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空犬通信

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三鷹の夜☆月いち読書会(第39回)……三鷹で読書会が開催されます

三鷹ネットワーク大学主催の読書会。12月開催の第39回の案内が出ました。


    三鷹の夜☆月いち読書会(第39回)――科学と文学の間(あわい)
    日時:2024年12月6日(金)19:00~20:30
    会場:三鷹ネットワーク大学
    受講料:500円

《年齢や地域や分野の壁を越えて、すべての市民の皆さまに開かれた大学》をうたう三鷹市の三鷹ネットワーク大学が主催する読書会です。詳細は継続が決まったときに書いた記事および大学のサイトをご覧ください。



これまで本読書会の課題作品はひと月での読みやすさを考慮し、短篇または中篇としてきましたが、長いものも読んでみたい、というご意見もありましたので、今回は初めて長編作品を取り上げます。ロバート・A・ハインライン『夏への扉』。タイムトラベルに恋愛をからめ、しかも猫が登場と、日本人好みの要素がそろったせいか、日本ではSFのオールタイムベストを選ぶ企画では海外長編の上位の常連だった作品です。SFの入門にもぴったりな人気作を一緒に読んでみましょう。


今回の課題作、入手しやすい版には2種あります。『夏への扉〔新版〕』(ハヤカワ文庫SF)『夏への扉〔新訳版〕』(早川書房)。前者は猫ピートの後頭部(という言い方もなんですが)の表紙イラストで長く親しまれてきた福島正実訳の新版。後者は小尾芙佐による新訳版です。どちらの版
でも問題ありませんし、今なお愛好者が多いとされる旧版でももちろん問題ありません。


ロバート・A・ハインラインは、アメリカだけでなくSF界全体を代表するSF作家の一人。アイザック・アシモフ、アーサー・C・クラークらとならんでビッグスリーと呼ばれたりもしました。代表作は『宇宙の戦士』『月は無慈悲な夜の女王』(以上、ハヤカワ文庫SF)『異星の客』(創元SF文庫)など。短篇の名手でもあり、ジュブナイルも手がけるなど、幅広い作風で数多くの作品を残しました。映像化された作品も複数あります。



申し込みの受付期間は11/5から12/5まで。くわしくは三鷹ネットワーク大学のイベント案内ページをご覧ください。



この読書会は、以下の3部構成です。
第1部 参加者のみなさんの感想・意見など(30分程度)
第2部 第1部で出た感想・意見をもとにしたディスカッション(30分程度)
第3部 講師による解説・まとめ(30分程度)


参加者による交流の場として、読書会終了後に、近隣の飲食店に場所を移し、交流会を開いています。興味のある方は当日、講師におたずねください。


本読書会では読みやすさを考慮し、課題作品に短篇・中篇を取り上げています。収録されている本に他の短篇・中篇が掲載されている場合、課題作品以外の作品は未読でもかまいません。


課題作品は読んでから参加いただくのがいいかと思いますが、時間がなくて読めなかった、読んだけどよくわからなかった、という場合でも、気軽にご参加ください。とくに、よくわからない点があったり、疑問に思った点があったり、作品の良さがわからなかったり、といった方は、ぜひ読書会に参加して、他の方の読みや意見・感想を聞いてみるといいと思います。


その他、これまでに寄せられた質問などを別記事にまとめています。読書会ってどんなものなのかよくわからない、ハードルが高いのでは、何かちゃんとした意見を言えないとダメなのでは、などと、気になることがある方は、そんなことはまったくありませんので、ぜひそちらの記事をご覧ください。

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