はてなキーワード: 暗黒時代とは
今日持ち株を全部売った。ここ1年、日経平均株価が急上昇し、かなりの恩恵を得られた。
簡単に言うと、ソフトバンクグループに3000万円いれていたお金が1億円になった。
正直何で上がっていたのか全然分からないし、偶然バブルに乗れただけなので投資スキルも糞もない。
超有名な株を一点集中で買って放置していたら、上がっていっただけ、だ。
何の能力が無くても、何の努力もしていなくても、金儲けが出来るというのは投資の側面かもしれないが、
ただのまぐれである。失っていた可能性だってあったかもしれない。ただ言えるのは初心者だから乗れたのだろうなとは思う。
さて、売却時をいつにするのか?というのは全然わからなかったが、
自民党が金融所得課税の強化を推し進めることがあらためて表明された。以前から高市氏は進めると言っていたとはいえ、いざ表明されると、
もうここからは日本株が終焉するんだろうなってことは初心者なりに想像がついた。だから全部売った。
日本株はこれから暗黒時代になるだろう。日経平均は5万円近くまで上がったが、今後3-5年以内に日経1万円ぐらいになるのは間違いないだろう。
誰も上場企業の株を買う利点が無くなるからである。株式投資=罰ゲームの時代の幕開けである。
下手に相場に詳しい人だと、あーだこーだ言っているだけでバブルに乗れなかったり、バブルが終わったのに気づかなくて暴落に付き合ったりするのだろうけれど、
俺みたいな超ド級の初心者にしか見えない世界線っていうのもあるんだよな、とは思った。初心者というのは強みでもある。
日経が1万円ぐらいになったら、またソフトバンクグループを1億円分買って放置したいと思う。それまでは投資なんてしない。
こういうふうに思ってもらえるようになったのって比較的最近だよな
「娘が大人になってから急に私のことを"一生恨む"と敵意を向けてきて困り果ててる。孫にも合わせて貰えない」
「いつまでいい気にさせてるんですか!過去のことをウジウジと言うなもういい大人なんだから勝手にしろ、とガツンと言ってやればいいんです!」
だったからな
これ、たったの11年前のやり取り
虐待の被害体験訴える側が「もうお前は大人。ひとのせいにしてみっともない」と時効扱いでフルボッコにされたり、
「でも笑顔で過ごしてたじゃないか。友達もいただろ」とか細かい挙動や全く別のポジティブ面を反証として突きつけられてやり込められたりするのが当たり前の暗黒時代だった
LLM界隈
どのサービスも無料枠がひろがっているだけで技術的ブレイクスルーはこの数年まったくない。チューニングも日本語向きがすこし伸びたかくらい。どちらかというと軽量版でそこそこ使える方向を模索しているようだ。これはdeepseek効果といえなくもなくもなくもなくもない。CLI方面はチャットツールが流行ってメールを淘汰したときになんでもかんでもbotをつくっている人たちの再発明を見ているようでほほえましい…こいつらircとか知らないんだろうな…
画像生成界隈
2024年の成果がまるまる無料で使えるようになった1〜2月をピークに出落ち気味。NAI4もリアスのチューニング版でしかない。リアス2は出たけど違いもわからずリアス3のロードマップは宇宙の彼方ほど遠い…このまま暗黒時代へ突入か? 靴磨き界隈ではジブリ風が一瞬はやったけどもうだれもやってない様子。
動画生成界隈
Wan → FramePack の奇跡からはや3ヶ月が経過。ローカルでここまでできるのか&サービス版を使う理由は?などブレイクスルーになりそうな土壌はある、ただし、やっぱり電気代の無駄みたいな雰囲気もいなめない。有料サービス側は焦っているのか無料枠を大幅に引き上げるも数回じゃ誰も使っていない模様…このまま廃業がすすむと予想。
↑は、この匿名日記の2個前の匿名日記 anond:20250628235025 に着想を得て、Gemini 2.5 Flashと会話しながら作ったエッセイのようなものだったのだけど、これをさらにチャット型AIに読ませてみたら、各AIサービスごとに見事に差が出てビックリした。
それぞれで Deep Research をさせた結果を載せるね。
8つの主要主張について、原典と学術資料に基づく厳密な事実確認を実施しました。古代ギリシャの政治哲学から現代アメリカの世論調査まで、幅広い分野の主張を検証した結果、大部分は正確である一方、重要な不正確性も発見されました。
| 正確な主張: 6件 | 不正確な主張: 1件 | 検証不能: 1件 |
古代の政治哲学に関する主張は全て正確で、現代の統計データも概ね正確でした。しかし、アメリカ独立宣言の引用において重要な欠落が発見されました。
検証結果: 正確
プラトンは確実に民主政を理想国家の堕落過程における最終段階として位置づけ、僭主政への移行を警告しています。『国家』第8-9巻の原典から、「民主政は自然に僭主政を生み出し、最も極端な自由から最も極悪な形の僭主政が生まれる」との記述が確認されました。
プラトンの政体堕落論は、貴族政→名誉政→寡頭政→民主政→僭主政の順序で展開され、民主政の「際限のない自由への欲求」が秩序を破壊し、デマゴーグを生み出すことで僭主政に至ると分析しています。
検証結果: 正確
アリストテレスの『政治学』第5巻は、民主政の不安定化と崩壊について詳細な分析を提供しています。原典では「民主政はデマゴーグに支配されるとき最も転覆しやすく、デマゴーグが富者に対する十字軍を率いるとき」との記述が確認され、実際にアテネ等の具体例も挙げられています。
検証結果: 正確
ポリュビオスの『歴史』第6巻に記述されたアナキュクロシス(政体循環論)は、主張通り王政→僭主政→貴族政→寡頭政→民主政→衆愚政の循環を提示しています。この理論は数百のギリシャ都市国家の観察に基づいており、後のアメリカ建国思想にも大きな影響を与えました。
検証結果: 正確
学術的コンセンサスと一致する内容です。紀元前133年のティベリウス・グラックス暗殺から27年のアウグストゥス即位までの危機過程における政治的暴力、軍事的強者による内戦、経済格差の拡大、制度的破綻などの要因分析は、現代歴史学の標準的見解と合致しています。
最も重要な発見は、アメリカ独立宣言の引用における重大な欠落です。
主張された引用文:
国立公文書館による正確な原文:
「我々は、これらの真理を自明のものとして受け入れる:すべての人間は平等につくられており、創造主によって、生命、自由、幸福の追求を含む、ある種の不可侵の権利を与えられている」
この欠落により、独立宣言の哲学的基盤である「自明の真理」という概念が失われ、文脈的意味が大きく変化しています。
検証結果: 正確
機密解除されたCIA文書と1975-76年の教会委員会報告書により、イラン(1953年)、グアテマラ(1954年)での政権転覆工作、プロパガンダ活動、心理作戦の実施が確認されています。モッキンバード作戦による報道機関への浸透、MKウルトラによる心理実験なども含まれます。
2022年4月実施の調査(n=10,156)で、アメリカ成人の39%が「人類は終末の時代に生きている」と信じていることが確認されました。主張の「約4割」は統計的に正確です。調査は全国代表性を持つ手法で実施され、宗教的・人種的背景による大きな差異も記録されています。
指定されたYouTube動画へのアクセスができないため、具体的な主張を検証できませんでした。ただし、2022年1月の退任発表では、アメリカを「進行中の実験」と表現し、民主主義制度への楽観的な信念を表明していることが複数の信頼できる報道で確認されています。
このエッセイは古代政治哲学の引用と現代統計データにおいて高い正確性を示しています。特に、プラトン、アリストテレス、ポリュビオスの古典的政治理論の記述は、原典と学術的コンセンサスに忠実です。
ただし、独立宣言の引用における重要な欠落は修正が必要です。この修正により、アメリカ建国思想の哲学的基盤がより正確に伝わるでしょう。
推奨修正:
独立宣言の引用部分に「我々は、これらの真理を自明のものとして受け入れる:」を追加し、思想的文脈を完全に保持することを推奨します。
全体として、このエッセイは学術的に信頼性の高い内容を提供していますが、一次資料からの引用については、より慎重な検証が必要です。
承知しました。このエッセイ全体を対象に、歴史的・政治的主張や引用に事実誤認がないか、またその解釈や論拠に不正確さや誤解を招く表現がないかを、批判的視点から検証します。
確認が済み次第、主要ポイントごとに整理した上でご報告いたします。少々お待ちください。
このエッセイに述べられている歴史的・社会的な論点は、概ね史実や資料に基づいており、大筋で正確です。古代ギリシアの哲学者による民主政への批判(プラトン、アリストテレス)やポリュビオスの政体循環論、ローマ共和政の崩壊原因、アメリカ独立宣言の理念と冷戦期のCIAの秘密工作、現代アメリカの「ディープステート」陰謀論、福音派の終末論的世界観とイスラエル支持、さらに第二次大戦期のファシズム台頭の教訓など、多岐にわたる主張が展開されています。**これらの主張のそれぞれについて、史実との照合を行った結果、エッセイに明らかな虚偽は見当たりませんでした**。以下に、各ポイントごとに根拠となる事実関係を検証します。
エッセイの説明はこのポリュビオスの理論と一致しており、\*\*「民主政が衆愚政へと堕落する過程」\*\*についての記述(個人の自由が公共の利益を損ない無秩序と暴力に陥る)は、ポリュビオスが説いた民主政から無政府状態への移行と同じ現象を指摘しています。したがって、この点も史実に沿った主張です。
以上の歴史は、**どれほど堅固に見える政治体制でも、極端な経済格差や権力闘争(安定した政権交代の仕組みがないこと)が内部矛盾となって崩壊しうる**ことを示しています。エッセイの記述はこの歴史的経緯と一致しています。
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★ セルダンは二重盲検化:第一は AI の指示通り動くが第二の存在を知らず、第二はプラン修正権を持つが第一に正体を明かさない。
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| 危機 | 年代 | 現象 | AI 的解法 |
| ① 地政学的孤立 | +50 年 | 周囲の星系連合がターミナスを封鎖 | Vault が“無償エネルギーパック”を開示し、技術外交で包囲網を内側から買収 |
| ② 宗教戦争 | +120 年 | 技術教団 vs 在来宗教 | HRI(Human-Robot Interaction)を宗教儀式に組み込み、ソフト統合 |
| ③ 商業覇権闘争 | +155 年 | 豪商連合が政治を掌握 | 予測市場 AI で為替を操作し覇権をソフトランディング |
| ④ 統合帝政の台頭 | +250 年 | 周辺超大国が軍事侵攻 | フォン・ノイマン艦隊 (自律ドローン) で非致死的拒止 |
| ⑤ 情報分断 | +270 年 | 銀河ネットの断絶 | 量子中継衛星“Anselm”網で独自バックボーンを建設 |
すべてPrime Radiant の長期マルチエージェント・シミュレーションで織り込み済み。
危機を越えるたび、ファウンデーションの計算密度は指数的に向上し、銀河文化のコアがゆっくりと移動する。
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権威による思想統制: 中世では、主にキリスト教会が絶対的な権威を持ち、教義に反する思想や表現は異端とされ、厳しく弾圧されました。現代の過剰なポリコレも、特定の価値観や倫理観を絶対視し、それに反する表現を許容しないという点で類似しています。
知識・情報の制限: 中世では、聖書などの宗教的な文書以外は広く普及せず、人々の知識や情報源が限られていました。現代の過剰なポリコレも、特定のテーマや表現をタブー視することで、議論や探求の範囲を狭め、結果的に知識や情報の自由な流通を妨げる可能性があります。
創造性の萎縮: 中世の芸術は、主に宗教的なテーマに限定され、自由な発想や表現は抑制されました。現代の過剰なポリコレも、特定の表現が批判や炎上の対象となることを恐れるあまり、クリエイターが自主規制したり、安全な表現に偏ったりする傾向を生み出す可能性があります。
SNSによる監視社会: 現代では、SNSの普及により、個人が発信する情報や表現が瞬時に拡散され、公衆の目に晒されるようになりました。過剰なポリコレは、このような監視社会と結びつき、些細な表現でも炎上や批判の対象となりやすく、表現者にとって大きなプレッシャーとなります。
キャンセルカルチャー: 過剰なポリコレを背景に、過去の言動や現在の表現が問題視された場合、個人や団体が社会的に排除される「キャンセルカルチャー」が起こりやすくなっています。これは、中世における異端審問や破門に似た、現代的な形の社会的な制裁と言えるかもしれません。
単純な比較は困難: 中世暗黒時代と現代は、社会構造、技術、文化など多くの点で大きく異なります。両者を単純に比較することは、歴史的背景や現代社会の複雑さを無視することにつながる可能性があります。
ポリコレの本来の目的: ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)は、本来、社会における差別や偏見をなくし、多様性を尊重することを目的とした考え方です。しかし、その一部が過剰に解釈・適用されることで、表現の自由や創造性を損なうという側面も指摘されています。
中世暗黒時代と現代の過剰なポリコレは、権威による思想統制、知識・情報の制限、創造性の萎縮といった点で類似性が見られます。現代においては、SNSやキャンセルカルチャーといった特有の要因が、表現の自由に対する圧力を強めていると言えるでしょう。ポリコレ暗黒時代は、中世暗黒時代が権威による抑圧が自壊していったように、ポリコレ主義者の内部抗争により自壊し収束するでしょう。人類がみずからの存在価値を見直すことにより新ルネサンス時代が到来することになるでしょう。米国でのトランプ旋風はその端緒であるとみなすことができます。日本ではその旋風を感じることは難しいですがこの動きを見逃すと取り返しがつかないことになります。
1.colaboから
暇空はcolabo代表の仁藤夢乃が、保護の名目で3LDKの部屋に3人ずつ弱者女性を住まわせていたのは「タコ部屋」であり、「夜の仕事を強要させ」「稼ぎを奪っていた」と主張し、家庭内暴力を受けていたという理由で女性の親から許諾を得ないまま行政とつなぎ生活保護を受けさせるのは「誘拐」であり、夜の仕事をさせているのだから「人身売買」であると主張した。
また、仁藤がミャンマーの反日組織と共謀し、「若年女性を保護するためという名目で得た費用を、ミャンマー人に爆弾を買うための費用として提供した」とも主張。
2.駒崎から
暇空は、児童福祉団体の駒崎について「児童の臓器を海外で売ることが目的」「中国とつながっており児童売買している」「西村博之やヨッピーにダイレクトステルスマーケティングさせた」と主張した。
なお、国内の恵まれない児童を海外に里親に出す事業をしている者が他におり、駒崎はその人と別の事業で関係した時期もあったが、その人の団体活動の杜撰さに気づき児童の安全のために事業停止を求める嘆願書を提出するなどしていた。暇空はその人と駒崎を混同していた。
暇空の弁護士の渥美陽子は資産家の村上世彰と非常に深い関係にあり多くの仕事を与えられていたが、村上は自分の経済犯罪疑惑による家宅捜索のストレスで娘が流産した際に駒崎がカウンセリング役になり親子で支えられた経験があるため、渥美に与えていた仕事を全部引き上げた。
増田一同は今でも暇空さんの主張を信じてるよな?
暇空さんが負けたら表現の自由は大きく後退する
「黒歴史」という言葉の起源については、いくつかの説があり、一概にガンダムの造語だと断言することはできません。しかし、ガンダムシリーズ、特に『∀ガンダム』がこの言葉の普及に大きく貢献したことは事実です。
『∀ガンダム』では、「黒歴史」とは、過去に繰り返された戦争や文明の遺産を指す言葉として登場します。
作中では、高度な文明が崩壊し、その歴史が封印されたものが「黒歴史」と呼ばれています。
この作品における「黒歴史」は、単に恥ずかしい過去という意味ではなく、人類の負の遺産、繰り返される過ちといった深い意味合いを持っています。
インターネットスラングとしての「黒歴史」は、主に「過去の恥ずかしい言動や経験」を指す言葉として使われています。
この意味での「黒歴史」は、『∀ガンダム』の影響を受けつつも、より日常的な場面で使われるようになり、意味合いも変化しました。
インターネットやSNSの普及により、自分の過去の言動が記録として残りやすくなったことも、「黒歴史」という言葉が広まった要因の一つと考えられます。
「黒歴史」という言葉が『∀ガンダム』以前から存在したかどうかについては、明確な証拠はありません。
一部では、歴史学における「暗黒時代」や、心理学における「抑圧された記憶」などが語源ではないかという説もあります。
いずれにせよ、『∀ガンダム』が「黒歴史」という言葉を一般に広めたことは間違いありません。
「黒歴史」という言葉は、『∀ガンダム』が起源というわけではありません。
しかし、『∀ガンダム』がこの言葉を広め、一般的な言葉として定着させたことは事実です。
現在では、インターネットスラングとして広く使われており、その意味合いも変化しています。
うちの実家の近所には、花街、つまり遊郭があった場所がある。もちろん地元の人間は大体知っている。
小さいころ、まだ生きていた祖母が、まあ壊れたレコードみたいに同じ話を何べんもするのだが、花街のあった辺りを指して「綺麗な女の人が大勢いてねー」などと教えてくれたことがあるし、花街はなくなっても花街を相手に商売していた商店とかは今でも存続している。
戦後に花街自体がなくなった後も、映画の撮影か何かで使われたことがあったらしい。
とにかく私はそこに「負の歴史」など感じたことはないし、その地域を特に避けて暮らしたような経験もない。
何年か前、ふと思い出して、私の実家の具体的な地域で検索した。
そうしたら、所謂花街の研究者か趣味者というのか、そういう人がまさに私の近所でフィールドワーク?をしていることがわかった。
ほうほうと思いながら見ていたら、その花街の歴史が、「複雑な歴史」的な描写で描かれていた。まるでうちの近所が遊女の死体を積み上げて繁栄したみたいな書きっぷりだった。
んんん???となって、その人に限らず他の花街探検系(変なジャンルだな)の人の記事とか見たら、何かどれも同じ書きっぷりだった。
「この街の繁栄は遊女の犠牲の上で出来ていた……」「地元の人はそれを知っているのだろうか……」みたいな。
いや、近所にそういう歴史があったの別に子供の時(平成中期)から知ってるし、それについて何とも思ってないのだが。
特に鼻についたのは、遊郭研究者たちの、「自分の研究は覗き趣味ではない!」みたいな変な自意識だ。
〇〇ディープ案内みたいなのに影響を受けてドヤ街に行き地元の労働者の顔をバシャバシャ撮って「これが日本の真実!」みたいなことをやっても、それが薄っぺらくて日本の実情なんか何にも反映してないのはわかるだろう。
廃墟探検とかして私有地に入ってバブルの残り香がどうとか耽美ぶっても近所の人間には迷惑でしかないだろう。被差別部落とされる場所に行って「ここは部落ですよー!悲惨な歴史がある街ですねー!うわーホルモンだー!」なんてやる奴はましてだ。
だがそれが「遊郭」になると途端に高尚な研究になり、また地元民を指して「あなた方はこの歴史を本当に誇りに思ってるんですか?」的な問いかけまでし始めたりする。
いい加減にしてほしい。あんたがたはただ外からきて勝手に街を貶してるだけだ。しかもそこは廃墟ではなくまだ人が住んでいる場所だ。
遊郭(跡地)にもそれこそ「複雑」な歴史はあるだろう。だがそれは八百屋とかパン屋とか花屋にもそれぞれの歴史があるのと同じことでしかない。もちろん現代の性風俗やラブホテルとかでも同じだ。
「過酷さ」は別に遊女とかにかぎったことではなく、農民でも漁師でも商人でもみんなが被っていたことだ。ただ「性」「セックス」が絡むだけで注目するなら、それはモンド映画的趣味と全然変わらない。
私は地元の歴史に何の負い目とか感じないし、別に「遊郭で町おこし」とかやっても全然かまわないと思っている。この街で暮らしていた漁民も農民も侍もそして遊女も、露骨に言えば繰り広げられたセックスも、みんな絡み合った歴史の一つだ。
それを忌避したり、何なのか知らないが清廉ぶって「悲しい歴史……」などと暗黒時代の様に彩ることこそ、逆に過去の人々に失礼だろう。
論争のまとめ、ありがたいです。おかげで自分なりに理解ができました。
文系学問(特に文学や社会学)においてありがちな、世の中の傾向や潮流を仮構して、ミクロな作品や人間を論じるスタンスは、使い方を間違えると、色々なことを損なう。その作品や人間がもつ、複雑さや豊かさが捨象されるし、俗流に応用されれば簡単に差別につながる。「この時代に生まれた人間は●●である」と決めつける世代論などを見ればわかりやすい。もちろん社会を論じるなら、そういう傾向を仮定して話を進めざるを得ないが、学者でもない人間が個々の作品や人間を評価するのであれば、マクロ的な枠組みでは拾えない面白さや豊かさにも目を向けるべきだろう。
これは本当にそう。
「中世の秋」を思い出しました。「暗黒時代」というレッテルをはられた中世をその時代に生きた人々の視線から問い直したホイジンガの論考。