イベント「ブックンロール」と仙台行きを終え、やや燃え尽き気味の空犬です。6月はこれらで忙しかったので、その間の疲れが今ごろになって一気にきたんでしょうか、どうも体調がよくなくて、朝、電車を寝過ごしたりを連発、微熱が続いたりして、まったく我ながら弱っちいことで困ったものです……。
さて、2011年もあっというまに半分を過ぎ、いよいよ7月ですね。久しぶりに書店の開店・閉店関連をまとめます。
まずは、開店から。本日7/1に開店予定とされていた、ツタヤ大崎駅前店は、7/15(金)に開店が延期となったそうです。同店のツイッター(@TSUTAYA_OSAKI)には、こんなふうにありました。《皆さまにお詫びがございます。工事の遅れがありオープン予定日が7月1日から7月15日に変更になります。多数の皆さまにご期待頂いていたのに申し訳ございません。準備期間が延びたので、さらに良い売場にすべく進めて参りますのでよろしくお願い致します。》
震災からまだ3月ほど、節電節電が叫ばれるなかでの開店準備作業は素人の想像をこえる大変なものだったことでしょう。多少の遅れはしかたないですよね。いいお店になるのを期待したいですね。
明日7/2は、新宿にアニメイトがオープンです。場所は、さくらやホビー館跡。つまり、紀伊國屋書店新宿本店のすぐそばですよ。
↑数日前に撮った同店の外観。店内の棚にはずらりと商品が並んでいるのが外から見え、いつでもオープンできそうな様子でした。
開店前の店内の様子を、たくさんの写真で詳細にレポートした記事がありました。「コミックは新宿最大級の品揃え、「アニメイト新宿」店内レポート」(7/1 GIGAZINE)。この記事を見るかぎり、なかなか強力な品揃え。これは近隣の書店、とくに紀伊國屋書店新宿本店のコミック売り場や、DVDショップ「フォレスト」に大きな影響が出そうな感じ。
アニメイト、このお店で100店目だそうです。そんなにたくさんの店舗があるなんて、コミック読みでもアニメファンでもない空犬はぜんぜん知らなかったので、ちょっと驚きです。驚きと言えば、このニュースにも驚きました。「書泉がアニメイトの傘下に。」(6/29 文化通信速報版)。このニュースが流れる少し前に、業界の知り合いから噂レベルの情報を聞いていたんですが、ちょっとびっくりですね。
書泉と言えば、神保町を代表する新刊書店の1つ、ランドマークの1つですよね。神保町の大型書店は、ほかに三省堂書店神保町本店、東京堂書店がありますが、オールラウンダーの三省堂、文芸・人文などの品揃えでうるさがたの本好きに人気の東京堂に比べ、書泉の2店は、コミックや写真集や鉄道関連など、コアでオタでマニアックな品揃えで知られるお店。かわいいしおりやカバー、とってのついた袋も人気がありますよね。3店がそれぞれ徒歩で2、3分ほどの距離にありながら、見事に棲み分けができていたんですよね。
書泉は現在、神保町の2店(グランデ・ブックマート)と、秋葉原(ブックタワー)の3店。以前は、西葛西と川口(ブックドーム)にもありましたが、いずれも2008年に閉店。閉店にリニューアルが続き、いろいろ大変なのではないかと思ってはいましたが、まさかアニメイトに買収されることになるとは……。まだ、詳細な情報がないため、くわしいことはわかりませんが、何かわかりましたら、また空犬通信で取りあげるかもしれません。
リニューアルも一件。ずっと駅の改装工事が続いていた、小田急・千代田線の代々木上原駅。ガード下を抜けたところにあった文教堂代々木上原駅店が移転、改装になったようですね。アコルデ代々木上原の2階になったようです。アコルデの改装については、東京メトロのプレスリリースがあります(PDFファイルです)。
文教堂自体の移転後の詳細は、よくわからないのですが、サイトにあがっている写真はリニューアル後のものでしょうか。たまに仕事で行く街なので、近くのぞきにいってみようと思います。
最後は、いずれも昨日6/30で閉店となってしまったお店を2店。まずは、こちら。「青山ブックセンター六本木ヒルズ店 閉店のお知らせ」。
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