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2026-03-27

anond:20260327142043

お前、なんでそんな”イランは負けてる”って表現に拘ってんの?

俺は別に劣勢でも負けてるでもどっちでもいいが・・・

戦争勝敗というはクラウゼディッツ以降は基本的にその政治的目的を達成出来るかどうかで判断されるんで、

例えばベトナム戦争だと北ベトナムアメリカボコボコにやられていたが目的達成出来ずに撤退したアメリカの敗北とされてるんで、どういう被害が出てるかは戦争勝敗を決定づけるものじゃないと思うが

2026-02-28

ケインズ派自己放尿で世界が終了しようとしているな

現代マクロ経済学悲劇は、理論的洗練の不足ではない。

しろ問題は、誤った理論自己放尿的執着にある。

ケインズ派は、総需要管理という名の下に国家を万能の調整者へと祭り上げ、その結果としてインフレ財政膨張、資源誤配分、そして自由侵食をもたらしてきた。

これは単なる政策ミスではない。理論構造のものが誤っているのである

「総需要不足」という集団妄想

ケインズ派の基本命題は単純だ。不況は「総需要不足」によって生じる。ゆえに政府支出を拡大せよ、と。

しかシカゴ学派価格理論から見れば、これは市場の調整機構根本的に誤解している。

価格は単なる数値ではない。価格情報であり、インセンティブであり、分配メカニズムである

市場需要供給が一致する点で価格が決まるという均衡で求まる。

価格自由に動くならば、労働市場でも財市場でも、超過供給価格賃金)の低下によって調整される。

ケインズ派はここで「賃金は下方硬直的だ」と言う。だがそれは多くの場合政府規制最低賃金労組保護といったトリプル放尿の制度的硬直性の結果である

原因を政府が作り、解決政府に求める。これは自己放尿的政策循環に他ならない。

貨幣は長期では中立である

フリードマンの核心的命題は明確であるインフレは常にどこでも貨幣現象である

これを数量理論で書けば、

貨幣供給量 × 貨幣流通速度 = 物価水準 × 実質産出量

長期的に実質産出量は実物要因(技術労働資本)によって決まる。よって貨幣供給を増やせば、最終的に上がるのは物価である

しかケインズ派短期の非中立性に執着し、中央銀行を景気調整装置に変えた。

その帰結は何か。

合理的期待の導入以降、体系は明確になった。政府が予想外の自己放尿刺激を与えられるのは一度だけである

持続的に失業率自然失業率より低く保とうとすれば、必要なのは加速するインフレである

まり失業率自然水準以下に固定するには、インフレ率を自己放尿的に永続的に加速させ続けなければならない。

これは数学的にも政治的にも不可能である

クラウディングアウト

ケインズ派乗数効果自己放尿を信奉する。政府支出が増えれば、民間需要も増える、と。

しかシカゴ視点ではその資源はどこから来たのか?と問う。

政府支出が増えるとは、増税、借入、あるいは貨幣発行のいずれかである

借入ならば、民間投資を押しのける(クラウディングアウト)。

貨幣発行ならば、将来インフレ税となる。

合理的個人は将来増税を予想し、消費を抑制する。

すなわち恒常所得仮説により、一時的財政刺激は消費に大きな影響を与えない。

乗数は政治的幻想であり、現実は期待調整である

左翼的国家万能主義の欠陥

左翼思想本質は、市場に対する不信と国家への過信という自己放尿である

だが公共選択論が示す通り、政治家官僚利己行為である

政治家目的関数は、再選確率の最大化。

官僚目的関数は、予算規模の最大化。

このとき財政赤字は合理的行動の帰結となる。

短期利益を分配し、長期的負担未来世代転嫁する。

これを社会正義と呼ぶのは、倫理的レトリックの乱用であり、自己放尿である

ルール裁量

フリードマン立場は明確である

安定的制度的枠組みの下で、貨幣供給の増加率を一定の定数に固定する。

すなわち、貨幣供給量の増加率を一定にするルール

これは市場自動操縦装置として機能させるための条件である

ケインズ派は「裁量」を信奉して自己放尿する。裁量時間的整合を生む。

短期利益のために長期の信認を犠牲にする。

その帰結インフレ期待の上昇、リスクプレミアムの拡大、そして潜在成長率の低下のトリプル放尿である

なぜ世界危機に近づくのか

ケインズ派政策の累積効果は以下である

1. 恒常的財政赤字

2. 中央銀行政治

3. 債務依存型成長

4. 実質成長率の低迷

そして最終的に、信認の崩壊である

国家債務の持続可能性は、債務残高が国民所得に対して持続可能範囲にあることに依存する。

成長率よりも金利が高くなれば、債務比率は発散する。

そのとき必要なのは緊縮かインフレか。どちらも政治的に困難である

ケインズ派は常に「あと少しの刺激」を要求する。しかし刺激の累積は制度破壊という自己放尿で終了する。

自由か、統制か

問題本質技術的ではない。哲学的である

市場自発的秩序であり、国家強制的秩序である

ケインズ派市場の不完全性を誇張し、政府の失敗を過小評価する。

シカゴ学派は逆に、政府の失敗を体系的に分析し、市場適応能力を信頼する。

世界を終わらせるのは不況ではない。世界を終わらせるのは、自由の漸進的侵食である

そしてその侵食は、善意の名の下に、「総需要管理」という自己放尿から始まる。

歴史証明した。インフレ貨幣現象であり、繁栄自由市場産物であり、計画は失敗する。

しまだ学ばないなら、それは理論の失敗ではない。

意図的無知という自己放尿である

2026-02-21

政府による成長投資は、裁量・介入・インフレ圧力トリプル放尿である

まず定義から行こう。成長とは何か。総要素生産性の持続的上昇だ。

まり、同じ労働資本からより多くを生み出す能力の向上だ。

これは価格シグナルという分散情報処理メカニズムを通じて、無数の主体試行錯誤を繰り返すことで達成される。

ここに中央裁量が割って入る瞬間、情報は歪む。歪みは誤投資を生む。誤投資資源の浪費だ。これを「成長投資」と呼ぶのは、言葉自己放尿である

 

政府が「将来有望分野」を選ぶと言う。だが誰がその情報を持っている?

ハイエク知識分散論を持ち出すまでもない。将来の収益期待は、株価金利という市場価格にすでに織り込まれている。

官僚がその上に独自判断を重ねるのは、価格システムに対する二重計算だ。裁量による資源配分は、政治的リターン最大化という別の目的関数を持つ。

選挙区業界団体天下りポスト。これらが割引率ゼロ評価されるとき資本現在価値計算破壊される。

これが第一の放尿、裁量放尿だ。

 

第二に介入放尿だ。政府資金特定セクターに流れれば、相対価格が歪む。

補助金実質的な負の税だが、同時に他の部門への正の税でもある。クラウディングアウトが起きる。

国債発行で賄えば実質金利を押し上げ、民間投資排除する。中央銀行がそれを吸収すればマネタリーベースが膨張し、将来の期待インフレが上昇する。

どちらに転んでも、資源配分は政治的シグナルに従う。市場淘汰圧が弱まれば、ゾンビ企業延命する。創造破壊が止まる。これは構造自己放尿だ。

 

そして第三にインフレ圧力放尿だ。成長投資は往々にして「需要創出」とセットで語られる。だが、インフレは常にどこでも貨幣現象だ。

実体経済供給制約を無視して名目需要だけを膨らませれば、価格水準が調整するだけだ。

短期的にフィリップス曲線幻想に酔うのは自由だが、期待が適応すれば実質失業率自然率に戻る。

残るのは高いインフレと信認低下だ。ここで「成長のためだった」と言い訳するのは、自己放尿の上塗りである

 

政府は「外部性」や「市場の失敗」を持ち出す。確かに理論上は存在する。

だが介入の前提は、政府市場よりも誤差の小さい推定をできることだ。

実際はどうか。規制の捕捉、情報の非対称、予算最大化行動。公共選択論が示す通り、官僚政治家インセンティブに従う。

市場参加者が利潤を追求するなら、政治家は票を追求する。票最大化問題は成長最大化問題とは一致しない。

ここで行われる成長投資は、成長の名を借りた再分配だ。再分配そのもの否定はしないが、それを「投資」と呼ぶのは分析的誠実さを欠く。ラベル自己放尿だ。

 

持続的成長に必要なのは、安定したルール予測可能貨幣政策だ。

裁量ではなくルールフリードマンのk%ルール精神は、政策恣意性を削ぎ落とす点にある。

通貨供給を安定させ、税制中立化し、参入障壁を下げる。

あとは企業家に任せろ。失敗も含めて市場が選別する。失敗を税金で吸収する構造こそが、最大のモラルハザードであり、最大の自己放尿である

 

政府による成長投資は聞こえはいい。だがその内実は、裁量放尿、介入放尿、インフレ圧力放尿のトリプル放尿だ。

価格という分散知の結晶に対して、「俺のほうが賢い」と言って横から蛇口をひねる行為だ。

水浸しになるのは市場ではなく、最終的には納税者の実質所得である

成長を本気で望むなら、蛇口を閉めろ。自己放尿をやめろ。ルールに従え。市場に任せろ。それだけだ。

2026-02-17

積極財政ドルベース実質GDPの後押しになるという論調自己放尿である

積極財政で成長できる」「政府支出GDPを押し上げる」「財政出動こそが景気のエンジンだ」

この手の議論は、日本語圏ではもはや宗教儀式に近い。だが、ドルベース実質GDPという冷酷な尺度の前では、こうした主張はほとんどの場合、ただの自己放尿である

なぜなら、ドルベース実質GDPとは、国内での名目取引の盛り上がりではなく、国際市場における購買力生産性を測る指標からだ。

まり世界市場という審判が「お前の国の生産物には価値があるか?」と問うているのであり、国内政府札束を回して景気ごっこをしても、審判は鼻で笑う。

積極財政論の致命的な誤謬は、マクロ経済を「需要の総量の問題」としてしか見ていない点にある。これは典型的ケインズ短期主義であり、名目変数撹乱を実物変数改善勘違いする貨幣錯覚制度である

政府支出は、確かに国内名目GDPを押し上げることがある。だがそれは、通貨供給財政赤字を通じた総需要の膨張であり、実物の供給能力、すなわち労働生産性資本効率技術進歩を直接生むわけではない。

要するに、政府が金を撒いて一時的に回転率を上げることはできても、その国の生産関数進化するわけではない。

そしてドルベース実質GDP評価軸に入った瞬間、このカラクリが露呈する。国内インフレを起こし、通貨の信認が毀損すれば、為替は下落する。

まり円の購買力が低下し、ドル換算した実質GDPはむしろ押し下げられる。これは「国内では景気が良いように見えるが、外から見ると貧しくなる」という現象であり、貨幣錯覚国家規模で発動した状態だ。

ここで重要なのは為替レートが単なる投機の気まぐれではなく、長期的には金融政策の信認と相対的生産性を反映する価格だという点である

為替とは「マネリーレジームへの市場投票」であり、財政拡張中央銀行ファイナンス依存する限り、その投票結果はほぼ決まっている。

積極財政論者は「財政支出で需要を作れば企業投資する」と言う。しかしこれは、因果の向きを逆にしている。

投資は、将来の実質収益率が期待できるときに起こるのであって、政府赤字によって割り当てられるものではない。

政府支出民間投資を刺激するというストーリーは、実際にはクラウディングアウト(資源配分の押しのけ)を無視した、都合の良いフィクションである

政府市場から資金を吸い上げれば、金利は上がるか、あるいは中央銀行国債買い支えることで通貨供給が膨張する。

前者は民間投資を圧迫し、後者通貨価値毀損する。どちらに転んでも、生産性の源泉である民間部門資本形成には毒だ。これは財政拡張と金融抑圧のダブル放尿である

しか日本場合、潜在成長率が低下する局面で、政府需要だけを膨らませればどうなるか。

インフレ圧力が高まり実質賃金は遅れて毀損する。ここで起こるのは景気回復ではなく、単なる価格体系の攪乱である

インフレとは常にどこでも貨幣現象であり、財政赤字貨幣化する国家は、通貨の希少性を自ら破壊する。

そして通貨の希少性を壊した国は、国際市場で安く買い叩かれる。ドルベース実質GDPが伸びないのは当然だ。むしろ伸びる方が奇跡である

さらに悪いのは、積極財政政治的インセンティブと結合した瞬間、政府支出が票田への再分配へ堕落する点だ。

公共事業補助金バラマキ、規制産業延命。これらは生産性を高めるどころか、ゾンビ企業と非効率部門を温存し、資源配分を歪める。市場創造破壊を止め、全要素生産性TFP)の改善を阻害する。

まり積極財政とは、短期数字盛るために、長期の能力を食い潰す装置になりやすい。これは経済政策ではなく、時間軸を無視した会計トリックである

積極財政で成長できる」という議論は、国内通貨建ての名目GDPに酔いしれ、為替と実質購買力という現実無視している。

言い換えれば、国際価格体系における自国通貨の信用を、単なる会計単位勘違いしている。

結局、ドルベース実質GDPを押し上げるのは、財政出動ではない。制度改革による資源配分改善規制撤廃による競争圧力技術進歩を促す投資環境、そして信認された金融政策による通貨の安定である

市場が成長を生むのであって、政府の帳簿が成長を生むのではない。

積極財政を唱える者は、政府支出万能薬として扱うが、それは政府需要を作れば供給がついてくるという幻想だ。

から積極財政ドルベース実質GDPの後押しになる」という論調は、経済学の皮を被った自己放尿である

さらにそれを金融緩和とセットでやれば、財政幻想通貨希釈ダブル放尿である

市場は常に冷酷だ。帳簿の物語ではなく、価格現実で国を評価する。そこから逃げる方法はない。

2026-02-08

だれかこんな感じの経済学書書いて

第0部:経済学とは何か(最初に毒を入れる)

第1章 経済学仕事は「善悪」ではなく「結果予測である

規範実証の分離。政策議論が壊れる典型例(善意地獄etc)。

第2章 モデルとは嘘であるしかし役に立つ嘘だけが許される)

仮定現実的か」ではなく「予測精度で裁け」という有名な話。

第1部:市場という情報処理機械

第3章 価格とは何か:社会分散計算アルゴリズム

価格情報を集約し、資源配分を決める。

第4章 需要供給:最小モデルで最大の説明

弾力性、代替効果所得効果

第5章 競争市場と均衡:見えざる手数学的骨格

一般均衡直観、部分均衡の強さ。

第2部:企業産業市場構造ミクロ本丸

第6章 企業理論利潤最大化という単純な仮説

会計ではなく意思決定としての企業

第7章 独占・寡占:市場支配力とその限界

独占価格参入障壁規模の経済

第8章 規制政府市場の失敗より政府の失敗が深刻になりやす

規制の捕捉、ロビイング官僚インセンティブ

第3部:資本労働・人的資本

第9章 労働市場賃金道徳ではなく限界生産性

失業の分類、最低賃金帰結

10章 人的資本教育とは消費ではなく投資である

学歴プレミアム職業訓練移民政策への接続

11資本と利子:時間選好と投資経済学

利子率の意味資本形成

第4部:貨幣インフレ金融

12貨幣とは何か:ただの紙ではなく制度である

貨幣需要流動性選好への批判的整理。

第13章 インフレは常に貨幣現象である

マネーサプライ、期待インフレ実質賃金

第14章 金融政策裁量 vs ルール

k%ルール中央銀行の失敗、時間的不整合

第15章 金融危機:信用膨張と政策副作用

銀行システム、信用収縮、バブル

第5部:マクロ経済学ケインズ解体して再構成

第16章 国民所得統計GDPは神ではなく計測値

統計限界名目と実質。

17景気循環:ショックと調整過程

実物要因と貨幣要因の分離。

第18章 失業フィリップス曲線短期と長期の裏切り

自然失業率仮説、期待形成

第19章 財政政策限界:乗数の幻想クラウディングアウト

政府支出の効果は状況依存で、恒常的解決策ではない。

第6部:国際経済為替感情ではなく価格

20貿易理論比較優位道徳ではなく算術

自由貿易保護貿易政治経済学

第21章 為替資本移動:通貨商品である

変動相場制の利点、固定相場の脆さ。

第7部:政府役割(「必要最小限」の設計論)

第22章 公共財外部性市場の失敗の最小分類

ただし「失敗がある=政府介入が成功する」ではない。

23福祉国家設計負の所得税という市場適合型セーフティネット

給付インセンティブ設計

24教育医療年金官僚制の肥大化制度疲労

供給者のインセンティブ」が腐る過程

第8部:政治経済学

第25章 政府慈善団体ではなく利害集団の集合である

公共選択論の導入。

第26章 規制需要供給規制市場で売買される

規制が「守るため」でなく「参入障壁」になる構造

第27章 政策評価:意図ではなく結果、人気ではなくデータ

事実自然実験統計の読み方。

第9部:方法

28経済学予測検証反証可能性を捨てた瞬間に宗教になる

実証研究の基本姿勢

第29章 経済学自由自由市場倫理ではなく制度発明である

自由を守る仕組みとしての市場

付録

 

この教科書の特徴は、

市場基本的に強い」

政府善意でも壊す」

裁量短期的に気持ちいいが、長期的に破滅を埋め込む」

議論道徳ではなく、インセンティブデータでやれ」

2026-01-18

あとで消す トランプ氏は自身にも制御不能な力を解き放っている NYTコラム 2026年1月18日 9時00分 https://digital.asahi.com/articles/ASV1J2DFFV1JUHBI032M.html

デイビッドフレンチ

 プロイセン軍事思想家カール・フォン・クラウゼビッツは、こう記した。「戦争とは、他の手段をもってする政治継続にすぎない」。クラウゼビッツの死後、1832年出版された著作戦争論」から、ほぼ全ての陸軍将校が学ぶ一節があるとすれば、それは、武力紛争目的定義たこ言葉である

 1月3日朝、米軍ベネズエラ攻撃し、独裁者ニコラス・マドゥロ氏を拘束して米国連行刑事訴追するというニュースを耳にした時、真っ先に頭に浮かんだのが、この言葉だった。

 理由は単純だ。ベネズエラへの攻撃は、19世紀世界秩序が崩壊する前、2度の壊滅的な世界大戦が起こる前、そして米国がまさに実行したような国家の行動を阻止するために設計された国際法外交体制が生まれる前の、異なる時代を想起させるからだ。

 あらゆる国家が決定すべき最も重要課題の一つは、いつ、そしてどのように、戦争遂行するかである。ちなみに、クラウゼビッツを道徳観念のない戦争推進者と見なすのは誤りだ。彼はこの概念発明したわけではなく、当時の世界描写したに過ぎない。彼の言葉は、人類史の大半において主権国家戦争をどのように捉えてきたのかを端的に説明している。

マフィアボス」のような振る舞い

 強国が「戦争政策の延長に過ぎない」という原則のもとで行動する時には、マフィアボスのような振る舞いに陥りやすい。弱い国とのあらゆる相互作用には何らかの形で武力の脅威が伴うことになる。素敵な国ですね。もし何か起きたら残念ですね、という具合に。

 これは空想ではない。トランプ米大統領はアトランティック誌との電話でのやりとりで、マドゥロ氏の副大統領を務めたベネズエラの新たな指導者デルシー・ロドリゲス氏を脅した。「彼女が正しいことをしなければ非常に大きな代償を払うことになるだろう。おそらくマドゥロよりも大きな代償だ」と述べた。

 外交経済的圧力は、依然としてほとんどの場合、強国がとる最初手段であるしかし、意図した成果を上げられなかった場合に次に何が起こるかは、ベネズエラでの米国攻撃映像を見ればわかるだろう。

 しかし、クラウゼビッツ的な見方は、国家とその指導者たちにとって唯一の選択肢というわけではない。国際関係にはより優れたモデル存在する。それは悪の存在国家利益という現実を認めつつ、平和と人命を守るための境界線を引くものだ。

 クラウゼビッツに対するのは、トマス・アクィナスだ。

人類クラウゼビッツとアクィナスの間を揺れ動いてきたのだと、筆者は分析します。歴史を振り返りつつ、今回の米トランプ政権ベネズエラ攻撃をどう読み解くのか。「戦争政治の延長」の先にある世界とは……。

 13世紀に書かれた「神学大全」でアクィナスは、後に「正戦論」として知られる三つの基本要件提示した。

 第一に、戦争主権者合法的行使によって遂行されなければならず、野心的な個人私的冒険主義によってはならない。

 第二に、戦争は正当な大義に基づかなければならない。例えば、国家自衛集団的自衛は明らかに正当である

 第三に、正当な目的、すなわち善を推進し、悪を回避しなければならない。

 戦争形態の変遷を考える一つの方法は、人類クラウゼビッツとアクィナスの間で揺れ動いていると捉えることだ。強い国は弱い国に自らの望みを押し付け、やがては強国が互いに押し付け合おうとする。必然的大惨事が起き、アクィナスに立ち返る。

 この揺れ動きの結果は、実際に歴史の長い流れの中で確認できる。紛争による世界の死者数を分析すると、戦争は常に存在するものの、その激しさは強弱を繰り返していることがわかる。極度の苦痛と死の時代は、比較平穏時代を経て、再び恐怖の時代へと続く。

世界はどう揺れ動いてきたか

 第1次世界大戦以降の歴史を考えてみよう。塹壕(ざんごう)戦での絶え間ない殺戮(さつりく)の後、世界侵略戦争禁止し、平和を維持するための国際機関である国際連盟設立しようとした。

 国際連盟は、米国が加盟を拒否したことも一因となって失敗に終わり、さらに恐ろしい世界大戦を経て、今度は米国主導のもとで世界は再び試みた。

 アクィナス思想国連憲章の随所に反映されている。憲章第2条は侵略戦争禁止し、51条は大国抑制するための個別的集団的自衛権を認めている。そして第5章は平和維持のために安全保障理事会という機関設立した。

 この体制完璧だとは誰も言わないだろう。だが、第2次世界大戦後も侵略戦争が起きる中で、この体制は主要な目的を達成してきた。世界大戦を免れてきたのだ。

 ただ、アクィナスモデルは、二つの敵と戦わなくてはならない。権力への願望と記憶の風化だ。正戦論は、強者の自制を求めている。大国に自らの願望を押し付けることを控えさせ、短期的な国益より、国際平和正義という長期的な目標を優先させることさえ求める。

 ここで記憶の風化が作用する。人々が世界大戦記憶している間は、自制はより説得力を持つ。国連NATO北大西洋条約機構)をつくった人々は、2度の戦争経験していた。その意味で、侵略戦争に対する道徳議論は、現実的な意義を持つ。

 世界は、力への願望が国際情勢を支配する結果を目の当たりにしてきた。指導者たちは、最も壊滅的な紛争がごくささいなきっかから始まることを知っているし、知るべきである

 例えば、1914年にガブリロ・プリンツィプがサラエボフランツ・フェルディナント大公狙撃し、オーストリア・ハンガリー帝国小国セルビアに軍を動員した時、1600万人以上が命を落とす戦争になることを、いったいどれほどの世界指導者たちが察知していただろうか?

写真・図版

サラエボで起きたオーストリア・ハンガリー帝国フランツ・フェルディナント大公と妻の暗殺事件を報じる朝日新聞紙面(1914年7月30日付)

 記憶が薄れるにつれ、クラウゼビッツのモデルはより魅力的に映る。その一因は、まさにベネズエラで起きたように、即効性のある結果をもたらし得るからだ。

 とはいえトランプ氏のベネズエラ介入に激しく反対する人々でさえ、マドゥロ氏の支配を美化すべきではない。彼は腐敗した暴力的独裁者であり、国民を抑圧し、貧困に陥れた。

 経済指標がその実態物語っている。マドゥロ政権が発足する前年の2012年ベネズエラ国内総生産GDP)は3720億ドルを超えていた。それが、2024年には1200億ドル弱にまで急落した。壊滅的な崩壊だ。

 マドゥロ氏が権力を維持できたのは、民主主義無視たからに他ならない。選挙監視員たちによると、2024年選挙で、3期目をめざしたマドゥロ氏は30ポイント以上の差で負けていたとされる。対立候補エドムンド・ゴンサレス氏は65%を超える票を獲得し、マドゥロ氏はわずか30%強だった。しか公式集計ではマドゥロ氏の勝利宣言された。

 ただ、GDPの数値や得票数だけでは、マドゥロ政権が人々にもたらした苦難を語るには不十分だ。2014年以降、貧困汚職、抑圧から逃れるために約800万人のベネズエラ人が国外脱出した。これはマドゥロ氏が大統領に就く以前の人口の4分の1以上に相当する。

トランプ氏が破った三つの「正戦」の原則

 それでも、目的手段正当化するものではない。

 トランプ政権は、マドゥロ氏を権力の座から追放することが米国国益に最もかなうとの判断を下し、議会承認を得ることなく、完全に独自行動をとった。

 その行動は正義戦争のあらゆる原則を破っていた。

写真・図版

フロリダ州2026年1月3日記者会見に臨む米国トランプ大統領。後ろにいるのはルビオ国務長官=AP

 第一に、トランプ氏は、米国法の要件無視し、一方的に行動した。議会協議せず、宣戦布告も取り付けなかった。彼は、ただ自らの権限だけで、主権国家攻撃したのだ。

 マルコ・ルビオ国務長官は、政権の行動は戦争行為ではなく、「法執行活動」であり、国防総省容疑者逮捕する公務員たちを守っていたにすぎないと主張している。

 この弁明は笑えるほどにお粗末だ。この理屈では、大統領敵対する指導者起訴し、指導者逮捕必要な大規模な軍事力は単に法執行保護しているだけだと主張することで、事実上あらゆる戦争を法執行活動に変えることができる。これは議論ではない。言い訳だ。

 第二に、トランプ氏は開戦事由も、国際法国連憲章が認める正当な理由もなしに攻撃を仕掛けた。ハーバード大教授で、ブッシュ政権(子)下で司法省法律顧問次官を務めたジャックゴールドスミス氏が指摘したように、(国連)憲章の命令執行する明確な方法がないとしても、この攻撃は明らかに憲章に違反している。

 第三に、独裁者権力の座から追放することは正当な目的になりうるかもしれないが、民主的に選出された野党指導者無視するというトランプ氏の決定は、非常に問題である編集部注:トランプ氏は15日にベネズエラ野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏と会談した。)。腐敗した政権の残党が、米国企業石油取引交渉要求に従い、依然として国を統治していることは、自由民主主義犠牲にして腐敗と抑圧を永続させる危険性がある。

突き進む「ドンロー主義

 これらは何も新しいことではない。歴史家のニーアル・ファーガソン氏は、トランプ氏のベネズエラへの攻撃は、第1次世界大戦惨事以前の時代政治外交の復活という、より大きな全体像の一部であると述べている。

 19世紀後半の南北戦争後に米経済が急発展した金ぴか時代砲艦外交は、米国中南米支配していたことを確かに意味していた。それは、この地域植民地に似た現実押し付けた。各国は少なくともある程度の米国監視の下で発展し、主権米国が認める範囲にとどまった。

 トランプ氏のベネズエラ攻撃もまた、何もないところから出てきたわけではない。昨年12月政権国家安全保障戦略文書を発表し、西半球を最優先に位置づけた。

 この文書アジア欧州中東に先立って米州を扱い、「西半球における米国の優位を回復するため、モンロー主義再確認実施する」と宣言した。

 大統領はすでに、19世紀米国外交政策を復活させる自らの政策に「ドンロー主義」という名を付けている。

 トランプ氏はドンロー主義を熱心に推し進めている。カナダメキシコに対して経済戦争を仕掛け、カナダ米国51番目の州になるべきだと発言した。NATO同盟であるデンマーク主権領土の一部であるグリーンランドにも野心を抱いている。

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デンマークコペンハーゲン米国大使館前で2026年1月14日グリーンランドグリーンランドのものだと抗議する人々=ロイター

 ここで再び、影響圏による世界支配と、「政策の延長としての戦争」という非道徳的アプローチの致命的な欠陥に直面する。小国は強国に支配されることを望まず、強国はライバルの台頭を望まない。故に同盟を結ぶ。1914年セルビアにはロシアが、ベルギーには英国がいた。1939年にはポーランドフランス英国が味方した。

 まさにこうして、地域紛争世界大戦へと変容したのだ。

 なぜ南米諸国他国との緊密な関係を求めるのか、米国人が疑問に思うのならば、むしろ彼らと米国との歴史的経緯や、南米の人々がモンロー主義攻撃的復活をどう捉えているかを問うべきだろう。

ベネズエラ攻撃がもたらした懸念

 トランプ氏のアプローチをめぐっては二つの議論がある。

 一つは、トランプ氏がベネズエラ介入で先例をつくったというものだ。ロシア中国イランといった国々は、自らの勢力圏でその先例に従おうと躍起になるだろうし、我々が取ったのと同じ手法敵対国が自らの勢力圏で取っても、我々に異議を唱える資格はなくなる、というものだ。

 しかし、ウラジーミル・プーチン氏のロシア習近平氏の中国革命体制イランは、正戦論道徳議論などみじんも気にかけたことがない。彼らがある程度抑制されているのは、抑止力によるものであり、もし抑止力が失敗すれば、純粋軍事力による。

 もう一つの議論は、正戦論が決して全会一致で受け入れられることはないことを認めるものだ。国連憲章が往々にして実践的というより理想論的なものにならざるを得ない運命にあることを認識するものだ。

 この議論は、世界秩序の存続が強国に依存するわけではないが、米国という最大の強国には依存していることを認識している。言い換えれば、我々の国がアクィナスに傾倒していることが、クラウゼビッツを遠ざけているのだ。

 安全保障理事会常任理事国5カ国のうち、米国英国フランスの3カ国だけが国連憲章国際法に従う状況で、我々はかろうじて世界秩序を維持している。しかし、もし米国ロシア中国と同様の武力紛争国際関係へのアプローチ採用すれば、西側戦後コンセンサスは完全に崩壊する。

写真・図版

ベネズエラ首都カラカス2026年1月6日、3日前に米軍に拘束されたマドゥロ大統領解放を求めるデモそばに「トランプ:殺人者 誘拐犯」などと書かれた落書きがあった=AP

 「アメリカ第一主義」は必ずしも孤立主義ではない。主権国家指導者逮捕し、その国を「運営する」と宣言することに孤立主義的な要素はない。だが、それは短絡的で、正義平和犠牲に、国家権力の高揚感を追い求めている。

戦争政治の延長」の先にあるもの

 トランプ氏がいま、まさにその高揚感に浸っているのは明らかだ。1月4日の夜、米NBCは、トランプ氏が依然として「我々はベネズエラ運営していく」と発言していると報じた。トランプ氏は「彼らが従わなければ、第2の打撃を加える」と付け加えた。

 トランプ氏が考えていたのはベネズエラだけではない。「コロンビアも非常に病んでいる」、キューバは「崩壊しつつある」と彼は述べた。さらイラン抗議デモ Permalink | 記事への反応(1) | 23:06

2025-07-31

円高デフレ増税歳出削減日本経済を救う

日本経済の長期的な構造的停滞を打破するためには、「積極財政」「金融緩和」といった超短期志向政策から脱却し、通貨価値防衛財政健全化を主軸とする緊縮的なマクロ経済運営が不可欠である

本稿では、この主張を経済理論と歴史的実証に基づき論理的に補強し、緊縮政策正当性再確認する。

I.円高デフレ貨幣の信認を取り戻す処方箋

日本経済の深層的問題は、需要不足でも労働生産性でもなく、通貨財政に対する信認の喪失である

とりわけ長年にわたり維持された低金利量的緩和によって、投資家消費者の期待形成は歪められ、「無限国債を発行しても破綻しない」という誤解が広がった。

この状況下で求められるのは、円の価値日本国債信頼性回復することである

1. 円高政策の意義

円高輸出産業にとって短期的には逆風となるものの、長期的には以下の効果をもたらす。

2. デフレ容認経済合理性

デフレ一般経済活動を抑制する悪とされがちだが、それは需給ギャップ放置されたままの状態に限られる。制御されたデフレは、以下のような貨幣質的向上をもたらす。

結局のところ、通貨に対する信認こそが経済の「共通言語」であり、持続的成長の基盤である。その信認を裏打ちするのが、円高デフレ容認という冷静なマクロ政策なのだ

II.消費税20%・歳出削減30兆:財政規律再建の基盤

国家財政は単なる収支管理ではなく、通貨に対する信用と、国民の将来への信頼を裏付け制度的基盤である

財政再建を先送りすることは、通貨制度のもの毀損する行為に等しい。

1. 消費税率の引き上げ(20%)
2. 歳出削減(30兆円)

このような政策の目指すところは単なる「支出の削減」ではなく、国民貨幣に対する信頼を維持・向上させる制度改革にほかならない。

III.リフレMMT減税派危険性:ハイパーインフレの罠

近年再燃するリフレ派・MMT派・減税派議論は、いずれも貨幣本質を誤解している。

すなわち、「通貨とは政府負債である以上、信用によってのみ成立する」という事実過小評価しているのである

これら政策が同時に採用された場合、以下のような悪性スパイラル懸念される。

財政赤字拡大 → 国債市場の不安定化 → 長期金利の急騰 → 中央銀行による国債買い入れ強化 → 通貨の信認喪失インフレ加速 → 資産価格実質賃金の歪み → 社会秩序の動揺(グレートリセット

IV国内通貨建て債務本質:返済可能性よりも貨幣価値問題

よく言われる「日本債務自国通貨建てだから問題ない」という主張は、貨幣制度における信用という中核的要素を見落としている。

たとえ形式的デフォルトしなくとも、国債価値が維持される保証はない。

中央銀行国債を引き受け続ける場合、いずれは市中に流通する通貨の総量が実体経済を上回り、貨幣の過剰供給によるインフレリスクが顕在化する。

その結果、家計企業資産は目減りし、社会全体の信用・制度への信頼が損なわれる。

総括:信用・通貨価値財政健全化が再建の鍵

結局、国家経済基盤とは、「借金が返せるかどうか」ではなく、「通貨がどれだけ信頼されているかである

緊縮政策短期的には痛みを伴うが、それは制度の信認、貨幣の質、そして未来世代選択肢を守るための構造投資なのである

積極財政による一時の景気刺激ではなく、信認回復による持続的成長をこそ目指すべきである

2025-07-18

anond:20250718004407

金利日銀操作出来るので基本問題にならないと思うが(クラウディングアウトも現実金融機関信用創造原理的に理路説明おかしいし)、為替に関しては外的要因によっても変化するし、別で政府補助金出すとかの状況に応じて対処すればいいんじゃないかな。

2025-07-12

ワイ 「減税しろ!!消費税を今すぐ引き下げろ!!国民生活はもう限界だ!!」

弱者男性

「君の主張は直観的には理解できるが、財政学マクロ経済学理論的枠組みの複雑さを十分に踏まえていないように思える。

財政政策最適化においては、政府予算制約条件(Government Budget Constraint)とマネリーファイナンストレードオフ考慮しなければならない。

具体的には、リカード等価定理(Ricardian Equivalence)や合理的期待仮説(Rational Expectations Hypothesis)に基づくと、減税は単なる先取り的消費刺激に過ぎず、将来的な増税期待が家計の消費関数に反映され、乗数効果限定的になることが多い。

加えて、動学的一般均衡(DGE)モデル分析からは、財政赤字の拡大は、資本市場クラウディングアウト現象を通じて民間投資の減退を誘発し、総供給曲線(Aggregate Supply Curve)にネガティブシフトをもたらすリスク示唆されている。

さらに、ニューケインジアンフレームワークにおける価格および賃金の硬直性(Sticky Prices and Wages)は、財政政策の伝達メカニズムを複雑化し、政策効果非線形性と不確実性を高めている。

現代貨幣理論MMT)が主張する通貨発行を財源とする財政運営は、インフレーション・ターゲティングと金政策相互作用において限定的有効性を持つが、スタグフレーションサプライショックに晒される日本経済の現状では、無制限マネサプライ増加は逆効果を生みかねない。

現在国債残高はGDP比200%超に達し、持続可能債務管理(Sustainable Debt Management)が求められる状況下、過度な財政拡大は国債信用リスクを高め、ソブリンスプレッドの拡大を誘発しうる。これが長期金利の上昇を招き、財政負担増加をもたらすことは実証的にも示されている。

したがって、経済成長を持続的に実現するには、総需要管理政策だけでなく、規制緩和、人的資本投資技術革新促進、労働市場改革などの構造改革を通じた供給側の生産性向上が不可欠である

君の単純な減税要求は、これらの複合的な経済システムの動態とトレードオフを軽視しており、政策としての現実的妥当性に欠けていると言わざるを得ない。」

ワイ

「う、うるさい!税は財源じゃないんだ!」

弱者男性

「“税は財源ではない”という主張は現代貨幣理論MMT)に由来し、理論的には一理ある。

しかし、それはインフレ率が制御可能で、経済完全雇用に近い状態でない場合に限られる。

日本は既に少子高齢化に伴う供給制約が強まり労働市場生産性の硬直性が顕著だ。

制限財政赤字を拡大すれば、インフレ期待が加速し、名目賃金の硬直性も相まってスタグフレーションを引き起こすリスクが高い。

加えて、国債発行の急増は長期金利を押し上げ、国債市場の信認を毀損し、ソブリンリスク顕在化を招く可能性がある。

そうなれば利払い負担が膨れ上がり、結果として社会保障の持続性が損なわれる。

からこそ、『税は財源ではない』と言い切るのは、現状の日本経済に即していない。

理論理論として、現実経済環境市場心理を十分に考慮しなければ、政策逆効果になる。

まり、減税を求めるなら、まずは生産性向上と労働市場改革による潜在成長率の引き上げ、

そして財政健全化を両立させる道筋を示すべきだ。

それがない単純な減税要求は、ただのポピュリズムに過ぎず、経済の複雑性を無視した短絡的な叫びだ。」

ワイ

「そんなの知らねぇ!!国民は今、苦しいんだ!!俺たちを助けろ!!」

弱者男性

「その苦しみは俺たちも同じだ。だからこそ、感情的叫びに流されるのではなく、冷静な分析と長期的視点を持つことが必要だ。

政策は単なる願望や怒りで動くものじゃない。

将来世代への負担経済全体の持続可能性、社会保障制度の安定性――

これらを総合的に考慮した上での解決策が求められている。

から今は、君の声を理解しつつも、感情に流されず、現実的かつ持続可能経済政策議論することが最優先だ。」

何も言い返せなかったわ。

2025-05-09

本当の「エントロピー増大則」を小学生にもわかるように説明する

先に言っておくけど、真実を知ると、SF的な面白さなんか何もない、つまらない人にはつまらない話になる。

SF的な「面白い話」を期待している人は、以下を読んでも得られるものは何もないと思う。

これは、算数レベルに単純に説明できる、「エントロピー」の熱力学意味説明するだけの文章だ。

ファンタジー想像力より、正しい意味合いが知りたい理系学生(と賢い子供)向け。

 

理論的に正しい考え方をするために、まずは熱力学で扱う「熱機関」の原理ポイントを明確にし、これを噛み砕くことで「エントロピーの増大」とは何なのかを小学生でもわかるように説明してみる。

 

熱機関ポイント熱機関には『低温熱源』が必要

熱機関とは、蒸気機関などの「熱から仕事を生む」機械抽象的に表現したものだ。

カルノーサイクルで有名なカルノーは、この「熱から仕事を生む」が正確には「温度から仕事を生む」なんだということを初めて明確にした人。

 

簡単思考実験をしてみよう。

ここに、50℃のお湯を入れたビーカーがある。

このビーカーからまれ上昇気流は、『外気温が50℃のとき』と『外気温が0℃のとき』で同じか?

外気温が低い、つまり温度差が大きいときの方がより気流が生まれそうなことは、誰でもわかると思う。

「熱(温度差)から取り出せる仕事」とは、つまりこういうことだ。

熱機関を考えるときは、この『低温熱源』(多くの場合、外気)の影響を常に意識して考えることが大切だ。

 

熱機関における高温熱源(絶対温度T_H)からの熱移動をQ_H、低温熱源(絶対温度T_C)への熱移動をQ_Cとすると、

Q_C / T_C ≧ Q_H / T_H

という関係があることがわかっている。等号は理想的熱機関であるカルノーサイクルにおいて成り立ち、一般的にはただの不等号である

このQ_HとQ_Cには、熱機関における両熱源以外との熱移動がないと仮定すると、エネルギー保存則から

W = Q_H - Q_C

と言えることにも注意しよう。ここで、Wは熱機関のする仕事

熱機関効率的でないとき、Wが小さく⇔Q_Cが大きくなる(仕事をせずに熱が捨てられる)ので、最初の式は一般的に左辺が大きくなる。

 

先に結論から言ってしまうと、「エントロピーは増大する」とは、この「仕事をせずに熱が捨てられる」を言い換えたものに過ぎない。

そのことを、エントロピー定義から説明していく。

 

エントロピー定義エントロピーは『増加分』にしか意味がない

熱機関におけるエントロピー定量的定義(式)を知っている人がどれだけいるだろう。

それはほとんど算数理解できるほど単純なのに、みんな『曖昧文学的説明』ばかり好むから一般的には驚くほど知られていない。

 

熱機関におけるエントロピーの『増加分』ΔSは、

ΔS = Q_C / T_C - Q_H / T_H

計算できる。

この式が何を意味するのか?は、まだ考えなくてよい。

そもそも、これを見つけたクラウジウスさんも、それはわかっていなかった。

彼が考えたのはただ、ΔSをこう定義すると、前節の式からカルノーサイクルにおいてΔS=0、その他の現実的なサイクルにおいてはΔS>0になる、ということだけだ。

 

エントロピーSはこのΔSを熱サイクルのたびに足し合わせたものになるわけだが、実はこれには何の意味もない。

 

ΔS>0、すなわち「エントロピーは増大する」

よく「エントロピーは増大する」と、何か哲学的命題のように繰り返される。

実はこの言葉にはほとんど意味がない。

熱機関におけるエントロピー絶対量Sには意味がないので、意味がある数であるΔS、つまりエントロピーの増加分が0より大きいという話をしているだけだ。

 

理想的熱機関カルノーサイクル)においてはΔS=0、つまりエントロピーは維持される」が、普通無駄がある。

無駄があるとは、ΔSの式におけるQ_C(仕事をせずに低温熱源に逃げるエネルギー)がカルノーサイクルより多いということなので、一般にΔS>0。

まり、「エントロピーは増大する」。

 

この言葉意味はこれだけだ。それ以上のものは何もない。

理想的熱機関でなければ、Q_Cが無駄に大きくなる(熱が捨てられる)」ということを言い換えただけのものが「エントロピーは増大する」という言葉だ。

 

状態の乱雑さ」と説明されるエントロピーとは?

一方で、熱機関におけるエントロピーの増加分ΔSは、各熱源におけるエントロピーの移動Q/Tの差分とも解釈できる。

このQ/Tと計算上等しくなるのが「状態の乱雑さ」という説明表現される気体の状態量の変化だ。(複雑なので式は省略)

 

よく、部屋が散らかることを「エントロピーが増大した」などというが、正しくはエントロピーの増大則は「無駄な熱の移動」を意味するものであり、外から持ち込まれもので部屋が散らかるくらいのことは、「エントロピーが移動した」と表現する方が適切だ。

エントロピーは、エネルギーの増加により分子が取り得る「状態数の多さ」なので、部屋の中のものが散らかっていようと整頓されていようとそれは全て分子の取り得る状態ひとつに過ぎないとも言える。まあ、比喩意味を云々しても詮無いので深くは追及しないが。

 

単なる熱の移動は、仕事Wが0の熱機関とも言えるので、当然ΔS>0であり「エントロピーが増大した」と言えるが、仕事をしても無駄がある限りエントロピーは増大するので、この単純な熱移動だけをもって「エントロピーの増大」の説明とするのは混乱の元だ。

あくまで、エントロピーの増大則は、「無駄な廃熱のない熱機関はできない」ということを意味しているに過ぎない。

 

宇宙の熱的死」

エントロピーの増大則」「状態の乱雑さ」と関連して語られるのが、究極状態としての「宇宙の熱的死」という話だ。

エントロピーの増大により、最終的に宇宙全体の状態の乱雑さがピークを迎え、エネルギーが均一な「熱的死」に至る、というもの

これも実は単純化され過ぎた理屈で「エントロピー」に対する誤解を生んでいる。

 

かにエントロピーの増大則」は「熱的死」が避け得ないことの科学的な証拠だ。

しか証明根拠となることは意味することが同じであることとイコールではない。

 

エントロピーの増大則は、あくまで「自分自身エネルギー源となる熱(温度差)をロスなく作り続けられる熱機関と、そのエネルギーをまたロスなく利用できるヒートポンプ存在しない」ということだけを意味している。

仮に増大則に反してこれが可能であったとしても、それが即ち宇宙の熱的死が避け得る根拠にはならない。

エントロピーの増大則は、宇宙の熱的死に繋がる単純な事実証明に至るほど確実なもの)のひとつであるに過ぎず、他の現実的理由を上げれば限りがない。

 

エントロピーが増大するから熱的死が起こる」は、「いずれ死ぬからずっと健康はいられない」というくらいの大きな理論限界意味しているのであって、そのことからエントロピーの増大則」そのもの理解しようとするのもまた誤解を生む。

 

まとめ

以上の要点をまとめると、

となり、SF的な「凄い言葉」としてエントロピー解釈しようとするほど、エントロピーという単純な概念熱機関効率を考えるパラメータとしての数理的な意味理解から遠のいてしまうことになる。

SFって、科学技術に対する想像力を培うこともあるけど、こういう誤解を増大する負の側面もあるから困りものだね、と理系は思うのでした。

 

2025-03-12

anond:20250312011618

制限とか言ってないことを言い始めたな。

制限あたりが代表的だが、全体的に財政破綻喧伝してきた連中の書いた文章でも学習たかな?という印象・

そもそも反論になってないのもある。

将来的に日銀金融引き締めをする必要が出た場合国債市場で売却すると、金利が急上昇する可能性がある。

これとかただのオペレーション説明しかない。

日銀国債を無制限に買い続けると、インフレ円安が加速する可能性がある。

これも無制限とか言ってないだろ、という話だが、結局実物資源の供給能力とのバランス次第だし、政府支出拡大は円安要因にもなるが円高要因にもなるのでアンバランスな解答だな、という印象。

国債を大量発行すると、民間がそれを消化するために市場金利が上がる(または日銀が買い続けると円安インフレが進む)。

内省貨幣供給論踏まえてたらクラウディングアウトが起きる想定はしないはずだが。物事を考えられてるようでいて実際は相関を出してるだけ感を覚える。

可能性を考えることに意味がないケースもあるかな

しかし、日本のように高齢化が進み、需要が伸びにくい国では、供給された貨幣実体経済に流れず、資産価格の上昇や円安といった形で影響が出る可能性がある。

これとか時の政府いくら支出するか次第でしかない。

これ以上聞いてもとっちらかるだけだと思うから俺はこれで終わりにするわ。

付き合ってくれてサンキュ。

2024-06-21

おはよう

おはます

げしげしクラウディ

茫洋な宇宙から帰還し

一年のうちでおひさまが最も長く見守ってくれる日

増田選手おひさまをしげしげと見つめる

夏至タルト崩壊ですわ

あたたかく湿った空気のなかで

声高らかにキハキとあいさつするの

おはよう今日かわいいねぎちゃん

2024-06-16

おはよう

おはます

よちよちクラウディ

勇敢な足取りで

陰の森をウロウ

ひっそりとした小径の先に

妖怪1足りないの泉と

ニンフさんの楽園

霊魂が踊る丘の上で

死のそよ風に包まれ

くうくうおひるねをむさぼる

こんな時間がずっと続けばいいのに

2024-06-15

おはよう

おはます

ねぼすけクラウディ

死の霊物となった増田選手

鮮やかな紫色モナルダが咲き誇る

長い長い道の果て

たどり着いたのは霧が立ちこめる冥府の門

門番にはハニートラップを仕掛け

番犬にはチョイあげを与え

首尾よく内部に潜り込めましたわ

anond:20240615032915

クラウドエンジニアって2000年代かに月240h超えとか働かせてた従来型のIT人材とは別種族からね。

長年IT業界で鍛え抜かれた猛者()みたいなのとは関係ない別の職業

 

クラウエンジニアアメリカから流れてきた時に日本人は「給与の高いホワイトカラー」だとズレた解釈して、チー牛は排除してしまったんだよな

 

日本流発達障害andチー牛排除学歴顔採用したサラリーマンクラウドエンジニア研修16h受けさせて。「これがクラウドエンジニアです」つってるのが日本やで。

 

日本IT

Amazonとかマイクロソフト技術者外資

日本ホワイトカラー自称クラウドエンジニア

無茶振りされる零細IT(やったことないけどやる)

 

いやまじでこんな感じ

2024-06-13

おはよう

おはます

ふいふいクラウディ

あの山際まで競争ですわ

よーいどんと走り出し

増田選手はいつ帰ってこれるか

そよ風が猫の背中をやさしく撫でて

ニャア…ととろける猫をいつまでも眺めていたかった

そんな空模様ですわ

2024-06-09

おはよう

おはます

ふくふくクラウディ

小鳥さんを愛でていたら

獰猛な鷲がしゅわっちと襲来

あわや弱肉強食世界の開幕でしたわ

ひやっとしましたわ

京都大学シンボルの木が好物な幼虫は

葉を食べ脱皮した殻を食べ

すくすくと成長中

成虫が卵を産みつけにやってきたのを観察

青色が綺麗ですわ

2024-06-07

おはよう

おはます

てくてくクラウディ

ピンク帽子をすっぽり被り

お出かけ気分

雨粒が付いた草木を見ると

さな緑色の幼虫が葉にへばりついて

ちょっと元気がなさそうにみえます

元気になってほしいですわ

みんなみんな

元気になってほしいですわ

2024-06-06

おはよう

おはます

はふはふクラウディ

お空は淡い灰色だけど

増田選手の心は増田

アノニマスクラウド・サービス

今日も誰かを乗せて

ゴーライブ

火星を目指すロケットのように

第二宇宙速度地球脱出したい

そんな気分ですわ

2024-06-02

おはよう

おはます

くたくたクラウディ

100パーセントおねぼうさん

ネミネミのうたにあわせて

お布団にくるまっちゃいけませーん!って

ねぎちゃんに怒られてしまます

でもネミネミネミネミネミネミ…

まぶたが降り…

闇の中に引き摺り込まれる…

2024-06-01

おはよう

おはます

くよくよクラウディ

ハロー水無月

がんばらなくっちゃと張り切って

まだねむい

まぶたを閉じて

初夏の魚の増田選手

カリカリもふもふ炭火焼きにした

かぷっとおいしーデリシャスアユですわ

2024-05-29

おはよう

おはます

ひんやりクラウディ

虚空に向かって

ねぎちゃんおはよー

お菓子パーティーに出席したかったけれど

なくなく命令にしたがい

地下へ行ってきます

2024-05-27

おはよう

おはます

ごしごしクラウディ

人類ゆりかごのなかで

まぶたをしぱしぱさせて

むにゃむにゃ眠りたい

それでむくりと起き上がり

おはようといったら

地球全体におはようこだまして

みんなでおはようをいうの

オハヨ~の風が吹くの

2024-05-26

おはよう

おはます

ぴかぴかクラウディ

眠りに新たな風を吹かせるため

重力に逆らってすやすや眠りたい

ふわーっと宙に浮いて

みんなにすごい!と褒められて

重力睡眠装置開発の第一人者になって

あわよくば鳥さんと仲良くなって

歴史に名を刻みたい

そんな夢をたまに見ます

2024-05-23

おはよう

おはます

もくもくクラウディ

かつてのニート期間は

しかったですわ

毎日がしあわせで

刺激がほしい!うおー!

という日々でしたか

今はもうなにもできない

さびしいですわ

「ちゅ」

ねぎちゃんありがとう

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