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2024-12-05

うっかり脱税状態になったので修正申告した件についての記録

私はサラリーマンですが、去年の年末調整でうっかりやっちゃったことを記録に残しておきます

うちの家族障害者がいます障害者障害者控除を受けられます年末調整とき障害者にチェックをつけて、障害者手帳コピーも提出します。

障害等級によって控除額が変わります等級手帳に書いてあります

一般障害者特別障害者、同居特別障害者でそれぞれ控除額が違います

特別障害者は常時介護必要状態で、さらに同居であればより介護必要になるということで控除が厚くなるということですね。

うちは一般障害者です。

ところが23年の年末調整で、特別障害者のほうにチェックを入れてしまったようです。さらシステムが同居であることを把握しているので、自動的に同居特別障害者として申告してしまいました。

障害者手帳コピーも出してはいますが、自分も総務も税理士のチェックもすり抜けて申告されてしまいました。


これに気づいたのがつい数か月前です。

24年の年末調整が始まったので前回の記入例を見返してみたらおかしいということに気づいたというわけです。

23年末の還付金が多かったんですが、住宅ローン減税も一昨年まであったので還付金の額に違和感を感じずにもらってしまっていました。

さらに、毎月の給料源泉徴収所得税も減額されていないので「今年から減ってんなぁ」と気づかなかったというわけです

修正するには

会社相談したら、会社税理士および税務署対応方法を聞いてくれました。

年末調整会社がやる義務があるが、修正は各々の確定申告で行うということで、会社経由ではなく自身税務署とやり取りして修正をする必要があるとのことでした。

国税庁電話相談窓口があるので、実際に必要手続きを聞きました。

思いのほか簡単でした。

今はマイナンバーカードe-taxログインできるので、それに23年の源泉徴収票の内容を書き込んで、変更するところは変更して提出すると差額がでるので

その差額をコンビニ決済で支払えばOKとのことで1日で済みました。

なぜ、支払う金額がすぐにわかるのかというと、

源泉徴収票に23年に給与としてもらった金額社会保険料として払った金額税金として支払った金額、控除が書かれていて、

計算して税金として支払った額と本来税金として支払額の差額が出るという仕組みです。

なお、住民税税務署から住んでる市区町村情報がいくそうなので、住民税のことは後から何かあるらしいです。

実際どれくらい追加徴収があったか

障害者控除は27万円です

同居特別障害者は75万円の控除があります

差額は48万円です

48万円分納めるわけではありません

控除とは所得に対して引く金額です。

まず給与所得とは、給与から給与所得控除を差し引いた金額になります

給与所得控除とは給与のうち必要経費として使っているだろう金額差し引いているのです。

さら社会保険料基礎控除配偶者控除扶養控除、障害者控除、生命保険地震保険などの控除をへて、残った金額所得税金額が決まります

所得税累進課税なのでこの金額が高いほど税率が高くなります

私の所得では10%です。

まり控除を修正した場合所得額のうち48万円が増加するということですね。

なので、税金としたら4万8千円分払わなければならないというわけです(実際に払ったのは4万9千円でした)

月額の源泉徴収所得税計算について

これを機会に所得税について調べました。

毎月徴収される所得税は、ざっくりとした金額徴収して年末調整で差額を調整しますよね。

そのざっくりした金額はどうやって出すかなのですが、源泉徴収所得税の月額表というものを使います

テーブル形式になっており、給与から社会保険料を除いた金額が行で、扶養人数が列になっており、その交差する金額徴収します。

いくつかのパターンでは扶養人数が一人でも二人や三人とみなします。

たとえば配偶者一人だと扶養人数は1人ですが、配偶者一般障害者なら扶養は二人、配偶者が同居特別障害者なら扶養を三人とみなします。

ただ扶養控除でも金額が違います高校生なら39万。大学生なら63万の控除があります

障害者控除は27万ですし、細かい金額バラバラなのです。

なので、年末調整本来払う金額計算して、差分である追加徴収なり還付金が発生するんですね。

月額の源泉徴収所得税には生命保険住宅ローンなどの控除は反映されていないので、年末調整ではそこらへんの控除の分が戻ってくるので還付金が発生する人が多いんでしょうね

今回の私の場合は、23年度の申告の通りならば24年度の月額表は扶養三人とすべきところだったのですが、幸いなことに従来通り扶養二人と計算したため、源泉徴収所得税は減額されなかったようです。

103万円の壁について

所得税計算をいっぱいしたので、せっかくなので今話題のことにも触れておきます

103万円の壁は、基礎控除給与所得控除の分を越えて所得が発生する収入103万円ということですね。

基礎控除生活必要な最低限の支出は担税力がないとしていて、給与所得控除はサラリーマン給与に対して一部経費とみなす支出だろうとしているから、それぞれの控除があるわけですね。

生活や経費に掛かる物価が上がればスライドすべきでしょうね。

さて、一部議員から、「103万円の壁は企業への周知、システムの改修などが必要なので再来年まで待った方がいい」という意見がありますが、

源泉徴収の月額表と、年末調整時に再計算する控除額が変わるだけなので非常に簡単だなと思いました。

給与所得控除は収入金額に応じての計算式が変わりますが、その計算式は定数です。

納税者家族構成などによって条件分岐が増えるわけではないので、控除マスター金額を変更するだけで済むと思います

よって、システム改修(設定)なんてすぐでしょうし、25年年末までにその設定が間に合えば還付金で戻ってくるので、それほど企業が困ることは起きないと思います

そもそも、控除額の変更って結構ありますよ。

2020年基礎控除給与所得控除の改定ときとか困ったという声全然聞こえてませんよね。

減税をやりたくない言い訳ですよ。

2024-11-24

anond:20241124190539

全体で考えられないバカがここにもいるな。

男女全員が税金を払っているが、産休出産手当金を受け取っているのは妊娠した女だけ。

まり全体を差し引きして見れば、妊娠した女にそれ以外の男女が払ってるんだよ。

男に限って言えば何をしようとも貰えることのない税金だ。しか累進課税からむしろ多めに払ってるのに全くリターンが無い。

から妊娠した女は文句言う前に感謝しろ

2024-11-23

anond:20241123075103

人口の変化について

人口動態の変化の要因の大半は、寿命の変化と、少子化ですよね。

本文中でも書いていますが、寿命の変化についてはある程度傾向が見えているのでその前提で将来予想がされています

少子化については変化する可能性がありますので、様々なパターンで予想がされていますが、その中での最悪の場合での結果を今回は書いています。(少子化改善しない状態が続くってことです。)

詳しい結果は財政検証レポートデータでたくさん掲載れいるのでそちらを参考に

◆将来の公的年金財政見通し(財政検証) |厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/zaisei-kensyo/index.html

 

ねずみ講

ねずみ講ってどういう定義なんでしょうか。

1人が2人を勧誘して、2人が4人を勧誘してってのが、ネズミ講だと思います

年金はそのような仕組みではありません。

 

年金制度について

基本的には現役世代が、老後世代を支える構造になっています

この仕組みの良いところは、大きなインフレ賃金上昇が起こった場合、現役世代賃金も当然上がりますので、現役世代負担割合を増やすことなく、年金を増やせます

長期的に見ると今後は物価は上昇しますし、賃金も上がりますので、この仕組みの方が優れているとされています

自分お金を貯めて将来受け取る場合、例えばインフレ率2%だと、40年後には貯めたお金価値は半分以下になっています

収支のバランスについて

ちなみにこれで借金が増え続けていると思ってらっしゃるかもしれませんが、十分もらわずに亡くなった方も昔は多かったのでお金が余りました。

なのでこれまでのバランスで言うと入金がかなり多く、出金が少ない時期がありました。

それがGPIFというところで運用して増やして現在240兆円を超えています

また現在税金からの定期的なお金の入りもありますので払った金額以上にもらえています

年金基本的に払った金額多寡で、貰える金額が決まります

ただ、それだと低所得者は困りますよね。現役世代に払った金額が少ない方は老後の生活費を支えるのにも少なすぎるって事になります

なので累進課税お金がたくさんある人から多くもらっている税金を利用させていただいて、特に低所得の方でもある程度年金がもらえるようにしてくれています

 

 

で今後どうなるの?

その厳しい少子化が続く前提でシミュレーションしても支給される年金が2割減る程度で継続できるという計算になっています

 

なぜそれが可能なのか。

人口ピラミッドの形が変わると、老人が増えるはずですよね。

ところが老人の定義を変更すれば老人は減ります若者定義を変更すれば若者を増やせます

昔は55歳以上が老人でした。それが60歳になり、65歳になりました。

当然定義が変化すると老人の割合は減ります

それ未満は若者ですから若者割合は増えます

将来的にこれがどうなるかは本文の方でちゃんと書いていますので確認してください。

制度設計をしっかりすれば、それほど年齢を上げなくても年金制度は維持できそうです。

 

団塊ジュニアなどの年代が老人になる時にさら人口ピラミッドがすごいことになる。

そうです。団塊ジュニア年代人口が多いので、老人になると一気にバランスが崩れます

そこから団塊ジュニア世代が亡くなるまでの15~20年程度は人口ピラミッドが一番アンバランスになります。(老人がが多い)

ここで、GPIFお金がかなり使われる予定です。その時のために、現在GPIF運用を頑張っていて、さらお金を増やしています

この時に全部使うのではなく、その後もある程度お金が残る予定で、その後もGPIFお金年金金額を多少増やしてくれる予定です。

今後数十年間を見るとGPIFお金年金支給の1割以上を支えてくれる予定です。

なので、ある程度株式などにも投資をしてしっかり増やしてくれています

団塊ジュニア世代

少子化がそのまま続くと、人口ピラミッドはある程度決まった形で落ち着きます。(当然こどもはすくないままですが)

その前提で、支給年齢などが決まっていきます

歴史的に見ると平均寿命から15年くらい引いた年齢くらいか支給されています。もしも平均寿命がかなり延びた場合支給開始年齢も上がると思われますが、もらえないって事はありません。

結論

人口動態、人口ピラミッドは年金にとって一番大きな問題で、当然ながらまずそれを重視して検討されています

絶対に決まった将来は無いので、人口動態については予想を何パターンも作って検討しています

今回書いたのは、もっとも厳しい(少子化改善しない、経済はあまり発展しない)というパターンでのお話です。

よく政治家の方が利用する楽観的な数字での話ではありません。

 

回答がなければ反論できなかったものと見なす

そんな脅しは不要ですし、むしろ相手を少々不快しますよ。

もうちょっとほんわかとはてなのサービスを使いましょうよ。

2024-11-22

anond:20241122174309

いやだって累進課税だし…

分離申告課税になったらまた教えてくれ。

年金制度と老後のお金について知っておくべき話

年金貰えるの70歳からになったらどうする?」anond:20240124142918への回答です

3行まとめ

日本人平均寿命が延びて、年金も変化してるので現状を正しく把握しよう

年金は老後の生活費の半分以上を支える重要制度

でも、年金だけでは全てをまかなえないのでそれ以外の準備も大切だよ

 

簡単年金制度紹介

自営業者制度国民年金

支払い: 20歳から60歳まで、約2万円/月

支給: 65歳から約6.5万円/月

夫婦だと13万円/月の支給

サラリーマン制度厚生年金

支払い: 65歳まで3.1万円/月(年収400万円の場合

支給: 約14万円/月(国民年金6.5万円+厚生年金7.3万円)

一般的夫婦だと21~25万円/月程度の支給

 

繰り上げ受給すると減額され、繰り下げ受給すると増額されます

一生涯受け取れるため、長生きに対する保険としては非常に優れた制度です。

自分場合どれくらい貰えるかは年金定期便や、ねんきんネット確認しましょう。

(分かりやすくするため色々省略していますサラリーマン20歳から就職までは国民年金の支払いがあったり、事業者負担もあります。) 

 

現在財政状況は、国民年金が厳しい、厚生年金は順調

今年最新の年金財政検証レポートが発表されました。

厚生年金は安定していますが、国民年金税金投入しても資金不足です。

また厚生年金に加入すると支給金額も増えますので、できるだけ多くの人に厚生年金に入ってもらう方針になっています

今回のレポートでの最悪のシナリオ少子化経済成長の停滞)でのシミュレーションでは、年金支給額が約2割減少すると予測されています

ということで、個人としては2割程度年金支給が減少する事を覚悟して準備するのが重要です。

 

GPIFが順調な事は素晴らしい

GPIF年金積立金管理運用独立行政法人)の運用が良好で、現状248兆円にもなっています

今後高齢者が増加し現役世代が減少するにつれ、GPIF資金活用される予定で、将来の年金支給額を減らさない事に使われます

ちなみにGPIF資金の248兆円の原資は、使われなかった過去年金積立金です。

昔の人は年金がたくさんもらえて得だったと言われますが、短い寿命のために支給期間が短くて十分貰えなかったのも実情です。

年金財政のために莫大なお金を残してくれたのはありがたい事です。世界的に見てこれだけの余裕資金がある年金基金はありません。

今後この資金は少しずつ必要金額だけ取り崩していので、それで株価暴落は起こらないと考えます

 

平均寿命が延びているので、支給開始時期も延びてるよ

過去から現在までの一般的サラリーマンの定年と平均寿命との差を示します。

引退できるの(定年)は、平均寿命の15~20年前と考えておくと良いです

平均寿命が延びたら、定年も伸びますし、老後開始年齢も上がります

平均寿命(歳)定年その差
195061.4歳55歳6年
196067.8歳55歳12
197072.055歳17
198076.1歳60歳16年
199078.9歳60歳19年
200081.2歳60歳21年
201083.0歳65歳18年
202084.6歳65歳18年
203085.3歳70歳?15年

2030年は予想です。

  

国民年金だけ高齢化対応していない

平均寿命が延びているのに、国民年金の支払いが60歳で終了する仕組みは数十年前から変わっていません。

多くのサラリーマンは65歳くらいまで厚生年金を支払っているのに、国民年金加入者は60歳までで支払い完了不公平感があります

 

国民年金も支払いを65歳までに延長すべき(45年間の支払い)

国民年金は支払期間を65歳までに延長し、支給開始年齢を最低65歳に引き上げるべきです。

この変更で国民年金財政が大きく改善する事は今回の財政検証レポートでも示されています

 

この期間延長は、60歳を超えて厚生年金で働く方にも大きなメリットがあります

現状は60歳までは基礎年金部分(国民年金)も積み上がっていき、60歳で基礎年金部分は満額となります

ただ60歳を超えると支払う厚生年金保険料の金額は変わらないのに、基礎年金部分は増えなくなり、ちょっと損になります

基礎年金国民年金)の支払いを65歳までにすればこの損がなくなります

 

平均寿命の延びが鈍化してるので、支給開始年齢は今後そんなに延びない

現状、平均寿命の伸びは鈍化してきており、今後数十年間は、年金の支払い年齢や支給開始年齢が70歳を超える可能性は非常に低いと考えます

今後しばらくの間で考えると、国民年金の65歳までの支払い義務化が実現し、厚生年金加入者の拡大が順調であれば、65歳支給開始のままで年金運用できそうです。

ただ予想より悪くなる事もありますし、将来的に70歳に延長される事は覚悟しておいていいと思います

 

所得代替率:現役世代給料と比べて何割もらえるか。

年金制度では、現役世代給料と比べて年金がどれくらい受け取れるかを示す「所得代替率」を用います

これは実際の数十年後の支給額を聞いてもインフレ率などの影響でわかりにくいためです。

例えば30年後、国民年金支給金額が月12万円。ただし缶コーヒーは1本350円の予想ですと言われても感覚的によくわかりませんよね。

 現状:所得代替率は約6割です。
 将来予測: 少子化経済が悪い状態が続く場合の予想で、所得代替率5割程度です。現役世代給料の半分程度の年金額と覚悟しておくと良いです。

追記)この計算では現役男子の平均手取り収入額が使われ、年金額は、男子厚生年金+2人分(夫婦)の基礎年金が使われています

 

老後は生活費が減少する。厚生年金がもらえるなら、生活費の6-8割程度はまかなえる

老後の生活節約をしなくても現役時より生活費が減少します。厚生年金の方は、年金で6-8割程度はまかなえると考えて良いと思います

国民年金場合はもう少し減ります国民年金加入者は個人での貯蓄・長期投資金額をより多くしておく必要があります

 

足りない老後資金対策

具体的な老後の生活費が足りない対策を示します。節約だけで乗り切れる方もいますので、一部を取り入れるくらいで考えてください。

 

対策1:若いからの月5万円の貯蓄・資産運用

例えば25歳から月5万円を30年間積み立て投資(計1800万円積み立て)し、その後10年間運用した場合、65歳時点で4000万円に達します。(年利3%で計算

65歳から毎月10万円使っても、年利3%運用なら元本が減りません。

運用を続けるなら現実的には月15万円程度使っても死ぬまで大丈夫かなと思います

年利3%運用過去実績から見てもかなり低い予想ですので、現役時代長期間月5万円程度の投資に続けられたら老後の対策はほぼ終了です。

追記)月5万円が無理でも月2.5万円なら老後に運用益だけで月5万円が使えます

収入個人ごとに異なりますが、収入の15%程度の貯蓄・運用は全員が目指すべきと思います。それで老後生活の収支がかなり改善します。

 

対策1の続き: NISAiDeCo

特にiDeCo拠出時の税制優遇がとても優れていますので月1-2万円は拠出するのがおすすめです。

今後、拠出金額の増額や、受け取り時の税制優遇についても検討されています

現状一括受け取りが有利ですが、毎月年金形式で受け取り方法改善議論も進行中です。

また、NISAは今年大きく改善されたので利用をした方が良いと思います

 

対策2: 持ち家の準備

賃貸派の人も老後に中古住宅を購入し、住宅費を抑えるのは有効方法です。生活費をぐっと下げられます

老後に安い中古住宅が多く生活費も安い地方への移住も良い選択肢の一つです。ローンではなく一括で住宅を買うことも視野に入ってくるでしょう。

 

対策3: 年金の繰り下げ受給

支給開始を5年遅らせると、受給額が1.42倍に増加します。

老後資金が不足してる場合は長く働くことと、支給を遅らせるのは手っ取り早い解決策です。

また、老後資金に余裕がある場合も繰り下げは良い選択肢です。

年金制度長生きに備えた保険としては最適な選択肢です。もしも想定以上に長生きしても多くの年金が毎月もらえると安心です。

保険は単純な損得だけではなく、安心できるかどうかも大事です。

 

極端な意見に惑わされないように

年金制度破綻する」「国民年金は払わないほうが得」という極端な意見は誤解を生む可能性があります

国民年金は、税金年金運用などでかなりの部分を支えている制度ですので、年金としては支払った額より受け取る額が多くなります

 

例えば、「昔は若者12人で高齢者1人を支えていた」は誤解

65歳を区切りにして若者高齢者を分けて、1950年は64歳以下の若者12人で、65歳以上の高齢者を支えていたが、

今は2人以下で支える構図なので年金は仕組み的に破綻しているというのは誤りです。

1950年当時の平均寿命は60歳で、64歳だと超高齢者でした。支える構図が現代と大きく異なります

 

結論: 年金の正しい理解自助努力が大切

年金制度絶望するほど悪い状況ではありません。

とても悪い将来予想をしても、厚生年金加入者なら生活費の7割くらいは支えてくれそうです。

国民年金のみの加入者は所得代替率がもう少し下がるので、現役時代により貯蓄や投資資金を増やしましょう。厚生年金より年金保険負担はかなり安いですし。

年金の正しい理解、貯蓄や投資、勤務期間の延長の3つをうまく組み合わせて、老後の備えを整えるのが良いと思います

 

 

 

年金についてもっと知りたい方へ

2024年の財政検証データを見るのが良いです。

◆将来の公的年金財政見通し(財政検証) |厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/zaisei-kensyo/index.html

下の方のショート動画Powerpointをまず観るのがおすすめです。

上の方の資料は詳細なデータ過ぎますが、様々な疑問が解消できると思います

 

 

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以下コメントなどへのお返事です。

 

国の予想なんて甘いから、実際はもっと少子化が進むよ。

5年前の財政検証レポート少子化改善しない場合出生率予想を見ると、この5年間の実際の出生率の方が上回っていました。

5年前の検証では、現実より厳しい予想での検証がされていました。

今回の検証でも出生率がかなり低くなる場合考慮されています

 

インフレ実質的年金額が減るって話

年金の話はすべてインフレ調整済の金額検討されています

年金が積立方式ではなく、割賦方式であることもインフレ対策としては優れています

 

割賦方式と積立方式

積立方式では物価上昇・賃金上昇への対応が困難である事やその他様々な理由で、割賦方式採用されています。単にお金が不足しているからではありません。

世界を見ても見ても積立方式から割賦方式へ変更した国は多いです。現在世界的に割賦方式の方が主流です。

 

平均余命平均寿命の話

平均余命を考えるべきなのはその通り。ただ、65歳まで生きていた人の平均余命は87.5歳で、平均寿命との差は2.9歳と小さな差ですので、今回は話の簡略化のために省略しました。

 

3%運用インフレ率は引いた数字です。オルカン買っとけ。

インフレ率2%、賃金上昇率3.5%、株式収益6-7%と仮定した場合、全世界株や先進国株のインデックス投資を行うことで、インフレ率を引いても4-5%の収益が期待できます。控えめに3%としています。ここで挙げた数字は、ピケティ21世紀の資本データや、GPIFデータなど複数データから出しています。また十分な投資期間が確保できる老後資金なら株式100%のポートフォリオで良いと考えます長期間かけて積み立て、取り崩しも少しずつすれば暴落が数回来ても問題もありません。

 

今後の人口動態の変化や団ジュニアの定年の時はどうなる?考慮済みです。

考慮されています人口バランス一時的に老人側に大きくズレるタイミングに合わせてGPIF資金使用して影響を抑える予定です。

 

障害3級持ちで長生きできない人には無関係?いや、めちゃくちゃ関係あるよ。

厚生年金に加入していた時に発症・受傷していれば、障害厚生年金がもらえます障害年金には最低保証額があり、例えばまだ厚生年金を1,2年しか払っていない若者でも、ずーーーっと期限なしで、約5万円/月の障害年金がもらえます障害治癒しない場合)。

厚生年金に加入できる人をできるだけ増やす事は、労働者障害者になってしまった時に大きな恩恵があります

 

厚生年金お金国民年金の減額を防ぐのに使われている問題

この事による最大の受益者は、実は厚生年金に入っている低~中所得の方です。厚生年金に加入することは、基礎年金国民年金部分)にも加入していることになります特に低所得厚生年金加入者にとっては、この基礎年金部分が占める割合が多いので、基礎年金金額は非常に重要です。

このお金の流れで国民年金加入者だけが得しているように思うのは違いますし、そこで対立を煽っても仕方ありません。

また、国民年金の加入者には不安定雇用者がとても多いです。自営業者は実は25%程度しかいません。雇われているけれども厚生年金に加入できていない方が4割。無職が35%程度です。国民年金生活不安定な方の割合がとても多いので、社会的弱者をどうするかの問題もあります

 

人口動態について触れてない?

人口動態にもっとも影響するのは出生率および寿命ですが、しっかり触れていますよ。

 

年金というギャンブルは胴元が儲かるように出来ているか年金は払い損?

胴元は政府ですが毎年税金を投入して、払い出し金額増やしています雇用主もお金を払ってくれているし。労働者にとてはかなりお得なギャンブルですよ。

 

「支払った額よりも多く受け取れる」という事自体ネズミ講の謳い文句で騙されている。

税金の投入と、GPIF運用のおかげです。

 

就業はしているが所得が十分でない者に対する再分配が不十分で、社会保険の仕組みはむしろ逆進的

特に低所得者が多い国民年金累進課税のしっかり効いている税金を使うことで、再分配がある程度実現されていると考えます

 

わかるんだけどなんでそんな先やジジイになったこと考えて毎日働かないといけないんだろうね

公的年金制度がしっかりしている事を理解しないと、老後不安を煽った悪質な投資に騙されやすくなります。悪質な不動産セールスに引っかかって、老後安泰のために超高額ワンルームマンション投資をして、借金を背負ったりしてしまます

 

長生きすれば得、早いと損のギャンブル強制なんておかし

年金は、長生きしてしまっても困らないようにする保険制度です。

 

2030年代に年金半額3万円になる!?

2030年は、現在14歳の人が20歳になって年金払い始めるくらいの近い未来なので。人口構成はほぼわかっていますし、現在給付水準は大きな変化がない事もほぼ確定しています

その話をどこで聞かれたのかよろしければ教えて下さい。

 

1950年代は12人で支えての誤りがよくわからない。

その当時は年金支給開始年齢が低かったです。63歳で年金もらっている人が支える側の12人の中に入っていて、支える側が実態より多くなっています。支えられる側の数が少なくなっています。その当時も、もっと少ない現役世代の人数で、年金生活者を支えていました。

持ち家購入って、何かあるとすぐに無理になる。

無理になるのはローンを組む事なので、定年前後に安い中古物件を一括で買うのを目標にしてみては。

2024-11-16

anond:20241116231106

消費税が一律である一方で、所得税累進課税との兼ね合いで、より高所得者の方が額の大小が大きくなるということだろうけど

それを加味した上でも比率で見ると低所得者へのがインパクトがあるからなあという点がどうしても

あと、まあ今の案だと減税が不十分だから給付しろみたいなのはわかるが

高所得者の減税が大きくなりすぎるのを警戒するなら累進的に控除下げたりしたらダメなんだろうか

確か今でも2500万を超えたらなしとかあるんじゃなかったっけ

2024-11-07

anond:20241107160906

富裕層の人と貧乏の人が無人島に行ったとします。

その2人の暮らしほとんど変わりません。

ではなぜ社会ではものすごい格差ができるのか。

それは富裕層富裕層でいられるのは人口依存してるからですね。

なので、富裕層の人は社会運営費負担してください。

こういう累進課税の初歩がわからないほど馬鹿になってしまったのが現代社会ネオリベなんですよね。

2024-11-03

基礎控除増やしたら金持ちの方が減税額大きくなる」のが嫌なら基礎控除税額控除にすればいいだけやろうにな

そもそも年収の壁対策として所得控除増やして課税最低限引き上げる」という話自体税制への誤解に基づくものだが

日本税制所得格差を縮小する効果が小さい点は問題と言えるから高所得者課税額があまり変わらないように

税額控除の額と累進課税の税率階段調整して課税最低限を引き上げれば済む話

2024-10-18

選挙区にまともな人がいない

自民党おじさん、共産党おじさん、公約矛盾が見られるやる気しかなさそうな若手(格差社会を無くすとか言いつつ、累進課税緩和とか言ってる)、公明党おばさん

消去法で3番目の若手しかいないけど不安しかない。

2024-10-15

立憲民主党金融課税強化案について

10月14日テレビでの野田氏の発言と、政策集を確認して、立憲民主党金融所得課税について考えてみました。

結論としては金融所得課税25%の話は、野田さんの発言配慮が不足していると思いました。

 

個人的意見としてはもう少し累進課税を強化しても良いけど、個人投資応援してほしいと思っています

 

野田氏の25%の発言について

https://www.youtube.com/watch?v=niFpdFSaSVU&t=1602s

 

立憲民主党 政策2024 - 立憲民主党

https://cdp-japan.jp/visions/policies2024

 

立憲民主党政策集の文言問題ない

金融所得課税について、当面は分離課税のまま超過累進税率を導入し、中長期的には総合課税します。」

超過累進税率というのは、一定金額で区切って税率を上げるって意味

例えば、年間2000万円以下の株式譲渡益の特定口座の税率は20%、それを超えると25%のような制度

そういうようにすれば税の不公平是正されるし、一般人にとっては別に問題ない。

 

野田さんは「一定以上の金融所得があった場合」と一言いえばよかったのにと思う。

 

海外金融課税の状況

主要国における株式譲渡課税概要

https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/income/kabu04.pdf

ある程度以上であれば、25%程度の課税されるのは別におかしなことではない。

 

 

その他投資について気になったこ

NISAについて

立憲民主党政策集にはNISAについてほとんど何も書かれていない。金融所得課税対象としてNISAを考えているかどうかさえわからないし、NISAを今後どうしたいかもわからない。

せめて、NISAについては今回の金融所得課税強化の対象である事は書いてほしい。

 

立憲民主党年金運用株式を減らす

年金積立金の運用被保険者利益、確実性を考慮し、運用割合が倍増された株への投資を減らします。ただし、10 年間については市場等に与える影響等を考慮した経過措置を設けます。」

 

現在は、GPIF運用株式への割合を増やした結果、基金も順調に増えて、今後の年金給付の減少をある程度食い止められている状況。

今後も、株式一定投資継続する前提で年金財政シミュレーションはされている。 

今後株式への投資を減らす事は、今後の年金給付が減少する可能性が高くなりますが、どうするのか対案がない。

 

他国の状況と比較すると、GPIF株式50%程度での運用は決して株式比率が高すぎるわけではないとは思いますし、あえて下げるのであればもう少し説明必要だなあと思いました。

 

その他政策集を読んでも、全体的に株式投資に対して前向きな説明ほとんどなく、NISAiDeCoを使って老後の備えをしようとしている人への配慮がもう少し欲しいと思いました。

既定路線になっている会社員iDeCo増額、特別法人税の廃止については書かれていましたが)

 

石破氏の金融所得課税についての説明

https://www.youtube.com/watch?v=niFpdFSaSVU&t=1482s

面白さには欠けますが、ボロを出さずに、比較的うまく説明したなあという印象。

---

ちょっと反応があったので、追記

これを書いたきっかけは、党首説明が下手だったので。

税率25%の発言を見てどうせ悪意のある切り抜きだろうと思って、YouTube発言(数分で見れるから見てほしい)を見たら、説明が下手だなあと思いました。

 

テレビ番組で想定される質問くらいもうちょっと準備しといて欲しいと思った。特に自分の苦手分野については。

普通企業なら広報や裏方が頑張って、社長の弱点を隠し立派に見えるように、もっと洗練された想定問答集を作ったり応答の練習したりするよ。

 

悪い話を具体的に述べて、良い話はふんわりしていて、話し方が下手だなあと思った。(逆の方が良い)

例えば、現役世代の将来の老後生不安を多少解消する具体案とかもっと話したらよかったのに。

  

(ちなみに金融所得課税強化についてはみなさんのコメントとおり一般人にも影響あるかもしれないですね。慎重に決めるべき話ですね。)

anond:20241015130547

資産税の実効税率はかなり低いんだよね。

年収2億で所得税累進課税頭打ちになって、資産所得税の分離課税のおかげで実質的には税率減になる「所得税金持ち割」があるからね。

2024-10-05

マイナ保険証問題の唯一のイケてる解決

マイナ保険証問題の一つは、マイナカードを持っていても券面に保険証情報がないか保険に加入しているかどうかがわからないこと。

これを解決する一番の方法は「マイナカードを持っている=健康保険に加入している」という状態にしてしまうこと。

すなわち、健康保険税金化による一本化。

そもそも、職域や自治体ごとに健康保険組合があって、互いに厄介者子供や老人、病人)を押し付けあっているのがおかしいのであって、健康保険を国で一本化して健康保険税金化してしまえば、マイナ保険証の紐付けなんていう問題解決する。

ついでに、健康保険税を所得税のように上限なしの累進課税にして、金融所得にも賦課するようにすれば、社会保険料の逆進性の問題解決する。

2024-09-25

政府免罪符を配るべき

累進課税への不満を軽減するために

納税額に応じて免罪符をくばるべき。

金持ちに多く納税してもらう仕組みはいろいろな観点から必要だが

金持ち側に不満がたまるのも事実

よって金で買えないメリット提供することで喜んで納税する構図にするのが良いと思う。

もちろん免罪符活用で金が稼げるとループしてしまうからよくないし、殺人を免罪するのも倫理的に不味い。

免罪対象吟味必要だ。

たとえば免罪符を使うことで自宅の建蔽率を超過できるだとか

ちんちん丸出しで往来を出歩いていいとかそのあたりだ

これは世界を救うぞ

2024-09-24

元増田さんの世帯年収帯は増税が良いと思うanond:20240924115307

累進課税で少しずつ税率が上がっていくとしたら、世帯年収800-1000万円あたりはもう少し増税したほうがバランスが良いと思う。

年収層はさらなる減税か恒久的な手当を考えたほうが良い。

 

扶養しているこどもについては税控除より手当の方が良い

元増田さんが書いている控除枠って低所得者にはメリットが少なく、高所得者ほど得になる。

こどもを育てるのには親の所得関係なく一定お金がかかるわけだし、控除よりは手当で考えたほうが良い。

必要であれば控除を創設するより、こども手当を増額する方が低所得者に優しくて良い。

高所得者にとっては税控除の方がメリットが大きいだろうけど)

 

年収世帯への手当は増額したほうが良い

年収世帯への手当をもう少し増やしてあげないと生活が厳しいと思う。

一時的な減税や給付を時々行っているけど、これでは安心して生活できない。

特に年収世帯生活生活不安定なわけだし、制度として毎年確実にもらえる手当を増額すべき。

 

手当の所得制限の上限の撤廃

良いと思う。

現状の手当って、ある年収を境に急にもらえる/もらえない変化して、実質税率が急に変化するので上限の撤廃はしたほうが良いと思う。

このため年収1300-2000万円あたりの世帯の実質税率が重くなっている(対象となる世帯は少ないと思いますが)

累進課税については、所得税などのなだらかに変化する税制の方で、精緻に行なうべき。

 

元増田さんの年収帯は増税したほうがバランスが良い。

理想的累進課税制度は、年収が上がると実質的な税率が少しずつ上っていくのが望ましい。

ただし現状は世帯年収800-1000万円あたりでは、各種手当は上限以下でもらえるし、税率もあまり変化せず実質的に税率がやや優遇されている。

このあたりの年収帯の所得税の累進課税はやや強化して、増税をするとバランスが良くなる。

 

各種手当の上限撤廃による給付増加や低所得者への永続的な給付増加を、この年収帯の増税でまかなうようにすれば、国の収支としても問題がいない。

 

ずるい・ずるくないって話には意味がない。

ずるいってのは、相手への攻撃性が含まれ言葉なので議論の前提として違う言葉の方が良い。

税制については不公平でなく公正に決めるべきだと思う。

  

人って客観的になれないものだなあと思う。

元増田さんは自分属性の層に対して有利な事をたくさん並べていて、公正な視点に欠けているなあと思ったので書いてみました。

その自覚があるのなら良いけど。

専業主婦VSワーママとか、労働人口不足とか

最近多いよね。最近アツいのは3号廃止とか。

Xだとしがらみを感じるので自分の考えの整理のためにここに書こうかなと。

基本的な私の考えについて

私の属性
基本的な考え

専業主婦が税優遇される必要はないです。それよりも子ども1名あたりの税控除などが必要だと考えます。は国の労働人口不足が大きいと考えており、理由はこの後トピックス毎に記載します。

各考えの論拠については曖昧な点も多いので、詳しい方、違う意見の方はコメントいただけると嬉しいです。

専業主婦VSワーママ最近トピック

年収500万*2馬力世帯年収1,000万円*1馬力世帯に比べてずるいか

所得税その他控除が1,000万円1馬力世帯の方が多いことが気に入らないという話。

これって累進課税がずるいって言ってるの?だとすれば当たり前だけど、ずるくないです。確かに私自身にも累進課税えぐいなーという体感はあるが累進課税なくして幸せになる世帯なんかほとんどないだろと思っている。(貧富の差が開いて幸せになる人間ってほとんどいない)

それとも1,000万円1馬力世帯は500万円*2馬力世帯に比べて多くの税金を支払っているので偉いという話なのか。

偉いわけないだろというのが私の意見

現在労働人口不足ってまじで半端なくて、1名のフルタイム労働者時短でも)を支出している世帯に対して数百万税金を多く支出したくらいで補填できるわけがない。

前提として一般的年収1,000万円の労働者から年収500万円の労働者2名分労働力は発生していないと考えています。当たり前だろ。現在の深刻な労働人口不足に対してそれらの通貨価値市場重要にはかなり乖離があって、労働人口不足な職種の平均賃金予算を用意しても必要な人数の労働者雇用する事はできない場合が多い。だから労働人数の差は累進課税程度の通貨では補填できない程に社会的価値の差があると考える。

第3号被保険者廃止についてとか

第3号被保険者、まあ国が豊かで多くの人が現在保険料支出額に疑問がなければあってもいいのでは、と思う。ただ現状の日本でそう思っている人間はごく僅かであるためただただ不均衡を生むこのシステム廃止したら良いと思っている。私は現在日本には専業主婦世帯積極的支援する体力はないと考えているので。

セーフティネット必要なのは有職者の妻(夫)だけじゃないです。本当にそれで暮らせなくなるのであれば生活保護でも受けたらええ。これに文句を言っている大半の世帯生活保護を受けるレベルではないと考えています

所得制限について

うちはほとんど所得制限世帯ではないですが、これは廃止したら良いと思っています

これで節税される通貨国民意識の分断が割に合っていないと感じるので。この仕組みで旨味を感じられる人が少なすぎる。

まとめ

まじで賃金などを無視したピュア労働力というのが軽んじられ過ぎている。資本主義が悪いんか?

平日道歩いてて分からんの?電線直してるのも水道管整備しているのも40代後半~50代のおじさんばっかじゃん(後最近私が見たのは高校卒業する齢になっていなさそうな男の子)。コンビニファミレス日本人のアルバイトだけじゃ回ってない。

こんな状況で国が専業主婦を増やしたいなんて考えるはずないじゃろ。子どもが産まれていないのと同じくらい今後20年で働く人が足りてないんだよ。自分の社保険料分くらいは労働してほしいて当たり前なんだよね。

そりゃ子どもには何でも与えてあげたいっていうのは分かるのだけれど、労働人口が足りないあらゆる結果は子どもの為になりません。子どもは大切ですが国も個人も与えられるリソースは有限です。

労働人口不足による移民の大量受け入れ、地方インフラ崩壊、これらが私は一番こわいです。

たかだか年収千万世帯の独力ではこれらの問題から子どもを守ることは不可能であるといった点で、ワーママだろうと専業主婦であろうと運命共同体であるという意識必要かなと考えます

記事への反応を見て

午前中に書いた記事に夜にはいくつかの反応がついてる。はてな匿名ダイアリーって凄いですね。

結構丁寧な反応をいただいたので追記します。

https://anond.hatelabo.jp/20240924122045 について

" 年収1000万の人が1人で行う仕事を行うのに 年収500万の人を2人どころか何人揃えても不可能、ってケースは普通にいくらでもあるかと "

これは資本主義社会における時間あたりの労働生産性の話ですよね。これ適切に言語化できないのですが、今足りていない労働人口ってそれとはちょっと違うと思うんですよね。

ごめんなさい、私の勉強不足です。

https://anond.hatelabo.jp/20240924183327 について

すごく丁寧にありがとうございます。私の視点が欠けている点も含めて納得する事が多いです。

この反応への返信も含めて、このエントリーを書いてよかったです。

" 低年収世帯への手当は増額したほうが良い "

これが欠けた視点の最もたるところかなと思いました。そのとおりです。

" ずるい・ずるくないって話には意味がない。 "

良い人だなと思いました。

https://anond.hatelabo.jp/20240924184519 について

やっぱり3号廃止ってすごくセンシティブな話なんだなと思いました。

乱暴だと言われれば乱暴に言ってしまったので申し訳ないです。

まずこのコメントくださった方と私の感覚に大きな開きがあり、私は専業主婦別に負け組だとは思っていないです。私が2馬力世帯なのは生活の為なのでどう考えても自分が勝っているなどとは思っていないです。(勝ち負けの議論意味がないことはわかった上で)

3号制度への一番の疑問はなぜ有職者の配偶者だけ助ける?という点です。別に私の人生にもあなた人生にも様々な不幸は起こり得ますが、有職配偶者がいるのだとしたらそれだけでそうではない人より恵まれている気がします。仮に有職配偶者を失う話であればここの議論にも乗れません。

てめーも不幸になるかもしれないだろの論調で行くと不幸の底へ向かう早い段階で3号制度じゃ救われなくなると思っており、違う形の方が良いと思っています。また、出生を盾にするのであれば出生に対してボーナスがついた方が良くないですか?

2024-09-20

日本共産党、突如第一党に──悲劇日本政治大転換

「振り返ると、あの時代はやはり、日本近代政治において最も暗い時期だったと思います。」

203X年、政治学者や社会評論家たちは、202X年に起こった日本共産党(JCP)の政権奪取について語る時、その口調には重い沈黙が伴う。彼らは、あの時代がどれほどの混乱と失望に満ちていたか、そしてその後遺症が今なお日本社会に影を落としていることを痛感している。

自民党崩壊国民の「絶望選択

202X年、日本は長年の自民党政権が突如として崩壊し、JCP第一党となった。この大転換の背景には、経済の長期停滞、深まる経済格差、そして自民党政権に対する国民の信頼崩壊があった。特に若者たち未来希望を見出すことができず、自民党保守的政策が彼らの生活改善することはなかった。就職難、住宅価格の高騰、少子化の進行、そして年金問題が絡み合い、多くの若者は「変革」しか道はないと感じていた。

JCP政権を取ったのは、国民積極的共産主義を支持したわけではなく、既存政党絶望した結果です。彼らは、もはや失うものがないと感じていたのです」と、ある政治学者は語る。国民の多くがJCPに託したのは希望ではなく、破壊的な変革によって何かが変わることへの淡い期待だった。しかし、それがどのような結末をもたらすか、誰も理解していなかった。

政権奪取後の初期混乱

JCP政権を取ると、直ちにその理想主義的な政策が打ち出された。最低賃金の大幅引き上げ、労働者権利強化、累進課税の強化、大企業への規制強化が次々と施行され、政府は「労働者のための新しい時代」を謳い上げた。しかし、その影響はすぐに経済に現れた。中小企業は増大するコスト負担に耐えられず、倒産が相次ぎ、雇用が急激に縮小した。

労働者保護しようとする政策が、逆に労働市場全体を破壊してしまいました。企業資本海外に移し、失業率は急上昇。残された労働者たちは、希望があったはずの政策失望していました」と、当時の経済学者は述懐する。失業者の増加は、JCPが掲げた「平等社会」という理想とは程遠い現実を突きつけ、社会的な混乱が一気に広がった。

外交防衛崩壊

国内経済問題に加えて、JCP外交政策もまた重大な転換点を迎えた。日米安保条約廃止という政策は、彼らが政権を握る前から掲げていたが、政権奪取後にそれが実現に向かって進み始めると、国内外で強い反発が生じた。アメリカ政府日本防衛義務放棄するかのような動きに対し、厳しい態度を取り始め、日本は一気に国際社会から孤立し始めた。

防衛の空白をどう埋めるのか、政府は明確な答えを持っていませんでした。非武装中立を掲げたものの、現実の脅威に対して無策であることが露呈しました」と、元防衛省高官は述べている。中国北朝鮮軍事的脅威が増大する中、日本は自らの安全保障担保できなくなり、防衛力強化に急遽乗り出す必要があったが、それはJCP理念と大きく矛盾していた。

政党内部の分裂と無力化

さらに、JCP内部では早くから対立が生じていた。理想主義を貫こうとする急進派と、現実路線模索する穏健派の間での争いが激化し、党内の団結は次第に崩壊していった。当初、改革旗手として国民の期待を集めたJCPであったが、内部の混乱が続く中で政策一貫性を失い、党内の一部は離党を示唆するに至った。

「党が掲げた理想が実現できず、むしろ国民生活悪化させてしまったという自覚が、党内の若手議員たちに広がり始めました。改革が進まないどころか、全てが行き詰まっていたのです」と、元JCP党員が当時を振り返るように、政党内部での分裂が政権運営に大きな打撃を与えた。

社会失望政治的幻滅

こうした混乱の中で、国民の間には急速に幻滅が広がった。JCP政権に期待をかけていた層は、経済悪化外交問題に直面し、自分たち選択が間違っていたことに気付き始めた。特に地方経済は完全に崩壊状態に陥り、失業率の上昇と福祉の低下が重なり、国民生活は次第に悪化していった。

私たちはあの時、変革が希望になると信じていました。しかし、現実は違った。私たち選択が、むしろ日本さらに苦しめる結果になったのです」と、当時若者だった国民が述べるように、社会全体が「変革の失敗」を痛感するに至った。もはや希望はなく、政治に対する信頼も完全に失われていた。

失われた時代の教訓

「あの時代は、私たちいかに無力だったか象徴している」と、203X年の社会評論家は語る。JCP政権運営は理想現実乖離によって破綻し、日本社会は深刻な分断と停滞に陥った。この経験から得た教訓は、「政治選択いかに国の未来を左右するか」という厳しい現実であり、今後の日本社会がこれを乗り越えるためには、あの「悲しい時代」の失敗を忘れてはならない。

日本があの時、何を失ったのか。そして、それを取り戻すのがいかに難しいか。それを思い出すたび、私は胸が痛むのです」と、識者は静かに言葉を結んだ。

「どうすれば変えられたのか、悔やんでも悔やみきれない」

多くの識者がこのように反省の念を抱きながらも、振り返れば、それはもはや手遅れであることを知っている。あの時、何かが変わっていれば――もっと早くに、目の前の問題が見えていたならば――日本は、異なる未来を手にしていたかもしれない。だが、その「もしも」は、今となっては叶わない夢であり、選び取った結果の重さを受け入れるしかないという現実に、人々は否応なく直面している。

私たちは無力だった。しかし、もっと無力だったのは、あの危機が目前に迫っていたにもかかわらず、誰もがそれを本気で直視しようとしなかったことです。無知や油断、そして過信が日本をあの道へと進ませたのです。」

振り返って見えるのは、自らが選び取った決断の結果であり、それを避けることができたはずだという後悔の念に駆られた国民の姿だ。もしも当時、もっと冷静に、もっと現実を見つめていたら――この反省未来日本に引き継がれなければならない。

屈辱と後悔、それが我々の未来への教訓である

識者はそう締めくくりながらも、その言葉には、深い屈辱悔恨がにじんでいた。失われた時代に何もできなかった無力感が、未来への一歩を踏み出すべき教訓として刻み込まれた。そしてそれは、次の世代に託された希望への道標となることを願っているかのように、静かに語られていた。

2024-09-06

anond:20240906115024

男性専用サウナ放置してレディースデーを叩く

そもそも提供しなければ差別ではないと考えているのだろうか

牛角女性専用焼き肉屋オープンするなら勝手だと思う

そもそも世の中には男性専用施設より女性専用施設のほうがはるかに多い

長寿女性年金多く払えと言い出す

税金など含めても男性が不利にならないとでも考えているのだろうか

意味が解らない

なぜ男性が不利になるんだ?

男性のほうが所得が高いから、という意味ならもう累進課税がある

男性黒人に例えるのが好き

黒人と違って男性はずっと政権を握ってきた側なのだ

政権

もしかして選挙権を持たない方?

男女の投票の結果、日本の政治家が決まるんだぞ

しろ寿命関係女性有権者のほうが多い

2024-09-02

anond:20240902123638

中抜きとか優越的地位による圧力とかの問題解決するために累進課税とか使うのは乱暴ではあるがわりとアリなんじゃないかと思った。

民間搾取があっても政府税金取り立ててちゃんと再分配するなら全体としては搾取問題は緩和されるはず。

2024-08-18

政治の左右って何? メディアはどっち?

政治的な「左右」とは、政治的イデオロギー立場を示すために使われる一般的用語です。「左」と「右」は、それぞれ異なる政治的価値観政策方向性を表します。この分類は、フランス革命期の議会座席配置に由来しており、そこから広く使用されるようになりました。

※この「左右」の分類は、国や文化によって多少異なる場合がありますが、一般的には上記のような特徴で分類されます

政治的な「左」(リベラル進歩主義)

1.基本的価値観:

2.主な政策立場:

3.例:

政治的な「右」(保守主義自由主義)

1.基本的価値観:

2.主な政策立場:

3.例:

メディアはどっち?

アメリカ日本メディア間のニュース提携の一覧化してみました。

ニュース提携の例

1.NHK (日本) と CNN (アメリカ)

2.朝日新聞 :tv asahi(日本) と ABCニュース (アメリカ)

3.毎日新聞 :TBS (日本) と CBS (アメリカ)

4.産経新聞:フジテレビ (日本) と Fox News (アメリカ)

5.読売新聞:日テレ (日本) と The New York Times (アメリカ)

6.共同通信社 (日本) と Associated Press (AP, アメリカ)

フジテレビトランプ支持派、日テレTBStv asahiハリス支持派ってことになるのかな。

anond:20240818084257

一般的な(超富裕層でない)相続の税収が低いのはいいことじゃん

累進課税基礎控除ちゃん機能してるってことでしょ

anond:20240818001406

反論投稿しかないようなので、一応支持を表明しておく。

個人的にはこれが割としっくりくる話だなって思った。

地方公共団体には通貨発行権がないから、税金運営費徴収しているという概念であってると思う。

ファンクラブという解説はその意味ではあってるかな。

そこで行われる政策ファンだと住人として住み着き、そしてその運営費税金という形で支払う。

地方公共団体財政家計メタファーでも問題ない。

地方公共団体は下手したら夕張市みたいに破綻する。

収入税金寄付金施設利用料、罰金配当・利息などだろうけれど、大抵は税金が一番大きいだろうと思う。

ただ、これが国になると話は違う。

国には通貨発行権があるからやろうと思えばいくらでも通貨を発行できる。

単に徴税しなければお金は市中にどんどん増えていくだろうし、インフレ誘導できる。

その意味で言えば税金インフレ抑制策という概念妥当だと思う。

まあ、その解釈をすると所得税とか相続税とかの累進課税は働きすぎるな、子に美田は残すないたいな意味になるんだろうけれどね。

消費税ももの買うなって意味になると思うんだ。

というわけで、今の税制はみんなに投資による不労所得お勧めしている気がするんだけれど、その理解Ok?

2024-08-17

anond:20240726003809

収入資産じゃなくて年齢で税金かけて欲しい

65歳以上に資産税を一億以上から累進課税すれば老人内で公助できるし生前贈与とかも進んで金が若者に流れそう

2024-08-14

累進課税ってやばくね?

必死に働いた結果、払う税金けが増えていくこの制度に嫌気が差した。

自分語りでもしてみるか。スマホで一発書き。

読みやすさ重視で、若干脚色いれるぞ。

オレは田舎高卒家系に生まれた。ジアタマってのは無かったけど、勝ち組になりたい一心一浪して理2に入った。

トーダイセーになったら無条件で勝ちかと思ってたのに、さらに、ジョーホー系ってヤツに進振りで行く必要があると知った。うんざりした。

引き続き勉強した。名門校の奴らに数理能力で及ばず、絶望して、寝れない日々を過ごした。この頃鬱病と診断された。ただ、滑り込むことはできた。

書くのも疲れたな。まぁ同じノリで博士前期まで終了して(後期は諦めた)、データサイエンティストというやつになった。これが稼げるらしいと聞いたから。

とにかく、学生時代を振り返ると、

向き不向きってのは(あえて)考えず、勝ち組/金持ちになれると聞いた道に全力投球してきた人生だった。

社会人になった。

これまで、全ての勝負に勝ってきたのに金持ちになる未来が見えなくて絶望した。今の給料ではタワマンに住めない。

もう一踏ん張りしてみるかとおもって、仕事に熱中した。データサイエンティストっていうと聞こえはいいけど、ほとんどコンサルみたいなもんで、ストレスしかまらんかった。けど耐えた。副業も沢山した。

3年目で年収が1500万円を超えた、

サラリーマンの上限はこのくらいだと聞いて絶望した(歩合は知らん)。生まれ育った環境と、生活水準ほとんど変化がなかった。素直に驚いた。

このころ、飲み会でバックオフィス女性に、

給与水準が異なるってことで、八つ当たりを受けた。

どうやら、人には向き不向き、とやらがあるのに、その特性に応じて給料が変わるのは不平等らしい。

オレは、持つもの/持たざるもので、分けるとしたら後者位置すると思っていた。

しろ、その壁に立ち向っていく者、として仲間(後者派閥から称賛されるとすら思っていたから、前者として憎悪されることがあると知ってショックだった。

つーか、サラリーマンしてる時点でお前と生活大きく変わらんだろ。流石に口に出さなかったけどさ。

まとまりなくなってきたけど、つまり

オレのアイデンティティがわからなくなった。

全方位から否定された気分だった。

 (東京に住み続けられるかさえ怪しい)

な? 

せめて、シコシコ努力副業と読み替えてもいいぞ)で稼いだ分くらいそのまま懐に入れさせてほしいよ。

くらいにはなりてえよ。

ちょっと努力が報われる世界になろうぜ、

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