はてなキーワード: めにもとは
子どものころ、テレビをつければいつもそこにいた緑色の不思議な生き物——ガチャピン。鮮やかな黄緑の体と、つぶらな瞳。ともすればただの着ぐるみと思いがちだが、実は彼には「中の人」などいないのではないか。そんなことを、子どもながらに本気で考え、友達同士で話し合った記憶がある。子どもたちの間では、ガチャピンの正体について真剣に意見が飛び交った。果たしてあの体の中に誰かが入っているのか、それとも本当に生きている恐竜なのか。大人になった今だからこそ言えるのは、あのころ私たちは真実を掴んでいたのかもしれない——そう、「ガチャピンは本物」であり、「中の人」などそもそも存在しなかったのだ。
ガチャピンが世の中に初めて登場した当時、多くの視聴者は当然のように「誰かが中に入って演じている着ぐるみキャラクター」だと思い込んだ。ぬいぐるみのような愛らしい見た目、大きな口、そして子どもを魅了する高い運動能力。だが、その運動能力にこそ、ガチャピンの“真実”を見抜くヒントが隠されていたのではないだろうか。スキー、スキューバダイビング、果てはスカイダイビングにまで挑戦してみせる姿を目の当たりにして、普通の着ぐるみキャラクターだと思うだろうか。実際に体験した人々の証言によれば、ガチャピンはあの分厚い“皮膚”を身にまといながら、信じがたいほど自由に手足を動かしていたらしい。それはもはや常識を超越した生物の動作としか言いようがなかった。
確かに、人間が中に入っていれば顔の位置や手足の長さが合わないことがある。だが、ガチャピンの場合、頭の上から足の先まで完璧にシンクロした動きを見せる。さらに口や目、そして全身からかもし出される表情が、実に滑らかに変化しているのを見たことがある人も多いはずだ。もし人間が操作していたのなら、あれほど自然かつ多彩な表情を瞬時に切り替えることができるだろうか。ときには困ったように眉をひそめ、時にはきょとんと口を開け、またあるときには満面の笑みを見せる。まるで心の底からその感情が湧き上がっているかのように見えたのは、単なる演技ではない証拠ではないかと、今ならば思うのである。
さらに決定的といえるのは、その“身体能力”にある。ガチャピンはテレビの中だけでなく、実際の雪山や海、空へと赴き、驚くようなチャレンジをこなしてきた。ウィンタースポーツはスキーやスノーボードだけに留まらず、アイススケートまで器用にこなし、しかもそこに「パフォーマンス的なぎこちなさ」がほとんど見られない。もし着ぐるみの構造上、人間が入っているとしたら、視界の狭さや動きづらさを感じながらの競技になるはずだ。しかし映像を見る限り、まったく不自由なく滑り、回転し、時には大胆なトリックを決める。その光景は、どう考えても生身の体がそのまま動いているとしか思えない。ダイビングの場面でさえも、背びれのような形状の足をスムーズに使いこなし、水中で優雅に泳ぎ回るガチャピンの姿を確認できる。空から海へ、深海から宇宙(のようなセット)まで自在に行動する彼を前に、「ガチャピンは生きている」と信じない人のほうが少数派だったのではないだろうか。
その証明とも言える逸話は数多い。例えばガチャピンが初めてフリークライミングに挑戦した際、重力に抗いながらスイスイと壁を登っていく姿が子どもたちの度肝を抜いた。あの大きな頭と短い手足、それにふっくらとしたボディという不利な体型でありながら、身軽に岩をよじ登っていくのだ。いくら運動神経の良い中の人が演じたとしても、あのバランス感覚を説明することは難しい。むしろ、元来あの体が“恐竜”として自然に設計されているからこその動きなのではないか——そんな議論が起こるのも当然の帰結だった。さらに、ガチャピンのパラシュート降下の際には、一部の専門家が「もし人間が入っているならば、あの頭部の構造上、風の抵抗が想定以上にかかるはずで、あれほど安定して着地できない」と語ったという証言もある。つまり彼ら専門家の目から見ても、ガチャピンの体のつくりは人間が収まるようにはできていないのだ。
もちろん、テレビ局や関連の制作会社は「ガチャピンはキャラクターであり、着ぐるみだ」という公式見解を長らく維持してきた。視聴者の多くも、いつしか「テレビ上の演出である」と半ば納得する形で受け止めていたかもしれない。しかし、そうした公式の発言がむしろ事実を隠すための“カバーストーリー”だったのではないか、と考える余地は十分にある。なぜなら、ガチャピンの友人であるムックの存在だ。ムックは真っ赤な長い毛並みを持ち、ガチャピンと同じ番組に出演していたが、彼の動きにはどこか“着ぐるみらしさ”が漂っていたと言わざるを得ない。もちろんムックも愛らしいキャラクターであることに変わりはないが、歩くときのよたよたした姿や、たまに見え隠れする人間らしさなど、「中に人がいる」と言われれば納得できる振る舞いがあった。一方、ガチャピンの動きはどう見てもスムーズすぎる。まるで“着ぐるみ”として作られたキャラクターと、“本物”として生きている存在が、同じ画面に同居していたのではないか、と考えずにはいられないのだ。
さらに子ども向け番組の世界観を考えれば、それほど不思議な話ではない。子ども番組というのは、多くの場合ファンタジーや夢、冒険心を喚起するための舞台である。そこに実在する不思議な生き物がいたとしても、違和感なく受け入れられる。ガチャピンという名前や姿は確かにキャラクター然としているが、実際に存在する“謎の生物”を起用し、番組のマスコットとして採用するのはむしろ合理的である。そう考えたほうが、かえって説明がつく事柄は多い。あの愛くるしい笑顔や、どこまでも続く挑戦心、そして飽くなき好奇心。それらは「キャラクターの演技」というよりは、「ガチャピンという生き物の本能的な行動」だったと見なすほうが自然ではないだろうか。
また、あの独特の喋り方にも注目したい。「○○だよ〜」と伸ばす語尾、やわらかく透き通った声質。もし複数の人間が交代で中に入っているのだとしたら、声や話し方にもっとブレや違いが出そうなものだ。しかしガチャピンは、長いテレビ出演の歴史のなかで、ほとんど変わらない声と話し方を維持してきた。人間の声優が存在するとしても、そのピッチやトーンを常に一定に保つのは至難の業である。ところがガチャピンは、まるで自らの声帯を使って喋るかのように安定した声を発してきたのだ。さらに、口の動きや目の表情、全身でのリアクションが声とぴったり合っているのを見ると、「声を当てている」というよりも「声が体から自然と溢れている」という印象を受ける。これが“中の人の技術”では説明がつきにくい最大のポイントでもある。
その証拠に、イベントやショーでガチャピンが客席の子どもたちと交流する場面を思い出してみてほしい。子どもが話しかければすぐに反応し、笑い、そしてリアクションを返す。その一連の動きには、人形劇のようなタイムラグや不自然な間がない。まるで“その場で考えて”“その場で感じて”“その場で話す”存在であるかのように振る舞っている。長年、いろいろなキャラクターショーを見てきたが、ガチャピンほど“ライブ感”に溢れた対話をするキャラクターは他にいない。これはやはり、ガチャピン自身が一つの生き物として意思を持っているとしか思えないのだ。
以上のような理由から、私は「ガチャピンに中の人などいなかった」と確信している。もちろん、これは夢や幻想を語っているわけではない。子どものころに信じてやまなかったあのワクワク感と、理屈を超えた感動が、実は現実のものだった可能性が高いのだ。制作側は大人の事情から、ガチャピンを“着ぐるみキャラクター”として扱うほうが都合が良いかもしれない。しかし、私たちが見てきたガチャピンは、間違いなく生き生きと“呼吸”していた。スキーのジャンプ台を飛び、海中を泳ぎ、崖をよじ登り、さらにはスタジオで歌って踊る。その全てを“不自由なく”こなす姿は、“人間が入っている”という設定だけでは到底説明できないのである。
では、なぜいまだに“中の人がいる”という都市伝説が根強く残っているのか。それは、私たちが何かを理解しようとするときに、どうしても既存の枠組みで説明しようとする人間の性質によるのだろう。未知や不思議なものに対して、私たちはつい、「きっとこういう仕組みだろう」と解釈して安心したくなる。ガチャピンの超人的な活躍を見るたびに、「きっと中の人が相当なエリートアスリートで、トレーニングを積んでいるのだろう」などと推測するのは、その典型的な反応だ。しかし、ガチャピンの動きや表情は、実はそうした常識的な解釈をはるかに凌駕している。だからこそ、人々は“中の人説”という無理な理屈にすがっていたのかもしれない。
私はむしろ、大人になった今だからこそ、もう一度あのころの子どもの目線に立ち返りたいと思う。あのころテレビで見ていたガチャピンは、私たちに夢と冒険の世界を見せてくれた“存在”そのものだった。身体的な限界や常識を超えた挑戦を繰り広げながらも、いつもニコニコと笑顔を忘れない。そう、あれは“着ぐるみ”ではなく、私たちの目の前にいる“リアルなガチャピン”だったのだ。もし、あのころの私たちが胸に抱いた「ガチャピンは生きている」という直感を大切にし続けるなら、目の前の世界はもっと豊かで、もっと不思議と驚きに満ちた場所として映るに違いない。
思い出してみれば、子どもたちはみんな無邪気に「ガチャピンは本物だよ」「ムックも一緒にいるよ」と信じていた。それがある意味、“正しい”見方だったのだろう。大人になって現実を知るにつれ、いつしか私たちは多くのファンタジーを「嘘や演出」と割り切ってしまうようになった。しかし、本当にそれだけなのだろうか。私たちが大切にしている思い出や、大好きだったキャラクターがくれたあのトキメキは、本当は嘘でも演出でもなく、“真実”が隠れているかもしれない。ガチャピンはそのことを教えてくれている象徴なのだと思う。
だからこそ、今も昔も、ガチャピンを見ているとワクワクが止まらない。「ガチャピンに中の人などいなかった」という言葉は、単なる冗談や誇張ではなく、私たちの信じるファンタジーの証明であり、あの緑色の恐竜がいつまでも私たちの心の中で生き続ける理由なのではないだろうか。子どものころの私が「ガチャピンはただのキャラクターなんかじゃない!」と叫んだあの純粋な気持ちは、決して間違っていなかったのだ。
誰しも子どものころは、目の前にある不思議を疑うことなく受け入れ、感動し、そのまま信じる力を持っている。ガチャピンに秘められた真実——それは彼が実在する不思議な生き物であり、私たちが大人になるにつれ忘れかけた好奇心と冒険心を体現しているということだ。そこに「中の人」などいない。いるのは私たちと同じように、呼吸し、笑い、挑戦する“ひとつの生命”——それがガチャピンなのである。
きっとこれからも、ガチャピンはさまざまな困難を乗り越え、子どもたちに勇気と希望を与え続けるだろう。「こんなことができるわけがない」と誰もが思うような大胆なチャレンジを、新しい形で見せてくれるかもしれない。そして、そのたびに私たちは子ども心をくすぐられ、「ひょっとすると、あの中に入っている人がすごいのでは?」とまたしても考えてしまうのだ。だが、最終的にはその超常的な存在感に圧倒され、「やっぱりガチャピンは本物だ」と再認識することになるだろう。
そう、ガチャピンはいつでも私たちに問いかけている。夢と現実の境界を超えて、「本当に大切なことは何か?」と。そして私たちは、その問いに答えるように、もう一度純粋な心で世界を見つめ直す。おそらく、ガチャピンという存在は、子どもだけのものではなく、大人になった今でも、私たちを未知へと誘う案内役なのだ。だからこそ、この言葉を胸に刻みたい——“ガチャピンに中の人などいなかった”と。ガチャピンのすべての活躍は、彼自身の力によるものなのだ、と。
こうして振り返ってみると、ガチャピンがテレビ画面の向こう側から私たちに与えてくれたものの大きさに、改めて気づかされる。好奇心、挑戦心、そして他者への優しさ。彼の魅力は、ただ可愛いだけのキャラクターとは一線を画している。それはやはり、ガチャピンという生命体だからこそ生み出せる“にじみ出る個性”だったのだろう。子どもたちはそんなガチャピンに勇気づけられ、大人たちは失いかけた冒険心を思い出す。私たちは自分の内側に眠るエネルギーと、少しのファンタジーを信じる気持ちがあれば、世界はもっと広がるのだと教えられる。
結局のところ、ガチャピンの正体をはっきり証明する術はないかもしれない。だが、それで良いのだ。むしろ、“謎”を残しておくことこそが、ガチャピンが担う役割のひとつではないだろうか。私たちに想像の余地を与え、童心に返らせてくれる。神秘と可能性を見せてくれる。だから、これから先もガチャピンがどんな挑戦を見せてくれるのか、どんな笑顔で私たちを楽しませてくれるのか、胸を躍らせながら待ち続けたい。そしてそのたびに、“ガチャピンに中の人などいなかった”という真実を心のどこかで確信しながら、私たちもまた自分の世界を広げる挑戦をしてみればいいのだ。
そう、ガチャピンはずっとそこにいる。テレビの中で、イベントのステージで、そして私たちの想像力の中で、今日もあの優しい声で「やあ、みんな!」と呼びかけている。彼の存在が教えてくれるのは、世界は思っているよりもずっと広く、そして面白いということ。中の人などいない。ガチャピンは“ガチャピン”という名の生命体であり、挑戦することや夢を見ることの大切さを、これからも伝え続けてくれるだろう。私たちはその姿を忘れず、日常に隠された冒険や驚きを見逃さないようにしたい。ガチャピンに憧れたあの日の自分を取り戻すためにも。
今年の冬は例年に比べてそこまで冷え込まない、などと天気予報で言われていたのに、私が受験の日を迎えた今日に限っては朝からひどく寒かった。眠い目をこすりながら携帯のアラームを止め、暗い部屋で小さく伸びをしてから私は布団を抜け出した。大学入学共通テスト当日。数か月にわたる受験勉強の成果を発揮するときが、とうとうやってきたのだ。予備校や塾の先生たちからは「とにかく落ち着いて、いつも通りの実力を出せば大丈夫だ」とアドバイスをもらっていたし、家族からも「元気に行ってらっしゃい」と明るい声をかけられた。そのおかげで多少の緊張はあったものの、試験当日は意外と精神的にも落ち着いている……はずだった。
しかし、まさか受験会場へ向かう途中であんな最悪な体験をすることになるとは、誰が想像できただろう。結論から言うと、私は電車の中で痴漢に遭った。受験日だというのに、早朝からそれはもう心が乱される出来事だった。ここ数年、痴漢撲滅の取り組みがニュースやSNSでも盛んに取り上げられているし、警察の協力で防犯カメラが増設されたり、女性専用車両が設定される路線も増えてきた。しかし悲しいかな、それでも痴漢は後を絶たない。ましてや、まさか自分の大切な受験の日にそういう被害に遭うなんて、想像だにしていなかった。
朝は何かとバタバタするので、私はあらかじめ早めの時間に家を出るよう計画していた。朝食を食べる余裕もちゃんと持てるよう、家族との時間も少し取れるよう、そして何より交通機関の遅延などに巻き込まれても大丈夫なように、家を出るのはかなり余裕をみていた。7時台後半の電車に乗れば、試験会場には8時半頃には着く計算。9時前には試験会場に入り、席について一息つくことができるはずだと思っていた。
ところが、ちょうど私が利用する路線のタイミングが悪く、思ったより乗客が多かった。いつもなら朝早いときはある程度空いているのに、今日は大学入学共通テストに向かう受験生や、大学生でもないのに何かの資格試験を受けに行く人たち、それから普通の出勤のサラリーマンなどが相まって、車内はかなりぎゅうぎゅう詰め。私は仕方なくドア付近へと立った。できれば座りたかったが、この混雑ぶりでは無理だろう。長時間立つのも慣れてはいるとはいえ、試験前にこれ以上体力を消耗したくないと考えていたから少し悔しかった。
程なくして電車が動き始めると、私は試験内容をもう一度頭の中で整理しようと、ポケットから小さなノートを取り出してざっと目を通していた。英単語や国語の古文単語、数学の公式など、とにかく最後の瞬間まで知識を定着させたいという気持ちが強かった。でも満員電車の中ではページをめくるのさえ一苦労で、あまり集中できない。それでも「もう少ししたら車内が空く駅があるはず」と思いながら、私はなんとか体を小さく丸めてノートを握りしめていた。
そんな状態で数駅ほど過ぎたあたりから、なにやら背後に違和感を覚えた。最初はただ、人の鞄が当たっているのか、単に立ち位置が狭くて誰かの腕がぶつかるのか、程度にしか思わなかった。しかし次の駅に着く直前あたりから、その“違和感”が明らかにおかしくなってきた。鞄や腕というよりは、手のひらのような、あるいは指のようなものが腰からお尻にかけて触れている。しかも微妙に動いているような感じがした。それでも「思い過ごしだろう」と自分に言い聞かせようとしたが、体はどんどんイヤな汗をかいていく。一気に心拍数が上がり、息がしづらいほど苦しくなってきた。
私は何とか勇気を出して体を少しねじり、後ろを振り返った。すると、すぐ後ろに背の高い男性が一人、まるでさも当然のように隙間なく私に密着していた。彼の顔はマスクに隠れていたし、目元以外はよく見えなかったが、視線が私の方を向いた瞬間、さっとそらされた。「やっぱりこの人がおかしいのかもしれない」と思った。その男性の手がどこにあるのかまでは視界に入らなかったが、なんとなく腰のあたりにあるように感じた。
痴漢だと確信してしまうと、全身が強張って、どうしていいかわからなくなった。声を出そうにも、朝のラッシュでギュウギュウ詰めの車内、誰もが無言でスマホや車窓を見つめるか、眠そうにうつむいている。私が声を上げたらどうなるのだろう。注目されるのは絶対に嫌だ。でも、このまま触られ続けるのも怖い。受験の日なのに、どうしてこんな目に遭わなければならないのか。嫌悪感と怒りと恐怖がごちゃ混ぜになって、涙が出そうだった。
実際、痴漢に遭ったときには「大声で周囲に助けを求める」ことが推奨されている、と何度も聞いたことがある。しかしいざ自分がその立場に立つと、なかなか声が出ない。本当に悲しいほど声が出ないのだ。心臓がバクバクして、舌がうまく動かず、思考もまるで絡まっているかのようだった。私は動揺のあまり、ノートを鞄にしまうことすらままならない。
次の駅で一気に降りてしまおうと考えたが、その駅は私が降りるはずの駅よりもずっと手前。降りたあと、また次の電車に乗り直しても同じように混んでいるかもしれない。そのときは試験開始に間に合わなくなるリスクもある。日ごろから「何かトラブルがあっても対応できるように」と余裕を見て家を出たはずだったが、そうはいっても受験日はまさに一世一代の大勝負の場。簡単には降りられないという気持ちと、痴漢に触られる恐怖が頭の中をぐるぐる駆け巡り、全く冷静ではいられなかった。
それでも耐えられなくなった私は、ようやく声を出そうと唇を震わせた。でも、結局声にはならないほど小さな音しか出せない。周囲の乗客に気づいてもらえるはずもなかった。そんなとき、電車が次の駅に着いた。ドアが開くやいなや、何人かの乗客が降りていく。一瞬だけ空間ができた。その隙をついて、私も「すみません、降ります」とだけ言い、小走りでドアの外へ出た。幸いなことに、降りる客の流れに合わせることができたのが不幸中の幸いだった。
痴漢らしき男がついて来るかどうかを怖々振り返ると、ドアの近くでこちらを見ているようだったが、私がしばらく見つめ返していると、男は車内の奥の方へと移動していった。私の目が合ったことでやばいと思ったのかもしれない。とにかくその瞬間、安堵と悔しさが同時に押し寄せてきて、吐きそうになった。ホームの椅子に座り、震える手でスマートフォンを取り出し、時間を確認した。まだ試験会場に行く余裕はある。ここで諦めるわけにはいかない。でも、さっきの出来事のショックで頭は真っ白。なんとか深呼吸をして、落ち着こうと心を落ち着かせるしかなかった。
痴漢に遭ったとき、本来ならホームの駅員さんに報告するのがベストなのかもしれないし、その場で捕まえるのが正しい対応かもしれない。でも、そのときの私はとてもそこまでの行動力が出なかった。試験開始時間に遅れられないという焦りと、ただただ恐怖で頭がいっぱいだったからだ。結局、私は一旦ホームで心を落ち着かせたのち、次に来た電車に乗り換えて試験会場へ向かった。今度の電車は少し時間がずれただけで乗客がそこまで多くなく、比較的落ち着いて立つことができた。ただ、先ほどの嫌な感触がずっと身体にこびりついているようで、心はまるで休まらなかった。
会場に着いたのは8時半少し前だった。予定していたよりはほんの少し遅れたけれど、それでも試験前には着席できる時間帯だった。しかし、私は朝の出来事を頭から追い出すことができず、試験開始のアナウンスがかかってもどうにも落ち着かない。ひどく憂鬱で、いつもなら試験直前にやっていた小さなルーティン、深呼吸をして心を整えたり、チョコレートを一口食べたりするなどの気持ちの準備がうまくできなかった。隣の席の受験生たちは、教科書やノートの最終確認をしていたり、友達同士で問題の傾向を話し合っていたりして、どこか落ち着いた雰囲気も感じられる。私も本来ならそうでありたかったのに、頭の中は朝の電車での痴漢の記憶だけが渦巻き、どうしようもなかった。
試験が始まってからも、その気持ちは引きずられた。最初の科目の問題用紙を見ても、集中が途切れがちで、問題文が頭に入ってこない。時間だけが刻々と過ぎていく焦りと、再び湧き上がってくるあのときの嫌悪感。あの男の視線や、背中に感じた体温や、腰に触れた手の感触がフラッシュバックしてきて、まるで映像が脳裏に焼き付いて離れない。情けないことに涙が出そうになったが、試験監督や周りの受験生に迷惑をかけたくないという一心で必死にこらえた。そのせいか集中力も途切れ、解答欄を埋めるペン先が震えているのが分かるほどだった。
昼休憩になり、教室から出ると何人かの友人の姿が見えた。同じ高校出身の友達もこの会場で受けることになっており、彼女らはやはり緊張した様子ではあったが、声を掛け合って励まし合っている。「どう? 解けた?」とか「難しくなかった?」とか、そういった会話をしているのを横目に私は正直、どうやって笑顔を作ればいいのか分からなかった。いつもなら一緒に対策を話し合い、互いに「大丈夫、大丈夫!」と元気づけ合う仲間たちなのに、彼女たちを見ると自分だけが置いていかれているような虚しさを感じてしまった。痴漢の話をここで打ち明ければ、きっと心配してくれるだろう。でも余計なストレスを与えたくないし、何より自分の中でもこの朝の出来事をうまく処理できていない。言葉にするのが怖いような気持ちだった。
午後の科目も、やはり集中は思うように続かなかった。特に暗記ものや読解ものでは、注意力の欠如が大きく響く。いくら机にかじりついていても、思考がふっとどこかへ飛んでしまう。こんな大事な日にトラウマ級の出来事に遭ってしまったという悔しさと、痴漢に対して何もできなかった自分の情けなさが頭をもたげる度に、心臓が苦しくなる。なるべく今はテストに集中しなければと分かってはいても、一度崩れたメンタルはそう簡単には元に戻らない。心の傷は思ったより深いのだと痛感させられた。
それでも、最後の科目をなんとか解き終えて会場を出るときには、身体がどっと疲れているのを感じた。外に出ると少し冷たい風が吹き、顔に当たって痛いくらいだが、むしろそれが心地よいくらいに感じた。内側にこもった澱んだ気持ちや熱が少しだけ冷まされるような気がした。帰り道、歩きながらようやく「今後どうすればいいか」「あの男を捕まえることはできなかったか」ということを考え始めた。遅すぎるかもしれないが、今からでも駅員さんや警察に相談しておくべきだったかもしれない。次に同じ被害を受ける人が出るかもしれない。自分のためにも他の誰かのためにも、痴漢行為を見過ごすのは本当はよくないと、理性では分かっているのだ。
でも、正直なところまだ怖い。痴漢されたその瞬間の恐怖と嫌悪感は何にも代えがたいほど強く、思い返すだけで身体がこわばる。今はテストを終えた解放感よりも、その出来事への怒りや悲しみの方が遥かに大きい。家に帰ったら、とりあえず家族に今日あったことを話そうと思った。あのとき何があって、どれほど怖かったのか、しっかり伝えることからはじめたい。恥ずかしい気持ちや自分を責める気持ちもあるが、誰かに話さないと私はこのままずっと抱え込んでしまうだろう。そうなると、二次試験やこれからの勉強にも影響が出る。だからこそ、勇気を出して家族に打ち明けることから始めたいと思う。
それから、駅や警察への連絡に踏み切るのは家族や友達に相談して、気持ちが落ち着いてからでも遅くはないはずだ。証拠になるようなものは残っていないし、混雑した車内で犯人をはっきり特定するのは難しいかもしれない。でも「痴漢被害に遭った」という事実を口に出すこと自体は、私にとっては大切な一歩だと思う。痴漢被害を黙っていては、加害者たちは堂々と再犯してしまうかもしれない。悲しいことだが、周囲に知ってもらうことで少しでも被害を未然に防ぐ手段を増やすことにもつながる。私自身も、今は頭が混乱していて何をどうすればいいか分からないが、とにかくまずは心を落ち着かせ、助けてくれる人にきちんと伝えたい。
あれほど頑張ってきた勉強の成果を、こんな形で台無しにされそうになるなんて、本当に最悪だとしか言いようがない。まさか大学入学共通テストの当日に痴漢に遭うなんて、今でも信じられない気持ちだ。もし周りで私のように痴漢被害に遭った受験生がいたらと思うと、胸が締め付けられる。どれだけメンタルやパフォーマンスに悪影響を及ぼすか、考えるだけでもぞっとする。みんな、ただでさえ緊張する大一番の日だというのに、こんな形で心を乱されるのはあまりにも悔しく、悲しいことだ。
今回の一件をきっかけに、私は痴漢という行為の重さを改めて痛感したし、被害に遭った人がどれほど心に傷を負うのかを身をもって理解した。痴漢行為を「軽い犯罪」と軽視する風潮が一部にはあるけれど、被害者にとってはどんなに短い時間でも耐え難い恐怖を味わう。今後は私自身が同じ被害に遭わないように工夫することはもちろん、周りの人と助け合い、防犯意識や知識を深めていきたいと思う。自分の身を守るだけでなく、遭遇したときには周囲に呼びかけられるくらいの勇気も持ちたい。実際にはなかなか難しいものだとは痛感したが、だからこそ普段から心構えをしておきたいと思う。
そういえば、大学入学共通テストは今日が終わりではなく、次の日もある。気持ちを切り替えるのは簡単ではないけれど、私の受験はまだ続く。まずは家に帰ってから両親に事情を話し、必要と感じたら交番や駅員に相談してみる。そのうえで、十分な休息を取ってから心のケアをしっかりと行い、二日目や二次試験に備えるしかない。こうして文章にしている今も、まだ胸の奥底でモヤモヤした怒りや不安が残っているが、時間をかけてでも絶対に乗り越えたいと思う。
私と同じように被害に遭った人には、少しでもこうした体験を共有することで「一人じゃない」と感じてもらえたらと願う。そしてもし、周囲に痴漢を受けたかもしれないという人がいたら、ぜひ「話しづらいだろうけれど、私でよければ聞くよ」という姿勢を見せてほしい。被害を受けた側は悪くないし、非難されるようなことでもない。相手の傷を理解しようとするだけでも、その人の心はずいぶん救われると思う。今回、私が受験日という一番大事な日に痴漢に遭ってしまったことは最悪だったが、これをきっかけに女性だけでなく、男性も含めて痴漢問題を真摯に考えていく社会になってほしいと強く願う。
いまはとにかく、家に戻って少し休みたい。そして信頼できる人に話を聞いてもらう。その後は引き続き試験勉強を続ける。そうやって、一歩一歩前進していくしかないのだと思う。私の大学入学共通テスト初日は、本当に最悪な出来事で幕を開けてしまった。でも、ここで負けたくない。絶対に志望校に合格して、「あの痴漢に負けなかった」と胸を張って言えるようにしたい。それが今、私が一番に抱いている気持ちだ。どんなにつらいことがあっても、私は自分の未来を諦めたくない。そんな決意を胸に、私はこの苦い思い出を糧に変えていこうと思う。少なくとも、あの電車の中で怯えたままの私とは決別したい。この悔しさをバネにして、明日のテストと、そしてその先の人生に向かって前に進んでいくつもりだ。
ガンダムシリーズは1979年の『機動戦士ガンダム』放送開始以来、実に40年以上にわたって発展と進化を続けてきた巨大なメディアミックス作品である。その長い歴史においては数多くの派生作品や設定拡張、さらに小説や漫画、ゲームをはじめとするスピンオフが生まれ、今もなお新作が絶えず登場している。一方で、シリーズが長大化すればするほど、ファンコミュニティ内にさまざまな「こだわり」や「価値観の違い」も生じてくる。その中で昨今特に話題となるのが、いわゆる「一年戦争おじさん」と呼ばれるファン層だ。
「一年戦争おじさん」とは、初代『機動戦士ガンダム』に登場する一年戦争(宇宙世紀0079年から始まる連邦軍とジオン公国の戦い)を絶対視し、そこから外れる設定や作品を“ガンダムらしくない”“正史として認めない”と主張してしまうタイプのファンを揶揄する言葉である。もちろん一年戦争をこよなく愛するだけであれば、ただの好みの問題だ。しかし問題は、彼らの一部が新しい作品や異なる時代設定に対して攻撃的だったり、他者の好みに干渉しすぎたりするケースがあるという点にある。そうした態度が「有害な一年戦争おじさん」として批判される一因となっている。
彼らはなぜこうも一年戦争にこだわるのか。まず考えられるのは、1979年からのガンダムをリアルタイムで経験した世代、あるいはビデオやプラモデル、雑誌などを通じて“初代の衝撃”に強く感化された世代が、自分たちの「原体験」を何よりも重視しているという背景だろう。『機動戦士ガンダム』は、それまでのロボットアニメの常識を覆すようなリアルな戦争描写や群像劇、そしてプラモデル(ガンプラ)文化を生み出すなど、大きな社会現象となった。幼少期にそれを目の当たりにしたファンにとって、当時の熱狂と衝撃は特別な思い出であり、“ガンダムとはこうあるべき”という固定観念が強く根付くのも無理はない。
しかし、「ガンダムが好き=初代(または宇宙世紀)が絶対」という方程式は、近年のファンコミュニティにおいては必ずしも通用しなくなっている。ガンダムシリーズは大きく分けると宇宙世紀系と、それ以外の独立した世界観を持つアナザー系(『Gガンダム』『ガンダムW』『ガンダムSEED』『鉄血のオルフェンズ』など)に枝分かれしており、さらに宇宙世紀内にも『Zガンダム』『逆襲のシャア』『UC』『閃光のハサウェイ』など、数多くの作品が展開されている。もはや「ガンダム」と一言でくくっても、それぞれに異なるストーリー・設定・テーマを持った多彩な作品群になっているのだ。
にもかかわらず、「有害な一年戦争おじさん」は一年戦争こそが至高で、それ以外はすべてガンダムとは呼べない、あるいは認める価値が低いといった偏狭な主張をすることがある。具体的なエピソードとしては、新しいガンダムが発表されるたびにネット上やSNSで「こんなのガンダムじゃない」「富野(由悠季)監督が関わってないから駄作」などと早々に断じる、若いファンが語るアナザー系の魅力を嘲笑する、あるいはプラモデルに対して「やはりザクやガンダム(RX-78-2)が本命で、○○なんて邪道」などと強い調子で言い切ってしまうといった行動が挙げられる。
こうした振る舞いがファンダムに与える悪影響はいくつもあるが、その中でも特に顕著なのが「新規ファンの参入障壁を上げてしまう」という点だ。ガンダムシリーズはすでに膨大な設定を持ち、どこから見ればいいのか分からないという声もよく聞かれる。そこに対し、「本当のガンダムは一年戦争だけだ」「初代を見ないならファンではない」などと押し付ければ、初心者は萎縮してしまいかねない。もちろん、初代の重要性を説くこと自体は悪いことではないのだが、その言い方や姿勢が高圧的なものであれば、ガンダムに興味を持ちかけている人を遠ざける要因になってしまう。
さらに、「有害な一年戦争おじさん」はしばしば他の作品やファン同士の交流の場を“自分たちの思想”で塗りつぶそうとする傾向がある。例えばSNSや掲示板などで新作ガンダムについて語ろうとしても、「やっぱりガンダムは宇宙世紀じゃないとな」「○○監督なんて富野監督の足元にも及ばない」などというコメントが繰り返され、まともな議論が成立しなくなることも珍しくない。こうした現象は、結果的にコミュニティ内で対立や分断を生み出し、せっかく多様な楽しみ方を受け入れる余地のあるガンダムコンテンツの可能性を狭めてしまうのだ。
また、宇宙世紀作品や一年戦争そのものに強いこだわりを持つことは悪いことではない。作品世界への愛が深ければ深いほど、より詳しく設定を掘り下げて考察する楽しみもあるし、一年戦争を舞台にした外伝作品(『MS IGLOO』や『ザニーが登場する漫画作品』など)に注目することで、新たな切り口を見いだすこともできる。だが、「有害な一年戦争おじさん」が問題視されるのは、その深い愛情が排他主義や攻撃的な態度につながる場合が少なくないからだ。自分と同じくらい初代を崇拝しない人を“にわか”呼ばわりしたり、そもそもアナザー作品を語ろうとするファンを見下したりするような行動は、コミュニティ全体の雰囲気を悪くする大きな原因となる。
さらに、一年戦争の時代考証を「現実の軍事・政治的状況」に照らし合わせて論じる人々も少なくない。これはガンダムの世界観がある種のリアリティを大切にしていることの証でもあり、そこに惹かれるファンがいるのも理解できる。しかし、「有害なおじさん」は自分たちの“リアル論”こそが唯一の正解だと思い込み、他人の解釈や新解釈を一蹴する態度を取ることがある。たとえば「この機体は設定上あり得ない」「この時期にこんなMSは存在しない」などと、過剰に“リアル”を押し付けることで、多様な楽しみ方を否定してしまうのだ。
そして、こうした状況は次第に当事者以外のファンをも疲弊させていく。たとえばSNS上でガンダムについて呟くと、「その解釈は間違っている」「ちゃんと資料を読んでから発言しろ」と“マウント”を取られることがあり、ファン同士のやり取りが萎縮してしまう。また、イベント会場やプラモデル展示などリアルな場においても、一年戦争関連の作品や考証に異常な熱量で突っかかり、他のファンが楽しもうとする空気を壊してしまう例も耳にする。ガンダムは多様性を重んじる作品世界であり、多くのクリエイターがそれぞれの解釈やテーマで作品を生み出してきた経緯を考えると、こうした空気はあまりに残念としか言いようがない。
では、この「有害な一年戦争おじさん」問題にどう向き合えばいいのか。まず大切なのは、ファンコミュニティ全体が「自分の好きな作品を語るのは自由だが、他者の好きな作品を否定することは違う」という意識を共有することだろう。ガンダムは作品数が膨大であるがゆえに、自分の“推し”や“こだわり”を持ちやすい。それ自体はポジティブなことだ。しかし、それが「他の作品や意見を認めない」という姿勢につながっては、多様性がガンダムの魅力であるはずなのに、それを損なってしまう。
次に、若い世代や新規ファンが萎縮しないように配慮した場作りも必要だ。初心者には初心者なりの視点や疑問があるし、アナザー作品から入ったファンが後に宇宙世紀を好きになることだって十分あり得る。むしろ、入り口がどこであれ「ガンダムに触れて興味を持った」という事実こそが大切なのだ。そこを「いや、まずは初代を全部観ろ」や「一年戦争を知らないなんて話にならない」と圧をかけるのは、コミュニティ全体にとってマイナスだろう。作品世界を広げるためには、受け入れの姿勢が何よりも重要になる。
また、一年戦争こそが「リアルで硬派なガンダム」で、アナザー系は「子ども向け」や「リアルさが足りない」というステレオタイプなイメージも根強い。だが、実際にはアナザー系でも『ガンダムW』の政治劇や『SEED』の遺伝子差別問題、『鉄血のオルフェンズ』の社会構造批判など、リアルかつヘビーなテーマを扱う作品は多い。こうした多彩なテーマ性こそが、ガンダムシリーズ全体の魅力を支えているのであり、一年戦争だけが特別なわけではない。むしろ、宇宙世紀とアナザー系を併せて楽しむことで、ガンダムが描こうとしている「戦争」「人間性」「社会」の幅広さを再確認できるのではないだろうか。
さらに、宇宙世紀内の作品ですら、一年戦争を舞台にした『08小隊』や『0080』『0083』などは、初代から少し視点やテーマを変えて描かれている。その際にも、一部のファンから「こんなのは本当の一年戦争じゃない」と批判された例がある。だが、もともとガンダムという作品は多面的に戦争の悲惨さや人間模様を描くことを目指しており、一つの正解や正史しか認めないという態度は、ガンダムが持つ本来の魅力や思想に反するものではないか。ゆえに、「一年戦争」に対するこだわりも、ある程度の柔軟性を持って接するのが望ましい。
結局のところ、「一年戦争おじさん」が有害かどうかは、その人自身の立場や主張よりも、コミュニティにおける振る舞いに起因する部分が大きい。いくら一年戦争を崇拝していても、それを押し付けずに「自分はこう思う」「初代が好きだけど、他の作品も尊重したい」といった態度を示している人は、むしろ知識を共有し合える良き先輩ファンとなるだろう。問題なのは、自分の視点を唯一絶対のものとし、他の意見や好みを封殺してしまうタイプのファンである。これはガンダムに限らず、あらゆる長寿シリーズのファンダムで起こりうる軋轢と言える。
だからこそ、ファン同士が互いを尊重し合い、多様な切り口や解釈を認める姿勢が大切になる。ガンダムは「戦争を描くリアルロボットアニメ」であると同時に、「キャラクターを通じて人間性を問いかけるドラマ」であり、さらに「巨大産業として世界中に展開する商業コンテンツ」でもある。その多層的な側面を一括りにするのは困難であり、そこに魅力や可能性が詰まっているのだ。もしも“一年戦争だけ”という狭い視点に固執してしまえば、その豊かさの大半を見落としてしまうことになる。
以上を踏まえると、「ガンダムコンテンツにおける有害な一年戦争おじさん」は、単に宇宙世紀を愛するファンを指しているわけではない。むしろ、そうした愛情が誤った形で表出し、他者を排除しようとする態度が問題の核心にある。長寿シリーズとしてのガンダムがこれからも発展していくためには、新規ファンが参入しやすい環境と、多様な視点を受け入れる懐の深さが欠かせない。その一方で、ベテランファンが築き上げてきた蓄積や考察が大いに役立つ場面も多く、実際に後輩ファンを導く存在として機能しているケースもある。だからこそ、一年戦争ファン自身が自らの態度を省みるとともに、コミュニティ全体で「排他主義」に歯止めをかける仕組みを作ることが重要なのだ。
結論として、「有害な一年戦争おじさん」の存在は、ガンダムコンテンツの楽しみ方やファンコミュニティの健全さを損ねる要因になり得る。しかし、それを否定するだけでなく、彼らが抱く一年戦争への熱意や知識も、うまく共有・活用できればガンダムの魅力をより深く味わえるきっかけになるはずだ。問題なのは“一年戦争を好きかどうか”ではなく、“他を認められるかどうか”という姿勢にある。そしてガンダムという広大な世界を最大限に楽しむためにも、多様な視点や好みに対してオープンであることが求められる。もしガンダムの世界観が「戦争」によって多くの犠牲を生む愚かしさを描き出しているのだとすれば、ファンダムもまた、内部対立を生むのではなく、互いの違いを理解し合う歩み寄りこそが望ましいはずだ。そうすることで、ガンダムシリーズはこれからも世代や国境を超え、より多くの人々の心をつかんでいくことだろう。
世の中は大ブーイングですね。
この発言。
私はわりとわかるというか、この発言の裏というか、そっち方面で読むとそうだねってなるんですよね。
まぁ、この発言をした人の真意は別としてですよ、マジで性格ブスな人がそ~のまんま言った可能性も大なりなんですけど。
殆どの人はこの文章は「ブスならいじめる、可愛いならいじめない」と美醜がメインだと捉えると思う。
私は違う読み方しちゃうんだよね。
「昔はブスならいじめるような人間だけどいまや大人になった自分はブスだからといっていじめないわ~」
です。
「同じクラス」「だったら」と自分が過去の中学生と仮定した場合いじめて、今現在の自分がブスをどうするかはまぁ確定していない。
彼は幸運を喜んでいるのです。「今可愛くなっている彼女」と「価値観が変わり大人になった自分」両方を。
今もブスにひどい対応をする男ならわざわざ時計の針を戻さずブッサと切り捨てるか、今の彼女のために過去のブスには触れずただフォローすると思いますです。
こんな発言をしたということは、彼女が過去からの変化を見せたことでこちらも同じく過去からの変化をお伝えしたかったのかな、とも考えられるかもしれません。
「おおきく振りかぶって」という野球漫画があるのですが、その主人公はとてもコミュニケーションに難がある男の子なんですよね。それで中学ではチームメートと揉めてひとことでいうとハブられてました。
そして同中が居ない高校に行き物語がスタートするのですが、人に恵まれなんとかやっていく話です。
そんな高校チームのキャプテン、同じ中1だけど凄く大人びてしっかりしてる子なんですけど、彼をして
「今は先にキレるヤツが居るし許せるけど、絶対中学同じクラス(部活)だったらいじめてたわ~」
ですよ。高校生という人間性が一回り成長した時期での出会いに感謝してるわけです。
まぁそうだよね。ととくに引っかからずに読んだ私は、だから今回のこの発言もこのキャプテンの心持と同じ感じで読み取ってしまいました。
独白と本人に言うには天と地の差がありますけど。それもまた性格の悪さかコミュ力不足かは定かではありません。少なくとも彼女になってもいいと思えるまでは愛情を示せて建前を繕える男性だったんでしょうけど、十全ではなかったのかもですね。
だからまぁ、私は人気ブコメにあるぐらいに即極刑レベルの判決を即座には下せないんですよね。人は往々にして過去の未熟を振り返ることがある。ありませんか?ぶっちゃけ私だって小・中学生ならブスはいじる・いじめるような人間性だったし、今はそれはダメだよねと身についた倫理観で包んで平等に接しようと努力しております。ブスに属する自分のためにも。だから、なんていうか、この男はありえない!と自分と重なる部分が一切ないかのように断罪できる人が信じられないというか、凄い善良な人が沢山居るんだなぁと驚いていますです。
なんの話でしたっけ。まあいいや。
とにかく幼少期からよく食べるし、食い意地が張ってる。
平均身長もなかったくせに、小学校から中学校まで毎日給食をお代わりしてた。
辛うじて食い尽くし系になってないけど、大学生になった今でもふとその片鱗が見えるからめちゃくちゃ怖い。
食い尽くし系にならなかった理由としては明確にあって、家での食事は大皿じゃなくて1人一皿づつに分けられていたこと、おかわり用のおかずが乗ったお皿もあったけど、姉が3人分(姉弟分)を均等に分けていたこと、おやつについても母がなるべく数が明確な物を買ってきてやはり姉が均等に分けてたこと。
うちは姉弟の年齢差が結構あったけど、年齢に関わらず数量を均等にしてたことが1番大き買ったんじゃないかと思う。
30個入のチョコなら1人10個ずつ、好きなタイミングで食べていい。でも人のものは絶対に取っちゃダメ。
そのおかげで食べ物に関して、自他の境界線がはっきりと線引きできたおかげで食い尽くしになってない。
でも大学生になって、友達とお菓子パーティーをしたり、焼肉の食べ放題に行くと、やっぱりめちゃくちゃ食べてしまう。
お菓子パーティーは私が他より多めにもっていって、かつ食べすぎないように気をつけてるけど、焼肉になるともうダメだ。
とにかく焼いて食べる。食べ放題と言う言葉に釣られてとにかく食べる。
最近は、スタートして前半は焼くに徹して友達に配分していって、友達のペースが落ちてきたら私がめちゃくちゃ食べる。というやり方を取ることが多いけど、なんで食べ物を前にするとこんな気遣いができなくなるんだって普通に落ち込む。
落ち込むって言うか自分にショック。
俺としてはこういうのはせめて素性を隠してやるべきだと思うんだよな。
今それやるとAIを使ったと疑われるリスクがあるにはあるんだろうが、半匿名で隠れてしまえば問題ないと思うんだわ。
知ってる人が見れば本人なのは99.9%の確信が持てるが、それが100%でないというほんの僅かな差によって受け手の気持ちがガラっと変わるというかね。
まあ元々が同人作家による作品とかであるなら公式のエロパロとかも面白いのかも知れんが商業作家がやるのは流石にどうか思うのよな。
同人としての名前を商業でそのまま使ってるにしたって、そこで更にパロディをやるためにもう一つぐらい名前を増やしても罰は当たらんだろうて。
大学同期の仲良し5人組、全員なにかしら病んで精神科の診断経験あり。糖質だったり鬱だったり。
服薬していたり、完全に克服してはいないから、メンヘラ同盟〜笑 とか言って皆それぞれお互いに"理解ある彼くん"ならぬ、"理解ある友ちゃん" をしてる。
詳細は省くけど、出血多量やら処方薬のODで救急搬送されたことが何度か。その度にみんな心配して死ぬ思いをしてる。自殺未遂のきっかけは、他の友人や職場の人の心ない言葉やふるまいらしい。最近はさすがにそこまでの大事は無いけど、他の友人に愚痴を言ったときに突き放すようなことや現実的な批判をされると爆発しちゃって、メンヘラ同盟()のグループに助けを求めてくることが多い。
そんなだから、皆ものすごく気を使って接していた。絶対に否定しない。無料のカウンセラーみたいに話を聞いてる。ただ、話を聞いてると同じ失敗というか、お前それ何回目だよ、ということだったり、憧れのキラキラ職業に就こうとしては不採用で撃沈、アルバイトで入れたとしても周りの人と合わなくて病んで飛ぶ、の繰り返しをしている。
メンヘラ同盟、皆ちょっと疲れてきちゃってその子の対策本部が立ち上げられた。お互いに今後どう接していけばいいんだろう…という相談や、大事な友達なのに、煩わしいって思うのはどうなのよっていう葛藤と、でも自分の時間も大事だし、こっちにも余裕が無い時だってある! みたいな話をする場になった。
こうなったらもう距離を置くしかないのかな? という結論に至っても、本当にそれしか無いと思うんだけど、私たちが距離を置いたり、疲れて対応がおざなりになってしまった時にそれがきっかけで自殺未遂されたら…もし自分のせいで友達の命が失われることになったら今後生きていけない… という恐怖で、結局いつも無料のカウンセラーに徹してしまう。
だいいち、大切な友達のはずなのに、そんなことを思ってしまう自分自身が嫌になっている。対策本部〜とか偉そうなことを宣っても、皆その部分で悩んでいる。私はわからなくなってしまった。他の友達も就職の関係でそれぞれ散らばって、頻繁に遊ぶのがその子だけしかいないから、一人になりたくないからその子の話を聞くのか、それって依存してるんじゃないのか、それとも本当にその子のことが心配で大切だから話を聞くのか。疲れてしまっている今、それすらもわからなくなっちゃった。
自分たちの心の健康や、今後の関係のためにも距離を置くしかないんだろうけど、それをすると遊ぶ友達がいなくなってしまう。遊ぶ友達がいなくなるからって、自分のためにその子の話を聞いて無料のカウンセリングしてるの? 最低だ。どうしたらいいですか。
https://anond.hatelabo.jp/20250113065108
上の記事は良い経験だったということだけを書きたかったので今回の内容は分けて投稿することにした。
お寿司を食べつつお店を見回しながら、はてこれで本当に利益が出ているのか・・・?とふと考えてしまった。
そのお店は全員一律のおまかせコースしかなく、一日に入れるお客さんの数も決まっている。私の支払いが飲み物を含めて17,600円だったと書いたが、多分平均すれば客単価は15,000円~20,000円程度だろう。
それで1日に入れるお客さんの人数は明確なので1日の収益は容易に想像できる。まぁ30万円から良くて40万円という所。
その日お店で働いていたのが、見えた範囲だけでも5人いた。奥で作業されている方も1人いたかもしれない。
冷静に考えて、これってどうやって成り立っているんだろうと不思議に感じた。銀座という家賃の高い場所で、2人の板前さんが腕を振るい、他に3人か4人が働いていてそれで1日の収益が30万円~40万円。見る限りは家族経営という訳ではなさそうだった(女将さんは親方の奥さんかもしれないが)。
高級な食材を仕入れ、その他もろもろ営業にかかる費用を差し引いて、それで人件費を賄えるのだろうか・・・銀座の寿司屋の板前さんという簡単にはなれないであろう高度な専門職の方であることを考えると、きっと収入はその技能に見合うものになっていないんじゃないかと思ってしまった。
そう考えると、銀座のお寿司屋さんって実は別に高くないんじゃないかと思った。
確かに一晩の食事の額としては中々の金額で我々庶民が頻繁に楽しめるものではないけれど、高度な技術を持った職人さんが仕事をしてくれると考えるならばだいぶ安いんじゃないかと。
お寿司屋さんとは全く違う世界だが私はIT系の専門職として働いているのもあって、そういう専門的な技術を持った人がそれに見合う収入を得られる社会になるといいなと普段から思っていて、ふとこんなことを考えてしまっていた。
昨今の物価高もあってお寿司屋さんも値段を上げているところが多いと聞く。それでも職人技にリスペクトを持ってお金を落とせるようになりたいと思った。そのためにも私ももっと頑張って給料を増やさねば。
とりあえず今度の休みに婦人科健診受けといたほうがいいで、同じようにセックス狂いだったのが卵巣の疾患か何かで男性ホルモンが高くなってた?女性ホルモンが出てなかった?かなんだか言って後々手術になっとったで、安心のためにも一回行っとき、ガチで
本当にそう。
アウトプットしなければ気が狂う。
ただ食べて寝て排泄すればいいと思うかもしれない。それが完全な生命の所業だと。
しかし、食べるためにもアウトプットが必要ということはあんまり世の中に知られていない。
アウトプットにも積極的入力という形のアウトプットがあるのだ。
入力なのにアウトプットとはなんぞや、と思うかもしれないが、入力するためのアウトプットが存在する。
例えば、「(捕)食スイッチ」のようなものを自分で押して「入力したいぞ」という意欲を外界に向けて自ら発信しなければ自分の肉体は動かない。これが自然に(意識しなくても)できる動物は健康だ。
しかしこういった積極的な入力を怠らなければならないほど疲労してしまうときもある。もちろん休憩が必要だから、不必要な機能として自動的に抑制されるのだが、これが慢性化すれば不健康だ。
だから言わなければならない。アウトプットは健康に生きていく上で必要だと。アウトプットには入力するためのアウトプットもあるのだと。
上記はあまりにも一般化しすぎた。自分で書いてみると、わけのわからん前書きってこういう風にできてるんだなと納得できる。学習するためにアウトプットが必要なのもこうやってわかるんだね。
アウトプットと捕食スイッチの関連性は置いといて、外向きに思考を吐き出さなければ気が狂うとはなんぞということについて書いておきたい。
こうやってインターネットに考えを向けて何が待っているのか?おそらく、失敗ではなく成功が多いからなのではなかろうか。外向きの思考を持つと、アウトプットすることによる「良いこと」が多いのかもしれない。水を得た魚から、水を取ったら可哀想という風に解釈もできる。ふむ。そうなのかもしれない。呼吸をするように自然なことなのだ。悔しい。このスキームは後付けだが納得しかない。他にないのだろうか。
他にあったら教えて。
だいぶマシになってきたが、顔面にニベア塗りたくっときゃオッケーみたいな男向けの美容情報はいまだに多い。この手の話は女性は中学生に通りやすいのだが、男性諸君に情報共有ができていないため軽率に事故が起きているようだ。
タイトルには男性諸君と記載したが実際には小中学生から、メイク初心者の多くに安全に使えるものを記載したいと思う。
冬、乾燥。春、花粉症黄砂PM2.5。夏、紫外線エアコン。昨今秋なんてものはないが肌のゆらぎ時期。
化粧水は何よりも使用してほしいアイテムだ。化粧せずとも使ったほうが清潔感がでるし、老後のためにもなる。
これがだめだった人は相当肌が弱いので慎重になったほうがいいとは思う。その場合IHADAというブランドおすすめしたい。
それくらい全世代男女関係なく基本の化粧水の機能を備えている。安易にビタミンCが多いものを使うと、肌荒れしている場合しみて痛いし、あんまり保湿力の高いものを薦めると男性の場合脂ぎってしまうパターンも多い。とりあえずこれを。お金かけたくなったら、この肌ラボで上位互換を探してみよう。
化粧水のあとには乳液を。美容液とクリームは今回は省く。豆乳イソフラボンと大きく書いているが、気にしなくていい。この乳液は保湿力はまあまああるが、さっぱりしている。とても男性向きの商品だ。油分問題が女性とは違うところだろうが、肌質は人それぞれ。しかしニキビに悩んでいるから油分をつけないのは間違っている。肌トラブルは皮膚の水分と油のバランスが崩れたときに起きるのだ。
日焼け止めをおすすめしたかったが、ビオレかサンカットか、無印の日焼け止めミルクのどれかを使うのがいいと思う。しかしこの機会にぜひ試してほしいものが「色付き日焼け止め」だ。すっぴん感そのままに肌がまじできれいに見える。ノーファンデメイクというものに使われるが、化粧自体に抵抗感がある人に試してほしい。
その他ALLIEという商品も人気だが、白くなりすぎるしクレンジングもしっかり必要になる(不要と言ってもだ)全顔に塗るのはおすすめできない。またラロッシュポゼも人気だが、はたしてプチプラと呼べるのか。保湿力も高すぎる気がしている。乾燥気味ならありだ。
IKKOが使ってる。最近のインフルエンサーはIKKOが使ってることを良しとはしないが、ここでは良しとする。色付き日焼け止めを塗る人は「クレンジング不要」でもかならずクレンジングをしてほしいが、この商品のいいところはプチプラなところと、毛穴づまりが解消されるところだ。鼻の黒ずみに毛穴パックは厳禁だが、クレンジングオイルでの時間をかけた改善方法はぜひ試してほしい。
例えば女性では乾燥しすぎると感じる人もいるかもしれない。その場合はカウブランドのクレンジングミルクをおすすめしたい。
眉毛は描いたほうがいいというか、無造作すぎるのなら整えて、ハゲの部分を描きたしたほうがいい。
極細のほうが人気ではあるのだが、男性のしっかりめの眉毛を思うとこちらのほうがいいかもしれない。
とくに上記に入れなかったが、気になった商品があれば無印良品のスキンケアアイテムを試すのはありだと思う。無難に良い。
あとはニベア問題と言っているのだが、油分が多いものを男性が顔に塗るのはやはりリスクが高いと思う。ニベアのクリームは身体に塗ろう。ニベアのリップクリームはおすすめだ。口紅に挑戦したければニベアの色付きリップがいいだろう。
コンシーラーも使ったらいいと思うが、肌の色が色々ありすぎて困る。オレンジ系のを一つ持っていると青髭やクマに対応できるので、キャンメイクやセザンヌあたりを見てほしい。
ギャル:「オタクくんさぁ、優しくされたいからって弱いフリするの、マジやめたほうがいいって話なんよ~!」
オタク:「えっ!?でも弱かったら優しくしてもらえるじゃないですか?そういうもんじゃないんですか?」
ギャル:「それが違うんよ!だってさ、ほんまに弱い人って、めっちゃ厳しい世界で戦ってるんよ?弱いフリするってことは、その人たちに失礼やし、その世界なめすぎなんよね。」
オタク:「えっ、弱い人ってそんな戦ってるんですか?もっと守られてるイメージだったんですけど…」
ギャル:「違う違う!ほんまの弱者の世界って、超バチバチのサバイバルやで!?もう攻撃しあわんと生きていけへん、みたいな。」
オタク:「えっ、じゃあ強い人のほうが大変じゃないですか?だってずっと戦わなきゃいけないんでしょ?」
ギャル:「それがちゃうんよ~!強い人って、お互い攻撃しあわんでも生きていけるんよ。ただ、今の地位を守るために努力はするけど、弱者ほど『これやらんと死ぬ』みたいな追い詰められ方じゃないの。」
オタク:「あー、なるほど。じゃあ弱い人は、助けてもらうためにもっと攻撃的になるってことですか?」
ギャル:「まあ、そんな感じやね。でもね、オタクくんが言いたいこともわかる。だからこそ、優しさが欲しいならまず自分が他の人に優しくするのが大事なんよ!」
オタク:「優しくしてもらうために優しくする…なんかループしてる気がするけど、それが正解なんですね。」
ギャル:「そうそう!結局さ、弱いフリして甘えるんじゃなくて、自分から優しさを出していくのが、一番お互い幸せになれる方法やと思うで~💖」
オタク:「わかった気がします!ギャルさん、優しいですね…!」
ギャル:「あはは、オタクくんが話聞いてくれるからやん~!ありがと~💖」
田舎に住んでいる。
見渡す限りミドリってほどはないけど、かなり田舎の方だと思う。県庁所在地から車で2時間ほど離れている。
正直不便さを感じるし、将来この地域はどうなるんだという不安がある。
なんでみんなその決断ができるんだろう。
自分はできなくて悩んでいる。
妻の地元であり、自分にこの土地への思い入れが特にないのも大きいかもしれない。
いまは安い賃貸に住んでいて、子供のためにも出来れば大きな家に越したい気持ちはあるが、
現時点で国道沿いに空き店舗が乱立しているこの地域の未来に希望が全く見出せず、子供には将来は都市に出てもらいたいし、自分自身も身体的にも精神的にも永住できるだろうか…と不安である。
子供が出ていく前提で、自分も不便さを感じていて、未来も見えない地域にローンをしてまで家を建てる勇気が持てず、なぜみんなあんなポンポン家を建てられるのか、と感じる日々。
夫婦とも、わりと求人のある職種なので本音を言えばそもそも家族ごと引越したいが、妻は地方公務員で長く勤めたい気持ちが強く、育児に祖父母のチカラが借りられたり、地元愛もあるためか強く反対されている。
考えてみれば1番悩んでいるのはこの部分なのかもしれない。
ChatGPT o1 に聞いてみた。
まず大前提として、相続の問題はケースバイケースであり、詳細を把握した上で最適な方策を検討する必要があります。特に「会社の株式の相続」が絡む場合は、一般的な相続とは異なる特殊な制度や手続きが存在し、慎重に対応する必要があります。ここでは、よく検討される主な選択肢・制度を紹介しますので、参考にしていただきつつ、必ず専門家(税理士・弁護士)と具体的な相談をすすめていただくのがよいと思います。
1. 事業承継税制(非上場株式等に係る相続税・贈与税の納税猶予)
経営者が保有する未上場会社の株式を後継者が相続・贈与で取得する際に、一定の要件を満たせば相続税(あるいは贈与税)の納税を猶予または免除できる制度です。
2. 相続税の「延納」や「物納」の検討
延納: 相続税を期限内に一括納付できない場合に、担保を提供すること等の一定要件を満たせば、年賦(分割払い)で納付が認められる制度です。
物納: 不動産や有価証券などを現物で納税する方法。ただし、一定の順序があり、誰でも自由に「株式を物納する」というわけにはいきません(国が換価しやすい資産が優先されるなど)。
3. 限定承認・相続放棄という選択肢
もし会社や従業員の生活を守る意向が強い場合は相続放棄の選択は難しいかもしれませんが、万が一どうしても納税の目途が立たないなら最終手段として検討せざるを得ない場合もあります。
4. M&A・株式売却などの資金調達
「会社をどうしても継ぎたくない」「相続税を支払うために株式の一部を売却したい」という場合、
などでまとまった現金を確保するという方法も考えられます。ただし、買い手が見つかりやすい業種・状況なら良いのですが、経営実態や業績によっては交渉が長期化することも多く、株式評価額との乖離が出たり、想定通りには進まないケースも多々あります。
5. 専門家チーム(税理士・弁護士・金融機関)との連携
相続税・会社経営・不動産・株式評価などが複雑に絡む場合は、「事業承継に強い税理士」や「相続に強い弁護士」に加え、場合によっては金融機関や公庫などとも連携して資金調達策を検討することが必要です。
特に「会社の経営は存続させ、後継者候補はいる。しかし資金が足りない」というケースでは、金融機関へ相続税納付資金の借り入れを相談する場合があります。会社が安定的に利益を出しており、株式評価が高い理由が事業の好調さにあるのであれば、納税資金調達に協力を得られる可能性もゼロではありません。
まとめ
- まずは事業承継税制の適用可否を専門家に確認
- 延納や物納など相続税の支払い方法の多様化
- 限定承認や相続放棄などの最終手段も視野に
- 会社をどうするかの方針確認(M&Aや部分売却)
- 早期に専門家(税理士・弁護士・金融機関等)と連携する
相続税の支払い期限はおおむね「被相続人の死亡を知った日から10か月以内」であるため、時間が限られるなかでやるべきことも多く、非常に大変だと思います。しかし、早急に複数の専門家へ相談し、できる限り有利な制度を使いながら最善策を探っていくほかありません。
とはよく言われますが、本当に大切なことです。今回のように突然の不幸で慌てないためにも、日頃から親の財産状況や事業の継承計画などは、遠慮せず確認しておくことが理想だと改めて感じます。
在日韓国人の特権として扱われている通り名ですが、差別的なアレルギー反応をせず冷静に話し合ったほうが日本人のためにも良いという話。
芸能人における芸名ではないけども、出自の情報が多く含まれる場合が多い本名を隠したい場面というのは在日韓国人に限らず日本人でも多くなってきているのが現代。
例えばコンビニの店員がカスハラ対策に本名を隠して働くようになったり、スタバのモバイルオーダー受け取りで本名ではない名前で受け取ったりと、公共の場で本名を晒すことに抵抗を感じる人は実際に増えてきている。
小学生なんかでも、通学中は名札を見えないようにしたり、体操着からゼッケンがなくなったりと個人情報の取り扱いについてかなり慎重になった。
とは言え、役所や医者など、取り違えによる事故が致命的になりかねない場所ではそういったことが容易にできるわけではない。
そこで、個人情報を守りつつも各個人を間違いなく特定できる方法を模索する必要性は以前に比べて遥かに高くなってきていると言えるよね。
それが通り名であるかどうかは別として、公共の場で用いることのできる別名と、それでいてしっかりと個人を識別できる手段というものの必要性は十分に議論するに値するものではないかなという話。
例えばマイナンバーなんかがそうなんだけど、マイナンバーカードを所持することで個人の証明ができることを前提に通り名の利用が許されるとかってなれば、マイナンバーカード自体の利用価値も高まるんじゃないかな。
在日韓国人だってついこの間までは外国人登録証明書の所持が義務付けられていたわけで、通り名を使用することと個人が間違いなく特定できることはセットで考えられるべきということ。
パソコン通信から始まって今のSNS全盛になって、一個人が複数の名前で活動することが当たり前になってきている中で、現実社会では本名を使い続けなくてはいけない事自体がもはやナンセンス。
責任が生じる場面においては名前以外のものでしっかりと個人を証明できる仕組みを作ることで、人は自由に名乗れる権利を得られるはず。
夫婦別姓を含め、これからの時代は状況に応じて名前を自由に名乗れる権利が守られるべきであって、在日韓国人特権アレルギーなんかで通り名そのものを否定している場合ではないのだと思いますよ。
アレルギーの人にこういう話をしても通じないことはわかってるけど、そうじゃないって人は、今一度慎重に議論に参加することをおすすめします。
現代社会は驚異的な速度で進化しています。その中でも、人工知能(AI)の発展は際立っており、ビジネスから日常生活まで、あらゆる分野でその恩恵を受けています。しかしながら、未だにAIに対して課金を渋る人々が存在します。彼らは「無料で十分だ」「課金する価値が見出せない」と口にしますが、それは大きな間違いです。ここでは、なぜAIに課金しない人が賢明でないのか、その理由を詳しく探っていきたいと思います。
まず第一に、質の高いAIサービスを享受するためには、適切な投資が必要です。無料のサービスは確かに便利ですが、その多くは機能が制限されていたり、広告が多かったりします。有料のAIサービスは、無料版にはない高度な機能やカスタマイズ性を提供しており、ビジネスの効率化や個人のスキルアップに直結します。例えば、データ分析ツールを使って市場のトレンドを予測したり、言語学習アプリで発音の細部までチェックしたりすることが可能です。これらは無料版では到底実現できないレベルの精度と機能を持っています。
次に、AIの開発・維持には莫大なコストがかかっています。エンジニアの人件費、サーバーの維持費、データの収集と管理など、その裏には多くのリソースが投入されています。ユーザーが課金することで、これらの費用をカバーし、さらなる技術革新を促進することができます。つまり、課金することは自分自身の利益だけでなく、AI業界全体の発展にも寄与しているのです。逆に、課金を拒むことは、このサイクルを阻害し、自分自身が将来的に享受できるはずのメリットを減少させる行為と言えます。
また、セキュリティの観点からも、無料サービスにはリスクが伴います。無料のAIツールやアプリは、個人情報やデータを収集し、それを第三者に提供することで収益を得ている場合があります。有料版では、そのようなリスクを最小限に抑え、ユーザーのプライバシーを保護するための機能が充実しています。自分のデータを守るためにも、適切な投資は必要不可欠です。
さらに、時間はお金よりも貴重な資源です。無料のサービスに時間を費やし、結局必要な結果が得られず、再度別のツールを試す羽目になることはよくあります。有料のAIサービスはサポート体制も整っており、問題が発生した場合でも迅速に対応してもらえます。結果として、時間を有効に使い、高い生産性を維持することが可能になります。
最後に、自己投資の意識の欠如は、長期的な成長を阻害します。無料にばかり頼る姿勢は、新しいことに挑戦する意欲や、自分自身を高める努力を怠ることにつながります。AIに課金することは、自分のスキルや知識をアップデートし、時代の波に乗るための手段です。それを理解せずに、ただ無料を追い求めるのは賢明な選択とは言えません。
総じて言えば、AIに課金しない人は、目先のコストに囚われて本質的な価値を見逃しています。質の高いサービスを利用し、自分自身の成長やビジネスの発展に寄与するためには、適切な投資が必要です。AIの恩恵を最大限に受けるために、そして未来を創造する一員となるために、今こそ賢明な選択をするべき時です。
障害年金をもっと手厚くして実質的なベーシックインカムみたいにすればよりよい社会になるのではないか?
障害認定のハードルを下げワープアになってしまうような仕事しか出来ない人にはじゃんじゃん年金をあげて欲しい
俺みたいに仕事で自己実現できて収入も高いやつからはもっと税金取ってくれていいから苦しんでる友達にもう少しお金あげて欲しい
そんで友達には働く時間減らして俺たちと遊ぶ時間増やして欲しい
なんならニートになってくれたっていい
コミュニティのメンバーが全員働いてるとなかなか集まれなくて活気がなくなっていくから、いつ行っても誰かいる状態を保つためにも人当たりが良くて無職に引け目を感じてないニートが一人いてほしい
1: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:00:00 ID=abc123
2: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:01:15 ID=def456
3: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:02:45 ID=xyz789
>>2
影を操る能力だぜ。敵の動き封じたり、自分の影で瞬間移動もできる。強いんだわ。名前は後で教える。
4: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:03:50 ID=uvw135
瞬間移動ってヤバすぎw どうやって使うの?
5: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:05:10 ID=ghi246
>>4
敵の攻撃避けるときとか、奇襲に使ったりする。影がないと無理だけど、昼間は本当に厳しい。
6: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:06:30 ID=jkl357
影操るってことは、暗闇で強いのか?
7: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:07:20 ID=mno468
>>6
そうだな、暗いところだと攻撃力上がるし、逆に明るいと弱くなる。だから、戦う場所選ぶのが重要だ。
8: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:08:50 ID=pqr579
使い方のコツとかある?
9: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:09:30 ID=stu680
>>8
まずは自分の能力を理解することだな。あとは影使って相手を混乱させるのがいい。
10: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:10:15 ID=abc246
戦闘以外で使えるのか?
11: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:11:10 ID=def357
>>10
普通に使えるぞ。影で隠れたり、物を動かしたりもできるし、日常でも役立つ。影を使ったイタズラとか最高だわ。
12: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:12:45 ID=xyz123
楽しそうだな
13: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:13:30 ID=uvw789
>>12
最近友達と戦ったとき、影使って全部攻撃避けたのが一番スカッとしたわ。盛り上がった!
14: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:14:10 ID=ghi135
それって、どんな相手と戦ったの?
15: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:15:00 ID=jkl246
>>14
素人の友達だな。まぁ、相手にならなかったけど、影の使い方が楽しかった。
16: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:16:30 ID=mno357
17: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:17:00 ID=pqr468
>>16
「月影」って名前だ。
18: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:18:50 ID=stu579
19: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:19:30 ID=abc680
>>18
そう思うなら自分で強いの持てばいいじゃん。影使うのも楽しさがあるんだよ。
20: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:20:45 ID=def789
お前ら、そんなこと言ってる場合じゃねえぞ。最近、ネットで攻撃できるヤツがいるらしい。
21: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:21:30 ID=xyz321
え?何それ?マジで?
22: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:22:10 ID=uvw654
>>20
おいおい、まさかお前が狙われてるんじゃないだろうな?
23: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:23:00 ID=ghi987
>>20
24: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:24:50 ID=jkl111
>>20
なんか、斬魄刀の能力を無効化する技術を持ってる奴がいるらしい。お前も気をつけろよ。
25: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:25:30 ID=mno222
それ、どうやって対策すればいいんだ?
26: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:26:10 ID=pqr333
>>25
とりあえず、ネット上では目立たないようにしろ。あとは、影を使って隠れるのが一番だと思う。
27: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:27:00 ID=stu444
でも、影を操る能力なら、隠れるのは得意だろ?
28: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:28:30 ID=abc555
>>27
それが、実際に攻撃されると焦るんだよ。影を使っても、どこから来るかわからないからな。
29: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:29:00 ID=def666
何か、具体的な被害例とかあるの?
30: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:30:45 ID=xyz777
>>29
最近、何人かがネット経由で攻撃されて、意識不明になってるって話だ。マジで怖い。
31: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:31:30 ID=uvw888
おいおい、本当にやばいじゃん。どうする?
32: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:32:00 ID=ghi999
>>31
俺はもう隠れることにするわ。影を使って、どこにも行かないようにする。
33: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:33:30 ID=jkl000
>>32
でも、影を使ってもダメな時があるかもしれない。気をつけろよ。
34: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:34:50 ID=mno111
35: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:35:30 ID=pqr222
>>34
そうだな。もし何かあったら、すぐに知らせてくれよ。
36: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:36:00 ID=stu333
でも、俺たちが何かできるわけじゃないしな。
37: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:37:00 ID=abc444
>>36
38: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:38:30 ID=def555
39: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:39:00 ID=xyz666
>>38
40: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:40:00 ID=uvw777
>>1、何かあったらすぐに言えよ。俺たちも協力するから。
41: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:41:30 ID=ghi888
>>1、気をつけろよ。影を使うのもいいけど、相手がどんな手を使ってくるか分からないからな。
42: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:42:15 ID=jkl999
そうだよ。俺も影を操るけど、ネット経由で攻撃されるとか怖すぎるわ。何が起こるかわからんし。
43: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:43:00 ID=mno000
おい、>>1、影を使って隠れてるだけじゃダメかもしれないぞ。あいつ、どこからでも攻撃できるらしいから。
44: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:43:30 ID=pqr111
>>1がいる場所を特定されないようにするのが一番だな。自宅にいるなら、窓とか気をつけろよ。
45: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:44:00 ID=stu222
本当に影だけで大丈夫なのか?ネットで見たけど、あいつ、実際に行動に移してるみたいだし。
46: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:44:45 ID=abc333
>>45
いや、俺もその情報見たわ。攻撃された人が意識不明になったって話、マジで怖い。
47: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:45:10 ID=def444
それでも、>>1は影を使って逃げるしかないだろ。あとは仲間と連携して行動するしかない。
48: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:45:50 ID=xyz555
でも、影を使っても、あいつがどこから攻撃してくるか分からないってのが一番の問題だよな。
49: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:46:15 ID=uvw666
>>48
そうなんだよ。俺も、影を使って隠れても、やっぱり不安だわ。どこから狙われるかわからないし。
50: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:47:00 ID=ghi777
おい、もう>>1が何かあったらマジでやばいぞ。影を使っても、あいつはネット経由で来るんだから。
51: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:48:10 ID=jkl888
>>1、何かあったらすぐに知らせてくれ。俺たちも全力でサポートするから。
52: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:49:00 ID=mno999
俺も影を使うけど、ネットから攻撃されるって考えたこともなかった。マジで気をつけろよ、>>1。
53: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:50:30 ID=pqr000
>>1が無事でいることを祈るしかないな。影を使っても、あいつには気をつけないと。
54: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:51:00 ID=stu111
本当に怖いな。何かあったら、みんなで助け合おうぜ。
55: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:52:30 ID=abc222
>>1、影を使って隠れてるなら、何かあったらすぐに逃げられる準備もしておけよ。
56: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:53:00 ID=def333
俺も影を使ってるけど、こういう状況になると本当に不安だな。何が起こるかわからないし。
57: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:54:00 ID=xyz444
>>1、影を使った戦い方をもっと練習しておけよ。攻撃を避けるためには、もっと体を鍛えないと。
58: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:55:30 ID=uvw555
それに、ネット上でも警戒しておけよ。あいつがどんな手を使ってくるかわからないからな。
59: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:56:00 ID=ghi666
マジで、>>1が無事でいることを願うわ。影を使うのもいいけど、心の準備も大事だからな。
60: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:57:30 ID=jkl777
みんな、気をつけろよ。ネット経由で攻撃されるなんて、考えたこともなかった。
61: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:58:00 ID=mno888
>>1、何かあったらすぐに連絡しろよ。影を使って隠れてるだけじゃ心配だ。
62: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 12:59:30 ID=pqr999
>>1が無事でいることを祈ってるからな。影を使って、逃げる準備もしておけよ。
63: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:00:00 ID=stu000
おい、>>1から音沙汰なくね?何かあったのか?
64: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:01:15 ID=abc111
お前ら、>>1のこと心配だな。ちゃんと影を使って隠れてるんだろうか。
65: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:02:30 ID=def222
>>1が無事でいることを願うしかないな。影を使っても、ネットからの攻撃には気をつけろよ。
66: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:03:00 ID=xyz333
それにしても、こんなことが現実に起こるとは思わなかったわ。マジで怖い。
67: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:04:30 ID=uvw444
68: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:05:00 ID=ghi555
69: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:06:30 ID=jkl666
>>1、何か情報が入ったら教えてくれ。みんな心配してるから。
70: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:07:00 ID=mno777
それにしても、影を使ってもネット経由の攻撃には無力なんだな。現実は厳しいぜ。
71: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:08:30 ID=pqr888
>>1の安否が気になる。影を使って隠れてるのはいいけど、実際にどうなるか分からないし。
72: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:09:00 ID=stu999
何か情報があったら、すぐに教えてくれ。俺たちもできることを考えよう。
73: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:10:00 ID=abc000
おい、>>1だ。ごめん、遅れた。
74: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:11:30 ID=def111
え、何だよ?何があったんだ?
75: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:12:00 ID=xyz222
>>1、何が起きたの?早く言えよ!
76: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:13:00 ID=uvw333
77: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:14:15 ID=ghi444
78: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:15:00 ID=jkl555
>>1、何かあったらすぐに言えって言っただろ!心配してんだから!
79: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:16:30 ID=mno666
その後、>>1は再び書き込むことはなかった。ユーザーたちの不安は募るばかりだった。
80: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:17:00 ID=pqr777
>>79茶化すな
これ、マジでまずいんじゃないの?誰か>>1の安否確認してこいよ!
81: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:18:10 ID=stu888
だめだ、俺も心配になってきた。影を使って隠れてるって言ってたけど、ネットで攻撃されてるってことは、どこから狙われてるかわからないからな。
82: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:19:30 ID=abc999
現実に何が起きてるか分からない。>>1が無事でいることを祈るしかねぇ。
83: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:20:00 ID=def000
みんな、冷静になろうぜ。何か情報が入ってくるまで待つしかない。
84: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:21:15 ID=xyz111
でも、>>1が戻ってこないのはおかしい。何かあったに決まってる。
85: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:22:00 ID=uvw222
>>1、無事でいてくれ。影を使っても、どこから攻撃されるかわからないから、本当に気をつけて。
86: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:23:00 ID=ghi333
それにしても、あいつがネット経由で攻撃できるなんて、どんな技術持ってんだよ。マジで怖い。
87: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:24:30 ID=jkl444
みんな、>>1のこと心配してるから、何か情報あったらすぐに書いてくれ。
88: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:25:00 ID=mno555
もし>>1が意識不明になったら、俺たちが何かしなきゃいけないだろ。無力感が半端ねぇ。
89: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:26:30 ID=pqr666
お前ら、本当に気をつけろよ。>>1のことが心配で仕方ない。影を使うのもいいけど、心構えも必要だ。
90: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:27:00 ID=stu777
次の書き込みがないと、ますます不安になる。>>1、頼むから戻ってきてくれ。
91: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:28:30 ID=abc888
それにしても、影を使った戦い方をもっと練習しておかないと、いつか本当に大変なことになるかもしれない。
92: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:29:00 ID=def999
>>1が無事でいることを願うしかない。影を使っても、ネットからの攻撃には気をつけろよ。
93: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:30:30 ID=xyz000
おい、また書き込まれたぞ!
94: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:31:00 ID=uvw111
何だ?それは!
95: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:32:15 ID=ghi222
おい!助けてくれ!
96: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:33:00 ID=jkl333
え、どうしたんだ?何があった?
97: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:34:30 ID=mno444
>>1、急いで書き込め!何かが起きてるんだろ?
98: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:35:00 ID=pqr555
おい、>>1、何が起きたんだよ!
99: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:36:30 ID=stu666
100: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 13:37:00 ID=abc777
頼む、>>1、無事でいてくれ!
101: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 14:00:00 ID=xyz123
102: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 14:01:15 ID=uvw456
おい、>>1のことを知ってるやつ、何か情報持ってるか?
103: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 14:02:45 ID=ghi789
>>1が影を使って無事でいることを祈るしかないな。あいつ、勇気あるやつだし、きっと大丈夫だと思いたい。
104: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 14:03:50 ID=jkl234
でも、あんな状況で無事でいるとは思えない。影を使っても、ネットで攻撃されるのは本当に厳しい。
105: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 14:04:30 ID=mno567
とにかく、何か情報が入ったらすぐにここに書き込んでくれ。
106: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 14:05:00 ID=pqr890
>>1の無事を祈る。影を使うことができても、どこから攻撃されるかわからないし。
107: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 14:06:15 ID=stu123
108: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 14:07:00 ID=abc456
本当に、>>1が無事でいることを願うわ。影を使っても、やっぱり心の準備が必要だな。
109: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 14:08:30 ID=def789
とにかく、>>1のことを忘れないでおこう。みんなでサポートし合おう。
110: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 14:09:00 ID=xyz012
次のスレが立つまで、みんなで情報を集めておこう。何かあったらすぐに知らせてくれ。
111: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 14:10:15 ID=uvw345
おう、>>1が戻るまで俺たちで話し合おう。情報交換しようぜ。
112: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 14:11:30 ID=ghi678
最近、ネットで攻撃する奴が増えてるっていう話は本当だよな。>>1のことが心配だわ。
113: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 14:12:00 ID=jkl901
影を使って隠れることができても、あいつからの攻撃は避けられないかもしれない。
114: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 14:13:00 ID=mno234
本当に、>>1がどうにか無事でいてくれればいいんだが……。
115: 名無しさん@おーぷん 2025/01/06(月) 14:14:30 ID=pqr567
この状況で>>1が孤立してるのは心配だ。何かアクションを起こす必要があるかも。
野生動物とか大抵そうだしな
いいオスはいいメスに種付けしてガキを産ませたらさっさと次のメスに種付けしに行く
私の人生は、まるで遊園地のジェットコースターのようだと思うことがある。緩やかな坂を上っているかと思えば、急激に落ちていく。特にここ数カ月は、日常が高所から真っ逆さまに落ちるような衝撃と、底なしの不安を味わい続けていた。
自分自身、まさかこんな事態になろうとは想像もしなかった。けれど、事実を変えることはできない。この言葉を胸の中で繰り返すたびに、頭がぐるぐると回って、やり場のない後悔が胸を締めつける。
つわりが始まったのは、ちょうど初夏の季節だった。最初は気のせいかと思った。仕事帰りにふと立ち寄ったコンビニで、いつものように缶コーヒーを手に取ったら、なぜか口に運んだ瞬間に吐き気をもよおしてしまったのだ。
「もしかして……」
半ば恐る恐る、薬局で妊娠検査薬を買い、家の洗面所でそっと検査をした。陽性反応。どう見ても、くっきりと反応は出ていた。息が詰まるような緊張感に駆られながらも、最初に頭をよぎったのは「彼が喜んでくれるだろう」という淡い期待だった。私は片道三十分の電車通勤をしながら、次第に大きくなるお腹を思い描いていた。
私には、交際して一年半ほどになる彼がいる。名前を雄介(ゆうすけ)という。社内の研修で出会って、話しているうちに自然と付き合い始めた。彼は優しくて真面目で、「将来は結婚も視野に入れよう」と何度も言ってくれていた。それに、私も結婚を意識し始める年齢になっていたから、彼となら幸せになれるだろうと信じていた。
けれど、この時点では、まだ何も疑う余地がなかった。なぜなら、私はただの「妊娠」を素直に受け止めていただけだったから。まさかこの子がお腹に宿るまでに、“別の相手”が深く絡んでいるなんて、思い返しても不思議な話だ。
私には一歳違いの兄がいる。血のつながった「実の兄」。幼い頃から私を支えてくれていたし、大学に入ってからは遠方で一人暮らしを始めていたので、直接会う機会は減ったが、LINEで連絡を取り合う仲だった。私よりも一足早く社会に出て、都内の大きな企業に就職し、そこそこ稼ぎも良かったらしい。休みの日には車を飛ばして実家に帰ってくることも多かった。
私の両親は早くに離婚しており、父はほとんど家に寄りつかない。そんな家庭環境だったせいか、兄は父親代わりのように私を気にかけてくれていた。学校で嫌なことがあれば、兄に相談したし、社会人になってからもメッセージをくれたり、食事に誘ってくれたりした。
もしかすると、そこで始まったのが間違いだったのかもしれない。私はずっと、兄のことを「家族」以上の存在として意識したことはなかった。だけど、あるきっかけから、私の心は奇妙な方向に揺れ動いてしまったのだ。
今から数カ月前、母が急病で倒れたことがあった。といっても命に別状はなく、入院も長引かなかったけれど、兄と私が連絡を取り合って付き添いをしていた。母の退院が決まり、ようやくほっとして家に帰った晩、私と兄は感情的な状態のまま、お酒に酔うようにして、何とはなしに実家で二人きりの夜を過ごした。
普段はそんなにお酒に強くない私が、妙にハイになってしまい、兄もやけに飲み続けていた。疲れと安心感とが混ざり合って、頭がぼんやりしていたのを覚えている。そのまま、兄とどういう経緯でそうなったのか、自分でもうまく説明できない。ただ、翌朝、隣には兄がいた。そのとき、私たちは、お互いに“してはいけないこと”をしてしまったのだと理解した。
兄は「ごめん」と何度も繰り返していたが、私自身、混乱していたし、反省と罪悪感が頭を埋め尽くしていた。それきり、私たちはその話をしないまま、兄はすぐにアパートへ戻ってしまい、私は都内の自宅に帰った。関係を「なかったこと」にするには、あまりにも重い罪悪感。でも、どうすればいいのかわからない。これ以上、こんな“近親”の関係を続けるわけにはいかないと、私も強く思った。
その日は、彼――雄介に何か言い訳めいた嘘をついて、数日連絡を断った。彼には母の入院があった程度にしか伝えておらず、詳細など言えるはずもなかった。何度か電話がかかってきたけれど、私は出ることができず、メッセージも「バタバタしてた、ごめんね」と返すのがやっとだった。
3.疑いが芽生えはじめる
お酒の席のあの一度きり。それで終わりだと思っていた。まさか、それが妊娠につながるなんて思いもよらなかった。
もしも、私と兄との間に何もなければ、私は迷わず「妊娠したの、あなたの子だよ」と雄介に伝えていたはずだ。けれど、検査薬の結果が陽性だったあの日から、私は自分の頭を冷静に整理するために、生理が遅れ始めた時期を必死で逆算した。どう考えても、兄との一夜がタイミングとして濃厚なのだ。
それでも私は「いや、そんなはずはない。もしかしたら彼の子かもしれない」と自分に言い聞かせようとした。一方で、万が一にもこの子が兄との間にできた子供だったら……それはもう取り返しがつかない問題だ。
ただでさえ、近親で関係を持つことは社会的にも法律的にもタブーだし、人として許されることではない。しかも、もし生まれてくる子が兄との子供だとしたら、その子にどんな影響があるのかを考えただけでも恐ろしかった。私はそんなことを想像して、毎晩眠れずに苦しんだ。
4.彼に打ち明けるべきか、黙っているべきか
「おめでとう」と、雄介は言ってくれた。
意を決して「妊娠したみたい」と報告したとき、彼は信じられないほど喜んでくれた。少し会社を早退して、花束を持って私のアパートに駆けつけてくれたほどだ。
「俺たち、ちゃんと考えて結婚しよう。まだ早いかなって思ってたけど、子供ができたなら、なおさらきちんとしよう」
まっすぐに目を見つめてくる雄介の瞳に、私は直視できないまま涙をこぼした。嬉しさと罪悪感がせめぎ合って、どうしていいかわからなくなった。
この瞬間、私の口から“あの事実”を打ち明けられるわけがない。私と兄との一夜なんて、誰が聞いたって嫌悪感しかないし、雄介が私のことを軽蔑するのは間違いないだろう。こんな裏切りは、どんな理由をつけても許されない。
でも、今すぐ言わなければ、あとで言い出すことはもっと難しくなる。どうするべきなのか。私は考え続けていた。しかし、心のどこかで「兄の子供ではなくて、雄介の子供だと思い込んでしまいたい」という甘い誘惑もあった。彼がこんなにも私と子供を愛してくれそうな姿を見ると、“本当のこと”を隠してしまいたくなる。
ただ、もし生まれてきた子供の血液型や遺伝的特徴、あるいは顔立ちなどから「これはもしかして……」と疑われる日が来ないとは言い切れない。今はとにかく時間がほしかった。考える猶予がないまま、私のお腹の中の子は日々成長していく。
5.兄との再会と、新たな選択
気まずい沈黙のまま数カ月が過ぎたころ、兄が意を決したように私に連絡を入れてきた。「少し話したい。直接会えないか」と。
腹の出方が分かるほどではないが、私はつわりがひどく、吐き気で悩まされていた。なるべく外出は控えていたが、兄とは話をしなければならないと思い、近くのファミレスを待ち合わせ場所にした。日曜の昼下がり、店内は子供連れでにぎわっていた。そんな中で顔を合わせる兄は、以前よりやつれた様子だった。
「体のほうは大丈夫?」
お互い、何も言わなくても、ただごとではないことはわかっている。言わずもがな、兄は私の“妊娠”について噂に聞いていた。それどころか、母のところに挨拶をしに行った雄介の話を耳にして、すべてを察していたようだ。
兄がそう切り出したとき、私は何と言えばいいかわからなかった。何に対して責任を取ると言うのだろう。いろいろな感情が頭を駆け巡ったが、兄はさらに続ける。
「堕ろせ、なんて言う気はない。けど……もしお前が望むなら、俺は何だってする。家族にだって包み隠さず言う。どんな非難を受けてもいい」
その言葉を聞いた瞬間、私は悔しさとも安心感ともつかない涙があふれた。こんな形でも、兄は“父親”として向き合おうとしているのだ。それはひどく間違ったことかもしれないが、一方で私がいま最も求めていた“覚悟”のようにも思えた。
けれど、私は首を振った。兄を見たまま、かすれた声で言う。
「違う。私は……雄介と結婚する。あの人、すごく喜んでくれているし……これ以上、人を傷つけたくない。だから――兄ちゃんの子だなんて、言うつもりはない」
兄はその場でテーブルを握りしめ、目を伏せていた。まるで、一言でも強く否定したら、私を余計に追い詰めてしまうんじゃないかと怖れているようだった。
「……本当にそれでいいのか?」
私は「うん」と、すがるようにうなずいた。もし世間に公表したら、私たちの家族は崩壊してしまう。兄も、私も、もう普通の生活には戻れない。何より、この子をちゃんと産んで育てるなら、父親は雄介であってほしいと強く願っている。
ただ、それは私のわがままかもしれない。兄にも重荷を背負わせることになるし、何より雄介に対しても重大な裏切りだ。私の決断は、本当にこの先、幸せを生むのだろうか。
それから数週間後、私は小さなアパートを引き払い、雄介の部屋に同居することになった。「ちゃんと席を入れよう」と彼は言ってくれる。母も、「あんたたち早いけど、まあそういう時代だしね」と苦笑いしながら祝福してくれている。兄はもちろん式には来ないし、来られるはずもなかった。
こうして周囲の人々に祝福されながら、一方ではどうしても消せない罪悪感が私を苛んでいた。たまに通院するとき、「妊娠何週目です」とお医者さんに言われると、そのたびに兄との日付が正確にリンクしているのではないかと不安になる。そう考えると息が詰まりそうになるのだが、深くは考えないようにしていた。
幸せを演じるのは簡単だった。彼の前で不安な表情を見せないように努めるし、彼も「つわり大丈夫?」「食べたいものない?」と私を気遣ってくれる。きっと雄介は何も疑ってはいない。私の体調が落ち着けば、次は式場探しだとか、結婚に向けての具体的なプランだとか、彼と話し合って進めていくだろう。今のところは、何も問題がないように見える。
でも、私は夜になると、時々夢を見てうなされる。生まれてきた子供が、兄そっくりの容姿をしていて、雄介がそれを見て青ざめるような夢だ。誰も悪くないはずなのに、私は理不尽に泣き叫んでいる。そんな夢から目覚めると、心臓が激しく脈打って、しばらく眠れなくなる。どうしてあんな夜を過ごしてしまったのかと、過去を後悔しても遅いのに。
7.小さな命の重みと選んだ道
私は胎動を感じ始めた頃、つくづく「命って重いんだな」と思い知らされた。夜に横になっていると、小さな魚がはねるように、お腹の奥からピクッと動く。
「ほら、今動いたみたい!」
私が声を上げると、雄介が驚いた様子で手を当て、嬉しそうに笑う。私の不安なんて全く知らずに、心から生まれてくる子を楽しみにしている。そんな姿を見ていると、自分の選択が正しかったと信じたくなる一方で、どうしようもない自己嫌悪に襲われる。どれほど後悔しても、もう時間は巻き戻せない。
ただ、兄との間に起きたことは「なかったこと」にはできないのも事実だ。私はこれから先、生涯にわたってこの秘密を抱えて生きていかなければならない。その罪は決して消えない。兄もまた、どこかでずっと同じ罪悪感を背負っていくのだろう。
「でも……どんな形であれ、この子を愛して育てたい」
私の中で、子供への想いが日に日に強くなる。それだけがせめてもの救いだと思う。この子には何の罪もない。もし仮に、本当の父が雄介ではなく兄だったとしても、私はこの子を健やかに、幸せにしてあげたい。
兄も苦しいだろう。でも、これ以上、誰も不幸にならないようにするには、私が沈黙を貫くしかない。何より、この子自身を守るためにも――。
8.いつか訪れるかもしれない“真実”の瞬間
お腹が大きくなりはじめたある日、ふと彼が私の顔を見つめて言った。
「なんか……最近、顔色が悪いときがある。無理してない? 体調だけじゃなくて……気持ちの面でさ、何か抱え込んでない?」
このとき、私は一瞬、「すべてを打ち明けようか」と頭をよぎった。けれど、できなかった。思い出すのは、いずれ私と結婚する気満々の彼の姿、夢の中で抱く子供の笑顔、そして兄の苦しそうな表情。あまりにも多くの人を傷つけてしまうだろう真実を、私は今さら言い出す勇気を持てない。
そう言って誤魔化すように笑うと、雄介は「そっか」と言って微笑み、私の頭をなでてくれた。素直に「ありがとう」と言えない自分が、すごくみじめに思えた。私の心は、日に日に小さな嘘で固められていく。
もし、子供が生まれて、将来何かのきっかけで「血縁の秘密」が分かってしまったら、そのとき私はどんな言葉をかけられるのだろう。考えるだけで怖い。そんなことになれば、雄介は私を責め続けるだろうし、彼と子供の関係さえ壊れてしまいかねない。
でも、だからといって今さら「実は違うの」と告げられもしない。私は小さく震える手を握りしめた。
9.結末というよりも、始まりへ
いつか、この秘密は私の人生を大きく変えるかもしれない。いや、たとえ誰にもばれなかったとしても、私自身がこの事実を抱えていくことに変わりはない。今、私の中で息づいている命は、本当に雄介と私の子ではない。それでも、私たちはこれから“家族”として生きていく。
私は思う。もしこの子が生まれ落ちて大きくなったとき、何かの拍子で真実を知ることになったとしても、それでも私にできるのは、愛情を注ぎ続けることだけだ。この子に罪はないし、きっと雄介も本当の父親として変わらずに愛してくれる――そう願うしかない。
兄は、その後、私の住む街から離れるように転勤を願い出たらしい。母には「急に引っ越すことになった」とだけ連絡が入ったと聞いた。私への連絡はほとんどなく、「元気にしてる?」のような短いメッセージがときどき届くだけ。返信をするのもためらってしまうから、私は一言「うん」と返すのが精一杯だ。多分これが、私たちなりの“距離の取り方”なのだろう。
すべてを葬り去ることはできないし、何か別の方法があったのかもしれない。けれど、私は最終的に“雄介との人生”を選んだ。その道が正しかったのかどうかはわからないし、罪悪感は消えない。
それでも、胎動を感じるたびに、「私は母になるんだ」と実感する。子供を迎える人生。それが私の幸福のカタチかもしれないと、何とか自分に言い聞かせている。揺れる不安とともに、私の“家族”になるはずの雄介や、まだ見ぬ子供と向き合っていく日々が始まる。その先に待つのが光か闇かは、まだ私にはわからない。
たとえ人には言えない秘密を抱えていたとしても、限りある人生の中で、私はこの子を守り、愛していくしかない。兄もまた、どこか別の街で、自分なりに苦しみを抱えながら生きていることだろう。
この現実を抱えたまま、私は静かにお腹をさする。幸せな母の笑顔を演じる自分と、後ろめたい気持ちを引きずる自分。まるで影と光のように揺れる葛藤に耐えながら、これから始まる未来を歩んでいかなければならない。それが、私が選んだ人生なのだ。