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空犬通信

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空犬の読書会@西荻窪今野書店(第2回)……西荻窪で読書会が開催されます

西荻窪の今野書店で開催している読書会。11月開催の第2回の案内が出ました。


    空犬の読書会@西荻窪今野書店~科学と文学の間(あわい)に~
    日時:2024年11月15日(金)19:00~20:30(開場18:30)
    会場:今野書店
    参加費:1500円


論文というと文学作品とは対極的なものという印象があるかもしれませんが、文学作品のなかには論文のスタイルで書かれたものもあります。今回は、架空の生物の生態を横書きの論文スタイルで描いた石黒達昌「平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに……」を取り上げます。『日本SFの臨界点 石黒達昌 冬至草/雪女』(ハヤカワ文庫JA)に収録されています。


もともとは無題であった作品の冒頭部分をとった印象的なタイトルとそのスタイルで発表当時は話題を呼び、芥川賞候補にもなった、科学と文学の幸せな融合とも言える作品を一緒に読んでみましょう。


くわしくは今野書店のイベント案内ページをご覧ください。この読書会は、以降、奇数月の第3金曜日の夜に開催予定しています。第3回は来年、2025年1月で、詳細が決まりましたら、お店のページと本ブログでご案内します。



追記:本読書会は、三鷹ネットワーク大学開催の読書会で過去に取り上げた課題作品を取り上げています。内容が重なりますので、三鷹の読書会に参加された方はご注意ください。


この読書会は、以下の3部構成です。
第1部 参加者のみなさんの感想・意見など(30分程度)
第2部 第1部で出た感想・意見をもとにしたディスカッション(30分程度)
第3部 講師による解説・まとめ(30分程度)


参加者による交流の場として、読書会終了後に、近隣の飲食店に場所を移し、交流会を開いています。興味のある方は当日、講師におたずねください。


本読書会では読みやすさを考慮し、課題作品に短篇・中篇を取り上げています。収録されている本に他の短篇・中篇が掲載されている場合、課題作品以外の作品は未読でもかまいません。


課題作品は読んでから参加いただくのがいいかと思いますが、時間がなくて読めなかった、読んだけどよくわからなかった、という場合でも、気軽にご参加ください。とくに、よくわからない点があったり、疑問に思った点があったり、作品の良さがわからなかったり、といった方は、ぜひ読書会に参加して、他の方の読みや意見・感想を聞いてみるといいと思います。


その他、これまでに寄せられた質問などを別記事にまとめています。読書会ってどんなものなのかよくわからない、ハードルが高いのでは、何かちゃんとした意見を言えないとダメなのでは、などと、気になることがある方は、そんなことはまったくありませんので、ぜひそちらの記事をご覧ください。

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