今年出会った本の振り返り、続きです。
ノンフィクションでは、好きなポピュラーサイエンスものをたくさん買い、読みもしたのですが、多くが途中になってしまったので、ここで、これがおもしろかった!と自信を持ってあげにくいのが残念。というか、ちゃんと読まないといけませんね……。
文庫では、宮田親平さん『「科学者の楽園」をつくった男 大河内正敏と理化学研究所』(河出文庫)を、新書では嘉数次人さん『天文学者たちの江戸時代 暦・宇宙観の大転換』(ちくま新書)を大変おもしろく読みました。
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先日、家族で食事しながら、今年よかった本・印象に残った本をお互いに上げあったんですが、そんなふうに、本の話ができる相手がいると、自分がこの1年、どんな本を読んできたのか、何を読み逃したのかを振り返るいいきっかけになりますね。
自分の覚えも兼ねて、今年出会ったたくさんの本のなかから印象に残った本をざっとあげてみたいと思います(単独記事で紹介したものはのぞきます)。以前は、読んだ本の書誌情報を記録していたので、年末に、その年に読んだ本を振り返るのは簡単だったんですが、記録をやめてしまったので、読了本のリストアップができなくなってしまいました。ですので、以下は、自分のブログやツイッターを参考にしながら、大ざっぱに振り返っただけのもので、漏れがたくさんあるかもしれません。
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大好きなマンガの新作(といっても新装版なんですが)が出ると、それがたとえ、以前に持っているものとの重なりを含むものであっても、やっぱり買ってしまいますよね。
タイトルに20周年記念とあるのは、版元の内容紹介によれば《「さすらいのレコスケ」の連載開始からちょうど20年になるのを記念して》刊行された版だからとのこと。今回の版について版元の内容紹介を続けると、《2007年に刊行した『COMPLETE EDITION』以後に描かれた「レコスケくん」は、94ページ分! 当社以外の出版物に掲載した作品やweb用の作品もすべて収録し、装丁も一新しました》となっています。
【“レコードマンガの最高峰!……『レコスケくん』の20周年記念版が出ました”の続きを読む】
ウルトラマンオーブが終わってしまいましたね。ウルトラマンXにも楽しませてもらいましたが、ウルトラマンオーブも、昭和ウルトラ世代のオールドファンにも楽しめる、いいシリーズでしたね。わずか25話で終わってしまったのは大変残念なんですが、来年3月に予定されている劇場版を楽しみに待ちたいと思います。
さて、今年もいろいろ特撮関連の出版物が出ましたが、この冬は重要な特撮本が続きましたね。
【“怪獣少年、飛翔、現場……この冬続けて刊行された特撮関連本たち”の続きを読む】
しばらく前のことになりますが、臨時収入(といっても、本やCDや楽器類を処分しただけなんですが)があったので、ブログや時折ある頼まれ文の入力用に、以前から気になっていたポメラを購入しました。かわいい系の怪獣の名前みたいですが(そんなことを思うのは特撮者だけか)、デジタルメモ、テキスト入力マシンですね。
スマホもタブレットも、1台でなんでもできるスーパーマシン化しているこの時世に、テキスト入力専用機かよ、などと言われてしまいそうですが、専用機というのがいいんですよね。
【“入力専用機が大変快適なのです”の続きを読む】
すぐにも紹介したいと思いつつ、機会を逸していました。
このような物語です。ちょっと長くなりますが版元の内容紹介を引きます。
【“本屋さんが舞台のものがたり……村山早紀さん『桜風堂ものがたり』”の続きを読む】
続けて本屋さんの、それも自分の好きな本屋さんの閉店を記事にしなくてはならないとは……。
東京・阿佐ヶ谷の書原阿佐ヶ谷店が来年2月に閉店となることが、先日、文化通信で報じられました。「書原(東京)、来年2月に阿佐ヶ谷店を閉店へ」(12/28 文化通信)。
記事を引きます。《書原は2017年2月中旬に東京・杉並区の本店、阿佐ヶ谷店を退店する。入居するビルが耐震強度不足で取り壊しになる。本社機能はつつじヶ丘店(調布市)に移す》。
本稿執筆時点では、会社のサイトには、閉店と本社移転に関する情報はあがっていませんし、文館通信のほうは、続きは有料会員登録が必要なため、記事の全文を読めていないため、くわしいことはわかりません。記事冒頭部分にある通り、閉店の理由は建物の耐震強度とのこと。売上不振などが原因ではないことにはほっとさせられるものの、阿佐ヶ谷店がなくなってしまうという事実には変わりがありませんからね。同店に熱心に通っていたこともある本屋好きとしては、やはり、残念です。とても。
【“東京・阿佐ヶ谷の名店、書原阿佐ヶ谷店が来年2月に閉店に”の続きを読む】
唖然とするほかないものが次々に出てきます。
ハマザキカクさんが手がけた『いんちきおもちゃ図鑑』(←大好きです;笑)を思わせる、ハマザキカクさんらしいとしか言いようのない、おもしろ図鑑。
【“中国のすごすぎる遊園地たち……『中国遊園地大図鑑 北部編』”の続きを読む】
しばらく前に、神保町の新刊書店、岩波ブックセンターの閉店について書いたばかりだというのに、またしても神保町の書店関連で、悲しいニュースが飛び込んできました。児童書の専門店、ブックハウス神保町が来年の2月に閉店になるそうです。
↑お店の外観。昨日12/28の様子で、水曜日のため定休でした。店頭に貼り紙が出ています。
同店のサイトにも「閉店のお知らせ」が出ています。《ブックハウス神保町は2005年の開店から11年間に渡り、児童書専門店として皆さまにご愛顧いただいて参りましたが、諸般の事情により2017年2月20日(月)をもちまして閉店させていただくことになりました》。
【“神保町の児童書専門店、ブックハウス神保町が来年2月で閉店に”の続きを読む】
熊本の野鳥の記事をまとめたら、これを紹介するのを忘れていたことを思い出しました。
野鳥好きとしては、発売前から気になっていた1枚でした。
ヴァン・モリソン、36作目のアルバム。デビュー50周年で、このアルバム数。一線で活躍し続けるだけでも大変な音楽業界で、このキャリアはすごいですね。
【“ヴァン・モリソンの新作と、野鳥レコードジャケたち【更新】”の続きを読む】
前回からずいぶん間が空いてしまったのですが、熊本旅行の際に、現地で見聞きしてきた本屋さん・本以外のこと・場所について落ち穂拾い的にまとめます。これから熊本を訪問しようという方の参考に多少なりともなればということで。
本屋さん・本以外としましたが、熊本県立図書館を訪問してきたことは報告していたほうがいいでしょう。
地震の影響で一部のみの開館となっている旨は報道で知っていましたが、同じ施設内にあるというくまもと文学・歴史館も見ておきたかったので、雨の中、訪ねてきました。
↑くまもと文学・歴史館。
場所は、後述する水前寺公園のすぐそば。熊本の中心部から市電またはバス+徒歩で簡単にアクセスすることができます。平成28年1月に開館とありますから、できたばかりで被災ということになってしまったわけですね。
【“くまもと歴史・文学館、くまモンスクエア、江津湖公園……熊本レポート補遺+熊本の野鳥”の続きを読む】
熊本の本屋さんではたくさん買い物をしてきたんですが、全部を紹介するのは大変なので、うち、熊本や九州に関係のある本の一部を紹介したいと思います。
版元のサイトによれば、こんな本です。《明治40年の盛夏,東京新詩社の雑誌『明星』に集う若き詩人達,北原白秋,太田正雄(木下杢太郎),平野萬里,吉井勇の4人が主宰者与謝野寛との五人づれで旅に出た.長崎,平戸,島原,天草と南蛮文化を探訪し,阿蘇に登り柳川に遊ぶ.交代で執筆した紀行文は新聞連載され,日本耽美派文学の出発点となった》。
【“熊本の本屋さんで買ってきた本たち”の続きを読む】
熊本で訪ねてきた本屋さんのレポート、続きです。今回は古書店を紹介します。
明治10年創業の老舗古書店。たたずまいといい、品ぞろえといい、まさに昔ながらの古書店という感じ。こういうお店が街の中心からすぐのところにあり、今なおがんばれているのがすごい。熊本の本屋事情の厚みを感じさせますね。
【“舒文堂河島書店、天野屋書店、汽水社……熊本書店レポート その3”の続きを読む】
熊本で訪ねてきた本屋さんのレポート、続きです。
地震のためではなく、もともと予定されていたリニューアルが地震のために延期、6/10にリニューアルオープンとなった蔦屋書店熊本三年坂。
【“蔦屋書店熊本三年坂、橙書店他……熊本書店レポート その2”の続きを読む】
先日、熊本で訪問してきた書店をごく簡単に紹介したいと思います。(写真は11月末ごろの様子で、お店の様子は変わっている場合があります。)まずは新刊書店から。
好きな本屋さんは、北海道から沖縄まで全国にたくさんありますが、そのなかで、個人的にもっとも好きなお店の1つがこちら、長崎書店です。
同店については過去にも何度もふれてきましたし、雑誌や本でも取り上げていますので、今回は簡単にふれるだけにしておきますが、やっぱり居心地がよくて、買い物が楽しくなるお店でした。地震直後は大変だったようですが、お店の建物には大きな被害なども幸いなかったようで、以前に訪問したときと変わりないようで、安心しました。
【“長崎書店、長崎次郎書店、金龍堂まるぶん店……熊本書店レポート その1”の続きを読む】
閉まっているとわかっていても、やはり見ておきたくなり、昼休みに行ってきました。岩波ブックセンター。
跡地はどうなるのかなあ……。
【“岩波ブックセンター閉店”の続きを読む】
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