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2024-11-01

漢方薬理論まとめ

ネットで拾える漢方薬理論をまとめてみた

https://www.phar.agu.ac.jp/lab/med_res/img/Pharmacog/%E7%94%9F%E8%96%AC%E5%AD%A6%E7%B7%8F%E8%AB%96%EF%BD%9B2)%20(20200430).pdf

1.漢方理論の短いまとめ、使える生薬解説している。判断基準が数値化されていてわかりやす

https://www.kigusuri.com/kampo/kampo-care/

2.病名から使える漢方薬を調べることができる

https://kagetsu-clinic.or.jp/kanpou/k_01.html

3.漢方理論や証について解説をしている

https://inoue-clinic.net/kanpoubasic/%e5%ba%8f%e6%96%87/

4.漢方薬西洋の薬と併用する際のセオリー漢方理論について解説している

https://fujiyoshi-clinic.jp/chuui/chapter-2/section-0/

5.肛門科領域における漢方理論解説している。(肛門科に関する部分は飛ばしてもOK

http://www.halph.gr.jp/diag-kampo/

6.中医学とはなにか。診断はどのようにすればいいのか。舌や脈からどのように判断すればいいのかが書いてある

http://www.halph.gr.jp/kan_menu/kan_tsumura01.html

7.健康保険で使える漢方薬薬局で買える漢方薬が一覧化されている

ここら辺を読めば素人でもある程度判断はでき…。

ただ、解剖学知識があることが前提のなので、精度を上げたいなら、ちゃん医学部に行って医師国家試験と所定の研修を受けたほうがいいです。

なお、ここらへんで知識を積んで、医師資格なしに他人を診たら、本当につかまります

2024-10-22

バイト対応方法は大きく3つあるよ

バイトって言うと急に生えてきたみたいだけど、戦前から違法労働としての日雇い労働存在しているよ。

昭和時代を生きた人なら、手配師に集められてなんか急に解体業務させられたりとか、グッドウィルに装備費引かれていきなり引っ越し屋の数合わせにぶち込まれたりしたことがあると思う。

このへん、基本的には法律問題ない作業なんだけど、たまに明らかにアウトだよなあみたいなことがあったりする。

分かりやすいのだと、入場券でホームに入って指定された新幹線の号車網棚に荷物載せてくる、とか。

そういう時、みんな割の良いのにあたったと思って深くは突っ込まない。(なぜ雇わせた奴にやらせるのか、とか)

こういう時代を生き抜いてきたものとして、闇バイト蔓延した原因は複数あると思ってる。

港湾労働の元締めの弱体化とか、グレーなのに突っ張る企業とか、普通詐欺師の手口なのにバックグラウンドちゃんとした有名人がやるからビジネススキームになってるやつとか。

まあ、基本的対処は3つある。それだけ覚えて帰ってくれ。

バイトだなと思ったら

なんか怪しいな、と思った段階で警察相談しよう。

#9110 に電話すると、各県警の相談窓口に繋がるようになってる。

平日昼間だけだけど、まあバイトで引っかかったなと思った時にそれ以上優先することは無いのでまず電話しよう。

相手プロなので「それは普通面接の無いコンビニバイトですね」みたいな回答が返ってくるかもしれないけど、その方がマシなので。

バイトかどうかの判定方法

基本的に無い。

社会人経験もない学生はもちろん、あまり詳しくない分野では歳いってても判らんことはある。

なので、「ホワイトリスト方式」として、誰もが知っている大手チェーン店もしくは地場スーパーみたいな創業が長いところに応募するのが良い。

マクドナルドに応募して闇バイトさせられることは無い。IKEAコストコで突然強盗に行くことになることもない。

しかしたらそのスーパーでは賞味期限切れのラベルをはがして新品に貼りなおす作業をさせられて、これってヤバイやつでは、みたいになることもあるけど、実刑を食らうことはまずない。

なので、自分で使ったこともない店や企業の、やったこともない業務を、未経験者歓迎とかで行ってはいけない。

そんなん、ほとんどのバイトが応募できなくなるじゃん!と思うかもしれない。そうだよ。

まずは自分の目で見て知っている企業経験を積んで、「ああ飲食バイトつってんのにこの時給と拘束時間は変だな」とか判断できるようになってからタイミーとか使うの。

年末年始年賀状配達バイトとか募集あったでしょ?ああい大企業からのお誘いに乗って、こんなクソみたいな労働環境で仕事してこれっぽっちかよ!みたいな経験を積むの。

ブラックバイトに当たるかもしれないけど、闇バイトに当たることは無い。

バイトに参加してしまったら

あらゆる事前準備は無駄になるよ。なぜならば対策されるから

なので、対応方法は次の順番

日本警察は(世間の評判に比べて)非常に優秀なので、素人犯罪は必ず露見してつかまります

当日顔を合わせて押し込み強盗に巻き込まれても、年寄殴って金を盗むとか、しなくていいから。

つうかね、強盗みたいなリスキー犯罪、やりたくないってヤツ連れて行って無理やり脅して数合わせするとか、絶対にしないから。あり得ないから。

問題になってるのは「強盗みたいなハイリスクローリターンなことを」「強盗したいやつマッチングして」「指示役の元で実行犯がやる」っていう頭悪くて治安も悪いのが増えてるから

から百歩譲って、近所の高級車と監視カメラ位置撮影して報告して回る窃盗団の下見に使われちゃっても、そのあとヤベエなって思った段階で警察電話したらそこで止まる。

見せしめ一家惨殺されたらニュースになるでしょ?そんなニュースバリューのあるネタ報道されないとかあり得ないから。

彼らは脅してあなたが怯えるから深みにはまるの。警察相談して、手を切る。即座に110番通報する。

割のいいバイトも割の悪いバイトも、そもそも知らないことをするな

よくわからん仕事を引き受けるな。これに尽きる。

そして#9110で警察相談しろ

あと、身の危険を感じたら躊躇なく110番通報しろ。(110番通報すると必ず警察官が対応してくれる/個人的には交番にかけこむのはおススメしない)

バイト区別なんかつかないの。バール持って他人様に殴りかかる前に、どのタイミングでも引き返せるの。

報復が怖い?んな末端の切り捨て要因いちいち焼き入れに回ってそれで捕まったら単なる阿呆からそんな馬鹿なことしないよ。

も一回繰り返すけど、チラシでも、リクルート雑誌でもタウンワークでもタイミーでも職安でも、知らない企業の知らない仕事をするな。今はそういう時代です。

2024-10-17

anond:20241017012933

A.むしろ地球や月に落下しま

太陽系内は一部の重力のつり合った場所をのぞいて完全に重力支配下にあります

太陽系内の軍事力衛星軌道衛星軌道同士を結ぶ遷移軌道しか展開できず、速度もおおむね固定されています

過度に減速すれば近くの惑星衛星に向かって墜落するコースを描きますし、

加速しすぎれば軌道を逸脱して別の惑星重力圏につかまります

おそらく星系内で使用する戦力であれば太陽系のものから脱出できるほどの推力は出せないと思われますので、永遠に遠ざかることはありません。

2024-10-01

三四郎は流れから目を放して、上を見た。こういう空の模様を見たのははじめてではない。けれども空が濁ったという言葉を聞いたのはこの時がはじめてである。気がついて見ると、濁ったと形容するよりほかに形容のしかたのない色であった。三四郎が何か答えようとするまえに、女はまた言った。 「重いこと。大理石のように見えます」  美禰子は二重瞼を細くして高い所をながめていた。それから、その細くなったままの目を静かに三四郎の方に向けた。そうして、 「大理石のように見えるでしょう」と聞いた。三四郎は、 「ええ、大理石のように見えます」と答えるよりほかはなかった。女はそれで黙った。しばらくしてから、今度は三四郎が言った。 「こういう空の下にいると、心が重くなるが気は軽くなる」 「どういうわけですか」と美禰子が問い返した。  三四郎には、どういうわけもなかった。返事はせずに、またこう言った。 「安心して夢を見ているような空模様だ」 「動くようで、なかなか動きませんね」と美禰子はまた遠くの雲をながめだした。  菊人形で客を呼ぶ声が、おりおり二人のすわっている所まで聞こえる。 「ずいぶん大きな声ね」 「朝から晩までああいう声を出しているんでしょうか。えらいもんだな」と言ったが、三四郎は急に置き去りにした三人のことを思い出した。何か言おうとしているうちに、美禰子は答えた。 「商売ですもの、ちょうど大観音乞食と同じ事なんですよ」 「場所が悪くはないですか」  三四郎は珍しく冗談を言って、そうして一人でおもしろそうに笑った。乞食について下した広田言葉をよほどおかしく受けたかである。 「広田先生は、よく、ああいう事をおっしゃるかたなんですよ」ときわめて軽くひとりごとのように言ったあとで、急に調子をかえて、 「こういう所に、こうしてすわっていたら、大丈夫及第よ」と比較的活発につけ加えた。そうして、今度は自分のほうでおもしろそうに笑った。 「なるほど野々宮さんの言ったとおり、いつまで待っていてもだれも通りそうもありませんね」 「ちょうどいいじゃありませんか」と早口に言ったが、あとで「おもらいをしない乞食なんだから」と結んだ。これは前句の解釈のためにつけたように聞こえた。  ところへ知らん人が突然あらわれた。唐辛子の干してある家の陰から出て、いつのまにか川を向こうへ渡ったものみえる。二人のすわっている方へだんだん近づいて来る。洋服を着て髯をはやして、年輩からいうと広田先生くらいな男である。この男が二人の前へ来た時、顔をぐるりと向け直して、正面から三四郎と美禰子をにらめつけた。その目のうちには明らかに憎悪の色がある。三四郎はじっとすわっていにくいほどな束縛を感じた。男はやがて行き過ぎた。その後影を見送りながら、三四郎は、 「広田先生や野々宮さんはさぞあとでぼくらを捜したでしょう」とはじめて気がついたように言った。美禰子はむしろ冷やかである。 「なに大丈夫よ。大きな迷子ですもの」 「迷子から捜したでしょう」と三四郎はやはり前説を主張した。すると美禰子は、なお冷やかな調子で、 「責任をのがれたがる人だから、ちょうどいいでしょう」 「だれが? 広田先生がですか」  美禰子は答えなかった。 「野々宮さんがですか」  美禰子はやっぱり答えなかった。 「もう気分はよくなりましたか。よくなったら、そろそろ帰りましょうか」  美禰子は三四郎を見た。三四郎は上げかけた腰をまた草の上におろした。その時三四郎はこの女にはとてもかなわないような気がどこかでした。同時に自分の腹を見抜かれたという自覚に伴なう一種屈辱をかすかに感じた。 「迷子」  女は三四郎を見たままでこの一言を繰り返した。三四郎は答えなかった。 「迷子英訳を知っていらしって」  三四郎は知るとも、知らぬとも言いえぬほどに、この問を予期していなかった。 「教えてあげましょうか」 「ええ」 「迷える子――わかって?」  三四郎はこういう場合になると挨拶に困る男である咄嗟の機が過ぎて、頭が冷やかに働きだした時、過去を顧みて、ああ言えばよかった、こうすればよかったと後悔する。といって、この後悔を予期して、むりに応急の返事を、さもしぜんらしく得意に吐き散らすほどに軽薄ではなかった。だからただ黙っている。そうして黙っていることがいかにも半間である自覚している。  迷える子という言葉はわかったようでもある。またわからないようでもある。わかるわからないはこの言葉意味よりも、むしろこの言葉を使った女の意味である三四郎はいたずらに女の顔をながめて黙っていた。すると女は急にまじめになった。 「私そんなに生意気に見えますか」  その調子には弁解の心持ちがある。三四郎は意外の感に打たれた。今までは霧の中にいた。霧が晴れればいいと思っていた。この言葉で霧が晴れた。明瞭な女が出て来た。晴れたのが恨めしい気がする。  三四郎は美禰子の態度をもとのような、――二人の頭の上に広がっている、澄むとも濁るとも片づかない空のような、――意味のあるものにしたかった。けれども、それは女のきげんを取るための挨拶ぐらいで戻せるものではないと思った。女は卒然として、 「じゃ、もう帰りましょう」と言った。厭味のある言い方ではなかった。ただ三四郎にとって自分は興味のないものあきらめるように静かな口調であった。  空はまた変ってきた。風が遠くから吹いてくる。広い畑の上には日が限って、見ていると、寒いほど寂しい。草からあがる地息でからだは冷えていた。気がつけば、こんな所に、よく今までべっとりすわっていられたものだと思う。自分一人なら、とうにどこかへ行ってしまったに違いない。美禰子も――美禰子はこんな所へすわる女かもしれない。 「少し寒くなったようですから、とにかく立ちましょう。冷えると毒だ。しかし気分はもうすっかり直りましたか」 「ええ、すっかり直りました」と明らかに答えたが、にわかに立ち上がった。立ち上がる時、小さな声で、ひとりごとのように、 「迷える子」と長く引っ張って言った。三四郎はむろん答えなかった。  美禰子は、さっき洋服を着た男の出て来た方角をさして、道があるなら、あの唐辛子そばを通って行きたいという。二人は、その見当へ歩いて行った。藁葺のうしろにはたして細い三尺ほどの道があった。その道を半分ほど来た所で三四郎は聞いた。 「よし子さんは、あなたの所へ来ることにきまったんですか」  女は片頬で笑った。そうして問い返した。 「なぜお聞きになるの」  三四郎が何か言おうとすると、足の前に泥濘があった。四尺ばかりの所、土がへこんで水がぴたぴたにたまっている。そのまん中に足掛かりのためにてごろな石を置いた者がある。三四郎は石の助けをからずに、すぐに向こうへ飛んだ。そうして美禰子を振り返って見た。美禰子は右の足を泥濘のまん中にある石の上へ乗せた。石のすわりがあまりよくない。足へ力を入れて、肩をゆすって調子を取っている。三四郎こちら側から手を出した。 「おつかまりなさい」 「いえ大丈夫」と女は笑っている。手を出しているあいだは、調子を取るだけで渡らない。三四郎は手を引っ込めた。すると美禰子は石の上にある右の足に、からだの重みを託して、左の足でひらりこちら側へ渡った。あまり下駄をよごすまいと念を入れすぎたため、力が余って、腰が浮いた。のめりそうに胸が前へ出る。その勢で美禰子の両手が三四郎の両腕の上へ落ちた。 「迷える子」と美禰子が口の内で言った。三四郎はその呼吸を感ずることができた。

https://anond.hatelabo.jp/20241001172740

 ベルが鳴って、講師教室から出ていった。三四郎インキの着いたペンを振って、ノートを伏せようとした。すると隣にいた与次郎が声をかけた。

「おいちょっと借せ。書き落としたところがある」

 与次郎三四郎ノートを引き寄せて上からのぞきこんだ。stray sheep という字がむやみに書いてある。

「なんだこれは」

講義を筆記するのがいやになったから、いたずらを書いていた」

「そう不勉強はいかん。カントの超絶唯心論バークレーの超絶実在論にどうだとか言ったな」

「どうだとか言った」

「聞いていなかったのか」

「いいや」

「まるで stray sheep だ。しかたがない」

 与次郎自分ノートをかかえて立ち上がった。机の前を離れながら、三四郎に、

「おいちょっと来い」と言う。三四郎与次郎について教室を出た。梯子段を降りて、玄関前の草原へ来た。大きな桜がある。二人はその下にすわった。

 ここは夏の初めになると苜蓿が一面にはえる。与次郎入学願書を持って事務へ来た時に、この桜の下に二人の学生が寝転んでいた。その一人が一人に向かって、口答試験都々逸で負けておいてくれると、いくらでも歌ってみせるがなと言うと、一人が小声で、粋なさばきの博士の前で、恋の試験がしてみたいと歌っていた。その時から与次郎はこの桜の木の下が好きになって、なにか事があると、三四郎をここへ引っ張り出す。三四郎はその歴史与次郎から聞いた時に、なるほど与次郎俗謡で pity's love を訳すはずだと思った。きょうはしか与次郎がことのほかまじめである。草の上にあぐらをかくやいなや、懐中から文芸時評という雑誌を出してあけたままの一ページを逆に三四郎の方へ向けた。

「どうだ」と言う。見ると標題に大きな活字で「偉大なる暗闇」とある。下には零余子と雅号を使っている。偉大なる暗闇とは与次郎がいつでも広田先生を評する語で、三四郎も二、三度聞かされたものであるしか零余子はまったく知らん名である。どうだと言われた時に、三四郎は、返事をする前提としてひとまず与次郎の顔を見た。すると与次郎はなんにも言わずにその扁平な顔を前へ出して、右の人さし指の先で、自分の鼻の頭を押えてじっとしている。向こうに立っていた一人の学生が、この様子を見てにやにや笑い出した。それに気がついた与次郎はようやく指を鼻から放した。

「おれが書いたんだ」と言う。三四郎はなるほどそうかと悟った。

「ぼくらが菊細工を見にゆく時書いていたのは、これか」

「いや、ありゃ、たった二、三日まえじゃないか。そうはやく活版になってたまるものか。あれは来月出る。これは、ずっと前に書いたものだ。何を書いたもの標題でわかるだろう」

広田先生の事か」

「うん。こうして輿論喚起しておいてね。そうして、先生大学はいれる下地を作る……」

「その雑誌はそんなに勢力のある雑誌か」

 三四郎雑誌名前さえ知らなかった。

「いや無勢力から、じつは困る」と与次郎は答えた。三四郎は微笑わざるをえなかった。

「何部ぐらい売れるのか」

 与次郎は何部売れるとも言わない。

「まあいいさ。書かんよりはましだ」と弁解している。

 だんだん聞いてみると、与次郎は従来からこの雑誌関係があって、ひまさえあればほとんど毎号筆を執っているが、その代り雅名も毎号変えるから、二、三の同人のほか、だれも知らないんだと言う。なるほどそうだろう。三四郎は今はじめて与次郎文壇との交渉を聞いたくらいのものであるしか与次郎がなんのために、遊戯に等しい匿名を用いて、彼のいわゆる大論文をひそかに公けにしつつあるか、そこが三四郎にはわからなかった。

 いくぶんか小遣い取りのつもりで、やっている仕事かと不遠慮に尋ねた時、与次郎は目を丸くした。

「君は九州のいなかから出たばかりだから中央文壇趨勢を知らないために、そんなのん気なことをいうのだろう。今の思想界の中心にいて、その動揺のはげしいありさまを目撃しながら、考えのある者が知らん顔をしていられるものか。じっさい今日の文権はまったく我々青年の手にあるんだから一言でも半句でも進んで言えるだけ言わなけりゃ損じゃないか文壇は急転直下の勢いでめざまし革命を受けている。すべてがことごとく動いて、新気運に向かってゆくんだから、取り残されちゃたいへんだ。進んで自分からこの気運をこしらえ上げなくちゃ、生きてる甲斐はない。文学文学って安っぽいようにいうが、そりゃ大学なんかで聞く文学のことだ。新しい我々のいわゆる文学は、人生のものの大反射だ。文学の新気運は日本社会活動に影響しなければならない。また現にしつつある。彼らが昼寝をして夢を見ているまに、いつか影響しつつある。恐ろしいものだ。……」

 三四郎は黙って聞いていた。少しほらのような気がする。しかしほらでも与次郎はなかなか熱心に吹いている。すくなくとも当人だけは至極まじめらしくみえる。三四郎はだいぶ動かされた。

「そういう精神でやっているのか。では君は原稿料なんか、どうでもかまわんのだったな」

「いや、原稿料は取るよ。取れるだけ取る。しか雑誌が売れないからなかなかよこさない。どうかして、もう少し売れる工夫をしないといけない。何かいい趣向はないだろうか」と今度は三四郎相談をかけた。話が急に実際問題に落ちてしまった。三四郎は妙な心持ちがする。与次郎は平気であるベルが激しく鳴りだした。

「ともかくこの雑誌を一部君にやるから読んでみてくれ。偉大なる暗闇という題がおもしろいだろう。この題なら人が驚くにきまっている。――驚かせないと読まないからだめだ」

 二人は玄関を上がって、教室はいって、机に着いた。やがて先生が来る。二人とも筆記を始めた。三四郎は「偉大なる暗闇」が気にかかるので、ノートそば文芸時評をあけたまま、筆記のあいあいまに先生に知れないように読みだした。先生はさいわい近眼である。のみならず自己講義のうちにぜんぜん埋没している。三四郎の不心得にはまるで関係しない。三四郎はいい気になって、こっちを筆記したり、あっちを読んだりしていったが、もともと二人でする事を一人で兼ねるむりな芸だからしまいには「偉大なる暗闇」も講義の筆記も双方ともに関係がわからなくなった。ただ与次郎文章一句だけはっきり頭にはいった。

自然宝石を作るに幾年の星霜を費やしたか。またこ宝石採掘の運にあうまでに、幾年の星霜を静かに輝やいていたか」という句である。その他は不得要領に終った。その代りこの時間には stray sheep という字を一つも書かずにすんだ。

 講義が終るやいなや、与次郎三四郎に向かって、

「どうだ」と聞いた。じつはまだよく読まないと答えると、時間経済を知らない男だといって非難した。ぜひ読めという。三四郎は家へ帰ってぜひ読むと約束した。やがて昼になった。二人は連れ立って門を出た。

「今晩出席するだろうな」と与次郎西片町へはい横町の角で立ち留まった。今夜は同級生の懇親会がある。三四郎は忘れていた。ようやく思い出して、行くつもりだと答えると、与次郎は、

「出るまえにちょっと誘ってくれ。君に話す事がある」と言う。耳のうしろペン軸をはさんでいる。なんとなく得意である三四郎承知した。

 下宿へ帰って、湯にはいって、いい心持ちになって上がってみると、机の上に絵はがきがある。小川かいて、草をもじゃもじゃはやして、その縁に羊を二匹寝かして、その向こう側に大きな男がステッキを持って立っているところを写したものである。男の顔がはなはだ獰猛にできている。まったく西洋の絵にある悪魔を模したもので、念のため、わきにちゃんデビル仮名が振ってある。表は三四郎宛名の下に、迷える子と小さく書いたばかりである三四郎は迷える子の何者かをすぐ悟った。のみならず、はがきの裏に、迷える子を二匹書いて、その一匹をあん自分見立ててくれたのをはなはだうれしく思った。迷える子のなかには、美禰子のみではない、自分ももとよりはいっていたのである。それが美禰子のおもわくであったとみえる。美禰子の使った stray sheep意味がこれでようやくはっきりした。

 与次郎約束した「偉大なる暗闇」を読もうと思うが、ちょっと読む気にならない。しきりに絵はがきをながめて考えた。イソップにもないような滑稽趣味がある。無邪気にもみえる。洒落でもある。そうしてすべての下に、三四郎の心を動かすあるものがある。

 手ぎわからいっても敬服の至りである。諸事明瞭にでき上がっている。よし子のかいた柿の木の比ではない。――と三四郎には思われた。

 しばらくしてから三四郎はようやく「偉大なる暗闇」を読みだした。じつはふわふわして読みだしたのであるが、二、三ページくると、次第に釣りまれるように気が乗ってきて、知らず知らずのまに、五ページ六ページと進んで、ついに二十七ページの長論文を苦もなく片づけた。最後の一句読了した時、はじめてこれでしまいだなと気がついた。目を雑誌から離して、ああ読んだなと思った。

 しかし次の瞬間に、何を読んだかと考えてみると、なんにもない。おかしいくらいなんにもない。ただ大いにかつ盛んに読んだ気がする。三四郎与次郎の技倆に感服した。

 論文は現今の文学者の攻撃に始まって、広田先生の賛辞に終っている。ことに文学文科の西洋人を手痛く罵倒している。はやく適当日本人を招聘して、大学相当の講義を開かなくっては、学問の最高府たる大学も昔の寺子屋同然のありさまになって、煉瓦石のミイラと選ぶところがないようになる。もっとも人がなければしかたがないが、ここに広田先生がある。先生十年一日のごとく高等学校に教鞭を執って薄給無名に甘んじている。しか真正学者である。学海の新気運に貢献して、日本の活社会交渉のある教授担任すべき人物である。――せんじ詰めるとこれだけであるが、そのこれだけが、非常にもっともらしい口吻と燦爛たる警句とによって前後二十七ページに延長している。

 その中には「禿を自慢するものは老人に限る」とか「ヴィーナスは波からまれたが、活眼の士は大学からまれない」とか「博士を学界の名産と心得るのは、海月田子の浦名産と考えるようなものだ」とかいろいろおもしろい句がたくさんある。しかしそれよりほかになんにもない。ことに妙なのは広田先生を偉大なる暗闇にたとえたついでに、ほかの学者を丸行燈比較して、たかだか方二尺ぐらいの所をぼんやり照らすにすぎないなどと、自分広田から言われたとおりを書いている。そうして、丸行燈だの雁首などはすべて旧時代遺物で我々青年にはまったく無用であると、このあいだのとおりわざわざ断わってある。

 よく考えてみると、与次郎論文には活気がある。いかにも自分一人で新日本代表しているようであるから、読んでいるうちは、ついその気になる。けれどもまったく実がない。根拠地のない戦争のようなものである。のみならず悪く解釈すると、政略的の意味もあるかもしれない書き方である。いなか者の三四郎にはてっきりそこと気取ることはできなかったが、ただ読んだあとで、自分の心を探ってみてどこかに不満足があるように覚えた。また美禰子の絵はがきを取って、二匹の羊と例の悪魔をながめだした。するとこっちのほうは万事が快感である。この快感につれてまえの不満足はますます著しくなった。それで論文の事はそれぎり考えなくなった。美禰子に返事をやろうと思う。不幸にして絵がかけない。文章にしようと思う。文章ならこの絵はがき匹敵する文句でなくってはいけない。それは容易に思いつけない。ぐずぐずしているうちに四時過ぎになった。

 袴を着けて、与次郎を誘いに、西片町へ行く。勝手からはいると、茶の間に、広田先生が小さな食卓を控えて、晩食を食っていた。そば与次郎かしこまってお給仕をしている。

先生どうですか」と聞いている。

 先生は何か堅いものをほおばったらしい。食卓の上を見ると、袂時計ほどな大きさの、赤くって黒くって、焦げたものが十ばかり皿の中に並んでいる。

 三四郎は座に着いた。礼をする。先生は口をもがもがさせる。

「おい君も一つ食ってみろ」と与次郎が箸で皿のものをつまんで出した。掌へ載せてみると、馬鹿貝の剥身の干したのをつけ焼にしたのである

「妙なものを食うな」と聞くと、

「妙なものって、うまいぜ食ってみろ。これはね、ぼくがわざわざ先生にみやげに買ってきたんだ。先生はまだ、これを食ったことがないとおっしゃる

「どこから

日本から

 三四郎おかしくなった。こういうところになると、さっきの論文調子とは少し違う。

先生、どうです」

「堅いね

「堅いけれどもうまいでしょう。よくかまなくっちゃいけません。かむと味が出る」

「味が出るまでかんでいちゃ、歯が疲れてしまう。なんでこんな古風なものを買ってきたものかな」

「いけませんか。こりゃ、ことによると先生にはだめかもしれない。里見の美禰子さんならいいだろう」

「なぜ」と三四郎が聞いた。

「ああおちついていりゃ味の出るまできっとかんでるに違いない」

「あの女はおちついていて、乱暴だ」と広田が言った。

「ええ乱暴です。イブセンの女のようなところがある」

イブセンの女は露骨だが、あの女は心が乱暴だ。もっと乱暴といっても、普通乱暴とは意味が違うが。野々宮の妹のほうが、ちょっと見ると乱暴のようで、やっぱり女らしい。妙なものだね」

里見のは乱暴の内訌ですか」

 三四郎は黙って二人の批評を聞いていた。どっちの批評もふにおちない。乱暴という言葉が、どうして美禰子の上に使えるか、それから第一不思議であった。

 与次郎はやがて、袴をはいて、改まって出て来て、

ちょっと行ってまいります」と言う。先生は黙って茶を飲んでいる。二人は表へ出た。表はもう暗い。門を離れて二、三間来ると、三四郎はすぐ話しかけた。

先生里見お嬢さん乱暴だと言ったね」

「うん。先生はかってな事をいう人だから、時と場合によるとなんでも言う。第一先生が女を評するのが滑稽だ。先生の女における知識はおそらく零だろう。ラッブをしたことがないものに女がわかるものか」

先生はそれでいいとして、君は先生の説に賛成したじゃないか

「うん乱暴だと言った。なぜ」

「どういうところを乱暴というのか」

「どういうところも、こういうところもありゃしない。現代女性はみんな乱暴にきまっている。あの女ばかりじゃない」

「君はあの人をイブセンの人物に似ていると言ったじゃないか

「言った」

イブセンのだれに似ているつもりなのか」

「だれって……似ているよ」

 三四郎はむろん納得しない。しかし追窮もしない。黙って一間ばかり歩いた。すると突然与次郎がこう言った。

イブセンの人物に似ているのは里見お嬢さんばかりじゃない。今の一般女性はみんな似ている。女性ばかりじゃない。いやしくも新しい空気に触れた男はみんなイブセンの人物に似たところがある。ただ男も女もイブセンのように自由行動を取らないだけだ。腹のなかではたいていかぶれている」

「ぼくはあんまりかぶれていない」

「いないとみずから欺いているのだ。――どんな社会だって陥欠のない社会はあるまい」

「それはないだろう」

「ないとすれば、そのなかに生息している動物はどこかに不足を感じるわけだ。イブセンの人物は、現代社会制度の陥欠をもっとも明らかに感じたものだ。我々もおいおいああなってくる」

「君はそう思うか」

「ぼくばかりじゃない。具眼の士はみんなそう思っている」

「君の家の先生もそんな考えか」

「うちの先生? 先生はわからない」

だって、さっき里見さんを評して、おちついていて乱暴だと言ったじゃないか。それを解釈してみると、周囲に調和していけるから、おちついていられるので、どこかに不足があるから、底のほうが乱暴だという意味じゃないのか」

「なるほど。――先生は偉いところがあるよ。ああいうところへゆくとやっぱり偉い」

 と与次郎は急に広田先生をほめだした。三四郎は美禰子の性格についてもう少し議論の歩を進めたかったのだが、与次郎のこの一言でまったくはぐらかされてしまった。すると与次郎が言った。

「じつはきょう君に用があると言ったのはね。――うん、それよりまえに、君あの偉大なる暗闇を読んだか。あれを読んでおかないとぼくの用事が頭へはいりにくい」

「きょうあれから家へ帰って読んだ」

「どうだ」

先生はなんと言った」

先生は読むものかね。まるで知りゃしない」

「そうさなおもしろいことはおもしろいが、――なんだか腹のたしにならないビールを飲んだようだね」

「それでたくさんだ。読んで景気がつきさえすればいい。だから匿名にしてある。どうせ今は準備時代だ。こうしておいて、ちょうどいい時分に、本名を名乗って出る。――それはそれとして、さっきの用事を話しておこう」

2024-08-09

タクシーGOが会員に階層をつくるらしい

タクシー内のCMで見た。

会員を利用回数でランク分けし、ランク上位ほど配車されやすくするらしい。

それでなくてもタクシーアプリの普及で流しのタクシーはつかまりにくくなっていて、実質値上げ(基本料金に迎車代がかかる)みたいになりかけているのに、さらに下層民は配車さえもされにくくなるらしい。

ほとんどタクシーを使わない人が、奥さん出産に間に合うために今日だけはタクシーを呼ぼうとしてもなかなか配車されずに、「暑いから乗っちゃう?」みたいな軽い気持ちタクシーヘビーユーザーが、路肩で絶望する彼の前を「涼しい〜」と通り過ぎていく。素晴らしい格差社会

タクシーを「公共交通機関」とするかどうかは議論の分かれるところのようだが、その利用者格差をつけようとしていることは、個人的には最低の行為だと思える。どんなサービスでも資本主義論理に従えば、金を出すものけがどんどん得るようになるのは当然のことだ。タクシー公共のものではない、とタクシーGO社長は考えているのだろう。

ただ、俺はこの社長を強く憎む。隣で「便利ですね〜」とアホづら晒していた極楽とんぼ加藤もついでに大嫌いになった。

格差助長する者たちに呪いあれ。

2024-06-01

anond:20240601143047

次の問題

お前の母親恋人悪党につかまり一人しか助けられない

母親恋人どちらを助ける?

2024-03-05

道がわからないおじいさんを最寄り駅まで送った

帰り道、乗り換えのために電車を降りたら、おじいさんがなにか助けを求める感じでなにかしゃべっているようだった。

自分ノイズキャンセリングイヤホンをしているので何を言っているかはわからなかったが、一応イヤホンを外した。

どうやらA駅まで行きたいらしい。そのためには、15分ほど乗り換えのために歩く必要がある。

夜だったし、相手高齢だったため、道順を話しても行けないだろうと考え、乗り換え先まで送っていくことにした。

自分の向かう先もA駅だったが、駅まで送り届けたら別の車両に乗りたいと思ったのでそのことは黙っていた。

乗り換え前の駅を降りるところで、切符が見つからないようだった。

駅員さんがどこの駅から乗ってきたか聞いても、行き先のA駅と答え、怒っている。

自分もA駅が行き先であることを伝えたりと少しだけフォローをするも、ついさっきそこで会った人なのでほぼ何もわからない。

自分がそこであって道案内するつもりであることを伝えたので、駅員さんは配慮してくれたようで、改札は出られた。

駅員さんとまともなやり取りを構築できていなかったのをみて、危ない人かもとすこし警戒することにした。

それでも弱ったおじいさんだ。荷物を持ち、傘をおじいさんにさし、腕に捕まらせながら、駅まで歩いた。

なんとなく雑談みたいなことをしながら、特に問題も起きなかった。

ここで自分は帰るつもりだったが、先程の駅員さんとのやり取りを見ていたので、一人で乗せると切符を無くすだろうと予想した。

案の定切符を買うことも時間がかかりそうだったので、切符代はこちらが持ち、切符を渡す。

改札を入ったあとに、切符を預かった。しかし、同じ駅まで付き合うのだから自分の行き先が同じ駅であることを伝える。

すると気分が悪いと怒られた。わざわざ遠回りして手助けしてくれる人と思っていたら、帰り道のついでに手助けしている人だったのだから、まぁそうだろう。

謝罪をしつつ、自分性格も悪いし性根も腐っているから、隠してたと話した。自分の行き先を伝えないことで途中で離脱しようと思っていたのだから自分の都合で相手とって都合の悪いことをしたし、それをやりきれなかったのだから仕方がない。

おじいさんが不快感を伝えたあと、自分不快なら去ると伝えるが、カッとなっただけでもう怒りは収まったようだった。

そのあとは無事最寄り駅まで送り届けた。

途中、おじいさんの家で飲もうと何度も誘われたが、断った。

それでも別れ際は何度もお礼を言ってくれた。おじいさんにとって、そこまで悪いことではなかったようだ。

自分はなぜ、こんなことをしたのだろうかと考えた。

人助けのいいところは、人助けをしなかった罪悪感を持たずにすむことかもなぁと思った。

人助けしたからってあまり気分になるわけでもないし、より面倒なことに巻き込まれていってもおかしくない。

見ず知らずの人を助けるのが倫理的に正しいのだとしたら、倫理は都合のいい人を作りたいだけの倫理的ではないものに思えてくる。

経験としては面白いものだったと言えるかもしれない。

年配の方を助けることはあまりないので、案内する側は事前に道順を想定していないと安全な道を通れないとか、つかまりやすいように腕を出してあげることが大切だとか、意外と捕まる力は強かったなとか、日常ではできない経験だった。

自分にとってプラスのことかどうかで考えたらスルーしたほうがいいようなことだったが、繰り返しの日常の中に非日常フラグが立ったことが一番大きな価値かもしれない。そしてそれは、なくても構わないものだった。あったらあったで面白がれればいい。

赤の他人でも眼の前でスルーすると罪悪感を感じるように教育されているのは、悪いことではないと思うけど難儀なものだ。

2023-12-29

anond:20231229050124

>人に嫌われる才能が有り余りすぎてどこに行っても孤立

>仮に結婚してもモラハラにつかまりがち…

 

障害特性ではなく増田個性だと思う

発達障害特性木嶋佳苗と中身が全部逆

字は汚いことが多い(バランスが変だったり、書くのすら難しかったり)

料理マルチタスクから微妙(作れても片付けが出来ない)

人に嫌われる才能が有り余りすぎてどこに行っても孤立

仮に結婚してもモラハラにつかまりがち…

2023-10-28

死ねどすスプレーを買った友人と縁を切った話

その日は仕事終わりに旧友と新宿で会う約束をしていた。旧友に会うのは久しぶりで千葉から都内に向かう彼女を待たせまい絶対に定時であがると、前日から”Hi”だか”Helloからだかはじまる、アメリカ人メールを日付が変わる日まで返信していた。結局、別件で上司につかまり仕事は終わらず、約束時間は1時間過ぎ去り旧友に謝罪LINEをいれ、それでも普段就業時間を考えれば相当早い時間仕事を終えた。新宿に到着すると、可憐若草色のワンピースを来た彼女ルミネエストに待っていた。遅れてごめんねと謝る私に気にしないでと彼女はいい、こう言い放った。

死ねどすスプレー買っていい?」

なにそれ。容姿は整っているが放たれる言葉はずいぶん物騒だ。話を聞けば最近流行りのお清めスプレー効果があるとかないとか、最近アルファベットアイコンに変わったSNSでよく見かけていた気がする。いわく、職場看護師をしている彼女は、上司患者に腹が立つため、気休めにでもそれを買いたいのだという。ルミネエスからルミネ1に移動し、キラキラしているコスメショップの中に、それはあった。私が思い浮かべていたお清めスプレーだけでなく、他にもいろいろ種類があるらしい。縁切りとか、氣とか、恋とか。恋人のいる彼女は恋以外の3種類を買っていた。外回り仕事をしている私はその日足が限界を迎え、時間時間だったのもあり、カフェに入った。

上司がむかつく、患者がむかつく、最近歳を感じる、結婚の話。20代半ばの女が集まれ愚痴悪口だ、どんなに綺麗事を言ってもこれが現実。でも時には毒を吐かなきゃやってられない。

彼氏さんとはどう?結婚しないの?私分からないんだよね、最初から結婚前提で付き合ってたか結婚を機に別れる人がいるの」

プロポーズされたことは慎重に話さなければいけない。20代女性にとってそれは時に爆弾になるから結婚するかしないかの問いに曖昧に答えれば、迷ってると感じたのか彼女はそう答える。勘違いされたままも良くないので、プロポーズされたことを話した。

母親の知り合いがね、息子を医学部に入れたの。それで彼女ティファニーをあげたんだって。そうしたら怒ったらしいよ。私だって息子からティファニーもらったことないのに!って」

「そのお母さんすごいこと言うね…」

「そう?やっぱり母親立場からしてぽっと出の女に医学部にまで入れた息子をとられるのは嫌じゃない?」

私の彼氏医者である彼女もそれは知っている。違和感はあった。でも元来良く言えばおっとり悪く言えば鈍感な私は、こうした言葉真意気づきにくい。それでも久々に会う旧友を悪く思いたくはなかった。別れた後のラインにはまた会おうねと連絡をいれる。仕事が忙しくて疲れてるのだろう、彼女学生時代から私にマウントを取ってきたのは幼さ故で、今は違う。そう思って、ほんとうに偶然発見した彼女の裏垢をなんとなく開いた。

「だいたいどんな時でも最高の服を着ていきたいと思うんだけど今日は会いたくない人に会うのに大量の交通費必要なのでマジで大事な服を出したくない」

「すばらしくニュートラルワンピースが一着あってよかった アクセサリー類は途中までつけてって会う前にはずそ」

頭をがつんと殴られたような衝撃を受けた。見なきゃ良かったものを見てしまった罰なのか、心臓が早鐘を打ち冷や汗が流れた。深く物事を考えられず、遅くなるのに各駅の電車に乗りぼーっとしている。

私が褒めた彼女に似合ってると褒めた服も、素敵だねとアクセサリーを褒めればこれも持ってきたと見せてくれたイヤリングも、こんなことを考えていたのか。金持ちだと学生時代に散々自慢していたのに、たかだか片道数百円のお金を大量の交通費という彼女の財力も、バカバカしく思えた。会いたいと私が声をかければ、長く会う必要がない平日夜を指定してきたのも、言葉の端々にマウントをとってきたのもこういうことか。

結婚式あるなら呼んでね。ちゃんと寝てね、体に気をつけてね。またいつでも呼んでね。

こんな言葉の裏で本音は別のところに隠されていた。違和感はあったけれど、そこまで思われているとは気づかなかった。

社会人になるともう喧嘩はできない。ただただ悪意に晒されて怒りを感じないわけではないけれど、わざわざ喧嘩をする労力も、喧嘩をしてまで彼女との関係性を修復したいわけではない。もう二度と会わない。それだけ。

今朝彼女からLINEがきた。お清めスプレーを巻いて数時間で、コロナ蔓延のため病棟への立ち入りが禁止されたという。効果抜群。そう書かれていた。本当に効果抜群だ。私との縁ももう切れたのだから

それでも学生時代嫌なことがあれど良い思い出もある。泣いていた私をずっと慰めてくれたこともある。こんな別れ方はしたくなかった。でも、ここまで言われて関係性を維持するほど、お人好しではなかった。

死ねどすスプレーを買った友人と縁を切った。願わくば彼女にとって私は悪縁で、彼女幸せな道を歩めますように。

…たまには机の角に小指をぶつけてほしいけれど。

死ねどすスプレーを買った友人と縁を切った話

その日は仕事終わりに旧友と新宿で会う約束をしていた。旧友に会うのは久しぶりで千葉から都内に向かう彼女を待たせまい絶対に定時であがると、前日から”Hi”だか”Helloからだかはじまる、アメリカ人メールを日付が変わる日まで返信していた。結局、別件で上司につかまり仕事は終わらず、約束時間は1時間過ぎ去り旧友に謝罪LINEをいれ、それでも普段就業時間を考えれば相当早い時間仕事を終えた。新宿に到着すると、可憐若草色のワンピースを来た彼女ルミネエストに待っていた。遅れてごめんねと謝る私に気にしないでと彼女はいい、こう言い放った。

死ねどすスプレー買っていい?」

なにそれ。容姿は整っているが放たれる言葉はずいぶん物騒だ。話を聞けば最近流行りのお清めスプレー効果があるとかないとか、最近アルファベットアイコンに変わったSNSでよく見かけていた気がする。いわく、職場看護師をしている彼女は、上司患者に腹が立つため、気休めにでもそれを買いたいのだという。ルミネエスからルミネ1に移動し、キラキラしているコスメショップの中に、それはあった。私が思い浮かべていたお清めスプレーだけでなく、他にもいろいろ種類があるらしい。縁切りとか、氣とか、恋とか。恋人のいる彼女は恋以外の3種類を買っていた。外回り仕事をしている私はその日足が限界を迎え、時間時間だったのもあり、カフェに入った。

上司がむかつく、患者がむかつく、最近歳を感じる、結婚の話。20代半ばの女が集まれ愚痴悪口だ、どんなに綺麗事を言ってもこれが現実。でも時には毒を吐かなきゃやってられない。

彼氏さんとはどう?結婚しないの?私分からないんだよね、最初から結婚前提で付き合ってたか結婚を機に別れる人がいるの」

プロポーズされたことは慎重に話さなければいけない。20代女性にとってそれは時に爆弾になるから結婚するかしないかの問いに曖昧に答えれば、迷ってると感じたのか彼女はそう答える。勘違いされたままも良くないので、プロポーズされたことを話した。

母親の知り合いがね、息子を医学部に入れたの。それで彼女ティファニーをあげたんだって。そうしたら怒ったらしいよ。私だって息子からティファニーもらったことないのに!って」

「そのお母さんすごいこと言うね…」

「そう?やっぱり母親立場からしてぽっと出の女に医学部にまで入れた息子をとられるのは嫌じゃない?」

私の彼氏医者である彼女もそれは知っている。違和感はあった。でも元来良く言えばおっとり悪く言えば鈍感な私は、こうした言葉真意気づきにくい。それでも久々に会う旧友を悪く思いたくはなかった。別れた後のラインにはまた会おうねと連絡をいれる。仕事が忙しくて疲れてるのだろう、彼女学生時代から私にマウントを取ってきたのは幼さ故で、今は違う。そう思って、ほんとうに偶然発見した彼女の裏垢をなんとなく開いた。

「だいたいどんな時でも最高の服を着ていきたいと思うんだけど今日は会いたくない人に会うのに大量の交通費必要なのでマジで大事な服を出したくない」

「すばらしくニュートラルワンピースが一着あってよかった アクセサリー類は途中までつけてって会う前にはずそ」

頭をがつんと殴られたような衝撃を受けた。見なきゃ良かったものを見てしまった罰なのか、心臓が早鐘を打ち冷や汗が流れた。深く物事を考えられず、遅くなるのに各駅の電車に乗りぼーっとしている。

私が褒めた彼女に似合ってると褒めた服も、素敵だねとアクセサリーを褒めればこれも持ってきたと見せてくれたイヤリングも、こんなことを考えていたのか。金持ちだと学生時代に散々自慢していたのに、たかだか片道数百円のお金を大量の交通費という彼女の財力も、バカバカしく思えた。会いたいと私が声をかければ、長く会う必要がない平日夜を指定してきたのも、言葉の端々にマウントをとってきたのもこういうことか。

結婚式あるなら呼んでね。ちゃんと寝てね、体に気をつけてね。またいつでも呼んでね。

こんな言葉の裏で本音は別のところに隠されていた。違和感はあったけれど、そこまで思われているとは気づかなかった。

社会人になるともう喧嘩はできない。ただただ悪意に晒されて怒りを感じないわけではないけれど、わざわざ喧嘩をする労力も、喧嘩をしてまで彼女との関係性を修復したいわけではない。もう二度と会わない。それだけ。

今朝彼女からLINEがきた。お清めスプレーを巻いて数時間で、コロナ蔓延のため病棟への立ち入りが禁止されたという。効果抜群。そう書かれていた。本当に効果抜群だ。私との縁ももう切れたのだから

それでも学生時代嫌なことがあれど良い思い出もある。泣いていた私をずっと慰めてくれたこともある。こんな別れ方はしたくなかった。でも、ここまで言われて関係性を維持するほど、お人好しではなかった。

死ねどすスプレーを買った友人と縁を切った。願わくば彼女にとって私は悪縁で、彼女幸せな道を歩めますように。

…たまには机の角に小指をぶつけてほしいけれど。

2022-12-04

日見た夢は伝統を重んじる研修棟の夢だった

4階が長男で3階が女子、2階と1階は次男以下が住む部屋になっていた

4階に向かう螺旋階段があったけどこれが思いのほかすごく揺れる

階段には観葉植物などが置いてあり今にも落ちてしまいそう

3階に行くころには怖くて立ってられなくなり、揺れを利用して3階のてすりにつかまり調理実習をやってる女子テーブルの上に転がり込んだ

調理実習も足場の不安定場所だったのでそのままテーブルに這いつくばってしっかりした床のところまで向かってたら土井義晴先生がいた

先生すみません!と叫びながら先生料理をなぎ倒し進んでる途中で目が覚めた

おはようございます

2022-11-28

anond:20221128224356

歌上手いも字が上手いも踊るのが上手いも全部一緒だ

思った通りの音を外さず出せる、思った通りに引きたい場所にブレずに線が引ける、思った通りの動きで思った通りの場所に腕や足が動かせる

何当たり前のこと言ってるんだ?と思うかもしれないが上手い奴は100発100中くらいの精度でこれができる

なぜなら子供の頃から意識的しろ無意識的にしろ100発100中目指してやってきたか

想像して見てくれ

意識しなくても足を前に出して歩けるだろ?

なぜならハイハイを経てつかまり立ちをし、何十年か知らんが毎日歩いてきたか

ハイハイもつかまり立ちもできないのに突然歩くのは無理だし、歩けないのに走るのはもっと無理

音程が一音ずつ変わる歌を上手く歌うのは、凸凹の道を転けずにダッシュするようなもん

まじめに馬が上手くなりたいなら基礎からやるのがいいよ

2022-11-03

anond:20221102172652

熊ってやっぱメタファーとしては毛むくじゃらの男性だとおもうんですよね

しりとかだしたら一等賞ってそれかくれんぼの遊び方じゃないですよね

だと順位をつけたのはくまおじさん側の中のなにかの品評基準な感じがする

しりみえたら一等賞って採点方法だね

夕焼け小焼けは黄昏時昼と夜とが混じって世界が見えにくくなる時間帯だね

また明日リフレインかくれんぼのらしき分散配置と接触関係性をもっていた子か娘か指定がないので人間の年少者に限らず自分の愛でる対象たちの別れの様子なのかそれとも自己反復いいきかせでくまおじさん内部で反復してるのか謎がふかまります

いいないいなは自己評価自分人間でこんな楽しみを味わえるなんていいものだということとまた明日意味で中身がおおきくかわるかもしれない

一日の終わりはプライベート時間他人時間妄想したりするということはもうすでに脳内ではキャプチャーしてるということですよね

黄昏からの娘か子かのそのことの時間がもう現実妄想かわからなくなってる

僕もお家に帰ろうというのは今日ルーチンをおさめようということだよね

なにかひとしきり達成したんだ

でんぐりがえるは天地がひっくりかえる体験感覚表現だよね

黄昏時になり何かが天地逆転してもわからない感覚になってバイバイとなにかに別れを告げる

しかバイ奇数バイバイだけじゃない

いったいバイとは何なのか何をしたのか何を達成したのか

きになるとこかなって私は子供心にきいてたよ

2022-10-07

anond:20221007083747

かまりたければ暴力行為をやればいいんじゃないですか?

政治家を作るはつかまんないと思うけど。

2022-07-16

なんか夢見てた

かについていきながら移動してる

その人がジャンプして建物に飛び移る

ちょっと不安を感じながら自分ジャンプすると、つかまり損ねた

足掻くけど掴めずそのまま落下、地面におちた

おちて地面に横たわりながら、難しいと思ったんだよな、とか

でも落ちて無傷ならこれはこれで問題ないのか

などと思っていた

落下する感覚、落下中の意識を夢で感じたのが珍しい

2022-04-14

日本

17歳の時から10年以上大阪府滞在していたため、日本語が堪能。「日本での生活を通じて、人間として大切なことを学んだ。日本の歴史、文化を心から尊重している」と語り、「親日家、日本通と呼ばれることは気分がいいものではない。日本人にとっては私は外国人しか見えないかもしれないが、日本は私の第二の故郷。同じ日本人として接してほしい」と語っている[21]。 千葉真一と親交があり、千葉ハリウッド拠点を移してからは、セガールが流暢な大阪弁で「千葉先生、居てはりまっか?」などと、頻繁に千葉へ連絡している[22]。淀川長治とも日本語で対談を行い、淀川の「日本語がお上手ですね」に対してセガールは「恐れ入ります」と応えた[要出典]。初主演作品の『刑事ニコ』のオープニングシーンおよびコンベンションセンターでのシーンや、2005年公開の映画イントゥ・ザ・サン』では日本語の台詞を用いているほか、いくつかの作品では日本語の単語台詞のなかで用いている。2008年正月、『奪還 DAKKAN -アルカトラズ-』のテレビ放映時に出演し、「あけましておめでとうございます」と挨拶をしてから日本語で映画のみどころをアピールした[出典無効]。しかコメントの締めの日本語を言い間違えたあと苦笑いをし、「日本語はもう20年ほど話していなかったため、忘れてしまった」とやはり日本語で語っている[出典無効]。それでもコメディアン画家ジミー大西テレビ番組[要文献特定詳細情報]のロケーション撮影アメリカを訪れた際、たまたま現場居合わせセガールはジミーに「おう。元気か」「自分大阪はどこ?(ジミーが関西弁を話していたため)」「ウチはどこや」「新宿か。新宿のどこだ。四谷か。そうか」などと話しかけ、流暢な日本語でやり取りをしていた[要出典]。『情報プレゼンター とくダネ!』[いつ?][出典無効]に出演した際、シルヴェスター・スタローンが『ロッキー・ザ・ファイナル』の製作を発表したことについてコメントを求められ「彼は最近仕事がないから」「品のある年の取り方をして欲しい」と答えた。さらデーブ・スペクターパパラッチ問題について語り合った際は、デーブとのやり取り含め、すべて日本語だった。日本テレビコマーシャルにも多数登場し、日清食品カップうどんごんぶとCMでは日本語で演技を行い、アリナミンAの爆走する車の屋根につかまり「こう見えても、疲れまんねん」と言うCMシリーズでは娘・藤谷文子と共演した。大阪在住時に阪神タイガースファンとなり、タイガースの低迷期に朝日放送インタビューで「今年もまた負けたらしいのう。わしゃ、もう情けないわ」と大阪弁コメントしている[要出典]。

2022-04-08

妻に死んでほしいと言われて1年以上経った

もちろん自分も悪かった気持ちもあるが、当時うつ病治療中だった俺に対して妻が言った死んでほしいという言葉は非常に厳しいものがあった。が、何とか耐えた。ただ、その後1年以上経過しても意見対立があったりして少しわかまりが残ったときフラッシュバックのようにあの時言われた言葉の衝撃が蘇ってしまいしんどくなる。

まだ子なしです。たった一言でも酷いことを言われて離婚決断した人いますか?

2022-04-03

シャドウインザクラウド面白かった

クロエが上空を飛ぶ戦闘機の翼の下側につかまりながら移動して赤ちゃんを助けに行ったり、

男性乗組員らを差し置いて日本戦闘機撃破したり、最後自分達を苦しめた化物を殴り合いで倒してしまう。

華奢で童顔なクロエが、我が子を守るという強烈な動機のおかげで火事場の馬鹿力を発揮して

恐ろしい状況に迷わず立ち向かっていく様に、緊迫とユーモア絶妙調和を見た。

これはみんな見たほうがいいよ。80分ちょっとの上映時間も潔い。

2022-03-27

国士舘朝鮮学校暴力勝利できた数少ない存在

昭和48年(1973).6.11国士舘生が朝鮮学校生襲うなど大暴れ〕

東京都新宿区新宿駅ホームで、ラッシュ時の人混みの中、国士舘高校生20人と朝鮮中高級学校20人が乱闘となり、

喫茶店ガラスが割られ、突き飛ばされた老女(70)が階段から転げ落ちて2週間のケガを負った。

12日、高田馬場駅国士舘大学生20人が「朝鮮人をぶっ殺してやる」と朝鮮中高級学校生を木刀で襲い、電車ガラスを割って3人逮捕

5.12国士舘大学生2人が和光高校生数人を襲い重傷を負わせ、

5.22に国士舘高校1年生(15)が他校生に暴行を加えて木につかまってミンミンゼミマネをさせ、

6.2には国士舘大学1年生2人(18,19)が小田急線電車内で東京芸大講師(32)にからんで重傷を負わせ、

6.5には国士館大学1年生3人が小田急線電車内の吊革14本をナイフで切断して逮捕されるなど事件が続いており、

国士舘右翼的教育方針に原因があるのではないか国会でも取り上げられ大問題となった。

(少年犯罪データーベースドアより)

(注)ミンミンゼミ事件について

昭和48年6月20日朝日新聞朝刊より

川崎市中原区小杉町国鉄東横線武蔵小杉駅広場で、地元高校生三人が国士舘高校生ら二人に千円を脅し取られた事件

調べている川崎中原署は19日までに横浜市港北区国士舘高校1年A(15)を恐喝暴行の疑いで補導書類送検した。

5月22日午後4時ころ、同駅バスターミナル地元高校生十人がバスを待っていたところ、

二人が来て「お前たち態度が大きい。おれたちは国士舘だ。金を出せ」と脅し、

中原区高校生(15)ら三人から計千円を脅し取った。

近くでこれを見たC君(16)が注意したところ、二人は「生意気だ」とC君の顔を殴り、腹や背中を蹴るなど乱暴した。

さらにこれを見たD君(16)が止めに入ったところ、「やる気か、国士舘をナメるな。ミンミンゼミをやれば許してやる」と言われた。

ミンミンゼミ」とは木などにつかまりセミの鳴きまねをするもので、同署の調べでは国士舘内部で上級生が下級生のシゴキに行っているもの

(補足…D君は結局、武蔵小杉駅前の植木につかまり約十分間ミンミンゼミの鳴きまねを敢行したという。)

2022-03-18

タコピーエロ同人に期待すること

タコピーを竿役にするな。

本編に出てこないオスガキや汚いおっさんが良い。

東くんでも良いがしずかちゃんかまりちゃん命令されてやって欲しい。

大事なのは大人から見捨てられた子供を好き勝手に弄び背徳感をそそること。

それを忘れないで欲しい。

2021-12-02

上の階の人がどんな生活してるか謎

最近引っ越してきたんだけど

上の階の人が結構うるさい

もともと生活音うるさい系の人なのかわからんけど

とりあえず足音がすごい

いつも階段をすごい勢いで頻繁に登り降りしてるんだけど

室内に階段があるタイプの部屋なのかな

でも俺の部屋1Kだから多分上も1Kだと思うんだけど

俺も音楽かけたり電動ドライバー日曜大工したりするから騒音自体あんまり何も思ってないけど

謎がふかまり

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