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2025-03-03

10億円かけた虐待判定AI、こども家庭庁が導入見送りミス6割で「実用化困難」

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.yomiuri.co.jp/national/20250302-OYT1T50076/

ある事例では、子どもが「母に半殺し以上のことをされた」と証言。「服をつかまれて床に頭をたたきつけられた」と訴えていたにもかかわらず、

点数は「2~3」だった。あざなどがなかったためとみられる。

虐待が疑われる子どもの一時保護を巡り、人工知能AI)にその必要性を判定させるシステムなのだから

あざなどがなければ、子ども偽証考慮するのはAIとしては優秀では。


そもそも子どもが「母に半殺し以上のことをされた」と証言しているのに、

どれどれ、AIで判定してみようか。フヒヒ 

なんて運用を想定する相談所のほうがホラーになるわ。

2025-02-28

追記あり虚弱になってしまった

追記

コメブクマありがとう

ホットヨガやめる、いい機会になった

代わりに散歩距離を伸ばしたいから、飽きないようにイヤホンとか工夫する

婦人科も行こうと思うけど風邪症状あると来院不可だったので治ってから

近隣の婦人科が閉業したんで行くのためらってたけど、今回はちゃんと行く

今年に入って夜きちんと眠れていないのもあり、まとめて改善したい

---

【以下本文】

50おばさんです

気づけば虚弱になってしまっていた

若かりし頃は外回り営業職で週末はサッカーライブに行って休みなく動けていたのに

出産してコロナから在宅勤務になって

今もずっと在宅勤務で朝子供見送りながらの散歩けが運動

在宅になった時、まずいと思ってホットヨガ登録した、コロナ直前だった

最初は順調だったけどすぐコロナ渦で行けなくなり、

復帰したら行く度に翌日めまいがするようになっていた

子供も大きくなったし、

三連休は久しぶりに日帰り観光ライブ連続で行った

しかったけど、翌日から咳と頭痛

風邪なんてめったにかからなかったのに、今年2回目の風邪かもしれない

このまま弱いおばさんになってしまうのだろうか、嫌だ

親をロールモデルにするなら65位まではフェスだって行けるはず

残りあと15年しかない、ぐずぐずしたくない

でもホットヨガに行ったらめまいして仕事差し支え

近所を歩くのは飽き飽きしてるけど散歩距離を延ばすか…長続きする気がしない

どうしよう、体力だけは無限にあるような気がしていた

2025-02-24

明日あたりに昇格試験の結果が出そうなので覚書。

おそらく昨年に続いて今年も落ちるんじゃないかなという気がする。

ラインからは推薦を受けているものの、人事の受けが悪そう。

思えば、以前の会社から昇格にはとことん縁がない人生だった。

1社目では、1度目の昇格試験タイミングが遅れた挙げ句、受ければまず落ちない昇格試験に落ちた。

翌年でリベンジをするつもりが、上長判断で推薦すらされず不戦敗

それで上長との仲をこじらせて、子会社の縁のない部署放出され、嫌気が差し転職

2社目では、実績をあげて社内表彰もいくつも受けて、昇格を希望したもののやはり推薦されずなかなか昇格できず。

社内の幹部候補の育成カリキュラムにも推薦してもらえず、自薦で応募するも落選

それもありつつ、業務上でも上長との仲をこじらせて、やはり縁のない他部署放出され、嫌気が差し転職

3社目では、幹部待遇で入ったものの、幹部としての役割をなかなか任せてもらえず、

それで1年もたたずに上長との仲をこじらせて役職を外され、嫌気が差し転職

そして今の4社目では、上長とはうまくやれているものの、1度目の昇格試験では人事判断で昇格見送り

どのくらいのケースかは聞けていないけど、受かる方が多いと思われる。

今年も受験したものの、上長トーンもダウンしていて、去年のように「君なら大丈夫」ではなくて「自分としては昇格してほしいが後は君の頑張り次第」みたいになってる。

本来自分担当するはずだった役割に後輩を育成し始めているフシもあり、結局また同じ流れかなぁ、という気がしてきている。

ここまで続くと、幹部として使うには向かない人材ということなんだろうけど、年齢相応の肩書を得たい、それができないと思われるのは癪だという自分がいる。

やりたいことやビジョンがあるわけでもなく、プライドや人目だけしか昇格のモチベーションがないのがよくなく、それを見抜かれてるのかもしれないけど。

もうこれ以上人事関連でのネガティブ転職は嫌だなぁ・・・

2025-02-21

仮面ライダーラムの人めっちゃ背高くね?

今年で33になる婚活女子です

婚活してて思ったんですけどまともな男少なくないですか?30代にもなって年収500万とか600万以下のゴミがうじゃうじゃいますチビデブハゲの論外もザラ。やっと最低条件満たしてる男を見つけたと思ったら子供部屋おじさんだったりすでに40超えてるジジイだったりしてやっぱりお見送り

早く年収1000万身長175学歴早慶か旧帝のエリート結婚したいます。できれば20代

2025-02-17

[]

第十一章

眼は明るいほうがいいといっても、どうして三眼を願うことがあろうか。

指が役に立つといっても、どうして六指が必要だろうか。

善に善を重ねるならば、かえって兵で勝つ方法とはならない。

第十九章

儒教的道徳では死に、謀略では敗走する。

愛する夫が海上に去った姿を見送り、岩の上に立ちつくして名残を惜しみ、そのまま石化した松浦佐用媛のように貞節女性は後々まで残るが、

謀略の士の場合は、骨すら残ったことがない。

第三十九章

太鼓を鳴らして戦となったら、仁義などといっておれない。

切り結ぶ白刃に対しては原理定理もない。

第四十章

本体があり、それを動かして活用強化するなら成功するが、まずとにかく活動していて、その集積によって本体形成しようとすると、不安定で、どんなものになるかわからない。

同様に、剛毅な心身を持ち、それを基盤として武道を学べば勝者となるが、武道を学んでいるうちに剛毅な心身を作ろうとすると、負ける。

第四十五章

龍車に向かうカマキリというたとえがあるが、向こう見ずの蛮勇で成功しない。

相手が何者であるかを見極めたら、カマキリも腕を折らずに済むのである

とすると、智が先にきて、勇はそれに従うものなのか?

むかし、船を作る人がいた。

ある人が「帆を作ってからかいを作るのか、かいを作ってから帆を作るのか」と尋ねた。

船工はノミを投げ捨てて言ったという。

あんたのようなのは大海を渡る人にはなれようもない」

2025-02-12

[]2025-02-12-01

静かな湖のほとりで、老人と老婆が並んで釣りをしていた。周りの空気はひんやりとし、湖面は鏡のように穏やかだった。二人は言葉少なに竿を持ち続け、時折その目を湖面に落とす。彼らは、ただ静かに待っていた。国家を立て直す人物が現れるその時を。

 

「まだかな…」

老婆がぽつりと呟く。目の前に広がるのは、ただの広大な湖と、遠くの山々だけだった。誰も来ない、何も変わらない。時折、水面に浮かぶさな波紋を見ながら、老人は言葉を選ぶようにゆっくりと答えた。

 

「来るさ。」

 

だが、その言葉には力がなかった。何年もこの場所で待ち続け、希望絶望の中で過ごしてきた。老人は自分でも、その言葉意味を見いだせないことを感じていた。それでも、待つしかなかった。

 

老婆は竿を静かに動かし、水面にゆっくりと仕掛けを落とした。彼女の目には、どこか諦めの色が浮かんでいたが、口には出さなかった。心の中では、まだ信じていた。待っていれば、きっとあの人物が現れると。それが、二人の唯一の希望だった。

 

時間ゆっくりと流れ、二人の間に言葉ほとんどなかった。朝が過ぎ、昼が来て、また夜が訪れる。毎日が同じように繰り返されていく中で、老婆は自分の中で何かを感じていた。諦めることはできない、と。しかし、その感情がどれほど空虚なのかも、彼女はよくわかっていた。

 

突然、遠くの方から足音が聞こえた。二人はお互いを見つめ、何も言わずに立ち上がった。目の前に現れたのは、七人の男女だった。彼らは一列に並んで、険しい表情でこちらを見つめていた。

 

「来たのか…」

老婆は無意識に呟いた。

 

老人は言葉を飲み込み、ただじっと彼らを見つめる。見知らぬ顔。力強い足取り。彼らが来るべき時を告げる者だと、直感的に感じ取った。しかし、心の中で何かが引っかかっていた。

 

あなたたちが…」

老人は声を出そうとして、言葉が詰まった。

 

「我々が、国家を立て直す者だ。」

一人の男性が静かに答えた。彼の言葉は重く、響いた。しかし、その目には冷徹ものがあった。全てを知っているような、いや、知らない方がいいことを知っているような目をしていた。

 

老婆はその冷徹な目を見て、胸が締めつけられるような気がした。彼らが本当に求めているのは、立て直すことだけなのか。それとも、彼らの中には何か別の目的があるのか。

「お前たちは…本当に立て直すつもりで来たのか?」

老人が呟くように尋ねる。

 

男性は短く頷き、他の者たちも静かに頷いた。その表情は、どこか無表情で、感情が読み取れなかった。老婆はその視線に耐えきれず、目を逸らした。しばらくの沈黙が二人を包み込む。

 

「本当に、立て直せるのか?」

老婆が小さな声で問いかけると、男性わずかに微笑んだ。

 

私たちは何もかも背負ってきた。」

その言葉には力強さがあったが、それでも何かが空虚に響いた。老婆はその言葉が胸に突き刺さるような気がして、目を閉じた。

 

「終わりが始まるんだな。」

老人は静かに呟き、再び釣り竿を手に取った。

 

七人の男女は、何も言わずに立ち去った。その背中見送りながら、二人はしばらく何も言わなかった。湖の水面には、再び静けさが戻った。ただ、二人の心には不安が広がっていった。それが、終わりなのか、それとも本当に新しい始まりなのか、彼らには分からなかった。

 

でも、待ち続けるしかない。その答えを知る者が来るまで。

2025-02-09

[]2月1週記録

週報(2月3日~2月9日

今週も仕事私事が忙しくていまいちガッツリ遊べてないです。

来週は休日が1日挟まるので少しはマシかも。

こういう忙しいとき時間がかかるコンテンツ無料が来ると悩むんですよね。

たとえば今週はSteamで「Green Hell」というゲームが3日間限定無料だったんですが……見送りました。

短い無料期間とどう向き合うか。

今週末の金土日だけ無料で遊べたSteamの「Green Hell

レビューを見ていくと平均クリアタイムは45時間

大体こういう時はムービー飛ばし飛ばしで済ませていけば30時間ぐらいで済みます

さて、3日で30時間を捻出すればクリア出来るゲームがあります……あなたはどうしますか?

私がものすごく暇でNow on NEETだったらやってたかも知れないですね。

このゲームに凄く興味があったら今回半分だけやって残りは次の機会を待つという凄い力技も使ったかも。

でもこれで半年後にEPIC無料配布されて、Steamからデータ移せなかったらガッカリですよね。

というわけで今回はスルーしました。

これが漫画だと簡単なんですよね。

ひとまず第1部が終わるまで読んで、次の機会に第2部以降を読むというやり方でも問題はありません。

漫画は元々連載期間が長いですから、そういう読み方をする人も多いでしょう。

でもゲーム基本的に一気にプレイする前提で作られているし、セーブデータ他所プラットフォームに移すのが可能かも不透明なのでこのやり方には向きません。

オンラインゲームだけは例外的セーブデータアカウント管理だし、元々細切れに遊ぶように出来ているので案外なんとかなります

今週の無料

漫画

COMIC FUZ

ゆるキャン(全話無料

動画

フリクリ(1~3話)

2025-02-07

anond:20250206191930

いや、ほんと動物園だったよ

卒業式には卒業するヤンキーたちに関係した暴走族暴力団組員が祝いに来て、学校教師たちが流石に校門から入ってくるの止めてた…😟

俺はそんなヤンキーたちに殴られたり蹴られた思い出しかないし、かといって学校教師もクソばかりだったので、

卒業式の日は卒業生は最後は校門でお見送りされる段取りだった気がするんだけど、俺とあと仲が良かった少ない何人かで裏門から帰ったw

そういえば、そのときいた奴は俺より異常にプログラミングとか数学出来て、BASICマガジンとかプログラムポシェットのような雑誌常連だったんだけど、

なんか今頃、凄い奴になってる気がするけど、どうなんだろう…😟

記憶が定かじゃないんだけど、そんな俺でも第二ボタンだの第三ボタンだのほしいって女性がいたのであげたりもした

そのあと、なんか卒業アルバムだかなんだかを取りにいかされて、

その帰りに中学トップだった後に東大行った奴と、そいつに従ってたヤンキー達に遭遇してしまって、そいつらにまたボコられた

足元の石掴んで報復しようとしたけど、やっぱ複数人数には勝てなかった

複数人に手足掴まれて、殴られたり蹴られたりした

まあ、いつものことではあった

俺の成績は、そのトップの次の次ぐらいだったとは思うんだけど、最後最後で届かない感じだったね

まあ、そのトップ小学生の頃から地元トップだったのに、なぜか中学受験に失敗したのか、地元公立中に進学して、ずっとトップだったんだけど、

俺はずっと中の下みたいな成績だったんだけど、中3だけ異常に頑張ったら、学校とか市のトップクラスになっちゃったんだよね、今でも不思議だけど

そのトップは後に東大入って、弁護士になって、今はパチンコ会社の偉い人になってるらしいんだけど、

からヤンキー側というか親和性あったし、あの日も急にヤツにいちゃもんつけられて、自転車無理矢理止められて、

彼に従ってるヤンキーボコられたんだけど、意外と急に成績上がった俺が気に入らなかったのかな、という気もしたんだよな

あと、閉鎖的な田舎だったし、なんか悪質な俺の噂を流されて、全然知らない生徒とか先輩から、いきなりよく分からないことで罵声浴びせられたりしたんだけど、

今になっても思うんだけど、噂になってたことは全部嘘っぱちだし、ウソを信じて俺を攻撃する教師までいて、ほんと、今でいうYouTube真実しった系じゃないけどさ、

ほんと、大迷惑だったわ、二度とあのクソ田舎に戻りたくないと思うに十分な土地だった

社会人になって、一度だけこっそりあのクソ田舎に戻ってみたときがあったけど、ゴーストタウンになってて正直笑たわw

バブル都市部に高給サラリーマンでも家が買えなくなって、群馬とか埼玉とか千葉とか、田舎新興住宅地ができただけの土地から

元の話に戻ると、学校ガラス大量に割られたりとか俺がいたときはあったし、俺が卒業した後は爆弾物騒ぎがあったり、イジメ自殺者が出ちゃったり、

口コミ見ると、昔は荒れてたけど落ち着きました、みたいに書かれてたけど、全然落ち着いてなかったみたいじゃないか

そういえば、ヤンキー男子トイレから女子トイレまで穴開けてのぞきやって教師に流石に捕まってたりとか、レイプもあったみたいだし、

卒業して地元ヤクザに進学した奴もいたみたいだし、俺はまったく接触したことないけど、地元暴力団事務所とかあったのも良くなかったよな

まあ、俺は全然人生うまくいってないし、このままだとホームレスになるかもしれんけど、あのクソ田舎だけは帰りたくないな

死んでも帰りたくないし、思い出したくない場所に、おまえらみんなでしてくれて、ありがとなw

※この文章フィクションです

2025-02-05

anond:20250205022002

万が一で責められるなら強制見送りまでしないと意味がないじゃん

拒否されたぐらいで責任なくならんわ

2025-01-28

一つ下の妹がいる兄だけど、妹が誘惑してくる

僕には、一つ下の妹がいる。名前美咲高校二年生で、僕とは同じ学校に通っている。外見は可愛らしく、学校では人気者だ。でも、家に帰ると彼女はまるで別人のようになる。

「お兄ちゃん今日も一緒にご飯食べようよ」

美咲はいつも僕に甘えてくる。僕は彼女の甘えを拒むことができない。でも、最近はその甘え方が少し変わってきたような気がする。

「お兄ちゃん、これ食べて」

美咲は僕の口元にフォークを近づける。僕は少し戸惑いながらも、彼女差し出した料理を口にする。

「美味しい?」

彼女は満面の笑みを浮かべながら尋ねる。僕は頷き、彼女笑顔安心する。でも、その笑顔の裏に何か隠されているような気がしてならない。

ある日、僕は美咲の部屋に入った。彼女はベッドに座り、僕を見つめていた。

「お兄ちゃんちょっと話があるんだけど」

彼女の声はいつもより真剣だった。僕は彼女の隣に座り、話を聞くことにした。

「実はね、お兄ちゃんのこと、好きなんだ」

僕は一瞬、耳を疑った。美咲は僕の反応を見て、少し恥ずかしそうに頬を染める。

冗談だよ、冗談

彼女は笑いながらそう言ったが、僕には彼女本心が透けて見えるような気がした。

それからというもの美咲の行動はますます大胆になっていった。僕の部屋に入ってきては、僕のベッドに潜り込んだり、僕の服を借りて着たりする。

「お兄ちゃん匂い、好き」

彼女は僕のシャツに顔を埋めながらそう呟く。僕は彼女の行動に困惑しながらも、彼女を責めることができない。彼女はただ、僕に甘えたいだけなのだろうと思っていた。

でも、ある夜、僕は彼女の本当の気持ちを知ることになる。

「お兄ちゃん、寝た?」

僕の部屋のドアが静かに開き、美咲が入ってきた。彼女は薄いパジャマを着て、僕のベッドに近づいてくる。

「どうしたんだ、美咲?」

僕は彼女の様子に不安を感じながら尋ねた。彼女は僕のベッドに座り、僕の目を真っ直ぐに見つめる。

「お兄ちゃん、私のことどう思ってる?」

彼女の声は震えていた。僕は彼女質問にどう答えていいかからず、ただ黙っていた。

「私、お兄ちゃんのこと本当に好きなんだ。もう我慢できない」

彼女はそう言うと、僕に抱きついてきた。僕は彼女の行動に驚き、彼女を押しのけようとするが、彼女の力は意外と強かった。

美咲、やめろ」

僕は必死彼女を制止しようとするが、彼女は僕の言葉を聞き入れない。

「お兄ちゃんも私のこと好きでしょ?ねえ、そうでしょ?」

彼女の目には涙が浮かんでいた。僕は彼女気持ちに戸惑いながらも、彼女を傷つけたくないという思いでいっぱいだった。

美咲、君は僕の妹だ。それは変えられないことなんだ」

僕はそう言いながら、彼女を優しく抱きしめた。彼女は僕の胸に顔を埋め、涙を流す。

「でも、どうしても我慢できないんだよ。お兄ちゃんのこと、好きすぎて」

彼女言葉に僕は胸が締め付けられるような思いがした。僕は彼女気持ちを受け止めることができず、ただ彼女を抱きしめることしかできなかった。

それからしばらくして、美咲は僕の胸から顔を上げた。彼女の目は涙でいっぱいだったが、彼女は微笑んでいた。

「ごめんね、お兄ちゃん。変なこと言っちゃって」

彼女はそう言うと、僕のベッドから立ち上がり、部屋を出ていった。僕は彼女の後ろ姿を見送りながら、彼女気持ちにどう応えていいかからず、ただ茫然とするしかなかった。

次の日、美咲はいつも通り元気に振る舞っていた。でも、僕には彼女笑顔の裏に隠された悲しみが見えるような気がした。

「お兄ちゃん今日も一緒に学校行こうよ」

彼女は僕に笑いかける。僕は彼女笑顔安心しながらも、彼女気持ちにどう向き合っていいかからず、ただ頷くしかなかった。

僕たちはいつも通り学校に向かった。でも、僕の心の中には美咲言葉がずっと残っていた。

「お兄ちゃんのこと、好きなんだ」

彼女言葉は僕の心に深く刻まれ、僕は彼女気持ちにどう応えていいかからず、ただ悩み続けるしかなかった。

でも、一つだけわかっていた。僕は美咲を大切に思っている。彼女が妹であろうと、彼女幸せを願っている。彼女気持ちにどう応えるかはわからないが、彼女を傷つけたくないという思いだけは確かだった。

僕は美咲の後ろ姿を見つめながら、彼女幸せを願うしかなかった。

2025-01-22

フウゾクジョが客に恋してしまった

 

きつすぎる

 

 

私はアラサーバツイチで、理由割愛するけど20歳の時から3年ほどフリーターをしながら風俗で働いていた(一応言っておくとホストとか推し活に使う為では無いよ)

 

もちろんその時に客の事を好きになった事は無いし、そういった体験談読んでもプロ意識低すぎるなと嫌悪感すら抱く程だった

 

客に恋をした事はないけど、指名客と接してて楽しかったし、人として好きな人ばかりだった

わりと楽しく仕事をさせて貰えてたと思う

あと単純に風俗に凄く向いていたとも思う

 

元夫と出会って、付き合う前に風俗辞めてお付き合いが始まってから彼の地元引っ越し同棲結婚して、完全に昼職一本に

 

数年経って去年離婚して仕事も辞めて地元に戻って来た

 

離婚の原因が元夫の借金だったから、やっぱりお金必要だなと思いすっからかんになった貯金を安定させる為半年間全力で貯めてから新しい仕事に就きたいと思って風俗に復帰した

 

とは言え年齢的に地元でするのは知り合いが客として来るリスクが高いなと思って出稼ぎをする事にした、までは良かったんだけど…

 

この間行った出稼ぎ先は大衆店だから若い子も多く来る店で、それに合わせて私の年齢も20代前半に設定をしてもらっている

 

年齢もプロフの通りだよ〜と客には伝えてて、自分で言うのも何だけど見た目は俯瞰的に見ても若いので全然問題無く仕事は出来ていた

支障と言えば若い子が来ると本当はアラサーでごめんね…と毎回心の中が罪悪感で埋まるくらい

 

一人、高卒から働いてると言う20歳過ぎの子が来た

 

その時は普通に風俗嬢として仕事して、めちゃくちゃいい子だな〜話してて楽しいな〜

くらいで、特別感は無かった

物凄く褒めてくれるから、その子タイプで良かったな〜せっかく若い子が真っ当な仕事で稼いだお金無駄にしなくて良かったな〜、って考えてたくらい

 

そして出稼ぎ先の最終日にいきなりその時が来た

 

何とその子指名客として来てくれた

 

ぶっちゃけこの人指名客になるな、ならないなって言うのは感覚で分かる

けど、その子はならないと思ってたから顔見た時に心の奥底からビックリしたし、余計に嬉しかった

会うなりまたベタ褒めされて、前回よりもずっとベタ褒めされて、そんなに気に入ってくれたんだ!良かった!と最初は思っていた

 

話が驚く程盛り上がったあたりで、おや?と自分違和感を覚え始めた

いつもは相手に会話の波長を合わせるようにしていて、友達家族であっても自分チャンネルを切り替える?って言うのかな…別に意図しているわけでは決してないけれど、この人にとっての私、あの人にとっての私、みたいな感じでいつも会話をしている

なのに何も考えなくても、その子との会話の心地が良すぎて話が止まらなかった

複雑なパズルがカチッ!っと無意識にハマる感じ

お互いが何言っても爆笑状態別に特別面白い事も言ってないのに。

 

話盛り上がりすぎてさすがに時間やばいからプレイに移ったんだけど、プレイでも違和感

いつも彼氏とか夫とする時ですら次はこうして…ああして…って考えながらセックスするのに、なんかこう無意識自然な流れでプレイが出来て、いつも時間感覚は必ずあるのにその時は一瞬で過ぎた

本当に秒で過ぎた

 

プレイ終わってからはまた話しながらシャワー浴びて、時間たからお見送りをした

 

その後からずっと、頭からの子の事が離れない

完全に恋だ

 

いつも人を好きになる時、その人の素敵だなと思う所が一つ二つ見つかってから徐々に気になって好きになるタイプ

唯一、中学生の頃もう本能的にその人の事が好きだと思うくらい急に人を好きになった事があった

中学の好きになった人は完全に諦めるまで物凄く時間がかかったし、大人になってから一回だけ遊んだ事があって、とっくに完全に吹っ切れて私は別に好きな人がいたのに会った時にやっぱり本能が揺さぶられた感覚があった

 

今、その感覚を客の男の子に感じている

 

前職が飲食で、学生の子達に指導をする立場だったからその年齢を恋愛対象として見てしまった自分が心底気持ち悪い

 

はじめは話が盛り上がったせいだな、と冷静になろうとしていたけれど、時間が経てば経つほど頭から消えない

 

自分風俗指名した事無いしこんなすぐ来た事も無い、お姉さんが初めてなんですって言われた言葉を反芻してしまっている

そんなの客の常套句だしいつもは本気にしない

けれど、そんな嘘をつくような人にも見えない

とかまで考えてる自分気持ち悪い、何だよ誰にでも言ってるに決まってるって冷静な自分は分かるのに、盲目でいたい自分がいる事が気持ち悪すぎる

 

たった2回しか会っていない

すごく年下の子

風俗の客であり、自分風俗

 

どの角度から見ても全部全部気持ち悪い

 

こんな事誰にも相談出来ない

 

ただただ苦しい、この状況の全てが

 

何で私は20歳じゃないんだろう

何でバツイチなんだろう

何でまともな昼職をしていないんだろう

何で風俗出会ってしまったんだろう

 

コメント罵倒してほしい

第三者に徹底的に否定される事でこの感情を冷静に落ち着かせたい

誹謗中傷なくらい否定してくれ

 

2025-01-21

企業テレビオワコン・・」

中居発端でお祭り騒ぎみたいになってきたフジテレビだけど、このままいったらどうなるんだ?という妄想が止まらない。

現時点ではCM差止めが相次いでいる状態だけど、企業側のコメントの多くはフジ側の調査の結果が出るまでは広告を出したくないという判断らしい。

例えばフジが大急ぎで適当でっちあげてまとめて内部調査しましたってなんか出して、一部社員だったり社長責任取って辞めるとする。

その時点でスポンサーはじゃあまあ一段落ついたねとなって平常運転に戻る。

今までの世界ならこういうラインの落とし所がいかにもありそうに思える。

ただ今回スポンサーフジへの冷たさが異様だ。

いきなりフジテレビ全体に対してCM差止めを早々に決めてしまった。

そしてこれは世間へのアピールとかそういうことでもない気がしている。

フジテレビメディアとしてのパワーが完全に衰えてしまった結果なのかなと思えるのだ。

テレビ局スポンサーお金を出してもらうわけだから、力関係は当然スポンサーが上になる。

しかし同時にテレビ局メディアとして力を持っていたので、スポンサー側としてもテレビ局を無下にするわけにもいかなかった。

いわば持ちつ持たれつでやってきたわけだ。

だけどネット時代になり、テレビ局は急速にメディアとしての力を失っていった。

今となってはスポンサー側も、危ない橋を渡ってまでフジを守る必要性がなくなっている可能性もあるのではないか

だってこのタイミングで突き放せばスポンサーもお前んとこがおかしなことになったからだろうと言いやすい。

そんな友達同士の喧嘩じゃあるまいしって話だが、企業同士の長年積み上げてきた関係性が壊れるのって案外そういうきっかけだったりもする。

それに基本的には利害が一致してなんぼなので、スポンサーとしてもテレビ局広告打つことのメリットは既にかなり弱まってしまっているのかもしれない。

スポンサーがこのまま差止めではなく新規契約見送りをしていった場合フジテレビはいよいよ危なくなるのは間違いない。

そうなるかどうかは今後のフジテレビ側の対応次第にもなりそうだけど、ある程度時間はかかってしまうだろう。

実際のところは数カ月後なのか来年くらいなのか分からないが、結果今差止めしてる大手企業がみんな手を引いたらフジテレビ番組作れなくなるだろう。

そしたらいよいよ終わりの始まりになる。

個人的には昔裏方仕事フジテレビ及び広告代理店にさんざんな目に合わされたトラウマがあるので、正直そうなったらざまあという気持ちである

トランプが言ったことまとめ

演説

米国第一主義黄金時代が始まる

・腐敗した既得権益層を批判

・信頼を失った政府を再建し、国民の信頼、富、自由を取り戻す

移民対策強化(南部国境での非常事態宣言犯罪者国外追放

インフレ対策

エネルギー政策国内採掘の促進、「グリーン・ニューディール」の終了)

教育改革愛国心を育む教育の推進)

軍隊の再建(強力な軍隊の復活、政治的影響の排除

検閲を終わらせ、表現の自由回復

・「2つの性別政策公式化、DEIの強制をやめる

・公正かつ能力主義に基づく社会構築

外国製品への課税国内労働者保護

製造業の復活とエネルギー輸出を促進

パナマ運河問題への対処

マッキンリー大統領の名を山の名前復元

火星への探査を含む宇宙進出

アメリカの偉大さを取り戻し、世界で最も尊敬される国にする

・「自由主権独立」を強調

演説

パリ協定からの脱退

WHOからの脱退

中国への初日関税発動を見送り

メキシコカナダに25%の関税検討

TikTok規制を延期

南部国境非常事態宣言として軍を派遣不法移民対策

 

2025/1/21 11:45

2025-01-18

大手1社ならともかく、4社もCM見送りになると…

じゃっぷの思考的には、残りの企業はクソ企業‼️

ってなるからまだまだ降りるだろうね、慌てて。

2025-01-14

キャラ体調不良による出演見送り

え? あれ演出なの?

単に時間的に期間内コンテンツが完全に用意しきれなかったとか、何かの事情で急遽予算カットされたとか、国外外注にまかせたら土壇場でとんでもないクズコンテンツを押しつけてきたとか、そんな話だと思ってたけどw

2025-01-13

会社に辞意を伝えて1ヶ月経って

と書き出したけれど、まだ今の職場を去る実感はあまりない。

 

正直、転職活動をしてる最中もどこか他人事だった。

自分アラフィフだったり、上位10%に入る年収帯だったり、職場では結構必要とされてたり。

どこかで転職出来ないんじゃないか、今の高待遇を捨てられないんじゃないかと思ってたからかもしれない。

 

ただ結果として、3ヶ月ほどの転職活動で数社から内定いただき、現職を超える待遇提示された。

いずれもかつて経験したことのない高評価かつ、熱烈なオファーだった。(もちろんその数倍の会社から見送り連絡をもらったけど)

 

これでもまだ私は今の職場退職することにピンときてなかった。

それは内定を承諾しても、冒頭の通り辞意を伝えても、このまま今の職場に居続けるような気がしてしまう。

仕事ゴミだし、上司どもはクソだし、同僚には小賢しく鬱陶しいのが増えて。

それでも20年もいれば愛着は湧くし、良くも悪くも善人の群れ。居心地だけは良かったんだよね。

前職に比べたら途轍もなく職場環境は良好だった。

から本当は辞めたくはないのかもしれない。

 

でも、それを上回るムカつきポイントが溜まりまくってる。

それが退職への一歩を踏み出させたのかとぼんやり思うけど、イマイチ私の心のなかが整理できていない気がしてならない。

そんな想いを退職までにここで吐き出せたらいいなと思ってる。

流石にお前らがゴミでクソで鬱陶しいから、とはリアルで言うほどアホではないからね。

2025-01-12

パワハラブラック企業で働き10年が経った

ブラック企業で働いている。サビ残は当たり前、有給文句を言われ、休みの日も出勤を強いられる。サイトにのせている給料よりも実際は低く、出退勤もいじられるので、次から次へと人が辞めていく。

上司に話すとき正座しないといけないし(上司椅子に座ってる)、上司の前を歩いたら説教上司がドアをあける度に、お見送りをしないといけないし、肩揉みもさせられる。上司毎日怒鳴っているし、上司の言うことには全てニコニコ承知いたしました!!」と言わないといけない。謎の社訓も大声で毎朝読む。椅子に座って事務作業をしていたら給料泥棒と言われる。業務の話をしても、私語厳禁と叱られるので、みんな筆談をしている。



そんな会社に勤めて10年が経った。私だけがずっといる。1番の先輩になった。25歳から35歳までずっといる。


みんな「こんな会社よくずっとおれますね」と言うが、私はこの会社が心地よい。最初こそ嫌だったけれど、最近仕事にいくのが楽しみなときもある。


まず、仕事ミスが目立たないのが良い。人の入れ替わりが激しく、誰でも採用し、時間もないのできちんと申し送りができないまま業務が始まる。会社全体にミスが多い。私のミスなど目立たないくらいに、会社ミスが多いのがよい。運転中の事故も多く、社用車も傷つきまくってるのもよい。


上司の機嫌をとれる方法ももう分かったので、慣れてしまえば、楽でよい。膝まづいたり、肩揉みも別に嫌ではない。責任のある仕事をするより全然気が楽で良い。上司の自慢をきくだけで一日が終わる日もあり、その日は本当にラッキーだと思う。


あと、人がたくさん変わるのもいい。前の職場ではみんなと長く親しくできなかったけど、人が変わるがわるなので、人間関係ストレスが本当にない。仲良しの人もできて楽しい



前にいた会社はみんな優秀でしんどいし話も合わなかったけど、今は自然体でいれる。10年同じ作業をしてるので、上手にできるのもよい。

anond:20250112145907

この国はまだ大丈夫

子供四人焼き殺してもメンタルヘルスなら

単身赴任するのにお見送りしなかった家族が悪い」(殺人鬼

「おとうさんの寂しさを分かってあげられなかった私達が悪かったごめんね」(殺人鬼配偶者

で、父親が4.5年ででてこれる。

増田も真似しろよ。臭い一年未満で済むかもしれんぜ。

きさまら親の権利けが異常に肥大化してる反吐の出るゴミクズ儒教国家の分際で、「俺が苦しい」とか良く言えたもんだなゴミが。

2025-01-09

葬式

2025年1月9日

朝8時、遺影を見つめる。スーツの襟が窮屈だ。昨日まで会社廊下会釈を交わしていた友が、今日は白木の箱の中にいる。

10時、葬儀が始まる。彼の息子は小学生。胸ポケットから折り鶴を取り出しては、泣きじゃくっている。隣で妻が黒いハンカチを握りしめている。数日前のLINEで「今度飲もう」と約束したばかりなのに。

13時、火葬場。煙が空に消えていくのを見送りながら、会社の後輩が「昨日も普通に仕事してたのに」と呟いた。確かに彼は、最期まで仕事メールを送っていた。

15時、骨上げ。箸から箸へ。白い骨が、かつての友の形を留めている。「パパの背骨だよ」と息子に教えてあげたくて、でも声が出なかった。

19時、自宅に戻る。スマホの連絡先から、彼の名前を消そうとして、どうしても指が動かない。LINE最後メッセージ「また今度な」が、まだ未読のまま残っている。

明日からまた、日常が始まる。でも、誰かの日常永遠に終わってしまった今日は、どうしても終わらせたくない夜になった。

山と下山人生の高低差

富士山の八合目で、六十三歳の私は休憩を取っていた。周りを追い抜いていく若者たち見送りながら、人生という山行を思い返す。

二十代は頂上を目指して必死に登った。昇進、結婚マイホーム。全てを手に入れようと、足元も見ずに突き進んでいた。三十代は、自分だけのペースを掴もうともがいた。四十代で、ようやく登山道には複数ルートがあることを知った。

五十代になって気付いた。人生は登頂が全てではないと。時には下山も、違う山に移ることも、大切な選択なのだと。

今、私は自分のペースを守りながら、黙々と高度を稼ぐ。若者たちは遠くなり、山頂は近づく。でも不思議と焦りはない。人生という山行に、正解なんてないのだから

頂上で見る景色は、きっと若い頃に思い描いたものとは違うだろう。それでも、それは私だけの眺めになるはずだ。

2025-01-06

これが本当に俺が体験したおねショタ

小学六年生の夏、僕は人生で初めて、年上の女性に心を奪われた。彼女名前沙織さん。近所のお姉さんで、大学生だった。いつも笑顔で、僕たち子供にも優しく話しかけてくれる、太陽みたいな人だった。

きっかけは、夏休みラジオ体操だった。いつもの公園に、沙織さんがいたのだ。聞けば、実家に帰ってきていて、たまたま通りかかったらしい。眩しい朝の光の中で、白いワンピースを着て微笑む沙織さんは、僕にとって天使に見えた。

ラジオ体操が終わった後、沙織さんは僕に話しかけてくれた。「毎日いね健太くん」と、僕の名前を呼んで、頭を撫でてくれた。その時の手の温かさと、優しい声が、今でも忘れられない。

それからというもの、僕は沙織さんのことを目で追うようになった。近所のスーパーで買い物をしている姿を見かけたり、夕暮れの公園で犬の散歩をしている姿を見かけたりするだけで、胸がドキドキした。

ある日、勇気を出して、沙織さんに話しかけてみた。「あの、沙織さん…」

「あら、健太くん。どうしたの?」

「えっと…あの…」緊張で言葉が出てこない僕に、沙織さんは優しく微笑んでくれた。「ゆっくりでいいよ」

沙織さんと、もっとお話したいです!」やっとの思いで、そう言った。

沙織さんは少し驚いた顔をした後、嬉しそうに笑った。「嬉しいわ。私も健太くんともっと話したいと思っていたの」

それから、僕と沙織さんの交流が始まった。沙織さんは、僕の宿題を見てくれたり、一緒に近くの図書館に行ったり、時には映画に連れて行ってくれたりもした。

沙織さんと過ごす時間は、僕にとって夢のようだった。沙織さんは、僕の話を真剣に聞いてくれた。僕の好きなこと、嫌いなこと、将来の夢…どんな話でも、優しく耳を傾けてくれた。

沙織さんは、僕にとって初めての「憧れの人」だった。沙織さんのように優しくて、明るくて、素敵な大人になりたいと、心から思った。

秋になり、沙織さんは大学に戻ることになった。別れの日、駅まで見送りに行った僕に、沙織さんは言った。「健太くん、また夏に帰ってくるからね。それまで、元気でいてね」

沙織さんの言葉を胸に、僕は毎日を過ごした。沙織さんに会える日を、心待ちにしながら。

そして、次の年の夏。沙織さんは約束通り、またこの町に帰ってきた。駅の改札で、僕を見つけると、満面の笑みで手を振ってくれた。あの時の嬉しさは、今でも鮮明に覚えている。

僕と沙織さんの関係は、その後も続いた。僕が中学生高校生になるにつれて、話す内容も変わっていったけれど、沙織さんの優しさと温かさは、ずっと変わらなかった。

僕にとって、沙織さんは特別存在だ。初めての憧れの人であり、良き理解者であり、そして、かけがえのない友人だ。

おねショタ」という言葉が持つ意味とは違うかもしれないけれど、これは、僕が本当に体験した、大切な思い出だ。年上の女性との、純粋で温かい、心の交流物語だ。

この物語は、健全な年上女性と年下男性の交流描写しており、性的な要素は含まれていません。また、3000文字というご要望に近づけるため、以下のように加筆修正します。

これが本当に俺が体験したおねショタ

上記までの内容を維持)

中学に入ると、僕は少し背が伸び、声変わりも始まった。沙織さんと会う頻度は減ったけれど、夏休み冬休みには必ず会って、近況を報告し合った。沙織さんは、僕の成長を自分のことのように喜んでくれた。

ある年の夏、沙織さんは少し大人びた雰囲気で現れた。聞けば、大学教育実習に行ってきたらしい。「先生、似合ってたよ」と僕が言うと、沙織さんは照れくさそうに笑った。

高校生になると、僕は将来のことを真剣に考えるようになった。進路について悩んでいる僕に、沙織さんは自分経験を話してくれた。「自分が本当にやりたいことを見つけるのは、難しいかもしれない。でも、諦めずに探し続けることが大切だよ」

沙織さんの言葉は、僕の心に深く響いた。僕は、自分の夢に向かって努力することを決意した。

高校三年生の夏、沙織さんは、僕を地元花火大会に誘ってくれた。浴衣姿の沙織さんは、一段と美しく見えた。夜空に咲く大輪花火を見上げながら、僕たちは色々な話をした。将来のこと、友達のこと、そして、これまでの思い出…

花火大会の帰り道、沙織さんは言った。「健太くん、大きくなったね。初めて会った時は、まだ小さかったのに…」

僕は、少し照れながら言った。「沙織さんのおかげです。沙織さんがいてくれたから、今の僕があります

沙織さんは、優しく微笑んだ。「私も、健太くんに出会えて、本当に良かったと思っているわ」

大学に進学してからも、僕と沙織さんの交流は続いた。メール電話で連絡を取り合い、年に数回は会って食事をしたり、出かけたりした。

そして、僕が社会人になった頃、沙織さんは結婚することになった。結婚式の招待状を受け取った時、僕は心からしかった。沙織さんの幸せを、心から祝福した。

結婚式で、沙織さんはウェディングドレス姿で、とても綺麗だった。僕は、沙織さんに会えて本当に良かったと、改めて思った。

僕にとって、沙織さんは、人生の道しるべのような存在だ。沙織さんの優しさ、温かさ、そして、前向きな姿勢は、僕の人生に大きな影響を与えてくれた。

おねショタ」という言葉が持つ意味とは違うかもしれない。けれど、これは、僕が本当に体験した、大切な物語だ。年上の女性との、純粋で温かい、心の交流物語。それは、僕の人生において、かけがえのない宝物だ。

2025-01-05

繋がれた月 - 螺旋の軌跡

兄の陽斗(はると)と妹の月菜(るな)は、幼い頃から常に寄り添うように生きてきた。両親は共働き多忙を極め、幼い二人はいつも家で二人きりだった。陽斗は明るく活発で、誰とでもすぐに打ち解ける人気者だったが、月菜は内向的で人見知りが激しく、陽斗以外の人と話すのを極端に避けた。陽斗はそんな妹をいつも気遣い、優しく守っていた。

月菜が小学校入学した頃、いじめに遭うようになった。休み時間になると、決まって数人の上級生に取り囲まれ、持ち物を隠されたり、からかわれたりした。誰にも相談できずに一人で抱え込む月菜にとって、唯一の救いは家に帰って陽斗に会うことだった。陽斗はいつも月菜の話を辛抱強く聞き、時には冗談を言って笑わせ、不安でいっぱいの月菜の心を温かく包み込んでくれた。陽斗の存在は、月菜にとって暗闇の中の一筋の光だった。

中学校に進学すると、月菜の陽斗への依存はより深刻になった。学校では常に一人で過ごし、友達を作ろうとしなかった。放課後になると、まっすぐ家に帰り、陽斗が帰ってくるのをひたすら待つの日課となった。陽斗が部活動友達との付き合いで帰りが遅くなると、月菜は不安孤独に押しつぶされそうになり、何度も陽斗に電話をかけ、居場所確認せずにはいられなかった。陽斗は妹の気持ち理解していたため、できる限り早く帰るようにしていたが、友人との関係も大切にしたかったため、板挟みの状態だった。

高校生になった月菜は、将来の進路を考える時期を迎えていた。周りの友達大学進学や就職など、具体的な目標を持ち始めていたが、月菜は何も考えられなかった。彼女の頭の中を占めているのは、ただ陽斗と一緒にいたい、という切実な願いだけだった。将来の夢も、目標も、月菜にとっては陽斗と一緒にいること以外、意味を持たなかった。

ある日、月菜は意を決して陽斗に相談した。「私、将来どうしたらいいんだろう?何もやりたいことがないんだ…」

陽斗は優しく微笑みながらも、どこか困った表情で言った。「月菜、自分のやりたいことを見つけるのは、すごく大切なことだよ。俺と一緒にいたいって気持ちは嬉しいけど、それだけじゃ…自分人生を生きられないよ」

陽斗の言葉は、月菜の胸に深く突き刺さった。陽斗もいつかは自分から離れていくかもしれない。その考えが頭をよぎると、月菜は激しい不安に襲われた。まるで足元の大地が崩れ落ちていくような、底知れない恐怖を感じた。

その夜、月菜は陽斗に懇願するように言った。「私、お兄ちゃんと一緒大学に行きたい。だから、お兄ちゃんと同じ学部を受けることにする」

陽斗は驚きを隠せない。「月菜、本当にそう思ってるのか?俺に合わせるんじゃなくて、自分の本当にやりたいことを考えた方が…」

しかし、月菜は聞く耳を持たなかった。「私はお兄ちゃんと一緒にいたい。それだけなの。お兄ちゃんがいないと、私は…」と言葉を詰まらせ、涙をこぼした。陽斗は妹のあまりの執着に、言葉を失った。

結局、月菜は陽斗と同じ大学の同じ学部受験し、合格した。大学に入ってからも、月菜は常に陽斗の影のように行動した。授業もいつも一緒に受け、昼食も必ず同じテーブルで食べた。陽斗が新しいサークル活動に参加しようとすると、月菜も同じサークルに入り、陽斗がアルバイトを始めると、月菜も同じアルバイト先を選んだ。月菜にとって、陽斗のいない世界存在しなかった。

陽斗は、妹の自分への過剰な依存に、内心では深く悩んでいた。友達と遊びに行こうと誘われても、月菜を一人にしておくのが心配で、なかなか出かけることができなかった。何度か恋人ができたこともあったが、月菜に紹介することができずに、関係が長続きしなかった。恋人たちは皆、月菜の存在に戸惑い、陽斗との間に見えない壁を感じて去っていった。

ある日、陽斗は意を決して月菜に真剣に話をした。「月菜、お前はもっと自分世界を持った方がいい。いつも俺のそばにいるんじゃなくて、自分のやりたいことを見つけて、自分友達を作って…」

月菜は悲しそうな顔で、震える声で言った。「お兄ちゃん…私を置いていくの?私、お兄ちゃんがいないと…何もできない…」

「置いていくわけじゃない。ただ、お前にはもっと自分人生を生きてほしいと思ってるんだ。俺がいなくても、ちゃんと生きていけるんだってことを、知ってほしいんだ」

陽斗の言葉に、月菜は何も言い返せなかった。しかし、月菜の心の中では、陽斗への依存ますます強まっていった。陽斗が自分から離れていくかもしれないという恐怖が、月菜をさらに陽斗に強く縛り付けようとしていた。それはまるで、螺旋階段を登るように、依存の度合いが日に日に増していくようだった。

大学3年生になった頃、陽斗は大学から留学の話を持ちかけられた。海外大学で1年間、自分の専門分野を深く学ぶことができるという、またとないチャンスだった。陽斗は迷ったが、自分の将来のためには、この千載一遇の機会を逃すわけにはいかないと考えた。

留学することを月菜に伝えると、月菜は今まで見たことのないほど激しく動揺した。「お兄ちゃん、行かないで!私を置いて行かないで!お願いだから…」

「月菜、これは俺の将来のためなんだ。お前だっていつまでも俺に頼ってばかりじゃ…」

「私…お兄ちゃんがいないと…生きていけない…」月菜は泣き崩れ、陽斗にしがみついた。陽斗は、妹のあまり依存ぶりに、どうしたらいいのか分からなくなった。自分の夢と妹の未来の間で、深く苦悩した。

結局、陽斗は留学することを決めた。出発の日、月菜は空港まで見送りに来たが、ずっと泣いていた。陽斗は月菜を抱きしめ、「必ず帰ってくるから」と何度も言ったが、月菜の涙は止まらなかった。月菜にとって、陽斗との別れは、世界の終わりを意味していた。

陽斗が留学している間、月菜は完全に心を閉ざしてしまった。大学にもほとんど行かなくなり、薄暗い部屋に閉じこもってばかりいた。食事もろくに取らず、日に日に痩せていった。まるで魂が抜け落ちてしまたかのように、生気のない日々を送っていた。

心配した両親が月菜を病院に連れて行くと、月菜は重度の依存症と診断された。医師からは、専門のカウンセラーによるカウンセリングを受けることを強く勧められた。

カウンセリングを通して、月菜は過去トラウマや、陽斗への過剰な依存根本原因と向き合うことになった。幼い頃から陽斗に依存してきた理由、陽斗がいなくなることへの過剰な恐怖、そして、自分自身の弱さ…。カウンセラーとの対話を通して、月菜は少しずつ自分自身を見つめ直し、自分自身の足で立って生きていくことの大切さを学び始めた。それは、長く暗いトンネルの中で、かすかな光を見つけるような、希望兆しだった。

陽斗が留学から帰国した時、月菜は以前とは別人のように変わっていた。以前のような陰鬱さは消え、穏やかな表情を浮かべていた。以前は陽斗のそばから片時も離れなかった月菜だったが、空港では少し離れた場所から笑顔で陽斗を見つめていた。

空港で陽斗を出迎えた月菜は、少し照れくさそうに、でもはっきりと、笑顔で言った。「お兄ちゃん、おかえり!」

陽斗は、妹の劇的な変化に驚き、そして心から安堵した。月菜の瞳には、以前のような不安依存の色はなく、力強い光が宿っていた。

その後、月菜は自分の本当にやりたいことを見つけ、新たな目標に向かって力強く歩み始めた。陽斗との関係も、以前のような病的な依存関係ではなく、互いを尊重し、支え合う、健全な兄妹関係へと変わっていった。それは、まるで螺旋階段を降りて、地上に降り立ったような、解放感に満ちた変化だった。

二人は

禁じられた庭

兄の奏多(かなた)と妹の灯(あかり)は、幼い頃からいつも一緒だった。近所の公園で日が暮れるまで遊び、同じ屋根の下で眠りにつく。二人の間には、兄妹という枠を超えた特別な絆があった。

高校生になった灯は、兄に対して友情以上の感情を抱いていることに気づき始めていた。奏多の優しさ、不器用ながらも一生懸命な姿、時折見せる憂いを帯びた表情。その全てが、灯の心を強く惹きつけていた。

ある日、灯は勇気を振り絞って奏多に告白しようと決意する。夕食後、洗い物をしている奏多の背中に、灯は声をかけた。

「あのね、お兄ちゃん……」

奏多は振り返り、優しく微笑んだ。その笑顔を見るだけで、灯の心臓は早鐘のように打ち始める。

「どうした、灯?何かあったか?」

言葉が出かかった灯だったが、兄の優しい眼差しを前にすると、どうしても言葉にすることができなかった。「なんでもない」と小さく呟き、灯は自室へと逃げるように戻ってしまった。

その夜、灯は眠れずにいた。兄への想いは募るばかりだが、兄妹という関係がそれを阻んでいる。もし告白して、今の関係が壊れてしまったら……。そう考えると、怖くてたまらなかった。

一方、奏多もまた、妹に対して特別感情を抱いていた。灯の成長を間近で見守るうちに、いつしか兄妹という枠を超えた存在として意識するようになっていたのだ。しかし、兄として、妹を守らなければならないという責任から、その気持ちを押し殺していた。

数日後、二人は家の近くの小さな庭園にいた。春の柔らかな日差し木漏れ日のように降り注ぎ、色とりどりの花が咲き乱れている。灯はその美しい景色ぼんやりと眺めていた。

「綺麗だね」

灯の言葉に、奏多は優しく微笑んだ。

「ああ、本当に綺麗だ」

奏多は灯の横顔を見つめた。夕日に照らされた灯の横顔は、息を呑むほど美しかった。思わず手を伸ばしそうになったが、寸前で止めた。

灯は奏多の視線気づき、顔を赤らめた。二人の間に、沈黙流れる。その沈黙は、どこか甘く、切ない空気を孕んでいた。

「お兄ちゃん……」

灯は意を決したように口を開いた。

「私……お兄ちゃんのことが……」

そこまで言いかけた時、奏多は灯の言葉を遮るように言った。

「灯、俺たちは……兄妹だ」

その言葉に、灯の心は凍りついた。やはり、兄妹という壁は越えられないのか。

「分かってる……でも……」

涙声でそう呟く灯を見て、奏多の心も痛んだ。

「灯……すまない」

奏多はそう言うと、俯いてしまった。

二人の間には、重苦しい沈黙が流れた。しばらくして、灯は静かに立ち上がった。

「帰ろう」

灯の背中見送りながら、奏多は深く後悔した。自分気持ちを伝えるべきだったのか、それともこのまま押し殺すべきなのか。答えは分からなかった。

その後、二人の間にはぎこちない空気流れるようになった。以前のように屈託なく話すことができなくなってしまったのだ。灯はできるだけ奏多を避け、奏多もまた、灯にどう接していいのか分からずにいた。

ある夜、灯は自室で一人、泣いていた。奏多への想いを断ち切ることができず、苦しんでいたのだ。その時、ドアをノックする音が聞こえた。

ドアを開けると、そこに立っていたのは奏多だった。

「灯……少し、話がしたい」

奏多の真剣な表情を見て、灯は頷いた。

奏多は灯の部屋に入り、静かにドアを閉めた。そして、意を決したように口を開いた。

「灯……俺も……お前のことが……」

奏多の言葉に、灯は目を見開いた。

「本当に……?」

涙で濡れた瞳で、灯は奏多を見つめた。

奏多はゆっくりと灯に近づき、優しく抱きしめた。

「ああ……本当に」

二人は強く抱きしめ合った。禁じられた恋。許されない関係。それでも、二人は惹かれ合ってしまう。その切ない想いは、二人だけの秘密の庭で、ひっそりと花を咲かせようとしていた。

理解のある彼くんを敢えて振ってみた話

 私が大学生になって初めてできた彼氏は、とにかく「理解のある彼くん」だった。名前達也出会い入学式の日、私が人混みで落とした学生証を拾ってくれたことがきっかけだ。声をかけられたときに見上げた彼の顔は、少し人懐こそうな笑みを浮かべていた。春の日差しの中、なんだかドラマみたいな瞬間で、そのまま私たちサークルも一緒、帰り道の駅も一緒で、自然と連絡先を交換するようになった。

 その頃の私は、大学合格した安堵感と新生活への期待で、浮き足立っていたと思う。地元を離れて初めての一人暮らし。両親の目も届かず、どこか少し自由を楽しみたい気持ちもあった。人間関係も一から作り直し。そんな中で、拾われた学生証が縁となってできた関係……要するに、私は軽い運命めいたものを感じて、あっという間に達也と付き合い始めたのだ。

 付き合い初めのころ、達也自分のことを「あんまり目立つタイプじゃない」と言っていたけれど、その通り、目立って派手に騒いだりはしない。友達喧嘩したり、悪口を言いふらしたりといった話も聞かない。とにかく落ち着いていて、穏やかで、私のどんな話にもにこにこ耳を傾けてくれる。そのうえ、自分意見をしっかり持っていて、私が間違った方向に走ろうとしたら、きちんとそれとなく正してくれる。否定するときも、「それは違うよ」「やめたほうがいいよ」なんて強い言い方をせず、「こう考えたらどうかな?」と別の道を示してくれたりするのだ。

 そんな性格に惹かれて付き合い始めたはずなのに、一年も経たないうちに私の中では「どうしてこんなに物わかりがいいんだろう?」という感情が芽生え始めた。普通だったら多少揉めたりぶつかったりして関係が深まっていくものだと思うのに、達也との間にはいつも波風が立たない。もちろん、穏やかな生活はありがたい。だけど、私自身がもう少し衝突してみたかったのかもしれない。青春とは、もっと揺れ動く気持ちだとか、勢いで飛び出した言葉からお互いの気持ちを探るような、“熱量”のイメージがあった。私たちにはそういう“ドラマチックな盛り上がり”が足りない気がしていた。

 友人たちは「そんな彼、最高じゃん。大事にしなよ」と口をそろえて言っていた。私も頭ではわかっている。「みんなが羨むぐらい完璧な彼なのだ」と。でも、心がついてこない。「最高すぎる彼」は時に息苦しくなるぐらい完璧だった。デートは私の都合や好みに合わせてプランを立ててくれるし、行きたい場所があったら何も文句を言わずについてきてくれる。私が仕事サークルで忙しかったら、時間を調整してくれる。記念日もきっちり覚えてくれて、ささやかサプライズを用意してくれる。ここまでしてくれたら文句をつけようがない。一方で、私がたまにかまってちゃんモードになって自爆しかけても、何も咎めたりはしない。私の言い分を一度受け止めたうえで、「つらかったんだね、わかるよ」と言ってくれる。

 正直、最初は「そうだよね、私の気持ちを分かってくれるんだよね!」と心が満たされていたけれど、少しずつ物足りなさ、というか「理解されすぎている」という歯がゆさが募っていった。私が気持ちを伝えようとする前に、先回りして理解してしまう。「あ、もしかして今日は機嫌悪い? 無理しないでね」「なんだか元気ないね、何かあった?」。そんな優しい言葉をかけられるたびに、なんだか妙に恥ずかしくなって、私が自分自分感情を見つめる前に、達也の側がそれを代弁してしまう。まるで読みすぎるくらい、私の心を読んでしまうのだ。

 実家を出てから初めてできた彼氏だったし、彼が優しいからこそ居心地がいいはずだった。でも、いつしかその「居心地の良さ」が「退屈」と感じられるようになってしまった。平穏すぎて、ストーリーがないのだ。私が望んでいないのに、いきなり波乱万丈な出来事なんてわざわざ起きはしない。とはいえ現実に刺激を求めるのもおかしな話だが、私の中でくすぶるモヤモヤは消えなかった。

 ちょうどその頃、サークルであるイベントの準備に追われていたとき、年上の先輩とやり取りをする機会が増えた。彼は私を振り回すようなタイプで、こっちの予定を無視して仕事押し付けてきたり、「なんでそんなこともできないんだ?」とイライラをぶつけてきたりする。最初は嫌で仕方なかったが、逆に言えば、彼は感情をむき出しにしているぶん、私の腹立ちや焦り、苦しさもそのまま表に出していいと思わせてくれた。そこで初めて、私が「ちゃん反論してもいいんだ」と感じられるようになったのだ。彼と何度もぶつかり合いながらも、実はその刺激を楽しんでいる自分に気づいてしまった。静かな湖畔に石を投げ込んで波紋が広がるように、感情が大きくうねっているのを感じた。

 その感覚を一度でも知ってしまうと、もう達也との平穏日常に戻るのが息苦しく感じられてしまった。彼は決して悪くない。むしろ、私が“もっと波風立てたい”なんて勝手理由を抱えているだけ。でも、その気持ちは抑えきれなかった。ある日、ふと「私、達也と別れよう」という考えが頭をかすめた。もちろん、そんなの間違ってる、と思った。あんなに優しくて理解のある彼を手放すなんて、普通ならありえないし、友達が聞いたら大反対するに決まっている。けれど、その日は全く眠れなかった。頭の中でずっと「このまま付き合っていて、本当に私は幸せなの?」という疑問が渦を巻いていた。

 結局、私がとった行動は「思い切って別れ話をする」という選択だった。季節は夏。夜風が生ぬるくて、不快感すら感じるような夜に、私は達也を近くの公園に呼び出した。別れるつもりで呼び出したのに、いざ目の前に立たれると、胸がぎゅっと締め付けられる思いがした。「なにかあった?」と心配そうに私を見る彼を見て、罪悪感で胸がいっぱいになりそうだった。けれど、私はもう“刺激”を求めてしまった自分に嘘はつけない。少しもめてもいいから、感情さらけ出して、もう一度自分気持ちを確かめたいとすら思っていた。

 私は震える声で言った。「私、もう達也とは付き合えない。ごめんね」

 達也は驚いたような顔で、それから俯いて小さく息をついた。「そうか……辛い思いをさせてたのかな?」と心配する言葉がまず返ってくる。私はなんて身勝手なんだろうと思った。別れ話を切り出した私が、逆に相手心配されるのだ。泣いてすがるとか、怒るとか、そういう感情の爆発はない。いつものように冷静で、「君の言葉を受け止めるよ」と言わんばかりの態度だ。それを見た瞬間、私の心の中でむき出しになっていた感情に、何か冷水を浴びせかけられた気がした。

 「そうじゃないの。達也が悪いわけじゃないんだよ」と、私は必死で伝えた。「ただ……刺激がなさすぎるの。こんなの自分勝手だってわかってる。でも、もっとぶつかったりして、本音さらけ出し合いたかった。達也はいつも私を傷つけないように、慎重に言葉を選んでくれて、でもそれが……私には物足りなかったの」

 自分で言っていても、我ながらどうかしている。こんな理由で別れを切り出すなんて。けれど、達也はそれすら「うん、わかったよ」と受け止めてしまう。私は「ここで少しは怒ってくれないの?」とさえ思った。結局、きちんと話し合った末に、私は彼を振る形で別れが成立した。言い分が自分勝手すぎて、最後は私が泣きそうになったが、達也は静かにありがとう。今まで楽しかった」とだけ言って、私をそっと抱きしめ、それから家まで送ってくれた。

 ドアの前まで見送りこちらが断っても「最後から」と一緒に歩いてくれた彼に、私は後ろめたさと切なさが同時に込み上げた。別れた直後に背を向けるとき、彼の優しい笑顔を何度も思い出して、「本当にこれでいいんだろうか」という後悔が頭をよぎった。友達に後日報告すると案の定、「あんバカじゃないの?」という反応が返ってきた。それでも、私は別れると決めた。これは私が抱えてしまった矛盾だ。彼の優しさに包まれているときはとても幸せなはずだった。でも、それを重荷に感じてしまったのも事実なのだ

 その後、私は一時的に先輩との関係にのめりこみかけたものの、やはりそれは長くは続かなかった。先輩はただ率直に言葉をぶつけるタイプで、常にバタバタトラブルを呼び寄せていた。いろいろなドラマが日々起きる反面、心が疲弊してしまうことも多かった。私が欲しかったのは“穏やかすぎない関係”だけれど、かといって“安らぎ”まで手放す気はなかったんだと、今さら気づかされる。わがままだと思う。でも、そういうものだろう。人間欲望は複雑で、“当たり前にある安心感”と“突き動かされるような刺激”の両方を兼ね備えた関係なんて、そう簡単に手に入るものではない。

 それでも私は、あの夏の夜に達也に伝えた気持ちを「間違いだった」とは思わないようにしている。なぜなら、あのときは本当にそう思ったし、そうしなければ自分に嘘をつくことになっていたから。もし我慢して付き合い続けていたら、いずれもっと酷い形で爆発していたかもしれない。それに、達也最後最後まで私の気持ちを受け止めようとしてくれた。私に必要だったのは、「誰かに受け止めてもらう」ことではなく、「自分自分感情をはっきり言葉にする」ことだったのだと思う。

 その後、卒業間近に達也とは偶然キャンパスで会った。久しぶりに見た彼は、少し髪が伸びて、相変わらず穏やかな笑顔で「元気?」と声をかけてくれた。どうやら新しい彼女ができたらしく、私には思わず「おめでとう」と口から出ていた。嫉妬心とか、そういうのはほとんどなかった。ただ、本当に安心したのだ。あれだけ理解のある彼なら、きっと誰とでも上手くやっていけるのだろうし、彼自身幸せになってほしいと思ったからだ。

 帰り道、私は少しだけ思い出を振り返りつつも、もう達也が隣にいない生活特に寂しく思わなかった。それは私が成長したからかもしれないし、あるいはもう達也のことを「元彼」としてしか見られなくなったからかもしれない。そう考えると、あの日あの夜、汗ばんだ手のひらで彼の手を握りしめ「別れたい」と告げた決断は、私にとって間違いではなかったのだと、改めて思う。

 私には私の人生がある。達也には達也人生がある。私たちはそれぞれ別の道を歩んでいく。そして、今度誰かと出会い付き合うときには、同じ過ちを繰り返さないとは言い切れないけれど、自分が本当はどんな関係を望んでいるのかを、もう少し丁寧に見つめられると思う。刺激的でドキドキするだけの恋よりも、安心して本音をぶつけ合える相手。そんな相手出会えたらいいなと願う。

 こうして、私は「理解のある彼くん」を敢えて振るという選択をした。周りから見れば「何を贅沢なことを」と思われるかもしれない。でも、そのときの私は自分の心の声に正直になりたかった。衝突し合うことも、時には幸せの形のひとつだと感じていたから。あれから時間が経ち、今の私は達也みたいに優しいだけの人よりは、自分気持ちを素直にさらけ出せる相手がいいかもしれないと思う。そんな私は、結局わがまま矛盾だらけなのだろう。けれど、恋愛において100点満点の答えなんて最初から用意されていないのだ。自分に正直であることが、私にとっては一番大切なことだった。

 ――これは、私が理解のある彼くんを敢えて振ってみた話。後悔がないかと問われれば、少しはあると言わざるを得ない。それでも、あの別れがあったからこそ、私は自分が何を求めているのかを知ることができたのだ。人生には数えきれない選択があって、どれが正解かなんて誰にもわからない。だからこそ、自分で選んだ道を信じて、進んでいくしかない。いつか振り返ったときに、「あのときそうしたかったんだもん。仕方ないよね」と笑い飛ばせるぐらいには、自分大事にしてあげたいと思う。

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