さきほど、11月30日(日)午後10時、弘栄堂書店吉祥寺店が閉店となりました。
弘栄堂書店のみなさま、長い間おつかれさまでした。ありがとうございました。
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さきほど、11月30日(日)午後10時、弘栄堂書店吉祥寺店が閉店となりました。
弘栄堂書店のみなさま、長い間おつかれさまでした。ありがとうございました。
こんなタイトルの記事を書かずにすめばよかったのですが、でも、残念ながら、動かしようのないことなので、しつこいようですが、書きます。
明日、じゃなくて、もう今日だ、11月30日(日)、吉祥寺の駅ビル「ロンロン」の2階、JR吉祥寺駅の改札ロンロン口を出てすぐの場所で、約40年の長きにわたって、吉祥寺を利用するみんなに、本との出会いを提供し続けてくれた弘栄堂書店吉祥寺店が、閉店します。
昨日の記事にも書きましたが、もう一度同じことを書きます。
近隣のみなさん、常連のみなさん、そして、これまで同店に出入りしてきた出版社のみなさん、本と書店を愛する書店マニアのみなさん、明日の最終日、ぜひとも弘栄堂書店吉祥寺店に足を運んでください。
そして、お店の様子を心に刻んでください。
たくさん本の買い物をして、お店の人たちの後片付けを少しでもラクにしてください。
そして、顔見知りがいる方、とくに版元営業の方はもちろんですが、そうでない人も、ぜひレジで、店内で、お店のスタッフの方々に、おつかれさま、と声をかけてあげてください。
ぼくも、酔舎の仲間と一緒に駆けつけますが、こうして書いてるだけで、あぶないくらいなので、明日はお店で涙腺が決壊しないよう、今から目元に力を入れておかねばなりません。
では、みなさん、明日は吉祥寺ロンロンでお目にかかれますように。
今日は、吉祥寺のライブハウス「のろ」で、知り合いが企画した「ウッドドリンク2」という音楽イベントがありましたので、愛機テレキャスを抱えて吉祥寺に繰り出しました。いやあ、楽しかった。というわけで、以下、ちょっと内輪ノリの文章です。
昨日も弘栄堂書店へ行ってきました。ほとんど毎日顔出してる気がします。同店閉店後は、1週間ほどの移行期間で次のお店が入ることになっているのですが、居抜きで在庫も流用だと聞いていたので、地図・ガイドの棚の本がごっそりなくなっていて、棚が空になっていたのにびっくり。取次の切り替えのためだとのことなんですが、お店のその他のところには、2日後に閉店を思わせるようなものはまったく感じられず、これまで通りの雰囲気なので、お店の奥、壁側の真っ白な棚は、よけいにさびしく見えたのでした……。
今日の朝日新聞朝刊に「ロンロンの弘栄堂、閉店 吉祥寺で39年」という見出しで、短い記事が出ていました。「むさしの」版のみの記事だと思いますが、全国紙で取り上げられるのはこれが初めてでしょうか。
今日は吉祥寺で、出版関係の知り合いが企画した音楽イベントがあり、わたくし空犬もゲスト出演、2、3曲ギターを弾かせてもらう予定です。弘栄堂のことが気になって、個人的にはお祭り気分ではないんですが、でも、だからといって、しょんぼりしててもしかたない。イベント会場が吉祥寺なのも何かの偶然、弘栄堂書店のSさんも一緒ということもあるので、弘栄堂書店のみなさんにおつかれさまとありがとうを言うための気持ちで弾きまくろう、などと、無理矢理気分を盛り上げています……。
明日11/30、午後10:00で弘栄堂書店吉祥寺店は閉店です。近隣のみなさん、常連のみなさんはもちろん、これまでこのお店でたくさん本や雑誌を売ってもらった出版関係者の方々も、ぜひ最終日、短時間でもかまいませんので、お店に顔を出してください。できれば、本も買ってください。これまでたくさんの本との出会いをつくってくれた吉祥寺の“街の本屋さん”に、みんなでありがとうを言いに行きましょうよ。もちろんぼくも駆けつけます。今まで気になってた本をごっそり棚から抜いてこようと思います。
弘栄堂書店閉店まであと数日……。毎日でも帰りに寄りたいところです。昨日は吉祥寺仲間のデザイナーIさんご夫婦と飲みだったので、その前にお店に寄り、これらを購入。閉店まで、まだ買い物の機会作りたいので、今回はあえて文庫3冊のみ、に絞りました。
街をあげての本・書店イベントとしては、いまや日本を代表する1つとなった感のあるブックオカ。第3回となる今年は、すでに11月1日にスタートしています。「吉っ読」の活動休止と弘栄堂書店閉店の件で頭がいっぱいで、関係ないことは書けても、よそのブックフェア、書店イベントのことはなかなか気分的に書きにくい感じで、紹介するタイミングを逸しておりました……。
ブックオカのタカクラさんが、今年も関連のいろいろを送ってくださったので、紹介します。
↑西日本新聞ブックオカ広告特集。
大阪は鶴見区にある複合商業施設、イオンモール鶴見リーファに、本日、リブロの新しいお店ができました。「イオンモール鶴見店 2008年11月22日(土) オープン」。
「吉っ読」の中心メンバーの1人だった、もとリブロ吉祥寺店のTさんが、大阪に異動、同店で働くことになりました。
関東の版元営業の方はもちろん、書店好きのみなさんも、大阪にお越しの際は、ぜひ同店にお立ち寄りください。
光文社のPR誌『本が好き!』の2008年12月号から新連載、「南陀楼綾繁 本町通り(ブックストリート)を歩こう」が始まりましたね。
この連載、《現在進行形の「本町通り(ブックストリート)を訪ねて、主催者やお客さんと一緒に新しい本の世界を楽しんでみたい。》という内容で、第1回では「米子・まちなか一箱古本市」他が紹介されています。
関東では、南陀楼綾繁さんご本人が関わっている不忍ブックストリートがありますし、神田古本まつりや神保町ブックフェスティバルも「ブックストリート」に入れていいでしょう。あと、福岡のブックオカもずいぶんもりあがっていますよね。
今回紹介されているのはいずれも知らないものばかり。先にあげたようなメジャーなもの以外にもこういう米子のような例がたくさんあるのだとしたら、この連載、これからがとても楽しみです。
それにしても。吉祥寺の「吉っ読」も、吉祥寺を本の街に、をキーワードにがんばってきて、それこそゆくゆくは、書店から街へ出て、イベントやフェアができればいいなあなんてみなで夢想してたんですが、かなわぬままに休止となってしまいました。はあ。残念です。とても。
いつだったかご紹介したこれ、迷った末、結局購入いたしました。
少し前ですが、新聞にもこんなふうに取り上げられてました。「直木賞作家久生十蘭 迷宮的な全集刊行」(11/11読売新聞)。「迷宮的」……こんなふうに形容されたら、その誘惑に抗うことは困難、というか無理でしょう。うん。
内容のすばらしさは、前にも紹介した、この気合いの入った内容見本からもあきらかで、この値付けがしかたないものであることはわかってはいるのです、頭では。わかってはいるのですが、それでもやはり1万円札出して、おつりがころりころりと硬貨数枚だったりする買い物には、それなりの勇気が要るってものですよね。文庫なら20冊ぐらい買えるかなあ、いや、でもちくま文庫のカフカ・セレクションとか、講談社文芸文庫が入ると5、6冊か、なんて、実にしょーもないシミュレーション(とも呼びにくい)を棚の前で繰り返すこと数分、レジに本を持っていくだけで、たいそう疲れました……。
それにこれ、この1冊単独の判断じゃないんですよね。初回配本を買うってことは、買い続けないといけない、ってことですからね。いや、別に誰に強制されるでもないんですが、だって、格好悪いじゃないですか、本棚に全集が1、2冊だけ差してあったりしたら……。
ああ、本の中身にぜんぜんふれずにくだらないことを書き連ねてしまった……。
故あって今日までずっと書けませんでした。悲しいニュースです。「ブックファースト、弘栄堂書店吉祥寺店跡地に出店へ」。
ぼくが東京に来たころからずっと、というか、それよりもずっとずっと前から、JR吉祥寺駅の改札、ロンロン口を抜けて、斜め前といえば、「ロンロンの本屋さん」こと弘栄堂書店があったのです。あと10日ほどで、その弘栄堂がなくなってしまうなんて……。言葉もありません。
吉祥寺書店員の会「吉っ読」が活動休止、リブロ吉祥寺店Tさんが異動、そして弘栄堂閉店……吉祥寺の書店をめぐる残念なお別れの連続に、さすがにしょんぼり気味の空犬です……。
先日、11/14は吉祥寺書店員の会「吉っ読」のお別れ会の日でした。これで最後、というのは大変残念ですが、いろんな人に支えられてきたことがようくわかるとてもいい会でした。お集まりくださった出版社、書店のみなさま、“三冠王”枡野浩一さま、本当にありがとうございました。
会の様子につきましては、近々に、「吉っ読」のサイトにアップの予定です。
ちょっと用事があって、昨日に続いて今日も、寒風のなか吉祥寺へ。Cafe Montanaでカレーとビールの夕食、山野楽器サウンドクルー吉祥寺と弘栄堂をのぞいて帰宅。
先頃リニューアルされたという『GQ』。こういうオトナの男のためのおしゃれ雑誌はふだんはまず買わないんですが、特集「読書のニュー・スタンダード 全362冊!名著再読。」に惹かれて。新書サイズの別冊付録「別冊付録 あなたの悩みを解決するブックガイド 名著の処方箋」なんてのもついてますよ。
会社帰りに吉祥寺へ。BOOKSルーエに花本氏を訪ね、いつもの文庫買い出しを。
『光車』は花本氏のおすすめ本。先日訪れたオリオン書房でも、内容紹介チラシ付きでディスプレイされてました。
【“光車、女妖、蛇淫……今日買った本たち。そしてまた書店閉店話が”の続きを読む】アメリカ初のアフリカ系(黒人)大統領誕生だから、ってわけではぜんぜんないのですが、“アメリカ”のことを考えさせられるこんな本たちを、偶然続けて読みました。
娘と2人で立川に映画を観に行ってきました。映画館の席を予約するため、開始時間よりもずいぶん早く行きましたから、待ち時間はもちろんオリオン書房ノルテへ。このお店だと、娘も児童書売り場でゆっくり本を見ていてくれるので、心おきなく店内を散策できるのです。
オリオン書房はどの店舗もいいお店ですが、なかでもこのノルテはすばらしくい。ほんと、いつ来ても居心地がよくて、長居してしまうんですよねえ。「お洒落なディスプレイにしました」とか「POPの嵐で自己主張してみました」とかではありません。照明やBGMが個性的だったりするわけでもない。どこがどういいのか、どこがどう他と違うのか、来るたびにいつも考えるのですが、書店ウォッチャーのくせにきちんと分析できなくて、うまく言葉にできません。どこがいいのかわからないけど、やっぱりいい、と自然に思わせる店作りがされているということなんでしょうね。
↑読書マラソンの棚にあったチラシ。今回のエントリーは明日までで、次回は来年3月。親子で参加したい。
昨日オープンのブックファースト新宿店、初日夕方に早速のぞいてきました。店頭の様子、写真は、ブックファーストのサイトのトップほか、たとえばこちらで見られます。「ブックファースト新宿店がオープン」(11/6新文化)。
2時間弱かけて、じっくり観察してきたんですが、いやはや、すごいです。すごそうなのはわかっていましたが、予想以上にすごかったです。昨晩は、吉っ読のみんなとお酒を飲んでたんですが、ぼくのほかにも早速お店をチェックしにいった人がいて、やはり「圧巻だった」などと感想を述べてました。
↑フロアガイド(左)と店頭で配布されていた冊子(右)。写真を撮り忘れたんですが、新宿駅から店までの地下街には、大変な数の開店告知ポスターが。
ブックファースト新宿店、オープンということで、書店ウォッチャーとしては、初日の様子を見ないわけにはいきません。ということで、行ってきましたよ、ブックファースト。
いやあ、これはすごい。予想以上、でした。カンタンには紹介できないので、明日以降、あらためてレポあげます。
今日は、映画好きの飲み仲間との、映画の話だけをする飲み会に参加してきました。いやあ、楽しかった。で、映画、と言えば。えっ、閉館? ほんとに? これ、知りませんでした……。「コマ劇ショック余波!?新宿プラザも年内閉館」(5/29付バラエティ)。「お客様への39年間の感謝の気持ちをこめて 「新宿プラザ劇場」閉館さよなら上映実施決定!」。
閉館記念として上映されたのは、11月1日『ベン・ハー』、2日『2001年宇宙の旅』、3日『ゴッドファーザー』、4日『ゴッドファーザーPART2』『PART3』、5日『トップガン』、6日『サウンド・オブ・ミュージック』、7日『タイタニック』。今週で間に合うのは『タイタニック』だけかあ……。うーん、『ゴッドファーザー』3作はスクリーンで観たかったなあ。
1000席超の大型劇場で、いまどれぐらい残ってるんでしょうか。箱としては、ジャンルの好みもあって小さめのところのほうが好きなんですが、でも、やっぱりおっきなスクリーンで観たい映画ってありますよね。ぼくが新宿プラザで最後に観た作品は『スター・ウォーズ3 シスの復讐』。これ、2005年ですから、うーん、つまり、ずいぶん行ってなかったわけですね。閉館がさびしいなんて言う資格なし、かも……。
ブックファースト新宿店のオープン、いよいよ明日ですね、ってもう今日か。会社帰りに早速駆けつける予定です。訪問レポも近日中に挙げますよ。
ところで、書店の新規開店、これだけじゃなくて、ほかにもあるんですよね。新文化の出版業界スケジュールをざっと見渡すと、文教堂、大垣書店、ジュンク堂などの開店予定が。なかでも、先月オープンの紀伊國屋書店名古屋空港店(750坪)、来月オープンのジュンク堂書店の札幌店(1800坪!)、藤沢店(880坪)など大型店開店のニュースが、目を引きます。
たまたま大型店開店が続いてはいますが、書店の床面積としては《3四半期の書店数、増床、1万坪以上減。アルメディア調べ。》(文化通信出版業界ヘッドライン)だったりするようです。さらに、今年になって相次いでいる雑誌の休刊ラッシュも止まらず、先日も「マミイ」、それに「読売ウィークリー」の休刊が報じられたばかり。大型店ができるのはいいけれど、なんか、単純に喜んでいいものかどうか……嗚呼。
昨日は映画好きの友人編集者に誘われ、映画の宣伝のお仕事をされているという方との酒席に混ぜてもらいました。
相手は映画のプロの方々です。好きな映画(しかもジャンル偏りアリ)について語ったり書いたりしてるだけのぼくのようなのと会話が成立するのか、いささか不安もあったのですが、酒宴が始まってみれば、あれれ、なんだか話がずいぶんスムーズに通じます。ギレルモ・デル・トロも、クローネンバーグも、フーパーも、イーライ・ロスも、よけいな説明なしでオッケーなんですよ。
というのも、その宣伝のおふたりが手がけてきた作品が、どうも秘宝系というか空犬寄りというか、そんな感じなんですね(笑)。だって、最近の例では、『ホステル』だとか、『スターシップ・トゥルーパーズ3』だとか、少し前のでは、空犬通信でも取り上げたホラー・シリーズ『マスターズ・オブ・ホラー』まで手がけているというではないですか! すばらしすぎる……。そして、きわめつけが、つい最近手がけられたというこの作品。