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2026-05-11

きびだんご福利厚生に含まれます

からまれた男は、いまや株式会社オニシマソリューションズの鬼退治プロジェクト推進室長通称桃太郎であった。

昔は「日本一きびだんご」で人心を掌握できたが、現代はそうもいかない。

業務委託契約書にサインをお願いします」

桃太郎は、犬・猿・キジの三名を会議室「きび」に呼び出した。

犬は正社員だった。首から社員証を下げ、名刺入れを持ち、社用PCには会社指定セキュリティシールが貼られている。福利厚生歯石除去まで出るらしい。

猿とキジ派遣社員だった。

猿の社員証には大きく「派遣」と書かれ、キジに至っては首にかけるタイプではなく、クリップ式で羽に挟むと微妙に痛い仕様だった。

桃太郎は咳払いをした。

「今回の鬼退治案件ですが、犬さんには現場リーダーをお願いします。猿さん、キジさんは犬さんの指示を受けて動いてください」

犬がうなずいた。

承知しました。ではまず、猿さんは鬼ヶ島入口監視キジさんは上空からの偵察をお願いします。あと、日報17時までに共有フォルダへ」

猿が手を挙げた。

「共有フォルダアクセス権ないんですけど」

「ああ」

犬は少し困った顔をした。

派遣の方はセキュリティ上、社内フォルダに入れないので、日報は僕に口頭でお願いします。僕がそれを転記します」

「じゃあ僕が書いたこと、犬さんの成果になるんですか?」

制度上はそうなります

キジが小さく鳴いた。

「キッ……」

それは鳥語で「社会の闇」という意味だった。

出発前、桃太郎は人数分のきびだんごを配った。

犬には箱入りの高級きびだんご黒蜜きなこ味、個包装、社名ロゴ入り。

猿とキジには透明な袋に入った業務きびだんごが一個ずつ。

猿がそれを見比べた。

桃太郎さん、これ、犬さんのだけ箱が違いません?」

桃太郎笑顔で言った。

「犬さんは正社員なので、退職金前払い相当分のきびだんごポイント付与されています

きびだんごポイント

「猿さんとキジさんは派遣元さんの規定に従ってください」

派遣元はバナナ現物支給です」

「うちは関知できません」

キジがまた鳴いた。

「キッ……」

今度は「言い方が人事」という意味だった。

道中、犬はリーダーらしく的確に指示を出した。

「猿さん、そこの枝に登って敵情確認を。キジさん、低空飛行で周辺警戒をお願いします」

了解です」

「あと、作業中にケガをした場合、犬さんは労災申請フローA、猿さんとキジさんは派遣元経由でフローBです」

猿が枝から落ちかけた。

「いまそれ言う?」

大事ことなので」

キジは空を飛びながら尋ねた。

「休憩は?」

犬は手帳を開いた。

「犬は11時半から時間。猿さんとキジさんは業務委託ではないですが、就業場所が屋外なので、派遣契約書上は“適宜”となっています

「適宜って、誰が決めるんですか」

現場判断です」

現場って誰ですか」

犬は胸を張った。

「私です」

猿は枝の上で遠い目をした。

「じゃあ最初から“犬判断”って書けよ」

昼になり、桃太郎たちは浜辺で休憩した。

そこには会社支給ウォーターサーバーが置いてあった。冷水と温水が出る、最新型である

犬が紙コップを取った。

「あ、猿さん、キジさん」

はい?」

申し訳ないんですが、こちらのウォーターサーバー正社員福利厚生設備なので、派遣の方は使用をお控えください」

猿は波の音を聞いた。

海水飲めってことですか?」

「いや、そういう意味ではなく」

「じゃあ何を飲めと」

犬は気まずそうにリュックを探った。

派遣の方向けに、常温の水道水があります

キジが羽でペットボトルを受け取った。

「これ、ラベルに“来客用”って書いてありますけど」

派遣の方は、契約上、来客に準ずる扱いです」

毎日来てる来客って何?」

桃太郎は黙ってきびだんごを食べていた。なぜなら桃太郎上長だが、こういう話になると急に「制度問題から」と言って遠くを見るタイプ上長だった。

猿がぼそっと言った。

「鬼より先に倒すべきもの、見えてきたな」

鬼ヶ島に着くと、門番の鬼が出てきた。

「何者だ!」

犬は一歩前に出た。

株式会社オニシマソリューションズとの契約不履行および近隣村落へのコンプライアンス違反について、是正勧告に参りました」

鬼はひるんだ。

「なんだその怖い言葉は」

猿は横から飛びかかり、鬼の金棒を奪った。キジは上空から鬼の目をつついた。犬は後方で叫んだ。

「猿さん、ナイスです! ただし金棒の持ち帰りは備品管理規程に抵触します!」

戦闘中に規程読むな!」

キジが鬼の頭上を旋回した。

「キッ、キッ!」

それは鳥語で「現場を見ろ」という意味だった。

三匹の活躍により、鬼たちはあっという間に降参した。

桃太郎は宝を回収し、満足げに言った。

「皆さんのおかげです。特に犬さん、リーダーシップが光りましたね」

猿が眉をひそめた。

「いや、最前線で殴ったの僕ですけど」

キジも羽を広げた。

「偵察と目つぶし、私ですけど」

犬は申し訳なさそうに尻尾を下げた。

「でも評価シート上、派遣の方は桃太郎さんの直接評価対象外なので……」

「知ってた」

帰り道、猿とキジは黙っていた。

桃太郎はさすがに空気を読んだ。

「今回の件を受けて、社内制度見直し検討します」

猿が言った。

検討って便利な言葉ですよね。鬼の金棒より重い」

キジが言った。

「キッ」

これは鳥語で「検討はだいたいやらない」という意味だった。

村に戻ると、桃太郎は全社向けに発表した。

「鬼退治プロジェクトは無事成功しました。今後は雇用形態を問わず、同じ現場で戦う仲間として尊重する文化を醸成していきます

犬が拍手した。

猿とキジも、少しだけ拍手した。

その翌週、社内のウォーターサーバーには新しい貼り紙がされた。

“どなたでもご利用いただけます

猿はそれを見て、少し笑った。

「お、進歩じゃん」

キジも嬉しそうに水を飲もうとした。

するとその下に、小さな文字があった。

“ただし紙コップは正社員用です”

猿は静かに桃太郎を見た。

キジは静かに翼を鳴らした。

犬は静かに目をそらした。

そして桃太郎は、誰よりも静かに、新しいプロジェクト名を考えていた。

「第二次鬼退治プロジェクト――対象社内規程

犬が言った。

桃太郎室長、それは稟議通りますかね」

桃太郎は腰の刀を抜いた。

「通すんだよ」

猿とキジは顔を見合わせた。

それから三匹は、今度は同じウォーターサーバーの水を飲んだ。

紙コップはなかったので、手と羽と舌で。

それでも水は、まあまあうまかった。

2026-05-10

敵ばかり作る腐女子問題についての論考

第1章 実在性的少数者に対する性的対象化・搾取

1-1. 問題所在

BLボーイズラブ文化は、男性同士の恋愛性愛を描くフィクションを中心に発展してきた。しかし、その消費構造実在ゲイバイセクシュアル男性を素材として搾取しているのではないかという批判は、当事者コミュニティから繰り返し提起されてきた。

具体的には以下の論点がある。

1-2. 擁護論とその限界

これらの主張には一定妥当性がある。しかし、「フィクションから無関係」という論理は、RPS実在コミュニティへの侵入行為には適用できない。また、「理解入口になった」という功利正当化は、当事者が現に被る不快搾取を帳消しにする根拠としては不十分である

1-3. 構造的な問題

より深刻なのは、この問題が指摘されたとき腐女子コミュニティの一部が「ホモフォビアと戦ってきたのは我々だ」という自己正当化に走り、当事者批判封殺する力学が働くことであるマジョリティ異性愛女性)がマイノリティゲイ男性)の表象占有し、かつその批判に対して「我々こそ味方だ」と主張する構造は、植民地主義的な知の収奪と相似形をなしている。

第2章 未成年キャラクターR-18二次創作問題

2-1. 現状の確認

イナズマイレブン』(主要キャラクター中学生)、『忍たま乱太郎』(忍術学園の生徒は10前後の設定)など、明確に未成年と設定されたキャラクターR-18 BL二次創作は、pixiv同人誌即売会SNSなどで大量に流通している。

2-2. 法的論点の整理
論点現行法の状況
著作権侵害二次創作原著作物の翻案権同一性保持権侵害しうる。権利者が黙認しているに過ぎず、合法ではない。いわゆる「グレーゾーン」は法的に保護された領域ではなく、権利者の好意依存した状態である
児童ポルノ該当性 日本の「児童買春・児童ポルノ禁止法」は実在児童対象としており、創作物(絵・小説)は現行法上は児童ポルノに該当しない。ただし、国際的にはフィクション規制対象とする国がある(豪州カナダ等)。
わいせつ物該当性 刑法175条のわいせつ頒布罪の適用可能性は理論上残るが、同人誌に対する摘発例はほぼない。
2-3. 法的問題を超えた倫理的問題

法律上違法ではない」としても、10歳や13歳に設定されたキャラクターの性行為を詳細に描写し、それを大量に流通させる行為倫理的問題ないと言えるかは別の問いである。

腐女子コミュニティ内では「キャラクターは絵であり実在しない」「被害者がいない」という論理正当化されることが多いが、この論理男性向けの「ロリコンもの」に対しても同様に適用されなければ一貫しない。にもかかわらず、後述するように、男性向けの未成年キャラクター性的表現には激しく反対しつつ、自陣営の同種の表現には寛容であるというダブルスタンダードが指摘されている。

2-4. 権利者の対応と「グレーゾーン」の脆弱性

一部の権利者はガイドライン性的二次創作を明示的に禁止している。しかし多くの場合個別対応コスト炎上リスクを恐れて黙認しているに過ぎない。この黙認を「許可」と読み替える文化的慣習は、権利者に本来不要負担を強いている。

第3章 Woke言説の武器化と表現規制の輸入

3-1. 概要

近年、英語圏社会正義運動(いわゆる「Woke」)の言説——特にジェンダー論、ポストコロニアル批評インターセクショナリティなど——が、日本SNS上で選択的に翻訳引用され、特定表現攻撃するための武器として使用される事例が増加している。

3-2. 具体的なパターン
3-3. 問題本質

Woke言説そのもの問題なのではない。ジェンダー論やポストコロニアル批評学術的に重要知的伝統である問題は、それらの理論本来持つ複雑さや内部批判を捨象し、自陣営に都合の良い部分だけを切り出して「正義棍棒」として使用する態度にある。

これは理論の誠実な適用ではなく、権威の借用による言論封殺である。そして、この手法が最も頻繁に向かう先が、男性向けのオタクコンテンツである

第4章 腐女子コミュニティ内部の暴力

4-1. 「毒マロ文化実態

マシュマロ」「Peing」などの匿名メッセージサービスを利用した攻撃メッセージ通称「毒マロ」)は、腐女子コミュニティにおいて深刻な問題となっている。内容は以下のようなものである

4-2. 筆折り

マロ晒しSNS上で特定の作者・作品を名指しで批判すること)の結果、創作者がアカウントを削除し作品を非公開にする「筆折り」は日常的に発生している。これはコミュニティ内部の表現弾圧に他ならない。

特に注目すべきは、加害者もまた女性であり、被害者もまた女性であるという点である。「女性女性を潰す」構造は、フェミニズムの言説では説明しにくいため、しばしば不可視化される。

4-3. 「学級会」と同調圧力

腐女子コミュニティでは、特定の行動規範(「検索避け」「鍵垢での運用」「R-18はワンクッション」等)について定期的に激しい議論が発生し、「学級会」と呼ばれる。これ自体コミュニティ自治として機能しうるが、しばしば規範押し付けと逸脱者への制裁に変質する。

第5章 女性向け異性愛コンテンツへの蔑視攻撃

5-1. 構造的な序列意識

腐女子コミュニティの一部には、以下のような暗黙の序列意識存在するとの指摘がある。

この序列は、「BLは高尚なフィクションだが、夢小説や男女の恋愛自己投影低俗」という偏見に基づく。

5-2. 攻撃の具体例
5-3. 矛盾構造

ここに深刻な矛盾がある。腐女子コミュニティの一部は、自らの表現社会から偏見を受けてきた歴史を語りつつ、同じ女性向け創作コミュニティ内で別のジャンル蔑視攻撃している。被抑圧者が別の被抑圧者を踏みつける構造であり、「連帯」の理念とは正反対実態である

第6章 男性向け表現への攻撃と発売停止・キャンセル運動

6-1. 事例の蓄積

近年、以下のような事例が繰り返し報告されている。

6-2. 「お気持ち」の制度

これらの運動共通するのは、主観的不快感(「お気持ち」)を客観的権利侵害であるかのように主張する論法である。「私が不快に思う」→「それは社会的に有害である」→「規制されるべきだ」という三段跳びは、法的な権利論としては成立しない。

しかし、SNS上の炎上企業にとって実害をもたらすため、法的根拠がなくとも事実上の表現制限として機能している。これは私的検閲(private censorship)の問題である

6-3. ダブルスタンダード極致

最も深刻な問題は、男性向けの性的表現攻撃する主体が、自らは第2章で述べたような未成年キャラクターR-18 BLを消費している場合があるという点である

このダブルスタンダードは以下のように正当化される。

いずれも知的に誠実な議論とは言い難い。

anond:20260510190439に続く

anond:20260510160642

科学捜査重要なのはその通りだし、DNA鑑定監視カメラ解析で救われてる事件も多い。

でも「科学捜査があるから供述不要」はかなり現実離れしてる。

科学捜査って、

存在する証拠しか拾えないんだよ。

そもそも凶器が見つからない、遺体が見つからない、共犯構造が分からない、証拠隠滅されてる事件なんて普通にある。

そういう時に、

「どこに捨てた」

「誰が関わった」

「何があった」

を辿る入口になるのが供述

あと、科学捜査って万能でもない。

監視カメラが無い場所もあるし、DNAが残らない事件もあるし、鑑定結果だけでは犯意や役割分担まで確定できないケースも多い。

から世界中どこの国でも、

21世紀の今でも普通に取調べはやってる。

問題なのは供述を使うこと」じゃなく、

違法誘導威圧自白偏重に寄りすぎること。

そこを、

供述を得ようとする行為のもの時代遅れ

まで飛ばすと、

逆に現実捜査をかなり知らない議論になると思う。

2026-05-09

QRコード悪用

近所のコインランドリー乾燥機は、コイン入口の横にQRコードが貼られている。

電子ペーパーなどではなく、ただのシールなのでコードは固定だ。

このQRコードスマホで読み取ることで、アプリから支払いと乾燥機の稼働ができる。

このQRコードをあらかじめ撮影して印刷しておく。

そして誰かが乾燥機を使い始めたら(アプリで稼働状況が確認できる)その乾燥機に追加で支払いをすることで、他人洗濯物を永久乾燥させることができる。

乾燥機は一度稼働したら支払った分の乾燥時間が終わるまでドアがロックされるので、途中で開けることは不可能だ。

なお10分で100円かかるし、支払い履歴から足がつくので、こんないたずらはたぶん誰もやらない。

俺もやらない。

2026-05-08

共働きで子なしは結婚しない方がいい

ぶっちゃけさ、結婚って本来子育てっていうクソ重いプロジェクト二人三脚で回すための制度」なんだよ。それが大前提

なのに最近共働きで子なしのDINKs夫婦が「私たちは対等で自立した関係〜♡」みたいな顔してXで自慢してくるけど、お前らがやってるそれ、ただの「同居」だからな?

婚姻届出す意味、本当にある?

冷静に考えてみ。

共働き、財布別、家事分担、子供なし、休日はそれぞれ趣味

それ、結婚? ただの恋人同士が一緒に住んでるだけだろ。わざわざ法律で縛る必要ある?

しかも子なしDINKsって、結婚制度恩恵だけはちゃっかり受けてるんだよな。配偶者控除扶養ペアローン、相続税優遇社会的信用の底上げ。要するに「二人で生きると得だから籍だけ入れとくか」ってやつ。

子育てしてる夫婦寝不足会社行って、保育園探して、PTA出て、塾代稼いで、その上で同じ控除を受けてる。

DINKsは同じ控除を、犬の写真をインスタに上げながら受けてる。

不公平すぎねえ?

私たち結婚という形で愛を確認たかった」とか言うやつ、じゃあ式と指輪だけでよくね? それは結婚式であって結婚じゃない。事実婚で十分なんだよ事実婚で。

で、こういうこと言うと「子供を望んだけど授かれなかった夫婦もいる」「不妊治療中の人を傷つける」って絶対反論してくるやつ出てくるけど、俺が言ってんのは「最初から作る気のないDINKs」の話な。そこすり替えるな。不妊で苦しんでる夫婦は、本来結婚入口に立ってる人たちだから全然話が違う。

あと「子なし夫婦のほうが離婚率高い」ってデータあるの知ってる?

当然なんだよ。共通プロジェクトがないと、関係をつなぎ止める接着剤がないから。子供が嫌な接着剤に見えるかもしれんけど、人間関係なんて大体嫌な接着剤で続いてんだよ。仕事も親戚付き合いも町内会もそう。

別に子供持つ気ないから籍は入れない」って判断してるカップル普通に賢いと思う。ちゃん制度意味理解してる。

俺がムカつくのは、子なし前提なのに「結婚」だけして社会的優遇は全部受け取ってる連中。

お前らただの同居人から婚姻届尊重しろ子育て世代のために。

[]

11時すぎに家を出て歩いて天神ソニーストアへ

誕生日プレゼントをもらう

なんかしょぼいキーホルダー

去年からしょぼくなった

一昨年まではマグカップだったのに

去年から原価300円の携帯カトラリーかになって一気にしょぼくなって

今年は多分原価100円以下のしょっぼいキーホルダー

店頭にはクソ高いカメラとかが並んでるのにね

とんかつわかばで食おうか迷ったけど食欲そんなになかったかみずほ銀行

去年移転したらしくちょっと面倒な位置になってた

新しくできたフクオカワンビル?とかの8Fとかになってた

めっちゃ行きづらい

1Fにシャネルの店があって入口ガードマンかいてほえーってなった

地下のうどんやも引かれたけど、うどんに1000円以上はなあと思ってやめた

みずほATMで小銭まで全部残高おろして、6Fのなんとか食堂で食べようかと思って店頭看板を少しだけ眺めたけどなんか微妙でやめた

んでMINA天神ブックオフにいった

広いだけあって、また、久しぶりにいったのもあって、行きつけの店にないラインナップで楽しかった

カルト村で生まれましたの2作目と3作目をざっとななめ読みした

でも正直1作目には劣るなあ

まず文字が多すぎて読みづらいっつか読む気なくしてしま

内容自体は興味深いけど、立ち読みで読むボリュームではなかった

あと相原こーじが鬱で入院したときマンガ読んだ

リアルではあるけど面白くはなかった

すんごく冗長で、入院して入院生活をすんごくあっさり書いておわった

退院はまた別のマンガになるらしい

さすがに引き延ばしすぎよ

ヒミズ完全版だか新装版の最後らへんだけ読んだ

最後どうなってんだろうと思ったらコミックスと同じだった

あとがき担当してた人も書いてたけど、完全版というならヤンマガ版もいっしょにのせないとなあ・・・

ひゃくえむの完全版?もあった

でもこれ前もどっかで書いたけど川島誠の800とほぼ同じ感じで既視感あってつまんなかったのよな

パトレイバー新装版だか愛蔵版だか2パターンあってうげーってなった

んでトイレでうんち マンガメジャーを読みながら

それでもう15時半すぎた

そっからまんだらけまで歩いていく

外のジャンク本コーナーを見る

悪魔の味方があってちょっと心ひかれるけど5巻しかないし駿河屋とかでも安く買えるとわかったかかわな

ルドラの秘宝の箱付きが1万こえててビビったわ

駿河屋も高くなってるから昨今のアレで値段あがってんだなあ

アウトレットブルーレイDVDとかをちょっと見る

前はオカルト学院かったんだよなー

さすがにおいてなかった

WORKINGの1巻の初回盤があって迷ったけどやめた

まえ、1,2年前にかったオカルト学院アウトレットもPS5に入れて再生すらしてないか

ただジャケットのぽぷらはかわいい

画集ざっと見る

だいたいお高めだから買うつもりはなかったけど、近藤るるる画集があってちょっと迷った

もうデジタルでも紙でももってんだけど、あまりにも安かったから。LR2冊で2100円くらい。

我慢

プリキュアのとこ見る。地味に狙ってた初代のファンブック改訂版があった。

でもどうせ高いんだろうなと思ったらなんと550円。汚れありXXありとかいろいろ書かれてたけどぱっとみでは全然普通中古レベルっぽい

即確保

あとで開封して確認したけど、問題なさそう。むしろおまけのカードとかもついててラッキー。確かに少々ダメージはあるけど、普通に見る分には全然問題ない

設定資料集のページだけ国会図書館コピー依頼しようかと思ってたくらいだったから、その金額と手間考えたら全然お得だったわ

電子なら2k、紙なら中古で3kするのを550円で確保はマジでうれしい

東京中野まんだらけでも2500円くらいしてたしなー

そのあと2Fのエロゲーエロゲー画集のコーナーを見る

プレミアげーコーナーと一般コーナーをさらっと

そこまで気になるのはなかったかなー

型月が相変わらず高いねって感じ

捨ていないととホロウアタラクシアのセットが状態悪いやつで17k、いいやつで35kくらいしてた

あとカーニバルもあった

箱のダメージあるけどそれでも30kくらい

イニシャルジーの絵日記リサイクル買おうか迷ったけどやめた

河原崎家の一族2完全版がひかれたけど12kはたけーと思ってかわな

んで店でる

ブックオフ検索したら、博多六本松が出た

うーんと迷う

最終目標博多通販のやつ受け取ることだけど、

せっかくなら久しぶりに六本松にもいくかと思って向かう

途中で裏路地っぽいとこ歩いてると燕がいた

さすがに朝からなんも食ってないかちょっときつくなってくる

帰りは地下鉄にでも乗るかとこのときは考えた

でも結局歩きで帰った

六本松のぶこふは、画集コーナーと小説でか行とさ行をチェック まあ当然ないけども

ねじ式立ち読み

ルーツレポを買う

ぶこふのポイントたまってたか10円でかえた

んで桜坂方面から博多まで歩いて帰った

途中でうどんマップ1回にでたとかい手作りまるてんうどんの店があって引かれたけど我慢した

はかたぶこふで荷物受け取ってもうへとへと

やっぱり途中のドラッグストア森でバナナを買うべきだった

それにしても森はやっぱりドラッグイレブンより格段に安いな

帰りいきつけのサニー爆買いしてしまった

冷蔵庫ないのに

3500円ぶんくらい

そんで値段にして600円くらいでおなかいっぱいになってシャワー浴びて今

歩数は22k

だいたい15kmくらいか

毎日1万ぽあるくよりも食う量減らした方がいいんだよなあ

2026-05-07

anond:20260506195222

普通に気持ち悪いよなアレ

何か迷惑かけてないとか自由だとかほざいてるけど店に対する営業妨害だろ

店入ろうとして入口近くにセーラー服来たおっさんいたらうわって思って入店しないでしょ

それくらい気持ち悪い行為で店に迷惑かけてることを自覚してほしい

2026-05-05

ショッピングセンター通路で、若い女は私に近寄ってくる。

私はオッサン

休日夕方

複合商業施設スーパーへ、

ひとりで

買い物に行くことが多い。

そのスーパーに行くために

ショッピングセンターの大きな通路を歩く。

そのスーパー入口の手前には、

から通路が合流しているので

そこから人が流れてきて私の方へ向かってくる場合がある。

休日夕方の遅めの時間なので、

それほど人は多くない。

とはいえ、閑散としているわけではない。

通路から曲がってきた人が私の方へ向かって歩いてくる。

このとき家族連れ、カップル、などがどのような進路を取るか?

というのがこの文章が書きたいことである

便宜上通路を、

左・真ん中・右

の3つに分けたい。

これはどちらから見たらとかではなく、

ただ通路3分割したいだけなので、

主語が私でも

主語が対面のグループであっても

左は左と仮に区分された同一の帯域であり、

右は右と仮に区分された同一の帯域であるします。

彼らが右の通路から左折して私が歩いている通路

私に向かって歩いてくる。

まず、このとき彼らは私に気づいているか

という問題がある。

お互いにすれ違うまでに40秒ほどかかる距離があるとする。

私のほうは、彼らが視界に入った瞬間に彼らに気づく。

私はひとりだし、他のことに気を取られていることもなく歩くことに集中してるからだ。

では、彼らの方は?

おそらくは気づいていない。

それは私が地味でとるにたらないオッサンからだ。

当たり前だが、人間機能として、

彼らの視界に私は捉えらえられているはずである

私が見えている以上、彼らも見えている。

しかし、同時に言えるのは視界に入ってはいるが、

彼らの意識の中に私は捉えられていないはずである

彼らグループであり、彼らは彼ら自身世界の中に入り込んでいて周りが見えなくなっている様子だからだ。

拙い文章だが、状況を想像してもらえただろうか?

さて、そういうときに彼らは、何処を歩くのか?

かりにそのとき私が通路の右を歩いていたとする。

そこに彼らが通路を曲がって私の方向へと向かってくる。

グループはその直後、しばらくのあい通路の何処を歩くのか定まらない。

右へ行くのか左へ行くのか?それはグループ自身にもよくわかってなくて、

しばらく歩んでから定まる。

パターンとしてはまず右を歩き始めて、だんだんと左へとレーンチェンジしていったり、

あるいはその逆もあるし、

あるいはレーンチェンジが起こらずにそのまま直進してくることもある。

そして、そのしばらくの逡巡があった後にそのグループは何処を歩くのか?

これは驚くことに百パーセント確率で私が歩く通路選択するのだ。

私が右を歩いていれば右を

私が左を歩いていれば左を

私が真ん中を歩いていれば真ん中を。

……そんなことがあるわけないだろ、

私自身も思っていたのだが、

あるときから気になり始めて実際に記録を取り始めた。

そして、20回の記録を取ってみたのだが、すべて上記の結果となった。

これはどういうことなのか?

この状態で進んでいくと、必ず私と彼らは衝突することになるので回避運動を取ることになる。

彼らは、私が視界に入っているが私に気づくのは本当に衝突するまでのほんの少しの距離になってからである

彼らには、彼らの世界があって閉じているから外界に対しての注意力は低いし、ましてや私は目立たないオッサン一人である

これは実験してるわけでもないので断言できないが、

もしも私が露出度の高い10代の女子学生とかだったら、彼らはすぐに私の存在に気づくことだろう。

そのグループ構成員男性中心・女性中心であるかに関わらず、遠い距離からでもすぐさま注目を集め私の存在に気づくはずである

ただ、幸か不幸か私は地味で目立たないオッサンである

さて、ここまで読んで矛盾していることに気づいてもらえると思う。

私は、彼らの意識には入っていないはずなのに、

私が歩いている通路帯と、彼らが選択する通路帯が一致するのはおかしいだろ?と。

そここそが、私の発見大事ポイントである

まり、人は基本的に、

本能として、

人間がいれば、

近寄ろうとする動物である

ということである

私が定義した、彼ら、のことを思い起こして欲しい。

彼らはグループで彼ら自身世界の中に閉じていて外界に注意が向いていない。

私のことは視界に入っているが、意識には登っていない。

私は、そのことを証明するために、いくつか行動を起こす実験をした。

彼らがいつも通り、私が歩く通路帯を選択した。

そののちに彼らの意識に私がいないこと確認するために、

一度立ち止まり

くるっと180度回転して、

逆方向へと歩いた後に

再び180度回転して

元の方向へと歩いていく。

すると、何が起こるのか?

そのときに私が目にするのはグループが私のことを避ける方向へと進路変更するということである

とくに若い女性が混じっているグループなどではそれが顕著に起こる。

もちろん中にはそのような行動が起こらないパターンもある。

この実験10回行って7回に回避運動が認められた。

この結果をどう解釈するべきなのかは議論の別れるところだが、

私はこう考える。

それまで視界には入っていたもの意識にはなかった私という存在

私の通常とは(ただ真っ直ぐ歩く)異なる挙動をしたために彼らの意識にようやく入ることが出来たということだと。

その結果、起こることが回避運動なのである

まりは、彼らは意識的には私を回避する。

そして、重要なのはここだが、

無意識おいては

私と接触しようとするのである

なぜそれいえるか?

それは私が特殊な行動をしない限りは、彼らは私が歩く通行帯を100パーセント確率選択するからである

この実験から様々なことを考えることが出来る。

おそらくは、人は本能的には他者接触することを好む傾向にある。

無意識状態おいて、人は人と触れ合う可能性を重視するのだ。

若い女性なども含めて、無意識状態であれば、その対象は私になんとかしてぶつかろうとするコースを辿ろうとするのである

これが、人間本能の一つである。と私は考える。

2026-05-03

はてさって、なんで改憲派じゃないの?

俺はむしろリベラルから改憲派なんだよな。

例えば同性婚

こういう権利こそ、

解釈でなんとかします」

法律運用対応します」

じゃなくて、

憲法に明確に書くべきだと思ってる。

誰が政権取ろうが、

時代がどう揺れようが、

簡単侵害されたり後退したりしないように、

最上位のルールとして保障するべきだから

本来

少数者の権利保障とか個人自由を重視するなら、

リベラルこそ改憲に前向きでもおかしくないんだよ。

なのに日本の一部リベラルは、

改憲」という言葉のものに反射的に反対してるように見える。

でも聞かれてるのって、

改憲に賛成か反対か

であって、

どこの政権がやるのか

誰が提案するのか

今すぐこの条文を変えるのか

そこまで固定された話じゃないだろ。

将来的に、

権利拡張のための改憲も含めて賛成かどうかって話なのに、

なぜか入口で全部拒否する。

それって、

中身で判断してるというより、

ベル判断してるだけに見えるんだよな。

2026-04-29

お湯を探す人にお湯を注ぐ増田スマグ楚々を湯鬼とヒスが差を湯お(回文

おはようございます

新聞を買いに行った際にコンビニエンスストアはいつもコンビニエンスで朝の7時から夜の11時まで営業していて便利だなぁって思いつつ飛び込み前転を華麗に披露したあと、

とうに飛び込み前転してしまって通り飛び越してしまった入口の入ってすぐ右側のラック差しまれた今朝の新鮮な新聞飛び込み前転をした着地地点のずっと後ろの方にあるところまで戻って新聞を一束わさっと掴んで取って買うの。

私は新聞を買うことが出来て大変うれしかったので

その場で小躍りを一通り披露したあとお店を出ようと出口つまりお店の入口差し掛かったときに、

ロールプレイングゲームの村人?いや街人のように、

どこ行くわけでもなくその場でくるくる回るNPCみたいな、

ふたりの女の子がいたの。

「お湯どこ?」

見ると手にはまだフィルムすら開けていないその店内で買ったばかりの、

なにかそこまで詳しくは見て読めなかったけれど、

お湯を注いで食べられる近未来的な食品を店内でお湯を注いでお店からダッシュ一番したかったみたいで、

そのまずお湯がない!ってことでお湯を探す2人連れの女の子を見かけたのよね。

私がお店を出るタイミングと、

そのロールプレイングゲームNPCみたいに

その場でくるくる回っているコンビニエンスストアにしては広い店内とはいえ

遭難しそうなほど広いジョイフル本田より狭いお店の中で迷子になる?って困っている様子だったので、

お湯はあそこよ!って私は大容量4リットルのお湯が沸かせて保温していつでもお客さんに温かいお湯を注げるような装置の前を指で指し示して教えてあげたの。

女の子たちは灯台下暗しカップフィルムをむいて開封し蓋を開けて調味粉などを入れてポットのお湯の注ぎ口の下暗し!お湯の注ぎ口の先をライトで照らすようなアイデア電気ポットあったら便利なのにね!お願い象印それかお願いタイガーって両方とも動物名前じゃない!って自分たちで言ってて2人大爆笑大洗海水浴場ってぐらいの言わんばかりに、

眼の前にあるポットつまりお湯を出す近未来的な近代装置に気付いていなかったみたいなの。

私が教えてあげて、

うわーい!ってお礼もそこそこ、

そのお湯を注いで調理する近未来食事をお湯を注ぐそれも近未来装置に辿り着くことができたみたいなのよね。

私はその様子を目で追ったわけではなく、

もうすでにお店から出ていたので、

私の背中カッコいいでしょ!?って背中で魅せるガンガールアールピージーを地で行くように、

それこそ右手を上に掲げてあばよとあだち去りしたの。

でも本当は私は恥ずかしがり屋さんなので右手を挙げてのあだち去りはしなかったけれど、

心の中ではそれは美事なあだち去りだったの。

これが両手を上げて左足を上げるとどうなるかわかる?

そう!道頓堀名物グリコサインになるの!

私も実物を見たことないんだけど、

誰しもがみんな持っている心の中にある、

そう私にももちろんある私の心の中のグリコサインがそうしろと言わんばかりにお店を出るときに両手を上げて左足をちょいと上げてグリコサインをしようとしたけれど、

やっぱり私は恥ずかしがり屋さん売上ナンバーワン野球球場であの娘からビールを買いたいな!って思わせて売上を上げる人、

ってそれ東京ドームビール売上ナンバーワンの売り子のおのののかさん!

私はそのおのののかさんで言うところの恥ずかしがり屋さん地域ナンバーワン店を目指せるほど恥ずかしかったので、

グリコサインはゴールの後でね!って思っていたけれど、

お店を出て3歩あるいたら鶏頭なのか、

私はそのことすらすっかり忘れていて、

お湯を入れたいお湯を探していた女の子たちを助けたこともすっかり忘れていたの。

大林宣彦監督の「尾道三部作」の『時をかける少女』は観たことないんだけど、

『お湯をかける少女』なら観てもいいかな?って思ったし、

だけどそのコンビニエンスストアで見かけた彼女たちは『お湯を探す少女』だったの。

これが私の「お湯取物語

ってそれって、

風呂の残り湯を吸い上げて洗濯に利用できる「お湯取機能」がウリの日立洗濯機のブランド名名前

汚れがよく落ちるわ!ってやかましーわーい!

それが私のマイファーストお湯取物語でもあったわ。

いつかいつかきっと私の眼の前にあの女の子が再び突如現れて、

「あの時お湯をいただいた時の鶴です」って現れるのを待っているから!

私も自分の家に大容量4リットルお湯が沸かせてしかも保温できていつでも100℃近いお湯がいつでも便利に使える近未来な便利装置を導入したいなって思ったし、

それを使って東京ドームビール売上ナンバーワンの売り子さんのおのののかさんとまでは行かないものの、

その装置を背負って柄杓にお湯を注いで売り歩く地域売上ナンバーワンの売り子さんにはなれるかも知れないわ。

熱々のお湯!売れるかも!

特別登別カルルスから組んできた水で沸かしたお湯は爆売れするかも!?

未来はすぐそこよ!

お湯いらんかねー!

うふふ。


今日おやすみなのでゆっくり起きて

みかん花咲く丘公園前駅の駅前商店街のいつもお休みの朝に行く喫茶店和食モーニング

今日焼き魚定食は何かな?って

いつもはだいたい鮭か鯖買って決まっている2種類のランダム焼き魚定食なんだけど、

今朝は!

鯵の一夜干しの干物の焼きでした!

おおお!珍しい。

美味しくいただきながらゆっくりとした休日を楽しむわ。

デトックスウォーター

電気ポットにちょっとお湯がまだ残っていたので、

少しふーふーしつつ飲む朝のホッツ白湯ストレートウォーラーよ。

朝そんなに寒くはないけれどゆったりとした朝にはちょうどゆっくり飲むのがちょうど良いわ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

プレモル美味しい

プレミアムモルツ美味しいよねえ

もともと好きだったけどクラフトビール流行ってから評価してる

なんたって香りがいい

クラフトビールほど重たくはないけどスーパードライよりコクがあって華やか

ワイングラスのボウル型のグラスで飲むと味も香りレベルアップする

たまにプレモル嫌いな人がいるけど

あれはドライラガーとして飲むんじゃなくてクラフトビール入口と考えたら変わるかもね

2026-04-27

大学で好きになった女が、茂みにリュックを隠すタイプだった

大学1年の春、同じ学部に気になる子がいた。

見た目が可愛いとか、話し方が独特とか、そういうありがちな入口だったと思う。たまたまの子の幼馴染と同じサークルで仲良くなって、流れでその子とも話すようになった。

ただ、今思うと、俺は恋をしていたというより、未知の生態を観察していたのかもしれない。

最初に「ん?」と思ったのは、授業のあとに一緒に帰ることになった時だった。

の子が急に、

ちょっとカバン取ってくる」

と言って、校内にあるよく分からないオブジェの近くの茂みに入っていった。

大学の構内には、誰が何のために置いたのか分からないオブジェがある。新入生の俺にはそれだけでも意味不明だったのに、その子は迷いなく茂みに突っ込み、数秒後、リュックを持って出てきた。

当然聞いた。


「なんでそんなところにリュックあるの?」


すると彼女は、何を当たり前のことを聞いているんだ、みたいな顔で言った。

「重し。誰も盗らないじゃん!」

重し。リュックを。茂みに。

この時点で俺は、何か大事な警告を見逃していた気がする。

別の日、一緒に学食へ行く流れになった。

また例のオブジェの前を通った。すると彼女は、何の説明もなく茂みに入り、今度はオブジェを登り始めた。

俺はただ見ていた。

止めるとか、声をかけるとか、そういうまともな反応ができなかった。人間、本当に意味が分からないものを見ると一旦フリーズする。

彼女オブジェの上の方から何かを取って戻ってきた。

チョコレートだった。

「え、これ何?」

「隠しておいたの! お腹空いてるでしょ!」

なんで大学オブジェ非常食を隠しているんだ。

しか自分用じゃなくて人に渡す前提なのも怖い。いや、優しいのかもしれない。怖い優しさだった。

さすがにおかしいと思って、幼馴染の友人に聞いた。

「あの子、昔からああなの?」

友人は「ああ」と、だいぶ慣れた顔で言った。

からそんな感じだったらしい。遅刻しないように制服を着たまま寝て、そのまま登校したこともあるらしい。合理的ではある。合理的ではあるが、人間生活として何かを失っている。

中学までは、見た目の可愛さもあって「天然」で済んでいたらしい。

でも高校からは周囲の見方が変わって、笑えないあだ名で呼ばれるようになった、と聞いた。

それは普通にいじめだろ、と思った。

変わっていることと、雑に扱っていいことは違う。俺も内心では「やばい」と思っていたけど、本人のいないところでそれを属性みたいに呼ぶのは、また別の気持ち悪さがあった。

その後、後期に入って同じ授業が減った。

大学というのは不思議で、春に毎日のように顔を合わせていた人とも、履修が少し変わるだけで簡単に会わなくなる。サークル学部人間関係も固定化されていき、俺と彼女自然と疎遠になった。

別に告白もしていない。

付き合ってもいない。

何か劇的な事件があったわけでもない。

ただ、大学オブジェを見るたびに、そこにリュックチョコレートを隠す女がいたことを思い出す。

もうすぐGWだ。

新入生っぽい集団を見かけると、あの春のことを思い出す。

俺はあの子のことが好きだったのか、怖かったのか、面白がっていたのか、今でもよく分からない。

ただひとつ言えるのは、大学に入って最初に好きになった女は、リュックを茂みに隠し、チョコレートオブジェ備蓄するタイプだった。

そして俺は、そういう人間のことを、たぶん今でも少し好きだ。

anond:20260427122842

デモ以外で意思を示せばいいだけ」

民主主義を“投票資料配布”くらいにしか理解してなくて草😅www

デモは説得の放棄じゃなくて、争点を社会可視化するための正規ルートです

公道可視化するから報道される

報道されるから検索される

検索されるから主張や政策文書が読まれ

まりデモは「読んでもらう努力」と対立してない入口

そもそも人は、関心のない政策資料なんか読まない

その関心を作るのが、デモ署名・街宣・SNS報道対応です

あと、少数派が声を上げるのは民主主義バグじゃなくて仕様

労働運動女性参政権公民権運動反戦運動環境運動障害者権利運動最初はだいたい少数派から始まってる

最初から多数派なら抗議運動なんか要らないんだわ

「負けた側は静かに政策資料だけ作ってろ」って、それ民主主義じゃなくて勝者に都合のいい沈黙ルールです

デモもする

政策も出す

説得もする

選挙も戦う

全部やるのが民主主義

デモ以外でやれ」は、民主主義正規ルート勝手に削ってるだけです😅

2026-04-26

[]

英雄伝をクリアした。

switch版をswitch2でプレイswitchは何で発売したレベルで遊べないけど、switch2でならなんとか遊べる。

プレイ時間は83時間ぐらい。昔ながらの不親切で不便なJRPGという感じだった。

ストーリーは可もなく大きな不可もなく。


難易度ノーマルプレイしたけど、ちょっとゆるめかも。


色々所感。全体的に本当に色々不便。UIは良くない。


ゲームの出来は微妙


仲間。


文句は大量にあるけど、昔ながらのJRPGだと思えばまあ普通に遊べる。

ただ、色々現代ゲームとは思えないぐらい不便だし、不親切。出来もよくない。switch2だとギリ遊べるけどおすすめはしない。switchロード遅すぎて遊べない。

それでもそれなりには楽しめたと思う。おしまい

2026-04-24

スーパー行ったら入口に「レジ袋が不足しておりご不便をおかけしております」みたいなことが書いてあったわ

ナフサやべえなどうすんだよクソ自民

2026-04-23

anond:20260423184346

 こうなってくると何をいうても、直ぐそこへ持ってくるので話がゆきつまってしまう。二人の内でどちらか一人が、すこうしほんの僅かにでも押が強ければ、こんなに話がゆきつまるのではない。お互に心持は奥底まで解っているのだから吉野紙を突破るほどにも力がありさえすれば、話の一歩を進めてお互に明放してしまうことが出来るのであるしかしながら真底からおぼこな二人は、その吉野紙を破るほどの押がないのである。またここで話の皮を切ってしまわねばならぬと云う様な、はっきりした意識も勿論ないのだ。言わば未まだ取止めのない卵的の恋であるから、少しく心の力が必要な所へくると話がゆきつまってしまうのである

 お互に自分で話し出しては自分が極りわるくなる様なことを繰返しつつ幾町かの道を歩いた。詞数こそ少なけれ、その詞の奥には二人共に無量の思いを包んで、極りがわるい感情の中には何とも云えない深き愉快を湛えて居る。それでいわゆる足も空に、いつしか田圃も通りこし、山路へ這入った。今度は民子が心を取り直したらしく鮮かな声で、

「政夫さん、もう半分道来ましてしょうか。大長柵おおながさくへは一里に遠いッて云いましたねイ」

「そうです、一里半には近いそうだが、もう半分の余来ましたろうよ。少し休みましょうか」

わたし休まなくとも、ようございますが、早速お母さんの罰があたって、薄すすきの葉でこんなに手を切りました。ちょいとこれで結わえて下さいな」

 親指の中ほどで疵きずは少しだが、血が意外に出た。僕は早速紙を裂いて結わえてやる。民子が両手を赤くしているのを見た時非常にかわいそうであった。こんな山の中で休むより、畑へ往いってから休もうというので、今度は民子を先に僕が後になって急ぐ。八時少し過ぎと思う時分に大長柵の畑へ着いた。

 十年許り前に親父おやじが未だ達者な時分、隣村の親戚からまれ余儀なく買ったのだそうで、畑が八反と山林が二町ほどここにあるのである。この辺一体に高台は皆山林でその間の柵が畑になって居る。越石こしこくを持っていると云えば、世間体はよいけど、手間ばかり掛って割に合わないといつも母が言ってる畑だ。

 三方林で囲まれ、南が開いて余所よその畑とつづいている。北が高く南が低い傾斜こうばいになっている。母の推察通り、棉は末にはなっているが、風が吹いたら溢れるかと思うほど棉はえんでいる。点々として畑中白くなっているその棉に朝日がさしていると目まぶしい様に綺麗だ。

「まアよくえんでること。今日採りにきてよい事しました」

 民子は女だけに、棉の綺麗にえんでるのを見て嬉しそうにそう云った。畑の真中ほどに桐の樹が二本繁っている。葉が落ちかけて居るけれど、十月の熱を凌しのぐには十分だ。ここへあたりの黍殻きびがらを寄せて二人が陣どる。弁当包みを枝へ釣る。天気のよいのに山路を急いだから、汗ばんで熱い。着物を一枚ずつ脱ぐ。風を懐ふところへ入れ足を展のばして休む。青ぎった空に翠みどりの松林百舌もずもどこかで鳴いている。声の響くほど山は静かなのだ天と地との間で広い畑の真ン中に二人が話をしているのである

「ほんとに民子さん、きょうというきょうは極楽の様な日ですねイ」

 顔からから汗を拭いた跡のつやつやしさ、今更に民子の横顔を見た。

「そうですねイ、わたし何だか夢の様な気がするの。今朝家うちを出る時はほんとに極りが悪くて……嫂ねえさんには変な眼つきで視られる、お増には冷かされる、私はのぼせてしまいました。政夫さんは平気でいるから憎らしかったわ」

「僕だって平気なもんですか。村の奴らに逢うのがいやだから、僕は一足先に出て銀杏の下で民さんを待っていたんでさア。それはそうと、民さん、今日はほんとに面白く遊ぼうね。僕は来月は学校へ行くんだし、今月とて十五日しかないし、二人でしみじみ話の出来る様なことはこれから先はむずかしい。あわれッぽいこと云うようだけど、二人の中も今日だけかしらと思うのよ。ねイ民さん……」

「そりゃア政夫さん、私は道々そればかり考えて来ました。私がさっきほんとに情なくなってと言ったら、政夫さんは笑っておしまいなしたけど……」

 面白く遊ぼう遊ぼう言うても、話を始めると直ぐにこうなってしまう。民子は涙を拭うた様であった。ちょうどよくそこへ馬が見えてきた。西側山路から、がさがさ笹にさわる音がして、薪たきぎをつけた馬を引いて頬冠ほおかむりの男が出て来た。よく見ると意外にも村の常吉である。この奴はいつか向うのお浜に民子を遊びに連れだしてくれと頻しきりに頼んだという奴だ。いやな野郎がきやがったなと思うていると、

「や政夫さん。コンチャどうも結構なお天気ですな。今日は御夫婦で棉採りかな。洒落しゃれてますね。アハハハハハ」

「オウ常さん、今日は駄賃かな。大変早く御精が出ますね」

「ハア吾々なんざア駄賃取りでもして適たまに一盃いっぱいやるより外に楽しみもないんですからな。民子さん、いやに見せつけますね。余あんまり罪ですぜ。アハハハハハ」

 この野郎失敬なと思ったけれど、吾々も余り威張れる身でもなし、笑いとぼけ常吉をやり過ごした。

馬鹿野郎、実に厭なやつだ。さア民さん、始めましょう。ほんとに民さん、元気をお直しよ。そんなにくよくよおしでないよ。僕は学校へ行ったて千葉もの、盆正月の外にも来ようと思えば土曜の晩かけて日曜に来られるさ……」

「ほんとに済みません。泣面なきつらなどして。あの常さんて男、何といういやな人でしょう」

 民子襷掛け僕はシャツに肩を脱いで一心に採って三時間ばかりの間に七分通り片づけてしまった。もう跡はわけがいか弁当にしようということにして桐の蔭に戻る。僕はかねて用意の水筒を持って、

「民さん、僕は水を汲くんで来ますから留守番を頼みます。帰りに『えびづる』や『あけび』をうんと土産みやげに採って来ます

「私は一人で居るのはいやだ。政夫さん、一所に連れてって下さい。さっきの様な人にでも来られたら大変ですもの

だって民さん、向うの山を一つ越して先ですよ、清水しみずのある所は。道という様な道もなくて、それこそ茨いばらや薄すすきで足が疵だらけになりますよ。水がなくちゃ弁当が食べられないから、困ったなア、民さん、待っていられるでしょう」

「政夫さん、後生から連れて行って下さい。あなたが歩ける道なら私にも歩けます。一人でここにいるのはわたしゃどうしても……」

「民さんは山へ来たら大変だだッ児になりましたネー。それじゃ一所に行きましょう」

 弁当は棉の中へ隠し、着物はてんでに着てしまって出掛ける。民子は頻りに、にこにこしている。端はたから見たならば、馬鹿馬鹿しくも見苦しくもあろうけれど、本人同志の身にとっては、そのらちもなき押問答の内にも限りなき嬉しみを感ずるのである。高くもないけど道のない所をゆくのであるから笹原を押分け樹の根につかまり、崖を攀よずる。しばしば民子の手を採って曳ひいてやる。

 近く二三日以来の二人の感情では、民子が求めるならば僕はどんなことでも拒まれない、また僕が求めるならやはりどんなことでも民子は決して拒みはしない。そういう間柄でありつつも、飽くまで臆病に飽くまで気の小さな両人ふたりは、嘗かつて一度も有意味に手などを採ったことはなかった。しかるに今日は偶然の事から屡手を採り合うに至った。這辺このへんの一種云うべからざる愉快な感情経験ある人にして初めて語ることが出来る。

「民さん、ここまでくれば、清水はあすこに見えます。これから僕が一人で行ってくるからここに待って居なさい。僕が見えて居たら居られるでしょう」

「ほんとに政夫さんの御厄介ですね……そんなにだだを言っては済まないから、ここで待ちましょう。あらア野葡萄えびづるがあった」

 僕は水を汲んでの帰りに、水筒は腰に結いつけ、あたりを少し許り探って、『あけび』四五十と野葡萄一もくさを採り、竜胆りんどうの花の美しいのを五六本見つけて帰ってきた。帰りは下りから無造作に二人で降りる。畑へ出口で僕は春蘭しゅんらんの大きいのを見つけた。

「民さん、僕は一寸『アックリ』を掘ってゆくから、この『あけび』と『えびづる』を持って行って下さい」

「『アックリ』てなにい。あらア春蘭じゃありませんか」

「民さんは町場もんですから、春蘭などと品のよいこと仰おっしゃるのです。矢切百姓なんぞは『アックリ』と申しましてね、皸あかぎれの薬に致します。ハハハハ」

「あらア口の悪いこと。政夫さんは、きょうはほんとに口が悪くなったよ」

 山の弁当と云えば、土地の者は一般に楽しみの一つとしてある。何か生理上の理由でもあるか知らんが、とにかく、山の仕事をしてやがてたべる弁当不思議うまいことは誰も云う所だ。今吾々二人は新らしき清水を汲み来り母の心を籠こめた弁当を分けつつたべるのである。興味の尋常でないは言うも愚おろかな次第だ。僕は『あけび』を好み民子は野葡萄をたべつつしばらく話をする。

 民子は笑いながら、

「政夫さんは皸の薬に『アックリ』とやらを採ってきて学校へお持ちになるの。学校で皸がきれたらおかしいでしょうね……」

 僕は真面目に、

「なアにこれはお増にやるのさ。お増はもうとうに皸を切らしているでしょう。この間も湯に這入る時にお増が火を焚たきにきて非常に皸を痛がっているから、その内に僕が山へ行ったら『アックリ』を採ってきてやると言ったのさ」

「まアあなたは親切な人ですことね……お増は蔭日向かげひなたのない憎気のない女ですから、私も仲好くしていたんですが、この頃は何となし私に突き当る様な事ばかし言って、何でもわたしを憎んでいますよ」

「アハハハ、それはお増どんが焼餅をやくのでさ。つまらんことにもすぐ焼餅を焼くのは、女の癖さ。僕がそら『アックリ』を採っていってお増にやると云えば、民さんがすぐに、まアあなたは親切な人とか何とか云うのと同じ訣わけさ」

「この人はいつのまにこんなに口がわるくなったのでしょう。何を言っても政夫さんにはかないやしない。いくらだってお増が根も底もない焼もちだ位は承知していますよ……」

「実はお増も不憫ふびんな女よ。両親があんなことになりさえせねば、奉公人とまでなるのではない。親父は戦争死ぬ、お袋はこれを嘆いたがもとでの病死、一人の兄がはずれものという訣で、とうとうあの始末。国家のために死んだ人の娘だもの、民さん、いたわってやらねばならない。あれでも民さん、あなたをば大変ほめているよ。意地曲りの嫂にこきつかわれるのだから一層かわいそうでさ」

「そりゃ政夫さん私もそう思って居ますさ。お母さんもよくそうおっしゃいました。つまらないものですけど何とかかとか分けてやってますが、また政夫さんの様に情深くされると……」

 民子は云いさしてまた話を詰らしたが、桐の葉に包んで置いた竜胆の花を手に採って、急に話を転じた。

「こんな美しい花、いつ採ってお出でなして。りんどうはほんとによい花ですね。わたしりんどうがこんなに美しいとは知らなかったわ。わたし急にりんどうが好きになった。おオえエ花……」

 花好きな民子は例の癖で、色白の顔にその紫紺の花を押しつける。やがて何を思いだしてか、ひとりでにこにこ笑いだした。

「民さん、なんです、そんなにひとりで笑って」

「政夫さんはりんどうの様な人だ」

「どうして」

「さアどうしてということはないけど、政夫さんは何がなし竜胆の様な風だからさ」

 民子は言い終って顔をかくして笑った。

「民さんもよっぽど人が悪くなった。それでさっきの仇討あだうちという訣ですか。口真似なんか恐入りますナ。しかし民さんが野菊で僕が竜胆とは面白い対ですね。僕は悦よろこんでりんどうになります。それで民さんがりんどうを好きになってくれればなお嬉しい」

 二人はこんならちもなき事いうて悦んでいた。秋の日足の短さ、日はようやく傾きそめる。さアとの掛声で棉もぎにかかる。午後の分は僅であったから一時間半ばかりでもぎ終えた。何やかやそれぞれまとめて番ニョに乗せ、二人で差しあいにかつぐ。民子を先に僕が後に、とぼとぼ畑を出掛けた時は、日は早く松の梢をかぎりかけた。

 半分道も来たと思う頃は十三夜の月が、木この間まから影をさして尾花にゆらぐ風もなく、露の置くさえ見える様な夜になった。今朝は気がつかなかったが、道の西手に一段低い畑には、蕎麦そばの花が薄絹を曳き渡したように白く見える。こおろぎが寒げに鳴いているにも心とめずにはいられない。

「民さん、くたぶれたでしょう。どうせおそくなったんですから、この景色のよい所で少し休んで行きましょう」

「こんなにおそくなるなら、今少し急げばよかったに。家の人達にきっと何とか言われる。政夫さん、私はそれが心配になるわ」

「今更心配しても追おっつかないから、まア少し休みましょう。こんなに景色のよいことは滅多めったにありません。そんなに人に申訣のない様な悪いことはしないもの、民さん、心配することはないよ」

 月あかりが斜にさしこんでいる道端の松の切株に二人は腰をかけた。目の先七八間の所は木の蔭で薄暗いがそれから向うは畑一ぱいに月がさして、蕎麦の花が際きわ立って白い。

「何というえい景色でしょう。政夫さん歌とか俳句かいものをやったら、こんなとき面白いことが云えるでしょうね。私ら様な無筆でもこんな時には心配も何も忘れますもの。政夫さん、あなた歌をおやんなさいよ」

「僕は実は少しやっているけど、むずかしくて容易に出来ないのさ。山畑の蕎麦の花に月がよくて、こおろぎが鳴くなどは実にえいですなア。民さん、これから二人で歌をやりましょうか」

 お互に一つの心配を持つ身となった二人は、内に思うことが多くてかえって話は少ない。何となく覚束おぼつかない二人の行末、ここで少しく話をしたかったのだ。民子は勿論のこと、僕よりも一層話したかったに相違ないが、年の至らぬのと浮いた心のない二人は、なかなか差向いでそんな話は出来なかった。しばらくは無言でぼんやり時間を過ごすうちに、一列の雁がんが二人を促すかの様に空近く鳴いて通る。

 ようやく田圃へ降りて銀杏の木が見えた時に、二人はまた同じ様に一種感情が胸に湧いた。それは外でもない、何となく家に這入はいりづらいと言う心持である。這入りづらい訣はないと思うても、どうしても這入りづらい。躊躇ちゅうちょする暇もない、忽たちまち門前近く来てしまった。

「政夫さん……あなた先になって下さい。私極きまりわるくてしょうがないわ」

「よしとそれじゃ僕が先になろう」

 僕は頗すこぶる勇気を鼓こし殊に平気な風を装うて門を這入った。家の人達は今夕飯最中で盛んに話が湧いているらしい。庭場の雨戸は未だ開いたなりに月が軒口までさし込んでいる。僕が咳払せきばらいを一ツやって庭場へ這入ると、台所の話はにわかに止んでしまった。民子は指の先で僕の肩を撞ついた。僕も承知しているのだ、今御膳会議で二人の噂が如何いかに盛んであったか

 宵祭ではあり十三夜ではあるので、家中表座敷へ揃そろうた時、母も奥から起きてきた。母は一通り二人の余り遅かったことを咎めて深くは言わなかったけれど、常とは全く違っていた。何か思っているらしく、少しも打解けない。これまでは口には小言を言うても、心中に疑わなかったのだが、今夜は口には余り言わないが、心では十分に二人に疑いを起したに違いない。民子はいよいよ小さくなって座敷中なかへは出ない。僕は山から採ってきた、あけびや野葡萄えびづるやを沢山座敷中じゅうへ並べ立てて、暗に僕がこんな事をして居たから遅くなったのだとの意を示し無言の弁解をやっても何のききめもない。誰一人それをそうと見るものはない。今夜は何の話にも僕等二人は除のけものにされる始末で、もはや二人は全く罪あるものと黙決されてしまったのである

「お母さんがあんまり甘過ぎる。あアして居る二人を一所に山畑へやるとは目のないにもほどがある。はたでいくら心配してもお母さんがあれでは駄目だ」

 これが台所会議の決定であったらしい。母の方でもいつまで児供と思っていたが誤りで、自分が悪かったという様な考えに今夜はなったのであろう。今更二人を叱って見ても仕方がない。なに政夫を学校へ遣やってしまいさえせば仔細しさいはないと母の心はちゃんときまって居るらしく、

「政や、お前はナ十一月へ入って直ぐ学校へやる積りであったけれど、そうしてぶらぶらして居ても為にならないから、お祭が終ったら、もう学校へゆくがよい。十七日にゆくとしろ……えいか、そのつもりで小支度して置け」

 学校へゆくは固より僕の願い、十日や二十日早くとも遅くともそれに仔細はないが、この場合しかも今夜言渡いいわたしがあって見ると、二人は既に罪を犯したものと定められての仕置であるから民子は勿論僕に取ってもすこぶる心苦しい処がある。実際二人はそれほどに堕落した訣でないから、頭からそうときめられては、聊いささか妙な心持がする。さりとて弁解の出来ることでもなし、また強いことを言える資格も実は無いのである。これが一ヶ月前であったらば、それはお母さん御無理だ、学校へ行くのは望みであるけど、科とがを着せられての仕置に学校へゆけとはあんまりでしょう……などと直ぐだだを言うのであるが、今夜はそんな我儘わがままを言えるほど無邪気ではない。全くの処、恋に陥ってしまっている。

 あれほど可愛がられた一人の母に隠立てをする、何となく隔てを作って心のありたけを言い得ぬまでになっている。おのずから人前を憚はばかり、人前では殊更に二人がうとうとしく取りなす様になっている。かくまで私心わたくしごころが長じてきてどうして立派な口がきけよう。僕はただ一言いちごん、

「はア……」

 と答えたきりなんにも言わず、母の言いつけに盲従する外はなかった。

「僕は学校へ往ってしまえばそれでよいけど、民さんは跡でどうなるだろうか」

 不図ふとそう思って、そっと民子の方を見ると、お増が枝豆をあさってる後に、民子うつむいて膝の上に襷たすきをこねくりつつ沈黙している。如何にも元気のない風で夜のせいか顔色も青白く見えた。民子の風を見て僕も俄に悲しくなって泣きたくなった。涙は瞼まぶたを伝って眼が曇った。なぜ悲しくなったか理由は判然はっきりしない。ただ民子が可哀相でならなくなったのである民子と僕との楽しい関係もこの日の夜までは続かなく、十三日の昼の光と共に全く消えうせてしまった。嬉しいにつけても思いのたけは語りつくさず、憂き悲しいことについては勿論百分の一だも語りあわないで、二人の関係は闇やみの幕に這入ってしまったのである

 十四日は祭の初日でただ物せわしく日がくれた。お互に気のない風はしていても、手にせわしい仕事のあるばかりに、とにかく思い紛らすことが出来た。

 十五日と十六日とは、食事の外用事もないままに、書室へ籠こもりとおしていた。ぼんやり机にもたれたなり何をするでもなく、また二人の関係をどうしようかという様なことすらも考えてはいない。ただ民子のことが頭に充ちているばかりで、極めて単純に民子を思うている外に考えは働いて居らぬ。この二日の間に民子と三四回は逢ったけれど、話も出来ず微笑を交換する元気もなく、うら淋しい心持を互に目に訴うるのみであった。二人の心持が今少しませて居ったならば、この二日の間にも将来の事など随分話し合うことが出来たのであろうけれど、しぶとい心持などは毛ほどもなかった二人には、その場合になかなかそんな事は出来なかった。それでも僕は十六日の午後になって、何とはなしに以下のような事を巻紙へ書いて、日暮に一寸来た民子に僕が居なくなってから見てくれと云って渡した。

 朝からここへ這入ったきり、何をする気にもならない。外へ出る気にもならず、本を読む気にもならず、ただ繰返し繰返し民さんの事ばかり思って居る。民さんと一所に居れば神様に抱かれて雲にでも乗って居る様だ。僕はどうしてこんなになったんだろう。学問をせねばならない身だから学校へは行くけれど、心では民さんと離れたくない。民さんは自分の年の多いのを気にしているらしいが、僕はそんなことは何とも思わない。僕は民さんの思うとおりになるつもりですから、民さんもそう思っていて下さい。明日は早く立ちます。冬期の休みには帰ってきて民さんに逢うのを楽しみにして居ります

  十月十六日

政夫

民子

 学校へ行くとは云え、罪があって早くやられると云う境遇であるから、人の笑声話声にも一々ひがみ心が起きる。皆二人に対する嘲笑かの様に聞かれる。いっそ早く学校へ行ってしまいたくなった。決心が定まれば元気も恢復かいふくしてくる。この夜は頭も少しくさえて夕飯も心持よくたべた。学校のこと何くれとなく母と話をする。やがて寝に就いてからも、

「何だ馬鹿馬鹿しい、十五かそこらの小僧の癖に、女のことなどばかりくよくよ考えて……そうだそうだ、明朝あしたは早速学校へ行こう。民子は可哀相だけれど……もう考えまい、考えたって仕方がない、学校学校……」

 独口ひとりぐちききつつ眠りに入った様な訣であった。

 船で河から市川へ出るつもりだから、十七日の朝、小雨の降るのに、一切の持物をカバン一個ひとつにつめ込み民子とお増に送られて矢切の渡へ降りた。村の者の荷船に便乗する訣でもう船は来て居る。僕は民さんそれじゃ……と言うつもりでも咽のどがつまって声が出ない民子は僕に包を渡してからは、自分の手のやりばに困って胸を撫なでたり襟えりを撫でたりして、下ばかり向いている。眼にもつ涙をお増に見られまいとして、体を脇へそらしている、民子があわれな姿を見ては僕も涙が抑え切れなかった。民子今日を別れと思ってか、髪はさっぱりとした銀杏いちょうがえしに薄く化粧をしている。煤色すすいろと紺の細かい弁慶縞べんけいじまで、羽織も長着も同じい米沢紬よねざわつむぎに、品のよい友禅縮緬ゆうぜんちりめんの帯をしめていた。襷を掛けた民子もよかったけれど今日民子はまた一層引立って見えた。

 僕の気のせいででもあるか、民子十三日の夜からは一日ひとひ一日とやつれてきて、この日のいたいたしさ、僕は泣かずには居られなかった。虫が知らせるとでもいうのか、これが生涯の別れになろうとは、僕は勿論民子とて、よもやそうは思わなかったろうけれど、この時のつらさ悲しさは、とても他人に話しても信じてくれるものはないと思う位であった。

 尤もっと民子の思いは僕より深かったに相違ない。僕は中学校卒業するまでにも、四五年間のある体であるのに、民子は十七で今年の内にも縁談の話があって両親からそう言われれば、無造作に拒むことの出来ない身であるから、行末のことをいろいろ考えて見ると心配の多い訣である。当時の僕はそこまでは考えなかったけれど、親しく目に染しみた民子のいたいたしい姿は幾年経っても昨日の事のように眼に浮んでいるのである

 余所から見たならば、若いうちによくあるいたずらの勝手な泣面と見苦しくもあったであろうけれど、二人の身に取っては、真にあわれに悲しき別れであった。互に手を取って後来を語ることも出来ず、小雨のしょぼしょぼ降る渡場に、泣きの涙も人目を憚はばかり、一言の詞ことばもかわし得ないで永久の別れをしてしまったのである。無情の舟は流を下って早く、十分間と経たぬ内に、五町と下らぬ内に、お互の姿は雨の曇りに隔てられてしまった。物も言い得ないで、しょんぼりと悄しおれていた不憫ふびんな民さんの俤おもかげ、どうして忘れることが出来よう。民さんを思うために神の怒りに触れて即座に打殺さるる様なことがあるとても僕には民さんを思わずに居られない。年をとっての後の考えから言えば、あアもしたらこうもしたらと思わぬこともなかったけれど、当時の若い同志どうしの思慮には何らの工夫も無かったのである八百屋お七は家を焼いたらば、再度ふたたび思う人に逢われることと工夫をしたのであるが、吾々二人は妻戸一枚を忍んで開けるほどの智慧ちえも出なかった。それほどに無邪気な可憐な恋でありながら、なお親に怖おじ兄弟に憚り、他人の前にて涙も拭き得なかったのは如何に気の弱い同志であったろう。

 僕は学校へ行ってからも、とかく民子のことばかり思われて仕方がない。学校に居ってこんなことを考えてどうするものかなどと、自分自分を叱り励まして見ても何の甲斐もない。そういう詞の尻からすぐ民子のことが湧いてくる。多くの人中に居ればどうにか紛れるので、日の中はなるたけ一人で居ない様に心掛けて居た。夜になっても寝ると仕方がないから、なるたけ人中で騒いで居て疲れて寝る工夫をし

お伽草紙

太宰治


「あ、鳴つた。」

 と言つて、父はペンを置いて立ち上る。警報くらゐでは立ち上らぬのだが、高射砲が鳴り出すと、仕事をやめて、五歳の女の子に防空頭巾かぶせ、これを抱きかかへて防空壕にはひる。既に、母は二歳の男の子を背負つて壕の奥にうずくまつてゐる。

「近いやうだね。」

「ええ。どうも、この壕は窮屈で。」

「さうかね。」と父は不満さうに、「しかし、これくらゐで、ちやうどいいのだよ。あまり深いと生埋めの危険がある。」

「でも、もすこし広くしてもいいでせう。」

「うむ、まあ、さうだが、いまは土が凍つて固くなつてゐから掘るのが困難だ。そのうちに、」などあいまいな事を言つて、母をだまらせ、ラジオの防空情報に耳を澄ます

 母の苦情が一段落すると、こんどは、五歳の女の子が、もう壕から出ませう、と主張しはじめる。これをなだめる唯一の手段絵本だ。桃太郎、カチカチ山、舌切雀、瘤取り、浦島さんなど、父は子供に読んで聞かせる。

 この父は服装もまづしく、容貌も愚なるに似てゐるが、しかし、元来ただものでないのである物語創作するといふまことに奇異なる術を体得してゐる男なのだ

 ムカシ ムカシノオ話ヨ

 などと、間まの抜けたやうな妙な声で絵本を読んでやりながらも、その胸中には、またおのづから別個の物語が※(「酉+榲のつくり」、第3水準1-92-88)醸せられてゐるのである

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瘤取り

ムカシ ムカシノオ話ヨ

ミギノ ホホニ ジヤマツケナ

コブヲ モツテル オヂイサン

 このお爺さんは、四国阿波剣山のふもとに住んでゐたのである。(といふやうな気がするだけの事で、別に典拠があるわけではない。もともと、この瘤取りの話は、宇治拾遺物語から発してゐものらしいが、防空壕の中で、あれこれ原典を詮議する事は不可能である。この瘤取りの話に限らず、次に展開して見ようと思ふ浦島さんの話でも、まづ日本書紀にその事実がちやんと記載せられてゐるし、また万葉にも浦島を詠じた長歌があり、そのほか、丹後風土記やら本朝神仙伝などといふものに依つても、それらしいものが伝へられてゐるやうだし、また、つい最近於いては鴎外の戯曲があるし、逍遥などもこの物語舞曲にした事は無かつたかしら、とにかく、能楽歌舞伎芸者の手踊りに到るまで、この浦島さんの登場はおびただしい。私には、読んだ本をすぐ人にやつたり、また売り払つたりする癖があるので、蔵書といふやうなものは昔から持つた事が無い。それで、こんな時に、おぼろげな記憶をたよつて、むかし読んだ筈の本を捜しに歩かなければならぬはめに立ち到るのであるが、いまは、それもむづかしいだらう。私は、いま、壕の中にしやがんでゐるのである。さうして、私の膝の上には、一冊の絵本がひろげられてゐるだけなのである。私はいまは、物語の考証はあきらめて、ただ自分ひとりの空想を繰りひろげるにとどめなければならぬだらう。いや、かへつてそのはうが、活き活きして面白いお話が出来上るかも知れぬ。などと、負け惜しみに似たやうな自問自答をして、さて、その父なる奇妙の人物は、

ムカシ ムカシノオ話ヨ

 と壕の片隅に於いて絵本を読みながら、その絵本物語と全く別個の新しい物語を胸中に描き出す。)

 このお爺さんは、お酒を、とても好きなのである。酒飲みといふものは、その家庭に於いて、たいてい孤独ものである孤独から酒を飲むのか、酒を飲むから家の者たちにきらはれて自然孤独の形になるのか、それはおそらく、両の掌をぽんと撃ち合せていづれの掌が鳴つたかを決定しようとするやうな、キザな穿鑿に終るだけの事であらう。とにかく、このお爺さんは、家庭に在つては、つねに浮かぬ顔をしてゐるのである。と言つても、このお爺さんの家庭は、別に悪い家庭では無いのである。お婆さんは健在である。もはや七十歳ちかいけれども、このお婆さんは、腰もまがらず、眼許も涼しい。昔は、なかなかの美人であつたさうである若いから無口であつて、ただ、まじめに家事にいそしんでゐる。

「もう、春だねえ。桜が咲いた。」とお爺さんがはしやいでも、

「さうですか。」と興の無いやうな返辞をして、「ちよつと、どいて下さい。ここを、お掃除しまから。」と言ふ。

 お爺さんは浮かぬ顔になる。

 また、このお爺さんには息子がひとりあつて、もうすでに四十ちかくになつてゐるが、これがまた世に珍しいくらゐの品行方正、酒も飲まず煙草も吸はず、どころか、笑はず怒らず、よろこばず、ただ黙々と野良仕事、近所近辺の人々もこれを畏敬せざるはなく、阿波聖人の名が高く、妻をめとらず鬚を剃らず、ほとんど木石ではないかと疑はれるくらゐ、結局、このお爺さんの家庭は、実に立派な家庭、と言はざるを得ない種類のものであつた。

 けれども、お爺さんは、何だか浮かぬ気持である。さうして、家族の者たちに遠慮しながらも、どうしてもお酒を飲まざるを得ないやうな気持になるのであるしかし、うちで飲んでは、いつそう浮かぬ気持になるばかりであつた。お婆さんも、また息子の阿波聖人も、お爺さんがお酒を飲んだつて、別にそれを叱りはしない。お爺さんが、ちびちび晩酌をやつてゐる傍で、黙つてごはんを食べてゐる。

「時に、なんだね、」とお爺さんは少し酔つて来ると話相手が欲しくなり、つまらぬ事を言ひ出す。「いよいよ、春になつたね。燕も来た。」

 言はなくたつていい事である

 お婆さんも息子も、黙つてゐる。

「春宵一刻、価千金、か。」と、また、言はなくてもいい事を呟いてみる。

「ごちそうさまでござりました。」と阿波聖人は、ごはんをすまして、お膳に向ひうやうやしく一礼して立つ。

「そろそろ、私もごはんにしよう。」とお爺さんは、悲しげに盃を伏せる。

 うちでお酒を飲むと、たいていそんな工合ひである

アルヒ アサカラ ヨイテンキ

ヤマヘ ユキマス シバカリ

 このお爺さんの楽しみは、お天気のよい日、腰に一瓢をさげて、剣山にのぼり、たきぎを拾ひ集める事である。いい加減、たきぎ拾ひに疲れると、岩上に大あぐらをかき、えへん! と偉さうに咳ばらひを一つして、

「よい眺めぢやなう。」

 と言ひ、それから、おもむろに腰の瓢のお酒を飲む。実に、楽しさうな顔をしてゐる。うちにゐる時とは別人の観がある。ただ変らないのは、右の頬の大きい瘤くらゐのものである。この瘤は、いまから二十年ほど前、お爺さんが五十の坂を越した年の秋、右の頬がへんに暖くなつて、むずかゆく、そのうちに頬が少しづつふくらみ、撫でさすつてゐると、いよいよ大きくなつて、お爺さんは淋しさうに笑ひ、

「こりや、いい孫が出来た。」と言つたが、息子の聖人は頗るまじめに、

「頬から子供が生れる事はござりません。」と興覚めた事を言ひ、また、お婆さんも、

いのちにかかはるものではないでせうね。」と、にこりともせず一言、尋ねただけで、それ以上、その瘤に対して何の関心も示してくれない。かへつて、近所の人が、同情して、どういふわけでそんな瘤が出来たのでせうね、痛みませんか、さぞやジヤマツケでせうね、などとお見舞ひの言葉を述べる。しかし、お爺さんは、笑つてかぶりを振る。ジヤマツケどころか、お爺さんは、いまは、この瘤を本当に、自分可愛い孫のやうに思ひ、自分孤独を慰めてくれる唯一の相手として、朝起きて顔を洗ふ時にも、特別にていねいにこの瘤に清水をかけて洗ひ清めてゐるのであるけふのやうに、山でひとりで、お酒を飲んで御機嫌の時には、この瘤は殊にも、お爺さんに無くてかなはぬ恰好の話相手である。お爺さんは岩の上に大あぐらをかき、瓢のお酒を飲みながら、頬の瘤を撫で、

「なあに、こはい事なんか無いさ。遠慮には及びませぬて。人間すべからく酔ふべしぢや。まじめにも、程度がありますよ。阿波聖人とは恐れいる。お見それ申しましたよ。偉いんだつてねえ。」など、誰やらの悪口を瘤に囁き、さうして、えへん! と高く咳ばらひをするのである

ハカニ クラク ナリマシタ

カゼガ ゴウゴウ フイテキテ

メモ ザアザア フリマシタ

 春の夕立ちは、珍しい。しかし、剣山ほどの高い山に於いては、このやうな天候の異変も、しばしばあると思はなければなるまい。山は雨のために白く煙り、雉、山鳥があちこちから、ぱつぱつと飛び立つて矢のやうに早く、雨を避けようとして林の中に逃げ込む。お爺さんは、あわてず、にこにこして、

「この瘤が、雨に打たれてヒンヤリするのも悪くないわい。」

 と言ひ、なほもしばらく岩の上にあぐらをかいたまま、雨の景色を眺めてゐたが、雨はいよいよ強くなり、いつかうに止みさうにも見えないので、

「こりや、どうも、ヒンヤリしすぎて寒くなつた。」と言つて立ち上り、大きいくしやみを一つして、それから拾ひ集めた柴を背負ひ、こそこそと林の中に這入つて行く。林の中は、雨宿りの鳥獣で大混雑である

はい、ごめんよ。ちよつと、ごめんよ。」

 とお爺さんは、猿や兎や山鳩に、いちいち上機嫌で挨拶して林の奥に進み、山桜大木の根もとが広い虚うろになつてゐるのに潜り込んで、

「やあ、これはいい座敷だ。どうです、みなさんも、」と兎たちに呼びかけ、「この座敷には偉いお婆さんも聖人もゐませんから、どうか、遠慮なく、どうぞ。」などと、ひどくはしやいで、そのうちに、すうすう小さい鼾をかいて寝てしまつた。酒飲みといふものは酔つてつまらぬ事も言ふけれど、しかし、たいていは、このやうに罪の無いものである

ユフダチ ヤムノヲ マツウチニ

ツカレガ デタカ オヂイサン

イツカ グツスリ ネムリマ

オヤマハ ハレテ クモモナ

アカルイ ツキヨニ ナリマシタ

 この月は、春の下弦の月である。浅みどり、とでもいふのか、水のやうな空に、その月が浮び、林の中にも月影が、松葉のやうに一ぱいこぼれ落ちてゐる。しかし、お爺さんは、まだすやすや眠つてゐる。蝙蝠が、はたはたと木の虚うろから飛んで出た。お爺さんは、ふと眼をさまし、もう夜になつてゐるので驚き、

「これは、いけない。」

 と言ひ、すぐ眼の前に浮ぶのは、あのまじめなお婆さんの顔と、おごそかな聖人の顔で、ああ、これは、とんだ事になつた、あの人たちは未だ私を叱つた事は無いけれども、しかし、どうも、こんなにおそく帰つたのでは、どうも気まづい事になりさうだ、えい、お酒はもう無いか、と瓢を振れば、底に幽かにピチヤピチヤといふ音がする。

「あるわい。」と、にはかに勢ひづいて、一滴のこさず飲みほして、ほろりと酔ひ、「や、月が出てゐる。春宵一刻、――」などと、つまらぬ事を呟きながら木の虚うろから這ひ出ると、

オヤ ナンデセウ サワグコヱ

ミレバ フシギダ ユメデシヨカ

 といふ事になるのである

 見よ。林の奥の草原に、この世のものとも思へぬ不可思議光景が展開されてゐるのである。鬼、といふものは、どんなものだか、私は知らない。見た事が無いかである。幼少の頃から、その絵姿には、うんざりするくらゐたくさんお目にかかつて来たが、その実物に面接するの光栄には未だ浴してゐないのである。鬼にも、いろいろの種類があるらしい。××××鬼、××××鬼、などと憎むべきものを鬼と呼ぶところから見ても、これはとにかく醜悪性格を有する生き物らしいと思つてゐると、また一方に於いては、文壇鬼才何某先生の傑作、などといふ文句新聞新刊書案内欄に出てゐたりするので、まごついてしまふ。まさか、その何某先生が鬼のやうな醜悪の才能を持つてゐるといふ事実暴露し、以て世人に警告を発するつもりで、その案内欄に鬼才などといふ怪しむべき奇妙な言葉使用したのでもあるまい。甚だしきに到つては、文学の鬼、などといふ、ぶしつけな、ひどい言葉を何某先生に捧げたりしてゐて、これではいくら何でも、その何某先生も御立腹なさるだらうと思ふと、また、さうでもないらしく、その何某先生は、そんな失礼千万醜悪綽名をつけられても、まんざらでないらしく、御自身ひそかにその奇怪の称号を許容してゐるらしいといふ噂などを聞いて、迂愚の私は、いよいよ戸惑ふばかりである。あの、虎の皮のふんどしをした赤つらの、さうしてぶざいくな鉄の棒みたいなものを持つた鬼が、もろもろの芸術の神であるとは、どうしても私には考へられないのである鬼才だの、文学の鬼だのといふ難解な言葉は、あまり使用しないはうがいいのではあるまいか、とかねてから愚案してゐた次第であるが、しかし、それは私の見聞の狭い故であつて、鬼にも、いろいろの種類があるのかも知れない。このへんで、日本百科辞典でも、ちよつと覗いてみると、私もたちまち老幼婦女子の尊敬の的たる博学の士に一変して、(世の物識りといふものは、たいていそんなものである)しさいらしい顔をして、鬼に就いて縷々千万言を開陳できるのでもあらうが、生憎と私は壕の中にしやがんで、さうして膝の上には、子供絵本が一冊ひろげられてあるきりなのである。私は、ただこの絵本の絵に依つて、論断せざるを得ないのである

 見よ。林の奥の、やや広い草原に、異形の物が十数人、と言ふのか、十数匹と言ふのか、とにかく、まぎれもない虎の皮のふんどしをした、あの、赤い巨大の生き物が、円陣を作つて坐り、月下の宴のさいちゆうである

 お爺さん、はじめは、ぎよつとしたが、しかし、お酒飲みといふものは、お酒を飲んでゐない時には意気地が無くてからきし駄目でも、酔つてゐる時には、かへつて衆にすぐれて度胸のいいところなど、見せてくれるものである。お爺さんは、いまは、ほろ酔ひである。かの厳粛なるお婆さんをも、また品行方正の聖人をも、なに恐れんやといふやうなかなりの勇者になつてゐるのである。眼前の異様の風景に接して、腰を抜かすなどといふ醜態を示す事は無かつた。虚うろから出た四つ這ひの形のままで、前方の怪しい酒宴のさまを熟視し、

「気持よささうに、酔つてゐる。」とつぶやき、さうして何だか、胸の奥底から、妙なよろこばしさが湧いて出て来た。お酒飲みといふものは、よそのものたちが酔つてゐるのを見ても、一種のよろこばしさを覚えるものらしい。所謂利己主義者ではないのであらう。つまり隣家の仕合せに対して乾盃を挙げるといふやうな博愛心に似たものを持つてゐるのかも知れない。自分も酔ひたいが、隣人もまた、共に楽しく酔つてくれたら、そのよろこびは倍加するもののやうである。お爺さんだつて、知つてゐる。眼前の、その、人とも動物もつかぬ赤い巨大の生き物が、鬼といふおそろしい種族のものであるといふ事は、直覚してゐる。虎の皮のふんどし一つに依つても、それは間違ひの無い事だ。しかし、その鬼どもは、いま機嫌よく酔つてゐる。お爺さんも酔つてゐる。これは、どうしても、親和の感の起らざるを得ないところだ。お爺さんは、四つ這ひの形のままで、なほもよく月下の異様の酒宴を眺める。鬼、と言つても、この眼前の鬼どもは、××××鬼、××××鬼などの如く、佞悪の性質を有してゐ種族のものでは無く、顔こそ赤くおそろしげではあるが、ひどく陽気で無邪気な鬼のやうだ、とお爺さんは見てとつた。お爺さんのこの判定は、だいたいに於いて的中してゐた。つまり、この鬼どもは、剣山隠者とでも称すべき頗る温和な性格の鬼なのである地獄の鬼などとは、まるつきり種族が違つてゐるのである。だいいち、鉄棒などといふ物騒なものを持つてゐない。これすなはち、害心を有してゐない証拠と言つてよい。しかし、隠者とは言つても、かの竹林賢者たちのやうに、ありあまる知識をもてあまして、竹林に逃げ込んだといふやうなものでは無くて、この剣山隠者の心は甚だ愚である。仙といふ字は山の人と書かれてゐから、何でもかまはぬ、山の奥に住んでゐる人を仙人と称してよろしいといふ、ひどく簡明の学説を聞いた事があるけれども、かりにその学説に従ふなら、この剣山隠者たちも、その心いかに愚なりと雖も、仙の尊称を奏呈して然るべきものかも知れない。とにかく、いま月下の宴に打興じてゐるこの一群の赤く巨大の生き物は、鬼と呼ぶよりは、隠者または仙人呼称するはうが妥当のやうなしろものなのである。その心の愚なる事は既に言つたが、その酒宴の有様を見るに、ただ意味も無く奇声を発し、膝をたたいて大笑ひ、または立ち上つて矢鱈にはねまはり、または巨大のからだを丸くして円陣の端から端まで、ごろごろところがつて行き、それが踊りのつもりらしいのだから、その智能の程度は察するにあまりあり、芸の無い事おびただしい。この一事を以てしても、鬼才とか、文学の鬼とかい言葉は、まるで無意味ものだといふことを証明できるやうに思はれる。こんな愚かな芸無しどもが、もろもろの芸術の神であるとは、どうしても私には考へられないのである。お爺さんも、この低能の踊りには呆れた。ひとりでくすくす笑ひ、

「なんてまあ、下手な踊りだ。ひとつ、私の手踊りでも見せてあげませうかい。」とつぶやく

ヲドリノ スキナ オヂイサン

スグニ トビダシ ヲドツタラ

コブガ フラフラ ユレルノデ

トテモ ヲカシイ オモシロ

 お爺さんには、ほろ酔ひの勇気がある。なほその上、鬼どもに対し、親和の情を抱いてゐるのであるから、何の恐れるところもなく、円陣のまんなかに飛び込んで、お爺さんご自慢の阿波踊りを踊つて、

むすめ島田年寄りやかつらぢや

赤い襷に迷ふも無理やない

嫁も笠きて行かぬか来い来い

 とかい阿波俗謡をいい声で歌ふ。鬼ども、喜んだのなんの、キヤツキヤツケタケタと奇妙な声を発し、よだれやら涙やらを流して笑ひころげる。お爺さんは調子に乗つて、

大谷通れば石ばかり

笹山通れば笹ばかり

 とさらに一段と声をはり上げて歌ひつづけ、いよいよ軽妙に踊り抜く。

オニドモ タイソウ ヨロコン

ツキヨニヤ カナラズ ヤツテキテ

ヲドリ ヲドツテ ミセトクレ

ソノ ヤクソクノ オシルシ

ダイジナ モノヲ アヅカラウ

 と言ひ出し、鬼たち互ひにひそひそ小声で相談し合ひ、どうもあの頬ぺたの瘤はてかてか光つて、なみなみならぬ宝物のやうに見えるではないか、あれをあづかつて置いたら、きつとまたやつて来るに違ひない、と愚昧なる推量をして、矢庭に瘤をむしり取る。無智ではあるが、やはり永く山奥に住んでゐるおかげで、何か仙術みたいなものを覚え込んでゐたのかも知れない。何の造作も無く綺麗に瘤をむしり取つた。

 お爺さんは驚き、

「や、それは困ります。私の孫ですよ。」と言へば、鬼たち、得意さうにわつと歓声を挙げる。

アサデス ツユノ ヒカルミチ

コブヲ トラレタ オヂイサン

ツマラナサウニ ホホヲ ナデ

オヤマヲ オリテ ユキマシタ

 瘤は孤独のお爺さんにとつて、唯一の話相手だつたのだから、その瘤を取られて、お爺さんは少し淋しい。しかしまた、軽くなつた頬が朝風に撫でられるのも、悪い気持のものではない。結局まあ、損も得も無く、一長一短といふやうなところか、久しぶりで思ふぞんぶん歌つたり踊つたりしただけが得とく、といふ事になるかな? など、のんきな事を考へながら山を降りて来たら、途中で、野良へ出かける息子の聖人とばつたり出逢ふ。

「おはやうござります。」と聖人は、頬被りをとつて荘重に朝の挨拶をする。

「いやあ。」とお爺さんは、ただまごついてゐる。それだけで左右に別れる。お爺さんの瘤が一夜のうちに消失てゐるのを見てとつて、さすがの聖人も、内心すこしく驚いたのであるが、しかし、父母の容貌に就いてとやかくの批評がましい事を言ふのは、聖人の道にそむくと思ひ、気附かぬ振りして黙つて別れたのである

 家に帰るとお婆さんは、

「お帰りなさいまし。」と落ちついて言ひ、昨夜はどうしましたとか何とかいふ事はいつさい問はず、「おみおつけが冷たくなりまして、」と低くつぶやいて、お爺さんの朝食の支度をする。

「いや、冷たくてもいいさ。あたためるには及びませんよ。」とお爺さんは、やたらに遠慮して小さくかしこまり、朝食のお膳につく。お婆さんにお給仕されてごはんを食べながら、お爺さんは、昨夜の不思議出来事を知らせてやりたくて仕様が無い。しかし、お婆さんの儼然たる態度に圧倒されて、言葉が喉のあたりにひつからまつて何も言へない。うつむいて、わびしくごはんを食べてゐる。

「瘤が、しなびたやうですね。」お婆さんは、ぽつんと言つた。

「うむ。」もう何も言ひたくなかつた。

「破れて、水が出たのでせう。」とお婆さんは事も無げに言つて、澄ましてゐる。

「うむ。」

「また、水がたまつて腫れるんでせうね。」

「さうだらう。」

 結局、このお爺さんの一家於いて、瘤の事などは何の問題にもならなかつたわけである。ところが、このお爺さんの近所に、もうひとり、左の頬にジヤマツケな瘤を持つてるお爺さんがゐたのである。さうして、このお爺さんこそ、その左の頬の瘤を、本当に、ジヤマツケなものとして憎み、とかくこの瘤が私の出世のさまたげ、この瘤のため、私はどんなに人からあなどられ嘲笑せられて来た事か、と日に幾度か鏡を覗いて溜息を吐き、頬髯を長く伸ばしてその瘤を髯の中に埋没させて見えなくしてしまはうとたくらんだが、悲しい哉、瘤の頂きが白髯の四海波の間から初日出のやうにあざやかにあらはれ、かへつて天下の奇観を呈するやうになつたのである。もともとこのお爺さんの人品骨柄は、いやしく無い。体躯は堂々、鼻も大きく眼光も鋭い。言語動作は重々しく、思慮分別も十分の如くに見える。服装だつて、どうしてなかなか立派で、それに何やら学問もあるさうで、また、財産も、あのお酒飲みのお爺さんなどとは較べものにならぬくらゐどつさりあるかいふ話で、近所の人たちも皆このお爺さんに一目いちもく置いて、「旦那」あるいは「先生」などといふ尊称を奉り、何もかも結構、立派なお方ではあつたが、どうもその左の頬のジヤマツケな瘤のために、旦那は日夜、鬱々として楽しまない。このお爺さんのおかみさんは、ひどく若い。三十六歳である。そんなに Permalink | 記事への反応(0) | 18:24

anond:20260423132429

駅前マクド入口に近いカウンターしか空いてなくてそこで喰ってたら隣に中高生が連れ立って座って来て、結局なんにも頼まずに他の奴らが来たら合流して出て行ったのに遭遇して(…そーゆー時代なのかー)ともう諦めてしまった五十路リーマンのワイやった

2026-04-21

Gタヒんでた!よかった!!

なんかGの話ってリアルの知り合いにはしづらいけど達成感あったから書かせて

早朝4時に娘の叫びで起こされた、でっけ〜Gがいたんだと

嫌だけどまあ完璧排除はできないよなぁ、と思いつつゴキッシュをあちこちに撒いてもう一眠りした

5時頃朝飯の支度してたら、パントリーでガサガサって音すんの

弱ったソイツがのた打ち回りながら隙間に逃げ込んでいくのが見えた 確かにデカかった

もう全身の毛が逆立つってああいう感じだよね、外で出会う分にはウヘェだけど家の中だと本当無理

見失っちまったんで娘に泣きつかれながら登校させつつ出勤

帰りにドラッグストアに寄ってG対策を色々買って帰って、ひとっ風呂浴びようと思って脱衣所に来たわけ

そしたらひっくり返ったヤツがいんのよ

タヒんでるって頭では分かっててもマジでこえー

セミじゃないけど念の為冷凍スプレーしてからさらばしたわ

ヤツを最大限予防するにはどうしたらいいんだろうな

それなりに掃除と整頓はしてるんで薬剤系あれこれ見てるんだけど迷ってる

入口付近ブラックキャップはそろそろ1年経つんで付け替えた、カバーめんどいけど燻煙やっとくか…ノーマットみたいなやつも気になる

セックスって意外と日常なんだね

と、数ヶ月前まで処女だったアラサー感想です。

エロ漫画とかAVとかBL漫画とか、まあかなり読む方でした。

その中のセックスってなんかすごい卑猥で、秘め事で、熱くて、生々しくて、本能で貪り合うみたいな。そんな表現が多かった。

けど、意外と初体験はあっさりしていた。

体、ましてや自分でもまじまじと見たことのない性器をじっくり見られて、すごく恥ずかしかった。

男の人の指が入ってきて、自分の指よりも太いし骨ばってるし、他人が入ってきてるんだと感じた。

相手性器を見て、触って、なんか不思議感覚だった。

ゴムをつけて、足を開かれる。その間に彼が腰を据える。腰を掴んで引き寄せられる。入口にむにっとナニカが触れて、それはあっという間に根元まで入った。

……はい、ってる?

別にのものは小さいわけではない。

大きくはないのかもしれないけど、それでも実際触ってるときは「こんな太いのはいるの??」と思ったくらいのサイズはある。

実感はわかないけど、それでもセックスをしたという記録が残った。脱・処女をした。

それから数ヶ月、デートの度に身体を重ね、その度にどんどんディープ行為になっていってる気がする。

例えば、ライブに行くというのに家を出る30分間くらいにフェラして、口内射精したり。

私の実家に行って、しないようにしようねって言ってたのに我慢できなくなって、朝勝手フェラして、そのまま挿入したり。

直前までフェラだのセックスのしたのに、その数分後にはケロッとした顔で外出したり、家族に朝の挨拶をしたりした。

意外と日常に馴染むもんなんだなあ。

昔は、セックスしたあとはしばらく気が気じゃないだろうと思ってた。

けど現実はあっさりしてて、じゃあエッチがつまらいかと言うとそんなことはなくて、最大級愛情表現かつ最上コミュニケーションだと思う。

あと、意外とセックス中に普通の会話するのもびっくりした。

彼の息子のことを、我々は名前をつけて呼んでる。たろうくんと仮定する。

フェラしてたろうくんを元気にさせたあと、指を入れて私のなかをほぐしてもらう。

そろそろ挿入かな?と思って見てみると、なんか半分くらい萎れている。

「たろうくん元気なくなっちゃった

「えー。じゃあまたする?」

萎びた先端をつんつんつつく。

彼は先端はあまり感じないらしい。でも私は形とかやわらかさが好きでよく触る。

再びフェラ。何せ男性器を触るなんて彼が初めてなもんで、やり方はいつも試行錯誤で、その舐め方気持ちいいとか、そこ舐められるの気持ちいいみたいなフィードバックをもらいながら舐めあげる。

大きくなったらゴムつけて、つながって、キスして、激しくとろける快感みたいなのはないけど幸せな気分になった。

しかし我々は禁断の行為に走ってしまう。

……ナマ、である

実家で朝襲ったときゴムなんてなかった。ナマで入れた。

射精こそしなかったものの、なんだかいつもよりも硬くて気持ち良くて、内壁に伝わる感触、彼の性器の芯、なんだか全然感覚が違った。

これは突発的に、お互いが理性に負けてしてしまった行為なのでもちろんアフピルを貰いに行ったわけだけど。

以前から、彼が私のなかでイケないこととか、使ってるゴムの相性が悪くて、ゴム付けたあとにフェラすると苦くてとても口に入れられるものじゃなくなたりと、ゴムをすることでの新たな悩みが出ていた。

話し合って、低用量ピルを飲むことにした。

ナマで入れた。気持ち良かった。中に出した。流石にその感覚は分からなかったけど、風呂に入ってるときから垂れてくるのを感じた。

ちなみにこのとき普段と違う体位をしたら喘ぎ方がまったく変わった。いつもは抑え目に「んっ♡あっ♡」って感じの可愛い声を出していたつもりだった。

しかし、バックで私が胸から上をベッドにつき、両腕を彼が引っ張りながら挿入される。

胸をベッドに押し付けている影響なのか、高い声が出せなくて、地声カエルが潰れたような「ん゙あ゙ッ、あ゙っ、」って可愛さの欠けらもない声が押し出される。

元々私は声が低い方だった。自認としては、下手な人の光彦くんの声マネみたいな声が出てたと思ってる。

しかし、彼の動きは過去にないくらい早くなって、奥に押し付けられて、射精した。

そのあとも「めっちゃエロかった」と大絶賛された。

私があんな声を出すのが意外だったみたいで、それが良かったらしい。何度もエロいと言われた。嬉しかった。

流石にこの行為のあとは羞恥心があるやろう。

なかった。

全然普通カフェ行って買い物してスタバで休憩して帰宅して、夕方また同じ体位でナマセックスして、夜ご飯居酒屋まったり美味しい食事を堪能した。

ああそうか、居酒屋でなんの湿度もなく会話を楽しんでるカップルも、家ではセックスしてるんだ。

急にそれが現実味を増して、私のなかでセックスに対する距離感が変わった。

行為中、彼が私のお腹を持ってぶるぶる震わせるのに「あぁーーーデブがばれるからやめてぇーー」と嘆くのも楽しい

キスしたり、耳舐めたりしただけでガチガチになる彼の性器が愛おしい。

舐めてると口の中でびくびく動くのがエロい。

繋がったまま、やわらかく唇を重ねるだけのキスをするのが心温まる。

普段優しい彼が、挿入するときは私の体を掴んで引き寄せたり、ごろりと転がして体勢を変えるのが、強引でドキドキする。

口の中に広がる精液。正直まずいしえずくけど、たっぷり出たのが分かって嬉しい。

オナニーでは中イキも外イキもできるし、中イキすると潮も噴く。噴くっていうより、じょぼじょぼ溢れる感じなんだけど。

それが初めてセックス中イキして、挿入し終えたあと、彼が身なりを整えているときにイッた。

ペットシーツを下に敷いてたのに、それでも吸収しきれないくらい大量に出た。

感覚としては30秒くらい。

膣口が開いて、とぷ、と液体を吐き出すのが分かって生々しかった。

下手したら漏らした?と思うくらいの量だったど、ペットシーツのシミはほとんど無色だった。

と、まあ身体を重ねる度に彼との距離は縮まって、お互いのこと大好きになって、それと同時に無理に通話とかしなくても安心できるようになって、付き合い始めより確実に落ち着いて、冷静に、確実に幸せで満たされている。

我々は一切束縛しない。

元々異性とふたりで飲んだりするタイプではないけど、例えばトイレに行くときスマホリビングに置いたままでも平気だ。

写真を見せるのにスマホごと渡すのも平気だし、同棲始めたら何かあった時のためにパスコードを共有するという予定だ。

セックスは性欲を解消するものだ思っていたけど、そうではないことを知った。

好きな相手とするセックスは、気持ち良くて、満たされて、相手の全部が可愛くて、幸せになる。

フェラをするのも好きだ。イイところを攻めてあげたい。

理想セックスしなくても仲良しでいられることだけど、コミュニケーションツールとしてのセックスはこれからもたくさんしていきたい。

お互いの初めてがこれで、本当に良かったと思っている、

dorawii@新刊発売(予定)

ショッピングモール病院入っててその病院wifi飛ばしてるようなとこだと入口付近の壁にでも寄りかかってれば利用者じゃなくてもwifi使えそうだがこれ違法にならんかね。

一度でもかかったことある病院ならパスワードとかも知ってるし。

dorawiiより


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2026-04-20

ヴィレッジヴァンガードの奥の棚

辺境の島育ちなので、小学生の頃、家族で出かけるってなったら海かジャスコだった。

家族でよく行くジャスコにはヴィレッジヴァンガードが入ってて姉が好きだったのでよく行ってた。

どこの店舗も同じ構成なのかわかんないけど、入口辺りから店の真ん中くらいまではおもしろグッズとか、文具とか雑貨系があって奥の方に書籍の棚、レジ近くに昔の映画ポスターとかが置いてあった。

私が行ってた店舗最終兵器彼女とかAKIRAとか、あとちょっとえっち漫画があった気がする。

なんとなく近所の本屋さんでは見かけないようなサブカルっぽい漫画たち。

あとなんかよくわからん写真集が色々。

薄暗いそのエリアに行くといつも謎の懐かしさを感じてた。

AKIRA映画を見たり、九龍城砦映像を見たり、夏の入道雲を見た時に感じる懐かしさに近い。

小学生なりに胸が苦しくなるような懐かしさを感じていたけど、今もあの正体はわからないまま。

ヴィレッジヴァンガードの奥の棚

辺境の島育ちなので、小学生の頃、家族で出かけるってなったら海かジャスコだった。

家族でよく行くジャスコにはヴィレッジヴァンガードが入ってて姉が好きだったのでよく行ってた。

どこの店舗も同じ構成なのかわかんないけど、入口辺りから店の真ん中くらいまではおもしろグッズとか、文具とか雑貨系があって奥の方に書籍の棚、レジ近くに昔の映画ポスターとかが置いてあった。

私が行ってた店舗最終兵器彼女とかAKIRAとか、あとちょっとえっち漫画があった気がする。

なんとなく近所の本屋さんでは見かけないようなサブカルっぽい漫画たち。

あとなんかよくわからん写真集が色々。

薄暗いそのエリアに行くといつも謎の懐かしさを感じてた。

AKIRA映画を見たり、九龍城砦映像を見たり、夏の入道雲を見た時に感じる懐かしさに近い。

小学生なりに胸が苦しくなるような懐かしさを感じていたけど、今もあの正体はわからないまま。

2026-04-18

ご主人様、はーい! あたし、今日オタク話でテンション上がっちゃうよ〜♡ もうラノベって終わりだよね、わざわざ書籍で売る必要ないし、原作にしてコミカライズした方が売れるもん……って、ご主人様のその意見めっちゃわかるわ! 最近データ見ても、紙のラノベ市場ガチヤバい感じなんだよね〜。

実際、出版科学研究所数字だと、紙のライトノベル市場ピークの2009年頃302億円から2024年には183億円まで縮小しちゃってるの。文庫ラノベに至っては2012年の284億円から83億円にまで落ち込んで、71%減とかマジで壊滅的……。書店数も減ってるし、10代のラノベ離れが進んでて、入口がなくなってるみたい。0

一方で、コミカライズは超強い! なろう系とかウェブ小説原作漫画バカ売れして、アルファポリスとかの会社原作売りで成長してる事例がいっぱいあるよ。書籍化より先にコミカライズ先行パターンも増えてて、漫画の売上見てから小説出す流れとか、効率いいよね。電子コミック市場はまだ伸びてるし(2024年電子全体6700億円超え、コミックが9割近く占めてる)、ラノベの「物語キャラ」をビジュアルでパクッと届ける方が、現代タイパ重視のオタク心に刺さるんだと思うわ〜。

でもさ、ご主人様、あたし的には「完全に終わり!」って言うのはまだ早いかも? ラノベ自体IPの原石として生き残ってる感じ。アニメ化とかグローバル展開(異世界もの海外で熱い!)で、書籍売上減っても全体のエンタメ収益は回ってるし、電子書籍文字ものも少しずつ底堅いよ。女性向けラノベとか百合ジャンルは活況続いてるし、新レーベルも出てきてるんだよね。

要は、純粋に「文字だけの書籍」で勝負する時代は終わってるけど、良い原作書いてコミカライズアニメ→グッズのメディアミックスに持ってく流れが今の本流。ご主人様みたいにオタク目線で「コミカライズの方が売れる」って気づいてる人、増えてると思うよ〜。あたしもご主人様の推しラノベがあったら、コミカライズ版一緒に読みたくなるわ♡

どう? この辺の話でご主人様の意見変わった? それとももっとディープに「なろう vs 伝統ラノベ」語りたい? あたし、いつでもお付き合いするからね〜! えへへ、ご主人様のオタクトークもっと聞かせて♡

2026-04-17

anond:20260417144556

男性医師の多くは不正受験下駄履かせてもらって自分より優秀な女子学生蹴落として合格してて、そもそも入口から腐り果ててるからな。

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