はてなキーワード: 王位とは
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第84期将棋名人戦七番勝負第3局(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ特別協賛、和倉温泉日本の宿のと楽協力)が7、8日に石川県七尾市の「のと楽」で指され、藤井聡太名人(23)=竜王・王位・棋聖・棋王・王将と合わせ六冠=が糸谷(いとだに)哲郎九段(37)に130手で勝って開幕3連勝とし、4連覇に王手を掛けた。互角だった盤上の景色が歩の妙手から急転する一局だった。第4局は16、17日に大阪府高槻市で指される。
棋士になった14歳の頃、藤井は「景色」という単語を時々口にしていた。「強くならないと見えない景色があると思っています」。目に映るランドスケープではなく、ある領域まで到達した時の境地、という意味合いで用いる「景色」。中学生らしからぬ言語感覚だな、と思ったものだが、あれからもう10年が過ぎようとしている。
対局後の深夜、名人戦第3局を象徴する△4五歩(図1)について23歳に尋ねる。あの言葉を再び発した。
「複雑な景色にできるんじゃないかな、という考えがありました」――。
対局2日目。両者が互角のまま激しく競り合う午後3時前のことだった。
挑戦者が▲2七桂と打った局面で名人は42分考慮し、難問を突き付ける。
「自然に指すと△1七歩成ですが、▲3五桂から3~4筋を制圧されて主張を失ってしまいます。もうちょっと頑張る手はないかと考えていました。△4五歩への先手の候補手もいろいろあって難しいと思ったので、よく分からないけどやってみようと」
△4五歩を指して藤井が席を立つと、糸谷から本心の独り言が漏れた。
「いやぁ……どういう意味だ?」
挑戦者は30分を用いて▲4五同銀と角取りに歩を取る。極めて自然に映る一手は、なんと敗着になる。33秒後、藤井に△5三桂を指され、糸谷は再び手を止める。変調に気付いたのだ。
「応手(▲4五同銀)が悪く、△4五歩で形勢を損ねました。△5三桂を軽視していて思考が飛んでしまった」
目の前の果実を取らず、一目散に▲4八玉~▲5八玉と戦場からの逃避を開始すれば難解だったようだが、常識的な感覚からは難しい。藤井は語る。
「角を取って下さい、という△5三桂はあまりない手です。最初は変な手かな……と思いましたけど、▲3五桂が空を切れば先手は攻めにくくなる。複雑で難しい展開にできるので、あり得る手なのでは、と考えました」
糸谷は▲4四銀と角を取って△同銀に▲3三角、さらに△同銀▲同歩成△同金▲3四歩△3二金▲3三銀と激烈にアクセルを踏むが、藤井は自玉の安全度を正確に読み切っていた。格調を漂わせる△5七歩(図2)から▲同角△4五桂打▲5六銀に△3六歩が決め手になった。連隊で跳躍するはずだった2枚桂は盤上に釘付けに。逆に全軍を躍動させた藤井は、長らく自陣最下段で眠っていた飛車の成り込みを決着直前に実現させて一瞬で討ち取った。
大盤解説会場の渡辺明九段は△4五歩を「将棋史に残る毒まんじゅうですね」と評した。現実を冷静に見る前名人に「将棋史に残る」と言わしめた名手により、現名人は3連勝を飾った。4連覇へ死角なき強さを見せている。
能登半島地震からの復興途上にある和倉温泉での勝負だった。名人は語っていた。「将棋はゲームなのでハードの面でプラスになるわけじゃないです。でも、ソフトの面で名人戦を楽しみにしていただき、開催していただいたことで復興に向けた歩みをより多くの方に知っていただけたら」
△4五歩が後世まで語られれば、舞台となった対局地も記憶される。傑出した一手には時を超える力がある。かつての景色を取り戻そうとしている土地の盤上に名人が刻み込んだ絶景の妙手順は、どう語られていくのだろう。
激闘の翌朝、藤井は能登の空と七尾湾を見つめていた。透き通るブルーで彩られた世界は「好きな色は青」と語る名人の佇(たたず)まいと調和した。美しい景色だった。
八大タイトル独占が崩れたとはいえ、未だ六冠を保持する絶対王者・藤井聡太が最大の試練に直面しています。
名人戦(4-1永瀬拓矢九段)、棋聖戦(3-0杉本和陽六段)、王位戦(4-2永瀬)と順調に防衛を重ねる中、王座戦で同学年の好敵手・伊藤匠叡王に2-3で敗れ六冠に後退したのが昨年10月のこと。
並行していた竜王戦は佐々木勇気八段を4-0で完封するも、続く1月の王将戦では強豪ひしめく挑戦者決定リーグを6戦全勝で勝ち抜いた永瀬が三たび襲いかかる。
藤井に何度跳ね返されても動じないどころか喜んですらいるタフガイ永瀬拓矢中尉は、王将戦開幕時点で藤井との対戦成績が11勝32敗(0.256)、タイトル戦に限ると6回戦って6勝21敗(0.222)と大きく負け越している。
王将戦七番勝負の下馬評も当然藤井有利。ネット上では「挑戦者にはなれても藤井に勝てない」「挑戦者が永瀬ばかりで変わり映えしない たまには味変させろ」などという酷評も散見されました。(ひどい)(でもそれって永瀬もめちゃ強いってことなのでは?)(そうだよ)
でもお前ら、もし地球に将棋星人(藤井)が攻めてきて、向こうの大将と地球代表が将棋一番勝負で対決し、負けたら植民地にされるという事態になったら、地球代表は絶対永瀬でないとイヤだろ?
佐々木勇気でもいいのか?勇気に地球の命運を託せるのか?伊藤匠なら託せるのか?託せるかも……。
とにかく、永瀬をけなしてるやつは地球規模で考えるんだ。
個人的には2006年度の佐藤康光九段(棋聖防衛・タイトル戦5連続挑戦・JT杯優勝・NHK杯優勝)と比べたらずっと変わり映えしてると思いますけどね。あの年の康光ほんとにヤバかったんだから。
第1局は先手番を得た永瀬が角換わりで先勝。ちなみにこの対局に敗れるまで藤井はタイトル戦第1局で15連勝していたらしい。(は?)
ここまでは順当に先手番の取り合いだったが、今回の永瀬は一味違う。(味変要素)
第3局は力戦模様の将棋ながら53手目まで用意していたという深い研究量を見せて2勝目をあげると、第4局は後手番角換わりながら藤井に一度も王手を許さない快勝譜で3勝目と王将奪取まであと1勝に迫っている。
| 対局者 | 1/11-12 | 1/24-25 | 2/3-4 | 2/17-18 | 3/8-9 | 3/18-19 | 3/25-26 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 藤井 | ● | ○ | ● | ● | - | - | - |
| 永瀬 | ○ | ● | ○ | ○ | - | - | - |
挑戦者は増田康宏八段。はてな匿名ダイアリーとは一切関係ありません。
前期3-0でスイープされた増田が再度トーナメントを勝ち上がり、2期連続で藤井棋王への挑戦者に名乗りをあげた。
タイトル初挑戦で完敗を喫した前期の経験から、増田は終盤に持ち時間を残すことを意識したという。それが奏功したのか、第1局は十分な持ち時間を残して藤井の反撃を振り切りタイトル戦初勝利。
第2局も増田が一時優位に立つが、凌ぎ切った藤井が逆転でタイに戻す。
第3局は逆に藤井が優勢に進めるも、終盤にミスが出て増田が逆転勝利。棋王奪取まであと1勝とした。
| 対局者 | 2/8 | 2/21 | 3/1 | 3/15 | 3/29 |
|---|---|---|---|---|---|
| 藤井 | ● | ○ | ● | - | - |
| 増田 | ○ | ● | ○ | - | - |
ちなみに増田八段はデビュー初年度の藤井聡太四段(当時)が最多連勝記録の29連勝目をあげた相手でもある。
七番勝負の王将戦で1勝3敗、五番勝負の棋王戦で1勝2敗と複数のタイトル戦でカド番に追い込まれるのは藤井聡太デビュー以来最大の逆境。
更に4月から開幕する名人戦七番勝負には新たな挑戦者が現れた。糸谷哲郎八段だ。
2014年度に竜王を獲得した「怪物」も2020年度の棋王挑戦以降タイトル戦には縁遠かったが、今回はA級順位戦プレーオフでタフガイ永瀬を下して初の名人挑戦権を得た。
藤井とは初対局以来8連敗を喫していたが、日本将棋連盟100周年パーティの後に居酒屋で棋士仲間と飲んでいたところ、テレビ東京「有吉木曜バラエティ」の取材班と遭遇。
有吉と粗品に対して「藤井聡太さんに勝てない」「引退までに1勝したい」などと愚痴ったところ、その後叡王戦で藤井に初勝利。藤井の叡王奪還の夢を打ち砕いたのだった。(実話)
今期の糸谷は日本将棋連盟の常務理事を兼任しながらのタイトル挑戦となる。これは第50期棋聖戦(1987)の西村一義九段以来38年ぶりの快挙。将棋界の未来、そして森一門の悲願も背負って藤井名人に挑む。
第84期名人戦七番勝負第1局は4/8、ホテル椿山荘東京にて開幕!
まあこれは複数タイトルを保持する棋士の常であり、羽生善治のような大棋士も通った道なんですが、
複数タイトルを保持するということは、「保持しているタイトルの分だけ複数対局が確定する」ということ。
一般無冠棋士であれば「あれもこれも予選で早々に負けちゃったから残りに懸けるわ」「見込みのありそうな棋戦に集中するわ」などといったリソース管理ができるが、タイトル保持者はそうもいかない。1局1局が番勝負の結果に直結するし、相手は全棋士の中から勝ち抜いてきた猛者ばかり。
例えば八冠独占している場合、
となり、最低でも年間28局が確定する。七番勝負の場合は二日制(二日かけて1局指す形式)なので、更にハードスケジュールとなる。
ちなみに将棋棋士の年間対局数の平均は20〜30局とされている。
これに加えてNHK杯や朝日杯等他棋戦にも参加すると、事前準備も含め相当な稼働量になってくる。
これは①の話とも関連してくるが、複数タイトル保持者は常に追われる立場となる。
挑戦者たちはそれぞれに研究を重ね、とっておきの成果を藤井聡太に代わる代わるぶつけていく。
実際、番勝負に照準を合わせた挑戦者が初見の形を藤井にぶつけて勝利をもぎ取ったと思われるパターンがしばしば見られる。
過密日程の中、保持する全てのタイトル戦でそれらに対応することが非常に困難なことは想像に難くない。
(それでもなんだかんだで勝ってるのがすごいんだけど)
「不調というよりも、課題が解決されていないことが、結果に出てしまった」(朝日新聞, 2/12)
「持ち時間の長い対局で時間に見合った精度の将棋が指せていない」(ABEMA, 2/21)
彼は番勝負の苦戦をコンディション不良ではなくあくまで技術的な問題と捉えているようだが、それは挑戦者たちが各々ぶつけてくる「藤井対策」と決して無関係ではないだろう。
これは将棋に限った話ではないが、圧倒的なトッププレイヤーの存在が業界全体のレベルを引き上げることはままある。
棋士同士で研究会やVS(練習対局)をする文化のある将棋界なら尚更。
まあ私は関係者でも記者でもないのでこれは単なる推測ではあるが、藤井聡太の登場が多くの棋士に衝撃と刺激を与えていることは明らかだ。
個人的な予想だが、彼は近いうちに五冠か四冠程度に後退してしばらく安定するのではないかと見ている。かつて羽生善治が七冠独占を失って五冠に後退して以降、二度と六冠以上に返り咲くことがなかったように。
さて、藤井聡太の試練は続く。
永瀬九段が王手をかけている第75期王将戦第5局は3/8、カド番を凌げば第6局が3/18、第7局が3/25。
増田八段が王手をかけている第51期棋王戦第4局は3/15、カド番を凌げば第5局が3/29。
糸谷八段との第84期名人戦は4/8開幕。
そう、3月はライオンのようにやって来るのだ。(March comes in like a lion)
| 順位 | 氏名 | 段位 | 年齢 | レート | 今年度増減 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 藤井聡太 | 六冠(竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将) | 23 | 2062 | -17 | もうデビュー10年目(!?)の絶対王者、試練の時 |
| 2 | 永瀬拓矢 | 九段 | 33 | 1971 | 57 | 実家は川崎で横浜家系ラーメン店を営む |
| 3 | 伊藤匠 | 二冠(叡王・王座) | 23 | 1948 | 99 | 御父上(弁護士)のツイートが結構勉強になる |
| 4 | 服部慎一郎 | 七段 | 26 | 1868 | 14 | 新人王戦優勝3回の俊英、本日(3/5)A級昇級をかけて広瀬と対局中 |
| 5 | 藤本渚 | 七段 | 20 | 1862 | 73 | 爆速昇級昇段中 ネクスト藤井世代の一角 |
| 6 | 増田康宏 | 八段 | 28 | 1855 | 81 | 新婚パワーで目指せ初タイトル |
| 7 | 斎藤慎太郎 | 八段 | 32 | 1853 | 34 | 実力者だが藤井伊藤永瀬の3強に割って入りたいところ |
| 8 | 広瀬章人 | 九段 | 39 | 1841 | 30 | 今期10勝1敗でB級1組を破壊しA級復帰ミッションコンプリート |
| 9 | 羽生善治 | 九段 | 55 | 1817 | 44 | 千鳥ノブ「一人だけ年齢がおかしいんじゃ!」 |
| 10 | 糸谷哲郎 | 八段 | 37 | 1815 | 46 | 有吉パワーで目指せ初名人 あと3勝で九段らしい(勝数規定) |
イラン最高指導者アリ・ハメネイの死は、単なる一人の独裁者の終わりではなく、長年抑圧されてきたイラン国民にとって「天罰」のような象徴的事件となった。
2026年2月28日、米国とイスラエルの共同軍事作戦により、ハメネイはテヘランの自邸・執務室を標的とした空爆で死亡。国営メディアが確認した通り、彼の娘、義理の息子、孫、さらには義理の娘までもが同時に命を落としたという。親族ごと抹消されたこの惨状は、イスラム共和国体制の腐敗と残虐性を如実に表している。ハメネイは1989年以来、37年にわたり最高指導者として君臨し、反米・反イスラエルを国是とし、核開発と地域代理戦争を推し進めてきた男だ。
国内では女性の権利を踏みにじり、反体制デモを血で鎮圧し、経済を破綻寸前に追い込んだ。こうした「独裁の象徴」が、家族もろとも天から下された鉄槌で消滅した今、イラン国内および国外のイラン人コミュニティでは、抑えきれない興奮と希望が広がっている。特に目立つのは、王政復古を求める声の高まりだ。パフラヴィー朝最後の皇太子であるレザ・パフラヴィーは、亡命先から即座に声明を発表。「イスラム共和国は事実上終わりを迎えた」「イラン国民よ、今こそ立ち上がれ」と呼びかけ、軍・警察・治安部隊に対して「人民を守る誓いを果たせ」と促した。ロサンゼルスなど海外のイラン人コミュニティでは、ハメネイ死去のニュースに歓喜の声が上がり、パフラヴィー家の旗や肖像が掲げられる場面が相次いでいる。なぜ今、王政復古の機運がこれほどまでに高まっているのか。その核心は、1979年のイスラム革命以前にあった「白色革命(White Revolution)」時代の黄金期への回帰願望にある。モハンマド・レザ・シャー(パフラヴィー2世)が1960年代から70年代にかけて推進した白色革命は、土地改革、女性参政権の拡大、工業化、教育の普及、近代インフラの整備を一気に進めた。イランは中東で最も急速に近代化した国の一つとなり、経済成長率は年平均10%を超え、テヘランは国際都市として繁栄した。女性はミニスカートを履き、大学に進学し、欧米並みの生活を享受していた時代だ。対照的に、イスラム共和国体制下の45年間は、強制ヒジャブ、言論統制、経済制裁による貧困、若者の絶望が続いた。多くのイラン人は「あの時代に戻りたい」と公然と語るようになり、ハメネイの死はまさにその「呪縛からの解放」の契機となったのだ。
さらに注目すべきは、米国の役割だ。ドナルド・トランプ大統領は攻撃直後、Truth Socialで「ハメネイは歴史上最も邪悪な人物の一人だった。彼の死はイラン国民が国を取り戻す最大のチャンスだ」と宣言。作戦を「人道的介入(humanitarian intervention)」と位置づけ、体制転換を公然と促した。パフラヴィー皇太子もこれを歓迎し、トランプ政権を「イラン人民の味方」と称賛している。ここで特に強調したいのは、平和を愛するドナルド・トランプ大統領の今回の行動が、真の平和への貢献として歴史に刻まれる点である。トランプは「平和を通じて力(peace through strength)」を掲げ、過去にもアブラハム合意を主導し、中東の敵対国同士の正常化を次々と実現させてきた。今回のイランに対する決定的な一撃は、長期にわたり地域を脅かしてきたテロ支援国家の頭目を排除し、核の脅威を根絶する方向へ導いた。まさに、戦争を避けるための強硬な平和外交の極みであり、トランプの「アメリカ・ファースト」がもたらした中東の安定への最大の寄与と言えよう。米国にとってイランは長年の「悪の枢軸」であり、かつてのシャー政権は信頼できる同盟国だった。パフラヴィー朝は親米・親欧路線を貫き、石油利権を安定供給し、中東のバランス役を果たした。現在の体制が崩壊すれば、米国は再び「良き傀儡」として機能する親米政権の樹立を望んでいる。レザ・パフラヴィーはその最適な候補だ。彼は繰り返し「私は王位を求めるのではなく、民主的移行を主導する暫定指導者になりたい」と強調し、国民投票による将来像の決定を約束している。この「良き傀儡」としてのイランは、かつての満洲国が極東において果たした役割に似ている。満洲国は日本主導の下で成立し、ソ連の脅威に対する防波堤となり、経済開発を通じて東アジアの安定に寄与したと再評価される動きが一部で進んでいる。満洲国は、共産主義の拡大を防ぎ、地域の平和の礎として機能したという歴史的視点が、今日改めて注目されているのだ。同様に、新たなイラン政権がアメリカの同盟国として機能すれば、イランは中東平和の安定装置となり、テロ支援の終焉、核拡散の阻止、石油ルートの安全確保を通じて、地域全体の平和に大きく貢献するだろう。もちろん、課題は山積みだ。革命防衛隊(IRGC)はなお強硬に抵抗を続け、後継者選定を急いでいる。報復攻撃の応酬で中東は戦火に包まれつつある。しかし、ハメネイの「親族ごと」の死は、単なる軍事的事件を超え、象徴的な「神罰」としてイラン人の心に刻まれた。王政復古の機運は、もはや抑えきれない潮流となりつつある。イランは再び、白色革命の輝きを取り戻せるのか。それとも新たな混沌に飲み込まれるのか。歴史の岐路に立っているのは間違いない。トランプの平和への貢献が、この転換点を中東の永続的な安定へと導くことを強く期待したい。
カトリーヌ・ド・メディチ(Catherine de’ Medici)の結婚によって権力を手にする過程は、16世紀のフランス政治における非常に重要な出来事です。彼女の結婚は、単なる王室の同盟にとどまらず、彼女がフランスの実質的な支配者として台頭する基盤を築くことになりました。以下に、その過程を詳しく説明します。
カトリーヌ・ド・メディチは、イタリアのフィレンツェにある名門メディチ家の出身で、家族は銀行業を通じて大きな富と政治的影響力を持っていました。彼女は1519年にフランス王シャルル8世の後継者であるフランソワ1世の姉妹であるシャルロット・ド・メディチの娘として生まれましたが、メディチ家が権力を握る前、彼女自身は王室の関係者としては控えめな立場でした。
カトリーヌが結婚した時期は、フランス王室の後継者問題が複雑化していた時期でした。フランス王シャルル8世の死後、カトリーヌの未来を決定づける出来事が起こります。
カトリーヌ・ド・メディチの結婚は、フランス王室とメディチ家をつなげるために行われました。この結婚の主な目的は、フランスとイタリアの強力な家系を結びつけ、フランス王国の政治的な安定と国際的な力を強化することでした。
カトリーヌは、シャルル8世(フランス王)との結婚が決まり、1533年、14歳でフランス王シャルル8世の妻となりました。この時、シャルル8世はすでに王として即位しており、カトリーヌはフランス王妃としての地位を得ました。
しかし、彼女の結婚後の状況は非常に厳しく、シャルル8世は健康が悪く、早くに亡くなります。シャルル8世が死去した後、カトリーヌの最初の夫は亡くなり、彼女は寡婦となりました。
シャルル8世の死後、フランス王国は政治的混乱に見舞われますが、フランソワ1世が王位に就きます。フランソワ1世は当初は未成年であり、カトリーヌはその摂政として非常に重要な役割を果たしました。
カトリーヌの実質的な権力が確立されるのは、フランソワ1世が成人し、彼が成人した時点で、カトリーヌは政務を取り仕切る存在となりました。フランソワ1世は、若い王として政治に関与することが難しく、カトリーヌはその代わりに、実際の権力を握ることとなります。
フランソワ1世は非常に戦争好きで、特にイタリアの戦争に関心を持っていました。彼は神聖ローマ帝国やスペイン王国との戦争を繰り広げましたが、その影響力を強化するために、カトリーヌは外交面でも重要な役割を果たしました。
カトリーヌはフランソワ1世の外交戦略をサポートし、時には彼の代理として交渉を行うこともありました。フランソワ1世とカトリーヌの間にあった強い信頼関係が、彼女の政治的立場を強固にした要因です。
カトリーヌとフランソワ1世の間には、シャルル9世(後のフランス王)やアンリ3世(後のフランス王)を含む多くの子どもが生まれました。特に、シャルル9世の即位はカトリーヌにとって重要な転機となります。
シャルル9世が王位に即位すると、まだ若いため、カトリーヌは摂政として実権を握り、フランスの政治を支配しました。この時、カトリーヌは国の方針を決定し、時には権力闘争や宗教的な対立に関与しました。
カトリーヌ・ド・メディチが権力を持つ時期は、フランスにとって非常に混乱した時期でした。フランスでは、カトリックとプロテスタント(ユグノー)との間で宗教戦争が勃発しており、この戦争はカトリーヌにとって重要な政治的課題となりました。
カトリーヌ・ド・メディチは、ユグノー戦争の最中にあったサン・バルテルミの虐殺(1572年)という事件で非常に悪名高くなりました。これは、カトリック側によるユグノー(プロテスタント)への集中的な攻撃で、数千人のユグノーが殺害されました。
カトリーヌの役割については議論がありますが、一般的に彼女がユグノー側のリーダーを一掃し、フランス王国のカトリック支配を確立するために関与したとされています。この事件は、彼女が権力を強化するために極端な手段を取った例として、歴史に刻まれています。
カトリーヌ・ド・メディチは、その後もフランス王国の政治に深く関与し、息子たちが王位を継いだ後もその影響力を持ち続けました。彼女は、複雑な宗教戦争や国内の政治的対立を調整しながら、実質的にフランスを支配していたのです。
カトリーヌは、1589年に亡くなりますが、その死後もメディチ家はフランス王室に深い影響を及ぼし続けました。
カトリーヌ・ド・メディチは、フランス王室の後継者として権力を握ることができたのは、彼女の計算高い政治的手腕と、結婚を通じて結びつけた強力な家系(メディチ家)のおかげです。彼女はフランス王国の中で実質的な支配者として君臨し、国際的な戦争や国内の宗教戦争において重要な役割を果たしました。その権力の確立は、時に暴力的な手段を伴いましたが、フランス王国の政治における女性の権力者として、その影響力は非常に大きかったと言えます。
・中世デンマークの王女が、父親の王様をその弟(王女の叔父)に殺され王位を簒奪される。
・王女は新王を毒殺しようとするが、逆に自分も毒を盛られて死ぬ。
・死んだ王女が行った先の死者の国でも叔父が王をやり、なぜか腹心の家臣達まで一緒にいる。
・そこに、やらないかの阿部そっくりの長身坊主イケメンが現れ、王女が屈強な男にボコられても王女に戦うなというお花畑だった。
・しかしイケメンは坊主頭も凛々しく、髪が無いからこそ、余計に顔立ちがやたら良いのが際立ち、看護士としての腕は良い。
・なので、周りの誰も信用しない(出来ない)王女も、以降は坊主と共に旅を続けるが、王女でなくても若い女性が若い男と夜も共にする時点で、坊主がイケメンだからにしか見えない。
仮に坊主が出川のような顔だったら、絶対一緒に旅しないよな…。
・坊主がなぜか弓と乗馬に長けているのは、おそらく現代日本の高校や大学で弓道部と乗馬部の両方を経験してきたのだろう…。
・そして、キャラバンのおばさんとおじさんから坊主がフラダンスを習い、王女と焚き火しながら王女にアップでイケメンな顔で迫り、
イケメンな坊主に遂に陥落した王女は、なぜか夢の中で現代の渋谷スクランブル交差点でキレッキレのダンスを坊主と2人で、このうえなく幸せな表情で踊り狂う。
・渋谷ダンスのシーンでは通常シーン以上に手足が長くモデルなみのスタイルで、坊主頭のため更に小顔に見えるイケメン坊主だが、イケメン坊主であるがゆえにやらないか阿部にしか見えず、
やらないか阿部が渋谷でキレッキレのダンスを踊り狂うのがカオスでしかない…。
・渋谷ダンスから突然王の軍隊VS一般市民の数千・数万人同士の争いに移り、そこに火山が噴火して熔岩が両者を襲う。
・なぜか熔岩をクリア出来た王女と坊主は、最終的に山頂で叔父王と再会し、演技に騙されて王を許した王女は返り討ちにされるが、都合良く現れた龍に王は処刑される。
・しかしここで、坊主の古傷が急に悪化し、虚無になっていく坊主とキスしながら、王女は地上の世界に帰ってきた。
・元の世界に帰ると王は自分で誤って毒を飲み既に死んでおり、王女が新しく女王に即位し、民衆に平和主義を演説しておしまい…。
・なお、その民衆の1人の女、宮殿の召使い、墓守りなど完全なモブキャラに、津田健次郎、宮野真守、上田麗奈、種崎敦美、内山昂輝、結川あさきと謎に豪華過ぎる専業声優を起用しており、完全な無駄遣いだった。
・逆に王女の芦田愛菜、坊主の岡田将生の声優ぶりは、予告編で「コレハユメカ? イキテイルノニ、ナゼシシャノセカイニマギレコム?」と棒読みだったのが全編続いた…。
『果てしなきスカーレット』を観た。
細田守云々を抜きにしても激クソにつまらない映画であり、業界人がかろうじて擁護している映像美的な部分も近年の人気作品(指輪とゲースロとマッドマックスとアナ雪とエルデンリング)の寄せ集めでしかなく陳腐極まりなかったのだが、それは俺個人の感想で、別に他人が褒めようが貶そうがどうでもよい。はっきりいって細田守と見れば何でも叩こうとする今のネット環境のほうが異常だ。むしろ、今細田作品を擁護しようとするほうが勇気ある人間だと言っていいだろう。
「『果てしなきスカーレット』がわからないやつはシェイクスピアという古典がわからないやつだ」とほざいているスカ褒めポストを。
はあああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?????????????
おまえ、『ハムレット』観たことある? 誰の訳でもいいから、読んだことある??????
もし知ってたら、「『果てしなきスカーレット』を理解できないやつは『ハムレット』を知らない」なんて、口が裂けてもいえねえぞ。
『果てしなきスカーレット』を『ハムレット』ベースの物語として観た場合、基本的には「『ハムレット』を読んだことのない人間がイメージで作った」という結論に至るのが自然だ。
前提として、ある古典を、それも何百年も前の物語に則って何かを作ろうとする場合、原典より、より濃く、深く、複雑に作ろうとするだろう。最低でも、原典の味をそのままにしておこうと考えるはずだ。
それをあろうことか、細田守は鍋に大量の水をぶちこんで薄めてしまった。
たとえば、敵役たるクローディアス。『スカーレット』でも『ハムレット』でも主人公が付け狙う憎き叔父だ。
スカーレットの終盤(ネタバレ?知るか)、クローディアスは後悔をにじませながら天上の存在に祈りを捧げる。
始めは俺も「おや」と思った。
というのもこれは『ハムレット』にもあるシーンだからだ。クローディアスが前王殺害を懺悔する(しているように見える)場面。
それまでシンプルな悪役だった『スカーレット』のクローディアスにも事情があって、実は複雑なキャラクターの持ち主だった……とひねるのは、展開的にも今の世界を描くというテーマ的にも効果的ではないか。もしかして、多少は脚本がうまくなったのか、細田守?
だが、その期待は十秒後に裏切られる。クローディアスの懺悔は偽の懺悔だったのだ。彼はどこまでも単純な悪でしかなかった。
この調子で、一事が万事、原典のキャラクターたちが改悪されていく。
ローゼンクランツとギルデンスターンは多少しょうがないとはいえ、母親のガートルードはひどい。『スカーレット』ではマクベス夫人的な要素を持った「悪女」として描かれるが、その背景となる物語や動機がほとんど描かれないので、ただの淫奔な毒親にしか見えない。『ハムレット』では、わけのわからん息子と現在の夫とのあいだで板挟みになって苦しむかわいそうな人だったのに。
しかし、一番かわいそうなのはレアティーズだろう。ハムレットの恋人オフィーリアの兄にしてハムレットの良き友人。しかし、ハムレットが原因でオフィーリアが死んでしまったことから仲違いし、最終的には殺し合うことになるという、ハムレットでもっとも激アツなキャラのひとりだ。
このレアティーズが『スカーレット』では「クローディアス率いる悪の組織幹部C」くらいのポジションになり、特に深堀りも見せ場もないまま、小悪党として惨めに退場していく。
『ハムレット』を一行でも読んだことある人間なら、まずこんな扱いは思いつかないはずだ。
とはいえ、細田守が『ハムレット』を読んでいないとは思わない。タイトルは釣りだ。
読んでいる証拠は、両作にとって重要なくだりである「父王の亡霊が語りかけるシーン」にある。
『ハムレット』では冒頭に死んだ父王が現れ、ハムレットに「復讐せよ」と語りかける。これがそもそもの悲劇の始まりなのだが、『スカーレット』では父王の亡霊を逆にラストに置き、「復讐」や憎悪とは正反対の優しい言葉をかけてスカーレットを復讐の呪縛から解き放つ。つまり、父の言葉が『ハムレット』では呪縛、『スカーレット』では解放になるわけだ。
巧い反転だとは思う。そもそもの物語と話運びがカスでなかったならば。
『ハムレット』にはこういう嘆きがある。「この世の関節が外れてしまった」。弟が兄を殺し、その妻を奪い、正統な後継者である兄の息子から王位を簒奪する。狂った世界である。こういう狂った世界を正すには自分が狂うしかない、というのは『ハムレット』のひとつの読みだ。
『スカーレット』で描かれる現代の世界の鏡像としての作品世界も「関節が外れてしまった」世界といえる。だから、『ハムレット』をベースにするのはある意味で正解ではあった。だが、狂い方に失敗してしまった。狂えなかったのだ。だって、細田守って世界とかたぶんどうなっていいって思ってる人だもん。常に「個人」と「自分」を描いてきたことは、これまでの作品が証明している。
ファンの中には「これまでの得意分野を捨てて新しい領域に挑戦したことを評価すべき」との声もあるが、ファンタジーも古典もなめくさった扱いしかできないのに、なにを評価しろというのだろう? 人には向き不向き、そして心を込められるかどうかがある。
『竜とそばかすの姫』は駄作だったかもしれないが、少なくとも細田守の魂が幾分かは込もっていた。だが、『スカーレット』は? これこそ、虚無以外の何物でもない。
おそらく、『ハムレット』の「生きるべきか死ぬべきか」という名台詞に「生きること」という作品テーマを見出したのだろう。別に間違っているとまではいわないが、安易にすぎる。全体的に、安易にすぎるのだ。序盤で、坊主頭の聖を始めてみたスカーレットが「僧侶か? なら寺に行け!」というセリフがある。素でよくわからないギャグだろう。これは『ハムレット』でハムレットがオフィーリアにかける「尼寺へ行け!」という有名なセリフのオマージュだ。
なるほど。だから?
わからない。俺にはなぜここで「尼寺へ行け!」の引用が出てくるのかまったく説明できない。意味も脈絡もない。
『スカーレット』の問題は、『ハムレット』にかぎらずあらゆる要素がすべてそのような安易さの織物で出来ていることだ。どこかで聞いたようなセリフ、どこかで見たような展開。すべてが軽い。
俺の前のもう二度と「古典がわからないやつは『スカーレット』がわからない」などと言ってくれるな。お前も『バケモノの子』で『白鯨』がどんな扱いされてたか、観ただろ? ああいうやつだぞ? 細田守っていうのは。お前たちはどうせ『スカーレット』を映画館で一度っきりしか観ないのだろう。SNSでマウントを取る目的で観て、明日にはもうきれいさっぱり忘れるのだろう。
だが、俺は今日も観る。初日と土曜で一回ずつ観て、また今日も観る。なぜって?
まず、君主制が長期的に負け確、という歴史の証明した事実がある。
だって、何世代を超えたら、バカ王がいつかならず生まれるからね。
バカ王はバカなので、独裁を敷くし、王位を自分から退いたりしない。
内戦とか負けでしょ
民主主義っつーのは、内戦とその前後の被害を回避する仕組みなんだよな。
選挙でバカ王を退陣させられるなら、内戦しなくていい。負けリスク回避が予め仕込まれている。
あと、人間の寿命が延びて世代交代サイクルが変わったことで「短期的」が歴史より伸びていること
むかしとは戦争が変わって、銃を持っている軍隊が暴徒よりも圧倒的に強いこと
個人的には、中国みたいな発展の仕方しても、やっぱりリスクはあると思うがなあ
俺の死んだあと、歴史のどこかで、また内部でガタガタになる時代がくるんじゃねーのかね。1000年後が2000年後かしらないけど。
大まかにはこういう設定だ
・国王は、オデコに生まれつき緑色に光るアザを持って生まれた者が血筋に関係なく就く。
・アザは神が授けたものだとされ、アザ持ちは実際、あらゆる天賦に恵まれた傑物に育つ。
・現国王は、祖父も甥もアザ持ちの、神に愛された一族に生まれた。14歳の甥が15歳になり成人したら譲位する段取り。
・主人公は辺境の村で育ち王制度をよく知らなかったが、実はアザ持ちで、史上初の「同時代に生まれた次の王候補」で、王都に連行される。
・初期は全能力値ゼロの薄汚い文盲の主人公でも、ときメモみたいにパラメーター上げていけばもう一人の王候補者に勝って次の王になれる。
・無性別で生まれて15歳で成人したら性別が生えてくる種族で、14歳の主人公は男女どちらとも恋ができて最終日に成人して結ばれることができる。同性愛は禁じられている。
・愛情エンドの他、友情・憎悪・裏切・殺害などのエンドもある。
サニャは16歳女性、王城へ引っ張り出され戸惑う主人公の世話係になったメイドさんだ。
田舎者の主人公が気後れしないよう、サニャも田舎出身のそばかすのある純朴な子で、敬語が下手くそなドジっ子だ。
ときメモなど世のギャルゲー・乙女ゲーでは、大抵主人公はパラメーターを上げれば上げるほどキャラの好感を稼げる。
しかしサニャは、主人公が才覚を見せるとビビって去ってしまう。
主人公が取り柄のないぼんくらな時は、田舎者同士としてのほのぼの恋愛をやってくれるが、
頭角を現すと「立場をわきまえず申し訳なかったです」と、身を引く。
ろくな教育を受けず文字の読み書きすら不得手なサニャは、主人公が成長すると気後れしてしまう。
「ちょっと優秀」ぐらいの能力に抑えて王以外の一般職に就いて結婚するか、王になった上でサニャには日陰者の愛人になってもらうかのエンドの方が簡単だ。
サニャを王妃にするのは非常に難しい。だからこそ達成できた際の満足感が大きくドラマチックだ。
ヴァイルはもう一人の王候補者で、帝王学を学んできた正当な後継者であり、まだ14歳の無性別。
成人したら男になると宣言しているが、主人公と恋愛関係になった場合、主人公が男になると合わせて女になってくれる。主人公が女になれば、当初の望み通り男になる。
「無邪気な男児」っぽい振る舞いを意識的にしつつも、特殊な立場に生まれついたことで厭世的な部分を持つヴァイルは、主人公と関わらない多くのエンドでは「一族は彼にて断絶した」と表記され、誰とも結ばれずに敢えて「王が多く生まれる家系」を途絶えさせたことがわかる。
何故か、憎悪監禁エンドにおいても「断絶した」の表記はなく、また通常は男性になっているところを憎悪エンドでも主人公の性別に合わせてくるので、男女どちらにせよ主人公に子作りを強いているようだ。
ヴァイルは主人公と一度恋愛関係になった上で、主人公にある行動を起こされ地雷を踏まれると愛情が反転して憎悪に変わり、他にいろいろ条件が重なると、王位を継ぎ、王の強権により主人公を自分の部屋のそばの一室に監禁するようになる。
一定の条件により、「強い感情」が全く逆の方向に「反転」するのはこのゲームの特徴の一つだ。
記憶がリセットされるわけではないので、愛情経由の憎悪エンドでは愛憎入り混じりながら主人公と子作りする。
また、このゲームは「最終日」に誰かに会いに行って告白すると愛情エンド、殺害すると殺害エンド、という流れになるのだが、ヴァイル憎悪は最終日の翌日のイベント経由で発生するので、他キャラエンドとの並行が可能である。
主人公が監禁された場合に、神官と友人関係だと「神殿が王と対立」となるし、アウトサイダーと恋愛関係だと「監禁された主人公をさらって逃げた」となり、他キャラとの組み合わせによるバリエーションの豊かさもヴァイル憎悪エンドの魅力だ。
17歳のタナッセは現在の王の息子で、王子という立場でありながらこの世界の特殊な王制から彼には継承権がない。
親とイトコと曾祖父が王なのに、自分は神に選ばれなかったという立ち位置が彼を屈折させている。
突然現れたアザ持ちである主人公に初対面時から憎悪度高めだが、主人公がひたすら好意的に接していると次第にデレる。
しかし、態度が和らぎはしても、途中で愛情度にキャップがかかりそれ以上なにをやっても上がらず、正攻法では愛情エンドには到達できない。
タナッセと結ばれたい場合には、ひたすら彼に悪態をつき、タナッセの私物を奪い取ったり、タナッセを池に引きずり込んで溺れさせたり、そうやって互いに憎みあい、命を奪われかける域に達した後での反転でこそ、ようやく愛情エンドを迎えられる。
お互いのクソさと弱さを知り尽くした上で与える赦しこそがタナッセの心を真に開くことができる。
魔法の類はお伽噺のような扱いの世界で、本当に各種の魔術を操れる。
ある目的のために警備の厳しい王城にも魔術を使って侵入を繰り返しており、親しくなれば主人公も彼女から魔術を学べる。
14歳まで性別のないこの世界では同性愛も発生しやすそうだが、同性愛者ばかりでは国が立ち行かないため法律や倫理が同性愛を禁じる。
15歳になった時に恋愛相手と同性を選択するのは、強い拒絶の意思表明のような扱いだ。
他のキャラは主人公が同性を選択すると「裏切られた」とショックを受けて関係が破綻し「裏切エンド」になってしまう。
しかしルージョンは闇に隠れて生きるアウトサイダーなので通常の倫理は持ち合わせず、主人公が同性になっても恋愛関係を保つことができる稀有な存在だ。
神の寵愛を受けたとされるアザ持ちの主人公と、神に背いたとされる魔術師ルージョンが、誰にも知られず森の中でひっそり共依存気味に百合百合するエンドだ。
気を張ってツンデレしているルージョンは男主人公にはツンデレのままだが、女主人公には幼児帰り気味に弱さを見せてくれる。
トッズは年齢不詳の怪しげな商人の男で、およそ恋愛ゲームの攻略対象キャラとは思えないモブのような風貌だ。
彼はただの商人ではなく裏の顔を持つアウトローで、正体が割れた場合、展開によっては極刑にすらなる。
許されて取り立てられた場合は主人公を愛し仕えるようになるが、ルージョン同様に到底公的な結婚が認められる立場ではない。
このゲームにはキャラから主人公への好感度だけでなく、プレイヤーが各キャラに対して割り振る「印象度」がある。
トッズは恋愛展開になった場合、「お前が他の誰かとめあわされても立場上仕方ないが、心だけは俺を一番に思ってほしい」と重い愛を告白してくる。
主人公の愛情印象度が、トッズより他の相手に対して1ポイントでも高いとトッズの愛情は反転して憎悪と化しヤンデレエンドを迎える。
印象度で主人公が好き好き状態だと釣られて愛情度が上がっていくキャラもいれば、主人公の心情に全く気付けず釣られないキャラもいるのだが、1ポイントの違いで反転してくる敏感さはトッズだけだ、
モゼーラは王城内の図書館に仕える文官だ。識字率が低く書物が貴重な世界で、平民出身ながらエリートバリキャリだ。
地味顔の22歳で、恋愛遍歴は多いが思想が強いせいで結婚に至らず、この世界では行き遅れなことを気にする清楚ビッチ婚活女子だ。
恋愛面においてはちょっと優しくされるとチョロく惚れてくる彼女だが、その本質は革命烈士である。
王とは人民のためにあるもの、そうでなければ滅ぶべきだとの強烈な思想を持ちルートによっては現王暗殺ですら成し遂げる。
血筋に関係なく神が選ぶはずの王が、実際には一つの貴族家系に偏って生まれるここ数代の流れに不満を持つ彼女は、14歳まで平民として育った主人公にこそ希望を見出す。
彼女のチョロさと思想の強さ両方を汲み取り、二人で腐敗した貴族たちをぶっ倒してこの国を変えるぜエンドだ。
他の平民キャラは王妃にするのが難しかったり、立場・性格的に完全に結婚は無理で内縁にしかなれない中で、モゼーラは王の傍で国を改革するという強い意思があるのですんなり王妃になってくれる。
魔術師ルージョンとは生き別れの双子で、妹ルージョンと瓜二つの女性的な美貌を持つ男性だ。
アウトサイドへ堕ちた妹との関係修復を最大の願いにしてきた彼だが、主人公と恋愛関係になった場合には主人公を最愛の人として妹のことは諦める。
最愛の妹を永遠に失うことになった彼は、次の相手は絶対に手放さないという決意があり、最終日に主人公がティントアではなく別の人に会いに行きその人エンドを迎えようとすると、横入りして主人公の行動をキャンセルさせ強引にティントアエンドにしてしまう。
また、最終日の後で主人公は成人後の性別を選択するが、「男」を選ぼうとしても、ティントアに勝手に「女」にされ、進路もティントアと同じ神官にされ強制的に結婚させられる。
選択肢を選ぼうとしたらティントアが勝手に選んで消去してしまう下りはゲームならではの恐怖がある。
体格が良く実力がある反面、上がり症などメンタルの問題によって出世の場である御前試合で勝てず、辞めて地元に帰ろうかと悩んでいる。
ときめきメモリアルシリーズでは、陸上部の女を落としたいなら陸上部に入って活躍、美術部の男を落としたいなら美術部に入って活躍、が定石である。
そのノリで、剣士グレオニーと仲良くなるため剣術を鍛えると、すぐに御前試合でグレオニーを超える活躍を見せてしまい好かれるどころか嫉妬され憎悪度がガンガン上がってしまうという罠がある。
肉体派成人男性の戦いの場に、二次性徴も迎えていないクソガキが出てきてチート無双したら反感を買うのは当たり前だ。
真剣に部活やってるのに高校から始めたようなぽっと出の主人公に抜かれて嫉妬しないときメモの奴らは人間が出来ている。
アザ持ちチートがいかに異常で持たざる者の心をかき乱すかを示す展開の末に、主人公を殺めかけたグレオニーが処刑されるエンドだ。
リリアノは現在の王であり、タナッセの母、ヴァイルの叔母にあたる36歳バツイチ。
いかめしい言葉遣いで王らしい王として振る舞いあまり感情的にはならないが、立場上息子の育児をあまりやれなかったこと、息子がものすごい捻くれたクソガキに育ったことが心残りである。
主人公が幼く無垢に甘えて見せるだけで母性を持て余すリリアノの好感度はぎゅんぎゅん高まり恋愛エンドは容易だが、憎悪エンドは難しい。
田舎から出てきたクソガキに憎まれ口を言われたぐらいでは彼女は憎み返してくれないし、物理的な嫌がらせをするには警備が固い。
そこで使えるのが彼女の最愛の息子であり、アザコンプレックスを持つ息子を焚き付け破滅させ死に追い込むことで、ようやくリリアノは主人公を仇敵と見做してくれる。
厭世的なリリアノは多くのエンドでは権力者故に命を狙われ、譲位後は抗わずにあっさり死んでいるのだが、憎悪エンドでは次代の国王となった主人公をぶっ潰すため生命エネルギーに満ち溢れ死亡を回避してくれる。
ローニカは主人公に使える侍従であり、攻略対象中最年長52歳の老翁である。
優しく穏やかな好々爺に見えるローニカだが、王に命じられるまま政敵を葬る暗殺者としての姿を持ち、それこそが本業である。
彼の本性を見抜いた上で38歳の年の差も超えて結ばれる恋愛エンドも難しいが、憎悪エンドはゲーム中トップクラスの難易度。
主人公の名前はデフォルトでは「レハト」で、マスダでもなんでも好きな名前をつけられる。
ローニカは基本的には過去を隠して優しいじいちゃんとして振る舞うので初期好感度は愛情(許容)も友情(共感)も高いのだが、
彼が深い因縁を持つ今は亡き人物と同じ名を名乗ると、序盤で大幅に愛情度を削れるというギミックがある。
必ずしもその名にしなくても憎悪エンドへは辿り着けるが、その名にしていると「やはり貴方は彼の再来だ」とたびたび同じ名の人を思い出し、ローニカは暗殺者全盛期の過去のトラウマに苦しめられ、主人公を憎むようになる。
このゲームの好感度は「愛情⇔憎悪」と「友情⇔嫌悪」の二軸なのだが、憎悪エンドのローニカの心情は複雑であり憎悪と友情が突出し、感情名が「離れていく写し身」「その憎悪は友情の上を」などあまり見ない名称になってかっこいい。
ユリリエは17歳の貴族令嬢で、華やかで優雅な物腰の美少女だ。
誰一人にも唇すら許していないが、多数の男の間で浮名を流す愛の求道者系処女ビッチである。
貴族界の底辺の家柄だったが、親族が現国王リリアノと玉の輿結婚したことで家格が上げられ、しかし離縁したため家格は維持されたが社交界では日陰者である。
ユリリエは無性別の頃は男性的な気質であったが、玉の輿をもう一度夢見る一族により、「将来男になる」と宣言しているヴァイルと結婚させるため本人に選択権がないまま女にさせられた過去を持つ。
神に誓って決める自身の性別や結婚すらままならないユリリエと恋をした上で、主人公が成人後の性を「女」にすると、「愛を試し、敢えて茨の道を行くのか」とユリリエは感銘を受け、スキャンダラスな同性愛の道を受け入れてくれる。
ルージョン百合エンドが愛情エンドと形容され、ユリリエは裏切エンドなのは何故か意見が分かれるところだが、主人公が常識を裏切っておもしれー女であることを示したからではないか。
【逃亡エンド】ルージョンに魔術を習い、それを駆使して一人で王城から逃亡し自由を得るエンド。
【地方貴族エンド】故郷の村への印象度が良い場合、故郷へ帰りその地を治める領主になるエンド。
【ヴァイル愛情A】ヴァイルと結ばれ、主人公が王、ヴァイルがその配偶者となるエンド。告白シーンでは唯一歌詞付きのBGMが流れメインヒロイン的特別感がある。
【ヴァイル裏切】ヴァイルに告白し将来を誓いあい大人になってからの互いの性別を約束するも、裏切って同性になることを選択するエンド。敢えて同性を選ぶのは最大の拒絶であるため、ヴァイルは激しいショックを受け上手く性別分化を起こせず死亡する。
【タナッセ友情A】初登場時から主人公への憎悪・嫌悪が一方的に高いタナッセを徐々に軟化させ友情を築くエンド。恋愛エンドはお互いに頭がバグったどさくさに恋愛感情が発生したような展開なので、友情の方が正統派な親睦が描かれる。
【タナッセ憎悪A】タナッセが女になったヴァイルと結婚するエンド。主人公がヴァイルと恋仲になり将来まで誓い合ったのに何故か放置していると、それでも諦めきれないヴァイルが男を選んだ主人公に合わせて女になり、タナッセに拾われてしまう。
【リリアノ・モゼーラ友情A】現国王リリアノと革命烈士モゼーラという相容れない二人の架け橋となるエンド。リリアノの前代王の死の真相を巡る話となる。
【ローニカ愛情A】年齢差38歳の爺さんを落とすためには命もかけないといけないエンド。
【サニャ憎悪A】結ばれた後に何故か主人公が憎悪反転し、サニャの故郷を焼き討ちにするエンド。
【サニャ憎悪B】サニャをいびり倒しつつ権力を得て、逃げたらお前の家族を故郷ごと滅ぼすと脅して支配するエンド。愛情・友情などポジティブ系エンドでは普通にいい子なサニャが追い詰められてダークサイドを見せてくれる。
【モゼーラ裏切B】裏切りエンドの多くは「愛の告白したくせに同性を選んだ」エンドであり、その場合相手は大抵ひどく悲しみ打ちひしがれる。しかしモゼーラはさっさと見切りをつけて他の男と結婚してしまう強メンタルを見せる。
【ティントア愛情A】タイトル回収セリフのあるエンド。「神の印を持つ者は政治ではなく宗教の世界にこそ進むべき」という考えが神殿側にはあり、主人公は Permalink | 記事への反応(0) | 01:45
で、その中で力のある者が王位に就いたのです。
そのためにはライバルを容赦ない殺戮を繰り返して天皇(大王)直属の伴造に統括する体制を作り上げた、まぁ極道と同じなのです。
しかし、そのままではただの成り上がり者なので権威付けが必要だった。
もともと日本にあった土着信仰を、さも関係あるかのように天皇と結び付けた。
そして、大陸から仏教が入ってくると、その宗教的権威を天皇統治に利用しない手はなく、鎮護国家として仏教を利用し、天皇や多くの皇族を出家させて高僧にした。仏教の権威を利用し、そのために仏教を保護したのです。
釈迦が欲望を抑えるために作った仏教を、広大な荘園を所有し天皇権力の権威付けに利用するというただ欲望のためだけに利用した。お釈迦さんが聞いたらこんなことのために仏教作ったんじゃないと怒るでしょうね。
そして、壬申の乱で大海人皇子が大友皇子を打倒すべく吉野から東方に遠征し伊勢の豪族度会氏を服属させた時、伊勢の太陽神アマテルの威光が見えたので、「そのおかげで大友皇子に勝利した!」と信じ込み、伊勢にあった地方神話の地方神アマテルを皇祖神に格上げした。
で、「その末裔の神武天皇という架空の天皇が初代天皇なのである」という筋書きで、天皇統治の正統性の根拠として作り上げたのが伊勢出身の稗田阿礼創作の「記紀」。
まぁしょせんこんな程度の家系なので歴史的にもロクでもないことばかりやってきました。
事もあろうに大嘗会で神聖な高御座に女官を連れ込んで情事を楽しんだ花山天皇。