図書館と近くの新古書店へ、親子で散歩。夕方、帰宅すると、ベランダから、月がきれいに見えていました。暗くなりきる前の、紺に近いような色合いの空に浮かぶ丸い月もいいものです。ちなみに、満月は明日。今日はまん丸になりきる、少し手前の月。
早いもので2月も終わり。2月末、といえば、吉祥寺利用者にとっては、ユザワヤ吉祥寺店の日ですね。駅と直結、まさに真ん前の建物で立替工事が始まることになるわけで、吉祥寺の利用者にとっては、しばらくは落ちつかない感じになりそう。移転先の丸井内での再オープンは、4/2。
↑ユザワヤが先に閉店、そして、地下のこちらも半月後にはいったん閉店で、ユザワヤと同じく、丸井へ。半月後といえば、長い閉店セール中の伊勢丹もいよいよだ……。
今日はこんな本たちをとっかえひっかえ読みながら、だらだらと過ごしました。なもので、書くことが、あまりないのです。
【“フリー、文学拡張、香山滋……今日読んだ本たち。”の続きを読む】
- sorainu1968
これから散歩&ランチ。天気は今ひとつ。文庫2冊と、ブローティガンを持っていこう。
02-27 11:10
散歩の途中で、見かけないビールを発見、即購入。それらを片手に、読書中。
02-27 23:20
ブログ更新。角川文庫版の新訳アリスのことなど。 http://ow.ly/1bVmh
02-27 23:21
ようやくあったかくなってきて、外を歩きたくなる陽気になってきました。これで、花粉さえなければなあ、いい季節なのになあ。今日は、買い物とランチを兼ねた散歩の途中で、見かけないビールたちを発見。
↑ヤッホーブルーイング・インドの青鬼(左)と東京ブラック(右)。
たまにはふだん行かない酒屋ものぞいてみるものです。今晩の読書のお伴に早速。
ところで、この映画、まもなくですね。ティム・バートン+ジョニー・デップの『アリス・イン・ワンダーランド』。ぼくはもちろん観にいくつもりですが、一緒にいかないかと、一応娘も誘ってみたところ、「やだ」とすげない答え(涙)。理由を聞くと、「こわいから」だって。たしかになあ、デップは白塗りだし、ハンプティ・ダンプティもとてもかわいいとは言えないし、ヘレナ・ボナム=カーターなんて、もうあっち側に行っちゃってるからなあ……。
一応、この映画化に合わせてということなんですよね。角川文庫からアリスの新訳が出てますね。2冊とも早速購入。
今回の角川文庫版、訳者はシェイクスピアが専門の英文学者、河合祥一郎さん。アリスは、小学校のときに岩波少年文庫で読んだのが初めてだと思うんですが、実はけっこう好きなんです。なもので、別にコンプリートを目指しているわけじゃないんですが、いろんな文庫でそろえて、訳や表紙・挿絵の違いを楽しんだりしているのです。網羅的なものではないですが、手元にあるのを、リストアップしてみます。
- 新潮文庫=矢川澄子訳/金子國義絵
- 講談社文庫=高杉一郎訳
- 河出文庫=高橋康也訳
- 河出・世界文学の玉手箱=吉田健一/山本容子絵
- 角川文庫(旧版)=(不思議)福島正実訳/和田誠絵・(鏡)岡田忠軒訳・広みさお絵
- 集英社文庫=北村太郎訳
- ちくま文庫=柳瀬尚紀訳
【“ティム・バートン版アリス公開まもなく……そして角川文庫の新訳アリス”の続きを読む】
- sorainu1968
吉っ読、2月の例会。今日は啓文堂から久しぶり&初参加の人たちも来てくれて、にぎやかな会に。5時間ぐらい飲んでたはずだが、全員無事。いい会だった、ってことか。ところで、吉っ読、今年イベントやります。
02-26 00:59
昼休み、ブローティガン『エドナ・ウェブスターへの贈り物』を購入。神保町では降り出した。
02-26 13:45
東京堂書店で、『ブルーノ・ムナーリの本たち』なる本を発見。ほしいけど、5000円超なり。
02-26 13:58
雨の日は書店回りがつらいなあ。
02-26 16:47
啓文堂書店三鷹店で、an anの本特集、文庫、新書、マンガなど数点まとめ買い。ビールも買った。オリーブも買った。金夜の準備としては、完璧な感じがする。
02-26 21:57
ブログ更新。ブローティガンの『エドナ・ウェブスターへの贈り物』のことなど。
02-26 21:58
ちなみに、今日のビールは、シルクエビス。http://bit.ly/y1svZ
02-26 22:00
@natsume00 今日出たばっかりなんですよ。『ビッグ・サーの南軍将軍』、河出文庫ですね。これもいいですね。
02-26 22:08
中野ブロードウェイのレコミンツ、あさって28日はバーゲン、200円オフです。http://www.recomints.com/
02-26 22:10
ものすごくよっぱらってきたが、明日休みだし、まあいいか。シルクヱビスよりふつうのヱビスのほうが好きだ。
02-26 23:24
【“02/26のツイートまとめ”の続きを読む】
神保町、すずらん通りにある三慶商店の店頭にItalia GuitarsのMaranello Speedsterの中古美品がぶらさがっていて、ここ2、3日、前を通るたびに、メタリックブルーの美しいボディに目を奪われていて、本はしょっちゅう衝動買いしてるけど、さすがに、平日の昼休みに、中古ギターを衝動買いしたりしたらまずいよなあ、などと思いながら、店の前を行ったり来たりしている、青いギターに滅法弱い空犬です。
昼休みにエレキギターを買うのはさすがに思いとどまり(←当然だ)、代わりにこれを購入。
- リチャード・ブローティガン『エドナ・ウェブスターへの贈り物 故郷に残されていた未発表作品』(ホーム社/集英社)
この文章を書いている時点では、Amazonには書影もくわしい説明もあがっていませんが、版元集英社の新刊案内によれば、こんな感じ。《ブローティガンの初期未発表作品集/無名の青年が、詩や散文を記した原稿を、恋人の母親に託した。「エドナ、ぼくが金持ちで有名になったら、これはあなたの社会保障手当に役立つよ」。初期ブローティガンの瑞々しい未発表作品。》
題名というよりは、なんか本の説明みたいな書名がなんだかおかしいですが、ブローティガンの正真正銘、「未発表作品」ですよ。『不運な女』以来5年、2010年のいま、ブローティガンの「新作」を、藤本和子さん訳で読めるんだからなあ。この作品を翻訳するにいたった経緯や作品の内容について、訳者の藤本さん自身が、ブログに書いています。こちらをどうぞ。
【“藤本和子訳のブローティガン「新作」”の続きを読む】
カウンターを見ると、一昨日が300? 昨日が200? ……何かあったんでしょうか……。ふだんは100が精一杯の我が駄ブログ。あんまりたくさんの人がのぞきに来てくれたりすると、うれしいを通り越して、かえって不安になったりする、小心な空犬です……。
今日は吉っ読、2月の例会。啓文堂書店から久しぶり&初めての参加の人たちが来てくれて、にぎやかで楽しい会になりました。
というわけで、今日はほろ酔い、とてもまともな文章は書けそうにないので、今日買った本たちをとりあえずあげるにとどめて、おとなしく寝ます……。
- sorainu1968
今朝の車中読書は『ゼロ年代SF傑作選』、そして引き続き『杉浦康平のデザイン』。
02-25 09:27
鶴田謙二『さすらいエマノン』、昨日発売だったのか。買わなくては。しかし、コミックが、A4判? で、でっかいなあ。
02-25 09:28
東京堂書店と三省堂書店神保町本店をうろうろ。エマノンと太陽別冊泉鏡花を購入。カフェコンフォートでぱらぱら読む。背がガラスで明るい禁煙席は居心地がいいので、最近よく利用していたりする。
02-25 14:23
書店回り。しかし、今日はあったかい通り越してあつい。手に抱えたコートがじゃますぎる。
02-25 15:01
新宿、まずはジュンク堂へ行こう。
02-25 15:06
中野に移動。あおい書店と明屋書店。
02-25 17:04
中野ブロードウェイにいると物欲と煩悩が刺激されてしかたない。地下一階の熱帯魚屋さんで売られているアカハライモリ(ケース付)見るたびに買いそうになる。
02-25 17:07
これから吉祥寺。あと少し書店回って、今晩は吉っ読飲み会。
02-25 17:09
とりあえず今日回る予定だった書店は終わり。へとへとだあ。これからルーエへ。
02-25 17:51
啓文堂吉祥寺、一見いつもと変わらぬにぎわい、だけどよく見ると棚に空きがちらほらと。一時閉店二十日前ということで、移動縮小を考えて、商品を整理したり、売れても補充しなかったりってことなんだろうなあ。
02-25 17:54
【“02/25のツイートまとめ”の続きを読む】
- sorainu1968
迷った末に買った『日本幻想作家事典』、毎晩寝る前に気になる項目を拾い読み。
02-24 01:16
乱歩者としては観にいくことになるのだけれど、でも「芋虫」→『キャタピラー』はなんとなく気に入らない。http://sorainutsushin.blog60.fc2.com/blog-entry-931.html
02-24 20:23
@margarita_no9 べ、ベルギービールのオンパレードではないですか。いいなあ……。
02-24 23:10
大きな、大きなショックを受けました……。「おくやみ:浅倉久志氏=翻訳家」(2010年2月16日14時59分 読売新聞)。こうして文章化するのに、1週間かかりました……。
同記事を引かせてもらいます。《浅倉久志氏(あさくら・ひさし、本名・大谷善次=おおたに・ぜんじ=翻訳家)14日、心不全で死去。79歳。告別式は親族で行う。喪主は妻、大谷宣子(のぶこ)さん。/ カート・ヴォネガット「タイタンの妖女」、フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」などSF作品の翻訳で知られた。》
↑どういう偶然か、『タイタンの妖女』は昨年末に、久しぶりに読み返したばかり。
SF読みで、この方の恩恵を受けていない人はいないのでは、そんなふうに思えるほど、SFを中心に、エンターテイメントの翻訳を幅広く、大量に、そして長く手がけてきた方でした。
初めて「浅倉久志訳」の本に出会ったのは、たぶん小学生のとき。図書館や学校の図書室で借りて読んでいたジュブナイルSFをそろそろ卒業、文庫でSFやミステリを読みたいと思い始めたころでした。
ディック、バラード、ヴォネガット、ティプトリー、ジョン・ヴァーリイ、エフィンジャー、ハーラン・エリスン、ラファテイ……好きな本、おもしろい本にあたると、訳者の名前が「浅倉久志」だったり「伊藤典夫」だったりすることに気がつくのに、そんなに時間はかかりませんでした。この2人は、ひょっとしたら初めて名前をおぼえた職業翻訳者かもしれない。
とにかく、浅倉久志さんがいなかったら、ぼくは上にあげた作家の作品を中学生や高校生のときに読むことはできなかったはずだと思うのです。「この人がいなかったら、こんなにも本が好きになっていなかったのではないか」……そんなふうに思える書き手に、人生で、そんなにたくさんは出会えないと思うけれど、翻訳者では、浅倉久志さんはまさに、ぼくにとってそんな人だったのです。だから、だから、ほんとうに、残念です。そして、とてもさびしいのです……。
浅倉久志さん、広い広いSFの海におっかなびっくりでこぎ出し、どっちに進んで何を目印にしていいのかもわからずに本の海を漂流していた我々(と勝手にするけれど)かつてのSF少年にとって、あなたは、最高のガイドの1人でした。これまで長い間、すてきな本をたくさん翻訳し、紹介し続けてきてくださったことに、心からお礼を申し上げたいと思います。浅倉さん、本当に、ありがとうございました。
翻訳者の方の訃報に、思わず落涙しかけたのは、初めてのことでした。そして、今後もそんなにはないことだろうという気がします。浅倉久志さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。
【“浅倉久志さんの訃報に涙……”の続きを読む】
- sorainu1968
今日、紀伊國屋書店新宿本店に寄った。文庫コーナーの「濃口紀選文庫」、フェアコーナーの「フィーメール・アーティスト」特集が気になった。
02-23 00:37
今日は長い長い会議で、心身ともにへとへと。こういうときは、まったく本が頭に入ってこない。あー。
02-23 21:36
来月、大阪出張の予定が入った。久しぶりに大阪の書店、回ってくるかなあ。
02-23 21:37
ピクウィックの新しいフェア「ワールド文学カップ」のことをblogに書いた。
02-23 21:38
映画でも観るかなあ。特撮にしよう。
02-23 22:06
空犬通信恒例、乱歩関連ニュースです。
「寺島しのぶさん、ベルリン映画祭最優秀女優賞」(2/21読売新聞)。記事のタイトルだけ見ると、どこが乱歩なのか、って感じですが、同記事の冒頭を引きます。
《第60回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門受賞結果が20日夜(日本時間21日未明)発表され、若松孝二監督(73)の「キャタピラー」に主演した寺島(てらじま)しのぶさん(37)が最優秀女優賞を受賞した。》
「キャタピラー」? ふん? って感じですが、これ、乱歩の短篇「芋虫」のことなんですよね。同記事で、物語にふれたところを引くと、《「キャタピラー」は、戦争で手足を失って帰還した兵士とその妻の姿を通して戦争のむなしさを訴える作品。寺島さんは妻役を熱演した。》とあります。あきらかに、乱歩の「芋虫」のストーリーなのに、乱歩原作であることにふれていません。
気になって、ほかのを見てみると、朝日新聞は、《寺島さんは、太平洋戦争の中国戦線で両腕両脚を失った帰還兵の妻役。「軍神」とあがめられる夫への献身を「お国のため」と強いられる。その苦悩と悲哀を、性愛場面を含めて繊細に表現した。 》と、これまた乱歩への言及なし。
【“キャタピラー? 芋虫? 今回の乱歩映画はさていかに……”の続きを読む】
昨日、新宿で酒席があったので、その前にと短時間、紀伊國屋書店新宿本店をのぞいてきました。
文庫コーナーでは、「紀選文庫」なる同店オリジナルセレクトの文庫フェアが展開中でした。フェア帯もかかってるし、冊数も多いし、ジャンルもいろいろだしと、なかなかに本格的な感じ。サイトによれば紹介冊子が配布されているとのことですが、どうやら見落としてしまったようです。
先日までゴシック特集をやっていた2階雑誌売場の「紀伊國屋カルチャートリップ」、2/18から第2弾の「フィメール・アーティストの冒険」特集が始まっていました。ゴシックのとき同様、フェアのリストを載せたペーパーが無料配布されています。
時間がなくて、どちらもさっと棚を眺めた程度、くわしく紹介できるほどじっくり見てこられなかったのが残念。もっかい見に行かないとなあ。
そうそう。紀伊國屋書店新宿本店のフェアといえば。昨年、その驚愕の内容とボリュームで、本好きをうならせた、対決フェアがありましたが、そのフェアの仕掛け人たちがピクウィック・クラブなる、同店の若手書店員有志の集まり。彼らが企画した新たなフェアが、この春登場の予定です。その名も「ワールド文学カップ」。
真っ先に紹介しようと思ったら、タイミングを待っているうちに、ピクウィック・クラブのブログがいつのまにかできていて、そこで報告されているではないですか。「ワールド文学カップ開催の辞」。
ピクウィック・クラブのひとり、Nくんの話によれば、今回のフェアは、世界の文学を、米英に偏ることなく、50か国以上から集めた、まさに海外文学のおまつりみたいなものになるのだとか。いやはや。海外文学が売れないと聞くこのご時世に、なんともチャレンジングなテーマではないですか。
【“お待たせしました! 紀伊國屋新宿ピクウィック主催フェア、まもなくです!”の続きを読む】
- sorainu1968
新宿へ。今日は映画話の仲間と飲み。
02-22 18:41
三省堂書店神保町本店で映画秘宝購入。『ヘンな間取り』も買ってしまった。
02-22 18:46
買ったはいいが、秘宝は表4がケッチャムだし、間取りは笑っちゃいそうだしで、車中で読めず。間取りって、ヘンじゃなくても見てておもしろいよね。
02-22 18:48
新宿着いた。一杯の前にジュンク堂と紀伊國屋に寄っていこう。
02-22 18:54
あー、飲んだ。帰るぞー、吉祥寺へ。
02-22 23:03
- sorainu1968
もうちょっとだけ飲みたくてコンビニに寄る。どう考えても飲み過ぎだ。帰ったら映画、一本観られるかな。
02-20 00:03
@takeshihanamoto うん、よろしく。渡す前に、コピーを保存しておくといいかも。
02-20 00:45
@takeshihanamoto 芸術書の棚、今日はここに来たか、を確認しただけで、くわしく見てこなかった。では、その「これから」に期待しよう。
02-20 00:47
@margarita_no9 『天啓を受けた者ども』、うん、たしかによさそうだなあ、これ。しかし、3990円かあ。ちょっと考える。
02-20 00:51
これだけ疲れていて、これだけ酔っぱらっていても、今日どこの書店にいっただの、どこで飲んだだの、何を読んだだのをblogに書かずにはいられないというのは、いったい何なのかと、自分でも思ったりする。やっと本が読める。
02-20 01:45
いい天気だなあ。文庫2、3冊抱えて、散歩&ランチにいこう。
02-20 12:49
窓際に座椅子をセット、傍らに本を積み上げて、半日に読書。たびたび落ちながらも、けっこう読みさし本の片づけが進んだ。『文学拡張マニュアル』、伊藤計劃さんのインタビュー、最後の1行に涙。
02-20 16:37
今日は、日中、けっこう本を読めたなあ。夜はDVDにしよう。ディアゴの東宝特撮、最新号の『サンダ対ガイラ』がいいかな。
02-20 17:27
ぽかぽかと気持ちのいい天気の休日。家族がお出かけで独りだったので、文庫を抱えて、近所に散歩&ランチ。途中のコンビニで見たことないビールを発見して買ってきました。
↑小樽麦酒(右)とショコラ・ブルーワリー(左)だそうです。
帰宅後、窓際にお気に入りの座椅子をセット、傍らに本とCDを積み上げて、半日、ゆっくり読書。ぽかぽかの日差しが気持ちよくて、たびたび落ちたりしながらも、けっこう読みさし本の片づけが進みましたよ。
『独楽園』を読む。やっぱり泣菫はいいなあ。《読書にも飽きたので庭におりて日向ぼつこをする。》で始まる最初の1篇「早春の一日」、《また春が帰つてきた。》で始まる、2篇めの「春の賦」、そして《三月なかばのある日のこと、私は自分ひとりで静かに考へ事に耽るべく、陽当たりのいい庭さきへ籐椅子を持ち出して、それに凭りかかっていた。》で始まる、次の「静寂と雑音」と、いずれも今日の気候、今日の気分にぴったり。読んでるだけで、ほのかに幸せな気分に包まれる気がします。
先日、伊藤計劃さんのインタビュー目当てで買った『文学拡張マニュアル』も読む。いまはなき『スタジオボイス』に連載されていた文芸時評のパートがおもしろい。このところさぼりがちだった最近の小説、とくに純文学系のそれのいろいろがわかったし、伊藤計劃さんのほかにも多和田葉子さんや保坂和志さんのインタビューも読めたしで、なんだか得した気分になる。
それにしても。伊藤計劃さんのインタビュー、『SFマガジン』2009年2月号に掲載されたもので、既読だったのですが、日本SF大賞、SFが読みたいランキング、『虐殺器官』文庫化他といろいろ続いた今、再読すると、あらためて感慨深いものがあります。最後の1行《とりあえず、いったん終わり。『ハーモニー』で、いまのところは限界です(笑)。》に涙。
ところで、その伊藤計劃さんの初にして待望の文庫化、『虐殺器官』、好調のようですね。早くも3刷とか4刷とか聞きましたし、ハヤカワ文庫JAという容れ物を考えると、異例といっていいほどにあちこちの書店でよく見かけます。
先日など、紀伊國屋書店新宿本店を通ったら、フォレスト側の階段のところにある文庫ランキングで、10位以内に入ってましたよ。ジャンル別とかそういうのじゃなくて、総合売上で。この一大傑作が、こんなふうに広く読まれるのは、ほんとうれしいことですよ。
ちなみにこの文庫の解説は、伊藤計劃ファンなら必読です。涙なくしては読めませんよ。書き手は大森望さん。単行本で読んでいる人も、単行本を持っている人も、この解説のためだけでも買う価値があると断言しておきましょう。
◆今日のBGM◆
- MAZE『Live in Los Angeles』
ぽかぽか天気の休日読書にぴったりなのを、とレコ棚をあさって、これをピックアップ。
メイズはスタジオ盤ももちろんいいんですが、ライヴだと、彼らの持つメロウな魅力がライヴのグルーヴで増幅される感じで、実にいいんですよねえ。ライヴ盤としては、『Live in New Orleans』もあって、どちらも空犬の愛聴盤です。
ちなみに、ぼくは例によってどちらもアナログで持ってるんですが、今日はCDで聴きました。このCD、残念ながら完全収録ではないので、アナログ派は気をつけて……と書こうと思ってAmazonで調べたら、なんだ、2枚組の完全版が出てるのか……。悔しいなあ。アナログも、抄録CDも持ってるのに、あえてCDを買い直すかどうか。うーん。
今日は仕事で気ぜわしい一日だったので、帰りは吉祥寺で一杯やって帰りたいなあ、というので、ロック飲み屋酔舎で独り飲み、のつもりが、つぶやきを発見したAさんが駆けつけてくれて、思いがけず飲み相手もできて、気持ちよくほろ酔いの空犬です。今週は3日も飲み、さらに今日は帰宅後も、こうしてキーをたたきながら、缶ビールを飲み足したりしている始末、節酒、節麦酒計画はいったいどこへいったのか、という感じです。
BOOKSルーエの花本氏から、棚レイアウトの変更をすると聞いていたので、飲みの前に寄って、どんなふうにかわったのかを見てきました。
2階の、通称花本棚があったあたりに地下からあがってきた美術書がずらりと。また学参と並んでいた語学書は、地下へ。いい具合にカオスな空間になっていた花本棚が縮小(?になるのかな)されてしまったのはやや残念ですが、2階芸術書の棚もこれから手を入れると花本氏が断言してますから、今後に期待ですね。
地下に降りて、坂本店長にもごあいさつ。地下は地下で、これからいろいろ手を入れたいところがあるとのこと。啓文堂書店の移転など、周囲の書店事情と客層の変化なども考慮して商品構成を調整していくということです。吉祥寺書店ウォッチャーとしては、4月の啓文堂書店移転後に、そして、ブックファースト開店後に、各店の棚がどんなふうに変わっていくのか、いまからとても楽しみです。
ところで。BOOKSルーエとは直接関係はないのですが、隣にあった古本屋さん、さかえ書房が、先月、残念ながら閉店してしまったようですね。
元のお店の様子をご存じの方ならわかると思いますが、50年の長きにわたって吉祥寺で営業を続けてきたというお店は、いい具合に古びた感じでまさに老舗の趣。金子光晴が看板と書皮を手がけたことでも知られるお店でした。
お店の様子は、グータイム吉祥寺のサイト内、同店の紹介ページで見られます。
【“酔舎で一杯やりながら、ルーエの棚変更とさかえ書房のことを考えたりする”の続きを読む】
- sorainu1968
吉祥寺で書店に寄ったり一杯やったりしたいが、仕事が終わらない。あー。
02-19 18:36
煮詰まってきた…。早くビールに逃避したい。
02-19 19:40
いざ吉祥寺へ。車中読書は『杉浦康平のデザイン』。
02-19 19:52
目が、目が疲れすぎてて本が読めない…。デレクトラックスを聴きながら帰る。
02-19 20:24
疲れが過ぎると、音楽も入ってこないな。座れたから寝る。はて、どこで飲むか。
02-19 20:35
それはまだ読んでないなあ。
02-19 21:01
ルーエに届けもの。
02-19 21:12
ルーエ、棚の変更をチェック。店長さんにあいさつ。さてと。
02-19 21:22
結局。酔舎に落ち着いた。
02-19 21:30
酔舎で独り飲みのつもりが、Aさんが来てくれて二人飲みに。金夜なのに今日は空いてたなあ。TSUTAYAでDVD借りて帰る。
02-19 23:57
- sorainu1968
今日、ディアゴスティーニの東宝特撮、最新の11号を買おうと、紀伊國屋書店新宿本店に寄ったら、ない。ない。見つからない。ひょっとして売り切れ? そんなことってあるのか…。ひょっとしてサンダ対ガイラだから?
02-18 00:07
おやじバンド云々と書いたら、なんか反応してくれた人が。書いてみるもんだ。そしてその勢いで、だれかおやじバンドに拾ってくれないかしら。
02-18 00:15
『杉浦康平のデザイン』を読む。こういのが新書になる平凡社ってすてき。
02-18 16:45
めずらしくゲラを持ち帰るも、どだい、寝床でゲラを読もうなどというのが無理な話なのだ。すぐに枕元の本たちに手が伸びることになり、まったく進まない。
02-18 22:58
『文学拡張マニュアル』、買った。伊藤計劃さんのインタビュー目当てだが、ほかにも多和田葉子さんとか保坂和志さんとか、なんか得した気分に。
02-18 23:00
そうか、やっぱりはやってたんだ……。「ノロウイルスが猛威 新型インフルエンザと入れ替わり」(2/18朝日新聞)。同記事にもありますが、これにやれられると症状は激烈だし、感染しやすいしで、けっこう大変です。みなさんもぜひ気をつけてくださいな。さて、古本ネタ2件、紹介です。
一昨日2/16から三省堂書店神保町本店で、「絶版品切 文庫・新書 古書フェア」が始まっています。場所は、この前まで晶文社のフェアをやっていた、1Fの壁際フェアスペース。
早速、昨日と今日の昼休みにのぞいてきました。超のつくレア本がたくさん並んでいるような、そんなフェアではないけれど、それなりにいい本が混じっていて、新古書店の文庫棚とはぜんぜん違うセレクトになっていますから、古本好きなら、けっこう楽しめそう。
福武文庫、古い角川文庫、教養文庫、旺文社文庫などなど、あんな本もあった、こんな本もあった、あれも見つけた、これも見つけたといろいろ書きたいところですが、店頭での出会いの楽しみをそぐようなことがあってはいけないので、控えます。
ちなみに、ぼくはこんな本たちを買いましたよ。
いずれも、別に入手困難本ではありませんが、古本屋さんの店頭で、それも安価で出会えるとちょっとうれしいというタイプの本です。↓これも買っちゃった。
乱歩の「芋虫」なんて、いろんな版で持ってて今さら買う必要なんかまったくないのですが、いつだったか書いたとおり、この角川文庫版って、ぼくのトラウマ本の1つなんですよね。この表紙、そしてこの内容。こんなものに、中学校の図書室で出会っちゃったもので、それが今の読書人生の何割かを決定づけたのはまず間違いないところ。そういう自分にとって特別な本を安価で見つけたので、手元に置いておくことにしたのです。
このほか、Amazonにあがってないので、書影と書誌をあげられませんが、テリイ・サザーンの『イージー・ライダー』(角川文庫)もゲット。角川文庫って、映画のシナリオ本、たくさん出してましたよね。
【“昼も夜も古本を見に行くのだ”の続きを読む】
お酒は控えるとかダメだとか書いてるくせに、昨日も今日も飲んじゃったりしている空犬です。
それにしても。ウェッジ文庫、すごすぎるな。ほんとに。
- 野口冨士男『作家の手 野口冨士男随筆集』(ウェッジ文庫)
- 薄田泣菫『独楽園』(ウェッジ文庫)
いったい、いつの新刊だ(笑)。岩波文庫と講談社文芸文庫以外に、2010年のいま、このような文庫を新刊で出してくれるレーベルがあるだなんて、実にすばらしいことではありませんか。しかも、この値段。カバーだってしっかりした紙だし、スピン(しおりひも)までついている。『作家の手』の装画に描かれているテントウムシ、さわってみてくださいよ。こんなこまかな印刷に凝らなくてもいいのに。それでこの値段だからなあ。すごい。
野口冨士男と言えば、東京本好きにとっては、『私のなかの東京』『わが荷風』の書き手ですが、逆に言うと、それしか読んでない。だから、今回の、初期から晩年の作までバランスよくとられたオリジナル随筆集の刊行はとてもうれしい。
↑ちなみにぼくは、どちらも中公文庫で持ってます。
もう1冊なんて、薄田泣菫ですよ。冨山房百科文庫に入っている『完本茶話』『泣菫随筆』はみなさん、もちろん愛読してますよね。この本、カバー裏の内容紹介、後半がふるってます。《本書は泣菫随筆の絶顛であり、心しずかに繙くとき、生あるものへの慈しみと読書の愉悦とに心ゆくまで浸るにちがいない。 》いやあ、もうなんていうか、買わないわけには、読まないわけには、いきませんよねえ。
というわけで。ウェッジ文庫、応援してます。ぜひこの路線でがんばって続けてください。福武文庫のようなことにならないことを祈るばかりですよ……。
- sorainu1968
浅倉久志さんのことをblogに書いておきたいが、冷静に書けない…。一晩おいて、明日チャレンジしよう。ディックの短篇集と『クローム襲撃』をこれから読む。
02-17 01:23
昼休み。三省堂書店神保町本店で開催中の「絶版品切 文庫・新書 古書フェア」をのぞきにきた。なんかいっぱい買ってしまった。
02-17 13:52
これから新宿で飲み。その前に紀伊國屋新宿本店で、特撮パートワーク最新号を買っていこう。
02-17 18:18
サブナードでやってるらしい古本浪漫洲にも寄りたいが時間あるかな。
02-17 18:19
古本浪漫洲、まだ本並べてるところだった。
02-17 18:52
@naokazu_ 吉っ読、ばっちり続いていて、今年はイベントが実現かも、などと。
02-17 23:51
@sugatama まったく同感です。いろんなところで実は顔を合わせてそうですね。
02-17 23:52
@honten_sanseido たぶん、毎日のようにのぞきにいくことになると思います。
02-17 23:53
@ChihiroYamanaka 知らなかった事などとおっしゃらずにぜひ、と思ったら、さすがに行けませんね。
02-17 23:54
帰り道、また雪が降ってきたなあ。明日はつもるかな。
02-17 23:55
2/9の記事で中公文庫のフェアを紹介しましたが、本日、書店回りのついでに、上野まで足を延ばし、BOOK EXPRESSディラ上野店で開催中のそのフェアをのぞいてきましたよ。
フェアの名称は「これ、礼賛。」。礼賛されているのは、中公文庫の、レーベルを代表する人気本たち。
↑長谷川さんのパワフルな書き文字が躍るチラシ。フェア棚で無料配布されています。ぼーっと浮かびあがっている男性は、こわいものが写りこんでしまったわけではなくて、谷崎翁です。
先日の紹介記事にも書きましたが、このフェア、BOOK EXPRESSディラ上野店の単独フェアではなくて、盛岡のさわや書店との共同開催フェアなのです。
ご覧の通り、中公文庫の人気どころや渋い本たちがずらり。これらは、さわや書店本店の松本さん、さわや書店フェザン店の田口さん、中央公論新社の菅さん、そしてBEXの長谷川さんの4人のセレクト。全部で数十点が並んでいて、ほぼ全点に、選定者による手書きポップがついています。
↑写真左に「あなたもオススメ、中公文庫」とあるのが見えるでしょうか。おすすめ中公文庫をお客さんが記入できるアンケート用紙が用意されています。
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- sorainu1968
秋葉原。これから有隣堂へ。
02-16 12:52
BOOK EXPRESSディラ上野のフェア『これ、礼讚。』をのぞいてきた。いいフェアだなあ、これ。今晩blogで写真入りで紹介。
02-16 14:50
浅倉久志さん逝去の報にびっくり、そしてショック。ヴォネガットもディックも浅倉訳で出会ったのだった。いま読んでる『追憶のハルマゲドン』も浅倉訳。訳者あとがきがヴォネガット訃報の話で始まっているのが、なんだか悲しい……。
02-16 16:24
大手町駅、都営三田線改札前に、くまざわ書店大手町店ができていた。いま調べたら、昨年11/24にオープンしていたらしい。
02-16 16:48
今晩の読書は、国書刊行会の『ぼくがカンガルーに出会ったころ』に決まり。今後、サインをいただくような機会がなくなってしまったことを考えれば、手元のがサイン本であることが奇跡のように、うれしい。ショックで日本語が変だ。
02-16 17:23
これから吉祥寺へ。車中本はヴォネガット。偶然持って出たのがこの本で、ほんとによかった。でも、やはりさびしい。
02-16 18:35
- sorainu1968
帰りの車中読書、『ねにもつタイプ』。再読だが、赤ん坊の話と図鑑の話に反応してしまう。
02-15 22:42
今日は仕事で書店を回りたかったのだが、雨と寒さに気持ちが負けて、デスクワーク。おかげで、目がしょぼしょぼだ。しょぼしょぼの目で、『サはサイエンスのサ』を読む。ビールが効いてきて、ますますしょぼしょぼだ。
02-15 22:45
『映画秘宝』の愛読者として、洋泉社社長石井慎二さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。
02-15 22:47
少し前の話だけど、ランダムハウス、講談社との業務提携解消との報。それほど熱心な読者とは言えないものの、吉行淳之介のエッセイ集など、一部の文芸っぽい文庫は注目していたし、最近では三沢光晴の著書を文庫化がナイスだった。この文庫レーベル、どうなるのかな。
02-15 23:27
深夜に、じゃきじゃきギターを弾くと、とっても気持ちがいい。嗚呼、バンドやりたい。やりたい。やりたい。吉っ読バンドも早くやりたい。どなたか、おやじバンドに拾ってはくださらぬか…。
02-15 23:28
紹介が遅くなってしまいましたが、「タルコフスキー映画祭2010」が東京・渋谷のイメージフォーラムで始まっていますよ。
サイトから案内文を引かせてもらいますね。
《1932年、ロシアに生まれた映像詩人アンドレイ・タルコフスキーが、’86年、亡命先のパリで亡くなるまでに残した作品はわずか9本。20世紀に人類が抱え込んだ様々な問題と対峙し、そこから生まれた美しく、苦悩と感動に満ちた作品の数々は、いまだに世界の人々にはかり知れない影響を与えています。/習作『殺し屋』から遺作『サクリファイス』までの全作品を上映。『ローラーとバイオリン』でのデビューから半世紀が経過した今、未来への予言に満ちたタルコフスキーの映像世界をあらためて回顧します。》
タルコフスキーの映画、こむずかしい映画をがんばっていっぱい観ていた大学生のころに、ずいぶん熱心に観たものです……「熱心」とか言いつつ、けっこう寝ちゃってたんだけどね(苦笑)。まあ、退屈でダメということではなく、その催眠性(そんな言い方もないが)も含めての魅力、ってことでしょうか。
そんなわけで、タルコフスキーって、学生のころだからVHSで観たのがほとんどなんですよね(阿佐ヶ谷にあった、その名も「名画座」ってレンタルビデオ屋さんに通ったものですよ)。だから、『サクリファイス』をのぞくと、主要作品のほとんどをスクリーンで観たことが1度もないんですよ。
SF映画好きとしては、やはり『惑星ソラリス』『ストーカー』の2作はスクリーンで観たい。さあ、行くぞ、と思ったら、ああ、土日に行ける回の『ソラリス』はもう終わってて、あとは平日日中しかない(涙)。
↑これらを観たいのです、スクリーンで。
↑500頁超もある日記も、一時期よくぱらぱらやってました。残念ながら、手放して久しいのですが。
というわけで。「タルコフスキー映画祭2010」は、3/12まで。上に書いた通り、作品によって、観られる時期が違いますから、ご注意を。SF映画好き、ソ連映画好き、タルコフスキー好きのみなさんは、上映スケジュールをチェックのうえで、全速力で渋谷に駆けつけてください。
リンクしているのでもうお気づきの方も多いかと思いますが、あらためて紹介しておきます。吉祥寺の新刊書店BOOKSルーエの有志が手作りしているフリーペーパー「ルーエの伝言」について、この空犬通信でも何度も紹介していますが、そのWEB版ができました。こちら、「ルーエの伝言WEB版」です。
店頭配布が終了しているバックナンバーの表紙を見られるほか、まだ全部はあがっていないようですが、過去の記事も読めるようになっています。書店好き、ミニコミ・フリペ好き、吉祥寺好きは、ぜひぜひチェックを!
- sorainu1968
羽鳥書店まつり、今日までだった! 参加している知り合いからのメールで気づく。行きたかったけど、今日はちょっと無理。うーん、残念。
02-14 11:40
オリオン書房の津原×円城×豊崎トークショー、なんか盛り上がったようで。行きたかったなあ。羽鳥書店まつりといい、このトークショーといい、なんか逃してばっかりで残念だ。
02-14 20:31
『紫色のクオリア』読了。すごいな、これ。2篇目に入ってからの話の広がり方がなんだかただごとじゃなくて。
02-14 20:33
読書疲れしてきたので、これから映画でも、と思うのだが、何を観よう。このところ東宝特撮ばっかりだから、たまには違うのを、と思うのだが、頭を使うのは嫌だなあ、とも思ったりもしていて、アチョーなものになりそうな予感がする。
02-14 23:36
今日はバレンタインデー、ですか。この日の成果に一喜一憂していた時代が自分にあったとはなんか信じられませんね。その意味では無縁なイベントなんですが、でもこの2年ほどは、かわりに、娘からのチョコが楽しみに。ママのヘルプ度の高さからすると「手作り」と呼んでいいのか微妙ではありますが、とりあえず製作に関与したことは間違いない「手作り」チョコをゲット。表面にホイップで何やらかわいいことが描かれています。うれしすぎる……(涙)。そのような多幸感に包まれ、いささか浮かれ気味の空犬です。
行こう行こうと思っていた羽鳥書店まつり、今日までであったことに、参加している知り合いからのメールで、朝気がつきました。行きたかったイベントといえば、これも今日だ。オリオン書房ノルテ店の、「津原泰水×円城塔×豊崎由美トークイベント」。どっちも行きたかったなあ。
古本市と言えば、羽鳥書店まつりは逃してしまいましたが、先日紹介したリブロ池袋本店「春の古本まつり」は、先週、仕事の合間にちょっと顔を出してきましたよ。
あまりじっくりは見られなかったですが、いくつか買い物できましたので、成果のなかからこの2冊を紹介します。
- 『SFマガジン』 1998年9月号(39巻9号 通巻507号)(早川書房)
- 狩々博士『ドグラ・マグラの夢 覚醒する夢野久作』(三一書房)
『SFマガジン』、この号の特集は「巨大怪獣の咆哮」(上の表紙・リンクは最新号で、この号ではありません)。また怪獣かよ、という声が聞こえそうですな(苦笑)。特撮方面ではなく文学・小説にスポットをあてた怪獣特集は、『幻想文学』や『ユリイカ』があって、それらは持ってるんですが、主なところではこの『SFマガジン』だけが未所有で、ずっと探してたんですよね。うれしいなあ。
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- sorainu1968
吉祥寺からの帰り道。吉っ読イベント、いろいろきまった。イベント、本気で実現するぞ。
02-13 00:17
あまりにも寒くて、部屋の中で動けない。本を積み上げ、ただただ読む。 『本の雑誌』『紫色のクオリア』『モーフィー時計の午前零時』『ギター・マガジン』。
02-13 21:33
今日は、ほんとに、ほんとに寒いですね。うちにいるのに心の中では遭難しそうな空犬です。
こんな寒い日は、あったかい珈琲とココアを片手に、おうちで読書するのがいちばん。というわけで、今日は、こんな雑誌たちをぱらぱらとやりながら過ごしています。
- 『本の雑誌』2010年3月号(本の雑誌社)
- 『ギター・マガジン』2010年3月号(リットーミュージック)
『本の雑誌』は書評特集。特集冒頭の絲山秋子さんと豊崎社長の対談、書評とは、いい書評・よくない書評、Amazonのレビュー他のネット評などについて語られていておもしろい。
【“寒すぎてどこかが壊れそうです……”の続きを読む】
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