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はてなキーワード: 百条委とは

2024-12-01

我々は立花孝志氏の誠実さにハメられたのではないか

TL;DR
立花氏という認知的不協和

大前提として、立花孝志氏は選挙制度ハッカーとでも呼ぶべき邪悪人間である。今回の兵庫県知事選挙では立花自身立候補者であるにも関わらず斎藤氏に投票するよう呼び掛けるなど、またしても選挙制度趣旨を愚弄しており、まともな人間でないことに疑いの余地はない。

しかし、タイトルに誤字はない。今回の兵庫県知事選において、我々は立花氏の不誠実さではなく、誠実さにハメられたのではないか。つまり近い将来、立花氏が指摘した斎藤クーデタ被害者説は実際に正しかたことが証明されることを、自分真剣懸念しているのである

( ;・`д・´)ナ、ナンダッテー!!(`・д´・(`・д´・; ) ※古!

待って!。ブラウザーのタブをそっ閉じしないで。自分関東地方に住む独身オッサンなんだけど、11/17斎藤氏に当選確実が出た時、「一体、兵庫県民はどうやって立花氏や斎藤氏に騙されたんだ?」という興味本位情報を集め始めたんだ。

しばらくネット上の情報を読み込んで、段々と思考が引き裂かれるような気持ちになってきた。

まさかクーデタ説が正しいなんて、ありうるのか。何故、よりにもよって立花氏がこれを指摘しているのか?お前はキレイジャイアンか!いや、そもそも通常時ジャイアン立花氏ほどヤバくはないわけだが( 「お前は何を言っているんだ」 )。

まあ、実際にはこのような心の声が聞こえたわけではなかったのだが、あの名状しがたい認知的不協和をあえて言語化すれば上のようになる。立花氏があまりに疑わしい人間なので、まさか彼が信憑性の高い指摘をしているとは、どうしても信じられなかったのだ。

我慢して彼の指摘の信憑性が高いことを受け入れ、なぜ選挙活動あんな不誠実な振る舞いをする男が告発文書問題についてはこんな誠実な振る舞いをするのか、しばらく考えた。そして次のような結論に至った。そうか、立花氏の邪悪さは21世紀型の「総会屋」として解釈できるのだな、と(※「総会屋」はメタファーである。念のため。以下同)。

なぜクーデタ説の信憑性は高いのかを説明する前に、次節では、何故あれほど不誠実な立花氏が真実に基づき斎藤氏を擁護している可能性があるのかを説明したい。

そうしないと認知的不協和でこの先を読んでくれないだろう。11/17以前の自分がそうであったように。

21世紀型「総会屋」仮説:誠実な行為ー>不誠実な行為に力を与えるー>不誠実な行為から利益獲得

いうまでもなく立花氏は本物の総会屋ではないが、「総会屋」の構図で同氏の邪悪さを解釈すると色々と辻褄が合う。そこで、まずは20世紀の本物の総会屋について復習しよう。

20世紀総会屋典型例の一つに、会社スキャンダルに関する質問株主総会で繰り返し、その行為を止める「対価」として利益を得ようとする、会社ゴロと呼ばれる者達がいた。会社ゴロには不誠実な側面だけでなく誠実な側面もある。それは、会社スキャンダルデマではなく真実であり、会社ゴロはその真実性を裏取りしたという点である。もちろん口止め料請求という不誠実な側面があまりにも大きいため、普通は裏取りという誠実な側面は認識されない。しか会社ゴロはスキャンダル真実性を裏取りするという誠実さで経営者をハメていると捉えることが可能であり、この誠実な行為が口止め料請求という不誠実な行為の力の源泉になっている構図には注目する必要がある。

立花氏にも抽象的なレベルで、誠実な行為が不誠実な行為の力の源泉になるという構図が見て取れる。この構図の最も分かりやすい例が、まさに「NHKから国民を守る党」という党名が示す通りの、NHK受信料不払い運動である

この政党がいう「NHKスクランブル放送化せよ」という主張そのものは、誠実なものではある(ttps://www.syoha.jp/%E5%85%AC%E7%B4%84/)。NHKの視聴を望まない消費者が単にテレビを持っているというだけで受信契約締結を義務付けられる放送法規定は、確かに不合理だ。NHKを見たい人たちのみが契約して受信料を払い、NHKスクランブルを解除してもらって視聴する、というのが本来のあるべき姿であろう。そう、この主張は確かに誠実である

同党は並行して、NHK受信契約の締結をしつつ受信料の不払いを勧めるという、不誠実な運動(ttps://nhk-no.jp/)をしている。これは、受信契約を締結することで受信料債権総額を5年の消滅時効限定しつつ、膨大な数に上る世帯毎に受信料請求訴訟事務負担NHKに課すことで、トータルでNHKダメージを与えることが狙いであろう。驚くべき不誠実さである本来国会放送法改正して受信契約義務廃止し、同時にNHKスクランブル放送化するという経路を取るべき所、これを迂回して不払いという違法行為を広めることで受信料制度を骨抜きにするという道を、同党は選んだのである

ところが、この不払い運動解説ページを読んでいくと、再び「誠実さ」が顔を出す。実際にNHKから受信料請求訴訟を起こされた場合、不払い世帯はどうなるのか。NHK党は「無責任に「不払いしましょう」とお伝えしているわけではありません」という。何と、同党が訴訟費用弁護士費用負担すると明言(ttps://nhk-no.jp/howto/howto007/)しているのである。その財源は政党助成金である。まあ、普通政党助成金をこのように使うのは誠実とはいわないが、そもそも受信契約を望まない人達からすれば誠実に見えるであろう。スクランブル放送要求訴訟費用負担という誠実さが、前述の受信料不払い運動という不誠実さに力を与えてしまっているのである

このように立花氏には総会屋類似した構図が見て取れる。さらに、不誠実な行為から利益を得ているという点でも、立花氏には総会屋類似性がある。言うまでもなく20世紀総会屋会社をゆするという不誠実な行為から利益を得ていたが、同様に立花氏は受信料不払い運動選挙制度ハッキングによって、支持者から寄付動画配信料、そして当選者が出れば政党助成金を獲得することで利益を得ている。しか20世紀総会屋と異なり、これらの収入適法ものである。まさに21世紀型のクリーンな「総会屋」と見ることができよう。

以上の「総会屋」構図をまとめると、「誠実な行為ー>不誠実な行為に力を与えるー>不誠実な行為から利益獲得」となる。

この構図を頭に入れて、今回の兵庫県知事選を振り返ってみよう。立花氏のクーデタ擁護は不誠実な行為だろうか、それとも誠実な行為だろうか。クーデタ説はデマであり、これを拡散するという不誠実な行為であったと仮定した場合、その不誠実な行為利益に変換する方法立花氏にほとんど無いことに気付く。せいぜい動画配信料ぐらいであり、しかクーデタ説がデマだと後に確定すれば、立花氏の評価は従来の支持者からも大きく下がり、寄付動画配信料、政党助成金が大幅に減るリスクさえある。

他方で、クーデタ説が誠実な行為であったならばどうか。マスコミ全面的斎藤氏を批判する中で立花氏は斎藤氏を誠実に擁護したことになり、後にクーデタ説が正しいことが証明された場合、彼の社会的評価は劇的に上昇するであろう。その社会的評価の上昇は前述した不誠実な行為に、さらに巨大な力を与えることになる。

以上のように考えることで,なぜ不誠実な立花氏が真実に基づき斎藤氏を擁護している可能性があるのかを理解できるだろう。

最後に強調したいことがある。次節でクーデタ説の信憑性が高いことを具体的に説明するが、これは立花氏がまともな人間だと認めることを決して意味しない。彼は依然として邪悪存在である20世紀会社ゴロが指摘したスキャンダル真実性をオールドメディア裏付け取材して追認することは、その会社ゴロの口止め料請求正当性を認める事を意味しないのと、同様である

クーデタ説がデマならば、公用PC調査斎藤陣営に対する一撃必殺になるはずだが

斎藤クーデタ被害者説とは、「旧井戸県政派や反斎藤派の複数県議や、百条委員会の関係者が、百条委員会を恣意的運用し、マスコミ一方的情報を流して印象操作し、斎藤の失脚を行った」という説である

ttps://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%85%B5%E5%BA%AB%E7%9C%8C%E5%BA%81%E5%86%85%E9%83%A8%E5%91%8A%E7%99%BA%E6%96%87%E6%9B%B8%E5%95%8F%E9%A1%8C&oldid=102725012

11月1日に県議片山副知事代理人から渡された告発文書

斎藤クーデタ被害者説の信憑性が高いと考える理由は、10月25日秘密会で片山保孝元副知事が元西播磨県民局長公用パソコン斎藤県政の転覆計画裏付けデータ不倫についての資料があると百条委員会の秘密会で証言(以下、片山証言という)しながら、同委員会公用PC調査を一向に始めないかである(なお百条委員会のこの非開示決定は7月8日であり、片山証言より前に決定した点には注意)。

ttps://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%85%B5%E5%BA%AB%E7%9C%8C%E5%BA%81%E5%86%85%E9%83%A8%E5%91%8A%E7%99%BA%E6%96%87%E6%9B%B8%E5%95%8F%E9%A1%8C&oldid=102725012

10月25日百条委員会(秘密会)の音声データ

ttps://www.youtube.com/watch?v=hMd4tQ8tOHc

兵庫県が隠している【秘密会】の録音データ公開します!

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片山証言真実ならば、クーデタ計画に関わった者達は兵庫県から当然追放され、斎藤陣営勝利する。他方で、もしも片山証言が虚偽ならば、斎藤氏最側近の同氏は百条委虚偽証言したことになり、同氏を重用した斎藤氏は県政から追放されなければならず、斎藤陣営が敗北となる。つまり片山証言の真偽は斎藤陣営勝敗と一対一で対応しているのだ。

ところで、8月末の百条委で県職員パワハラ等の証言をしても、斎藤氏は「そういう意図ではなかった」と反論して水掛け論に持ち込んだ。片山証言にはそれが通用しない。公用PCから証言通りのクーデタ計画文書が出てこなければ、片山氏は百条委に嘘をついたことに他ならない。

クーデタ説がデマであったと仮定しよう。百条委の中にいる反斎藤県議にとって、公用PC調査ほど美味しい話はない。PC調査してクーデタ計画文書が出てこなければ片山氏は百条委に噓の証言したことになり、そんな嘘つきを重用した斎藤氏も責任を免れない。まさに公用PC調査斎藤氏に対する切り札政治的な一撃必殺となるはずだ。

しかし、どういうわけか百条委公用PC調査を拒み続けている。7月8日プライバシー配慮理由公用PC調査求めない百条委は決定し、それを維持し続けている。

百条委公用PC調査を拒絶しつづける正当な理由見出し難い。もちろん、公用PCといえども非公開にされるべきプライバシーデータ存在するだろう。例えば告発文書問題とは無関係な、職員の住所、給与、人事評価などは公開されるべきはない。従って、まずは非公開にした百条委公用PCの中身を精査し、告発文書問題に関わるデータのみ公表していけばいいだろう。

このPC公用である以上、百条委最初に行う非公開の調査さえ不当となるようなプライバシーデータ(私用PC内のエロサイト閲覧履歴など)は、本来存在しないはずであった。もちろん、片山証言にある不倫資料は元局長親族にとっては百条委最初の非公開の調査さえ耐え難いものだろう。しかし、親族はこれを受忍しなければならない。その理由は、このPCは私用ではなく公用であり、私用PC並みの法的保護(捜査令状の要求など)を公用PCにまで認める理由がないかである。加えて、公用PC調査結果は片山証言の真偽いずれかを裏付けものしかあり得ず、いずれであっても非がある勢力兵庫県から追放する必要があるという公益性があるからだ。

なぜ百条委公用PC調査しないのか。最もありそうな仮説は、百条委の内部に元県民局長等と連携してクーデタに関わった者がおり、公用PCにはそのクーデタ計画裏付け文書存在するから、というものになる。

敗戦処理の準備

公用PC調査によって、立花氏が強く推しクーデタ説の正しさが裏付けられれば、オールドメディアに対する信頼は完全に崩壊するだろう。そして立花氏の社会的評価が劇的に上昇するという、悪夢の展開が待ち受ける。

この投稿をした理由は、そのようなある種の敗戦後においても茫然自失となることを避けるためである立花氏の邪悪さとクーデタ説の真偽を切り分けて考え、21世紀型「総会屋」としての立花氏の今後の行動を強く警戒しなければならない。

2024-11-25

anond:20241125203402

百条委員会でない部署がもう告発調査結果をだしたんだが

焦った議員たちが百条委を起こして報道撹乱

その中で告発者も死亡

さら不信任決議をして再選挙させ、再選させた 

これで計画通りから、もう百条委員会無難解散したいわけね

 

産廃炭化水素連合計画兵庫議会クズ

2024-11-22

anond:20241121172558

公益通報問題は、"県の公益通報窓口(弁護士)"が"公益通報者保護法には当たらない"と判断してる。

百条委はクロ判定だが、これは知事だけではなく県への指摘。知事けが悪いだけでは無い。

百条委は完全に反斎藤なので中立ではなく、そしてそもそも最終的な判定はされてない。

仮に違反があったとしても、専門家によって意見が分かれるレベル違反な訳で、そこまで大きい罰はあるのか?という疑問がある。

はてブでは本件についてやたら問題視されていて、争点にすべきなのは間違いないだろうが、「ホンマにこの件についてちゃんと調べてますか?」とは正直思う。

2024-11-21

anond:20241121133155

百条委結論が出る前に辞めさせた時点で、

百条委無罪判定が出る前に世論雰囲気だけを利用して追放しようとしたのがミエミエ。

って思われたのが良くなかったね

anond:20241120012804

そもそも百条委の決定が間違いだったとする決定的な証拠が何もないのにお気持ちだけで斎藤擁護するバカが多すぎる問題

2024-11-18

anond:20241118192954

返す返すも、百条委の結果を待って、結論が出てから辞任を迫っていれば違っていたように思う。

当時の狂想曲とでも言うべき事態マスメディアを通じて眺めていた県外民の印象としては

1. 衆院選を控えた国政政党の状況が、県議会で元々斎藤氏を支援していた自民維新それぞれが県連へ早期の損切りを促した

2. 斎藤氏の一切非を認めないサイコパスのような対応マスコミ世論処罰感情を過剰に煽った

の二点が早急な不信任決議に繋がったと理解している。

当時の報道雰囲気としては異常と言えば異常な雰囲気だったけど、特定の何かに責任があるかというよりも、斎藤氏、県議会(百条委員会)、マスコミ世論すべてに責任があったと思うよ。

民主主義を虚無に捧げないために――印象批評の試み

 これからお目にかける雑文は、データにもエビデンスにも専門知にも基づいたものではない。

 

 むしろ市井の人間の有限(どころか乏しい)観察と未熟な想念、そして「何か書かなければならない」という衝迫のみを支えとしている。昔風に言えば標題のとおり印象批評だし、現代風に言えば単なるお気持ちである

 それでも、虚言や流言罵詈雑言猖獗を極めるクソッタレインターネットへ供する一服の清涼剤たらんという意志を持って草した文であり、そのように読まれることを希う次第である

 

 以下に続く文章は、主語デカすぎるだの、事実認識がお粗末だの、構成がなってないだの様々な批判に晒されるであろうことは最初から織り込み済みである。いずれも筆者の能力の至らなさに起因するので「ごめん!」としか言いようがない。

 もっとよりよい認識や知見の給源は他にあると思うので、それらに接するのが一番いいと思う。そのような批判を恐れずにあえて書く理由は、まさに標題で仄めかした「民主主義を虚無に捧げてはいけない」という信念を擁護するために自分でできることをしようと思った、ただそれだけである

 この文を書こうと思った直接のきっかけは昨日の兵庫県知事選挙である

 つい1週間ほど前に太平洋の向こう側でトランプ当選し、「MAGAくんさぁ……」という軽侮の念を抱きつつも、どこか他人事の如く受け止めていた自分がいた。

 しかし、メディアネットパワハラ野郎だの私利私欲を極めたゴミだのサイコパスだのさんざん叩かれた斎藤元彦がメイク・ヒョーゴ・グレート・アゲインした途端、愚かな民衆なる集合は爆弾ゲームよろしく我々にヒョイと手渡されたというわけだ。

 

 尤も、自分最初認識そもそも間違っていたというのは認めるにやぶさかでない。要は愚かな民衆も、賢明民衆もどこまでいっても抽象概念で、そのような概念で語れる事柄には限界があるという単純な原則をしばし忘れて物を考えがちというだけのことだ。

 このような間違った考えで一喜一憂しているのは筆者だけはないらしい。

 選挙結果が出てから兵庫県知事選立花某にハックされたということや、あるいはネット真偽不明の奇々怪々なフェイクニュースを浴びせられて正常な判断ができなくなった結果だとして、SNS選挙の結びつきを否定的に見ている向きがある。

 もちろん、我々はアメリカ大統領選ロシアイランが介入しようとしたという事例を知っている。ならず者国家裏工作を挙げるのが極端だとすれば、ケンブリッジアナティカのような倫理観の欠片もない連中がいることも知っているはずだ。

 しかし、現段階の情報でもって、兵庫県民は騙されたのだという前提で話を進めるのは問題だろう。それをもってしても社会の底が抜けたとか、もはや民主主義は終わりだという悲観的で短絡的な発想に至りがちということを見ても、この種の作業仮説は民主主義有益どころか有害であることは明らかだ。そういう人たちがエピストラシーを実現するのか、リベラル思考をもった等質的市民たちによる思想ゲーテッド・コミュニティを作るのかは知らないが、それはきっと非民主主義的な操作で行われるものではないか。筆者はリベラル嫌いだが、それでも自分たちの理念に後ろ足で砂をかけるような彼ら・彼女らは見たくないというのが嘘偽らざる思いだ。

 

 各種報道を見る限りでは、兵庫県民は普通民主主義国家における市民と同じくらいの能力感覚を持ち、それなりに各候補者比較考量した上で投票に臨んだと考える方が現実に近い、と筆者は考えている。

 ここでは斎藤や稲村の政策についてどっちがいいとかいうことは考慮埒外に置くが、少なくとも「何かいじめられててかわいそうだから!」とか「メディアの一辺倒な報道気持ちいから!」だけで110万票も取れるんだとしたら、残念ながら民主主義以外の選択肢有効性も検討すべき時期が来ているのかもしれない。もちろん、実際のところそうではないのではないか、というのが筆者の見立てだ。

 何が斎藤元彦に再び県庁の敷居を跨ぐことを許したのか。それを考えるために補助線を引きたい。もちろん、論理的必然性をもった操作ではない。何故ならこれは印象批評にすぎないので。

 少し前に国民民主党の玉木代表不倫問題が報じられた。不倫責任の取り方は様々だろうが、代表を続投しこれからも頑張っていくということが比較的多くの人に受け入れられているように思った。

 その方策の是非はともあれ、手取りを増やそうというストレートな訴えが若者を中心に多くの支持を広げていて、それに水を差すような報道を苦々しく思っている、あるいはある程度「相対化」可能事柄だとして脇に追いやってもいいという雰囲気があるように筆者の目には写った。

 筆者個人はこの種の思潮には到底賛同できない。不倫するような人間に増やしてもらう手取りなんぞはこちから願い下げである議員辞職するまでではないとしても、代表を辞任し一兵卒として政策の実現に邁進するということだって責任の取り方としてありえたのではないかと思っている。

 どれだけ政策を懸命に訴えても、政策を進める当事者の「人品」というのは、決しておざなりにしていいものではない、と個人的には思う。実際、自民党政治資金収支報告書記載問題に端を発する「裏金」逆風はそのような考えからまれたわけだし、与野党伯仲という結果に実を結んだと考えれば、個人的かつ奇異な考えではないとも思う。であれば、妻子ある男性が別の女性懸想することを問題視しなくていいのだろうか(妻子にとっては経験しなくていい嫌な出来事であるし、相手方女性が公党の代表者と不倫したことがバレればその社会的地位をも脅かしかねないという帰結を予想できなかったのであれば、政治家どころか責任ある社会人としても御しがたいレベル不見識なのではないか。)。

 

 とはいえ、上の筆者の考えは少数派に属するものだと思う。不倫家族当事者の間で解決されるべきでダメだったら家庭裁判所へどぞ、というような私的な話で、こんなことのために俺たちの手取り台無しになってたまるか、玉木はきっちり反省してその後頑張れという意見大勢を占めているのではないか

 そしてこれは、斎藤公益通報制度度外視して告発者を袋小路に追い込んだことや、トランプが弄する信じがたい人種差別的・性差別言動によって当事者が傷つけられることを等閑視するメンタリティ相通ずるものがあるのではないか

 もちろん、そういった非倫理的な行いに諸手を挙げて賛成するダークトライアドガチ勢のような人間ばかりではないだろう。しかし、それはそれとして、というような相対的態度をとらざるを得ないのは、言い換えれば自分たちにとって焦眉問題別にあるということにほかならない。

 このような相対化を導くに至る根源的な不満の存在それ自体は目新しい指摘でもなんでもない。ラストベルトの労働者も、閉塞感を感じてきた兵庫県民も、手取りが増えない若者のいずれも「古くて新しい問題」であり続けている。目新しいことでもないのに、定期的にこの種の話が出てくるのは、解決が困難なことの証であるそもそも解決可能な話なのか? 全てのステークホルダーに満足を与えられるほどのリソースがあるのか? 自分たちの満足のために誰かにふるわれる不正義もやむなしとする世界で、オメラスから立ち去る勇気を持つ者たちが果たしてどれだけいるのか? 我々はずっとこの問いかけの中に閉じ込められているし、この困難さを抱きしめることが民主主義要諦なのかもしれない。

 この文では、貧しくあってもせめて人並みの倫理ぐらいは持てよバーカ、とか、人民の悲しいまでの想像力の欠如を嘆かん、という倫理的説教や慨嘆を述べ立てるつもりは毛ほどもない(そういうリベラルへの嫌悪感を筆者は多くの人と共有するものである。)。政治家自分たちの方を向いてほしい、助けてほしいというのは当然だし、その願いが届くのが民主主義のいいところではないだろうか。

 だが、その時、もしかしたら誰かを犠牲にしているのかもしれないという一抹の不安は感じてほしいなとは思っている。それが望蜀に属する話だとしたら、民主主義の皮を被った椅子取りゲームを続けるべく、我々はいつ鳴りやむか分からない音楽に耳をそばだて、減り続ける椅子を横目に生きていくのだろう。これがいいとは、筆者は決して思えないが。

 

  「あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。」

 大人になってからのび太結婚前夜』を改めて見た時に、「なんて当たり前のことを言ってんだ。よっぽど褒める言葉が見つからない時用の言葉って感じだ。」という冷笑的な感想を持った。しかし、今ならのび太が全くもって稀有人間であったと痛感せざるを得ない。

 立花が言うように元県民局長がどんなに酷いことをしていても(逆にどんなにいいことをしていても)、斎藤拙速かつ強引な統治手法(このことは必ずしも立証されていないが、その後の百条委に至るまでの対応を見ればそう思わざるを得ない)に問題意識を感じて声を上げたこと、そして斎藤がそれをこれまた拙速かつ強引に対峙し、県政停滞のハードランディングに至ったのとは別の問題である。その対応に関する法的な問題などはこの際措くとしても、百条委で問われた道義的責任を「わからない」と述べた斎藤が、再選で得た民意を盾にこの問題を「相対化」しようとする危険性がないとは決して言えないだろう(当選後、記者団に対して「知事部局として一緒にやっていくのは公務員としての責務」と述べたのは、県職員に対して「俺は民意を得たんだからお前らがついてくるのは当然だよな?」と釘を刺した形とも言えるし、先行きは不透明だ。)。

 斎藤投票した人は、せめてそういう状況が棚上げになったままであることを認識した上で、自分たちの居心地の悪さに素直に向き合ってほしいと思う。(元県民局長が死んだのは別の理由であるという卑劣矮小化をするのではなく、)たとえ拙速で強引でも斎藤自分たちにとっていい兵庫県を作ってくれると信じて投票したのだとすれば、その結果誰かが痛い目を見ることになるかもしれず、それはひょっとすると顔見知りかもしれない。その時、その人の不幸を悲しみ、その人の幸せのために何かできるだろうか。そういった考えを頭の片隅に置き続けることが、民主主義レジリエンスを形作る重要な要素だと筆者は考える。清廉潔白完全無欠な政治家存在しない世界で、民主主義を選び取った全ての清廉潔白完全無欠でない我々にとって、「それがいちばん人間にとってだいじなこと」ではないだろうか。

 日々の生活に汲々として自分人生にやりきれなさを感じながら 「人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむ」というのはそうそうできることではない。とはいえ、できていないなと思うだけでも、「あの時できなかったから次こそは」という思いにつなげられるかもしれない。

 

 この文は、「あの時できなかった」筆者が「次こそは」という気持ちを奮い立たせるために書いたものである

兵庫県民やけど

斎藤さん可哀想百条委員会あんなに責められて」って言うてた人達、そのうち「奥谷さん可哀想百条委委員長としてあんなに頑張ってるのに」って言いだすと思う

なんかシュッとしてるし、どっちも

anond:20241118135619

また、結果論として今回の選挙に至る兵庫県議会対応問題であったように思う

百条委員会での決断が出ない前に不信任決議を出してしまった

その結果、陰謀論が付け入る土壌が出来てしまった

県民やけどその通りやと思う

「なぜあんな酷い知事を辞めさせないのか」の民意県議会が屈した

そして民意が今度は「なぜそんなに知事一方的に責めるのか」と叫びだした

選挙は終わったがこれから百条委の追及は続く

知事にとって不利益情報が出てきたときにまた風向きは大きく変わる気がする

しかもそう遠くない未来

兵庫県知事選挙で、またも透明化される民意について

まず最初に、兵庫県知事選の結果を見て欲しい。

齋藤元彦 1,113,911 (45.2%)

稲村和美 976,637 (39.6%)

( NHK選挙報道より https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241117/k10014640801000.html )

どちらが勝ってもきっとそうなるだろうなと思ったので、強く強く強調しておきたいのだが、兵庫県民がパワハラを良しとしたわけではないし、県民県庁職員の命を軽んじているわけではない。

逆に言えば、もしも稲村和美が選ばれていたとしても、パワハラが許されない県民性だ、と言うこともできなかった。

これは右派左派わず、まず念頭において欲しい。ブコメをする際にも一瞬だけ書き込む手を止めて考えて欲しい。

97万人もの人間投票したうちの39.6%の人間意思無視した発言になってないか

兵庫県で起きていたこと(前半戦)

自分の身の周りで起きていたことを記しておこうと思う。

当初は、いわゆる通常の選挙様相を呈していた。

組織票無党派とは言え党派性での応援対立候補

いわゆる、従来の選挙として、前半は以下のような感じだった。

自民党大敗記憶に新しいが、小選挙区自民党の内紛が起きていたところが概ね負けていたことを思い出すと、清水貴之立候補表明あたりで少し不穏さを感じていたと思う。

ただ、良くも悪くもテレビ新聞マスメディアでは、齋藤が再出馬するとは、という論調であった。

そもそもで言えば、県議会が(維新も含めて)全会一致で県知事不信任決議をする、というのが異例だった。

民意と言えば聞こえは良いが、マスメディア報道を受けて支持母体から圧力が日々増しており、かかる火の粉を振り払った結果、というところだろう。

兵庫県で起きていたこと(後半戦)

立花孝志を中心とした、従来にない選挙戦の様相を呈してきた。

事ここに至って、齋藤元彦が県知事失職以前に取っていた言動が、功を奏していた。

齋藤元彦は、「公益通報に該当するとは思っていない」や「瑕疵はない」と述べており、発言一貫性があった。(端的に言えば過ちを認めて謝罪していない)

告発文書が7つの項目からなっているのであれば、本来マスメディアは、それぞれについて裏を取り、特に知事選挙や政治資金パーティーでの違法行為を追求すべきであった。

失職に至る経緯である告発文書報道が、主に理解やす視聴率を稼ぎやすパワハラとおねだりに集中していた点が、事態悪化させていた。

ハッキリとここで書いてしまえば、齋藤元彦の選挙戦略は至極全うである

街頭演説では、おおむね、前知事井戸敏三県政の無駄遣いの批判自身の県政でのお金の使い方(高校への投資企業との連携)の話、未来ある子供たちへの投資の重視などが語られている。

そもそもの前回の知事選挙でも、トップダウン式の井戸県政を嫌ったと評されるが、基本的には自民党分裂選挙であり、自民党の内紛と勢いのある維新への合流が生んだ結果と言うこともできる。

まり、現職なのでそもそも地盤はしっかりとあり、井戸敏三県政から路線変更を行って財政再建を行っていて、元々市町村とは折り合いが悪い、という点までは織り込み済みの状況である

マスメディア側に誤算があったとすれば、「パワハラぐらいみんなやってるだろ」とか「あの程度のおねだりは役得じゃないの」という市民の声がカメラの前で拾えるはずがない、という至極当然の目線を忘れていたからだと言える。

トップダウン井戸県政を嫌ったはずの齋藤県政で、強引とも言える市町への予算縮減などをもっとフォーカスして解説すべきだったと思う。

ハッキリ言えば、共産党以下は泡まつ候補である

逆に言えば、稲村と清水との分裂選挙と言える状況で、稲村和美陣営には手抜かりがあったと言われても仕方がない。

一本化を図ろうとした市町の連帯を示す文書は、明らかに遅かったし、清水貴之への根回しも済んでいるようには見えなかった。

兵庫県でおきていたこと(マスメディア

マスメディアによる齋藤元彦おろし成功している。通常こうした場合、再出馬や再選はあまり現実感が無い。

そのため、マスメディア側のいわゆる醜聞を集める準備期間がほぼなかった点がある。

また、全国的にも良く知られているが、関西圏維新に対しては通常親和的報道が行われる。

齋藤元彦は、前回の兵庫県知事時代に、自民党日本維新の会共闘して県政を行っていた。

マスメディアとして、及び腰になっていたのではないかという点は、指摘できると思う。

また、醜聞、いわゆるゴシップとして視聴率を稼ぎやすネタが、齋藤元彦を利するものであった点も報道が少ない理由の一つと言える。

(もしも前知事時代女性関係醜聞があれば、こぞって報道されていたであろうことは想像に難くない)

兵庫県以外でおきていたこと(SNS

デマ醜聞荒らしであり、聞くに堪えず、見るに堪えない。

しかし、コメント欄などを見ると、メディアに騙されていた、齋藤元彦を応援しますという声は少なからずあり、影響が無かったとは言えない。

また、街頭演説に限って観てみるとわかるが、明らかにトレーニングを受けた演説慣れした者と、あまり演説しなれていない者とハッキリわかれる。是非聞き比べて欲しい。

兵庫県知事選挙でおきていたこと(対立候補、対齋藤元彦陣営

いわば本音と建て前の、建前の部分で、各自失策している。

出直し選挙民意を問うでべきであるという逃げを打った県議会マスメディアは、再出馬されてしまった場合に、取りうる手段が無い。

現に、今回民意を反映して(少なくとも当選する程度の民意は得ている)知事に返り咲いた為、県議会は筋論としては協力せざるを得ない。

また、あまり話題になっていないが、辞任と失職では県知事任期に差があり、失職後に出直し選挙当選しているので、任期リセットされており、ここから4年の任期となる。

今後、兵庫県で起きること

恐らく、齋藤元彦兵庫県知事の元、今後も市町とは揉めながら県政を行っていくと思われる。

文書問題調査特別委員会通称百条委員会)については、粛々と聞き取り調査が進めらると思うが、おそらく公益通報には該当しない、パワーハラスメントに該当する行為はあった、給与自主返納あたりで手打ちになると思う。

これはあくまでも一般論だが、刺すべきタイミングで的確に刺せないと、政治ではうまくことが運ぶことは無い。

兵庫県警が公益通報として受け取らざるを得ない内容、厚生労働省調査せざるを得ない内容、法務省調査せざるを得ない内容として、それぞれピンポイント匿名通報し、マスメディアにも流した場合、結果は違ったように思う。

五百籏頭氏が傑物であったことに異論は無く、執務中の急性大動脈解離については痛ましいとしか言いようがなく、それがストレスを起因としたものであったかもしれないが、それを知事問題とするには飛躍が過ぎる。

繰り返しになるが、稲村和美へと票を投じた97万人がいたことを忘れてはいけない。ほぼ、齋藤元彦では無い人物というワンイシューで集まった票がこれほどの規模だったことを忘れずに話をして欲しいと思う。

雑感

立花孝志の選挙戦略が当たったのではないかという話があったが、そもそもで言うと県議会が推す候補が一本化できていない(稲村と清水に分かれていた)点に問題があった。

単純な算数だが、対立候補が稲村和美(と共産党)だけだった場合当選していたのは稲村和美であった。

また、簡単に辞職を迫りすぎていた点にも問題があった。

県知事任期は4年であり、第53代兵庫県知事齋藤元彦は、2021年8月1日付に県知事になったので、ほうっておいても2025年7月末には任期を迎えた。

文書問題調査特別委員会が設置されたのであれば、この調査結果を待ってから辞職を迫るのが筋であった。

マスメディアの大変良くない点だと常々思っているが、加熱した報道で辞職を迫るのはいい加減どうにかならないか。それは報道では無く扇動である。また辞職は罪を償う手段ではない。

齋藤元彦が、井戸敏三県政を嫌っていることは外部からもうかがい知ることが出来るし、法律上はどうあれいわゆるパワハラ日常的に行っていたであろうことも百条委アンケート結果からは伺い知ることが出来る。

ただ、それを告発する為にとった手法公益通報に該当するのか、内容が真実だったとして法律上の罪に問われるものなのかは、また別の問題である

そういう、法律上はどうあれ報道され一部でも事実があり実害が出たのであれば責任を取って辞めるべきだという、マスコミを利用した政治手法が、うまくいかなくなった結果だと考えている。

(贔屓目に見ても怪文書しか言いようのないあの告発文書でここまでの騒動になるのだから、実情はさらに酷いのだろうと思うが、それは司法飛ばし私刑を行って良い理由にはならない)

蛇足

風向きで辞任を迫ったり、風向きでついたり離れたりしていると、触れるメディアから情報で同様に風向きが変わるのは当たり前だろう。

返す返すも、百条委の結果を待って、結論が出てから辞任を迫っていれば違っていたように思う。

パワハラ認定がなされたあとの再選と、パワハラ疑いの再選は大きな隔たりがある。

パワーハラスメントは、録音録画を行えば証明できるような単純なものでは無い。うっかりパワハラではないとされた時に、職も信用も失う危険行為なのだ

そして、パワハラを行う人間は、誰がやったかからないような不特定多数がいるような場所パワハラをしない。通常、パワハラは録音データ漏れしまえば即特定されるのだ。

そして、日本マスメディアには信用が無い。暴露は得意だが保護は不得意だ。

そうすると、パワハラ日常的に行われるのに、職を失いたくないから何の証拠も出てこないという状況が容易に起こりうる。

立花孝志の選挙戦略は、その点をピンポイントで突いたものだ。

従来のマスコミゴシップと同様の効果を、ほぼ単独で行えた点にこそ、大きな価値が出てしまった。

ただ、逆に言えば、事実に基づき、政策判断してほしいというような選挙戦略には、付け入る隙は無い。

やはり、そろそろマスメディア私刑として機能し、首長を叩き辞任させようとする傾向は慎むべきなのだと思う。

辞任以外の落としどころを作らない限り、また同様のメディアスクラムが起きた時に、立花孝志はおそらく違う手法で望んだ結果を得るだろうと思う。

実際の所、流れた情報の何が本当で、何がデマなのかは誰にも判断できず、なにが正しいのか理解できている人はほぼいないと思われます

とにもかくにも、立花氏の戦略が、今の時代を的確に捉えており、柔軟に対応できたことが大きいと思われます

従来の選挙戦略では到底太刀打ちができない、新しい選挙のやり方が生まれてきたなという感想です。

私にも見えてない部分が多くありますので、他の方の分析も知りたいです。

https://anond.hatelabo.jp/20241118092831

ちなみに草津の件と兵庫県知事不信任って整合性取れるの?

冤罪か否か捜査裁判で明らかになる前にリコール

パワハラの有無やその内容について百条委で明らかになる前に不信任

 

ふと思ったんだがこの2つって似てない?

まぁ双方それぞれ違う部分は有るし、リコールと不信任でどちらの方が穏当というか適切な手続きなのかも分からないので、

恐らくこの2件について片方を批判して片方を擁護する人にはその人なりの理屈があるんだと思う。その理屈を知りたい。

恐らく両側(草津の件を擁護兵庫の件を批判する人と、草津の件を批判兵庫の件を擁護する人)が居て、どちらもそれなりの理屈自分達の中では持っているのだろうから、両方見てみたい。ので見せてくれ!

(お前自身はどうなんだと言われそうだけど、自分草津の件はまずかった+斎藤パワハラしてたんじゃないかなぁ、と思ってるので、リコールも不信任も仕方ないんじゃね?派かなぁ)

ワイ兵庫県民やが今回メチャクチャしんどかった

斎藤は最低限の範囲で見ても公益通報潰しとかパワハラとかあるし、今回はさすがに(尼崎暴力団排除の実績出しとる)稲村が安牌やと思って入れたんやけど、

つの間にか選挙が「ネットvsオールドメディア」の構図になってて、自分の周りでも斎藤権力に立ち向かったヒーローみたいな扱いになり始めててんな(ワイのマッマとか叔母とか)


しかもワイ自身、(斎藤パソナ維新自民バックアップ受け取るからずっと疑ってたけど)百条委有罪ゴリ押し裁判パワハラ証拠の音声無しはさすがに怪しいと思ったし、

NHK党は(無知な頃は応援してたけど)ゴロツキの集まりやと思って嫌ってたが、最終日の三日前に兵庫22市長が一斉に稲村支持に回ったのも疑念デカすぎてんな

自分が最低限見えてる範囲で正しいと思った判断根底から違ってるかもしれへん、稲村はヤバいかもしれへん、でも斎藤政策パワハラも支持できんし権力に立ち向かったようにも見えへん

で、最終的に斎藤が勝ったときは「稲村に入れた自分の方が間違ってたんか?よかれと思って稲村に入れたワイは権力側に加担してしまったんか?ワイは選挙に行くべきじゃなかったんか?」とすら思った


石丸タマキンで盛り上がってた頃は一方のことしか考えなくていいし政治ネタしかったけど

今回どっちの動きも不可解で自分でも何が正しい情報なのかよくわからなくなった

真相がまだ解明されてないからどっちが勝っても負けてもモヤモヤ凄いのもあるし

なんかもう、自分の県でこんなことになるとは思わんかったし、次からネットテレビ政治ネタとは距離置いて生きたい...ってなったマジで

斎藤氏のせいで元局長自死」「公益通報だったのに懲戒処分」という当初の報道の前提が間違っていたと判明した。

百条委秘密会)で副知事証言した音声がネット上に出た。

それによると自死した元局長は今までも怪文書を流し、今回も政権転覆を狙っていた証拠がでた。

斎藤氏を排除した後の幹部人事案まであったという。


あれは単なる怪文書公益通報違反は問えなくなった。

加えて百条委員会の結論が出ていないのに不信任決議をした議会の謀略や杜撰匿名職員アンケートの公開も批判される。

おねだりもパワハラ証拠がない。

となると県民は「議会が無理に百条委を設置し、改革を進める斎藤氏を排除するため印象操作をした」と理解した。

その結果、連日、街頭演説には多数の人が押し掛ける異例の盛り上がりになった。

マスコミはこの事情を報じないが、有力議員クラブ記者圧力をかけていることも判明。これがまた議会マスコミ批判につながっている

2024-11-16

anond:20241116151110

人の過去だけを見て悪いと断じるのはおかしいと思う。

泉房穂氏も、斎藤知事パワハラを痛切に批判しているよ。

泉房穂氏、斎藤兵庫県知事パワハラ疑惑で苦言 「知事は脈々と官僚出身県庁“ヨイショ体質”が…」

https://news.yahoo.co.jp/articles/a3752194071c2bbe1e43cda0061bf829c9b8f265

 斎藤知事尋問で、職員に対するパワハラ自体を認めずに、「至らない点はあった。過去は取り戻せないので、もっと良い知事としてやっていく。言動はより慎重に、襟を正していく」と、反省言葉を述べつつ続投への思いを口にした。

 こうした斎藤知事言葉に、泉氏は「本人は開き直っている。『自分が悪い』とは全く思ってない。むしろ自分被害者のような感じだ」との印象を持ったという。

 そして、「最後まで(パワハラなどの疑惑を)認めないだろう。時間が経っても、スタンスは変わらない。(百条委を)漫然と続けても平行線をたどるだけ。今後、事実が明らかになるのは難しい」と述べた。

 さらに、「政治家必要なのは、(ドイツ政治学者マックスウェーバーが言うように)情熱判断力、そして責任感。斎藤知事には責任感が欠けている。責任転嫁、という言い方のほうが良いかも知れない」と指摘した。

 そのうえで、「次のステージとして不信任決議案提出という流れになるだろう。県議会の動きが注目される」とした。

 泉氏はこうした事象について、「こうした“モンスター知事”を生み出したのは、古い兵庫県庁の体質も原因だ」とも指摘した。

 「兵庫県では、1962年から62年間も、官僚出身者が脈々と知事であり続けている。これは全国でも珍しい。こうした土壌で、職員知事を『ヨイショ』する、持ち上げる文化が、こうさせてしまったのではないか斎藤知事本人のみならず、兵庫県庁組織自体が本当に県民を見ているのか、今の時代に合った政治をしているのかと思う」 と、自身明石市長だった12年間の政治家時代と重ね合わせた。

 そのうえで、「知事だけを変えれば良くなるという問題ではない。県庁組織としての体質が変わらなければ」と述べた。

斎藤知事の下の名前「元彦」に思うところもあると表明している。

https://x.com/izumi_akashi/status/1832384122167407034

泉 房穂(いずみ ふさほ)

@izumi_akashi

斎藤元彦知事」の「元彦」という名前の元となった「金井元彦知事」は、優生思想に基づいて『不幸な子どもが生まれない運動』を提唱し、障害者の見殺しも含めた理不尽差別政策を、兵庫県庁をあげて強硬推し進めた人物。正直、何かと思うところもある・・・ https://news.yahoo.co.jp/articles/41ac1d7e044a89c4ca4e28ba2c3dd4931a832115



これを読んで、私だったら自分の子供に「元彦」より「房穂」って名前を付けたいなと思ったよ。

何が何でも東大出や医学部などのエリートになってほしい訳じゃない。

泉房穂氏のように、弱い人のために動き、強い者には強い言葉であらがえる力を持った子に育ってほしい。

2024-11-05

2024年兵庫県知事選挙について

パワハラとおねだりを繰り返し、全く反省の色を見せず、

道義的責任が何かわからない』とまで言い放つ、知事として適性を欠いた斎藤元彦知事は、

全会一致で県議会から不信任決議を受けた。

今回の兵庫県知事選挙は、早い話が知事をクビになった斎藤氏の代わりの知事を選ぶ選挙な訳だが、

あろうことか斎藤氏はこれに立候補し、再選を目指すという。

そして、今回、斎藤陣営(正確に言えば斎藤に味方した立花孝志氏)が

斎藤氏を告発した文書作成し、後に自殺した元県民局長が〇〇していた」ことを暴露し、

自分個人プライバシーをあげつらうのが目的ではないので、伏字にする。

これ見てて知らない人がいたら適当にググってくれればいい)

さらには

改革に反発した県職員斎藤を引きずり降ろそうと画策し、これにマスコミが加担した。

職員・県会議員・マスコミは全員既得権益側のグルであり、

斎藤元彦は既得権益にハメられた被害者であり正義の味方

こんなような論を展開している。

これについて自分の考えを述べる。

私は一兵庫県民であり、民間企業で働くサラリーマンです。

(なので公務員でも既得権益でもないよ)

概要


自殺した元県民局長が〇〇していようがいまいが、斎藤氏がパワハラとおねだりを繰り返し、
知事として適性を全く欠いていることに何ら変わりはない

ネット書き込みでは、

「今まで斎藤はとんでもなく悪い奴だと思っていたが、真実に目覚めて180度見方が変わった。

彼こそが知事にふさわしく、正義の味方だ」

という風潮が生まれているが、落ち着いて考えてみると、どう考えてもおかしい。

自殺した元県民局長が〇〇していたかどうか」

と「斎藤元彦が知事として相応しいか」は全く関係がない。

彼はあくまきっかけとして外部に斎藤氏の告発文書を作って配布しただけであり、

彼が聖人君子でなくてもプライベートで〇〇してようが何ら関係がないのである

彼の作った告発文書あくまきっかけであり、その後の調査百条委員会

斎藤氏の知事として不適切言動は明らかにされており、それは告発者の人格自殺動機とは関係がない。

自民から共産まで幅広く100人近くいる県会議員全員が彼を知事として不適格と判断している。

それは今まで明らかになった公知の事実からくるものであり、

直接関係ない暴露一つでオセロで黒を全部白にするように全ての事実がひっくり変えるわけがない。

以下、想定問答

斎藤氏がパワハラをしていたというのは職員マスコミグルになって作り上げた捏造

斎藤氏が車両通行禁止区間を20m歩かされたことで職員を怒鳴り散らした(本人曰く「強く注意した」)

ことは本人も認めており、捏造ではない。

職員に対して気に入らないことがあると机を叩いたり物を投げたりすることも本人が認めている。

パワハラした録音がないので、パワハラは無かった

そもそも事実関係として、20m歩かされたことで「強く注意」したり、ことあるごとに物を投げたりしたこと

本人も認めており、事実関係に争いはないので、録音は必要ない。

録音が必要なのは、言った言わないの話になった時だけでしょ。

せいぜい争点となるのは、

「20m歩かされたりエレベータが閉まったりしたこと職員を注意するのは職務上適切な注意と言えるか」

くらい。

おねだりは職員捏造

手土産として用意されたカニ随行職員が断ったにもかかわらず、

他の職員の分も含めて持ち帰った」ことは知事本人も認めており、捏造ではない。

また、おねだりについては、ワインをおねだりする録音は存在する。

彼が職位を利用して県内の様々な箇所に利益供与要求したことはもはや疑う余地はない。

斎藤知事を辞めさせると県立大学無償化が無くなる。それでもいいのか。

いいですよ?

自分の子供が兵庫県立大学に通う可能性はない。

勉強を頑張った神戸大学生は学費を払い、兵庫県立大学は学費を払わないというのはおかしい。

「全体の学生の中で、わずか2パーセントしか恩恵を受けられず、不公平。やるべきではなかった」

https://news.yahoo.co.jp/articles/f9cb8d7292a140952e2041491cbc10a5fb95ed7e

との神戸市長意見に完全に同意する。

斎藤知事を辞めさせると1000億円の新庁舎建設される。それでもいいのか。

いいですよ?

そもそも、「職員の4割をリモートワークさせて必要になる庁舎を小さくして財政削減」

という斎藤案が民間で働いている自分には理解しがたい。

少なくとも自分会社では、リモートワークしている人も職場自分の机は存在している。

役所にも「自分の机にしまってある自分書類」があることは想像に難くなく、

業務が非効率化するのでやめてほしい」との職員の声の方が自分には共感ができる。

4割リモートワークさせようが、職員全員分の机は必要であり、そのための経費は必要な経費だと思う。

そのために1000憶円が適性価格なのかは自分は詳しくないので知らないが、

斎藤案をこのまま進めるべきでないのは自分でも十分理解できる。

対抗馬の稲村和美左翼

12尼崎市長をソツなく勤め上げたのだから心配ないんじゃないですかね。

隣で見ていた西宮市長太鼓判を押しているので、市長として優秀だったんだと思う。

https://toshiro.jp/2024/10/31/4498/

身近で見ていた県会議員全員から不適格とみなされた斎藤知事とは大違い。

似たような話として民主党出身千葉市長→千葉県知事熊谷氏も名市長として名高いし。

というか、左翼政権とって問題になるのって、

議会との協調が出来ず、業務が停滞する(田中康夫)とか

職員コミュニケーションができず、現場疲弊する(長妻昭)とか、

そういう弊害が起きた時で、むしろ斎藤氏がもし再選されたときの方がそういう懸念が大きいのでは。

稲村和美外国人参政権を推進

何を根拠に言っているのか知らないけど(興味もない)

市長12年やってやらなかったことを知事4年でするとも思えないし、

今度は自民党がバックについているので、自民党が本気で嫌がることはしないんじゃないですかね。

斎藤氏も立花氏も最初告発文書公益通報ではなく、ただの怪文書だと言っている

刑事裁判被告人の言うことが全て100%認められるのなら刑事事件有罪存在しない。

多くの弁護士最初告発文書公益通報として認められると指摘しているので、

最低でも慎重に対処すべき案件であった。

また、百条委員会告発文書真実があったことは明らかになっている。

本当にただの怪文書なら誰も本気にしないのだから犯人探しなどせずに

しかるべき機関に任せればそれでよかったはず。


自殺した元県民局長は〇〇していた。だから自殺の原因は斎藤氏が原因ではない。
から斎藤氏は悪くない。

もし〇〇していたことが本当でも、「死をもって抗議する」を普通に解釈するのなら、

斎藤側が元県民局長を調べ上げるときパソコン押収し、そこで

県民局長プライベートを知り、『斎藤側に不利な証言をするのなら秘密暴露する』等脅されたので

そういうことになった」

ということであるはず。

副次的に知ったプライベートなことを目的外に使うのは完全な守秘義務違反である

また、斎藤側の対応不適切であったこと、そのために死者が出たことに何ら変わりはない。

百条委員長の奥谷議員は元県民局長の〇〇を知っていて隠していた

奥谷議員がある程度の事情を知っていて隠していた(知らないと嘘をついた)

可能性はそこそこあると思うが、それは普通に考えれば

斎藤知事資質を問うのに直接関係の無い個人プライバシーが世に出るのを抑えたかった」

からでしょ。

議員マスコミ全員がグルになって斎藤に有利な情報を隠していた」

なんてのはただの妄想

以下、自分の話

実体験としての斎藤知事

県民ではあるが、兵庫県は広く、知事は遠い存在だった。

少なくても自分は(極悪人ということになっている)井戸県政に何の不満もなかった。

告発文書が出る前、自分斎藤知事意識したのは、プレミアム付きデジタル商品券はばタンPay」

ポスター斎藤知事顔写真掲載されていたときだった。

その時の感想として、

「なんでこんなところに知事写真があるんだ。この知事自分大好き人間だな」

というものだった。

他にも、街や公共機関に以前あったはばたん(兵庫県ゆるキャラ)のイラストが軒並み

斎藤知事顔写真に変更されており、

自分の肌感覚として、斎藤知事のことを

権力をかさに県の業務自分顔写真宣伝する自分大好き人間

いう感覚を持っていた。

なので、一連のパワハラ職員自分を最恵待遇しないと職員に怒る)

報道されたときは、自分の肌感覚と一致していたので、全く違和感が無かった。

県民のためという信念を持ち、既得権益にまみれた職員と戦う権力基盤が無い県知事

自分と直接関係ない県の業務自分顔写真掲載させない。

県民のためという信念を持ち、既得権益にまみれた職員と戦う権力基盤が無い県知事

は20m歩かされたからと「職員を強く注意」しない。

これが一連の陰謀論自分が信じられない大きな理由だと思う。

以上の意見文句がある陰謀論を信じた方は反論ください。

それ以外の人でも、この文章兵庫県民に見せて感想をもらってくれるとうれしいです。

追記

返事書いた

https://anond.hatelabo.jp/20241108003201

2024-11-02

兵庫県知事選立花が出している情報斎藤元彦の見方が180度変わった

# 昨日までの認識

はてブでも斎藤元彦ボロクソやなあ。

Wikipediaでも無茶苦茶

兵庫県政に詳しそうな泉房穂もボロクソに言ってる。

公益通報者保護観点だけでもアウトやろ。

次は稲村さんになるんだろうな。

# 現在の考え

いやこれまた斎藤にしないと逆にダメだろ!

# おそらく事実と思われる内容

県民局長最初マスコミに送った告発文の内容は当事者ではない又聞き情報ばかりで公益通報に当たらない、ただの怪文書

よって公営通報保護をする必要性がなく、単なる知事への名誉毀損

斎藤はこのことを県の弁護士確認の上で動いている。

その後、県の公益通報窓口に送ったが、こちらは内容が違う模様で、少しの事実が含まれている。

詳しくはこちらに分かりやすくまとまっている。

https://www.ytv.co.jp/miyaneya/article/page_fhpkx0lvrkrx1wb6.html

ただ、元県民局長百条委員会の直前になくなる理由タイミング的に謎だった。

百条委員会で堂々と表現すればいいのに、なぜこのタイミング

で、昨夜のReHacQを見て立花が言っていることに誰もまともに反論できないので

https://www.youtube.com/live/b-bNBgMhpNM

気になって彼のYouTubeをみた。

https://youtu.be/oaD8ngmm99w

# 以下は立花から出てきた情報

立花真実を伝えるために立候補しただけなので自分には投票しないでほしいという立場。(新しい…)

県議会議員などから証拠付きでリークがあった。

押収された県のPCに元県民局長過去10年で10人の女性職員卑猥行為があった日記写真の記録があった。

10年で10人の女性職員不倫というのが不自然なため、人事権を持つ元県民局長職員という関係からこちらがパワハラセクハラ可能性が高い。

百条委員会に出るとこれが明るみに出るので自殺したのではないか

百条委員会の内容がオープンにされないのは、これがおおやけに出ると斎藤が有利になるからと思われる。

斎藤県庁建替え1000億円の大規模公共事業を中止したり、天下りにメスを入れたため、引きずり下ろしたい既得権益者たちが元県民局長を使って仕掛けた。

ちなみに元県民局長天下り予定だった。

しか百条委でもパワハラ事実が出てこず、「なぜか告発者が死んだからお前が悪いんだろう」という疑いのみで現在に至っている。

他にも立花街頭演説動画もみた。

https://youtu.be/r6aaclqNfNI

なんかしっくりきてなかったことが繋がった感覚があった。

よくわからない箇所が多い映画を見たあとに考察動画を見て「そうだったのか!」とわかった感覚と似ていた。

ちなみに有力候補の稲村さんは悪い候補者ではないかもしれないが、県庁建替え1000億円の大規模公共事業必要、という意見の人なので、たぶん斎藤のように利権にメスを入れるタイプではなさそう。

よって、

いやこれまた斎藤にしないと逆にダメだろ!

と思っている。

ReHacQの最後斎藤がしていた話

「今回の選挙はこれから日本のあり方を変えていく選挙になる」

大げさだなあと思っていたが、既得権益者+マスコミ連合がどこまで国民県民を騙せるか、県民が騙されないか、という構図なら意味が分かる。

大人ってこわいなあー

2024-09-07

anond:20240907094826

維新も推薦していたし、疑惑発覚当初に距離を置いた自民党と、積極的知事を守りにいった維新で、斎藤知事維新イメージがついた。

そのせいで維新の人気が落ちて今になって斎藤知事落としに方針変更してるけど。

>>

疑惑発覚当初、維新県議団は百条委の設置に反対。党の共同代表を務める吉村洋文大阪府知事も、責任追及より真相解明を優先する立場を示していた。

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