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2025-02-26

anond:20250226153518

ここでリフレ派の怨敵・白川悪魔将軍言葉を振り返ろう


論点2%のインフレ目標は正しいのか?

イギリス貴族院経済問題委員会で 開催された量的緩和策(QE)に関する公聴会での議員らと白川方明前日銀総裁質疑応答

https://www.tokyotanshi.co.jp:443/kato_report_doc/TW2106SP2d.pdf

リビングストーン卿:「あなたは中銀がインフレ目標を達成できていない問題言及した。中銀がただひとつインフレ目標を目指すことは正しいと思うか?平均式でいくべきか?実際のところ、2%は今後も正しい数字なのだろうか?」

白川

・私はこの局面で 2%目標修正することはあまり好きではない。ただしその理由は、2%が適切で神聖数字だと信じているからではなく、本気で今の金融緩和を続けていれば 2%を達成できると信じているからでもない。

・実のところ、もし私がインフレ目標最初から設定できる立場にいたとしたら、2%目標は好まなかっただろう。

・私が 2%目標修正を支持しない重要理由は、正しい数字が何なのかを我々が知らないことにある。より正確に言えば、金融政策をまとめる際にインフレ数字をどのように取り扱うべきなのか我々には分かっていない。

・2%目標一般的根拠には、2つの部分がある。

ひとつめのポイントは、インフレの計測には上方バイアス存在する、というものだ。もし我々が 0%インフレを達成しようとするなら、小さめのプラス数字目標にすべき、という意味である

バイアス上方なのか下方なのか私には分からない。物価統計品質調整されている。しかし、品質変化の測定は本当に困難な作業だ。スマートフォン品質変化を毎月計測することは可能だとあなたは本当に信じることができるだろうか?

・この問題を脇におくとしても、ダイナミック・プライシング無料サービスが広がっている時代において、個々の品目の価格をどうすれば認識できるのだろうか?

・2%を正当化することは難しいが、同様に 1%または 3%を正当化することも難しい。

・正直に答えるなら、インフレ率を測定することは、標準的政策論議仮定する範囲においては、厳格な科学とはいえない。

・2%目標の2つめの根拠は、政策バッファー余地)の必要性である(注:政策金利ゼロ%または若干のマイナスになると追加緩和が実際上難しくなるため、平常時はインフレ率および政策金利をある程度のプラスの水準に維持しておくべきという考え方)。私はこれに対しても懐疑的だ。

・例えば、中銀デジタル通貨が導入されて、ゼロ金利制約が存在しない状況にあるとしよう(注:政策バッファーいくらでも存在する状況)。

・この仮定のケースにおいて、我々は金利を深いマイナス、例えば、5%や 10%のマイナスに引き下げることができる。

(注:中銀が当座預金や中銀デジタル通貨にそういった深いマイナス金利をかけていく場合民間金融機関収益確保のために顧客預金口座にマイナス金利適用せざるを得なくなる。その際、中銀が現金を全廃していれば、現金を引き出すという預金者にとっての“逃げ道”は塞がれるため、中銀は政策金利理屈いくらでも引き下げることができる。)

しかし、これは問題解決するだろうか?それによって起きることは、支出タイミングを動かすに過ぎない。支出の総計を動かすことにはならない(注:マイナス金利を大きく深掘りしていったとしても、「需要の前借り」を起こすに過ぎない)。

・より根本的な課題として、インフレの変化は、中銀の金融政策運営にとっての合理的ガイドになり得るのだろうか?

パウエル FRB 議長はほぼ 3 年前にこう言っていた。「原因が何であれ、過去 2 度のリセッションを招いた安定性を損なった行き過ぎは、主として金融市場から来たものであり、インフレから来たものではなかったように見える。すなわち、リスクマネージメントにとっては、インフレよりも(金融市場における)行き過ぎの兆候の方が重要となる」。

・私は彼の見方に完全に同意する。ただし私は、物価の安定は金融政策目的ではない、と言っているのではない。

ポイントは、もし我々が、2 年や 3 年といった短い時間枠の中で特定インフレ率を達成することに執着するならば、経済金融市場で起きていることの全体感を見失うことになる。それは長期的にはマクロ経済不安定性を増大させることにつながり得る。

重要なことは、具体的な政策の枠組みにおいてそういった考えをどのように運用するかであって、2%目標をいじったり、平均インフレ目標のようなものを導入したりすることではない。

2025-02-11

再審論議

再審もっと早くということをニュースでいってますが、

そもそも冤罪をなくすほうがまず一番では。

警察捜査検察起訴などがきちんとやられていればほとんどの再審事件では

問題なく、もし再審を早くというのは量刑の誤りくらいではないでしょうか?

もちろん再審制度は大切です。しかし、大抵は長期化した結果真犯人も見つからないという大きな社会的不正義が起こっていることになっていることも忘れてはならないのではないでしょうか。

2025-02-07

anond:20250207145649

予測も立てておこう。

石丸氏の今後予想される展開(他責パターン

1. 都議選候補者擁立できない or 当選ゼロ

• 「既存選挙制度不公平」「メディアが取り上げなかった」などの言い訳をする

• 「国民がまだ気づいていない」「時間必要」と話を引き延ばす

2. 仮に当選者が出ても、都議会で影響力を持てない

• 「都議会の仕組みが腐っている」「既存政党妨害してくる」と批判を繰り返す

• 実際の政策論議よりも、対立構造を煽る方向にシフト

3. 支持が低迷し、求心力を失う

• 「有権者がまだ変化を求める準備ができていない」と責任転嫁

• 「もっと時間必要」と言いながら、実態のない活動を続ける

過去パターンから見ても「他責」が基本スタンス

安芸高田市長時代議会対立し、「議会が悪い」と強調

都知事選後 → 「166万票の民意があるのに変わらないのは政治のせい」と発言

再生の道の遅れ → 「準備に時間がかかる」と説明しつつ、具体的な遅れの理由は示さな

結論

このままでは、「敵を作って戦うこと」が目的化し、何も実現できないまま終わる可能性が高い ですね。結局、「政治を変える」と言いながら、自分の無力さを他人のせいにして終わる未来 しか見えません。

2025-02-02

anond:20250202193512

じゃあ増田男女平等はやめて男だけ給料高くしましょう党

とか作って出たらいいじゃないの

しないならこの論議に何の意味があるんだ

2025-01-31

魔王城でおやすみって少女漫画っぽかったよね

アニメとても面白かったのに続編なさそうなの残念。

最近少女漫画食われてる論議でふと思い出したけど、魔王城でおやすみは、赤ずきんチャチャとかあの系譜少女漫画ギャグっぽいなぁと思いながら見ていたのを想い出した。

なんかとても懐かしい感じで面白かった。

少女漫画なら悪魔修道士魔王勇者は姫のこと好きになると思うし、脇の女キャラにも恋愛が発生してると思うし、姫に惚れる男に惚れる女悪魔も出てくると思うので、恋愛要素は足りんが。

2025-01-28

フジとか文春とか中居とか、その辺の話題

何を叩いたら良いのかわからなくなってるこの混沌感、長年ネットをやってるけど初めてだな。

ポジションが色々ありすぎて、党派性でも全然語れんしな。オマエ、フジ嫌いじゃなかったんかよってやつが、のらりくらり話してるだけのフジに怒りをぶつけずに昨日の会見で記者を罵ってたり。

何か動きがあるたびに手のひらをクルクルさせてる。

ただ、何を叩いたらいいのかわからないけど、何かを叩き続けないといけないという、悲しい宿命ネット論議なわけで、一体どういう風にこの話題収束するのやら。

でも、この話題党派性が絡まないかレスバがあまり発生しなくて、結構平和話題という一面もあると思う。

anond:20250128112111

まず夫婦別姓同性婚論者がその減らず口を閉じれば国会論議さえしなくて済むからからカネはかからなかったはずだよね笑

2025-01-22

なぜAED論議は盛り上がってしまうのか

女性が倒れた!意識不明だ!AEDがある!周囲に人がいなくてAED救命できるのは自分だけだ!どうする?」みたいな状況になることってないよね。

武装したテロリスト学校占拠した!自由に動けるのはたまたま屋上でサボっていた俺だけだ!どうする!」でテロリスト制圧してヒーローになる中学生妄想よりは現実味のある想定だけど。

2025-01-15

anond:20250114102242

インフルエンザワクチンに関する問題点

第1部 効果限界

□ 予防効果のばらつき

ワクチン有効性は、接種する年や対象集団によって大きく異なります特に高齢者免疫抑制状態にある人々では効果が低いことが多いです。

 例: ワクチン有効性は年によって、10〜60%と大きな幅がある。

□ 抑束変異

インフルエンザウイルスは抑束変異(ドリフトシフト)を頻繁に起こし、予測が外れる場合ワクチン効果が著しく低下します。

第2部 研究デザイン限界

ランダム比較試験の不足

・多くのエビデンスは観察研究モデルシミュレーション依存しており、ランダム比較試験の数は限られています

バイアスリスク

・観察研究では、健康利用者効果(健康な人ほどワクチンを接種しやすい傾向)が結果を残念させる可能性があります

アウトカムの不確定性

臨床試験で用いられるエンドポイント(感染予防、重症化予防、死亡率低下など)の定義や測定方法統一されていないことがあります

第3部 長期的な安全性データ不足

副反応評価

・接種直後の副反応に関するデータ豊富ですが、長期的な影響に関する研究限定的です。

 例: ギラン・バレー症候群(GBS)のような紛らわな副反応リスク評価は難しい。

特定集団でのデータ不足

妊娠婦や小児、特定慣性病患を持つ患者における安全性データが十分でない場合があります

第4部 費用対効果論議

ワクチンコストに見合った効果を得られるかについての論議は続いています感染流行しない年や、予防効果が低い場合には、費用対効果が低下する可能性があります

第5部 社会的倫理的問題

義務接種の是非

ワクチン接種を義務化することの倫理的問題(個人選択権 vs 公衆衛生)。

□ 接種率の偏り

特定地域経済的状況により、接種率に不均衡が生じることがあります

2025-01-13

バスケット宮崎早織選手結婚について(別姓論議

相手センバツ出場投手 結婚発表の女子バスケ宮崎早織榎本に変わりますイベントで生報告

日刊スポーツ2025年1月13日閲覧)

ということだ。

要は国際試合ではパスポート名前と同一にしないとよろしくないので、五輪前に変えにくかったと。

しかし、まあそもそもの本人の”入籍”という言い方もあるのだが、女性が姓を変えるのを当たり前のように考える人たちなのだなあと。

ここで一発スポーツパーソンが結婚しても国際試合名前を変えることも今の制度下では行われるので早く別姓に移行してくれ

といえばとてもよかったとおもいますが、なんだかで、記者もきっとそんな質問しないまたはするとまずい?のでしょうか。

今の法律でも大丈夫説ということだが、やっぱりパスポート名前が変わるといろいろと影響がある人がいるということですよね。

両方の姓が並んで書かれているとまさか国際試合登録をどっちでもOKなどという融通は利かないのではないでしょうか。

おそらくそれはそれで、なんとか-MIYAZAKI SAORIと書かれるんじゃないでしょうか。結局変更されるのですよね。

2024-12-06

チャラ男嫌いなのにチャラ男と付き合ったり性交渉したりしてしまコミュ障非モテ女性は何故そうしたのか

「弱男と比べたらそりゃチャラ男選ぶに決まってんだろ」

みたいな明後日の方向から飛んでくる謎ツッコミで一段落ついてしまってこの疑問について論議に発展する間もなく潰されることがネットではあまりに多すぎる(潰す動機不明なので不気味)。


肝心なのは

チャラ男が女のタイプ全方位に対して強すぎるという点である

チャラ男的な男を毛嫌いしてる、

本心から怖いと思っている、

属性が違いすぎて接していると強いストレスを受け続けてしまう、

こうしたタイプの女までもを手篭めに出来るチャラ男は凄いと思う。


ここからは持論になるのだが、この強さの理由は「チャラ男相手の好みすら変えるほど魅力が強い」とかそういう話ではないと俺は考える。

性交渉交際を迫られたときに「どうしよう困ったな。あーあやだな怖いよお」と感じている女性に「私はこのチャラ男を選ばない、跳ね除ける」という選択肢を取らせないようにする面倒くささや圧がチャラ男にはあるのだと。

これが真相だと思う。




不本意性交渉不本意交際どころか一緒にいて辛いだけの男と不本意結婚すらしてしま女性のなんと多いことか。

まり押されて返せない女性というのは一定割合存在していて、チャラ男という人種は「毅然と跳ね除ける」という選択肢を取らせない効果を及ぼすことが出来る女性タイプバリエーションに富んでいるのだと思う。

こういうこと考えると勃起してしまう。

anond:20241206001729

どの程度増減させるのかだって政策論議やん

そういう機動的な経済調節は現行通り金融政策でやればええ

2024-12-04

anond:20241204005524

ここでリフレ派の怨敵・白川悪魔将軍言葉を振り返ろう


論点2%のインフレ目標は正しいのか?

イギリス貴族院経済問題委員会で 開催された量的緩和策(QE)に関する公聴会での議員らと白川方明前日銀総裁質疑応答

https://www.tokyotanshi.co.jp:443/kato_report_doc/TW2106SP2d.pdf

リビングストーン卿:「あなたは中銀がインフレ目標を達成できていない問題言及した。中銀がただひとつインフレ目標を目指すことは正しいと思うか?平均式でいくべきか?実際のところ、2%は今後も正しい数字なのだろうか?」

白川

・私はこの局面で 2%目標修正することはあまり好きではない。ただしその理由は、2%が適切で神聖数字だと信じているからではなく、本気で今の金融緩和を続けていれば 2%を達成できると信じているからでもない。

・実のところ、もし私がインフレ目標最初から設定できる立場にいたとしたら、2%目標は好まなかっただろう。

・私が 2%目標修正を支持しない重要理由は、正しい数字が何なのかを我々が知らないことにある。より正確に言えば、金融政策をまとめる際にインフレ数字をどのように取り扱うべきなのか我々には分かっていない。

・2%目標一般的根拠には、2つの部分がある。

ひとつめのポイントは、インフレの計測には上方バイアス存在する、というものだ。もし我々が 0%インフレを達成しようとするなら、小さめのプラス数字目標にすべき、という意味である

バイアス上方なのか下方なのか私には分からない。物価統計品質調整されている。しかし、品質変化の測定は本当に困難な作業だ。スマートフォン品質変化を毎月計測することは可能だとあなたは本当に信じることができるだろうか?

・この問題を脇におくとしても、ダイナミック・プライシング無料サービスが広がっている時代において、個々の品目の価格をどうすれば認識できるのだろうか?

・2%を正当化することは難しいが、同様に 1%または 3%を正当化することも難しい。

・正直に答えるなら、インフレ率を測定することは、標準的政策論議仮定する範囲においては、厳格な科学とはいえない。

・2%目標の2つめの根拠は、政策バッファー余地)の必要性である(注:政策金利ゼロ%または若干のマイナスになると追加緩和が実際上難しくなるため、平常時はインフレ率および政策金利をある程度のプラスの水準に維持しておくべきという考え方)。私はこれに対しても懐疑的だ。

・例えば、中銀デジタル通貨が導入されて、ゼロ金利制約が存在しない状況にあるとしよう(注:政策バッファーいくらでも存在する状況)。

・この仮定のケースにおいて、我々は金利を深いマイナス、例えば、5%や 10%のマイナスに引き下げることができる。

(注:中銀が当座預金や中銀デジタル通貨にそういった深いマイナス金利をかけていく場合民間金融機関収益確保のために顧客預金口座にマイナス金利適用せざるを得なくなる。その際、中銀が現金を全廃していれば、現金を引き出すという預金者にとっての“逃げ道”は塞がれるため、中銀は政策金利理屈いくらでも引き下げることができる。)

しかし、これは問題解決するだろうか?それによって起きることは、支出タイミングを動かすに過ぎない。支出の総計を動かすことにはならない(注:マイナス金利を大きく深掘りしていったとしても、「需要の前借り」を起こすに過ぎない)。

・より根本的な課題として、インフレの変化は、中銀の金融政策運営にとっての合理的ガイドになり得るのだろうか?

パウエル FRB 議長はほぼ 3 年前にこう言っていた。「原因が何であれ、過去 2 度のリセッションを招いた安定性を損なった行き過ぎは、主として金融市場から来たものであり、インフレから来たものではなかったように見える。すなわち、リスクマネージメントにとっては、インフレよりも(金融市場における)行き過ぎの兆候の方が重要となる」。

・私は彼の見方に完全に同意する。ただし私は、物価の安定は金融政策目的ではない、と言っているのではない。

ポイントは、もし我々が、2 年や 3 年といった短い時間枠の中で特定インフレ率を達成することに執着するならば、経済金融市場で起きていることの全体感を見失うことになる。それは長期的にはマクロ経済不安定性を増大させることにつながり得る。

重要なことは、具体的な政策の枠組みにおいてそういった考えをどのように運用するかであって、2%目標をいじったり、平均インフレ目標のようなものを導入したりすることではない。

2024-11-09

憂国の手記(2024衆院選に寄せて)

2024年10月27日

兎に角、今回は左右両翼問わず波乱の衆院選だったであろう。

今日という日、日本インターネッツでは左右ともに国を憂う人々で溢れかえっている。

いや、これ自体最近よく言われる「フィルターバブル」だの「エコーチェンバー」だの、言わば「目に見える情報・見たい情報しか手元にない」ことによる認知の歪みかもしれない。YouTube Liveに目をやれば、大手事務所から転生したVTuberデビュー配信の同接が、その他あらゆる政治系その他の配信凌駕している点からしてもそんな感じがする(個人的事務所時代彼女推しの1人だったので複雑だが)。それに、そもそも「左右」の二元的視点政治を見ることへの危険だってある。

そういう話はともかくとしても、ここ最近選挙の度に国を憂う、正確に言えば「対立する政治思想の候補者・それを支持する者の罵倒」でネットの海は溢れかえる

でも、これも必然かもしれない。勝手分析記事を垂れ流している私のこのブログを含め、各個人がOwn Mediaを持つ現代国家による徹底した情報統制がない以上、極端な言葉ネットの海に散乱する状態であっても、ほとんど野放しになっている(侮辱権利侵害といった"規約違反"でしょっ引かれることはあってもそういった事例はほんの一握りにすぎない)。それがこの10数年のインターネッツの内実だと思う。とりわけ政治方面でいえば、日本でのSNS普及が例の民主党政権第2次安倍政権発足あたりと時を同じくしている点から、なんとなしに右派政権vs左派野党対立構造帰着している。

正直言って、現下の日本インターネッツ・それも政治方面においては、左右両翼とも一般庶民仮面を被りながら政治家ないしは外部勢力の息のかかったインフルエンサー複数存在すると私は確信している(そんなニュースあったよね)。何を言っても「拡散」される土壌があるなら倫理上どうであれ使わない手はないだろう。第一、「民主主義」と言えば聞こえはいいが、ネアリーイコール人気投票」のようなものだ。

それに、ここ最近迷惑YouTuberよろしく「見られたもん勝ち」と言わんばかりの過激政治主張が目につく。その市場追い風にしてか、陰謀暴力排外主義を堂々と主張する人達が現れ、そのまま政治家となった者がいる。今年の都知事選なんて特にそう。これまたXで拾った話だが、ある英字の投稿で「候補者ほとんどが民主主義嘲笑っている」と書かれる始末だ。まったく左右に関わらず酷い為体だ。

そんな中で迎えた衆院選。ハッキリ言って今回は過去イチ酷く映った。結果をわざわざここで書くつもりもないが、色んな意味で「あぁ、そんなもんなんだな」と思わされた。

(ここは筆者のプロフポジの紹介なので読み飛ばして頂いて結構28独身会社員。Z世代のハシリあたり。給料は低くはないが見渡せばもっと高給もいる。こんな書き方見りゃキャラの陽陰区別つくっしょ← よくつべに上がってる昔のテレビを見漁ったり。罵倒ばかりの言論界隈にウンザリ。よって裏金はどっちかといえば「そう喚くあなたは?」な立場。それと手取り安保観点で今回比例は国民に入れた)

これはもう風水言いがかりしかないが、バブル崩壊・阪神/東北震災コロナと、国全体が苦境に立たされた場面では必ず政治的混乱がセットにあったように思う。ホント台湾有事やら南海トラフやらどうすんだよ…。

特に台湾侵攻。あるウクライナジャーナリストが言っていたが、「民主主義陣営カンカンガクガクしているうちに専制主義陣営に行動を起こされてしまう」…これまさに、今のNATOロシアウクライナ。ならば台湾中国の傍でカンカンガクガク真っ最中日本、それにアメリカって…西側ブルーチームのいう「ならず者国家」の思う壺じゃないの?

まぁ、「にわとり-たまご」的な話で、そういう混乱に至る史実があったからこそ政治も混乱せざるを得ない状態だったと言われるかもしれないが、とにかく「今の政治体制なら困難を乗り切れる」と思えた試しがない。それに…待てよ、振り返ってみると「政治への"信頼を善しとせず"」みたいな風潮が続いているのかもしれない。「常に疑え」と言わんばかりに。そうでしょマスコミの皆様方。

今はもうネットに限らず、既存大手メディアさえ信じる/信じないの篩のかけ方がものをいう時代。冒頭の話に戻るが、Own Mediaの氾濫する今、「何を信じる/信じない」がその人の社会世間に対する認識を半ば不可逆的に決めてしまう。かくいう私だってそうかもしれない説明が難しいが、あらゆるものに対する漠然とした不信感の中で「これなら信じられる」と思ったものに傾倒してしまう。これ、昔はオウム真理教、今はインターネッツの左右急先鋒による陰謀安倍暗殺をはじめフィジカルに訴える連中、はたまた「闇バイト」と、日本のあらゆる社会問題根本にある気がする。そのうえ、世界を見渡せば目下宗教を巡る戦禍が中東継続中だったり。コミュニティを作ることで生き残ってきた人間生物的・本能的弱みで、昔から何度も言われてきた事だろうが、時折その脆さを嫌と言うほど思い知らされる。

そう、「何を信じる」の話で言えば、現役世代の我々がよく言われる/私自身も自己暗示的に復唱してしま言葉がある。

社会環境がどうであれ、いま自分が出来ることに集中しよう」

会社員である私を含め、一定組織の括りで動いている者にとって、こういう発想は少なくとも間違いではないと思う。そりゃ「仕事邁進する」に文句のつけようもあるまい。が、時折こんな事も思う。

「それを言い訳に、もっと目を向けなければいけない重要問題から逃げてないか?」と。

政治に関心を持たない人達、はたまた選挙投票しない人達理由の1つに「それより私が今抱えている仕事(タスク)をやるのに精一杯」なんて文句がある。ああ、国として今何をしなければならないか、そういう事を考える余裕は「ニュースを見る時間のある」人にしかないのだろうか。はたまた、そのニュース記事を作っている人達も、ひょっとして「もっと伝えたい事があるのに、仕事としてやらなきゃいけないから…」なんて思っていたりしてないかしら?

恐らく少子化も「こんなしんどいのに結婚子育てなんて出来ない、それよりも今の自分がやるべきことを」の積み重ねから来る話だと思うし、とりわけ筆者はこういう目線安全保障の話を積極的にしなければならないと思う。ノーベル平和賞取った被団協の方々には土下座ものだが、リアルに核の恐喝が罷り通ってる今、9条信奉のようなユートピアニズムは文字通りの「無力」だ。特に政権を担う政治家にはリアリストであって欲しいと私は強く願う。

地震戦争、片方は人の手で起きるとはいえ、今やどっちも「いつ起こるかわからない/いつ起きてもおかしくない」と思いさえする。「自分1人で何も出来ないくせに考えすぎだ」と人に言われるが、少なくとも国の意思決定を左右する政治家の先生方にはこの手の話をしっかり真面目に考えて頂きたい。

そしてこの際もう1つ、過去歴史や目下の国内外の情勢を見渡していて、文明社会ゆっくりと衰退させているもの何となく分かった気がしたので、ここで書き留めておく。

被害者意識」。

無論、現にいじめ差別その他ハラスメント、あるいは災害を被っている人々に対して、その心痛を突っぱねる意図はないし、適切な保護をするべきだと思う。が、現代はその「被害者」たることを訴える主張が拡声器のように周囲の音響支配し、それを基準社会が目まぐるしく動かされている気がする。で、そうして変わった社会全体最適となるような良い結果をもたらすか…と言われるとクエスチョンが残る事もある。

例えば「働き方改革」。やり甲斐の有無にかかわらず身柄を拘束され、なりふり構わぬ檄を喰らう辛さは、自分だって現役世代、大いに同情する。が、それに対応した結果起きたのが「物流2024年問題」であり、運送コスト上昇は今の物価高の一因となっている。それに、逆にハラスメントを訴えられるリスク待遇の不釣り合いを嫌ってか管理職志望の社員が減り、少子化も相まって人手不足倒産が増加中とか(環境変化に適応できなかった会社が悪いという見方もある)。

もう1つは「ダイバーシティ」。差別偏見をなくし、多種多様な人々の「違い」を受け入れる…理屈結構な話。だが、それで今揉めているのが「移民問題。一度異文化を受容したはいいけど、かえってその痛みを訴える人は地域職種を問わず跡を絶たない。ヨーロッパなんて極右が台頭する始末だから

だがこの「被害者意識」、一言でいえば「かなり根深い」。

まり、「しんどい」「つらい」という主張ゆえ、先述の通りむやみに突っぱねる事は出来ない(それどころか、理解を示さなければ当人がより破滅的な行動を起こすことだってある)。同時に、その被害者意識と醸成に至るまでの背景には本人なりの因果関係論理があるし、訴えを一読すれば、同情する/しないは別としても少なくとも一定のつながりを見出すことができる。が、我々は得てしてその時の感情につられて「加害者とされた側」の論理を見落としてしまう。決してこれは危害を加えている人を擁護する目的で言っている事ではないが、要は「論理は1つだけではない」ことを机上の理屈としては理解したつもりでも、感情では「真理」を追い求め、「悪者」を特定・はたまた無理矢理にでも作りにかかってしまう。ここに怖さがある。

これが、現代言論空間跋扈する陰謀論、あるいは紛争当事国で現に起きている。戦争なんて酷いものだよ。どっちも「自衛のため」っていうんだから

まぁ「被害者意識」と仰々しく言っているが、噛み砕いていえば、「こんなにしんどい思いをしているのに報われないのはおかしい!/こんな仕打ちをしてくるなんてひどい!」、さらに端折っていえば「私の苦しみを理解してくれ!」といった、悲鳴慟哭・喚きの一種である。これまたコミュニティを作ることでしか生存できない人間の「動物本能」の一部なのかもしれない。それゆえ、今後も色んな場面で目にすると思うが、それにどう反応し、対処していくかは、高等動物として会得した知識と理性にしたがって冷静に判断したいところ。

・・・と、ここまで選挙を機に自分なりに考えた今の社会世界の歪みをつらつらと綴ってきた。「自由選挙」が出来る民主主義は恵まれているようで、分断やレッテルの張り合い、そして今はノイジーマイノリティといった弱点が露呈している。だけど、野田さんがいう「不完全」な状態でありながらも、こう徒然なるままに憂国の情を書けることは、やっぱり恵まれた国なのかもしれない。でも、そんな国を取り巻く環境はやっぱり厳しいし、向いてる方向は違ってもそこは日本人みな理解してるんじゃないかな。

もう1回言う。私も有権者の1人として政治に参加させてもらいましたので、政治家の先生方は他人の足を引っ張ったり悪者を作ったりしてないで、真剣に国について議論してください。

最後に、ここまで書いた私の文章も、究極的には一個人稚拙な雑感に過ぎず、共感する/しないは個々人の価値観次第であることを付け加えておきます。というか、こう書くことさえ「主語を大きくしておきながら"個人の感想です"とか言って責任から逃げやがって」とか「善人ぶるな」という自己批判が出来てしまうな…やはりインターネッツはもとよりメディアに毒されすぎたか

まぁ、仮にも「自由民主主義の国」の一員として生をうけた者として、そこは(節度をもって)大いに論議してください。気の済むまで。

・・・私は脱稿して少しは気が済みましたっ!笑

2024-11-07

anond:20241106232300

「なんであんなのを候補にしたのか」

バイデン爺さんが最期まで出馬する気満々で、土壇場でバトンタッチ出来るのがハリスしかいなかったから」が理由らしいぞ

既にバイデンのために集まっていた選挙資金合法的に受け継ぐことが出来たのはハリスだけだった

民主党大会やってないかちゃん政策論議も出来てなかった 中身のある候補を立てられなかった 

何もかも耄碌した大統領責任です

2024-08-13

anond:20240813121205

そもそも欧米とひとくくりにするのも間違っています。国によって状況は違いますし、数年ごとに状況も変わっていきますアメリカでは二極化が激しい状況下にあり、主流かどうか決めることは不可能です。また、主流かどうかによって正しいかどうかが変わる訳ではないと思います

そして何よりも、人の生き方を、税金を上げるか下げるかといった政治論議の中に組み込むことが許されるのでしょうか?

2024-07-26

anond:20240726160935

んなこたねーぞ

IQは金がなくても豚みたいにいっぱい生むから

https://otonasalone.jp/18026/

子どもを産まない女性と知性との因果関係を指摘したのは、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス進化心理学者・金沢博士。英National Child Development Studyのデータ経済および教育から分析したところ、女性IQが15ポイントアップするごとに、子どもが欲しいという欲求は25%ずつ低下することが判明。

>つまり出産意欲がない女性の方がIQは高いとの研究結果が2013年に発表された。問題発言だとの批判を受け、論議を巻き起こしたが、他にも出産IQに関する研究はいくつかある。

2024-07-13

X(旧Twitter)の現代音楽論議

某氏のX(Twitter)をみていると、片山坊をめぐっていろいろと投稿されているらしい。

ちょっとびっくりなのは、どうも某片山K○(おーではありませんまるです)のひとを音楽学者といっているひとがいるようだということです。

このひとの書いているものや話しているのはあくまでも愛好者としてかたっているだけで、別に”学”として語っているわけではないでしょう。

あえていえば、この方の専門らしい歴史的方法にたっているのかもしれませんが、結構適当なところもあるので、歴史学でもなさそうです。

あえていえば政治学的なのかもしれませんが。

まあ高橋悠治氏はこのひとのことを”右翼”とひとことでいっていますが、そういうことで特徴づけるのもいいのかなあという人だと思われます

2024-07-05

クマポスターの件

秋田の熊注意喚起ポスターかわいすぎる話のやついまフジ夕方ニュース特集でやってたんだけど。

テロップとか言葉選びがいかにも大問題でああやっちまったなあみたいな作り方で、悪意あるなーて感じ。

地元の人の反応はその番組作りよりだいぶソフトだった。

あら上手!とか注意は伝わるよとかね。

非難とか論議呼ぶとかそんな感じじゃない。

見たら在住の県職員が描いてるって。

職員から当然無償で描いてるんだろうよ。

かにかわいい絵だし表現だけど全国ニュースで不穏な音楽と一緒にあんなふうに大々的に言われるもんじゃないと思った。

プロ仕事なら認識が甘いとか言われて仕方ないと思うけど、素人でおそらく要請があって時間外労働(追記:予断でそう書いちゃったごめんなさい……しかし描ける人だから……という中で描いてるのはそうではないかなあ)してる特定の一人の県職員つかまえてあの報道の仕方はまじ最悪。

自分がその立場だったら本当にしんどくなるだろうし、責任感じるだろうし心配になってしまった。

そういうこと誰も考えなかったのかな。

自分北海道の山沿いに住んでてクマそこらじゅうにいつも出てるから恐怖はよくわかるしあちこち日付つきの出没情報貼ってあって気を引き締めるけど、そうやって身近で普段クマについてよく調べて暮らしてる地元の人ほどあのポスターは瑣末な問題だと感じるんじゃないのかな。

まあこれはないだろって声も地元発(またXからかな?)なんだろうけど、それにしてもあの取り上げ方はない……。

いかにも隣に危険のない場所にいる人々の受け止め方って感じた、知らんけど。

問題はそこじゃなくねというか、元をたどればクマに限らず問題を抱えてる自治体お金ないのが悪いのかな……。

2024-07-04

anond:20240703160607

問題提起なんだけど、

独身のまま生きてると40歳以降に油断するとバケモノ化してしまうのはそれこそ「高齢者認知症」とかと同じように責められない自然の摂理だと思ってて、

なのでこうなる前に中年独身高齢独身をどうケアしていくとこの手の悲劇を未然に防げるのかという手立てをみんなと論議したい

2024-06-16

anond:20240616180458

アレ聴いてたけど丸めまれたのではなくて政治論議を深めると石丸陣営の格好の宣伝になるからそれを防いだと思われ

2024-06-12

話題のこれ

中学部活動ヒップホップ禁止令」生徒ら泣いて抗議 国会論議も:朝日新聞デジタル

https://digital.asahi.com/sp/articles/ASS6B3DY5S6BULLI00BM.html

ここでコメントしてる識者も、ただ「ヒップホップ」というジャンルが禁じられたことを批判するだけで、実際のダンスがどのようなものだったか不明なところに誰も疑問を持っていないのが気になる。

高校ダンス部とかで、ヒップホップレゲエが融合したような曲に合わせる振り付けは、かなり卑猥ものもあるんだよね。

腰を突き出して、前後に振るような動きがもう、基本になっているような。

そういうものを実際に見たならば文句を言う保護者がいても不思議はないと思うし、識者もまず実際のそれを見てからコメントすべきではなかろうか。

記事ではちゃんみなアリアナ・グランデとあるので、そんなに官能的なものではなかったのだろうが(そもそもそれらのアーティストってヒップホップと括れるようなものか?)、ちゃんみなとて中学生がやったらけっこうエグい振り付けもある。

ちゃんみな - ハレンチ (Dance Performance Video) - https://youtu.be/SelCtJYqKSk

ちゃんみな - 美人AREA OF DIAMOND @ 横浜アリーナ)- https://youtu.be/-pufWP99JmE

2024-05-28

性格人間性の悪さはネット上でもそうそう指摘されんな

やっぱり、この辺の分野を語るのはネット上でも半分タブーなのか。

いわゆる弱者男性論議でも、金や若さがないことは語られても、性格について語られることは少ないし。

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