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はてなキーワード: 時代遅れとは

2026-05-12

追記あり】残クレアルファードを買う奴が一番賢くEVを買うのはバカ

よく「日本人国産車信者時代遅れから環境にいいはずのEV乗らないし金がないか外車にも乗れなくなった」みたいな雑な言説をみて思う。

正しくは「貧乏になったから、車を『消費』する余裕がなくなって、『金融資産』としてしか見られなくなった」んだよ。

年収400万くらいの一般的な家庭にとって、車選びってもう趣味問題じゃない。家計防衛戦なんだわ。

街を見渡せば、みんな見事に白か黒のアルファードヴォクシーというトヨタ車に乗ってる。あれを「不景気なのに見栄張ってw」とか冷笑してる奴、現代の車の買い方をマジで分かってない。

データを見れば一目瞭然で、2025年式のアルファード(1年落ち・1万km)の残価率は驚異の102%に達しており、新車価格を上回るプレミアム価格取引されていると言われとる。

さらに5年落ちになっても86.1%という価格だ。

まり800万円のアルファードでも、保険代や税金だけ払えば激安で乗れるんだよ。あれはもう車じゃなくて、タイヤの生えた安全資産

じゃあ、その横で「意識高く」輸入車EVを買うとどうなるか。完全に罰ゲーム

例えば、1588万円もするBMWフラッグシップセダン740i Mスポーツは、たった3年で残価率41.1%〜45.5%まで暴落する。これはディーラーノルマ達成のために多額の値引きをして新車をばら撒くためリセール市場崩壊しているのが原因だ。3年で900万円が溶けるとか、どんな金持ち道楽だよ。

EVもっと悲惨だ。CEV補助金をもらうと、原則4年間(48ヶ月)の「財産処分制限期間」という強烈な法的縛りが発生する。もしライフスタイルが変わって売ろうとしても、事前に承認を得て、残存月数に応じて補助金を月割りで自腹返納しなきゃいけない。

たとえば、10万円の補助金をもらって28ヶ月で手放す場合、残りの20ヶ月分として約4万1000円を返納する羽目になる。これが「見えない負債」になって、中古市場流動性を完全に凍結させている。

さら最近はBYDみたいな中国EVが前年比80.6%増(年間1万1184台)で売れまくってるらしいが、これも時限爆弾だ。2024〜2025年に大量に売れたBYDが「4年縛り」から解放される2028年頃、中古市場に一気に放出されて強烈な供給過多になるだろう。

テスラにしても、2025年3月中古流通量が134%も急増した。要するにEVは「ソフトウェア定義型」だから、新しいOSバッテリーを積んだ新型が出た瞬間に、古いモデルが一斉に乗り換えられて「型落ちのスマホ」扱いになるんだよ。

インフラ限界無視できない。EV輸入車グローバル基準で大型化し、バッテリーのせいで重量2000kgを余裕で超えてくる。日本老朽化したマンション機械駐車場(全幅1850mm・重量2000kg制限)なんて到底停められない。

海外規格に合わせて肥大化し、ソフトウェア更新ですぐ陳腐化し、補助金の縛りで売るに売れず、最後は無価値になる外車EV

それに引き換え、マレーシア富裕層が確実に買ってくれるから、乗れば乗るほど得をする国産ミニバン

ガラパゴスだなんだと馬鹿にする前に憐れんでやれ。ガソリンやすしか車として認められず、リセールが悪くて金が無くて乗れないんだよ。

みんな、好き好んで没個性な白黒ミニバンに乗ってるわけじゃない。絶対に損をしたくないっていうコスパ至上主義でそこに行き着くだけなんだよ。

俺たちみたいな一般人は、大人しく白のアルファードに残価設定ローン組んでるのが一番賢いんだわ。

追記-----

反論カスも多いが、Youtubeリセール動画がめちゃくちゃ再生されまくってるくらいリセール天国になっているの理解しろ、な?

>kamixxxxx AIアルファード残クレで買った場合の毎月の維持費聞いたら12万以上するって返ってきた。お疲れ様です。

月々支払った分は元金から減るから売却したらその分帰ってくるだろ。もちろん金利は引かれているがな。

毎月の支払いの大半はただの「積立貯金」であり、売却時に現金で一気に回収できるからこそ、アルファード残クレは最強の錬金術なんだ。

> oeshiそれ以前にアルファードデカすぎて路地裏の住人は全く乗りたくないんだけど。小さくてゴージャスな車が欲しいのだが世間デカい車が好きな人多数派なんだよなぁ

これは都民駐車場代が重いから小さい車だと損してる気がするんだよな。小さいやつなら正直カーシェアでいいし。意外とカーシェアレンタカーだとアルファードクラスガチで高くてきつい。カーシェアでは埋まってることが多いし。

>残クレアルファードを買う奴 残クレアルファードの所有者はディーラー信販会社ですけどね

所有者であることに何の意味があるんや。ほぼタダで乗れる事が大事

ピスタチオ動画学習させて逆張りさせた文章のようだw

あれすき

BMWとかベンツとかは金持ちが乗り捨てる車だろ なんで引き合いに出したんだよアホか

本当の金持ちこそ無駄金使わんのだわ。BMWとかベンツめっちゃ大損こいてるんにドヤ顔するやつこそアホや

2026-05-11

そもそも居酒屋という形態時代遅れなんだよ

そもそも居酒屋という形態がもはや古いんだよなー

酒で稼ぐという発想がもう昭和なんだよ

文句言ってるのは親父ばっかり

自分時代遅れってこと、自覚するべきだよなぁ

anond:20260511170346

また話ずらしてるよね。

最初は、

供述捜査手段として必要

って話だったのに、

反論が苦しくなるたびに、

処刑国家論、

中世論、

倫理論、

人質司法論って、

論点をどんどん拡散させてる。

しかも、

人質司法批判については、

こっちは最初から

「長期拘束や自白偏重への批判には合理性がある」

って言ってる。

から別に

現行制度全部を無謬扱いしてるわけじゃない。

でもあなたは、

制度問題点を語るたびに、

そこから

「だから供述による捜査自体時代遅れ

黙秘後の接触おかしい」

まで一気に飛ぶ。

そこが雑だって言ってる。

あと、

人質司法問題

供述を得ようとする必要性はある」

普通に両立する話だからね。

そこを毎回、

供述必要性を認める=人質司法肯定

みたいに変換してる限り、

そりゃ永遠に噛み合わないよ。

anond:20260511121630

いや、それなら最初から

「現状の適法ラインが緩すぎる」

って話をすればいいだけで、

供述を得ようとすること自体時代遅れ

とか、

「説得は全部黙秘権侵害

みたいに話を広げる必要ないでしょ。

しかも、

机叩き、人格非難、過度な長時間拘束みたいな問題例を出しながら、

途中からそれを

質問継続」「説得」全体にスライドさせてる。

からこっちは、

適法な取調べの範囲まで全部消す話なの?”

って確認してるわけ。

あと、

「現状問題ある」

「だから供述による捜査重要自体を軽視していい」

は別。

そこ混ぜるから

毎回話が

「じゃあ全部違法取調べ容認なんだ!」

に飛ぶ。

現実には、

違法ライン厳格化と、

供述捜査手段として使うことは両立する話なんだよ。

ブループロトコルはなぜ即死たか

品質が低かったか

以上。とはいえ1年半持ってるけどね。

一応凍結前クローズドβテスト、凍結後ネットワークテストプレイしている。

とにかく時代遅れ品質が低かった。

クローズドβテスト(2020年春)

まずこの時代MMO群雄割拠の最終盤だった。

リネージュ2Mのリリースを翌年に控え、業界全体がPC-モバイルクロスプラットフォームを前提に動いていた。

このテストの同時期にはロストアークJPサーバー(2024年クローズ)、V4(2023年クローズ)が走っていて、この両者がゲームとしてはともかくアプリの完成度は極めて高く、AAタイトル相当の出来だった。

一方ブループロトコルだが、Windows専用だった。そのうえ最適化が全く駄目で、PCが唸りを上げて破壊されないかヒヤヒヤした記憶がある。

イベントシーンの立ち姿は辛うじて戦えるレベルだったが、操作感や感触は正直リネージュ2無印レベルであり、これを2020年に出すのか?と思った

たこ時代オープンワールドというかシームレスマップが行けるか行けないかの境目の時代であり、本作は行けなかった。

秋に原神という黒船が到来しなければギリギリ行けたかも知れないが、他の多くのゲームと一緒に時代遅れ扱いとなった。リリース凍結は順当。

ライザのアトリエ(2019)よりはマシだった記憶はある。

ネットワークテスト(2023年春)

正直、鹿しか覚えていない。

渓谷に囲まれ高台(そもそも何だその地形は?PS2ゲームか?)に登場するボスの鹿が突き飛ばし攻撃を繰り出してくるのだが、狙われたら最期崖下に突き落とされて死ぬっていう。

そういう面白しか記憶にない。

ビジュは良かったしイベントシーンのモーションが良かった記憶はあるが、ゲーム部分はエターナルカオス(ラグハイム)と変わらんなとメモに書いてあった(2001年ゲーム)

ちなみにこの2020年2023年時代を同時に駆け抜けたタイトルサイバーパンク2077である

2020年に発売されるも最適化不足で訴訟沙汰の大モメから2023年にはパッチ2.0DLC「仮初めの自由」が配信され評価された。

同時期にこのクオリティタイトルが出ているのである

miHoYOは原神→崩壊スターレイルリリースを続けていた。奇遇にもライザのアトリエ3も2023年だった。

あ、クラフトピア2020年リリース2023年シームレスアップデートだった。

正式(2023年)

ランチャーインストールはした。プレイはしていない。

日本には技術がない

任天堂ソニースクエニにはある。

でもそれ以外には無かった。ここで言う技術とはUnityやUnrealEngineを低レイヤーで触ることのできるコンピュータサイエンス数学の事を指す。

学部卒のような素人ではなく、プロフェッショナル活躍できる場所日本ゲーム業界にはほとんど存在しなかった。

それは過去から2026年現在までも同じである日本ゲーム業界には高度人材があまりにも少ない。

セガも、バンナムも、コーエーも、技術的にはしょっぱいゲームを作り続けている。

もちろん技術があれば面白いとか、なければつまらないとかはない。ただ大規模開発についていけない体質になった。

そして任天堂ソニーは自社ハードスペック販路の狭さという制約がある以上、作れても作らない。

スクエニファイナルファンタジー地獄人材を注ぎ込んでいるので作れない。

日本からは原神もNTEも出てくることはないだろう。

(ポケットペアが何かの間違いでもう1段階跳ねたら出てくる可能性はありそう)

(セガ龍が如く作ってるのでは?という指摘はもっともだが、現状UBIの技術不足版でしかない。ゲームとしては面白い)

2026-05-10

anond:20260510170332

いや、「予算が限られてるから人権侵害OK」なんて話にはなってないでしょ。

違法恫喝暴行や長時間違法拘束は当然アウト。

そこは最初から否定してない。

でも毎回、

供述を得ようとする必要性

の話をすると、

「じゃあ人権侵害容認なんだ!」

に飛ぶのが雑だって言ってる。

現実制度って、

「一切圧力ゼロ

「一切説得ゼロ

では動いてない。

警察だけじゃなく、

検察裁判も、

ある程度の心理的駆け引きや説得は普通に存在してる。

問題は、

それが違法・不当なラインを超えるかどうか。

そこを全部無視して、

供述を求めること自体時代遅れ

「説得するな」

「でも治安維持は今まで通りやれ」

は、かなり非現実的。

しか犯罪って無数に起きてる。

全件をCSIみたいな超高コスト捜査で処理するのは、現実国家運営として無理。

から科学捜査物証供述を組み合わせて回してる。

そこから

「全部人権侵害容認に繋がる!」

は、話を極端化しすぎだと思う。

IO-DATAの「BDレコ」が残念なシロモノ

Microsoftストアで2千数百円だったかで買ったアプリの話

今どきTV番組を録画してBDに焼くなんてのは時代遅れマイナー行為なんだそうだけどw

不適切な内容だとかで炎上したりして2度と放送もされないしネット配信にも乗らないであろう番組とかは、いつオシャカになるかもわからんHDDに置いとくより、BDに焼いて保管した方が安心(かもしれない)ww

ウチにあるHDD/BDレコーダーは、10年以上前のヤツで、古いせいなのかメーカー違いで仲が悪いのか、最近買ったTVの方で録画した番組はそのレコーダーダビングできないのよねー。なので、PCに「BDレコ」入れてTVからダビングしようと思ったワケ。

とりあえず「貴重な映像」を後々見返したい(こともあるかもしれない)って目的なので、画質優先よりもメディアの枚数優先で、なるべく長時間入れておこうという設定にしてディスク書き込み開始させると1分少々たったあたりで「致命的エラーが発生したので終了します」だってよ。

そのまま「終了」だか「OK」だか忘れたけどボタンクリックしたら終了するだけで、何が原因なんだかまったく情報がない。エラーコード的なモノも表示されないし、ログファイルも出来てないし、Windowsイベントログにも何も出てないっぽい。

BDメディアには、番組の冒頭から30数秒くらいまで書き込みされて突然プッツリ切れている。

AIに聞いてみても、まぁ学習材料に「BDレコ」がらみの情報はなかったんだろう。ドライブの電源が容量不足?か不安定?とか、メディアドライブの相性がどうたらとか、たぶん違うなーと思う答えしか出てこない。普通に検索しても、BDレコで致命的エラーがうんぬんいうWebページは見つからないしな。

何度かリトライしても同様なので、そして書き込み中にPCCPU使用率が90%以上に高騰してたので、コレはもしかして動画エンコードの性能がイッパイイッパイで、ドライブ書き込み速度に負けてる(いわゆるアンダーフローってやつ?)のでは。ということで、画質優先(再エンコードせず)の設定で1枚に収まる長さの番組だけ書き込ませてみたら、無事ダビング終了まで行けたよw

チクショー、このPCもう7年くらい前?のCore i3で非力だからなーw

だったら、ダビング開始する前にCPU性能を判断して、これじゃエンコード速度が追っつかないみたいなエラーなり警告なり出してくれよ。

それか、しばらくエンコード済みのデータバッファリングしてアンダーフローしないようにうまくヤリクリするとかさー。

もうちょっと頑張れよ。もう大手有名どころは次々とBD関連の製品撤退して、かろうじて残った貴重なベンダーなんだからさーw

anond:20260510160642

科学捜査重要なのはその通りだし、DNA鑑定監視カメラ解析で救われてる事件も多い。

でも「科学捜査があるから供述不要」はかなり現実離れしてる。

科学捜査って、

存在する証拠しか拾えないんだよ。

そもそも凶器が見つからない、遺体が見つからない、共犯構造が分からない、証拠隠滅されてる事件なんて普通にある。

そういう時に、

「どこに捨てた」

「誰が関わった」

「何があった」

を辿る入口になるのが供述

あと、科学捜査って万能でもない。

監視カメラが無い場所もあるし、DNAが残らない事件もあるし、鑑定結果だけでは犯意や役割分担まで確定できないケースも多い。

から世界中どこの国でも、

21世紀の今でも普通に取調べはやってる。

問題なのは供述を使うこと」じゃなく、

違法誘導威圧自白偏重に寄りすぎること。

そこを、

供述を得ようとする行為のもの時代遅れ

まで飛ばすと、

逆に現実捜査をかなり知らない議論になると思う。

2026-05-06

anond:20260506154647

https://anond.hatelabo.jp/20260429170049#

それってどこがかわいそうなことなん?本人には実害どころかむしろそのおかげで助かってる部分まであるかもわからんじゃん?

dorawiiより

https://anond.hatelabo.jp/20260429170258#

たとえ助かる部分があったとして、おまえみたいには絶対なりたくない

https://anond.hatelabo.jp/20260429170451#

価値観

dorawiiより

https://anond.hatelabo.jp/20260429170840#

インターネットもつなげない時代遅れPCで、

違法コピーエロゲを遊ぶだけの人生幸せだと思える価値観はなかなかないよ

俺だったら生きてるの難しい

2026-05-05

anond:20260505174214

>その前にテロ国家独裁国家をどうにかせんと

その考えって謎だわ、ほっとけば?

からアメリカでもアメリカファーストトランプ戦争しない(しないとは言ってない)って人気になったわけじゃん?

世界の警察官気取るのが時代遅れなんだよ

2026-05-01

トランスカルト教祖バトラーさん、ボコボコにされてしま

https://www.counterfire.org/article/what-the-butler-didnt-see-book-review/

バトラーが見なかったもの――書評

リンジージャーマンは、ジュディス・バトラーの新著『Who’s Afraid of Gender?』における議論概念的混乱を検討している。

 

1. 導入:性とジェンダーをめぐる古くて新しい論争

著者はまず、1970年代女性解放運動期に、米国マルクス主義人類学イヴリンリードが書いた「生物学女性運命か」という問いを引く。リードは、女性母親であることを理由に、社会的役割限定されるべきではないと論じた。同時に、資本主義社会における生物学人類学は、性役割女性劣等視に関する社会的前提を多く含んでいるとも批判していた。

今日、性とジェンダーをめぐる論争、とりわけトランスジェンダーをめぐる論争は、自然文化生物学社会的態度、性とジェンダー関係を再び問い直している。バトラーは、いわゆるジェンダーアイデンティティ運動における中心的な学術人物であり、ノンバイナリーを自認し they/them 代名詞を用いている、と著者は紹介する。

ただし、著者はバトラーの新著について、以前の著作よりは読みやすいとしながらも、「読みやすい」といっても相対的ものにすぎないと述べる。中心概念はしばしば曖昧で、「phantasm」という語が100回以上出てくる一方、バトラーが反対する立場への批判は十分ではない、という評価である

著者の基本的批判は、バトラーが「ジェンダー」も「性」も明確に定義していないという点にある。バトラーは、自分が性の存在否定しているわけではないと言うが、実際には性とジェンダーの「共構築」を語り、両者をほとんど完全に絡み合ったものとして扱っている、と批判される。

2. 極右文化戦争、反ジェンダー運動

書評は次に、バトラーの本の多くが「容易な標的」に向けられていると述べる。ジェンダー文化戦争の一部となっており、バトラー右派極右による「ジェンダー理論攻撃を大きく扱っている。取り上げられるのは、ドナルド・トランプイタリア首相ジョルジャ・メローニ、ハンガリーヴィクトル・オルバーンローマ教皇などである

バトラーは、反ジェンダー運動が各国の選挙で強い影響を持っていると指摘する。ブラジルコスタリカコロンビアフランススイス英国スコットランドエクアドルドイツハンガリースペインなどが例に挙げられている。スペイン極右政党 Vox は「ジェンダージハード」や「フェミナチ」といった表現を用いている、と紹介される。

著者は、こうした反動的勢力個人的性的平等を求める人々にとって脅威であることは疑いない、と認める。彼らは、法律を制定し、国家差別執行できる権力を持っているかである。彼らが守ろうとするのは、キリスト教的・異性愛家族を中心に据えた、国家と結びついた保守的な性・生殖家族モデルである

しかし著者は、バトラー分析が「なぜ今このような反動が起きているのか」を十分に説明していないと批判する。バトラーは「反 woke」の感情を、家父長制・異性愛規範白人至上主義的秩序の喪失に対する心理社会的幻想として説明する。しかし著者は、これでは新自由主義資本主義危機、脱工業化生活水準の低下、反移民感情人種差別政治的動員、米国社会軍事化暴力化などの物質的条件が抜け落ちると述べる。

まり、著者の立場では、反ジェンダー運動は単なる「幻想」や「心理不安」ではなく、資本主義危機社会的荒廃のなかで生じている政治現象として分析されるべきだ、ということである

3. バトラーは「ジェンダー」をどう理解しているのか

著者によれば、バトラー実質的に「性/ジェンダー」の区別崩壊させている。性とジェンダーを同じものとして扱い、「性が文化規範の枠内で捉えられるなら、それはすでにジェンダーである」と論じる。

著者はこれを、現実身体カテゴリーイデオロギーへと作り替えてしま議論だと批判する。性や生殖という現実からイデオロギーが生じるのではなく、逆にイデオロギーが性を作るかのように語っている、という批判である

さらに著者は、これは「馬車を馬の前に置く」ようなものだと言う。社会的要因が生物学的要因を完全に上書きできるかのように見えるが、それは経験的に誤りである人間は200年生きることはできないし、食物と水を必要とし、種の再生産は生物学事実である人類の存続は、圧倒的には男女の性的関係依存してきた、というのが著者の主張である

著者は、性とジェンダーについて語る際には、自然事実とそれに付与される社会的構築との関係を論じることができると認める。しかし、自然事実のもの存在しないかのように扱うのは観念論である、と批判する。

また、バトラースポーツをめぐる議論で、男性思春期だけでは偉大なアスリートにはなれず、テニスコートへのアクセス個人トレーナー存在関係すると論じている点について、著者は「それは論理の飛躍だ」と批判する。階級的不平等があることは事実だが、それは身体性差問題を消すものではない、という趣旨である

著者は、社会的構築が幼少期から始まることは認める。子どもが「男の子」「女の子」と告げられた瞬間から服装、興味、教育機会、性格などについて多くの社会的期待が付与される。しかし、それは性という自然事実を消すものではなく、物質的要因とイデオロギー的要因が密接に絡み合っていることを示すだけだ、と述べる。

4. マルクス主義自然文化をどう見るか

著者は、バトラーが『ドイツイデオロギー』のマルクスエンゲルス引用しているにもかかわらず、その要点を誤解していると批判する。マルクスにとって、思想人間物質生活過程から生じる。観念イデオロギー現実を補強することはあるが、現実から切り離されて現実のものを作るわけではない、というのが著者の理解である

著者は、バトラーが「phantasm」とマルクスエンゲルスの「phantoms」を似たものとして扱っているようだが、それは違うと述べる。バトラー議論は、人が自分でそう考えれば何者にでもなれるかのような前提に近づいており、これはマルクス主義唯物論からは遠い、と批判する。

マルクスエンゲルスは、人間自然に働きかけ、食物や住居などの生存手段を獲得する過程を通じて歴史が発展し、観念も変化すると見た。人間自然の一部であり、単なるイデオロギー的構築物ではない。したがって、ポストモダン理論に合わないからといって、この見方時代遅れとして退けるのは、社会発展の理解放棄することだ、と著者は述べる。

著者は続いて、マルクス主義的な家族論を説明する。初期の「原始共産制社会には、性別間に一定の素朴な平等があり、女性母性役割理由とする差別は必ずしも存在しなかった。しかし、余剰富の蓄積、階級の成立、支配階級財産を守る国家装置形成財産継承保証する家族構造の成立によって、女性抑圧が階級社会の特徴となった。エンゲルスはこれを「女性世界史的敗北」と呼んだ、とされる。

資本主義のもとでは、家庭と職場の分離が明確になり、家庭内無償労働有償労働から切り離され、劣ったものと見なされるようになった。資本主義搾取規律は、家庭と職場の分離、個人化、ヒエラルキー同調性に適した家族必要とした。そこには性的同調性も含まれ女性子ども男性従属し、性は結婚内の生殖のためのものとされた。

この観点から著者は、LGBT抑圧の根源は、核家族規範への挑戦と見なされる点にあると説明する。したがって、それは家族制度と女性抑圧に結びついている。著者は、この歴史唯物論的な家族分析は、バトラーに見られるポストモダニズムや多くのジェンダー理論よりも優れており、同時に一部ラディカル・フェミニスト生物学決定論実証主義よりも優れている、と主張する。

5. 家族社会的再生

著者は、女性再生産における役割は中心的だと述べる。女性人類再生産に不可欠であるだけでなく、資本主義体制における労働力再生産、つまり養育・ケア社会化・教育にも深く関わっている。家族次世代労働者比較的低コストで育成するため、経済的社会的役割を果たす。

女性母親であること自体不利益でなければならない自然理由はない。しかし、それが資本家階級利益をもたらす社会的経済的理由は多く存在する、というのが著者の主張である

この過程において、性は現実であり、大多数の人々は生物学的に明確に男性または女性である、と著者は述べる。例外的曖昧なケースはあるが、それは性発達の差異であり、「インターセックス」という連続スペクトラムがあると示唆するのは誤りだ、という立場である

一方で、性が社会的にどう組織されるかは変化しうる。たとえば、2024年英国家族形態は、20世紀初頭の男性稼ぎ主モデルとは異なる。しか共通しているのは、家庭内労働の多くを依然として女性が担い、家庭外のケア料理、清掃などの社会的再生労働も、低賃金女性が多く担っているという点である

著者は、自然文化関係は複雑だが、女性生物学役割に色づけられていると述べる。女性けが出産できるという事実に、女性はより養育的で、自己主張が弱く、特定仕事に向いているといったイデオロギー的前提が付随する。こうした前提は、生物学とは無関係で、社会関係に由来するにもかかわらず、労働市場における女性不利益を補強する。

妊娠授乳更年期月経など、女性抑圧において生物学的要因はなお大きな役割を持つ。社会主義社会であれば、それに伴う圧力不利益の多くを取り除けるかもしれない。しか資本主義のもとでは、女性はそれらの要因に個人的対処することを求められ、その結果として不利益を被る、と著者は論じる。

著者は、バトラーが「子どもを産まない女性もいる」「閉経後の女性もいる」「さまざまな理由子どもを持てない女性もいる」といった例外を挙げることで、女性抑圧に生物学的要素があるという議論無効化しようとしている、と批判する。しかし、それは成り立たない。個々人の状況にかかわらず、家族における女性の中心的役割出産・養育者としての役割が、女性抑圧を規定しているというのが著者の主張である

6. 階級ジェンダー女性の恐怖の軽視

著者は、バトラー議論女性抑圧という特定問題を、より広い「ジェンダー抑圧」の一部として矮小化していると批判する。性差別を禁じる平等法も、バトラーにおいては、本人の性ではなく、ジェンダー社会的前提に関わるものとして扱われる。著者はこれを、現実カテゴリーである性をイデオロギーへと作り替える主観的観念論だと見る。

また著者は、バトラーが、女性専用空間や、レイプ家庭内暴力から逃れるためのシェルターなど、フェミニストが闘ってきた現実問題を軽視していると述べる。バトラーは「TERF」批判の章で、キャスリーン・ストックや J.K.ローリングを中心に攻撃するが、同様の懸念を持つ多様な個人組織を十分に扱っていない、と著者は批判する。

著者は「TERF」という語を侮辱的かつ誤解を招くものだと述べる。それは、ジェンダーアイデンティティ理論批判的な人を信用失墜させ、議論沈黙させる効果を持つという。著者は、反トランスの人々は存在し、それは間違っているとしつつも、左派社会主義の立場にありながらバトラー流のジェンダー理論に納得していない女性たちがいることを強調する。

そのような人々まで、極右ファシストの側に客観的に立っていると見なすの馬鹿げている、と著者は述べる。人種差別分析にもさまざまな立場があるように、性とジェンダー分析にも複数立場がありうる。トランス権利を支持し、あらゆる差別に反対することと、バトラー理論全体を受け入れることは同じではない、という主張である

著者は、ラディカル・フェミニズムについても、男性暴力男性からの分離を強調しすぎ、女性抑圧への階級対応を弱めていると批判する。しかし同時に、家庭内暴力レイプ女性の客体化と従属化の文化が深刻であることは認める。こうした問題は、女性解放運動によって政治問題化されたが、十分な資源や関心は向けられてこなかった、と述べる。

特に著者が不快に感じた箇所として、バトラー女性刑務所女性専用空間におけるレイプ性的暴行への恐怖を過小評価している点が挙げられる。バトラーは、男性看守による女性囚人へのレイプがすでに存在することや、レイプが必ずしもペニスによるものに限られないことを指摘する。しかし著者は、圧倒的多数暴力男性から女性に向けられており、レイプの大多数は男性ペニスを用いて行うものだと述べる。そのため、多くの女性男性男性身体に恐怖を抱くことには根拠があり、それを見下したり退けたりしてはならない、と主張する。

7. グローバルな女性労働階級

著者は、バトラー理論抽象的で、階級と抑圧の関係を十分に扱っていないと批判する。バトラーは「女性とは何か」を理解するには、グローバルかつ多言語的に考える必要があると述べるが、著者は、文化差異だけでなく、物質生活現実も見なければならないと言う。

たとえば、フィリピンスリランカの女性たちは、自分の子どもを残して海外へ行き、清掃やケア労働従事することがある。こうした女性たちは、受け入れ国の労働者女性男性黒人白人性的指向やジェンダー

2026-04-30

anond:20260430094336

スト5の終わりごろに、レバーレス超有利、棒時代遅れ、パッドありえんってなって

 

でもスト6になったらゲーム性変わって必ずしもレバーレス有利じゃなくなったし

世界チャンピオンがパッドだったりもするから

まじで何でもよくねとなった。強さにはほんと関係しない。

 

まあ俺はパッド辞めるの比較オススメするけど。

交換部品とか使えないから維持費更新費が一番高いんだよな。

2026-04-29

anond:20260429172432

インターネットもつなげない時代遅れPCで、

違法コピーエロゲを遊ぶだけの人生幸せだと思える価値観はなかなかないよ

俺だったら生きてるの難しい

https://anond.hatelabo.jp/20260429170840#

やめたれ@自作自演増田まとめ

https://anond.hatelabo.jp/20260429170049#

それってどこがかわいそうなことなん?本人には実害どころかむしろそのおかげで助かってる部分まであるかもわからんじゃん?

dorawiiより

https://anond.hatelabo.jp/20260429170258#

たとえ助かる部分があったとして、おまえみたいには絶対なりたくない

https://anond.hatelabo.jp/20260429170451#

価値観

dorawiiより

https://anond.hatelabo.jp/20260429170840#

インターネットもつなげない時代遅れPCで、

違法コピーエロゲを遊ぶだけの人生幸せだと思える価値観はなかなかないよ

俺だったら生きてるの難しい

やめたれ

anond:20260429170451

インターネットもつなげない時代遅れPCで、

違法コピーエロゲを遊ぶだけの人生幸せだと思える価値観はなかなかないよ

俺だったら生きてるの難しい

2026-04-24

DPZお前何年テキストメディアやってんだよってくらい誤字脱字あるし一回AIにでも全文ぶっこんで検出せえよそんくらいって思ってたけど、朝エッセイでよく「まだ記事来てないのでよくわかんねえっす」って書いてあってそりゃ編集側で推敲できねえよな。

いや馬鹿かよ。2026年にもなって仮にも商業メディアがそれで記事素通ししてんのかよやべえな。恐れを知らなすぎるし完全に褒められない意味での時代遅れさがモロに出てる。

2026-04-21

​※自分の思ってる事をAIで加工した文章です。

最近流行が煩わしくなってしまった。

​朝起きれば、テレビ情報番組は「今、これがアツい!」「絶対におさえておきたいトレンド!」と最新の流行ものをひたすら画面の向こうから浴びせかけてくる。

その喧騒にすっかり嫌気がさし、気づけば朝はNHKしかつけなくなった。

淡々事実だけを伝えてくれるニュース比較的静かな番組構成がちょうどいい。

同じ理由で、次から次へとトピックスが消費されていくネットニュースメディアも、見なくなってしまった。

​私も推し活をして大きなうねりに乗ってみたことがある。皆で熱狂を共有する楽しさのようなものは確かにあった。けれど、次第にその高い熱量に合わせていかなければならないことに、息苦しさを覚えるようになった。

今はもう、推し活という言葉を見聞きするだけで、少し食傷気味になってしまう。

​私はなぜここまで流行を避けるようになったのだろうか。

自分を深く掘り下げてみると、流行りのアイテムコンテンツのものが嫌いなわけではないのだと思う。私が嫌悪しているのは、「流行に乗っていない自分は、どこか劣っているのではないか」「時代遅れで、楽しいことを見逃しているのではないか」と、人をそんな得体の知れない不安に陥れる「構造」だと思った。

​「みんながやっているから」「今話題から」。いつの間にか、そんな他人基準自分価値観時間の使い方を測ろうとしていた自分に気づいた。

流行の波から意図的に降りてみると、誰かに急かされたり、置いていかれると焦ったりすることなく、自分のペースで歩ける感覚が心地よかった。今はこれを大事にしていきたい。

2026-04-17

時代が変わった。時代遅れの平和論は終わりを迎えこから武器生産や!みたいな奴

お前らみたいなのが時代を悪い方へ変えてんだよ気付けよバカ

何が時代が変わっただよ

太陽光パネル話題ペロブスカイトを持ち上げる人がいるけれど・・・

あれは鉛問題解決していないんだよね。どちらかといえば、「中国様の作っているシリコン系は前世代だから!あれは中国やらせておけばいいんだ!ニッポン次世代ペロブスカイトに進むので!シリコン時代遅れから中国にあげても問題ない!」っていう負け惜しみに近い話にしか聞こえないんだけど。あとペロブスカイトで有望な市場開拓されたら、あっという間にシリコンの2の舞になるのは明らか。

2026-04-16

海賊版についてなぜ日本海外永遠に噛み合わないのか

海賊版論争を見るたびに思うのだが、この話で人々が最初にやる間違いはだいたい同じだ。

それは、これを善人と悪人の戦いだと思い込むことである

日本側は「海賊版窃盗だ。作者に敬意がない」と言う。 海外側は「正規で読めないんだから仕方ない。供給しない側が悪い」と言う。

そして両者とも、自分けが現実を見ているつもりでいる。 もちろん、いつものことだ。インターネット論争というのは、だいたい自分の見ている半分の真実宇宙の全真理だと思い込んだ人たちが、残り半分を見ている人間野蛮人扱いすることで成立している。

だがこの件で本当に面白いのは、双方とも半分ずつ正しいということだ。 そして、半分ずつ正しい議論というのは、完全に間違った議論より始末が悪い。なにしろ本人たちは「自分は正しい経験」を実際に持っているので、相手が何を見てそう言っているのかを理解しようとしない。

その結果、海賊版論争はいつも道徳劇にされる。 盗人だの、既得権益だの、敬意がないだの、時代遅れだの。 気持ちはわかる。人は道徳劇が好きだ。構造の話より、悪人の話のほうがずっと気分がいいかである

しかし残念ながら、この問題の核心はモラルではない。 価格であり、供給であり、制度であり、インセンティブである

道徳は「海賊版はいけない」と言うことはできる。 だが「なぜ、いけないことがこれだけ大規模に起きるのか」は説明できない。 それを全部「モラルの低下」で説明するのは簡単だが、簡単であることと有能であることは違う。風邪を全部「気合いの不足」で説明する人間医者ではないのと同じだ。

海賊版が広がるのは、人々が特別邪悪からではない。 正規版より安く、速く、便利だからである。 まずこの当たり前の事実から出発しないと、議論最初の五分で終わる。

1.よくある説明は、だいたい半分だけ正しい

この手の論争には定番説明がいくつかある。

まず、「海外海賊版に寛容で、日本けが厳しすぎる」というやつ。 これが魅力的に見える理由はわかる。実際、日本では海賊版に対する嫌悪感がかなり強く、クリエイターの怒りも前面に出やすい。他方で海外では、違法視聴違法閲覧がかなりカジュアルに語られることがある。だから日本けが異常に神経質なんじゃないか」という印象が生まれる。

でも、ここで「海外自由進歩的日本は閉鎖的で遅れている」という、いかにもSNS向きの雑な物語に飛びつくとだいたい失敗する。 違うのは、著作権保護の有無というより、どこに責任を集中させるかという制度設計の差だ。日本権利者の感覚が強く前に出やすいし、英米圏はプラットフォーム責任フェアユース議論が混ざる。見え方が違うだけで、どこも別に著作権仙人のような寛容さで見守っているわけではない。

次に、日本側に多い「海賊版モラルの欠如だ」という説明。 これももちろん一理ある。違法コピーなのだから、悪いに決まっている。 だが、何百万人規模で繰り返し起きる行動を、ひたすら人々の人間性の腐敗で説明しようとするのは、説明というより願望である自分悪人を見抜いたつもりになれて気分はいいが、なぜその行動が再現されるのかは何一つ説明していない。

逆に海外側には、「正規供給が遅いのだから海賊版が広がるのは当然」という説明がある。 これもかなり正しい。とりわけ連載マンガや毎週更新アニメのようなコンテンツでは、内容そのものだけではなく、みんなと同時に消費すること自体価値になる。ネタバレは飛んでくるし、議論にも乗り遅れるし、数か月後に合法的に読めますと言われても、その頃には祭りは終わっている。

ただし、これも全てではない。 供給改善されても海賊版が消えないなら、問題タイムラグだけではない。そこには「ゼロ円」で「検索一発」で「広告で維持される違法供給」と、「固定費を回収しなければならない合法供給」の競争条件の差がある。

まり、よくある説明は全部、一理ある。 だが一理あることと、それで全体が説明できることは別だ。 SNSではこの区別がしばしば消える。なぜなら、一理ある話のほうが、複雑だがより正確な話より、ずっと気持ちよく怒れるからである

2.海賊版問題は、まずデジタル財の問題である

マンガアニメのようなデジタルコンテンツのやっかいなところは、作るのには金がかかるのに、複製するのにはほとんど金がかからないことだ。

1話作るのは大変だ。 1冊作るのも大変だ。 人件費がかかる。編集がいる。作画がいる。翻訳必要だ。監修もいる。配信網もいる。固定費は重い。

しかし、いったんできたものを、もう1人に読ませるコストはほぼゼロだ。 すると何が起きるか。 当然、固定費を払っていない側が圧倒的に有利になる。

正規事業者は、その固定費を回収しなければならない。だからゼロ円にはできない。 だが海賊版サイトは、その固定費負担していない。他人投資で生まれものコピーしているだけなので、極論すればほぼタダで配れる。 この時点で、「正規版が正しいのだからつべきだ」という願望は、経済学的にはかなり厳しい。正しさはコスト構造を変えないからだ。

そして国際市場では、さらに話がややこしくなる。

日本で700円が普通でも、別の国では高い。 英語圏では払えても、別の言語圏では厳しい。 なら国ごとに価格を変えればいいじゃないか、という話になるが、デジタル財は国境と相性が悪い。安い地域価格が高い地域に流れ込むのを完全には防ぎにくい。VPN時代に、地域価格理論上は正しくても、実務上は簡単に穴があく。

しか翻訳にはコストがかかる。 ライセンス交渉にも時間がかかる。 市場規模が小さい言語圏では、そもそも商売として成立しないこともある。

その結果として起きるのは、非常に単純なことだ。 ある国では合法的に安く速く読める。 別の国では高いか、遅いかそもそも存在しない。 その空白を埋めるのが海賊版である

ここで「海賊版利用者泥棒だ」とだけ叫んでも、たぶん何も起きない。 なぜなら、その人はたいてい、検索一発で読めるゼロ円の選択肢と、見つけるのも面倒で高くて遅い正規版を比べて行動しているからだ。 不快だろうが、それが現実だ。

3.日本海外で噛み合わないのは、法だけではなく感覚が違うから

この問題さらにややこしくしているのは、単に値段や供給速度の違いだけではない。 著作権のものに対する感覚が、かなり違う。

日本では、作品比較的強く「作者のもの」だと感じられている。 これは単に収益権の話ではない。人格の延長として受け止められやすい。だから無断転載や無断翻訳に対して、単なる売上の損失以上の怒りが生まれる。

海外、とくに英米圏には、もちろん著作権保護はあるが、それと並行して「公表された作品議論や変形的利用の素材にもなる」という感覚日本より強い。フェアユース的な発想がその象徴だ。

ここでよくあるのが、「海外自由で、日本は古い」という雑な整理であるインターネットはこういう二元論が大好きだ。たぶん脳のカロリー消費を抑えられるからだろう。 だが現実はもう少し不快に複雑だ。

日本には日本なりの整合性がある。 作品同一性や作者の意思を重く見るのは、単なる後進性ではなく、一つの権利思想である英米には英米なりの整合性がある。 作品公共的な議論に開かれるべきだというのも、一つの思想である

問題は、両方が自分の前提を「普通」と思っていることだ。 そして普通同士がぶつかるとき、人は驚くほど簡単相手野蛮人だと思う。

このズレがもっと露骨に出るのが二次創作だと思う。

日本では、多くの二次創作は法的にはかなり危ういのに、実務上はかなり広く黙認されてきた。 これは綺麗な制度ではない。かなりいびつだ。 だが、そのいびつさの上でコミュニティが回ってきたのも事実である。 つまり日本では、明文化された一般ルールより、「権利者が最後統制権を持ったまま、周辺をお目こぼしする」という形で秩序ができている。

英米的な感覚からすると、これはかなり不透明に見えるだろう。 ルールがあるのかないのか、はっきりしろと思うはずだ。 そして「二次創作はよくて海賊版はなぜダメなんだ」という問いも出てくる。

だが日本側の感覚では、そこは全然同じではない。 前者は、少なくとも創造的な付け足しやコミュニティ内部の礼儀の中にある。 後者は、単なる無断コピー流通だ。 この差は、日本側には大きく見えるし、海外側にはしばしば曖昧に見える。

まり、ここでも両者は同じ単語を使いながら、別のゲームをしている。

4.古い建物の保存観に少し似ている

ここで話を少しずらす。

日本では、古い建物を壊して新しく建てることへの心理的抵抗比較的低い。 街は更新される。建物は入れ替わる。古いものをそのまま残すことより、機能的に更新することのほうに価値が置かれやすい。

一方、欧米では歴史的建造物物理的な形態のものに重い価値が置かれることが多い。 もちろん全部ではないが、「オリジナルを残すこと」自体道徳的含意を持つ。

これはそのまま著作権の話ではない。 建物マンガを同じにするのは乱暴だ。 だが、文化的な資産を誰のものとして、どう扱うかという深層の感覚には少し通底するものがある。

日本では、作品最後まで作者や権利者の意思に強く帰属するという感覚がある。 絶版にしたいなら絶版にする。再公開しないならしない。 乱暴に言えば「それは持ち主の権利だ」という発想だ。

他方で海外には、「公表された文化公共財的な性格をある程度帯びる」という感覚日本より強く存在する。 だから絶版作品アクセス可能にするのは文化保存だ」という理屈が出てくる。

この理屈は、気持ちはわかる。 実際、消えた作品や読めない作品があること自体を損失だと感じるのは自然だ。 だが、その理屈がそのまま海賊版免罪符になるかというと、そこはかなり怪しい。 文化保存は美しい言葉だが、翻訳配信アーカイブもタダではない。そして、そのコストを誰が負担するのかという最も不愉快問題になると、急にみんなロマン主義者になる。

まりここでも、対立善悪ではなく優先順位の違いだ。 統制を優先するのか。 アクセスを優先するのか。 作者の意思を重く見るのか。 文化の開放性を重く見るのか。

どちらかが完全に正しい、という話にしたがる人は多い。 たぶんそのほうが気持ちがいいからだ。 しかし残念ながら、社会はだいたい、気持ちさより面倒くささの上にできている。

5.結局これは、市場がまだ世界に追いついていない話だ

ここまでの話をものすごく乱暴にまとめると、こうなる。

海賊版蔓延は、モラル崩壊ではない。 デジタル財のコスト構造、国際市場の分断、価格差別の難しさ、翻訳ライセンスの遅さが合成された結果である

まりこれは、市場の失敗の話だ。

ここで「市場の失敗」と言うと、すぐ誰かの悪意の話だと思う人がいる。 いつものことだ。 だが市場の失敗というのは、必ずしも誰かが怠慢だったという意味ではない。 むしろ、全員がそれなりに合理的に動いた結果としても起こる。

日本権利者は、国内収益を守りつつ海外展開のリスク管理しようとする。 当たり前だ。 海外ユーザーは、手に入らない、遅い、高い、読めないという状況で、もっとも低コスト選択肢流れる。 これも当たり前だ。 海賊版サイトは、トラフィックが集まり広告収入が入るなら供給を続ける。 それも当たり前だ。

まり、全員がだいたい自分立場合理的に振る舞った結果、全体としてはひどい均衡ができる。 これが市場の失敗でなくて何なのか。

日本側が見落としがちなのは、「海賊版は悪い」と百万回言っても、便利さと価格で負けている限り、人の行動は変わらないということだ。 海外側が見落としがちなのは、「供給が不十分だから仕方ない」というのは説明にはなっても、正当化にはならないということだ。 権利者の投資回収が完全に崩れれば、長期的には供給のもの痩せる。当たり前の話である魔法のように作品が生えてくると思っているなら、それは経済学ではなく信仰だ。

ではどうするのか。 答えはあまりロマンチックではない。

もっと安くする。 もっと速くする。 もっと見つけやすくする。 もっと地域ごとの現実に合わせる。 そして違法供給資金源を断つ。

要するに、説教より設計である断罪より供給である。 徳の話より、インセンティブの話である

たぶんこれしかない。 なぜなら、人間インターネットで急に聖人にはならないからだ。

6.最後

インターネット国境を消した、とよく言われる。 実際には、消したのは国境のものではなく、国境が見えなくなるまでの時間だけだった。

法制度の差は残った。 所得の差は残った。 言語の差は残った。 権利処理の遅さも残った。 その上に、誰でも一瞬でコピーできる技術けが乗った。

だったら海賊版が広がるのは、むしろ当然である不道徳から広がったのではない。 広がるように世界ができていたから広がったのだ。

そして海賊版論争がいつまでたっても噛み合わないのも、同じ理由である。 人々は、自分道徳感情の話をしているつもりでいる。 だが実際には、価格表が未完成世界で起きている摩擦を、善悪物語翻訳しているだけなのだ

こういうと冷たいと言われるかもしれない。 しかし冷たいのは現実のほうである現実はしばしば、魂の堕落より、流通設計の不備で説明できてしまう。

人は悲劇道徳劇にしたがる。 だが今回の話はたぶん違う。 これは堕落物語ではない。 文明の衝突ですら、半分しか正しくない。

もっと地味で、もっと厄介で、そしてたぶんもっと本質的な話だ。

これは、世界市場がまだ作品にふさわしい値札を貼れていない、というだけの話なのである

2026-04-12

10年前に知ったブログがついに更新を止めた

10年以上前世界的に話題になったゲームがある

そのとき無知アフィブログの一つがかなりいい加減で意味不明記事投稿して、ほんのわずかだけ話題になったんだ

面白いのはそのブログ、中身なんてこたつ以下なのに更新頻度はずっと変わらず、10年間、毎月1記事くらいのペースで投稿していたんだ

10年以上、ずっと一人でコツコツとだぞ?

それも内容なんて、ヤフコメは野蛮だとか、ブログ運営は堅実にとか、遊戯王カードのこととかポケカとか本当に幼稚で時代遅れ感のあるものばっかり

平成に取り残された「あの当時のアフィ記事だな」って感じ

俺ですら知っていた「パシ」というブロガーですら5年前に撤退したアフィリエイトブログを、この令和になってもまだやろうとしていたんだよ

平成の終わりのくだらない夢を未だ持っている悲しいブログだった

そいつがついこの間から更新が途絶えた

別にそれで悲しむとかじゃない

しろAIにすら避けられるような低品質個人アフィブログなんて滅びてよい

でも、もしかしたらあと1020年ずっと更新していたかもしれないんだ

だってAI使ってる以前から一本調子で何言ってんのかわからなくて非論理的愚痴しかないブログなんだ

馬鹿の一つ覚えとはこのことかというほどに、読む価値がない文書10年続けていたんだ

読者もいないし稼いでるわけでもないし目的もないのに月1で投稿する人間なら、どんなに数字悪くても時代に取り残されていてもアンチコメントされても、きっと書いちゃいそうなんだよね

100年ボタンを押したら大金持ちになるよって言われたら押し続ける人間だと思っていた

でも、そうじゃなかった

奴は普通人間だった

そこがちょっと意外だったんだ

俺は奴のブログを見つけてから数か月はこまめに見に行き、ある程度したら半年に1度くらいは見るような習慣を持っていた

まあそれを10年続けていたのは我ながら馬鹿馬鹿しいが、奴の生きざまを最後まで見てやろうってのが一番の理由

でもねえ、そんな人間更新が途絶えて自分のくっだらねー習慣が途切れちまった

俺の中だけで奴のブログはサ終したんだ

2026-04-11

入社初日退職代行? 止まら新入社員の「超早期退職企業側の説明不足はどこにあるのか?

“ 年間の休日日数などが異なっていたことが入社後に分かって、不信感を覚えて退職を早期に決断した

出典:テレビ朝日系(ANN) 2026/4/5(日)

入社前の説明で聞いていた勤務時間給与残業時間と実際は異なっていたことが入社してから判明したケースが多い

出典:TOKYO MX 2026/4/9(木)

面接で実際の仕事内容を十分に伝えず、入社後の教育現場に丸投げしてきたことが、新入社員不安と早期の退職を招いています

出典:NEWSjp 2026/4/10(金)

採用ミスマッチ」が日本企業には非常に多い。なぜかというと、選考方法が「時代遅れ」だから

出典:ITmedia ビジネスオンライン 2026/4/8(水)”

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/b60dc9c3297ecebe9827e662f6dae02adb7f4f7f

2026-04-09

左翼右翼というカテゴリーが古い

自分はどちらかといえば左寄りだが、沖縄基地に反対してはいないし、原発極左みたいに極端に反対はしていない。

自民の中に共感できる議員もいる。

ざっくりだけど、左でも右でもない思想を持っている若年層が多い。そして左や右にあてはめる考えが時代遅れであることを、カテゴライズしないと不安しょうがない声の大きいおじさんとおばさんに理解してもらいたい。

その上で、Xに蔓延る極端な政治系の発言を繰り返す大体のアカウントが、インプレ稼ぎの為に対立を誘発させているのはめちゃくちゃ罪深いと感じている。

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