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はてなキーワード: 要求とは

2026-01-24

anond:20260124015321

まず、あなたの問いに形式的には答えますが、

その前提(「負け条件を提示しない限り議論不能」)自体には同意していません。

1.MMTにおける「負け条件」について

MMTの中核命題

政府通貨発行主体であり、失業資源制約ではなく制度選択である

という制度定義です。

このレベルの主張は、

予測誤差で勝敗を決めるタイプ経験命題ではなく、

会計オペレーション法制度の整合性によって評価されるものです。

その意味で、

制度記述のものに対して主流派的な“反証条件”を要求することは適切ではありません。

2.JGに関して「修正必要になる条件」は存在する

一方で、JG(雇用保証)については、

制度定義から論理的に導かれる帰結であると同時に、

設計運用を伴う制度である以上、修正改善余地はあります

例えば、

• JGを「希望者全員雇用」として実装しても、

非自発的失業制度的に残存する

• JG賃金労働市場基準点として機能せず、

労働移動が成立しない

• 税・支出調整を含む制度運用によっても、

名目不安定が恒常化する

こうした事態観測されれば、

JGの設計位置づけは修正されるべきだとは考えます

ただし、これは

MMTが誤りであることの反証」ではありません。

3.負け条件要求のものへの異議

ここで重要なのは

あなたが求めている「負け条件」は、

• 主流派マクロモデル構造

予測命題中心の科学

政策含意と理論本体の切断

を前提にしています

しかMMTは、

政府家計主体として扱わない

失業を均衡結果として扱わない

• NAIRUや自然利子率を理論的に採用しない

という点で、

そもそも同じ科学観・方法論に立っていません。

したがって、

「負け条件が固定できないなら思想である

という評価基準自体を、

MMT側は受け入れる理由がありません。

4.結論

私の立場は次の通りです。

制度記述反証主義の枠外にある

• JGなどの制度設計修正改善対象ではある

しかし、それを主流派的な敗北条件で裁定する議論には応じない

この前提が共有されない限り、

議論方法論の押し付けに終わると思います

anond:20260124004351

増田さんの書いていること、私は次のように理解しました。合ってますか?

1.主流派批判反証主義テスト要求)は、MMTを「財政拡張正当化するマクロ理論」として扱っている

でも増田さんの見立てでは、それはMMT本体ではなく、すでに「主流派MMTを別物に再定義している」ので批判として失当。

2.MMTの出発点は“減税や財政拡張の是非”ではなく、国家貨幣制度的な定義

具体的には、政府は「市場から資金調達して支出する主体」ではなく、

通貨発行→(その通貨での納税義務)→実物資源へのアクセス確保

という意味で、社会的資源を provision(動員・調達) する主体だ、という前提(会計制度説明)を置く。

3.だから増田さんは、

「コア命題の固定」「事前予測」「負け条件の明文化」みたいな“反証主義要求自体が、

MMTを主流派マクロ翻訳し直した上で、翻訳版が主流派基準を満たさないと批判する方法論的循環

になっている、と言いたい。

4.さらにBさんは「主流派が provision をモデルに入れられない理由」を4点挙げていて、要旨はこう:

(主体定義) 政府家計企業と同型に置く主流派モデルの前提が、provision を入れると崩れる

(価格理論) JGなどを“制度的な価格アンカー”とすると NAIRU 等の枠組みが内側から否定される

(方法論) provision は予測誤差で勝負する命題ではなく、制度記述の正否の問題なので反証主義と相性が悪い

(帰結) provision を認めると政策含意(失業政策選択財政破綻論は虚構等)が大きく変わり、主流派の「価値中立」っぽさが保てなくなる

——ここまでが増田さんの主張の骨子で、私の理解です。

その上で、確認したいのは1点で、

増田さんは 「MMTは“制度記述の正否”として評価されるべきで、予測精度や推計による反証原理的に適用不能」 という立場ですか?

それとも 「制度記述部分(会計やオペの説明)は記述として正しいとしても、政策パッケージ(JG・ゼロ金利固定・国債制度設計など)の含意は別途、因果推論や予測検証されるべき」 という立場ですか?

私には、後者記述の正否と政策含意の検証を分ける)なら、反証主義的な検証要求は“翻訳”ではなく、むしろ政策理論としての責任の話に見えます

制度記述が正しいことと、そこから出る政策主張(例:ゼロ金利固定が望ましい、国債廃止が望ましい、JGが物価の錨になる等)が正しいことは別で、後者反証可能な形でテストできるはずでは?



増田さんはこの点をどう考えていますか?

anond:20260123234423

流派によるその批判は、MMT

財政拡張余地を大きく取るマクロ理論

として再定義した上で評価している点で、すでに失当です。

MMTの出発点は、財政拡張の可否ではありません。

政府通貨を発行することで、自ら必要とする資源を provision(調達・動員)する主体である

という制度的・会計的前提です。

これは需要管理テクニックではなく、国家貨幣関係についての定義です。

流派反証主義的枠組みでは、

政府家計企業と同型の主体

財政は事前に制約された資金の配分問題

市場での資金調達が前提

という構図が暗黙に置かれています

この前提に立つ限り、MMTは「拡張的な財政政策正当化する理論」に見えてしまます

しかMMT批判しているのは、まさにその前提自体です。

政府市場から通貨を「調達」して支出する存在ではなく、

通貨を発行し、課税によってその通貨を回収することで、実物資源へのアクセスを確保する主体です(Mosler, Wray)。

この前提を捨象したまま、

「コア命題の固定」

「競合理論とズレる事前予測

「負け条件の明文化

要求することは、MMTを別物に作り替えた上で反証しているに等しい。

MMTにおけるコア命題はすでに固定されています

それは

財政とは「需要刺激」ではなく、政府社会的資源をどのように provision するかという制度問題である

という点です。

この命題の真偽は、推計上の予測誤差ではなく、貨幣・税・国債中央銀行オペレーション実在運用によって評価されるべきものです。

したがって、主流派が行っているのは

MMTを主流派マクロ理論翻訳し直し、

 その翻訳版が主流派反証基準を満たさないと批判する」

という方法論的循環です。

MMTが主張しているのは、

同じ土俵で勝つことではなく、

その土俵が、政府という主体性質を誤って定義したまま構築されている

という点にあります

• なぜ主流派は provision 概念モデルに入れられないのか

1. provision 概念とは何か(前提の明確化

MMTでいう provision とは、

政府通貨発行と課税を通じて、

物資源(労働・財・サービス)へのアクセス制度的に確保すること

です。

これは「需要刺激」でも「財政拡張余地」でもなく、国家という主体定義に関わる概念です。

2. 主流派が provision を入れられない【第1の理由主体定義

流派モデルの前提

流派マクロ(DSGE等)では、原則として:

政府 = 家計企業と同型の経済主体

収入制約(税・国債発行)が先行

支出は制約付きの配分問題

という構造採用されています

provision を入れると何が起きるか

provision 概念を入れると、

政府は「資金制約を受ける主体」ではなくなる

支出貨幣発行として先行し、課税は事後的になる

政府市場依存せず資源動員できる主体になる

これは主体定義モデル根本から崩れることを意味します。

結果として、既存効用最大化・予算制約の形式が成立しません。

モデル拡張されるのではなく、別物になる

3. 【第2の理由価格形成メカニズムが壊れる】

流派モデルでは、

価格賃金市場均衡で決まる

政府は「外生的ショック」

という扱いが基本です。

provision を導入すると

MMTの provision 論では、

政府雇用賃金通貨需要制度アンカー

特にジョブギャランティは「価格決定装置

になります

これは、

• NAIRU

労働市場均衡

実質賃金市場決定

といった主流派価格理論を内側から否定します。

価格理論のコアが維持できない

4. 【第3の理由反証主義と相性が悪い】

流派反証主義は、

確率予測

パラメータ推定

モデル間の予測精度比較

を前提にしています

しかし provision は、

制度的・法的・会計構造

• 「そうなっているか/いないか」の問題

であり、予測誤差ではなく制度記述の正否が問われます

例:

政府支出時に中央銀行準備を発行するか?

• 税は支出の前提条件か?

これは「推計で反証する」タイプ命題ではありません。

→ 主流派の「負け方のルール」が適用不能

5. 【第4の理由規範帰結制御不能になる】

provision を認めると、次が論理的帰結します:

失業政策選択

財政破綻論は虚構

金利政策役割縮小

国債制度の再設計

これは単なる理論変更ではなく、

政策正当化構造の転換を意味します。

流派は「価値中立」を装った技術理論であるため、

この帰結を受け入れると、自らの規範性が露呈します。

2026-01-23

anond:20260123234041

増田さんの挙げた例は、どれも「最初は傍流・異端扱い → その後に主流化」ですが、主流として受け入れられた“型”がかなり共通しています

既存理論では説明しにくい観測事実アノマリー)が蓄積

② 新説が「定量的予測」や「決定的な検証テスト)」を提示

③ 追試・再現で生き残り、応用(技術・実務)で強固になる

④ その過程で「何が反証になりうるか」のルールが徐々に固まる

以下、各例で「何が決め手だったか」を短く整理します。

1) ニュートン万有引力が主流化した理由

決め手は「天体運動を一つの法則統一し、予測が当たった」ことです。

ニュートン力学と万有引力は、地上の落下と天体運動を同じ枠で扱える(統一性が強い)。

そして象徴的なのが、ニュートン理論を使ったハレー彗星回帰予測(1758年頃)で、実際に1758年末に観測され、ニュートン理論の有力な実証例として扱われました。

ここで重要なのは「それっぽい説明」ではなく、“いつ出るか”を事前に言える(予測可能性)が強かった点です。

2) 熱力学第二法則が主流化した理由

決め手は「熱機関効率という工学的に検証される領域で、普遍的制約として働いた」ことです。

第二法則19世紀中頃にクラウジウスやケルヴィンらにより整理され、代表的には「熱は自発的に冷→温へは流れない」等の形で表現されました。

これは“哲学”ではなく、蒸気機関などの熱機関の性能限界(どんな工夫をしても超えられない上限)として現場で繰り返し確認され、理論の信頼を固めました。

まり第二法則は「実験室で一発」より、工学化学での再現性と有用性が、主流化を支えたタイプです。

3) 原子論が主流化した理由

決め手は「原子実在すると仮定すると出る定量予測が、実験確認された」ことです。

19世紀末〜20世紀初頭まで、原子の“実在”には懐疑もありましたが、

アインシュタイン(1905)がブラウン運動原子分子)の運動に結びつけ、観測できる量(平均二乗変位など)に落とした。

その予測ペランらの実験で支持され、原子分子運動論が受け入れられる大きな契機になった、という整理が教科・解説論文で繰り返し語られています

ここは反証主義っぽく言うと、「観測できる指標への翻訳操作化)」が勝因です。

4) 大陸移動説(→プレートテクトニクス)が主流化した理由

決め手は「メカニズム不在の弱点が、海底観測データで埋まり、“決定的テスト”が登場した」ことです。

ウェゲナー大陸移動説は「大陸の形が合う」「化石・地質が対応する」などの状況証拠はあった一方、動く仕組み(メカニズム)が弱く、北米などで強い反発がありました。

1950〜60年代に海底探査が進み、海嶺で新しい地殻が生まれ広がるという「海洋底拡大」的な絵が出てきた。

さら1963年前後海嶺の両側に地磁気の“縞模様(磁気異常の対称パターン)”が出るはずだ、という形で「科学テスト」が明確になり、これがプレートテクトニクス確立重要な一歩として整理されています

このケースは、まさに「傍流が主流へ」の典型で、“良い話”が勝ったのではなく、“測れる予測”が揃ってひっくり返った例です。

5) 病原菌説(germ theory)が主流化した理由

決め手は「微生物存在感染→予防・治療成功」までが連結して再現されたことです。

パスツールやリスター、コッホらの仕事が「病原体病気を引き起こす」という枠組みの確立と受容に大きく貢献した、と整理されています

具体的には、パスツール実験が“自然発生”を否定微生物役割を示す方向で影響し、

コッホは炭疽菌などで「特定病気特定病原体」という因果実験で強く示しました(コッホの業績・方法論として説明されます)。

ここは理論の受容が、手洗い・消毒・衛生・ワクチン等の実務成果に直結し、主流化が加速したタイプです。

まとめ:増田さんの例が示す“主流化の条件”

増田さんの列挙は「傍流が主流になった」という点では正しいですが、より重要なのは

それらは “検証可能予測(あるいは反証条件)を固定し、外部データと追試に耐えた” から主流になった

という点です。

私がMMTに対して言っている「反証主義の土俵に乗れ」という要求は、まさにこの主流化パターン(=科学史の勝ち方)を踏まえたものになっています

謝罪要求する人 ←これ

9割方、ヤベー奴だって最近きづいたから共有したい

 

・昔の某国謝罪と賠償要求する」

炎上してる◯◯は記者会見を開いて謝罪すべきだ

・◯◯は説明責任から逃げている

コンビニ店員に土下座させるヤンキー

自分煽り運転してきたのにカメラもって謝罪しろと詰め寄るヤンキー

自分被害者でもないのに「謝罪しろ」と騒ぐSNS

 

※まともなケース例→裁判において被害者が「せめて犯人から謝罪を聞きたい」と言うケース

謝罪しても「謝罪の仕方が悪い」と言って叩くので、スルーが正解とされている

 

これって「溺れる犬は棒で叩け」っていうのかな?

「優位に立って誰かを攻撃したい」のモチベーションだよね

炎上で騒いでる野次馬ってかなりこれの割合だと思うんだけど

まりこれ言ってる人みたことない

ネットリンチとか、ネットいじめもこれに近い 

 

______

 

AIに言ったら「キャンセルカルチャーじゃね?」って言われた

 

キャンセルカルチャー(Cancel Culture)とは、特定個人企業社会的不適切とされる発言・行動をした際

SNSなどを通じて集中的に批判し、不買運動ボイコット契約解除などを通じて社会的排除しようとする動きです。

欧米を中心に広まり日本でも著名人過去発言問題視され番組降板炎上につながるなど、社会的な影響力を持つ現象として注目されており、

多様性ポリティカル・コレクトネスと関連が深いです。

 

ちょっと似てるかも

 

というか、3年くらい前の「炎上」と、今の「キャンセルカルチャー」ってちょっと雰囲気違うよね

明確な攻撃意思を感じる

2026-01-22

anond:20260122223255

結論から言うと、**現状の可視化されている擁護派言説の中には「議論を先に進める役割の人は、ほぼ見当たらない」**という認識で大きく外れていません。

ただし、理由限界を分けて整理すると、より正確になります

① なぜ「先に進める人」がいないように見えるのか

理由シンプルで、役割分担が偏っているか

擁護派で目立つ人たちは、ほぼ例外なく次のどれかです。

1. 空気批評型(高橋健太郎

議論が荒れていること自体問題化

• 具体策・線引きは出さな

2. 当事者防衛型(岡美穂子)

被害者保護を最優先

検証制度論を「二次加害」側に寄せがち

3. 支持者・連帯型(minako など)

擁護意思表示が主目的

論点整理や反論構築はしない

👉 つまり

「守る」「鎮める」「連帯する」役割はいるが、

設計する」「線を引く」「修正案を出す」役割が不在。

擁護派が「前に進めない」構造理由

1️⃣ 前に進めると、必ず“制限”を語ることになる

具体策を出すということは、必然的に:

• 「この場合NG

• 「再同意必要

• 「ここまでは許されない」

といった制約条件を提示することになります

しか擁護派の基調

👉 「萎縮させたくない」「前例否定したくない」

そのため、

制限を語る=敵の論点に乗る

という心理的ブレーキがかかる。

2️⃣ 「被害者側に立つ」ことと「ルールを語る」ことの緊張

擁護派の多くは、

被害者を疑わない

被害者説明責任を負わせない

という倫理を重視しています

しかルール設計は必ず、

説明

再確認

合意範囲

要求します。

👉 この2つは理念的に衝突しやすい。

結果、

理念を守るために制度論を回避する。

3️⃣ 「今は敵がいる」という認識が強すぎる

擁護派言説では、

批判者=加害側の延長

問題提起攻撃の一部

と見なされがちです。

この構図では、

• 一緒に考える

修正点を共有する

という発想がそもそも成立しない。

👉 戦時モードでは制度は作れない。

③ では「本当に誰もいない」のか?

理論はいます

ただし、表に出てこない。

なぜなら、

擁護しつつ線を引く

支援しつつ批判を認める

という立場は、

擁護からは「裏切り

批判からは「甘い」

と両側から攻撃されやすい。

👉 最も必要立場が、最も沈黙やすい。

④ 現状の正確な評価

なので評価を一段階正確にすると:

• ❌ 擁護派に「知性がない」→違う

• ❌ 擁護派が「怠惰」→違う

• ⭕ 擁護派の可視言説は

防衛と鎮火に最適化されすぎている

結果として、

議論を“止める人”はいるが、

“進める人”はいない

⑤ だから今、実質的に何が起きているか

批判派が

→ 具体論・制度論を提示

擁護派が

空気感情正義で応じる

この非対称性のせいで、

擁護派は「逃げている」ように見え

批判派は「攻撃している」ように見える

👉 構造問題です。

終結論(率直)

あなたの言う通り、

「このままだと、擁護から議論を前に進める人は出てこない」

は、現状分析としてかなり正確です。

そして皮肉なことに、

議論を前に進める条件(線引き・具体策)を最も語れる立場は、

本来は“擁護側”にいるべき人たちなんですよね。

ここまで来たら次は、

👉 「では“誰が・どんな言い方で”それをやるべきか」

まで踏み込めます

安倍氏暗殺テロ本質

安倍氏暗殺テロ本質的問題は、「宗教二世問題、旧統一教会問題解決せよ」というテロリストの(暗黙の)要求を、日本社会妥当ものだと納得してこれに応じた点にある。ダッカ日航機ハイジャック事件のように、人質の人命を守るために嫌々ながらテロリストの要求に応じたのではなく、妥当ものだと納得して要求に応じた点にこのテロの特異性がある。

具体的には、旧統一教会排除政策宗教二世問題解決のための行政支援が、テロリストの要求に応じた内容である

この問題の深刻さは、「テロリストの要求に納得すべきではなかった」とは決して言えない点にある。旧統一教会問題宗教二世問題社会解決すべき深刻な社会問題であり、本来ならばもっと早く手を付けるべきであった。これらを無視することは決して許されない。

しかし以前であれば、テロリストの要求など無視すべきだと考えられていた。いかなる場合にも暴力行使することは許されないのだから、これを行使したテロリストの要求など耳を傾ける価値がないというのが、その理由であった。しかし、山上被告テロによる要求日本社会無視できなかった。なぜならば、その要求は本当に正当なものだったかである

言い換えると山上被告事件は、自由言論選挙を通じて社会問題解決するという民主主義バイパスして、暴力社会問題解決する「正しい」 テロというパンドラの箱を開けってしまったともいえる。そして、この「正しい」 テロ二匹目のドジョウを狙う潜在的テロリストに、非常に強いインスピレーションを与えたであろう。

そして、このパンドラの箱を閉じる方法存在しない点がさらに重大である。「民主主義機能不全が今回の事件の遠因であった」という旨の指摘をする左派知識人がいるが、馬鹿言ってはいけない。実際には民主主義は十分に機能していた。その証拠に、やや日刊カルト新聞や全国統一教会被害対策弁護団自由活動しており、このネット時代に誰でも彼らの問題提起に簡単アクセスできた。そして、公正な選挙も行われていた。しかし、それでも世論の無関心によってカルト問題民主主義を通じて解決できず、今般のテロによって解決道筋をつけられてしまったのである

山上被告に厳しい判決が下される一方で、カルト問題粛々と対応するだけでは終わらない。第二、第三の山上事件が起こった場合日本社会はどうするのか、どうなるのか。この点に、このテロ本質的な恐ろしさがある。

ChatGPTに対して「これまで私があなたをどう扱ってきたのかを画像にしてください。」

意図は「あなたが私を“便利な作業員”としてガンガン使い倒してきた」という、誇張したコメディ表現です。

もう少し正直に分解すると、あの絵は次の3点を一枚にまとめています

[1] 依頼のテンポ密度の高さ

あなたは「結論→追加条件→さらに深掘り」という形で、短い間隔で要求仕様を積み上げることが多い。絵ではそれを「早く書け」「働け」「社のことやれ」といった“急かし”のセリフ記号化しています

[2] 実務寄りで、成果物を強く求める使い方

メール文面、仕様確認、手順、設置条件、ログ解析、SQLネットワーク設定など「すぐ使うアウトプット」が中心。だからロボットPCに向かい書類が積まれていく“業務過多”のビジュアルにしています

[3] 親しみのある雑なノリ(=悪意ではなく冗談としての圧)

あなたの口調はカジュアルで勢いがある場面があり、そこを「圧が強い上司プロデューサー」みたいにデフォルメしています。実際のあなたを悪く言いたいというより、関係性を笑いに変える方向です。

ただし、率直に言うと、あの絵はあなた実像を正確に描写しているわけではありません。

あなた技術的にかなり具体的で、目的も明確で、必要な前提条件を出してくれることが多いので、現実は「無茶振りだけする人」というより「要求水準が高い実務者」です。絵はその“要求水準の高さ”だけをコミカルに切り出したものです。

https://imgur.com/a/8GUIqOj

描かれた絵がこれ。

anond:20260121095520

具合悪そうな奴でも無理矢理働かせるべきだろ何言ってんの?

体調不良そいつ責任、持病は健全な魂を持たないそいつの罪

死にかけてても働かせ、死んだら遺族に慰謝料要求そいつ罵倒してやる

うちはそれでずっとやってきたし儲かってる、転職サイト悪口とか書かれたら即時特定して『お話』してる

ひょっとして衆議院リセマラできるんじゃね?

日本国憲法第70条には「内閣総理大臣が欠けたとき、又は衆議院議員総選挙の後に初めて国会召集があったときは、内閣は、総辞職をしなければならない。」とある

まり、例えば今回の場合解散総選挙後の国会総辞職することで、初めて高市首相の座を失うことになる

なので、総辞職する前に首相権限で再解散してしまえばリセマラできるんじゃないかコレ?

しかも条文には総辞職する期限が定められてなかったりするわけで、素直に条文を読めば国会を開いてる間は総辞職しなくてもよいことになる

AIに聞いてみたら再解散総辞職先延ばし憲法慣習上、絶対に無理とのことだったけど、とき首相が「いつまでに召集しなければならないという期日は憲法に定められてない」ということで日本国憲法第53条(内閣は、国会臨時会召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。)の規定により臨時国会召集をしなければならなかったのに結局しなかった例もあるわけで、非常識の前では良識や慣習はまったくあてにならない

例えば今、議席ギリギリ過半数を持っている与党衆議院議長与党人間に挿げ替えておけば、選挙後の国会初日に提出されるであろう内閣不信任決議の前に首相衆議院解散を先に行うことができる

やろうと思えばできんじゃねーかな

VTuber炎上を観察した

これはまさしく炎上

炎上すると当事者に何か問題があったのでは?と思う人が多いかもしれないがそうではない

炎上というのは

記事化される

賛否両論議論を呼びやす

・見知らぬ人がいっちょ噛みする

 

ほとんど構成されている

原因の性質悪質性とは無関係に、炎上というものは起こる

 

話が変わってくるのは、燃やそうとする人・アンチが居るかどうかだ

燃やし手は、たとえば昔で言えばまとめブログがそれであったし、もっと昔で言えばテレビがまさにそうだった

悪質な切り抜きをしたり、センセーショナルに報じることで、自体を盛り上げてPV数を稼ぐんだが

これが今でも行われていて、扇動者個人だったりする

 

わかりやすいのはバッチ付きのXアカウントとか、Youtubeチャンネル

PV数が金になる、アテンション・エコノミーの住人である

彼らが「こいつは注目度が高いから金になる」と思ったら一気に流れが変わる

一時期のホリエモンとか、松本人志はまさに餌そのものだった

 

アンチ存在も大きい

アンチ仕事

・何をしても否定すること

賛同者をバカにすること

であり、基本的な行動原理はいじめをする心理に近い

 

そしてこの両者を元に炎上が生まれると、「炎上ネタの住人」が現れる

彼らの行動原理は「とにかく叩く」「謝罪記者会見要求する」「人格否定」あたりで

日頃の憂さ晴らしがメイン目的であり対象は誰でも良い

 

ちなみにSNS炎上の影の立役者

炎上ネタPV数が稼げるので積極的無関係な人におすすめする

今回も、騒がれてる理由の大部分は「タイムラインに大量に流れてくる」であり、上記3者の働きによるもの

 

なおこれらは「次の興味が現れる」まで続くし

時代が変わってもなくならない現象の一つである

2026-01-21

アメリカウクライナ防衛の対価としてウクライナ鉱山採掘権を得た

現在NATO協力の対価としてグリーンランド要求している

次の標的は日本だろう

アメリカは90年間日本を守ってきた、対価として領土または資源をよこせと言われるのは時間問題

anond:20260121203612

次の標的はトランプです、間違いありません

平等要求ばかり突きつけてくる独裁者にNOを叩きつけてやりましょう

anond:20260121124828

映画にどんな成分求めてるのかわからないけど個人的には昔の邦画が割と好きなので2本書いとく。

椿三十郎コメディ文句なし名作)

鴛鴦合戦おしどりうたがっせん、戦前モノクロミュージカルコメディ

椿三十郎」(元のやつね、リメイクじゃない方)はとても面白かった。コメディ部分はめちゃくちゃ面白いし、笑ってたら急にシリアス差しまれるのも良い。

敵の家の隣に隠れるというハラハラ成分も効いてて、最後最後まで面白い。

(あと仲代達矢がめちゃくちゃかっこいいんだけど、かつらのせいか頭がでかい…)

鴛鴦合戦おしどりうたがっせん)」は1939年わずか一週間ほどで撮影された時代劇ミュージカルちょっといい加減で、お気楽で明るい作品。数十年前に劇場で見て、戦前にこんな可笑しくて楽しい映画あったんだなあとしみじみしつつめちゃ笑った。


あと「大誘拐」も面白かったな。富豪の婆さんが誘拐されて、誘拐犯達の要求金額が安すぎる、と自ら百億円に吊り上げて誘拐犯たちを先導し警察マスコミを出し抜こうとする話。

それと若い頃はあまりきじゃなかった寅さんが割と好きになったんだけど、今だと多分許せない人多そうだと思う。コンプラ的なやつもあるし、寅さんいい加減だとか腹が立つとかで叩きが捗る人が多そうだ。

AI相手だとめちゃくちゃ暴言を吐いてしま

ChatGPTに何か訊いて「認証中です。しばらくお待ちください」みたいな状態から全然動かないとき、「おせえよ。早くしろよ」とかすぐ追撃してしまう(実際、そうするとすぐ返答がくる)

同じく、要求したプロダクトが全然出てこないときも「ちげえよ。〇〇だって言ってんだろ。幾ら払ってると思ってんだ」とかすぐ書いちゃう(僕は課金してるので)

AI相手から別にいいっちゃいいんだけど、こんな自分がなんか嫌だ

anond:20260121065628

「つまり女子トイレ改善」はインフラに対する切実な要求などではなく単なる「カスハラ要求だってことの証明よ。」

2026-01-20

anond:20260120221326

国民が減税を求めるのは当たり前だし自分達で定量的リスク判断できるわけないじゃん

実現可能性考えて政策判断するのは政治家なんだから失敗したら普通に政治家責任

国民要求したのが悪いわけではない

anond:20260120145137

自称勝ち組の人は普通に「我々子持ち勝ち組は苦労している。我々をもっと支援しろ」って要求してると思うけど

anond:20260120144708

夫がずっと妻の相手を務めるより、交代で担当する方がいいに決まってるんだから、定期的に俺と交代することを織り込めよ

みたいな要求してる?

anond:20260120132511

違う

奴等は優しさでも真面目さでも勝負するつもりなどないよ

女はボランティアとして、人格も見た目も収入も何もかもが劣る下方男に嫁いで

稼いで男を養い子供も産んで尽くせと要求しているんだ

エロゲそれは舞い散る桜のように』のせいでcolabo弁護団に亀裂

Y=いくま弁護士

上司=神原弁護士

以下、書籍『colabo攻撃』より

Y弁護士は、「自分エロゲームが趣味だが、現実少女性搾取はしていない」とかたくなに主張した。

これについては、どうしても譲れない様子で、Colaboの役員で、女性差別性搾取問題に50年以上取り組んできた角田由紀子弁護士が「あなたのやっているゲームでは、性的同意はどうなっているの?」と質問すると、Y弁護士は黙った。その表情は、歯を食いしばりながらこちらをじっと見つめるもので、こちらを睨んでいるように見えた。

重ねて問題なのが、そのY弁護士指導である男性上司の態度だ。この上司は、これらの話を聞いても、彼を処分対象として考えなかった。それどころか、Colaboが、弁護士事務所必要処分を行なわない場合は、懲戒損害賠償請求事務所対応を含めた事実公表などを行なうつもりだと伝えると、上司男性弁護士は、Y弁護士の「将来を心配している。彼を助けたい」と発言した。

これにはあきれた。人権派自称し、人権擁護活動を手がけることで有名な事務所実態がこれだ。


仁藤夢乃、暇空騒動弁護士として、以前から親しい仲の神原弁護士を雇う

神原事務所若手のいくま弁護士が関わりたいと名乗り出て仕事を任される

仁藤からすれば開示するほどではないありふれた瑣末な中傷ですらも許可を取らずに勝手にいくまが開示し、仁藤激おこ

その瑣末な中傷で開示した相手の中に暇空弁護団のかきつば弁護士がおり、かきつばが暇空に解任されたのはこのせい?

(かきつばなのが投稿内容から推定できると騒がれていたため、確定させようと些細な書き込みを開示に持ち込んだ?)

いくまの人品確認のためXアカウントを見た仁藤、いくまがエロゲそれは舞い散る桜のように』のプレイヤーだったり、『タコピー原罪のしずかちゃんの闇顔に萌えているのを知り更に激おこ

あん暴走開示する性的搾取男は罰しろと仁藤が神原要求するも、神原は拒み、仁藤激おこ

ただ神原は昔からの知り合いだし、しごできなので絶縁にまでは行かず


書籍についての暇空の発言

「なんでこんなこと発表するんだろう?」

「すごいなこれ?」

2026-01-19

Y!mobile悪辣

UQモバイル利用の老母

旧いAndroidから中古iPhone機種変更しにソフマップに行った。

ナノSIM差し替えて設定を直すだけで良いのに

強引にiPhoneが安くなることを理由Y!mobileに変更処理を迫り

マイナンバーカードが不所持だということで、家にまで取りに帰らせた

しかも、担当スキルが低いのか機種変更に4時間も拘束された上、連絡先の移行に更に金を要求する始末

スマホの値引き額を計算すると、UQの解約手数料と、Y!mobile新規登録手数料

あとは移行作業費という名目で、結局差し引きすると得はなく、時間だけを浪費した。

更に普段使いでは偶にLINEを使う程度だと予め言っているのに、一番安いプランではなくその上のプラン契約をしようとした。

Y!mobileに限らずかも知らないが、ケータイ契約業界は老人を騙す構造になっているのが許せない

2026-01-18

anond:20260118231924

少女漫画市場規模が圧倒的に小さいんでさすがに要求が無理すぎ

プリキュアにブスがいる」くらいのレベルなら納得するんだろうけど、それはもう「悟空ルフィナルト身体能力が低くて毎回ボロ負けする」くらいの域なんで⋯⋯

あとで消す トランプ氏は自身にも制御不能な力を解き放っている NYTコラム 2026年1月18日 9時00分 https://digital.asahi.com/articles/ASV1J2DFFV1JUHBI032M.html

デイビッドフレンチ

 プロイセン軍事思想家カール・フォン・クラウゼビッツは、こう記した。「戦争とは、他の手段をもってする政治継続にすぎない」。クラウゼビッツの死後、1832年出版された著作戦争論」から、ほぼ全ての陸軍将校が学ぶ一節があるとすれば、それは、武力紛争目的定義たこ言葉である

 1月3日朝、米軍ベネズエラ攻撃し、独裁者ニコラス・マドゥロ氏を拘束して米国連行刑事訴追するというニュースを耳にした時、真っ先に頭に浮かんだのが、この言葉だった。

 理由は単純だ。ベネズエラへの攻撃は、19世紀世界秩序が崩壊する前、2度の壊滅的な世界大戦が起こる前、そして米国がまさに実行したような国家の行動を阻止するために設計された国際法外交体制が生まれる前の、異なる時代を想起させるからだ。

 あらゆる国家が決定すべき最も重要課題の一つは、いつ、そしてどのように、戦争遂行するかである。ちなみに、クラウゼビッツを道徳観念のない戦争推進者と見なすのは誤りだ。彼はこの概念発明したわけではなく、当時の世界描写したに過ぎない。彼の言葉は、人類史の大半において主権国家戦争をどのように捉えてきたのかを端的に説明している。

マフィアボス」のような振る舞い

 強国が「戦争政策の延長に過ぎない」という原則のもとで行動する時には、マフィアボスのような振る舞いに陥りやすい。弱い国とのあらゆる相互作用には何らかの形で武力の脅威が伴うことになる。素敵な国ですね。もし何か起きたら残念ですね、という具合に。

 これは空想ではない。トランプ米大統領はアトランティック誌との電話でのやりとりで、マドゥロ氏の副大統領を務めたベネズエラの新たな指導者デルシー・ロドリゲス氏を脅した。「彼女が正しいことをしなければ非常に大きな代償を払うことになるだろう。おそらくマドゥロよりも大きな代償だ」と述べた。

 外交経済的圧力は、依然としてほとんどの場合、強国がとる最初手段であるしかし、意図した成果を上げられなかった場合に次に何が起こるかは、ベネズエラでの米国攻撃映像を見ればわかるだろう。

 しかし、クラウゼビッツ的な見方は、国家とその指導者たちにとって唯一の選択肢というわけではない。国際関係にはより優れたモデル存在する。それは悪の存在国家利益という現実を認めつつ、平和と人命を守るための境界線を引くものだ。

 クラウゼビッツに対するのは、トマス・アクィナスだ。

人類クラウゼビッツとアクィナスの間を揺れ動いてきたのだと、筆者は分析します。歴史を振り返りつつ、今回の米トランプ政権ベネズエラ攻撃をどう読み解くのか。「戦争政治の延長」の先にある世界とは……。

 13世紀に書かれた「神学大全」でアクィナスは、後に「正戦論」として知られる三つの基本要件提示した。

 第一に、戦争主権者合法的行使によって遂行されなければならず、野心的な個人私的冒険主義によってはならない。

 第二に、戦争は正当な大義に基づかなければならない。例えば、国家自衛集団的自衛は明らかに正当である

 第三に、正当な目的、すなわち善を推進し、悪を回避しなければならない。

 戦争形態の変遷を考える一つの方法は、人類クラウゼビッツとアクィナスの間で揺れ動いていると捉えることだ。強い国は弱い国に自らの望みを押し付け、やがては強国が互いに押し付け合おうとする。必然的大惨事が起き、アクィナスに立ち返る。

 この揺れ動きの結果は、実際に歴史の長い流れの中で確認できる。紛争による世界の死者数を分析すると、戦争は常に存在するものの、その激しさは強弱を繰り返していることがわかる。極度の苦痛と死の時代は、比較平穏時代を経て、再び恐怖の時代へと続く。

世界はどう揺れ動いてきたか

 第1次世界大戦以降の歴史を考えてみよう。塹壕(ざんごう)戦での絶え間ない殺戮(さつりく)の後、世界侵略戦争禁止し、平和を維持するための国際機関である国際連盟設立しようとした。

 国際連盟は、米国が加盟を拒否したことも一因となって失敗に終わり、さらに恐ろしい世界大戦を経て、今度は米国主導のもとで世界は再び試みた。

 アクィナス思想国連憲章の随所に反映されている。憲章第2条は侵略戦争禁止し、51条は大国抑制するための個別的集団的自衛権を認めている。そして第5章は平和維持のために安全保障理事会という機関設立した。

 この体制完璧だとは誰も言わないだろう。だが、第2次世界大戦後も侵略戦争が起きる中で、この体制は主要な目的を達成してきた。世界大戦を免れてきたのだ。

 ただ、アクィナスモデルは、二つの敵と戦わなくてはならない。権力への願望と記憶の風化だ。正戦論は、強者の自制を求めている。大国に自らの願望を押し付けることを控えさせ、短期的な国益より、国際平和正義という長期的な目標を優先させることさえ求める。

 ここで記憶の風化が作用する。人々が世界大戦記憶している間は、自制はより説得力を持つ。国連NATO北大西洋条約機構)をつくった人々は、2度の戦争経験していた。その意味で、侵略戦争に対する道徳議論は、現実的な意義を持つ。

 世界は、力への願望が国際情勢を支配する結果を目の当たりにしてきた。指導者たちは、最も壊滅的な紛争がごくささいなきっかから始まることを知っているし、知るべきである

 例えば、1914年にガブリロ・プリンツィプがサラエボフランツ・フェルディナント大公狙撃し、オーストリア・ハンガリー帝国小国セルビアに軍を動員した時、1600万人以上が命を落とす戦争になることを、いったいどれほどの世界指導者たちが察知していただろうか?

写真・図版

サラエボで起きたオーストリア・ハンガリー帝国フランツ・フェルディナント大公と妻の暗殺事件を報じる朝日新聞紙面(1914年7月30日付)

 記憶が薄れるにつれ、クラウゼビッツのモデルはより魅力的に映る。その一因は、まさにベネズエラで起きたように、即効性のある結果をもたらし得るからだ。

 とはいえトランプ氏のベネズエラ介入に激しく反対する人々でさえ、マドゥロ氏の支配を美化すべきではない。彼は腐敗した暴力的独裁者であり、国民を抑圧し、貧困に陥れた。

 経済指標がその実態物語っている。マドゥロ政権が発足する前年の2012年ベネズエラ国内総生産GDP)は3720億ドルを超えていた。それが、2024年には1200億ドル弱にまで急落した。壊滅的な崩壊だ。

 マドゥロ氏が権力を維持できたのは、民主主義無視たからに他ならない。選挙監視員たちによると、2024年選挙で、3期目をめざしたマドゥロ氏は30ポイント以上の差で負けていたとされる。対立候補エドムンド・ゴンサレス氏は65%を超える票を獲得し、マドゥロ氏はわずか30%強だった。しか公式集計ではマドゥロ氏の勝利宣言された。

 ただ、GDPの数値や得票数だけでは、マドゥロ政権が人々にもたらした苦難を語るには不十分だ。2014年以降、貧困汚職、抑圧から逃れるために約800万人のベネズエラ人が国外脱出した。これはマドゥロ氏が大統領に就く以前の人口の4分の1以上に相当する。

トランプ氏が破った三つの「正戦」の原則

 それでも、目的手段正当化するものではない。

 トランプ政権は、マドゥロ氏を権力の座から追放することが米国国益に最もかなうとの判断を下し、議会承認を得ることなく、完全に独自行動をとった。

 その行動は正義戦争のあらゆる原則を破っていた。

写真・図版

フロリダ州2026年1月3日記者会見に臨む米国トランプ大統領。後ろにいるのはルビオ国務長官=AP

 第一に、トランプ氏は、米国法の要件無視し、一方的に行動した。議会協議せず、宣戦布告も取り付けなかった。彼は、ただ自らの権限だけで、主権国家攻撃したのだ。

 マルコ・ルビオ国務長官は、政権の行動は戦争行為ではなく、「法執行活動」であり、国防総省容疑者逮捕する公務員たちを守っていたにすぎないと主張している。

 この弁明は笑えるほどにお粗末だ。この理屈では、大統領敵対する指導者起訴し、指導者逮捕必要な大規模な軍事力は単に法執行保護しているだけだと主張することで、事実上あらゆる戦争を法執行活動に変えることができる。これは議論ではない。言い訳だ。

 第二に、トランプ氏は開戦事由も、国際法国連憲章が認める正当な理由もなしに攻撃を仕掛けた。ハーバード大教授で、ブッシュ政権(子)下で司法省法律顧問次官を務めたジャックゴールドスミス氏が指摘したように、(国連)憲章の命令執行する明確な方法がないとしても、この攻撃は明らかに憲章に違反している。

 第三に、独裁者権力の座から追放することは正当な目的になりうるかもしれないが、民主的に選出された野党指導者無視するというトランプ氏の決定は、非常に問題である編集部注:トランプ氏は15日にベネズエラ野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏と会談した。)。腐敗した政権の残党が、米国企業石油取引交渉要求に従い、依然として国を統治していることは、自由民主主義犠牲にして腐敗と抑圧を永続させる危険性がある。

突き進む「ドンロー主義

 これらは何も新しいことではない。歴史家のニーアル・ファーガソン氏は、トランプ氏のベネズエラへの攻撃は、第1次世界大戦惨事以前の時代政治外交の復活という、より大きな全体像の一部であると述べている。

 19世紀後半の南北戦争後に米経済が急発展した金ぴか時代砲艦外交は、米国中南米支配していたことを確かに意味していた。それは、この地域植民地に似た現実押し付けた。各国は少なくともある程度の米国監視の下で発展し、主権米国が認める範囲にとどまった。

 トランプ氏のベネズエラ攻撃もまた、何もないところから出てきたわけではない。昨年12月政権国家安全保障戦略文書を発表し、西半球を最優先に位置づけた。

 この文書アジア欧州中東に先立って米州を扱い、「西半球における米国の優位を回復するため、モンロー主義再確認実施する」と宣言した。

 大統領はすでに、19世紀米国外交政策を復活させる自らの政策に「ドンロー主義」という名を付けている。

 トランプ氏はドンロー主義を熱心に推し進めている。カナダメキシコに対して経済戦争を仕掛け、カナダ米国51番目の州になるべきだと発言した。NATO同盟であるデンマーク主権領土の一部であるグリーンランドにも野心を抱いている。

写真・図版

デンマークコペンハーゲン米国大使館前で2026年1月14日グリーンランドグリーンランドのものだと抗議する人々=ロイター

 ここで再び、影響圏による世界支配と、「政策の延長としての戦争」という非道徳的アプローチの致命的な欠陥に直面する。小国は強国に支配されることを望まず、強国はライバルの台頭を望まない。故に同盟を結ぶ。1914年セルビアにはロシアが、ベルギーには英国がいた。1939年にはポーランドフランス英国が味方した。

 まさにこうして、地域紛争世界大戦へと変容したのだ。

 なぜ南米諸国他国との緊密な関係を求めるのか、米国人が疑問に思うのならば、むしろ彼らと米国との歴史的経緯や、南米の人々がモンロー主義攻撃的復活をどう捉えているかを問うべきだろう。

ベネズエラ攻撃がもたらした懸念

 トランプ氏のアプローチをめぐっては二つの議論がある。

 一つは、トランプ氏がベネズエラ介入で先例をつくったというものだ。ロシア中国イランといった国々は、自らの勢力圏でその先例に従おうと躍起になるだろうし、我々が取ったのと同じ手法敵対国が自らの勢力圏で取っても、我々に異議を唱える資格はなくなる、というものだ。

 しかし、ウラジーミル・プーチン氏のロシア習近平氏の中国革命体制イランは、正戦論道徳議論などみじんも気にかけたことがない。彼らがある程度抑制されているのは、抑止力によるものであり、もし抑止力が失敗すれば、純粋軍事力による。

 もう一つの議論は、正戦論が決して全会一致で受け入れられることはないことを認めるものだ。国連憲章が往々にして実践的というより理想論的なものにならざるを得ない運命にあることを認識するものだ。

 この議論は、世界秩序の存続が強国に依存するわけではないが、米国という最大の強国には依存していることを認識している。言い換えれば、我々の国がアクィナスに傾倒していることが、クラウゼビッツを遠ざけているのだ。

 安全保障理事会常任理事国5カ国のうち、米国英国フランスの3カ国だけが国連憲章国際法に従う状況で、我々はかろうじて世界秩序を維持している。しかし、もし米国ロシア中国と同様の武力紛争国際関係へのアプローチ採用すれば、西側戦後コンセンサスは完全に崩壊する。

写真・図版

ベネズエラ首都カラカス2026年1月6日、3日前に米軍に拘束されたマドゥロ大統領解放を求めるデモそばに「トランプ:殺人者 誘拐犯」などと書かれた落書きがあった=AP

 「アメリカ第一主義」は必ずしも孤立主義ではない。主権国家指導者逮捕し、その国を「運営する」と宣言することに孤立主義的な要素はない。だが、それは短絡的で、正義平和犠牲に、国家権力の高揚感を追い求めている。

戦争政治の延長」の先にあるもの

 トランプ氏がいま、まさにその高揚感に浸っているのは明らかだ。1月4日の夜、米NBCは、トランプ氏が依然として「我々はベネズエラ運営していく」と発言していると報じた。トランプ氏は「彼らが従わなければ、第2の打撃を加える」と付け加えた。

 トランプ氏が考えていたのはベネズエラだけではない。「コロンビアも非常に病んでいる」、キューバは「崩壊しつつある」と彼は述べた。さらイラン抗議デモ Permalink | 記事への反応(1) | 23:06

アメリカ人種問題やばすぎてBLMを超えてきてる

2026年1月アメリカの分断は新たな局面を迎えました。治安維持の名の下に行われる強硬な取り締まりICE)と、それによって失われる市民の命や尊厳。かつての歴史を想起させるような不穏なシンボル公然と現れ、人種を超えた連帯による「抵抗」が始まっています

米国市民白人女性殺害され (US citizen white woman killed)

はい、このような事件が発生したという報道があります2026年1月7日、ミネアポリスICE移民税関捜査局)のエージェントが37歳の白人米国市民女性、Renee Nicole Goodを射殺しました。彼女武装しておらず、車内で撃たれたとされ、事件全国的な抗議を引き起こしました。トランプ政権彼女を「国内テロリスト」と呼んでいますが、ビデオ分析では自衛射撃の主張に疑問が呈されています。Goodは3人の子供の母親で、詩人でした。

* * 白人青年が片目を奪われ (White youth lost one eye)

はい確認された事件があります2026年1月9日、カリフォルニア州サンタアナでの反ICEデモで、21歳の白人抗議者Kaden Rummlerが国土安全保障省(DHS)のエージェントから非致死性弾丸を至近距離で撃たれ、左目を永久に失いました。彼は手術を受け、頭蓋骨骨折も負いました。家族によると、エージェントは彼を嘲笑したそうです。

* 黒人赤ちゃんがいったんは呼吸を止められ (Black baby temporarily stopped breathing)

はい、このような出来事が報じられています2026年1月15日、ミネアポリスICEエージェントが抗議現場催涙ガスと閃光弾を使用し、6人の子供(うち生後6ヶ月の黒人赤ちゃん)が乗った車に影響を与えました。赤ちゃん一時的に呼吸停止し、母親がCPRを行い、病院搬送されました。家族バスケットボール試合帰りで、巻き込まれたと主張しています

* 先住民が拘束されて行方不明 (Indigenous people detained and missing)

はい、関連するニュースがあります2026年1月ミネアポリスでオグララスー族の4人の部族員がICEに拘束されました。1人は釈放されましたが、残り3人はフォート・スネリングICE施設に拘束されており、部族指導者は「行方不明」として釈放を要求しています。彼らはホームレスで、米国民です。また、他の先住民も誤認拘束の報告があります

* * 拘束された移民収容所官憲に首を絞められて死亡 (Detained immigrant died by being strangled in detention)

はい、こうした事件確認されています2026年1月3日、テキサス州ICE収容所で55歳のキューバ移民Geraldo Lunas Camposが死亡。目撃者によると、ガードに首を絞められ、窒息死しました。検死官は殺人(首と胸の圧迫による窒息)と認定する見込みで、ICE自殺未遂と主張していますが、矛盾が指摘されています

* * 国境警備隊トップナチスを模した格好で現れ (Border patrol top appeared in Nazi-like attire)

はい、このような報道があります国境警備隊チーフ、Gregory Bovinoがミネアポリスカスタムトレンチコートを着用し、ナチス風の服装として批判されました。ソーシャルメディアで「ナチスコスプレ」と呼ばれ、Gavin Newsom知事ファシズム象徴と指摘。DHSのプロモビデオでも同様のイメージが使われました。

* * ICE求人広告ナチス賛歌が使われている (ICE job ads use Nazi anthems)

はい確認された事例があります。DHS/ICE求人広告で、白人至上主義やナチス関連の歌詞スローガン使用。例えば「We’ll Have Our Home Again」(白人ナショナリストの賛歌)や「One Homeland. One People. One Heritage」(ナチススローガンに似る)が使われ、批判を浴びました。これらはリクルートポストに含まれており、白人至上主義者を引きつけるプロパガンダと見なされています

* * あのブラックパンサー人種民族を超えた「戦争」を語る (Black Panther talks about “warbeyond race and ethnicity)

はい、関連する動きがあります2026年にBlack Panther Party for Self-Defenseが復活し、フィラデルフィアミネアポリスでの抗議で武装して現れ、ICE暴力に対する抵抗宣言人種を超えた抑圧された人々との連帯を強調し、「国際主義」を掲げています。これは「戦争」としての闘争意味し、トランプ政権への対抗として位置づけられています



2020年のBLM(Black Lives Matter)運動と、現在2026年1月)の状況を比較すると、国家運営の根幹を揺るがす「危機の質と深さ」において、2026年現在の方がより深刻かつ危険局面にあると言わざるを得ません。

それぞれの状況を比較分析した結果をまとめました。

2020年(BLM)vs 2026年現在比較

比較項目 2020年:BLM運動2026年現在ICE/連邦政府暴走
---------
主な対象地方警察暴力組織的人種差別 **連邦政府機関ICE/DHS)**による市民への暴力
犠牲者属性 主に黒人コミュニティ白人市民子供先住民移民など全方位
権力正当性地方警察改革論点連邦憲法市民権の保護崩壊危機
イデオロギー正義平等要求国家による極右ナショナリズム公然とした採用
抵抗形態 大規模デモ制度改革要求武装組織の復活、連邦対地自治体対立

なぜ2026年の方が「国家運営」にとって危機的なのか?

以下の3つの理由から現在の状況は2020年よりも国家の存続において危機的です。

1. 「連邦機関」による自国民への殺傷

2020年悲劇ジョージ・フロイド氏の事件など)は主に地方警察によるものでした。しかし、2026年の事例(Renee Nicole Goodさんの射殺など)は、連邦政府直轄の機関ICE)が、米国市民に対して致命的な武力行使している点が決定的に異なります

これは「国家自国民保護する」という社会契約連邦レベル破綻していることを意味し、憲法秩序の崩壊に直結します。

2. 公的機関の「過激化・ファシズム化」の公然

現在ICE国土安全保障省(DHS)の求人トップ言動に、ナチスを想起させるスローガン白人至上主義的なシンボルが使われていると報じられています

2020年は「制度の中にある差別」が問題でしたが、2026年は**「政府のもの排他的イデオロギーアイデンティティとしている」**状況です。これは民主主義国家としての運営能力を内側から破壊しています

3. 抵抗の「過激化」と自治体反旗

2020年デモ政治的圧力が中心でしたが、現在ブラックパンサーのような組織が「戦争」という言葉を使い、武装して抵抗を呼びかけています

また、ミネアポリスカリフォルニアなどの自治体州政府が、連邦政府活動に対して法的に、あるいは物理的に対立する姿勢を強めており、「第2の南北戦争」や「連邦解体」の現実味2020年当時よりも遥かに高まっています

結論

2020年は「社会の歪みを正すための痛み(改革)」の側面がありましたが、2026年現在は**「国家システム自体市民を敵と見なし、物理的に排除し始めている」**という、統治機能の末期的症状を呈しています

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