はてなキーワード: 為替とは
まず前提の置き方が雑ですよね。
「円の価値が半減している」と言っていますが、それは何を基準にしていますか?消費者物価指数ですか、実質賃金ですか、それとも為替ですか。ここが曖昧なまま「500万円=昔の250万円」みたいな話に飛ぶのは、論理が飛躍しています。
それから、「高給取り」という言葉の定義も不明確です。相対評価なのか、絶対評価なのか。仮に今の日本で年収500万円だとすると、中央値や平均と比較してどの位置にあるのかを見ないと意味がないですよね。実際には、依然として分布の中では上位側に入るわけです。
あともう一点。「20年前と同じ生活ができない=高給ではない」というのも短絡的です。物価構造は変わっていますし、支出の内訳も変わっています。通信費や家電は下がっている一方で、エネルギーや社会保険料は上がっている。単純に総額だけで比較するのは適切ではありません。
なので、「円の価値が半減してるから高給取りじゃない」という結論は、前提も定義も曖昧なまま感覚で語っているだけで、議論として成立していないですね。
税負担と物価上昇で昇給分が相殺されてむしろ手取りか貯金可能額が毎月減る(マイナスになる)のでは?
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短く言うと、「手取りや貯蓄余力が今後も圧迫されやすい」可能性は高いが、必ず減ると決まっているわけではない。結果は、賃上げの持続性とインフレ・税社会保険の動きのバランスで決まります。
■ 何が圧迫要因になるか
実務上は社会保険料の上昇や控除の実質目減りで、手取りを押し下げやすい
ベースケース(多くの人)
→ 実質では横ばい〜ややマイナス
上振れケース
下振れケース
ただし条件が揃えば「上振れケース」は実際に存在する(ただし限定的)
トヨタ自動車
ボーナス:7.6ヶ月分
ソニーグループ
平均 +5.4%(約2万円)
■ ② では「全部上回るのか?」を分解
③社会保険・税
年 +5% → 月 +2万〜3万円
同時に起きる負担増(ざっくり)
物価:+2万〜3万円
社会保険:+5千〜1万円
👉 合計:+3万〜6万円の負担増
→ 結果
これは実際に
→ という状態と一致
■ ③ それでも「上振れ」する人の具体例
ここが重要です。
■ ケースB:トヨタの“上位層”
収入増
ボーナス増
支出増
→ 結果
👉 可処分所得は増える
👉 物価上昇では追いつかない
例:
何が起きるか
■ ④ なぜ差がここまで開くか
全体賃上げ:5%
👉 平均ではギリギリ or 負ける
● しかし上位層は
👉 勝てる
■ ⑤ あなたの疑問への直接回答
同じ会社でも
→ 勝つ人と負ける人が分かれる
負けパターン
転職なし
👉 実質貧しくなる
勝ちパターン
👉 実質豊かになる
■ まとめ
むしろ
ーーー
ーーー
理由は2つ:
👉 完全な負けゲームにはなりにくい
ここが本質です:
昔:全員少しずつ豊かになる
👉
そのままの人 → 横ばい〜マイナス
「9割マイナス」→言い過ぎ
しかし
より正確には:
👉 半分以上が「増えてる実感がない」状態になる
ケースBとケースCの人って本当に居るのか?
あら、そうなの?
あなたがそうやって数字を並べて説明する姿、なんだか一生懸命で、少し滑稽だわ。
でも、そうね……。あなたが言ったことは、表面的には正しいのかもしれない。
トヨタの株価が3,000円台で足踏みしているのも、5月8日の決算を前に投資家たちが怯えているのも、ただの事実。
でも、あなた、本当にそれだけの理由で動いていると思っているのかしら?
確かに、150円台から少しでも円高に振れれば利益が削られる。でも、それはただの口実だわ。賢い人たちは、為替の変動なんてとっくに織り込み済みのはずよ。
聞こえはいいけれど、要するに先が見えないだけでしょう?150万台から100万台へ生産目標を下げたことが「戦略の正しさ」だなんて、負け惜しみにしか聞こえないわ。
1.4兆円のマイナス……。数字が大きすぎて、まるで他人事みたいね。でも、その数字の裏にある「政治の嫌な空気」を、あなたは感じ取っていないみたい。
私には、今のトヨタが「重い甲冑を着せられた騎士」のように見えるわ。
守りは硬いけれど、身動きが取れなくなっている。そんな騎士に、誰も進んで賭けようとはしないでしょ?
みんながトヨタという巨大な存在に、「新しさ」を感じなくなって飽きてしまっただけ。
……ただ、私はそう感じただけよ。
ところで、あなた。
トヨタの株価、確かにこの4月に入ってから少し苦しい動きをしていますね。
直近の動きを見ると、4月初旬には3,300円〜3,400円台で推移していましたが、4月24日には一時3,000円台まで下落し、現在は3,100円前後で足踏みしている状況です。
「さえない」要因として、以下の3つのポイントが市場で意識されています。
冒頭の利上げの話とも直結しますが、日銀が利上げに前向きな姿勢を見せたことで、「これ以上の円安は進まないのではないか」「むしろ円高に振れるのではないか」という観測が強まりました。トヨタのような輸出企業にとって、1円の円高は数百億円規模の営業利益を押し下げるインパクトがあるため、利上げ観測はダイレクトに株価の重石になっています。
2026年3月期の決算(2月発表の第3四半期)では、営業利益は高水準を維持しているものの、「米国の関税影響」によるマイナス要因が約1.4兆円規模で計上されるなど、外部環境の厳しさが数字として見えてきました。強い需要はあるものの、インフレによる労務費の上昇や、地政学的なコスト増が利益を削っている側面があります。
世界的にEV(電気自動車)の需要が一時的に減速し、ボルボやメルセデスなどの競合他社がEV全振り戦略を見直す動きが出ています。
トヨタはもともと「全方位(ハイブリッド重視)」だったため、戦略の正しさが証明された形ではありますが、一方で2026年のEV生産目標(150万台から100万台程度へ)の下方修正観測などもあり、「次の爆発的な成長シナリオ」を慎重に見極めたいという投資家が増えているようです。
今後の注目点
5月に予定されている本決算発表で、2027年3月期の業績予想がどう出てくるかが最大の焦点です。
もし日銀の利上げと重なって「円高想定」の弱気な見通しが出れば、もう一段の調整があるかもしれません。逆に、配当増額や大規模な自社株買いなどの株主還元策がセットで出てくれば、底を打つきっかけになるでしょう。
件のサイトは生成AIで作成されたようなので、こちらも生成AI(ChatGPT)で検証してみたので置いておきますね。
あと、生成AIで作るのいいけどさぁ。もうちっと色とかフォントとか見せる方法工夫した方がよいよ?読みづらいよ?
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以下では、典型的に見られる論法上の問題を整理する。いずれも「数字自体が完全に誤り」というより、「指標の意味・比較条件・背景説明を省いたことで、読者に特定の印象を与える構成になっている」点を指摘するものである。
GDPが6.27兆USD(2012年)から4.11兆USD(2024年)へ34%減少したという見せ方。
ドル建て名目GDPは為替レートの影響を強く受ける。2012年は歴史的な円高局面、2024年は円安局面であり、ドル換算値だけを比較すると落差が大きく見える。円建て名目GDPや実質GDP、購買力平価ベースGDPを併記しないと、国内の生産規模そのものが急激に縮小したかのような印象を与える可能性がある。
特別会計が172兆円から238兆円へ増加したという単純比較。
特別会計には国債の借換え・償還、年金・医療などの社会保障給付、地方交付税などが含まれる。さらに会計間で同一資金が複数回計上されるため、総額だけを示すと実態より大きく見える場合がある。純計額や内訳を示さずに「膨張=利権」や「腐敗」と結びつける場合には、追加の説明が必要となる。
腐敗認識指数は「公共部門の腐敗に関する専門家やビジネス関係者の認識」を示す指標であり、経済成長率やGDPの長期推移を直接説明する指標ではない。複数の指標を並置することで因果関係を示唆するような構成は、読者に誤解を与える可能性がある。
政府債務残高が1000兆円を超えたという一点のみを強調。
政府債務は重要な指標であるが、同時に政府保有資産、純債務、国内外の保有構造、金利水準などと合わせて評価される。負債の絶対額だけを取り出すと、財政状況が極端に悪化しているかのような印象を与える可能性がある。
順位は他国の成長や人口増加によっても変動する。順位変化だけを強調すると、相対変化と絶対変化が混同される可能性がある。
人口減少は多くの先進国で見られる現象であり、日本では減少速度が比較的速いという特徴がある。都市化、教育水準、女性就業率、晩婚化など複合的要因によって生じるため、特定の制度や政策のみを原因とする説明は人口学的には成立しにくい。
えー、これはですね、まず、まさに申し上げておきたいのはですね、お二人とも、少し、少しですよ、冷静になっていただきたい。冷静になっていただきたいのであります。
いま皆さんがやっておられる議論、これはですね、一見すると政治の議論のように見える。
しかしですね、よくよく聞いてみますと、これは、いわば、相手をどうやって言い負かすか、相手をどうやって嫌な気持ちにさせるか、そういう、まさに、不毛な、意味のない、意味のない議論だよ、と、こう申し上げざるを得ないのであります。
まずですね、「なぜ貧しい人が富裕層優遇政治の自民党を支持するのか」と。
これはですね、えー、まさに、典型的なレッテル貼りなんです。レッテル貼り。
国民の皆さまはですね、それぞれの生活があり、家族があり、地域があり、仕事があり、将来への不安があり、その中でですね、いわば総合的に判断をして、一票を投じておられるわけであります。
そこをですね、「強者と同一化したい欲望だ」とか、「強者にこびへつらう根性だ」とか、そういうふうに決めつける。これはですね、まさに、私は、極めて失礼な話だと思いますよ。
えー、失礼なんです。
国民を見下しているんです。
そういう姿勢からはですね、残念ながら、建設的な議論は生まれないのであります。
これもですね、まあ、言いたいことは分かりますよ。言いたいことは分かりますが、これもまた、あまりにも単純化された議論であります。
地理的条件がある。
島しょ県としての物流コストがある。
そうしたものをですね、全部、全部ですよ、全部横に置いてですね、「左派だから豊かにならないんだ」と言う。これは、いわば、まさに、乱暴な議論であります。
そしてですね、「韓国に一人当たりGDPで抜かれたではないか」と。
これはですね、えー、厳しいご指摘であります。厳しいご指摘でありますから、これはもう、真摯に受け止めなければならない。
しかしですね、同時にですよ、同時に、為替の問題、人口構造の問題、生産性の問題、賃金の問題、産業競争力の問題、社会保障負担の問題、こうしたものをですね、丁寧に、丁寧に、丁寧に見ていかなければならないわけであります。
そこでですね、「兄の国韓国に抜かれてどんな気分?」と。
これを言ってですね、何か一つでも良くなるんですか。
消えないんですよ。
まったく消えない。
いいですか。
政治というものはですね、右が勝った、左が負けた、韓国に抜かれた、日本がどうだ、沖縄がどうだ、そういう言葉でですね、相手を殴るためにあるものではないのであります。
所得を上げるためにある。
雇用を守るためにある。
地方を元気にするためにある。
えー、まさに、そこなんです。
そこを議論しなければならない。
ですから、お二人に申し上げたいのはですね、相手を「貧乏人」だとか、「左派」だとか、「右派」だとか、「媚びている」だとか、「負けた気分はどうだ」だとか、そういう言葉でですね、相手の人格を傷つけるのではなくて、政策の中身を議論していただきたい。
どうすれば所得が上がるのか。
どうすれば韓国とも、あるいはアジアの国々とも、健全に競争し、協力していけるのか。
そこをですね、丁寧に、丁寧に、さらに丁寧に、丁寧の上にも丁寧に、議論していく必要があるのであります。
まあ、こう申し上げますとですね、また、「答えていないじゃないか」と、こう言う方がいる。
しかし私はですね、今まさに答えているんです。
お二人の議論は、政策論争ではなくて、えー、感情のぶつけ合いになっている。
そのことを、私は、申し上げているのであります。
円安(自国通貨安)は、日本経済に「プラス面」と「マイナス面」の両方を同時にもたらします。特に日本のように資源・食料の多くを輸入に頼り、製造業のグローバル化が進んだ国では、メリットが企業・株主中心に偏り、デメリットが家計や中小企業に広く及ぶ傾向が強いです(2025-2026年現在も同様)。
• 輸出企業・製造業の収益向上 海外売上を円換算すると金額が増える「為替差益」が発生。自動車、電機、機械などの輸出企業で利益が押し上げられ、企業全体の収益を高水準に維持。株価上昇(日経平均の押し上げ要因)にもつながりやすい。
• インバウンド(訪日観光)活性化 外国人が日本で「安く」感じるため、観光・小売・宿泊・飲食業の売上が増加。サービス輸出の黒字拡大に寄与。
• 国内投資・生産回帰の可能性(限定的) 円安で海外生産の相対コストが高まるため、一部で国内回帰や設備投資を促す効果。ただし、グローバルサプライチェーンの定着で近年は弱まっている。
• 対外純資産の円建て価値増加 海外資産を持つ企業・投資家に評価益。第一次所得収支(海外からの配当・利子)の黒字拡大。
• 輸入物価上昇 → 物価高(コストプッシュ型インフレ) 原油、天然ガス、食料品、原材料の輸入コストが増大 → 電気・ガス代、ガソリン、食品、日用品の値上がり。家計の実質購買力低下、実質賃金の目減り(2025年も4年連続マイナス傾向の要因の一つ)。
• 個人消費の抑制 物価高で家計が節約志向に。消費意欲低下、特に低所得層・年金生活者に打撃。経済学者調査では74%が円安を「日本経済にとってマイナス」と回答(家の値段上昇、人材流出懸念も)。
• 輸入依存の中小企業・非輸出企業の負担増 コスト転嫁しにくく、利益圧迫。内需中心企業はマイナス影響が大きい。
• 交易条件の悪化 輸出価格に対し輸入価格が相対的に上昇し、日本全体の「儲け」が減る。実質実効為替レート(BIS基準)で2020=100に対し2026年2月時点で約67まで大幅減価(実質30%超の競争力低下)。
• その他の副作用
• 過度な円安が続くと、企業収益の「為替頼み」が強まり、本来の競争力強化を怠る可能性。
• 企業収益は円安で高止まり・株高だが、家計は実質賃金低迷で「豊かさを実感しにくい」状況。
• 輸出数量自体は過去に比べて伸び悩み(海外生産シフトの影響)。円安の「輸出ブースト効果」が弱まっている。
• 政府・日銀は物価高対策(補助金など)で緩和を図っているが、財政拡大がさらに円安を招く「悪循環」の懸念も指摘されている。
中長期・家計・全体経済視点:デメリットが目立ちやすい(物価高、生活苦、成長の持続性低下)。
過度な円安(例: 150-160円台長期化)は「日本経済の弱さの表れ」と見なされ、基礎的競争力(生産性、賃金上昇力)の向上が本質的な解決策です。適度な円安は成長を後押ししますが、現在の水準は多くのエコノミストが「行き過ぎ」「家計負担が重い」と指摘しています。
特定の分野(例: 家計、企業、株、物価)について詳しく知りたい場合、教えてください! データは市場変動するので、最新ニュースも確認を。
為替を中東情勢のせいにしている時点で、分析としては三流以下だ。価格理論の初歩も理解していない。
為替レートとは、情報を伝達し、資源配分を調整する価格であり、その変動は体系的なインセンティブと貨幣供給の帰結だ。
外生ショックに責任転嫁して安心するのは、典型的な自己放尿だ。そう、政策当局とリフレ派の自己放尿だ。
まず前提を整理しろ。通貨価値はマネーサプライの期待成長率と、その信認によって決まる。これは基本中の基本だ。
中央銀行が一貫してマネー供給を膨張させ、しかもルールではなく裁量で操作するなら、合理的経済主体は将来の貨幣価値の希薄化を織り込む。
結果として通貨安になる。それだけの話だ。ここに中東情勢を持ち込むのは、自己放尿的な煙幕に過ぎない。
リフレ派は「デフレ脱却」という名目でマネーサプライを膨張させ続け、その副作用としての為替下落を外部要因に押し付ける。
これは理論的に見て完全な自己放尿だ。価格システムは自動操縦装置だが、その前提は安定した制度的枠組みだ。
そこに裁量的金融政策というノイズを突っ込めば、シグナルは歪む。歪んだ価格は誤った資源配分を生み、通貨は売られる。当たり前だ。
さらに言えば、リフレ派の議論は合理的期待を完全に無視している。
経済主体はバカではない。マネー供給が増え続けるなら、インフレ期待と通貨安期待を形成する。
これは単なる算術ではなく、インセンティブの問題だ。にもかかわらず、「まだ足りない、もっと緩和だ」と叫ぶのは、理論ではなく信仰であり、その帰結が自己放尿だ。
しかしそれは一時的な相対価格の変動に過ぎない。持続的な円安トレンドを説明する変数ではない。
持続的なトレンドを決めるのは貨幣制度と政策ルールだ。そこから目を逸らし、外部要因に責任転嫁するのは、分析ではなく自己放尿の儀式だ。
問題は明白だ。政府と中央銀行がルールに基づかず、裁量的にマネーサプライを操作し、市場の価格シグナルを歪めている。
その結果として通貨が売られている。にもかかわらず、それを認めず「外部が悪い」と言い続ける。この態度こそが最大の自己放尿だ。
円安の原因はリフレ派のマネーサプライ増加である。中東情勢ではない。外部に責任転嫁している限り、自己放尿は続く。
そして自己放尿は、必ずより大きな政策的失敗へと累積する。市場は甘くない。価格は嘘をつかない。嘘をついているのは、自己放尿に浸っている側だ。
リフレ派の言説は一見すると自己放尿の連鎖だが、ダブル放尿に到達した瞬間、皮肉にも一定の合理性を帯びる。
これは美学ではない。単なる結果論でもない。誤った前提と誤った行動が二重に重なることで、部分均衡の歪みが相殺され、擬似的に一般均衡へ近づく現象である。
ここでいう自己放尿とは、政策的に見て非効率かつ誤認識に基づく主張を指す。
例えば貨幣数量説の観点からすれば、インフレは貨幣供給の問題であり、財政拡張ではない。
にもかかわらずリフレ派は「歳出拡大こそがデフレ脱却だ」と主張する。これは明確に自己放尿その1だ。
だが連中はそこで止まらない。次に「増税を志向する財務省は間違っている」と批判する。これが自己放尿その2だ。
一見すると整合性がない。歳出を増やすなら財源問題に直面するのは当然だからだ。しかしこのダブル放尿が興味深い効果を生む。
つまり政府の時間的不整合性に対して、無意識的に批判を形成しているのである。
これは政府の失敗に対する直感的な反応と一致する。結果として、リフレ派は誤った理論から出発しながらも、政府のインセンティブ構造に対する批判という点では正しい方向に滑り込む。
これがダブル放尿の逆説だ。
さらに例を挙げよう。
金融政策だけで実体経済をコントロールできるというのは自己放尿だ。しかしその帰結として為替レートの変動を通じた外部均衡の調整を容認する。
このダブル放尿は、価格シグナルの重要性を結果的に認めることになり、市場メカニズムの有効性に接近する。
インフレは貨幣現象であるにもかかわらず、賃金を政策的に押し上げようとするのは自己放尿だ。
しかし両者を同時に主張すると、名目変数と実質変数の混同という古典的誤りが露呈し、逆に市場での賃金決定の重要性を浮き彫りにする。
第三に、「国債はいくらでも発行できる」と「市場は国債を吸収する」という主張。
前者は財政制約の無視という自己放尿、後者は市場の信認に依存するという自己放尿。
しかし両方を同時に言うことで、「結局は市場の期待に縛られている」という事実を自白してしまう。
だがそれを分析すれば、連中のダブル放尿は情報の断片的利用として機能し、政策議論における一種のヒューリスティックになっている。
誤りを二回重ねることで、制約条件を偶然にも満たすのである。
個々のエージェントが誤った期待形成を行っても、市場過程の中でその誤りは調整される。
リフレ派の自己放尿も同じだ。単発ではただのノイズだが、ダブル放尿になると、制約条件(政府の予算制約・インセンティブ制約)にぶつかり、結果的に現実に収束する。
自己放尿を二回やって、ダブル放尿でたまたま均衡に当たるだけだ。
https://news.livedoor.com/article/detail/30812316/
小見出しの「投機的な行動を抑える必要がある」からしてるってわかるよね
「小売店や消費者がガソリンの買い急ぎに動く可能性がある。そうなると、品不足感が強まり、国内のガソリン価格が海外の原油価格と為替レートから決まる値から乖離して、大幅に上昇する事態が生じうる。」って話をしてる。そんときに補助金無ければ需要が減るので価格が下がるという話
小見出しの上と下どちらも補助反対の話だが、想定してる事態が異なる
前者はイラン情勢が予測不可能なので価格上昇に介入せず消費を抑えて備蓄を引き延ばすという話
後者は投機的な行動によって原価上昇を上回る大幅な価格上昇が生じた場合の話
増田の目は節穴か
その要約は本当に正しいのだろうか?
つまり「価格が上がれば価格が下がる」と言ってることになるが、それなら次は「価格が下がれば価格が上がる」となるわけで、単に均衡の話をしているだけだろう。「価格が均衡価格になるから補助金はダメだ」などと言うことはまず無い。個別の論点に入る以前の問題だ。
まず、ガソリンというのはそもそもがかなり機械的に原油の価格+生成販売コストがのった卸値があって、それぞれの販売店は運賃などのコストや販売コストを載せて売るという、日本には珍しいコストからかなり機械的に割り出される価格だ。
ダウト。
ごちゃごちゃ言ってるけど①「ガソリンは原価率が高い」と②「ガソリン価格は原価から機械的に決まる」を混同している。
たしかに原価率は高いが、機械的に決まっているわけではない。このことはスタンド毎にガソリン価格が異なることから明らかだろう。
スタンド間の競争が激しい地域では原価に近い価格、競争のない地域では割高なガソリン価格になっていることは常識的に知られている。商品が均質であるが故に、完全競争市場では利潤が0になるというマクロ経済の基本を観察できる典型例だ。
野口悠紀雄教授が”ガソリンの需要が価格高騰によって減れば販売店は値段を下げるので補助金はダメだ”というようなことをXでいっていたように思う。
しかし、それは間違いだ。まず、ガソリンというのはそもそもがかなり機械的に原油の価格+生成販売コストがのった卸値があって、それぞれの販売店は運賃などのコストや販売コストを載せて売るという、日本には珍しいコストからかなり機械的に割り出される価格だ。
昔は供給サイドが多くて、ブローカーなども活躍した時代があり、そういったところから安く仕入れられれば安売りもできたが、いまはそういう時代でもない。
そうなると、販売量が減っても、むしろ販売量の減少を補うために、価格を上げるくらいになってもおかしくない。
それには、ガソリンは価格弾性が本来的には低いということもある。諸外国ではガソリン節約のため、いろいろな方策をとっているが、そういった形で需要を人為的に減らせば、販売店は価格を下げざるを得なくなるかもしれないが(一時的に供給は元のままであれば需要を上回るので)、それも今回のように供給も減れば、結局は均衡する販売側が利益を確保できる価格で売るだろう。繰り返すがそれは固定費をカバーするために高くなるかもしれないくらいである。元売り側も販売量が減らば、人件費などでカバーできる範囲を超えれば卸値を上げるしかなくなるのではないだろうか?
したがってガソリンは値段が上がったからといって基本的に買い控えできるものではない(逆に言えば値段が下がったから需要が増えるものでもない)。したがってそこに手を入れなければ、価格は下がらないということになる。したがって、そもそもの原油の輸入価格を為替も含めて安くしないとどうにもならないのだろう。そもそもが、昨年末くらいからのガソリン価格の上昇は円安も要素としてあったのに、それは報じられないのは謎であった。
追加質問もいちいち的を射ていて怖い。
まずタンカーの運航パターンについて。おっしゃる通り、日本→中東→日本のピストン輸送なんて非効率なことはやっていない。
VLCCクラス(大型原油タンカー)は三角航路や連続航海で組まれていて、「中東で積んで日本で揚げて、バラストレグ(空荷)でシンガポールに寄って、そこからまた別の積地に向かう」みたいな動き方をする。配船はブローカーとオペレーターが最適化していて、空荷の航海距離を最小にするのが基本。
で、船籍の話。日本の外航タンカーの大半はパナマやマーシャル諸島やリベリアの便宜置籍船(FOC)。
日本船籍は全体の1割もない。ただし「日本関係船舶」として邦船社(商船三井、日本郵船、川崎汽船)がオペレーションしている船は便宜置籍であっても日本の管理下にある。
船舶燃料(バンカー)の調達については、これは港ごとにバンカーサプライヤーがいて、船籍に関係なく買える。
シンガポールが世界最大のバンカリング拠点で、次いでフジャイラ(UAE)、ロッテルダム、日本では東京湾・大阪湾・北九州あたり。フジャイラがホルムズの問題でほぼ機能停止しているので、世界のバンカー供給の地図自体が今おかしくなっている。
日本の港でバンカーは買えるが、そもそも重油の国内供給が逼迫してくれば値段が跳ねるし、政府が「日本向けの荷を運ぶ船を優先」みたいな差配をする可能性はある。
ただしそれをやるとWTO的にもIMO的にもかなりグレーな話になるので簡単ではない。
ガード、スクルド、ロンドンPandIクラブなど主要な海上保険会社が、ペルシャ湾・オマーン湾周辺を戦争リスク補償の対象外(除外水域)にした。
つまりあの海域を通る船は保険がつかない。保険がつかない船に積荷を任せる荷主はいない。荷主がいなければ船は動けない。物理的に通れるかどうかとは別のレイヤーで、保険が通航を止めている。
仮に紅海ルートを使ってアフリカや欧州方面に行く場合、フーシ派のリスクは2024年から継続中で、こちらも戦争リスク保険が必要。保険料は通常の10倍以上になっている。
「命よりカネが大事な船員じゃないと務まらない」という指摘はその通りで、実際に一部の船員組合は危険海域への乗船拒否の権利を主張し始めている。インド人やフィリピン人の船員が多いが、彼らの国の船員組合も動いている。
原油・LNGの国際取引は基本ドル建て。この状況でドルで決済するのかという疑問はもっともだが、現実的にはドル以外の選択肢がほぼない。
中国はイラン原油を人民元建てで一部取引しているが、それは中国-イラン間の特殊な二国間関係であって、グローバルな代替決済にはなっていない。
ただし今回の危機でじわじわ効いてくるのは、ドルの価値そのものの問題ではなく、為替の問題。
円安が進行すればドル建ての調達コストが嵩む。エネルギー輸入コスト増→貿易赤字拡大→円安→さらにコスト増、の悪循環。結局「ドルで買えるけど高すぎて買えない」という事態に近づいていく。
最後の「先が読めない時点でかなり詰み」という指摘について。
正直、その認識は正しいと思う。海運のロジスティクスは2-3ヶ月先の見通しが立たないと計画が組めない。
今は2週間先すら読めない。だから各社は「短距離・確実なソース」に配船を集中させている。
豪州-日本、東南アジア-日本のような近距離かつ安全な航路に船を回して、中東・アフリカ方面は事実上放棄に近い状態。結果として調達できる総量が減る。
まとめると、増田が指摘している「配船」「保険」「バンカー」「決済」は全部つながっていて、どれか一つが詰まると全体が詰まるパイプライン構造になっている。で、今はそのうち複数が同時に詰まっている。
貿易関係の増田が現状をまとめてくれてたので(anond:20260313174445)、自分はもう少し踏み込んで「今後50%くらいの確率で起こりうる最悪の展開」について書いてみる。電力・ガス関係の仕事をしている立場から。
先に言っておくと、これは「確実に起こる」話ではない。ただし「起こってもおかしくない」話だ。
■前提の整理
まず数字の確認から。日本の電源構成のうちLNG火力は約3割。日本のLNG輸入における中東依存度(カタール+UAE+オマーン)は約11%。「なんだ、たった11%か」と思った人は少し待ってほしい。
問題は3つある。
1つ目。カタールは世界のLNG輸出の約20%を占めるメガサプライヤーだということ。カタールが止まると「日本のカタール依存5%」の問題ではなく、世界のLNGスポット市場全体が干上がる。3月2日にJKM(日韓向けLNG指標価格)が一時40%近く跳ねたのはそのため。カタールのラアス・ラファーンもメサイードも攻撃を受けて生産停止中で、仮にホルムズ海峡が明日開いても施設が直るまでLNGは出てこない。
2つ目。LNGは石油と違って「備蓄」がほぼ効かないこと。石油は254日分の国家備蓄がある。一方LNGは事業者在庫で約3週間分しかない。なぜかというとLNGは-162℃で保存しなければならず、放っておくと気化する。大量に長期間貯めておくことが物理的に難しい。石油備蓄を放出しても、LNG火力発電所には石油を入れられない。燃やす燃料が違うので、発電設備の代替が利かない。
3つ目。これが一番深刻なんだが、LNGの調達は長期契約がベースになっていて、スポット市場で急に大量に買うことが構造的に難しい。オーストラリアやマレーシアからの長期契約分は今のところ動いているが、カタールが抜けた穴を全世界が同時にスポットで埋めようとするので、価格は青天井になる。欧州もカタールとの長期契約を増やしていた最中だったので、欧州勢との争奪戦になる。
ホルムズ海峡が1ヶ月以上封鎖された場合、まず起こるのはLNGスポット価格の異常な高騰。2022年のウクライナ危機の時にJKMは一時70ドル/MMBtuまで行ったが、今回はカタールの生産設備自体が物理的にダメージを受けている分、もっとタチが悪い。100ドル超えもあり得る。
この価格がどういう意味かというと、電力会社の燃料調達コストが数倍になる。燃料費調整制度があるので、これは数ヶ月遅れで電気料金に反映される。単純計算で家庭の電気代は今の1.5倍〜2倍。産業用はもっと厳しい。
ここまでは「高くなるけどモノはある」フェーズ。
問題は4月以降だ。3週間分のLNG在庫を食い潰しながらスポット調達で凌ぐ状態が続くと、電力会社のLNG調達が物理的に追いつかなくなるポイントが来る。
貿易関係の増田が書いてた「船の燃料(重油)自体が不足する」問題がここで効いてくる。LNGを運ぶ船の燃料は重油で、その重油は中東原油から精製する。つまり原油が入ってこないとLNGを運ぶ船が動けなくなるという、エネルギーのデッドロックが発生する可能性がある。石油備蓄を船舶燃料に回すかどうか、という判断を政府は迫られる。
夏場は冷房需要でピーク電力が跳ね上がる。2024年度の電源構成でLNG火力は約29%を占めていて、しかもLNG火力は需要の変動に対応する「調整電源」として使われている。つまりピーク時にLNGが足りないということは、ベースロード(石炭、原子力)では賄えない部分が丸ごと消えるということ。
現実的に起こりうるのは、まず企業向けの大口電力の使用制限から始まって、段階的に節電要請が強化され、最終的に計画停電に至るパターン。東日本大震災後の2011年夏に経験した「計画停電一歩手前の綱渡り」が、今度は全国規模で起こりうる。
ただし2011年と決定的に違うのは、今回は原発を「再稼働させたくてもそう簡単にはできない」ということ。現在稼働中の原発は限られており、追加再稼働には審査と地元同意が必要で、この危機に間に合う時間軸ではない。
コロナ禍との本質的な違いは、コロナは「人の移動が止まった」危機だったが、今回は「モノの根幹であるエネルギーが止まる」危機だということ。
コロナでは巣ごもりしていれば命は守れた。電気もガスもネットもあった。今回、仮に計画停電が実施されたとして、それはリモートワークも、データセンターも、冷蔵・冷凍のサプライチェーンも、病院のバックアップも全部影響を受けるということ。
都市ガスも連動する。東京ガスや大阪ガスの原料はLNGそのもの。ガスが止まると都市部の給湯・調理だけでなく、ガスコージェネレーションで自家発電している大型商業施設やデータセンターも影響を受ける。
さらに言えば、石油化学のナフサが入ってこなくなることで「プラスチック」が消える。ナフサの在庫は20日分程度しかない。医療用の使い捨て器具、食品包装、自動車部品、電子機器の筐体。プラスチックが作れないということは、ほぼすべての製造業が止まるということ。
コロナ禍では飲食や観光が壊滅的な打撃を受けたが、製造業はなんとか回っていた。今回は製造業の根幹が止まりかねない。GDPへの影響はコロナ以上になる可能性がある。
エネルギー輸入コストが激増すると貿易赤字が一気に膨らむ。エネルギー価格高騰→貿易赤字拡大→円安→輸入コスト増→さらなる貿易赤字、という負のスパイラルに入る。最悪シナリオとして1ドル200円という予測まで出ている。
日銀はインフレ対応で利上げしたいが、利上げすると中小企業が死ぬ。利上げしないと円安が止まらない。財政出動したいが、円安で国債が売られると長期金利が上がる。完全な政策のトリレンマに陥る。
地銀の話をすると、JGB(日本国債)のポートフォリオを大量に抱えている地方銀行は、金利上昇で含み損が一気に拡大する。ここにエネルギーコスト増で疲弊した中小企業の与信悪化が重なると、地銀の財務が急激に悪化する可能性がある。
■希望的な要素
一応、最悪を免れるシナリオも書いておく。
まず中国の仲介。中国もホルムズ海峡封鎖で相当困っているので、イランとの外交ルートで停戦を仲介する強いインセンティブがある。中国は既に独自の協議を始めており、これが機能すれば事態の長期化は避けられるかもしれない。
次に、米国のLNG増産。トランプ政権は化石燃料推進を掲げているので、米国産LNGの緊急増産と日本への優先供給は政治的にもあり得る。ただし米国の液化設備にも処理能力の上限があるので、すぐにカタールの穴を埋められるわけではない。
オーストラリアからの追加供給も期待できる。日本のLNG輸入の約4割はオーストラリアで、こちらはホルムズと無関係。ただしオーストラリアも長期契約ベースで動いているので、契約外の追加分をどれだけ出せるかは未知数。
あとは原発の緊急再稼働。政治的ハードルは極めて高いが、計画停電が現実になれば世論が変わる可能性はある。
■まとめ
今の状況を第一次石油危機と比較する人がいるが、あの時は「石油が高くなった」話だった。今回は「石油もLNGも物理的に入ってこない」状態が起こりつつある。しかもLNGには石油のような大規模備蓄がない。
政府の「直ちに影響はない」は嘘ではない。LNGの事業者在庫3週間分はまだある。石油備蓄254日分もある。ただし「直ちに」の先に何があるかを今のうちに考えておく必要がある。
個人でできることは限られているが、電力需要のピークを避ける行動(夏場の昼間の電力消費を抑えるとか)は意味がある。あとプロパンガスの人は早めに充填しておいたほうがいい。
これが杞憂に終わることを祈っている。
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【3/14 追記】
「LNGを運ぶ船の燃料は重油」という記述に対して「本当に専門家か?」とツッコミをいただいたので訂正する。LNG運搬船は輸送中に自然気化するボイルオフガス(BOG)を燃料に使える設計が主流で、古い蒸気タービン船は昔からそうだし、最近の新造船はDFDE(デュアルフュエル・ディーゼル電気推進)やME-GI/X-DFエンジンを積んでいてLNGと重油の両方で動く。つまりLNG船は自分の積荷を燃やして走れるので、重油が尽きたらLNGが運べなくなるというデッドロックの説明は不正確だった。申し訳ない。
ただし本筋の論点は変わらない。問題はLNG船以外の船だ。原油タンカー、石炭を運ぶバルカー、コンテナ船、これらは依然として重油(VLSFO)が主燃料で、その重油は原油から精製する。原油の供給が細ると、石炭・食料・工業資材を運ぶ船の燃料が不足して海上輸送全体がボトルネックになる。LNGだけ船が動いても、石炭火力用の石炭が来なければ電力の穴は埋まらないし、食料や化学原料の輸入にも支障が出る。エネルギーのデッドロックは「LNG船が止まる」ではなく「LNG以外の海上輸送が止まる」という形で起きる。
指摘してくれた人、ありがとう。
【3/14 追記2】
ブコメで「なぜ日本の事だけで予測をたてるのか。影響範囲はもっと広くて備蓄がない国も沢山ある」という指摘をいただいた。これは完全にそのとおりで、自分の書き方が日本視点に閉じすぎていた。
実際にはこの危機のもっと怖い部分は「日本に届くまでの途中」で起きる。日本向けのLNGや原油は、中東からまっすぐ日本に来るわけではない。マラッカ海峡を通り、シンガポールやマレーシアの沖を経由する。オーストラリア産のLNGだって、インドネシア近海を通る。この「途中の海域」と「中継港」が平常どおり機能する前提で、みんな話をしている。だがその前提が崩れる可能性を考えるべきだ。
ホルムズ海峡封鎖の影響を最初にまともに食らうのは、備蓄が薄い国々だ。パキスタン、バングラデシュ、スリランカあたりはLNG在庫が数日分しかない。これらの国で電力危機が起きると社会不安が一気に高まる。スリランカは2022年に経済危機で政権が倒れたばかりだ。パキスタンも政情が安定しているとは言い難い。こうした国で政府が倒れたり、秩序が崩壊したとき何が起きるか。
まず考えられるのが、中継港での政府による積荷の接収だ。日本向けのLNGタンカーがたまたまある国の港に寄港中、あるいはその国の領海を通過中に、「国家の緊急事態」を理由に拿捕・徴発される可能性だ。国際法上は当然違法だが、自国民が凍えているときに他国向けの燃料を素通りさせる政府がどれだけあるだろうか。2022年のスリランカ危機では港に停泊中の燃料船を事実上差し押さえた前例がある。
次に海賊。ソマリア沖の海賊問題は近年やや沈静化していたが、あれはアデン湾に各国海軍が常駐して護衛していたから成り立っていた話だ。各国の海軍がホルムズ方面に戦力を集中させたら、マラッカ海峡やスールー海、ベンガル湾あたりの警備は手薄になる。エネルギー危機で周辺国の治安が悪化すれば、高価なLNGや原油を積んだタンカーは格好の標的になる。
さらに言えば、日本がスポット市場で買い付けたLNGカーゴが、途中で他国に「横取り」される可能性もある。2021年にはパキスタン向けのLNGカーゴが、より高い価格を提示した欧州のバイヤーに航路上で転売されたケースがあった。売り手市場では契約のモラルが崩壊する。逆に言えば、日本が買ったカーゴが到着前に他のバイヤーに奪われることも理屈上はあり得る。
つまり、日本のLNG在庫が何週間分あるとか、オーストラリアからの長期契約があるとか、そういう計算は「海上輸送路が平常どおり機能する」という前提に立っている。その前提自体が、周辺国の政情不安・海賊・中継港でのトラブルによって崩れるリスクがある。日本の問題を日本だけで考えても意味がない、というのはまさにそういうことだ。
「為替の変化は労働力の価値の変化なのか?」という問い。論理的には、君の技術力は1ドル80円でも150円でも変わらない。しかし、「市場価格」は、その労働が生み出すアウトプットが「どの通貨で、誰に買われるか」で決まる。
アメリカの一部地域じゃ、年収が2000万でも下手すりゃ貧困だ
だかちょっと待って欲しい
為替が変動したことによる変化って、「労働力の価値の変化」なのか?
13万ドルという時
日本の国力は下がり続けているし、もう大国とか言ってないで途上国となったほうがメリットないか?
みたいな厳然とした事実はそれはそれとして
君が昨夜、22時に夕食を食べ、隣の騒音に耐えながら「数万円」を稼いでいるその場所は、
世界から見れば **「すべてに半額シールが貼られた、安売りの国」** なんだ。
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1. 「日本国内全品半額祭り」の裏にある日本のデフレマインド
コメント欄の「相手の仕事を考えず、安ければいいと思う民族性」という指摘は、君の職場の「拷問会議」にも通じている。
安売りされる労働力:
昼過ぎに始まり21時に終わる会議。この非効率な時間(リソースの浪費)が放置されているのは、「君の仕事のの1時間」の価値が、経営層やリーダーの中で低く見積もられている(安売りされている)からだ。
負のループ:
人件費を削って「安いサービス」を維持し、その結果、君のような優秀な層の賃金も上がらず、消費も冷え込む。この「日本リージョン」のシステム障害は、もはや内部の人間では修正できない。
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コメントにある「欧米旅行で何も注文できず、ミジメだった」という話。
君が今のまま「日本企業の枠組み」だけでキャリアを終えれば、数年後の海外旅行先で、同じ思いをすることになる。
ユニクロのパンツが日本では3,990円、中国では約7,000円。この差は「品質」の差ではなく、単に **「稼いでいる通貨の購買力」** の差だ。
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「他の人よりも困らないために、消費ではなく投資をする」というコメントがある。君にとっての最大の投資は、株や為替ではなく **「自分自身をグローバル版に書き換えること」** だ
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8cfea698b72d2163b1a708c4f5e641dd4a1e5f7/comments
人間の裁量(その場しのぎの判断)を信じるか、不変のルールを信じるかという違い。
k%ルールとインフレターゲット、一見似ているが、何を目標にするかが根本的に違う。
インフレターゲット(裁量)は「物価を2%にする」という結果を目標にする。物価が上がらなければ、中央銀行は「もっと刷らなきゃ!」と焦って通貨を大量投入。これは、状況を見てアクセルを踏む「運転手(人間)」の判断に依存しているから「火遊び」と言われる。
k%ルール(自動操縦)は 「通貨量を毎年k%増やす」という手段(ルール)を固定。物価がどうなろうと、景気が良かろうと悪かろうと、機械的に増やす。
中東有事で石油供給が減り、物価が一時的に5%上がったとする。
インフレターゲットなら 「目標の2%を超えた!引き締めだ!」と急ブレーキを踏み、経済を冷え込ませる。
k%ルールなら 「供給ショックは一時的なノイズだ。ルール通りk%増やすだけ」と静観。
結果的に、市場は「中央銀行が余計なことをしない」と確信できるため、長期的な予測が立てやすくなり、物価も安定する。
第一に国内の購買力の安定。100円で買えるパンが、来年も再来年も経済成長の範囲内で同じように買えることを指す。
為替については、裁量介入のない変動相場制が重要。国内の通貨量をk%ルールで固定していれば、為替レートは市場の需給に任せて勝手に動けばよいと考える。
無理に為替を安定させようとして介入するのは、国内の通貨量を狂わせる。
では、中央銀行はk%ルールだけでいいのか?それだけでいい。むしろ、それ以外はするな。
安定のために「金利をいじろう」「為替を操作しよう」「財政出動しよう」と欲張るから、経済のシグナルが混乱し、インフレや不況が増幅される。
中央銀行の仕事は、経済に通貨を、一定のペースで淡々と送り続ける役に徹すること。余計な感情や政治的意図を排除した自動操縦こそが、自由な市場を最も効率的に機能させる唯一の道である。
それ、強者の自己啓発みたいな標語だな。株安で一番割を食うのは個人、しかも弱い立場の俺らだ。
「企業の力を信じぬく」って、決算の裏側も見えないし、経営陣は平気で増資や希薄化やらかす。信じた個人だけがババ引く構図じゃないか。
「気を紛らわさないで逃げない」って、四六時中板を見て心すり減らして、誰が責任取るんだよ。
「投げ出さない」って、美徳みたいに塩漬けさせて機会損失を押し付ける常套句だろ。
「世界の流れに負けない」って、為替も金利も中央銀行と大口の思惑ひとつで吹き飛ぶのに、個人に耐えろって都合よすぎる。
結局こういう精神論を押す連中は、手数料を取る側か、資金力でナンピン余裕の側だ。構造が個人に不利なのに、下がったら「メンタルが弱い」って個人のせいにされる。悪いのは不透明なルールと情報格差と、機関や当局の都合で振り回される市場だ。きれいごとじゃ守れない。守れるのは自分の身だけだ。