はてなキーワード: 排卵とは
子宮筋腫で子宮内膜症で既に30代前半…といろいろあり最初から高度医療をすることにした。
保険適用になったタイミングで夫婦で検査。夫に問題なく私も一応排卵はしている状態。
採卵は左の卵巣からしか採れないから少なかったけど何とか3個胚盤胞になって移植手術の準備ができた。
自己注射も薬の副作用も採卵の激痛も耐えてスタートラインに立ててホッとしたのを覚えている。
1回目
移植して検査までの1週間の間に出血があり、ああ駄目だなと直感した。
検査結果は化学流産。一応妊娠自体は成立したけれどすぐに流産した状態みたいなことらしい。
まだ1回目だし心の余裕があった。
2回目
3か月空けて2回目の移植手術。1週間経っても出血がなく無事に妊娠成立。
病院で妊娠初期の方のためのパンフレットをもらい、しばらく経過を見たら分娩のための病院に転院ですと案内される。
出産場所を検討してくださいとか言われたり、本当に小さい小さい赤ちゃんの種をエコーで見せてもらう。
安定期に入るまでの流産率の高さもあるので、安心はできなかったけれど、
夫と2人の子供が今確かに生きようとしてくれていると思えてうれしかった。
しかしその一週間後、ちょうど心音検査に向かう途中突然大量の出血。
幸いスカートだったけれど下半身が血で染まった状態(コンビニで急遽下着などを買った)でエコーを見てもらうと
赤ちゃんらしきものは見えず、でもか細い心音は聞こえていると言われた。
念のため1週間安静にしてもう一度確認しましょうと言われ、ほぼ絶望的な状態なのに1週間ベッドで寝たきりになる。
その間必死にネットで、大量出血しても妊娠継続した人の記事を見つけては縋るような思いだった。
再検査の数日後吐くほどの腹痛と出血があり、おそらくそこで完全に流産して終わった。
夫の前で子供のように大泣きした。自分でも言葉にならないほどの悲しみだった。
3回目
また数か月間を空けて3回目の移植手術。
2回目の傷も癒えてないけれど病院からは胚盤胞の凍結更新の前に移植を薦められる。
この時も無事に妊娠。2回目より数値もよくエコーに写る赤ちゃんも大きかった。
その次の週の検査でもどんどん大きくなっていて、心音も確認できた。
ドクンドクンと元気になっている音、先生もかなり順調ですねと言っていた。
今度こそ、と思っていた。
しかしその次の週、赤ちゃんは前の週からまったく大きくなっていなかった。
心音も弱まっていてまた「切迫早産」と言われて安静処置になった。
ベッドの中で安静になりながら、もう駄目だ、いやもしかしたら…と考え続けて精神はめちゃくちゃだった。
気が遠くなる1週間を過ごして、やっぱり今回は残念ですが大きくなっていない、おそらくこのまま自然流産になるだろうと言われた。
亡くなった赤ちゃんになるはずだった命は、心音も聞こえていた命は、
また数週間後吐くほどの腹痛と出血と共に流れていった。
このころには泣きすぎて頭も心も疲弊しきっていて、何も手につかなかった。
あと少しで母子手帳をもらいに行けるはずだった。
すべてが手から滑り落ちて、自分の体内が赤ちゃんの墓場になったのだと思った。
不妊症は通常妊娠が成立しないことが多く、私のように3回妊娠したのに育たない場合、
通っていたクリニックからも不育症の転院を薦められたが、ここで完全に心が折れてしまった。
保険適用の移植手術は6回までなのでまだ3回チャンスはあるが、
もともとメンタルが弱くネガティブな私はもうがんばれなかった。
また1週間祈るようにベッドにいる時間が来るかもしれない、それでもダメかもしれない。
小さくて小さくてでもたくましいあの心音が、翌週には途絶えているかもしれない。
私の体に移植したことで、この命を殺してしまったのかもしれない。
それじゃなくても薬の副作用やつわりも出たり、体も疲れ切っていた。
それから2年経ったが、
大学病院で自分の婦人科の持病オンパレードの治療と向き合っている。
私は手に入れられなかったもの。
今でも苦しくてつらくて切なくて涙が出る。
2回目の移植の子も、3回目の移植の子も出産予定日はずっと忘れない。
会いたかったな。
理由を探しても見つからない、不妊治療はやれば必ず結果が出るわけではない。
今不妊治療をしている増田はどうか無理せず、でも良い結果になれますように。
私は今は子なし夫婦としてどうにか楽しく生きていけたらいいなと願いながら、
次の旅行の夢を夫と話している。
保険適用になったのは菅政権になった時からで、その前は完全自己負担だったよ。
そして、ランキングなどが全く明らかではない不確かなものに100万とかかけるという狂気の沙汰が不妊治療だった。
子供ができるまでに地方都市に家を買えるくらいは普通にとかしてたんじゃないかな。
当然、排卵のペースに合わせて通院しないといけなくて、それだけでも負担が大きかったが、それは今も同じ。
病院がめちゃくちゃ混んでいて、朝早くに行っても診察してもらえるのは昼みたいなのもざらだと思う。
あと、キャッシュフロー気にしているのか、手数料を気にしているのか、クレジットカード不可で現金払いのみとかもあったな。
人工授精の為に胚を作った時とか、マジまどろっこしい電話かけてきて怒りしかなかったとかもあるな。
治療中に何リットル血液ぬいたんだろうっていうくらい毎回血液検査でホルモンチェックだったのも地味に苦痛があるよね。
エグくてビビるわ
この辺はめちゃくちゃバランスが悪い。
というか、誰得というか、誰に向かって支援してるの?って感じ。
今時、お金がないからと若者が結婚・出産を控えるようになってきているけれど、所得制限によって、お金があるからといって余裕というわけではない。
子供手当は結婚して子供を作りそうな世帯年収がある人たちはばっちり所得制限に引っかかるので、もらえない。
そういう人たちでも唯一使えるのが不妊治療の保険適用で、それはかなりいいことだと思う。
余談だけれど、高校無償化によって中堅の私学のレベルが下がりまくっているって話は知ってる?
私学の試験は大抵公立より前にあるのね。それで、勉強はしたくないけれど、高卒の資格が欲しい子供たちが中堅の私学に入るらしいんだ。
かつてはお金の壁によってそこそこ裕福 = それなりに勉強に投資する親 という構図が成り立っていて、中堅私学には低レベルな子は来られなかった。
でも、今は無償化によって勉強が嫌いな子供は受験勉強が早く終わったほうがいいから早く結果が出る中堅私学に流れたというわけ。
まあ、そういう子供の親も推して知るべしという感じで、中堅私学は今荒れているらしいね。
なんというか、ちゃんと質を確保してお金を出せばいいのに、単にお金だけ出してあとは知らんみたいなのが何やってるのって感じ。
卵子が生み出されて排卵される、精子の量と運動量が十分あって卵子のところまで辿りつける。卵子の膜を抜けて受精できる。うまく細胞分裂して胚盤胞になる。遺伝子異常とかなくて、子宮の受け入れ条件も良くて子宮に着床する。胎嚢が確認できる。心拍が確認できる…とね。
ここで、妊娠5週くらい。やばない?
心拍確認できても、生理で剥がれ落ちてくる子宮の壁(ナメクジみたいな塊が出てくる)よりちーちゃい謎の組織の塊だよ。化学流産しても気付かずトイレに流すレベルよ。
なのに、不妊治療って上記に挙げたすべての過程で問題が発生する可能性があるよ。
うちは受精に問題があって、人の手で卵子の中まで精子を送り届けてあげないと、胚盤胞にならなかったよ。自然妊娠的なやり方だと、受精卵0だったよ。
この前でももちろん、そもそも排卵がないとか、無精子症とか、沢山の問題があるよ。
ここまでは序の口。うちはお陰様で、保険が適用されるから手術が辛かろうが、仕事の調整しんどかろうが頑張れました(ほんまありがとうございます)
ようやく胚盤胞になっても、移植は、6回までしか保険が適用されないよ。
1回、2回、3回…全部!全部陰性!!終わりが迫ってくるよ。
でも禁煙もしたし、禁酒もしたし、日課のランニングもお休みして、カフェイン断ちも、やれることはやった。
子持ちに言われるんよ。
「心の持ち方次第で妊娠できるよ!私はプロジェクトひと段落した時に妊娠したよ」って
やめろ!叱咤激励なのかもしれないのにお祝いしたい理性を上回って、祟り神になるやろがい。
最悪、夫と2人で生きていければって思うのにさ、夫何にも言わねーのよ。
保険適用終わったら、断腸の思いで妊活辞める人たちが多いよ。嘘でも「子供がいる方が、人生楽しいですよ」とか言っちゃダメなんだぜ。
20代そこそこに、この仕組みに気付けたら良かったね。
現状を投下するので気兼ねなくコメント欲しい
【登場人物】
妹(パン職)
父(故人)
【要旨】
母を毒親とは決して思わないが、母を尊重すると自分の幸せが低減するのではないか?と現況を振り返ると思うのだがどうか。なお、老いる母より当然自分の方が大切である旨承知しており、行動への移し方を模索するもの。
【最近のあらすじ】
父は3年前に、2ヶ月でコロっと病死。当時4年間一人暮らしをしていた筆者は実家に帰り(首都圏。仕事は全く同じものを継続できた。幸運)、まだ学生だった妹と母を扶養に入れた。保険金だの色々あって、筆者本人の生活苦はなし。母も得た資産を切り崩しながら生活。
今年本格的にパート再開。筆者は家事ほぼゼロで、母に多分に世話になっている。
【発生した問題点】
(登場人物紹介で大体察しつくと思うが)母が筆者の彼氏との恋愛に反対する。批判、嫌悪、怒り、悲しみ、自棄、脅迫がみられる。
近場の男とつきあうのは短絡的(同級生)
年収が低い(筆者比)
筆者の容姿、性格面、経験から恋愛するに妥当でない(妹はOKらしい)
自棄
死んじゃおうかな
家を売るから
家事は一切やらない
夫婦関係はここ10年は悪く、母は金銭苦をいなしつつ、無私の愛を注ぎ子育てをしてくれたと思う。(自分のための買い物、おでかけ、30年殆ど皆無。寿退社し父の仕事手伝いか、パートのみ。)
父はいい所もあり、残された家族も理解するところだが、性格は難ありと言わざるを得なかった。晩年は減ったがよくどなる、無計画な消費(母の貯金を使うなど)
それに、死んでから浮気をしていたことが携帯等からわかった。母と筆者だけの秘密とし、母は妹にはとても言えないとのことだった。(何となく伝わる所はあると思う)
母は文句を言いながらも40年一緒にいた父との突然の死別と、彼の裏切りどちらにも耐え難いショックを受けた。特に通院、服薬はなし。
妹は四大を出て知能は正常だが、自己愛ぽい所がありたまの激情で手をつけられないことがある。家電を壊したり、母を殴ったことがある。彼氏ができ、社会人になってかなり落ち着いてきた。近々遠方の彼氏と添い遂げるのだろうと思う。給料安い。
筆者の性格は細かくは文章から読み取ってもらうほかなし。ハイパー自己中なのは確実。倫理観も少し怪しい
父のようになるまい、と思い自営ではなく頑なにサラリーマンに拘ったりした。でも、最近一部似てきているらしい。あるあるだ
非常に楽だけど、生理不順が凄いなと思いある時婦人科に行ったら「血液検査結果が排卵してると思えない」と言われた。無排卵で不妊なのかもだが、通院はロクに続かなかった。元よりてんで子を成す願望がなく、不妊の身を悲劇と思うこともできない程。調べて調べてできるなら治療して、子供を産みたいなんて欠片も思わない。(母の子育てが辛そうだったから筆者に影響した、のは理由の半分位になりそう)
ということで、年齢を理由に結婚を急ぐこともないのだ。それでも、共に生きるパートナーってのを作ってみたいのだ
母の名義になった土地と家は、父の思い出が詰まっているし、家としても魅力的。金融資産は妹に、処分のこと含め家は筆者が請け負いたい!と話すこともある。
彼氏は10年超のつきあいで恋人になったのは最近。筆者の血族とは無縁の軟派な性格だが、尽くすタイプ。上記諸々の筆者自身の難点は許容。今は控えめだが理系国立院卒会社員のどこにケチをつけようというのか?
母について細かくは打ち明けず。筆者の話術で、彼氏のことはいくらでも筆者の味方にできてしまいそうだから。親との同居はどっちのとも絶対しない。
もとより母は子供との自他境界に少し難点があったと考えている。母の無私の半生や失われたキャリアを思えば、それなりの学歴や職業を得ていく筆者のストーリーに移入するのは異様なことではないはずだ。個別のエピソードは卑近のため割愛するが、親と距離を取るのが仲良しのコツと思って実家を出て、結果そうだったので、同居が軋みの理由として大きいのはわかっている。
よくネットで見る記事のように、無意識に娘を蹴落とすだの、不幸になるように誘導するだのは全くなかった。筆者の恋愛を機に「明らかにおかしいな」という発言が増え、筆者としても耐え難い状況となった。
これは筆者が娘から他人の女となり、自分のもとから金銭的にも精神的にも離れようとする娘、という構図に耐えられないからではないか?娘には未来があるが、自分にはない。娘はどうやら愛されようとしているようだが、自分は金輪際得られない。
この辺りが標題で「救えない」と思うに至ったもの。死人に挽回の余地はないし、大人ましてや老齢になって性格が変わることもないだろうし、パート主婦に一軒家を維持するのは10年単位では難しい。筆者の扶養や援助なしでは。友人関係もかなりシュリンクしてしまっている。
母の母、祖母は看護師でよく外で働き、家事は疎かなタイプだったそうだ。筆者にも母にも一部愛着に問題がある気もする。素人見解。
【直近、今後の展望】
2ヶ月程前に筆者が一度爆発。前から逐次進展を仄めかす度に反対されていた彼氏と交際開始を告げた瞬間「出てって」と言われたため。父譲りの爆発的な行動力で賃貸の内見を即時予約し「出ていく」と宣言して荷物まとめを開始した所、「お願いだからすぐに出ていくのはやめて」「元の生活、接し方に戻すから」と態度を一変させ、沈静化。
しばらくしてまた上述の嫌悪や批判が復活してきて、どうしたもんかと思い筆をとった。
「私とママは別の人間」「私は自分の幸せを取るから」「自他境界がおかしい」直接遠慮なしに言葉をぶつけもした。言いたいことはどんなに相手を傷つけるっぽいことでも言えるし、やれてしまいそうなのだが、どうやら良心か打算か、筆者が今涙でベチャ濡れでこの文を打っているように、ひとに吐露したいものがあるのだ。かしこぶってとんだ悪文で申し訳ない。
父が死んで途方にくれる母と妹とペットを、たしかにあの時は守りたいと思って実家に帰ったはずで、母が憎いとか愚かだと思う反面、哀れだ、大切だ、できることはしたいと思う気持ちもある。でもそれは、今家事をやってもらったり、母が「便利だから」そう思っているだけだったとしたら?
母や家を捨てて(あきらめて)新生活をスタートさせたとして、最初は悲しいけどコロっと切り替えられるかもしれないし、20年とか経って取り返しがつかなくて泣くかもしれない。
最初に書いた登場人物、全員が、うまい具合にいく方法が、あるって信じたい。円満にことが進めば家を出た後も親に仕送りしたいし。実家の近くに住むし。
マジで何で死んだんだ親父は。普通にクソ野郎だったのに死んで幾分か美化されて英雄になった。気持ちが切れそうで、この2年ずっと仏壇の前にあまり立てない。
(途中で切れてたので、続きはこっち https://anond.hatelabo.jp/20241017030144 )
(コメントへのかいつまんだ返信はこっち https://anond.hatelabo.jp/20241021145456 )
…と、見出しは引きの良さで付けてしまったが、我々が体験した体外受精(保険適用)、更に男性不妊という状況での妊娠・出産について、教訓の多い体験だったので、経緯をちゃんと残しておきたいと思った。
本音としては「こんな面白い体験、文字にして残しておくしかないだろ!」という面が強い。
特に、不妊治療において男性側と女性側両方を体験した事例はそんなに多くないと思う。
結果としては、精子はいたし妊娠もできたし、先日無事出産したので、めちゃくちゃ不幸な話を期待した人がいたらごめん。
この経験を書き残すことで、体外受精や高齢での不妊治療・男性不妊の現実的なところ、また費用面の不安を感じている人に、それらの不安を少しでも現実に昇華できればいいなと願う。
不安は「よく分からない」が原因の面が大きいと思っているし、そしてたぶん「思っているよりは」費用はかからない
むしろ、妻に関しては妊娠・出産に関して出ていくお金と入ってくるお金がトントンに近かったので、「最高の不妊治療を受けて実質無料で子供を作った」と言ってもいいくらい。
何より、実際やってみて我々は夫婦ともに「不妊治療やるなら体外受精(特に顕微授精)一択」と感じている。
インターネット上には不妊治療や高齢出産に対してネガティブ寄り(というか慎重論というか)の意見が多いように感じるので、たまにはポジティブ寄りな意見があってもいいんじゃないかな。
もちろん、若いうちに子供を作れたら理想ではあるけれど、40過ぎてチャレンジしたって罰が当たるようなものではないのだ。
本筋含め長いエントリだけど、興味のある人は付き合ってくれれば幸い。
※ワードとしての伝わりやすさからここまでは「体外受精」と書いたが、実際は顕微授精なので以下は「顕微授精」統一で書いていく
=====
詳細は後述するが、夫婦(私は40、妻は41)で不妊治療を始め、最初から体外受精、それも顕微受精(精子と卵子を別個に採取し、人工的に受精、培養させる方法)を選択した。
顕微受精となると、一度の採卵で母体から何個も卵子を取り出す(別途採取した精子と受精させ、ちゃんと分裂始まった卵子のみを冷凍ストックする)ので、排卵誘発剤の自宅注射を2日に1度くらいのペースですることになる。
「Falloutみたいだ!」「今日もヤク入れるよ!」と二人で笑いながら自宅で注射をしていた。
(Falloutのスティムパックのように、針を腹に刺して薬剤を注入する方式なのだ)
採卵日間近になると、今度は貯まった卵子が出てこないよう、点鼻薬による排卵抑制剤の投与が始まる。
妻は前日22時以降禁食、当日朝は水しか飲めない。
妻は座薬(痛み止め)を入れ、施術着に着替え、採卵の待機を…といったところで、私に医院から呼び出しがかかる。
一抹の不安を感じつつ、再度提出。
どうやら、精液の中に私の精子が一切出ていないらしい。
「少ない」とか「元気がない」なら年齢的に覚悟していたが、掛け値なしのゼロとなるとショック度が違う。
医院の先生が、ちょっと歯切れの悪い、バツが悪そうな言い方をしていたのが印象に残っている。
ということで、ここまで妻が色々頑張ってくれた経緯は全て無駄となり、その日の採卵は中止となる。
先生曰く、「ウチではこれが一時的なものか先天的なものか判断ができない」と。
通っていたところの系列医院なら男性不妊も対応できるというので、その日のうちに速攻で仮予約の連絡を入れた。
ただ、その日は土曜日。
この2日間はなんだかすごく長かった気がする。
恥ずかしながら、今まで「自分の精子が出ていない」ということを疑う機会・症状などなかったので、かなり頭が混乱した。
今までは、年齢とか仕事とかお互いのストレスとか、子供を作らない(作れない)原因は色々あると思っていたのが、不妊治療を始めて一気に100 : 0になってしまったのだ。
精子が出ないなら出ないでいい。
そもそもが高齢だし、もう子供ができる可能性がゼロならば、それはそれで諦めがつくのだ。
ただ、何もかもハッキリしないのがひたすら怖い。
月曜に医院からの返信が来たときは、まだ何も始まっていないのにすごく安心した。
学生時代(大学が女子9割の学部だった)を思い出し、懐かしいと思うなどする。
先生は後述する「この医院らしい」先生で、現実的なことを淡々と包み隠さず話してくれ、安心感があった。
1 : 主な一つは精子の通り道が何らかの原因(性病や各種炎症の後遺症など)で詰まる機能不妊
2 : 主なもう一つは先天的に睾丸の機能が弱く、精子の作成能力が低い遺伝的な不妊
3 : あとはストレスやホルモン異常による一時的な精子減少などなど
2~3週かけて何度か採精し、毎度精子ゼロだったため、3の可能性はほぼなくなった。
ということは、可能性は1か2。
併せて行ったエコー診断や採血、染色体検査を見て、先生的には「データと診断の限りはどこを見ても健康体で、健康な精子がいる可能性が高い」とのこと。
染色体に異常がないので、精子が採れた場合、障がい児が生まれる可能性も下がるらしい(結果を聞いて、思っていたより安心感強かったので、子を望む人は染色体検査やった方がいいと思う。
そして、この「おそらくいるであろう精子」を取り出すには、手術の必要がある。
つまり、「睾丸を開いてみないと実際いるかどうか分からない(開いてから取り出す方法を決める)」ということだ。
ちなみに、症状が1なら高確率で妊娠可能精子が採れ、2だったら30%とからしい。
まさか人生初の手術が「精子を取り出す」になるとは思わなかった。
前日は22時以降禁食、当日も朝から厳密な制限を経て、朝早くから通院。
次の瞬間に手術が終わっていた。
ビックリするくらいあっけない。
ソ連のSF映画「不思議惑星キン・ザ・ザ」を思い出した。
(分かる人だけ感覚を分かってほしい
結果からすると、精子はいたし(前述の状態でいう1)、数値を見る限り年齢なりの衰えはあるっぽいが、先生曰く「健康な精子いっぱい採れました」とのことなので、顕微受精に支障が出るようなものではないようだった。
もし使い切ったら、もう一度同じ手術をすることになる。
(ちなみに、冷凍精子は原則として婚姻関係又は事実婚の相手にしか使えない)
ちなみに、切開したのは1~2cmほど。
いわゆる「金的を蹴られたような痛み」が、その後1週間は続いたことも記しておく。
結構痛くて寝るのに支障があった。
事前に「まあほぼほぼ大丈夫でしょう」と言われていたので、喜びや安堵はそこまで大きいものでもなかったが、「ハードルを1つ越えた」実感があった。
術後、なんとなく興味本位で「精子を取り出す」以外の選択肢(例えば元のように精子が精液に混ざって出てくるようになる術とか)があるのか聞いてみた。
先生曰く「かつては詰まった精子の管をバイパスする手術があった」らしい。
ただ、術式的に「精子だけ取り出す」より難易度が高く、ニーズも低いため今は殆ど行われていないとのこと。
まあ、精子が再度出るようになって得するケースは確かに少なそうだと思った。
改めて我々のスペックは以下の感じ。
不妊治療の保険適用は43歳(になる前日)までなのと、私の本厄を目の前にしての治療開始なのが、なかなかヘヴィなところ。
現代で似たような年齢・タイミングで高齢出産を考える人は結構多いんじゃないか。
前述のとおり精子は手術で取り出して凍結済。
そこからのざっくり経緯としては、
・生理周期に合わせての採卵2回(男性不妊発覚で中止した回は除外)
・着床試行回数1回
最終的に採れた卵子が2回合わせて10個くらい(中止した初回を入れれば15くらい?
若い人は1回に20~30個採れる人もいるらしいので、ここはやはり年齢が出るところなのかもしれない。
ちなみに1回目の採卵で採った卵子は全滅(受精させても細胞分裂が始まらなかった。
単純計算で妊娠に適した卵子が出る確率が40%、妊娠まで到達した卵子が20%。
これを自然妊娠(タイミング法含む)でやろうとしたら更に確率が下がるのは想像に難くないので、この時点で既に、我々の年齢で自然妊娠は相当に難易度が高いというのが分かる。
そもそも、「卵子に精子を注射針で直接ぶち込む」という超・直接的な手法をもってしても妊娠に至らないケースがあるんだと驚いた(成功率は我々で50%。
とはいえ、そんな状況でも通院開始から男性不妊の治療を経て、妊娠判定まで半年ちょっとなので、我々は総合的に比較的運がいい方だったんだとは自覚している。
妊娠判定時で妻42歳、私は41歳になる直前。
後から考えると、
・病院選び
あたりが妊娠成功率を上げるポイントなんだと思ったので、それぞれの感想とか以下に書いていく。
勿論だけど、顕微受精は採卵時の母体への負荷があるので、母体が許すなら、という条件は付くが、何度も書くけど我々は「それでも顕微授精が最も良い」と感じている。
また、後述するが「思っているよりは」お金はかからない(金額について知りたい人は飛ばしてほしい。
なんとなくぼんやり「子供欲しいよね」くらいの気持ちで、不妊治療が保険適用になったことだし、そろそろ…と思いつつ、不妊治療自体には少し二の足を踏む。
…と、これ自体は我々含めよくあるケースだと思うけれど、やってみて分かる二の足を踏むには事情がある。
みんな実際ちょっとGoogleマップとかで「不妊治療」で調べてみてほしい。
我々の場合(都内在住)、一番近所の不妊治療クリニックが「魂のこもった~」とかなんかラーメン屋みたいなこと書いてあり、この時点で結構キツい。
それ以外も「不妊治療専門の鍼灸院」というよく分からないトコがあったり、口コミで医師への愚痴が延々書いてあったり、「子供」というある種神聖なものを取り扱うからか、とにかく情報のノイズが多い!しかも口コミでみんな専門用語使うから、ふわっと興味で調べてみた勢は口コミ勢の知識マウントでだいぶ気持ちが挫かれる(それだけみんな真剣なんだとは理解するが。
そのうえ、病院ではよくあることだけど、どこも口コミ評価が1か5に完全に二分している。
特に不妊治療ともなれば、子供ができたら高評価になるだろうし、できなかったら低評価になるだろうことそれ自体は分かるが、手探りでこれら情報のノイズを潜り抜けて「ここにしよう」と思える場所を決められる人はそんなにいないんじゃないか。
私の場合は、調べ始めた一発目が明らかに相性悪めな「魂のこもった」ラーメン医院だったので、だいぶ「これは大変だ…」と思ったのをよく覚えている。
そんな折、知人女性とたまたまXで話してお茶することになり、話の流れで不妊治療の話題になった(相手は顕微受精で子供を産んでいる。
曰く、
実際に転院をしている人の意見は心強い。
この知人はハッキリとデータで話す人を好むタイプなので、そんな人が「自分に合っている」と感じた医院なら、前述のラーメン医院みたいな要素が薄そうでいいな、と思い、後日妻と相談の上、同じ医院を受診。
なんだかすごいエレガントな門構えの高級感ある医院だった。
少し遠いので、私が毎回車で送迎することにした。
結果から言うと、我々が選択した医院は目的への最短経路を選ぶ傾向があって良いと思った。
初診時の説明は、ふんわりとした要約ではあるが、
「あなたたち、その年齢で顕微授精以外の選択肢があると思ってるの?」
当初、顕微受精を大前提とした説明が始まったので、「我々は知識がない、他の方法はどんなのがあるのか?」と割り込んで質問したところで、↑の回答。
一応他の方法も形だけの説明はしてくれたが、提示されたデータからは、現実的に「顕微受精(保険適用)+随時先進医療」以外の選択肢がなさそうなのは明らかだった(結果として、それが一番二人のストレスが少なく、かつ費用的に安くなりそうだとも。
「成功率の高い妊娠を最速且つ確実にさせる」「その際、女性のキャリアを極力邪魔しない」ことを是としたような医院で、さすが都心、オフィス街ど真ん中にある医院だと思う。
加えて、医院の「ウチは高いですよ」オーラによるのか、客層がいい(こういう書き方をすると角が立つとは承知しているが。
客側に理解力があるので、ギスギスもしていないし、医師も相手が咀嚼できることを前提にハッキリ説明してくれる。
年齢による態度の変化もないし、100%の確約もしないし、変な励ましも空約束もしない(確率の低いことは隠さず低いと言ってくれる。
予約した時間に行ったら、30分以内には何がしかのアクション(診察・採血等)が起こる。
私見にはなるが、この医院は「魂」とか「寄り添う」とかやらなかった。
目の前の患者に対して「結果」への最短距離をデータ準拠で提示する。
人によっては冷淡に映るかもしれないが、我々にとっては初診の時点で「もうここしかないな」と思わせるには十分な明快さだった。
結果として、初診時に顕微受精以外の選択肢を閉じてくれたことで、男性不妊の発覚も早かったとも言える。
ざっくりと妊娠成立までにかかった費用(窓口で支払った費用のみ、交通費など諸経費は入れない)については、
男性不妊治療 : 合計10万円ちょっと(実は男性不妊手術も保険適用)
顕微受精(採卵3回、着床1回) : 50万円くらい
これだけ見ると高いと感じるかもしれないが、ちょっと待って欲しい。
これはあくまで国保・社保のみ適用した場合の金額(自己負担3割+自費治療 + 先進医療)で、実際は様々な要因でここからお金が返ってくる。
まず、上記の内、妻の先進医療分約10万円が、東京都の助成金で7割補填される(上限額あり。
また、我々のケースでは使えなかったが、東京都の助成の上限額を超えた場合は、市区町村の助成金が出るケースもある。
さらに、民間の医療保険で不妊治療(正確には先進医療+日帰り手術)をカバーしているものがあり、それを適用することで妻は30万円くらい保険金が入ったようだ。
私の最終的な負担額は5~6万円程度(民間医療保険+国保の上限制度で多少補填された。
こう考えると、まあまあお金持ちでなくても払えなくはない額に収まっていると思う。
ただ、重ねて書くが、これは我々が比較的運がいい方だったからの金額だ。
もし受精卵のストックが切れるまで着床を試してダメだったら、また採卵→受精→着床のサイクルが始まり、上記の女性側の金額が単純に倍になる。
予期せぬトラブル、流産が起きないとも限らないし、民間医療保険の審査が通らないことだってあるだろう。
治療中の気持ちとしては、最終的に自己負担分50~100万円くらいまでは使う覚悟をしていたし、実際そのくらいの覚悟で臨むのが適正だと思う。
(続き→ https://anond.hatelabo.jp/20241017030144 )
少なくとも東京都
こちとら古参のはてなーだから、産後の恨みは怖いので一生懸命、妻に尽くしましたよ。
産後しばらくはガルガル期なので、セックスのセの字すら出してはいけないし、授乳中も性欲湧かないという事で、1人につき、4年くらい我慢しましたわ。
それが3人。なんだかんだで計12年ほとんどセックスなし。2人目3人目を仕込むときに、排卵日を狙った作業セックスくらいか。
んで、3人目がやっと授乳も終わり、そろそろセックスセックス!てなるでしょ。
もう、なんかそういう気分にならないらしい。
生理前に性欲が湧くのでその時に条件が整って気分が乗れば、くらい。
それって話が違くない?こっちはちゃんと浮気もせず我慢したんだぞ。12年も。
別に性欲が満たしたいとかそういう話じゃないんだよ。
ほんと何度も言ってるけど、いい歳した男性でも生理について全く理解してない人多すぎない?
これ、街コンとか飲み会で出会う男性たちと話してきた中で、実感してること。
別に今すぐ何でも知っておいて欲しいってわけじゃないんだけど、なんでこんなに知識が乏しいの?って思っちゃうんだよね。
だって、そこそこ社会的に成功してるような男性でも、生理とか排卵のことになると途端に黙り込む。
例えば、最近あった街コンの話なんだけど、私はいつもまず「排卵って何か分かります?」って聞く。
この質問すると、だいたい男性は「え?」って顔して、微妙に視線を泳がせながら「うーん、よく分かんないな…」とか答えるわけです。
お決まりのリアクション。まぁ分かってないのは想定内なんで、私はそこから説明を始める。
「鶏が無精卵を産むのって知ってますよね?」って聞くと、ここで急に得意げに頷く。
まるで「それなら分かるよ!」みたいな顔で。でもね、その卵が何かってこと、ちゃんと分かってる?っていつも思う。
で、「あれが排卵です」と教えてあげると、みんな一瞬黙る。何かピンときたのか、ただ混乱してるのか、表情がちょっと固まって何も言わなくなる。
「人間の女性も同じように排卵してるんです。そして、受精しなければそれが生理になって出てくるんです」って話すと、だいたいその辺りで彼らの顔に戸惑いが浮かび始める。
「つまり、私たちが日常的に食べる卵は、女性の排卵と同じようなものなんですよ」と、ちょっと挑戦的に言う。
すると大抵の男性は「えっ…?」って絶句する。もう、その顔といったら、何か世界が変わったような表情をしていて思わずニヤリとしてしまう。
「鶏の卵には栄養が詰まってますけど、人間の場合、体内で育てるから、わざわざ卵に栄養を持たせる必要がないんですよ」って。
いやいや、気持ち悪がるポイント違うでしょっていうか、むしろそれって今まで知らなかった自分へのショックでしょ?と内心突っ込みたくなるわけ。
そういう表情を見て「ほら、やっぱり知らないんじゃん」って言いたくなるけど、もう顔に出てるから言うまでもないんだよね。
でもさ、これって基礎知識じゃないですか?
大人になってから知っても全然遅いことじゃないけど、なんでここまで無知なままで来ちゃったの?って思う。
私たちって社会に出るために色々なこと学んできているはずなのに、こういう大事なことに関して、男の人たちは無知すぎる。
一説によると、「メスに目立った排卵の兆候が出ない動物」のオスが同性愛者になりやすいのかもしれないとのこと。
どういうことかというと、動物にはまずメスが排卵すると分かりやすい兆候が出る種がある。発情期のある種は決まった時期になるとオスメス関係なく生殖準備ができているし、定期的な排卵のある種だと排卵中のメスの様子が変化したりして「今なら妊娠します」ということが分かりやすくなっている。
ところが一部の種族においては、発情期がない上に排卵しても兆候が出ない場合がある。人間やオランウータンなどなど。こういう種は排卵中のメス自身さえ排卵に気づいていないことがあり、自分自身さえ騙すこの排卵隠しに他人が気づくことはほぼ不可能に等しい。
こういう排卵兆候のない動物は、要するにいつ交尾すれば妊娠するタイミングなのかが全く分からない。他の種であれば、発情の兆候があったり、体の一部の色が変化したりして分かりやすく、その分かりやすさがオスの興奮のトリガーになる。ところが排卵兆候のない種のオスは、そういうトリガーなしでメスに興奮しなければいけない。
つまりそれはプレーンな姿のメスに興奮することであり、その能力が発達した結果、プレーンな姿のオスに興奮する個体も現れるようになった。これが同性愛の生まれたメカニズムではないかとする説があるらしい。
ツイッターでもブログでも、ちょっと検索すれば不妊治療に対する愚痴が出てきて、病院に対して文句あるなら転院すればいいじゃん、と通う前までは思ってた。
でも実際に通ってみて分かった。不妊治療を専門に扱っている病院って、本当に本当に少ない。
街で見かける産婦人科でも不妊治療って扱ってるでしょ、って思うじゃないですか。私もそう思っていた。でも、ああいった病院で行っている治療や指導は、排卵誘発剤の処方とか、タイミングの指導とか、あと一押しすれば妊娠できる人向けの場合が多くて、不育症や男性不妊(泌尿器科)、体外受精までを専門に行う産婦人科はほとんどない。というか男性の泌尿器科を見られる&婦人系の疾患の両方を扱っているのが不妊治療のクリニックだから、産科とは別のことが多い印象だ(当然すべてがそうという話ではない)
私はたまたま数年前に結婚を機に地方の中核市に移り住んで、たまたま上記の街の産婦人科で不妊治療をはじめた時期に、不妊治療専門の病院が車で20分の範囲に運よく出来たんだけど、それまでは体外受精などの不妊治療を受けたい場合は、隣県まで新幹線で通うか、あるいは大学病院の週に一度の午後だけの枠に予約をどうにかねじこむしかなかったらしい。
運よく専門のクリニックが自力で通える範囲にできたものの、今度は予約も一苦労だ。隣県であるA県とB県には不妊に関する専門クリニックがあるが、隣県CとDには不妊に関する専門クリニックがない。
すると予想できることだが、予約枠の取り合いだ。そして完全予約制の病院だというのに、毎回毎回激コミなのだ。予約時間から1時間待ちならまだいい方で、3時間待ちも当然のようにある。
産科が一緒の病院ならわかる。急に患者さんが産気づいて……!とかあったらもちろんそっちを優先して欲しい。でも私が通っているここは不妊治療専門の病院なのだ。ディズニーランドより待たされるこの時間is何?予約の意味とは?
あと私が通っている病院だけの可能性もあるが、案内とスケジュールの要領が悪い。
例えば1回目の通院では現状の不妊と思われる理由の説明と、薬の処方。次回検査の予約日を決めるので、と案内される。
2回目の通院で「生理2日目から5日目以内にお越しくださいと言われませんでした?」と言われるが、そんな案内はされていない。この日も当然3時間待ち。そもそも次回の予約はネットでするよう案内されたのだが、ネットの予約は埋まりすぎていて生理のタイミングとあわないと言うと「改めて電話で予約ください」との回答。不妊治療は、生理前・後、排卵前・後、でそれぞれ検査やら治療やらが異なるため患者も医者もそれに振り回されまくる。
ああ、この3時間待ちは生理だったり排卵日だったりでネット予約に+αされるせいでみちみちに混みあっているのか……とひとまず納得(納得しても、毎回3時間待ちはキツい)
3回目の通院でようやく検査が受けられる……と思ったが、この日も「検査の予約日を決める」だけで、結局検査は受けられず。これ私がここに来る意味と3時間待つ意味ってあるか? 検査の日も予約がミチミチで「〇日の×時、あるいは△日の□時のどちらかでお願いします」。
疲れながら診察室で検査に関する説明を読むと「健康診断などでバリウムを飲んだ場合、検査は一か月後になります」の一文。
……ん?
「すみません、健康診断で数日前にバリウムを飲んだんですが……」
早く……早く言って……!!(この3時間待ち本当に意味なかったじゃん……)
私は医療については門外漢の、ただの腫瘍持ちの一患者なんだけど、不妊治療クリニック、本当に毎回こんな調子なので疲れます。忙しいんだろうけど。患者ひとりひとりにそんな気を回してなんかいられないんだろうけど。
終始こんな調子のに、医者からは「なんで結婚から〇年も経ったのに、子どもができないことを疑問に思わなかったのか?」
「あなたは〇〇歳で若くはない。いつ治療のステップアップを決めるか、時間は待ってくれないよ」
などと言われ、いや……いや……確かに私ものんびりしていたのかもしれないけど……でも腑に落ちなさ過ぎるが……!?
でも転院できる病院の選択肢が無い。結局新幹線で隣県に通うなら、3時間待つ方がまだお金も時間もかからない。
少子化の理由のひとつって、不妊治療専門クリニックの少なさじゃないかな~と思っている。いくら国が個人に対して補助金出すよ!と言っても、これじゃ通院の時点で挫折してしまう、特に夜勤があるシフト業務の方は更に通院の難易度は上がるだろう。
東京などの都会なら、クリニック自体の数はあるみたいだけど、今度は人口(治療を受けたい患者)と、病院のキャパの兼ね合い、それと通える範囲があるので、そこまでクリニックの選択肢が多い訳でもない、と聞きそれもそうだな~と。
話は反れるが、子持ちの方の「子どもを病院に連れていけないなんてひどい!二人目が欲しいのに!」に対して、子待ちの「不妊専門クリニックは基本一人目も授かれない人間が来る場所なんだよ!」といった反論を見かけるたび、まあどっちもどっちでは……と以前の私は思っていたが、今は平気で三時間待ちさせられる娯楽の無い施設に子どもを連れてくるのは子どもがかわいそうだろ……と思っている。その間、誰が子の面倒を見るんだ問題もあるが、託児所とか、あるいは子どもは保育園に通わせ、自分は仕事を休んで通うしかないのではなかろうか。
病院、赤ちゃんと出会えますように♪みたいなキラキラ感とか本当に皆無だよ。狭い待合室で数時間たくたになりながら待って、みんな受付番号を呼ばれるのを疲れた目で眺めてたり、会社に遅刻の電話をかけたりしている。
不妊治療という言葉の認知度の上昇や、個人への補助金、保険の適応など、世間は少しずつ良い方向に向かっているとは思う。だが、専門医が足りていないことはかなり強く感じる。仮に妊娠できたとしても、希望する無痛分娩を受けられる病院もほとんど無い。
地方の医師不足が問題視されているが、どうにか不妊治療および出産周りの医師や医院についての問題も今後改善されて欲しい。真面目に。
先日婦人科に行ったらポリープが見つかってその場で取ってもらった。そうしたら今までの不調がすべて解決した。
いつからか覚えていないがおりものがとても多くて、おりものシートを愛用していた。たまに鮮血の不正出血もあってよけいに手放せなかった。
うっすら心配しつつ婦人科行かなきゃなと思っていたのだが、そうなるとやはり今はまずググってしまう。そうすると、不正出血は排卵時の場合よくあることだし異常ではない。と書いてあった。おりものの件も、下着を汚したくないし常におりものシート愛用してるけど?使ってない人いるの?みたいなのを見てしまい、はぁそんなもんか。と妙に安心してしまい、診察が遅くなってしまった。
ネットなんてどんな情報でも溢れてるし、結局自分が安心したい情報にたどり着くまで検索し続けるようになる。
結局別件で診察に行ったのだが、子宮頚管ポリープというものがあって、これがおりものと不正出血の原因だった。ポリープ自体なんの自覚症状もないし除去するときもほぼ痛みがなく、一応組織検査をして問題がなかったがほとんどの場合で良性らしく、その場でこれは全然大丈夫ですよと言われた。
その後少し出血したものの、それ以降は下着が汚れたり不快に思うようなおりものも不正出血もぱったりとなくなり、どうして早く受診しなかったんだ...!と今思っている
婦人科だけの問題じゃないかもしれないけど、こんなもんだとか前からこうだったとかネットでそういう人もいたとか思っちゃだめ。
正常バイアスの最たるもので、体調面もそうだし、メンタルでも同じ事が起こるのかなと思った。こんなもんだろとかこんなの普通と思ってるうちに限界を超えてたり異常が出てることに気づかないというか
30超えてから私の性欲が強くなりすぎて本当に辛い。
子供がいないからなのか、本能的に「もう作らないとやべーぞ!!」と体から訴えられているような気がする。
男性が勃起しすぎて痛い、みたいなのよく聞くけど、膣がそんな感じで他の何かに集中することが困難。
特に排卵日前〜排卵日の性欲は凄まじくて、この時にたまたま隣に良い感じの男性がいて誘われたら、結婚しているのにホイホイついていってしまうんじゃないかという恐怖すら感じる。
それが怖いので、たまたまその時期に飲みに行く予定ができたりしたら、敢えてムダ毛を処理しないとか古びた下着を身につけるとか、自分がセックスに消極的になれるようなことをわざわざしているくらい怖い。
本人は疲れているからと言っているけれど(本当に仕事は忙しそう)結婚した直後から彼から求められることが半分くらいに減っていて、セックスの内容も薄くなった。
そもそも仕事の都合で別居しているので妊活だけでも大変で、会える回数も一般的な夫婦より少ない。
それでも色々と妊活には協力してくれている。
私はもちろん旦那を裏切りたくないし、傷つけたくもない。だからこそどうしたらいいか分からず結構本気で悩んでいる。
旦那に私の性欲のヤバさについて相談したこともあるけど、大まかな回答としては、
既に努力はしているということだった。
旦那側ではどうしようもないらしいので私がどうにかするしかない。
何度も求めて断られるのもメンタルがやられるし、旦那にどうにかしてほしいと思うことも疲れる。そもそも相手も仕事で疲れている。
ほんとこれ、どうしたらいいの?
みんなどうしてるの?私が異常なの?
本当にどうするべきか分からなくて、今ちょうどその時期だからちょっと狂ってて、
浮気ではなく仕事なら良いのでは?と思うも他人とセックス的なことをするのは怖いし(排卵前という意味でも怖い)
人妻系のチャトレとかどうやろ?と思って検索したりもしたがそれで満たされるかもよくわからんし、浮気じゃなくても旦那はそれを嫌がるだろうと思って閉じた。
おそらくこんな文章を真剣に受け止めてくれる人は少ないと思うし、バカだなと思うかもしれないけど、泣きながらこれを書いたり対処法を検索したりしてる。結構本気で悩んでる。
女性の性欲を抑える方法をググっても、エロいのとか旦那や彼氏に協力してもらおうっていうのとか、そういうのしか出てこない。
女性の性欲を抑える薬とかってあるのかな?妊活中でも大丈夫なやつ。
ちなみに運動とかはもう試してる。運動してる時はやりたい!とは思わないけど、ずっと運動してるわけにもいかないし。
オナニーもダメ。すればするほどセックスがしたくなる。何かが足りない!!!となって求める欲が増す。
若いころの男性はこんな性欲(これにも勝るのか?)を持ちながら、何年も抑えているなんて本当に凄いと思う。尊敬する。
本当にどうすればいい?
【 追記 】
みなさんありがとうございます。
こんなに見てもらえると思ってなかったし、ちゃんと真剣に捉えてくれる人が多くて嬉しくありがたくて号泣してしまった。
今は排卵日直後くらいの時期で、性欲が高まったり少し落ち着いたり…と時間の経過でブレもあるので、
本文と追記で書いていることもブレてるかもしれない。
ハッとした。
今現在ありがたくて号泣しているくらいなので精神的に(またはホルモン的に)何か問題がある可能性は大いにありそう。
メンタルのせいで性欲増す→それに悩む→更に増す
という悪循環が出来上がっていたのかもしれないと思いました。
田舎で付近に女医さんがおらず、性欲がありすぎて…と相談するのはかなりハードルが高いし、メンタルの不調として精神科にとりあえず行ってみるというのが一番良いのかな。
真面目に考えてくれてありがとう。
確かに男性は一回出したら落ち着くから私のとは全く別ものなんですよね。
性欲誤魔化すためには運動を、というのも男性向けの方法として以前見かけたものだったので、他にも誤魔化す方法について詳しいんじゃないかと思って書いたものだった。
旦那を傷付けず、且つ安全なものであればなんでもいいから試したいという意気込みでした。
でも教えてくれてありがとう。
既にそういった方法を書いてくれている男性の方もありがとう。試してみるよ。
これは明日にでも試してみたい。
ナプキンやおりものシートでかぶれて痒くなることもよくあるので一石二鳥。
バイアグラってその時は下半身が元気になっても、後々の疲れはどっと残るものではないのかな。
本当に日々の仕事で疲れてはいるから、倒れてしまいそうだし無理はさせたくないんだけどどうなんだろう。
あと、この件について旦那にこうしてああしてと言うと余計にセックスが無くなりそうでちょっと怖がってる自分がいる。
とりあえず自分に出来る対処法を試してみて、それで無理ならお願いしてみようと思う。ありがとう。
これは性欲の件とは別でそうしようかと考えて話し合ってもいるので、遠くない内に進むと思う。
不妊治療ができる病院は少し距離があるから今は近くの婦人科に通っていて、そこでできる検査はしてもらってる。
周りの友人の話だと、子あり女性は性欲減退して子無し女性は性欲が高まってるので、子供ができればおさまるんだろうなとは思ってる。
私は30まで性欲が強い方でもなく普通だったので、道具を使って自慰したことがなかった。男性とホテルで購入してお遊びで使ったことはあるけど、その道具自体の性能が良くなかったのか気持ちよさもそんなになくて良い印象もなかったし。でもあれから進化もしてるだろうし試してみるね。
試すことで肉体的なものなのか精神的なものなのか分かるっていうのも良いね。
ありがとう。おすすめ書いてくれてるやつ、買ってみようと思う。
子供はほしいと思っているし本能的には同一のものなのだろうけど、私の脳みそでは今セックスがしたい!!という単純なものなので、私にもよく分からない。
男性も若い時に、子孫残したい!って考えながら興奮したりするわけじゃないよね?きっと。
30以降の異変なので、年齢的にそろそろ産まんと子孫が残せんぞって体が感じているのかな?という想像をしているだけって感じです。人間の本能と自分の頭の中をごちゃごちゃにして書いてるかも。
分かりにくくてごめん、余裕なくてさ。
ごめん、エロいのは見たい。
見たいんだけど、真剣に悩んでいてその解決策を探している時には見たくなかった。いや、見たいのは見たいけど。
自慰してももっとしたくなるから自慰もしたくねぇ、という気持ち。
旦那以外の他の人を求めてしまうんじゃないかって恐怖もあるし、自分の中のエロを増幅させてほしくない、という気持ち。だった。
自分でも書いていて人に伝わる気がしない…
ごめんね、ありがとう。
こういうのもセックス依存症の可能性があるのか!と初めて知った。
とにかく私には色々な知識が足りないんだな。
紹介してくれた「セックス依存症になりました」は以前(こうなる前)に読んだことがあるけど、また改めて読んでみたら当てはまる箇所があるかもしれないね。
これまじ…?
幸せホルモン不足というのも確かにそうかもと思った。これもセックスが出来ないことと悪循環になっちゃうし納得でした。
バナナがいいってことなんで、バナナ買ってきます。ありがとう!
旦那は私から求められることをあまり喜ばない節が以前からあった。軽く嫌がってくれるのがいいと言われたこともある。
こちらから求めてしまうと、既に「エッチしていいよ」状態なので後は面倒なことしか残っていないってことなんかな。
それもあって、対話や私の積極性では解決がしにくいような気はしていた。
何度も求めたら逃げたくなるだろうし、だから余計にどうしていいかわからず、自分だけで解決しようと思った次第です。
まず女風は絶対に旦那は嫌だと思うから避けたいんだ、ごめん。レズ風は良いかもしれない。旦那の反応は読めないけど。
30過ぎてからPMSがひどくなったこともあって現在『桂枝茯苓丸料加薏苡仁』を飲んでる。
これでPMSがかなり楽になったんだけど、これも性欲が増す原因かもしれないのか。やめるのは結構きつい。
問題ないレベルだけど女性ホルモンがちょっと少なめって婦人科で言われたし、年齢的に男性ホルモンが増えてるのはあるかも。
男性の方なのかな?
疲れていても精力がなくても手でするだけなら苦ではないんだ…ということを初めて知った。旦那に聞いて大丈夫だよって言われても、気を遣っているのではなかろうか…と心配になってしまったりもするから、ここで知れてよかった。
かといって今の私だと求めすぎてしまうかもしれないから、自分で色々対処してから相談してみる。
わかる!!!!!妊活で排卵検査薬を使ってるんだけど、性欲でちゃんと当たるから必要ないんじゃないかというレベル。
女の性欲が強いと異性にも同性にも引かれるんじゃないかと思ってなかなか相談できないよね。
ネタコメしか付かないかなと思ってたけど、真面目に捉えてくれる人が多くて嬉しかった。
ふざけた回答も、明らかに文章読んでない回答もあったけど、そういうのにも感謝してる。そういう人がいたからみんなに読んでもらえて、たくさんアドバイス貰えたんだと思う。ありがとう。
まずは誰かに頼らずに自分でどうにかしようとしてみて、無理なら次の手を考えようと思う。
みんなのコメント見て、かなり冷静になれたわ。
これを書いた時には性欲がひどい状態だったけど、みんなのコメントを読んで嬉しくてちょっと収まったから、やっぱり精神的なものなのかもな。
長くなってしまった。ありがとうありがとううっさいけど、本当に助かった!!
もし他にも何かアドバイスあれば引き続きいただけると嬉しい。