を降り注ぐ。埃の匂いとプラスチックの匂いが混ざり合い、喉の奥に刺さる。私の右手にはハンディスキャナーが接着剤のようにくっついている。ピッ、ピッ、ピッ。バーコードを読む音が、時計の秒針のように正確に刻む。
壁に埋め込まれたスピーカーから、アレクサの声が冷たく響く。正確には人間の声ではない。抑揚のない日本語が、防音パネルに吸い込まれずに跳ね返ってくる。監視カメラの赤いランプが、瞬きのように点滅しているのを感じる。
足元のベルトコンベアが唸りを上げて動き出す。段ボールの波が押し寄せ、膝が震える。2023年導入の新型機械臂が、人間の3倍の速さで商品を仕分けている。その金属の関節の動きを見ていると、ふと母の編み物を思い出す。あのリズミカルにかぎ針を動かす手首の曲線。今はもう廃れた繊維工場で、彼女も同じように機械と競っていたのだろうか。
休憩室の自動販売機で缶コーヒーを買う。顔認証が0.3秒で完了する。温かい液体が胃に染み渡る瞬間、スマートウォッチが振動した。「労働生産性ランキング:本日現在97位」。隣の席で黙々とサンドイッチを噛む女子学生の目が、瞬時に下を向く。彼女のネームタグには「実習生」とある。
夜勤明けの駐車場で空を見上げる。ドローンの編隊が星座のように点滅しながら配送ルートを飛行していく。携帯に通知が来た。次のシフトが12時間後だと知る。エンジンをかけながら、ふと考える。この倉庫で生まれたデータの一粒が、海を越えてどこかのクラウドで眠り、また別の誰かの生活を動かしているのだと。
47階のエレベーターは常にレモンの香りがした。管理組合が選んだ芳香剤だ。高層階用エレベーターは秒速10メートルで昇降するが、私の鼓膜だけがいつも0.5秒遅れて軋む。
スマートフォンが浴室のタイルに反射したブルーライトで瞬く。湯船に沈めた掌が、下層階の漏水センサーに反応しないよう注意しながらシャワーを止める。隣室のピアノの音が排水管を伝って鈍く響く。ショパンのノクターン、でも17小節目で必ず止まる。
63階の共用ラウンジで初めて彼と話した日、東京湾を覆う雲が人工降雨のシードを撒かれていた。彼のスマートウォッチが5分おきに振動し、ウォールナットのテーブルに置かれたマグカップの波紋が乱れた。
彼の指先が窓ガラスに触れた瞬間、遠くの風力発電機が一斉に赤色灯を点滅させた。防犯カメラの焦点が私たちの背中を舐めるように移動する音がした気がした。
深夜3時17分、非常階段の手すりが微かに温かい。火災感知器の定期点検日だ。階段踊り場のゴミ収集口に、誰かが未開封の高級ワインを遺していった。ラベルのバーコードをスマホで読み取ると、仮想通貨による決済履歴が238回分渦巻いて消える。
彼が姿を消したのは台風9号が最接近した未明だった。防災用備蓄倉庫のLED照明が点滅し、エレベーター監視カメラの記録が2分17秒だけ砂嵐のようになった。管理人室のモニターには、47階の非常口ドアが0.3秒だけ開いた記録が残っていた。
今朝、郵便受けに投函されていたのは彼の住民登録証明書のコピーだった。発行日付は私たちが出会う1年前。しかし発行時刻欄には、私が初めて47階のドアパスをかざした正確な日時が刻印されていた。
窓の外では、人工降雨の雲がそろそろ解散時刻を迎えようとしている。63階のラウンジテーブルに置き忘れたマグカップの渦紋が、いまだに同心円を広げ続けているような錯覚に襲われる。エレベーターの芳香剤が突然レモンから白檀に変わった今朝、私は初めて地上への降り方を忘れた。
LEDで育てればよくね?
「スマホは手軽に持ち運べるデバイスである」──そんな常識は、もうとっくに過去のものだ。2045年、スマホは30インチ・10kgにまで肥大化し、街を行く人々は皆、それを背負っている。そう、もはやスマホではない。「iRock」 だ。
「革新」とは名ばかりのこの巨大デバイスは、全面タッチスクリーン、8Kディスプレイ、量子プロセッサ、AIアシスタント、超高性能バッテリーを搭載。スペックだけ見れば夢のような端末だ。だが、それを使うにはまず、自らの肉体を鍛えることから始めなければならない。 負荷軽減設計の「肩掛けベルト」が標準装備されているが、結局のところ10kgの岩は10kgの岩でしかない。ベルトは肩に食い込み、腰は悲鳴を上げ、階段を登るだけで息が切れる。満員電車ではスペースを取りすぎて乗客から冷たい視線を浴び、改札を通るたびに引っかかる。朝の通勤ラッシュを生き抜くには、スマホの操作よりもまず筋力が必要になった。
それでも人々は背負う。「お前のiRock、まだ12kg? 俺のは14kgだけど」 そんなスペックマウントが日常化し、「スマホがどれだけ便利か」ではなく「どれだけの重量に耐えられるか」がステータスになった。街には背中に巨大な黒い板を揺らしながら歩く人々が溢れ、その表面には無数の通知が浮かび、AIアシスタントが「あなたのスケジュールです」と延々と語りかけている。タッチ操作? もちろんできる。ただし、立ち止まってスマホを背中から降ろし、両手で構えないと操作は難しい。 だからこそ、装着中は基本的に音声操作が推奨されており、街中では「Siri、次の会議は?」と叫ぶサラリーマンがあちこちにいる。
かつて「利便性の象徴」だったスマホは、ついに「苦行」へと変貌した。だが、そんな人々の横を、悠々と歩く者がいる。腕に巻かれているのは、CASIO F-91W。 たった21gの軽さ、約7年持続するバッテリー、時刻表示、アラーム、ストップウォッチ、LEDライト。何のストレスもなく、充電の手間すらない。いや、そもそも「手間」という概念が存在しない。
「未来」を背負う者たちと、時刻を知るだけで満足する者たち。どちらが本当に「進化」したのか。答えは、肩の負担が物語っている。
昨夜仕事から帰ってきて、ワンチャン復活してるかなと期待して冷蔵庫側に温度計を入れてみたが12℃、冷凍庫も12℃、温度維持どころか上がってるやんけ!だったのでこれは完全に壊れてる。よくよく観察してみると、動作音がし始めるとすぐにカチってリレーみたいな音がして動作音が止まってしまうようだ。コンプレッサーが完全に死んだか?今日になったら18℃、もうダメだ。
良い機会だし冷蔵庫なんていらないのではないかと考えたが、冬は未だしも夏は無いと無理だ。冷蔵庫まで処分するミニマリストって修行僧か?
素直に家電屋行って今(162L)より気持ち容量大きめ180LのNR-B18C2を購入。さすがに明日の配達は無理だったが同じ家電屋のWeb通販価格より店頭価格は下がってるしならこれでいいやと思ったがWeb通販だとクーポン適用で店頭価格よりさらに数百円下がるようだった。クソが。
なおkakakuコムとかで上位にいる明らかに安い家電屋は設置費用と配達日時指定費用と冷蔵庫処分費用を加算すると普通に1万円以上追加になるので見た目ほど安くは無い。色々考えはあるだろうが、大型家電は家電屋の物理店舗が一番無難だと思う。5年保証は正直いらんというか10年以上は使うことが想定される家電で5年以内に壊れるなんてことが…だが、細菌の運のなさを考えると初期不良を引く可能性もあるので素直に付けることにした。
一応店頭には前モデルのNR-B18C1があって4,200円程安かったが店頭展示品のみ。NR-B18C2は前年モデルのNR-B18C1と機能的にも性能的にも全く変わらない、ただ単に下がった価格を持ち直すためだけのやつだ。保証は新品同様、電源は入ってないとのことで外観の傷や不特定多数に触られたことによる耐久性の低下をどう考えるかだが、また10年以上使うのと新古品とはいえ4,200円差ではメリットを感じられないので新品のNR-B18C2とした。あと数ヶ月早く壊れていれば前モデルの在庫処分投げ売りがもっと安く買えたので壊れた時期が悪かったとしか言いようが無い。だって20年以上動いてるやつが急に壊れるなんて思うわけないじゃん……。
さすがに冷蔵庫も温度が20℃近くなったら気分的にアウトだし冷凍庫も絶対アウトな気がするので処分を進める。割となんでもかんでも冷蔵庫に放り込んでしまうタチなのだが、飲みかけの野菜ジュースとミネラルウォーターは…アウトか?アウトかも。醤油と麺汁…醤油はセーフだろ絶対と思ったが「開栓後の取扱:要冷蔵」とあった。なおよくある「直射日光、高温多湿を避けて保存」というのは冷蔵庫である必要は無いが夏の常温までいくのはアウトぐらいのものらしい。そして冷蔵庫の適正温度は2から5℃。常温売場で売られている菓子類や果物ゼリー以外は全滅な気がする。
あと何故か、冷蔵が効かなくなってから異様な匂いがしてくるんだがなんだこれ。腐るにしては早過ぎんか、いや腐るような肉や野菜なんてそもそもうちの冷蔵庫にはないぞ。
あと冷凍庫。ナッシュとかの冷凍食品もアイスも全滅だろう。いや別に腐るわけじゃないだろ…と思ってぐぐったが細菌が増えるとか色々あるらしいので数百円のために食中毒ガチャするのは効率が悪すぎる。アイスはそのうち食べようと温存していたハーゲンダッツの紅苺 完熟2つ、クリーミージェラート贅沢ぶどう、ほうじ茶黒みつ、美味しいからと残しておいてこんな目に遭うならさっさと食っておけば良かった。
というか温度異常なんて典型的なTo LOVEるは自分からもっと主張して欲しい。IoTだのなんだの言う前に正面にアラートLEDぐらいつけろ、SNMPトラップ飛ばせ。
時系列順。雑に弱者男性論を語ったらキショいユーザーが300人くらい意見してきたのでそれは省いている。
X(旧Twitter)を眺めてたら、「蛍光灯が2027年に生産終了!LED照明に移行しましょう」といったWeb記事を貼り付けて、「地獄の始まりだ」とコメントを付記しているツイートが流れてきた。
一見して何が地獄なのか意味不明だったのでツリーを掘っていくと、要するに「LEDは目に悪いというのに、今後照明は全てLEDに置き換わっていくのでもうこの世の終わりだよ」という主張のようだ。
もっと言えば、蛍光灯の製造販売の禁止は条約で定められたことなので、LED置換の流れは世界が強制していることになる。
あぁ、やっぱり陰謀論か。
と切って捨てることが出来ず、むしろこの陰謀論は初めて触れて妙に面白いと感じてしまったので少し調べることにした。
そもそもLEDが目に悪いという言説自体、増田は聞いたことが無かったのだが、どうもLEDというよりLEDの発するブルーライトが健康リスクなのだ、ということらしい。
ブルーライトは知っている。スマホが急速に普及し始めた時期に結構騒がれた事を覚えている。
じゃあブルーライトは目に悪いのか、となる。論文を参照する能は増田には無いので、ネットで軽く検索を掛けると、一応そういう研究はあるらしい。
らしいのだが、どうも根拠が薄い。あくまで動物実験で、20~30時間直接網膜に照射してダメージありました!程度の話で、じゃあ人間ではどのくらい影響があるのか、そもそもそこまで極端に目に入ってこないだろとか、いろいろ言いたくなる。
先述した通りブルーライト自体は騒がれてから久しく、人類は何十年もテレビ・パソコン・スマホ等で散々浴びてきたように思うが、ブルーライトに起因する有意な健康被害の報告は見たことが無い。
じゃあ蛍光灯はブルーライト出してないのかと思い返せば、当然出しているわけで。
これもネットで少し検索すれば蛍光灯とLED照明のブルーライトを比較したサイトがたくさん出てくるが、有意な差はないどころか蛍光灯の方が強いまである。
テレビやスマホに対する有機ELも同じような検証がされていて、これも同じような結論である。
このあたりの検証報告は結構豊富に見つかり、ブルーライト界隈では以前から騒がれてて既に否定されていることも見て取れた。
世界の陰謀に行き着く前に、その前提となるLEDは良くない論が破綻してしまった。
増田はこの陰謀論に満足している。陰謀論を通してブルーライトについて少し詳しくなったからだ。
調べる前はなんとなく目には良くないけどまぁ気にするほどではないのかなと思っていたが、実際気にするレベルではないことが分かった。
目の強度は正直個人差があるので、一概に無防備で良いだろとは言わないが、増田は生まれつき目が強いようなので気にしないことにした。
目への影響とは別に、ブルーライトは体内時計を狂わせるのでそれが良くないという研究結果があることも知った。
だから寝る前のスマホはやめましょうと言われてるのだが、増田はその生活を10年以上続けていて困っていないのでやっぱり気にしない。
これで話が終わればいいのだが、本当にこれで陰謀論が否定できたかと言えば、全然そうではないというのが陰謀論もといデマの怖いところなんだよな。
陰謀論を主張する者も、それを否定する者も、いくら根拠を並べ立てても、各々が都合良く情報の取捨選択をしてしまうのでお互いの溝は埋まらない。
100年後、実は長年のブルーライトの過剰摂取により人類のDNAが不可逆的で致命的な損傷を受けて変異してしまいました、となる世界線を主張されたら、それを完全に否定する術も人類は持ち合わせていないし、未来になって初めて分かることは今誰にも分からない。