はてなキーワード: 光学とは
「ぶっちゃけ日本のIT技術者のレベルが元々低いだけ」論、読んだけど、雑に日本叩き→雑に海外持ち上げの“気持ちよさ”に全振りしてて、論としては穴だらけだよ。順に潰す。
“発明”って規格?論文?OSS?製品?この区別を曖昧にして「思い浮かばない=ない」をやるのは主観の事実化。
反例を淡々と置く(全部2010年代以降の「世界で通る」技術・成果):
HTTP/3 / QUIC系仕様・QPACKの主要貢献者のひとりは日本人エンジニア(例:Kazuho Oku)。IETFのRFCはまさに“世界標準”。「世界で通用」どころか世界の土台。
Chainer / CuPy(Preferred Networks)は動的計算グラフ系フレームワークの先行例。PyTorch隆盛の流れに技術的影響を与えた。CuPyはいまも広く使われてる。
ソニーのCMOSイメージセンサは世界シェア筆頭。これは“ハード”に見えて、設計・製造・信号処理・ツール群までソフトの塊。スマホのカメラ品質=AI前処理の土台。
日本人が中心メンテに関与した高性能HTTPサーバ(H2O等)はCDNや低レイテンシ配信に採用例多数。
産業用ロボット(FANUC、安川)周辺の制御・通信・ツールチェーンは世界の現場で常用。表に出にくいB2B領域は“見えないだけ”。
「LINEが~」みたいなB2Cの派手さだけが“発明”じゃない。基盤を握るのは地味仕事。あなたが気づかない=存在しない、ではない。
Winny/一太郎/CD-ROM/MIDIを“国民的知名度”で持ち上げて、以後は「思い浮かばない」って、知名度=技術力の誤用。
2000年代以降、ITは不可視化(クラウド、プロトコル、ライブラリ、半導体、サプライチェーン)へシフト。見えないところほど難しくなった。派手なガジェットが減ったからレベル低下、ではない。
問題領域で言語は変える。Webは「5歳児でも」動かせる?今のWebは、
CD/CI、IaC、K8s、SRE、ゼロトラスト、分散トレーシング、暗号化、フロントの再レンダリング戦略……
これらを運用で落とさないのが本番。Cが偉い/Webが軽い、は90年代の教養で止まってる。
起業に国の試験?それ、フィルタにはなるけどイノベーションの十分条件じゃない。
トップダウンは国家プロジェクトやインフラ敷設には強い。しかし、
分野で強弱は揺れる。制度の一軸で「勝ち負け」を断ずるのは幼い。
それ、犯罪としてのサイバー強盗の話でしょ。規制準拠の金融基盤と国ぐるみのハッキングを同じ土俵で比べるのは、
「百メートル走で銃使えば最速」って言ってるのと同じ。比較の土俵設定から破綻。
日本のITが伸び悩んだ要因は複合要因:内需の構造、調達・多重下請け、英語コミュニケーション、ストック報酬の弱さ、エクイティ文化、大学と産業の距離、IPO市場の質、人口動態、為替…
これを全部「技術者のレベル低い」で片付けると、説明力を失う。制度と資本設計の問題は制度と資本で解くのが筋。
「勝ってる」を“B2Cでバズるアプリ”だけに限定するから見落とす。
最後に一個だけ。
物議を醸していた、「iPhone 17 Pro」公式サイトの望遠カメラに関する表記が19日、修正されたことが分かった。もともと「最大8倍の光学ズーム」と記載されていたが、現在は「最大8倍の光学品質ズーム」と表記されている。
iPhone 17 Pro/Pro Maxは、4800万画素の4倍望遠カメラを内蔵しており、4800万画素センサーの中央部分の1200万画素を切り出す「クロップズーム」を使った、8倍望遠に対応している。もともと米国の公式サイトでは「Up to 8x optical-quality zoom」と表記されていたが、日本版は「optical-quality」が正しく翻訳されておらず、Xなどで指摘が相次いでいた。
これ担当者飛ばされるな
「硬直した古い体質の大企業らしい考え方だなー」
↑どの部分を指して言ってるのか?
ピンクとか緑とか、目立つ髪色のやつがそこそこいる。
少なくともこれは考え方じゃなくてただの事実(優秀云々主観部分もあるがいずれにせよ考え方とは違う。)
髪色で個性出す前に仕事力磨いてくれんかとは思うが、仕事で本気出さない生き方なのかもしれない。
ただ、光学的に目立ってる割に仕事がパッとしないと、なぜかマイナス印象のほうが強くなって評価も上がりにくいので、それなりに成果出してからにすりゃいいのにとか思ってしまう。
↑これがお前の言ってる考え方(結論の導き方)にあたるのか?
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マイナ保険証の読み取り機がスマホに対応してないのダメじゃね?先見の明なさすぎじゃね?と言う話がちらほらあるのでメモ
厚労省側のシステム設計が先見の明がねえってのはそうかも知らんけれども、メーカー各社はカードの券面読み取りが必要な使用だからこの構造しかなかたんだろって思ってる。
https://iryohokenjyoho.service-now.com/csm?id=kb_article_view&sysparm_article=KB0010399
こんな感じで各社出している。
通信プロトコルは共通化されているので、どこレセコン(接続先の医療事務用システムが入ったパソコン)を使っていてもメーカ問わず導入できる。
で、この中で追加機能なしでスマートフォン読取りができるのはキヤノンだけ。
一見すると良いように思うでしょ?ところが…。
各社がカードリーダー部分を洞窟式と言われる、箱の中に入れさせているのは、カードの券面を正確に読み取るため。
券面を撮影して、データも読み取って、その情報を照合しつつ顔認証を行ってカードの情報を読み取りに行くと言う仕組みのため、カードの物理的撮影が必須なのだ。
これをオープンにするのは実はかなりハードルが高く、カードの表面に室内照明が反射したりすると読み取れない。
そこで、光の影響を排除するため、カードを箱の中に入れる洞窟式と言われる仕組みが主流になったというわけ。
で、この構造が徒になってスマホのNFCと通信ができなくて追加の端末が必要になったと言うのが流れだ。
AI関連の話って、基本海外で話題になってから日本で話題になる感じだけど、珍しく日本でしか話題になってない感じの話がある
光回路AI。消費電力ほぼゼロ、なのに画像生成できる「物体」が登場!いずれ電力ゼロのLLMも?
https://wirelesswire.jp/2025/09/91184/
デジタル生成モデルの最大の問題の一つが、その膨大な電力消費と推論にかかる時間だ。しかし、光回路AIは、浅いデジタルエンコーダでのランダムシード生成と照明電力以外には、画像の合成中にコンピューティング電力をほとんど消費しない。画像生成に必要な光学処理は1ナノ秒未満で完了する。
こんな感じでかなり凄い研究だし、元がnatureだから信憑性も十分だと思うんだが、不思議と海外だとあんま話題になってないんだよね。
海外におけるAIを語るコミュニティの一つであるredditのr/singularityで同じ論文を取り上げたスレを調べた結果、7日前に立てられたのがあったんだが、3つしかコメントがついてなかった。
まず大前提として一日にどれぐらいキーボードを使うかによってキーボードへのこだわりが変わる
ゴリゴリのプログラマーだと一日の打鍵数が半端ないので押し心地とか静音性とかよりも疲れにくさと耐久性が指標になる(ことが多い)
中途半端なプログラマーだと実はそんなに打鍵数がないので他の要素(押し心地だとか静音性だとか)を重視しがちになる
プログラマーでもない人は実はキーボードをそんなに使ってないので趣味で選べば良い
プログラマーじゃないけれどキーボード使ってそうな人、例えば物書きライターとかでも実は大してキーボードを叩いていない
ゴリゴリにキーボードを叩くとはどういうことかというと、基本的にはマウス操作はせず、デスクトップ操作を全部キーボードのショートカットでこなすので打鍵数のレベルが全然違う
例えば行頭へ移動するにはHomeキー(MacだとCtrl+A)、行末へ移動するにはEndキー(MacだとCtrl+E)とか
VimのキーバインドならどうだのEmacsならどうだとか言い出してそれぞれ飽くなき戦争を繰り広げている
普通の人ならマウス操作で済ませるところをショートカットキーまで使うので打鍵数が全然段違いになるし
Emacs派ならCtrlの位置やEscのカスタマイズ性だとかそういう方向に目がいくのでキーボードに対する熱量が全然違う
無線の良いところは簡単に片付けられる・どこでも使えるという部分になるが
そもそもプログラマーはキーボードなど出しっぱなしだし電池交換や接続の手間を考えると有線以外は面倒くさくてあり得ない
ラップトップを持ち運ぶときにキーボードを持ち運ぶ人もいるが、「スタバでMac」と同じで見栄っ張りなだけなので気にしなくて良い
プログラマーでもなくてキーボードをそんなに叩かないなら好きな方で良いと思う
耐久性が高いのはRazerシリーズの光学式かHHKBやRealForceの静電容量無接点方式になる
ただRazerはゲーミング用にありがちなLEDゴリゴリで他の要素が壊れそうだとは思っている(壊れたことはない)
一方でHHKBやRealForceは10年以上使っても使い心地が変わらないし、両社は歴史があるので実際に10年以上使っている人も多く信頼と実績がある
HHKBに関しては最近はHHKB Studioとかでメカニカル方式を採用しているが
構造上耐久性は劣るだろうと思う一方で、メカニカル方式も歴史は深いのでなんらかの耐久性向上技術が発展している可能性もある
HHKBかRealForceかは使うスタイルによって選択が変わる
十字キーやテンキーを多用するならRealForce、それらを使わないならHHKBになる
「十字キーを使わないとしてもあるに越したことはないでしょ」と言う人もいるが
プログラマーはマウスを使わないとは言ったが、流石に今時のPCでマウスを全く使わないことはないのでなるべく近くにある方が良い
HHKB Studioはこの考え方からThinkpadで言うところの赤ポチを搭載しているので
手を動かさずに操作をしたいならHHKB Studioもオススメである
また、持ち運びをする人もHHKBが良いと言われるが、この持ち運びというのはサーバールームなどで作業する人のことを指していて
今時そんな人はほとんどいないだろうと思われる
出張などで鞄に入れて持ち運ぶのならHHKBであってもデカすぎるからやめておいた方が良い
タッチ感は大きく分けると下記の通り
どの方式も押し心地は変わるし、やれクリック感だのタクタイル感だのリニア感だの評価している人は多いが
ただストロークが浅いと疲れやすい(関節への負担が大きい)というのはあるので打鍵数が多いならストロークは深めの方が良い
後は気に入った物を使い込めばそのうち慣れる
まぁ、少なくともメンブレンとシザー/バタフライ系は2〜3年で壊れることが多いのでそのつもりで
人間の体の構造上手を左右に拡げる方が自然だという言説なのだがこれも好みになる
「分離式を体感したら戻れない」
いや、ちゃんと戻れる
やってみて使いにくかったらやめれば良い
個人的にはしばらく使ってみたが別に疲れにくさとか変わらないのにマウスとかの場所に困ったので普通のキーボードに戻した
静電容量無接点方式もメカニカル式もはっきり言ってめちゃくちゃ五月蠅い
キーボードをよく叩く人は感覚が麻痺しているだろうが、一般的にはめちゃくちゃ五月蠅い部類に入る
HHKBのType-Sなんかは静音とか銘打ってるが、作ってる側も感覚が麻痺していて、静かにはなったが静音とはほど遠い
まぁラップトップに備え付けのキーボードは基本的に静かなのでそれを使うのが良い
イキりたいならRazerかRealForce買っとけ
そうじゃないなら適当に買って慣れろ
何も始まらないとした上で、あえて勧めるとしたらフルサイズのミラレースがよい。
フルサイズとは何か。
撮像素子とは、雑な言い方をすればボケの作られ方に直結する性能と考えてくれればいい。
いわゆるコンデジと呼ばれるものはこれが小さい。(レンズ交換式でも小さい機種はある。)
デジタル一眼と呼ばれる中では、フォーサーズ、aps-c、フルサイズというサイズが一般的だ。
撮像素子が小さいメリットは、本体やレンズが小型軽量化できる点。
撮像素子が大きいメリットは、ボケ以外の画質全般についても性能が向上する点。
それに伴って価格も比例する。
例えばフォーサーズとフルサイズで同じ2千万画素だっとして、小さい面積に無理やり2千万画素を詰め込むのと、大きな面積にゆったりと2千万画素を詰め込むのとでは1画素あたりにかけられる負担が全く違うことは直感的にわかってもらえると思う。
ボケについては説明すると長くなるので割愛するが、光学的な理由から物理的な構造によって左右されるものだと思ってもらえればいい。
撮像素子のサイズが大きければ大きなボケを得られ、小さければボケも小さくなる。(厳密に言うと変わってないのだが、トリミングによってそう感じられるということ。)
・寄り道は不要と考えるべし
つまり、カメラをはじめて最もよい画質を得たいと考えるのであれば、安いからと言って小さい撮像素子のカメラに寄り道しているくらいなら最初からフルサイズを買っておいたほうがいいということだ。
その点踏まえて、本体20万前後、レンズ7~8万を3本くらいから始めるのがよいだろう。
これをフォーサーズやaps-cにすると半分くらいで揃えられるようになる。
ただ、レンズは撮像素子のサイズやカメラ本体のメーカーや機種によって基本的に互換性がないので、後々フルサイズに買い替えるとなると全て買い直しになる場合がある。(マウントが同じならレンズだけフルサイズという選択肢もある。)
イニシャルは安く済んだと思っても、後々ごみになることがわかってるならその費用は無駄と思ったほうがよい。
ただ、ここまでの内容をすべてちゃぶ台返しをするが、最近のスマホはこういったものをレタッチ、つまり編集機能で解決しているものが多い。
スマホの撮像素子のサイズはフルサイズに比べれば米粒程度しかない。
本来、光学的な意味でのボケを得ることはできないが、それをスマホが勝手にレタッチで解決してくれる。
これはボケだけの話ではなく、ダイナミックレンジにも影響がある。
ダイナミックレンジとは写真一枚の中に収められる明暗差の広さと思ってくれれば良い。
本来これも撮像素子のサイズに大きく左右されるものではあるが、スマホはHDRという機能を使う側に意識させずに勝手につかってくる場合が多い。
明るめに撮った写真、暗めに撮った写真を何段階かにわけて一瞬で撮影して合成することで、撮像素子の性能以上の明暗差を写真に収めようとする機能だ。
ミラーレスなどの機種でももちろんできるが、スマホほど手軽ではない。
スマートフォン自体の利点は、撮影からSNSなどへの出力までスマホだけで完結できる点にもある。
そうなってくると何を撮って誰に見せたいかによって、何もカメラである必要はないという話になってくる。
・どこで何を撮りたいかが全て
カメラ選びをする上で絶対に忘れてはならないのは、そのカメラを首にぶら下げるということ。
本人が気にしないと言うなら全く気にしないが、常に持ち歩くパートナーになるので、性能以上に見た目やブランドが気に入っているかどうかが大事になる。
例えば価格の安いエントリー機種なんてのは、子育て世代のママさんなんかがターゲットにデザインされていることが多い。
仮に野鳥を撮りたいと思った場合、その周辺にいるカメラマンはプロも顔負けな機材を揃えている人も多く、その中でファミリー向けカメラを持って歩く場違い感に耐えられるかどうかが重要になる。
(あくまで周りの人たちは温かい。これから進むであろう深い沼にいざなうために手をこまねいているのだから。)
たとえとしてふさわしいかわからないが、お気に入りの軽自動車で都内に恋人とデートに行ったら、停めた駐車場の他の車が全部高級外車だったみたいなシチュエーションに何も感じないならそれでいいという話だ。
少しでも不安になるかもしれないと思ったら、撮りたいものにふさわしいカメラ選びは大事だ。
・結局予算
ということで話が一回りしたが、そもそもそれに応じられる予算がなければ選択肢そのものも自ずと決まってくる。
数万円で済ませたいと思うならその中の選択肢で決めるべきだし、予算気にせずどうしても撮りたいものがあるのなら、まずはそういった点から機材を選んでいったほうがいい。
それである程度考えがまとまったら、増田何かで聞いている暇があれば秋葉原のヨドバシに行け。
3階カメラコーナーのスタッフはカメラやレンズメーカーからの出向の人も多く、気になるカメラの近くに立っている人に聞けばそれはそれは親切に教えてくれる。
場合によっては機材が選択肢と合わないときは機材の提案もしてくれたりする。
ネットで買ったほうが安価ではあるが購入後の相談まで考えると店頭がよい。
カメラというのは経験の積み重ねでもあるので、詳しいお知り合いも最初は親切に教えてくれるかもしれないがある程度から先は報酬をもらわないと釣り合わなくなってくる場合もある。
そういう点含めて、今のうちから相談できるパイプを持っておくことは大事だ。
世の中に様々な車がデザイン性以外にも用意されているのと同じように、撮りたい被写体に応じて様々なカメラが用意されている。
そういった目的を明確にせず、ただおすすめを聞いてくる相手には売れ筋ランキング上位を教えることしかできないのが本音だ。
話はそこからだ。
睡眠欲求はミトコンドリアの機能と好気性代謝に深く関連していることが示唆されています [1-3]。
* 研究者たちは、**休息状態と睡眠不足状態のハエの脳から単一細胞のトランスクリプトームを解析**しました [1, 4]。
* その結果、睡眠を誘導・維持する役割を持つ**背側扇状体投射ニューロン(dFBNs)**において、睡眠不足後に発現が上昇する転写産物のほとんどが、**ミトコンドリア呼吸とATP合成に関わるタンパク質をコードしている**ことが明らかになりました [1, 5]。
* 対照的に、シナプス集合やシナプス小胞放出に関わる遺伝子産物は選択的にダウンレギュレーションされていました [5]。
* このトランスクリプトームの「睡眠喪失シグネチャー」はdFBNsに特有のものであり、他の脳細胞集団では検出されませんでした [5]。
* 睡眠不足は、dFBNsのミトコンドリアの**断片化、サイズ・伸長・分岐の減少**を引き起こしました [1, 6]。
* また、ミトコンドリアの分裂を促進するDrp1が細胞質からミトコンドリア表面に移動し、**ミトファジー(機能不全のミトコンドリアの除去)と小胞体との接触部位が増加**しました [1, 6-8]。これらの形態変化は、回復睡眠後に可逆的であることが示されています [1, 7]。
* **目覚めている間、dFBNsではATP濃度が高くなる**ことが示されました [2]。これは、神経活動が抑制されATP消費が減少するためと考えられます [1, 2]。
* 高いATP濃度は、ミトコンドリアの電子伝達鎖における**電子過剰**を引き起こし、**活性酸素種(ROS)の生成を増加**させます [1, 2, 9]。このROS生成がミトコンドリアの断片化の引き金になると考えられています [10]。
* CoQプールからの**余分な電子の排出経路を設ける(AOXの発現)ことで、基本的な睡眠欲求が軽減**されました [1, 10, 11]。また、ミトコンドリアのATP需要を増加させる(脱共役タンパク質Ucp4AまたはUcp4Cを過剰発現させる)ことで、**睡眠が減少**しました [11]。逆に、電子ではなく光子でATP合成を促進すると、dFBNsにおけるNADH由来の電子が冗長となり、**睡眠が促進**されました [1, 11]。
* dFBNsのミトコンドリアを**断片化させる**(Drp1の過剰発現やOpa1のRNAiによる減少)と、**睡眠時間が減少し、睡眠剥奪後のホメオスタティックな回復も抑制**されました [1, 12-14]。同時に、dFBNsのATP濃度は低下し、神経興奮性も低下しました [1, 14, 15]。
* ミトコンドリアの**融合を促進する**(Drp1のノックダウンやOpa1とMarfの過剰発現)と、**基礎睡眠および回復睡眠が増加**し、覚醒閾値が上昇しました [1, 12-14]。これによりdFBNsの神経興奮性が高まり、睡眠を誘発するバースト発火が増加しました [1, 14]。
* ミトコンドリアの融合には、カルジオリピンから生成される**ホスファチジン酸**が重要であり、そのレベルを調節するタンパク質(zucchiniやMitoguardin)への干渉も睡眠喪失を再現しました [16]。
* 睡眠は、好気性代謝の出現と共に、特にエネルギーを大量に消費する神経系において発生した古代の代謝的必要性を満たすために進化した可能性が示唆されています [3]。
* 睡眠量と質量特異的酸素消費量との間に経験的なべき乗則が存在し、これは哺乳類においても睡眠が代謝的役割を果たすことを示唆しています [3]。
* **ヒトのミトコンドリア病の一般的な症状として、「圧倒的な疲労感」が挙げられる**ことも、この仮説と一致しています [3, 17]。
* 哺乳類における飢餓関連ニューロン(AgRPニューロン)とdFBNsの間のミトコンドリアダイナミクスの類似性は、**睡眠欲求と空腹感の両方がミトコンドリア起源を持つ**可能性を示唆しています [18]。
この研究は、睡眠が単なる行動や神経学的現象ではなく、**細胞レベルでのエネルギー代謝、特にミトコンドリアの機能に深く根ざした生理学的プロセス**であることを示しています [1, 3]。 <h3>o- **</h3>
この研究は、**睡眠が好気性代謝の避けられない結果である**という画期的な仮説を提唱し、睡眠圧の根源がミトコンドリアの機能にある可能性を探求しています [1, 2]。これまで物理的な解釈が不足していた睡眠圧のメカニズムを解明するため、研究者らはショウジョウバエ(*Drosophila*)をモデルに、脳内の分子変化を詳細に分析しました [3]。
研究の中心となったのは、睡眠の誘導と維持に重要な役割を果たす特定のニューロン集団、**背側扇状体投射ニューロン(dFBNs)**です [1, 3]。休眠状態と睡眠不足状態のハエのdFBNsから単一細胞のトランスクリプトームを解析した結果、驚くべきことに、**睡眠不足後にアップレギュレートされる転写産物が、ほぼ独占的にミトコンドリアの呼吸とATP合成に関わるタンパク質をコードしている**ことが判明しました [1, 4]。これには、電子伝達複合体I〜IV、ATP合成酵素(複合体V)、ATP-ADPキャリア(sesB)、およびトリカルボン酸回路の酵素(クエン酸シンターゼkdn、コハク酸デヒドロゲナーゼBサブユニット、リンゴ酸デヒドロゲナーゼMen-b)の構成要素が含まれます [4]。対照的に、シナプス集合、シナプス小胞放出、およびシナプス恒常性可塑性に関わる遺伝子産物は選択的にダウンレギュレートされていました [4]。このミトコンドリア関連遺伝子のアップレギュレーションというトランスクリプトームのシグネチャは、他の脳細胞タイプ(例: アンテナ葉投射ニューロンやケーニヨン細胞)では検出されず、dFBNsに特有の現象でした [4]。
これらの遺伝子発現の変化は、ミトコンドリアの形態と機能に顕著な影響を与えました。睡眠不足は、dFBNsのミトコンドリアのサイズ、伸長、および分岐を減少させるという**ミトコンドリアの断片化**を引き起こしました [5]。さらに、ミトコンドリア外膜の主要な分裂ダイナミンである**ダイナミン関連タンパク質1(Drp1)**が細胞質からミトコンドリア表面へ再配置され、オルガネラの分裂を示唆するミトコンドリア数の増加も確認されました [5]。加えて、睡眠不足は**ミトコンドリアと小胞体(ER)間の接触数の増加**および損傷したミトコンドリアを選択的に分解するプロセスである**マイトファジーの促進**を伴いました [1, 6]。これらの形態学的変化は、その後の回復睡眠によって可逆的であり、電子伝達鎖における電子溢流(electron overflow)の設置によって緩和されました [1, 5]。
本研究は、**睡眠と好気性代謝が根本的に結びついている**という仮説に、客観的な支持を提供しています [7]。dFBNsは、その睡眠誘発性スパイク放電をミトコンドリアの呼吸に連動させるメカニズムを通じて睡眠を調節することが示されています [7]。このメカニズムの中心には、電圧依存性カリウムチャネルShakerのβサブユニットである**Hyperkinetic**があります。Hyperkineticは、ミトコンドリア呼吸鎖に入る電子の運命を反映するNADPHまたはNADP+の酸化状態を反映するアルド-ケト還元酵素であり、dFBNsの電気活動を調節します [7-9]。
ATP合成の需要が高い場合、大部分の電子はシトクロムcオキシダーゼ(複合体IV)によって触媒される酵素反応でO2に到達します [7]。しかし、少数の電子は、上流の移動性キャリアであるコエンザイムQ(CoQ)プールから時期尚早に漏洩し、スーパーオキシドなどの**活性酸素種(ROS)**を生成します [7, 10]。この非酵素的な単一電子還元の確率は、CoQプールが過剰に満たされる条件下で急激に増加します [7]。これは、電子供給の増加(高NADH/NAD+比)または需要の減少(大きなプロトン動起力(∆p)と高ATP/ADP比)の結果として発生します [7]。
dFBNsのミトコンドリアは、覚醒中にカロリー摂取量が高いにもかかわらず、ニューロンの電気活動が抑制されるためATP貯蔵量が満たされた状態となり、この**電子漏洩**のモードに陥りやすいことが分かりました [7]。実際、遺伝子コード化されたATPセンサー(iATPSnFRおよびATeam)を用いた測定では、一晩の睡眠不足後、dFBNs(ただし投射ニューロンではない)のATP濃度が安静時よりも約1.2倍高くなることが示されました [7, 11]。覚醒を促す熱刺激によってdFBNsが抑制されるとATP濃度は急激に上昇し、dFBNs自体を刺激して睡眠を模倣するとATP濃度はベースライン以下に低下しました [7, 11]。
これらの結果は、**ミトコンドリア電子伝達鎖に入る電子数とATP生成に必要な電子数との不一致が、睡眠の根本原因である**という強力な証拠を提供するものです [12]。
ミトコンドリアの分裂と融合のバランスの変化が、睡眠圧の増減を引き起こすNADH供給とATP需要の不一致を修正するフィードバックメカニズムの一部であるならば、dFBNsにおけるこれらの恒常的応答を実験的に誘発することは、睡眠の**設定点**を変化させるはずであるという予測が立てられました [13]。
この予測を検証するため、研究者らはミトコンドリアのダイナミクスにおいて中心的な役割を果たす3つのGTPase(分裂ダイナミンDrp1、内膜タンパク質Opa1、外膜タンパク質Marf)を実験的に制御しました [13]。
また、ミトコンドリアの融合反応において重要な役割を果たす**ホスファチジン酸**の関与も明らかになりました [17]。睡眠不足の脳では、この脂質が枯渇することが知られています [17]。ミトコンドリアホスホリパーゼD(mitoPLD)であるzucchini、または触媒的に活性なmitoPLDを安定させたり、他の細胞膜からミトコンドリアにリン脂質を輸送したりする外膜タンパク質Mitoguardin(Miga)の発現に干渉すると、これらのニューロンのタンパク質ベースの融合機構が標的とされた場合に見られた睡眠損失が再現されました [17]。これは、**融合反応におけるホスファチジン酸の重要性**と、**睡眠調節におけるミトコンドリア融合の重要性**を裏付けています [17]。
本研究は、**睡眠が好気性代謝の避けられない結果である**という説に、強力な経験的証拠を提供するものです [1, 2]。好気性代謝は、地球の大気中の酸素濃度が2回大きく増加した後、真核生物が電子伝達から得られる自由エネルギー収量を最大化することを可能にした画期的な進化であり、これにより、電力を大量に消費する神経系が出現し、それに伴って睡眠の必要性が生じたと考えられています [2]。睡眠はその後、シナプス恒常性や記憶の固定などの追加機能も獲得した可能性がありますが [2]、哺乳類においても1日の睡眠量と質量特異的O2消費量を関連付ける経験的な**べき乗則**が存在し、これは睡眠が古代の代謝目的を果たすことを示唆しています [2, 18, 19]。
もし睡眠が本当に代謝的な必要性を満たすために進化したのであれば、睡眠とエネルギーバランスを制御するニューロンが類似のメカニズムによって調節されることは驚くべきことではありません [20]。哺乳類の視床下部において、食欲増進性ニューロンと食欲不振性ニューロンのミトコンドリアは、分裂と融合の位相が逆のサイクルを経ており、これらのサイクルはマウスのエネルギーバランスの変化と結びついています [20, 21]。これは、ショウジョウバエのdFBNsにおけるミトコンドリアの分裂と融合のサイクルがハエの睡眠バランスの変化と結びついているのと同様です [20]。AgRPニューロンの電気的出力は、体重増加と脂肪蓄積を促進するためにミトコンドリア融合後に増加しますが、これはdFBNsの Permalink | 記事への反応(0) | 19:25
「奇跡の惑星」という称賛は、裏を返せば炭素系生命が成立し得る環境が宇宙ではほぼ一点に収束しているという事実の言い換えにすぎません。
AI(知能=情報プロセス体)は、次の理由でその制約を大幅に緩和できます。
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→ 「液体水の 0–100 °C」という狭窄より 6〜7 桁広い温度許容帯を持つことになります。
要素 | 生物 | AI | 依然として必要なもの |
エネルギー | 光/化学のみ | あらゆるポテンシャル勾配 | 熱力学第一・第二法則 |
材料 | CHON主成分 | Si, GaN, C, Fe… | 元素存在比、冶金技術 |
エラー訂正 | DNA修復酵素 | 冗長符号化・FTQC | 量子ゆらぎ・宇宙線 |
計算資源 | 脳体積制限 | コンピュート密度制限 | ランドアウアー極限 |
AI が“際限なく自由”というより、制約集合がシフトし拡張されると捉えるのが正確です。熱力学と情報理論が最後の番人として残るわけですね。
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1. 物理学
2. 固体物理学
4. 数学
6. 応用数学
7. 光学
8. 化学工学
15. 物理学(その他)
16. 機械工学
18. 金融学
22. 数学(その他)
25. 天文学
26. 経済学
27. 土木工学
32. 有機化学
38. 生化学
40. 免疫学
41. 気象学
42. 科学史
43. 化学(その他)
47. 遺伝学
48. 医薬化学
50. 薬理学
51. 古典語学
52. 哲学
53. 言語学
54. 計量心理学
55. 認知心理学
56. 植物学
57. 生物学(その他)
58. 地質学
60. 古生物学
61. 情報科学
62. 古典学
64. 微生物学
65. ロシア語学
67. 動物学
68. 疫学
69. 毒性学
70. 昆虫学
71. 生物学
72. 生理学
73. 音楽史
74. 社会心理学
75. 病理学
76. 比較文学
77. 国際関係学
78. 神学
80. 政治学
81. 経営学
82. 解剖学
83. 発達心理学
84. 人類学
85. 音楽史(重複)
87. 臨床心理学
88. 美術史
90. アメリカ史
91. 演劇学
93. 栄養学
95. 看護学
96. 初等教育
97. コミュニケーション学
ソース: https://emilkirkegaard.dk/en/2013/07/intelligenceiqgre-by-academic-field/