9月に、東京三鷹市の三鷹図書館で夏葉社・島田さんの講演会が開催されるとの案内を三鷹図書館の方からいただきました。
- 三鷹市立図書館講演会「読み返される本の見つけ方」
日時:2016年9月11日(日)14:00〜16:00
会場:三鷹図書館(本館)第一集会室
講師:島田潤一郎(夏葉社)
対象:どなたでも 中高生大歓迎!
参加人数:50人(申込先着順)
予約・問い合わせ:三鷹図書館(本館) 0422-43-9151
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9月に、東京三鷹市の三鷹図書館で夏葉社・島田さんの講演会が開催されるとの案内を三鷹図書館の方からいただきました。
昨年でいったん終了としました本と音楽のイベント「ブックンロール」。この10月に、なんと沖縄で開催されることになりました。
サイト(ブログ)のトップにはこんなふうに書かれています。《本にかかわる人たちが、ライブしてトークして本の未来を考える!本と書店と音楽のイベント「ブックンロール沖縄」2016年10月13日(木)開催します》。
まさか、こんなふうに新たなかたちで開催されることになるとはなあ。元の企画者・主催者として、こんなにうれしいことはありません。
昨年の8月に、渋谷の大盛堂書店で村山早紀さんの新刊刊行記念トークイベントに出演させていただいたんですが、今年もこんなイベントが開催されることになり、当方も出演させていただくことになりましたよ。
会場の大盛堂書店のサイトから内容紹介を引きます。《長年、児童文学や小説などで幅広い読者の支持を集めている村山早紀さんの9月の新刊は、村山さんがこよなく愛する書店を舞台とした物語です。今回その発売を記念してトーク&サイン会を当店にて約一年ぶりに開催します。第一部を前回と引き続き書店のことといえばこの方、編集者・ライターの空犬太郎さん、第二部を当店・山本が聞き手となり、本書の魅力や村山さんの書店・書店員愛を十二分に語りつくします。ぜひご来場ください》。
版元、PHPの案内はこちら。
定期的にイベント開催していた西荻窪のブックカフェ、beco cafeが閉店になりましたので、今年の後半は出版・書店・音楽関連の企画・主催イベントは予定がないのですが、うれしいことに、いくつか出演依頼などもいただいていますので、リストアップしておきます。それぞれのイベントについては、別途くわしいご案内をアップします。
◆これからのイベント◆
もう、ずいぶん前のことのようにも感じられます。リブロ池袋本店の閉店。
「新文化」8/11号に、「リブロ池袋本店、閉店から1年経って」という記事が掲載されています。書き手は、閉店時に同店の店長だった菊池壮一さん。
《直接の単純な理由は、09年西武百貨店との間に結んだ定期建物賃貸借契約(定借)の更新をしてもらえなかったこと。これがすべてである》という閉店の経緯だけでなく、同店の歴史がコンパクトにまとめられています。
今年から9月に行われることになった東京国際ブックフェア。会期中にこんなシンポジウムが行われるようです。
記事を引きます。《NPO法人本の学校は9月24日、東京・江東区の東京ビッグサイト会議棟で「出版産業シンポジウム2016in東京〜出版産業のこれから―新たなビジネスモデルを構築する〜」を開催する》。
記事をもとに、特別講演と分科会の内容・出演者などをまとめてみます。(出演者の所属などは記事ママ、敬称略。)
今年、2016年はロンドン・パンクが生まれて40周年。記念イヤーということで、イギリスでは、「Punk London」が開催されていること、それを不快に思ったマルコム・マクラーレンの息子ジョー・コーレンが、抗議のために、8億円(!)にのぼるパンク・コレクションを、セックス・ピストルズがファーストシングル「Anarchy in the UK」をリリースした11月26日に行うと発表したりして、いろいろと話題になっていますね。
『ロッキングオン』が6月号で、40ページのボリュームのパンク特集を組んでいましたが、関連書籍は出ないのかなあ、と思っていたら、こんな本が出ましたね。
版元の内容紹介によれば、こんな本です。《パンクが生まれて40年目、その巨大な影響をトータルに検証する。そのはかりしれない力はどこからうまれ、何をもたらしたのか。バンド論、ディスクガイドなども付す》。
パンク&ニュー・ウェーブに絶大な影響を受けた身としてはこのような本が出ると買わざるを得ないのでした。一気に読んでしまいましたよ。
8/7に紀伊國屋書店新宿南店が閉店となりました。
一部が、洋書専門店として残りますから、このような場合「閉店」という表現が正しいのか、ちょっと微妙ですが、でも、和書を扱う大型一般書店としての紀伊國屋書店新宿南店はなくなってしまうわけですから、ここはやはり「閉店」ということになるのでしょう。
同店にはたくさんの思い出があります。開始直後に訪ねたときのことは今でもよく覚えています。訪問当初は、なんとなくがらんとした印象を受けたりしたものですが、あれよあれよという間に棚は充実、フェアやイベントも本店とはまた違った独自のものが頻繁に開催されるようになり、新宿利用の読書人にとってなくてはならない店の1つになるにはさほどの時間を要しなかったのでした。新宿の紀伊國屋といえばやはり新宿本店のイメージが圧倒的に強かった我々本好き本屋好きに、新しい大型書店のかたちを見せてくれたのが新宿南店だったのです。
個人的にも大変よく利用しましたし、数年前からは親子で通うようになり、やがてうちの本好きっ子のお気に入りの本屋さんになりました。本人にとって大好きなスペースだったのはもちろん大事ですが、それだけなく、親から見て、子どもを安心して長時間いさせられるお店だったというのも重要でした。
仕事のほうでもたくさんお世話になったなあ。ぼくは営業ではなかったのですが、同店には「営業」として注文書を持ってせっせと通いましたし、担当した本のイベントをしていただいたこともありました。
夏葉社の新刊は、同社としては久しぶりの復刊もの。今回は図書館がテーマの本です。こちら。
個人的にもうれしい復刊です。というのも、この本、ぼくは以前に、筑摩書房版で読んでいるんですが、初読時、大変に感銘を受けた記憶があるからです。このような本が切れてしまっているのは惜しいなあと思っていたのでした。
本書の内容ですが、1988年刊の筑摩書房版の内容紹介にはこうあります。《東京都の日野市立図書館は、ひまわり号一台だけで出発し、一部の無理解や悪意に耐え、市民の圧倒的な支持を得ていった。初代館長が書きつづった感動的な記録》。
書名には「移動図書館」とありますが、移動図書館のこと「だけ」が書かれた本ではありません。目次を見ると、「市民のなかへ」「市民と図書館」といった表現が見えますが、まさに、地域の読者と図書館の関係について踏み込んだものになっています。版元の島田さんは、本書の刊行についてふれたツイートで、《図書館が1つもなかった市に、本が広がっていく歴史的な記録。感動します。本の可能性、「本と町」の可能性を教えてくれる名著です》と書いていますが、同感です。
いやはや、実におもしろい1冊でした。
版元の内容紹介によれば、このような本です。《「日本の天文学」の大転換は、江戸時代に起こった。日本独自の暦を初めて作った渋川春海、西洋天文学の導入を目指した徳川吉宗と麻田剛立、全国の測量で名を馳せた伊能忠敬、地動説に取り組んだ理論家の高橋至時、「機械おたく」の商人の間重富、シーボルト事件で獄死した悲運の秀才高橋景保…。先行するヨーロッパや中国の知識と格闘し、暦と宇宙の研究に情熱を燃やした江戸時代の天文学者たちの人生と思索をたどると、日本の宇宙観の変遷が見えてくる》。
以前にもご報告したことがありますが、あらためて。版元ドットコムのサイトで、本屋さんのフリーペーパーを紹介する連載「本屋フリペの楽しみ方」を担当しています。今年の3月末に始め、現在、以下のものが掲載されています。
月1回掲載で、毎月月末、25日前後にアップされます。