「米沢」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 米沢とは

2026-04-23

anond:20260423184346

 こうなってくると何をいうても、直ぐそこへ持ってくるので話がゆきつまってしまう。二人の内でどちらか一人が、すこうしほんの僅かにでも押が強ければ、こんなに話がゆきつまるのではない。お互に心持は奥底まで解っているのだから吉野紙を突破るほどにも力がありさえすれば、話の一歩を進めてお互に明放してしまうことが出来るのであるしかしながら真底からおぼこな二人は、その吉野紙を破るほどの押がないのである。またここで話の皮を切ってしまわねばならぬと云う様な、はっきりした意識も勿論ないのだ。言わば未まだ取止めのない卵的の恋であるから、少しく心の力が必要な所へくると話がゆきつまってしまうのである

 お互に自分で話し出しては自分が極りわるくなる様なことを繰返しつつ幾町かの道を歩いた。詞数こそ少なけれ、その詞の奥には二人共に無量の思いを包んで、極りがわるい感情の中には何とも云えない深き愉快を湛えて居る。それでいわゆる足も空に、いつしか田圃も通りこし、山路へ這入った。今度は民子が心を取り直したらしく鮮かな声で、

「政夫さん、もう半分道来ましてしょうか。大長柵おおながさくへは一里に遠いッて云いましたねイ」

「そうです、一里半には近いそうだが、もう半分の余来ましたろうよ。少し休みましょうか」

わたし休まなくとも、ようございますが、早速お母さんの罰があたって、薄すすきの葉でこんなに手を切りました。ちょいとこれで結わえて下さいな」

 親指の中ほどで疵きずは少しだが、血が意外に出た。僕は早速紙を裂いて結わえてやる。民子が両手を赤くしているのを見た時非常にかわいそうであった。こんな山の中で休むより、畑へ往いってから休もうというので、今度は民子を先に僕が後になって急ぐ。八時少し過ぎと思う時分に大長柵の畑へ着いた。

 十年許り前に親父おやじが未だ達者な時分、隣村の親戚からまれ余儀なく買ったのだそうで、畑が八反と山林が二町ほどここにあるのである。この辺一体に高台は皆山林でその間の柵が畑になって居る。越石こしこくを持っていると云えば、世間体はよいけど、手間ばかり掛って割に合わないといつも母が言ってる畑だ。

 三方林で囲まれ、南が開いて余所よその畑とつづいている。北が高く南が低い傾斜こうばいになっている。母の推察通り、棉は末にはなっているが、風が吹いたら溢れるかと思うほど棉はえんでいる。点々として畑中白くなっているその棉に朝日がさしていると目まぶしい様に綺麗だ。

「まアよくえんでること。今日採りにきてよい事しました」

 民子は女だけに、棉の綺麗にえんでるのを見て嬉しそうにそう云った。畑の真中ほどに桐の樹が二本繁っている。葉が落ちかけて居るけれど、十月の熱を凌しのぐには十分だ。ここへあたりの黍殻きびがらを寄せて二人が陣どる。弁当包みを枝へ釣る。天気のよいのに山路を急いだから、汗ばんで熱い。着物を一枚ずつ脱ぐ。風を懐ふところへ入れ足を展のばして休む。青ぎった空に翠みどりの松林百舌もずもどこかで鳴いている。声の響くほど山は静かなのだ天と地との間で広い畑の真ン中に二人が話をしているのである

「ほんとに民子さん、きょうというきょうは極楽の様な日ですねイ」

 顔からから汗を拭いた跡のつやつやしさ、今更に民子の横顔を見た。

「そうですねイ、わたし何だか夢の様な気がするの。今朝家うちを出る時はほんとに極りが悪くて……嫂ねえさんには変な眼つきで視られる、お増には冷かされる、私はのぼせてしまいました。政夫さんは平気でいるから憎らしかったわ」

「僕だって平気なもんですか。村の奴らに逢うのがいやだから、僕は一足先に出て銀杏の下で民さんを待っていたんでさア。それはそうと、民さん、今日はほんとに面白く遊ぼうね。僕は来月は学校へ行くんだし、今月とて十五日しかないし、二人でしみじみ話の出来る様なことはこれから先はむずかしい。あわれッぽいこと云うようだけど、二人の中も今日だけかしらと思うのよ。ねイ民さん……」

「そりゃア政夫さん、私は道々そればかり考えて来ました。私がさっきほんとに情なくなってと言ったら、政夫さんは笑っておしまいなしたけど……」

 面白く遊ぼう遊ぼう言うても、話を始めると直ぐにこうなってしまう。民子は涙を拭うた様であった。ちょうどよくそこへ馬が見えてきた。西側山路から、がさがさ笹にさわる音がして、薪たきぎをつけた馬を引いて頬冠ほおかむりの男が出て来た。よく見ると意外にも村の常吉である。この奴はいつか向うのお浜に民子を遊びに連れだしてくれと頻しきりに頼んだという奴だ。いやな野郎がきやがったなと思うていると、

「や政夫さん。コンチャどうも結構なお天気ですな。今日は御夫婦で棉採りかな。洒落しゃれてますね。アハハハハハ」

「オウ常さん、今日は駄賃かな。大変早く御精が出ますね」

「ハア吾々なんざア駄賃取りでもして適たまに一盃いっぱいやるより外に楽しみもないんですからな。民子さん、いやに見せつけますね。余あんまり罪ですぜ。アハハハハハ」

 この野郎失敬なと思ったけれど、吾々も余り威張れる身でもなし、笑いとぼけ常吉をやり過ごした。

馬鹿野郎、実に厭なやつだ。さア民さん、始めましょう。ほんとに民さん、元気をお直しよ。そんなにくよくよおしでないよ。僕は学校へ行ったて千葉もの、盆正月の外にも来ようと思えば土曜の晩かけて日曜に来られるさ……」

「ほんとに済みません。泣面なきつらなどして。あの常さんて男、何といういやな人でしょう」

 民子襷掛け僕はシャツに肩を脱いで一心に採って三時間ばかりの間に七分通り片づけてしまった。もう跡はわけがいか弁当にしようということにして桐の蔭に戻る。僕はかねて用意の水筒を持って、

「民さん、僕は水を汲くんで来ますから留守番を頼みます。帰りに『えびづる』や『あけび』をうんと土産みやげに採って来ます

「私は一人で居るのはいやだ。政夫さん、一所に連れてって下さい。さっきの様な人にでも来られたら大変ですもの

だって民さん、向うの山を一つ越して先ですよ、清水しみずのある所は。道という様な道もなくて、それこそ茨いばらや薄すすきで足が疵だらけになりますよ。水がなくちゃ弁当が食べられないから、困ったなア、民さん、待っていられるでしょう」

「政夫さん、後生から連れて行って下さい。あなたが歩ける道なら私にも歩けます。一人でここにいるのはわたしゃどうしても……」

「民さんは山へ来たら大変だだッ児になりましたネー。それじゃ一所に行きましょう」

 弁当は棉の中へ隠し、着物はてんでに着てしまって出掛ける。民子は頻りに、にこにこしている。端はたから見たならば、馬鹿馬鹿しくも見苦しくもあろうけれど、本人同志の身にとっては、そのらちもなき押問答の内にも限りなき嬉しみを感ずるのである。高くもないけど道のない所をゆくのであるから笹原を押分け樹の根につかまり、崖を攀よずる。しばしば民子の手を採って曳ひいてやる。

 近く二三日以来の二人の感情では、民子が求めるならば僕はどんなことでも拒まれない、また僕が求めるならやはりどんなことでも民子は決して拒みはしない。そういう間柄でありつつも、飽くまで臆病に飽くまで気の小さな両人ふたりは、嘗かつて一度も有意味に手などを採ったことはなかった。しかるに今日は偶然の事から屡手を採り合うに至った。這辺このへんの一種云うべからざる愉快な感情経験ある人にして初めて語ることが出来る。

「民さん、ここまでくれば、清水はあすこに見えます。これから僕が一人で行ってくるからここに待って居なさい。僕が見えて居たら居られるでしょう」

「ほんとに政夫さんの御厄介ですね……そんなにだだを言っては済まないから、ここで待ちましょう。あらア野葡萄えびづるがあった」

 僕は水を汲んでの帰りに、水筒は腰に結いつけ、あたりを少し許り探って、『あけび』四五十と野葡萄一もくさを採り、竜胆りんどうの花の美しいのを五六本見つけて帰ってきた。帰りは下りから無造作に二人で降りる。畑へ出口で僕は春蘭しゅんらんの大きいのを見つけた。

「民さん、僕は一寸『アックリ』を掘ってゆくから、この『あけび』と『えびづる』を持って行って下さい」

「『アックリ』てなにい。あらア春蘭じゃありませんか」

「民さんは町場もんですから、春蘭などと品のよいこと仰おっしゃるのです。矢切百姓なんぞは『アックリ』と申しましてね、皸あかぎれの薬に致します。ハハハハ」

「あらア口の悪いこと。政夫さんは、きょうはほんとに口が悪くなったよ」

 山の弁当と云えば、土地の者は一般に楽しみの一つとしてある。何か生理上の理由でもあるか知らんが、とにかく、山の仕事をしてやがてたべる弁当不思議うまいことは誰も云う所だ。今吾々二人は新らしき清水を汲み来り母の心を籠こめた弁当を分けつつたべるのである。興味の尋常でないは言うも愚おろかな次第だ。僕は『あけび』を好み民子は野葡萄をたべつつしばらく話をする。

 民子は笑いながら、

「政夫さんは皸の薬に『アックリ』とやらを採ってきて学校へお持ちになるの。学校で皸がきれたらおかしいでしょうね……」

 僕は真面目に、

「なアにこれはお増にやるのさ。お増はもうとうに皸を切らしているでしょう。この間も湯に這入る時にお増が火を焚たきにきて非常に皸を痛がっているから、その内に僕が山へ行ったら『アックリ』を採ってきてやると言ったのさ」

「まアあなたは親切な人ですことね……お増は蔭日向かげひなたのない憎気のない女ですから、私も仲好くしていたんですが、この頃は何となし私に突き当る様な事ばかし言って、何でもわたしを憎んでいますよ」

「アハハハ、それはお増どんが焼餅をやくのでさ。つまらんことにもすぐ焼餅を焼くのは、女の癖さ。僕がそら『アックリ』を採っていってお増にやると云えば、民さんがすぐに、まアあなたは親切な人とか何とか云うのと同じ訣わけさ」

「この人はいつのまにこんなに口がわるくなったのでしょう。何を言っても政夫さんにはかないやしない。いくらだってお増が根も底もない焼もちだ位は承知していますよ……」

「実はお増も不憫ふびんな女よ。両親があんなことになりさえせねば、奉公人とまでなるのではない。親父は戦争死ぬ、お袋はこれを嘆いたがもとでの病死、一人の兄がはずれものという訣で、とうとうあの始末。国家のために死んだ人の娘だもの、民さん、いたわってやらねばならない。あれでも民さん、あなたをば大変ほめているよ。意地曲りの嫂にこきつかわれるのだから一層かわいそうでさ」

「そりゃ政夫さん私もそう思って居ますさ。お母さんもよくそうおっしゃいました。つまらないものですけど何とかかとか分けてやってますが、また政夫さんの様に情深くされると……」

 民子は云いさしてまた話を詰らしたが、桐の葉に包んで置いた竜胆の花を手に採って、急に話を転じた。

「こんな美しい花、いつ採ってお出でなして。りんどうはほんとによい花ですね。わたしりんどうがこんなに美しいとは知らなかったわ。わたし急にりんどうが好きになった。おオえエ花……」

 花好きな民子は例の癖で、色白の顔にその紫紺の花を押しつける。やがて何を思いだしてか、ひとりでにこにこ笑いだした。

「民さん、なんです、そんなにひとりで笑って」

「政夫さんはりんどうの様な人だ」

「どうして」

「さアどうしてということはないけど、政夫さんは何がなし竜胆の様な風だからさ」

 民子は言い終って顔をかくして笑った。

「民さんもよっぽど人が悪くなった。それでさっきの仇討あだうちという訣ですか。口真似なんか恐入りますナ。しかし民さんが野菊で僕が竜胆とは面白い対ですね。僕は悦よろこんでりんどうになります。それで民さんがりんどうを好きになってくれればなお嬉しい」

 二人はこんならちもなき事いうて悦んでいた。秋の日足の短さ、日はようやく傾きそめる。さアとの掛声で棉もぎにかかる。午後の分は僅であったから一時間半ばかりでもぎ終えた。何やかやそれぞれまとめて番ニョに乗せ、二人で差しあいにかつぐ。民子を先に僕が後に、とぼとぼ畑を出掛けた時は、日は早く松の梢をかぎりかけた。

 半分道も来たと思う頃は十三夜の月が、木この間まから影をさして尾花にゆらぐ風もなく、露の置くさえ見える様な夜になった。今朝は気がつかなかったが、道の西手に一段低い畑には、蕎麦そばの花が薄絹を曳き渡したように白く見える。こおろぎが寒げに鳴いているにも心とめずにはいられない。

「民さん、くたぶれたでしょう。どうせおそくなったんですから、この景色のよい所で少し休んで行きましょう」

「こんなにおそくなるなら、今少し急げばよかったに。家の人達にきっと何とか言われる。政夫さん、私はそれが心配になるわ」

「今更心配しても追おっつかないから、まア少し休みましょう。こんなに景色のよいことは滅多めったにありません。そんなに人に申訣のない様な悪いことはしないもの、民さん、心配することはないよ」

 月あかりが斜にさしこんでいる道端の松の切株に二人は腰をかけた。目の先七八間の所は木の蔭で薄暗いがそれから向うは畑一ぱいに月がさして、蕎麦の花が際きわ立って白い。

「何というえい景色でしょう。政夫さん歌とか俳句かいものをやったら、こんなとき面白いことが云えるでしょうね。私ら様な無筆でもこんな時には心配も何も忘れますもの。政夫さん、あなた歌をおやんなさいよ」

「僕は実は少しやっているけど、むずかしくて容易に出来ないのさ。山畑の蕎麦の花に月がよくて、こおろぎが鳴くなどは実にえいですなア。民さん、これから二人で歌をやりましょうか」

 お互に一つの心配を持つ身となった二人は、内に思うことが多くてかえって話は少ない。何となく覚束おぼつかない二人の行末、ここで少しく話をしたかったのだ。民子は勿論のこと、僕よりも一層話したかったに相違ないが、年の至らぬのと浮いた心のない二人は、なかなか差向いでそんな話は出来なかった。しばらくは無言でぼんやり時間を過ごすうちに、一列の雁がんが二人を促すかの様に空近く鳴いて通る。

 ようやく田圃へ降りて銀杏の木が見えた時に、二人はまた同じ様に一種感情が胸に湧いた。それは外でもない、何となく家に這入はいりづらいと言う心持である。這入りづらい訣はないと思うても、どうしても這入りづらい。躊躇ちゅうちょする暇もない、忽たちまち門前近く来てしまった。

「政夫さん……あなた先になって下さい。私極きまりわるくてしょうがないわ」

「よしとそれじゃ僕が先になろう」

 僕は頗すこぶる勇気を鼓こし殊に平気な風を装うて門を這入った。家の人達は今夕飯最中で盛んに話が湧いているらしい。庭場の雨戸は未だ開いたなりに月が軒口までさし込んでいる。僕が咳払せきばらいを一ツやって庭場へ這入ると、台所の話はにわかに止んでしまった。民子は指の先で僕の肩を撞ついた。僕も承知しているのだ、今御膳会議で二人の噂が如何いかに盛んであったか

 宵祭ではあり十三夜ではあるので、家中表座敷へ揃そろうた時、母も奥から起きてきた。母は一通り二人の余り遅かったことを咎めて深くは言わなかったけれど、常とは全く違っていた。何か思っているらしく、少しも打解けない。これまでは口には小言を言うても、心中に疑わなかったのだが、今夜は口には余り言わないが、心では十分に二人に疑いを起したに違いない。民子はいよいよ小さくなって座敷中なかへは出ない。僕は山から採ってきた、あけびや野葡萄えびづるやを沢山座敷中じゅうへ並べ立てて、暗に僕がこんな事をして居たから遅くなったのだとの意を示し無言の弁解をやっても何のききめもない。誰一人それをそうと見るものはない。今夜は何の話にも僕等二人は除のけものにされる始末で、もはや二人は全く罪あるものと黙決されてしまったのである

「お母さんがあんまり甘過ぎる。あアして居る二人を一所に山畑へやるとは目のないにもほどがある。はたでいくら心配してもお母さんがあれでは駄目だ」

 これが台所会議の決定であったらしい。母の方でもいつまで児供と思っていたが誤りで、自分が悪かったという様な考えに今夜はなったのであろう。今更二人を叱って見ても仕方がない。なに政夫を学校へ遣やってしまいさえせば仔細しさいはないと母の心はちゃんときまって居るらしく、

「政や、お前はナ十一月へ入って直ぐ学校へやる積りであったけれど、そうしてぶらぶらして居ても為にならないから、お祭が終ったら、もう学校へゆくがよい。十七日にゆくとしろ……えいか、そのつもりで小支度して置け」

 学校へゆくは固より僕の願い、十日や二十日早くとも遅くともそれに仔細はないが、この場合しかも今夜言渡いいわたしがあって見ると、二人は既に罪を犯したものと定められての仕置であるから民子は勿論僕に取ってもすこぶる心苦しい処がある。実際二人はそれほどに堕落した訣でないから、頭からそうときめられては、聊いささか妙な心持がする。さりとて弁解の出来ることでもなし、また強いことを言える資格も実は無いのである。これが一ヶ月前であったらば、それはお母さん御無理だ、学校へ行くのは望みであるけど、科とがを着せられての仕置に学校へゆけとはあんまりでしょう……などと直ぐだだを言うのであるが、今夜はそんな我儘わがままを言えるほど無邪気ではない。全くの処、恋に陥ってしまっている。

 あれほど可愛がられた一人の母に隠立てをする、何となく隔てを作って心のありたけを言い得ぬまでになっている。おのずから人前を憚はばかり、人前では殊更に二人がうとうとしく取りなす様になっている。かくまで私心わたくしごころが長じてきてどうして立派な口がきけよう。僕はただ一言いちごん、

「はア……」

 と答えたきりなんにも言わず、母の言いつけに盲従する外はなかった。

「僕は学校へ往ってしまえばそれでよいけど、民さんは跡でどうなるだろうか」

 不図ふとそう思って、そっと民子の方を見ると、お増が枝豆をあさってる後に、民子うつむいて膝の上に襷たすきをこねくりつつ沈黙している。如何にも元気のない風で夜のせいか顔色も青白く見えた。民子の風を見て僕も俄に悲しくなって泣きたくなった。涙は瞼まぶたを伝って眼が曇った。なぜ悲しくなったか理由は判然はっきりしない。ただ民子が可哀相でならなくなったのである民子と僕との楽しい関係もこの日の夜までは続かなく、十三日の昼の光と共に全く消えうせてしまった。嬉しいにつけても思いのたけは語りつくさず、憂き悲しいことについては勿論百分の一だも語りあわないで、二人の関係は闇やみの幕に這入ってしまったのである

 十四日は祭の初日でただ物せわしく日がくれた。お互に気のない風はしていても、手にせわしい仕事のあるばかりに、とにかく思い紛らすことが出来た。

 十五日と十六日とは、食事の外用事もないままに、書室へ籠こもりとおしていた。ぼんやり机にもたれたなり何をするでもなく、また二人の関係をどうしようかという様なことすらも考えてはいない。ただ民子のことが頭に充ちているばかりで、極めて単純に民子を思うている外に考えは働いて居らぬ。この二日の間に民子と三四回は逢ったけれど、話も出来ず微笑を交換する元気もなく、うら淋しい心持を互に目に訴うるのみであった。二人の心持が今少しませて居ったならば、この二日の間にも将来の事など随分話し合うことが出来たのであろうけれど、しぶとい心持などは毛ほどもなかった二人には、その場合になかなかそんな事は出来なかった。それでも僕は十六日の午後になって、何とはなしに以下のような事を巻紙へ書いて、日暮に一寸来た民子に僕が居なくなってから見てくれと云って渡した。

 朝からここへ這入ったきり、何をする気にもならない。外へ出る気にもならず、本を読む気にもならず、ただ繰返し繰返し民さんの事ばかり思って居る。民さんと一所に居れば神様に抱かれて雲にでも乗って居る様だ。僕はどうしてこんなになったんだろう。学問をせねばならない身だから学校へは行くけれど、心では民さんと離れたくない。民さんは自分の年の多いのを気にしているらしいが、僕はそんなことは何とも思わない。僕は民さんの思うとおりになるつもりですから、民さんもそう思っていて下さい。明日は早く立ちます。冬期の休みには帰ってきて民さんに逢うのを楽しみにして居ります

  十月十六日

政夫

民子

 学校へ行くとは云え、罪があって早くやられると云う境遇であるから、人の笑声話声にも一々ひがみ心が起きる。皆二人に対する嘲笑かの様に聞かれる。いっそ早く学校へ行ってしまいたくなった。決心が定まれば元気も恢復かいふくしてくる。この夜は頭も少しくさえて夕飯も心持よくたべた。学校のこと何くれとなく母と話をする。やがて寝に就いてからも、

「何だ馬鹿馬鹿しい、十五かそこらの小僧の癖に、女のことなどばかりくよくよ考えて……そうだそうだ、明朝あしたは早速学校へ行こう。民子は可哀相だけれど……もう考えまい、考えたって仕方がない、学校学校……」

 独口ひとりぐちききつつ眠りに入った様な訣であった。

 船で河から市川へ出るつもりだから、十七日の朝、小雨の降るのに、一切の持物をカバン一個ひとつにつめ込み民子とお増に送られて矢切の渡へ降りた。村の者の荷船に便乗する訣でもう船は来て居る。僕は民さんそれじゃ……と言うつもりでも咽のどがつまって声が出ない民子は僕に包を渡してからは、自分の手のやりばに困って胸を撫なでたり襟えりを撫でたりして、下ばかり向いている。眼にもつ涙をお増に見られまいとして、体を脇へそらしている、民子があわれな姿を見ては僕も涙が抑え切れなかった。民子今日を別れと思ってか、髪はさっぱりとした銀杏いちょうがえしに薄く化粧をしている。煤色すすいろと紺の細かい弁慶縞べんけいじまで、羽織も長着も同じい米沢紬よねざわつむぎに、品のよい友禅縮緬ゆうぜんちりめんの帯をしめていた。襷を掛けた民子もよかったけれど今日民子はまた一層引立って見えた。

 僕の気のせいででもあるか、民子十三日の夜からは一日ひとひ一日とやつれてきて、この日のいたいたしさ、僕は泣かずには居られなかった。虫が知らせるとでもいうのか、これが生涯の別れになろうとは、僕は勿論民子とて、よもやそうは思わなかったろうけれど、この時のつらさ悲しさは、とても他人に話しても信じてくれるものはないと思う位であった。

 尤もっと民子の思いは僕より深かったに相違ない。僕は中学校卒業するまでにも、四五年間のある体であるのに、民子は十七で今年の内にも縁談の話があって両親からそう言われれば、無造作に拒むことの出来ない身であるから、行末のことをいろいろ考えて見ると心配の多い訣である。当時の僕はそこまでは考えなかったけれど、親しく目に染しみた民子のいたいたしい姿は幾年経っても昨日の事のように眼に浮んでいるのである

 余所から見たならば、若いうちによくあるいたずらの勝手な泣面と見苦しくもあったであろうけれど、二人の身に取っては、真にあわれに悲しき別れであった。互に手を取って後来を語ることも出来ず、小雨のしょぼしょぼ降る渡場に、泣きの涙も人目を憚はばかり、一言の詞ことばもかわし得ないで永久の別れをしてしまったのである。無情の舟は流を下って早く、十分間と経たぬ内に、五町と下らぬ内に、お互の姿は雨の曇りに隔てられてしまった。物も言い得ないで、しょんぼりと悄しおれていた不憫ふびんな民さんの俤おもかげ、どうして忘れることが出来よう。民さんを思うために神の怒りに触れて即座に打殺さるる様なことがあるとても僕には民さんを思わずに居られない。年をとっての後の考えから言えば、あアもしたらこうもしたらと思わぬこともなかったけれど、当時の若い同志どうしの思慮には何らの工夫も無かったのである八百屋お七は家を焼いたらば、再度ふたたび思う人に逢われることと工夫をしたのであるが、吾々二人は妻戸一枚を忍んで開けるほどの智慧ちえも出なかった。それほどに無邪気な可憐な恋でありながら、なお親に怖おじ兄弟に憚り、他人の前にて涙も拭き得なかったのは如何に気の弱い同志であったろう。

 僕は学校へ行ってからも、とかく民子のことばかり思われて仕方がない。学校に居ってこんなことを考えてどうするものかなどと、自分自分を叱り励まして見ても何の甲斐もない。そういう詞の尻からすぐ民子のことが湧いてくる。多くの人中に居ればどうにか紛れるので、日の中はなるたけ一人で居ない様に心掛けて居た。夜になっても寝ると仕方がないから、なるたけ人中で騒いで居て疲れて寝る工夫をし

2026-01-11

2月米沢積雪市街地でも1メートルとかわりとあるのだけど、どうしてそんな時期に選挙をするのか。

雪の降らないところの政治家の考えってほんとわがんね

2025-10-03

anond:20251003225457

オタクだろ

コミケの故米沢代表とかまさにその世代弟子だったから、あらゆる規制に慎重的だったし、

その薫陶を受けた共同代表古参サークル主催たちは意見が合ったから同じ船に乗ってきた

2025-10-02

anond:20250924190655

遠野から国道107号、もしくは340号を南下するとたどり着くのが住田町。ここは東日本大震災の時に大船渡陸前高田バックアップする基地として活躍した。そもそも住田大船渡陸前高田の3地域は合わせて"気仙地域"として扱われていることも多い。

340号と107号は途中で合流する。合流したところにあるのが世田米(せたまい)地区で、ここから再び107号が分かれて行くのが大船渡、340号が行くのが陸前高田。行き先によってどちらに行くか分かれるキーとなる町ではある。住所的にはここと上有住(かみありす)を押さえておけば観光的にはなんとかなる。

上有住釜石線の駅名になっているが、上有住集落中心地はこの駅の周辺ではない。もし列車のなかから上有住駅の外を見てとんでもない僻地だと思った人がいたら、上有住はそこまでの場所じゃないよ、ということだけは覚えておいてほしい。しかしこの駅も観光には重要で、上有住、いや住田で最も重要観光名所がこの駅のそばにあるのだ。鍾乳洞である滝観洞龍泉洞の整備された順路とはうってかわったヘルメット必須(貸してくれる)の観光スポットだが、経路最奥にはその名の通り滝が見えて、これがけっこう壮観。入口横にあるレストランでは滝流しそばという名物があって、これがいわゆる流しそうめんそばバージョンのような形で食べられるのでアトラクションとしても面白い。なおこのレストランには"滝流しカレー"もあるのだけれど、流石にカレーは流れてこない。岩に見立てご飯カレーを流すだけ。

気仙地区には宮大工である気仙大工伝統があって、その成果を見られる寺が世田米にある。満蔵寺特にここの山門は必見。あと世田米には鶏の加工工場があって、ここが鶏の希少部位として"鶏ハラミ"を名物に仕立て上げている。若干悪意のある言い方をしたけれどもうまいのは確かで、世田米にある食堂を中心に何店かで鶏ハラミを使った料理を食べることが出来る。たぶん一番わかりやすい店は世田米は世田米でも国道397号(107号から途中で南に分かれて西に向かう)の町境にある"道の駅種山ヶ原"のレストランにあるラーメンだと思う。この他に豚肉特産品として売りに出されていて、世田米市街地に近い側にある産直イーガストすみただとこの辺がお土産で買って帰られる。ただこの店でもっと買うべきは上有住菓子お菓子工房eat+のシフォンケーキだけどね。


107号を東方向に行くと、大船渡にたどり着く。大船渡には岩手唯一の私鉄が今も走っているけれど、旅客運輸は随分昔に廃止されたので乗ることは出来ない。ただ貨物輸送は今でも1日10往復以上やっているらしいので、運が良ければ107号を走っている時に見られるかもしれない(ほぼ並走している)。市街地に入る前に長安という寺があって、ここの山門も気仙大工の手による。あまりに豪華なので伊達政宗が怒ったという逸話もある。大船渡市街地盛駅周辺(最近盛岡駅をこう略する人が増えて非常に紛らわしい)と大船渡駅周辺に分かれていて、古くから栄えてきたのは盛駅周辺。津波被害盛駅周辺はそれほどなかった。それもあって、最近再開発大船渡駅周辺を中心に行われている。駅の東側に"かもめの玉子"のさいとう製菓運営する"かもめテラス"では工場見学(要予約)他ここオリジナルお菓子が食べられたり作れたりするし、最近魚の駅という海産物に特化した施設も生まれた。じゃあ盛駅周辺に何もないかというと、少し北に行ったところにあるイタリア料理店ポルコ・ロッソと、そこから路地を奥に入ったところにあるハンバーガーThe Burger Heartsの評判はいい。さらに南に行くと大船渡市場があり、ここのレストラン最近閉店してしまったのだけど、近くにある丸清食堂はよくテレビで紹介される。ここからさらに南に行ったところにある大船渡温泉311後の開業だが、日帰り入浴も出来るし宿泊にもいい。

大船渡市の東側平成の大合併までは三陸町という自治体だった。ここも昭和吉浜越喜来綾里という3つの町が合併して出来た町で、それぞれ特産海産物が違っていてそれぞれ有名という特色を持っている。特に有名なのは吉浜アワビか。まあこれらはどれも海中にあるので前述の施設のどこから料理もしくはお土産用に買うほうが身近だ。越喜来はいくつか見どころがあって、小石浜駅は少し前に恋し浜と駅名を変えて三陸鉄道が少し長めに停車するようになったし、甫嶺駅そばには岩手では珍しいダイビングツアーショップがあって三陸の海に潜れる貴重な体験が出来る(密漁を気にしてか陸中海岸では水中メガネシュノーケルのセットすら持ち歩くのに躊躇する風土なのだ)。ちなみに大船渡牡蠣が旨いが、その中でも赤崎の牡蠣デカくてうまい。ただこの辺一帯が春先の山火事で大被害を被ったのはけっこう痛い。

45号をさらに南に行くと、末崎半島に分かれる道がある。以前の大船渡観光地は宮古における浄土ヶ浜のようにこの末端に集中していて、大船渡が最も推していた碁石海岸はこの半島の端っこにある。それ以外にも大船渡が北限(いろいろ条件つけて)の椿を展示している世界の椿館とか、311以前の津波被害についても展示のある大船渡市立博物館とかもこの半島存在する。

そう言えば大船渡漁港として最も誇っているのがサンマの水揚げで、その影響もあって新しい御当地グルメとしてさんまラーメンがある。これの特色兼困ったところとして「サンマを使っていればその形態は問わない」というものがあって、まあ食べ歩いて比べる楽しみがある一方、さんまラーメンと言って一言で言えるものでは亡くなってしまっている。ただ、個人的には107号の長安付近にある黒船という店の秋刀魚出汁ラーメンが好き。


大船渡南側の峠を越えると陸前高田だ。おそらくテレビで何度も見たことがあると思うが、陸前高田市街地は完全に津波にのまれて一部の建物以外はなくなってしまった。さらに当時の市長は再建にあたって市街地全体を嵩上げすることにしたので、現在市街地は完全に311以降一から作り直された場所である。御当地歌手千昌夫が多額の出資をしたキャピタルホテル1000も当初の場所とは全く別の場所に建っている。ただ、国道45号が海沿いを走るあたりは嵩上げが行われておらず、ほぼ道沿いに震災遺構が数多く残っている。大船渡から順に、下宿定住促進住宅ピック45国道から少し離れるが米沢商会、そして奇跡の一本松気仙中学校。事前予約があればガイド付きで中に入れるところもまだあったはずだが、まあ入らなくてもどこまで津波が来たかはそれなりに見えると思う。なおそれが非常にわかやすかったタピック45前のガソリンスタンド看板移転撤去された。

奇跡の一本松陸前高田観光スポットはここ周辺に整備されている。現在道の駅はこの一本松を見るための駐車場として整備されたフシがあるし、そもそも道の駅の中に津波伝承が併設されていて、ここは正直奇跡の一本松以上に必見のスポット。なお一本松は元から一本松だったわけではなく、ここには松林があった。その松林復興させるために松の植え直しが行われたので、50年後にはそういう逸話込みでここが名所になるかもしれない。

復興された市街地はアバッセたかたというショッピングモール周辺。この東側市民ホールそばにある四海楼佐々木朗希ゆかりの店ということになっていてテレビでも何回も紹介されたが味はよく知らない。個人的には西隣にある熊谷担々麺に何度もお世話になっているし、一時盛岡移転した居酒屋俺っち陸前高田に復活して営業しているのはいいことだと思っている。

住田町から国道340号は陸前高田西端を通って45号につながる。そのつながる直前のところに発酵パークCAMOCYがあって、地元醤油屋さんが運営する食堂を始め、ほぼ全ての店が発酵テーマにした商品を扱っていてここは寄るべき。この裏に最近復活した吉田家住宅は気仙大工の技を津波を経て復活させた建物で、今のところは無料で見られるので是非見ておくべき。気仙大工の話を事ある毎にしてきたが、資料館のもの、というか伝承もあってこれは陸前高田東側にある。この伝承館の裏(もちろん車で行くべき)に展望があって、ここの眺めはたぶんこの近辺で一番いい。陸前高田東側には他にも陸前高田ソウルフードならぬソウルドリンク"マスカットサイダー"を作っていた神田葡萄園があるが、ここでのこのドリンク製造は2年ほど前に終わっている。ただこの商品のもの地元スーパーが引き継いだので今でも買うことが出来る。あとどうも孟宗竹の自生の北限がこの辺らしく、東側広田半島には岩手ではあんまり見られない竹林がけっこう頻繁に見られるんだが、まあこれは外から来た人には珍しくもないか

そう言えば陸前高田地酒酔仙という酒があって、ここが出している雪っ子というにごり酒10から出荷になる。これがうまいアルコール度数がけっこう高いので危ない酒でもある。なお陸前高田会社だが、酒蔵は大船渡移転になった。見学は要予約だが無料可能

2025-05-23

anond:20250523163538

秒で億稼ぐのは与沢翼

分で万稼ぐのはサバサバ米沢

時間で千稼ぐのはまあふつうじゃねーか

2025-02-12

[](追記同棲中の彼氏めっちゃ喧嘩している

私の思考の整理だからめっちゃ分かりにくいけどごめんね。

私:20代女性

彼:20代男性

社内恋愛同棲1年。もうすぐ結婚(多分)

会社は一緒だが部門は違うし仕事で関りはほぼない。



職種身バレ防止にフェイクで書くが、両方ともメーカー新規事業開発とかだと思ってほしい。

残業は平均だと月30-40 h。両部署とも社内では多い方。

彼は9月から超絶激ヤバ案件が始まってしまい、2学期は残業月70h~100hで休日出勤残業しまくりだったが、

残業360時間以内に無理やり納めなければならない圧が強い部門のため、最近無理やり遅出早帰りをしている。

私の部署は基本そんなに忙しくないのだが、年明けから急に忙しい。






めっちゃけんかしている

けんかしているというか、大体我々の喧嘩は、私がやらかして、彼がキレて、私が泣いて暴れて、彼が許してくれるパターンである



正直彼が何に怒っているのか正確に把握できていないんですよね。



我々は旅行が好きで、平日に有給取ってよく行くんですけど、

2/16-18で月火有給取って蔵王スキー旅行行く計画を立ててたんですね、年末に予約取って、もう新幹線ホテルキャンセル料取られる段階まで来ている。

山形は彼が好きで行きたい行きたいってずっと言ってて楽しみにしていて、私ははじめて。

家は東京火曜日蔵王チェックアウトして米沢に寄って、米沢から新幹線で帰る予定だったのね。

新幹線は早割で安いの取ってて、宿はもうキャンセルめっちゃ取られる段階なんですよ。


で、年明けくらいから私の部署で急に納期やばい重要案件が2件もほぼ同時に舞い降りてきてしまい、急にめっちゃ忙しくなった。例年年度末は忙しいがちなのだが、急に本当に忙しくなってしまった。年内はこんなに忙しくなると思ってなかった。


で、急に案件②に関して2月中旬仙台に2日間の出張に行く必要が出てきてしまった。1/31に言われた。(そうかもとは2週間くらい前から言われていたし、ちょくちょく彼にそれは言っていたけど)

他の人員案件①にかかりきりで、行ける人材が私しかいない。(そもそも案件①で2/17の週に2人出張に出ている。私が行く可能性もあったがやんわりと行きたくない雰囲気出したら他の人が行ってくれることになった)


本当の第一候補は2/13-14で、これは先方都合でダメで、次の候補の日程2/17-18だったんだけど、「どうしても外せない私用があるので19-20にずらさせてくださいすみませんごめんなさい」と私が無理を言って19-20にずらしてもらった。納期カツカツなのでできるだけ後ろ倒しにしたくなかったのだけど、しょうがない、帰ってから案件②の業務が鬼大変になるが、まあ頑張るしかない。


上記のことが私の課内で1/31に決まり、そのかんじで進んでいた。


で、2/3になり、改めて新幹線を取ろうと思ったら、春休みからか午前中の東北新幹線全然空いていなくて、全列車グリーン車しか空いていない。

課長に「グリーン車で行っていいですか」と打診したら、「それは総務にダメと言われるからできない。前泊なら許可下りから前泊して」と言われた。


なのでその方向性で決まったんですね、

で、2/3に家に帰って彼にその報告をして、「帰りの新幹線取り直さないといけない、まあ山形から東京に帰ってまた仙台に行くのも二度手間だったからまあいっかと思うことにするよ」と伝えたのだが、彼はなんかすごい怒っているんですね。



彼:まず有給での日に移動させるという選択をとった課長に怒っている(でも日曜日移動日なことはたまにあるじゃんねと私は思う)。

新幹線は早割の安いのでもう抑えてしまったのだから、今から取り直すとキャンセル料と早割の差額で数千円取られる。

それから、(私は東北地理をまったくわかっていなかったのだが)、米沢結構南にあるので、米沢から仙台に行こうと思うと山形回りとかになって無駄が多い。それなら旅程を組み直して、米沢を1日目にして最終日蔵王から直接仙台に言った方が合理的じゃん、でもも新幹線抑えちゃったんだよ、取り直す差額を課長請求したいくらいだよね。

そもそも有給取っていく旅行なのに、その旅程修正仕事からって当然のように私が主張しているのが気に入らない

私:こちらとしては最大限調整してもらって最大限譲歩して、出張の日程もずらしてもらって、出張の前日準備も後輩にお願いすることにして、グリーン車で行ってもいいか交渉しても断られて、いい塩梅を探ったつもりなのだけど!

彼:譲歩ってこっちが譲歩すんの?

彼:もういい。17-18私休み取り消して仕事しよっかな(このあたりで布団で漫画を読み始める)


色々言っても全然返事がないから私はだんだんヒートアップする。

彼は不満がある時、キレちゃいけないと思っているからだと思うのだが、押し黙りがち。

私は反対にこういう時発狂して金切り声を上げがち。

私は彼が何に怒っているのか、私は何に関して彼に謝ればいいのか全然分かんなくて、せっかく楽しい夜のひと時が台無しで、



私:そもそも私は平日に有給取って旅行行くこと自体どうかと思っていて!

私:今のは失言だった、ごめん。

彼:は?じゃあもういいよ一生旅行行かないよ。近場で土日の一泊二日だけすればいいんでしょ。それじゃ私は楽しめないから行かない。

私:なんでそうなるのよ今のは売り言葉に買い言葉でしょ(彼は黙ってただけなので売ったのも買ったのも全部私だけど)。ねーごめんってば今後も旅行行こうよ。出張が入らなきゃ暇だからさ、行けるからさ。入りそうかどうかは1か月前には多分分かるから

彼:でもそんな時期になったら宿もホテルも取れないしキャンセルできないしつまりいけないってことじゃん、もういい!



私:分かったよ、じゃあグリーン車自腹でいいから、一回東京に帰って19日朝に仙台に行く選択肢にしよ?そうすればいいよね?そしたら18日の夜も家で一緒にいられるよ?

彼:だから新幹線取り消しの場合キャンセル料と、今から取り直す場合合理的な乗換ルートと差額を調べて。確か蔵王温泉BTから仙台駅にバスがあったはずだから調べて。

私:(なんだよ)米沢からだと遠回りなんだね、蔵王温泉BTから仙台は1.5時間2千円で行けるんだね、近いね

彼:もう米沢行くのは取り消して私も3日目仙台行こうかな

私:そうしよ。米沢から新幹線キャンセルたから、申し訳ないけど帰りの新幹線は君の方で取ってね



で、まあ旅程の修正完了したんですよ。



でーーーもずーーーーーっと彼は不機嫌だから

夜寝るときも朝もずーーーっと不機嫌で押し黙っていて。

何なの、何にそんなに怒ってるの?って言っても返事ないし。



私:黙っているのが嫌!

彼:じゃあいいよ、今日帰ったらこないだ君がしたのとおんなじことをしてあげるよ


って言われて。

要は発狂して金切り声を上げるということだと思うんだけど。



多分ね、彼が一番怒っているのは「そもそも私は平日に有給取って旅行行くこと自体どうかと思っていて!」という一文だと思うんですよ。今までさんざん二人で有給取って旅行行きまくっていて今更それ言う?みたいな。

から私としては売り言葉に買い言葉だったし、失言だったし、本気で思っている訳じゃないって言ってるじゃん!



めっちゃ本音を言うと、まあそりゃどうかとは思っているけど、それでも行きたいからまあいっか、で行っているんじゃん!

君は超絶劇ヤバ案件の真っただ中で、毎日朝7時から22時まで仕事して(深夜残業禁止から)、君が製品開発したから君が一番製品については詳しいのに君が一番下っ端だから君の主張は通らなくて、君が重視すべきと主張した観点検討無視されてどうでもいい観点検討ばかりさせられて。お客さんとの接待してお酒飲まされて。

とっても大変にもかかわらず高潔に頑張っていたことを知っているよ?



10月富山に行った時も、11月日光に行った時も、海外出張が急にバッティングしたけど、行けませんって断って他の人に代わってもらったって言ってたね?

私そのとき大丈夫?今ならまだキャンセルできるよ?キャンセルしようか?」って言ったけど君が行きたいから行くって言ったよね?

から私その時も出張優先じゃないんだ、とは思ったけどまあ君が行けるっていうならいいかって旅行に行ったけどさ!

から出張代わりに行ってもらった君の先輩のAさんにもBさんにも私めっちゃ文句言われているんだろうなってずっと思ってたよ?出張断らせて一緒に旅行行きやがってって思われてるんだろうなって思ってたよ!

私ならまだキャンセルできるならキャンセルするなって思ってたよ?



で今回もさ、まだ無料キャンセルできる段階なら、申し訳ないけどキャンセルさせてください、来年の年度末はこんなに忙しくないと信じているから、来年でもいいですかって君にお願いしたよ?でももキャンセル結構引かれる段階だったしさ、頑張ればずらせそうだからそのままにしていたし、実際私頑張ってずらしたじゃん!最終日の帰りくらいいいじゃん、そりゃ一緒に帰りたかったけどしょうがないじゃん仕事なんだから、頑張って調整してこれなんだから!これ以上部署に無理させるのは悪いから嫌!



まあ以上が私の主張ですよ。



あと、まあ彼はその辺の部下の予定を鑑みた業務スケジュール調整するのが課長仕事だと思っているからそれをしていない私の課長に怒っているんだろうけど、

私はそうは思っていなくて、この程度なら私の方で可能な限り調整するべきだと思っているのね。

社内とはいえ部門が違うんだからトップの考えも違うし文化も違うの!

君の部門は年360時間以内残業は多少サビ残してでも達成しようとする文化だけど、私のとこはそんなことないし、他にも色々と細かい文化は違うの!

というかだからそれなら朝自腹グリーン車出張行こうか?って言っているのににそれはいいって言うしさ!



っていうかさ、有給労働者権利だって彼は言うけど、でも時期変更権は会社にもあるんだからやばいから今回はやめて言うのは課長権利だと思うんだよね。

忌引きとか体調不良とか家庭の行事なら分かるけど、ただの旅行じゃん。しか社内恋愛なんだからバレバレじゃん。

からそもそも今回の旅行めttっちゃ後ろめたい気持ちで行くのにさ(まあ行ったら楽しむけど)



さて、起こったことと思ったことを思いついた順番に書いたので取っ散らかっているけど、

彼は何に怒っていて、私は何に対して彼に謝れば良くて、何に対しては私の主張を曲げないで主張すればいいのかが分からないし、

どうすればこれまでの楽しくて平穏な二人の日々が返ってくるのか分からない。

どうすれば彼は怒りを納めて機嫌直して楽しく一緒におしゃべりしてくれるの?

私も意地張ってキレているのがいけないの?

もうどうしたらいいかからなくてお昼ごはん抜いて長文を書いてしまった。

失礼しました。



(2/5 02:00追記

そうか、私が間違ってたんだなと理解しました。

昨日勢いで新幹線キャンセルするんじゃなかったなぁ。

帰宅前に考えていたこと)

・彼には誠心誠意謝ります。彼は千疋屋ババロア最近大好きなので、買えたら買って帰りたかったなぁ。ケーキひとつない田舎なので(東京フェイクなのがバレるな)、コンビニの数段劣る味で彼が満足するか分からないけど、買って帰ります

交渉しない私が悪かったです。課長には「本当に申し訳ないのですが出張の前泊が厳しそうで、最悪自腹か立ち乗りでもいいので当日朝行かせてください」とお願いします。

有給業務移動がそんなにいけないなんて認識してなかった。全然知らなかった、ただの日曜移動とは全然違うんですね、私が世間知らずですみませんでした。

課長を責めないでください。私はその日有給のことを課長にまだ言ってなかったのです。(課長現場メンバーで調整が取れていればいつ休んでもいいよの人だったので、もうちょっと直前に申請出せばいいかと思っていました。現場メンバーには私用で休みたいことは伝えていました。)(でもまあ後ろめたかったのでスキー旅行だとのことは内緒でした。)

・そうだよね、彼は一緒に帰りたかったし、米沢で美味しいごはんも食べたかったよね、そこを蔑ろにしたのは私です。ごめんなさい。

・なんでこんな東北新幹線が混んでるかって、丁度平日乗り放題券キャンペーンをやってるからなんですね。教えていただきありがとうございますビジネス客としては困るなぁ。

・19日も9時前には仙台駅なので、やまびこだとプラス1時間から使いたくないし、はやぶさ全席指定だし…と思っていたのですが立ち乗り券があるのですね、知らなかったです。出張に同行する新人には前泊してもらって、私は立ち乗り券で当日でもよかったな。

・もう新幹線キャンセルしちゃったから今更だけど、当初の旅程に戻す?って彼に提案しよう。もう今更だしいいよと言いそうだけど。

帰宅した結果

帰宅して「昨日はごめんなさい」とスイーツ差し出したら意外と普通の反応に戻ってました。割といつも通りな感じで一緒にお風呂入って髪の毛乾かしてやって一緒に歯磨きして寝ました。  

ちょくちょく「もう北海道沖縄も行かないけど」みたいなイヤミは入るのでくすぶってはいますが、日常生活ギリギリ送れますね。だから行こうよって言ってんじゃん。

最近2人とも業務負荷が高すぎてストレスフルなのはそう。特に彼の業務負荷が。年度内には落ち着くといいんだけどなぁ。

・私に急に入った案件に対して納期と内容がヤバくてストレスで、私も大変なんだアピールを沢山してしまいました。不快にさせてしまって申し訳ありません。

・私がキレやすいのほんと困っています。私の中で身内感による甘えが出ている。言い訳に聞こえるかもですが綺麗に生理前の時期にキレてるので人の体ってままならないなと思いますはてなの人たちなら病院行くのを勧めるのでしょうかね。

今日も彼が寝る前に「残業時間のものキツイんじゃない、お客さんからの無茶な要望に対して、カツカツのスケジュール絶対に失敗できないプレッシャーの中夜遅くまで実験するのがしんどいのであって、君たちみたいな研究ベースならいくらでも残業できるね、実際研究ベースの時期は40-50時間余裕だったもん」みたいなことを言うからさ、(私の業務ステージはどちらかというとまだ研究ベースで、彼の業務採用決まるか否かの瀬戸際。)つい「研究ベースなのに忙しくてしんどいしんどい言っててすみませんね、じゃあ研究ベースなのに何十時間残業できない私は無能だって言いたいわけ?」みたいについキレてしまった。そういうことじゃないみたいな呆れた対応をまたされてしまった。

私の部署は彼の部署に比べれば忙しくない負い目は常にあるし、私なんかより彼の方が研究に向いているんだからそう配属してくれればよかったのに、私はここにいるべきではない、とは常に思っている。まあそんなこと言われたって配属されたもんはしょうがないのだから、置かれた場所で咲くしかないということを頭ではわかっているし、普段はそんなこと思わないようにしているけど、不安定な時期だとつい思ってしまう。



また感情のまま書いてしまった。

他にも色んなツッコミ対応たかったんだけどまあいいや。寝る。

https://anond.hatelabo.jp/20250204125816

2025-02-04

anond:20250204125816

多少遠回りでも旅行の日程はそのままにして米沢から仙台でいいじゃんと思ってしま

言うほど遠くもないし別に良くないか

2025-01-24

anond:20250124140936

何したいかによるだろ

夜遊び:圧倒的仙台

りんご青森

牛:米沢

みたいな目的決めていけ

特にこれと言ってないなら仙台が安パイ

東北方面行ったことないんだけど、旅行いくなら仙台米沢青森かどこがおすすめですか?

2025-01-03

[]2024年に読んだ本、前編

1月

読書(16冊)

フィリップウィルキンソンまぼろしの奇想建築 天才が夢みた不可能な挑戦 (NATIONAL GEOGRAPHIC)」

十三機兵防衛公式脚本集:Double Strand」

伊藤之雄元老 近代日本の真の指導者たち」★★

高木ケイガルシア・デ・マロネスによって救済された大地」

アマサワトキオラゴス生体都市

麦原遼「逆数宇宙

十三機兵防衛公式保存記録:Double Helix」

趙景達(チョ・キンダル)「植民地朝鮮日本」★★★

琴柱遥「枝角の冠」★

新藤尚典「推し三原則

榛見あきる「虹霓のかたがわ」

田場狩「秘伝隠岐七番歌合」

河野咲子「水溶性ダンス

齋藤雅典「菌根の世界:菌と植物のきってもきれない関係

高野秀行「謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランド戦国南部ソマリア

ブライアン・インズ、クリス・マクナブブライアン・インズ、クリス・マクナブ「ビジュアル 世界の偽物大全 フェイク・詐欺捏造の全記録」

薄い本が多いので冊数はややチート

やはり高野秀行面白いし、SFは定期的に読みたくなる。

美術

キース・ヘリングアートストリートへ」

「開館20周年記念展/帝国ホテル二代目本館100周年 フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築

併設「ルオー 家族のいる風景

スカイツリープラネタリウム

2月

読書11冊+α)

藤村シシン「古代ギリシャリアル」★★★

岸見一郎古賀史健嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」

齋藤雅典「もっと菌根の世界

芝崎みゆき古代マヤアステカ不可思議大全」

キャスリン・ペトラス、ロス・ペトラス 「人体ヒストリア その「体」が歴史を変えた」

高野秀行アヘン王国潜入記」★★

高野秀行西南シルクロードは密林に消える」

春画ール「春画の穴―あなたの知らない「奥の奥」―」★

岸見一郎古賀史健幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えII」

齋藤勝裕「「原子力」のことが一冊でまるごとわかる」

下村智恵理「AN-BALANCE:日本非科学紀行 第S5話 鳥は見えるか?」

下村智恵理「天網恢々アルケミー Project #34 黄泉から手紙

下村智恵理「天網恢々アルケミー Project #35 旧針金山トンネル悪霊

ヘシオドス神統記」

美術

マリー・ローランサン時代うつす眼」

石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 野見山暁治

(どちらもアーティゾン美術館)

3月

読書(13冊)

芝崎みゆきイースター島不可思議大全:モアイと孤島のミステリー

五十嵐ジャンヌ「なんで洞窟壁画を描いたの?―美術のはじまりを探る旅 (13歳から考古学) 」

ヘーシオドス仕事と日」

芝崎みゆき古代インカ・アンデス不可思議大全」★

布施英利「洞窟絵画を旅して ヒトの絵画の四万年

辻田真佐憲「「戦前」の正体 愛国神話日本近現代史」★★★

田辺聖子田辺聖子小倉百人一首」(再読)

イソップアイソーポス)「イソップ寓話集」

タイモン・スクリーチ大江戸異人往来」

ギリシア喜劇全集 1」

野坂昭如アメリカひじき火垂るの墓」★★

北杜夫幽霊 ――ある幼年と青春物語――」

アポロドーロス「ギリシア神話

美術

マティス 自由フォルム

遠距離現在 Universal / Remote」

4月

読書(13冊+α)

石黒達昌日本SF臨界石黒達昌 冬至草/雪女」

半藤一利保阪正康昭和の名将と愚将」(再読)

まっぷる 山形 鶴岡酒田蔵王米沢24

北杜夫「楡家の人びと 第一部」

北杜夫「楡家の人びと 第二部」

北杜夫「楡家の人びと 第三部」

ギリシア喜劇全集 2」

「蒸気駆動の男: 朝鮮王朝スチームパンク年代記

安達宏昭「大東亜共栄圏-帝国日本アジア支配構想」★

ギリシア喜劇全集 3」

ラリイ・ニーヴン無常の月」(旧版)★★

進士素丸「文豪どうかしてる逸話集」

北杜夫「木霊 或る青年期と追想物語」★

中井紀夫日本SF臨界中井紀夫 山の上の交響楽」

何となく東アジア歴史特に第二次世界大戦ばかり読んでいる。小説も含めて。

美術

テレビ朝日開局65周年記念『MUCA(ムカ)展 ICONS of Urban Artバンクシーからカウズまで~』

5月

読書(16冊)

加藤聖史「「大日本帝国崩壊 東アジア1945年」★★

「別冊日経サイエンスログラフィック宇宙 時空と重力起源に迫る」

酉島伝法「隔世遺傳(かくりよいでん)『皆勤の徒』設定資料集」

間宮改衣「ここはすべての夜明けまえ」★★★

田中空「未来観測員」

ギリシア喜劇全集 4」

ラリイ・ニーヴン魔法の国が消えていく」

安野貴博「サーキットスイッチャー」

竹田人造「AI法廷ハッカー弁護士

ラリー・ニーヴン他「魔法の国よ永遠なれ」

岸本惟「迷子の龍は夜明けを待ちわびる」

ギリシア喜劇全集 5」

梶尾真治地球プレイン・ヨーグルト」(旧版)★

鈴木理生江戸の町は骨だらけ」

沓掛良彦・訳「ホメーロスの諸神讚歌」

スティーヴン・バクスター「〈ジーリークロニクル①〉プランクゼロ

漫画

入江亜季「北北西に曇と往け」七巻

1000decillion「Morals under a pagoda I/II」(同人誌

1000decillion「Morals under a pagoda III/IV」(同人誌

美術

ブランクーシ 本質象る

石橋財団コレクション特集コーナー展示 清水多嘉示」

北欧神秘ノルウェースウェーデンフィンランド絵画

6月

読書(13冊)

スティーヴン・バクスター「〈ジーリークロニクル②〉真空ダイヤグラム

真貝寿明「宇宙検閲官仮説 「裸の特異点」は隠されるか」★

大村幸弘、篠原千絵ヒッタイト魅せられて: 考古学者に漫画家が質問!!」★★

津本英利「ヒッタイト帝国 「鉄の王国」の実像

スティーブン・キングスタンド・バイ・ミー 恐怖の四季 秋冬編」

スティーブン・キングゴールデン・ボーイ 恐怖の四季 春夏編」

安村敏信もっと知りたい 狩野派 探幽と江戸狩野派

アリク・カーシェンバウム「まじめにエイリアンの姿を想像してみた」

藤村シシン「秘密古代ギリシャ、あるいは古代魔術史」★★★

山本健人「すばらしい医学――あなたの体の謎に迫る知的冒険

中野京子「怖い絵」

藤田正勝「日本哲学入門」

中野京子展覧会の「怖い絵」」

漫画

売野機子薔薇だって書けるよ: 売野機子作品集

高江洲弥「リボンと棘 高江洲弥作品集

1000decillion「Morals under a pagoda -Kama Sutra-」(同人誌

1000decillion「Morals under a pagoda -Egypt-」(同人誌

1000decillion「morals under a pagoda -Greece-」(同人誌

美術

「オープニング展 UESHIMA MUSEUM 一般公開

メサギャラリー(LG横浜イノベーションセンター

毎年月ごとの上位三冊を選んでいるが、ある月の四位が別の月の二位を上回って面白いことがある。つまり当たりの多かった月だ。すべての本に対して星の数で評価すべきかもしれない。

2024-03-08

都道府県県庁所在地以外の都市を格付けできないだろうか?

県庁所在地の都会度比較お国自慢的な話でさんざん語り尽くされてるテーマだと思うが、県庁所在地以外の街についてはあまり語られてない気がするので、実際のところどうなのか興味が湧いている。

下記のような分野別にポイント加算して、総合点の大きい都市を都会度上位としたい。

◼︎人口

1万人当たり1ポイント四捨五入

◼︎交通

新幹線20ポイント空港20ポイント(リムジンバスで直に移動できればOKとする)、私鉄20ポイント(3セクを除く)、バス以外の都市交通20ポイント高速道路20ポイント(東名等の幹線と繋がっていること)で合計100ポイント

◼︎商業

百貨店20ポイント、大型化電量販20ポイント(ヨドバシ、ビック等)、大型書店20ポイント(紀伊国屋ジュンク堂丸善等)、シネコン20ポイントプロスポーツチーム20ポイントで合計100ポイント

◼︎文化

大学20ポイント動物園20ポイント水族館20ポイント博物館20ポイント美術館20ポイントで合計100ポイント

##### ノミネート自治体一覧 #####

都道府県から最低一つは選出、人口少なくてもエリア拠点的な要素あれば採用

◼︎北海道

旭川北見帯広釧路根室苫小牧室蘭函館

◼︎東北

弘前八戸一関大館能代横手石巻白石酒田鶴岡米沢郡山会津若松いわき

◼︎甲信越

燕、三条長岡上越上田佐久松本諏訪飯田韮崎

◼︎関東

高崎太田佐野日立土浦つくば、柏、船橋成田川越秩父川口八王子立川町田川崎相模原

◼︎北陸

魚津高岡輪島七尾小松敦賀

◼︎東海

熱海沼津富士宮浜松豊橋岡崎大垣高山桑名四日市伊賀

◼︎近畿

彦根宇治、堺、姫路、橿原、田辺舞鶴豊岡洲本

◼︎中国

米子出雲津山倉敷福山、萩、宇部下関

◼︎四国

丸亀鳴門今治新居浜宇和島、四万十

◼︎九州

北九州久留米佐世保鳥栖別府延岡都城八代霧島、鹿屋

◼︎沖縄

名護宮古石垣

さて、どの街が上位に来るかな?

調査前のイメージだと、上位にきそうな街はこんな感じ。

本命: 川崎北九州

次点: 浜松、堺、姫路倉敷福山

政令指定都市が強いイメージあるけど、実際のところどうなるかだろうか?暇な時にでもリスト化して結果見てニヤついてみたい。

2023-03-19

(2023/3/18更新)みんなの考える全国の「中堅以上の回転寿司」②【東海近畿中国四国九州沖縄

北海道・東北・関東甲信・北陸はこちら

更新履歴


くら寿司で甘えびの尻尾食べてた増田です。

記事への反応ブコメで集まった、皆さんの考える「中堅以上の回転寿司」が旅先でとても参考になるので、自分用にまとめようと思う。

  1. 地方別にコメントの多い順に掲載否定的コメントは除いた)。複数地方に出店しているチェーンは本拠地っぽい所に分類した。/以降は本拠地以外の地方の出店。★はその地方複数の都府県に出店している場合、重点的に展開しているところ(道内市町村)。
  2. ブランド名が違っていても系列店で中身の違いがあまりなさそうなところはまとめて計上した。同じ名前回転寿司以外の業態を取っている店がある場合ブランド名に「回転寿司」等を付記した。
  3. 回らないお寿司についてもコメントをいただいてありがたいが、基本的回転寿司オンリー特急レーンやネタは回っていない店含む)で掲載する。その割に回らないお寿司紛れ込んでたらすみません
  4. 食べログ」列は「回転寿司+店の名前」で食べログ検索した時に、標準の並び順で一番上に来た店舗とその点数・口コミ人数(PR店舗がなければ一番評点の高い店舗)。参考:食べログ「点数・ランキングについて」
  5. かいところはフィーリングなのでご容赦ください。参考になれば幸いです。

東海

コメント店名食べログ出店地域一言コメント
9沼津魚がし鮨3.37/214人
沼津店)
静岡千葉東京神奈川注文した寿司が席まで流れてくる「流れ鮨」発祥の店らしい。でかネタ
6にぎりの徳兵衛3.21/82人
仙台駅前店)
福井山梨岐阜★、静岡愛知
宮城三重京都大阪
5魚魚丸3.07/30人
豊橋店)
岐阜静岡愛知読み方は「ととまる」。マグロ解体や藁焼きショーが楽しめる
3回転割烹 寿司御殿3.47/99人
有松店)
愛知系列に回らない店もある
2まぐろや石亭3.41/97人
瑞穂本店
愛知もりもり寿しと同じ会社マグロ推し
1沼津すし之助3.46/142人
沼津本店
静岡東京神奈川「こぼれ寿司」が登録商標
1魚磯3.48/331人
伊東店)
静岡
1魚どんや3.49/247人静岡チェーン店
1海転寿司丸忠・
回転寿司丸忠
3.30/63人
サンロード店)
岐阜愛知★、セントレア
長野三重奈良
1大漁3.39/37人
西尾店)
愛知

近畿

コメント店名食べログ出店地域一言コメント
9にぎり長次郎3.10/11
平針店)
滋賀京都大阪兵庫奈良和歌山
埼玉東京愛知
9大起水産3.30/147人
(堺店)
京都大阪兵庫奈良
3寿しのむさし3.46/169人
京都八条口店)
京都
3弥一3.44/84人
(宮街道店)
大阪和歌山甘味おすすめ
3力丸3.16/37人
JR姫路駅店)
兵庫関係ないけどウェブサイトURLの「俺が回転寿司だ」感がすごい
2北海素材3.55/18人
イオンモール和歌山店)
大阪★、兵庫和歌山
2函館市場3.06/39人
京阪宇治店)
滋賀京都大阪兵庫岡山函館の朝市とは無関係です
2金太郎3.52/45人
城南店)
兵庫淡路島
1すし道場3.56/160人
桑名店)
三重
1廻鮮寿司 海座3.35/39人
近江八幡店)
滋賀福井系列に回らない店もある
1流れ鮨三代目おとわ3.41/47人
池田本店
京都大阪兵庫
1京・朱雀すし市場3.33/67人京都チェーン店
1回転寿司 がんこ3.47/148人
エキマルシェ大阪店)
大阪和食などの飲食メインの会社系列
1喜十郎3.20/41人大阪チェーン店

中国

コメント店名食べログ出店地域一言コメント
10北海道3.65/115人
(皆生店)
鳥取島根社長北海道での修行経験名前の由来らしい
6すし丸3.23/26人
潮見店)
岡山広島東京徳島
3しまなみ3.44/56人
(曙店)
岡山広島
2すし鮮・すし辰3.44/143人
(すし辰ekie店)
広島
2たかくら3.49/252人山口チェーン店遊漁船もやってる魚屋さんの店
1大漁3.46/105人
(みなとさかい店)
鳥取
1海都3.07/36人
岡山駅前店)
岡山★、広島山口福岡佐賀
1すし遊館3.23/87人
唐戸店)
岡山★、広島★、山口香川
1のん太鮨3.14/30人
紙屋町店)
広島山口系列に回らない店もある

四国

コメント店名食べログ出店地域一言コメント
7すしえもん3.39/73人
宇和島本店
愛媛東京兵庫福岡メジャーリーガー岩村明憲選手の兄が経営
5寿し一貫3.29/16人
太田店)
徳島香川愛媛高知
4ここも・びんび三昧
天天丸・てんてん丸
3.50/12
(ここも志度店)
香川★、愛媛高知同一グループ複数ブランド名
2廻る寿し 祭り3.00/4人
脇町店)
徳島京都
2しんせんや3.54/57人愛媛チェーン店
1太助寿司3.27/20
米沢店)
愛媛チェーン店
1お寿し通り3.33/26人
古川本店
愛媛チェーン店

九州

コメント店名食べログ出店地域一言コメント
5寿司3.58/52人
都城店)
熊本宮崎鹿児島
5めっけもん3.58/47人
国分店)
熊本鹿児島「文春オンライン 全日本ローカル回転寿司 西日本編」第1位
4寿司まどか3.04/37人
アミュプラザおおいた店)
熊本宮崎大分鹿児島
3水天3.51/182人
別府店)
福岡熊本大分
2竹丸3.30/28
藤沢店)
福岡長崎★/神奈川
2亀正くるくる寿司3.59/435人大分チェーン店
1すし大臣3.21/26人
鳥栖本店
福岡佐賀
1玄海3.24/62人
天神店)
福岡
1海鮮寿司 海人3.48/163人福岡系列に回らない店もある
1ひょうたん回転寿司3.54/339人福岡系列に回らない店もある。回るほうも回らないほうも大行列
1一太郎3.47/76人福岡チェーン店
1寿司じじや3.25/23
諸岡店)
福岡熊本★、宮崎鹿児島

沖縄

コメント店名食べログ出店地域一言コメント
2海來3.48/321那覇空港チェーン店
1鮨人3.31/40人石垣島日本南端回転寿司系列に回らない店もある

完走した感想

(おまけ)回転寿司まとめツール

テキストエディタMery

エクセルで集計したデータの整形に使った。非プログラマーに優しいシンプルテキストエディタ。ずっと使ってます

RPAツールPower Automate」

食べログ検索して点数と店名引っこ抜く作業で使った。AIと違って命令したことだけを忠実に実行する。

ちなみにBing AI回転寿司店の名前一覧を渡して「それぞれの公式サイトURLひろってきて」って言ったら見つからないもの捏造してきた。


北海道・東北・関東甲信・北陸はこちら

2023-01-21

松竹伸幸『シン・日本共産党宣言』の感想

専守防衛自衛隊合憲と認め、自公政権下でも、よりまし政府民主連合政府の段階でも自衛隊を存続させ活用するという提案には同意

綱領上の位置づけや憲法解釈問題についても納得できる整理がされている。

付け加えるなら、自衛隊の反国民的・反民主的部門廃止改革も取り上げたい。


一方、米帝評価核抑止抜き日米安保についてはなかなか難しい。

松竹氏は本書で「日本周辺で平和と安定の環境がつくられ、国民多数も他の野党も『アメリカ通常兵器にも頼る必要がなくなった』と考えるようになれば、『日米安保抜きの専守防衛』の段階に進む」と述べる。


しかし、次の疑問が出る。

安保条約がある下で「日本周辺で平和と安定の環境がつく」ることが可能なのか?すなわち、安保条約を廃棄してこそアジア平和環境をつくることができるのではないか

核抑止抜きの日米安保といっても結局は軍事同盟にほかならない。軍事同盟必要悪として認めるのか?暫定政権構想で日米安保一時的にタナ上げする、というのなら理解できるが。欧州左翼党グループNATOから離脱基本方針としているようだし、非同盟スローガンは掲げたいところ。

核抑止抜き日米安保になったとしても、中国北朝鮮在日米軍基地ミサイル標的にするのをやめないのではないか台湾有事の際に中国からミサイル攻撃を受けないようにするには在日米軍撤退してもらうしかないのではないか

④氏は在日米軍合憲位置付けていると思われる。憲法で許容される軍事力専守防衛必要必要最小限度ということであれば、在日米軍はその限度を超えていると思うのだが、そのあたりどう整理するのか?

⑤氏が核抜き安保を主張する理由は、それが今よりましだからなのか、それとも核抜きであってもやはり日米安保必要ものからなのか、どちらなのか?言い換えれば、自公改憲志向政権を打破して野党連立政権を目指すためのやむを得ない譲歩なのか、それとも、現在台湾情勢や中国情勢などから導きだされる必然的選択なのか?

⑥従来話法で端的に言えば、アメリカ帝国主義の侵略性にたいする過小評価にならないか


いずれにしろ、本書が提案する、安保防衛政策に関する全党員ブレーンストーミング必須だろう。


マスコミ報道では「党首公選」が大きくクローズアップされているが、それはあくまで党内における安保防衛政策(それ以外の政策も含めてもよいが)についてのブレストのための一手段と考えるべきだ。政策論争や基本路線論争なしの党首公選意味がないからだ。実際に党内討論が活発に行われているのであれば「党首公選」などしなくてよいのである党大会代議員による選挙でもよいくらいだ。


しかし、日本共産党は61年綱領確定後数十年にわたり党内で路線論争や政策論争をしてこなかったものから、党内討論のやり方・おさめ方が未経験で不慣れであり、中央中間指導機関積極的に討論する気風を醸成してこなかった。大会決議案はいつも大会3~4か月前に発表され、支部総会→地区会議都道府県会議大会という「全党討議」のプロセスを経るが、実際のところは「決議案を"学習"して"全面実践"しよう」という見出し赤旗に堂々と見られる程度の"全党討論"なのだ


この慣行を打破するには、「党首公選」というやり方が一番効き目があるのは確かである。末端の党員でも議論に参加しやすいからだ。たとえば「○○の政策を掲げている池内米沢投票したい」とか「私は、神谷坂井推し理由は△△だ」とか人物評をきっかけにして政策討論を起こしやすいし、投票という自分の行動を決めるものからその分討論も真剣になる。


なので、氏の提案する党首公選等にもおおむね同意だ。

ただ私見だが、党首公選実施するなら党員候補制の復活をお勧めする。入党して6か月間は党員候補党首公選選挙権はない、6か月ちゃん活動したら党員と認められ党首公選選挙権を持つことができる、という制度設計にしないと、党首選挙のためだけに一時的に入党する十条党員が増えてしまい、支部活動に支障をきたすからだ。

2022-04-26

anond:20220426112815

メジャー雑誌であれば国会図書館にあるのはわかるんだけど、あれ気軽に閲覧できるものじゃないし、もっとそういう取り組みがあっても良いんじゃないかと思うんだよね。

さすがにマンガ喫茶では収蔵しきれる量じゃないし、いちおう明大現代マンガ図書館コミケ米沢氏記念図書館)が一番それに近いことはやってるけど…

2021-07-28

anond:20210728112808

米沢女史すごすぎだろ

スーパーウーマン

3人の娘を育てながら研究を続ける(夫は家事育児も一切ノータッチ

2021-06-21

anond:20210621091800

右とか左とか都会とか否かとか関係ない

上か下かだ

上にいれば快適

長野県茅野市内の製造会社から銅を含む廃液約4千リットル流出していたことが分かった。市と県は流出を把握していたが、公表はしていなかった。地元漁協魚類への影響を指摘している。

 流出が分かったのは7日朝。同市米沢プリント基板製造会社が廃水処理装置から処理途中の廃液が漏れ出ているのを見つけて回収し、約10時間後の同日夕に市に報告した。同社によると漏出量は最大4千リットルで、一部が敷地外に流出したとみている。

2020-08-11

久々鮮明な夢を見た。

気がつくと増田図書館から借りた一冊の本を手に持っていた。題名も覚えている、米沢穂信「満願」だった。図書館場所が分からず友人aに聞いたのち自転車図書館に行った。図書館に着いたのだが、気がつくと自転車は消えていて、何故か自分で本を本棚に戻していた。その時の風景本屋図書館を合体したような場所であった。何というかショッピングモール本屋図書館にある読書台がポツポツある感じ。そこに友人aもいた。が、友人aに対する増田の興味は薄く友人aも気がついていなかったので無視して満願本棚自分で戻しに行く。驚く事に満願シリーズ作品では無いにも関わらず「満願2」「満願3」が本棚にあった。とりあえず満願本棚に戻す。そこから少し意識が飛ぶ、気がつけば図書館の外にいた。増田自転車駐輪場に置きに行っていて、そこで子供用のカゴがついたママチャリに乗る女性に会った。子供が一緒居たかどうかは記憶にない、そして増田は気がつけば彼女姉御と呼んでいた。正直タイプだった。増田の好きなアニメキャラの特徴を全て併せ持つ様な女性だった。久しく恋愛感情を忘れていたが、増田は夢の中で彼女と付き合いたいと思った。図書館の中に入ったはずが気がつけば彼女ゲームセンターにいた。完全にデートだ。しかし、甘い時間は長くは続かない。そこで目が覚めてしまう。凄く贅沢で甘美な夢だった。巨大な忍者ハットリ君軍団に追われる夢を昔見たが、それ以来初めて忘れられない夢を見た。

2020-05-25

政治系の話題秋田

もう、ここ何年も政治系のホッテントリが多い米沢

なんか、ブコメを見る気もしないし、ハテブを見るのもめんどく埼玉

まだ、まとめサイトが多かった時代のほうが、話題としては広かった神奈川

もうハテブ秋田

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん