はてなキーワード: リビングとは
数年前まで夫婦関係はかなりボロボロでお互い辛い日々を送っていたが、悔しいというか複雑なことに
妻がスピリチュアルにハマったことによりすべてがうまくいくようになってしまった
・激務のストレスで死にかけ、帰ったら妻に年収や家事について文句を言われ寝るまでヒスられる俺
・激務なのは知っていたがさすがにここまでとは思わなかったという妻
お互いにお互いを思う気持ちはあったのにすれ違っていたしお互いもううんざりしていた
しかしある日の夜突然、妻が「おかえり!」と笑顔で迎えてくれた
いつもはリビングのソファに座ったままで俺が飯をチンしようとするとワット数や秒数に関してキレ散らかしてきたのに
俺は当たり前に戸惑ったし奇妙だと思ったし嬉しさより怖さが勝った
そんな俺をよそに妻はそれからずっとそんな感じだった
そのうち俺も慣れてきて、自分のランチ代を削って妻に渡すお金の量を増やしたり金曜日にはお土産を買っていったりした
家庭のストレスが消えたからか、資格勉強をする体力もできて転職できた
定時に上がれるようになり給料も上がった
ある日子供が妻の部屋を散らかして色んなものを引っ張りだしていた
それを片付けていると1冊のノートが見つかった
そのノートには何度も何度も繰り返し同じようなことが全ページびっしり書かれていた
「夫と夜ゆっくりできるようになりました。ありがとうございます。」
「夫が私に笑顔を見せてくれるようになりました。ありがとうございます。」
「夫が転職してお金に余裕ができるようになりました。家族みんな幸せです。ありがとうございます。」
恐怖を感じてすぐに閉じて収納したが、気になってその夜にAIに聞いてみたら
「それは引き寄せの法則ですね」と言われた
望んだことは引き寄せることができるという感じらしい
その手段(?)として何度も何度もノート等に書くというのがあるらしい
そしてAIは「スピリチュアルには『もうなっている』という概念がある。奥様はあなたを「もうそうなっている」という設定の元、笑顔で迎えてくれたりしていたのでしょう」みたいなことを言っていた
スピリチュアルに頼るまで追い詰めてしまっていたことへの申し訳なさと
「同じ海藻だし、似たようなもんだろ」という安易な妥協が人間をどれほどの恐怖に突き落とすか。その記録をここに残す。
一昨日、俺は自宅でお好み焼きを焼いていた。
香ばしいソースの匂い。たっぷりのマヨネーズに踊る鰹節。まさに完璧だった。
わざわざそれだけ買いに行くのも面倒だ。そのとき、一瞬の閃きが生まれた。
俺は棚の奥に眠っていた乾燥わかめに手を伸ばした。この時の俺を殴り飛ばしたい。
そのまま躊躇なくカサカサに乾いた緑の破片を熱々のお好み焼きにダイレクトに振りかけた。
実食。見た目は少しトゲトゲしたが、味は悪くない。磯の香りを楽しみながら酒で一気に流し込み、すぐさま完食。
腹の中で、聞いたこともないギチギチという異音が響き始めた。
いや……音じゃない。内側から押し広げられる、圧倒的な質量の気配。
奴らは胃の中にあった水分と、俺が飲み干した酒を吸って、本来の姿を現し始めたのだ。
俺の胃袋の中で、一斉に増殖を開始した。
腹が、見たこともないラグビーボールのような形に膨れ上がった。
腹筋が内側から千切れるような圧迫感。
「う、動けねえ……」
リビングの床に崩れ落ちた。膨張した海苔状の物体は、逃げ場を失って逆流してくる。
口を開けば、そこには磯の香りが漂う緑の深淵が見えるほど。鏡越しにそれを見て絶望したのを覚えている。
……これが、海に抱かれるということか……
結局、一晩中トイレで激痛と格闘することになった。
だが一向に回復しない。出した分だけスッキリするはずなのに、胃の中にはまだ膨大な待機児童(わかめ)がいるという絶望感。
翌朝、這うようにして病院へ行ったら医者から「あと数グラム食べてたら、確実に緊急手術でしたね』と真顔で言われた。
お前ら、いいか。よく聞け。
土曜日の朝。
「猫、飼いたい」
って言った。
俺は振り返って、嫁を見た。
嫁は真剣な顔をしていた。
冗談じゃない顔だった。
「急に?」
「ずっと考えてた」
「ずっとっていつから」
「3年前から」
「3年前??」
俺は驚いた。
俺は3年間、それに気づかなかった。
「なんで今言うの」
「いや、別に反対しないけど」
その通りだ。
俺はたぶん、3年前に同じ話をされたら、「猫は面倒くさい」と言っていたと思う。
今でもちょっとそう思う。
「でも、もう限界なんだよね」
「限界?」
「えっ」
「あんたのこと嫌いになったわけじゃない」
「えっ」
「でもさ、なんていうか、あんたとふたりだけだと、世界が狭いんだよ」
「えっ」
俺はコーヒーを置いた。
これは大事な話だ。
「世界が狭いって、どういうこと」
「あんたは仕事が世界の半分くらいあるじゃん。私は、あんたが世界のほぼ全部なの」
「あー…」
「それが重い。私にとっても、たぶん、あんたにとっても」
「うん」
「猫で?」
「猫で」
俺は座って、嫁の話を聞いた。
嫁はずっと考えていたらしい。
猫を飼ったら、たぶん、嫁は猫の話をする。
俺は猫の話を聞く。
俺と嫁の間に、猫という第三者が入る。
それで、たぶん、ちょっと、息ができるようになる。
嫁はそう言った。
俺は、嫁が3年間、息ができていなかったことに、初めて気づいた。
「わかった、猫飼おう」
「ほんと?」
「うん」
「面倒くさいけどいい?」
「面倒くさいけどいい」
3年間、嫁は何を我慢していたんだろうと思う。
俺は嫁のことを、たぶん、わかった気になっていた。
わかってなかった。
来月、保護猫を引き取りに行く。
名前はもう決めてある。
「マル」。
嫁が決めた。
俺は何も意見しなかった。
これからは、俺と嫁とマルで生きていく。
3年間で200万以上払って、必死に塾の送り迎えして、ようやく掴んだ第一志望の合格。
結局、全部無駄だった気がする。
帰宅してもカバンを床に放り出したまま、ずっと死んだ魚みたいな目をしてリビングに座ってる。
YoutubeとTiktokを交互にぼーっと眺めているだけ。
「宿題は?」って聞くと、無表情で「終わった」って言う。
結局、私がやらせてきたのは「正解を出すための作業」だけだった。
塾のカリキュラムをこなすために、友達と遊ぶのも、大好きな漫画を読むのも、「無駄」だって決めつけて取り上げてきた。
第一志望は子供が望んだものではなく、私が望んだものでしかなかった。
今日も夕飯、何がいいか聞いても「なんでもいい」しか言わなかった。
無理やり高い金払って合格させた学校で、あの子はあと6年も何をするんだろう。
正直、もう顔を見るのが辛い。
こんなことになるなら、中受なんてさせなきゃよかった。
あの頃の、生意気だったけど笑ってた息子を返してほしい。
電話が鳴ったのは、日曜の昼下がりだった。
二十三年ぶりの声だった。母が泣きながら離婚届を書いていた夜のことは、もうほとんど思い出せない。覚えているのは、父の背中がやけに緑っぽかったことだけだ。当時は蛍光灯のせいだと思っていた。
「……父さん? どこにいるの」
「屋上」
驚いてベランダから見上げると、隣のマンションの屋上に、全身が深い緑色をした男が立っていた。Tシャツと短パン姿で、両腕を広げて空を仰いでいる。その肌は、新緑というよりも、もっと真剣な緑だった。光合成に最適化された緑。
「降りてきてよ」
「いや、今ちょうど日が当たってるから。あと二時間くらいで満腹になる」
父はそう言って電話を切った。
二時間後、父はうちのリビングにいた。麦茶を出したが、手をつけない。
「水は根から吸うんだ」と父は言った。靴下を脱ぐと、足の裏から細い根のようなものが何本も伸びていた。父はそれをフローリングの溝に丁寧に差し込んだ。
父の話を要約すると、こうなる。家を出た直後から体が緑色になり始め、三年目には完全に光合成だけで生きていけるようになった。食費がかからないので貯金が増え、今は川沿いの日当たりのいい土手に住んでいる。住所は不定。雨の日は元気がない。冬は沖縄に行く。確定申告はしていない。
「つまり、僕と母さんを捨てて、光合成で暮らしてたってこと?」
「捨てたんじゃない。正確には、日照条件の良い場所を求めて移動した結果、家庭から離れた」
「それを世間では捨てたって言うんだよ」
父は黙って窓の方を向いた。三月の西日が差し込むと、父の肌がわずかに艶を帯びた。おやつの時間だったらしい。
翌週、父を病院に連れて行った。
医者は父の腕を見て、しばらく沈黙した後、「ずいぶん立派な葉緑体ですね」と言った。特に治療の必要はないらしい。保険証はあるかと聞いたら、父は市民税を払っていないので保険証がないと言った。医者はもう一度沈黙した。
帰り道、父が言った。
「増田、お前も少し日に当たったほうがいい。顔色が悪い」
「やってみなきゃわからないだろう」
父はいつもそうだった。母から聞いた話でも、脱サラして手品師になると言ったり、庭でトリュフを栽培すると言ったりしていたらしい。結局どれも続かなかったが、光合成だけは二十三年続いている。人間、向き不向きがあるのだろう。
四月の終わりのある日、父から写真が送られてきた。LINEの使い方は教えた。
写真には、河川敷に並んで日光浴をしている数人の緑色の人々が写っていた。四月の陽射しは光合成には最高のコンディションらしく、全員が満足そうに目を閉じていた。
「仲間ができた」
とだけ書いてあった。
僕は既読だけつけて、カーテンを閉めた。そしてコンビニ弁当を電子レンジに入れた。三分間の加熱音を聞きながら、ふと思った。
父は幸せなのかもしれない。
土と水と光だけで生きていくこと。届いた税金の督促状を読めないふりをすること。雨の日にはしょんぼりして、晴れた日には両腕を広げること。それは確かに無責任で、身勝手で、どうしようもなくて――でも、風が窓から吹き込んできたとき、少しだけ、羨ましかった。
電子レンジが鳴った。
みんな鉄オタは嫌いだろう?気持ち悪くて、色んな人に迷惑をかけて、邪魔だ邪魔だと騒いで写真を撮る。
近付きたくないよな?
かつてオタクはみんなそういう目で見られていたんだ。
特にアニメオタクは酷かったな。アニメオタクはイジメてもよかったし、差別してもよかった。
全国のお父さんお母さんは絶対にアニメオタクにしたくないから、
まずアニメを見せなかったり、こういうの見てるとオタクになるよって警告してた。
それが今やどうだ?
オタクをイジメてたクラスメイトもオタクを嫌な目で見てたお父さんお母さんも、
こんな凄い事あるか?
黒人差別が終わって、白人が黒人大好きになったくらいヤバい事が起きてる。
もちろん差別してた事なんか忘れてな。
俺は正直、エヴァンゲリオンを散々馬鹿にしてた父親がエヴァのパチンコ打ってるとこ見ると殺したくなる。
アニメを馬鹿にしてた兄がリビングで堂々とアニメを観てて身の毛がよだつほど気持ちが悪く思う。
オタク差別が終わったのはいい事だけど、かつてオタク差別してきた奴らがアニメを楽しんでるのだけは許せない。
ああ、こいつらも自分の好きなものを馬鹿にされて、差別を受けてほしいな。
というか居間でアニメ見んな。今までどれだけ肯定され続けた人生歩んでたのかは知らんけど、
お前ならドン引きされないってか?
とくにチェーンじゃない、そのホームにしかない屋号の店はつゆの匂いが強くて良い。品川とか京成高砂のやつ。朝二日酔いで嗅ぐとたまらんかった。
ミートソースかもしれないしなんらかのトマト煮かもしれないけど、なんせ肉をトマトの汁で煮た匂いが住宅地の夕方に漂ってきたらたまらない。うちもロールキャベツかなんか誰か作っておいてくれよ。なんていい匂い。
子供の頃、夕飯も終わって葉も磨いてさぁ寝るか、ってときに父親がリビングで酒の締めに作り始めたりすると本当にひどいと思った。
母親といっしょに一口もらいに行っていたが、あれ逆に一口がもどかしくてちゃんとチキンラーメン一個食べたかった。お昼ご飯に食べることはすぐ叶うけど、羨望の眼差しのなか食べてみたかった。もう歳により胃が受け付けないので夜中のチキンラーメンは幻になってしまったが。
目の端に残った涙を拭い、私は重い体を引きずってリビングへ向かった。
古い賃貸マンションの、西向きの窓。夢の中のあの子が遊んでいたのと同じような、安物のレースのカーテンが掛かっている。
ふと、足元に違和感を覚えた。
いないはずの感触。暖かくて、柔らかいものが、私の足首をくるりと撫でたような気がした。
「……気のせい、だよね」
独り言をこぼしながら、私は出しっぱなしにしていたノートパソコンを開いた。画面には、ここ数ヶ月、私の胃をキリキリと締め付けている資産運用の管理画面が表示されている。赤い数字が並んでいる。暴落。市場は冷え込み、私のなけなしの貯金は、まるで冬の枯れ葉のようにカサカサと音を立てて減っていた。
その時だ。
パサリ、とカーテンが揺れた。
窓は閉まっている。エアコンもついていない。それなのに、カーテンの裾が、誰かが猫じゃらしを追いかけて飛び込んだかのように、不自然に跳ね上がった。
私は息を呑んだ。
視線を落とすと、キーボードの上に、一筋の光が差し込んでいた。それはただの日光ではない。埃がキラキラと舞うその光の中に、透き通った「前足」のような形が見えた。
『B』『U』『Y』
「えっ……?」
震える指で画面を見る。私のポートフォリオの中で、最も無残に値を下げ、誰もが見捨てた「斜陽産業」の銘柄が、その光の足跡に照らされていた。
「執着するな」
耳元で、鈴の音が鳴ったような気がした。
「流れが止まった場所で待っていても、獲物は来ない。風が止まったら、自分から風の吹く場所へ跳ねるんだよ」
あの子の声だ。
いや、あの子が喉を鳴らすゴロゴロという音を、私の脳が勝手に言葉に変換しているのかもしれない。
「人間は難しく考えすぎる。高いところに登って、一番遠くを見なさい。今、みんなが怖がって地面に伏せている時こそ、屋根の上は空いているんだから」
カーテンがまた大きく揺れた。
あの日、あの子が大好きだった、光り輝く蝶を追いかけるような軽やかな動き。
投資の世界では、これを「デッド・キャット・バウンス(死んだ猫の跳ね返り)」なんて不吉な言葉で呼ぶことがある。でも、目の前の揺らぎは、そんな一時的な誤魔化しじゃない。
「損をすることが怖いんじゃない。動けなくなることが一番怖いんだよ」と、あの子が笑っている気がした。
根拠なんてない。ただ、あの子が見せたくれた「風の通り道」を信じてみたかった。
数分後、部屋から気配は消えた。
カーテンは静止し、ただの布に戻った。
でも、私の心には、あの子が残していった温かい体温のような決意が残っていた。
窓を開ける。
ご覧いただこう。
日本の片隅(我が家)、とあるリビングに潜む一匹の毛玉のモンスターを。
一見、どこにでもいる愛くるしい猫。しかし、ひとたび飼い主がちゅ〜るの袋を手に取れば……その瞳は野生の輝きを取り戻し、魂はビートを刻み始めるのだ!
カメラが捉えたのは、キャットタワーの頂上で繰り広げられる、あまりにもノリノリな光景だった。
驚異のステップ! まるで往年のダンススターを彷彿とさせる、キレッキレの猫パンチ。
響き渡るBGM! 飼い主の鼻歌に合わせ、絶妙なタイミングで差し込まれる「ニャッ!」という合いの手。!
「いや〜、うちの猫、普段は寝てばっかりなんですけどね。ちゅ~るを取り出すと……豹変するんですよ」
勢い余ってラグに爪が引っかかり、ズサーッ!とスライディング。そのまま空気清浄機に激突し、一瞬で「スンッ……」と真顔に戻る猫。
住宅街を歩いていると料理の臭いはすることがあるのに排泄物の臭いを感じた経験はない。
排泄物の方が臭いの強度は強いと思うし、たまには消臭スプレーとかしない奴もいると思うんだが、料理が窓に面したリビングに置かれるのと違って、個室で奥まったところにあるという物理的な距離の効果の方が大きいのか。
dorawiiより
-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE----- Hash: SHA512 https://anond.hatelabo.jp/20260423141328# -----BEGIN PGP SIGNATURE----- iHUEARYKAB0WIQTEe8eLwpVRSViDKR5wMdsubs4+SAUCaemqeQAKCRBwMdsubs4+ SHJOAP9G2YXsOiO8vM1VfCwVWXW7uD1z3w9qkCoDJzyUqPi1MQEA+kCcrSx8p3iZ U5IousRLbeGqleH6mmow1dKeb/TccwI= =WeAJ -----END PGP SIGNATURE-----
やむを得ない事情があり、ペット不可の家で猫を引き取ることになった。(短期の予定)
バレた時の強制退去や金銭の補填については対応可能。しかし今は金がない
実際ペット不可の物件で猫を飼育している人はどのくらいいるのか?知りたい。
烏滸がましいが、バレずにすむコツがあれば教えて欲しい。ネコ砂の捨て方とか、鳴き声対策とか。
・高速付近のため外は騒がしい
・猫おとなしい、あまり鳴かない
その中のセックスってなんかすごい卑猥で、秘め事で、熱くて、生々しくて、本能で貪り合うみたいな。そんな表現が多かった。
けど、意外と初体験はあっさりしていた。
体、ましてや自分でもまじまじと見たことのない性器をじっくり見られて、すごく恥ずかしかった。
男の人の指が入ってきて、自分の指よりも太いし骨ばってるし、他人が入ってきてるんだと感じた。
ゴムをつけて、足を開かれる。その間に彼が腰を据える。腰を掴んで引き寄せられる。入口にむにっとナニカが触れて、それはあっという間に根元まで入った。
……はい、ってる?
大きくはないのかもしれないけど、それでも実際触ってるときは「こんな太いのはいるの??」と思ったくらいのサイズはある。
実感はわかないけど、それでもセックスをしたという記録が残った。脱・処女をした。
それから数ヶ月、デートの度に身体を重ね、その度にどんどんディープな行為になっていってる気がする。
例えば、ライブに行くというのに家を出る30分間くらいにフェラして、口内射精したり。
私の実家に行って、しないようにしようねって言ってたのに我慢できなくなって、朝勝手にフェラして、そのまま挿入したり。
直前までフェラだのセックスだのしたのに、その数分後にはケロッとした顔で外出したり、家族に朝の挨拶をしたりした。
意外と日常に馴染むもんなんだなあ。
昔は、セックスしたあとはしばらく気が気じゃないだろうと思ってた。
けど現実はあっさりしてて、じゃあエッチがつまらないかと言うとそんなことはなくて、最大級の愛情表現かつ最上のコミュニケーションだと思う。
彼の息子のことを、我々は名前をつけて呼んでる。たろうくんと仮定する。
フェラしてたろうくんを元気にさせたあと、指を入れて私のなかをほぐしてもらう。
そろそろ挿入かな?と思って見てみると、なんか半分くらい萎れている。
「たろうくん元気なくなっちゃった」
「えー。じゃあまたする?」
彼は先端はあまり感じないらしい。でも私は形とかやわらかさが好きでよく触る。
再びフェラ。何せ男性器を触るなんて彼が初めてなもんで、やり方はいつも試行錯誤で、その舐め方気持ちいいとか、そこ舐められるの気持ちいいみたいなフィードバックをもらいながら舐めあげる。
大きくなったらゴムつけて、つながって、キスして、激しくとろける快感みたいなのはないけど幸せな気分になった。
……ナマ、である。
射精こそしなかったものの、なんだかいつもよりも硬くて気持ち良くて、内壁に伝わる感触、彼の性器の芯、なんだか全然感覚が違った。
これは突発的に、お互いが理性に負けてしてしまった行為なのでもちろんアフピルを貰いに行ったわけだけど。
以前から、彼が私のなかでイケないこととか、使ってるゴムの相性が悪くて、ゴム付けたあとにフェラすると苦くてとても口に入れられるものじゃなくなたりと、ゴムをすることでの新たな悩みが出ていた。
話し合って、低用量ピルを飲むことにした。
ナマで入れた。気持ち良かった。中に出した。流石にその感覚は分からなかったけど、風呂に入ってるとき中から垂れてくるのを感じた。
ちなみにこのとき、普段と違う体位をしたら喘ぎ方がまったく変わった。いつもは抑え目に「んっ♡あっ♡」って感じの可愛い声を出していたつもりだった。
しかし、バックで私が胸から上をベッドにつき、両腕を彼が引っ張りながら挿入される。
胸をベッドに押し付けている影響なのか、高い声が出せなくて、地声でカエルが潰れたような「ん゙あ゙ッ、あ゙っ、」って可愛さの欠けらもない声が押し出される。
元々私は声が低い方だった。自認としては、下手な人の光彦くんの声マネみたいな声が出てたと思ってる。
しかし、彼の動きは過去にないくらい早くなって、奥に押し付けられて、射精した。
私があんな声を出すのが意外だったみたいで、それが良かったらしい。何度もエロいと言われた。嬉しかった。
なかった。
全然普通にカフェ行って買い物してスタバで休憩して帰宅して、夕方また同じ体位でナマセックスして、夜ご飯に居酒屋でまったり美味しい食事を堪能した。
ああそうか、居酒屋でなんの湿度もなく会話を楽しんでるカップルも、家ではセックスしてるんだ。
急にそれが現実味を増して、私のなかでセックスに対する距離感が変わった。
行為中、彼が私のお腹を持ってぶるぶる震わせるのに「あぁーーーデブがばれるからやめてぇーー」と嘆くのも楽しい。
キスしたり、耳舐めたりしただけでガチガチになる彼の性器が愛おしい。
舐めてると口の中でびくびく動くのがエロい。
繋がったまま、やわらかく唇を重ねるだけのキスをするのが心温まる。
普段優しい彼が、挿入するときは私の体を掴んで引き寄せたり、ごろりと転がして体勢を変えるのが、強引でドキドキする。
口の中に広がる精液。正直まずいしえずくけど、たっぷり出たのが分かって嬉しい。
オナニーでは中イキも外イキもできるし、中イキすると潮も噴く。噴くっていうより、じょぼじょぼ溢れる感じなんだけど。
それが初めてセックスで中イキして、挿入し終えたあと、彼が身なりを整えているときにイッた。
ペットシーツを下に敷いてたのに、それでも吸収しきれないくらい大量に出た。
感覚としては30秒くらい。
膣口が開いて、とぷ、と液体を吐き出すのが分かって生々しかった。
下手したら漏らした?と思うくらいの量だったど、ペットシーツのシミはほとんど無色だった。
と、まあ身体を重ねる度に彼との距離は縮まって、お互いのこと大好きになって、それと同時に無理に通話とかしなくても安心できるようになって、付き合い始めより確実に落ち着いて、冷静に、確実に幸せで満たされている。
我々は一切束縛しない。
元々異性とふたりで飲んだりするタイプではないけど、例えばトイレに行くときにスマホをリビングに置いたままでも平気だ。
写真を見せるのにスマホごと渡すのも平気だし、同棲始めたら何かあった時のためにパスコードを共有するという予定だ。
セックスは性欲を解消するものだ思っていたけど、そうではないことを知った。
好きな相手とするセックスは、気持ち良くて、満たされて、相手の全部が可愛くて、幸せになる。
フェラをするのも好きだ。イイところを攻めてあげたい。
理想はセックスしなくても仲良しでいられることだけど、コミュニケーションツールとしてのセックスはこれからもたくさんしていきたい。
お互いの初めてがこれで、本当に良かったと思っている、
001 耳の裏、小鼻、指の間を石鹸で集中的に洗う。
003 外出直前にシャワーを浴びる。
004 舌クリーナーで舌苔(ぜったい)を優しく除去する。
005 フロス(糸ようじ)を毎晩使用し、歯間の腐敗汚れを取る。
007 爪の間の汚れを専用ブラシで落とす。
010 靴を毎日履き替え、最低3足でローテーションする。
011 靴の中に10円玉を入れるか、靴専用の消臭粉末を振る。
012 脱いだ服に衣類用消臭スプレー(無香料)をかける。
013 汗をかいたら乾く前にボディシートで拭き取る。
014 使用後のタオルは放置せず、すぐに洗濯するか風通しの良い場所に干す。
015 部屋の対角線上の窓を開け、空気を完全に入れ替える。
016 ゴミ箱をパッキン付きの完全密閉型に変更する。
017 寝る前にコップ1杯の水を飲み、就寝中の口腔乾燥を防ぐ。
018 眼鏡を中性洗剤で丸洗いし、鼻パッドの酸化皮脂を除く。
020 イヤホン・ヘッドホンのイヤーパッドを定期的に清掃する。
021 洗濯物の間隔を空けて干し、サーキュレーターで強制乾燥させる。
024 シャツの下に吸汗速乾性の機能性インナーを必ず着用する。
025 財布の中のレシートやカードを整理し、湿気と汚れを溜めない。
026 衣類を「酸素系漂白剤(オキシクリーン等)」で定期的に漬け置き洗いする。
027 「生乾き臭」のする服は、熱湯(60℃以上)に浸して菌を死滅させる。
028 洗濯槽クリーナーを使用し、槽の裏側にこびりついたカビを剥がす。
030 排水口のヘアキャッチャーを毎日掃除し、ヌメリを除去する。
031 シーツと枕カバーを週に一度は洗濯し、皮脂の酸化を防ぐ。
034 クローゼット内に設置型の強力除湿剤(水が溜まるタイプ)を置く。
035 美容院で1ヶ月半に一度、毛量を減らし通気性を確保する。
037 首周りや脇など、蒸れやすい部位の体毛を短くトリミングする。
038 揚げ物やジャンクフードなど、酸化した脂質の摂取を制限する。
039 水溶性食物繊維を摂取し、腸内での腐敗ガス発生を抑える。
040 湯船に浸かって深部体温を上げ、汗腺の詰まりを解消する。
041 入浴剤に重曹を加え、酸性の皮脂汚れを中和・洗浄する。
043 衣類をジャストサイズに変え、脇や股の密閉・蒸れを軽減する。
045 ハンカチを2枚持ち歩き、濡れた状態のまま使い続けない。
046 カバンの底や持ち手をアルコールで拭き、付着臭を取る。
048 部屋の床を専用シートで水拭きし、埃と足裏の皮脂を除く。
049 加湿器のフィルターをクエン酸洗浄し、雑菌の放出を防ぐ。
050 飲酒・喫煙を控え、呼気および毛穴からの化学物質臭を抑える。
051 全ての服を「密閉型衣装ケース」に収納し、部屋の生活臭を遮断する。
052 古い本やコレクションは、ジップロックや密閉コンテナに入れ、臭い移りを防ぐ。
053 クローゼットの壁面に防カビシートを貼り、湿気による腐敗を防ぐ。
054 エアコンを専門業者に依頼し、アルミフィン内部のカビを洗浄する。
055 部屋のカーテンを年1回丸洗いし、繊維に吸着した臭いをリセットする。
056 空気清浄機を「次亜塩素酸」放出タイプ(ジアイーノ等)へ変更する。
058 部屋からラグ・カーペットを撤去し、汚れが拭き取れる床材のみにする。
059 ソファを布製から拭き取り可能なレザー・合皮製に変更する。
061 壁紙をアルコールまたは専用洗剤で拭き、染み付いた臭いを除去する。
062 洗濯機を「穴なし槽」タイプに買い替え、槽裏のカビ発生を構造的に防ぐ。
063 オゾン脱臭機能付きの靴乾燥機を導入し、帰宅後即座に除菌する。
065 排水トラップの封水をチェックし、S字管の汚れをパイプクリーナーで溶かす。
066 寝具をシャワーで丸洗いできる高反発ファイバー素材に変更する。
067 センサー式の自動消臭噴霧器を玄関とトイレに設置する。
068 高温スチームクリーナーで、壁や床の頑固な皮脂汚れを殺菌・除去する。
069 PCケース内部のファンとヒートシンクを清掃し、加熱された埃の臭いを防ぐ。
070 キッチンの換気扇フィルターを厚手の業務用に交換し、油の拡散を防ぐ。
071 除湿機を24時間稼働させ、室内の湿度を常に50%以下に保つ。
072 窓のサッシに溜まったカビを塩素系洗剤で完全に除去する。
073 衣類乾燥機(ガス式等)を導入し、繊維の奥まで高温乾燥させる。
074 クローゼット内に「炭」など天然素材の強力消臭剤を大量に配置する。
075 密閉性の高い蓋付きゴミ箱の中に、消臭・抗菌シートを貼る。
076 歯科医院で歯周ポケットの奥に溜まった歯石を機械的に除去する。
077 舌の奥に潜むバクテリアを殺菌するため、歯科専用の舌ジェルを使用する。
078 適合の悪い銀歯をセラミック等に交換し、隙間への食べカス残留を防ぐ。
079 耳鼻咽喉科で「膿栓(におい玉)」の有無を確認し、あれば吸引洗浄する。
080 副鼻腔炎(蓄膿症)の有無をレントゲン等で確認し、適切に治療する。
081 胃カメラ(内視鏡)検査を受け、胃粘膜の状態を確認する。
082 ピロリ菌の呼気検査または抗体検査を受け、陽性なら除菌する。
083 人間ドックの血液検査で肝機能(AST/ALT等)数値をチェックする。
084 尿検査および血液検査で、糖尿病(ケトン臭)の有無を確認する。
085 睡眠時無呼吸症候群の検査を受け、就寝中の口呼吸による雑菌繁殖を防ぐ。
086 形成外科または皮膚科で、ワキガ(腋臭症)の有無と程度を診断する。
087 脇の汗腺にボトックス注射を打ち、汗の分泌を物理的に止める。
088 ミラドライ等の切らない治療で、脇の汗腺を熱によって破壊する。
089 重度の場合は反転剪除法(切開手術)により、アポクリン腺を直接摘出する。
090 全身の医療脱毛を行い、汗が毛に留まって菌が増殖するのを防ぐ。
091 皮膚科で頭皮の脂漏性皮膚炎をチェックし、抗真菌薬を処方してもらう。
092 尿酸値が高い場合、アンモニア臭の原因となるため食事療法を行う。
093 腸内フローラ検査を受け、体臭に関連する菌群のバランスを確認する。
094 皮脂の酸化を抑制するため、ビタミンB群やビタミンEを摂取する。
095 汗腺トレーニング(半身浴)を行い、ミネラル流出の少ない汗を目指す。
096 医療機関の口臭外来にて、ガスクロマトグラフィーによる精密な成分分析を行う。
097 遺伝子検査を受け、自分の体質に合った防臭戦略を立てる。
098 疲労臭を防ぐため、肝臓の解毒を助けるオルニチンやクエン酸を補給する。
1週間前の朝、犬が亡くなった。
犬はもう18歳の老犬で、
目も耳も衰えて、
おやつもしっかり食べて、
夕飯を完食して、眠って、
朝見たらもう亡くなっていた。
ペットのいる飼い主が、
安らかな最期を願うのは皆同じだと思う。
私も母も父も妹も、
できることはなんでもしてあげたくて、
こまめに病院に連れて行っていた。
犬は病院嫌いで、
弱ったところを見せたらまた病院とでも思ったのかもしれない。
一人で逝かせてしまった。
痛くなかっただろうか。
苦しくなかっただろうか。
やっぱり悲しい。
犬はいなくなったというのに
リビングに
寝転んでいる犬や
前を向いて一生懸命歩く犬の
気配を感じる。
もう使うことのない
犬の食器が
犬のブラシが
犬のために揃えた物を見るたびに
この家は「犬のいる家」ではなくなり
「犬がいなくなった家」になったのだと
現実に引き戻される。
深い深い悲しみの中で、
犬の目が飼い主を向いている写真の多さにハッとする。
「早く行こうよ」と
今思えば、
リビングで寝そべっている犬の顔は、
常にこちらを向いていた。
すぐに気付いてトイレまで探しに来ていた。
日々のお世話で、
気付けていなかった。
今更そんなことに気が付いて、
涙が止まらない。
ありがとう。会いたいよ。
「引きこもりから社会復帰できた」という元増田を見て、自分も書こうと思った。
俺も現在38歳の男だ。
元増田のように看護師という専門職ではないし、給料もそこまで高くないけれど、俺もなんとか社会の端っこにぶら下がることができた。誰かの希望になればと思って、柄にもなくキーボードを叩いている。
35歳まで、俺は見事なまでの「子供部屋おじさん」だった。
大学で人間関係につまずいて中退して以来、実家の自分の部屋に引きこもった。たまに親に泣きつかれて、短期の倉庫の仕分けバイトなんかに行くことはあっても、数日で行かなくなる。基本は昼夜逆転生活。ネットゲームと、まとめサイトを無限に巡回する日々。ゲームの画面の中では古参プレイヤーとしてふんぞり返っていたけれど、現実の俺は履歴書に書くことが一つもない、透明人間みたいな存在だった。
転機が来たのは35歳の冬だ。
深夜に起きてきてリビングでカップ麺を啜っていたら、夜勤明けで帰ってきたパートの母親と鉢合わせた。普段なら「こんな時間まで起きて…」と小言を言う母親が、その日は何も言わず、ただ疲れた顔でテーブルの向かいに座った。
そして、ため息混じりにぽつりと「お父さん、来年で定年なんだよね。再雇用だと給料半分になるってぼやいてたわ」と言った。
その時、蛍光灯の下で見た母親の頭にびっしりと白いものが混じっていること、そして昔よりずっと背中が小さく丸まっていることに気がついた。
瞬間、心臓を冷たい手で鷲掴みにされたような感覚に陥った。「あ、俺、このままじゃ親を食い潰すんだ」って。親が死んだら自分も生きていけないという恐怖以上に、自分という存在が親の命と人生を削って生き長らえているという事実が、急にリアルな重みを持ってのしかかってきた。
食べていたカップ麺の味が全くしなくなった。残りの麺を流しに捨てて部屋に戻り、布団を被ってボロボロ泣いた。このままじゃダメだ、死ぬ気で変わらないと本当に人間じゃなくなる、と思った。
次の日、俺は数年ぶりに外行きの服を着て、震える足でハローワークに行った。
職員のおじさんに呆れられながらも、必死に探して職業訓練校(ポリテクセンター)の「ビルメンテナンス(設備管理)科」に申し込んだ。「中高年でも未経験から就職しやすい」「資格さえ取ればなんとかなる」とネットの掲示板で見たからだ。
10年以上まともに人と喋っていなかったコミュ障の俺にとって、初日の自己紹介すら拷問だ。最初は周りの若い子やリストラ組のおじさんたちの輪に入れず、昼休みになるたびにトイレの個室に逃げ込んで、持参したパンを無音で食べていた。
でも、「ここから逃げたらマジで首を吊るしかない」という切羽詰まった思いだけが俺を支えていた。実習でドジを踏んで舌打ちされても、必死に愛想笑いでやり過ごした。
人生で初めて、死に物狂いで勉強した。「ビルメン4点セット」と呼ばれる資格のうち、まずは第二種電気工事士と危険物乙4の取得に全振りを決めた。電気工事士の技能試験の練習では、不器用すぎて配線の輪っか作りができず、ペンチで手の皮を挟んで血が滲んだ。悔しくて泣きながら、それでも夜中までケーブルを切り続けた。
数ヶ月後、ネットの合格発表で自分の番号を見つけた時は、歳甲斐もなく声を出してガッツポーズをした。
36歳で、今の会社に就職した。いわゆる独立系のビルメン会社だ。
面接では「今まで逃げてばかりの人生でしたが、もう絶対に逃げません。便所掃除でもなんでもやります」と頭を下げた。面接官の所長が「まあ、体力はありそうだし、真面目にやるならいいよ」と拾ってくれた。
今、社会人になって2年半が経つ。オフィスビルに常駐して、管球交換をしたり、空調のフィルターを清掃したり、トイレの詰まりを直したりしている。
夜勤もあるし、テナントからのクレーム対応で胃が痛くなることもある。給料だって額面で24万くらいで、手取りにすれば20万を切る月もある。ボーナスも寸志に毛が生えた程度だ。
でも、夜勤明けにビルの屋上で吸う空気は、ひきこもっていた部屋の淀んだ空気とは全く違う。早朝の街の匂いと朝日が異常に眩しくて、「ああ、俺、生きてるな」って実感する。
初任給をもらった月、俺は親父と母親を近所のちょっといい焼肉屋に連れて行った。
席に座って「今日は俺が払うから、好きなの頼んでよ」と言った時の親の顔は、一生忘れられない。親父はビールを飲みながら「美味いな、お前の金で食う肉は美味い」と何度も言い、母親はメニューで顔を隠しながら少し泣いていた。俺も肉を焼きながら、煙が目に沁みたふりをして泣いた。
元増田が「働くってすげーな。自信がもりもり湧いてくる」と書いていたけど、本当にその通りだと思う。
俺は今、社会の「歯車」だ。底辺職だとバカにする奴もいるかもしれない。でも、ただのゴミだった俺が、誰かの役に立つ歯車になれたんだ。トイレを直して「助かりました、ありがとう」と頭を下げられる。毎月、自分の口座に「給与」としてお金が振り込まれる。
その一つ一つの事実が、俺のフニャフニャだった背骨を少しずつ太く、真っ直ぐにしてくれている気がする。
俺は社会にいてもいいんだ。
誰かの役に立って、その対価としてご飯を食べていいんだ。
親も、やっと夜に安心して眠れるようになったと思う。
30代後半で職歴なしのひきこもりでも、本気で泥水すする覚悟で動けば、なんとか社会の端っこにしがみつくことはできる。
もし今、昔の俺みたいに暗い部屋でこれを読んで絶望している奴がいたら、とりあえずハローワークに行って職業訓練のパンフレットだけでも貰ってきてほしい。
遅すぎることはない。
俺も、社会復帰できて本当によかったよ。
結婚当初から、妻からは父親(俺から見たら義父)の文句をいつも聞かされていた。
いかにも昭和の父親という感じの人で、未だにギャンブルと酒が趣味、コンプライアンスやデリカシーといった言葉が辞書に載っているわけもなく、実家に行くといつも妻と言い争いをしていた。
酷かったのは震災とコロナの時期で、とにかくラジオから仕入れた真偽不明の情報を自分だけが知っている真実という形で押し付けてきた。
出産直後の震災だったので、余震の多い中で家に妻と子供だけというわけにもいかずに数カ月間の妻の実家に里帰りさせていた時期がある。
週末になると会いに行っていたのだが、その度義父は出産したばかりの妻に向かって放射能がどうたらとか東北の野菜は食べるなとかとにかく不安ばかりを煽っていた。
こちらとしてはこれ以上不安を抱えさせることのほうが母子の健康に悪いと思っていたので、何度か眼の前で否定したことがある。
相手の間違いは否定するくせに自分の間違いは絶対に譲らないような絵に書いたような頑固な人なのでもちろんこちらの意見に耳を傾けるようなことはなく、その時は妻の体調を優先するために一定以上の追求はしないように我慢をしていた。
寝室に戻ると妻の方から父に対する不満が出る。
理論的な話でフォローをしながら父の不満を聞くという日が続いた。
それがコロナになって、また同じようなことが繰り返されるようになった。
10年経てば子どももある育ち震災のときほど妻の精神面を心配する必要もない。
妻も長期間里帰りするわけでもなく、たまに実家に顔を出すと父親からのデマを聞かされるというくらいの状況だった。
ある日、俺自身も妻の実家に泊まることになり、皆で夕食を食べていると案の定義父のデマ話が始まってしまった。
こちらとしては10年越しのリベンジも兼ね根拠のない話については真っ向から否定するようにした。
それでもこちらが淡々と理論的に反論をしているととうとう顔を真赤にしてこちらの人間性の否定をし始めたのだ。
流石にそれには怒りが頂点に達して、こちらも怒鳴り返してしまった。
義父も当然怒鳴り返してくる。
こっちだってこれ以上妻に嫌な思いをさせたくないと更に怒鳴り返そうとしたとき、横にいた妻が泣き出してしまった。
それを合図にお互いは意気消沈し、何も言わずに寝室へと戻った。
その日を境にどうも妻の様子がおかしい。
挨拶なんかは当たり前にするのだけど、スキンシップなどを求めようとすると変な壁を一枚感じるようになった。
要するに、俺だけ拒絶されている状態だ。
人の心なんて空の天気くらいころころ変わるものだからとそれほど気にもしていなかったが、結局心の距離が縮まることはなかった。
なんで今こんな話をしているのかと言うと、つい先日の休みの日、遅く目が覚めてリビングに行くと妻が一人で泣いていたのだ。
何事かと思ったが焦らせたところで意味がない。
最低限の言葉をかけて横に座り、妻が落ち着くのを待った。
15分ほどしてようやく落ち着いてきたのか、妻は義父に癌が見つかったと打ち明けてきた。
もちろんそれで喜ぶような人でなしではないが、それよりも意外だったのは父親の病気にそこまで泣いている妻の存在だった。
子供の頃の虐待に近い話や、なんなら不貞の話だって聞かされたこともある。
今でも実家から帰ってくれば文句を聞かされるし、普通に父親が嫌いなのだと思い続けてきたのだ。
ところが、横で泣いている妻の姿を見ているとどうもそうではない感じだった。
妻が父親の文句を俺に聞かせてたのは、ある意味ではそういう人だというショックを和らげるためであり、私が文句を言っておくからあなたは心配するなというメッセージだったのだ。
それなのに俺は、父親の権威で無理やり娘を黙らせていると勝手に思い込んで、ある意味妻のためにを思って父親に対して真っ向から怒鳴り合いをしてしまった。
そんなの絶対俺が嫌われるやつじゃんよ。
流石に無理ゲーすぎる。
俺はといえば、義父と言い争いをした日を境にほとんど寄り付かないことにしている。
それを余計なことも言わずに寄り添うように相槌する俺。