今日は、日本橋三越で開催されている「ウルトラセブン展」を見てきました。
↑地下鉄改札から三越への地下道壁面には、かなり大きな案内が。右は、ギャラリー入り口脇の案内。
(以下、自分用の記録にとまとめたものなので、特撮に関心のある方、特撮に寛容な方のみ、ご覧ください。)
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今日は、日本橋三越で開催されている「ウルトラセブン展」を見てきました。
↑地下鉄改札から三越への地下道壁面には、かなり大きな案内が。右は、ギャラリー入り口脇の案内。
(以下、自分用の記録にとまとめたものなので、特撮に関心のある方、特撮に寛容な方のみ、ご覧ください。)
コミックのシュリンク機を手がけるダイワハイテックスが発行している書店情報誌『ダイワレター』。これまでも何度か、この空犬通信で紹介しています。その『ダイワレター』、最新号の38号で、「ブックンロール2013」を取り上げていただき、さらに、わたくし空犬のインタビューまでのっけてもらいました。
↑表紙は、「ブックンロール2013」トークの部に出演くださった、書店員のみなさん。
最初の見開き、右ページが空犬のインタビューで、なぜこのようなイベントを手がけたのか、などを話しています。左は、「ブックンロール2013」のダイジェストで、トークやライヴの写真がいくつか掲載されています。ご覧になった方はもちろん、イベントをご覧になれなかった方にもイベントの雰囲気が伝わるものになっていますので、ぜひご覧ください。『本屋図鑑』にもふれてもらっています。
『ダイワレター』38号では、このほかに、書店では、大垣書店神戸ハーバーランドumie店、啓文堂書店三鷹店が取り上げられています。
『ダイワレター』38号、サイト(上記のリンク)からPDFファイルがダウンロードできます。冊子版は少し多めにいただきましたので、西荻窪のブックカフェ、beco cafeのフリペコーナーに置いてもらっているほか、空犬の手元にもストックがあります。ご希望の方に差し上げますので、ブログのコメント欄、またはツイッター(@sorainu1968)でご一報ください。
ブックンロールに『本屋図鑑』にと、大きな案件が続いていたため、しばらくお休みしていました、書店の開店・閉店関連情報、久しぶりのまとめです。
●オープン
文教堂、昨年9月までアバンティブックセンター南大沢店があった、ガレリア・ユギの5階にできたようです。同時にアニメガ南大沢店もオープンしています。
福村書店は、2011年7月に閉店となった札幌・北見の老舗書店が、名称はそのままに、運営業者を変えて復活したもの。こちらに関連記事があります。名前も、かつて使われていたブックカバーも同じ、というのは以前の利用者の方にとってはうれしい復活でしょう。
「style F」は、八重洲ブックセンター本店内にできたショップインショップですので、もしかしたらリニューアルの項で扱うべきなのかもしれませんが、ここに入れておきます。関連記事はこちら。「八重洲BC本店にセレクトショップ「style F」オープン」(7/26 新文化)。
記事の一部を引きます。《同店1階正面入口脇の半地下スペースを改装し導入した》。《「心地よい生活」、「日本の暮らし」をテーマにした文房具、雑貨、バッグなどを陳列。セレクトした雑貨を際立たせるVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)を取り入れた》。この「style F」は《雑貨ショップANGERS(アンジェ)を運営する、ふたば書房のノウハウの提供を受けて展開する書店向けの複合パッケージモデル》なのだそうです。
この他、一般新刊書店の新規オープンとはちょっと事情の異なる件ですが、これも紹介しておきましょう。神保町にユニークな書店内書店がオープンしました。「東京都・神保町で猫の本を専門に扱う「にゃんこ堂」がオープン」(6/14 マイナビ)。
《東京都千代田区で多くの書店が店を構える神田神保町に、「猫本専門 神保町にゃんこ堂」が6月10日にオープンした。取り扱い書籍は、村上春樹氏が翻訳している童話「空飛び猫」や、動物写真家の岩合光昭氏による「ニッポンの猫」、「かご猫Blog」の写真集「のせ猫」、1977年に出版され一匹の猫の輪廻(りんね)転生を描いた絵本「100万回生きたねこ」など。他にも数多くの猫に関する本が集められ、ほぼ全てに同店が用意したオススメコメント入りの手書きPOPがつく予定》。
《同店の店長は「猫店長のリクオ」。店にはほぼ不在のため、非売品の紹介フォトブックが入り口に設置される予定。そのほか店のオープンに併せて用意された手作りの「写真付きしおり」と「猫店長チョコレート」が本購入者に先着で配布される》。
詳細は、「にゃんこ堂」Facebookを参照、とのことです。「猫本専門 神保町にゃんこ堂-神保町交差点/姉川書店内」。
まだかなり先の話ということで、リストには入れませんでしたが、最近報道された大型開店の件では、これがあります。「多賀城駅前再開発ビルに蔦屋書店 図書館委託と別に検討」(7/10 河北新報)。
《書籍販売やCD・DVDレンタルのTSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が、宮城県多賀城市のJR仙石線多賀城駅北の再開発ビルに「蔦屋書店」を出店することが9日、分かった。》
《関係者によると、蔦屋書店は2015年夏の完成を予定する再開発ビルに入る。「代官山蔦屋書店」(東京)をモデルとした生活スタイル提案型で、街の拠点づくりを目指し、同じビルに移転する市立図書館の業務委託とは切り離して検討するとしている。》
《市は中心市街地整備事業の一環で、多賀城駅前に「東北随一の文化交流拠点」の整備を目指しており、CCCと包括連携協定を結び、企画提案を受けるという。菊地健次郎市長らが11日、東京と多賀城市で記者会見を開き、公表する。》
これだけでは「蔦屋書店」がどのようなものになるのかはわかりませんが、非常に気になる件です。
●リニューアル
八重洲ブックセンター上大岡店がリニューアル中のようです。同店のツイッター(@yaesu_kamioooka)の7/10のツイートには、このようにありました。《ついに明日よりリニューアル工事が本格的に始まります。そのため8月上旬までの約1か月間、売り場を大幅に縮小しての営業となります。ご不便・ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。生まれ変わるその日まで!》
西荻窪の「町の本屋さん」、今野書店の件は、新規オープンに入れるべきかリニューアル扱いとすべきか迷いますが、現在の店舗はそのままに、新たに地下にコミック専門店を新設するそうです。お店のサイトには、こんな案内が出ています。《今野書店ご利用の皆様へ 日頃のご愛顧厚く御礼申し上げます。突然ですがビッグニュースをお知らせします。この度、8月8日(木)当店地下にコミック専門店をオープンいたします!コミック、ライトノベル、ゲーム攻略本は地下に移動し充実の品揃えです!皆様のご来店心よりお待ちしております》。
我が街、吉祥寺の書店事情に大きな変化がありました。近日中に、新刊書店の開店・閉店関連のニュースをまとめるつもりでいますが、それら通常の開店閉店関連のニュースとは分けて、紹介したいと思います。
まずは、啓文堂書店から。サイトには、「店舗からひとこと」として、以下のような案内が出ています。
《吉祥寺店は2010年4月吉祥寺駅ビル建て替えに伴い、現丸井吉祥寺店6階へ移転し、3年3ヶ月にわたり営業を続けてまいりましたが、2013年7月15日をもちまして一旦休業する事となりました。これまでご愛顧頂きまして誠にありがとうございました。尚、2014年春オープン予定の「新吉祥寺駅ビル」に出店いたします。今までにない新しい吉祥寺店として生まれ変わります。ぜひ、ご期待ください。詳しいスケジュールなどは、決まり次第ホームページ等でお知らせいたします。休業期間中は大変ご迷惑をお掛けいたしますが、お近くの啓文堂書店チェーンをご利用いただきますようお願い申し上げます》。
吉祥寺駅周辺には、いくつも新刊書店がありますが、南側には、駅前バス通り沿いの路面店、ブックスいずみはあるものの、中型・大型の新刊書店はほかにありません。吉祥寺駅南口利用者の本好きの多くが、このワンフロア大型店を利用していたはずですから、一時のこととはいえ、閉店を残念に、また不便に思う利用者は多いでしょう。
告知にある通り、完全な閉店・撤退ではなく、移転準備のための閉店です。当初は、2013年冬とも発表されていた商業施設のオープンは、来年2014年の春に延びたようですが、いずれにしてもそんなに先の話ではありません。啓文堂書店吉祥寺店が、どんなふうに新しく生まれ変わるのか、吉祥寺の本好き書店好きとして、オープンを楽しみに待ちたいと思います。
次はリブロ。同店のサイトには、このような案内が出ています。《8月2日(金)〜9月12日(木)までリブロ吉祥寺店は改装の為休業をいたします。改装期間中のご定期、ご注文品のお渡しは、『臨時営業場所』(2F・エスカレーター横 特設会場)にて行います。》
「新着情報」のところには、もう少しくわしいことが出ていました。「8月2日(金)〜9月中旬 店改装に伴う臨時営業のお知らせ」。《このたびリブロ吉祥寺店は、店名を「パルコブックセンター吉祥寺店」と変更し、9月中旬にリニューアルオープンいたします。それに伴い、誠に勝手ながら現状の売場での営業を8月1日(木)までとし、改装工事期間中は下記の臨時売場にて営業させて頂きます》。
↑店内に出ている案内。
こちらも、啓文堂同様、完全に店をたたんでしまうわけではなく、改装・改称のための一時的な閉店となります。リブロ→パルコブックセンターの改称としては、渋谷店の先行例がありますが、今回の吉祥寺はそれに続く2例目。
千駄木・往来堂書店の名物フェア「D坂文庫2013」が、7/26に始まりました。初日の様子を見てきましたので、写真入りで紹介したいと思います。(店内の写真は、7/26の様子で、すべてお店の許可を得て撮影したものです。)
↑場所は、入り口入ってすぐのフェアコーナー。全体はこんな感じで、今回も共通帯が視覚的にとても効いているのがわかりますね。右は、共通帯を開いたところ。表4側に選者名と選書コメントが、表4側のそでに近況など選者のひとことが載っているのは、いつもの通り。
写真真ん中は、フェアのポスター。これまでは、お店のスタッフの方がポスターを手がけていましたが、今回は、ミロコマチコさんが、イラストを手がけています(デザインはお店のHさん)。いいですねえ、このポスター。フェアから3点を買うと、このポスターがもらえるそうです。
フェアの詳細については、お店のサイトに特設ページができているほか、ブログでも取り上げられていますので、そちらをご覧ください。特設ページはこちら、ブログ「往来堂news」はこちら。前回の様子を空犬通信で紹介していますので、よろしければそちらもご覧ください。
↑「D坂文庫2013」冊子。「D坂文庫」は、内容だけでなく、帯や冊子などが凝っていることでも知られています。選書リストと、選者のコメント全部が読める小冊子は店頭でしか入手できませんでしたが、今回は、PDFファイルがダウンロードできるようになっています。店頭でフェアを見て、冊子を手にしていただくのがいちばんいいんですが、遠方で行けない、という方は、こちらからどうぞ。
先日7/19に発売(取次搬入)になった『本屋図鑑』。今週初めあたりから、店頭に並び始めたようで、うれしいことに、あちこちで見かけるようになりました。
いくつかのお店で店頭の様子を撮影させてもらいましたので、紹介します。そのために書店回りをしたりしているわけではないので、神保町と吉祥寺のお店が中心です。(店内写真はすべてお店の方に断って撮影したものです。写真は東京堂のみ7/15の週、それ以外は7/23、24ごろの様子で、お店の様子は変わっている場合があります。)
まずは、神保町のお店から。
↑『本屋図鑑』のプレ刊行記念トークイベントを開催してくださった東京堂書店。イラスト展は現在も開催中です。『本屋図鑑』でも取り上げた、同店の名物新刊台「軍艦」にも、得地直美さんのイラスト、それも「軍艦」を描いたイラストが展示されました。『本屋図鑑』も並べていただいています。表のウインドーに、『本屋図鑑』がこんなに並んでいる! うれしいなあ。(その後、下半分が別の本の展示になりました。)
↑表の「週間ベストセラー」を見ると、なんと『本屋図鑑』が1位に(写真は7/24時点)。東京堂書店は、ふだんから、よその店ではありえないような本が上位に来るお店ではありますが、まさか『本屋図鑑』が「1位」とは……(涙)。
↑三省堂書店神保町本店。お店の方に声をかけて、『本屋図鑑』のPOPをお渡ししたところ、その場ですぐに立ててくださったので、その様子を写真に撮らせてもらいました。写真は、海外文芸の棚のエンドで、右となりの列の奥、「本の本」の棚前でも平積みしてもらっています。4階、「本の本」の棚前でも平積みになっていました。お隣は、こちらも出たばかりの書店本『那覇の市場で古本屋』(ボーダーインク)。
続いて、我が街、吉祥寺の書店へ。
↑BOOKS ルーエ、2階ではこんなふうに並べてもらいました。新刊台で、目を引きます。レジ、カウンターの下にもありました。1階入り口入ってすぐ左の棚にも、面陳されています。
↑リブロ吉祥寺店。下りエスカレーターを降りて正面の新刊台で、写真のように、とても目立つ感じで並べてもらってます。
↑ジュンク堂書店吉祥寺店。レジ脇新刊台と「出版書店論」の棚、雑誌棚のエンドの台と、こちらが確認できただけで3か所に並べてもらっています。写真右の文芸「出版書店論」の棚では、『那覇の市場で古本屋』『離島の本屋』ら、同じく最近出たばかりの書店本の新刊や、夏葉社本、得地さんが装画を手がけた本などと一緒に棚に収まっていました。この並び、いい「絵」だなあ。
吉祥寺の書店の様子を紹介するこの記事に、啓文堂書店吉祥寺店の様子を入れられないのが、とても残念です(同店は、改装のため、7/15に閉店)。
↑1つ、関東以外のお店の例も。紀伊國屋書店グランフロント大阪店の様子。こんなに大きく展開していただきました。写真は同店のOさんが送ってくれました。こちらの大阪滞在、翌日にできた棚で、実際にの様子を見られなかったのが残念です。
西荻窪のブックカフェ、beco cafeで、ときどき、出版・書店関連(ときどき、音楽関連も)のイベントを企画・主催しています。ご興味のある出演者、テーマなどがありましたら、ぜひ遊びに来てください。(予約などの詳細、出演者のプロフィールなどは、イベント一覧の後にあげてあります。)
◆これからのイベント◆
◆予約方法・イベントに関するお願い◆
*beco talkは、本・書店・出版関係者による、本・書店・出版関連の話題がテーマのイベントです。
*beco recoは、アマチュアDJがセレクトしたアナログレコードやCDで音楽を楽しむイベントです。
*beco utaは、アマチュアミュージシャンによるアコースティックライヴイベントです。
*beco cafeでのイベントは、いずれも、チャージは1000円となります(ワンドリンク付;2杯目からは500円)。
*beco cafeはふだんは食事もできるお店ですが、イベント当日は、フードはおつまみのみとなります。あらかじめ軽く食べてからお越しください。
*イベント終了後、閉店までは、出演者が残って、フリートーク&ドリンクの時間としています。出演者の話をもっと聞きたい、出演者にいろいろ聞いてみたい、という方は、ぜひ残って、お酒とおしゃべりを楽しんでいってください
*詳細が未定のイベントについては、くわしいことが決まり次第、空犬通信、beco cafeのサイトおよびツイッター(@bookendless)でお知らせします。
*イベントは、いずれも約2か月前から予約を開始します。イベントに関するお問い合わせや予約などは、beco cafeに、
電話(03-6913-6697)
メール(w.bookendless [at] gmail.com)
twitter(@bookendlss)
のいずれかで直接お願いします。(*twitterでご連絡される場合は、通常ツイートで連絡先などを流さないよう、ご注意ください。ちょっと面倒ですが、@をとばして、フォローしてからDMで連絡をとるようにしてください。)
*予約された方で、都合が悪くなってしまった場合は、当日でもかまいませんので、必ず、事前にキャンセルのご連絡をいただけますよう、お願いいたします。
西荻窪のブックカフェ、beco cafeで、ほぼ毎月開催している出版・書店関連テーマのトークイベントbeco talk。第9弾のご案内です。
「作家のエージェント」……ことばは聞いたことはあるけれど、どんな仕事かと言われるとよくわからない。本の世界にくわしい人でも、そのような方は多いのではないでしょうか。本を書くというビジネスを作家の陰で支える「代理人」。そんなエージェントという仕事のいろいろを、現役エージェントが語ります。
「作家のエージェント」とはどんな仕事・業務なのか、編集者とはどう違うのか、エージェンシーとはどんな組織なのか。栂井さんの属するアップルシードエージェンシーの話を中心に、エージェントの仕事とエージェンシーという会社の全体像を、聞き出したいと思います。
現在、エージェントといえば、講談社のエースコミック編集者が独立して立ち上げたということで業界の話題を呼んでいる「コルク」を思い浮かべる人も多いでしょう。また、タトルモリエージェンシーやユニエージェンシーなど、海外版権を主に扱うエージェントのことを聞き知っている人、出版関係の方なら実際に仕事をしたことがあるという人もいるかもしれません。そうした、他のエージェンシーのことにもふれていただく予定です。
これまでのbeco talk同様、過度に専門的な話にするつもりはありません。本に興味がある方であれば、出版の仕事に直接関係のないお客さんでも楽しんでいただけるような内容にしたいと思います。もちろん、出版業界で仕事をしたい人、自分で文章を書いてみたいという人、エージェントという仕事につきたいという人がいらっしゃいましたら、大歓迎です。プロのエージェントによる、作家とのやりとりのリアルな話を聞ける大変に貴重な機会ですので、ぜひ聞きにきていただければと思います。
予約は、7月29日(月)に受付開始となります。予約は、空犬ではなく、お店での受付になりますので、beco cafeにご連絡ください。(8/10:満席のため、予約受付終了となりました。)
『本屋図鑑』刊行記念トークイベントが、発売日の7/19、大阪・隆祥館書店7階のギャラリーで開かれました。
これまで同店で開催してきたイベントの出演の方々に比べると、知名度の点で圧倒的に劣る我々ですので、集客に不安がないではなかったのですが、キャパ約50人の会場は、うれしいことに満席となりました。
トークは、隆祥館書店・二村知子さんのあいさつで始まりました。島田さんの手になる『本屋図鑑』の「はじめに」に感動した、という二村さんが、「はじめに」の一部を朗読し、イベントの紹介をしてくださいました。
今回のトーク、出演は「本屋図鑑編集部」の2人、夏葉社島田さんとわたくし空犬です。島田さんの話がメインですので、空犬が進行役をつとめました。トークは全体を大きく3つに分けました。最初のパートでは、夏葉社とはどんな出版社なのか、空犬とはどういう関係なのか、『本屋図鑑』はどのようにして生まれたか、どのように作られたか、などを2人で話しました。
2つめのパートでは、北から南まで、全国の書店を自分の足で徹底的に歩いて取材した夏葉社島田さんが、本書で取り上げたお店のなかから、いくつかのお店、とくに、大阪のみなさんがふだんはなかなか行く機会のないエリアのお店を中心にピックアップ。各店の写真をスライドでお見せしながら、空犬が島田さんから取材時に見聞きした各店のエピソードを引き出す、というかたちで話をしました。
写真の多くは打合せや、本文の執筆時の資料として見せてもらっていますし、話のいくつかも打合せのときに直接聞いています。それでも、こうしてあらためて写真を見ながら、島田さん本人の口から直接語られる話を聞くと、新鮮で、とてもおもしろく感じられるのですから、初めて聞くお客さんにはさぞおもしろかったことでしょう。島田さんのネタが多いので、どうしても1店の紹介も長くなってしまい、用意していたお店の写真をすべて見せることができなかったのがやや残念。もっと見たかった聞きたかったと、トーク後にたくさんのお客さんから言われました。
前回の東京堂書店のトークでは、出演の3人の方に、子どものころの本屋さん体験の話をしてもらいました。それがとても好評だったので、今回も、我々2人の書店原体験のような話をしました。本のあとがきにも書きましたが、こちらは、小学生のころからの、「本屋さんの棚」好きです。このテーマなら話したいことはたくさんある。なので、頼まれてもいないのに、店内の様子をイラストに起こし、スライドを用意することまでしたのです。「これ、得地さんが描いたの?」と言われたらどうしよう、てへへ、とか思ってたんですが、できあがった絵は、得地さんのあたたかいイラストは似ても似つかないものになっていました。唯一の効果は、会場の笑(失笑か?)を引き出した、ことでしょうか。そのうち、この空犬通信で公開するかもしれません。
脱線しました。最後は、隆祥館書店を取材したときの写真をいくつか見ながら、隆祥館書店はどこがすごいのか、どこが他のお店と違うのか、について、島田さん、空犬がそれぞれ思うところを話し、さらに、町の本屋さんにできること、町の本屋さんの可能性がここにあるのではないか、そんな話でトークをまとめました。
最後に、この日、出演者ではなく、お客さんの1人として、パートナーの方と2人で駆けつけてくださった、イラストの得地直美さんを会場のみなさんに紹介し、トークは終了となりました。
東京、とくに、中央線沿線の店や会場で行うイベントと違い、大阪では、我々は完全にアウェーの存在です。会場は、本好きと本屋さん好きのみなさんでいっぱいでしたし、書店の関係者も多かったのですが、吉祥寺、といっても知らない人もいましたし、夏葉社のことはこの本で初めて知ったという方もいました。
ふつうなら、よそから来た知名度の大変低い出演者にとっては大変話のしづらい雰囲気になっていてもおかしくありません。ところが、会場の雰囲気は、とてもあたたかいもので、島田さんの人柄がよく出た楽しい話が終始お客さんの笑いを誘っていたこともあって、最初から最後まで、本当にアットホームな雰囲気のなか、トークを進めることができました。
イベントで空けていましたので、報告が遅くなりました。夏葉社7月の新刊、『本屋図鑑』が、先日7/19に発売となりました。
お店・地域にもよりますが、7/22の週ごろから店頭に並び始めるかと思います。
『本屋図鑑』は、「本屋図鑑編集部」の2人(夏葉社の島田さん、空犬)とイラストの得地直美さんが、本屋さん愛全開で書いた/描いた本です。本と本屋さんを愛するたくさんの方に、手にとっていただけるとうれしいです。
↑左から、書店店頭用のPOP、チラシ、ポストカード。本書は、帯がなく、カバーのそでにも内容説明などがありませんので、店頭に並べてくださる際は、POPをお使いいただければと思います。本を扱ってくださるお店には、夏葉社島田さんがお届けするはずですが、当方の手元にも少しあります。ご入り用の方は手配しますので、コメント欄にてご一報ください。(*リンク先からPDFをダウンロードできるようにしました。)
何度も告知してきましたが、直前ということで、あらためて。今度の金曜日、大阪の、ぼくが大好きな小さな町の本屋さんで、こんなトークイベントがあります。
『本屋図鑑』関連では、先日7/12に、東京・神保町の東京堂書店で、トークイベントが開催されました。そのときのイベントとの違いは、今回は、作り手の2人、「本屋図鑑編集部」の2人によるトークだということです。
全国の書店を、それこそ北から南まで、自分の足で徹底的に歩き、訪ねた夏葉社島田さんが、取材で見聞きした全国の本屋さんの魅力を語ります。ぼくは、島田さんに比べると、実際に訪問したお店は圧倒的に少ないのですが、いくつかのお店は、メインで取材を担当したりもしています。そんな2人が、取材時の写真を披露しながら、本には載せられなかったお店の様子や、本には書けなかったエピソードなどをいろいろ紹介します。
島田さんの書店取材ネタはほんとにたくさんあって、残念ながら、本に反映できたのはごく一部でしかありません。本に載せられなかった取材裏話を島田さんが綴る連載も始まりました。島田さんの人柄が出た、やわらかくてあったかい文章も最高なんですが、やはり、ご本人の口から聞ける話のおもしろさは格別です。(打合せのたびに、島田さん本人から聞かせてもらう取材話のおもしろかったこと!)
島田さんが見聞きしてきた、全国あちこちの本屋さんの話を聞きたい、なかなか訪問する機会のないエリアの本屋さんの写真を見たい、なにより、島田さんの楽しい本屋さん話を聞きたい、という方は、ぜひ7/19、大阪の隆祥館書店にお集まりいただければと思います。
ちなみに、「本屋図鑑編集部」の2人が、2人「だけ」で話をするというトークイベントは、今回が初めてです。東京以外で開催する『本屋図鑑』関連イベントもこれが初めて。今後はそのような機会はないでしょうから、『本屋図鑑』について、「本屋図鑑編集部」の2人が話をするのは、今回が最初にして最後、唯一の機会となります。たくさんの方に聞いていただけると、うれしいです。
先の記事にも書きましたが、今日の時点で、わずかに残席があるようです。大阪近郊の本好き書店好きの方で、もしも興味を持ってくださる方がいらっしゃいましたら、7/19、隆祥館書店に遊びに来ていただければと思います。(イベントは要予約ですので、事前にお店にご連絡をお願いします。)。
『本屋図鑑』のプレ刊行記念トークイベントが、昨日7/12に神保町・東京堂書店6階の東京堂ホールで開かれました。
↑イベントの案内。
↑トーク開始前、控え室での打合せの様子。もうすでにこのときから、おもしろい話がぽんぽん飛び出していました。
↑トークが始まってからの様子。今回の進行役は夏葉社島田さん。
↑左から、紀伊國屋書店の百々さん、往来堂書店の笈入さん、夏葉社の島田さん。
トークは、まず夏葉社島田さんのあいさつで始まりました。島田さんが『本屋図鑑』をどのような思いで作ったかを話し、つづいて笈入さん、百々さんが、それぞれ、子どものころの本屋さんの原体験のエピソードや、現在にいたるまでのご自身の書店人歴などを披露してくれました。後半は3人での座談会。興味深い話がたくさん飛び出し、会場をわかせていました。
静かに訥々と話す笈入さん、やわらかな関西弁で身ぶりまじりで話す百々さん。業界では有名なお二人ですが、意外なことに、この日が初対面。ごくごく短時間の事前打ち合わせだけだったとは思えないぐらい、自然なやりとりで、話題をキャッチボールし合うお二人を見ていると、お二人が本の世界で慕われている理由がよくわかりました。
トークは盛況で、会場もほぼ満席のようでした。この日は先行販売があり、通常本のほか、イラストレーター得地直美さんのサイン本も少し用意していましたが、予定を上回る数が売れたようで、サイン本も急遽追加することになったほどでした。(サインと言えば……よそ様がお買い上げになった本に、自分の名前(ペンネームですが)を書き入れるなどという図々しい体験を、請われてのこととはいえ、生まれて初めてしてしまいました。見返しに記された、下手過ぎる自分の字を見ると、日ペンの美子ちゃんで練習しておくべきだったと、悔やまれてなりません……。閑話休題。)
昨日、見本が完成した『本屋図鑑』。全国の書店の取材を担当した島田さんの取材時の話はほんとにおもしろくて、各地・各店の様子を撮影した写真を見せてもらいながら、話を聞かせてもらうのは、打合せのときの楽しみでした。
ただ、それらのすべてを本に盛り込めなたわけでは残念ながらありません。このまま埋もれてしまうのはもったいなあ、どこか島田さんに書かせてくれるところはないかなあ、と、何度もつぶやいていたら、ちゃんと見ていてくれたところがありました。『本屋図鑑』スピンオフのこんな連載がまもなく始まります。「本屋と旅する男 『本屋図鑑』裏話」。
掲載媒体は、プレジデントオンライン。7/14(日)、12時に第1回が公開されるとのことです(それまでは、上のリンクは無効になっています)。副題の通り、『本屋図鑑』本文には入れられなかった、書店取材時の裏話がたくさん披露されることになると思います。本と併せ、ぜひこちらもご覧ください。
本日、無事に『本屋図鑑』の見本ができました。
↑この数か月の、苦しかった本作りの日々を共にした2人に、名前を入れてもらいました。
自分が関わった本、それも「編集者」としてではなく、「執筆者」として関わった本が、こうして無事に刊行され、いま手元にあるなんて……感無量です(涙)。
これでも一応職業編集者の端くれですから、自分が手がけた本ができあがってきたところには何度も立ち会っているんですが、それら編集を担当した本ができたときとは、あまりにもできたときの感じ、手にしたときの感じが違うので、今さらながら、びっくりしているところです。本の「書き手」と、「編み手」との違いを、いま初めて実感できたような、そんな感じがしています。
今日は、まだ見本分のみで、発売は、予定通り、7/19(金)の取次搬入で、地域にもよりますが、本日のイベントの場所を提供くださった東京・神保町の東京堂書店をのぞくと、店頭に並び始めるのは、20日過ぎとなります。
この本がどんなふうにできたか、この本のどこを担当したか、どんな思いでこの本を書いたかは、すべて本の「あとがき」にまとめました(いま読むとなんだか、ここだけだらだらした書き方になっていて、ちょっとはずかしいんですが……)ので、そちらをのぞいてみていただければと思います。本屋さんをこよなく愛する者として、いま本屋さんについて書けることは、すべて書いた、本屋さんへの思いはすべて注ぎ込んだ、そんなつもりでいます。
本と本屋さんを愛する、たくさんの方に手にとっていただければ、こんなにうれしいことはありません。
『本屋図鑑』、これまでは書誌情報やイベントの情報だけで、内容に関する詳細にあまりふれてきませんでした。まもなく発売ということで、目次に沿って、もう少しくわしく本の内容を紹介したいと思います。夏葉社のサイトでもくわしく紹介されていますので、併せてご覧ください。
『本屋図鑑』は以下の5章立てです。
「1章 本屋さんの中」は、本屋さんの「中」に注目し、どんな棚・売り場があるのかを、イラストと文章で図鑑的に説明した章です。なるほど、だから『本屋“図鑑”』なのか……この本を読んでくださるすべての人にそんなふうに思っていただけるようなものをめざしました。
「2章 町の本屋さん」は、本屋さんの「立地・場所」に注目し、本屋さんはいったいどんなところにあるのかを、さまざまな立地の例を取り上げながら紹介した章です。駅前や商店街など、おなじみの場所にある本屋さんが登場します。
「3章 本屋さんの棚をじっくり見る。」は、1章よりもさらに「棚」に寄って、本屋さんの基本である「棚」がどんなふうになっているのかを、ユニークな棚づくりをしているお店の棚を具体的に紹介した章です。書棚を眺めるのが何より好きだという本好き本屋さん好きの人にとっては、いちばん楽しい章かもしれません。
「4章 もっといろんな本屋さん」は、2章と同じく、本屋さんの「立地・場所」に注目し、いろいろなお店を紹介する章です。駅前や商業施設内など、おなじみの場所が中心の2章と違うのは、えーっ、こんなところにも本屋さんが?というようなお店も取り上げられていることです。ぼくもあちこちの書店を訪問しているほうだと思っていましたが、この章で紹介されているお店はほとんどが行ったことのないお店、知らなかったお店で、ゲラを読んだり、島田さんの取材話を聞いたりするのが毎回楽しみでした(島田さんの取材・作業的にはこの章がいちばん大変だったようです)。
各章でどんな書店が取り上げられているかは、夏葉社のサイトの紹介文に例があがっていますので、そちらをご覧ください。
「5章 本屋さんの歴史」は、1945年から2013年までの約70年の歴史を、本屋さん関連の出来事にしぼってまとめたものです。
このほか、附録として、書店員のみなさんがどんな一日を過ごしているかをイラストと簡単な文章で描いた「本屋さんの一日」、書店で使われている用語をまとめた「知っておきたい本屋さん用語集」、さらに書店のことを知りたいという読者のみなさんにぜひ手にとって欲しい書店本をまとめた「本屋さんをもっと知る本三〇冊」があります。
本文には入れにくかった大型店・チェーン店について、また本屋さんで使われているグッズ類についてなどをまとめた「コラム・インタビュー」も数本掲載しています。今回のテキストは、すべて「本屋図鑑編集部」の2人で担当しているのですが、「コラム・インタビュー」には、ミュージシャンのあがた森魚さん、映画監督の樋口真嗣さんにご登場いただきました。あがたさんは新宿と紀伊國屋書店について、樋口さんは神保町と三省堂書店について、とても興味深い話を披露してくださいました。
6/28に開催しました本と書店と音楽のイベント「ブックンロール2013」。出版業界紙の『新文化』に取り上げていただきました。
↑記事の写真はトークの様子。
掲載は7/4号。4面に、写真入りで掲載していただきました。東京国際ブックフェアの「新文化」のブースでは、最新号が無料で配布されています。明日7/6に会場に行かれる方は、ぜひ「新文化」のブースに寄ってみてください。
まもなく発売となります夏葉社7月の新刊、『本屋図鑑』の装丁(書影)ができました。
イラストの元になっているお店は、大分県佐伯市にある、根木青紅堂書店さん。ぼくは残念ながら行ったことのないお店で、島田さんから写真を見せてもらっただけなんですが、この、昔ながらのたたずまい……ほんとにいいですよね。写真を見たときも感激しましたが、こうして、得地さんのあったかい絵になったのを見ると、さらにうれしくなりました。
外観がそっくりとか、店の造りが同じだとか、別にそういうことではないのですが、この絵を見ていると、小学生のころに通っていた、大阪のいなかの本屋さんがなつかしく思い出されました。「町の本屋さん」を紹介する本の表紙にぴったりの店、ぴったりの絵になったのではないかと、そんなふうに思います。
チラシとポストカードもあげておきます。チラシはこちらからダウンロードできます。
『本屋図鑑』はまもなく、7/20ごろから店頭に並び始めると思います。本好き書店好きのみなさんにぜひ手にとっていただきたい1冊です。よろしくお願いします。
追記:『本屋図鑑』、夏葉社のサイトに詳細がアップされました。「いよいよ『本屋図鑑』」(7/5 夏葉社)。
6/28(金)に阿佐ヶ谷ロフトAで開催した、「ブックンロール2013」。さすがに前回の記事では、トークの様子がさっぱりわからないと思いますので、実際に会場で使用した画像をお見せしながら、各店の様子を紹介します。(画像はすべて、各店で用意したもので、撮影時期は6月末から7月ごろです。以下のキャプションは、当日のトークでの発言内容ではなく、空犬が補足したものです。)
まずは、さわや書店から。
↑さわや書店、外観。商業施設内のお店ですので、写真手前は商業施設の通路になります。
↑左は、郷土書の棚。レジの斜め前あたり、レジにいちばん近い入り口の脇というお店の一等地での展開です。内容も、地方出版だけでなく、雑誌・文芸作品やコミックなども交えた幅広いセレクトで、非常に見応えのある棚になっています。右はおすすめ文庫のコーナー。手描きのPOPやパネルの数、そして、それぞれの文字量がすごい。実際に見ると、写真以上の迫力です。
↑同店名物、時代小説の棚。お店の規模を考えると、棚の本数が多いことにまずびっくりしますが、棚に近寄ってみるとさらに驚かされます。作家・シリーズの案内プレートに、手描きでぎっしりとコメントが書き込まれているのです。
先日の「ブックンロール2013」の会場で初披露、その場に集まってくださったみなさんに配布しました。販促用に何枚かもらっていこうと思っていたら、配布しきってしまったらしく、空犬の分が1枚も残っていませんでした。そのため、ご紹介が遅くなりました。
『本屋図鑑』のポストカード、たくさんのお店に、とくに取材でお世話になったお店には全店に届けたいのですが、枚数がそんなに作れなかったようです。
販促や購入特典などに使いたいという書店さんがありましたら、夏葉社島田さん(@natsuhasha)まで、早めにお問い合わせ・ご相談ください。
なお、このポストカードにつきましては、空犬の手元にも数枚しかなく、こちらでは手配ができませんので、あらかじめご了承くださいませ。
先日の「ブックンロール2013」、収支のご報告をします。
ホールレンタル料以外は直接収益扱いとなる昨年の会場と違い、今回の会場、阿佐ヶ谷ロフトはチャージと飲食料を合わせた全体の売上から、決められた割合でキャッシュバックされる、という方式です。戻しは、売上げ総額と、休前日か休日かのタイミングとで割合が変わります。この「会場キャッシュバック」は前売・当日合わせたすべてのチャージとの合計に休前日のバック率をかけたものから、さらに「源泉徴収・特別復興税」を引いた額とのことです。ちなみに、入場者は全部で118名で、出演者・関係者が19名いましたので、当日会場にいたのは、全部で137名ということになります。
「募金」は、バンドの参加費(トークと違って、バンドは出る側の楽しみのほうが大きいということで、毎回参加費を徴収しています)が21,000円、会場に設置しておいた募金箱に集まった額が3,300円(箱が目立たなかったのと、あいさつのときにプッシュするのを忘れてしまったので、額が伸びませんでした……;泣)、今年1/13に開催した「吉っ読」の新年会の残が28,700円、今回の2次会の残が14,100円、これらの合計です。2次会は、トーク出演者の方を無料とし、参加者全体で割るかたちにしました。当日急に参加される方が数人いらっしゃったのですが、計算が煩雑になることもあり、額はそのままで計算させていただきましたので、残が少し多めになっています。今回は物販はゼロでした(またしても「吉っ読」Tシャツ、売れ残ってしまいました……;泣)。
「経費」は、当日配布資料を入れる封筒代、資料類を空犬自宅から会場に送った際と残った資料・荷物を返送した際の送料の合計です。合計から経費を引くと、96,683円。端数は、空犬がさらに「募金」として差額分を追加して丸めましたので、最終的な額は、ちょうど¥100,000となりました
昨年の収支はこちら。昨年との金額の差は、前述の会場のシステムの違いによるものです。昨年のほうがお客さんの人数もずっと多かったことを考えると、寄付額が減ったということではなく、むしろ、今回のやり方と人数でよく目標の10万円を達成できたな、というのが主催者の実感です。主旨にご賛同くださり、ご協力くださったみなさまに、あらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。
これまでに引き続き、今回も全額を、被災地支援として、仙台で本の関係の活動をされている団体、「こどもとあゆむネットワーク」に寄付しました。
寄付先を「こどもとあゆむネットワーク」に決めた経緯や、「こどもとあゆむネットワーク」の活動などについては、2011年のブックンロール、収支報告の記事にくわしく書きましたので、こちらをご覧ください。
お金は、本棚と、小学校の不足図書購入にあてていただくよう、入金時にメッセージを添えました(本棚プロジェクトについては、サイトにくわしい説明がありますので、そちらをご覧ください)。
「ブックンロール2013」に集まってくださったみなさまに、あらためて御礼申し上げるとともに、以上、ご報告いたします。
7月になりましたので、『本屋図鑑』関連のイベントについて、あらためてご案内します。(書誌情報については、こちらをご覧ください。)