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空犬通信

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往来堂書店の読書会、次回は10月の開催です【日時変更】

東京・千駄木の往来堂書店で偶数月に開催される読書会。次回、8月の回の案内が出ました。10月に開催日が変更になりました。


    空犬の読書会@往来堂書店 科学と文学の間(あわい)
    日時:2024年8月16日10月18日(金)19:00~20:30(開場18:30)
    会場:往来堂書店(東京都文京区千駄木2-47-11)
    参加費:1500円(税込)


往来堂書店読書会 最後のウィネベーゴ

三鷹ネットワーク大学主催の読書会で選書と進行役をつとめていることは、このブログでご案内している通りですが、往来堂書店の読書会のテーマは、三鷹と同じ「科学と文学の間(あわい)に」となります。


この読書会では科学と文学、両方のおもしろさを感じさせてくれるような文学作品を取り上げて一緒に読んでいきたいと思います。こういうテーマですので、SF作品が多めになりますが、SFに限定することはせずに、一般にはSFと分類されないようなものも取り上げていく予定です。


今回の課題作品は、コニー・ウィリス「最後のウィネベーゴ」。『空襲警報』(ハヤカワ文庫SF)『最後のウィネベーゴ』(河出文庫)に収録されています(後者は品切れ)


SFには、大規模災害や侵略などにより地球や人類が終わりを迎える様を描いたり、終末を迎えた世界の様子を描いたりした「終末もの」「破滅もの」などと呼ばれる作品群があります。コロナ禍を体験した今読むと、こうしたジャンルの読み方や印象もこれまでとは違ったものになるかもしれない、ということでセレクトしたものです。


「終末もの」といっても本作は何も破滅的な暗い話ではありません。滅びゆくもの、失われていくものに向ける静かでやさしい視線が印象的な、心にしみる作品です。


申し込みは往来堂書店イベント案内ページをご覧ください。


往来堂書店の利用者のみなさま、近隣の本好きのみなさま、よろしければ遊びにきていただけましたら。往来堂書店での読書会は、今後も継続予定です。隔月開催で、偶数月の第3金曜日の開催です(お店または講師の都合で変更になる場合があります)



追記:本読書会は、三鷹ネットワーク大学開催の読書会で過去に取り上げた課題作品を取り上げています。内容が重なりますので、三鷹の読書会に参加された方はご注意ください。


本読書会では読みやすさを考慮し、課題作品に短篇・中篇を取り上げています。収録されている本に他の短篇・中篇が掲載されている場合、課題作品以外の作品は未読でもかまいません。


課題作品は読んでから参加いただくのがいいかと思いますが、時間がなくて読めなかった、読んだけどよくわからなかった、という場合でも、気軽にご参加ください。とくに、よくわからない点があったり、疑問に思った点があったり、作品の良さがわからなかったり、といった方は、ぜひ読書会に参加して、他の方の読みや意見・感想を聞いてみるといいと思います。


その他、これまでに寄せられた質問などを別記事にまとめています。読書会ってどんなものなのかよくわからない、ハードルが高いのでは、何かちゃんとした意見を言えないとダメなのでは、などと、気になることがある方は、そんなことはまったくありませんので、ぜひそちらの記事をご覧ください。


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