「国家」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 国家とは

2024-12-14

成田悠輔氏の「民主主義呪い

私は成田悠輔氏をよく知らなかったので、とりあえずWikipediaを眺めてみたんだけど、これがなんで称賛されるのかよく分からなかった

https://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/narita-yusuke/04.html

民主主義重症である21世紀政治は、インターネットを通じた草の根グローバル民主主義の甘い夢を見ながら始まった。だが現実残酷だった。

いきなりポエムである…😟

民主主義重症」って、スポーツ新聞とか週刊誌みたいなキャッチーな一文で始まる

これ、「民主主義重症か?!」にすれば、ほんとスポーツ新聞である

インターネットを通じた草の根グローバル民主主義」の「甘い夢」ってのも、インターネット黎明期大学とか大学院とか研究所かい自分にはちょっとピンと来ない

ネット上で勝手アクティビズムというか、ハクティビズムというか、そういった政治活動が行われてたいるのかもしれないけど、

匿名性の高い、最近の闇バイトでも使われてるTelegramやSignalでそういった政治活動してる人もいるんだろうけどね、まあテロリストも多いと思うけど…

しかし、のっけからポエミーだな、こんな感情的文章が称賛されるのか、経済産業研究所…😟

で、コロナの死者数が民主主義の国ほど多い、みたいな単なる回帰分析グラフがあるわけだけど、

一応、日本民主主義国家だと思うし、反ワクチンだの反マイナ保険証だの騒ぐ人がいるぐらい民主主義?な国なんだから

日本アメリカ西欧と同じぐらい、コロナで人が死んでないとおかしくないか

あと、インドナイジェリア?もおかしい気がする

こんなグラフからなんとなく思ってしまうのは、例えば、白人ほどコロナ死ぬ傾向があるということ

じゃあ、ロシアは何なの?みたいな話になるだろうけど、例えば、自分中国とかロシアGDPだの、経済指標だの、

中国ロシア北朝鮮みたいな政府が発表する数値は、基本あまり信用していない

本当にそんなに凄いの?中国はそんなに経済発展してるの?中国といっても国土が広すぎて、辺境はどうなの?

ただ、見て一発でワカラセられちゃうのは認めざるを得ないんだよ

中国IT関連の製品とか、ロボットとか、自動車とか、流石に見て凄いと思わせられるものは認めざるを得ない

でも、GDPだの、コロナでの死亡者数だの、正直、あんまり信用できないんだよね

なんというか、この成田氏の話は、かなり結論ありきで、高齢者集団自決の話もそうだけど、

キャッチーオチが先にあって、雑なグラフとか考察見せて、ほらね?という感じにしか思えない気がする

なんか、最近ひろゆきっぽいのがウケるのかな、とも思うけど、ひろゆき成田氏とも違うんだよな

例えば、ひろゆきって学歴とか職歴による差別というか区別はあるべきだって言ってるし、

正社員になれとか、会社に入ったら出世しないと老後に向かって大変なことになるよとか、

まらないぐらい当たり前というか、常識的な、多数派意見ネットでも振りまいてる

なんでかって、多数派についた方が弱い者いじめできるからなんだよね

ひろゆきがやってるのは、結局弱い者いじめがしたい、ということであって、ネットでその弱い者がわざわざ質問書いてひろゆきに与えてるんだよね

例えば、こうこうこういうことがあって会社辞めたいんですけどどう思いますか?みたいな質問に、やめない方がいいと思います、とバッサリ答えるのがひろゆき

まらないぐらい常識的なんで、ひろゆきにわざわざ質問する人って何なの?と思ってしまうんだけど、

結局、ひろゆき質問しなくても、普通会社を辞める前に誰でも葛藤してるんだよね

会社を辞めるべきではない、という常識と、辞めたいという欲望というか希望が、普通葛藤してるわけで、ひろゆき質問する必要ないわけだけど、

かに背中を後ろから押してほしいみたいな感情もあるからひろゆき質問ちゃうんだろうけど、

ひろゆき質問に対する答えが予測できすぎるんだよね

結局、ひろゆき多数派意見を言うし、それをする理由は弱い者いじめがしたいか

だって自分4chanなりから金が無尽蔵に入ってくるわけで、日本ルールとか競争の外、安全圏にいるわけだから

安全から日本に住んでひーこらしてる一般ピープルを下に見て、酒を飲みながら悦に入りたい、それだけなんだよな

ひろゆきじゃなくて、成田氏の話だった

成田氏はそういう点でひろゆきとは異なるけど、なんとなく、自分が持っていきたいオチが透けて見えるのは似てる気がする

理系として大切なことって、まずオチを消去することだと思うんだよね、仮説は立てるけど

まあ、仮説を立てたら、仮説通りに行ってほしい、という欲があるのは否定できない、STAP細胞じゃないけど

でも、とりあえず結論を削除して、まっさら状態から実験したり、データから考察したりを繰り返して、

オチはつまらないオチでした、でも納得するのが理系だと思うんだよね

でも、なんかシンクタンクとか、そういう類って、勝〇なんとかもそうだったけど、ポエム、ポエミーな人が評価されるのかな、と思ってしまった

人間は結局は感情しか動かない、みたいな、そんな寂しい話にしか思えない

とりあえず、感情を殺して、まっさら気持ち数字を見るのが大事なんだなぁ、と思いました丸

同性婚について考えると自分差別意識と向き合うことになる

先日このようなことを書きました

同性婚を認める議論を始めるなら、兄弟姉妹婚、親子婚、小児婚、一夫多妻一妻多夫、その他諸々もOKの方向で検討しないといけないけど準備できてるんかなあ?落とし所は法定婚の制度廃止しかないと思ってる

すると以下のようなエアリプがありました

同性婚を認めるならナントカ婚も認めろ~な人が湧いてるけど、現代のまともな先進国でおよそ認められてない権利を主張されてもな。本気でそう思ってるなら同性婚の当てこすりじゃなくて普段から真面目に活動なさいよ

現代まともな先進国でおよそ認められてない権利を主張されてもな」というコメントですが、これを通して、現在の法定婚として認められない婚姻の形について考えられるという点でとても良いコメントだと思ったので紹介させてください。


日本以外で認められている婚姻の形

まず、「現代のまともな先進国でおよそ認められてない権利」とありますが、私があげた婚姻の形のうち、幾つかはある程度の規模の国において実際に法定婚として認められています

例えば


「まともな先進国でおよそ認められていない」という言説

昨今幾つかの国で認められつつある同性婚もかつては「現代のまともな先進国でおよそ認められてない権利」だったことも重要です。その状況から同性カップルも異性カップル平等に扱われるべき、という社会正義としての平等を主張し、現在までに世界各地で「活動」を行ってきた結果、同性カップルの法定婚が認められつつあるという現状があります

では、この「平等」が兄弟姉妹婚、親子婚、小児婚、一夫多妻一妻多夫にも与えられないのは何故でしょうか。

親子婚、小児婚については本人の同意などの点から問題がありそうなのはなんとなくわかります。(子供自己決定権人権観点からやや危うい話ではありますが)

しか宗教的文化的な背景があって日本以外の国では法制度化されている国もある兄弟姉妹婚、一夫多妻一妻多夫についてはどうでしょうか?公平の観点から同性婚と同じく法定婚として認めるべきではないでしょうか?

認めるべきではないならその理由はなんでしょうか?同性婚とはどこが違って認められないのでしょうか。

しっかり考えてみると意外と難しい問題であることがわかるかと思います。また考える過程で「現代のまともな先進国」のような自分の中に気づかずにある差別意識にも向き合うことができるかと思います


自分の中にある差別感情に向き合う

ここで言いたいのはお前は差別者だ!と指摘したいわけではなく、自分の中の歪みに気づいた上で話してほしい、ということです。

私も個人的感情としては一夫多妻などは認めなくないという思いがあり、自分実践するとは到底思えません。ただ、ムスリム家族の方の権利という観点で考えると異性間での法定婚制度があるのであれば、一夫多妻夫婦公平性観点から法定婚として認めるべきだろうとは思っています

法定婚の未来や公平なあり方について考えると、自分の中の常識、ここでいう「まともな」という基準の外にある文化の人々の婚姻文化をどう尊重していくべきか、という話になります。その中でどうしても認め難い婚姻の形についても考えないといけないこともあるでしょう。

その時に嫌だと思ったことことに対して正当化するような理路を作るのではなく、自分の中にある差別的な考えとして認識してほしいと思っています



(「本気で〜」以降は私の書いた内容に対する直接的な意見ではないし、荒唐無稽な主張であるのは一読でお分かりいただけると思うので本項では言及しません。)

発展途上国から女だけ移民させるってできないの?

1. 格安で女を買ってくる

2. 日本の男と子供産ませる

3. 生まれ子供施設で引き取ってちゃんと育てる

4. 次の子供を産ませる

5. 以下繰り返し

日本の女は子供を産まない。

これは先進国の女に共通することなので割り切るしかない。

しかし、労働力が減れば日本を維持できない。

そこでこの案だ。

移民問題点は、移民の子がまともな教育を受けず、日本の文化に馴染まず、移民の子同士でつるみ、移民の孫を再生産し、ギャング集団形成することだ。

この案であれば、子供日本まれで、外見も日本人と違いすぎず、日本語が喋れて、ちゃん教育を受けているから、害悪移民にはならないだろう。

母親から変な影響を受けないようにするために、なるべく早く引き離して、日本人としてのルーツ意識を植え付けることが肝心だ。

ハーフ移民同士で付き合っては意味がないので、なるべくこの方法で生まれ子供同士が接点を持たないように気をつけなければならない。

日本人と3世代ほど交雑が進めば、もう誰の目にもわからない日本人顔になる。

将来母親存在国家負債になるが、まあ5~6人くらい産んでくれたらペイできるのではないか

anond:20241214161848

こんな奴らが発言力持ってる日本って本当にオワコン国家なんだなって思う

光る君へも終わるし、道長に転生して世直しでもするか

---

背景設定:**

時は11世紀初頭。平安中期、摂関政治絶頂期を迎えようとしている頃、現代法律学と立憲的思想近代的な統治理論を身に着けた人物が、突如として藤原道長966-1027)の意識を獲得する。外祖父関係を巧みに利用し天皇後ろ盾に絶大な権勢を誇る道長。だが、中身は現代法学者であり、彼は当時の秩序と衝突しつつも、新たな政治手法を打ち出そうとする。

---

政治理念の変容:**

現代法学者としての道長は、専横的な外戚支配構造活用しながらも、より「持続的な統治基盤」を確立したいと考える。単なる外戚支配縁故人事ではなく、ある種の「法による秩序」や「規範の再整理」を志す。もっとも、当時は成文法典(律令)はあれど実効性が弱まりつつあり、慣習法が強く、荘園が乱立している。現代道長は、この状況に対して次のような施策を構想する。

1. **荘園整理と土地所有の安定化**:

従来、道長をはじめとする藤原摂関家は多くの荘園私有し、それらを権勢の基盤にしてきた。しかし、現代の法的知見を持つ道長は、「法的安定性」が経済発展をもたらすことを理解している。彼は、荘園境界画定や、重層的な領主権の整理を試みる。

- 公領国衙領)の管理を強化し、名実ともに朝廷支配下に収めるための行政改革に着手。

- 荘園認定基準を明文化し、恣意的な安堵や寄進による権力争いを減らす試みを行う。

- 貴族や有力寺社に対しては、既得権益を即時奪うことは難しいが、中長期的な土地台帳(「古代不動産登記」)を整え、その正当性公的に認める代わり、租税労役義務明確化し、流通性ある土地制度志向

2. **立法執行体系の再構築**:

律令法が名ばかりの存在となり、令外官や慣習的措置が横行する世界で、道長現代的な法整備思想を導入する。

- 首都(京)における治安維持機関である検非違使権限組織を再編し、盗賊取締、秩序維持のための明確な司法手続を設ける。

- 公家社会内部で行われていた人事や地位継承に関して、記録主義(ある種の「公文書主義」)を徹底。昇任や叙位叙爵の基準をある程度定めることで、人事が完全な縁故に流れないよう微調整を図る。

3. **天皇家と摂関家の新たな関係性構築**:

道長外戚としての地位を最大限活用しつつ、天皇権威安定的な「象徴」に引き上げることを考える。天皇形式的な最高権威を担わせ、実務は「関白」の地位活用して円滑に処理するが、現代道長は「院政」的な発想を先取りするかもしれない。

- 天皇に幼少期は摂政、成年後は関白が補佐する原則を維持しつつも、天皇周辺に専門官僚を育成。

- 従来の「外戚依存から、より制度化された「最高法規」の存在感を醸成。例えば、改定版『令』をまとめ、これを朝廷全体の根拠規範として位置づけることで、朝廷藤原家を法的な結びつきで強固にする。

4. **社会制度の改良と学問振興**:

道長宮廷文化を愛し『紫式部』や『清少納言』ら文人たちとの交流を深める一方、現代的な行政手法を取り込むためにも知識人層の拡充を図る。

- 国司受領階層に対し、任地における法令遵守文書管理税制の透明化などを要求。できる限り審査厳格化し、違反者には適正な制裁を行う。

- 大学寮学問所に法制研究史料編纂部門を新設し、古代律令判例に相当する事案記録を蓄積。徐々に「法文化」を育む。

- 漢籍研究とともに、自身が知る社会契約合意原則に近い概念をそれとなく導入し、為政者と被統治者の関係を「力による支配から正当性による支配」へと移行させる試み。

5. **外交軍事制度化**:

北方蝦夷や、唐・宋との交流さらには大陸周辺国との海上貿易を法的に整理する。「道長改正律令」には、交易ルールの明記や関税的な仕組みを生み出し、国家財政を強化するとともに、軍事力を令外官頼みから一定法規範に沿った動員・統制へ転換。

- 軍事貴族地方武士層との契約関係を整え、「官」と「私」の軍事力を峻別した初期的な国軍組織化を図る(もちろん当時としては極めて斬新)。

- 貿易港での入港手続や国際通行ルールを整備し、財政基盤強化を狙う。

---

結末イメージ:**

もちろん、このような施策は周囲にとって奇異であり、保守的貴族からは激しい反発も受ける。しかし「藤原道長」という既に頂点に君臨する権力者の威光、そして自らが有する実務的手腕と知識によって、徐々に新しい秩序を「慣習法から合意された法」へと移し変えようとする。結果として、荘園の雑多な管理が少しずつ明確になり、暴力的権益争いは減少、都はある程度の治安維持機構で安定する。

やがて、次世代には「記録とルール」に基づく人事・土地管理が浸透し、法制を軸にした政治文化が醸成され、藤原家の権威は「道長改革」として後世に語り継がれることになるかもしれない。

逆に、パレスチナ台湾含めて全国家(っぽい団体)に核配備しまくればよくね?

喧嘩したら最悪殺されるならみんな仲良くするっしょ

anond:20241214095058

リベラルフェミで知られてる川原泉漫画笑う大天使」で「この平安人は色恋沙汰以外になーんも考えとらんぞ」 「人間として考える事は他にも沢山あるのにね。国家権力構造に対する疑問とかー、社会的矛盾に対する怒りとかー」 「一度…光くんにマルクス資本論読ましてやりてぇなー」とキャラ発言させてたぞ

ところで大河ドラマ「光る君」は、藤原道長紫式部を不平等問題意識を覚えるキャラに設定していたが、描かれたのはだいたい政争人間模様で「民のための政治をする」とか言うけど具体的政策説明あんまり時間を当てられない韓ドラみたいな作品だなと感じた

anond:20241213233759

「「土地を返せば紛争解決する」という意見は、一見シンプル道理に合うように見えますが、イスラエルパレスチナ歴史的宗教的政治的背景を考えると、単純化されすぎています。以下に論理的反論を挙げます

---

1. 土地帰属に関する歴史的宗教的複雑性

イスラエルパレスチナの双方が、現在イスラエル領土歴史的宗教的に「自分たち土地」と主張しています

ユダヤ人は、古代イスラエル王国がこの地に存在し、宗教的にも約束の地として捉えています

一方、パレスチナ側も数世紀にわたりこの地で生活してきたため、自分たち土地と考えています

反論: 「土地を返す」とは、どの土地をどの時点の基準で返すのかを明確にしなければ意味がなく、問題解決するものではありません。


---

2. 返還後の安全保障懸念

過去に、イスラエルが譲歩して一部の土地返還した際、たとえば2005年ガザ地区撤退後に、ハマス支配を強め、そこからイスラエルへのロケット攻撃が増加しました。

反論: 土地返還するだけでは安全保障上のリスクが残り、紛争解決にはならない可能性があります

---

3. 「土地返還=和平」とは限らない

紛争根本的な原因は、単に土地ではなく、民族的アイデンティティ宗教政治的対立にあります

たとえば、パレスチナ側の一部勢力は「二国家共存」を拒否し、イスラエル国家としての存在のものを認めていません。

反論: 土地返還あくまで一部の問題解決するに過ぎず、根本的な対立構造が解消されなければ紛争は続く可能性があります


---

4. 現実的交渉プロセスの難しさ

イスラエル国内でも安全保障宗教的理由から土地の譲歩」に反対する声が根強く、政治的合意が困難です。

同時に、パレスチナ側も内部で統一された意思決定が難しく、和平交渉が進まない背景があります

反論: 土地返還するという案は、現実政治的社会的状況を無視しており、実現性に欠けています

---

5. 国際法的な議論

イスラエルは、1948年建国時に国連決議(181号)を基に合法的設立されました。その後の領土拡大については議論があるものの、すべてを「奪われた土地」とするのは誤解を招く可能性があります

反論: 「土地を返せ」という主張は、国際法歴史的背景を考慮しておらず、単純化されすぎています

---

結論

土地返還が和平に寄与する可能性はあるものの、それが紛争を完全に終結させる万能の解決策ではありません。紛争の原因は土地問題だけではなく、双方のアイデンティティ安全保障への懸念歴史的な不信感など多岐にわたるため、「土地を返せば紛争に巻き込まれない」という主張は現実を十分に反映していないと言えます

2024-12-13

anond:20241213233854

政府効率化っていうのはリバタリアニズム的な考え方の一部だけど、マイナ保険証っていうのは完全移行されれば手続き効率化の側面があるとはいえ本質的な考え方は政府裁量により把握・管理できる部分を肥大化させる社会主義寄りの政策だよ。デジタル監視社会が進展してる中国想像したらそっちに近いことが分かるはず。リバタリアニズムであればこういった国家による強制保険みたいな個別制度は生まれず、より上のレイヤー統合的に最低保障をする、つまり負の所得税ベース給付内で各自対処させるような考え方になるはず。保険会社も民間のし存在しなくなり各自ちゃんと調べなきゃいけなくなる。それが小さな政府

anond:20241213210256

イスラエルによるハマスへの攻撃は、ハマスイスラエル民間人を標的とした一連のテロ攻撃に対する正当な報復行為として位置付けることができます。一方で、ハマスの行動は、いかなる立場から正当化することはできません。以下にこの立場説明します。

イスラエル報復正当性

1. 国家安全保障権利

イスラエルは、国民生命安全を守る責任を負っていますハマスによるテロ攻撃では、民間人が標的となり、多くの命が奪われました。このような攻撃に対して反撃し、テロの再発を防ぐ行為は、国際法上の自衛権に基づいて正当化されます

2. テロリストの排除

ハマスは、意図的民間人を標的とし、社会に恐怖を広げることを目的とした行動を取っています。これに対処しないことは、さらなる暴力助長するリスクを伴うため、国際社会イスラエル防衛行動を支持することがあります

ハマステロの非正当性

1. 民間人を標的とする行為

ハマス攻撃は、明らかに戦闘員である民間人を標的としています。これは国際人道法(ジュネーブ条約)に違反する行為であり、いかなる状況でも正当化できません。

2. 国際社会非難

多くの国や国際機関は、ハマスの行動を「テロ」として非難しており、これを抵抗運動ではなく犯罪行為として見ています特に民間人の大量殺害人質の利用は、国際法上重大な戦争犯罪に該当します。

結論

ハマス攻撃は、意図的民間人を標的とした無差別テロであり、どのような文脈においても正当化できません。一方、イスラエルの行動は、自国民安全を守り、テロ行為を防ぐための自衛措置として正当と見なされますしかし、報復過程民間人が巻き込まれリスクを最小化する努力は、イスラエル側にも求められるべき課題です。この立場は、国際法と人道の観点からも支持されます

anond:20241213154740

ハマスによるイスラエルへの攻撃を「テロ」とみなす理由は、以下の点に基づきます

1. 民間人を標的にした暴力行為

テロリズムの定義では、特定政治目的を達成するために、恐怖を与える意図民間人を標的にする行為が含まれます

2023年10月ハマスイスラエルに対して行った攻撃では、音楽フェスティバルなど民間人が多く集まる場所が標的となり、多くの無辜市民犠牲となりました【11】【12】。

2. 非国家主体による攻撃

ハマス国家ではなく、国際的に「テロ組織」と認識されている主体です(米国EUなどがハマステロ組織に指定)。

そのため、ハマスが行う武力行為国際法上、戦争行為というよりは「テロリズム」として扱われる場合が多いです【10】。

3. 政治的意図の強調

ハマス攻撃は、イスラエルとの長年の対立パレスチナ問題を背景に、政治的宗教的メッセージを伴っています。この点もテロ行為の特徴と一致します。

4. 国際社会の反応

多くの国際機関国家が、ハマスの行動を非難し「テロ」と位置づけています。例えば、国連の一部機関では、ハマスによる民間人への攻撃が人道法違反であると指摘されています12】。

結論

ハマス攻撃は、民間人対象とし、恐怖を与えることで政治目的を達成しようとする点で、テロリズムの定義に該当します。一方、ガザ地区での軍事的要素やイスラエルとの対立の複雑さを考えると、単純に「テロ」と分類するのではなく、紛争の背景全体を理解する必要があります

アメリカ見てると、多民族・他宗教多人種みたいな国家は無理だよな

そこに住んでる理由も違うし、貧富の格差もあるしな

これ経済1位の大国から持ってるだけでさ

もし今後崩れることがあれば相当やばい国になるよね

 

ヨーロッパホントヤバいことになってるはずなんだけど遠いからか聞こえてこないね

しろ中途半端皇族人間扱いするから不幸になってるんじゃないの?

現人神として扱って行幸以外での外出は一切禁止にした方がいいのでは?

結局のところは、日本という国家運営してる宗教の神以外の何者でもないんでしょ?

そこを誤魔化て「大学卒業するまでは自由やらせてやろう」とか「結婚相手ぐらいはある程度好きに選べ」とかそういうことするから余計に苦しむんじゃん。

貧困の子どもに半端な気持ちお菓子を上げると自分らが普段食ってるものの不味さに絶望させてしまうから絶対やめろって話と一緒じゃないの?

人権、一切奪おうぜ。

民主主義者はプロパガンダに動くべき

アメリカ大統領選、兵庫県知事選ルーマニア大統領選

SNS動画サイトを使った民意誘導が疑われる事件が今年に入って多発している。

この状況を食い止めようとSNS問題提起しても無駄だ。

組織的に動いてる奴らには勝てねぇ。

百人の組織の力は一万人の個人の力に勝る。

じゃあどうするか?AIで作っちまえば良いんだよ、個人が百人の組織を。

AIを使ったプロパガンダは厄介だが、逆に言えば俺らもAIを使って情報を広げられるという事だ。

しか民主主義信奉者は呑気なことに、自分が声高に叫べば人々は気付いてくれると思ってる。

そうだけど違うんだよ。

民主主義は人々が十分な情報を持ってなければ成り立たないのはその通りだ。

しかしお前の義憤ツイートは巧妙に組織された大量のボット軍の前ではゴミ同然なんだ。

からこそお前の義憤複数ボット使って広げなきゃ駄目なんだ。

アカウント個人で作れと言ってるわけじゃない。

ボットアカウントを一つ運営。まずはそれだけで十分だ。

そのボット投稿AI自動化しろ

ChatGPTにどうするか教えてもらいつつやればプログラマじゃなくても出来る。

うまく運営できていると感じたら垢バンに気を付けつつ二つ目、三つ目のボットを作れ。

そしてお前の信じる世界を広めろ。

最後に、サセックス大の地政学教授であり、長年紛争データを扱うACLEDのCEOが出した予想を紹介する。

anond:20241213112509

あたりまえだろばーか

日出ずる国の単一民族国家幻想ぶち壊された挙げ句皇室からも「天皇って人間なんだけど知ってた?」みたいなお気持ち表明されてネトウヨは何回憤死すればいいんだろう

アフリカの多くの貧困国家なんて乳幼児期に何割かは赤痢で死んで、成人までに何割かはマラリアで死んで、成人したらエイズ発症して死ぬんだろ

しか冷房暖房も無くて上下水道だって不十分な環境

それ考えると日本はどんな無能でも飢え死にも凍死もしないし病院国民皆保険格安でかかれる社会主義国家みたいな国なのに

世の中に対して偉そうに恨み言言ってる人間が多いなと思う

国家ガチャでここまで当たり引いたのに甘えすぎじゃね

選挙になると。

選挙になると誰も入れたい人がいない、のはよくあるはなし。

とはいえ!ほんとうに!どっち選んでも、というかむしろどっちも選んじゃダメでしょ!というのが最近多すぎる。

せめて現状維持がえらべるならともかく、どっちのマイナスがまだマシか的な感じ。

地方首長議会選挙でどうにもできない理想国家レベルの話をしないでほしい。

そんなの言われてもなんの判断材料にもならない。将来国政に出たいのねーとは思うけど。

なんとか道筋を立ててできる手立てがあるならともかく。

まずはここで!できる範囲で!何がやれてこれからどうしたいかを聞きたいのです。

2024-12-12

anond:20241212221940

イスラエル主義は、イスラエル領土を、現在国境を超えて歴史的ユダヤ人土地とされる地域全体に拡大しようとする思想です。

具体的には、

* 西岸地区ガザ地区ゴラン高原など、現在イスラエル占領している地域併合: これらの地域は、歴史的ユダヤ人居住していた土地であり、イスラエルの固有の領土であると主張します。

* パレスチナ国家樹立に反対: パレスチナ国家設立は、イスラエル安全保障を脅かし、歴史的ユダヤ人権利侵害すると主張します。

* 宗教的根拠: 古代イスラエル領土回復するという聖書的な解釈に基づいている場合もあります

イスラエル主義問題視される理由

* 国際法違反: 国際法上、武力による領土の変更は認められていません。

* パレスチナ人との対立激化: パレスチナ人にとっては、自分たち土地を奪われることになり、深刻な人道危機を引き起こす可能性があります

* 中東和平の障害: 大イスラエル主義は、中東和平交渉の最大の障害の一つとされています

イスラエル主義を支持する人々の主張

* 歴史的権利: ユダヤ人は、古代からこの地に根ざしており、歴史的権利に基づいて領土を主張する権利がある。

* 安全保障: パレスチナ自治政府がテロ支援しているため、イスラエル安全保障を守るためには、これらの地域を完全に支配する必要がある。

* 宗教的な使命: ユダヤ教の教えに基づき、古代イスラエル領土回復することは、神の使命である

補足

* イスラエル政府の公式立場ではありません: イスラエル政府は、公式には大イスラエル主義を掲げていません。しかし、一部の政治家市民団体は、この思想を支持しています

* 複雑な問題: 大イスラエル主義は、歴史宗教政治安全保障など、様々な要素が複雑に絡み合った問題です。

より詳しく知りたい場合は、以下のキーワード検索してみてください。

* 大イスラエル主義

* イスラエル

* パレスチナ

* 中東和平

* 西岸地区

* ガザ地区

* ゴラン高原

この情報が、大イスラエル主義について理解を深める上で役立てば幸いです。

フランツ・リストピアノ名曲重要曲七選(前期)

 最近流行ってるゲーム史上の重要性とは何も関係ないが何となく思いついたのでやってみることにした。

 フランツ・リスト(1811-1886)はハンガリー王国の寒村ドボルヤーン(現オーストリア・ライディング)に生まれ作曲家リストハンガリー人としての自意識を持っていたようだが、両親はドイツ系であり、他方でパリ成功を収めた関係フランス語を使って生活していたと思われる。いわゆるコスモポリタンであり、○○国の音楽家とは言いにくい。音楽史上の重要性ではバッハやベートヴェンには劣ってしまうから義務教育では名前は出てこないだろうが、少なくともピアノ音楽史上は絶対に避けては通れない。無尽蔵の超絶技巧によってピアノ表現可能性を著しく拡張たからだ。膨大なリストピアノ作品から7選ではきついので、リスト活動時期に区切って7選ずつということにした。

 クラシック音楽の紹介をする以上、演奏(録音)の紹介は避けて通れない。まさか自分で弾いて確かめろというわけにもいかないだろう。筆者は、リストの豪華絢爛な超絶技巧音楽が大好きである一方、特に晩年に多い宗教的内向的音楽は未だにあまりピンと来ない感がある。努力はしたが、晩年作品を中心にうまく推薦ができていないのは好みの関係で、あまり色々な音源を聞き比べていないことが一つの理由だ。

 リストピアノ作品はあまりに膨大で、しかも抜群の技巧を要求する作品も多い。一曲ごとの規模の違いを無視していうが、大量のピアノ曲を残した作曲家であるショパン場合作品数は200強。単独ピアニストによる全集も作られているし(ギャリック・オールソンアシュケナージ横山幸雄も作ってますね)、レコード会社企画モノで複数ピアニストを起用して制作されることもある。横山氏みたいにぶっ続けの連続演奏会を開いてしまうことも不可能ではない(https://www.afpbb.com/articles/-/2784123)。

 しかリスト場合は単純な作品数の多さ、別稿・異稿が多く存在すること、難易度の高い曲が非常に多いことから、「全集」の制作は困難を極める。複数ピアニストを起用しているNAXOSリストピアノ曲集シリーズも未だに全曲をカバーできていない(もし完結していたら教えてください)。その点で単独リストピアノ作品全集という前人未踏の大偉業を成し遂げたレスリーハワードCDHyperion)は本編と別巻(新たに発見された別稿・異稿)あわせて99枚というとんでもない分量がある(全曲試聴可能https://www.hyperion-records.co.uk/dc.asp?dc=D_CDS44501/98)。優れたピアニストであるハワードでも、短期間に、といっても10年以上あるが、大量の作品を録音しなければならない計画故、詰めの甘い演奏がかなりあるように感じられ、何も考えずにハワード全集を推薦するわけにもいかない。とはいえハワードのおかげで取り敢えずリストピアノ曲のほとんどをまともな「音」として把握できるようになった。ここで敬意を示しておきたい。ハワードCDを一巻ずつ紹介している古くからサイトがあり、本当に頭が下がる(https://www.katch.ne.jp/~hasida/liszt/liszt.htm)。良くない演奏もバシバシ指摘している。

 リストの生涯について。作曲家の生涯を知ることが楽曲理解に必ずしも結びつくわけではないが、それでも、どのような作風意識しているのかとか、どのようなモチーフを描こうとしたのか(特に標題音楽場合)ということを知ることは有益だろう。作曲家の置かれていた状況を知ることはその理解の助けになり得る。リスト場合、ざっくりいえば大スターとして活躍した1840年代までの時期(前期)、ワイマール宮廷楽長としての活動が中心になる50年代(中期)、そして50年代末の波乱、特に愛人カロリーヌとの結婚が認められず、子どもの早世などの不幸に連続して見舞われた後、ローマに腰を落ち着け作曲活動を再開し、亡くなるまでの晩年の時期(後期)に活動を区切ることができる。このあとは単に前期・中期・後期とのみ述べる。ここで紹介するのは、前期、少年時代からピアニスト時代までのもの。父を失って本格的にピアニストとして稼がねばならなくなり、大スターになっていくが、仕事ばかりで事実上奥さんとは破局する。そして後年の恋人カロリーヌ出会いヴァイマール宮廷楽長に就任するまでだ。

 作品番号について。クラシック音楽には、出版社のつけた出版順序を示す作品番号(op. xxみたいなやつ)がついていることが多い。クラシック音楽では、抽象的に「ピアノソナタ」とのみ名乗る曲が多いので、作品番号は楽曲区別にとって大事になる。しかし、リスト作品番号は出版社ごとに全然違うなど滅茶苦茶で(こういうことはシューベルトにも言える)、作品番号では把握できない。そこでよく使われるのは、イギリス音楽学者ハンフリー・サールが整理して付番したサール番号(S. xx)であるWikipediaにもサール番号順のリスト作品一覧があるので参照されたい。

1. 48の練習曲 S.136(1827年出版

 彼の代表作の一つ、「超絶技巧練習曲」の初稿にあたる作品。48とあるが、実際には全12曲。「超絶」を聞いたことがある人なら驚くはず。リスト15歳の頃の作品リストハンガリー貴族たちから奨学金をもらってチェルニーの元で学んでいたのだが、本作品は明らかに影響が見て取れ、微笑ましいと思うか、チェルニー××番を思い出して頭が痛くなるかは人次第だろう。録音は多くない。筆者はハワードを一聴したことがあるのみ。ウィリアム・ウォルフラムNAXOS全集20巻)は未聴。パガニーニの影響を受けたあとの改訂版24練習曲 S.137)は異常に難易度が高い割に第三版にあたる「超絶技巧練習曲」ほど演奏効果がないのでやはりほとんど取り上げられない(ハワードは録音している)。

2. 「ある芸術家の生涯の出来事」 S.470(1834年出版

 タイトルでもしやと思った方、あなたは正しい。ベルリオーズの「幻想交響曲」のピアノ編曲だ。実は原曲よりも出版自体こちらの方が早いようだ。ふられた作曲家がヤクをやって彼女を殺して処刑されて悪魔サバトに遭遇するという夢、というとしょーもない話だが、この曲は初演当時多数の人々を熱狂に巻き込んだ。リスト熱狂した一人だった。それでピアノ編曲までやってしまったのだが、当時は録音技術がないので、家でちょっと味わおうとCDだのSpotifyなどというわけにはいかない。ピアノで弾くしかないわけだ。とはいえ、よくあるオケ作品のお手軽編曲ではなく、オーケストラの生み出す音響可能な限りピアノ再現しようとした意欲的な作品だ。演奏難易度は極めて高い。フランソワ=ルネ・デュシャーブル(EMI)とニコライ・ペトロフ(原盤は知らないがVeneziaの再版盤を所持)の演奏が世評高く、特に後者演奏は凄まじいが、まだまだこの曲のポテンシャルを完全には引き出していないような気がする。ジョヴァンニベルッチ(CD未所持)は公式YouTube演奏動画アップロードしている(https://www.youtube.com/watch?v=bSqunBoj0cY)。これが一番アクセスやすいだろう(録音は一番良い気がする)。

3. パガニーニによる超絶技巧練習曲S.140(1840年出版

 1828~34年に欧州コンサートツアーを行ったヴァイオリニストのニッコロ・パガニーニは極限まで高められた演奏技巧と表現力によって多くの熱狂ファンを獲得した。リストパガニーニに狂った一人(またかよ)。全6曲、すべてパガニーニ作品から編曲だ。ヴァイオリン技法ピアノに映すというよりも、パガニーニから霊感をもらってピアノ技巧の拡張を試みたものと言って良い。第3曲が「ラ・カンパネッラ」(ヴァイオリン協奏曲第2番第3楽章編曲)だが、有名な「ラ・カンパネッラ」は、実は本曲集の改訂版S.141(1851年出版)の方であり、本曲集を聴くと、違いに驚く(逆にパガニーニ原曲を知っているとそちらに忠実ということに驚く)と思われる。そしてこの曲集は何よりも演奏難易度の高さで悪名高く、特にひたすら重量級かつ幅広い跳躍のある和音アルペッジョが続く第4曲(の第2稿)はピアノマニアの間では語り草になっている。また第6番「主題と変奏」(原曲24の奇想曲第24番)の第9変奏も地味ながら恐ろしく難しい。

 かつては本曲集といえばペトロフ(原盤Melodiya、VeneziaとOlympia再版盤で所持)、大井和郎(Deutsche Shallplatten)、そしてハワード全集しかなく、マニアたちがアップロードしているMIDI演奏非人間的超絶技巧を楽しんでいたのだが、現在ではゴラン・フィリペツ(NAXOS全集42)とヴァレチェク(Capriccio)が挑戦している。現在でもペトロフ演奏が最も高い水準にある思われるが(映像もある https://www.nicovideo.jp/watch/sm12879344)、フィリペツの演奏もそれに並ぶハイレベル演奏であり(流石に6番の第9変奏は苦しそうだが)、CDの入手可能性もあるので今ならフィリペツを聴くと良い。

 困ったことにペトロフ映像は中々手元を写してくれない。ニコニコ動画で「国家機密の指」と揶揄されているが、確かこれはペトロフカメラに写されることを非常に嫌っていたからだと思う(出典は忘れた)。

4. 旅人アルバム S.156(1836年~1842年出版)、「巡礼の年 第一年:スイス」(1855年)、「巡礼の年 第二年:イタリア」(1858年)、「第二年補遺ヴェネツィアナポリ」(1859年改訂版

 ダグー伯爵夫人マリーは当時のパリ社交界代表する人物で、たいへんな美貌の持ち主だったという。リスト1834年からマリーと逢瀬を重ね、35年にマリーは妊娠している。大胆なスキャンダル芸能人特権

 特に社交界でつまはじきにされることもなかったようだが、人目を憚るように二人は(それぞれ一時的パリ帰国も挟みつつ)スイスイタリアへの旅行順次出かけている。鉄道もない時代なので妊婦には大変な重労働だったはずだが、ジュネーヴで36年12月、長女ブランディーヌが誕生した。

 旅人アルバムは、スイス旅行で見聞きした風景民謡モチーフにした曲集で、全19曲ある。このうちの数曲が改訂を経て「巡礼の年 第一年:スイス」 S.160(1855年)に結実する。また、37~38年に訪れていたイタリア旅行で見聞きした風景芸術作品から受けた霊感表現した「第二年」と「補遺」も出版は後年だが、大部分は39~40年頃に完成していたらしい。

 旅人アルバムほとんど聴いたことがない。NAXOS全集32のアシュリー・ウォスもハワード全集でも聴いてない。巡礼の年の方は、第三年も含めた全曲盤ならラザール・ベルマン(Deutsche Grammophone)が有名。村上春樹小説中に登場したせいでクラシック音楽CDにしては珍しく再版がかかった。個人的にはルイ・ロルティ(CHANDOS)の演奏がとにかく美しく、大好きである巡礼の年は、大曲もあるが、短めで肩肘張らずに聞ける曲も多いので、リスト入門にはもってこい。第一年の大曲「オーベルマンの谷」単独ならアルカーディ・ヴォロドスSONY)がホロヴィッツ編曲を織り交ぜながら気合い入りまくっている(https://www.youtube.com/watch?v=4ADtxG-b8ik)。第二年、そして本曲集最大の大曲であり、リスト最高傑作の一つであるダンテを読んで:ソナタ幻想曲」は、評判の高いベルント・グレムザー(Koch Schwann)は未入手。ロルティ(CHANDOS)は全集版も第二年だけの旧録音どちらも良い(とにかく超絶技巧を味わいたいなら若い頃の旧録音が良い)。有名曲なので演奏動画をアップしている人はプロアマわず色々いる。

5. ベッリーニオペラノルマ」の回想 S.394(1844年)

 幻想交響曲もそうだが、リスト作品の多くを他作品編曲が占めている。特に多数のオペラ編曲があるが、この曲が最高傑作だと思う。中盤の鍵盤を駆け巡るアルペッジョは明らかにジギスムント・タールベルクの「三本の手」を取り入れたもので、聴いていて気持ちが良い。後半の「戦争だ、戦争だ!」のテーマに基づく部分は極めて難しく、ここを上手く弾けるかどうかがこの作品の見所。しかいかにも難しいという様子で弾いては興ざめ。

 今ならフィリペツの映像https://www.youtube.com/watch?v=0TMypN1gW5k)が一番良い。CDもあるらしいのだが自主制作盤と思われ、未入手。他は、かつては表現意欲にあふれるベルッチ(assai)、ヴィルトゥオーゾ的な迫力あるトム・ウェイクフィールド(Symposium Records)、そして我らがスーパーヴィルトゥオーゾマルク=アンドレ・アムラン旧録音(Music & Arts)が三大録音だったと思う。アムラン新録音(Hyperion)は若干遅くなったが、抜群に録音が良くなり、総合的にこちらの方が好きかも。若手だと韓国のノ・イェジン(NCM)やイギリスベンジャミングロヴナー(Decca/https://www.youtube.com/watch?v=OVKTEoxBIKE)が大変良い。

6. 三つの演奏会用練習曲1849年出版

 40年代作曲されたもの。全3曲。演奏会用練習曲は、チェルニーのような練習のための曲ではなく、コンサート披露して喝采さらうための曲であり、いわゆる「性格的小品」の一種リストはこういう曲をひっさげてコンサートに臨んでいたわけだ。第1曲から「嘆き」、「軽やかさ」、「ため息」と標題がついているが、出版社がつけたものに過ぎない。第2番の標題通り、全体的に軽やかな作風特に「ため息」は有名でよく弾かれる。

 第2、あるいは有名な第3番の録音はよく見るが、全曲録音というと意外とない。福間洸太朗(アクースティカ)のCDに全曲入っている。確かロルティ(CHANDOS)にも全曲録音があったはず。

7. ノンネンヴェルトの僧房ピアノ初版1843年出版

 スイスイタリアマリーと過ごしたリストだったが、ピアニストとして忙しく飛び回るためにマリーを放置してしまい、結局二人は破局する。ひどい話で、破局した後もリスト演奏活動をしていたので、リストの母が子どもたちの面倒を見ていた。

 41~43年の夏にリストマリーはライン川中州にあるノンネンヴェルトの古い修道院子どもたちと共に過ごしているが、これがマリーとの最後の親密なお付き合いだった。この曲は、当時同地に夫妻を訪ねてきたリヒノフスキー侯爵の詩に音楽をつけたものシャルルマーニュ武将ローラ戦死誤報を受けて絶望した妻がノンネンヴェルト修道院に入ってしまい、ローランは二度と妻と会えなくなったことを知って修道院を見下ろせる土地に住み着き、妻を思う歌を歌った・・・という救いのないストーリーだ(歌詞https://www7b.biglobe.ne.jp/~lyricssongs/TEXT/S4212.htm)。マリーとの破局に後悔していたのか、リストはこの曲に相当執着していたようで、ピアノ独奏用を含めて複数ヴァージョンを作り、何度も改訂している。晩年バージョンアンスネスEMI)などが録音しているが、重苦しい。当時のバージョンはそこまで重苦しくないと思う。推薦音源はあまり思いつかない。全集を録音しているハワードライナーで"beloved"と書いていて、気に入っているみたいである。

 華麗なオペラものシューベルト歌曲編曲魔王を含めてかなりの曲を編曲しており、どれも魅力的)など、編曲を中心にまだまだ色々な作品があるが、そろそろ次の時代に進もう。

anond:20241212195702

「仮にパレスチナ正当性あってもイスラエル蛮行は止められない」し、「仮にイスラエル正当性あってもパレスチナ蛮行は止められない」のかも知れない

この問題には、いつもカウンターがあるんだよ

パレスチナだってもっと以前から国連の二国家共存蹴って戦争しかけたりしてる

メリットで言ったら、テロ報復関係性でガザ更地になるよりかは、ルールのある戦争の方がいいと思うだけ

戦争するならお互い辞めるべきこと辞めないと

逆に、聞きたいけどイスラエルパレスチナ関係において、ハマス民間人犠牲者を出すなって言うことに正当性があると思う?

韓国法に見る戒厳の要件と尹錫悦が実際にやったこととの比較

1 戦時・事変又はこれに準ずる国家緊急事態時、敵と交戦状態にあったり、社会秩序が極度に乱れ、

行政及び司法機能遂行が著しく困難な場合軍事上の必要、又は公共安寧秩序を維持する必要がある状況であること(憲法77条1項、戒厳法2条2項)

 →明らかにそういう状況ではない。要件を満たしていない。尹錫悦は戒厳をするために北朝鮮挑発した疑いがある。

 

2 戒厳を宣布したときに、大統領が、遅滞なくその旨を国会に通告すること

憲法77条4項、戒厳法4条)

 →国会に通告していないので、要件を満たしていない。

 

3 戒厳布告令その他の戒厳において取られた措置が、憲法及び法律によって予め授権の範囲であること(憲法77条1項、同3項、戒厳法9条等)

 →政治活動禁止国会閉鎖は、明らかに授権の範囲を超えている。要件を満たしていない。

 

4 戒厳の宣布に際して、国務会議の審議を経ていること(憲法89条、戒厳法2条5項)

 →まともに国務会議をやっていない。要件を満たしていない。

 

5 戒厳の宣布に際して、その理由、種類、施行日時、施行地域及び戒厳司令官公告すること(戒厳法3条)

 →これは多分OK?でも期限を定めていないからやっぱりアウト?

 

 

 

大統領の職権だからOK!これを内乱罪に問うたら戒厳できなくなる!みたいな擁護してるやつ見かけるけど、

全然法令守ってないんだよなあ・・・

anond:20241212193155

ルールを守るはずないって話ならイスラエルだけじゃなくて、パレスチナもだよ

国連の二国家共存蹴って戦争してるしな

どっちも守るべきなんだよ

anond:20241211220148

イスラエルのやってることは正直言って微塵も支持できないが、それはそれとしてムスリムはもう少し自由民主主義国家に馴染む努力しろとは思う

少なくとも現地の法が駄目だと決めたことはたとえコーランに書かれてあろうが我慢しろ

つかそもそもムスリム増長するのも現地の行政機関法執行機関日和見主義元凶なんだよな

法を犯したらきっちり取り締まれ

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん