仕事の関係で、年に数回、あちこちに出張に行く機会があります。そのようなときは必ず旅先で本屋さんを訪ねてきました。出張以外に、旅行などに出ることもありましたから、毎年必ず数回はふだん訪問する機会のない土地の本屋さんを訪ねる機会があったわけです。昨年までは。
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仕事の関係で、年に数回、あちこちに出張に行く機会があります。そのようなときは必ず旅先で本屋さんを訪ねてきました。出張以外に、旅行などに出ることもありましたから、毎年必ず数回はふだん訪問する機会のない土地の本屋さんを訪ねる機会があったわけです。昨年までは。
今年はたくさん本を読めた一年だったなあと、振り返れば思うのですが、今年のベストがどうこうというのを選びにくい年でもあったかなあという気がしています。
でも、自分の好きなジャンルにかぎってならばということで、振り返ってみようと思います。まずはSFを。
今年の初夏ごろ。コロナ騒ぎで気持ちがざわざわして、そのままでは安眠できない時期がありました。せめて寝る前は、そんな気分を払拭してくれるものを、穏やかで楽しい気分にさせてくれるものを、ということで、そのころは『The Complete Peanuts』を毎晩のように読んでいたことがありました。
先日(といっても、実際はけっこう前のこと。下書きだけしながら、文章にまとめてアップするのが遅くなってしまったのでした)、音楽書も置いているレコード屋さんの古本棚を眺めていたら、「特別企画=これがジャムのすべてだ!」などと背にある雑誌が目にとまりました。
岩波少年文庫が今年、創刊70周年を迎えたとのことです。
「少年文庫創刊70年特設サイト」が開設され、子どもの本の書き手や書店関係者、図書館関係者など、岩波少年文庫にゆかりのある方、岩波少年文庫に親しんできた方がエッセイやレポートを寄せています。
「本に触れない立ち読み」……書店好きとしては、このタイトルにはどうにももやもやするものを感じてしまいます。
今さら感全開の記事。いったい何年前の議論を蒸し返しているのか。あきれるほかありません。
箱だけつくって、蔵書も運営費も寄付で……こんなやり方を、いったいいつまで続けるのだろう。何度も書いていますが、でも何度でも書いていきたいと思います。
SF映画好きにはうれしい本が続けて刊行になりました。
こんな筆名を名乗っている人間が本屋さんの店頭でこの書名の本に出会ったら、そりゃあ買うしかありませんよね。
通勤時に読む本を選んだり、夜寝る前に読む本を選んだりするのって、楽しいですよね。そう、本を選ぶというのは本好きにとって、それだけで楽しい気分にさせられるような、そんな行為なのです。
本はどこで買っても同じだという人もいるが、好きな店で買ったほうが楽しいと思う。
怪奇幻想好きにはうれしいニュース。9年ぶりの復活とのことです。
法廷ものにはあまり興味がないので、グリシャム、ほとんど読んだことがないのですが、フィッツジェラルドの直筆原稿の行方を追うミステリで、しかも独立系書店の店主が登場とあっては、手にとらないわけにはいきません。
クラウドファンディングで2016年に制作・配信されたアラン・ホールズワースのアルバム『Tales From The Vault』。その後、フィジカルでの販売はなく、一般の配信もされなかったため、聴けずにいたファンも少なくないでしょう。ぼくも聞き逃していた一人だったんですが、しばらく前に、無料で公開されたようです。
こんなクラブが自分の学生時代にあったらよかったのになあと、そんなことを思ってしまいました。