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はてなキーワード: 家庭教育とは

2026-05-02

「素直な戦士たち」を産み落とす、ある私立小学校の6年間

​ふとした瞬間に、あの卒業式光景を思い出す。

​あれから一体、何年の月日が流れただろうか。

校歌を歌う子供たちの背中を眺めながら、私が抱いたのは感動ではなく、安堵だけだった。

「ああ、やっとこの学校との付き合いが終わる」

喉元まで出かかったその言葉を、マスクの下で飲み込んだあの日

​ここは世間一般では中学受験に強いと持て囃される私立小だ。

だがその実態は、進学実績という免罪符をぶら下げた、どこか窮屈な温室だった。

​もちろん、保護者のすべてがそうだったわけではない。控えめで、人格的にも尊敬できる素晴らしい親御さんもたくさんいたし、そのお子さんも他人を思いやれるいい子だった。彼らとの交流は、この6年間で救いだったと思う。才能溢れる子供たちに囲まれ、我が子も大いに刺激を受けたこともまた事実だ。

何より、どの親も我が子のために精一杯の手間暇をかけていた。日々の勉強進捗管理から、塾への送迎、志望校対策サポートまで。この学校の華々しい進学実績を支えているのは、学校教育のものよりも、親たちのこの凄まじいまでの献身なのかもしれないと認めざるを得ない。

我が家もまた、そのシステムの外側にいたわけではない。夫婦子供の将来を考え、進学実績を求めてこの学校に預けた。そして、その選択に見合うだけの結果は手に入れた。この学校は、絶えず新しい教育活動に取り組む挑戦的な一面も持っていたし、その前向きな姿勢評価していたからこそ、私たちはこの場所子供を託したのだ。

しかし、保護者の集まりに身を置くのは、常に息苦しさが伴った。会話の端々に、夫の社会的地位や我が子の優秀さをそれとなく滑り込ませ、互いの立ち位置確認し合う——。そんな不毛なやり取りに神経を尖らせている自分たち自身にも、嫌気がさすことがあった。

そこに集うのは、小説『素直な戦士たち』のように、狂気とも取れる熱量子供戦場へ送り出す親たちと、その期待に応えようとする子供たちだった。

しかし、その「素直さ」は、あくま受験というゲームルールに対してのみ発揮されるものだ。ひとたび授業参観に足を運べば、そこには一部の子供たちではあるが、大人他者冷徹に値踏みする姿があった。授業が始まっても席に着かず、与えられたタブレットを使いこなして授業そっちのけで自らの関心事に没頭する。彼らにとって、目の前の教師や教えはもはや、自らの目的を果たすための重要な要素には映っていないようだった。要領の悪い子や立ち回りが下手な子には「え、まだそんなことやってるの?」と冷ややかな視線を浴びせる。親の前で見せる従順さの裏で、彼らは他者存在を驚くほど淡々と、選別するように突き放す二面性を持ち合わせていた。

​この学校には、卒業生の親が在校生の親に向けて、自らの体験を語る場がある。壇上で語られるそれは、あまり特殊成功事例に過ぎず、凡庸我が家にとっては正直、何の参考にならなかった。しかし、その成功を崇める熱狂こそが、この場所正義だった。

​忘れもしない出来事がある。中学年の頃、我が子がしょんぼりして帰ってきたことがあった。理由を尋ねると、通学路で受験の終わった6年生に、親しみを込めて声をかけたら、「死ね」と言われたのだという。下級生からの親しみを込めた声かけに「死ね」と答える彼らの心はどうなっているのだろうか。偏差値と引き換えに、彼らは何を捨ててしまったのか。

さらに耐え難かったのは、そのだらしなさだ。足元を見れば靴紐が解けていても気にせず引きずって歩き、机の周りは整理整頓もままならない。

何よりも勉強が優先されるという家庭教育の延長線上で、日々の立ち居振る舞いへの意識希薄になってしまったのではないか、と感じることもあった。

AIが当たり前のように思考代替していくこれから未来最後人間に求められるのは、情報の処理能力ではなく、人間としての気持ちの良さや、他者を慮る品格ではないのか。偏差値という歪な鎧を脱いだとき、彼らの中には何が残るのだろう。

​何より、あの甲斐甲斐しく子供勉強管理する親たちには、学校でのあの子たちの顔が見えているのだろうか。

家で見せる顔と、学校で見せる顔。

果たして、どちらが子供の本当の顔なのか。私にはもう、それがわからない。

卒業式の会場で証書を受け取る子供は、誇らしげな表情で前を見つめていた。親の葛藤とは裏腹に、子供にとってはここが、仲間と笑い、学び、葛藤した、かけがえのない母校なのだという事実に胸を突かれた。

大人たちに翻弄されながらも、筒井康隆が描いたあの「愛らしいこぶ天才たち」のように、大人が設けた壁やハードルを軽々と踏み越えていく彼らにとっては、ここが唯一無二の楽園だったのかもしれない。

​この学校を選んだことが正解だったのか。十分な結果と、挑戦的な教育環境を得た今でさえ、私はまだ、その問いに答えを出せずにいる。

あの日を境に、もうあの鼻息の荒い親たちの顔色を伺う必要はなくなった。

会場を出て、三月の少し冷たい風を吸い込んだ瞬間、ようやく家族全員で肺の奥まで空気が入った気がした。

​今はもう、あの制服の掛かっていない空のハンガーを眺めることもないが、時折、深く息を吐き出したくなる。

2026-04-17

女叩き男性はどのように育っているのか

ネット上での女性蔑視的な言動の背景については、家庭教育のあり方、親子関係個人生活環など、複数の要因が指摘されています

議論されている主な要因は以下の通りです。

これらの言動は、出産育児という多大な苦労を経た結果としては、周囲(特に母親)にとって非常に報われないものとして議論対象となっています

2026-03-06

anond:20260306172623

統一教会世界平和統一家庭連合)と自民党保守派は、主に「憲法改正特に緊急事態条項)」、「同性婚への慎重姿勢」、「選択夫婦別姓の反対」といった国家家族観に関する政策共通している。また、強固な反共主義や、家庭の役割を重んじる点でも親和性がある。

具体的な共通点・政策的重なりは以下の通り。

憲法改正の推進

教団の友好団体国際勝共連合」は、自民党が掲げる自主憲法制定や緊急事態条項の追加を後押ししてきた。

伝統家族観の維持

男と女結婚による一夫一婦制を重視し、同性婚を「文化共産主義」として反対する点で一致している。

安全保障・親台姿勢

反共主義を基盤とし、日米同盟強化や台湾有事への対応など、タカ派的な外交安保政策共鳴している。

政策協定(推薦確認書)

一部の自民党議員は、選挙支援を受けるにあたり、憲法改正家庭教育支援法、同性婚反対などを盛り込んだ文書サインし、政策協定を交わしていた。

2026-02-09

2026/2月1週LINEオープンチャットはてなブックマーカー」1週間のまとめ

これは何?

LINEオープンチャットはてなブックマーカー」の1週間分の要約を、さらAI使用し、試験的にまとめまています

要約内容

政治選挙社会情勢

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経済投資テクノロジー

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仕事労働環境キャリア

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教育子育て・発達支援

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健康・体調・生活感覚

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食・旅行地域話題

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趣味文化エンタメ

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デジタル社会コミュニケーション

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## 1週間分の総括

この1週間は、選挙を中心とした政治社会への高い関心が全体を貫きつつ、AI投資など未来志向話題と、食・旅行趣味といった身近な雑談バランスよく共存していた。

仕事教育医療といった現実的課題への悩みが多く語られる一方で、新技術文化を楽しむ姿勢も見られ、不確実な時代の中で生活最適化しようとする等身大大人たちの対話が印象的なログだった。

関連記事

https://anond.hatelabo.jp/20240722084249

オープンチャットの参加URL

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https://line.me/ti/g2/MFSXhTJoO_pLfrfds1LpyJ0OlBgcPJSqHoRbBg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

2026-02-04

なんでこれが駄目なんだろ

少なくとも「発達障害はありません!」については、発達障害定義のいい加減さを調べれば調べる程に正しいと思うし、

精神疾患の多くが、単に日本人の大多数に当て嵌まっているだけなのも事実日本人なら大体そうだと分かれば、そんなものを疾患扱いする事自体馬鹿馬鹿しくなる。

最後のは自閉症定義がどう見てもバーナム効果なのを見たら、家庭教育の程度で決まるってのもそんなに間違ってはいないんじゃないの。ウィングの定義を見るに、教育熱心で人権意識の強い親に育てられた子供はみんな自閉症にされそうだもの

まぁ育てるのが母親である必要はないが、実際には多くの家庭で母親育児を担っているのは事実なんだし。

要は精神医学の多くが、元々偽科学なのが問題

いまだ だいすけ

@QSeSlEN6j1YAKO

参政

発達障害はありません!」

精神疾患日本人であることを自覚すれば治る」

自閉症はお母さんとどれだけ接しているかで決まる」→New

参政党、ダメすぎる。

https://x.com/QSeSlEN6j1YAKO/status/2018619692949409982

2026-01-31

こども食堂人民食堂である共産党こども食堂に託した日本社会破壊の企み

緒言:善意仮面の裏側

現代日本において「こども食堂」は、貧困対策地域交流象徴として、メディア行政から手放しの称賛を浴びている。しかし、その急速な普及と活動実態を冷静に観察すれば、そこには単なる慈善事業を超えた、極めて政治的意図が透けて見える。かつて毛沢東時代中国で展開された「人民公社」や「公共食堂」が、伝統的な家族解体と党による民衆支配拠点となったように、現在こども食堂もまた、日本社会の根幹を揺るがす「人民食堂」へと変質しつつあるのではないか

第一章:家族解体と「食」の国家管理

日本社会の最小単位「家族」である家族が共に食卓を囲む「一家団欒」は、道徳文化継承する神聖儀式であった。しかし、こども食堂は「孤食の解消」という大義名分を掲げ、子供を家庭から連れ出し、外部のコミュニティへと誘導する。

これは、共産主義思想が古くから提唱してきた「家庭教育否定」と「子供社会化」に合致する。家庭というクローズド空間から子供を切り離し、特定思想的背景を持つ運営者の管理下に置くことで、親の影響力を削ぎ落とす。食の提供という生存の根幹を外部に依存させることは、精神的な依存第一歩であり、それは家族の絆を希薄化させ、国家組織による「個」の管理を容易にする土壌を作り上げるのである

第二章:潜伏するイデオロギー拠点

全国に広がるこども食堂運営母体を精査すれば、そこには革新系団体共産党系組織、あるいはそれらと密接な関係を持つNPO法人の影が色濃く投影されているケースが少なくない。彼らにとって、こども食堂は「福祉」ではなく「革命拠点である

政治的教化の場:

幼少期から特定政治色を持つ大人たちに囲まれて育つことで、子供たちの価値観無意識のうちに偏向していく。

地域ネットワークの掌握:

善意」という最強の武器を用いることで、本来政治保守的な層の懐に入り込み、地域住民個人情報生活実態を把握する。

公金による活動維持:

自治体から助成金補助金を獲得することで、本来は自派の政治活動に充てるべきリソースを温存し、公金を使って組織の持続可能性を高めている。

第三章:伝統共同体破壊と「人民食堂」への変貌

こども食堂が目指すのは、地域互助ではない。それは、伝統的な地域コミュニティ神社仏閣、町内会地縁団体)を、イデオロギーに基づいた「新秩序」へと置き換える作業である

従来のコミュニティ歴史信仰に基づいていたのに対し、こども食堂を核としたネットワークは「弱者救済」という絶対正義を盾に、既存の秩序を「古いもの」「冷淡なもの」として排除する。これはまさに、かつての文化革命において「旧思想・旧文化」を破壊した手口の現代であるこども食堂という名の「人民食堂」が普及すればするほど、日本人が守り続けてきた道徳観や自立心は失われ、万事において「お上(あるいは党)」を頼る依存心ばかりが助長されることになる。

第四章:日本社会破壊シナリオ

共産主義の最終目的は、既存国家体制の転覆である日本においてそれは、天皇を中心とした国体破壊と、私有財産制度否定、そして徹底的な平等社会の構築を指す。こども食堂は、この目的を達成するための「トロイの木馬である

まず、経済的格差を強調することで階級闘争意識を植え付ける。次に、家庭の教育機能を奪い、国家(あるいは組織)による画一的人間形成を行う。最後に、地域社会から伝統的な結びつきを消滅させ、すべての人間を「食堂」という名の管理下に置く。食を制する者は生殺与奪の権を握る。日本社会を内部から腐食させ、伝統を断絶させる企みは、今まさに「温かい一膳」の陰で着々と進められているのである

結語:我々がなすべきこと

我々は「こども食堂」という言葉の響きに惑わされてはならない。真に子供たちの未来を思うのであれば、必要なのは食堂への誘導ではなく、各家庭が自立して食卓を囲める経済的精神的基盤の再構築である

今、この国の伝統未来を守るためには、善意仮面を剥ぎ取り、その背後にある冷徹政治的意図を白日の下にさらさなければならない。

こども食堂が「人民食堂」として完成する前に、我々は日本本来家族の姿、そして誇りある地域社会の在り方を取り戻すべきである

2025-10-18

anond:20251018211227

子供の頃のしんどかった思い出

なに?

2025-09-12

ポケモン教育に悪いのではないか

小学校とき先生に知能に障害がある子のうちに遊びに行かされた。

彼は脇目もふらずにポケモンをやっていて、正直、「こいつでもポケモンとかわかるんだなあ」と思った。

三十分ほど彼のプレイを見ていて、とても悲しい事に気が付いた。

彼がそのゲームでやっているのは、マサラタウンの周りでポッポコラッタを倒す、ただそれだけだった。手持ちはただ一匹のピカチュウで、そのレベルは50を越えていた。彼は永遠、でんきショックで草むらのポッポを倒し続けた。

とても楽しそうだった。

先に進めてやろうと思いゲームボーイに手を伸ばしたら凄い剣幕で怒鳴られた。なんて怒鳴られたか聞き取れなかったけれど、とにかく怒鳴られた。

それを見て彼の母親が「ごめんなさいね、○○ちゃんポケモン大好きのよ」と僕に謝った。

彼はポケモン以外のソフトは持っていなかった。

僕はそれ以来、ゲームをやらなくなった。以前のようにゲームにのめり込めなくなってしまったのだ。ゲームボーイを握るとやるせなくなった。友達の家に行ってもみんながやるのを見ているだけだった。

その間、僕はゲームに興じる友達背中だけを見るように努めた。

本当にむなしかった。

その内に、僕はポケモンを憎むようにさえなった。今までの人生の中で、あんなに何かを憎んだことはない。

それは真夜中に僕を目覚めさせた。

ポケモンなんかこの世からなくなってくれと本当に願った。

僕はソフトを彼に全部あげて、本体は捨ててしまおうと思ったが、兄に怒られそれすらできなかった。

一人暮らしをしている今でもゲームは嫌いだし、もちろん家にも置いていない。

時々、彼と、永遠チャンピオンロードに辿り着けなかったであろう彼のピカチュウの事を思い出すと、とても悲しくなる。

司会者

本日は「ポケモン教育に悪いのではないか?」というテーマでお二人に語っていただきます。まず、佐伯先生からお願いします。

佐伯教育社会学者

私は断言します。ポケモン教育にとって“害悪”です。ある事例を紹介しましょう。小学生のある子は、知的障害を抱えていましたが、ポケモンだけに執着し、永遠マサラタウン周辺でポッポを倒し続けていました。レベル50を超えたピカチュウで、ただ「でんきショック」を繰り返すだけ。これは“学び”ではありません。進歩も挑戦もなく、ただ同じ行動を繰り返す中毒状態です。

中原教育評論家)

まったく同感です。その子自身が抜け出せないのも問題ですが、周囲の子供にまで悪影響を及ぼす。彼と遊びに行った友達は、ゲームの楽しさを失い、やがてゲームのものを憎むようになった。つまりポケモンは、一人の子供を“閉じ込める”だけでなく、他の子供の心から健全な楽しみを奪うのです。

佐伯

ポケモン構造のもの問題なんです。捕まえる、倒す、育てる――。この単純なサイクルが「思考停止ループ」を生み、達成感のような偽物を与える。教育観点からすれば、それは「成長を停滞させる装置」です。

中原

しかも、親の側も「ポケモンから安心」と思い込みやすい。母親が「この子ポケモン大好きなんです」と微笑ましく語る一方で、子供現実に一歩も進めないままゲーム内で足踏みし続けている。これは健全な学びの奪取であり、家庭教育崩壊助長しているに等しい。

佐伯

その通りです。ポケモンは「教育に良い」とされがちですが、実際は“害悪”でしかない。子供中毒にし、挑戦心や創造性を奪い、現実社会適応できなくしていく。

中原

私は極論を恐れずに言いますポケモンに夢中になる大人もまた、その毒に侵された犠牲者です。子供の頃に学ぶべき“現実との向き合い方”を学べず、社会に出ても幼稚なまま。ポケモン世代を超えて教育に悪影響を与え続けているのです。

結論

ポケモン教育に悪い。

それは子供の成長を停滞させ、周囲の友人関係すら歪ませる。

家庭も社会も「ポケモン中毒」という害悪から子供を守らねばならない。

2025-07-24

change.orgより

日本社会は今、危機に瀕しています

きっと底知れぬ不安や生きづらさを抱えている人が、たくさんいるはずです。

でも、その原因は、特定集団政策によって引き起こされているような単純なものではありません。

私たちが暮らすこの社会はとても複雑なシステムをしているため、そこからまれ不安や生きづらさの原因も複雑です。

ムラ社会、長時間信奉、自己責任論、家父長制、自他境界の弱さと侵害人治主義の横行などなど。

社会的・文化的要因が非常にたくさんあり、それらが複雑に絡みあって、この国の危機が生じているのです(※思いついたものを文末に18ジャンル108項目ほど掲載してみました)。

ですが、これだけたくさんの社会的な病理を抱えているにもかかわらず、私たち日本人はこれまでしっかりと解消・改善を進めて来たでしょうか?

政治に限らず、学校職場、家庭、地域マスメディア。あらゆる場面であらゆる取り組みが必要なはずなのに、残念ながらほぼ全て手つかずの状態ではないでしょうか?

そうして不安や生きづらさの社会的要因や文化的要因を解消・改善しようという努力ほとんどして来なかったこと。

それこそが、私たち日本人が感じている不安や生きづらさの最大要因なのだと思います

ところが最近、この構造を極度に単純化し、私たち日本人不安や生きづらさが「○○のせいだ」と、特定集団物事等が原因であるかのような言説が広がっています

リベラルのせい、オールドメディアのせい、ワクチンのせい、財務省のせい、フェミニズムのせい、ジェンダーフリー教育のせい、ポリコレのせい、等々。

信者によってターゲットは様々ですが、その中でも昨今急速に広がっているのが、外国人移民や、彼らに対する優遇が原因であるかのように語る言説でしょう。

ですが、私たち暮らし不安や生きづらさを生み出している原因は、本当に外国人移民なのですか?

私たちを日頃苦しめている物価高も、所得の伸びや労働分配率が低いのも、無くならないイジメハラスメントも、もたらしているのは外国人移民なのですか?

日本人ファースト」なるもの外国人移民に対する規制を厳しくして、それらが解決するのですか?

彼らが語る「日本危機」の大半は、「生活の中で直面している不安・生きづらさ」ではなく、「ネットの誰かによってもたらされた不安」や、「スマホが無かったら生まれなかった不安」に思えてなりません。

少子化問題でも、子供を産まない働く女性や、男女共同参画のせいにするような言説が叫ばれています

国家のために出産意思に介入しようという発想自体が非常に問題ですが、明らかにそこに因果関係はありません。

女性職場進出日本より進んでいるのに日本より出生率が高い国もたくさんあるのがその証左です。

選択夫婦別姓家族が壊れる」という言説も同様です。

このように、複雑な構造の極端な単純化デマによって、特定集団政策等に不当に原因を帰属させ、責任転嫁する他責的言説のことを「スケープゴーティング」と言います

ケープゴーティングで最も典型的なのはナチス政権でしょう。

ドイツ国民が感じていた経済的不安社会的不満・敗戦屈辱感などの原因を、ユダヤ人共産主義者ヴェルサイユ条約、その他の少数派に転嫁する形で支持を拡大しました。

まさに今、それと非常に近しい「他責言動」が広まっているように思うのです。

その背景にはやはり、SNSの普及とその構造問題があります

アテンションエコノミー

エコーチェンバー/フィルターバブル

レイジベイティング(※怒りを呼ぶデマ投稿お金にする方法

タイパ重視に伴うわかりやすさの過剰評価と、「事実<分かりやすさ」への価値逆転

そういう環境下だからこそ、インフルエンサー、まとめ動画情報商材などによる「スケープゴーティングコンテンツ」が、陰謀論反知性主義ストローマン相手意見を歪めて攻撃する手法)等とともに急増しています

注目すべきポイントは、選挙に限らず、様々な分野でそのようなコンテンツ言動が広がっている点。

そして、政治思想支持政党関係無く、スケープゴーティング自体が、ポピュリズム等とともにネットカルチャーや人々の思考回路に深く浸透してしまっているという点です。

まり、①SNS構造問題により、②陰謀論反知性主義ストローマン等とともにスケープゴーティングが生じやすくなり、③その結果ポピュリズム排外主義の拡大に“も”つながったという流れがあります

一部の人々は、排外主義に反対の声をあげており、それ自体絶対必要なことです。ですが、①という根っこの部分に対応しない限り、排外主義蔓延も止まらないように思うのです。

そこで私たちは、ITプラットフォーマー、国・政府マスメディアに対して、以下のような方法でスケープゴーティング蔓延を止めるよう強く要請したいと思います

(1) ITプラットフォーマーに対して…スケープゴーティング拡散を抑える仕組みを速やかに整備・強化すること。たとえば、アルゴリズム見直しや(広告も含めた)ファクトチェック/スケープゴーティングチェック表示機能など。

(2)国・政府に対して…(1)を進めるための法令を整備すること。地域学校デマやスケープゴーティングに対する注意喚起・啓発を行うよう要請すること。

(3)マスメディアに対して…スケープゴーティング問題について積極的警鐘を鳴らすこと。政治家・著名人インフルエンサー発言ファクトチェックや「スケープゴーティングチェック」を選挙関係くその都度行うこと。

是非ご賛同いただければ幸いです。

なお、この署名特定政治家・政党対象とするものではありません。あくまでスケープゴーティング自体問題を問うものであり、同じ問題意識を持っている方は、支持政党関係無く賛同をお願いします。

加えて、デマ差別収益問題に関しても、規制を求める署名キャンペーン「#デマ差別収益化を法律禁止して !IT企業対応義務付けてください」を実施しておりますこちらも合わせてご賛同よろしくお願いいたします。

一方で、私たち市民一人ひとりも、スケープゴーティングに対してしっかりと防衛しなくてはなりません。

情報リテラシー継続的改善

自分自身情報に対する認知客観視できる視点の構築

日常会話の中におけるこまめな情報源の確認(たとえば「え、それってどこに載っていたor誰が言っていた情報?その情報源って信用できるの?信用できるかどうかってどうやって決めているの?」という問いかけ等)

多様な属性の人々との対話

人権社会構造等にある程度理解のあるAIチャットサービス活用した簡易チェック ※ただしハルシネーション(AI事実に基づかない情報を生成すること)に注意

やれることはたくさんあります

また、個人だけではなく、学校職場、家庭、地域市民活動など、暮らしのあらゆる場面でもスケープゴーティングを止める多様な取り組みや活動必要です。私たちのこの活動もその一つとして機能できればと思っています

◆(参考)日本が抱える社会問題社会的/文化的要因(108例)◆

人権の未確立権威主義序列社会ノブレスイミュニテ/プルブレス・オブリージュ、身分制人事/身分制給与スクールカースト

ムラ社会同調圧力排他性、成文化されていない規範の強さ、均質性至上主義縁故主義/ネポティズム集団への過剰な帰属意識他者目線に対する過剰反応自己検閲

事なかれ主義、過度なリスク回避主義泣き寝入り圧力の強さ、組織の自浄能力の欠如、形式的反省評価社会加害者更生意識希薄

空気至上主義迷惑回避至上主義文脈理解の難しいハイコンテクストコミュニケーション忖度社会アサーティブコミュニケーションの未発達、コンフリクトマネジメントの未発達

形式主義前例主義手段の目的化名誉への過剰な執着、事前審査偏重社会、長期的視点の欠如、申請主義/プル型公共サービス

根性論、長時間信奉、自己犠牲至上主義忠誠心評価社会顧客至上主義遅刻過剰嫌悪社会ケア労働の無報酬性・低評価メンバーシップ雇用年功序列

⑦ 家父長制、ミソジニーホモソーシャル、himpathy、toxic masculinity、性別役割分業、貞操崇拝

⑧ 各種ハラスメント、DEIの未発達、アンコンシャスバイアス、マイクロアグレッション、セクシズム、レイシズム/ゼノフォビアエイジズム、ルッキズム/ボディシェイミング、感情労働の過剰要求レイプカルチャー/ポルノカルチャー/買春カルチャー性的消費の横行、未成年性的対象

⑨ 標準家庭神話機能不全家族積極的自己選択ではない家族形成、過剰な家庭教育責任論母性神話

管理教育自己肯定感育成意識の欠如、多様なアイデンティティの未発達、ブラック校則集団行動至上主義リテラシー教育の欠如

反知性主義、幼稚性賛美、正義フォビア/公正さフォビア、真面目フォビア/正論フォビア、イジメ陰湿

⑫ 自他境界の弱さと侵害認知の歪みの放置わら人形論法の横行、二元論/二項対立思考ルサンチマン惹起構造

民主主義コミュニケーション能力の未成熟性、議論フォビア、抗議フォビア、政治話題忌避主義ロジカルシンキング/クリティカルシンキングの欠如

立法不作為と失政、ジャーナリズム崩壊人治主義/治外法権組織の横行、司法警察恣意的判断の介入、セクショナリズム蔓延

利他主義社会貢献意識の欠如、冷笑主義新自由主義公共概念消滅セーフティネットの欠如、依存先の多元化不足/共助コミュニティ崩壊

公正世界仮説自己責任論/自助圧力権力勾配性に対する無理解特権構造障壁に対する無理解

経済格差/教育格差社会資本格差負担給付の一致という前提に欠けた政治議論血縁跡継ぎ社会

⑱ ハレの偏重とケの軽視、穢れの思想休日分散化の未発達、美談化による本質回避主義

ワンクリック賛同







…アホかこのサイト

2025-04-16

anond:20250416121436

家庭における教育子育てに関する法律規定

これに基づき当たり前のことををいってるだけですね。

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/siryo/attach/1298449.htm

(監護及び教育権利義務

第820条 親権を行う者は,子の監護及び教育をする権利を有し,義務を負う。

家庭教育

10条 父母その他の保護者は,子の教育について第一義的責任を有するものであって,生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに,自立心を育成し,心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。

第3条 次世代育成支援対策は,父母その他の保護者子育てについての第一義的責任を有するという基本的認識

2024-11-18

anond:20241118154525

俺の両親は勉強ぜんぜんできなくて家庭教育も全く無かったけど、俺は算数小学校に上がった当初から周りよりできてたので、遺伝だと思うよ。

(親の形質を受け継ぐという意味ではなく、生まれ持った遺伝配列で決まる性質という意味

2024-11-15

anond:20241114160022

「家庭に押し込められる気がして」全部これ。彼女過保護家庭教育理想主義学校教育被害者なんだと思う。ままならない世間で最善を探して自分を納得させる心の設計図子どもの頃に作れなかったし、その幼いお気持ちメディアや不人気政治家たちが利用して稼ぎツール化しようと大事にした。お気持ちは何よりも優先されると誤解したまま大人なっちまった。昨今のアイデンティティ政治夫婦別姓も何もかも諸悪の根源はこれ。

2024-05-13

anond:20240513103100

山の手なら周りのレベルが高いから多少ほっといても中堅の大学行けるようになると思うが

八王子的な場所八王子ではないが)で生まれ家庭教育ゼロで育って旧帝大行ったけど、東京のいいとこで生まれて中堅大しか行けない連中ってどういうことなのか理解できない。

2024-02-12

anond:20240212002006

Fラン大卒父と高卒母の間に生まれ家庭教育とかゼロだったけど旧帝大院卒でそこそこエリサラやってるよ。

全く同じ環境で育った兄弟は全員高卒Fラン大卒なのでたまにはマグレもあるんだと思う。

2024-02-10

anond:20240210014820

いや、ワイもそんなに頭がいいわけではない自覚はあるよ。ただ、家庭教育母親が関与した経験がないのでそこは驚いている。

2024-02-01

anond:20240201111850

一夫一妻制を選んだ猿が自分の子供に餌を運ぶために二足歩行を獲得し、また育児コストを割くようになったことで子供生存率が上がり猿から人類になったという有力な説がある。多夫多妻制への回帰は猿への回帰だし、実際に家庭教育崩壊するリスクはらんでいる。

2023-11-14

anond:20231114193427

Fラン大卒・母高卒家庭教育ゼロ環境で育ち、身体も小さく運動も苦手でゴリゴリいじめられながらも努力のし上がって東大出てエリサラやって長い。

経済力とか社会的地位とかそういう表層的な部分は努力と多少の運でどうにかなったりはするけど、根本的な人生クオリティというか自己肯定感とか幸福感みたいなものは生まれ育った境遇支配されてるなと感じるよ。

どれだけ努力して結果を出しても、小さい頃に周りに馴染めずゴミ扱いされて親も全然助けてはくれず(助ける能力がなかったんだと思う)、いつ誰に殴られるか分からなくてビクビクしてた頃の記憶人生肯定しきれない要因として一生残る感じがしてる。

2023-11-04

令和5年第3回調布市議会定例会会議結果

2 家庭教育支援法 を制定しないことを求める意見書提出について

令和5年9月25日可決

https://t.co/RAf17cEQw3

2023-10-31

anond:20231031085709

高学歴であるから努力たから高所得というわけではない

現代社会では、国ガチャ勝利し、高値で売れる能力があるからこそ、高所得を得られる

そういう人々は、ご家庭に問題がなければ学歴を得やすい、ただ、それだけのことであり、以上でも以下でもない

から低学歴でも高所得者存在し、高学歴でありながらワープーや無職の人も存在するわけですけど、

 

高学歴でありながらワープーや無職の人もいるんですよね

 

先進国ではアラ還までは何をしたってメシに困らない(勉強不要)なのに、なぜかこういう人たちは実在するので、

それすらも無かったらおそらく生きていけませんよ

(まぁ現行の学校教育家庭教育サポートするポイントが間違ってるだけだと思うけどね)

 

あと、根本的な話ですけど、知識というのは自分の食い扶持を作り他人を助けるためのもの社会選別のためのものでは本来ないです

大学就職予備校ではなく専門家を作るところです

2023-10-11

anond:20231010220353

ジェンダー問題に詳しい山口智美・米モンタナ州立大准教授は「教育は親の責任母親は家庭を守るべきだといった性別役割分業などの保守的な考えが色濃く出た内容。家庭教育公権力が介入することにもつながりかねない」と指摘する」

アメリカ在住の山口智美教授はこれが保守派意見ではないとわかりそうなものなのに……

https://www.tokyo-np.co.jp/article/282874?rct=saitama

2023-10-07

anond:20231006223445

仕事仲間は国立理系エリートも多いけど中には同じように人生を呪ってばっかの人もいるから、

気の持ちようなんじゃないかと思う

俺はその「国立理系エリート」に該当すると思うけど、無根拠人生ポジティブになれない理由は結局のところ小中学校あたりでゴリゴリいじめられた経験が効いてるんじゃないかと思う。超早生まれ遺伝的にも小柄で小学校卒業時点で身長130cmくらいしかなかった上にASDくさい特性(これも遺伝だと思う)だったのでそれはもういじめられまくった。

両親は全然頭よくなかったし家庭教育ゼロだったけど途中でなぜか勉強に目覚めてそれだけでここまで来た感じ。当時俺をいじめてた連中は田舎マイルドヤンキーになってるので、今の自分は小中学校のほぼ全員より良い暮らししてるだろうとは思うけど、それはそれって感じで基本的社会には馴染めないし意味わからんなって思ってる。

2023-09-09

anond:20230909003731

AV女優風俗嬢に引き込む側は逆に金でコンプレックスを与えて「もっと稼げるよ」って引き込もうとするんだからそれに打ち勝つまともな人間関係構築が必須

結局は環境家庭教育で完結する話ではない)

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