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はてなキーワード: 育種とは

2024-10-14

anond:20241013172029

そもそも未熟な果実は食べられると植物は子孫を残せなくて困るので、基本的にはまずく感じられるようになってる。そこを育種でどうにか食べられるようにしてきたのがヒトなんだが。

あと子供が食べたがらないピーマンを無理やり食べさせようとする大人が多いが、あれは子供達には虐待しかいからやめろ。大人は味覚が麻痺してるからピーマンの苦味もおいしいとかアホなことをほざくが、子供ゴーヤの皮並の苦味とハバネロ並みの辛味を感じてると思うべき。苦味を楽しむための嗜好品しかないんだから食べたがらないのを無理やり食べさせる必要はない。好き嫌いとかじゃなくてただ単に苦痛なんだよ。ちなみに高齢者になるとピーマンの苦味はほとんど感じなくなるらしい。

2024-08-05

追記あり最近のお手軽優生思想が鬱陶しい(スポーツ活躍は選別じゃ

anond:20240731234612

増田めいろま優生思想肯定しているわけではないのはわかるが、

May_Roma めいろま 谷本真由美 @May_Roma

日本選手が強くなったり、最近の子達が美形でダンス勉強うまいというの、あれ日本80年代以後は見合いが激減したのが原因かもな。能力がない、金がない、不細工結婚できなくなって、優秀な人間けが自然選別で結婚して子供を産むようになった。多分これ結構あたってると思うんだよ

https://x.com/May_Roma/status/1818342205909524820

ある快挙を無理やり優生学的な原因で説明しようとするのはモロに優生思想でしょ。例えば日本スポーツ選手が強くなり、オリンピックで優れた成績を残せるようになったのにお見合いの激減など効いているはずもない。はてな民からしたらめいろまなんか真に受けるなよといいそうだが、最近こういうなんでもお手軽に優生学的な理由を求めようとする人間が増えている気がするので真面目に反論しておく。

理由1:お金のおかげ(スポーツ振興予算)

これはズバリ森喜朗のおかげ…もといtotoのおかげである森喜朗Jリーグも好きではないが、今日国際大会での日本勢の活躍の一因は間違いなくこのスポーツ予算にある。

https://www.asahi.com/articles/DA3S14462004.html

totoの売上からは"毎年"200億くらいの予算スポーツ振興に安定的に投下されるようになっている。メジャースポーツからしたら大した額に見えないかもしれないが、これにより従来個人趣味の域を出ずスポンサーもつかなかったマイナースポーツへも強化予算が割り振られるようになった。パリオリンピックでの躍進目覚ましいフェンシング分析をしたものが以下のツイートである

Sato Josuke (Jose Sato)

@soccer_kozou013

つのからかは不明なのですが、味の素トレーニングセンターに作られた広い練習場で定期的に候補選手の強化合宿が開かれていたり、学生選手将来有望だとみなされた選手トレセンが頻繁に行われています太田雄貴さんの活躍によりそれにさら拍車がかかった印象です。

https://x.com/soccer_kozou013/status/1820274088906285060

一昔前なら、フェンシングのようなマイナースポーツ(失敬)の国立トレーニングセンターなど想像もできなかっただろう。ちなみにスケボー2017年からJOCに加盟しているのでそれなりの予算が出されていると思う(たぶん)。

理由2:女性活躍のおかげ

日本オリンピック金メダル数の推移をみると

https://honkawa2.sakura.ne.jp/images/3980a.gif

こんな感じになっており、言うまでもなく90年代からの増加は女性選手のおかげであることは明らか。日本男女平等は完全には程遠いが、宗教経済的理由により女性がまともにスポーツをできない国はまだまだ多く、それらの国々に比べればまだマシであるおかげと言える。

そもそも人間品種改良なんてそんな簡単ものじゃないからな

80年代からお見合いが減ったといえ、今のスポーツ選手はその世代の子供にあたり、たかだか1世代しか経過していない。そのような少ない世代での効果などたかがしれている。さらお見合いがなくなった80年代価値観で言えば、男性の魅力は経済力という時代なのでスポーツ能力とは全く関係がない。スポーツができてモテるのはせいぜい中学生までくらいのものだろう。

品種改良をしようとするのなら優れた形質を持つもの同士を交配し、さらにその子孫もその形質で選抜しつつ交配を繰り返さなければならない。たかだか世代経済力選抜したところでスポーツ能力など上がりようもないのだ。(「最近東大生選抜されているか美男美女が増えた」というのも同レベル寝言だろう)

追記

人の意見毀誉褒貶があるのは当然なので、反論したいわけではないですが、誤解は解いておきたいので追記します。

めいろまのは価値観を表明した意見であって優生思想ではないよね?

これはその通りで私の言葉足らずでした。ああいうのは優生思想のものではなく、優生信仰とか優生信者とか優生陰謀論とかそういうのが正しいですね。

遺伝環境が引き継がれる要素ってあるよね。

これもそのとおりです。増田別に遺伝要素や環境が引き継がれる要素まで否定するつもりはないです。優生学にも科学的な要素はあると思っています。ただそんなにね、1,2世代ゆるふわ身体能力と関連性の薄いセレクションしたくらいで身体能力上がるわけ無いだろ!安直優生思想説明するな!遺伝なめるな!と言いたかっただけです。

理論的には、特定集団隔離して交配と選択を繰り返せば一定の形質をもった新たな品種を生み出せる、というのは育種学的に見れば当然の話だし、あるいは大集団でゆるい選択を長いあいだ続けることによって平均値を緩やかに変えていく、みたいな可能性はあり得ます。例えば木村資生博士はこの後者可能性を提案しています

ただそれが実施可能であるかというと

という問題があって、具体的には2番めの点については木村先生はほぼ自明に賢いもの優遇しようと提案されていますが、目下の少子化消滅がほぼ確定しつつある日本を見ると賢い人間よりマイルドヤンキーみたいな方が優れた形質なのでは無いかという気もします。家畜場合「肉が多い方が良い」「産卵個数が多い」など具体的に目標を決めることができますが、人間場合望ましい形質というのはそんなに簡単には決められないでしょう。(ただ木村先生活躍された時代少子化ではなく人口爆発懸念されていた時代である、ということは背景にあります

3点目もこれに関連していて、例えば「外見が優れている」価値観の中身などはすぐに変わり得るということです。平安美人は今の美人とかけ離れている…などと持ち出さなくても、イケメン定義でも昭和と令和では全然違うという現実があります石原裕次郎高倉健は今の時代では顔の濃いおっさんフェイスだし、今風の顎が細く中性的K-POPアイドル容貌昭和時代では気持ち悪いカマホ野郎扱いでしょう。高々30年(=1.5世代)程度あれば人の価値観はあっさり変わってしまものなのです。

結局の所「優生学」にも科学的な部分はあるがその部分は「育種学」と呼ばれるものであり、このあたりの関係は「脳科学」と「脳神経学」みたいなものではないかと思っています

2023-11-28

放射線育種からといって、できた作物がその他の品種に比べて多量の放射性物質が含まれるわけでは、もちろんない。

どうかなー

福島瑞穂が本当にこれ理解していると確信を持って言えるか?

俺は無理だなあ

2023-08-23

日本研究は広く浅くやるべきなのか

判断材料をChat GPT先生に教えてもらいました。

関連ブクマhttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/mainichi.jp/articles/20230822/k00/00m/040/214000c

アメリカ日本で盛んな分野のトップ5は?

アメリカ日本大学における理系研究で、盛んな分野のトップ5をそれぞれ箇条書きにしてお答えします。

アメリカ大学で盛んな理系研究分野は以下の通りです。


日本大学で盛んな理系研究分野は以下の通りです。




アメリカ日本理系大学研究成果が経済に結びつきやすいのはどちら? その理由は?

一般的に言えば、アメリカの方が日本よりも大学研究経済に与える貢献度は高いと考えられます。その理由として、以下の点が挙げられます

アメリカでは、大学研究成果を産業界に移転する仕組みが整っており、特にベンチャー企業の創出や成長につながっています。例えば、スタンフォード大学マサチューセッツ工科大学MIT)などは、シリコンバレーボストンエリアといったイノベーションの中心地に位置し、多くのハイテク企業スタートアップ企業連携しています。また、大学発ベンチャーの成功事例としては、グーグルフェイスブックなどが有名です。

日本では、大学研究成果を産業界に移転する仕組みが十分ではなく、特にベンチャー企業の創出や成長につながっていません。例えば、日本大学発ベンチャーは、アメリカ欧州と比べて少なく、また規模も小さいです。その原因としては、日本大学知的財産管理ライセンス交渉能力が低いことや、日本産業界が新技術や新製品に対する需要が低いことなどが挙げられます

以上のことからアメリカでは大学研究経済に与える貢献度は高く、日本では低いと言えるでしょう。もちろん、これはあくま一般的な傾向であり、日本でも優れた大学発ベンチャーは存在しますし、アメリカでも大学研究経済に貢献しない場合もありますしかし、日本アメリカから学ぶべき点が多いと思います


日本アメリカにおいて、お金になりやす研究分野をそれぞれ挙げてください。

アメリカ日本において、お金を生みやす研究の分野は、それぞれ異なる傾向があります

一般的に、アメリカでは、医学生命科学コンピュータ情報科学工学などの分野研究開発費の多くを占めており、高い経済効果や社会的影響力を持っています1。

日本では、自動車ロボットなどの製造業に関連する分野研究開発費の大部分を占めており、国際競争力を高めていますしかし、日本研究開発費は、GDP比で3.3%と先進国の中で低い水準にとどまっており、基礎研究や新領域研究に対する投資が不足しているという課題があります。そのため、日本では、エネルギー環境生命科学医療人工知能ビッグデータなどの分野において、イノベーションを生み出すための研究開発費の拡充が必要とされています

2023-03-04

コオロギ】フードテック官民協議会での昆虫食推進

国は主導してないのかと思って調べたら普通にしてた

っぱネラーは何でも詳しい

 

フードテック官民協議会 2022年度 第1回 総会/提案・報告会

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sosyutu/attach/pdf/foodtech-39.pdf

上に関する記事

https://news.yahoo.co.jp/articles/90b1f92feaafb1f33bab8ec01046fcc32a23b4b9

 

プレイヤーの育成(技術開発の促進やスタートアップの育成)

大量生産段階に移行するための、昆虫飼養管理及び製品システム技術

・開発や、コストダウンに向けたプラント仕様実証

昆虫飼料養殖魚(魚種ごと)、豚、家きんへの給餌適性の把握

 

マーケットの創出(ルール作りや消費者理解確立)

安全性確保のための生産ガイドライン作成による、業界全体への消費者から信頼性の確保

 ・コオロギ食品及び飼料原料としての利用における安全性確保のための生産ガイドライン

 ・他の昆虫についてのガイドライン

昆虫食・昆虫飼料メリットや意義の発信

 

2022年からから

流行り始めた?時期と一致する

てか普通に消費者への理解」みたいなことも書いてるし

そういう部隊も動いてそうだね

各社の足並みが揃ってた違和感はここら辺にありそう

(つまりそういう企画やりませんか、みたいな打診が企業にいったのではないかなと)

例えば上の報告会が2022年6月でしょ?ファミマコオロギ商品出したのもその頃

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000070046.html

勝手な予想だけど無印だけは普通に独自でやっただけに見える、元々そういうことやってたし

しろ無印ファーストペンギンになったおかげで他社がやりやすかったというのもあるのかも、想像だけどね

 

別の資料では海外輸出の調査とかも入ってるし

国主導で昆虫食を広めてあわよくば輸出国になりたいみたいなのが透けて見えるね

ただもっと根源的なきっかけは他にありそう、SDGs関係EUでもルール化が進んでるらしい

最初昆虫食を受け入れた国が輸出大国になれるのかもしれんね

ただ反発も大きいだろうな

 

てか日本の◯◯テックってほぼコケてるよね

過度な期待って嫌いなんだよなあ、地道に努力してる研究者ベンチャーは好きなんだけどね

 

__

 

補足:

いちおう、昆虫食以外のこともちゃんとやってるので彼らを叩くのはお門違いだとは思ってる

ロードマップPDF)で示されたのは、「植物由来の代替タンパク質源」「昆虫食・昆虫飼料」「スマート育種のうちゲノム編集」「細胞食品」「食品産業自動化・省力化」「情報技術による人の健康実現」の6つだ。

 

昆虫食については言ってないけど、ゲノム編集の方では「活動を進めていくことで、できるだけ世の中にこのような商品が出るようにしたい」と言ってるので、商品が出ることへの活動をしてる組織なのだ理解してる

スマート育種のうちゲノム編集について、「生物多様性影響に関する情報提供プロセスの迅速化やアウトリーチ一般に広く伝える)活動を進めていくことで、できるだけ世の中にこのような商品が出るようにしたい」(井戸氏)という。

 

輸出への調査は3ページ目

昆虫輸出規制調査の結果概要 あたり

https://news.yahoo.co.jp/articles/90b1f92feaafb1f33bab8ec01046fcc32a23b4b9?page=3

 

次に来るのは多分ミズアブ

コオロギ生産ガイドライン」を公表、「ミズアブ」の検討も進む

昆虫ビジネス研究開発WT(iWT)は2022年7月に「コオロギ生産ガイドライン」を公表し、現在は「ミズアブ生産ガイドライン」を検討している状況だ。

 

「国はまだ動きづらい」という話

 昆虫ビジネス研究開発WT代表(兼事務局長)で大阪府環境農林水産総合研究所 審議役の藤谷泰裕氏は

(省略)

「人の管理下で昆虫飼育し、それを食品や餌にする産業のもの実態がないため、国が動くのも難しい状況だった。そこでわれわれ関係者が自主的ガイドラインを作ることになった。

最終的には食品飼料としての安全確保や、社会が許容する方法飼育することにおいては絶対に守る。環境飼育する昆虫、それを食べる人や動物飼育従事者への安全・衛生への配慮を簡潔にまとめたものにした」(藤谷氏)

 

ちなみに予算を見ると小規模なので、やるとしても民へのアプローチ程度だろうとはわかる

 

まり現状、官は「国のために進めたい」、民は「儲かるかもしれないから進めたい」状態だろうからあくま実験フェーズだと思う

消費者としては言いたいこと言っていいんだと思ってる

個人的には食べないことの自由とか、アレルギー保持者に対する配慮とかが気になってる、ファミマ商品はかなり分かりづらい

友人が甲殻類アレルギーで倒れるレベルなので、調味料とか添加物として使われたらどうしようという不安がある

 

___ 

 

まだちゃんと読んでない資料、暇があったら調べる

フードテック官民協議会 第4回提案・報告会

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/sosyutu/attach/pdf/foodtech-7.pdf

昆虫ビジネス研究開発プラットフォーム

https://www.knsk-osaka.jp/ibpf/

そのYoutube

https://www.youtube.com/@user-rx3qs5xo6e/videos

 

__

 

あ、これ安全ガイドライン作ったから各社作りやすくなった説ある?

推進側が上手くいってるってことか

発端はやっぱSDGsかな、バズり始めたのが2020年だし

2022-05-25

anond:20220525141628

sangping 艱難辛苦に対して正当な対価が与えられないと育種事業が停滞し、作物は未知の病害に侵され、食料は不足し、大地は裂け、海は割れ、人々は争い嘆き悲しむので、人類全体にとってとてつもない罪悪だと思うが。

小学生がとりあえず何でもいいか反論してみてってお題出されたみたいで草

2022-05-22

やはり性教育と一度に出来るスポーツセックス教育こそが最も効率的な体育種目だろ

オナニーについてもコンドームについても教えられるし基礎体力も鍛えられる

2022-01-28

anond:20220126232441

ここまでの流れを自分なりに整理したくなったのでまとめてみた

登場人物

増田A...…どうして優生学タブーとされるのか知りたい増田。すべての始まり

増田B...…集団遺伝学の視点から優生学意味がないことを諭す増田。この議論の流れを作る。

増田C...…増田Bの議論科学的に怪しい点を多数発見し指摘。人の手の介入により人間遺伝的に強い生物になれるという立場ちょっと口が悪い。

増田D...…かつて集団遺伝学の論文投稿経験もある実力派。増田Cの反論に対して、より現実的立場から意見を述べる。

おおまかな流れ

ミュージシャンの「国がスーパースター遺伝子を管理して、スーパースター同士で子供を作らせればより強いスターができるじゃない!」という発言炎上したことに対し、増田Aが違和感を抱く。

個人レベルでは優秀な遺伝子でパートナーを選別するのはみんな当たり前にやっているのにどうして?」

これをはてな匿名ダイアリー投稿したところ、「なにをいまさら……」みたいな感じで軽く盛り上がってしまう。余談だが、ここで増田Aが「優生学」と「優生思想」という言葉を混ぜて使ってしまたことで議論が少しややこしくなった気がする。

反応の多くは倫理的批判だったが、その中で目を引くトラックバック投稿したのが増田B。ゲノム科学者と名乗るBは、集団遺伝学的な以下の点から優生学は突出した人類を生み出すことは不可能と述べる。(私はここでちょっと納得しちゃいました)


拍手喝采増田Aも「こういうのが読みたかった!」と追記し、物語は終わりを迎える……。ように思われたが、よくよく調べると増田Bの言っていることは科学的に怪しいということがわかってくる。

その代表増田Cの投稿だ。CはBの投稿を精査し、一文一文について真偽を確かめていった。

Cが「間違い探し?」と言っているように、指摘の多くはBの自論を補強するための根拠に誤りがある、というものなので割愛するが、最も大きな意見の違いは以下のBの意見が完全に誤りだと述べている点だろう。

突出した形質をもつ人同士の子供でも形質は平均寄りになっちゃうよ

動植物育種代表されるように、遺伝的に有利な集団を作り出すことは人間でも可能というのが増田Cの意見である

そこで現れたのが増田Dである。当初は増田Cと同様、増田Bには反対する立場だったが、トラバを眺めてるうちに「意外と合ってるんじゃね?」となってCの議論に意を唱える結果となったらしい。

個人的な感想だが、増田Dはより「ヒト」という種全体での形質について着眼しているように感じた。

増田Cの意見としては、「背の高い人同士で子供を作らせて、背の低い人は子供を作らせないようにすれば種全体として平均身長が上がる」って話だと思うんだが、増田Dの意見自分は以下のように解釈している。(間違ってたらゴメンナサイ)


Cの意見はBの意見否定する材料としては十分だが、以下の理由から優生学的に人類を選別するメリットはあまりないというのがDの意見かなと思う。

淘汰圧に上限を設定するというのが増田Dの意見の大きな根拠かと思いました。集団遺伝学は難しいですね。

感想

Aさんの「ほんとに優生学って悪なの?」という疑問に集団遺伝学的な面からメスを入れるという議論が見られて面白かったです。この流れを作ったBさんに感謝ですね。

増田Cさんはかなり議論を具体化してくれたんのですが、立場いまいちからなかったのがモヤモヤポイントでした。増田Bさんの誤りにイライラして投稿したのは伝わってきたのですが条件設定が非現実的で、ちょっと極端な思考実験的にも感じました。あと思想として優生学的な手法を是とするか否とするが気になったところです。(もう少し優しい感じのサイエンスコミュニケーションを見たいかもね……)

Cさんの意見がその他の条件を一切排除した場合考察に対し、増田Dさんは現実的な条件設定のもと選択圧を適用したという仮定について考察されてよみやすかったです。

しかにこういう議論になると極端な設定を考えてしまますが、絶滅しても淘汰圧かけるぞ!とはなりませんもんね。勉強になりました。

結局のところ優生学がなぜ悪か、という一番知りたかったテーマにはたどり着けていないのですがいろんな人が取り上げてた本を読み漁ってみます

Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、その他のみなさん、ありがとうございました

2022-01-26

anond:20220125193305

ごめん!!!やっぱ元元増田そんなに間違ってなかったかも。元増田とも元々増田とも違う増田です。元元増田を勢いでブコメDISってしまった。ほんとすまん!!!

以下はわたし見解です。(私は集団遺伝学系の論文も書いたことがある程度の人間ですが、書いたのは昔の話なので、もし間違ってること書いてたらごめんなさい)

(1) 潜性遺伝子について

元増田のこの部分:

遺伝病の断種は、遺伝病の根絶について特に有効ではないと考えられています。まず、潜性遺伝病の場合どうでしょうか。これは、両方の染色体に、多くは遺伝機能欠失型の遺伝変異があると起こります。親は、片方しか持っていなければ健康なのですね。すると、両方の遺伝変異を持つ遺伝患者を断種させたところで、片方だけを持つ親が世の中にたくさんいるわけです。どれくらいの数いるか?実はね・・・地球上の全人類で、これを持ってない人はいないと考えられています。今、個人の全ゲノム塩基配列決定とか普通にできてますからね。観察的にそうです。さてそれでも、両方の遺伝子欠失を持つ遺伝病の人を断種させれば、徐々に遺伝病は減っていくでしょうか?実はね・・・そうならないと考えられますハーディワインベルク法則って言うんですけどね。

元増田ではこうDISられていたけど:

まり両方の遺伝子欠失を持つ遺伝病の人を断種させれば、徐々に遺伝病は減っていくんだよ。ハーディワインベルクによれば。

この部分は、元増田ブクマでurashimasanさんが指摘されているとおり:

いやいやいや、この増田も誤解している。HWから導かれるように、個体数が多くなると淘汰圧が最大でも劣勢変異はほぼ無くならないし、人類の現状はそれ。現実的世代数に渉って劣勢ホモを除去し続けてもほぼ無意味

という側面もあり、少しは減ってはいくんだけど、断種政策が"有効(*)"と言えるほど減るかというと全くそうではないだろう、という意味では元元増田の方が正しいかもと思いました。(いきなりハーディワインベルク則が衒学チックに出てくるから面食らいましたが、urashimasanさんのコメントで私は納得しました【追記4 ここの書きぶりは少し雑だったかもしれません。ハーディワインベルグのものというかホモ接合頻度が自乗のため小さいことが重要で、除去するには長期の世代時間必要ということが重要かなと思いました】/でもこの説明でここでハーディワインベルグをこういう形で出す人は少ないとは思う)[(*)ここではひとまず、(仮に倫理面をほぼほぼスルーした上で)人類に対して達成可能淘汰圧範囲内で、社会実質的な影響を与えるほどの効果が得られる="有効"と定義します]

(2) 顕性遺伝子について

この件については、「率」のオーダーの議論としては、元増田が言うことの方が私としては納得感がありました。(とはいえ私の意見としては、多かれ少なかれみんなある程度はマイルド有害顕性遺伝子もってたりするだろうので、もしそういうマイルド有害顕性遺伝子(を持つ少し調子悪いだけの人々)を全部"断種"していこうみたいになるのは全く"有効"ではない(キリがない)ようにも思うし、一方で、強い有害性を持つ顕性遺伝子はそもそも集団内で拡がりにくい(からわざわざ断種によって拡大を防ぐ意味が乏しい)ので、その意味では顕性有害遺伝子への断種政策もやっぱり全く"有効"でないのでは、とも思う次第です)

(3) 平均への回帰について

これはどちらかというと(少なくとも「平均への回帰」という概念自体については)元増田の方が誤解していて、元元増田の方が正しいように思いましたが、元元増田の「正規分布」を持ち出す説明にも確かにちょっとピンと来ないところがありました。

私としては、cartman0さんの元増田ブコメでの以下の指摘が一番適切と感じました:

この増田も平均への回帰勘違いしてない?遺伝関係なくランダム要素で親の身長が高い低いケースが根本で、次の子はそのランダム要素がならされて全体集団の平均へ回帰する。そのケースを考えると優生学効果はない

追記1:補足すると、現象としての「平均への回帰」の原因としては、(1)ランダム要因(形質のランダムな上振れ/下振れ)に起因するものと、(2)極端な同類交配等が生じていない限り、極端な形質を持つ個体の配偶相手は(極端な個体よりも確率的に)平均的であることによるものであると私は理解している。どちらも、極端な形質が進化しにくい/させにくいことの理由となる。尚、もしかしたら「平均への回帰概念理解はいくつかの幅があり、異なる概念理解の仕方がありうるかもしれません。】

追記2:優生学同類交配前提でしょ、というのはその通り。ただし、ある個体もつ"極端に良い形質"が希釈化(平均化)されないような、「"良さの方向"がバッチリ合う配偶相手」を選ぶのは現実には簡単ではない、という話でもあります。名馬✕名馬が必ずしも名馬を生むわけではない、みたいな話の説明の一つとして捉えていただければと】

追記3:もちろん外部との交配が自由に行われていない隔離集団に対して強い淘汰圧継続的にかけつづければ平均値自体も変化します。「平均値への回帰」はなかなか思ったとおりに育種できない要因としてはこういうものがありますよ、という話です】

(4) 多遺伝子型について

ここは元元増田が出した事例とレトリック議論ちょっと胡乱なところがあって、元増田ツッコミたくなる気持ち理解できるところです。まあでも多遺伝子型の形質に淘汰かけたときどうなるかはよう分からん、という元元増田のメインの主張はまあそうかなと思いました。

その一方で元増田

優生思想ダメなのは科学的に間違ってるから」でも「有効じゃないから」でもないんだよ。優生論の生物学遺伝学的手法有効なのは動植物繁殖で既に実証されてるから元増田優生学とは何かをそもそも理解していないのは確かだが、おまえの言ってることもほぼすべて間違ってる。

の部分については、「優生論の生物学遺伝学的手法有効なのは動植物繁殖で既に実証されてる」と言っても、動植物育種レベル苛烈淘汰圧を多くの世代にわたってかけても理想どおりの形質を得るのは簡単でないのに、数世代にわたっての「育種レベル淘汰圧」なんてかけられるわけのない人類に対して「優生論の生物学遺伝学的手法が"有効"か」と言われたら、私は全く有効でないと思います。【追記5 後から思ったので追加しておきますが、単純な話として、そもそも人類世代時間が長すぎて育種対象として向いてないというのも"有効性"を考える上ではかなり大きいかなと思いました。たとえば象(繁殖最盛期35-50齢)を育種しようと思っても人間寿命では短すぎて実際問題として難しいのと同じ話で】

ともかく、言いたいのは、元元増田を勢いでブコメDISってしまったのは本当にすいませんでした、ということです。反省します!(あとブコメ内にキラリと光る本物の識者の皆様に感謝です)

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2020-06-23

瀬川深氏のtweetはなぜ非公開になっているんだろう?

https://twitter.com/segawashin

瀬川深氏のtweetが非公開になっているんだけど、何かあったのだろうか?

twitterをやっていないので、「非公開」が、自ら非公開にしたのか、twitterから非公開にされたのかは、自分には分からないのだけど。

少し調べてみると、

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/segawashin/status/1274090795436404736

このページ、tweetはもとより、ブックマークコメント非表示になっているんだね。瀬川氏って、昔はtwitterについたブックマークを非公開にしていなかったような?

そのtweetの内容を見ると、

瀬川深 Segawa Shin on Twitter: "ニセ科学を厳しく批判する人たち(例・菊池誠大阪大学教授)が特になにもしないであろうことはなんとなく予想できる。ふだんは社会的影響力皆無な私人のタワゴトまでいちいち批判して回る人たちだけど。 / “自民党広報 on Twitter:… https://t.co/JK5BcZYaim"

菊池誠氏のtweetを漁ってみたら、

と、普通に批判的に言及しているので、もちろん瀬川氏がドヤ顔で言ったことは誤りなんだけど、

さらたかがこの程度でtweet非公開&ブックマークコメント非表示にするほど恥を知っている人とは思えないから、追記:ちょくちょく非表示にする人でした。完全に認識違いをしていました。お詫び申し上げます)他に何か大変なことがあったのだろうか。

瀬川氏が心配でならない。

2018-09-12

都会人とは分かり合えそうにない

http://b.hatena.ne.jp/entry/370766956/comment/zheyang

乳牛は乳が出なくなったら殺されるので、少し早まっただけ。

れいったらすべての生き物や、人間含めた不慮の死もいずれ来る死が全部早まっただけになっちゃわない?

まり無慈悲だよなあ。

育種や淘汰するけど、別にそんなシンプルに命を粗末にして生きていないんだけどなあ

都会のブックマーカーは、こんな感じでいきてんの?

2018-02-26

anond:20180226233230

優生学(ヒトの育種)は科学対象になりうる(=科学的に正しい研究結果を出せる)けれど、実際に社会適用すると差別になる、ということか。

(今だと、研究の段階ですでに倫理的に許されないね

ある病気遺伝性のものだとして、その遺伝子を受け継ぐことが判明している人との結婚に反対するのは、差別なのかな?もしそうだとすれば、これは科学的に正しい差別かな?

anond:20180226232531

正しいっていうか、まちがいなく原理的にはヒトの遺伝子改変も育種もできるだろうけど、生物学知識には誤りもあるというのもまた事実だよ。

倫理的に認められるかどうかは知識が誤っているかどうかとは関係ないよね。

2018-02-07

欲欲欲欲

普通自動車限定解除もしたいし

二輪免許も欲しくなってきた。ツーリングしてみたい。

原付か、峠らくらく走れる二輪乗ってみたい

一人用テント積んで乗り回したいなあ

それと冬の間にスノボは行き倒したいし

車泊しながら北海道を見て回るのもやりたい

あと普通に勉強もしたい

2年生までは自分の課程に関わる卒業要件単位内の講義しか取ってこなかったけど

今年は経済学ちょっとかじってみたい

育種も学んでみようかな

どんだけ講義受けても授業料変わんないならそっちのがお得よね

あーーー今年やりたいこと多すぎ!試験期間終わったら全部やり倒したい!時間お金足りるかなーーー!?

2017-07-25

スコ猫はかわいそう。ならブロイラーは?

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170724-00010000-sippo-life

こちらのはてブを読んだ。

なるほどスコ猫は優性遺伝形質を持つので,繁殖には注意を要するだろう。イギリスでは実際に繁殖禁止されている。ひろく動物愛護観点から見れば,惨いと思うのは当然の感情だ。だが「かわいそう"だから"やめろ」と批判する論調には,若干の疑問を覚える。感情に訴えた煽情的言い回しについては,詭弁ではないかとも感じる。

スコティッシュフォールド自然発生した突然変異の猫を,1960年代に発展・固定した品種である。耳を折れ曲がる遺伝子変異ホモで持つ猫は耳折れ(いわゆるスコ猫)となり,ヘテロでは立ち耳となる。ホモヘテロいずれにおいても(時期の差はあれ)宿命的関節炎を呈する。この変異遺伝子特定されており,人間において関節炎を呈するものと同じと見なせるのだという。病気個体をかわいがっているのである。猫当人(当猫?)にとってはたまったものではなかろう。ダックスフンドパグなどもそうだ。悪趣味である。本当に,人間は,業が深い。

ところでブロイラーという鶏がいる。代表的な肉鶏で,日本では毎年数億羽が出荷されている。

>> ブロイラーは徹底した育種改良の研究により、過去50年間で、成長率が1日25gから100gへとあがっている。自然界の鶏は成鶏に達するのに4〜5か月かかるところをブロイラーは40〜50日で成鶏に達する。その急激な成長によりブロイラーの30%近くは体を支えることが難しく歩行困難となり、3%はほとんど歩行不能となっている。心臓にも負担がかかり、100羽に1羽は心臓疾患で死亡する。(Wikibedeiaより) <<

あるいはピンポンパールと呼ばれる金魚がいる。丸々と太った短い尾の金魚で,泳ぐのが極めてへたくそである(そこがかわいいので人気だ)。チンシュリンという品種金魚から,より短尾で丸手な個体を選別交配して生まれた。これに限らず,金魚は異形のオンパレードだ。

猫の先天性奇形動物実験などに比べて,これらがネットで話題になることは少ない。家猫や犬は大事にされているほうだと思われる。それは彼らが人間私生活と深くかかわりあってきたかである繁殖に幾度も手を加えられ,人間にとって「かわいい」「便利」と認識されるような形質が固定化された。

結局のところ全ては人間エゴなのである。この手の話題になると必ず,猫を飼いたいならペットショップではなく保護猫を,という意見が登場するが,わたしはこの意見が好きではない。違和感を感じる。その辺を突き詰め始めたら,そもそも愛玩目的動物など飼育するべきではない(愛玩ではなく家族,などという考え方は個人的には想像の埒外なので納得できない)。愛玩動物産業動物も,人間人間のために動物を利用しているのである

もちろん,薄利多売を目的とした無責任繁殖業者擁護したいわけではない。それらは当然批判されるべきで,専門性の高いブリーダー繁殖を行うべきだ。そして供給というのは需要のあるところに生まれるので,飼育者側の倫理感も重要である。そしてイオンで鰻丼を買って食べなければ鰻の絶滅が遠のくわけじゃない(水産庁による介入が必須)ように,本件についても結局のところ行政による介入が必要であろう。思うに犬猫はもはや市場が大きすぎる。そのためには地道なロビー活動必要だ。それはわかる。

でも,人間人間のために生き物を飼育しているという大前提から目をそらし,「猫がかわいそう」などというきれいな言葉大衆扇動する。そういうやり方に関しては,詭弁を感じるので,わたし不快感を覚える。

病気の猫をかわいがってもそれが人間の業だと思う。我々がすべきことは,その種が他種と不用意に交雑せぬよう適切な管理下飼育していくことではないだろうか。持続可能ペット社会。それがひいては人間のためである。決して猫のためではない。

2014-03-05

http://anond.hatelabo.jp/20140305210246

マジレスすると、「神戸牛(こうべぎゅう)」「神戸牛(こうべうし)」「神戸ビーフ」、全部商標で、遺伝学、育種学的な品種ではない。

兵庫県産黒毛和牛から生まれてればオッケーという曖昧もの。一応、肉質がいいもの神戸牛となる。

松坂牛も商標で、同じように黒毛和牛から生まれて三重県で育てば松阪牛

遺伝的にこうでなくてはいけないというのはない。

かつては暗黙の了解として、但馬牛を親に持つことを松阪牛定義になっていたが、但馬牛定義自体兵庫県産の牛という程度のもので、育種学的な品種ではない。

ついでに言うと、黒毛和牛という品種でさえ、国際的には学問的に言うところの「品種」としては認められてない微妙もの

2012-04-13

畜産関係企業新卒を募集する可能性があるところ)

株式会社アクシーズ(JASDAQ上場

鶏肉専門の会社本社鹿児島


株式会社クレスト(クレストグループ)

本社名古屋あたり。豚と鶏肉の会社日本鶏卵シェア3位くらい。おそらく独立系。


株式会社十文字チキンカンパニー

鶏肉専門の会社本社東北


株式会社大山どり

本社鳥取かな?山陰ちょっとという点もある。

岡山ブロイラー倒産

本社岡山県


株式会社なかやま牧場ハート

本社広島。お肉のことならなかやま!


株式会社ナベル

鶏卵関連の機械作成


日本ハムグループ(食料品メーカー水産商社


株式会社ハイテム

機械設備関連/プラントエンジニアリング/その他製造/その他電気電子関連】  

採卵鶏の総合設備メーカー


株式会社アキタ

広島本社鶏卵大手


ゲン・コーポレーション

本社岐阜。採卵鶏の種鶏、コマーシャル鶏の販売!





参考。

銘柄種(コマーシャル鶏とほぼ同様の意味)とは何か?

「鶏の品種育種会社育種選抜する。→会社顧客に売る際、商品名として名づける。」という

プロセスでつけられた名前です。


主な採卵鶏の銘柄白玉  :ジュリアジュリアライトデカルブ、マリア など

         ピンク卵:ソニアさくら など

         赤玉  :ボリスブラウン、もみじ など


主な肉用鶏の銘柄ブロイラー:チャンキー、コッブ

         特殊肉用鶏阿波尾鶏、シェーバーレッドブロ?など


採卵鶏の銘柄鶏の詳細は

株式会社ゲン・コーポレーション 製品サービス 鶏

http://www.ghen.co.jp/jp/products/poultry/index.html


肉用鶏の銘柄

「別館 ブロイラー館」

http://homepage3.nifty.com/takakis2/broiler.htm

http://raumenzuki.hp.infoseek.co.jp/meigara1.htm

をご覧ください。

肉用鶏はたくさんありすぎて、

なかなか把握しきれません。

参考になったでしょうか?

日本採卵鶏の種鶏の現状 アンディ・ハンセン アミューズ宮崎

 ゲン・コーポレーションから輸入された「種鶏」を日本の採卵養鶏会社が購入して

使用管理し、鶏卵生産

ゲン・コーポレーション

http://www.ghen.co.jp/jp/




ごく一部の後藤孵卵場の鶏も使われている。

後藤孵卵場

http://www.gotonohiyoko.co.jp/


両者とも大変興味深い会社なので、岐阜愛知農学部の方は

入社検討してみてはいかがでしょう?

ゲン・コーポレーション採用案内

http://www.ghen.co.jp/jp/information/company/entry.html

後藤孵卵場採用案内

http://www.gotonohiyoko.co.jp/recruit.php

両者ともリクナビマイナビなどの大手就職サイトでは

採用活動をおこなっていないので上記リンクから

採用担当者電話し、募集があるのかどうか確認すること。


 ゲン・コーポレーションについてもっと知りたい方は

下記記事を読んでみてください。

ゲン・コーポレーションについて(中日新聞記事)←リンク切れ

http://www.chunichi.co.jp/article/economics/news/CK2007073102037287.html

 所秀雄氏が1963年に起業した。産卵数が多いなど優れた遺伝子を持つ外国産鶏の輸入を進め、

国内養鶏業界の発展に寄与した。所氏は2004年9月に会長を退き、後任に、

EWグループを率いるドイツ人のエリッヒ・ウエスヨハン氏が就いた。遺族によると本人の意に反した

交代だったという。


 所氏は今年4月、88歳で死去。生前、EWグループへの株式譲渡について「経営日本側、所有は

ドイツ側という分離政策を信じた」と語っていた。EWグループはいずれ全株式を取得する見通し。

ゲン・コーポレーションは「所氏の退任後も日本人社長を務めるなど、経営日本側にあることに

変わりない」としている。


このような経緯で、ゲン・コーポレーション外資系企業になってしまったようです。

日本ISD協会

http://ameblo.jp/amuse8/entry-10230517301.html

アミューズ社長日記より)

 ISD協会の話をする前に

(というかISDって何?から始まると思いますが)

世界の種鶏(育種)について話をしましょう。

(種鶏って何?って人にもわかるようにします。)


はいものの、伝え聞いたお話の部分もありますので

しかしたら違っている場合もあるかもしれません。ご注意を。


 皆さんは卵食べますよね?

大体スーパーとかお店で卵買いますよね?

そしてその卵は養鶏場で作られているというのはお分かりですよね?

まり養鶏場には鶏がたくさんいてそこで毎日卵が作られているのです。

そしてニワトリは生き物ですから、歳をとるにつれてと卵を産まなくなります

そうなると養鶏場は困りますから鶏を入れ替えます

(お年を召したのを食用に出荷し、若いのを仕入れる)


そのときのために私達のようなヒヨコ屋さんというのが存在するのです。

そしてヒヨコ屋さんでは種鶏(オスとメス、卵を産む鶏のご両親ですね)を

飼育して受精卵をつくりその卵を孵化させてヒヨコ(これが将来卵を産む)を

作るわけです。


しか養鶏場は鶏(ヒヨコ)なら何でも言いというわけではなく

出来れば卵をたくさん産んで、病気に強くて、飼育やすくて、卵が丈夫で

卵の盛り上がりもよくて、殻の形もよくて、餌はあんまり食べなくて、などなど

いろいろと要求があるものです。


そういう要求にこたえるために品種改良が行なわれるのですが

もはや日本の改良技術では世界技術には追いつけません。

そこで海外で改良された種鶏を日本に持ってくるわけです。


しか海外でも品種改良技術が進みすぎて

小さいところが一気に逆転が出来る状態ではなくなったのです。


豊富な資金をバックにたくさんの遺伝子を保有し

その掛け合わせのトライアンドチェックとフィールドデータの採取が

出来るところが勝利する形になりました。


その結果、世界に9社あった育種会社は2社に統合され

世界ではこの2社が50%づつのマーケットを所有しています


EWグループとヘンドリックスグループです。


ちなみにヘンドリックスは卵だけでなくブロイラー、豚においても

世界の50%のシェアを持っています


EWは卵とシャケ、マス、トウモロコシなどの遺伝子を持っていて

なるほど様々な遺伝子は大きい会社統合されてきているのです。


しかしなぜか(まあ、理由はちゃんとあるんですけどね)

日本ではEWグループが強く卵においては91%、ヘンドリックスグループ

8%しかマーケットを持っていないのです。


しかし今から20年前にはヘンドリックス(ここは上記9社のうち6社が統合されている)

当時、この6社の合計シェア(当時は別々に経営をしていたので)は80%を超えていたのです。

それが10年前には50%になり(それに伴い統合も進んだのですが)今では8%に

なってしまったのです。


日本ISD協会続き

http://ameblo.jp/amuse8/entry-10231057437.html

 日本で50%近い(最大時は80%)シェアを持っていた

(当時はグループではなく、別々ですが)

ヘンドリックス系統の種鶏は現在では8%になってしまいましたと。


そしてISD協会とはこのヘンドリックスの6系統(昔の6社が扱っていた種類)を扱う

日本ヒヨコ屋さんの協会なのです。


たった8%のシェア会社まりですが、弊社のように

もう一方EWグループ日本代理店はゲン・コーポレーションのもの

扱っている会社もありますので協会のメンバー全体での日本ヒヨコ

シェアは95%はあるのです。


わかりにくいかもしれませんが、協会のメンバーのうち

ヘンドリックス、EW両方を扱っている会社がいくつかあって

その会社の中でEWの比率がかなり高く、結果として日本のEWの

シェアが高くなっているということですね。


やっとここまでこれましたね。

ISD協会のこと、種鶏のこと、わかっていただけましたでしょうか?


さて、その日本ではマナーなヘンドリックス鶏(上記6系統)ですが

このたび大変革を行ないました。


その内容をお話しする前に

なぜ、EWグループがたった10年間で日本で90%以上のマーケットを持つ

ようになったのかをお話します。


EWグループ日本代理店ゲン・コーポレーション(以下ゲンさんと呼びます)は

1990年代後半いままで農家の延長であった採卵養鶏・種鶏の業界

アメリカ的(EWはドイツですが)経営観念を注入しました。


マーケティング理論を持ち込み、卵・ヒヨコ生産コスト効率などの概念を入れ

お客様サービスとして教育行なったのです。

これにより日本養鶏技術は飛躍的に成長したのですが

その成長にともないEWのシェアも伸びていったのです。


すなわち、今までは鶏の能力により選ばれていた種鶏が

そのニワトリ能力より、総合的な顧客満足度(様々なサービスも含めて)で

選ばれるように変化したのです。


これはニワトリ能力がどうでも良くなったわけではなく、

優秀な遺伝子統合で行き着くところまで行ってしまって

両者の間に大きな差が認められなくなったというほうが

正しいのではないでしょうか?

(それ以前はヘンドリックス鶏が優れていて、

EW鶏は弱点があるという認識でした)


ま、以上は私の個人的な分析で合っているかどうかは別の

人に聞いてみてください。

(私がこう言っていたとかももちろん言わないで。)


そしてこのような日本におけるマーケティング戦略をおこなったのが

アンディ・ハンセンと呼ばれるアメリカ人でした。


10年前アンディはアメリカハイライン社(EWグループアメリカ

拠点。遺伝子研究世界の中心)の副社長にして

ゲン・コーポレーション社長をしておりました。


そして日本の卵は世界で一番厳しい(注文がうるさい)という認識のもと

(以前にも書きましたが生で卵を食べるのは世界でも日本くらいのこと)

日本人に受け入れられる卵を作るニワトリ研究を行い、

日本市場を制覇できれば世界を制覇できるとの戦略で上記の事を

行なってきました。


まりアンディの立てた戦略日本で92%、アメリカで72%のシェア

持つようになったのです。しかアメリカ日本世界で一番卵の値段が高い

(結果ヒヨコの値段も高い)ところですから


高く売れる場所で高いマーケットシェアを持つという経営的にもっと効果

高いことを行なったのです。(高く売れるということは利幅が多いということ

ですからその分研究開発に投資ができ、なお差を広げられる)


しかしこれだけ多くの功績を残したアンディですが、よる年波にはかなわず

4年前60歳を機に退職されたのです。


アンディ・ハンセン

http://ameblo.jp/amuse8/entry-10231427162.html#main

 この日本における養鶏レベルを格段に引き上げたアンディ・ハンセン

その経験を生かし、アメリカ養鶏コンサルタント会社を立ち上げ、

更なる養鶏業の発展のお手伝いをしておりました。


そして今年1月、アトランタ で大きな動きがありました。

アンディ・ハンセン養鶏コンサルタント会社

ヘンドリックスグループコンサルタント契約を結んだのです。

(私は現地におりましたし、本人から直接話を聞いていたので

知っていましたが、私から発表は出来ませんでした)


まり日本アメリカにおいてライバル関係にあったアンディと

ヘンドリックス契約をしたのですからこれから日本における

シェアが大きく変る可能性があるわけです。


そして今日初めてそのことがISD協会のメンバーに伝えられたのです。


その内容とは現在日本に8%しかないマーケットシェア

3年以内に50%まで引き上げるとのこと。


普通に考えればそんなことできるか!となるのですが

(そこにいたメンバーほとんどがそう思ったでしょう)

私は本当に出来そうな気がします。


なぜなら私がアンディに育てられた人間ですし、アンディからの命令があれば

まず私が動きます。そしてそういう人間日本に何人もいます

(私がこうして海外に出向いて情報収集ができるのもアンディの

おかげといえるのです)


しかもその何人かですが、日本養鶏レベルの向上を肌で感じています

レベルをあげられたところが現在大きく成長しているからです。


なんかこういう業界の編成に立ち会えるのはとてもぞくぞくします。

そして情報をしっているのと知らないのとでは大きく違うのだなと。

3年後がすごく楽しみになりました。


ちなみにですが日本におけるヘンドリックスシェアは8%ですが、

我が社においては50%。つまり両方と上手に?

お付き合いをしてきたわけです。


この理由はどこかで詳しく書きますね。


ま、いずれにせよヘンドリックスにアンディが加わったことで業界に変化が

おきることは間違いありません。そしてその中で私はどうすればいいのか?

重要決断をすることが増えてきそうです。


ISDセミナー2009-03-26?)

http://ameblo.jp/amuse8/entry-10231438826.html#main

 本日セミナーの内容は3つ(正確には4つですが)

現在日本経済世界経済についてと未来予想

静岡経済研究所の方がいらっしゃってお話をされていました。


ヘンドリックスニワトリ改良の方向性とそのテストデータ

ヘンドリックス育種改良責任者アリアンさんの講和

日本でのヘンドリックスのこれから戦略

これらのお話をアンディがしたのです。


正確には4つというのは、2番目のお話の中に

日本でのデータ日本シェーバーの方がやったということですね。


ま、一番最初お話経済新聞読んでいれば当たり前のお話ばかりで

当たり前のここといえば当たり前だし、

独自の分析をあえて入れていないようにも感じましたので

内容はともかく(聞いている人に合わせてくれていたのだと思います


感じは良かった。当然ですが間違った分析はありませんでしたし。

いや、時々自己主張のため独自の分析を入れる方がいるのです。

そしてそれがいい分析場合もないわけではないのですが

大体において、小さな部分を大きく、深く掘り下げていて

一般論で話すのには無理があるだろって場合が多いのです。


いや、わかりますよ。人と同じことを話したのでは独自性がありませんし

講演に読んでもらえなくなりますからね。でも、間違ってはだめでしょう。

それから極端な例を話してもだめでしょう。

ま、そういう点からすればいいお話でした。

自分の頭の中身の整理にもなりましたし。

(どれだけ上から目線なんでしょう)


2番目のお話は以前オランダ(ヘンドリックス本社があります)で

聞いたお話でした。それからいくつかのデータは私の会社

出しているものでしたので特に目を引くものではありませんでした。


講演をするヘンドリックスアリアン。もちろん英語です。

ちなみに通訳付。あんまりうまくなかった。通訳が下手って言う

より打ち合わせが悪い。アリアンが省略して話しているところの

意味がわからず聞きなおしたりしていた。ま、聞きなおして

くれたから私も理解できた部分がありましたが。


ただ結論から考えるにやはり、いろいろな研究が進みすぎて

ニワトリの種類の差は現れにくくなっているなと。


例えがうまくはまっているかどうかはわかりませんが

トヨタカローラホンダシビック日産ティーダの差でしょうか。

車の性能の差よりもイメージとか価格とかそういったところでしか

差を見つけられないと。


そうなるとニワトリの開発は日本全体を満足させるより南国向け、

北国向けとかそういう方向で開発することになるのかなと

車なら北国向けに寒冷地仕様がいいとか、海岸沿い用に防錆が

うまいとかそういう局地使用で販売を伸ばすと。

だって日本中で卵が作られているわけではありませんからね。


名産特産になっているところ向けに集中して作ったほうが売れるってもんですよ。

そしてそういう開発をさせたらアンディにかなうはいないということです。

(私がこういう風にかんがえるのもアンディの影響なのでしょうが


最後の講演がアンディ

これが噂の(私が勝手に話を大きくしているふしあり)

アンディ・ハンセンです。


正確には日本では

アンディ・大和ハンセン

日本語のミドルネームを入れるくらい日本に溶け込んでいる

(そのくらい力を入れないとマーケットが取れないと判断した

のだと思いますプロです)


アメリカ人です。

ちなみに、ファッコといって先日わたしのところで導入した

ニワトリケージ(金網の箱)のメーカーイタリアにあるのですが

そこの副社長日本代理店社長)も営業の神様みたいな人で

日本人より日本おもてなしの心を学んでいます。すごい人です。


海外には本当に日本で物を売るために日本人より日本のことを

わかっている人がたくさんいます。すごいですね。

(ま、海外で車・電気製品を売るために

すごい努力をしている日本人もたくさんいるでしょうが


ま、アンディの話の内容は前回書きましたが

要はたくさん勉強して海外を見て回って、レベルを上げて、

お客様満足度を上げていけば結果的に会社が成長していって

そのついでにヘンドリックスニワトリは売れますよと。


製品品質に問題はないのだと、売り方が悪いんだよ。と。

からから半年かけて、メンバー会社を訪問して

それぞれを分析してみんなで成長して

いきましょうっていうお話でした。


もっとも弊社には何度もお越しいただいていますが、

あれから4年経っていますので改めて見ていただくのは

いいことなのかも知れません。


むしろ弊社の成長を見て改善点なんか助言をもらえるとうれしいですね。

ま、繰り返しアンディのご指導を受けるためにはがんばって

ヘンドリックスニワトリを売らなければならないわけで

会社が成長すれば自然マーケットも伸びるのですけどね。

あの人は天才です。(こう思っているのは私だけ?)

2009年の記事ですが、3年後を見据えての記事です。

今年でちょうど3年目。


宮崎の採卵大手のアミューズ、この会社社長さんの分析

正しいかどうか、採卵養鶏業界に関りたい方は

調査してみてはいかがでしょう?

 
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