暑い一日でした。新宿の紀伊國屋書店本店とジュンク堂書店新宿店に寄ってから吉祥寺へ。リブロT氏を拉致ってビールでもと思ったら、風邪でダウン中とのこと(Tさん、おだいじに!)。あてがはずれて、独り吉祥寺夜散歩とあいなりました。
久しぶりにりぶるりべろへ。店内で本を見ていたらこんな会話が聞こえてきました。
若い女性客「あのお、妖怪系の本、あります? 妖怪学とか」
店の女性「(系にたじろいだのか一瞬言葉に詰まって)えっ、妖怪系ですか、えーと今はちょっと……」
客「水木しげる系とか」
店「……えーと、あるとしたら、新書系とかになっちゃうんですけど……」
↑水木しげる系の妖怪系の本に該当すると思われる例(笑)
【“吉祥寺独夜散歩雑記”の続きを読む】
いやあ、これ最高。最初から最後まで(心の中で)大笑いでした。
映画のキャッチが何しろ
《弾丸(たま)んねー》
ですから(笑)。ボンクラな男子中学生が集まって、どんぱちの映画作ろうぜ、と、ボンクラ魂を炸裂させて書いたとしか思えない大味で大笑いな脚本(←ほめ言葉)。主演はクライヴ・オーウェン、おバカな脚本を気に入ったんですかね、あのきまじめな顔で、にこりともせずに確信犯的な熱演を披露してくれて、さらに笑いを誘います。
【“馬鹿馬鹿しさもここまでやれば爽快なり、シューテム・アップ”の続きを読む】
ふらりと入った古本屋さんの棚に、好きな作家の本を見つけたときのうれしさといったら。
↑晶文社チックな装丁はもちろん平野甲賀。
【“野呂邦暢の本を見かけるとつい手にしてしまうのです”の続きを読む】
昨日は会社帰りに、ジュンク堂書店新宿店へ。新刊棚を眺めてたらSさんにばったり。JJ、エンタメノンフ、吉田修一、建築本、太陽の塔などなど、棚に並んでいる本をネタに、いろいろおしゃべり。
で、この日は、最近ずっと気になっているエンタメノンフ棚(7F、エスカレータ脇、壁側の棚)から、こんな3冊を抜いてきました。
- 高野秀行『辺境の旅はゾウにかぎる』(本の雑誌社)
- 宮田珠己『ウはウミウシのウ シュノーケル偏愛旅行記』(白水社uブックス)
- 高橋秀実『はい、泳げません』(新潮文庫)
【“辺境、ウミウシ、泳ぐ……最近買った本たち。”の続きを読む】
夏、と言えばホラーですよね、って、年柄年中ホラーばっかり観ているぼくが言うのもなんですが。で、あいかわらずこんなのばっかり観ています。
スペインのホラー。手持ちカメラによる主観映像ということで、『クローバーフィールド』と比較されたりしていますね。でも、作品の雰囲気はかなり異なる感じでした。で、とにかく怖い。かなり怖いです。
【“スペイン発のホラーRECはかなりこわかったのでした”の続きを読む】
とびあがって驚きました。こんなかたちで再会することになるとは思ってもみませんでしたよ。
- ジェラルド・ダレル『虫とけものと家族たち』(集英社文庫)
- ジェラルド・ダレル『鳥とけものと親類たち』(集英社文庫)
知り合いの書店員Kさんの影響で始まり、現在も継続中の森見小ブーム。先日読み終わった『夜は短し』に出てきたんです。
【“ジェラルド・ダレルの本たちと再会”の続きを読む】
閉店間際のジュンク堂書店新宿店と紀伊國屋書店本店とを散策。その紀伊國屋1Fの奥、SFの棚前で、なぜかこんな本たちが平積みになっているのを発見、なんだか妙にうれしくなってしまいました。
この3冊、大好きなんですよ。クラシックSFに出てくるレトロ・フューチャーな世界をこよなく愛する空犬にとっては、チープでけばけばしくてバタくさくてばかばかしいレトロSFアートを集めたこの3冊はまさに愛読書、何度眺めてもあきません。
【“追悼野田昌宏と読書三昧”の続きを読む】
ものすごい本が出ました。
- 巖谷國士『 旅の仲間 澁澤龍彦|堀内誠一往復書簡』(晶文社)
副題にある通り、澁澤龍彦と堀内誠一さんが1968年から1987年の約20年にわたってやりとりした書簡を集めたものです。単なる書簡集と違うのは、前半にすべての書簡のカラー写真が収められていること(後半はそれを活字にしたもの)。これがすばらしい。
【“旅の仲間 澁澤龍彦・堀内誠一往復書簡”の続きを読む】
久しぶりの再読です。
この文章は、ほんと、やみつきになりますよね。キャラもいいし、舞台もいいし、太陽の塔の使い方もgood。ファンタジーノベル大賞をとったときに読んでいるのですが、そのときは、おもしろいんだけど、この妄想、この饒舌は一部に愛されるタイプの作家なんだろうなあ、と感じたのを思い出します。それが今や「2007年もっとも愛された作家」なんて文句がふつうに似合う人気ぶりですからね。
【“太陽の塔”の続きを読む】
昨晩は、吉祥寺のロックバー酔舎にて痛飲。オールドロックな固有名詞を手加減なしで出し合える“ロックおやじ”だけの飲みは楽しくて、ついお酒が過ぎました。
さて。今日の1冊はこちら。
【“酔舎、そして吉祥寺上空”の続きを読む】
6/1に始まった吉っ読の「ナツヨミ文庫カーニバル」。先週金曜日、各店の様子をのぞいてきました。吉っ読のブログにレポートをあげていますので、ご覧ください。
さて。我ながら、よくわからない組み合わせです。
- 庄野潤三編『小沼丹 小さな手袋/珈琲挽き 大人の本棚 (大人の本棚)』(みすず書房)
- 伊藤勝敏『海の擬態生物―海中生物の美しく不思議な変身術(子供の科学・サイエンスブックス)』(誠文堂新光社)
- 萩野貞樹『旧かなづかひで書く日本語』(幻冬舎新書)
(以下、本の内容のことそっちのけで、書店を回ってどうしたこうしたなんてことばっかり書いてますので、続きは読まなくてもいいかもしれません……。)
【“小沼丹、擬態、旧かなづかひ……最近買った本たち。”の続きを読む】
| ホーム |