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2026-01-18

あとで消す トランプ氏は自身にも制御不能な力を解き放っている NYTコラム 2026年1月18日 9時00分 https://digital.asahi.com/articles/ASV1J2DFFV1JUHBI032M.html

デイビッドフレンチ

 プロイセン軍事思想家カール・フォン・クラウゼビッツは、こう記した。「戦争とは、他の手段をもってする政治継続にすぎない」。クラウゼビッツの死後、1832年出版された著作戦争論」から、ほぼ全ての陸軍将校が学ぶ一節があるとすれば、それは、武力紛争目的定義たこ言葉である

 1月3日朝、米軍ベネズエラ攻撃し、独裁者ニコラス・マドゥロ氏を拘束して米国連行刑事訴追するというニュースを耳にした時、真っ先に頭に浮かんだのが、この言葉だった。

 理由は単純だ。ベネズエラへの攻撃は、19世紀世界秩序が崩壊する前、2度の壊滅的な世界大戦が起こる前、そして米国がまさに実行したような国家の行動を阻止するために設計された国際法外交体制が生まれる前の、異なる時代を想起させるからだ。

 あらゆる国家が決定すべき最も重要課題の一つは、いつ、そしてどのように、戦争遂行するかである。ちなみに、クラウゼビッツを道徳観念のない戦争推進者と見なすのは誤りだ。彼はこの概念発明したわけではなく、当時の世界描写したに過ぎない。彼の言葉は、人類史の大半において主権国家戦争をどのように捉えてきたのかを端的に説明している。

マフィアボス」のような振る舞い

 強国が「戦争政策の延長に過ぎない」という原則のもとで行動する時には、マフィアボスのような振る舞いに陥りやすい。弱い国とのあらゆる相互作用には何らかの形で武力の脅威が伴うことになる。素敵な国ですね。もし何か起きたら残念ですね、という具合に。

 これは空想ではない。トランプ米大統領はアトランティック誌との電話でのやりとりで、マドゥロ氏の副大統領を務めたベネズエラの新たな指導者デルシー・ロドリゲス氏を脅した。「彼女が正しいことをしなければ非常に大きな代償を払うことになるだろう。おそらくマドゥロよりも大きな代償だ」と述べた。

 外交経済的圧力は、依然としてほとんどの場合、強国がとる最初手段であるしかし、意図した成果を上げられなかった場合に次に何が起こるかは、ベネズエラでの米国攻撃映像を見ればわかるだろう。

 しかし、クラウゼビッツ的な見方は、国家とその指導者たちにとって唯一の選択肢というわけではない。国際関係にはより優れたモデル存在する。それは悪の存在国家利益という現実を認めつつ、平和と人命を守るための境界線を引くものだ。

 クラウゼビッツに対するのは、トマス・アクィナスだ。

人類クラウゼビッツとアクィナスの間を揺れ動いてきたのだと、筆者は分析します。歴史を振り返りつつ、今回の米トランプ政権ベネズエラ攻撃をどう読み解くのか。「戦争政治の延長」の先にある世界とは……。

 13世紀に書かれた「神学大全」でアクィナスは、後に「正戦論」として知られる三つの基本要件提示した。

 第一に、戦争主権者合法的行使によって遂行されなければならず、野心的な個人私的冒険主義によってはならない。

 第二に、戦争は正当な大義に基づかなければならない。例えば、国家自衛集団的自衛は明らかに正当である

 第三に、正当な目的、すなわち善を推進し、悪を回避しなければならない。

 戦争形態の変遷を考える一つの方法は、人類クラウゼビッツとアクィナスの間で揺れ動いていると捉えることだ。強い国は弱い国に自らの望みを押し付け、やがては強国が互いに押し付け合おうとする。必然的大惨事が起き、アクィナスに立ち返る。

 この揺れ動きの結果は、実際に歴史の長い流れの中で確認できる。紛争による世界の死者数を分析すると、戦争は常に存在するものの、その激しさは強弱を繰り返していることがわかる。極度の苦痛と死の時代は、比較平穏時代を経て、再び恐怖の時代へと続く。

世界はどう揺れ動いてきたか

 第1次世界大戦以降の歴史を考えてみよう。塹壕(ざんごう)戦での絶え間ない殺戮(さつりく)の後、世界侵略戦争禁止し、平和を維持するための国際機関である国際連盟設立しようとした。

 国際連盟は、米国が加盟を拒否したことも一因となって失敗に終わり、さらに恐ろしい世界大戦を経て、今度は米国主導のもとで世界は再び試みた。

 アクィナス思想国連憲章の随所に反映されている。憲章第2条は侵略戦争禁止し、51条は大国抑制するための個別的集団的自衛権を認めている。そして第5章は平和維持のために安全保障理事会という機関設立した。

 この体制完璧だとは誰も言わないだろう。だが、第2次世界大戦後も侵略戦争が起きる中で、この体制は主要な目的を達成してきた。世界大戦を免れてきたのだ。

 ただ、アクィナスモデルは、二つの敵と戦わなくてはならない。権力への願望と記憶の風化だ。正戦論は、強者の自制を求めている。大国に自らの願望を押し付けることを控えさせ、短期的な国益より、国際平和正義という長期的な目標を優先させることさえ求める。

 ここで記憶の風化が作用する。人々が世界大戦記憶している間は、自制はより説得力を持つ。国連NATO北大西洋条約機構)をつくった人々は、2度の戦争経験していた。その意味で、侵略戦争に対する道徳議論は、現実的な意義を持つ。

 世界は、力への願望が国際情勢を支配する結果を目の当たりにしてきた。指導者たちは、最も壊滅的な紛争がごくささいなきっかから始まることを知っているし、知るべきである

 例えば、1914年にガブリロ・プリンツィプがサラエボフランツ・フェルディナント大公狙撃し、オーストリア・ハンガリー帝国小国セルビアに軍を動員した時、1600万人以上が命を落とす戦争になることを、いったいどれほどの世界指導者たちが察知していただろうか?

写真・図版

サラエボで起きたオーストリア・ハンガリー帝国フランツ・フェルディナント大公と妻の暗殺事件を報じる朝日新聞紙面(1914年7月30日付)

 記憶が薄れるにつれ、クラウゼビッツのモデルはより魅力的に映る。その一因は、まさにベネズエラで起きたように、即効性のある結果をもたらし得るからだ。

 とはいえトランプ氏のベネズエラ介入に激しく反対する人々でさえ、マドゥロ氏の支配を美化すべきではない。彼は腐敗した暴力的独裁者であり、国民を抑圧し、貧困に陥れた。

 経済指標がその実態物語っている。マドゥロ政権が発足する前年の2012年ベネズエラ国内総生産GDP)は3720億ドルを超えていた。それが、2024年には1200億ドル弱にまで急落した。壊滅的な崩壊だ。

 マドゥロ氏が権力を維持できたのは、民主主義無視たからに他ならない。選挙監視員たちによると、2024年選挙で、3期目をめざしたマドゥロ氏は30ポイント以上の差で負けていたとされる。対立候補エドムンド・ゴンサレス氏は65%を超える票を獲得し、マドゥロ氏はわずか30%強だった。しか公式集計ではマドゥロ氏の勝利宣言された。

 ただ、GDPの数値や得票数だけでは、マドゥロ政権が人々にもたらした苦難を語るには不十分だ。2014年以降、貧困汚職、抑圧から逃れるために約800万人のベネズエラ人が国外脱出した。これはマドゥロ氏が大統領に就く以前の人口の4分の1以上に相当する。

トランプ氏が破った三つの「正戦」の原則

 それでも、目的手段正当化するものではない。

 トランプ政権は、マドゥロ氏を権力の座から追放することが米国国益に最もかなうとの判断を下し、議会承認を得ることなく、完全に独自行動をとった。

 その行動は正義戦争のあらゆる原則を破っていた。

写真・図版

フロリダ州2026年1月3日記者会見に臨む米国トランプ大統領。後ろにいるのはルビオ国務長官=AP

 第一に、トランプ氏は、米国法の要件無視し、一方的に行動した。議会協議せず、宣戦布告も取り付けなかった。彼は、ただ自らの権限だけで、主権国家攻撃したのだ。

 マルコ・ルビオ国務長官は、政権の行動は戦争行為ではなく、「法執行活動」であり、国防総省容疑者逮捕する公務員たちを守っていたにすぎないと主張している。

 この弁明は笑えるほどにお粗末だ。この理屈では、大統領敵対する指導者起訴し、指導者逮捕必要な大規模な軍事力は単に法執行保護しているだけだと主張することで、事実上あらゆる戦争を法執行活動に変えることができる。これは議論ではない。言い訳だ。

 第二に、トランプ氏は開戦事由も、国際法国連憲章が認める正当な理由もなしに攻撃を仕掛けた。ハーバード大教授で、ブッシュ政権(子)下で司法省法律顧問次官を務めたジャックゴールドスミス氏が指摘したように、(国連)憲章の命令執行する明確な方法がないとしても、この攻撃は明らかに憲章に違反している。

 第三に、独裁者権力の座から追放することは正当な目的になりうるかもしれないが、民主的に選出された野党指導者無視するというトランプ氏の決定は、非常に問題である編集部注:トランプ氏は15日にベネズエラ野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏と会談した。)。腐敗した政権の残党が、米国企業石油取引交渉要求に従い、依然として国を統治していることは、自由民主主義犠牲にして腐敗と抑圧を永続させる危険性がある。

突き進む「ドンロー主義

 これらは何も新しいことではない。歴史家のニーアル・ファーガソン氏は、トランプ氏のベネズエラへの攻撃は、第1次世界大戦惨事以前の時代政治外交の復活という、より大きな全体像の一部であると述べている。

 19世紀後半の南北戦争後に米経済が急発展した金ぴか時代砲艦外交は、米国中南米支配していたことを確かに意味していた。それは、この地域植民地に似た現実押し付けた。各国は少なくともある程度の米国監視の下で発展し、主権米国が認める範囲にとどまった。

 トランプ氏のベネズエラ攻撃もまた、何もないところから出てきたわけではない。昨年12月政権国家安全保障戦略文書を発表し、西半球を最優先に位置づけた。

 この文書アジア欧州中東に先立って米州を扱い、「西半球における米国の優位を回復するため、モンロー主義再確認実施する」と宣言した。

 大統領はすでに、19世紀米国外交政策を復活させる自らの政策に「ドンロー主義」という名を付けている。

 トランプ氏はドンロー主義を熱心に推し進めている。カナダメキシコに対して経済戦争を仕掛け、カナダ米国51番目の州になるべきだと発言した。NATO同盟であるデンマーク主権領土の一部であるグリーンランドにも野心を抱いている。

写真・図版

デンマークコペンハーゲン米国大使館前で2026年1月14日グリーンランドグリーンランドのものだと抗議する人々=ロイター

 ここで再び、影響圏による世界支配と、「政策の延長としての戦争」という非道徳的アプローチの致命的な欠陥に直面する。小国は強国に支配されることを望まず、強国はライバルの台頭を望まない。故に同盟を結ぶ。1914年セルビアにはロシアが、ベルギーには英国がいた。1939年にはポーランドフランス英国が味方した。

 まさにこうして、地域紛争世界大戦へと変容したのだ。

 なぜ南米諸国他国との緊密な関係を求めるのか、米国人が疑問に思うのならば、むしろ彼らと米国との歴史的経緯や、南米の人々がモンロー主義攻撃的復活をどう捉えているかを問うべきだろう。

ベネズエラ攻撃がもたらした懸念

 トランプ氏のアプローチをめぐっては二つの議論がある。

 一つは、トランプ氏がベネズエラ介入で先例をつくったというものだ。ロシア中国イランといった国々は、自らの勢力圏でその先例に従おうと躍起になるだろうし、我々が取ったのと同じ手法敵対国が自らの勢力圏で取っても、我々に異議を唱える資格はなくなる、というものだ。

 しかし、ウラジーミル・プーチン氏のロシア習近平氏の中国革命体制イランは、正戦論道徳議論などみじんも気にかけたことがない。彼らがある程度抑制されているのは、抑止力によるものであり、もし抑止力が失敗すれば、純粋軍事力による。

 もう一つの議論は、正戦論が決して全会一致で受け入れられることはないことを認めるものだ。国連憲章が往々にして実践的というより理想論的なものにならざるを得ない運命にあることを認識するものだ。

 この議論は、世界秩序の存続が強国に依存するわけではないが、米国という最大の強国には依存していることを認識している。言い換えれば、我々の国がアクィナスに傾倒していることが、クラウゼビッツを遠ざけているのだ。

 安全保障理事会常任理事国5カ国のうち、米国英国フランスの3カ国だけが国連憲章国際法に従う状況で、我々はかろうじて世界秩序を維持している。しかし、もし米国ロシア中国と同様の武力紛争国際関係へのアプローチ採用すれば、西側戦後コンセンサスは完全に崩壊する。

写真・図版

ベネズエラ首都カラカス2026年1月6日、3日前に米軍に拘束されたマドゥロ大統領解放を求めるデモそばに「トランプ:殺人者 誘拐犯」などと書かれた落書きがあった=AP

 「アメリカ第一主義」は必ずしも孤立主義ではない。主権国家指導者逮捕し、その国を「運営する」と宣言することに孤立主義的な要素はない。だが、それは短絡的で、正義平和犠牲に、国家権力の高揚感を追い求めている。

戦争政治の延長」の先にあるもの

 トランプ氏がいま、まさにその高揚感に浸っているのは明らかだ。1月4日の夜、米NBCは、トランプ氏が依然として「我々はベネズエラ運営していく」と発言していると報じた。トランプ氏は「彼らが従わなければ、第2の打撃を加える」と付け加えた。

 トランプ氏が考えていたのはベネズエラだけではない。「コロンビアも非常に病んでいる」、キューバは「崩壊しつつある」と彼は述べた。さらイラン抗議デモ Permalink | 記事への反応(1) | 23:06

2026-01-13

anond:20260113152508

1. 国際法上の義務違反か?

イランは **国際人権規約ICCPR)**を批准しており、同規約第6条は「生命に対する権利」を保障し、恣意的殺害禁止しています。また、国連憲章国際慣習法でも、国家による自国民の大量殺害は重大な人権侵害とされます。 
したがって、反政府デモ隊を殺害する行為は、国際人権法上の義務違反に該当します。

2. 他国国連の法的介入手段

国際法上、国家主権の制約と国際社会の介入は慎重ですが、以下の手段があります

国連による措置

国連人権理事会・特別報告者制度イランに対する調査非難決議事実調査委員会の設置。


国連総会決議 
法的拘束力はないが、強い政治的圧力を与える。


国連安全保障理事会(UNSC) 
「国際平和安全への脅威」と認定されれば、制裁武力行使を含む措置国連憲章第7章)が可能。ただし常任理事国拒否権障害。


他国地域機構による措置

外交的制裁経済制裁個別国やEUなどが資産凍結渡航禁止などを実施。


国際刑事裁判所ICC)への付託イランローマ規程未加盟のため、通常はICC管轄外。ただし、UNSCが付託すればICCで訴追可能。


普遍的管轄権による国内裁判他国自国法で重大な人権侵害拷問殺害)を裁く場合あり。


 

結論

反政府デモ隊の殺害は、イランが加盟する国際人権規約違反し、重大な国際法違反です。ただし、国連他国の介入は政治的ハードルが高く、実効性は制裁外交圧力依存します。ICCへの付託はUNSC決議が必要で、現実的には制裁非難決議事実調査が中心です。

 

必要なら、「国際法上の義務違反法的根拠」や「過去類似事例(例:シリアミャンマー)」を整理した一覧を作成できますが、どうしますか?

2026-01-05

anond:20260105225211

 「『二つの悪は二つの正義を作らない(Two wrongs don’t make two rights.)』とでもいうべき原理重要です。チョムスキーの主張はその逆。『どちらも悪いのだから互いに相手を責められない』という理屈は、一見誠実ですが、どちらの悪も許してしまっている。つまり自己批判倫理的根拠をも掘り崩しているのです。『米国よ、ロシアを裁く資格があるのか』という主張は結局、強国が他国を抑圧するという悪を容認しあう『悪のなれ合い』です」

 「ハマス民間人虐殺に憤るイスラエル国民の間では、自軍によるガザ住民虐殺を当然の報いと見る者も多い。自国戦争犯罪が敵のそれで帳消しにされるという論理は、それぞれの悪を相乗的に積み重ねることを合理化する危険詭弁です」

 「この倒錯的な『二悪が二正を作る』論は、実は我々人間が陥りやす落とし穴です。とりわけ戦争責任論をめぐる議論に、この自己正当化欲求典型的に表れています

 ――いわゆる「勝者の裁き」批判ですね。

 「そうです。第2次大戦後のニュルンベルク裁判東京裁判に対して、ドイツ日本からいまだに上がり続けています。これは、『何人も自己事件裁判官たりえず』という法原理に反する、という手続き的欠陥の指摘というよりも、『連合国の国々も植民地支配侵略を行ってきたし、原爆無差別爆撃という戦争犯罪も犯したのに、なぜ我々だけ断罪されなければならないのか』という実体的な不満です。敗戦国私たちに強い心理的訴求力を持つ言説ですが、極めて自壊的です」

 「裁く側の二重基準を、裁かれる側が批判するのは正しい。ただ、『お前らが裁かれないなら我々も許される』という二悪二正論に開き直る者は、公正な裁きが依拠する政治道徳原理規範性を否定しているのです。『勝者の正義』の欺瞞(ぎまん)を真に正そうとするなら、この原理尊重し自らの悪を認めたうえで、相手を裁き返さなければならないのです」

 「弱き者は強き者が作る秩序に従え、という『力の論理』に迎合するシニシズムをこれ以上、広げないためには、ウクライナ戦争もガザ戦争も、正義回復されるかたちで終結させなければなりません」

法は「正義への企て」 では「正義」とは…

 ――力の支配ではなく、法の支配によって実現すべき「正義」とは、いったい何でしょう。

 「その前に、法とは何か、そして法は正義とどう絡むのか、考えてみましょう。すなわち『悪法も法なのか』という問題です。これをめぐっては、法実証主義自然法論の伝統的な対立があります。前者では、法を実定法限定し、正義とは切り離します。そのため、それぞれの社会価値観に基づく法が制定され、調停不能に陥って『文明の衝突』を招きかねません。一方で後者は、客観的正義たる自然法に反するものは法ではない、と主張します。こちらはこちらで、無政府主義を呼び込みかねません」

 「私はどちらでもなく、『法は正義への企てである』と規定します。法は正義真摯(しんし)に追求している限りにおいて法たり得る、という立場です。その意味では国際法も、世界正義への企てだと捉えます

 「それでは『正義』とは何でしょうか。一口正義といっても、それを全体利益の最大化と見なす功利主義や、個人自由権利絶対視するリバタリアニズムなど、その具体的基準に関し、様々な思想対立競合しています。ただ、これらはすべて『正義の諸構想(conceptions of justice)』です。様々な立場が競合できるのは、それらに通底する共通制約原理があるから。それが『正義概念(the concept of justice)』です」

 「私が考える正義概念規範は、『普遍化が不可能差別禁止する』です。分かりやすく言えば、『得するのが自分からいい』『損するのが他者からいい』という要求や行動を排除せよ、ということです。この規範は『自分の行動や要求が、他者視点立場を反転させても正当化できるかどうか吟味しなさい』という、反転可能テスト要請します」

 「この正義概念は、何が最善の正義構想かを一義的特定しませんが、およそ正義構想の名に値しないもの排除する消極的制約原理として強い規範的な統制力をもちます。それは『正義レース』の優勝者を決める判定基準ではなく、このレースへの参加資格テストするものです」

 「他者負担ただ乗りするフリーライダーや、ご都合主義的なダブルスタンダードは、この厳しいテストが課すハードルを越えられません。外国人に正当な権利保障せずに労働力搾取する。民主主義人権を掲げてイラクに侵攻しながら、専制首長国家のクウェートサウジアラビアとは友好関係を維持する。ハマス戦争責任は問うのに、イスラエル蛮行は座視する――これらは明確に正義概念に反しています

 「自らの正義構想に照らして正当性(rightness)がないと見なす政治的決定でも、共通正義概念に照らして公正な政治競争ルールに従ってなされたのなら、正統性(legitimacy)あるものとして尊重しなければならない。このルール保障するのが『法の支配』です。立憲主義とは、この『法の支配』の理念を、成文憲法なかに具現化するものです」

 「正義の諸構想が国内社会以上に鋭く分裂し対立する国際社会においても、『正義概念』の共通原理に基づいて、安全保障体制法秩序が築かれる必要があります。例えば、人道的介入をうたいながら大国の友好国か敵対国かによって選別的武力行使を発動するのでは、正統性調達することはできないのです」

 「米国バイデン政権時代イスラエル戦争犯罪を追及する国際刑事裁判所ICC)がネタニヤフ首相らへの逮捕状を発行したことを強く非難しました。一方で、ロシア報復措置まで取ったプーチン大統領への逮捕状は正当とし、自らはICCに加盟していないにもかかわらず、各国に逮捕への協力を求めました。このあからさまな二重基準は、誰の戦争犯罪であれ厳正に裁くというICCに託された国際法の使命をおとしめるものです」

されど国連 夢の断片を回収し修復を

 ――世界正義を貫徹し、実現するには、どのような具体的措置必要ですか。

 「世界では今、欧州連合EU)のような『超国家体』や、巨大多国籍企業や国際NGOなどの『脱国家体』の存在感が増していますしかしどちらも、民主性や説明責任の欠如といった欠陥を抱えている。私は、やはり主権国家を中心にしたシステムを再評価すべきだと考えます

 「国内で至上の権力もつ危険である主権国家は、個人人権保障するという責任を果たすことによってのみ承認され、存在し得ます世界は『諸国家のムラ』であり、その基本原理は、国力格差にかかわらず平等に扱う『主権対等原則』です。もちろん、これは一つの虚構です。しか虚構からこそ、巨大な力の格差という現実補正し、大国の横暴に抗する規範として意義を持ちます。このムラでは、どの国も他の国に依存せずには生き残れない。国際法というおきてを破った国は、この互酬性ネットワークから村八分制裁が科されるからです」

 「国連現在、様々な欠点があるとはいえ国際的正統性調達し、諸国家や超国家体、脱国家体などが連携し調整を図る上で、最も広範な包含力を持ちます。もちろん、戦勝国支配残滓(ざんし)である常任理事国拒否権を制約するなど、安保理改革必須です。そのための国連憲章改正にも、5大国拒否権行使できます。でもそれは結局、自分たちの国際的威信を低下させ、軍事力経済力以上に重要正統性調達力というソフトパワー毀損(きそん)することになる。他の国々が団結して非難の声を上げれば、国際的圧力に耐え続けることは難しいはずです」

 「先ほど私は『国連の夢は破れた』と言いました。人類が自らに加えた殺戮(さつりく)と迫害の罪業はあまりに巨大で、それを克服する試みは20世紀中に達成できなかった。21世紀の四半世紀が過ぎても、克服できていません。しかし、夢は消えたわけではない。破れた夢の断片を再回収し、修復し、より強靱(きょうじん)なものに再編する――その地道な努力を続けなければなりません。私たちに、他に選択肢はないのです」

井上達夫さん

 いのうえ・たつお 1954年まれ。95年から2020年まで東京大学大学院法学政治研究科教授を務め、現在東京大学名誉教授。「法という企て」「現代貧困」「世界正義論」「立憲主義という企て」「普遍再生」「規範と法命題」「ウクライナ戦争と向き合う」「悪が勝つのか?」など著書多数。

2025-12-02

anond:20251202100833

それはそうだけど名目って結構重要だと思うぞ

たとえば国連憲章敵国条項だって文化するって決議出てるけど未だにどうこう言われとるじゃん

条文で残ってるだけでこうなるんだし……

2025-12-01

高市発言戦後国際秩序を軽視し、日本国際的立場を危うくする理由

1. 戦後国際秩序の「根幹」に触れてしまった危険

戦後アジア太平洋構造は、以下の「4本柱」が支えている。

サンフランシスコ講和条約体制

国連憲章敵国条項を含む)に基づく枠組み

連合国による旧日本領の処理と承認台湾朝鮮半島南洋群島など)

アメリカによる安全保障アンカーとしての「戦後体制の維持」

高市氏の発言が、もし

日本の固有の領土認識連合国戦後処理とは別」

という主張含意を持つ場合、これは上記の①②③すべてに矛盾する。

歴史的経緯上、これは連合国領土処理を否定する=戦後体制のものへの挑戦と見なされかねない。

その瞬間、日本を守ってきた仕組みの正当性が揺らぐ。

2. 連合国(米英豪など)が絶対に支持しない根本理由

アメリカ

アメリカは「戦後秩序の保証人」であり、

サンフランシスコ講和条約

日米安保の前提

は全て敗戦処理正当性の上にある。

日本がこれを否定する発言をすれば、米国

自分たち戦後処理に異議を唱え始めた」

と受け止める。

米国にとって最も危険なのは

日本歴史修正主義

中国韓国との対立激化

であり、米政界では必ず拒否反応が出る。

イギリスオーストラリアカナダ

これらは連合国の中核。

日本戦後処理の正当性」を疑う言説には敏感で、

自国戦争犠牲意味否定されるため支持不可能

東南アジアASEAN

チャイナに対抗するため日本との協力は続けたい

が、

日本戦後責任を曖昧にする発言

には明確な拒否感を持つ。

特にフィリピンマレーシアインドネシア旧日本軍占領経験が強く記憶されているため、同調余地はない。

まり戦後秩序に異論をはさむ日本は、ASEANすら距離をとる。

3. アジア諸国(中国韓国)には願ってもない「日本自爆材料

中国

高市発言は、中国

日本戦後秩序を否定する軍国主義国家だ」

という国際世論戦・宣伝材料を与える。

中国外交部はこういう機会を絶対に逃さない。

台湾問題でも北京

日本戦犯国の歴史を忘れた」

戦後秩序に最大の挑戦をしているのは日本

国連の場で攻撃する可能性が高い。

韓国

韓国は一貫して

韓国併合の違法性

戦後清算の不十分さ

を主張してきた。

高市氏の発言が「戦前日本正当性」をにじませる内容なら、

韓国外交は一斉に反発し、日韓関係改善は一気に水泡に帰す。

4. 日本が得る利益ゼロで、失うものけが大きい理由

高市発言外交的に次の三重失点となる。

連合国承認を得られない

日本戦後正統性を支えた国々を怒らせる。

アジア諸国の傷を刺激する

日本が自ら「歴史問題蒸し返し」をしてしまう。

中国韓国宣伝材料を与える

安保環境悪化し、日本が不利になる。

しかも、日本側に得られる実利はゼロ

5. 戦後国際秩序を動かす「力」を日本は持っていない

国際政治では

アメリカ

中国

EU

が「秩序の再編」を議論する主体であり、

日本は現状、そのレベルのパワーを持たない。

日本戦後秩序を否定するような発言をすれば

「力のない国が秩序に反対して騒いでいるだけ」

という扱いになる。

これは外交的には最悪の立場で、

影響力を失ったまま孤立する危険がある。

6. 結論高市発言は「日本けが損をする」危険歴史修正シグナ

高市氏の発言は、

戦後国際秩序を支える根幹部分に触れ

連合国アジア諸国の双方を敵に回し

中国韓国外交宣伝を強力に後押しし

日本立場を弱めるだけでメリットがない

という構造を持つ。

これは単なる「右派的主張」ではなく、外交安全保障上の「非常に危険な一線」を越える発言

2025-11-25

anond:20251125151208

まり中共台湾海峡を封鎖したら「個別的自衛権に基づいて」中国戦争して良い、ってこと?

あるいは封鎖を解くために護衛船団を派遣して、中国から攻撃されたら個別的自衛権行使して中国と開戦して良い、ってこと?

ちゃん国連憲章2条4や51条は確認した?

安保理決議を得ない限り、現在国連憲章個別的自衛権として認められるのは現地の護衛船を守るのに必要な限度に限られるから、「台湾を」守ることはできないよ。

公海の封鎖は国連海洋法条約違反ではあるけど、違反国に対する軍事攻撃を認める条約ではないのよ。

2025-11-24

anond:20251124162606

国連憲章51条は「武力攻撃を受けた国だけが自衛権を使える」と書いてあるようには見えないって話

しろ国連憲章集団的自衛権を固有の権利として認めたのが特色でしょ

anond:20251124131619

国連憲章51条を理由に、台湾集団的自衛権行使できると言いたいんだと思うけど…

 

台湾1971年国連決議国連の席を失っていて、加盟国じゃない。だから台湾けが攻撃された場合、それを理由に「日本国連51条を根拠集団的自衛権を使う」ってのは無理筋になる。

アメリカもだいたい同じで、相当に強硬姿勢と、怪しいロジックを使わないと、台湾に対する武力での介入は難しい。

高市さんの台湾発言、「問題なし」と捉えている人も多いようだが、おそらく何が問題なのか理解していない状態もあると思う。

 

今回の「日本が直接攻撃されてなくても、台湾防衛名目武力行使できるのか?」という論点は、国内法だけ見ると「理屈としては可能性がある」、国際法まで見ると「ほぼ無理で、できても条件がめちゃくちゃ厳しい」というズレが問題なんじゃないか。それを説明せずに「できる」と聞こえる答弁をしたから、問題視される。

 

国内法では、2015年安保法制で「存立危機事態」という概念が入って、

・「日本と密接な関係にある国」が攻撃され

・そのせいで日本の存立が危ない

・他に方法がない

この3つを政府判断すれば、集団的自衛権限定行使ができるようになった。

台湾は「国」とは認めてないけど、「安全保障上の実体」として扱える余地があって、「台湾有事 → 米軍動く → その妨害日本の存立を脅かす」というロジックを使うと、国内法的には理屈としてあり得る。

ここまでは「国内法だけなら、解釈としてギリOK」。

 

でも国際法はまた別。

国連憲章では「武力攻撃を受けた国だけが自衛権を使える」が原則

まり日本攻撃されてないのに自衛権を使うのは基本NG例外があるとすれば、

米軍攻撃されている

アメリカ日本に助けを求める

必要最小限の武力行使にとどめる

この集団的自衛権王道パターンだけ。

 

逆に言えば、台湾を守るために日本単独中国攻撃するのは、国際法上は完全アウト。「台湾への攻撃日本の存立に直結するから自衛権OK」という説も一応あるけど、国際法学ではマイナーすぎて、現実的正当化には使えない。

 

国内法では「やろうと思えば解釈上できる」、国際法では「ほぼできない」。この2つを分けて説明しないといけないのに、「できる」という部分だけが強調されると、外交的にも危うく見える。

 

これまでの政権は「線引きは曖昧にしておく」

という戦略をとってきていたのに、今回はそこに踏み込んだので、「おいそれ言っちゃって大丈夫?」という空気が強くなった。

 

から高市さん応援姿勢で「問題ない」と思いたいのは自由だけど、実際にはこの発言には問題がある。法解釈的にグレーな部分に踏み込んでおり、正しいことを言ったとは言えないというのが妥当ではないか

2025-11-23

来週中国人友達と遊ぶんだけど、当たり障りのない想定問答を考えている。意見が欲しい

「なぜ日本台湾に関わる?」と言われそうな気がするので、当たり障りのない回答を考えた。

  

日本は、中台戦争状態になると、中台邦人台湾民間人に死傷者が出ることを危惧している

日本は、中台戦闘状態になると、台湾近海を通る輸出入ルートが使えなくなり、それで日本が影響を受けることを危惧している

日本は、国連憲章を遵守しており、武力での現状変更に反対している

日本は、戦後80年間、自由民主主義側(西側)であり、権威主義国家には反対している

 

 

まず①(人命尊重)で説明して、それで納得しなければ②(日本国益)、③(国際協調)と段階的に説明したい。できれば④(日本立ち位置)までは触れたくないなぁ。①と②であれば、台湾主権帰属に触れることも無いし。

 

相手来日15年超で、永住権保有者。黒竜江省出身で、日本で働きながら1年に1回程度帰省している。日本治安の良さなどは十分に理解しているはず。知り合ってから10年以上になるから、今回の問題で一気に仲が悪くなるとは思わないけど、無駄に友好度は下げたくない。

 

 

はてなー諸氏、いかがでしょうか?

2025-11-18

高市発言国際法上の意味

◆【1】台湾国際法上「国家」ではない

台湾事実上独立国家ではあるが、国際法上は以下の状況:

国連加盟国ではない

日本1972年共同声明

中華人民共和国中国の唯一合法政府であることを理解し、尊重する」

とした

日本台湾主権について「法的立場を述べない(non-committal)」立場にある

サンフランシスコ平和条約主権帰属を定めず、「台湾地位未確定」

まり

国際法

台湾承認国家ではないため、

第三国が「国家を助ける」目的武力行使することは認められない。

◆【2】集団的自衛権台湾には使えない(国家ではないため)

国際法国連憲章51条)の集団的自衛権は、

国家武力攻撃を受けた場合のみ”発動できる。

台湾

国家承認されていない

国連加盟国でもない

ため、

台湾への攻撃 → 第51条の“武力攻撃”には該当しない。

よって、

台湾有事→日本派兵」は国際法上の自衛権根拠を満たさない。

◆【3】個別的自衛権自国防衛)も成立しない

台湾有事は台湾内部の軍事衝突であり、

日本本土攻撃されるわけではない。

国際法上、他国領域での武力行使

自衛必要性・急迫性・均衡性」が必要

台湾有事は:

日本攻撃されていない

日本主権侵害もない

日本領域への即時脅威も証明されない

→ よって、国際法で認められる自衛権の発動条件を満たさない。

◆【4】では高市発言はどこが国際法問題なのか?

◆(A)台湾を“国家のように扱う”効果

台湾有事を直接日本自衛権発動根拠とすることは

台湾国家として扱う

または

台湾安全保障日本安全保障を同列視する

効果を持つ。

これは、日本の従来の立場

台湾地位については法的判断を行わない」

1972年共同声明

実質的に変更する。

国際法上、国家承認一方的法律行為(unilateral act)であり、

その国の後の行動を拘束する。

→ つまり高市発言

台湾承認”に一歩踏み込む法的効果を持つ。

◆(B)戦後処理の基本原則台湾地位未確定)の再解釈

戦後処理では

ポツダム宣言

サンフランシスコ平和条約

により台湾の最終帰属規定されず、未確定のままだった。

日本台湾防衛対象として扱うということは、

この“未確定性”を事実上否定する。

これは戦後秩序の根幹への挑戦である

◆(C)国連憲章2条4項(武力行使禁止)との矛盾

他国領域台湾)での武力行使

自衛権例外

安保理許可

のどちらにも該当しないため、

2条4項が禁じる“武力行使”に該当する可能性が高い。

国際法上は「侵略」と評価されるリスクすらある。

◆(D)日本国家実行(State Practice)の変更

戦後日本

専守防衛

台湾問題への軍事的関与の否定

台湾地位への法的判断をしない

という実践(practice)を積み上げてきた。

国家実行は国際慣習法形成要素。

高市発言

この国家実行を日本自身破壊する行為

であり、国際法的に極めて大きな意味を持つ。

◆【5】総合評価

◆明文条約違反ではないが、

国際法の根幹(戦後秩序)に影響する重大発言

理由3つ:

台湾国家と同視し、武力行使対象として扱う法的効果を生む

ポツダム宣言サンフランシスコ平和条約で作られた“台湾地位未確定”を日本が自ら破る結果になる

国連憲章の武力行使原則との整合性を欠く

◆【最終まとめ】

高市氏が「台湾有事を日本が自らの武力行使根拠とする」と述べたことは、

国際法上は台湾を“事実上国家”として扱い、

戦後日本が維持してきた「台湾地位未確定性」や「専守防衛」の国家実行を根底から変える重大な意味を持つ。

条約違反ではないものの、戦後国際秩序の根幹(台湾の未確定地位一つの中国武力行使禁止原則)を実質的に再解釈・変更する発言として国際法上きわめて深刻である

anond:20251117185138

2025-07-24

anond:20250724001231

日本は、およそ90年前、ヴェルサイユ条約パリ不戦条約違反して先制攻撃戦争始めてごめんなさい。

特に日本国際連盟常任理事国として世界平和を守るべき立場にありながら、軍部制御が利かずに満州事変引き起こして居直って国際連盟脱退に至り孤立したのはダメダメでした。

第二次世界大戦の後、再度、世界中国連憲章先制攻撃ダメだよって確認しました。

日本はその上乗せで戦争放棄し軍備を制限して経済発展しました。

世界中日本反省を受け入れて日本貿易してくれました。その節はありがとうございました。

最近欧州世界平和を守るべき国連常任理事国他国先制攻撃を加えて領土を奪おうとしており、中東でも他国先制攻撃を加える極めて残念な例が見られます

これに対応するため、世界中軍拡競争が起きています

このままでは大国中小国蹂躙する弱肉強食無秩序世界になってしまます

国際社会の信頼が失われ、環境問題に取り組むことが不可能になります

国際社会は、先制攻撃違法であることを確認し、紛争平和解決に努め、環境問題対策の協力を深めるべきだと思います

2025-07-23

anond:20250723061341

スターリンの置き土産である拒否権が強すぎる。

そして、国連憲章にある紛争当事国棄権しないといけないというルールがなかなか適応されないのが不思議

とりあえず我々にできるのは記録を残して後世に事実を伝えることだろうな。

それが今できることだと思う。

2025-07-18

保守派のセンセイ方、核武装とか言う前に『敵国条項』って知ってる?

最近参政党だの日本保守党だの、威勢のいいこと言ってる連中がいるよな。

核武装が最も安上がり!」とか、「アメリカみかじめ料払ってんじゃねえ!」とか、酒場でクダ巻いてるオッサンみたいなこと大声で叫んで、一部の連中から拍手喝采浴びてる。

まあ、景気のいい話は嫌いじゃないけどさ、その威勢の良さ、ただの無知から来てるんだとしたら、笑い話にもならねえよ。

そもそも敵国条項」って知ってる?

まず、大前提から話そうか。

俺たちが「国際社会ルールブック」だと思ってる国連憲章。ここに、とんでもない条文が亡霊みたいに残ってるの、ご存知?

それが、通称敵国条項」(第53条と第107条)だ。

これ、超ざっくり言うと、

第二次世界大戦で俺たち(連合国)の敵だった国、つまり日本とかドイツな。こいつらがまたぞろ「侵略政策再現」みたいなヤバい動きを見せたら、国連安保理許可とか待たずに、武力ボコってもOK

っていう、とんでもない内容なんだわ。

まり日本が「核武装するぜ!」とか言って軍備を増強し始めたら、どこかの国が「おいおい、日本侵略政策再現しようとしてるぞ!」って言い出して、この条項をタテに軍事行動を起こす、なんてシナリオ法理論上は可能ってこと。

これ、保守派のセンセイ方が大好きな「自立」とか「主権」とかとは、真逆世界だろ。

「死文化してる」って言うけど、それ本当?

もちろん、政府とか外務省役人は「いやいや、その条項はもう死文化してますからw」って言うよ。1995年国連総会で「時代遅れだよね」って決議もされたし、心配いりませんって。

でもな、ちょっと待てと。

条文、まだ消えてないんだよ。

なんでかって? この条文を憲章から削除するには、国連加盟国3分の2の賛成と、安全保障理事会常任理事国5カ国(アメリカイギリスフランス、そして中国ロシア)全員の批准必要からだ。

わかるか?

中国ロシアがハンコ押さなきゃ、この条文は永久に消えないの。

あいつらが、日本核武装容認すると思うか? むしろ、この条項政治的カードとして手元に残しておきたいに決まってるだろ。

法的にはバッチリ生きてる条文を「死んでる」と言い張って、国民を騙しながら軍拡に走る。これって、ただの「欺瞞」じゃねえの?

敵国条項けが問題じゃないんだわ

まあ、百歩譲って敵国条項クリアできたとしようや。

それでも、日本核武装なんて、現実的無理ゲーなんだよ。保守派のセンセイ方は、こういう都合の悪い話は絶対にしないけどな。

NPT核拡散防止条約)の壁

日本はこの条約に入ってる。非核兵器国として「核兵器は作りません、もらいません」って世界約束してるわけ。これを破って核武装したらどうなる? あっという間に国際社会の「ならず者国家認定だよ。経済制裁食らって、今の暮らしが維持できると思ってるなら、相当おめでたい

非核三原則という国内の壁

「持たず、作らず、持ち込ませず」。唯一の戦争被爆国として、これが日本の国是だろ。安倍さんとか高市さんあたりが「核共有」とか言って「持ち込ませず」を骨抜きにしようとしてるけど、それだけでも大騒ぎになる。ましてや「核武装」なんて言い出したら、国内がひっくり返るわ。

日米同盟という究極のジレンマ

そもそも日本戦後平和でいられたのって、アメリカの「核の傘」のおかげじゃん。そのアメリカ差し置いて「自分の核、持ちます!」なんて言い出したら、アメリカはどう思う? 「ああ、もう俺たちのこと信用してないのね。じゃあ、さよなら」って、同盟を解消される可能だってある。そうなったら、ガチで丸裸。中国ロシア北朝鮮に囲まれ極東で、たった一人でサバイブできるとでも?

東アジア地獄軍拡競争

もし日本が核を持ったら、隣の韓国が黙ってると思うか? 「日本が持つならウチも!」ってなるに決まってる。台湾だって黙っちゃいない。結果、東アジア全体が核地雷原みたいになって、偶発的な戦争リスクが爆上がりするだけ。

結論:威勢のいいバカは国を滅ぼす

結局、参政党や日本保守党が言ってる「核武装」論なんて、こういうリアル問題を全部無視した、ただの願望、妄想ポピュリズムなんだよ。

敵国条項を知らないなら勉強不足で論外。知ってて隠してるなら、国民を騙す悪質な詐欺師だ。

本当にこの国を守りたいなら、威勢のいい空論を叫ぶんじゃなくて、こういう複雑で面倒な現実と向き合うべきだろ。

口先だけの勇ましさで、国民危険な道に引きずり込むのだけは、マジでやめてくれ。

2025-05-27

はてな民だけど。いや、普通に国際法を守れっていう話じゃないの?

https://anond.hatelabo.jp/20250527154059

全部守れとも、完璧に守れとも、言わない。建前上は言うけど、実際にそれは難しい。国際法を踏みにじっている国はイスラエルだけではないし。

だけど、現在イスラエル国とこれまでのイスラエル国は、隅から隅まで国際法への違反ばかり。大げさに言えば、違反しかしていないわけでしょ。あまりにもマズい。マズすぎる。

・よその土地ヨーロッパから来た移民が国を作るという話がすでに植民地主義的で批判される。そういう時代だったで逃げ切れるほど「そういう時代」でもなかった。

・現地の人・先住民は、ヨーロッパ迫害されて逃れてきたユダヤ教徒を受け入れたが、その後の建国には反対した。

人口比で2倍のパレスチナ人=先住民がいたのに、土地の半分以上をユダヤ教徒に分割せよという国連決議が出され、先住民が反対する中で決議された。

ここまでの流れですでにひどいのに、これ以降がもっとひどい。ここまでの流れでユダヤ教徒迫害に同情する人もいるわけだけど、現地のパレスチナ人とその迫害関係ない。迫害したのはパレスチナ人じゃないわけ。ヨーロッパ人が迫害して追い出したのに、その同情でパレスチナ人が追い出されるとか意味不明じゃね?

あいい。(よくないけど)

・分割決議の直後からイスラエル建国予定地となる領土拡張し始める。

・決議から半年後くらいに、イギリスによる統治が終了し、イスラエル建国宣言するが、その宣言エリアはすでに国連分割案を大きく超えていた。武力拡張していた。

っていうか、シオニズム指導者たちはパレスチナ地方の8割以上を国土として、ユダヤ系住民を8割以上にして、その上で社会主義的・民主国家を作ろうとしていたわけで、当初の分割案ではユダヤ教と側も満足していなかった。

・その後、アラブ諸国宣戦布告をして戦争になる。戦争が終わるとイスラエル領土が増えている。

この時点での領土が、ドライに言ってイスラエル国土として主張できる範囲となる。これをこえた分については国際法ではまったく認められていない。心情的に言ってここまででもイスラエルの悪の所業がやばすぎるけど、一応法的には正当性があるのはここまで。

現在は、上記領土をこえた部分について軍事占領をしている。現在というか、もうずっとずっと何十年と国際法で認められていない領土を不当に違法占領し続けている。

仮にその占領が正当なものだとして(占領そもそも短期で終わらせるものだというのが国際法観点のはずだが)、占領地の資源住民のために使用せず、住民を追い出し、自国民を送り込み、自分たち法体系占領地に適用し、軍法を敷き、人々の生命財産を思いのままにもてあそび、人を逮捕拘留し、弁護士もなく、裁判もなく、領域外に連れ出し、拘留し、拷問しているという実態が、隅から隅まで国際法違反している。

(キーワード: ジュネーブ条約、国際人道法、ローマ規程、戦時国際法国連憲章、国連決議ICCICJなど)

そもそも占領違法。そこでやっていることが全て違法。そういう状態

ハマスはその占領抵抗するために誕生している。順番が逆だよ。ハマスいるか占領しているんじゃない。占領され続けているかハマスが生まれている。

とはいえイスラエル国際法違反しまくりだからといって、ハマス民間人テロを仕掛けるなどの戦争犯罪をしていい理由にはならない。犯罪犯罪。同様に、ハマス戦争犯罪を犯したからと言って、イスラエル占領を続けていい理由にはならないし、戦争犯罪ダブル役満みたいな攻撃をし続けていい理由にもまったくならない。誰もが法を守らないといけない。

そもそもイスラエル国際法に則った行動をしていれば、こんなことになっていない。ハマス誕生していないし、ハマス抵抗も生まれていない。そもそも他人領土侵略して居座って併合して抑圧してアパルトヘイトを強いてゆるやかな虐殺民族浄化をずっと続けてきているのがイスラエルからね。普通に国際法を守れよって話なだけ。法的に認められた範囲までひっこめってことなんだよ。その状態ハマス攻撃をするならハマスに義はない。

かい話や経緯は複雑だが、まず基本はここだよ。イスラエル国際法を守れ。その段階に到達して、ようやくイーブンで、フェアで、話がスタートする。ハマス越境攻撃から歴史を語り始める人は頭がおかしいのかな?なんでハマスが突然に越境攻撃してるの?それは占領や封鎖がずっとずっと続いているからでしょ。国際法違反する、言い逃れのできない、明白な犯罪行為が続いているからでしょ。

なんかおかしいこと言ってる???

2025-03-02

anond:20250302050146

元増田とはおそらく異なるプロンプトでやってみたよ。「言わせたいことを言わせる」のは簡単

ChatGPT 4.5

以下の論点に整理して回答する。

## ① 武力侵攻による現状変更が既成事実化された場合世界情勢への影響

## ② ウクライナ降伏した場合に予想される具体的影響と悪影響

## ③ ウクライナ戦闘継続すべき理由

以上の考察をふまえると、ウクライナ戦闘継続する意義は以下の通りである

1. 国際秩序原則である主権国家領土保全武力侵攻の非合法性を確認し、国際法権威と秩序を回復・維持するため。

2. ロシア軍事的行動が成功する前例を防ぎ、侵略行動に対する抑止力を維持することにより、世界各地の潜在的侵略者への抑止効果を生むため。

3. ヨーロッパ及び国際社会における集団安全保障体制信頼性実効性を維持し、地域的な安定性を守るため。

4. 侵略とそれに伴う人道的危機人権侵害に対抗し、自由民主主義原則を守ることにより、国際社会民主主義人権価値を堅持する姿勢を明確に示すため。

5. 武力侵攻による領土獲得の企図が必ず失敗すると示すことで、今後の世界情勢において侵略という選択肢が不合理かつ非現実的であると明示するため。

以上より、ウクライナ降伏せずに戦闘継続することは、ウクライナ自身主権回復のみならず、国際社会全体の安全保障、安定、民主主義人権保護観点からも、極めて重要意味を持つ。

Claude 3.7 Sonnet

## 武力侵攻による現状変更容認がもたらす悪影響

ウクライナ降伏し、ロシア武力侵攻が成功した場合、以下のような深刻な国際秩序への影響が考えられます

1. **国際法規範の弱体化**:武力による一方的国境変更が成功することで、国連憲章や国際法の基本原則実質的無効化されます

2. **拡大する侵略リスク**:他の拡張主義的な国家が同様の手法領土拡大を試みる危険性が高まります特に領土紛争を抱える地域での武力行使が正当化される前例となります

3. **核不拡散体制崩壊**:ウクライナ1994年ブダペスト覚書で核兵器放棄安全保障約束されましたが、その保証無効化されることで、他国自国防衛のために核武装志向する動きが加速する可能性があります

4. **勢力圏政治の復活**:大国周辺国主権尊重せず、影響圏として扱う冷戦時代思考への回帰を促進します。

## ウクライナ戦闘継続すべき理由

1. **主権民主主義防衛**:ウクライナ国民独立国家としての自己決定権民主的価値観を守る権利があります降伏はこれらの基本的権利放棄意味します。

2. **国際秩序の維持**:戦闘継続は「力による現状変更は認められない」という戦後国際秩序原則を守る象徴的意義を持ちます

3. **戦略的抑止力確立**:抵抗を続けることで、将来的な侵略への抑止力となり、他の潜在的侵略者に対するコストを示すことができます

4. **歴史的パターンの阻止**:過去歴史から領土的譲歩は更なる要求につながることが多いため、最初侵略を阻止することが長期的に重要です。

5. **国際支援継続**:ウクライナ抵抗国際社会から支援を引き出し続ける要因となっており、降伏すればこの支援は失われます

6. **将来の交渉力の確保**:戦闘継続することで、最終的な和平交渉においてより有利な立場を確保できる可能性があります

ウクライナ戦闘継続は単なる自国問題ではなく、法に基づく国際秩序全体の防衛という側面を持ちます。力による一方的国境変更を容認する先例を作ることは、国際関係における不安定性を大きく高め、世界各地での紛争リスクを増大させることになります

Gemini 2.0 Experimental

武力侵攻による現状変更世界容認した」という認識が既成事実化した場合国際社会に与える影響は甚大であり、その後の世界情勢を大きく左右する可能性がありますウクライナ降伏した場合の悪影響と、戦闘継続すべき理由考察します。

1. 「武力侵攻による現状変更容認」が既成事実化した場合世界情勢への悪影響

2. ウクライナ降伏した場合の悪影響(正解に対する悪影響)

3. ウクライナ戦闘継続すべき理由

結論

ウクライナ降伏することは、単にウクライナ一国の問題にとどまらず、国際社会全体の秩序と安定を揺るがす重大な問題です。ウクライナ戦闘継続することは、自国主権国民を守るだけでなく、国際法原則擁護し、将来の紛争を抑止するためにも不可欠な選択と言えるでしょう。国際社会は、ウクライナへの支援継続し、ロシア侵略を阻止するために結束する必要があります

2024-12-21

殺人犯には手が2本あった」

そりゃ危険ですねー。

 

ところで。

憲法にどうこう書いていなくても国連憲章戦争禁止だし、実際のとこ、日本戦争していなかった期間、同じように戦争してなかった国がほとんどですよね。

2024-10-31

国連憲章読もうぜ

国連じゃなくって国連が作った委員会勧告出してきたが

そもそも日本が受け入れている国際法たる国連加盟国への憲章では内政干渉せずがあるので

いい加減国連自体が自浄作用を働かせないとダメなんだけどどうしようもない

2024-10-30

anond:20241030155706

1. 国連委員会とは何か?

国連委員会は、特定テーマや分野に関連する問題について議論検討監視、助言を行う機関です。各委員会テーマごとに異なる目的を持ち、人権環境持続可能な開発安全保障などの分野で専門家加盟国代表者が集まって構成されています。例えば、「国連人権委員会」や「国連気候変動委員会」などがあり、それぞれの分野で国際的基準形成し、加盟国実践評価監視する役割を担っています

 

2. 国連委員会勧告とは何か?

国連委員会勧告は、加盟国に対してあるべき行動や改善を促す指針です。勧告は、法的な拘束力はありませんが、国際的基準価値に基づいた内容であり、各国が国際社会の期待に沿って行動するための参考とされます。例えば、人権委員会から勧告は、加盟国人権保護改善に関する施策に対する提言として用いられます

 

3. 勧告意思決定プロセス

勧告は、委員会対象国の状況を評価し、報告書国際的基準と照らし合わせながら作成されます。具体的な意思決定プロセスには以下の段階が含まれます

情報収集加盟国からの報告、専門家による調査NGO市民団体意見などを通じて情報収集します。

評価収集した情報をもとに、委員会専門家分析し、課題改善点を特定します。

勧告作成評価結果をもとに、勧告策定し、加盟国に対して提言として提供します。

合意形成委員会内での合意を経て勧告正式に決定されます

 

4. ガイドラインの有無

委員会には、国際法国連憲章、または特定条約協定ガイドラインとして存在します。例えば、人権委員会場合、「市民的及び政治的権利に関する国際規約」(ICCPR)が基準となりますガイドラインは各委員会目的に応じて異なりますが、通常、国際的承認された条約協定に基づくものです。

 

5. 他の/過去勧告との整合性担保

国連委員会では、過去勧告や他の委員会勧告整合性を持たせるための調整が行われます国際基準一貫性を保つため、委員会内で情報共有や意見交換を行い、必要に応じて過去勧告と照らし合わせた検討が行われます。また、専門家同士の連携重要な要素です。

 

6. 勧告正統性

国連委員会勧告は、加盟国国際的義務基準尊重し、向上を目指すべきであるという立場に基づきます勧告は国際条約協定国連憲章を基盤とするため、普遍的基準依拠している点で正統性が認められています。ただし、勧告には法的拘束力がないため、各国が自主的に従う形となりますが、国際社会人権団体などの目があるため、国際的圧力がかかることもあります

2024-10-02

anond:20241002163605

やっぱり感想よりもAIやね

1. 北部同盟支援テロ正当化にならない

かにアメリカタリバン政権に反対する勢力である北部同盟支援していました。北部同盟は、アフガニスタン国内の反タリバン勢力で、1996年タリバン政権を握った後も、主にアフガニスタン北部抵抗を続けていました。アメリカは、タリバン強硬イスラム主義政策人権侵害懸念を抱き、タリバンに対抗する北部同盟支援していたことは事実です。

しかし、これはアフガニスタン内の内戦における一つの支援行為であり、アメリカ民間人都市を標的とした9/11テロ攻撃正当化する理由にはならないことは明白です。内戦において敵対する勢力への支援は、国際関係ではよく見られる行為ですが、これが無差別テロ理由にはなりません。

2. タリバンとの紛争の延長線上にあるが、テロは別問題

アメリカタリバン対立は、9/11以前から続いていたことは事実です。タリバン政権アルカイダリーダーであるオサマ・ビンラディン庇護しており、彼らの関係は深いものでした。タリバン政権アルカイダ活動の場を提供していたため、アメリカタリバンの間で緊張が高まっていました。

しかし、この紛争アメリカ国内への直接的なテロ攻撃正当化するものではなく、国際的対立範囲を超えた無差別攻撃でした。9/11攻撃は、一般市民を狙ったものであり、タリバンとの政治的軍事的対立を超えた非人道的行為であるため、何らの正当性も持ちません。

3. 国際法的な視点からテロ非難

国際法国連の枠組みでは、テロリズムは常に非難されていますジュネーブ条約やその他の国際的な人道法の枠組みにおいても、戦闘員でない民間人への攻撃は許されていません。特に、9/11のような無差別テロ攻撃国際的ルールを完全に無視した行為であり、北部同盟タリバンとの対立があったとしても、この種の攻撃国際社会全体で非難されるべきものです。

したがって、アメリカが9/11のようなテロ攻撃を受ける「正当な理由」はどこにもなく、むしろタリバンアルカイダ国際法違反した行為を行ったことが明白です。

4. アメリカターゲットではなく、民間人犠牲となった

9/11攻撃は、アメリカ政府軍事施設を狙ったものではなく、一般市民が働くオフィスビル民間航空機が主な標的となりました。これは明確に無辜市民犠牲にした攻撃であり、いかなる国家間対立も、こうした無差別暴力正当化するものではありません。アメリカの行動に対する報復理由にするのであれば、外交手段国際的訴訟があるべきで、民間人ターゲットにした攻撃は一切の正当性を欠いています

5. アメリカ対テロ戦争防衛行動

9/11攻撃を受けた後、アメリカは正当な自衛権に基づきタリバン政権を打倒し、アルカイダ拠点を壊滅するための軍事行動を開始しました。これは国連憲章第51条に基づく合法的防衛行為であり、アメリカ国際的支援を得て、テロリズムに対する戦いを展開しました。アメリカの行動は、自国同盟国の安全を守るための防衛措置であり、テロリズムによる暴力とは異なる目的正当性を持っています

結論

北部同盟支援アメリカタリバン紛争があったとしても、それが9/11のような無差別テロ正当化することはできません。アメリカは、タリバンアルカイダの脅威に対処するために行動していましたが、それに対する反応としてのテロ攻撃は、国際的にも倫理的にも全く正当性を持たない行為です。アメリカテロの標的とされたのは、単なる対立の延長ではなく、無差別に多くの命を奪うことを目的とした明確な犯罪行為であり、その背景にある紛争の経緯はテロ正当化する理由にはなりません。

2024-09-30

anond:20240930140416

一度pushされたbranchでrebaseするの国連憲章禁止にしてほしい

2024-08-18

専守防衛戦争抑止効果がない」

古代人過ぎて泣けてくる……。

基本的現代においては「侵略NG」というコンセンサスがある。

ただしイスラエルを筆頭に横紙破りしてる国もあるが、基本的には何かしらの大義名分を作って戦争をする。

近年の例

有志連合アフガニスタン侵攻(2001-2021年)

 国連憲章第51条によって定められ、事前に国連決議必要としない集団的自衛権の発動

有志連合イラク侵攻(2003-2011年)

 国連安保理決議678号(決議1441号が履行されなかったと主張)

 ※支持国のうちオランダイギリス不適切な侵攻であったことを認めている

エチオピアアメリカソマリア侵攻(2006-2009年)

 国連安保理決議1725号による進駐

 ※ただし積極的戦争拡大について国連EUアラブ連盟非難している

ロシアウクライナ侵攻(2022年-)

 国連憲章第51条によって定められ、事前に国連決議必要としない集団的自衛権の発動

完全に大義名分が無かった例

南オセチア紛争(2008年)

 ジョージア軍のCSTO平和維持部隊への攻撃により発生

 当事国ジョージアでサーカシヴィリ大統領不適切命令が原因と決着済み

アメリカシリア不法占拠(2016年-)

 特に説明はないがアメリカ中央軍の1000人程度がシリア政府承認を得ずシリアの一部地域占領している

 イランはこれを理由アメリカ中央軍をテロ組織指定している

イスラエルヨルダン川西岸および東エルサレムへの入植(2016年-)

 国連安保理決議2334号違反

 ※アメリカ拒否権行使せず成立し、ネタニヤフ政権はこれを無視すると宣言

建前

基本的に何かしらの建前があって事を起こすと、ある程度の国際的支持が得られることがわかる。

その建前を根本から破壊するのが専守防衛だったり非武装だったりする。

攻撃できない相手に「攻撃されたので、されそうなので攻撃します」とは言えないからだ。

とは言えダメな例の通りやるやつはやるので、そういう政策を取るかどうか自体議論余地があるのは認める。

認めた上で日本のように世界10位程度の軍事費を費やしながら専守防衛を盾にするというのは、結構有用な仕組みではある。

もちろん建前を建前とするためにあれこれ工夫は必要なのだが、言うだけタダなんで積極的に用いたい。

さっさとジブチから自衛隊を引き上げて引きこもろう!

2024-05-20

anond:20240520181946

資本主義がどうあれ、女が男と同じだけ下方婚しないと国連憲章が定める基本的人権たる男女平等は達成されないよね。

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