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はてなキーワード: 就業とは

2025-12-09

anond:20251204174231

育児スキルには明確な個人差がある。

タスク管理段取り情報整理、感情コントロールなど、多くのスキル必要になるが、

現実には誰でも親になれるため、育児スキルレベルと親になるハードルが一致していない。

就業起業には一定能力が求められるのに、育児だけはその制約が存在しない。

人口の約13.6%を占める境界知能(IQ70〜85)の人々は、平均より認知理力が低く、

説明抽象的すぎると理解しにくい」

手続き段取りが複雑だと負荷が高くなる」

情報量が多すぎると混乱しやすい」

といった特徴がある。

育児は、抽象性・段取り情報量・マルチタスク必要なので、こいつらが母親になっても、まともに育児はできない。

加えて、行政サービス教育プログラムは、前提として一定情報理力要求するものが多く、こいつらには使いこなせない。

で、育児がうまくいかないと、ストレスがたまり問題の原因を正確に把握することが難しくなる。

ストレスが高まり続けると、解決必要分析よりも、感情的反応が前面に出やすくなる。

で、SNS旦那たたきをし始める。

2025-12-06

中堅はどこにいった?

企業で中堅社員(30代、40代)がいないみたいなニュースを見かけるが、労働市場に中堅社員がいないのか?と疑問に思ったので調べてみた。

厚生労働省の年齢階級労働者割合データ(表9)

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/keitai/03/kekka5.html

・このデータを見ると30代、40代正社員割合は高い

非正社員40代が高い(30代と比べると5%、50代と比べると4%の差)

40代人口は約1500万人前後なので30代、50代と比べて60〜80万人くらい非正社員が多いという感じか?

労働市場に中堅社員が少ないというわけでもなさそう。

地域業界によって中堅社員が偏っているのでは?という疑問

政府統計 都道府県ごとの年齢別人口

https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003448237

厚生労働省 就業状態職業人口

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/20jdss/dl/gaikyo.pdf#page=31

地域業界によって30代、40代人口が偏っているわけではなさそう。

これらのデータからざっくり考えると、企業によって偏りがある感じなのかな?

統計知識もないし、頭も良くないので、専門家の人がいたら教えてクレヨン

AIに聞いたら

管理職になりたがらない人が増え、中堅層が育たない。

責任残業ストレスを避ける価値観の変化。

育成の空白

若手と幹部には研修があるが、中堅向けの育成が弱い。

転職の増加で中堅が定着しない

キャリアの分断が起き、層が薄くなる。

人口労働力高齢化

若い世代のものが少なく、年齢構成いびつ

企業採用戦略の偏り

即戦力や若手に偏り、中堅を計画的に増やせていない。

と、いうことらしい。

母数が少ないというわけではないようだ。

2025-12-01

在宅事務員ワイ君の一日。

08:30 目覚ましが鳴る。仕事PCを起動し、二度寝

08:55 勤怠システムログインメールチャット確認し、重要度の高いものだけ対応

09:30 二度寝

11:30 起床。未対応だったもの対応

12:00 昼食

13:00 仕事

15:00 昼寝

16:30 仕事

18:00 就業

 

忙しいとき11時に起床して就業まで仕事してるが、大体は上の流れ。

最近はネトフリやらプライムビデオやらで洋画見ながら仕事してる。

少子化労働化率・都心回帰トリレンマについて

要約(結論先出し)

少子化労働力減→労働力維持のためには労働参加率(特に女性高齢者)の引上げが不可欠。しか女性就労拡大は「仕事子育ての両立」を前提とし、そのためには職場近接性(/通勤負担の軽減)や保育サービス住まいの確保が重要。ところが都心特に東京23区中心部)の住宅価格地価は非常に高く、一般の子育て世帯都心に住めない現実がある。結果として「都心で働く ⇄ 都心に住めない ⇄ 長距離通勤子育て負担増 ⇄ 出生率低下」という負のループが生じ、政策的にトレードオフ(=トリレンマ)を生んでいる。以下、事実統計研究結果で裏付けます

事実統計で見る現状(要点と出典)

出生数・合計特殊出生率少子化の深刻さ)

2024年の出生数は約 686,061人(68.86万)、合計特殊出生率(TFR)は 1.15 と過去最低を更新自然増減は大幅なマイナス(多死少子)。

労働力構造女性就業拡大

女性就業者数・参加は増加傾向にある(近年の女性の15〜64歳就業率は70%台に上昇し、M字カーブは薄れている)。政府統計でも女性雇用者数は増加。労働参加率を上げることで労働供給の減少をある程度相殺できる。

保育・子育てインフラの状況

保育所等の利用定員は約 3,030,000 人規模(定員充足率は約88%前後)。待機児童は年により減少傾向だが地域差は大きく、地域によっては依然として保育の受け皿不足が存在する。

都心住宅コスト都心回帰の阻害要因

中央都心部(東京23区中心)の**分譲マンション平均価格は1億円台(例:2024年は約1.12億円)**と高水準で、一般的な子育て世帯が手軽に都心居住できる水準ではない。地価上昇も続いている。

通勤時間居住近接性と子育て/出生の関係研究結果)

職場居住地の距離通勤時間)は世帯時間配分に影響を与え、長時間通勤家事育児時間を圧迫する。複数研究で、職場近接やテレワークの導入が出産就業継続に好影響を与える可能性が示唆されている。

トリレンマ構造因果チェーンを簡潔に可視化

もう少し詳しく:各点の証拠と含意

政策的含意(実務的な選択肢

結論(短く)

日本は「少子化労働力が減る → 労働化率を上げる必要がある → 労働化率向上は仕事子育ての両立が前提 → その両立に都心居住職場近接)や保育・柔軟な働き方が寄与する」が現実。だが都心住宅コスト上昇が多くの若い世帯都心居住を阻み、長時間通勤育児負担を生み出しているため、ここに放置されたままでは「労働参加率を上げても出生率回復しない」おそれがある――これがトリレンマ本質です。政策は(A)保育・働き方、(B)住宅政策、(C)雇用地域分散を同時並行で扱う必要があります

もしよければ、次は以下から掘り下げます

希望があれば、すぐに該当データを拾って表にまとめます(どちらを優先しますか?)。

2025-11-27

就業開始時間や昼休憩終了時間会議を設定するのは何ハラになりますか?

2025-11-25

anond:20251125223215

就活清潔感出せたのに女相手にはごねるやつって要するに人事のおっさんには媚びれるのに女は蔑視するカスから論外だし

就活の時にも学習できなかった奴は現在立場年収がお察しなのでどちみち交際相手にしても女に得はないんだよな

就業経験ないまま売れっ子漫画家になった不潔な億万長者おじさんとかはごくわずかな例外だが

2025-11-15

anond:20251115103107

中国デフレ突入したり若者就業難なのにワークライフバランスが〜とか言ってくるサナエイズム皆無のヘタレだらけだしいろいろヤバそうだけどな

2025-11-10

私の趣味から料理が消えるまで

趣味欄には必ず一番に「料理」と書いていたが、ここ数年の出来事事件を通じて料理への情熱を失い、ほぼ完全に興味をなくした。

料理は家庭における私のタスクなのでこれからも続けはするが、あくまでいち家事タスクへと成り下がった。

その過程を、書き記したい。

そもそもなぜ私が料理に興味を持ったかと言うと、きっかけは私が小学生とき母親が買ってきた、辻調か出したお菓子図鑑だった。

母親自身はその図鑑写真しか用がなかったらしくすぐに使わなくなったが、私はその図鑑に夢中になった。

美しいお菓子写真は眺めるだけで楽しく、またレシピを隅から隅まで読んで、それを実際に作っているのを想像するだけで楽しかった。

子供のころにも実際に何度か作ってみたが出来上がったものは散々だった。それでも達成感があった。

大学進学を機に上京した際もその図鑑引越先に持っていった(ちなみに今も手元にある)。

その図鑑に載っているものも何種類か作ったし、お菓子作りの本を中心にたくさんレシピ本を買い揃えて、たくさん作ってみた

大学4年生になり、部活引退して単位もほぼ取り終わってからは、毎日のようにお菓子を作っていた。

内定先があまり納得の行く会社ではなかったこともあり、このとき内定を蹴ってどこかのケーキ屋に見習い菓子職人として働こうかと本気で考えもした。

しかし、ネット菓子職人ブラック労働環境を知り、断念した。

社会人になってからも、学生のころよりは時間が取れないこともあったけれども、お菓子作りをはじめとした料理は、私の癒しであり、私の心のオアシスであり続けた。

イタリア料理とか、インド料理とか、はたまたロシア料理とか、世界中料理自分で作って食べることで、まるで旅行しているような気分になれて楽しかった。使ったことのない調味料を使って食べたことのない料理を作って食べる。これは一種冒険だ、そう思った。わくわくした。

友達がいないこともあり、休日は家にこもって、一人暮らしの狭いキッチンでひたすら料理お菓子を作っていた。

…そんな感じで、私は料理が本当に大好きで、趣味は?と聞かれたら「料理」と一番に答えていた。

が、ここ数年で冒頭にも述べたとおり料理への熱意がなくなった。

その理由はいくつかある。




1. ライフスタイルの変化

結婚子供が産まれた。

その結果、料理振る舞う家族の人数が単純に増えた。

一人暮らしときは週末にまとめて1週間分の料理を作って冷凍しておくということができたが、それが難しくなった。一人暮らしときにはカレー5食分を作れば5日もったのに今は1~2日でなくなる。

そうなると、必然的料理をしなければならない頻度も増える。

そう、料理したいからするのではなくしなければならないからするのだ。それが毎日

そうなってくると、料理というのは趣味というよりは日々のタスクという様相を帯びてくる。




2. 他にやりたいこと・やらなければならないことが増えた

しかし、1だけでは料理の熱は冷めなかった。

かに私も就業中なので時間が取れないときもあるが、全く取れないわけではないので、結婚して子供ができてもなお、しばらく休日などには凝った料理お菓子を作ることもあった。

しかだんだん料理以外にやりたいこと・やらなければいけないことが出てきた。

やりたいことについては具体的に何かは言及しないけれども、このやりたいこと=新た趣味により時間を割きたい場面が増えた。

やらなければいけないことというのは、私の仕事に関連する資格勉強である

私の年齢も30代半ばに差しかかり、もし今後転職しなければならないとなったとき大丈夫なのか?うまくゆくのか?という不安がある。

当方女だが、女で小さい子持ちというのは、転職においてデバフとなり得るだろう。

資格によって自分スキル証明しておくべきではという危機感がある。

となると資格勉強にも時間を割きたいから、必然的料理に割ける時間は減る。

また子持ちなので、当然家事だけでなく育児にもだいぶ時間を取られる。




3. 料理教室での事件

個人的にはこれが一番強烈だった。

私はとある料理教室に通っていた。

そこは専業主婦あがりっぽい推定50代程度のおばさんが個人でやっている料理教室なのだが、そのおばさんは毎回私を馬鹿にする発言をする人だった。

私がなにか料理について質問したら「なにそれ、衝撃の発言なんだけどwww」とか言っていた。

それでも、私が大好きな料理のためだと思ってしばらくは我慢して大体月1~2回くらいのペースで通っていたが、上記の1,2の背景もあって料理時間も熱意も割けなくなってきたこともあって、だんだん「なんでわざわざ時間と金をかけて不快気持ちになりに行っているんだろう…?」と思うようになっていった。

最後のレッスン中は、嫌だという気持ちが受講中も態度に出過ぎてしまったと思う。

最終的には、このおばさんが私に対して、私の子育て方法についてもっとこうすべきと言った上で、私の目の前で「私たち若い頃はー」と、他のおばあさん受講生と談笑を始めたことが引き金となり、その教室は辞めるに至るのだが、

後日、このおばさんからスーパーで1万円以上買ったときレシートみたいな長文LINEがきた。

LINEの内容としては、上から下まで100%、私への悪口説教だった。

私が自身がやった何かに怒っていることは大体察しがついているようだったが、「私は悪くない」と言っていた。

もうこれが、本当に無理だった。今でもトラウマだ。

外であのおばさんと同世代以上とみられるおばさんに出くわすと怖くなった。

あのおばさんから習った料理は、たとえ他の人が考案したレシピでも全部作れなくなった。

料理中にあの女の嘲笑と、悪意100%の長文LINEフラッシュバックするようになった。 

ここで初めて、料理苦痛だと思うようになり始めた。

それまであんなに料理が大好きだったのに…。それまでは、実生活でクソなことがあっても料理で癒されたのに。

それが機能しなくなってきて、むしろ料理することで苦痛を感じるようになった。

そのこと自体が、私にはショックだった。

念の為言っておくと、あのおばさんはマジでやばい奴だと今も思ってはいるが、基本的には私が引き際を誤って我慢して通い続けて不遜な態度をとってしまたこと、その結果、あのやばい奴を焚き付けてしまたことが一番よくなかったと反省している。

やばいからはできるだけ早く逃げるべきだと身を以て痛感した一件だった。



4. 家族ニーズ顕在

3の事件により心に大ダメージを受け、料理苦痛を覚えるようになってきた私だったが、まだなお、あのおばさんから習っていない料理だったらそこまでトラウマは蘇らなかったので、あのおばさんから習っていない料理を中心に再び色々チャレンジしてみよう!と思ったりもした。

しかしここで、夫が太ってきたかダイエットをしたいという。

規則的に運動を始め、専用のアプリ毎日食事の記録をつけ始めた。

すると、私が作るお菓子とか手間のかかる煮込み系の洋食なんかは、まあ当然だけれども脂質がとんでもなく高いとのこと。

で、「じゃあこの1週間で何が一番脂質も少なかったの?」と聞くと…、鍋だった。

鍋。

スーパーの鍋の素買って、そのパッケージに書いてある材料を切って煮ただけの食べ物。これが一番ヘルシー。そしてこれが今一番家族に求められている…。

それに楽だし、子供も喜んで食べるし、野菜たんぱく質自分含め家族全員摂れるし、これでいいじゃん…。というか、これがいいじゃん。

そうなってくると、もう自分が作りたい凝ったお菓子とか洋食とか、全く作る気にならなくなった。

そして、鍋みたいな材料切って煮るだけの簡単料理の方が、苦痛を感じないことにも気づいた。

最近の私は、料理中に(例えば3の事件を思い出すなどして)不快気持ちになってイライラしてきたら、心のなかで「たか料理」とつぶやくようにしている。

そうすると、あら不思議不快気持ちがすーっと消えるのだ。

そのまま、上機嫌で食卓にありつける。

だが、「たか料理」を唱え始めて気づいたことがある。

この呪文を唱えると、料理によって生じる不快感は減るけども、同時に私の料理に対するもはや残り火のような熱意、好奇心…。

そういった気持ち、私がそれまで料理燃えていたとき原動力とも言える情熱もまた、すーっと消えてゆくのだ。

そして、今仮に「趣味は何ですか?」と聞かれたら、料理とは答えないなあと思った瞬間、ああ、もう私にとって料理趣味じゃなくなったんだな…と思った。

3の事件直後は料理苦痛になってきたこ自体にショックを受けていた私だったが、今はもうショックはなくて、「ああ、そうか」と、平常心で料理趣味ではなくなったことを受け入れていた。

だって、「たか料理」なんだから

でも、料理が大好きだった期間がとても長かったので、私にとって料理が完全に趣味ではなくなったこと、完全にいちタスクとなったことについては驚きがあった。

からここで今までの経緯を振り返ることで、私の料理に対する情熱を供養したい。

(余談だが、土井善晴氏は「家庭料理なんて適当でいいんだよ」的な趣旨の発信でメシを食っている人というのが私の認識なのだが、上記経験を経て、これって確かに料理という家事タスク負担を感じる主婦(主夫)を救うかもしれんけど、一方で家庭料理の質やスキル向上には寄与せずに、むしろその質を全体的に底下げることにつながりかねないのでは?と思ったりした。

…まあ、家庭料理にもう誰もそこまでクオリティ求めてないよ、今や共働き時代だし、と言えばそれまでなのだが。)

試用期間中新入社員を辞めさせたい

中途採用で新しく入った新入社員が月1〜2の頻度で欠勤している。

就業開始前に連絡は入るが家の都合のみで詳細は不明

平気で欠勤を選べる神経も疑うしこれがこれからも続くとなると面倒を見る課としては扱いに困るから辞めて欲しいんだけど難しいのかな。

どうしたら辞めてもらえるんだろう。

ちなみにこの社員会社精算の交通費領収書を捨てたり、前職退社時から健康保険切り替え期間中保険に入ってないからとかで医療費10割実費で払うって選択を平気でしたりする。

2025-11-04

anond:20251104171415

現役世代負担過去の方が大きかったらしいよ。


年金問題にする識者は、日本に住む65歳以上の人口を、20〜64歳の人口で割っただけのデータを使うことが多い。

しかし、この計算には、働く高齢者や働けない若者の数は含まれず、事実から離れた結論が出やす問題がある。「1人が1人を支える肩車型」という見方は、実態を反映していない可能性があるわけだ。

内閣府統計を見ると、近年の日本で働く65歳以上の数は全体の25%だ。逆に現役世代就業していない人も多く、その割合は30%近くに達する。

これだけの食い違いがあると、年齢を見ただけでは「支える人」と「支えられる人」の関係はわからない。

実態理解したいなら、1人の「働く人」が、何人の「働いていない人」を支えるのかを見る必要があるはずだ。 この考え方をもとに就業者を非就業者の数で割り、今と昔の「支える人」と「支えられる人」の関係を調べたらどうなるか。

結果は次のようになる。

1975年=0.88 ●2020年=1.13

実は今も昔も「支える人」と「支えられる人」の関係はほぼ変わらず、なんとなれば過去のほうがやや現役世代負担は大きかったことがわかる。

まり、この45年間、日本人はずっと「働いていない人」1人を、ほぼ「働く人」1人で支え続けおり、負担の量が激増したわけではない。

少子高齢化する日本で現役世代負担は本当になくなるのか【科学考察

https://goetheweb.jp/lifestyle/more/20250911-suzukiyubook2

から抜粋から図とか出典は元の本を読まないと参照できないけど。

あと、最後に書かれている文章がまさにそうだなと思った。

日本社会保障問題が多いのは間違いない。世に言われるほどの負担はないとしても、現役世代が支払う額がこれから増え続けるのは確実だし、社会保障を維持するために財政赤字がふくらみ続けているのも周知のとおりではある。いま働く人たちの負担を減らすための施策はかかせない。

とはいえ、それと同時に、世に出回る悲観論の多くが、粗い数字根拠不安を煽っているだけなのもまた事実だ。そんな不安にとらわれれば、将来に対する漠然とした恐れから必要な消費や投資まで控えはじめ、最後には生活満足度まで下がりかねない。現実にもとづかない絶望ほど、たちが悪いものはないだろう。

2025-10-27

ちゃん付けはセクハラ」じゃねーんだよ

セクハラ基準知ってんのか?

なんかネット上ではやたらフワっと語られがちなハラスメント話だが、セクハラちゃん定義されている。

主に「性的言動に当たるかどうか」「労働者不利益を受け、又は労働者就業環境が害されるかどうか」の2点がセクハラ認定されるかの判断基準となる。

性的言動」の定義

労働者不利益となる基準

じゃあ今回の判決はどうなの?

大前提として判決文を読まないとわからん。その上でニュース報道されている限りにおいては

女性東京都内営業所に勤務していた2020年以降、男性から名前ちゃん付けで呼ばれたほか「かわいい」「体形良いよね」と言われた。女性は21年にうつ病と診断され、その後退職した。男性厳重注意処分となっている。

で、職場でもセクハラ認定されているというところから逆算すると

日常的にそういう言動が(恐らく、その女性が抗議したのに)繰り替えされ、結果、心身に重大な影響を受けてうつ病発症した」

という判断に至ったと推測される。

ハラスメント原則として全てがケースバイケース(もちろん肉体的接触は一発アウトだが)。

そして「ちゃん付け」がハラスメントになるかどうかは「実際その発言相手にどう影響したのか」によって変わる。

ちゃん付けはセクハラ」じゃねーんだよ。お前なんもわかってないな。

相手の意に沿わぬ性的事実関係相手に投げかけるなってこと。

嫌がってるならやめろってこと。

anond:20251024103321

2025-10-21

anond:20251021213525

了解議論の流れを踏まえ、あなたの主張(「外国人労働者なしで“管理された縮小”は可能」)の中核仮説を、データで一点ずつ崩します。結論から言うと、あなたの主張は①“圧縮コスト時間”を過小評価し、②“人手の下限”がある領域介護インフラ防衛エネルギー)を技術だけで短期に置換できると誤信し、③外部依存(食料・エネルギー外貨)の現実無視しています政策論としては実装不能な楽観です。

1) 「密度再編すれば固定費は下がる」—圧縮の移行コスト臨界の崖を無視

あなたの主張は「都市統合生活圧縮」で“均衡”を保てると主張しますが、固定費連続的に下がらない。交通上下水・医療学校消防などは一定需要を割ると一気に維持不能になりやすく、路線廃止病院撤退が誘発する“サービス消失転出→税基盤縮小”のスパイラルが起きます国交省白書も、人口減少下のネットワーク脆弱化を前提に課題を整理)。 ([国土交通省][1])

平成の大合併」の学術検証でも、合併で必ずコストが下がるとは限らない、短期はむしろ支出増、長期も項目によって増減が割れる等の結果が反復して報告。統合節約は近似であって恒真ではない。つまり密度再編すれば固定費が下がる」は一般化の誤りです。 ([J-STAGE][2])

要点:圧縮は“魔法節約装置”ではない。むしろ効果と移行費(統廃合・補償更新人件費調整)が先に立つ。

2) 「自動化AI人手不足を埋める」—介護医療自動化余地が小さく、時間軸が合わない

厚労省の最新推計:介護職員2040年度に約272万人必要(22年度比+約57万人、年+3.2万人ペースでの純増が必要)。現実は離職超過や採用難が強まり介護は1応募に4.25求人という“超売り手市場”のケースも報じられています。不足の山は2030年代半ばに顕在します。 ([厚生労働省][3])

OECDILOレビューは、ケア領域人間接触判断倫理比重が高く、ロボティクスやAI代替限定的実装にも時間がかかると整理。生成AI事務軽減はできても対人ケアの主工程は当面人が必要です。 ([OECD][4])

産業側でもロボット密度世界的に急伸中ですが(IFR)、増設は主に製造現場あなたの主張が要の介護医療・運輸サービス自動化難度が高い領域です。“質的転換で穴埋め”は2030sのピー需要に間に合わない。 ([IFR International Federation of Robotics][5])

要点:2030年代までに必要なヒトのケア労働は、機械では代替しきれない。時間軸の逆転(先に自動化が完成する前提)は非現実

3) 「高齢者女性の参加で賄う」—余地は残るが“決定打”ではない

日本就業率はこの10年で女性高齢者ともに大幅に上昇。今後も改善余地はあるが、弾は既に相当使っている。OECDJILPTも、日本人手不足は“長期・構造的”と評価女性高齢者の追加動員“だけ”で需給を均すのは難しい。 ([JIL 労働政策研究・研修機構][6])

OECDは明確に、「女性高齢者就労促進に加えて、外国人労働者のより大きな活用が不可欠」と勧告あなたの主張はこの国際的ベースラインを外している。 ([OECD][7])

要点:国内労働供給の上積みは必要条件だが十分条件ではない。国際機関合意見解とも齟齬

4) 「外貨知財輸出で稼げばよい」—対外依存(食料・エネルギー)の“下限規模”を過小評価

日本食料自給率カロリー基準)38%。残りを輸入に頼る構造は不変で、価格ショックに脆い。輸入代金の原資となる外貨獲得は規模が要る。“縮小+内需シフト”は、食とエネの輸入価格変動に晒されやすくする。 ([農林水産省][8])

エネルギー自給もOECD下位の水準。再エネ・原子力の拡大方針は進むが、当面はLNGなど化石燃料必要地政学次第でコスト高リスクは常在。輸入代替が進むまでの移行期は外貨の厚みが防波堤になります。 ([Reuters][9])

要点:「質で稼ぐ」こと自体は正しいが、外需の“量”が痩せる安全保障(食・エネ)に跳ね返る。縮小均衡は国際価格ショックに極端に弱い。

5) 「防衛無人化モジュール化で少人数運用」—下限の人員産業基盤は不可避

無人機AI化はトレンドだが、整備・補給サイバー・指揮統制など人員需要は不可避。装備の国産化共同開発にも裾野人材企業群が要る。人口人材の最小密度を割る縮小は、維持費の単価上昇と技術の途切れを招きがち。ここを外国人高度人材まで閉じるのは自縄自縛。〔※エネルギー安保と同様、移行期の脆弱性は高い〕(政策白書エネルギー構成記載参照)。 ([Reuters][9])

要点:“少人数で守る”には、逆説的に高密度技術人材基盤が必要。縮小で“密度”を落とすと単価が跳ね上がる。

6) 「外国人低賃金固定化改革遅延を招く」—実際の日本は選別受け入れが既に主流で、労働市場はなお人手不足

在留外国人は376万人(2024年末)。内訳は「永住」「技術・人文知識・国際業務」「特定技能」「留学」などに分散し、技能・専門に紐づく制度設計が中心。一律の“安価労働大量投下”という描写実態とズレる。 ([法務省][10])

有効求人倍率は直近でも1.2倍前後の張り付き。構造的な人手不足が続いており、賃上げ自動化を促す圧力は弱まっていない。むしろ企業賃上げ投資・定年延長を同時進行。受け入れ=改革を止めるという単純因果は成り立たない。 ([JIL 労働政策研究・研修機構][11])

要点:現行制度は“管理された受け入れ”であり、人手不足を埋めつつ賃上げ投資は進行。あなたの主張の「受け入れは害」という前提はエビデンス薄弱。

7) 「圧縮・再編を“先に”やれば均衡できる」—順番の逆:崖は2030年代に来る

人口構造の確定性(IPSS):2050年代に1億割れ、2070年8700万人規模、65歳以上が約4割の高齢社会。現役世代急減は避けられない。圧縮自動化必要だが、需要ピーク(介護医療インフラ更新)が先に来る。 ([情報処理推進機構][12])

からこそOECDは、「女性高齢者活用に加えて移民外国人労働)」と複線を勧告。“技術圧縮だけ”に賭ける単線は、移行期リスクサービス崩壊地域消滅外貨不足)を無担保で抱える。 ([OECD][7])

総括:あなたの主張の論理穴(コンパクトに)

1. 固定費連続的に下がる前提 → 実際は崖と移行費が大。([国土交通省][1])
2. 自動化が先行前提 → 介護医療代替限定需要の山が先。([厚生労働省][3])
3. 国内労働だけで充足前提 → 国際機関外国人活用も不可欠と明言。([OECD][7])
4. 外貨は質で十分前提 → 食料38%自給・エネ輸入の現実は量の稼ぎを要請。([農林水産省][8])
5. 防衛は省人でOK前提 → 人材技術裾野の下限密度無視。([Reuters][9])
6. 受け入れは害前提 → 日本は既に選別・管理型、なお人手不足は強い。([法務省][10])

建設的な対案(“数字”を伴うポートフォリオ

私の主張が示した筋に沿い、単線自動化圧縮のみ)ではなく複線でリスク分散すべきです。

介護医療2040年に+57万人の純増必要(計272万人目標)。(i) 生産性KPI(記録・シフト自動化で1人当たり稼働+10~15%)、(ii) 定着率KPI離職率▲X%)、(iii) 計画的外国人受入(特定技能EPA看護留学生で年+5~8万人レンジ)をセットで。 ([厚生労働省][3])
インフラ路線・病床の段階的統廃合と代替手段の所要時間費用自治体別に数値化(“崩れの連鎖回避)。移行費は地方債/JFMで平準化。 ([jfm.go.jp][13])
産業外貨知財・素材・制御SWへ重点配分しつつ、輸出額・為替前提・電力単価上限を数値で明示(エネ政策軌道リンク)。 ([Reuters][9])
労働市場女性高齢者就業KPIを置きつつ、ミスマッチ是正と選別的外国人補完を同時に(OECD勧告どおり)。 ([OECD][7])

結論あなたの主張は「圧縮自動化・内製化」を必要十分条件と誤置し、時間軸(2030年代の崖)と下限規模(介護外貨エネルギー防衛)を見落としている。

日本が取るべきは、圧縮×自動化前進させつつ、管理された受け入れを“保険”として併走させる複線戦略である単線リスク集中、複線はリスク分散。これが現実的な均衡です。 ([厚生労働省][3])

移民に賛成する人たちの気持ちが本当にわからない。

欧米でこれだけ移民社会問題になっているのを見ても、まだ賛成できるのか?

実際、海外では移民政策によって起きた問題が山ほどある。

治安の悪化文化摩擦、福祉制度の圧迫、教育現場の混乱、宗教価値観の衝突、貧困再生産。

そして何より深刻なのが、移民就業率がそもそも低いという現実

労働力として入れたはずなのに、結果的社会保障治安コストが跳ね上がってる。

百歩譲って、こうしたリスクちゃんと把握した上で、

対策責任を引き受けるというなら、まだ分かる。

あるいは、実際に移民と関わって相互理解のために活動している人たちなら、まだ理解できる。

でも、そういう人たちはごく一部で、大半は現実を見ようとしない。

自分たちは何も負担しないまま、きれいな言葉問題正当化してる。

結局のところ、社会問題を輸入することが確定しているのに、

そのリスクを負うのは現場労働者地域社会だ。

それでも賛成できるのは、結局「自民が嫌い」とか「ウヨを叩きたい」とか、そんな感情の延長線上にあるだけじゃないのか。

理想を語る前に、現実に何が起きているのか直視した方がいい。

2025-10-17

ドルエイジ・サラリーマン職業能力衰退現象に関する学術考察

日本型雇用システムにおける構造矛盾個人的危機の複合分析

序論

「45歳を過ぎて本当に全然仕事ができなくなった。本当の本当に何も出来ん。MTGの前日とかに間に合わせの資料必死に作ってそれでなんとか誤魔化してるだけ。あとはぼーっとしてるか頭かきむしってるだけで殆ど何もしてない。10年前の百分の1くらいのパフォーマンスしか出ない。客先がいい人で今のところ叱られてもいないけど多分その内見捨てられる。どうすりゃいいんだ」

anond:20251017145418

この実体験的証言は、現代日本のミドルエイ労働者が直面する深刻な職業能力衰退現象如実に表している。本稿では、この現象を単純な個人的問題として捉えるのではなく、日本型雇用システム構造特性組織社会学的要因、認知心理学メカニズム、および労働経済学的背景を統合的に分析し、その本質的メカニズムを明らかにする。

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1. 理論フレームワーク:ミドルエイジ・クライシスの多層構造

1.1 日本型雇用システム制度的制約

労働政策研究・研修機構2010)は、中年期が「仕事の負荷の増大や能力の停滞と限界感等が生じる時期」であり、これらへの対応を誤ると「諦めや思考停止」、「会社への過度の依存」を生じかねないことを指摘している。この現象は、清家(2011)が論じる日本的雇用慣行相互補完性—(1)年功賃金、(2)終身雇用、(3)企業別労働組合—が現代経済環境変化に適応できない構造矛盾として現れている。

特に重要なのは年功序列終身雇用相互補完性である。Milgrom and Roberts(1992)の内部労働市場理論が示すように、複数雇用慣行間の相互補完性は制度の安定性をもたらすが、同時に変化への抵抗力も生み出す。これにより、45歳前後労働者既存スキルセットでの成功体験依存し続ける一方で、急速な技術変化や職務要求の変化に適応できない状況に陥る。​

1.2 「42.5歳の壁」現象実証根拠

パーソル総合研究所2017)の大規模調査(n=2,300)は、「42.5歳」で出世意欲が「出世したい」から出世したいと思わない」に逆転し、「45.5歳」でキャリアの終わりを意識する転換点を迎えることを実証的に明らかにしている。さら同調査では、50-51歳でジョブパフォーマンスが最も落ち込み、50代前半で会社満足度が最低値を示すことが確認されている。​

この現象は、Lehman(1953)が技術者を対象とした古典的研究発見した「30歳代前半で業績がピークに達し、その後は低下していく」パターン現代版として理解できる。ただし、同一年齢内での業績評価分散が大きいことから、年齢自体自動的能力低下を引き起こすのではなく、職務関連要因(仕事の割当の複雑性と挑戦性)が業績と密接に関係していることが明らかになっている​

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2. パフォーマンス低下の多次元的要因分析

2.1 認知機能組織適応の複合的衰退

パーソル総合研究所2022)は、ミドルシニア層のパフォーマンス低下について5つのギャップ特定している:​

1. 意欲のギャップ役職定年などで肩書を失って意欲が落ちる

2. 期待のギャップ:期待される業務理想とする業務に差がある

3. 成果のギャップ:出している成果と求められる成果に差がある

4. 時代ギャップ:今の時代適応できずにいる

5. 評価ギャップ自己評価会社から評価に差がある

これらのギャップ相互に影響し合い、学習性無力感(Learned Helplessness)(Seligman, 1972)の状態を引き起こす。特に重要なのは、「働く意欲がない」状態ではなく「働けない状態」に陥っているという点である。​

2.2 スキル陳腐化のメカニズム

橋本・玄田(2023)の分析によれば、50-59歳層では職業スキルケア科学技術分析)すべてについて負の方向に移転しており、60歳以降では前職より平均2-4ポイント低いスキル水準での就業余儀なくされている。これは単なる転職時の条件悪化ではなく、蓄積されたスキル市場価値の急速な減衰を示している。​

特に定年や家族理由健康上の理由を含む非自発的離職において、スキル水準の低下が顕著に現れることが統計的確認されている。これは、冒頭の証言にある「10年前の百分の1くらいのパフォーマンス」という主観的体験と一致している。​

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3. 組織内地位変化と心理的影響

3.1 役割曖昧性とアイデンティティ危機

労働政策研究・研修機構2022)の分析では、ミドルエイジ層(35-54歳)の転職において、これまでの経験が活かせない業務や、新しいスキルが求められる環境への適応困難が主要な問題として浮上している。この適応困難は、単純なスキル不足ではなく、職業アイデンティティの再構築を伴う複雑な心理的プロセスである。​

3.2 世代間格差の拡大

パーソル総合研究所2023)の調査では、ミドルシニア就業者の70.1%が「何歳になっても学び続ける必要がある時代だ」と認識している一方で、実際に学び直しを行っているのは14.4%に留まっている。この認識と実行の乖離は、金銭的・時間的余裕のなさ」(30%超)「学ぶ対象や学ぶ方法のわからなさ」(約20%)に起因している。​

興味深いことに、学び直し層の年収は平均642万円(50-54歳)と高く、「高年収職業についているため学んでいる」「過去の学び直しが年収を高めた」という双方向因果関係存在示唆されている。​

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4. 制度的・構造的要因の学術分析

4.1 内部労働市場理論限界

梅崎・藤本2021)は、日本的雇用システムが「継続的に長く務められる日本人男性だけにとって優位な制度」であったが、「女性外国人のような本来従業員として期待される人材を逃してきた」と分析している。この分析は、同システム特定人口動態的特性を前提として設計されており、その前提が変化した際の適応力の欠如を示している。

4.2 労働市場の二重構造

厚生労働省2013)の分析では、日本的雇用システム課題として正規雇用非正規雇用二極化が指摘されている。45歳以降の労働者は、従来の正規雇用の枠組みでは価値を認められにくい一方で、非正規雇用への移行は大幅な処遇低下を伴うため、中間的な働き方の選択肢限定されている。

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5. 実証データに基づく現象定量

5.1 パフォーマンス低下の統計的証拠

パーソル総合研究所2017)の詳細な分析では、50-51歳でジョブパフォーマンスが最も落ち込むことが5つの指標(「任された役割果たしている」「担当業務責任果たしている」「仕事パフォーマンスを発揮している」「会社から求められる仕事の成果を出している」「仕事評価に直接影響する活動には関与している」)で一貫して確認されている。​

5.2 学習効果年収への影響

研究所(2023)の推定では、学び直しを行わないミドルシニア正社員比較して、学び直し実施者の個人年収は平均+12万円、3年以上の継続的学び直しでは+30万円の差が生じている。この結果は、継続的能力開発の経済効果定量的に示している。

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6. 組織的・社会的対応策の理論的基盤

6.1 人的資本理論の応用

Becker(1964)の人的資本理論に基づけば、45歳以降の労働者価値低下は、企業特殊技能(firm-specific skills)への過度の依存一般技能(general skills)の相対的軽視の結果として理解できる。パーソル総合研究所2024)の分析では、転機における学習度合い(「転機学習度合い」)が学歴関係なく、個人年収や職位と正の相関を示すことが確認されている。

6.2 組織学習理論適用

Argyris and Schön(1978)のダブルループ学習理論観点から、ミドルシニア層の活性化には既存の行動パターン価値観の根本的な見直し必要である。パーソル総合研究所2022)が指摘するように、「管理職気合根性指導しろ」とは言えず、心理学などのロジック考慮したコミュニケーション必要である。​

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7. 社会経済インプリケーション

7.1 人口動態変化との相互作用

内閣府2023)の推計によれば、2025年には65歳以上人口が総人口の30%を超える超高齢社会が到来する。この状況下で、40-60代の生産性低下は国家レベル競争力低下に直結する。OECD2023)の報告書でも、中高年労働者パフォーマンス維持が先進国共通課題として位置づけられている。

7.2 労働政策への示唆

労働政策研究・研修機構2022)は、ミドルエイジ層の能力開発について、「アップスキリング」(現在仕事関連)と「リスキリング」(転職キャリアチェンジ関連)の体系的な区別重要性を指摘している。前者が71.1%後者が47.0%という実施率の差は、既存職務への適応偏重した能力開発の現状を示している。jil+1

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結論:複合的危機への統合対応フレームワーク

本稿の分析により、45歳前後サラリーマン経験する能力低下現象は、以下の多層的要因の相互作用として理解されるべきことが明らかになった:

6. 制度的要因日本型雇用システム構造矛盾

7. 認知的要因スキル陳腐化と学習性無力感

8. 組織的要因役割曖昧性とアイデンティティ危機

9. 社会的要因世代間格差技術変化への適応困難

10. 経済的要因:人的資本価値減衰と労働市場の二重構造

冒頭の証言にある「間に合わせの資料で誤魔化している」「10年前の百分の1くらいのパフォーマンス」という状況は、個人怠惰能力不足ではなく、システム全体の機能不全の症状として位置づけられる。

効果的な対策には、Senge(1990)の学習する組織理論に基づく組織変革、人的資本理論に基づく継続的能力開発システム、そして社会保障制度を含む包括的制度設計の同時実施必要である特に重要なのは個人自己責任論を超えた社会システム全体の再設計である

将来の研究課題として、AIデジタル技術の急速な発展がミドルエイ労働者に与える影響の定量分析、および効果的な介入プログラム実証評価が挙げられる。

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参考文献

  • Becker, G. S. (1964). _Human Capital: A Theoretical and Empirical Analysis_. Chicago: University of Chicago Press.

  • Milgrom, P., & Roberts, J. (1992). _Economics, Organization and Management_. Englewood Cliffs, NJ: Prentice Hall.

  • Seligman, M. E. P. (1972). Learned helplessness: Annual review of medicine. _Annual Review of Medicine_, 23, 407-412.

1on1ミーティングに値しない従業員ばっかりなんだよなぁ

ポケットに手を突っ込んでお客様の目の前を歩かないようにしましょう

現金のやり取りの際はお互いが見ている中で数えましょう(中身の確認をせずに封筒に入れてやり取りするのはやめましょう)

挨拶しましょう

挨拶されたら挨拶を返しましょう

・昼休みの直前直後にトイレに行くのなら、まずは昼休み中にトイレに行きましょう

お客様からお預かりしたものを雑に投げたりしないようにしましょう

・同僚の机の中から勝手に物を持っていかないようにしましょう

就業時間中は私物スマホ私的利用は控えましょう

会社PC転職サイトを巡るのはやめましょう

 

こういうレベルから

2025-10-15

anond:20251015100001

安くても働きたい人はオーストラリアカナダなら沢山いる。しか若いワーホリしたらわかるかもだけどオーストラリア就業できない日本人ワーホリ多い。

従業員不足によりセルフレジしか使えない都内スーパーマーケット

朝の時間限定ですが、新宿まで電車で最速22分の駅前大手スーパーマーケット従業員不足によりセルフレジしか使えない時間がある。去年行ったトロントでは応募が多すぎて就業できない若者で溢れかえって無職若者が薬物取引かなんか、銃犯罪に走る状況だ。人が余っている。一方、日本では安全だけど労働者不足すぎる気がする。正反対の状況。いつか業務縮小せざる負えない状況になる。東京都内だし電車1本で新宿まで行ける場所でこれは厳しくないか外国人が応募しても年寄りが応募しても書類落ちか面接落ちなのかそれとも応募者が居ないのか?不思議24時間営業ではなく営業時間短縮して従業員ダンボールからひたすら商品出して並べる朝9時。

2025-10-12

若者恋愛離れしている!!!

なんか、最近「実は若者恋愛離れしてないんですよ〜」みたいな専門家が多くて意味からないんだけど

参考にしてるのはこれ

https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/JNFS16_Report03.pdf

(27ページ、2.1 異性との交際状況)

独身者調査の結果」ね

独身者のなかで恋人いない率があまり変わってない」って、そりゃそうだろ、なんなんだこいつら?

 

はい20〜34歳のざっくりした統計

 

男性既婚独身独身
既婚恋人あり恋人なし
198243.821.934.3
198739.722.338.0
199236.226.337.5
199733.926.140.0
200231.625.143.3
200529.327.143.6
201029.024.546.5
201526.821.351.9
202125.421.153.5

 

女性既婚独身独身
既婚恋人あり恋人なし
198263.023.913.1
198759.130.810.1
199253.235.411.4
199748.435.416.2
200243.837.119.1
200540.136.723.2
201038.53427.5
201536.130.233.7
202134.227.838.0

 

明らかに離れている

そりゃそうだろ、騙されんなよ?

独身恋人いる率は確かにそれほど変わっていないが、そりゃ結婚したら対象外になるからな、「恋愛離れ」に用いるのはおかし

厳密にはこの数字も、恋愛離れというよりパートナー離れと言ったほうが正しいけどな

 

おまけ、恋人希望する/希望しないをいれたもの

 

男性既婚独身独身独身
既婚恋人あり恋人なし、交際希望恋人なし、交際希望しない
201029.024.533.712.8
201526.821.336.215.7
202125.421.135.617.9

 

女性既婚独身独身独身
既婚恋人あり恋人なし、交際希望恋人なし、交際希望しない
201038.53421.36.2
201536.130.224.98.7
202134.227.825.012.9

 

若者(18〜34歳)の男性の18%、女性の13%がガチで諦めている

結構多いよな、しかもこの10年急激に伸びてるようにみえ

 

あとグラフにしてみると女性恋愛離れがとんでもなく急激に伸びてる

経済的独立した結果、男性と似た状況になってきた感じかね

 

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本当はもっと恋愛離れ」について厳密に調査すると思うんだけどなあ

 

ちなみに30ページも面白い

2021年時点で、未婚者x恋人ありの出会いの経路、思ったよりネットが少ない

まあこの母数って大学生が多そうだからってのもあるけどね

 

31ページの性交経験も、たまに記事で見かけるんだけど、独身者に限った話だからデータとしてさほど使えない

既婚者を含めればセックス離れしてるというデータになると思う

 

ちなみに夫婦調査の結果はこっち

https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/JNFS16_Report04.pdf

 

元はこれ

https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/doukou16_gaiyo.asp

 

結構面白いので目次書いとくね

 

独身調査

2. 結婚についての考え方

 2.1 結婚意思

 2.2 結婚の利点・独身の利点 

 2.3 結婚へのハードル独身でいる理由

 2.4 結婚意思のない未婚者の意思変化 

3. 交際経験

 3.1 異性との交際状況 

 3.2 交際経験・回数など 

 3.3 交際相手をもたない未婚者とその交際希望

4. 恋人婚約関係交際期間

 4.1 現在交際関係の種類(恋人婚約者等)

 4.2 最長交際期間・平均交際期間

 4.3 交際相手との将来計画結婚意向・時期)

5. 将来設計ライフコース志向

 5.1 結婚時期・適齢期観

 5.2 子どももつこと・結婚後の生活意向

 5.3 未婚期間・晩婚の志向

6. 特性比較・変化傾向

 6.1 年代別・性別比較

 6.2 学歴就業形態比較

 6.3 過去調査との時系列比較

7. 結論政策示唆

 7.1 主な発見

 7.2 独身者を取り巻く課題

 7.3 今後の方向性

夫婦調査

2. 夫婦結婚過程

 2.1 配偶者出会った年齢・初婚年齢・交際期間

 2.2 出会いきっか

 2.3 結婚を決めたきっか

3. 出生・出産過程

 3.1 完結出生子ども

 3.2 結婚持続期間別出生子ども

 3.3 社会経済状況別子ども数(妻年齢45-49歳)

 3.3.1 居住地別(都市・非都市

 3.3.2 地域ブロック

 3.3.3 夫婦学歴

 3.4 育児休業制度利用と就業継続の影響

4. 子ども数に関する考え方・意識

 4.1 理想子ども数・予定子ども数

 4.2 結婚持続期間別・年次推移

5. 結論示唆

 5.1 主な傾向と変化点

 5.2 政策示唆

 5.3 今後の課題

 

HTML版、Excel版もある(見づらい)

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データ見たけど「恋人がいると回答した独身者」の割合は載ってるけど、既婚者、恋人いない人の割合はどこにもない。別の調査混ぜて表作ってる?この手の調査で合計が100%になる(未回答者がいない)のは嘘っぽい。

 

既婚率は国勢調査から持ってきてるだけです

離婚率・死別率は少ないので入れていません

調査年が若干ずれてるのと、人口分布を加味していないので「ざっくりした統計」です

 

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お前らほんと数字苦手だよな

未婚・恋人なしが増えているとは言え、結婚する人の方が多いというのが今の世の中だよ

印象で語ってんじゃねーよ

 

___________

 

おそらくここ1020年で「結婚しろ恋人作れ」の圧が減ったというのはあると予想できるよね

これって親世代が変わったからなのかな?今の親って団塊ジュニア世代?もう感覚現代人なんよ

団塊の世代までは昭和脳なんだけど

やっと移民の“その後”をちゃんと扱う番組が出てきた。

クレイジージャーニーで、労働力移民を受け入れた後のフィンランドスウェーデンを取り上げていた。

これが、お前ら移民賛成派に必要な縦の旅行だよ

結果は就業率2割。

まり、受け入れた目的だった「労働力の確保」ですら達成できていない。

それどころか、一部はギャング化して、犯罪暴力地域対立を生んでいる。

理想現実ギャップが、社会の中に亀裂を作っている。

この現実を見てなお、日本も同じ道を進むべきだと思う人がどれだけいるだろうか。

日本が抱える労働問題賃金の低さ、長時間労働文化放置したまま、

そこに移民を入れるというのは、まるで壊れた船に新しい乗客を乗せるようなものだ。

沈むのが早くなるだけだ。

それでも移民受け入れを進めたいという人たちは、

この先に何が起こるかを見てからも同じことが言えるのか。

移民を入れるというのは、きれいごとじゃない。

社会構造が変わり、治安も変わり、価値観もぶつかる。

その責任を取る覚悟があるのか。

それを指摘した人を、差別主義者とか排外主義者と叩いて終わりにするのは簡単だ。

でも現実に起きていることを直視せずに、理想だけを語るのはただの無責任だと思う。

移民を入れたらどうなるか、その答えはすでに北欧が示している。

この未来を望むなら、せめてその重さを自分の手で背負え。

それができないなら、軽々しく「多様性」なんて言葉を使うな。

2025-10-10

anond:20251009125923

これが男の嫉妬典型的な例です。

ここに精神疾患とかが加わってしまって、

就業などの社会参加の機会も絶たれると、

一気に無敵の人に転落します。

みんなも気を付けよう。

2025-10-09

anond:20251009195502

論文掲載非正規雇用や非就業女性交際相手を持ちにくい

https://note.com/rmogimogi/n/ned3126f531d2

このnoteは、偏見ではなくデータに即して書いていて、なかなか良い感じ

根が真面目なので

5年の時を経て見るも無惨にとっちらかってしまった俺のPC内のファイルたち

あのファイルはこのフォルダ、このファイルゴミ箱へ、これらはまとめてここでいいか

などの整理作業は、仕事といえば仕事だろうし、労働といえば労働なのだろうが

根が真面目なので就業時間中にこのなにも価値を生み出さな作業をすることに抵抗がある

から俺は休日出勤してファイルの移動したり削除したりをするのです

でもこの時間ってまじで虚無だよなぁ

2025-10-03

妻と喧嘩したので、誰が悪いのか見てほしい。

妻と喧嘩したので、誰が悪いのか見てほしい。

まず前提として、俺が何度も短期転職を繰り返してきたことに妻は不満を持っている。1年で2社経験することになったが、外部要因によるレイオフ就業規範が合わなかったりといった事情が多く、自分としては努力不足のつもりはない。

ただし、片付けが下手だったり、朝起きられなかったりする生活習慣についても妻は不満を抱いている。

昨日、仕事のことをめぐって喧嘩になり、その後に俺が「これから頑張る」と話して、もうその件は終わったはずだった。ところが寝る直前に「明日早起きして資格勉強をしよう」と言ったところ、妻から自分との約束も守れないのに、そんな人が起きられると思わない」と言われた。

俺はそれを罵倒だと感じ、怒った。すると妻は「だってそうじゃん、図星から効いてるんじゃないの」と返してきて、大喧嘩に発展した。最終的に妻が謝ってくれたが、モヤモヤが晴れず、今日仕事を休んでしまった。

どう思うか教えてほしい。

2025-10-02

anond:20251002155212

いや、日本人就業率高いぞ

単に底辺低賃金労働低賃金のままやらせて今の社会構造維持するためには、海外から奴隷買ってくるほうが効率的ってだけの話なんだよ

増税物価高騰を抑えないと自分地位が危ういやつらが、奴隷買いたいって話を多文化共生とか綺麗事で誤魔化してるだけ

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