はてなキーワード: 無意味とは
その日、僕は仕事帰りに新宿駅西口のローソンに立ち寄った。湿度の高い夜で、街全体が汗ばんでいるように感じられた。何か小腹を満たすものが欲しかったが、食欲はそこまで強くなかった。僕はふと目に入ったホットスナックコーナーに足を止め、何気なくからあげクンの箱を手に取った。
いつもと同じパッケージだ。赤い箱に、小さく愛嬌のある目が描かれている。それを無造作にレジへ持って行き、会計を済ませた後、袋を片手に店を出た。
外の空気はむっとしていて、思わず一歩後ずさりしそうになる。僕は駅前の人混みを避け、路地に入り、手軽な夕食を開けた。その瞬間だった。
「やあ。」
――声が聞こえた。
僕は一瞬、自分が空耳を聞いたのだと思った。あたりを見回したが、誰もいない。路地は暗く、湿った風がビルの隙間を通り抜けているだけだ。
「こっちだよ。」
今度ははっきりと聞こえた。僕の手の中にあるからあげクンの箱からだ。
「ちょっと待ってくれ。」僕は箱を凝視した。「今、喋ったのか?」
「そうさ、ぼくだよ。からあげクン。」箱の中からからあげクンが顔をのぞかせた。その姿は、パッケージに描かれているマスコットそのものだ。小さな丸い唐揚げの体に、意外にも生き生きとした目。
「驚いたかい?」
「驚いたも何も、どうして唐揚げが喋るんだ?」
「それはぼくがただの唐揚げじゃないからさ。」からあげクンは小さく跳ねた。「ぼくはホットスナック界の守護者なんだ。今日は君に手伝ってほしいことがあって、こうして話しかけているんだよ。」
★
「東京が、今、ある深い闇に呑まれかけているんだ」と、からあげクンは言った。その声は実に穏やかで、しかしどこか決定的な力をもっていた。「このままいくと、人々の心は冷たさに覆われ、都市は内部から崩れてしまうだろう。原因はサラダチ⚪︎ンだ。」
「サラダチ⚪︎ンって、セブン・イレブンで売っているあのパック入りの?」
「そう、あの冷たい繊維質の塊さ。彼は東京を凍らせようとしているんだよ。」
からあげクンは歩きながら、彼自身の存在意義について話し始めた。
「ぼくらホットスナックは、文字通り人間に“温かさ”を届けるために存在しているんだ。カリッと揚がった衣とジューシーな中身。小さいけれど確かな幸せ。だけど、サラダチ⚪︎ンは違う。彼は冷たいまま人々の心を凍らせる。」
「いや、ただの健康志向の象徴なんじゃないの? 脂っこいホットスナックよりもヘルシーだと言われているけど。」
からあげクンは首を振った。「いや、健康に見えるだけなんだ。本当は選択の余地を奪っていくんだよ。サラダチ⚪︎ンを選ぶ人は、何かを妥協している。味を、温かさを、そして喜びを。それが積み重なると、東京は本当に冷たくなってしまうんだ。」
★
その夜、僕たちはサラダチ⚪︎ンが潜んでいるという噂のセブン・イレブンを目指した。からあげクンの話では、彼は冷蔵ケースの奥深くに眠りながら、自らの存在を拡大しているらしい。冷蔵庫が冷たければ冷たいほど、彼の力は増していくのだという。
セブン・イレブンに到着すると、店内には妙な静けさが広がっていた。冷蔵ケースから冷たい風が漏れ出し、まるで見えない霧が漂っているようだった。棚の商品はどこか青白く、無機質に見える。
「ここにいるね。」からあげクンは静かに言った。突然、冷蔵ケースの奥から低い音が響いた。それはただの機械音ではなく、何か生き物が潜むような、不気味な音だった。
「来たな、からあげクン。」冷たい声が空気を切り裂くように響いた。
僕は思わず体が震えるのを感じた。冷たい空気が肌を刺すようだった。冷蔵ケースの奥深くから、ゆっくりとサラダチ⚪︎ンが姿を現した。その光沢のあるパッケージと、完璧に整ったフォルムは、一見すると美しかった。だが、その目には底知れない闇が宿っていた。
「君はまだ温かさなどという時代遅れの幻想にすがっているのか。」サラダチ⚪︎ンは冷たく笑った。「この街に必要なのは選択肢ではない。合理性だ。冷たく、計算された満足。それが私の力だ。」
「冷たさは心を動かさない。人間には温かさが必要なんだよ。」からあげクンは毅然と答えた。「君の合理性は、喜びを奪い、人々を空虚にしてしまう。」
★
からあげクンは一歩前に出た。その小さな体からは、じわりと温かい光が漏れ始めていた。それはまるでホットスナック特有の、揚げたての熱そのもののようだった。
「トルストイはこう言っているよ。『幸福な家庭はみな似ているが、不幸な家庭はそれぞれに不幸である』ってね。君が作り出す冷たさは、不幸すらも均一化するんだよ。でも、人間には不完全で温かい何かが必要なんだ。それが本当の幸福を生むんだから。」
サラダチ⚪︎ンは冷笑を浮かべた。「詩的だが無意味だな。さあ、冷たい闇に飲み込まれるがいい。」
その瞬間、店内の温度が急激に下がった。冷たい霧が広がり、僕の視界がぼやけた。だが、その中で、からあげクンの光はますます輝きを増していった。
「この冷たさを温めて、消してみせる!」からあげクンは叫び、全身を光の塊に変えた。
「無駄だ!」サラダチ⚪︎ンが叫ぶ。「冷たさこそが正義だ。この街に必要なのは理性と計算だ。お前の光など、その脂ぎった熱など、ただのノイズにすぎない!」
しかし、つややかなパッケージがじわじわと膨らみ始め、内部のチキンが熱によって変化していくのが見て取れた。冷たく白かったその表面が、次第に黄金色に変わり、薄くパリッとした衣が彼の体を覆い始めた。
揚げ油の香ばしい匂いが店内に広がり、僕の鼻を刺激した。パッケージが破れ、中から現れたのは、ジューシーで脂ぎった揚げ鶏だった。
★
気がつくと、僕たちはローソンの前に戻っていた。近くのセブン・イレブンは何事もなかったように営業を続けているが、あの冷たさは消えていた。
「少しだけね。でも、冷たい闇はまた現れるかもしれない。そのときはまたぼくが戦うよ。」
彼は静かにローソンの自動ドアの中へ戻っていった。その背中は小さなホットスナックそのものだったが、そこには何かしら大きな希望が宿っているように見えた。
東京の夜は、再び少しだけ温かさを取り戻していた。
という点をどれぐらい評価するのか?という視点が皆無なのが怖い
「3号」廃止論者の話ね
だいたい共働きフルタイムが物理的に無理があることは誰もが認識しているというのに
片方が家事を担い、片方の働く環境を維持する行為を評価しないという矛盾がすごい
仮に廃止されて働くことになったとして、家事は誰がするのか?外注するの?
人手不足を解消するといいつつ家事代行の事業を拡大して、他の業界は人手不足が解消されるのか?
結局誰かが家事をやらなきゃいけないわけで、「家庭から報酬が出ていた」か「会社から報酬が出るようになるか」の違いでしかないんじゃないか?
なんだか廃止論では「結局誰かが家事をやらなきゃいけない」という概念がなく
働き始めれば「家事が消える」とさえ思っていそうなのが怖い
俺が言っている”議論”というのは”初めに元増田が提示した議題に関する議論”のことです。
ということだと思うけど(違ったら訂正してね)、これらの解釈は一般的にコンセンサスを得ている訳ではないですよね?
①と②の同意を得ていない相手に”戦争はやむを得ない側面もあるけど、テロは絶対に認められない”と主張しても無意味ではないですか?
お前が「イスラエルをテロ国家と思わない」と言ったところで、お前自身が引用してる文章からも「意見が分かれている」と書かれていますよね。そこの前提がズレてる以上、この議論自体無意味だと思いませんか?
社会貢献していない奴を罰したい。
重税をかけて罰したい。
一生懸命、真面目に生きていようがバリューを出せていない奴を罰したい。その努力に価値が伴わない以上、無意味だと罰したい。
GDPも実質賃金も世界ランキングも上がってないから罰したい。むしろ邪魔だから淘汰してやりたい。
社会貢献している人だけが、報酬と恩恵と福祉が得られる社会を作ればいいのに。
…疲れてるのかな。私。
社会貢献していない奴を罰したい。
重税をかけて罰したい。
一生懸命、真面目に生きていようがバリューを出せていない奴を罰したい。その努力に価値が伴わない以上、無意味だと罰したい。
GDPも実質賃金も世界ランキングも上がってないから罰したい。むしろ邪魔だから淘汰してやりたい。
社会貢献している人だけが、報酬と恩恵と福祉が得られる社会を作ればいいのに。
…疲れてるのかな。私。
実際クズ率もブサメン率も収入中央値も身長分布で変動しなきので、結婚相談所で余っている日本人の身長分布と同じ身長170cm以上6割165cm以上1割になってないとおかしいが、実際に余っている男性はほぼ低身長
いいかい、書いてあるとおりに読んだところで君は「個性の範疇が何かを定義できていない」のだよ
定義も何もない言葉を君が使う意図が不明なら、それはうんこと一緒だ
仮に個性の範疇という言葉を想像して会話をしても「いーやそれは個性の範疇じゃないね」って否定するんだから無意味
君は何をもって元増田が個性の範疇を超えるものだと判断しているんだ?
個性の範疇という単語や用法が存在し、その内訳が一般に広まっているというなら君の言葉には意味がある
しかし個性とは?その範疇とは?という定義の段階で既にあいまいなので、君の創作や妄想でしかないのは明白だよね
ようするに君は個性の範疇という単語の意味や定義をばっちり明確に決める必要がある
数年以内に台湾有事が起こるのは間違いなさそうだ
10年以上前なら"まさか"と思うようなことが現実に起き続けている
まだまだ連鎖するのだろう
これまで何となく俺の中では、現代の戦争はすぐに終わるイメージがあった
そうなったら俺は志願兵に応募する
俺の学生時代や仕事での出来事は、他の人には普通のことかもしれないけれど、
俺にとっては全てが痛みを伴う経験だった
どんなに努力しても、何も報われないような気がして、どんどん自分が小さくなっていった
同級生との関係はあまりうまくいかなかったし、運動も得意じゃなかった
もちろん、俺は得意じゃないから、参加するのが嫌だった
でも、無理にでも試合に出させられた
その時、誰も俺をパスしなかった
ボールが回ってくることはなく、俺が何かしようとしても誰も助けてくれなかった
それどころか、ボールが来ても周りの奴らは意図的に避けるような素振りを見せていた
自分がいかに無価値で、誰からも必要とされていないかを実感した瞬間だった
その後、俺がサッカーの試合でゴールを決めたわけでもなく、チームに貢献したわけでもない
他の生徒たちがグループで楽しんでいる中で、俺だけが一人でいることが多かった
誰からも声をかけられず、逆に誰かに声をかけることもできなかった
サークルに入ろうとしても、すぐに自分が必要とされていないことを感じた
特に、勉強面ではみんながどんどん先に進んでいく中で、俺は取り残されているような気がした
ある日、ゼミのグループワークで、課題を一緒にやろうと声をかけられた
最初は嬉しかったみんなで協力して何かを成し遂げることができると思った
しかし、いざ作業を始めると、他のメンバーたちは次々と仕事を分担していくのに、
俺には何も振られなかった
最初は気にしなかったが、時間が経つにつれて、自分だけが何もできていないことに気づいた
そして、他のメンバーたちがどんどん作業を進めていくのを見て、俺が必要ない存在だと痛感した
結局、そのグループは俺をほとんど無視する形で、最終的に提出物をまとめ上げてしまった
その後、ゼミの教授からも、「君は積極性が足りないね」と言われ、
自分はただ、流されているだけの存在だと感じて、心の中でどんどん孤立していった
俺は他の学生たちと同じように準備をして、いくつかの企業の面接に臨んだ
しかし、面接で何度も落ちた面接官に言われた言葉が今でも忘れられない
「君は自分に自信がないように見えるし、仕事に対する熱意が伝わってこない」と言われた
その言葉が刺さった
自分でもわかっていた
何度面接を受けても、結果は同じだった
最初に配属された部署では、先輩たちがすでにチームとしてうまく回っていた
最初の頃、上司から与えられた仕事を必死でこなしていたが、何度もミスをしてしまい、
同僚たちに迷惑をかけた
すると、同僚たちは徐々に俺を無視するようになった
ランチの時間になっても、みんなで食堂に行くわけでもなく、俺だけが一人で食べることが多くなった
すると、言われた
「君が積極的に動かない限り、チームに溶け込むのは難しいよ」と
そんな中で、ふと思ったことがある
しかし、何もできないまま生きていくのは、
そしてふと「戦場に行けば死ぬことで何かを残せるんじゃないか」という考えが頭をよぎった
戦争に行くことで、
今までの無意味な時間を終わらせることができるんじゃないかと思うようになった
停戦になると俺は思っていた
台湾有事も実際に起きれば長引くのだろう
事実上、「弱者が戦場へ構造的に連れて行かれ早死する」ということが
あらゆる時代で起きる
それに自覚的に乗ろうと思う
誰にも惜しまれない命として
スキルポイント制は他のシリーズでも言えるがあまり好ましくないと思っている(ただし今作のそれはシステムの形骸的な側面を克服しようとしていて一定成功しているがそれでも振り直しがストレス。正直無料でもうざい。何ならクリア後までは振り直せない前提でバランス調整してくれた方が良かった。振り直しがある事で他のゲームとは違うビルド構築の楽しさがあるのは認めるが、やや面倒が勝った)
シナリオとキャラクターはシリーズらしさと世間の需要を上手い事擦り合わせられていたと思う。
マップのベースがオンゲである10の流用なので無意味にだだっ広い。10よりは狭く移動速度が速いのでマシではある。(序盤の移動や探索を敢えて過酷にしてからの中盤以降徐々に緩和していく事で)
移動に意味を持たせなかったのは英断。ライトユーザー向けの調整が困難を極めるだろうので
(後にゼノブレイドがこのゲームの戦闘UIの完成形を見せてくれた)
道筋通りに動くライトプレイヤーと道筋通りに動かない古参プレイヤーの導線を交錯させるために後者が二度手間させられてやや割を食う形になっていたが、これはまあ仕方なし
クエストもまんま10のそれなのでおつかい感がすごい。先回りして何かを見つけていても大抵その時点では回収できずに二度手間食わされた。方針は理解するが先回りに対してもう少し恩恵が欲しかった。あまりに報われない
ゾーンシステムはれんけい技の枷として上手く機能していたと思うが自発的に狙っていくインセンティブは薄いように感じた
錬金はポケモンのダメージ感覚を試されているみたいでまあまあ面白かったが一度作ったグレードのアイテムはワンボタンで量産できるようにして欲しかった。
主人公が無個性過ぎてストーリーへの没入感に影響を及ぼすレベルだった。これはグラフィックが進化した事との兼ね合いも大きい。
正直貶したい気持ちはあんまりないが体験の定量化のために一部の利便性が犠牲になっている事は無視できなかった
同じマップとキャラとシステムとストーリーで30時間のゲームを3回遊ばせるデザインは唯一無二なんじゃないかと思う
ちいさなメダルなんかよりモンスター図鑑の穴埋めに報酬を用意して欲しかった
自由度はあるが楽しもうと思ったら結局全ての通路を行く羽目になるのが良くない。マップ探索がただ穴埋めさせられてるような気分になる
それから何年もたちもう30後半になった。
母が自ら命を絶ったこと、
私にはまだまだ受け入れきれなくて
これだけ時間が経った今も
亡くなった当時に必要に駆られて伝えた人以外に
「母が亡くなった」ということをいうことができなくて
それを口に出すと現実を突きつけられる気がして言えずにいる
だから、
「お母さん心配してるよね?」とか
「お母さん元気?」とか言われると
「ん~まぁ…」とか「そうだね」とか、
母がまだ「いる」体で話してしまう。
そうやって小さい嘘を重ねる
内心聞かないでくれ…って感じだった
幸か不幸か
基本的にはこの事実に触れずに一人の殻にこもって生きているんだけど
たまに人との関わりができるとこうなるんだよね
いたずらに打ち明けて、人に私の暗い気持ちを押し付けてはいけないと思うけど
一人きりで耐えられるほど強くもなくて
ただひたすらつらくて
時々母への気持ちを募らせては一人号泣して無意味に時間を過ごして
そういうメンタルのせいなのか、最近仕事でもストレス耐性がなくなってきたというか
すぐに泣いてしまうようになって
元気なつもりでも急に鬱のスイッチが入ったりして
いろんな気持ち 共有できる人がいなくて寂しい
もうこの年齢だから一人で生きていく覚悟を決めなければと思うのに
まだ何か諦めきれずにいて
でも、こんな自分受け入れてくれる人なんていないだろうなって
受け入れてもらえる自信もなくて
だけど生きてる限り完全に人とのつながりを断つことなんてできない
どうしても最低限でも誰かとの関わりは残ってしまう
この寂しさをなくすには関わりを完全に断つしかないのに
どうしてもできない