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はてなキーワード: シャバとは

2024-12-10

anond:20241210013937

刑務所でも学校でも会社でもネットでも国会でもなんでもそうだけど、結局人間が居る限りそこは社会の一部なんだからシャバに合わなかったら再入所すればいいってことなんやで

2024-12-06

anond:20241205212946

チントンシャン

コンチキチン

チンチンツクツク

ムックシャバキルヘンマンネンネー

テッコンキンクリート

ベーコンエッグダブルバーガー

大東文化大学

2024-12-04

anond:20241204144026

対応な悪こそを叩くべきなら捕まったレイプ魔よりシャバキモオタを叩くべきという理屈になってしまうんじゃ

2024-12-02

久しぶりにカレー屋行ったら、旨いんだけどなんか変だな?ってなって

から思い返すと、味は変わってないと思うんだが、具とコメが減ってバシャバシャになってた気がすんだな

値段変わってなかったから、そっちでバランス取ったんだろうが

元々の量が多かったから逆に気になる

2024-11-28

anond:20241128183039

武器が二つあるならどっちも使えばいいのに使いこなせないからって片方を捨てちゃうのはシャバいわ

2024-11-26

銭湯で床にお湯をぶちまけるおじさん

湯船から出る前にバシャバシャ何度もすくってお湯を捨ててるやつ

あれは何をやってるの?そういう習性

2024-11-24

そもそもジャンプラブコメに力入れてないという現実に目を向けたい

https://anond.hatelabo.jp/20241123225630

  

1.無能に悪意を見出すな

うるかちゃん怨念の人、

言いたいことはボンヤリとわかるんだけど

俺はそもそも僕勉にそこまでの熱を持てなかったか

僕勉の中の特定キャラの不遇への怒りにも共感できねーわ。

(あとラブコメって結局殆どキャラにそういう不満は発生するよなとも思う)

  

俺がもっと気にするのは

うるかちゃんどうこう僕勉どうこうより

そもそも筒井大志先生という人がそこまで能力が高いように見えないってことなんだよね。

からうるかちゃんの件も悪意を見出すより能力限界だったんじゃね?って思っちゃう

 

 

2.筒井大志先生はあれで一杯一杯

新連載見てもわかる通り、筒井大志先生は絵のクオリティが低い。

手を抜いてるというより限界まで頑張った絵と落書きみたいな絵との幅が小さいんだよね。

まりこの人は絵に対するリビドーが弱いんだ。

絵を頑張れない人。頑張らずに来た人。それか才能がここまでの人。

 

キャラクターも結局コテコテ類型以上のものを作れなくて

途中から人気が出た先生も「外ではデキる女で家ではポンコツ」っていう

すりきれきったような類型から一歩も出ないキャラだった。

 

元はもう少し理想が高くてメインダブルヒロイン頑張ろうとしてたけど

大したイメージも無い人が変人キャラを作ろうとするとただただ不快攻撃アスペになる

というよくあるドツボにはまって連載が終わりかけて

素直なうるかちゃんでなんとか打ち切り回避したって経緯からわかるように

キャラ造型にも大した能力が無いんだ。

 

公平の為に言うなら走りながら修正したのは素晴らしかったと思う。

文系アスペやめて人の心がわかる作中1の凡人常識人になったし、理系自閉症うどんという一発芸をつけたし

「なんだこのリストア?」って思うけど連載しながらあれはすげー頑張ったよ。感動した。 

 

ただ、あらゆる面でアマチュア臭い能力不足を感じるというか

あれならニセコイ終盤で叩かれまくった古味先生の方が

絵も設定も構成ほとんどすべての面でちょっとずつ能力が高かったと思う。

(あの人こそもう一作ぐらい描けたと思うけどラブコメ不本意だったのかもね。

 非ラブコメ読み切りを描いてそれが全部微妙だった)

 

   

3.ジャンプそもそもラブコメを舐めてきた

これはもうはっきりと言える。

恋愛(または時にはライトえっちやお色気)を扱うジャンルに真面目に取り組んでない。

一切扱わないっていうなら雑誌方針からそれはそれだと思うけど

ジャンル自体は存置してるのにジャンルを舐めてる」って姿勢を感じちゃうんだよな。

 

俺ほんと矢吹漫画とか大嫌いなんだけどさ

絵もシチュも全てが古臭くて、下品さやモロさのチキンレースをしてるだけなの。脱法的にまんこ描いたからなんなの?っていう。

矢吹は20歳でジャンプ連載始めた早熟児とかだった気がするけど、

10代で固めた技能の殻を破れないって言うか。絵がとにかく小さくまとまってる。キャラ造型も昭和

やっぱ10代から漫画漬けなんて人間予後は悪い。

ルックバックの主人公も30以降ろくなことにはならねーわ。忌憚のない意見ってやつっス。 

   

 

4.ジャンプは今もラブコメを舐めまくってる

それで矢吹とかゆらぎ荘とか昭和ラブコメが去った後も『ひまてん』だろ。

俺『ひまてん』も読んでるだけで腹立つんだわ。

もう作者が明らかに何の情熱も無いんだよね。

 

女の子を可愛く描こうっていう気概すらない。

こいつもアップの画面と小さいコマキャラ情報量がほぼ同じなの。全然頑張らない。

なのに回を追うごとにドアップのコマが増えてるの。  

これは何かって、手を抜きたくなってるんだよ。

こなし仕事になってるわけ。楽することが主眼になってるわけ。

仮にもジャンプ連載の立ち上がりで、自分ベストを追うのではなく負担を減らす姿勢が見えてるの。

じゃあもう筆折ってカタギの就職しろって思っちゃうけどね。

やりがい感じねえのにやるような仕事じゃないっしょ。

 

作者名で調べたら元はラブコメ描いてなくて全く別の漫画打ち切りになってる。

それでどうしようってなってラブコメ舐めてるジャンプに「ラブコメでも描かない?」って言われて

ラブコメを舐めながらラブコメ描いてんだなって気がする。邪推かなあ? 

 

あとなんか、主人公ヒロインたちも全員同じ顔と同じ表情するんだよね。

こいつも10代から漫画ばっかり頑張ってそう。

  

  

5.ラブコメではジャンプマガジン惨敗してる

マガジンラブコメ全然違うよ。

この間終わったばかりの『赤羽骨子のボディーガード』にしろ

絶賛連載中の『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』にしろ

まず作者の能力が相当高い。熱量も高い。

 

連載打ち切りになって次が決まらないまま30過ぎて腐った奴とか

エロ漫画を頑張り切れずにキャリアロンダリングしたいなーみたいな姿勢の腐った奴とか

そういうダメ元素材に「ラブコメでもやってみる?」ってやらせてるジャンプとは全然違う。

 

きちんと能力高い作家に一級の仕事としてラブコメを振ってるんだよね。

俺はマガジン全体で言えば嫌いだしジャンプよりずっと下だと思うけど

ラブコメに関してだけはジャンプを上回ってると思う。

 

ジャンプラブコメを心底バカにして蔑視されるべきジャンルだと思ってて

マガジンラブコメ普通に有望ジャンルだと思ってて

その違いのため。

 

赤羽骨子は「そのキャラ数と作画エネルギー構成力要る?」 っていう

過剰カロリー横溢したようなすごい漫画だった。(正直カロリー抑えた方が売れる気がする)

あれとひまてんを同じ「ラブコメ」と括ること自体冒涜だと思う。

 

ひまてん1回分に注ぎ込まれた才能と情熱

赤羽骨子1回分の10分の1も無いと思うよ。

マジ舐めてるよね。

ジャンプ編集部ラブコメ舐めてるからあんな舐めた仕事で許されてるだけ。 

  

 

まとめ

話を最初の出発地点に戻すけど

要するに問題本質は武元うるかじゃないし僕勉でも無くて

ジャンプが心底ラブコメを舐めてるってことなんだ。

 

その姿勢が変わらない限りは微妙能力作家ラブコメ枠に投入された

微妙な出来のラブコメ昭和のお色気で許されていくわけだから

そんなもんを真面目に読んじゃってどうするの、って思う。

生産体制が悪い粗悪品を食べて腹壊してるだけだよね。

 

まり問題の根源を見極めてほしいということ。

俺こそがジャンプラブコメの行く末を真に憂う者だからさ。

問題うるかちゃんじゃないし筒井大志でもないんだよ。

もっとず―っと深いところにある。

 

なんでジャンプってこんなにもラブコメ蔑視してるんだろうな?

「下等なジャンル」みたいな昭和から方針が残ってんだろうか?

桂正和は異常な才能と情熱で気を吐いたけど、あれは個人武力を頼み過ぎだったよな。

  

 

追記リスペクトがない」について

esbee こういう増田とかブロガー上から目線ブクマカとかを観ていると、私はせめてクリエイターに最低限のリスペクトを示す、多少なりとも届けがいのある消費者でありたいと思うんですよね……

2024/11/24

ブロガーってクリエイターなのか…?そこはわからん

 

俺は漫画家にはリスペクト持ってるよ

から筒井大志先生古味先生ってかいてるだろ

それはそれとしてジャンプという最高雑誌ラブコメ枠という重責を担うには筒井先生能力不足だったのではと言ってんの

筒井先生の新連載の推理部分とか、俺は面白くないけど隅々まで精いっぱい考えて頑張ってるのは伝わってくるよ

そういう風に精一杯頑張る人ではあると思う

 

ひまてんは今のところ頑張ってるようにすら見えない 

当初の志望と違っても切り替えてラブコメで頑張るんだ読者を楽しませるんだ一山当てるんだ

みたいな気持ちが伝わってくれば応援したくなるかもしれないけどそれすらない

 

女の子の魅力を「女子高生社長頑張ってるもんな」みたいなセリフ説明する

実体験でも妄想でもいいけどもっと体温のあるエピソードシチュを描こうとせえや

という不満があるし何より作画で手抜きをするなと思う

特に3人目が出てきたあたりがひどくて今は多少持ち直してるか)

   

呪術廻戦て終盤結構ネットの一部で叩かれてもいたけど

やっぱり連載中は唯一無二のジャンプトップだったと思う

一人の作家が一生一度しか出せないテンションパフォーマンスを見せてたか

 

でもジャンプって本来それを見せる舞台じゃないの?

そしてラブコメでもそれは同じじゃないの?

マガジンの充実したクオリティ高いラブコメに今からジャンプが勝てるとしたら

活路はそこだと思う

  

追記個人叩きだ」について

俺はパフォーマンスを基に批判してるつもりだけど

あえて個人の話をするならひまてんの作者だって色々悩むことや辛さもあるのはわかるよ

30過ぎくらいで目指したキャリア全然違うことになっててなにこの人生とか思ってるのかもしれない、そんな内面はなんもわからんけど

  

けどメジャーリーグドジャース登板してるような立場人間

そんな凡人レベルのよしよしすることに意味はあるのか? 

 

ひまてんを気合いの入った超おもしろラブコメにして読者をひれ伏させることにしか彼の活路はないだろ

人生最高の気迫で踏ん張るしかないとこでシャバいことやってんじゃねえぞ

気合い入れる以外に今かけるべき言葉ってあんのか?

 

追記「偉そうだ」について

批評は偉そうな行為なんだから偉そうにするのは当たり前だろう

偉そうな行為を偉そうな口でやってる俺よりも

自分は偉そうな人間ではない」という自認で好きにブコメ書いてる奴等とかの方がやべー奴なんじゃねえかと俺は思う

 

追記 渋い


SnowSwallow

ジャンプラブ”コメ”を語るに、篠原健太先生渡邉先生をどうして避けるんだ…。ジャンプ少年向けギャグ枠に成人向け変態性を合わせるスタイルも目立つ。最近では林聖二先生も。

2024/11/25

わかってるじゃん。

渡邉はい女の子描けてた。

恋するエジソンとか決して高い画力ではないなりにフロー出てた。

「こういう子がかわいい」っていうビジョンリビドーがあった。

関西弁の子が好きだったわ。

偉人の顔になる」っていうあん面白くないギャグ

連載中に上達してきてた女の子の可愛さが衝突してたね。

 

あの人は結局ジャンプにいる間

ギャグに賭けるのか女の子の可愛さに賭けるのか

踏ん切りつかないみたいなところがあったよな。

  

筆おらないでジャンプラで活躍してくれてるだけで御の字だが

機会があれば自分の絵柄でラブコメチャレンジもしてほしいな。

  

林聖二!?ってなったけど検索して出てきたテラちゃんのことか?

これも渡邉築と同じで絵に落書き感残ってるが

女の子にはフロー出てると思う。

  

つか挙げる名前が渋いな。

 

2024-11-15

スーパー銭湯が大好き

スーパー銭湯ってほんと楽しいよな。

入った瞬間のあの温かい湯気の感触、最高だと思う。

とりあえず掛け湯はちょっとだけ茶々ッてやって、すぐに大きい湯船に飛び込むのが俺のスタイル

深呼吸しながら「ふぅ〜っ」って声が出るのも気持ち良すぎて自然にやっちゃう

湯船の中では手とか足を延ばしてストレッチしたり、のんびり動いたりするのが好き。

サウナにも行くけど、汗がめっちゃ出るから長目に入って、その後は冷たい水風呂に勢い良く飛び込むのが最高。バシャバシャ水を触ったり、思い切り浸かったりしてると生き帰る感じがする。

湯船では友達と喋りながら永く浸かって笑ったり、リラックスする時間満喫してる。

休憩スペースではマッサージシートに足を延ばしてスマホを弄ったり仮眠したりするのが一番落ちつくんだ。

でもさ、この間は風呂上がりに楽しみにしてた御飯微妙テンション下がった。名物唐揚げ定食頼んだら、衣がベチャっとして冷たいし、肉もバサバサ全然美味しくなくてさ。

御飯も硬いし味噌汁も緩いし、友達と「この料理酷くない?」って大きな声で聞こえるように言ってやったわ。親切だろ?

風呂は最高だったのに、最後がこれだと残念すぎなんで、次はもう食堂行かずに、セブンティーンアイスで済ませようかって思ってる。セブンティーンアイスならハズレはないからな

2024-11-05

anond:20241105223801

つい先日「座りションしてたらなぜか便器に穴が開いてて床に尿がバシャバシャ飛び散る」って夢を見た・・・

幸いなことに目を覚ましても漏らしてなかった

よかった・・・

2024-11-03

anond:20241103010625

埋蔵金は見つかったんやで

ホロコースト生存者の4分の1以上が貧困ライン以下の生活を送っている

レウミ銀行とハシャバホロコースト犠牲者資産発見賠償会社)は

レウミが同社に1億3080万シェケルを支払うことで合意

2024-11-02

今日をもって増田引退するのでこれまでに書いた増田を振り返る

先月頭にはてな匿名ダイアリー(以下増田)のアカウントを作って投稿を始めた

約1か月経過し、当初の目的を達成したので引退する

目的は、文章アテンションを得る練習をすることだ

他の文章投稿サービス比較したとき増田サービス上の特徴としては以下のようなものが挙げられる

投稿アカウントに紐づかない完全匿名であること

②下世話、差別的、くだらない内容であっても比較的許容される

③年齢層が高くネット慣れした人間が多いコミュニティで、青臭くシャバい内容が嫌われる傾向にある

④長文でも読まれやす

Xや2chnoteやその他ブログサービスでは上記の条件のいずれかが満たされなかった

さらはてなブックマークというサービスによりすぐにアテンションの数が数値化されるということもあり、増田ブクマ数を集めることが、自分目的達成に最適だと考えた

結果としては、増田アカウントを作ってから1か月で3つのエントリで3桁ブクマを達成した

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20

https://anond.hatelabo.jp/20241012181121

彼氏おもんな増田から考える男女間の「面白さ」の違い(追記あり)

https://anond.hatelabo.jp/20241002190451

文芸でも実用でもない本のジャンルってなんて言うの?

https://anond.hatelabo.jp/20241030165700

※後で証拠のために上記エントリそれぞれでこのエントリトラバする

あと他にも何本か書いたが全然伸びなかった、例えばこれとか

FIREしようとする人ってマジでバカなんじゃないの?

https://anond.hatelabo.jp/20241027152456

その程度のブコメ数で偉そうにwwwとか馬鹿にされそうだがこれまで碌に文章も書いてなかった人間がこれだけ人に反応を貰えたというだけでやってよかったと思うよ

自分なりに考える、増田で注目される文章を書く最大のコツは「適度にツッコミどころを用意する」ということである

特にジャンプ20増田が顕著な例で、これはブクマカ各々が「これが入ってないだろ!!!」と一言物申したくなるという意味で最適の題材、形式を選べたと思う

未だに模倣増田が後を絶たない辺り、なかなか完成度の高いフォーマット増田界に投下できたという手応えがある

これからも各ジャンルにおける重要ものネット上の集合知として広めていってほしい

最後になるが、ブクマトラバをくれた諸氏には感謝してもしきれない

みんなの反応のおかげで文章を書くのがちょっと楽しいと思えた

約1か月の短い付き合いだったがありがとう またネットの海のどこかで逢えたらいいな

じゃあな

2024-10-28

発狂は大切よ

思いきり癇癪をぶちまけて、気が狂った状態でのたうち回って、正気の沙汰ではない振る舞いをしていい

みんな溜め込んでんだわ、怒りも狂気も何もかもを

チゲ開放はいいことだ、溜め込んだ怒りを開放し、狂気開陳し、全てを吐き出す機会は絶対必要

それだけストレスまみれなんだよ世の中は、思いきりぶっ壊れようぜ


ただし法に触れないように、他人迷惑かけないようにな

用法用量を守り、正しく発狂しよう

交通安全を守りながら外を全速力で走ったり、市民プールでめちゃくちゃ手足動かしてバシャバシャ泳いだりだ

発狂するにもコンプライアンス法律を気にしないといけないからな

健全運動を肉体ぶっ壊す勢いでフルパワーでやるしかない、それが現代発狂

2024-10-24

室井さんの映画をみた(ネタバレあり)

室井さん、自分の庭みたいなところに死体埋められていたけど気が付かなかったん?

大人2人が頑張って掘り起こしてたけど、室井さんの安楽椅子での晩酌が終わった後に一生懸命掘ったのかしら犯人。あと、死体はすでに腐っていて頭蓋骨も見えていたのに、まだ形を保っていた洋梨ってなんなん。別に本物の洋梨使わなくてもよかったよね…。

杏、おまえ適当すぎるだろ。お前だよ杏。

あれだけ「田舎監視の目が厳しい」ってのをアピールしておいてよく1ヶ月逃げ回ったね。というか、室井さんのところに預けられた経緯も手紙だけだし、たった2人1年だけ預かったのに「犯罪被害者の子供を育てている」有名になるもんなのかね。もろもろ適当すぎるんだよ。まぁ、この辺は後編でなのか。期待。

しかし、杏。

適当な室井さんdisはどうなんだよ。適当すぎるだろ。お前の母ちゃんもうちょっと上手くやっていたぞ。お金目当てと暴力ってそこが浅いんだよ。もうちょっとゾクっとくる感じでやってくれよ。まぁ、リクが信じちゃうのはわかる。まだ小さいし、父親暴力振るわれてたような描画あったし。おめーだよタカちょっと信じてただろ。でもその後に「あの子怖い」ってお前もう高校3年だろ。あと、彼女といい感じになったあとに杏に振り回されるのかと思ったらそうでもないんかい、進展ないのかよ。まぁ、東北大学目指して仙台行くんですかね。後半に期待。

弁護士仕事適当すぎるだろ。容疑者にもちゃんと仕込んでおけよ。あれ面会にお前が参加したところで何も変わってないぞ。容疑者ちょっと高校生に諭されたくらいで折れるなよ。手紙の描画を一番最初に入れておいて、オチがしょぼい。全体的にしょぼい。前半だけでケリがついたのこの話だけなんだけど、しょぼいだろ。

あ、タカ繋がりで言うけどさ、キャラ弁の本を室井さんに頼まれて借りてきたのお前だろ?で、お弁当食べてるのお前だけだろ?そうしたら、俺の弁当キャラ弁にしようとしてるのかなー?とか思わない?高校3年生だよね。先に言っておけよ。やめろって。「キャラ弁を頑張って作る室井さんのシーン」っていう撮りたいものだけ先行してるんだよ。こっそり本を買うとかしろよ。せめて。

また杏の話に戻すけどさ、教室で「アンテナが立つ!」って盛り上がって、その上でスマホいらないってリクに言われせて(なぜか捜査が行われている山の中で栗を拾いながらそれを話す意味わからんが)、スマホは都会の汚れたもの純粋なリクとタカスマホを渡して汚す…のかと思ったら特に何もないのかよ。何がしたかったんだよ杏。まぁ、電波届かないしな、室井さんの家。ゲームやらせてどうしたかったのか。

まぁ、ともかく。前半だから。後半に期待。

とりあえずカタルシスのために色々と種を蒔いた感じはあるよ。でも適当なんだよ。

なんだよ室井さんの狩りのシーンとか。意味あったのか?田舎不安感を出してたのか?てか、よくキャリア組で忙しい中、狩猟免許取れたね。あと、室井さんが猟銃使ってる時になんでガンロッカー開けようとしたんだ杏。もう一丁入ってたの?あと鍋の肉を食うシーン。あれなんか関係あるの?食べ盛り?食べ盛りを表現したいの?

たかだか詐欺集団容疑者が1人死んだだけで、そこまで大ごとになるのか?

秋田の室井さんを使いたかったけど、捜査は派手にしたいよね!みたいな感じなのか?

あと、捜査するだけでサイレン鳴らして緊急走行しないだろ、流石に牧場嫌がらせと思われてもおかしくないぞ。監視カメラもわざわざつけないだろ、あれどこの管轄だよ。そう簡単電柱に付けられるのか?知らんけど。

そもそも、元犯罪者シャバに出たけど仕事がないからまた犯罪に手を染めるって、なんつーか、短絡すぎだろ。もうちょっと練れよ。いや、ここは後半に期待か。

最後の方ね。室井さんのDASH村はよかった、ずっと見ていたかった。あれで2時間でよかった。いいなーと思ったら火事かよ。あそこまで燃えるまに、声かけろよタカ。もう完全に手遅れじゃねーか。室井さんも消化器無駄なのわかってるだろ。てか、室井さんのコート、杏が掛けた後ずっとそのままだったのかよ。しまえよ。いや、刑務所に行った時に着てたか。てことは、またあそこに掛けたの?納屋に?納屋タンスなの?結局、燃やしたかっただけだよねコートを。

まぁ、前半だし。

後半はスピード感あって一気にいきそうだよね!

てか、リクの父親でてくるのかよ!しか加藤浩次かよ。どう考えても不安しかない。てか、1年ちょっと父親出所するような子供を預かったの?だったら、もともとどうするつもりか考えていたよね。揉めないよね?揉めるの?もしかして出所した人みんなまた犯罪者になると思ってるの?

踊る大捜査線Webサイトネットワーク捜査員として活動して(エンドロールmakiさんの名前があったね)コンピューターに興味を持ってシステムエンジニアになったし、何度もお台場ロケ地に行って楽しかったですよ20年以上前。今作はうーん、どうなんだろう。まぁ、まだ前半だし。

ネット評価どうなんだろ、と思って見てみると高評価

・あの人たちの今が見れた!

・あのシーンがスクリーンで見えて最高!

小ネタを仕込んでくるところが踊るシリーズだよね!

おまえらストーリー言及しろよ。いろいろあんだろ。

でもまぁ、まだ前半だし。うん。

しかし、新城秋田県の本部長止まりなんだなぁ、結局、室井さんも。

ジョーカー2を観に行ったつもりが鏡を覗き込んでいた

というのは比喩だけど、そんな映画だった。

ここから恐ろしくネタバレをする。

前評判しっちゃかめっちゃかになっているジョーカー2を観た。ジョーカー1とはほとんど別物だと言っていいような変な映画だった。

記憶がおぼろげで悪いけど、1ってたしか馬鹿にされて虐げられて抑圧されてギュッッッッッッッッッッッとなったアーサーがとうとう弾けて、あとはもう空想をヒュンヒュン加速させながらあちこちで殺しをやりまくるみたいな話じゃなかったっけ。

だとしたら、2はアーサーが看守や囚人からヌメッとチヤホヤされながらガチ恋女とヌメヌメ愛し合い、歌を覚え、歌いまくり、寝ながら歌い、空想の中で歌い、電話口で歌い、なんかもうあちこちで歌い、その合間に裁判台に立たされたり殴られたりする、そんな映画だった。

とにかく歌の挟まり方がすごい。映画一本の中に、阿漕youtuber広告ぐらいギチギチに歌が挟まっている。ロバートコント柳田節」ぐらい歌う。歌が終わるとどうなる?知らんのか、次の歌が始まる。

でもホアキンガチ恋女役のレディガガも歌がうまいから、評判より全然楽しめるもんだな、と思った。3曲目ぐらいまでは。なにせ1曲1曲の演出カロリーが高いので、すぐお腹いっぱいになるのだ。そもそも歌を見にきたわけじゃないし。それでも歌はお構いなしに出てくる。二郎ラーメンわんこそばをやっているような気分だ。「もう歌の口じゃないんだけどな」と思っていても「アイヨ歌一丁!」と強制的に歌をねじまれる。アーサーの歌わんこそばストップはない。

さらに1と違うのは、全体的にアーサーが受け身なことだ。感情はしっかり出す。けれど、行動はどこか後手に回っている。質問されたから答える、囚人キスを頼まれたからするガチ恋女が火をつけたから一緒に逃げる、法廷に立たされたから喋る、というように起点が他者や状況に置かれがちなのだ

頼みの空想も、今回はそこまで現実干渉してこない。いっぺん法廷でキレて暴れたときちょっと気持ちよかったが、それも所詮空想の中だけの出来事だった。だから、観客はほとんどの時間を「様子がおかしいけれど害はない、等身大のアーサー」と過ごすことになる。そして、彼の行動が「アーサーってそういうもんだよな」という我々の予想を超えてくることはほぼなかったように思う。

まりジョーカー1のようなムチャクチャ破滅が彼自身の手で引き起こされることはなく、代わりに本人は歌ってばっかりいる、そういう変な映画なのだ

火をつけたのはガチ恋女だし、裁判所に突っ込んだ車は信者のものだ。インパクトのあるシーンはことごとくジョーカーの手を離れて始まっている。裁判が突然の爆弾カー突入強制終了になったときは流石に「ウオーッ!これだこれ!ゴッサムティ法律はねェーッ!」と客席から立ち上がりかけたけれど、その後の展開で「あっ普通に法律とかあるんすね」「失礼しました」「そっすか……」とすぐさま心を着席させることになった。ここまでくると製作から意図的カタルシスを取り上げられているような気さえしてくる。

そしてある意味、それは当たっていたのかもしれなかった。物語の終盤、別れに際して歌おうとするガチ恋女にアーサーが言うのだ。「歌はもういい!歌うな!話せ!」みたいなことを。

ここで初めてアレッ?と思った。なんとなくそれまで、ジョーカー(アーサー)になんも面白いことをさせず、ただ歌わせるだけの映画を撮った製作陣にある種の無邪気さを感じていた。このナンセンスさは彼らの読み違え、あるいは天然ボケなんだろうと、無意識に考えてしまっていたのだ。

けれどそれなら「もう歌うな!」なんて客席の9割の人間が思っていそうなことを台詞にするだろうか。まるでこっちの考えが読めているようにも見えてくる。もしかして彼らは、ジョーカーを暴れさせずに歌わせてもそこまで面白くないことを最初から分かっててこれを作ったんじゃないだろうか。

そう考え始めた途端にいろいろなことが腑に落ちてきた。作中、アーサーは恋愛に溺れる以外はほとんど何もしてないのに、周りが勝手に感化されて狂ったり崇めたりする。そして、ジョーカーがただの人間アーサーだったとわかると潮が引くように離れていく。その心の動きが、映画館の席についてからここまでの自分の心境といやにぴったり重なっているのだ。

勝手に期待して近づいて勝手失望して帰っていく、ジョーカー2の大衆と今ここにいる自分とfilmarksの低評価レビュアーたちはきっとそう変わらない。そして、思い返せばこの映画はずっと「シラフのアーサーと狂った取り巻き」に焦点を当て続けていた。

結局のところ、「おもんない取り巻きばっか映して何がしたいねん、はよジョーカー暴れさせろや」とぼやきながら、自分はずっとスクリーン大映しになった鏡を見つめ続けていたのだ。

ジョーカーはいろんな人間に「自分ジョーカーかもしれない」と思わせた。けれど、ジョーカー2は「お前ジョーカーちゃうで」「自分ジョーカーやと思いたいただの取り巻きやで」「あとジョーカーも蓋開けたら多分そんな大したことないで」という常温の現実をバシャバシャと浴びせてくる。

そういうメタだと捉えれば、この映画面白かったと思う。実際のところは知らんけど。ジョーカーは1も2も一回ずつしか観てないかうろ覚えだったり的外れだったりするかもしれないし、ひとまずこういう印象を受けたとだけ言いたい。他の感想も気になってきたな。

2024-10-21

神奈川7区

鈴木馨祐自民政策からし自分に合わないか

中谷一馬…立民。政策は合うけど色々問題ありそうな感じ、政権交代目標になってそう

大野拓夫…無所属(もと立民)。流石に左寄りすぎるかな

むなかた富次郎…維新マニフェストぼんやり

消去法で中谷かなー。個人ポスター貼っちゃったりしてるのがなー。

鈴木馨祐sageの怪電話?があるらしくその番号をググる中谷一馬って載ってるらしい。ネット電話帳なので誰でも書けるから中谷一馬かどうかはわからんが、そういう事があるくらいシャバい感じです

野党割れ鈴木馨祐になりそう

原発ゼロにはならんやろと踏んで大野もアリかなあ

2024-10-20

娑婆(しゃば)」の覚え方

「水の少女と波女が水遊びしているときの音」と覚える

はいこれで君は今日からシャバ漢字で書けるようになった!

2024-10-18

実家の近所が勝手に「複雑な歴史を持つ」場所にされていた

うちの実家の近所には、花街、つまり遊郭があった場所がある。もちろん地元人間は大体知っている。

さいころ、まだ生きていた祖母が、まあ壊れたレコードみたいに同じ話を何べんもするのだが、花街のあった辺りを指して「綺麗な女の人が大勢いてねー」などと教えてくれたことがあるし、花街はなくなっても花街相手商売していた商店とかは今でも存続している。

戦後花街自体がなくなった後も、映画撮影か何かで使われたことがあったらしい。

とにかく私はそこに「負の歴史」など感じたことはないし、その地域特に避けて暮らしたような経験もない。

何年か前、ふと思い出して、私の実家の具体的な地域検索した。

そうしたら、所謂花街研究者趣味者というのか、そういう人がまさに私の近所でフィールドワーク?をしていることがわかった。

ほうほうと思いながら見ていたら、その花街歴史が、「複雑な歴史」的な描写で描かれていた。まるでうちの近所が遊女死体を積み上げて繁栄したみたいな書きっぷりだった。

んんん???となって、その人に限らず他の花街探検系(変なジャンルだな)の人の記事とか見たら、何かどれも同じ書きっぷりだった。

この街繁栄遊女犠牲の上で出来ていた……」「地元の人はそれを知っているのだろうか……」みたいな。

いや、近所にそういう歴史があったの別に子供の時(平成中期)から知ってるし、それについて何とも思ってないのだが。

特に鼻についたのは、遊郭研究者たちの、「自分研究は覗き趣味ではない!」みたいな変な自意識だ。

〇〇ディープ案内みたいなのに影響を受けてドヤ街に行き地元労働者の顔をバシャバシャ撮って「これが日本真実!」みたいなことをやっても、それが薄っぺらくて日本の実情なんか何にも反映してないのはわかるだろう。

廃墟探検とかして私有地に入ってバブルの残り香がどうとか耽美ぶっても近所の人間には迷惑しかないだろう。被差別部落とされる場所に行って「ここは部落ですよー!悲惨歴史がある街ですねー!うわーホルモンだー!」なんてやる奴はましてだ。

だがそれが「遊郭」になると途端に高尚な研究になり、また地元民を指して「あなた方はこの歴史を本当に誇りに思ってるんですか?」的な問いかけまでし始めたりする。

いい加減にしてほしい。あんたがたはただ外からきて勝手に街を貶してるだけだ。しかもそこは廃墟ではなくまだ人が住んでいる場所だ。

遊郭(跡地)にもそれこそ「複雑」な歴史はあるだろう。だがそれは八百屋とかパン屋とか花屋にもそれぞれの歴史があるのと同じことでしかない。もちろん現代性風俗ラブホテルとかでも同じだ。

過酷さ」は別に遊女かにかぎったことではなく、農民でも漁師でも商人でもみんなが被っていたことだ。ただ「性」「セックス」が絡むだけで注目するなら、それはモンド映画趣味全然変わらない。

私は地元歴史に何の負い目とか感じないし、別に遊郭町おこし」とかやっても全然かまわないと思っている。この街暮らしていた漁民農民も侍もそして遊女も、露骨に言えば繰り広げられたセックスも、みんな絡み合った歴史の一つだ。

それを忌避したり、何なのか知らないが清廉ぶって「悲しい歴史……」などと暗黒時代の様に彩ることこそ、逆に過去の人々に失礼だろう。

【期日前】裏金自民党でございます【できるよ】

有権者の皆さま、おはようございます選挙期間しかシャバに出て来れない裏金自民党で~ございます

みなさまの血税は懐に! 消費税を15%に! 憲法なんて改悪して若者戦場へ!

このoneイシューで今回の衆院選、是非とも過半数を割りたいとの所存でございます!!!

裏金自民党裏金自民党裏金自民党を~どうか有権者の皆さまのお力で!

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皆さまにおかれましては、今日労働して社会保険料をしっかりと支払って頂きたい!!!

サービス残業バンザイ! サービス残業バンザイ!! サービス残業バンザ~イ!!!

休日出勤、よくやった! 庶民労働裏金自民党パリ外遊裏金自民党裏金自民党裏金自民党で~ございまあ~~~す。

カルト公明党犯罪維新の会もどうぞ皆さまのお力で! あと国民民主と賛成党、あれ参政等だっけ? あのへんもヨロ!

壺買って! 白票もすっごく助かる♪ 裏金自民党裏金自民党裏金自民党でえ~ございまあ~す。

2024-10-11

狂乱の暇空茜 堀口英利VSクラウドフレア

堀口英利を誹謗中傷しすぎて書類送検3発目を食らった暇空茜は、「堀口が逮捕されたらなんかウヤムヤになりそう」という願望にすがりついている

ここ数ヶ月、「堀口は逮捕されてシャバに出てこれない」という説を唱え続けている

堀口は清谷信一にも粘着されており、先日清裁判に本人尋問のため出席

空の中では、堀口は勾留中だが裁判のために監視付きで特別に出してもらったということになっている

そんな堀口が、今度はクラウドフレアとの裁判に出席した

暇空はそれも特別に出してもらっただけで普段勾留されてるとかなんとか主張中

クラウドフレアドメイン提供などを行う海外会社で、言論の自由を最優先するポリシーから著作権侵害でもヘイトスピーチでも基本スルー方針

漫画村クラウドフレアを利用していた

そして堀口叩きのメイン舞台の一つである好き嫌いcomもクラウドフレアを利用

堀口は好き嫌いcomにブチギレて管理人情報を出すようクラウドフレアを訴えたが、「個人じゃ無理、管理人の正体は割れない」とされていた

漫画村大手出版社が協力し合ってようやく倒せた

管理人が誰か不明からこそ、好き嫌いcomではどんな中傷が行われても削除できないという無敵神話があった

堀口は、管理人の正体を明かさないのはクラウドフレア違法行為に手を貸しているのと同義だとして、明かすまで毎日間接強制をかけ、1日に数万円ずつ払うよう申し立て裁判所は承認

クラウドフレアは申立から4ヶ月で結局折れて、好き嫌いcom管理人情報を堀口に提供した

好き嫌いcomは誹謗中傷の温床なので、同時期に同様の申立をして折れられた人が複数Vtuber事務所成功

その時点で間接強制は取り下げるべきだったが、なんか知らんが堀口はそのまま放置していた

管理人情報を明かしクラウドフレアとしては要求ちゃんと応えたのに、堀口は結局のところ法律素人雰囲気手続きしてたせいかストップをかけないままにしていた

そこでクラウドフレアは、「間接強制カウント止まってないのおかしいだろ取り下げろ」と堀口を訴えた

堀口の不作為に対し賠償金請求などはしていないが、裁判費用はお前が持てとは言っているので、10-20万円ほど堀口が支払わされる可能性が高い

堀口が余計なことして訴えられてプギャーと堀口アンチは盛り上がっているわけだが

暇空は堀口は逮捕されてるとか精神病院に入れられてるとか妄想をずっとやってる

暇空の不興を買って暇空界から追放された堀口アンチの「灰豚」や「山口三尊」は、裁判所に出向いて堀口VSクラウドフレア裁判記録を確認した上で堀口プギャーをやっているのだが

彼らの語る内容は暇空の妄想に反するようで、「灰豚と山口三尊がつるんで嘘ついてる」という糾弾配信を開くなどしている

「灰豚の話をした奴はブロックする」とか言ってるくせに、灰豚糾弾配信して暇アノンたちと灰豚の悪口言ってる矛盾

堀口が失敗して訴えられているというプギャーチャンスなのに、暇空は「堀口はこんなにスマートにやれない」と何故か現実の堀口を高評価して受け入れない

なにがスマートなのかわからないが、多分暇空の中では「こんな事態になったら堀口はネットで大騒ぎして愚痴るはず、ネットで暴れずに粛々と訴訟やってるのは堀口らしくない」ということなんだろう

2024-10-10

anond:20241010185630

刑の消化のカウントダウン止めるなら自由シャバに出入りさせて欲しいもんだわ

医療刑務所のはなし

追記

伝聞のままに嘘を書いてしまったみたいなので正確な情報ブクマをご参照のこと。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20241010185630

【/追記

==

今はもうなくなってしまった八王子医療刑務所収監されていた知人がいた。

その人からちょっとだけ塀の中の話を聞くことができた。

なんでも大げさに話す人だったのでどこまで本当かはわからないけれど……

 

ほんらい医療刑務所病気受刑者収容する刑務所だけど、その人は病気だったから八刑に入れられたのではなく、健康体だった。

医療刑務所には健康受刑者もいる。その人たちは、病気受刑者の世話をするのが刑務なのだという。

詳しくは聞かなかったが、医師看護師ではない無資格の人でもできるような、いわば介護のような作業なのだろう。

刑務というと机を並べて家具土産物を作ったりみたいな手作業イメージしてたけど、そういう刑務もあるのだね。

八刑の医療補助みたいな刑務はラクなので、受刑者の中でも職業サラリーマンとか知識階級とかの、比較的まともな人が送られるのだという。

 

八刑の中ではバタバタ人が死んでいたという。週にひとりとか二週にひとりとかそういうペースだった、と言っていた。

これが多いのか少ないのかはわからない。

シャバでも終末期医療を担うようなホスピスちょっと規模が大きければそのくらいのペースで人は死ぬだろう。

八刑の収容者数や内訳がちゃんとわからないと、「週にひとりくらい」が多いか少ないか判断できないよね。

 

そして実際、医療刑務所のメインが終末期医療にならざるをえない事情がある。

服役中に病気になって医療刑務所に移され、そこで床に臥していると、刑期が減らないらしい。

ベッドに寝ている間は課された刑を消化していないので、出所まであと何日のカウントダウンが止まってしまう。

病気を治して刑に復帰しないかぎり出所の日は近づかないわけだが、裏を返せば、治すのが難しい病だといつまでも出られないことになる。

ほんらいは有期刑であっても、病気で寝たきりになってしまうと実質的には終身刑になってしまうのだという。

刑務所最期の日を迎えるしかなさそうな受刑者もたくさんいたそうだ。

 

所内で受けられる医療の質については色々とひどい話も聞いたが、これは伝聞を軽々に書くべきではない気がしたので書かないでおく。

なお八刑はい昭和記念公園の先にできた「国際法総合センター」の中に「東日本成人矯正医療センター」として移設されたそうだ。

2024-10-04

アニメネガポジアングラー

BLUE GIANT大好きおばさん、

BLUE GIANT作製スタジオと聞きアベマ先行配信を拝見す

・いうてもBLUE GIANT原作あるしオリジナルアニメとは別物やからなぁ…とりあえず1話みるだけみるかと思って見たけど作製スタジオ様の得意不得意がBLUE GIANT共通してておおってなった

得意→夜の東京ライトアップされた街の美しさ・夜から朝に変化していく空の色の美しさ

不得意→CG(魚釣りアニメで肝心の魚のCGが「お、おう」なのはどうなんやBLUE GIANTも肝心のジャズ演奏するキャラクターが「お、おう」だったところ)

・溺れたシーンの藻掻く手に纏わりつくカラフルな色も波動感じた

ギターBGM、良すぎ

終始いいしバス?の釣れたシーンの場面との盛り上がり具合とのマッチ感よき…

このアニメを見るメインターゲット層であろう労働疲れた社会人に刺さる

主人公くん、釣り最初から上手いな…

2回めでもう軌道が綺麗

運もいいし「持っとる」…

ピンクタレ目男君、ゆきのり君なのか…?

作成陣の癖、感じたぜ

オタク、食いつかんか…?ってなったけどバイト同士で仲良く出かけるタイプ集団は付き合った別れたがシレッと行われていそうで「ウワッ現実人間関係の感じ〜」ってなるので油断できん

→訳:ノマ爆がしれっと来そうな気もするので少し怖いです

・この年になってようやく「知らなかった〜?」ニコッ首傾げに素直に萌え萌えできるようになったぜ

・「釣りとか興味ないけどどうやって物語に引き込んでくれるんだろう」と思って見てたけど「生きたいから、逃げる…!」→黎明の空+かっこいいギターBGM→海面バシャバシャで「ええやん!」ってなった

主人公くんのこのダウナーなノリ、長いとキチィかも…って思ったけど結構早めに釣りとの出会い黎明の空に合わせて少しずつ環境が変わってく流れで1話内に収めてくれたのでそんなにキツく感じなかった

釣り自体に関してはそんなに食指動かんな〜の感じを全て主人公くんが代弁してくれて助かる〜ってなった

借金回収ヤクザリアリティラインだけあえてガバロケット団的なオモロ狙ってるのか…?ってなったけど少し恥ずかしく感じてしまった

あとメガネヤクザに一番癖込められてる感じした そこのキャラにそこまでキャラとしての記号付与する必要はあるんか…?これからストーリーに絡んでくるのか…?ってなった

・アベマ、CMなげえ…

・2話目、楽しみっす

2024-10-03

悲報】堀口英利、ちゃん裁判に出席してしま

堀口英利は暇空茜に執着されていることで知られる20代若者だが、彼に狂わされたおっさんは暇空が初めてではない

暇空は堀口に対して「学歴詐称をしている」などと大騒ぎしているが、実はその主張をはじめてしたのは清谷信一というおっさんであり、暇空はいわばパクりをしているだけにすぎない

なんか知らんが清谷は2021年から堀口に粘着して堀口を糾弾する記事を50本以上書いている

ロンドン大学生をやっている堀口が本当にその大学に在籍しているか確認するためわざわざロンドンまで出向き、その大学の寮に堀口が住んでいることを確認している

それでも「あの大学に通っているというのは嘘だ」という主張を続けている

その果てに清谷は堀口を訴え、学歴証明をするよう求めている

その期日が今日で、「堀口は絶対に本人尋問から逃げるwww」と言われていたが、堀口は裁判所に姿を表した

堀口に執着するおっさんの一人である、株でFIREして裁判傍聴を趣味とする山口三尊が法廷で堀口と出会うことに成功した

山口は堀口の大学学生Tシャツをわざわざ購入して身につけて参上

その他の無名の執着おじさん複数人も傍聴に行き堀口と出会

暇空は生の堀口と出会えたおっさんたちへ苛立ち、口裏を合わせていると発狂

空の中では堀口は「悪さをして収監中」or「悪さをしないよう軟禁中」なので普通に裁判に出ていると都合が悪い

支離滅裂ツイートしては削除を繰り返している

暇空は裁判で不利になるような悪質な発言でも中々消さないので、こんなに書いたり消したりしているのは珍しい

清谷は堀口に学歴証明としてHEDD(イギリス学位授与証明書)を求めるが、裁判官は「それは別にいらん」としてしま

大学関係者証明文で十分とされ、堀口の学歴は疑いないもの扱いとなり、後は清谷と堀口がレスバの中で行った中傷をどう扱うかが争点

先に堀口の本人尋問があり次に清谷の尋問という流れで、堀口は自分尋問が終わったらさっさと出ていく

清谷の話も聞きたいので気になるが法廷に残るおっさんと、堀口につきまといに行くおっさんに別れる

堀口は謎のおっさんに送迎してもらっており、車に乗って去っていき、つきまといおっさんたちは取り残される

謎おじは一体何者なのか、おっさんたちが審議中

暇空によれば堀口はシャバにいないはずなので、影武者説やおっさんたち口裏合わせ説などで喧々諤々

堀口は元々はぽっちゃりしていたのに今は痩せており、現地で目撃したおっさん影武者説を唱えだし混沌としている

2024-10-02

九  与次郎が勧めるので、三四郎はとうとう精養軒の会へ出た。その時三四郎は黒い紬の羽織を着た。この羽織は、三輪田のお光さんのおっかさんが織ってくれたのを、紋付に染めて、お光さんが縫い上げたものだと、母の手紙に長い説明がある。小包みが届いた時、いちおう着てみて、おもしろくないから、戸棚へ入れておいた。それを与次郎が、もったいないからぜひ着ろ着ろと言う。三四郎が着なければ、自分が持っていって着そうな勢いであたから、つい着る気になった。着てみると悪くはないようだ。  三四郎はこのいでたちで、与次郎と二人で精養軒の玄関に立っていた。与次郎の説によると、お客はこうして迎えべきものだそうだ。三四郎はそんなこととは知らなかった。第一自分がお客のつもりでいた。こうなると、紬の羽織ではなんだか安っぽい受け付けの気がする。制服を着てくればよかったと思った。そのうち会員がだんだん来る。与次郎は来る人をつらまえてきっとなんとか話をする。ことごとく旧知のようにあしらっている。お客が帽子外套給仕に渡して、広い梯子段の横を、暗い廊下の方へ折れると、三四郎に向かって、今のは誰某だと教えてくれる。三四郎はおかげで知名な人の顔をだいぶ覚えた。  そのうちお客はほぼ集まった。約三十人足らずである広田先生もいる。野々宮さんもいる。――これは理学者だけれども、絵や文学が好きだからというので、原口さんが、むりに引っ張り出したのだそうだ。原口さんはむろんいる。いちばんさきへ来て、世話を焼いたり、愛嬌を振りまいたり、フランス式の髯をつまんでみたり、万事忙しそうである。  やがて着席となった。めいめいかってな所へすわる。譲る者もなければ、争う者もない。そのうちでも広田先生のろいにも似合わずいちばんに腰をおろししまった。ただ与次郎三四郎けがいっしょになって、入口に近く座を占めた。その他はことごとく偶然の向かい合わせ、隣同志であった。  野々宮さんと広田先生あいだに縞の羽織を着た批評家がすわった。向こうには庄司という博士が座に着いた。これは与次郎のいわゆる文科で有力な教授であるフロックを着た品格のある男であった。髪を普通の倍以上長くしている。それが電燈の光で、黒く渦をまいて見える。広田先生坊主頭と比べるとだいぶ相違がある。原口さんはだいぶ離れて席を取った。あちらの角だから、遠く三四郎と真向かいになる。折襟に、幅の広い黒襦子を結んださきがぱっと開いて胸いっぱいになっている。与次郎が、フランスの画工は、みんなああいう襟飾りを着けるものだと教えてくれた。三四郎肉汁を吸いながら、まるで兵児帯の結び目のようだと考えた。そのうち談話だんだん始まった。与次郎ビールを飲む。いつものように口をきかない。さすがの男もきょうは少々謹んでいるとみえる。三四郎が、小さな声で、 「ちと、ダーターファブラをやらないか」と言うと、「きょうはいけない」と答えたが、すぐ横を向いて、隣の男と話を始めた。あなたの、あの論文を拝見して、大いに利益を得ましたとかなんとか礼を述べている。ところがその論文は、彼が自分の前で、さかんに罵倒したものから三四郎にはすこぶる不思議の思いがある。与次郎はまたこっちを向いた。 「その羽織はなかなかりっぱだ。よく似合う」と白い紋をことさら注意してながめている。その時向こうの端から原口さんが、野々宮に話しかけた。元来が大きな声の人だから、遠くで応対するにはつごうがいい。今まで向かい合わせに言葉をかわしていた広田先生庄司という教授は、二人の応答を途中でさえぎることを恐れて、談話をやめた。その他の人もみんな黙った。会の中心点がはじめてできあがった。 「野々宮さん光線の圧力試験はもう済みましたか」 「いや、まだなかなかだ」 「ずいぶん手数がかかるもんだね。我々の職業も根気仕事だが、君のほうはもっと激しいようだ」 「絵はインスピレーションですぐかけるからいいが、物理実験はそううまくはいかない」 「インスピレーションには辟易する。この夏ある所を通ったらばあさんが二人で問答をしていた。聞いてみると梅雨はもう明けたんだろうか、どうだろうかという研究なんだが、一人のばあさんが、昔は雷さえ鳴れば梅雨は明けるにきまっていたが、近ごろじゃそうはいかないとこぼしている。すると一人がどうしてどうして、雷ぐらいで明けることじゃありゃしないと憤慨していた。――絵もそのとおり、今の絵はインスピレーションぐらいでかけることじゃありゃしない。ねえ田村さん、小説だって、そうだろう」  隣に田村という小説家がすわっていた。この男は自分インスピレーション原稿の催促以外になんにもないと答えたので、大笑いになった。田村は、それから改まって、野々宮さんに、光線に圧力があるものか、あれば、どうして試験するかと聞きだした。野々宮さんの答はおもしろかった。――  雲母か何かで、十六武蔵ぐらいの大きさの薄い円盤を作って、水晶の糸で釣るして、真空のうちに置いて、この円盤の面へ弧光燈の光を直角にあてると、この円盤が光に圧されて動く。と言うのである。  一座は耳を傾けて聞いていた。なかに三四郎は腹のなかで、あの福神漬の缶のなかに、そんな装置がしてあるのだろうと、上京のさい、望遠鏡で驚かされた昔を思い出した。 「君、水晶の糸があるのか」と小さい声で与次郎に聞いてみた。与次郎は頭を振っている。 「野々宮さん、水晶の糸がありますか」 「ええ、水晶の粉をね。酸水素吹管の炎で溶かしておいて、両方の手で、左右へ引っ張ると細い糸ができるのです」  三四郎は「そうですか」と言ったぎり、引っ込んだ。今度は野々宮さんの隣にいる縞の羽織批評家が口を出した。 「我々はそういう方面へかけると、全然無学なんですが、はじめはどうして気がついたものでしょうな」 「理論上はマクスウェル以来予想されていたのですが、それをレベデフという人がはじめて実験証明したのです。近ごろあの彗星の尾が、太陽の方へ引きつけられべきはずであるのに、出るたびにいつでも反対の方角になびくのは光の圧力で吹き飛ばされるんじゃなかろうかと思いついた人もあるくらいです」  批評家はだいぶ感心したらしい。 「思いつきもおもしろいが、第一大きくていいですね」と言った。 「大きいばかりじゃない、罪がなくって愉快だ」と広田先生が言った。 「それでその思いつきがはずれたら、なお罪がなくっていい」と原口さんが笑っている。 「いや、どうもあたっているらしい。光線の圧力は半径の二乗に比例するが、引力のほうは半径の三乗に比例するんだから、物が小さくなればなるほど引力のほうが負けて、光線の圧力が強くなる。もし彗星の尾が非常に細かい小片からできているとすれば、どうしても太陽とは反対の方へ吹き飛ばされるわけだ」  野々宮は、ついまじめになった。すると原口が例の調子で、 「罪がない代りに、たいへん計算がめんどうになってきた。やっぱり一利一害だ」と言った。この一言で、人々はもとのとおりビールの気分に復した。広田先生が、こんな事を言う。 「どうも物理学者は自然派じゃだめのようだね」  物理学者と自然派の二字は少なからず満場の興味を刺激した。 「それはどういう意味ですか」と本人の野々宮さんが聞き出した。広田先生説明しなければならなくなった。 「だって、光線の圧力試験するために、目だけあけて、自然を観察していたって、だめだからさ。自然献立のうちに、光線の圧力という事実印刷されていないようじゃないか。だから人工的に、水晶の糸だの、真空だの、雲母だのという装置をして、その圧力物理学者の目に見えるように仕掛けるのだろう。だから自然派じゃないよ」 「しか浪漫派でもないだろう」と原口さんがまぜ返した。 「いや浪漫派だ」と広田先生がもったいらしく弁解した。「光線と、光線を受けるものとを、普通自然界においては見出せないような位置関係に置くところがまったく浪漫派じゃないか」 「しかし、いったんそういう位置関係に置いた以上は、光線固有の圧力を観察するだけだからそれからあとは自然派でしょう」と野々宮さんが言った。 「すると、物理学者は浪漫自然派ですね。文学のほうでいうと、イブセンのようなものじゃないか」と筋向こうの博士比較を持ち出した。 「さよう、イブセンの劇は野々宮君と同じくらいな装置があるが、その装置の下に働く人物は、光線のように自然法則に従っているか疑わしい」これは縞の羽織批評家言葉であった。 「そうかもしれないが、こういうことは人間研究上記憶しておくべき事だと思う。――すなわち、ある状況のもとに置かれた人間は、反対の方向に働きうる能力権力とを有している。ということなんだが、――ところが妙な習慣で、人間も光線も同じように器械的の法則に従って活動すると思うものから、時々とんだ間違いができる。おこらせようと思って装置をすると、笑ったり、笑わせようともくろんでかかると、おこったり、まるで反対だ。しかしどちらにしても人間に違いない」と広田先生がまた問題を大きくしてしまった。 「じゃ、ある状況のもとに、ある人間が、どんな所作をしてもしぜんだということになりますね」と向こうの小説家が質問した。広田先生は、すぐ、 「ええ、ええ。どんな人間を、どう描いても世界に一人くらいはいるようじゃないですか」と答えた。「じっさい人間たる我々は、人間しからざる行為動作を、どうしたって想像できるものじゃない。ただへたに書くから人間と思われないのじゃないですか」  小説家はそれで黙った。今度は博士がまた口をきいた。 「物理学者でも、ガリレオ寺院釣りランプの一振動時間が、振動の大小にかかわらず同じであることに気がついたり、ニュートン林檎が引力で落ちるのを発見したりするのは、はじめから自然派ですね」 「そういう自然派なら、文学のほうでも結構でしょう。原口さん、絵のほうでも自然派がありますか」と野々宮さんが聞いた。 「あるとも。恐るべきクールベエというやつがいる。v※(アキュートアクセント付きE小文字)rit※(アキュートアクセント付きE小文字) vraie. なんでも事実でなければ承知しない。しかしそう猖獗を極めているものじゃない。ただ一派として存在を認められるだけさ。またそうでなくっちゃ困るからね。小説だって同じことだろう、ねえ君。やっぱりモローや、シャバンヌのようなのもいるはずだろうじゃないか」 「いるはずだ」と隣の小説家が答えた。  食後には卓上演説も何もなかった。ただ原口さんが、しきりに九段の上の銅像悪口を言っていた。あん銅像をむやみに立てられては、東京市民が迷惑する。それより、美しい芸者銅像でもこしらえるほうが気が利いているという説であった。与次郎三四郎九段銅像原口さんと仲の悪い人が作ったんだと教えた。  会が済んで、外へ出るといい月であった。今夜の広田先生庄司博士によい印象を与えたろうかと与次郎が聞いた。三四郎は与えたろうと答えた。与次郎は共同水道栓のそばに立って、この夏、夜散歩に来て、あまり暑いからここで水を浴びていたら、巡査に見つかって、擂鉢山へ駆け上がったと話した。二人は擂鉢山の上で月を見て帰った。  帰り道に与次郎三四郎に向かって、突然借金言い訳をしだした。月のさえた比較寒いである三四郎ほとんど金の事などは考えていなかった。言い訳を聞くのでさえ本気ではない。どうせ返すことはあるまいと思っている。与次郎もけっして返すとは言わない。ただ返せない事情をいろいろに話す。その話し方のほうが三四郎にはよほどおもしろい。――自分の知ってるさる男が、失恋の結果、世の中がいやになって、とうとう自殺をしようと決心したが、海もいや川もいや、噴火口はなおいや、首をくくるのはもっともいやというわけで、やむをえず短銃を買ってきた。買ってきて、まだ目的遂行しないうちに、友だちが金を借りにきた。金はないと断ったが、ぜひどうかしてくれと訴えるので、しかたなしに、大事の短銃を貸してやった。友だちはそれを質に入れて一時をしのいだ。つごうがついて、質を受け出して返しにきた時は、肝心の短銃の主はもう死ぬ気がなくなっていた。だからこの男の命は金を借りにこられたために助かったと同じ事である。 「そういう事もあるからなあ」と与次郎が言った。三四郎にはただおかしいだけである。そのほかにはなんらの意味もない。高い月を仰いで大きな声を出して笑った。金を返されないでも愉快である与次郎は、 「笑っちゃいかん」と注意した。三四郎はなおおかしくなった。 「笑わないで、よく考えてみろ。おれが金を返さなければこそ、君が美禰子さんから金を借りることができたんだろう」  三四郎は笑うのをやめた。 「それで?」 「それだけでたくさんじゃないか。――君、あの女を愛しているんだろう」  与次郎はよく知っている。三四郎はふんと言って、また高い月を見た。月のそばに白い雲が出た。 「君、あの女には、もう返したのか」 「いいや」 「いつまでも借りておいてやれ」  のん気な事を言う。三四郎はなんとも答えなかった。しかいつまでも借りておく気はむろんなかった。じつは必要な二十円を下宿へ払って、残りの十円をそのあくる日すぐ里見の家へ届けようと思ったが、今返してはかえって、好意にそむいて、よくないと考え直して、せっかく門内に、はいられる機会を犠牲にしてまでも引き返した。その時何かの拍子で、気がゆるんで、その十円をくずしてしまった。じつは今夜の会費もそのうちから出ている。自分ばかりではない。与次郎のもそのうちから出ている。あとには、ようやく二、三円残っている。三四郎はそれで冬シャツを買おうと思った。  じつは与次郎がとうてい返しそうもないから、三四郎は思いきって、このあいだ国元へ三十円の不足を請求した。十分な学資を月々もらっていながら、ただ不足だからといって請求するわけにはゆかない。三四郎はあまり嘘をついたことのない男だから請求理由にいたって困却した。しかたがないからただ友だちが金をなくして弱っていたから、つい気の毒になって貸してやった。その結果として、今度はこっちが弱るようになった。どうか送ってくれと書いた。  すぐ返事を出してくれれば、もう届く時分であるのにまだ来ない。今夜あたりはことによると来ているかもしれぬくらいに考えて、下宿へ帰ってみると、はたして、母の手蹟で書いた封筒ちゃんと机の上に乗っている。不思議なことに、いつも必ず書留で来るのが、きょうは三銭切手一枚で済ましてある。開いてみると、中はいつになく短かい。母としては不親切なくらい、用事だけで申し納めてしまった。依頼の金は野々宮さんの方へ送ったから、野々宮さんから受け取れというさしずにすぎない。三四郎は床を取ってねた。  翌日もその翌日も三四郎は野々宮さんの所へ行かなかった。野々宮さんのほうでもなんともいってこなかった。そうしているうちに一週間ほどたった。しまいに野々宮さんから下宿下女を使いに手紙をよこした。おっかさんからまれものがあるからちょっと来てくれろとある三四郎講義の隙をみて、また理科大学の穴倉へ降りていった。そこで立談のあいだに事を済ませようと思ったところが、そううまくはいかなかった。この夏は野々宮さんだけで専領していた部屋に髭のはえた人が二、三人いる。制服を着た学生も二、三人いる。それが、みんな熱心に、静粛に、頭の上の日のあたる世界をよそにして、研究をやっている。そのうちで野々宮さんはもっと多忙に見えた。部屋の入口に顔を出した三四郎ちょっと見て、無言のまま近寄ってきた。 「国から、金が届いたから、取りに来てくれたまえ。今ここに持っていないから。それからまだほかに話す事もある」  三四郎ははあと答えた。今夜でもいいかと尋ねた。野々宮はすこしく考えていたが、しまいに思いきってよろしいと言った。三四郎はそれで穴倉を出た。出ながら、さすがに理学者は根気のいいものだと感心した。この夏見た福神漬の缶と、望遠鏡が依然としてもとのとおりの位置に備えつけてあった。  次の講義時間与次郎に会ってこれこれだと話すと、与次郎はばかだと言わないばかりに三四郎をながめて、 「だからいつまでも借りておいてやれと言ったのに。よけいな事をして年寄りには心配をかける。宗八さんにはお談義をされる。これくらい愚な事はない」とまるで自分から事が起こったとは認めていない申し分である三四郎もこの問題に関しては、もう与次郎責任を忘れてしまった。したがって与次郎の頭にかかってこない返事をした。 「いつまでも借りておくのは、いやだから、家へそう言ってやったんだ」 「君はいやでも、向こうでは喜ぶよ」 「なぜ」  このなぜが三四郎自身はいくぶんか虚偽の響らしく聞こえた。しか相手にはなんらの影響も与えなかったらしい。 「あたりまえじゃないか。ぼくを人にしたって、同じことだ。ぼくに金が余っているとするぜ。そうすれば、その金を君から返してもらうよりも、君に貸しておくほうがいい心持ちだ。人間はね、自分が困らない程度内で、なるべく人に親切がしてみたいものだ」  三四郎は返事をしないで、講義を筆記しはじめた。二、三行書きだすと、与次郎がまた、耳のそばへ口を持ってきた。 「おれだって、金のある時はたびたび人に貸したことがある。しかしだれもけっして返したものがない。それだからおれはこのとおり愉快だ」  三四郎まさか、そうかとも言えなかった。薄笑いをしただけで、またペンを走らしはじめた。与次郎それからはおちついて、時間の終るまで口をきかなかった。  ベルが鳴って、二人肩を並べて教場を出る時、与次郎が、突然聞いた。

anond:20241001234545

「あの女は君にほれているのか」

 二人のあとから続々聴講生が出てくる。三四郎はやむをえず無言のまま梯子段を降りて横手玄関から図書館わきの空地へ出て、はじめて与次郎を顧みた。

「よくわからない」

 与次郎はしばらく三四郎を見ていた。

「そういうこともある。しかしよくわかったとして、君、あの女の夫になれるか」

 三四郎はいまだかつてこの問題を考えたことがなかった。美禰子に愛せられるという事実のものが、彼女の夫たる唯一の資格のような気がしていた。言われてみると、なるほど疑問である三四郎は首を傾けた。

「野々宮さんならなれる」と与次郎が言った。

「野々宮さんと、あの人とは何か今までに関係があるのか」

 三四郎の顔は彫りつけたようにまじめであった。与次郎一口

「知らん」と言った。三四郎は黙っている。

「また野々宮さんの所へ行って、お談義を聞いてこい」と言いすてて、相手は池の方へ行きかけた。三四郎は愚劣の看板のごとく突っ立った。与次郎は五、六歩行ったが、また笑いながら帰ってきた。

「君、いっそ、よし子さんをもらわないか」と言いながら、三四郎を引っ張って、池の方へ連れて行った。歩きながら、あれならいい、あれならいいと、二度ほど繰り返した。そのうちまたベルが鳴った。

 三四郎はその夕方野々宮さんの所へ出かけたが、時間がまだすこし早すぎるので、散歩かたがた四丁目まで来て、シャツを買いに大きな唐物屋へはいった。小僧が奥からいろいろ持ってきたのをなでてみたり、広げてみたりして、容易に買わない。わけもなく鷹揚にかまえていると、偶然美禰子とよし子が連れ立って香水を買いに来た。あらと言って挨拶をしたあとで、美禰子が、

「せんだってありがとう」と礼を述べた。三四郎にはこのお礼の意味が明らかにわかった。美禰子から金を借りたあくる日もう一ぺん訪問して余分をすぐに返すべきところを、ひとまず見合わせた代りに、二日ばかり待って、三四郎は丁寧な礼状を美禰子に送った。

 手紙文句は、書いた人の、書いた当時の気分をすなおに表わしたものではあるが、むろん書きすぎている。三四郎はできるだけの言葉を層々と排列して感謝の意を熱烈にいたした。普通の者から見ればほとんど借金の礼状とは思われないくらいに、湯気の立ったものであるしか感謝以外には、なんにも書いてない。それだから自然の勢い、感謝感謝以上になったのでもある。三四郎はこの手紙ポストに入れる時、時を移さぬ美禰子の返事を予期していた。ところがせっかくの封書はただ行ったままであるそれから美禰子に会う機会はきょうまでなかった。三四郎はこの微弱なる「このあいだはありがとう」という反響に対して、はっきりした返事をする勇気も出なかった。大きなシャツを両手で目のさきへ広げてながめながら、よし子がいるからああ冷淡なんだろうかと考えた。それからこのシャツもこの女の金で買うんだなと考えた。小僧はどれになさいますと催促した。

 二人の女は笑いながらそばへ来て、いっしょにシャツを見てくれた。しまいに、よし子が「これになさい」と言った。三四郎はそれにした。今度は三四郎のほうが香水相談を受けた。いっこうわからない。ヘリオトロープと書いてある罎を持って、いいかげんに、これはどうですと言うと、美禰子が、「それにしましょう」とすぐ決めた。三四郎は気の毒なくらいであった。

 表へ出て別れようとすると、女のほうが互いにお辞儀を始めた。よし子が「じゃ行ってきてよ」と言うと、美禰子が、「お早く……」と言っている。聞いてみて、妹が兄の下宿へ行くところだということがわかった。三四郎はまたきれいな女と二人連で追分の方へ歩くべき宵となった。日はまだまったく落ちていない。

 三四郎はよし子といっしょに歩くよりは、よし子といっしょに野々宮の下宿で落ち合わねばならぬ機会をいささか迷惑に感じた。いっそのこと今夜は家へ帰って、また出直そうかと考えた。しかし、与次郎のいわゆるお談義を聞くには、よし子がそばにいてくれるほうが便利かもしれない。まさか人の前で、母から、こういう依頼があったと、遠慮なしの注意を与えるわけはなかろう。ことによると、ただ金を受け取るだけで済むかもわからない。――三四郎は腹の中で、ちょっとずるい決心をした。

「ぼくも野々宮さんの所へ行くところです」

「そう、お遊びに?」

「いえ、すこし用があるんです。あなたは遊びですか」

「いいえ、私も御用なの」

 両方が同じようなことを聞いて、同じような答を得た。しかし両方とも迷惑を感じている気色がさらにない。三四郎は念のため、じゃまじゃないかと尋ねてみた。ちっともじゃまにはならないそうである。女は言葉でじゃまを否定したばかりではない。顔ではむしろなぜそんなことを質問するかと驚いている。三四郎は店先のガスの光で、女の黒い目の中に、その驚きを認めたと思った。事実としては、ただ大きく黒く見えたばかりである

バイオリンを買いましたか

「どうして御存じ」

 三四郎は返答に窮した。女は頓着なく、すぐ、こう言った。

いくら兄さんにそう言っても、ただ買ってやる、買ってやると言うばかりで、ちっとも買ってくれなかったんですの」

 三四郎は腹の中で、野々宮よりも広田よりも、むしろ与次郎非難した。

 二人は追分の通りを細い路地に折れた。折れると中に家がたくさんある。暗い道を戸ごとの軒燈が照らしている。その軒燈の一つの前にとまった。野々宮はこの奥にいる。

 三四郎下宿とはほとんど一丁ほどの距離である。野々宮がここへ移ってから三四郎は二、三度訪問したことがある。野々宮の部屋は広い廊下を突き当って、二段ばかりまっすぐに上がると、左手に離れた二間である。南向きによその広い庭をほとんど椽の下に控えて、昼も夜も至極静かである。この離れ座敷に立てこもった野々宮さんを見た時、なるほど家を畳んで下宿をするのも悪い思いつきではなかったと、はじめて来た時から、感心したくらい、居心地のいい所である。その時野々宮さんは廊下下りて、下から自分の部屋の軒を見上げて、ちょっと見たまえ、藁葺だと言った。なるほど珍しく屋根に瓦を置いてなかった。

 きょうは夜だから屋根はむろん見えないが、部屋の中には電燈がついている。三四郎は電燈を見るやいなや藁葺を思い出した。そうしておかしくなった。

「妙なお客が落ち合ったな。入口で会ったのか」と野々宮さんが妹に聞いている。妹はしからざるむねを説明している。ついでに三四郎のようなシャツを買ったらよかろうと助言している。それから、このあいだのバイオリン和製で音が悪くっていけない。買うのをこれまで延期したのだから、もうすこし良いのと買いかえてくれと頼んでいる。せめて美禰子さんくらいのなら我慢すると言っている。そのほか似たりよったりの駄々をしきりにこねている。野々宮さんはべつだんこわい顔もせず、といって、優しい言葉もかけず、ただそうかそうかと聞いている。

 三四郎はこのあいだなんにも言わずにいた。よし子は愚な事ばかり述べる。かつ少しも遠慮をしない。それがばかとも思えなければ、わがままとも受け取れない。兄との応待をそばにいて聞いていると、広い日あたりのいい畑へ出たような心持ちがする。三四郎は来たるべきお談義の事をまるで忘れてしまった。その時突然驚かされた。

「ああ、わたし忘れていた。美禰子さんのお言伝があってよ」

「そうか」

「うれしいでしょう。うれしくなくって?」

 野々宮さんはかゆいような顔をした。そうして、三四郎の方を向いた。

ぼくの妹はばかですね」と言った。三四郎はしかたなしに、ただ笑っていた。

「ばかじゃないわ。ねえ、小川さん」

 三四郎はまた笑っていた。腹の中ではもう笑うのがいやになった。

「美禰子さんがね、兄さんに文芸協会演芸会に連れて行ってちょうだいって」

里見さんといっしょに行ったらよかろう」

「御用があるんですって」

「お前も行くのか」

「むろんだわ」

 野々宮さんは行くとも行かないとも答えなかった。また三四郎の方を向いて、今夜妹を呼んだのは、まじめの用があるんだのに、あんのん気ばかり言っていて困ると話した。聞いてみると、学者だけあって、存外淡泊である。よし子に縁談の口がある。国へそう言ってやったら、両親も異存はないと返事をしてきた。それについて本人の意見をよく確かめ必要が起こったのだと言う。三四郎はただ結構ですと答えて、なるべく早く自分のほうを片づけて帰ろうとした。そこで、

「母からあなたにごめんどうを願ったそうで」と切り出した。野々宮さんは、

「なに、大してめんどうでもありませんがね」とすぐに机の引出しから、預かったものを出して、三四郎に渡した。

「おっかさんが心配して、長い手紙を書いてよこしましたよ。三四郎は余儀ない事情で月々の学資を友だちに貸したと言うが、いくら友だちだって、そうむやみに金を借りるものじゃあるまいし、よし借りたって返すはずだろうって。いなかの者は正直だから、そう思うのもむりはない。それからね、三四郎が貸すにしても、あまり貸し方が大げさだ。親から月々学資を送ってもらう身分でいながら、一度に二十円の三十円のと、人に用立てるなんて、いかにも無分別とあるんですがね――なんだかぼくに責任があるように書いてあるから困る。……」

 野々宮さんは三四郎を見て、にやにや笑っている。三四郎はまじめに、「お気の毒です」と言ったばかりである。野々宮さんは、若い者を、極めつけるつもりで言ったんでないとみえて、少し調子を変えた。

「なに、心配することはありませんよ。なんでもない事なんだから。ただおっかさんは、いなかの相場で、金の価値をつけるから、三十円がたいへん重くなるんだね。なんでも三十円あると、四人の家族半年食っていけると書いてあったが、そんなものかな、君」と聞いた。よし子は大きな声を出して笑った。三四郎にもばかげているところがすこぶるおかしいんだが、母の言条が、まったく事実を離れた作り話でないのだから、そこに気がついた時には、なるほど軽率な事をして悪かったと少しく後悔した。

「そうすると、月に五円のわりだから、一人前一円二十五銭にあたる。それを三十日に割りつけると、四銭ばかりだが――いくらいなかでも少し安すぎるようだな」と野々宮さんが計算を立てた。

「何を食べたら、そのくらいで生きていられるでしょう」とよし子がまじめに聞きだした。三四郎も後悔する暇がなくなって、自分の知っているいなか生活ありさまをいろいろ話して聞かした。そのなかには宮籠りという慣例もあった。三四郎の家では、年に一度ずつ村全体へ十円寄付することになっている。その時には六十戸から一人ずつ出て、その六十人が、仕事を休んで、村のお宮へ寄って、朝から晩まで、酒を飲みつづけに飲んで、ごちそうを食いつづけに食うんだという。

「それで十円」とよし子が驚いていた。お談義はこれでどこかへいったらしい。それから少し雑談をして一段落ついた時に、野々宮さんがあらためて、こう言った。

「なにしろ、おっかさんのほうではね。ぼくが一応事情を調べて、不都合がないと認めたら、金を渡してくれろ。そうしてめんどうでもその事情を知らせてもらいたいというんだが、金は事情もなんにも聞かないうちに、もう渡してしまったしと、――どうするかね。君たしか佐々木に貸したんですね」

 三四郎は美禰子からもれて、よし子に伝わって、それが野々宮さんに知れているんだと判じた。しかしその金が巡り巡ってバイオリンに変形したものとは、兄妹とも気がつかないか一種妙な感じがした。ただ「そうです」と答えておいた。

佐々木馬券を買って、自分の金をなくしたんだってね」

「ええ」

 よし子はまた大きな声を出して笑った。

「じゃ、いいかげんにおっかさんの所へそう言ってあげよう。しかし今度から、そんな金はもう貸さないことにしたらいいでしょう」

 三四郎は貸さないことにするむねを答えて、挨拶をして、立ちかけると、よし子も、もう帰ろうと言い出した。

「さっきの話をしなくっちゃ」と兄が注意した。

「よくってよ」と妹が拒絶した。

「よくはないよ」

「よくってよ。知らないわ」

 兄は妹の顔を見て黙っている。妹は、またこう言った。

だってしかたがないじゃ、ありませんか。知りもしない人の所へ、行くか行かないかって、聞いたって。好きでもきらいでもないんだから、なんにも言いようはありゃしないわ。だから知らないわ」

 三四郎は知らないわの本意をようやく会得した。兄妹をそのままにして急いで表へ出た。

 人の通らない軒燈ばかり明らかな路地を抜けて表へ出ると、風が吹く。北へ向き直ると、まともに顔へ当る。時を切って、自分下宿の方から吹いてくる。その時三四郎は考えた。この風の中を、野々宮さんは、妹を送って里見まで連れていってやるだろう。

 下宿の二階へ上って、自分の部屋へはいって、すわってみると、やっぱり風の音がする。三四郎はこういう風の音を聞くたびに、運命という字を思い出す。ごうと鳴ってくるたびにすくみたくなる。自分ながらけっして強い男とは思っていない。考えると、上京以来自分運命はたいがい与次郎のためにこしらえられている。しかも多少の程度において、和気靄然たる翻弄を受けるようにこしらえられている。与次郎は愛すべき悪戯である。向後もこの愛すべき悪戯者のために、自分運命を握られていそうに思う。風がしきりに吹く。たしか与次郎以上の風である

 三四郎は母から来た三十円を枕元へ置いて寝た。この三十円も運命翻弄が生んだものである。この三十円がこれからさきどんな働きをするか、まるでわからない。自分はこれを美禰子に返しに行く。美禰子がこれを受け取る時に、また一煽り来るにきまっている。三四郎はなるべく大きく来ればいいと思った。

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