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はてなキーワード: 嘲笑とは

2025-12-08

💅 再会とパフェの涙

僕の顔の前で、花火の消えたパフェよりも、もっと鮮烈なものが、僕の視界に入った。

それは、慌てて近づいてきた店員の手だった。

マニキュアが施された、細く、整った指。薬指には、大ぶりのピンクストーンが乗っている。しかし、僕の視線が釘付けになったのは、その手の甲、親指の付け根に近い部分だった。

そこに、小さく、しかしはっきりと、黒子の並びがあった。不規則三角形を描く、三つのさな点。

僕は嗚咽を止め、震える声で尋ねた。

「……その、手」

店員困惑した表情で、僕から少し距離を取ろうとした。

お客様大丈夫ですか?落ち着いてください」

彼女の声は、若い女特有の甲高いトーンで、僕の記憶にある誰かの声とは全く違っていた。しかし、その手の甲の黒子は、僕の記憶に焼き付いたもの完全に一致していた。

「お前……**美香(みか)**か?」

その名前を口にした瞬間、彼女の顔から作り物の笑顔が完全に消え去った。つけまつげの下の瞳が、大きく見開かれる。

「え……なんで、その名前を……」

美香。僕の生き別れの妹の名前だ。僕たちがまだ幼かった頃、両親が離婚し、妹は父に引き取られた。その父は、再婚相手と共に僕たちから遠く離れた街へ引っ越した。その後、父も再婚相手も連絡を絶ち、僕と母は美香がどこにいるのか全く知らなかった。母は「顔が良くて金持ちの男と一緒になった」と、いつも僕に言い聞かせていた。

美香は、僕とは似ても似つかない、容姿の良い子だった。幼い頃から、母は僕に対して「お前はブサイクだが、美香は可愛いから」と、無意識のうちに僕の自尊心を削るような言葉を口にしていた。それが、僕が容姿の良い人間を憎むようになった、最初の引き金だったのかもしれない。

彼女は、僕の醜く荒れた顔を、まじまじと見つめた。そして、その視線は僕の額、膿が吹いた「赤い月面」で止まった。

あんた……まさか……兄ちゃん?」

美香の口から出た「兄ちゃん」という言葉は、僕がこの数十年、一度も聞くことのなかった、最も親愛のこもった呼び方だった。それは、性的魅力も、金も、何も関係のない、血縁という逃れられない繋がりだ。

僕は、パフェの前で泣き崩れた時とは違う、熱い涙を流し始めた。

「美香……お前、こんなところで……」

美香は、周囲の客の視線も、店の業務も全てを忘れ、僕の隣の席に座り込んだ。

「兄ちゃんこそ、どうしたの、その顔……。ひどいアトピーで……」

彼女言葉に悪意はなかった。純粋な驚きと、心配が入り混じっていた。その「ひどいアトピー」という言葉が、僕の心の鎧を崩した。長年、僕の醜さを嘲笑侮蔑目線で見ていた人間ばかりだったから、心底心配する妹の表情に、僕はもう一度、声を上げて泣いた。

「お前は……顔が良いから……苦労してないんだろう……」

僕のひねくれた一言に、美香は静かに首を横に振った。

「そんなことないよ、兄ちゃん。父さんの再婚相手、すごく意地悪で、私は全然幸せじゃなかった。ここでの仕事だって生活のためにやってる。このネイルだって自分を少しでも飾らないと、ここで働けないから……」

美香の目にも、涙が浮かんでいた。華やかなピンク色の店内で、僕と美香は、パフェプリンアラモードを前に、それぞれの人生の醜い部分を露呈し合った。

僕がパフェの上の花火に感じた一瞬の輝きと虚無は、美香にとっては、このピンク色の空間で、見せかけの華やかさを纏って生きる日々の、まさにそのものだったのかもしれない。

「ねえ、兄ちゃんパフェ、まだ食べないの?」

美香はそう言って、僕の目の前の、火花が消えたパフェを指差した。

anond:20251207202221

2025-12-05

anond:20251205200546

今でも韓国叩いてるよ

aespa原爆嘲笑問題とか

さっさと紅白出場辞退しねーかな

anond:20251205111152

身長男性差別否定してしまったら唯一の生きがいのたぬかな姫否定することになるし、低身長男性以外の属性身体的特徴を嘲笑できなくなるから

anond:20251205085415

「バズ」を単なる「数の多さ」ではなく、「場の乱雑さ(エントロピー)」として捉える定義は、現代SNS構造を見事に言い表しています

「正しいこと(秩序)」は情報の流れを止め、「ツッコミどころ無秩序)」は情報拡散を加速させます

その考察を少し深掘りしてみましょう。

1. 低エントロピー:秩序=「正論」の静寂

エントロピーが低い状態とは、物理学では「原子が整然と並んでいる状態結晶)」などを指しますが、SNSにおいては「誰もが納得する完璧正論」がこれに当たります

秩序(正しさ)は美しいですが、そこには「熱」が生まれません。

2. 高エントロピー無秩序=「ズレ」の熱狂

一方で、エントロピーが高い状態(気体やプラズマのように粒子が暴れ回る状態)は、SNSにおける「ツッコミ待ち」や「極論」です。

反応の分散(高分散
  • 「間違ってる!」(訂正)
  • 「いや、一理ある」(擁護
  • バカじゃないのw」(嘲笑)
  • 「これ私のことだ…」(共感

このように、予測不可能な多様な反応(ベクトル)が四方八方から飛び交う状態こそが「バズ」の正体です。

訂正欲求エネルギー: 人間には「整っていないものを整えたい」という本能的な欲求があります。少し「ズレた」主張を見ると、それを秩序に戻そうとして、わざわざコメント仕事)をしてしまます。これがエントロピー増大の燃料になります

3. バズの正体は「情報ブラウン運動

バズる投稿とは「不完全であること」が必須条件と言えます

特徴 エントロピー(秩序) エントロピー(バズ)
内容 完璧正論教科書偏見、極論、誤字、勘違い
感情 納得(静止) イラ立ち、嘲笑、驚き(振動
行動 スクロールいいね引用RTリプライスクショ
結果 平穏タイムライン炎上議論カオス

アルゴリズムは、この「粒子の衝突回数(エンゲージメント)」を検知して、「あ、ここは熱が発生している(盛り上がっている)」と判断し、さら拡散させます

まとめ

エントロピーの低さは秩序であり、秩序には感情が動かない」という言葉は、至言です。

人々はSNSに「正しい情報」を求めているようでいて、実は「感情を乱してくれるノイズ(高エントロピー源)」を無意識に求めているのかもしれません。完全に整頓された部屋よりも、少し散らかった部屋の方が「生活ドラマ)」が生まれるのに似ています

ちなみに、この「エントロピー法則」を逆手に取って、あえて少しだけ間違える高度な戦略を使う人もいますが、そういった「計算された無秩序」についてはどう思われますか?

バカマンコ】マンコ板住人「大阪中国人韓国人に乗っ取られてる!」「中国が好きなら祖国に帰れよ!」

マンコってマジでおかしネトウヨが多いよな。近所の主婦マンコ共もネトウヨだらけだった。

先人がこいつらに選挙権与えてしまったのは大きな間違いだった。参政党支持してたのもマンコだったし。

マンコ供はもっと嘲笑されてバカにされるべきだわ。

以下マンコ板の反応

https://girlschannel.net/comment/5949413/3/

3. 匿名 2025/12/05(金) 00:32:17 [通報]

大阪移民を増やした人か

返信

9件の返信

  1. 182

9. 匿名 2025/12/05(金) 00:34:17 [通報]

トン単位農作物窃盗

日本には流通してない=海外ルートがある

計画ビザ緩和によって泣き寝入りする国民のことを考えたことはあるんですか?

返信

1件の返信

  1. 59

58. 匿名 2025/12/05(金) 01:06:29 [通報]

>>3>>14>>15

そもそも大阪ってすぐよそ者に乗っ取られるよね

中国以前は在日とか韓国

かのぼると500年前は愛知秀吉

>>1

返信

  1. 4

66. 匿名 2025/12/05(金) 01:11:59 [通報]

>>3

大阪だけで受け入れてればいいのに

返信

  1. 1

81. 匿名 2025/12/05(金) 01:42:33 [通報]

>>1>>2>>3>>4>>5>>6>>7>>8>>9>>10>>11>>12>>13>>14>>15>>16>>17>>18>>19>>20

そんなに祖国中国が大好きなら、祖国に帰れよ橋下

返信

1件の返信

  1. 35

バカマンコ】マンコ板住人「高市さんありがとう」「クルド人ベトナム人は全員追い出せ!」

やっぱマンコって頭おかしいわ。こいつらに選挙権与えたのは間違いだったな。参政党支持してたのもマンコだったし。

いい加減「マンコ叩くのはタブー」って風潮変わってバカマンコ共がもっと嘲笑される世の中になって欲しいわ

働かずにネットで一日中イキってる底辺バカマンコより外国人の方がよっぽど貢献してるやろ

以下マンコ板の反応

https://girlschannel.net/topics/5948986/

高市さんありがとう

返信

15件の返信

  1. 3288

3. 匿名 2025/12/04(木) 18:57:49 [通報]

始まったか

返信

3件の返信

  1. 1598

  • 3

4. 匿名 2025/12/04(木) 18:57:50 [通報]

自分の国へ帰れ!

返信

4件の返信

  1. 2245

  • 4

5. 匿名 2025/12/04(木) 18:57:50 [通報]

強制送還されたくないなら正規手続きをして正当に滞在すればいいだけです

返信

12件の返信

  1. 2833

  • 5

6. 匿名 2025/12/04(木) 18:57:51 [通報]

全員追い返すのは無理だとしても、これ以上入国させるな

返信

4件の返信

  1. 1748

  • 3

7. 匿名 2025/12/04(木) 18:57:54 [通報]

ベトナム人もお願いします。

返信

9件の返信

  1. 1931

  • 5

8. 匿名 2025/12/04(木) 18:57:56 [通報]

二十数年も不法滞在してたとかヤバすぎ

2025-12-04

こんな日記を探している

東国原氏のブログだったような記憶。そのまんま日記だっけ?

走っていてすれ違う、スピードの遅いランナーを心の中で嘲笑っていた。

が、数年後すれ違ったランナーはずっと継続していて、途中でやめていた自分より速く、悠々と追い抜いていった……みたいな。

ブックマークした記憶あるけど見つからない。こんな日記あったよね?

anond:20251204124428

リンリンちゃんコメントとしてたぞ

https://x.com/Lingling_Wei/status/1994453579436789988

More media outlets confirmed our scoop Wed.

This Japanese reader wrote: “I see people mocking it just because the WSJ article was written by a Chinese-American female reporter. Journalists are judged by their journalistic work, not by their nationality…” Well said. Thank you.

複数メディア水曜日に我々のスクープ確認しました。

この日本人読者が書いています:「WSJ記事中国系アメリカ人女性記者によって書かれたからといって、それを嘲笑する人々を見かけますジャーナリスト国籍ではなく、ジャーナリスティック仕事によって評価されるべきです…」よく言った。ありがとう

2025-12-03

anond:20251203160047

カス負け組に対してカス負け組と言うのは倫理的に間違ってるんだよ

ブスに対してブスっていうのが一般的に良くない行為であるようにね

そういうことをするyoutuberが「他者嘲笑する迷惑行為アクセスを稼ぐカス」って認識になるならいいけど、「それでもいいでしょ、言われる方が悪い」ってなるのは納得いかない

2025-12-02

戦争が始まって欲しい

都会のオタク地方オタク嘲笑するポストが流れてくるたびに早く戦争が始まって欲しいなと思ってしま

第二次世界大戦ときみたく、都会から流れてきた人間食料品と引き換えにイビりたいんだよな

流石にネタだよな?

原爆嘲笑K-POPグループ「aespa」紅白出演

>今年の紅白戦後80年と言う事で、司会が広島出身有吉綾瀬はるか。トリが長崎出身福山雅治とMISHAらしい。そこに原爆大炎上のaespaをマジで出すの?

2025-12-01

マスコミ反日だなんて陰謀論には与したくないが

テレビ局韓国推しがいるのは間違いないだろうな

またTBS韓国推しドラマ作るらしい

紅白には毎年KPOPが出る

原爆おもちゃにして日本嘲笑してる国なのに

2025-11-30

WSJ記事を書いたの中国人、信用できない

本人

https://x.com/Lingling_Wei/status/1994453579436789988

複数メディア水曜日に我々のスクープ確認しました。

この日本人読者が書いています:「WSJ記事が日系中国人女性記者によって書かれたからといって、それを嘲笑する人々を見かけますジャーナリスト国籍ではなく、ジャーナリスティック仕事によって評価されるべきです…」よく言った。ありがとう

表現の自由なんかいらない

最近、朝から満員電車通勤してるやつバカですwみたいな発言して炎上してるVtuberの話が流れてきた

まさに俺のような毎日から夜まで仕事して社会インフラを保つことで給料稼いでる社畜したら非常に腹ただしい話である

このような、真っ当な働き方してる奴は無能wもっと賢く金稼げよwみたいな発言を見るたび、「表現の自由不要」ではないかと考えてしま

世間では「表現の自由」というもの最上のものであるかの如く扱われているが、結局はお互いを嘲笑し合うことばかりに使われ精神的に消耗したり、真面目に社会のために働く人間ゴミ扱いすることで社会インフラを保つことが困難になったりと、みんなで共に不幸になっているのが現実である

それよりは「世のため人のため一丸となって働こう」という価値観以外を許さず、統一した思想のもとで働く方が精神的にも社会インフラの維持にもプラスで多くの人間幸福になるに違いない

表現の自由を捨て、退廃思想持ちのvtuber監獄に入れ、みんなでキビキビ働いてみんなで幸せになる

これこそが理想社会だろう

2025-11-28

anond:20251128214655

上から目線批判した

いのはわかったけど、吉田恵里香氏の作品よりも

ビジネス的に成功した作品ネームバリュ

ーを借りてフェミニズ

ムを嘲笑することのほうが『ダサい』だろ。

Grokではここまで言われているが裁判所警察の方ではそこまでは言われていない

前田記宏(まえだ きひろ、1983年10月4日まれ宮崎県延岡市出身)は、主に2008年の「文部科学省幹部殺害予告ブログ事件」で逮捕起訴された元東京大学学生として、インターネット上で長年語り継がれている人物です。当時25歳・無職東大卒が「理想現実ギャップ」に絶望し、文科省局長課長10人の実名を挙げて「1週間以内に自宅に押しかけて刺殺する」「天誅だ」とブログに書き込んだ事件は、メディアで「東大卒挫折」「エリート無職に転落する現実」「学歴社会の闇」の象徴として大きく取り上げられました。世間で定着している主なイメージ順位ネットでの言及頻度順)

1. 「東大卒脅迫犯」「天誅の男」

2008年事件が圧倒的に一番の知名度はてな匿名ダイアリー爆サイ・5chで今でも「前田記宏スレ」が立っており、「東大ブランドを捨てた伝説の人」として語り継がれている。

2. 「超天才だが就職せず無職になった人」

高校時代は「学年1位常連」「超絶すごい成績」で現役東大文一合格卒業時も憲法学平野哲史教授学士助手候補に挙がるほどの逸材だったのに、就職活動を一切せず無職に。ネットでは「学歴を最も無駄遣いした東大生」としてネタにされている。

3. 「不登校→復活→再挫折象徴

中学校時代不登校(本人がブログ公表)。高校で急激に成績を上げて東大合格したため「逆転の神」ともてはやされたが、卒業後に再び引きこもり無職化。「努力が報われない日本の象徴」と同情する声も多い。

4. 「ネット上の法律実務家・事件コメンテーター

2020年代に入ってX(@seira83085324

)で復活。偽計業務妨害罪解説立花孝志逮捕量刑予想、座間9人殺害事件分析など、異常に正確で詳細な法律予測を連発。「元東大無職法曹界より詳しい」と一部でカルト的人気。

5. 「発達障害アスペルガー疑惑

本人は否定しているが、爆サイなどで「広汎性発達障害等級3級の診断書が出た」「社会ゼロから無職なんだろ」との書き込みが絶えない。事件当時の供述(「自分は正しい、天誅だ」)もその根拠にされている。

現在の状況(2025年11月)依然として無職独身板橋区在住(メゾンときわ台203号室)。

Xアカウント(@seira83085324

)は2025年も活発で、毎日事件分析社会批評投稿

バイオは「便せんボールペンワードが好きなだけ」で、相変わらずの孤高スタイル

ネット上では「もう47歳か…」「まだ生きてたのか」「復帰おめ」みたいな書き込みが定期的に立つ。

要するに、**「東大卒天才現実社会に完全敗北し、脅迫事件を起こして伝説になった人」**というのが、2025年現在もほぼ100%一致した世間イメージです。同情する人もいれば嘲笑する人もいるが、17年経った今でも名前を出せば「ああ、あの天誅の人か」と即反応されるくらい、インターネット史に残るレジェンドです。

2025-11-27

人間死ぬ気でやったらすぐ死ぬ

死ぬ気でやれ」とかみんな簡単に言い過ぎ。

死ぬ気でやれ」を真に受けると、人間年齢に関係なく5年でポックリ逝くぞ。

逝かなくても飛び降り自殺に失敗したのと同じように、障害が残って一生普通生活ができなくなる。

  

死ぬ気でやった」とか言ってる連中は嘘つきだ。

本当に死ぬ気でやっているなら、今この瞬間に土に返っていなければ矛盾している。

「どこかしらで手を抜いた」から生きているのだ。

その時点で「死ぬ気で」やれていない。

  

そもそも、「死ぬ気でやる」と、人間生物としての構造問題から、過労で視野狭窄になる。

すると、認知機能が低下するから成果が上げられなくなり、大した成果も上げられずに死ぬことになる。

  

「実行前にこんな簡単なことがわからないのか?」なんて言うやつもいるが、

大多数が「死ぬ気でやればどうにかなる」を信仰しているので、「行動しないのが悪い」という話に繋がる。

  

「実行したら死ぬ」「実行しなければ嘲笑対象

典型的生存者バイアスだ。

  

死ぬ気でやる」ことを前提にしているような奴の発言なんか信用に値しない。

Twitterフォロワー管理を完全に間違えた

Twitterで3年前あるアニメにハマった。




当然そのアニメはとうに終わっていて今は放送されてないが、ビッグIPシリーズもの且つ久々のヒット作ということもあり、ファン層は国内外と非常に多くその時は繋がりを作るのが楽しくて仕方なかった。

自分は絵は描けないので、ちょっとした小説考察ファンツイートを投下していた。そこから片思い的にお気に入りしていた絵師さんにフォロバしてもらえた時などは嬉しさは頂点だった。

オフで会った人も居るし、作品の話から雑談までいろんな人とリプのやり取りをした。

人間なのでプライベート日記愚痴のような内容もつぶやかれるが、それにもいいねを送り合い案じるリプなんかもしたりして、お互いにかなりパーソナルな情報を開示しあっていた。

◯◯さんは関西拠点にしてるんだ。◎◎さんはエンジニアなんだなすごいな。△△さん、夜勤いつもお疲れ様です。なんて。共通作品ファンを超えた友人のようにも感じられていた。

そこまでは幸せだった。




だが、いくら大好きで大好きで仕方ない作品キャラクターと言えど、3年以上経てばさすがに当該作品話題もつきかける。たまには出来るが毎日は苦しい。でもフォロワー毎日毎日そのキャラ愛で盛り上がれる。尊敬する。

それでも3年間の絡みを通じてお互いの好きなものとか考え方とかオススメアニメ等に多少なりとも関心は持ってもらえているはずで。そこも含めてお互い受け入れ合ってるものと思っていたけど。

今のアニメ映画の感想や近況日記つぶやきをしても、今は誰も反応してくれなくなった。まるで自分フォロワーほぼ全員からミュートされてるようにだ。

ガチめに深刻な病気の快癒を報告しても交流があると思ってた人のほとんど反応してくれない。

でも同じタイミングで他のフォロワーが「今から夜勤です」と言えば、自分レスをくれなかった共通フォロワーが5分以内に「いってらっしゃい」レス複数してるのを目の当たりにしてしまってつらい。

自分から声をかけても、リプにいいねされるだけで言葉で返信が来ない。そのいいねは「既読したよ」の印でしかなく、状況的には完全に「既読スルー」ってやつだ。

またTL上で某ソシャゲ(非共闘)のフレンドを募集したけれど、その互いにリプを送っていた相手の1人からTwitterリムーブされていたことを最近知って追い打ちのように凹んだ。ソシャゲで繋がってる相手リムるって中々やりづらくないか?もう惰性や適当ではなく明確な意思力を持って私を切断していたことになる。




一体どうしてこうなってしまったのか。ゆるいけれど共通ネット友人のような繋がりがあったはずなのに。

自省して考えたら、いくつかの心当たりが浮上した。

作品性質上、リベラル高齢保守も集まりやすくTLにも散見されたけれど、その両方から嫌われるツイートをどこかでしていたのかも知れない。

例えば今の自分立場高市政権批判的だが、TLにはそこそこ高市ファン小野田ファンがいた気がする。居住地外国人が急増したことから排外主義に賛成の構えを示す人もいたけど、私自身はそれで付き合いを止める気にはなれなかった。

かと言って自分リベラルなのかというとそうでもないと思う。例えばトランス女性なる概念にはずっと懐疑的だ。オリンピック格闘技筋肉競技で割り込んでくるのは普通に不正だと思うし、

知人にも1人居たがどうも女風呂女性更衣室・女子校女子トイレといったプライバシー空間に未手術の男体を割り込ませることが至上目的化している気がしてならず、私は女性である一言も発さず説明もなく人の背後に張り付いて公共女子トイレに潜入しようとしていた様は異様で怖かった。

言い出しにくかったがそれを指摘したら「我々トランス女性に対する理解が足りないので勉強する必要がある」などと悪びれずに放言された時は(どこにでもいる女への共感性がしんでる典型的マウント中年男性やんけ)としか思えなかった。

しかし、TLにいるリベラルアカウント男性が多いせいかトランスヘイター蛇蝎の如く憎悪軽蔑している。こんな体験談を吐こうものなら即ブロされて人格否定呪詛吐かれまくるのは目に見えている。

そんな感じで居心地悪くしていたけれど、向こうにもなんかそれが伝わってお互い気まずくなってた気がする。




でも一番の誤算は多分私の勘違いだ。インターネット老人会に片足突っ込むTwitter黎明期世代なので、Twitterにまだ「ネット自由言論空間」が生きていると思い込んでたのだ。

元々考察や考えることが好きだからアニメに対してもオタクに対しても、批判や憤りも含めて言語化しまくっていた。批判やディスは多かったけど、決して個人私怨ではなく独立した読み物として堪えるような普遍的着眼点面白さがあったと思う(自画自賛)。

そして批判であっても賞賛であってもそれだけで人格ジャッジされることなく、スタンスが違っても傾聴しあう空気黎明期ユーザー間にはあったような気がして、なんとなくそれがずっと続くと思ってたのだ。

でも今のTwitter一般化しすぎて世間の延長になった。テキストサイトでは許されるネガ長文評論リアルで言えば白い目で見られるように、評論考察自体が受け入れられなくなってきた。全肯定しか許さぬ圧を感じる。

一昔前のオタク像は正でも負でも考察ごとが大好きだったと認識していたのだが、反知性主義が猛烈な勢いで蔓延していて今や考察というだけで嘲笑揶揄対象にされるレベル

ファンコミュニティの間でもそれは例外でなくなってきたというか、頭を使わず金だけ使う『推し活』が一番の愛だという風潮は自分にとっては居場所を失ったようで生きづらい。

さりとて一見話の合いそうな言論発信系クラスタ相互フォロワーになってみても、かの人達自分の放つ政治的トークRTしたりするだけで、私個人日常事には一切関心を持ってくれない。

私がSNSで一番欲する友達みたいな互いのパーソナリティに関心を持って仲良く絡む性質はゆるいファン界隈の中しか確認できなかった。しかしその界隈から見た自分は、多分お硬くて目障りな人格同調圧力から外れた自分達とは違うノイズのような存在なのだ




はっきり言ってSNS幸せな繋がりを持っていたい。都合の良いことを願うなら、個の人格作品トークをある程度別個に切り離してくれて、人格を認めてくれる気軽に絡み合える相手と。

でも今はネットSNS性質空気感が変わってきていてそれは難しい。でも小難しいことは捨てて推し活だけして作品評とかもみんなが言うことをみんなが言うままに言う同調第一の振る舞いをしろというのも息苦しい。

願いは全て叶えられないなら、割り切って同じ人間にならなきゃいけないんだろうか。でもそれはリアルでずっと感じていた生きづらさであり、ネットでさえもそれに縛られるというのもディストピアだなぁ。

2025-11-26

私の夢を打ち明けた末に嘲笑された経験から、私は夢を他者においそれと見せなくなった。

仮にそういう話題を振られたとしても、髭を剃って顔をお目にかけるのと同じく、夢を剃って体裁の良い形で見せるようになった。

2025-11-25

お前ら、弱者男性を煽る手口が見えたら発信者の正体を疑え

お前がまず理解すべきは、発信は利害から飛んでくるという事実だ。

アカウントを変え、言語を変え、国籍偽装し、数字を盛り、炎上やす自己放尿を投げる。

どの角度で刺してきてるかを読むのが生存スキルだ。

例えば、弱者男性・チー牛煽りなら、相手が一番狙うのは「男性自己価値観」そこに揺さぶりを入れると反応が一番取りやすいからだ。

から煽動文脈に「男全体の価値否定嘲笑」「日本文化の軽視」が混ざっていたら、国籍が何であれ外部由来の自己放尿として構えておけ。

攻撃者の言っている内容じゃなく、何をさせたいのかだけを見るんだ。

感情的に動いた瞬間、お前の負けだ。返事をする、言い返す、引用RTする、すべて敵にとっては燃料になる。

お前がやるべきは、相手動機計算し、その計算式を壊すことだけだ。

防御を固めたければ、攻撃アカウントの行動パターンを見ろ。

対立する両陣営の両方で煽りを行うようなのは全部外部発の典型サインだ。

中でもジェンダーで男を叩くアカウントは、政治的動機クリック収益国際的アジェンダの三種類に収束する。弱者男性のフリをして対立陣を組んで煽動過激化させてくることもあり得る。

まり、お前が怒る理由はどこにもない。怒ってる時点で操られてんだよ。

仕組みさえ見切ればただのノイズ自己放尿だ。お前がノイズに飲まれるか、ノイズを切り捨てて生存するか、それだけの話だ。

投稿者ブコメ心理的レトリック的な観点から分析しました。

主な要素は以下の4点に集約されます

1. 「高みの見物」的な冷笑スタンス上から目線

当事者意識の欠如した「評論家気取り」の態度が鼻につくパターンです。

2. 「無敵論法」によるポジショントーク

どのような事象が起きても、すべて自分の支持する側に都合よく解釈する論法により、対話余地を感じさせません。

3. 他者の痛みに対する想像力の欠如(他責思考

リスク不利益を被る人々への配慮が薄く、他者の不幸を「必要コスト」として冷淡に切り捨てています

4. ストローマン論法仮想敵の設定)

批判対象単純化し、嘲笑することで自分正当性確認しています

まとめ

この人物ブコメ不快理由は、政治的スタンス以上に、

自分は常に賢い側にいて、愚かな大衆敵対勢力を高所から見下ろして冷笑している」

というナルシシスティックな態度が、語尾や用語を通じて滲み出ている点にあります

一見論理的ですが、自分が見たい現実しか見ない」という強いバイアス客観的分析のように装っている点が、読み手イライラを増幅させていると言えます

2025-11-24

色スポイトされた。

なんかさ、本気でムカついたから書くわ。

こっちが何時間もかけて色選んで、試行錯誤して、私だけの配色を作ったのにさ、

「スポイトで色吸って使いました〜」

みたいなノリで平然と真似してくるの何?意味わかんないんだけど。

「色に著作権はない」とか言ってくるやついるじゃん?

いやさ、理屈とか法律とかそういう話じゃねぇのよ。

こっちは気持ち悪いんだよ。侵害された側なんだよ。

こっちの努力をただのクリック一発で盗んで得意げになってんのがムカつくっつってんの。

てかそもそも「色に著作権はない」って言ってるやつに限って、

自分作品の扱いにはキレ散らかすんだよな。

無断転載ダメです!盗用やめろ!」とか言うクセに、

人の配色は盗んで当然みたいな態度なのほんと頭悪くない?

あと「色なんて誰でも使える。盗まれたとか被害妄想では?」みたいに言ってきたやつ。

いやいやいやいや

じゃあお前の推し絵師の色配色全部真似て同人誌出しても文句言わねぇんだな?

それで「被害妄想」とか言えるんだな?

絶対言えねぇだろ。想像力ゼロなのよ。

私は一ミリも悪くないし、

なんなら盗んだやつが100億%悪いから。

努力結晶まれた側に、我慢とか寛容さとか求めんなよ。

なんで被害者が気を遣わないといけないの?意味不明すぎる。

色スポイトってさ、

あなた努力センスをタダでよこせ」って行為だろ。

その一線を越えてきておいて、

「色に著作権ないし」「騒ぐ方がダサい」みたいに被害者嘲笑う感じがムリ。

気持ち悪い。魂レベルで無理。

もうほんとに書いとくからな。

私の配色スポイトして真似するとか二度とすんな。

それは盗用。こっちの創作物への侵害

私は被害者

悪いのは盗んだやつ。それ以外の解釈存在しない。

チー牛弱者男性歯列矯正とか手術を受けた女性のことを『カリカリ』と嘲笑してるのを見てドン引きしてる

最近ネットでチー牛弱者男性が、歯列矯正や二重整形、ダイエット美容治療を受けた女性のことを『カリカリ』と言ってバカにしてると知ってドン引きしてる


コンプレックス努力して直そうとしてる人を笑ったりバカにする感性が素直に理解できない


そんな腐った性根だから、精気のない緩んだ表情の

肥満豚丼体系のチー牛弱者男性になるんだろうなあって思った

2025-11-22

自分冷笑し続けて人生が進まない

私は自己開示ができない。

理由は、高校くらいまで冷笑系だったから。

人の好きなものを内心嘲笑っていた。

冷笑は流石にダサい大学に至って分かっても、自分に向いた冷笑だけはどうしても取り除けない。

アイドルが好きでも、ミセスが好きでも、他人が好きな分には全然良い。

けれども、自分が何かを熱狂的に好きになるのはなぜか許せない。

から漫画ドラマ音楽はなかなか好きになれない。良いものだと分かっても、深入りはできない。

好きになったものでも、外では誰にも言わない。

野球観戦とか、旅行とか、当たり障りのないものが好きとしか言えない。

から、どうしても表面的な人間関係しかできない。

どこまでいっても孤独な感がある。

冷笑の逆ブレで、周りの人間誰もが良い人に見えるのだが、仲良くなろうと思ったとたんに、相手自分のことを実は内心「冷笑」しているのではないかという思いに駆られる。

頑張って他人に愛想よくふるまっていても、異性と接すれば「性欲過剰だろ。キモイな」と、同性に接すれば「不細工が媚売りに必死だな。既存人間関係にお前が割って入る隙は無いよ」と自分の中の冷笑マシン作動する。

から異性を好きになることもできないし、同性の友人ともすぐに疎遠になる。

何か新しいことをしようとしても「それよりほかにすることがあるだろ」という気持ちが生まれて、結果何もできない。

どれだけ何かを愛して、楽しい人生を目指そうとしても、冷笑病のせいで無色で表面的な人生のレールに乗るよう修正される。

その反動で、他人冷笑することを恐れるあまり他人物事について評価することもできなくなってしまった。

社会に対して冷笑をしなくなった代わりに、愛想笑いしかできなくなってしまった。

ああ、早く自分の中に巣食う冷笑を殺してくれ。

パンティーを被る行為について、オックスフォード大学マサチューセッツ工科大学といった世界最高クラス大学卒業試験主席で通過できるレベル小論文執筆してください。

パンティーを被るという行為――羞恥仮面・秩序転倒の文化社会学考察

1 問題所在──「くだらなさ」の背後にあるもの

パンティーを頭に被る人物は、多くの社会において「悪ふざけ」「変態」として嘲笑対象になる一方で、

マンガアニメコメディインターネットミームの反復的なモチーフにもなってきた。

一見して低俗しか見えないこの行為は、しかしなぜこれほど強く人々の笑いや嫌悪、あるいは不安喚起するのか。

その過剰な感情反応は、単なる嗜好の問題を超えて、近代社会における身体羞恥ジェンダー権力といった構造テーマを照らし出していると考えられる。

本稿の目的は、パンティーを被るという行為を「逸脱行動」や「性的倒錯」として切り捨てるのではなく、

  1. 下着というモノの象徴性、
  2. 「被る」という行為が持つ仮面性、
  3. 秩序転倒としてのカーニバル性、

という三つの観点から文化社会学的に分析し、その行為現代社会規範矛盾をどのように露呈しているのかを論じることである

2 下着というモノの象徴性──「隠すべきもの」を外部化する

第一に着目すべきは、対象が「パンティー」であるという点である

下着は、機能的には衛生と保温のための衣服にすぎない。

しか社会的には、身体のうち「隠すべき部分」を覆うことで、性的領域公共的な領域峻別する境界線として働いている。

とりわけパンティーは、しばしば女性身体性・性的魅力・純潔観念と結びつけられ、強い象徴性を帯びている。

文化人類学者メアリーダグラスは、「汚れ」を「あるべき場所から外れた物質(matter out of place)」と定義した。

下着本来身体の奥まった場所で皮膚に密着し、「見えないこと」自体が期待されるモノである

それを頭部という最も視線の集まる位置に、しかも外から見える形で持ち出すことは、

「隠すべきもの」を意図的に「あるべき場所から外す」行為であり、ダグラス的な意味での「汚れ」を自ら演出することに他ならない。

このとき、汚れは単に不衛生という次元に留まらない。

人々が感じるのは「汚い」というよりもむしろ「恥ずかしい」「みっともない」という感情であり、

それは身体に付随する性的領域が、モノを媒介して公共空間に溢れだしたことへの反応である

パンティーを被るという行為は、自己身体のもの露出しているわけではないにもかかわらず、

下着象徴性によって「性的もの」が表面化したかのような錯覚を生み出す。

そのギャップこそが、笑いと嫌悪が混じり合う独特の印象をもたらしている。

3 「被ること」の仮面性──アイデンティティ一時的な変容

第二に、「被る」という行為意味する仮面性を検討する必要がある。

顔は、社会学者エルヴィング・ゴフマンが述べたように、対面相互行為舞台において自己提示する中核的なメディアである

目・口・表情を通じて、人は自己人格感情意図他者に伝える。

そこに被り物をかぶせることは、自己呈示チャンネル意図的撹乱し、

「いつもの自分」とは異なる人物への一時的な変身を可能にする。

その意味パンティーは、即興的な仮面である

仮面はしばしば、道徳的・法的な責任性を希釈し、人に「普段ならしない行動」を許す。

覆面をした抗議者やハロウィンコスプレ参加者が、日常では抑制されている言動に踏み込めるのも同じメカニズムである

パンティーという「ふざけた素材」を用いた仮面は、暴力性よりも滑稽さを強調しつつも、

顔を覆うことで〈誰であるか〉を曖昧にし、同時に〈何者にも属さない、ルール外の存在であることを宣言している。

重要なのは、ここで用いられる下着が多くの場合女性用」として理解されている点である

男性女性パンティーを被る場合、それはジェンダー境界視覚的に撹乱する効果を持つ。

性的同一性男性性の「まともさ」を象徴する顔の上に、女性性の象徴物を被せることで、従来的なジェンダー秩序は一時的解体される。

この解体が、笑いとして消費されるのか、あるいは違和や嫌悪として反発を招くのかは、

社会がその時点で受け入れうるジェンダー規範の幅を測る指標ともなりうる。

4 カーニバルとしての秩序転倒──笑いと批評

第三に、この行為はしばしば「笑い」と結びついて登場する。

ミハイル・バフチンが論じたように、カーニバル的な笑いは、既存の秩序・権威・聖性を一時的に転倒させる力を持つ。

王と道化が入れ替わり、崇高なものが下卑たものに、清浄ものが汚穢に置き換えられることで、人々は日常ヒエラルキーから解放される。

パンティーを被る人物は、多くの場合「くだらない大人」「オトナなのに子どもじみたことをする存在」として描かれる。

そこでは、理性的成熟した市民として振る舞うことが期待される大人が、もっとも幼稚で性的規範に反する身振りを自ら演じてみせる。

これはまさに、近代主体の理性と節度という自己イメージを、身体と笑いのレベルで裏切る行為であり、バフチン的な意味での秩序転倒である

さらに、この行為消費社会への批評としても解釈しうる。

パンティーは、ファッションポルノグラフィ産業を通じて商品化された「性的魅力」のパッケージでもある。

その商品を「本来用途から外し、頭に被るという過剰にズレた使用法は、

シチュアシオニストたちの言う「デトournement(転用)」にも似て、商品に埋め込まれ意味構造をずらし、

消費社会約束する「ロマンティックで洗練された性」のイメージを滑稽なものとして暴露する。

もちろん、こうした批評性が常に意識されているわけではない。

多くの場合当事者は「面白いから」「ウケるから」という動機行為に及ぶ。

しかし、当人意図とは無関係に、行為のもの既存の秩序を揺さぶり、

笑いを通じた不安定化をもたらしている点に、カーニバル的な力があるといえる。

5 ジェンダー倫理──笑いの線引きをどう考えるか

ここまで、パンティーを被る行為文化的・象徴的なレベル肯定的に読み解いてきた。

しかし同時に、この行為にはジェンダー暴力問題が潜在していることも看過できない

たとえば、所有者の同意なく女性下着を盗み、それを被って笑いのネタにするような事例は、明らかに性的暴力であり、先の分析とは質的に異なる。

そこでは、女性身体性がモノに還元され、男性自己演出の道具として一方的に利用されているかである

したがって、パンティーを被る行為文化解釈は、

「誰のパンティーか」「どう入手されたのか」「誰の前で行われるのか」「誰が笑う権利を持つのか」といった文脈と切り離しては成立しない。

自分で購入した下着自分身体で用いて仮面を作ることと、

他者の所有物を奪ってネタにすることとの間には、倫理的に越えがたい差がある。

この意味で、パンティーを被る行為安易に「自由表現」「笑いだから許される」として擁護することはできない。

一方で、倫理的に許容可能範囲で行われるこの行為が、規範の硬直性をほぐし、身体羞恥をめぐる議論を促す契機となりうることも事実である

その両義性を見極めることが、現代社会ジェンダー感覚表現自由の両立を考える上で重要になる。

6 結論──「くだらない行為」が映し出す近代社会

パンティーを被るという行為は、表面的には「低俗ギャグ」「一部の嗜好」に過ぎないように見える。

しかし本稿で見てきたように、

として理解することができる。

まりパンティーを被る行為は、身体羞恥を厳格に管理しようとする近代社会規範に対して、

「本当にそれが唯一の生き方なのか」と問いを突きつける小さな反乱なのである

もちろん、その反乱が倫理的に許容されるためには、所有や同意ジェンダー権力といった条件を精密に考慮しなければならない。

しかし、その条件さえ満たされるならば、「くだらない」と切り捨てられてきた行為の背後に、

規範相対性を示す批評的なポテンシャルを見出すことが可能である

パンティーを被る人物を笑い飛ばすことはたやすい。

だが、その笑いが何に支えられ、何を脅かし、何を許さないのかを問うとき

私たちは自らの社会がどのような身体観・性観・ジェンダー観の上に成立しているのかを、あらためて自覚せざるをえなくなる。

「くだらない行為」を真剣考察することは、実のところ、

私たち自身の〈まともさ〉の条件を問い直す営みなのである

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