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はてなキーワード: 外部不経済とは

2024-11-27

anond:20241126185743

まず、政治の最大の仕事リソースの分配なんですよね。

で、普通仕事では、一方的取引先や経営者労働者株主といった関係者いじめたり、外部不経済を垂れ流すとしっぺ返しを食らったり、事業継続性に支障したりするわけです。

しかし、政治において有権者主権者)は無答責なので、他人の痛みは永久に耐えられるから自己利益のために一方的リソース簒奪をする主張がとおってしまうし、誰も真面目に考えなくなるんですよね。

さらにいえば、政治善悪と密接な関係にあり、友敵を分かつものという性質があるために、その一方的簒奪が容易に正当化され、また正当化する言説が人気を博すわけです。

わかるかなー

2024-07-20

anond:20240719180555

前段の文脈は売り手側の話をしているので、創作市場が縮まるというのは、労働力提供する人が少なくなるという意味で使ってるんじゃないか

たとえば、AIでは作れないオリジナル発注したいと思ったとしても、そこには既に誰もいないのであった、ってことになればそれは縮小だよね

もちろんAIによって拡大する部分もあるんだろうけど、同時に縮小する部分もあって、それは経済合理性によって生まれ一種外部不経済なのではないか、という指摘をしたいのかと

2024-03-09

anond:20240309090256

凄まじい暴言。これでも一応子どもがいる親なのか。

こういう人はきちんと懲戒処分されてほしい。

生きてるうちは親族の役に立たないし地域住民お荷物だけど、せめて死後に親族のゴネる理由になれたのは生まれて来た意味があった

言ってわからない平均未満の人間なんだから暴力で躾を

生活保護の連中が生きてることによる外部不経済

もっと金締め上げて生きていけなくするべき

何も生み出さねえ国民ガチャのハズレ。

比喩じゃなく死んで欲しい。

社会汚物

生活保護ケースワーカーやってるけどもう無理

タイトルの通り。末端のケースワーカーやってるけど最悪。そろそろ異動かなってくらいにはやってる。年度末を控えてるけど、正直今年で終わりじゃなかったら辞めてると思う。

何が嫌かって言うと、命を預からされるところとやりがいがないところ。あと制度が古過ぎるのが目につくところ。そこに付随する様々なイライラ

人を見下しちゃいけないって道徳で学ぶけど、一人一人寄り添って真面目に対応してると持たない。最初は真面目に話聞いてたけど、酷い目に遭うことも多かったし気持ちの面で負担感があった。今はナマポほとんどをクズだと思ってるし、人生価値は年数とかじゃないなって思った。あいつらが80年生きてこっちがその半分にも満たなかろうが、間違いなくこっちの人生の方が総合的な価値世間への貢献も上だと思う。

配属されたらいきなり担当させられて、あれこれ相談に乗ったり時には厳しく赤の他人生活のお世話をさせられる。100は行かないけどそのくらい。みんながみんな手取り足取り教えないとってレベルじゃないけど、一人で生きていけないような奴は全然いる。

そんなことする意味ないくない? 言うこと聞かないで好きに酒飲んだり勝手退院したりして、それで死んだら公務員が悪いんだって。叱る以外になにしろってんだよ、20超えて自分で出来ない、理解しようとしない方が悪いだろ。親族文句言う前に引きとって手前でやれよ。誤嚥施設が訴えられてのあったけど、あんな感じのことなんかよくある。養えない支えられない、そのくせ一丁前に訴えはする親族。生きてるうちは親族の役に立たないし地域住民お荷物だけど、せめて死後に親族のゴネる理由になれたのは生まれて来た意味があったのかもね。

なんで知らねえやつの人生背負うんだよ、金と介護とかの手間を消費するだけの人生なのに。

あとやりがいもない。大体のこっちがやるのは家に行って話聞いて、金出せる出さないの話するだけ。何でもかんでもとにかく金が出るか聞かれて、例えばテレビの修理代は出せないって言ったらすぐゴネゴネ。大人しく諦める人ももちろんいるけど、面倒臭いやつはとことんワガママ議員連れてくる時もある。そう言う時はもっと面倒臭い

楽だから金出すって言ったって税金なんだし、それに一回金出すとズルズル文句を言うから基本は渋る。でもまたゴネ始める。普通の人って欲しいものあったら働くなり節約なりすると思う。それをまず職員にゴネ続けて目標達成しようっておかしくね? 働けよ。仕事よりゴネるの楽なのは理屈はわかるけど、他の住民の皆さんは働いてそれを実現してんだよ。なんで当然のようにあれもこれも要求できるのか教えて欲しい。

引越し代、マッサージ代、タクシー代とかは自治体が待つことが多い。引越しはこの中だと要求されることは多くても金出すことはすくないか

意味わかんねえ。引越しなんか普通の家はそうそうしねえし、マッサージなんて受けねえ。タクシー使わねえと病院行けないなら、入院かお看取りのある施設でもどうぞ。

あと制度の作りが甘い。と言うか性善説すぎるから悪いこと考えてる人に対して後手に回るし、古いか最近お金の流れの実情に沿ってない。

て言うかみんな言えば働くって前提だから病気ですって言われるとまた手間かかる。ちょっと腰が痛い、体がだるい気持ちが乗らないですぐ病院先生診断書書くから、そうなるとこっちはお手上げ。病気ですって言われたらもう何も言えなくなる。

そんくらい通院して我慢しながら仕事してる人もいますやって言ってやりたい。でも言ったら揉めて面倒になるから任期ギリギリまで見逃すのが一個人から見たら一番楽、でそれが横行する。

不服審査とかも簡単にやれてスラップ訴訟みたいに出来るし、それでこっちの体力使わされるのもしんどい制度悪用に弱いのはどこもそうかもだけど、こっちは不正受給やらなんやらある上に、税関係みたいに本人の意思をガン無視して差押とかまだはできないのが歯痒い。

色々言ったけどセーフティネットに頼る人間がみんな嫌いなんじゃない。障害があっても出来るだけ働いてる人もいるし、高齢フルタイムは無理だけど調整しながら頑張ってる人もいるし、シングルマザーで逃げて来た中仕事子育てに奮闘してる人もいる。

自分にできることをやった上で、冷静にこっちに相談を投げかけて欲しいし、実際にあったこと、貰った金をちゃんと言って欲しい。これって無茶言ってないと思うんだけど。これが出来ないか社会の爪弾きなんだろうけど。

かにこの制度がなくなると治安悪化ってのが見えてくるので、何かしらの形で必要なのはわかるけどもっと縮小していいんじゃないかな。それか事務系の公務員じゃなくて、警察とかそう言フィジカルに長けた人がやるのがいいと思う。言ってわからない平均未満の人間なんだから暴力で躾をやってもおかしくないと思う。

先月まで子供関係の伝票処理してました! みたいな人がいきなり来て金返せとかヤクザ上がりと揉めるのってめっちゃ辛いと思うし辞める人がいても不思議じゃない。でもそれで辞めちゃうって生活保護の連中が生きてることによる外部不経済だろ。なんでこんな連中のせいで人生を狂わされるのかわかんねえ。

総じて気に食わないことばっかり。他の仕事も気に食わないなってことはそりゃあるけど、この仕事不快感はまた別だなと思う。俺の税金がこんな無駄遣いされてるなってのを見るのはやるせない。その分社会保障費が減れば家計に余裕も生まれるし、子どもだってもっと持てたかも。貧困問題で切り捨てるのか! みたいなこと言う人いるけど、こんな連中のためにみんなが共倒れする方が馬鹿らしい。こんな連中に税金泥棒って言われると鏡をくれてやってその分収入認定してやりたくなる。もっと金締め上げて生きていけなくするべきだ。

全体の割合でいくと年寄りばっかなんだけど、若い時備えてなくて死ぬ間際は生活保護って本当にムカつく。俺たちが老いた頃には亡くなってるだろう制度に乗っかってオムツ代貰って偉そうに。しかもたまーに仕事の仕方とかで説教してくるやついるんだよな。いやそろそろ人生の総まとめの時期だろうけど、人に説教できる人生じゃないじゃん。

障害に関しては一括りにすべきじゃないと思う。身体知的と大体はそのお母さんの世帯とかは生活保護と別制度で手厚くして欲しい。知的の人ってすごい素直なんだよ。仕事をする意味収入以外に日中活動の確保とか社会とのつながりとか、他の側面でやるべきって事情もあるけど、結構ちゃん仕事してこっちに報告してくれる。普通に話して普通に言ったことを聞いてくれるから、話をしてて全く困らない。噛み砕いたりする時や、メモにまとめて渡す時もあるけど、別にそう言う個別対応は苦じゃない。あの時やってくれたとかでその後ゴネることはないし。

精神障害者もっと働けって思う連中や、処方された薬を自己判断で飲まずに困ってるようなのが多くて最悪。ここの連中も割と職員からは嫌われてると思う。うつとかでも作業所に行くなりしてくれてればまだわかる。仕事をまだやろうって意思を感じるし。

結構いるのは発達もあるのかもだけど、精神的に辛いですってゴネまくって仕事をしない若い奴ら。20代で家にいて、いざ訪問すると普通ゲーム機とかあんのね。こいつらゴミだなって思う。このまま一生制度に世話になるんだなって、何も生み出さねえ国民ガチャのハズレ。

あと人格障害の連中は本当無理。比喩じゃなく死んで欲しい。一番手間がかかるし、精神的にも負荷がかかる。無理と言って理由を述べても、自分の納得する答えが得られるまで延々電話したら窓口に来たりする。仕事もしないし友達家族もいなくて暇だから。大体家族は手を引いてることが多い。病院やらも出禁になり、関わりがあるのが生活保護と障害の窓口だけになるけど、こっちは出禁までは出来ない。聞く価値のない話を丁寧に繰り返して時間を取られて残業する羽目になるのはもらえる金より精神的な負担が重くて辛い。

ヤクザとかすぐ怒鳴るタイプの連中。こう言うのに性別関係なく担当をつけるのは社会進歩だなぁと思ったのも束の間、お尻を触ったりするような奴がいるらしくそれじゃ意味ないなって思った。てかそんなのあったらすぐ通報したらいいのに。職員尊厳問題なのに何を躊躇ってるのかわからない。

実際こいつらも言い合いになると本当体力使う。たまに病院でもらった薬転売してるやつとかいるし。

普通国民生活とかなり切り離されてるし、他に色々日本問題があるからこれも取り上げられないけどこれも早く直した方がいい問題だと思う。

社会汚物を生かす意義のあるマイナス仕事です。月曜もまた皆さんの税金無駄使いしますね!

2023-06-07

anond:20230604131352

こういう人たちからは、将来のマンパワー不足も加味して医療介護提供する原資として十分な程度には、ガンガン税金社会保険料徴収されるべきであって、責め立てるべきではないよな。

あくま自由であるべきで、ただ自由行使による外部不経済については負担するべきというだけ。

2023-05-30

レジでTカードの有無を聞いてくるのって外部不経済じゃね?

使いたいやつが「Tカードあります」って言うべきなんだよ。

俺はそういうわずらわしいやりとり嫌だからカードを持っていないの。

小銭みたいなポイント貯める代わりにそんなやりとりしたりカード意識したりするの損だと思ってるから

 

なのになんでカードを出す素振りもない奴に

「Tカード大丈夫ですか?」聞いてきて「ないです」って応答を強要してくるの?

たまに「ないです」つってんのにさらに聞き返してくる奴とかいてうっとおしい。

  

で、なんでレジから声掛けるかと言うと

から出してくる奴とかレジを立ち去ってから戻ってくる奴が居るからなんだと。

いやいやいやいや。

それはそのアホの問題じゃん。

 

レジ側がそのアホに対応してあげる(必要ないと思うけど)のはいいとして

なんでその対応策が「全員一律にTカード有無を問う」になるんだよ。

店側とTカード持ってるやつはそれでいいとしてもTカード持たない人間負担押し付けとるやん。

 

実際レジと言うルーチンワークにおいて

いちいちTカード大丈夫ですか京急ポイントカード大丈夫ですかとか聞く工程

レジ係にとっても客にとってもバカにならない負担になってると思うけどな。

 

「ちまちましたカードを使う人間」かつ「言われないと自分から出せないバカ」という

ごく少数の人間自己責任カバーするためにみんなでアホアホ工程負担して何になる?

カードは使いたいやつが自分から出す

と言うルール社会に徹底する方がみんなの為になると思うがどうか。

2023-05-13

最近AI絵見る度に思うのが… 「姿勢関係なく、肋骨が下向きすぎて変」 問題なんですよ

最近AI絵見る度に思うのが…

姿勢関係なく、肋骨が下向きすぎて変」

問題なんですよね…。

猫背やかがんでる時の肋骨のまま寝そべっていたり、普通に座ってたりする絵が多いんです。

人物画ってつまるところ解剖学から、誰が書こうと人体を理解してないとどこかおかしくなるんですが…

いいイラストレーターさんは、解剖学的な観点をうまく取り入れてるから、褒める時に骨格の話ができる。

これ本当で、僕は何度かマンガレビューで骨格の話してます

そういうのがAIにはない。

成分だけ同じでも人体錬成すると人の形にならないハガレンのアレが、AIの絵のおかしさを予言してる。

それから社会に定着するには「外部性」の問題クリアしないといけないのよ

AI場合はそれ以前に利便性を上げているかどうかも微妙なんですが…AI及び利用者による外部不経済解決できないと定着できないんです。

プログラマにはわからないらしいけど、経済学ならイロハのイ

別に科学技術に限らずですよ。

近所迷惑にならないようにお店を続けるとか、

自然災害環境汚染を起こさないような手順を踏むとか、

事故を起こさないような安全設計にするとか

そう言うのって、技術的に最先端でも新しくなくても色んな業者が気を使うことなわけで…。

当たり前だよね?

2022-04-11

「再エネの主電源化」「小売自由化」を達成した日本では「安定供給」は望めない

このエントリで言っていないこと

  • 再エネはこれ以上導入しないで良い

用語定義

「再エネの主電源化」: 太陽光洋上及び陸上風力の変動性再エネ(以下VRE)を主力電源にすることで、電力分野においての低炭素化の達成。バックアップ電源としての化石エネルギーの利用は排除しない(調整力の問題から100%炭素不可能のため、後で理由説明する)

注意:地熱、水力は開発余地およびファイナンス問題(詳細は調べていただきたいが、資源があることは営利目的での開発が可能であることを意味しない。ネットに出てくる(中小)水力、地熱トピック資源にの言及し、ファイナンス面を無視したものが多く、実際の開発に踏み込んで議論していないものが多いので注意)から大幅な開発は期待できず、目標には入れない。

小売自由化」:全ての消費者は、参入障壁の低い電力市場に参加した小売業者から自由選択して電気を購入する。競争原理により消費者低価格な電力を選択、もしくは証書つき電力を購入することにより非化石価値などの付加価値も購入できる。市場への入札は基本的に電力の限界費用で行われる(現行ルール)。これは達成済み。

「安定供給」:化石燃料市場の動向および天候や気温の条件に関わらず、発電サイドの問題(燃料制約、電源不足や天候不順など)での停電は起こさない(注意:配送電に起因する停電災害などの理由から0にはできないので、ここの定義には含まない)

大手電力:自前の大規模電源を有する電力会社JERA関西電力などといった旧一般電気事業者ENEOS東京ガスなども含む)

新電力:大部分を市場で電力を購入して消費者供給する小売事業者

このエントリで言いたいこと

「再エネの主電源化」「小売自由化」というものを両立する場合、少なくともこの先10年ー50年の短中期においては「安定供給」を日本においては完全に達成するのは不可能であるということ。

理由説明していく。ただし「再エネの主電源化」を達成しない選択肢は国際的かつ政治的に今後取り得ないので、「安定供給」と「小売自由化」をどの程度のバランスで守るかということを考える材料提供したいと考えている。まずは今の方向性を維持する場合を考える。

「再エネの主電源化」「小売自由化」を完全達成した場合現在日本が近づいているもの

達成にあたって絶対必要なこと(かっこは筆者による実現可能性の予想)

- VREインバータ電源(直流交流への変換を伴う)のため電力系統に大規模に導入すると電力系統慣性力を失い、火力、水力、原子力などの同期発電機脱落時の大規模停電リスクを高めるため、蓄電設備がない場合は出力抑制必要

- 付言するが、蓄電池VREも近年では価格競争力を持ち始めている(ただしあえて蓄電池コスト負担しようとする者はいないだろう)。また2022年からFIP制度というのが始まり、再エネを市場価格プレミアムで買い取る制度ができる(インバランスにはペナルティも課される)。この場合では再エネが発電できない、電力価格の高い時間帯に売電するインセンティブを生むため、アグリゲータFIP対象の発電事業者蓄電池コスト負担するモチベーションにつながる。一方で資源価格が上がっている現状で蓄電池資本費を回収できるかは不透明

- この二つは国を超えたレベルの広域な電力系統存在しない日本特に顕在化する。

実現できればいいが、期待できない・目標の達成には資さないこと

- ネガワット、DRは何れも短期間の電力の過不足への対応技術のためいずれも一日から1ヶ月の長期間VREの変動には対応できない

- あくまで安定供給に向けた金銭的なインセンティブしかなく、100%保障を行えるメカニズムにはならない

- ただし、出力抑制が起こるような先週の土日の東北電力四国電力管内の例には電力を活用する観点から重要

- VREが安い時間帯に水素を作ってkwが不足する場合火力発電の燃料とするという発想

- 電気分解で90%、コンバインドサイクルを利用する場合でも高位発熱基準で熱効率40%程度が限界なので全体として見た時に結果として3割ー4割程度のエネルギーしか利用できないため、ファイナンスの面から達成が難しい

- 発電に利用するならCCS付き水素を利用する方が現実的だが、将来的なタクソノミーを考えると採掘関係する資産座礁資産になる可能性が高いという筆者の予想

結果として起こること

- 加えて重要なのが、火力発電の燃料、特にLNG大手電力にとって長期契約するインセンティブが失われるため(長期による電力需要を見通せず、余った場合にはLNG転売損を招く)スポット調達がメインになるが、スポットは割高のため、VREが使えない時間帯のさらなる電力価格高騰の常態化を招く

- スポットは常に入手できるとは限らず、加えて無駄国富流出の要因になり、経済安全保障観点から政府も手を打つべ問題

- 結局VRE統合コスト2030年でも原子力に比べて割高なのはこれらの理由による

- 2024年度より容量市場が設置され、電源(kW)を取引できるようになった(すでに取引は開始されている)が、様々な理由から現在市場価格では既存設備は維持するのは可能(難しいものも多いが)だが新設するには安い値段に落ち着いてしまっている。結果的現在市場設計では中長期的な将来の容量を担保できない。

- 既に2024年の九州電力管内の落札結果は供給信頼度が低く、管内の電源容量不足を示唆している。

現状の継続では「安定供給」が犠牲になることに加えて、VRE大規模導入での電力の脱炭素化は不可能になる

少しでもシナリオ改善するには

- 発電設備資本費を市場負担させるシステム必要ではあるが、新電力からすればメリットが皆無なので難航するのは目に見えている

- 容量市場についても経過措置取引価格が下がる仕組みになったこからほぼ期待できない

- 現状では再エネの主電源化は遠い目標なので脱炭素および電力価格の安定を目指すなら活用せざるを得ない

- 電力の完全脱炭素化を達成するには将来的にはSMRなどの調整力を備えた原子力発電所が必要不可欠だが...

- 利点

- 同期発電機であり大規模電源でもあるため電源として単純に優れている

- 限界費用は再エネと同様0、福島での事故を加味してもまだ既存原発の再稼働コストは安い

- 燃料費は発電コストの15%程度、かつそのうち加工コストが半分程度なのでウラン価格費用に占める割合が低く、経済安全保障資する

- 欠点

- 既存原発に調整力を担わせるのは経済的理由から難しい(技術的には可能だが...)

- 事故が起こった時の恐怖感から賛否が分かれ、利用のための政治コストが高い上に政治家はそれを払おうとしないので期待できない

- 安全対策及び特重施設設置の問題から東日本大震災から止まっている原発については迅速な再稼働は期待できない

まとめ

1. 価格面で起こること

 現状の市場システムでは燃料調達スポット市場への依存を促す仕組みになっており、資源価格の上昇がより厳しい形で市場に跳ね返る。そしてそれは最終的に一般消費者負担させられる構図が出来上がっている。特にエネルギー価格は逆進性があるため、低所得者への支援必要不可欠。

2. 脱炭素面で起こること

 VREの導入はこれからも進んでいくだろうが、主力電源化を進めるためにはVREの変動をカバーできるシステム必要蓄電池は有力な候補だが、主力電源化に必要レベル蓄電池導入のコストを誰が負担するのか決まっていないため、不透明と言わざるを得ない。このままでは長期的な変動はともかくとして、短期的な天候の変化にも対応できず、春や夏でも晴れた日には出力抑制常態化するのに夜間や荒天の日には火力発電所がフル稼働する日常が迫っており、電力の脱炭素化は遥か遠い目標となる。

3. 安定供給面で起こること

 中長期的なバックアップ電源を保障するシステムが今の日本には存在しない。現状が進行すると3/22のような需給逼迫警報特に冬の時期に日常化しうる危険性がある。小売事業者に適切に発電設備資本費を負担させる仕組みおよび長期的な発電事業者収入保証する仕組みが必要。安定供給破綻に近づいている。

と、ここまで書いてきたが結局再エネの主電源化を妨げているのは制度設計のまずさとしか言いようがない。FITは再エネ導入に大きな役割を果たしたが、野放図な開発を招き、加えて電力系統不安定さを招いた。パネル設置者が固定価格で買い取ってもらえる一方でそれによって増大した再エネ賦課金と安定供給維持のコストは広く国民負担するハメになるのでまさに外部不経済しか言いようがない。理念が間違っているわけではないのだが、安定供給と再エネの柔軟性確保に誰が責任を持つのかはっきりすべきだった。つまりこれらは政治責任であり、政治コストを払わなかった政治家の責任である。最も現実的選択肢としての(特重施設設置期限の延長による)原発再稼働も政治コストの高さから誰もやろうとしない。票にならないことを政治家がやりたがらないのはわかるが政治家の失策コスト国民が払い続ける現状はおかしい。参院選の後からでも日本の電力の未来責任あるビジョンを示す政治家が現れることを期待したい。

anond:20220402032958

2021-01-24

anond:20210123230738

地球温暖化二酸化炭素に限れば、誰が排出しても地球すべてに影響が出てそれはこれから未来全てに影響及ぼすっていう、地域未来の二重の外部不経済があるのでまさしく世代闘争っす

ぶっちゃけ個人アクションでなんか変わる規模じゃないからどうでもいいけどね

2020-08-06

[] 外部不経済

費用や便益が当事者以外に及ぶことを「外部性」といい、これらは大まかに正と負に分けられる。

そして負の側面が強い外部性(つまり第三者不利益が及ぶこと)を「外部不経済」というようだ。

なお、外部性金銭的なもの技術的なものとに区別され、よく取り沙汰されるのは技術的な外部経済の方らしい。

anond:20200806091138

公害レベルに多発し社会問題化してるなら、外部不経済と言っても過言ではないけど、

誤配送だとかのトラブル第三者を煩わせる程度のことは立派な大企業だってつつけば出てくる程度にはありふれた事だろう。

程度の問題よ。

第三者善意に甘えるのが絶対ダメとは思わんし、甘えて首尾よく何割かは受理してもらえたほうが、お互い合理的省エネ経済的なことの方が多い。

まり現状では不経済だのを持ち出すのは過言だし、ちょっと嫌な目にあったからって企業価値ゼロのように言い放つのは幼稚。

例えるなら「おたくホスティングしてるメールサーバーから迷惑メールが来たんですけど? 業者には警告しておくのでメールは削除してください? なんで俺が消さなきゃならんのだミスクリックURL踏んだらどうしてくれる、これだから電子メール存在価値がない、電子メール廃止して手紙郵便事業だけやれよ」って言ってるようなもん 。

廃棄拒否の人だって自分が廃棄処理する労力は譲らなかったくせに調べて電話代や時間を使うコストは率先して負担してるじゃないか。本当に関わる気がなかったら連絡すらせず放置すればいいのに。なんかネット他人ゴリ押ししてた好きでもないアニメをわざわざ見に行って掲示板文句を書き散らしてる人みたいなメンタルを感じるんだよね。

anond:20200806075409

外部不経済起こしてるんだから「成り立ってない」んだよ。

公害起こした企業が立ち行かなくなるのと一緒。

手前で責任取って初めて成り立ったと言える。

2019-12-08

長期停滞下の経済政策

サマーズ氏はこれまで唱えた仮説を学術論文で補強するなどしているが、主張の大筋は変わらない。第1に先進国では需要構造的に不足しており、ケインズ的な景気循環への対応では不十分だ。第2に金融政策効果日本欧州の例をみても特に小さく、これは経済の需給にとって中立な「自然利子率」そのものが急低下しているためと推測される。追加の金融緩和余地も小さく、金融仲介機能を妨げるので、経済にとってもむしろマイナスかもしれない。その一方で、第3に財政政策は成長率の押し上げに効果を発揮してきた。低金利を生かして支出を拡大すべきであり、環境関連投資の拡大や、企業設備投資を促す施策有効だ――。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51594960Q9A031C1I00000/

最近日本経済新聞ラリーサマーズの長期停滞論が何度か取り上げられています。これも文字で読むよりはISカーブを使うと分かりやすいと思います。みなさん、お手元の紙の縦軸にrを、横軸にYをとって、右下がりのISカーブを描いてください。横軸の適当場所Y1を取って、上に向かって伸ばしてください。ISカーブと交差する箇所から左に向かって線をひいて縦軸とぶつかる場所r1と書いてください。Y1が潜在GDPr1自然利子率です。縦軸のr1の上の適当なところに点をとって0(ゼロ)と書いてください。ISカーブや潜在GDP説明は省きます

現実の財市場ISカーブで示されますが、これが潜在GDPY1)と一致する水準が"自然利子率"(r1)です。サマーズのいう「長期停滞(Secular Stagnation)」とはr1<0の状態をいいます

需要(=C+I+G+NX)<潜在GDP場合(これを放置するとデフレが進行しリストラが始まります)、利子率(r)を低下させて投資(I)を増やせば総需要も増えて総需要=潜在GDPとなりますが、0>r1場合は、金融緩和をやり尽くして現実の利子率をr1にしたら、もう金融政策はすることがなくなります

Y=C+I+G+NXY1で、Iを増やせないとしたら、方法は3つしかありません。

ドイツのようにNX(純輸出)を増やすもっともこれがいくらでもできるのはドイツのように為替レートや貿易障壁など交易条件が制度的に有利に設定されている場合に限られますし、他国NXを削っているので、世界中が長期停滞に陥っていれば他国貧乏にするものすごく迷惑方法です。サマーズが国際協調立場からドイツ国際的監視せよと主張しているのはそのせいです(※1)。

日本のようにG(政府支出)を増やすトランプ政権のように減税でC(消費)を増やす。いずれも財政悪化します。

あるいは下げられないはずの利子率(r)をさらに下げ、その効果をIではなくてバブルにつなげてCを増やすという方法もありますサマーズは金融危機前はバブルのおかげでY=Y1が達成できていたとみています(※2)。

日本経済新聞記事で「第1に」「第2に」「第3に」と並べられてる内容については、需要構造的に不足して自然利子率がゼロ以下になっているので、金融政策無効で、財政支出しかないでしょう、せっかく財政支出をするなら長期的な成長につながるようなものに出しなさいとまとめた方がわかりやすいでしょう。

いずれにせよ、かつてのケインズのようにまったく新しい経済政策を誰かが発見するか、科学技術上の大発明あらた需要を作り出してくれるまでは(いつになるかはわかりませんが・・・ロバートゴードンは、AIロボット家電製品自動車ほどじゃない、あんなすごい発明は今後も無理でしょ、としていますが(※3)、技術需要に結びつくのには時間がかかるのだからまだわからない、という意見もあります)、バブル金融システムリスク晒すか、減税か大規模財政支出財政破綻のリスクを高めるか―今は高くないですが―どれかしかないのです(もちろん、みんなで貧しく生きようというのもあります。)。

なお、減税といってもCに与える影響はさまざまですが、一般的貧乏な人の方がMPC限界消費性向)が高いうえ、日本低所得者所得税負担は既に低いので、するなら消費税減税でしょう。今主張しているのはれい新選組です。

安部政権は国と地方あわせて13兆円の財政支出をまとめようとしています。但し、その年のGDPだけかさ上げしてあとはさっぱりといったものではなく(典型的なのは誰も来ないコンサートホールなど)、地球温暖化対策のように社会的に意義がありかつ外部不経済を解消するとか、潜在GDPを長期的にあげるような有用支出必要です。私は何が有用支出なのか、例えば小中学生パソコン一人1台用意するのが良いかいかさっぱりわからないので、マスコミでその点をしっかり議論をしてほしいのですが、残念ながら日本は主要な野党経済に関心が薄いうえ、主要な新聞そもそも財政支出の拡大に反対しているので、安部政権に丸投げ状態です。

※1 "Global economy is at risk from a monetary policy black hole" By Lawrence H. Summers , Financial Times, OCTOBER 12 2019

https://www.ft.com/content/0d585c88-ebfc-11e9-aefb-a946d2463e4b

その他ドイツ事情についてはマーティンウルフ"日本化しないドイツ幸運" 日本経済新聞フィナンシャルタイムズ2019年11月1日 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO51634760R31C19A0TCR000/

※2 "もしもあなたが少し過去を振り返り、金融危機以前の経済について調べたら、ちょっと奇妙なことに気づくでしょう。多くの人が当時の金融政策ユルユルすぎたと信じています。みんなあの頃は膨大かつ過剰な貸付けが行なわれていたのだという意見に賛成していますほとんどすべての人が、家計保有していた富はバブルだったと考えています。過剰なお金、過剰な債務、過大な資産・・・でもそんなに景気良かったでしょうか?設備めいっぱい稼働していたわけではありません。失業はすさまじい低水準だったというわけでもない。インフレなんてまったくなかった。そう、どういうわけかグレート・バブルですら総需要を過剰にするにはまったく足りなかったのです。" IMF Fourteenth Annual Research Conference in Honor of Stanley Fischer Washington, DC November 8, 2013

http://larrysummers.com/imf-fourteenth-annual-research-conference-in-honor-of-stanley-fischer/

※3 ロバート・J・ゴードンアメリカ経済-成長の終焉」(日経BP2018年

https://www.amazon.co.jp/dp/B07KWMYP13/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

過去増田です)

"れい新選組立憲民主党 どちらが正しいか (自民党とどちらが正しいか追記しました) "

https://anond.hatelabo.jp/20190622204530

"金融政策はこれからマクロ経済の安定化ツールであり続けることができるのか サマーズとクルーグマンツイートより"

https://anond.hatelabo.jp/20190824134241

"国土強靱化いつやるの?今でしょう!"

https://anond.hatelabo.jp/20191014111057

"お金が余ると財政健全化できない?そんなバカなことあるか!...あるんです "

https://anond.hatelabo.jp/20191111070842

2018-11-06

つの理由経済学で言うところの外部不経済だね。

ある工場製造された商品の作り手と買い手の当人たちにとってはプラスの便益があるが、

その製造過程で深刻な公害が引き起こされるならその社会的な不便益によって禁止されうるというやつ。

望まぬ妊娠によるできた子の不便益、性病等の拡大、風紀悪化に伴う害、といったもの100%管理して

抑えることは出来ない。

anond:20181106132747

2013-08-23

http://anond.hatelabo.jp/20130821224510

ブコメ見た限り

呼び水にしてめいめい勝手に車の外部不経済を論じてるだけだから

君が出した数字が本当か嘘かなんて誰も気にしてないし、誰にも影響してないよね…


あと新書サイズぐらい薦められた日の内にサクッと読了するスピード感がないと

2年目からすでに大学に来る意味がなくなるっつーか

学部レベル勉強も身に着かないことになるよ


そんな本は大学開いてる時の行き帰りにサクサクッと読むもの

1年生の夏休みもっと大著にチャレンジしないといけない


って誰も君にアドバイスしてくれなかったなら君は不幸な環境に居るし

アドバイスされたのに聞かなかったなら見込みがない

2012-12-01

http://anond.hatelabo.jp/20121201210607

郊外に在住・都市労働という形なら互恵関係だとは思う

法人税都市に、住民税郊外に落ちるので

それぞれお互いに利益不利益もあってある程度のバーターは効いている

けれど元増田一家はおそらく都市在住、都市労働でしょう

都市に住んで郊外に働きに行くパターンもあるが、逆より相当少ないはずなので)

そして「子供向け施設」「屋内型遊戯施設」は郊外に求めている

こうなると、元増田一家の法人税住民税都市自治体に落ちるけれど、その税金で整備して住人に提供すべきもの提供しているのは隣県の郊外の別自治体

これは、都市郊外フリーライドしていると言えるのでは?と

ファミレスについては純然たる商業施設なので何とも言えない)

また、元増田千葉埼玉ドライブに行くんですよーと楽しんでいるならまあいいけど、どうもそうではなく、近場に施設がない(廃止された)ので仕方なく遠出している節が伺われる

ならばそれは、行政不作為や、ことによると作為によって生み出された外部不経済元増田負担していることになるのではないか

商業的に最適化した皺寄せが住人の負担として現れるのは望ましくない

元増田がそんなコストを払わなくていいようにするのが行政仕事ではないのかと思う

それをしないなら、都市行政が住民の負担フリーライドしているとも言えるのではないか

子育てコストを払わないフリーライダーは誰か?

http://anond.hatelabo.jp/20121130193539

子供レス社会への最適「化」というが、元々ではないか

都市本質的に、生産年齢の労働者地方からつまんでくる構造になっている

元増田子育てをする立場になったか顕在化して見えるのでは

江戸だって男やもめがいっぱい流入してたわけだから現代都市病理表現するのさえ近視眼的で、都市というもの自体が持っている特性だと思う

都市には元々子育て機能が十分に存在しない

少ない下町の土着住人分ぐらいしか育児に割く人手やスペース等諸々のキャパがない

から都市子育てをよそでやらせる方式で成立しているエリアなんだ

地方で生まれ育つ

労働力になったら都市に流入

・働けなくなったら地方に帰るか野垂れ死ぬ

子育てコストはかなりの部分を地方負担してきたことになる

揺籃と墓場地方任せにして真ん中の美味しいところを集めて成り立つのが、都市

変わったとすれば、地方が疲弊してもはや揺籃と墓場の役を果たさなくなり、また地方都市(→地方)という生活史が成り立たなくなったこと

都市育児キャパはるかに超えた人口を抱える団地郊外で生まれた在都移民二世がそのまま都市に居着いて在都三世を産み育てるターンになり、地方に足場の存在しない、都市での育児という問題が表面化したと

都市子供レス社会化しているのではない

都市はまったくこれまで通り

ところが地方に根を持たず都市子育てする在都二世三世が膨れ上がって、都市キャパを越えてしまい、その分をもうどこも持とうともせず持てもしない

都市地方人口融通システム機能不全に陥ったということだ

ぶっちゃけると、移民問題と同じ

その地方役割をかわりに担い出したのが郊外だ、ということだろうか

さて、都市地方育児というコスト押し付け、「金の卵」を持っていく

放っておけば都市地方から収奪するフリーライダーになる

そこで、経済的に最適化して美味しいところをつまんで生まれた富を、仕送り地方交付税地方還元する

都市地方システムはそうやってバランスするように調整されていた

翻って都市郊外はどうだろう?

どうも、都市フリーライダーであるように思われる

子育てするのにクルマで隣県まで行かなきゃならんてのはやっぱ不合理で、外部不経済ですよこれは

自由経済に任せればこうした都心郊外役割分担が必然的に生まれるのだとすれば、その必然によるアンバランスに介入するのが行政役割

子育てに適した遊戯施設を提供してくれる郊外自治体東京都渋谷区が金を出す」

「あるいは、それぐらいなら渋谷区遊戯施設を行政主導で用意する」

といった風に棹さして外部不経済を是正するのが行政仕事

自由経済の流れに任せるなら行政いらんのです

2011-04-05

http://anond.hatelabo.jp/20110405173655

質問に関して

拡散と余剰プルトニウムについてのリスク評価

現在日本にあるプルトニウムが、核拡散につながる理由が不明。

「余剰」プルトニウムは、高速増殖炉計画で必要になるため、余剰になるとは言えない。

また、どちらもIAEAなどから苦情が出ているわけではない。

核燃料廃棄コスト補助金投入まで含めた維持、管理コスト

以下のように明記してあるため、加筆修正の必要なし。税金補助金関係は、詳しくは「資源・エネルギー関連予算案の概要」「電気事業と税金 2010」を参照。

「"原油2004年から2011年の間に5倍"とだけ挙げて、天然ガスに触れない」という指摘に対して不適切だと示すURL呈示

原油価格5倍は、NYMEX4月先物(WTI)の価格ではあるが、ドバイシンガポールでも傾向は変わらない。

また、LNG価格は、化石燃料価格は代替性がある、つまり価格連動性が高いので省略した価格についての情報を確認した場合は、「グラフで見る石油2009」のP.33を参照。

新興国需要の増加で、化石燃料価格が上昇傾向である事は、概ねコンセンサスが取れている事象。今後も上昇傾向である事も、一般的な認識だと思われる。

原発に関する環境問題

放射能漏洩による汚染を過少評価していると批判されているのか、それ以外の二次冷却水の廃熱による環境変化などが抜けているのか指摘が明確でない。

前者であれば、原発周辺に一定レベル放射能漏洩したのは、チェルノブイリ福島第一だけになるので、表現としては妥当だと思われる。

後者であれば、具体的な事象を問題を指摘している人があげるべき。

事故発生による外部不経済に関して

今回の災害が、確率的に発生し、かつ被害が防止が不可能だと判断するのであれば、原発限界コスト災害被害額×災害確率を勘定することはできる。

今回の災害被害が、防止が可能な有効な対策があれば、限界コストに対策費用を勘定することになる。

原発コストに加えるべきなのは災害被害額×災害確率もしくは、災害防止コストになる。

もちろん事故災害の調査が済んでいない以上、誰にも適切な評価は不可能論理的な原発推進派と、論理的な反原発派では、限界コストの再評価で見解の相違があるのだと考えられる。

また、社会的厚生関数にはリスク回避度も入ると考えられるため、同じコストでも個人のリスク選好度で評価が変わる。論理的な原発推進派と、感情的な反原発派では、リスク回避度による心情的な違いがあるのだと考えられる。

質問への回答に関して

質問や指摘には建設的に応えるべきだ。

はてな匿名ダイアリートラックバックをお待ちしています。

特に、出典の少なさは私も気になる。

学術論文はないので、出展や引用は極力減らした

2010-09-14

http://anond.hatelabo.jp/20100914123712

横じゃない人だが

それが生み出す被害よりも、それが生み出す利益が勝っていれば、たまさか被害にあった人は泣いてくれという意見だからね。

これはその通りで、

正直に申し上げて、

飲酒厳罰化推進者の俺も

飲酒厳罰化反対派の彼も

「被害(人命含む)と利益を天秤にかけて判断しよう」

という基準では一致しているんだよねw

厳罰化反対派の彼だけが言ってんじゃなく。

(まあ命を幾らに見積もるかは意見が食い違ったかもしれないし

 俺は事故以外にも泥酔アルハラとかの外部不経済も持ち出すつもりだったけど。)

数字が出揃わなかったから何となくお開きになってしまったけど)

2008-11-28

不器用な奴らが、何を前提することによって生を保ち、過ごし、価値差し出すかってこと

【辿り着いたのは、「死」は自分に属さないという考え方】(吉本隆明あたりから。)

死が自分のものじゃないってことが言えるだけでね。

でもそれは十分、生きるための「抜け道」にはなったんですよね。

それで結局、生きる価値はどこにあるんだ?

それはちょっとね、本当にわかんないですね。わからないでしょう。

何で価値があるかなんて、わかんないですよね。

わからなくても、ある場合には何かに夢中になってるから、その時間があるから、まあ、間に合っているというか、

生きてるほうにいるわけだけれど、生きてどうするんだなんて言われても、そんなの何もないですよね。

そんなものないし、あるぞ、みたいなことを言うのはおかしいんじゃないかと、逆にそう思いますよね。

そこからスタート

そうするってーと。

何によって(酔って)基礎づけるだな。

【Based on ・・・・what?】

・Based on endowment

バッキンガムあたり?

・Based on acted list

・Based on wants

ex おいしい、きもちいい、はやい、やすい、うれしい、すごい、たのしい、すがすがしい、たすけたい

・Based on needs

ex Opportunity Gapを埋めるから、Hope Gapを埋める。

「Everyone can make a difference」を信じることすらできなくなるという状態を指すのでしょう。

が2段目。

だけど、ポストモダニストが行動を制約してくるんで。

【「何が問ふに価するのか?」と問ふことはあまり大したことじゃない】

「何が問ふに価するのか?」と問ふことはあまり大したことじゃないと思える。

最初から価値が決まっている問題なんかありはしない。

そもそも価値が決まるという、そのプロセス自体に価値が.....とかいって無限後退に陥るばかりなのだ。

そうしたら先はみえている、

いざ!言語問題へ立ち行かん! といって爆死するのだ。(本当かよ.....)

私は、そういった人間を何人も見てきた。

そう。自分の中に。(結局そういうおちか......)


私がその問題にどれだけ没頭できるか、人生を費やし、命を賭けられるか、それだけが問ひの価値を決め、行為の価値を決めるのだ。

この哲学を刻魂せしものが世の中では結局のところ強い。

圧倒的に。

「私は、真善美というものを設定する前段階でうろーうろーとしているので、固有な真善美を基軸にして世を誘うなんて、生来おこなえぬたちなんですよ♪」

なんて思ってはいないか?

うそこけ!このボケが!

そういったことは考える時点で、バカ丸出しだし、意外と世の中的なことは出来ちゃえると思います。

バカ丸出しという理由は、上記の言明を吐くもののが単に慈愛をもとめているだけと思われるからだ。

あとは、思考が生煮えの状態で垂れ流しにしてるってのもあるなあ。

この症状がみられるのは、承認欠乏病か、身体未動病の方である。

処方箋としては、彼氏彼女)つくるか、三鷹天命反転住宅にでもいくことだ。

決してジブリをみてはいけない!

というのが3段目。

ここまできたら楽なもんだ。

あとは「それだけですか?」というのに耐えることかな。

つまりは自分モニターできることのみを扱うってこと。

肥大する志を抱く事、分を弁えることの重ね合わせ。

さいきんミッションビジョンの1大ブームやけどさ(「感じるマネジメント」)、かなり政治的だね。

そういうミッションファシスト性でこけちゃう貴方

そのための競争があるのだ!

独占、寡占じゃなきゃいいんだもんね。

なるほど。

市場原理ってのは、ミッションファシスト性を緩和してくれるのか。

って、マクミラン(「市場を創る」)が書いてたわ。嘘

市場の妥当性原理(この5つをどのようにデザインしていくか)

(1)情報スムーズに流れること(情報の非対称性、取引コスト

(2)人々が約束を守ると信頼できること

(3)競争が促進されていること(独占・寡占)

(4)財産権保護されているが、過度にはされていないこと

(5)第三者への副作用外部不経済)が抑制されていること

というのが4段目。

まあ後はなりふり構わずやれってことだな。

五味一男 (「トップ・プロデューサー仕事術」)

「とにかく死に物狂いで一本あてること.一度実績をつくってしまえば信頼されるし、スタッフもついてくる。」

自分おもしろいと思うことではダメなんだ.それに気づいたことがターニングポイントになりました。」

もっておくと健康的な態度は。これかな。

【思考の浅さへの向き合い】 (吉本隆明あたりから。)

人は「自分は、このようにちゃんとしたことを考えているんだ」と強く思えば思うほど、

周りの他人が自分と同じように考えていなかったり、全然別のことを考えていたりすると、

それが癪にさわってしょうがなくなる、ということでね・・・。

でも、それはやっぱりダメなんですよ。

真剣に考える自分の隣の人が、テレビお笑いに夢中になっていたり、

遊んでいたりするってことが許せなくなってくるっていうのは、間違っているんです。

2008-06-15

http://anond.hatelabo.jp/20080615215139

「修正」じゃなくて否定って表現で担保しといて良かったと思いました。で、投機の必要性は否定するんでしょうか?「別人だから否定しても自己矛盾じゃない→否定」と読むべきですかね。

こちらが書いたのを読めば、どう見ても否定してないと思うんだけども。

投機と実需、投機と商売は区別しにくい、ギャンブルでも勝手にやればいいとかいてるように投機するなといいたいわけじゃない。

外部不経済を防ぐために値段を上げたかったら投機じゃなくても良いですよね。暫定税率とか。食料価格の高騰に至っては、むしろ農地目的森林伐採の進行を早めていて外部不経済を拡大させてすらいます。そういうわけで、外部不経済で論点を発散させてもあんまり意味は無いんじゃないかと。

資源の最適な配分につながるかどうかを論じてたのでは?その場合は外部経済にも発散させて論じる必要ありでは?現実市場は不完全なのに完全と決め付けて経済活動の意義を論じるのはあまり意味ないはず。面倒だから手っ取り早い結論がほしいということならとめはしないけど。

実需の追認って、んなわけ無いでしょう。後から来た投機屋に売るために買うんです。後から来た投機屋に実際に売れると見込むから買うんです。弾けたら負けの爆弾ゲーム。まぁ、実際には投機屋と同じ値段で買ってくれる実需者にも売るわけで、要は買ってくれれば誰でも良いんですけど。

んなわけないと言い切れる根拠がわからん。実需者もその値段で買うのに実需の値段じゃないと決め付けるのは強引過ぎるように感じる。結局気にいらない価格は均衡価格じゃない、実需じゃないと決め付けてるだけにしかならないような。

流通小売業商品の入手を助ける点で付加価値を与えてると言えるわけで、そういう人が仕入れ価格コストを上乗せして売るのはむしろ当然のような気がするので、これをギャンブルと呼ぶのには抵抗感があります。

投機の場合だって結局は誰かに売ってるんだから入手の手助けであり、先物なら将来の需給変動予測の手助けでは?流通だって売れるとは限らないんだからやはりギャンブルと大きな差異はないように思う。単に投機は個人的に嫌いだが小売はそうじゃないというだけに見える。

市場原理は良いものですが、そこに投機家は必要でしょうか?市場原理を肯定するのと投機家を肯定するのには別の理由付けが必要に思います。

そもそも○○の必要性なんて人それぞれ。すべての人から必要とされてる商品サービスばかりなわけでもない、自分がいらないから規制してしまえというのは乱暴だなと思う。投機が必要なサービスと思う人もいれば思わない人もいるというだけの話。

http://anond.hatelabo.jp/20080615162545

ここに来てようやく問に答えるレスがついたので嬉しい話でございます。

レスそれぞれに反応するのも大変なので、纏めて色々と。

個人的にはhttp://anond.hatelabo.jp/20080615175727]が最も優れて投機マネーの積極的肯定理由を示しているように思います。

ただ、株であれば「実需」は経営や配当や差益なので、変動の触れ幅が広がる迷惑はともかく、株価が上昇する分には困らないように思いますが、原油や食料品の場合、価格投機的な変動は嫌だけど、金の流れが滞るのも嫌という両者を天秤にかけた際に、投機的な変動のリスクを株に比べて重視する必要があるような気がします。

また、株であれば、特に経営や配当を念頭に置けば保有自体が「実需」の目的となりますが、原油や穀物は消費が「実需」の目的であって、持ってるだけじゃ意味ないので、需要者がいるのに売る人が誰もいないから買えないという事態は、株式市場よりも生じにくいでしょう。

そうであれば、投機マネーで作っておくべき「あそび」はより小さくても良い事になりそうなので、投機に歯止めをかける事は正当化されるのではないかと。

現在マーケット制度といっても商品によって情報の伝播速度も市場の閉鎖性もバラバラで、全ての商品市場が全く同じマーケット制度を採用しているわけでもないわけで、例えば食料品市場では金融商品市場よりは制限的な制度を採用しても良いのではなかろうかと。株やサブプライム証券を買うのと同じ感覚で原油や穀物を買うのは、商品価格の上昇の影響を考えると、あまりよろしく無いように思います。

まぁ、単純に言ってしまうと「株と食料を同じように扱って良いのか」という疑問です。

http://anond.hatelabo.jp/20080615180441]

よくわからないのですが、その相場形成には投機家は必要でしょうか?

十分な数の需給者がいれば相場は形成されるわけで、投機家の参入がより信頼にあたる相場形成に役立つというのであれば、その根拠が知りたいところです。

むしろ、投機家の参入こそが、バブルのような危険相場形成を招くようにも思われるのですが。

http://anond.hatelabo.jp/20080615185933]

その人とは別人。

「修正」じゃなくて否定って表現で担保しといて良かったと思いました。で、投機の必要性は否定するんでしょうか?「別人だから否定しても自己矛盾じゃない→否定」と読むべきですかね。記事書くほどでもないのでこっちに書いちゃえ。必要性と許容性の区別もつかんのかこの人は。

外部不経済を防ぐために値段を上げたかったら投機じゃなくても良いですよね。暫定税率とか。食料価格の高騰に至っては、むしろ農地目的森林伐採の進行を早めていて外部不経済を拡大させてすらいます。そういうわけで、外部不経済で論点を発散させてもあんまり意味は無いんじゃないかと。

実需の追認って、んなわけ無いでしょう。後から来た投機屋に売るために買うんです。後から来た投機屋に実際に売れると見込むから買うんです。弾けたら負けの爆弾ゲーム。まぁ、実際には投機屋と同じ値段で買ってくれる実需者にも売るわけで、要は買ってくれれば誰でも良いんですけど。

流通小売業商品の入手を助ける点で付加価値を与えてると言えるわけで、そういう人が仕入れ価格コストを上乗せして売るのはむしろ当然のような気がするので、これをギャンブルと呼ぶのには抵抗感があります。

市場原理は良いものですが、そこに投機家は必要でしょうか?市場原理を肯定するのと投機家を肯定するのには別の理由付けが必要に思います。

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