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はてなキーワード: あやめとは

2025-05-28

野党マスコミ政治ブレーキ役であり「反対する」のが仕事

政府が「これをやります」と言えば「本当にやっていいのか、こんな懸念があるぞ」と反対し、

政府が「じゃあやめます」と言えば「本当にやめていいのか、こんな問題があるぞ」とまた反対する。

政治においてはとにかく挙国一致で同じ方向にむけてスピーディに動いていくのが怖い。

常にブレーキをかけ続けて判断を遅らせていくのが先人の知恵なのだ

からこそ国民はそれを把握した上で報道などを見るべきで、

野党は反対ばかり!」などと文句言ってはいけないし、

といって報道に乗せられて「政府クズだ!」と憤慨するのもよろしくない。

きちんと意識してバランスを保つべなのだ

2025-05-22

アイドル性(歌やダンスとか)に興味のない俺がホロライブ全員評価

あんまり悪く言うのもアレやなと思いながら書いてたら全体的に持ち上げすぎになったかもしれん。おすすめに出てくるの適当に見てるだけのメンバーもちょいちょいある

0期生

ときのそら

まあまあ話おもろい。イジられてるときのほうがおもろい。本人もイジってもらいたがってるし、もっとおちょくられてほしい。

ファンがめんどくさそう。

・AZKi

すごく面白くはないがちゃんとしてるのでいいアクセントになる。

・星街すいせい

あんまり面白くない。頑張って面白い話をしようとしてるように見えるけど、歌でやっていけるのだから無理して面白くしようとしなくていいのでは。あとサイコパスとか言われるけど単純に口が悪いだけでは。

ファンがめんどくさい。

・ロボ子さん

面白いが、天然(狙ってやってようが天然に見えれば天然とする)なのでムラがある。

さくらみこ

面白い。天然ボケみたいに言われるけどツッコミのほうが面白いと思う。

ファンがめんどくさい。

1期生

・白上フブキ

話は面白くない。

ファンがめんどくさそう。

・アキ・ローゼンタール

わりと話面白い。最近外部コラボが多いのでついていきにくいが一人で話してても割と面白い。

・夏色まつり

わりと話面白い。セクシャルな話が苦手な人にはウケなさそうだけど。

赤井はあと

話は面白いんだけど、頑張って面白くしようとしてるのがちょっと伝わってきちゃう

2期生

百鬼あやめ

そんなに面白くはない。そもそも配信が少ない

・大空スバル

まあおもろいけど、語彙が少なくてツッコミワンパターン気味。

・癒月ちょこ

おもろいときはあるけど、普段からそんなに笑いを取るようなことはしてない感じ。

3期生

・兎田ぺこら

面白いけど、語彙が少ないので話の違和感が先にきちゃう時がある。イジられてる時が面白い。非常食イジりとかされてたころが一番面白かった。

・宝鐘マリン

話は面白いけどファンにおもねり過ぎてる(ファン大事にしているということではあるが……)

ファンがめんどくさい。

白銀ノエル

面白い。ネタに走ると決めたときの勢いがいい。

不知火フレア

面白ときはある。

4期生

・天音かなた

面白いが、この人も面白くしようという意識が見えちゃう

ファンがめんどくさそう。

・角巻わため

面白い。ボケうまい。涙もろいのと謎に重たい話を投げてくるファンが多いので雑談配信だと面白さにムラがある。

ファンがめんどくさい。

・常闇トワ

まあまあ面白いけど、場の雰囲気をかなり気にしててもったいない

・姫森ルー

面白い。ホロライブの中では社会性がマシな方なので、ちゃんツッコミできるのが強い。

5期生

・獅白ぼたん

まあまあ面白い。もっとイジられてもいいと思う。

・雪花ラミィ

かなり面白い。

ファンがめんどくさい。

・尾丸ポルカ

まあ面白い。クセはある

・桃鈴ねね

まあマスコットみたいな感じ

6期生

ラプラス・ダークネス

面白い。周りを気にしてるんだろうけど気にしてない感じを出してていい。

・鷹嶺ルイ

まあつまらなくはない。ツッコミはそんなに

・博衣こより

低い声で喋ってるとき面白い。

風間いろは

天然なのでムラが多い。

Regloss

一条莉々華

天然寄りだが話は面白い。リスナー層がいわゆるセンシティブネタ小学生レベル下ネタ)に過剰に反応しすぎてて寒くなってる。

・音之瀬奏

たぶん面白い方だと思うけど、まあ海外の方のしゃべる日本語アクセントに引っ張られちゃうよなあと言う感じ(めちゃくちゃ日本語うまいと思うけど)

・火威青

わりと面白い。ボケようとしてちゃん面白ボケが出てくる。

・需風亭らでん

専門分野の絡んだ話は面白い。他の話も失点は少ない印象

・轟はじめ

話し方に気を取られるけど、ボケツッコミ面白い。意識して笑いが取れてる方だと思う。

Flowglow

・磯咲リオナ

ちょっと天然っぽいけどまあまあ面白い。

・虎金妃笑虎

思ったほど面白くない。でも活動続けてたら面白くなりそう

・輪堂千速

わりと面白い。

・水宮枢

ちょっとワンパターン気味だけど面白い。

・綺々羅々ヴィヴ

面白いけどちょっとリスナーに気を使いすぎてる感じ

2025-04-24

自己責任で、と言われたらやめるもやるも自分判断だとおもったからじゃあやめると言ったらなんかボロカス言われたことある

こんなのもできんのか、みんなやってるぞ、なさけねーのなどなど

誰に何を言われようが自分の身が一番大事だもんね

責任逃れのためだけの自己責任論を振りかざすなバー

2025-04-02

anond:20250402084506

彼女欲しいんだよねーはあからますぎない?

俺なら逆にじゃあやめとこって初手ではねる

20代ならまだ「この人といて楽しい」が好きに発展する世界かと

2025-03-27

anond:20250325110140

ネットに転がってる情報だけで類推


・売上 50万円/日

キャッシュレス支払い割合 44%(コンビニエンスストア決済動向調査 2024年より)

・支払手数料 1%

・年中無休


この条件で概算すると

50*0.44*0.01*365 = 80.3万円/年

なかなかヘビーな出費

そりゃあやめたくもなるし自社pay囲い込みに走るわ

2025-03-06

AIエージェントを導入して安く上げられるだろと無茶振りされる皆さんへ(Clineに全部賭けないで編)

コンニチハ、オイソギデスカ

非常に良くない生成AIビックウェーブが来ちゃったんで憂鬱な皆さんこんにちは

生産性が上がるとか効率が良くなるとか宮仕え(みやづかえ)だと、福音どころか地獄ですよね。

ぼちぼち日経新聞AIエージェント導入で他社に差をつけようみたいな記事を書く頃だと思うので、備えましょう。

まずいつも通り前提からな。

すでに出来ること

ほぼできてるけど安定しないこと

ここまでは前提な。

なぜシンドクなるのか

生産性が上がっても、別にお前の給料が上がるわけじゃないか

DeNAがさ、既存事業3000人の従業員を半分で回すようにするって目標立てたじゃん。つまり、1500人の業務負荷は倍になるのよね。

倍になったら普通は回らないところ、生成AI使えば倍でも回るでしょ?って言われてるわけだよね。

アレが非難されずに、素晴らしいとか、(諦め半分で)まあそうなるよねって言われてるのが全てなんだけどさ、シンドイよね。

生成AI業務効率化されてハッピー毎日定時で何なら毎週金曜日カジュアルフライデーで飲みながら仕事だ〜、とはならないんだよ株式会社特に

騙し騙しやってた業務が消えるから

経歴詐称して潜り込むってウッソだろというホワイトなみなさんは、パワポ作るとかペアプロするとか輪読会するとか適宜置き換えてください。

新規プロジェクトに入った時に、なんか資料もねえし、コードをぼちぼち読みながら、急ぎでもクリティカルでも無い部分を書いてレビューしてもらって修正してマージして、

みたいな作業が消えます。この辺もう既に出来るから生成AIで。

というか、すでにこのへん置き換えて楽してるやついるだろ。そうそこのお前。

クソみたいなプロトタイプが増えるから

今までも、華麗なる経歴とやらの人物が作り上げていったコード保守運営する時に相当キッツイことになってた人は多いでしょう。

ほら、新規事業でも何でも、とりあえず動いて売り上げ立てた人が偉いのはその通りなんだけど、それを直すのは大変なのよね。実運用の時には大抵転職してて居ないし。

でもさ、まあ言うても立ち上げの時期に技術負債とか考える余裕もなく速度重視でゴリゴリ作った人の立場になってみると、まあ仕方がなかっただろうな、と感情移入もできる。

これが、スーツが「動くものは作っておいたか簡単だよね?」とかAIの作ったクソコードの山をギークに渡すようになるんだぜ。腹立つことにハンパに動くやつを。

今までも「AWSポチポチしたらすぐでしょ?」とか言うクソスーツは居たけど、実際に手を動かしてモノ作ってくるスーツは概ねまともだっただろ?

今後、手を動かすスーツの手が全てプロンプトになる。

ここまでが、憂鬱になる理由な。

AIエージェントで何が本質的に変わったの?

なぜ今AIエージェントブームになろうとしてんの?

金払えば使えるようになったから。身も蓋もないけど。

いやXXやYYが違う!

本質的には、今までとあんまり変わってません。

あえて言えば、簡単にお試しできるようになった、と言うところが本質的な部分です。

以前からChatGPT4とかAmazon BedRockとか使ってた人ならわかると思うんだけど、別に今までもできたんだよね。

ただ、全自動で回せるパッケージングとしての品質がそれなりに高いので、お試しのハードルがぐっと下がった。

これ、API簡単スクリプトで以前から自動化できてたんだよね。(やってたやつは俺以外にも割といると思う)

決まったフォーマットで出力してもらって、そっから切り出して実行して、出たエラーをもう一回入れて修正して、動くようになったら止める。

出来上がったコードとそれまでの途中経過を全部まとめて入れて、最初から出来上がったコードにするためのプロンプト考えてってところまでをワンショット

あとは、出てきたコードプロンプトを眺めて良さそうなら採用する。この繰り返しでめっちゃ楽出来てた。(壊れたらDocker建て直せば良いし)

これを、そう言うスクリプト書いて整備して良い感じにGit管理してたお手製のツール大手が良い感じに作り上げてきちゃった感じ。あーあ。

まり、何ができるようになるの?

洗練された自動化と、スピードアップ

特に速度は分かりやす効率に影響するので、自営業とかプレイングマネージャとかは、今導入しても元がとれるだろうね。

じゃあ、なんでCline(とそれに類似するツール群)に全部賭けない方が良いかというと、まだ過渡期の技術から

ツールオペレーションに全振りして、大手が改良版出しちゃってオペレーターとしての職が無くなった経験、あるでしょ?

今Clineで不満に感じてることとか、プロンプト調整しなきゃなあみたいなところ、全部自動化できるでしょ。

一年保たないと思うよ。

AIエージェント導入時に絶対に阻止すること

そりゃあ人間雇ったら高えのはわかるけど、単一障害点は怖いぜ。

みんな、生成AIAPIが逆鞘だろうことはわかってるよね?急に明日から10倍に値上げされて耐えられますか?

今、OpenAPIのたけえのだってたかだか3万ぽっちだけど、あれに毎月30万円だせって言われて耐えられる?90万なら?SLAも怪しいのに?

そう言う時、「じゃあやめ人間雇えば良いじゃん」って言った時に、話聞いてくれる相手がいて欲しいよね?不義理しないでおこう。

同じように、新人ちゃんと育てるべきなんだけど、多分聞いちゃくれないから、そう言うところはドンヅマったら転職しよう。

経営側にいる人間は、安易AIエージェント+中堅に頼った場合、中堅がその会社急所になるのは抑えておこうね。引き抜かれて崩壊する組織脆弱だよ)

AIエージェントでは(まだ)出来ないこと

IBMが訴えられてるよね。アレ、AIエージェントあったら回避できてた?

俺は無理だと思う。

無茶振りされてる皆さんへ

試験導入しますね、と言ってガンガン使ってコストをあげましょう。予算が尽きるまで使えば概ねそこまでです。

また、AIエージェントを導入しつつ、動作確認したり、自社のどこに活用できるのか見ておくのはとても役に立ちます

具体的に言うと、ググったコマンドを片っ端から試すような新人が入ってくると思ってください。

その新人は、概ね1000行以下のコードなら即レスしてきます。変えるなと言った箇所もたまに結果を出すために変えたりします。

そして、その新人相手の知見はおそらくそんなに長くは持ちません。何故なら我々が不満に思う箇所は改善されてお出しされるからです。

そのため、Cline(やそれに類似するツール)の知見を貯めよう!なるほどこんなプロンプトを与えてやれば良いのか!みたいな試行錯誤はやめた方が無難です。

今後も解決されないであろう部分を切り分けるのに留めましょう。

超具体的に言うと、AWSコマンドを片っ端から試されたりすると、すげえ課金されるやつ、あるよね。でもそれちゃんポリシー制限できるよね。

人間相手常識で縛ってたことを、ポリシーで縛るようにちゃんとしておこうね、ミスったコードで高速にIaCお試しされるとすげえことになるよ。

(なりました)

まとめに変えて

仕様検討にはo1 pro modeが(推論が強いから)、コーディングはClaude 3.5 Sonnetが(コーディングに万能に強いから)、コードデバッグはo3-mini-highが(コードの解析に強いから)という時代から、Claude 3.7 SonnetのAPIセットしたClineで全部お任せして試行錯誤した方が結果的効率が良くなってます

今はPythonTypeScriptのように、基本的に大量にコード存在して生成AIを開発する側が良く使うコードの性能が高くなっています

(ただ、相当にマイナー言語であっても、別に学習に支障があるとは思えません。おそらく単に優先順位問題です)

AIコーディングについてのレポートをあげて、稟議を通すための理由もつけておくように」みたいな指示は、ChatGPTのDeepResarchに振って、上がってきたレポートをそれっぽく書いておけば良いです。

なお、ChatGPT4.5があんまり性能が出てないと聞いてがっかりしている人に朗報ですが、4oから4.5に変わったことで、相当に性能は上がっています

具体的に言うと、「クソみたいな上司からムカつく指示が来てどうにも収まらないんだけど、以下の内容を相手が納得するように書き直してくれない?」みたいなのに、すごい親身になってそれっぽい感じに書き直してくれます人間力は多分俺より上です。

2025-02-06

推しにハマったと思ったらナルシスオナニーだった話

身バレ防止のために適宜フェイクを混ぜるよ。

数年前、とあるゲームにハマった。ジャンルハードは伏せる。

褒め所はいくらでもあるが、多数の個性的キャラが登場するのが最大のウリのゲームで、

ご多分に漏れ増田もそこに引き寄せられた。

その中でも特にお気に入りになったのが主人公

普段はどこかボーッとしている風でありながら、

いざという時にはヤバいぐらいの決断力を発揮して状況を動かす。

主張とクセの強い仲間キャラたちの中にあって、

天然ボケ一歩手前(ギリアウト?)の動じなさでチームをまとめ上げる。

…といった具合の、いかにも「オタクが考える理想自分」みたいなキャラだったが、

それだけに、チョロいオタクである増田コイツのことが愛しくてたまらなかった。

そんな風に、そのゲームキャラにドハマリしてからしばらく経ったある日。

実家から一通の手紙転送されてきた。

差出人は、高校の時の同級生

といっても、その人はクラスの中ではかなりカースト高めのグループに属しており、独立愚連隊的なポジション学校生活を送った増田とは、そんなに接点がなかった。

ろくに会話を交わしたこともない相手が今さら何の用だろう?

訝しがりつつ定型的な挨拶パートを流し読みして、本題らしき部分にたどりついた瞬間、自分の目を疑った。

増田さんは、○○○○(増田がハマったゲーム)というタイトルをご存知でしょうか?』

何こいつ?

ストーカー

思考盗聴

増田困惑をよそに、手紙は○○○○がどういうゲームであるかを簡単説明した上で(ぜんぶ知ってるよ!)、こう続いた。

『私は○○○○のプロジェクトにおいて、プロデューサーを務めておりました』

えっ。

そういえば、風の噂でゲーム会社就職したとかいう話を聞いたことがあったような気はするが…

まさか自分がハマったゲーム同級生が作っているとは思わなかった。しかプロデューサーとは立派になったものだ。

月日の流れるはやさと世間の狭さ、そして同級生氏と比べた我が身の体たらくを思って、珍しく感傷的な気分になった。

しか手紙は、そんな増田のチンケなセンチメントをぶった切るように、トドメの一撃を放ってきたのだった。

『実は、○○○○の主人公である××××、そのキャラクター造形にあたり、増田さんのお人柄を勝手ながら参考にさせていただきました』

は?

!?

なんて!!?

この増田!?

増田のハマったあの主人公!?

モデル!?

いやいやいや。おかしいでしょう。

あのゲーム主人公キャラ増田共通点なんて一個もない、はずなのだが…

その疑問に答えるようにプロデューサー同級生氏の筆は、増田自身さえ忘れていた、増田高校生活の些細な断片をいくつも描写していく。

プロデューサー氏たちのグループ雑談で、アステカ帝国首都ってなんだっけ?となっている場面にたまたま通りかかり、「テノチティトランじゃない?」とだけ言い残してそのまま歩き去って行ったこととか…

自分勘違いを誤魔化すためにクラスメイトに理不尽な怒り方をしていた教師に、横から正論(爆)で抗議したこととか…

日の暮れかけた帰り道にプロデューサー氏とたまたま一緒になって、空を指さして「星」「星だ」「…星、ほしい?」「ほしい!」と二人でバカ笑いしたこととか…

ああああああやめてくれ!いっそ殺してくれて!

事実のものはどれも実際にあったことだが、プロデューサー氏の目を通した増田は美化200%といった感じで、たしかれにこれぐらい強めに修正かければ、フィクション登場人物の素材にもなるかもしれない。しれないが…

これはクリエイター現実フィルターをかけて見る能力と、自分青春時代に少しでも関わるもの全般まとめて美化してしま大人の悪いクセが悪魔合体した結果だと思われる。

手紙の残りの内容はだいたいこんな感じだ。

高校卒業してからX年が経ち、それでもまだ増田のことは強く印象に残っていた―

そこで、自身の初プロデュース作品となる○○○○では、主人公性格モデルとして増田を参考にさせてもらった―

あくま自分の中でのことであり、スタッフにも増田名前など個人情報は一切漏らしていないが、本人に無断であることはずっと心苦しく感じていた―

ゲームは無事もリリースされ自分仕事がひと段落したこともあり、これ以上黙っていることに耐えられず、事後で申し訳ないがこうして報告させてもらった―

『このたびは本当に申しわけありませんでした』

最後にもう一度ていねいに謝罪を繰り返して手紙は終わったが、増田には別に怒りはなかった。

なんといっても自分のハマったゲームプロデューサーである。素晴らしいゲームを作ってくれてありがとう!という感謝の念が先に立つ。

それに比べれば、自分勝手モデルに使われたことなど大した問題ではない…

…のだけど、できればその秘密墓場まで持って行ってほしかったな…

未だに信じがたいが、プロデューサーがあのキャラモデル増田だというのなら、実際そうなのだろう。

推しへの感情だと思っていたのが、結局のところただの自己愛みたいなものだったと分かってしまったのはかなりショックだった。

純粋に一キャラとして見るのはもう難しいし、グッズなんかも正直まとめて処分しようか迷っているぐらいだ。

はいっても増田所詮はただのオタクなので、続編などの展開があれば結局は追ってしまうんだろうけど…ううん悩ましい。

教訓1。
推しを持つことには思わぬ苦しみが伴う。

教訓2。
同級生から手紙軽率に開いてはいけない。

2025-01-25

中居くん示談と暴き報道倫理

中居くん示談になってるのに報道されて私刑受けてることに対して

主に左翼な人たちは第三者守秘義務結んでないから文春が書いてもいいんです!

説明してるが、倫理的にはあかんよなと思う。世の中、法は一応こうだけどまあやめとけよ、

もしくはやってもいいけど大っぴらにはすんなってことがたくさんあり、

最近、それを週刊誌が超えてくることが増えた気がする。

まあ違法ではないからいい、とか言ってると

すごい悪法が通過して困ることになりそうだけど。

儲かるから正義感呼ぶ記事書いて世の中を騒がしてばかりいると

別の正義感対立が激化し、そのうち内戦みたいなの起こってもおかしくないなーと思う。

アメリカはいつ起こってもおかしくないと言われてるしね。

たかチンコマンコの話やまあ落ち着けと言いたい。

2024-12-29

嫌いなゲームを遊ぶモチベーションがわからない

エルデンリングっていう日本ではあんまり有名じゃない会社が作ってるゲームがあるんだけど、そのゲームプレイヤー、なんかどいつもコイツ過去作が面白かっただの、敵だけ楽しそうだの、会社がクソだみたいな話をずっとしてんのな

じゃあやめればいいじゃん、なんで遊ぶ上に嫌いな会社に金落とすのよ

最後までやらないといけない!エンディングが見たい!とかでも、今って普通に実況とか、なんなら声無しのプレイ動画とかがいくらでも出てくるし、タダで見れるじゃん

嫌いだしやりたくないけど最後まで自分でやらなきゃ、って思ってるんだったらそれは病気じゃん、強迫観念じゃん

なんなの?アレ

2024-12-23

愛人セックス同意が難しい件

俺「ねえ」

愛「だめ!」

俺「ねえ」

愛「やだ、だめ!」

俺「ねえ!」

愛「ほんとダメ、そこだめ」

俺「じゃあやめる」

愛「うん、やめよ」

俺「ほんとにやめるの?」

愛「やめない、電気消して」

俺「やだ」

愛「電気

俺「やだ」

愛「だめ」

俺「ちゅーは?」

愛「だめ、ふふふ」

 

毎回これ

やだ(やだ)とやだ(いいよ)の差がめっちゃむずい

てかシャワー浴びようよ、シャワー浴びる派なんだよね

2024-11-13

児童売春は買う大人100%悪いって言ってるフェミニストは、児童売春を増やしたいとしか思えないんだよね

だって世の中には二種類の人間がいるんだよ。悪いと分かっててやる奴と、悪いと思えばやらない奴だ。

買う大人100%悪いと言われたところで、じゃあ買う側は、悪いんですかじゃあやめますってなるか?ならないだろ。死刑無期懲役しかない強盗殺人だってやる奴はいるんだから、どんなに悪いと言われようがバレなきゃいいや精神でやる奴はやる。

で、売る未成年者の方だけど、仮に売る側も裁かれる社会だった場合、悪いと分かっていてやる奴は勿論いるだろう。でも全員がそうじゃないんだよ。中には悪いと思えばやらない奴もいて、そういう奴には「売る側も悪い」という断固たる措置が効く。

ところが買う側「だけ」が裁かれ、売った未成年者は無罪放免になる世の中だったら、悪いと思えばやらないタイプの奴もどんどんやるだろ?つまりどう考えても状況は悪化するんだよ。

2024-11-06

偏食のやつが苦手

偏食のやつと飯に行くのが苦手。

きのこが食べられません」「トマトが食べられません」の一つや二つならいいの。その料理だけ食べなきゃいいし、それが入ってない料理を選ぶこともできるし、入ってても避けるができる。

んで違うタイプで、「少しでも辛いものが食えません」「珍しい食い物全部食わず嫌いです」「野菜/肉全般食いません」、みたいな範囲攻撃タイプがいますでしょ。そういう奴がいると韓国料理ダメだな、とかエスニック料理ダメだな、とかサラダバーがメインのとこはダメだな、みたいになる。

普通な別にこっちも「じゃあその日は避けましょうね」になるから良いんだよ。「韓国料理食べたいな、でも辛いものダメな人いるし、それは後日で」みたいな。まあそれが一切ストレスにならないかって言われたら、ちょびっとなるんだが。

1番嫌なのが、範囲好き嫌いを半端なタイミングで行ってくるやつ。具体的に言うと、店が決まる流れの時にそれ言うやつ。「いいね韓国料理 じゃあそれで」「あ、俺辛いの苦手。でもいいよいいよ、行こ行こ!」みたいなやつ。そっか、じゃあやめようかとも言えないタイミングでくるやつ。

これは嫌。なぜならその場合の多くはメニューの6割くらいそいつが食えないもので、そこに必ず食える側の遠慮が生まれから。本人は「別にいいよ違うの食べるし」みたいな顔してるけど、本当に遠慮しなかったらその人の口に入るものはごく僅かだし、たとえば「これうまい、みんなも食べてみ!」みたいな会話からずーーーっと仲間外れになる人を出すことになる。それは忍びない。なんならそれで不機嫌なんかになられちゃこっちも始末に負えない。

てか注文のとき「これはいけるか?無理そう?」みたいなの聞かなきゃいけないのも地味にしんどい。そいつがいるおかげでメニューの4割くらいがグレーになって見える。

なので身勝手なお願いなのだが、偏食体質の奴は事前に言っといてくれ。で、変に遠慮して迎合しないでくれ。こっちも人の善意を無碍にできないけど、頼まないものがある状態で見るメニューってつまんないから。「この店は食えないものが多いから、こっちがいい」って言ってくれた方が、よっぽどマシだ。

あと、「自分の食べられないものが多い店に行く用事」に関してはすまないが身を引いてくれ。フルーツが食えないのにパフェ屋についてくるな、辛いものが食えないのにタイ料理屋についてくるな、羊肉が苦手かもしれないのにジンギスカンについてくるな。すまないがマジで身を引いてくれ。

2024-10-18

anond:20241017235116

週刊少年四大誌のほかにいかないの、リストしたらおほっ・・・これ無理じゃんってなっちゃうからなんだよな。

チャンピオンですら、ブラックジャックドカベン刃牙!ってなるわけじゃん。スポーツ漫画の枠ですらドカベンは別としても弱虫ペダル入れたらほかいれようがねえなあ・・・ANGEL VOICEとかバチバチかいれたいけど無理か・・・じゃあやめとくかってなっちゃう。

年代ごとに区切るとかレジェンド枠とかなんか枠作ってやるとかかね。サンデーうる星やつらとかコナンは別枠にしちゃうとか。こういう企画自体は好きなんでいろいろやってほしいな。そんなに漫画雑誌読んでるわけでも無いんだけど。

2024-10-07

全体の生産性をあげてない

愚痴 →じゃあやめればいいじゃん → いやそれでもその先にかなえたいことがあるから

ミスしましたね ミスしましたね って言われる意味が分からない

効率を落とすだけ

揚げ足取りじゃなくて全体があるわけだよね

そこにバランスがとられてない

一般企業とかは数日で辞めちゃう

やりますかって言ってるのにここの組織は返答がない

成果物ちゃんとやりたいんじゃないのか

できるものもできあがらない

馬鹿にしてるように見える

土日とかもやってた 遅い遅い言うけどきもいなあ

まつり やりたいようにやる 人にどう思われようが

英語もそう いや英語もそうなのか

英語は伝えるもの 人にどう思われるかが大事じゃないの

あめ スポーツ監督

パワハラ これはやる気をそいでるのか

目的はなんなのか ただ自分イライラはらしてるなら違う

本質 物理生物化学

ダーウィン 進化論

あ め まつり が正しいのか

イロン

何が正しいのか

生き続ければいいのか

どうせ生きてるなら

死んだら終わり

あえてつらいことするか

結婚式にいって本質を見抜く

歩いて 働いて本質を見定める

金を稼げばいいのか 一生いきれるとしても感情をあっちにもっていってあっちから避けるの繰り返し

2024-10-01

anond:20241001090611

他人あやめでもしない限り大半の女犯罪者は不起訴になるから、短いとはいえちゃん懲役食らってる分だけ厳しい判断だぞ

anond:20240930211842

だってないんですもの

「なにないことがあるものか」

「あった、あった」と三四郎が言う。

「どら、拝見」と美禰子が顔を寄せて来る。「ヒストリーオフ・インテレクチュアル・デベロップメント。あらあったのね」

「あらあったもないもんだ。早くお出しなさい」

 三人は約三十分ばかり根気に働いた。しまいにはさすがの与次郎もあまりせっつかなくなった。見ると書棚の方を向いてあぐらをかいて黙っている。美禰子は三四郎の肩をちょっと突っついた。三四郎は笑いながら、

「おいどうした」と聞く。

「うん。先生もまあ、こんなにいりもしない本を集めてどうする気かなあ。まったく人泣かせだ。いまこれを売って株でも買っておくともうかるんだが、しかたがない」と嘆息したまま、やはり壁を向いてあぐらをかいている。

 三四郎と美禰子は顔を見合わせて笑った。肝心の主脳が動かないので、二人とも書物をそろえるのを控えている。三四郎は詩の本をひねくり出した。美禰子は大きな画帖を膝の上に開いた。勝手の方では臨時雇いの車夫と下女がしきりに論判している。たいへん騒々しい。

ちょっと御覧なさい」と美禰子が小さな声で言う。三四郎及び腰になって、画帖の上へ顔を出した。美禰子の髪で香水のにおいがする。

 絵はマーメイドの図である。裸体の女の腰から下が魚になって、魚の胴がぐるりと腰を回って、向こう側に尾だけ出ている。女は長い髪を櫛ですきながら、すき余ったのを手に受けながら、こっちを向いている。背景は広い海である

人魚

人魚

 頭をすりつけた二人は同じ事をささやいた。この時あぐらをかいていた与次郎がなんと思ったか

「なんだ、何を見ているんだ」と言いながら廊下へ出て来た。三人は首をあつめて画帖を一枚ごとに繰っていった。いろいろな批評が出る。みんないいかげんである

 ところへ広田先生フロックコート天長節の式から帰ってきた、三人は挨拶をする時に画帖を伏せてしまった。先生書物だけはやく片づけようというので、三人がまた根気にやり始めた。今度は主人公がいるので、そう油を売ることもできなかったとみえて、一時間後には、どうか、こうか廊下書物が書棚の中へ詰まってしまった。四人は立ち並んできれいに片づいた書物を一応ながめた。

「あとの整理はあしただ」と与次郎が言った。これでがまんなさいといわぬばかりである

「だいぶお集めになりましたね」と美禰子が言う。

先生これだけみんなお読みになったですか」と最後三四郎が聞いた。三四郎はじっさい参考のため、この事実を確かめておく必要があったとみえる。

「みんな読めるものか、佐々木なら読むかもしれないが」

 与次郎は頭をかいている。三四郎はまじめになって、じつはこのあいから大学図書館で、少しずつ本を借りて読むが、どんな本を借りても、必ずだれか目を通している。試しにアフラベーンという人の小説を借りてみたが、やっぱりだれか読んだあとがあるので、読書範囲の際限が知りたくなったから聞いてみたと言う。

アフラベーンならぼくも読んだ」

 広田先生のこの一言には三四郎も驚いた。

「驚いたな。先生はなんでも人の読まないものを読む癖がある」と与次郎が言った。

 広田は笑って座敷の方へ行く。着物を着換えるためだろう。美禰子もついて出た。あとで与次郎三四郎にこう言った。

「あれだから偉大な暗闇だ。なんでも読んでいる。けれどもちっとも光らない。もう少し流行ものを読んで、もう少し出しゃばってくれるといいがな」

 与次郎言葉はけっして冷評ではなかった。三四郎は黙って本箱をながめていた。すると座敷から美禰子の声が聞こえた。

「ごちそうをあげるからお二人ともいらっしゃい」

 二人が書斎から廊下伝いに、座敷へ来てみると、座敷のまん中に美禰子の持って来た籃が据えてある。蓋が取ってある。中にサンドイッチがたくさんはいっている。美禰子はそのそばにすわって、籃の中のもの小皿へ取り分けている。与次郎と美禰子の問答が始まった。

「よく忘れずに持ってきましたね」

だって、わざわざ御注文ですもの

「その籃も買ってきたんですか」

「いいえ」

「家にあったんですか」

「ええ」

「たいへん大きなものですね。車夫でも連れてきたんですか。ついでに、少しのあいだ置いて働かせればいいのに」

「車夫はきょうは使いに出ました。女だってこのくらいなものは持てますわ」

あなたからつんです。ほかのお嬢さんなら、まあやめますね」

「そうでしょうか。それなら私もやめればよかった」

 美禰子は食い物を小皿へ取りながら、与次郎と応対している。言葉に少しもよどみがない。しかゆっくりおちついている。ほとんど与次郎の顔を見ないくらいである。三四郎は敬服した。

 台所から下女が茶を持って来る。籃を取り巻いた連中は、サンドイッチを食い出した。少しのあいだは静かであったが、思い出したように与次郎がまた広田先生に話しかけた。

先生、ついでだからちょっと聞いておきますがさっきのなんとかベーンですね」

アフラベーンか」

「ぜんたいなんです、そのアフラベーンというのは」

英国の閨秀作家だ。十七世紀の」

「十七世紀は古すぎる。雑誌材料にゃなりませんね」

「古い。しか職業として小説従事したはじめての女だから、それで有名だ」

「有名じゃ困るな。もう少し伺っておこう。どんなものを書いたんですか」

「ぼくはオルノーコという小説を読んだだけだが、小川さん、そういう名の小説全集のうちにあったでしょう」

 三四郎はきれいに忘れている。先生にその梗概を聞いてみると、オルノーコという黒ん坊の王族英国船長にだまされて、奴隷に売られて、非常に難儀をする事が書いてあるのだそうだ。しかもこれは作家の実見譚だとして後世に信ぜられているという話である

おもしろいな。里見さん、どうです、一つオルノーコでも書いちゃあ」と与次郎はまた美禰子の方へ向かった。

「書いてもよござんすけれども、私にはそんな実見譚がないんですもの

「黒ん坊の主人公必要なら、その小川君でもいいじゃありませんか。九州の男で色が黒いから」

「口の悪い」と美禰子は三四郎を弁護するように言ったが、すぐあとから三四郎の方を向いて、

「書いてもよくって」と聞いた。その目を見た時に、三四郎はけさ籃をさげて、折戸からあらわれた瞬間の女を思い出した。おのずから酔った心地である。けれども酔ってすくんだ心地である。どうぞ願いますなどとはむろん言いえなかった。

 広田先生は例によって煙草をのみ出した。与次郎はこれを評して鼻から哲学の煙の吐くと言った。なるほど煙の出方が少し違う。悠然として太くたくましい棒が二本穴を抜けて来る。与次郎はその煙柱をながめて、半分背を唐紙に持たしたまま黙っている。三四郎の目はぼんやり庭の上にある。引っ越しではない。まるで小集のていに見える。談話もしたがって気楽なものである。ただ美禰子だけが広田先生の陰で、先生がさっき脱ぎ捨てた洋服を畳み始めた。先生和服を着せたのも美禰子の所為みえる。

「今のオルノーコの話だが、君はそそっかしいから間違えるといけないからついでに言うがね」と先生の煙がちょっととぎれた。

「へえ、伺っておきます」と与次郎几帳面に言う。

「あの小説が出てから、サザーンという人がその話を脚本に仕組んだのが別にある。やはり同じ名でね。それをいっしょにしちゃいけない」

「へえ、いっしょにしやしません」

 洋服を畳んでいた美禰子はちょっと与次郎の顔を見た。

「その脚本なかに有名な句がある。Pity's akin to love という句だが……」それだけでまた哲学の煙をさかんに吹き出した。

日本にもありそうな句ですな」と今度は三四郎が言った。ほかの者も、みんなありそうだと言いだした。けれどもだれにも思い出せない。ではひとつ訳してみたらよかろうということになって、四人がいろいろに試みたがいっこうにまとまらない。しまいに与次郎が、

「これは、どうしても俗謡いかなくっちゃだめですよ。句の趣が俗謡もの」と与次郎らしい意見を提出した。

 そこで三人がぜんぜん翻訳権与次郎委任することにした。与次郎はしばらく考えていたが、

「少しむりですがね、こういうなどうでしょう。かあいそうだたほれたってことよ」

いかん、いかん、下劣の極だ」と先生がたちまち苦い顔をした。その言い方がいかにも下劣らしいので、三四郎と美禰子は一度に笑い出した。この笑い声がまだやまないうちに、庭の木戸がぎいと開いて、野々宮さんがはいって来た。

「もうたいてい片づいたんですか」と言いながら、野々宮さんは椽側の正面の所まで来て、部屋の中にいる四人をのぞくように見渡した。

「まだ片づきませんよ」と与次郎がさっそく言う。

「少し手伝っていただきましょうか」と美禰子が与次郎調子を合わせた。野々宮さんはにやにや笑いながら、

「だいぶにぎやかなようですね。何かおもしろい事がありますか」と言って、ぐるりと後向きに椽側へ腰をかけた。

「今ぼくが翻訳をして先生しかられたところです」

翻訳を? どんな翻訳ですか」

「なにつまらない――かわいそうだたほれたってことよというんです」

「へえ」と言った野々宮君は椽側で筋かいに向き直った。「いったいそりゃなんですか。ぼくにゃ意味がわからない」

「だれだってわからんさ」と今度は先生が言った。

「いや、少し言葉をつめすぎたから――あたりまえにのばすと、こうです。かあいそうだとはほれたということよ」

「アハハハ。そうしてその原文はなんというのです」

「Pity's akin to love」と美禰子が繰り返した。美しいきれいな発音であった。

 野々宮さんは、椽側から立って、二、三歩庭の方へ歩き出したが、やがてまたぐるりと向き直って、部屋を正面に留まった。

「なるほどうまい訳だ」

 三四郎は野々宮君の態度と視線とを注意せずにはいられなかった。

 美禰子は台所へ立って、茶碗を洗って、新しい茶をついで、椽側の端まで持って出る。

お茶を」と言ったまま、そこへすわった。「よし子さんは、どうなすって」と聞く。

「ええ、からだのほうはもう回復しましたが」とまた腰をかけて茶を飲む。それから、少し先生の方へ向いた。

先生、せっかく大久保へ越したが、またこっちの方へ出なければならないようになりそうです」

「なぜ」

「妹が学校へ行き帰りに、戸山の原を通るのがいやだと言いだしましてね。それにぼくが夜実験をやるものですから、おそくまで待っているのがさむしくっていけないんだそうです。もっとも今のうちは母がいるからかまいませんが、もう少しして、母が国へ帰ると、あとは下女だけになるものですからね。臆病者の二人ではとうていしんぼうしきれないのでしょう。――じつにやっかいだな」と冗談半分の嘆声をもらしたが、「どうです里見さん、あなたの所へでも食客に置いてくれませんか」と美禰子の顔を見た。

「いつでも置いてあげますわ」

「どっちです。宗八さんのほうをですか、よし子さんのほうをですか」と与次郎が口を出した。

「どちらでも」

 三四郎だけ黙っていた。広田先生は少しまじめになって、

「そうして君はどうする気なんだ」

「妹の始末さえつけば、当分下宿してもいいです。それでなければ、またどこかへ引っ越さなければならない。いっそ学校寄宿舎へでも入れようかと思うんですがね。なにしろ子供から、ぼくがしじゅう行けるか、向こうがしじゅう来られる所でないと困るんです」

「それじゃ里見さんの所に限る」と与次郎がまた注意を与えた。広田さんは与次郎相手にしない様子で、

「ぼくの所の二階へ置いてやってもいいが、なにしろ佐々木のような者がいるから」と言う。

先生、二階へはぜひ佐々木を置いてやってください」と与次郎自身が依頼した。野々宮君は笑いながら、

「まあ、どうかしましょう。――身長ばかり大きくってばかだからじつに弱る。あれで団子坂の菊人形が見たいから、連れていけなんて言うんだから

「連れていっておあげなさればいいのに。私だって見たいわ」

「じゃいっしょに行きましょうか」

「ええぜひ。小川さんもいらっしゃい」

「ええ行きましょう」

佐々木さんも」

「菊人形は御免だ。菊人形を見るくらいなら活動写真を見に行きます

「菊人形はいいよ」と今度は広田先生が言いだした。「あれほどに人工的なものはおそらく外国にもないだろう。人工的によくこんなものをこしらえたというところを見ておく必要がある。あれが普通人間にできていたら、おそらく団子坂へ行く者は一人もあるまい。普通人間なら、どこの家でも四、五人は必ずいる。団子坂へ出かけるにはあたらない」

先生一流の論理だ」と与次郎が評した。

「昔教場で教わる時にも、よくあれでやられたものだ」と野々宮君が言った。

「じゃ先生もいらっしゃい」と美禰子が最後に言う。先生は黙っている。みんな笑いだした。

 台所からばあさんが「どなたかちょいと」と言う。与次郎は「おい」とすぐ立った。三四郎はやはりすわっていた。

「どれぼくも失礼しようか」と野々宮さんが腰を上げる。

「あらもうお帰り。ずいぶんね」と美禰子が言う。

「このあいのものはもう少し待ってくれたまえ」と広田先生が言うのを、「ええ、ようござんす」と受けて、野々宮さんが庭から出ていった。その影が折戸の外へ隠れると、美禰子は急に思い出したように「そうそう」と言いながら、庭先に脱いであった下駄はいて、野々宮のあとを追いかけた。表で何か話している。

 三四郎は黙ってすわっていた。

2024-09-03

こういうふうに一律的な基準で脈のあるなしを決め付けるのって、百害あって一理なしなんじゃないかね。

こういうふうに勝手に決め付けられると

綺麗とか美人とか言われた女の方は、

そっか脈がないのかーじゃあやめとこうー

となるので、男にとっても不利になると思うんだけど

引用反論しているのは女ばっかりで、男から反論全然ないんだね。

https://x.com/kohaku_konkatsu/status/1830096811681595617

こはく

@kohaku_konkatsu

気になる男から「お綺麗ですね」や「美人だね」と言われたら99%脈なしです。お世辞です。社交辞令。男はタイプ女性には「かわいい」と言う。どんなに綺麗系だとしても「かわいいね」と言う。かわいい主観かわいい感情

2024-08-16

ペイネ勃ち

前回:https://anond.hatelabo.jp/20230328202632

前々回:https://anond.hatelabo.jp/20230208195420


宮崎県地震が発生した翌日、震源地に近い場所にさきの冬から越して住んでいる友人と、私の地元で会うことになっていた。

地震発生から時間彼女と連絡が取れずに肝を冷やしていたが、「全然なんともなかったよ。明日も行けそう」という気楽なLINEの返事がきて、翌日には彼女と会うことができた。

震度6弱の揺れに見舞われたはずの彼女は、LINEの印象と違わぬあっけらかんとした調子でこう言った。

地震の後さ、防災無線がずっときこえてるんだけど、『○○市です』っていう冒頭んとこしかききとれなくて。あとはずっと何言ってるかわかんなかったわ」

「そんな住民なら誰でも知ってるような部分しか聞き取れないのヤバくない?」

と答えつつ、私は彼女の無事に心から安堵していた。

地震発生時は車に乗っていたという彼女は、

「右折待ちで停止してて。信号変わったから曲がろうってハンドル切ったけど車がびくとも動かなくて。ほんと全然動かなくて、あ、これ溝に嵌ったのかなって焦ったんだけど、周り見たら道路標識とかすっごい揺れてて、それで地震ってわかったんよね。でも歩行者も、きゃーとかわーとかなってなくて、なんかぽかんとした感じだったし、そんなひどい揺れと思ってなくて。宮崎って普段ぜんぜん地震いから、みんな何がおこったかよくわかってなかったのかも」

という、かなり独特の地震体験披露してくれた。

そして今、のっぴきならぬ事情で住んでいる土地について

「海をこよなく愛する人以外はすめないね。海をこよなく愛する人はいいと思う」

と切って捨てた。彼女は海をこよなく愛するどころか泳げもしない。ただ私は「海をこよなく愛する人」という表現がとてもいいなと思っていた。そんな人、絶対友達になれそうにない。

話をしている場所コメダ珈琲だった。彼女の今すむ土地ほどではないが、私の地元田舎なので、夜遅くまであいているといえばコメダ珈琲という具合。

午後遅くに合流した私たちは、カフェ居酒屋はしごし、話したりないかコメダ珈琲に落ち着いていた。

彼女の話がひと段落したタイミングで私は手洗いに立ち、戻ってきたら、彼女彼女の正面の壁、つまり対面で座る私の席の背面に当たる壁を穴の空くほど見つめていた。

「あ、絵?」

と言って私も見上げる。そのリトグラフには、愛おし気な顔をして顔を寄せ合いソファに並んで座る男女の姿がイラストレーション的なタッチで描かれている。その男女の前には追いかけ合う、おそらく雌猫と雄猫。睦まじい恋人たち風景

それだけでは彼女がじっと見つめるには足りないはずだと、さらに注意深く眺めて、私はあることに気づいた。

「……おっぱい丸出しだね」

「そうなんよ。それで見てたわ」

描かれている男女は、ともにきっちりと洋服を着こんでいる。男性に至っては腹のあたりにカマーバンドのぞくタキシード姿にすら見え、その傍らには山高帽。女性も丈の短い長そでワンピースに網タイツというやや煽情的な姿ではあるが、しっかり服は着ている。ただ、胸部分を丸出しにし、傍らの男性に向かって寄せていた。

おっぱいの谷間にハートが挟んであるね」

「そうなんよ」

彼女はまだじっと絵を見ている。女性胸の谷間には、ふくよかなハートモチーフさしこまれ、そのハート男性の手がそっと触れている。それは男性差し出しているものなのか、それとも男性から差しまれたのか、彼女と私の間で意見がわかれた。いずれにせよ、いかにも愛の交歓と言った様子だが、おっぱいは丸出しである

おっぱい丸出しの絵がコメダに飾ってあるね」

「そうなんよね……誰の絵かな。サインがあるけど読めないわ」

Googleレンズでわかるんじゃない?」

「ああそうか」

角度の問題か私の位置からはうまくいかなかったが、彼女の席からはうまくいった。

「うまく出てきた。レイモン・ペイネだって」」

まれてこの方寡聞体現しつづけてここまできた私は、その画家を知らなかった。彼女もまたそうだった。調べてみると、20世紀フランス最大のポップ・アーティスト、くらいの紹介がなされており、軽井沢には画家の絵を蒐集した美術館もあるらしい。大変著名な画家のようだ。コメダに飾られていた絵のタイトルは『ハートプレゼント』。一貫して男女間の愛を、恋人同士の姿を描き続けてきた画家と言うことらしかった。

イメージ検索うつると、わたし彼女共通感想を抱いた。

「女がおっぱい丸出しの絵、多くない?」

「そうだし、おっぱいの出し方個性的じゃない?」

女性衣服の胸の部分が観音開きになっており、その布を小鳥が両側からついばむことでおっぱいを御開帳的に露出させていたり、おっぱいの上に小鳥がとまっていたり、まるだしにしたおっぱいの先の乳首から開いた傘が出ているように見える絵もあった。なんなら両のおっぱい自体小鳥、という絵もあった。おっぱい露出バリエーションが豊かだし、どれも真顔だ。

私はこの画家のことが一発で好きになり、「ポストカードとか会社デスクに飾りたいな。いちばんおっぱい丸出しのやつ。それ見て元気出しながら嫌な電話とか乗り切りたい」と言った。すると彼女は「そんなのやめなよ。何がセクハラって言われるかわからない世の中だから増田ちゃんのことを貶めてやりたい人に、おっぱい丸出しの絵のせいで足元をすくわれるかもしれないよ。おっぱい丸出しの絵をデスクに飾って風紀を乱しているとかさ」という、令和という時代の空気感そのままのことを言ってよこし、私はなるほどそれもそうだなと思った。

「じゃあやめとくわ」

言いながら、私はこの絵、男性も好きだろうなと思った。男性とは5年前から恒常的にセックスをしている相手のことで、 https://anond.hatelabo.jp/20230208195420 この話に出てくる。

大学の頃は美術部にいたらしいので、もしかすると画家のことを知っているかもしれない。

友人は、「なんかそもそも、女ばっか恥ずかしいところ露出してるの微妙だよね。男もどっか出せばいいのに」と言った。

「出すところ限られすぎてて無理じゃない? わいせつすぎて絵の趣旨がブレない?」

と答えると

「いや、それ言ったらそもそもおっぱい丸出しにする趣旨からよくわかんないから」

彼女はきっぱり言った。私はそんな彼女のことをこよなく愛する人だ。


盆の帰省を終え、私は男性の家に行くと、レイモン・ペイネの話をした。概ね上に書いたようなことを告げると、彼はすぐ自分スマホイメージ検索をはじめ、美術をたしなんでいたことがあるとは思えないほど爆笑していた。

「ほんまにおっぱい丸出しやんか!!」

「そう、だから好きだろうと思って……」

「大好きや」

男性臆面もなくおっぱい丸出しに受けていると宣って、おっぱい丸出しの絵をスマホで見つけ出してはげらげら笑い、しまいには「メルカリに皿が出てる、600円くらいやし欲しいかも」などと言い始めた。

「でもグッズはどれもおっぱい丸出しではないよ」

「どうせならおっぱい丸出しのグッズがほしいよな」

ペイネ美術館にはオリジナルグッズがいっぱいあるっていってた。そこにおっぱい丸出しのグッズがあるなら行きたいね

などと我々は知性のかけらもないことをベッドに寝ころびながら言い交わし、おっぱい丸出しのためだけにに軽井沢に行くのはどうなのか、というような結論でその話は結ばれた。

そのうち話題は別のことに移ろった。

阪神大震災のあとタクシーに乗ったら、ドライバーが、道路こんにゃくみたいになりましたわと言っていた、ああ多分私の友達が右折できなかったのも、道路こんにゃくみたいだったからかもね、こんにゃくの上は右折できないわと、そんな具合に。やがて雰囲気セックスという感じにうつろい、彼は私のパジャマボタンの一番上に手をかけた。そして不意に「ペイネ小鳥やな」と言った。

ついさきほどまで二人で見て爆笑していたおっぱい丸出し画家の名である。我々は本当に学習しない。私はもうどうしようもなくげらげら笑ってしまい、笑い上戸で釣られ笑いが多い男性ももちろん笑いだした。

まりセックス雰囲気はそこで雲散霧消した。我々がセックスレスになるなら、笑いすぎて雰囲気消失しがちなことが原因となるだろう、おそらくまれな原因なのではないか、などと真剣に言い交わしたあと、私は男性に「でもちょっとまだ勃ってるね」と言った。実際にそうだった。盆の帰省はながかったので、久々のセックスの機会だった。

男性は「ほんのり勃ってんな」と、自分勃起状態をそう表現した。

「ほんのり」と私は笑った。ペイネの絵にも、露骨過ぎないほんのりとした色気がある、そのような評をどこかで読んだなと思ったので、私は彼に「ペイネ勃ちだね」と言った。

すると、もはやセックス雰囲気雲散霧消を通り越して爆発四散という様相になった。男性はひとしきり笑った後、さんざん「なんやペイネ勃ちって!!」と私を叱り、わたしはもう開き直って「そのほんのりとした勃起状態にぴったりかなと思って」と答えた。

つかこ男性との間に肉体関係がなくなり、会わなくなるという日がないとは言えない。先のことは誰にもわからない。

しかし私はやっぱり直一の名前と同じで、この先男性と会わなくなり、彼の名前を忘れる日がきたとしても、レイモン・ペイネという画家の名を忘れることはないと思う。

久々すぎてむらむらがまさったので、なんとかセックスしました。

2024-08-05

オタク倫理を定めよう

〇〇倫理が突然人気ワードに上がってきたので、オタク倫理も決めよう。

公式迷惑をかけない

ガイドラインに従うだけでなく、例えばエゴサをしてるアイドルなら、検索避け必要に応じて行う。

❷ メインターゲット層に迷惑をかけない

女児向けコンテンツオタクなら、女児に割り込んでイベントを楽しんだりしない。メインターゲットたちのコミュニティ独自文化とか空気があるなら、尊重して従う。

性的消費には鍵をかける

センシティブファンアートシェアするなら、必ず鍵を掛けよう。ただし、エロ消費許可を明言してない女性Vを脱がしたりしてはダメ一般人の X のアイコンエロ絵を作るのと同じだからね…。

❹ 嫌になったら一旦止める

どんな趣味でも飽きてしまう瞬間は必ずある。そんなときに不満な姿勢のまま関わっていると、周りのオタクは敏感に感じ取って、不快に感じてしまもの自分のためにも同胞オタクたちのためにも、一旦飛行。推しはきっと待ってくれるから

推したちの会話に割り込みリプしない

にじさんじの鷹宮リオンさんとホロライブ百鬼あやめさんが宣言してたので初めて知った文化。だけど、あまり知られてないツイッター特別ルールVtuber が別のVに向けてツイしたとき一般人割り込みリプしちゃダメフォロワーが「返信したのかな?」と思ってツリー開くとただの一般人のツイが目に飛び込んできて「誰?」

…ってなるから一般に、ツイッター推したちの会話って一種ファンサービス劇場なので、割り込んじゃダメだと思う。現実でも、友人同士の会話に赤の他人が割り込んだりはしないでしょ。

わたしは以上を提案します。追加のアイデアアドバイス批判があったら、遠慮なく何でも言ってほしい。

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